JPH0914238A - 筐体のネジ締結部の構造 - Google Patents

筐体のネジ締結部の構造

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JPH0914238A
JPH0914238A JP16877295A JP16877295A JPH0914238A JP H0914238 A JPH0914238 A JP H0914238A JP 16877295 A JP16877295 A JP 16877295A JP 16877295 A JP16877295 A JP 16877295A JP H0914238 A JPH0914238 A JP H0914238A
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JP
Japan
Prior art keywords
screw
case
insert
mounting portion
screw mounting
Prior art date
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Application number
JP16877295A
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English (en)
Inventor
Kimihiko Watanabe
公彦 渡邊
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 第1,第2のケース1,2間に基板3を入れ
て嵌合させ、第1のケース1のネジ取り付け部4に設け
られた透孔5にネジ8を通して、このネジ8を第2のケ
ース1のボス6の中央部に圧入されているインサート9
のネジ孔に締結すると、ネジ取り付け部4とボス6によ
りインサート9のフランジ部9aが挟み付けられた形で
第1,第2のケース1,2が固定される。 【効果】 ネジ取り付け部のほぼ底面全体がフランジ部
に密着して支えられるため、このネジの頭部の下側の部
分に局部的が力が加わることがなく、ネジ取り付け部の
疲労破壊を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂製の一対のケース
から成る筐体のネジ締結部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機等においては樹脂モールドに
より形成されたの一対のケースをネジで固定して筐体を
構成するものがある。図7はこの種の筐体におけるネジ
締結部の構造の従来例を示す断面図、図8は同従来例の
分解斜視図、図9は図8の要部拡大図である。
【0003】図において1と2は携帯電話機等の筐体を
成す一対の第1,第2のケースで、それぞれ樹脂モール
ドにより形成されている。3はこの筐体内に配置される
基板で、この基板3には図示しない回路部品が実装され
ている。4は第1のケース1に形成された断面形状が凹
状のネジ取り付け部、5はこのネジ取り付け部の底部中
央に設けられたネジ挿入用の透孔、6は前記ネジ取り付
け部4と対応するように第2のケース2に形成された断
面形状が凸状のボス、7はこのボス6の中央部に設けら
れた孔に圧入された筒状の金属製のインサートであり、
このインサート7の内側には金属製のネジ8に対応した
ネジが切られていて、これによりインサート7の内側は
ネジ孔となっている。
【0004】尚、8aはネジ8の頭部である。この構成
は、第1,第2のケース1,2間に基板3を入れて嵌合
させ、第1のケース1のネジ取り付け部4に設けられた
透孔5にネジ8を通して、このネジ8を第2のケース1
のボス6の中央部に圧入されているインサート7のネジ
孔に締結することでケース1,2が固定され、筐体を構
成するものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成では、第2のケース2のボス6の中央部に圧入さ
れているインサート7が、製造バラツキ等によってボス
6の面上から突出した場合、図7に示したようにネジ取
り付け部4とボス6の間に間隙gが発生して、前記ネジ
取り付け部4の支えがなくなるため、ネジ8の締結を何
回も繰り返すと、このネジ取り付け部4のネジ8の頭部
8aの下側の部分4aがネジ8の頭部8aから受ける力
によって疲労破壊するという問題があった。
【0006】また、筐体を防水仕様にする場合に、上述
した間隙gが生じると、ネジ8を締めつけても、図7に
矢印aで示したようにネジ取り付け部4から透孔5を通
って進入する水が、間隙gを通って第1,第2のケース
1,2により構成される筐体内に矢印bで示したように
浸透してしまい、所期の防水機能を得ることができない
という問題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るため、本発明は、樹脂モールドにより形成された第1
のケースと、同じく樹脂モールドにより形成され、該第
1のケースと共に筐体を構成する第2のケースを備え、
前記第1のケースに設けられた凹状のネジ取り付け部に
頭部を有するネジを通し、前記ネジ取り付け部に対応す
るように第2のケースに設けられた凸状のボスにインサ
ートを圧入して、このインサートに設けられたネジ孔に
前記ネジを締結することで前記第1のケースと前記第2
のケースを固定する筐体のネジ締結部の構造において、
前記インサートの一端に前記ネジ取り付け部と前記ボス
の間に介在するフランジ部を形成して、前記ネジをイン
サートに締結したとき、前記ネジ取り付け部の底面がフ
ランジ部に密着するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】このような構成を有する本発明は、インサート
が製造バラツキ等によってボスの面上から突出し、その
状態でネジの締めつけを繰り返し行うことにより、ネジ
取り付け部におけるネジの頭部の下側の部分がネジの頭
部の締めつけ力を受けても、ネジ取り付け部のほぼ底面
全体がインサートのフランジ部に密着して支えられるた
め、このネジの頭部の下側の部分に局部的に力が加わる
ことがなく、従ってこの部分の疲労破壊を防止すること
ができる。
【0009】また、ネジ取り付け部から透孔を通って水
が進入しようとしても、ネジ取り付け部のほぼ底面全体
がインサートのフランジ部に密着しているので、水は第
1,第2のケースにより構成される筐体内に浸透するこ
とがなく、所期の防水機能を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下に図面を参照して実施例を説明する。図
1は本発明によるネジ締結部の構造の第1の実施例を示
す断面図、図2は同実施例の分解斜視図、図3は図2の
要部拡大図である。図において1と2は樹脂モールドに
より形成された筐体を成す第1,第2のケース、3は図
示しない回路部品が実装されている基板、4は第1のケ
ース1に形成された断面形状が凹状のネジ取り付け部、
5はこのネジ取り付け部の底部中央に設けられたネジ挿
入用の透孔、6は前記ネジ取り付け部4と対応するよう
に第2のケース2に形成された凸状のボス、8は金属製
のネジ、8aはネジ8の頭部であり、これらは従来のも
のに相当するので同一の符号で示している。
【0011】9は筒状の金属製のインサートで、その内
側はネジ8に対応したタップが切られており、これによ
りインサート9の内側はネジ孔となっている。また、こ
のインサート9の一端には外側に張り出したフランジ部
9aが一体に形成されており、このフランジ部9aが第
2のケース2に設けられたボス6上に位置するように、
インサート9はボス6の中央部に設けられた孔に圧入さ
れている。
【0012】次に、上述した構成の作用について説明す
る。まず、第1,第2のケース1,2間に基板3を入れ
て嵌合させ、第1のケース1のネジ取り付け部4に設け
られた透孔5にネジ8を通して、このネジ8を第2のケ
ース1のボス6の中央部に圧入されているインサート9
のネジ孔に締結すると、ネジ取り付け部4とボス6によ
りインサート9のフランジ部9aが挟み付けられた形で
第1,第2のケース1,2が固定される。
【0013】この場合、例えば、インサート7が製造バ
ラツキ等によってボス6の面上から突出し、その状態で
ネジ6の締結を繰り返し行うことにより、ネジ取り付け
部4のネジ8の頭部8aの下側の部分4aがネジ8の頭
部8aの締めつけ力を受けても、図1に示したようにネ
ジ取り付け部4のほぼ底面全体がインサート9のフラン
ジ部9aに密着して支えられるため、このネジ8の頭部
8aの下側の部分4aに局部的が力が加わることがな
く、従ってこの部分の疲労破壊を防止することができ
る。
【0014】また、矢印aで示したようにネジ取り付け
部4から透孔5を通って水が進入しようとしても、前記
のようにネジ取り付け部4のほぼ底面全体がインサート
9のフランジ部9aに密着しているので、水は第1,第
2のケース1,2により構成される筐体内に浸透するこ
とがなく、所期の防水機能を得ることができる。図4は
本発明によるネジ締結部の構造の第2の実施例を示す断
面図、図5は同実施例の分解斜視図、図6は図5の要部
拡大図である。
【0015】この実施例はインサート9に形成されたフ
ランジ部9aのネジ取り付け部4と対向する面にネジ孔
を囲うように円形の溝9bを設けて、この溝9b内にゴ
ム等のパッキン材料により形成したOリング10を配置
したもので、その他の構成は第1の実施例と同様であ
る。このような構成による第2の実施例は、ネジ8をイ
ンサート9に締結してケース1,2を固定すると図1に
示したようにネジ取り付け部4のほぼ底面全体がインサ
ート9のフランジ部9aに密着して支えられるため、第
1の実施例と同様にネジ取り付け部4のネジ8の頭部8
aの下側の部分4aの疲労破壊を防止できると共に、フ
ランジ部9aの溝9b内にOリング10がネジ取り付け
部4の底面に圧接するため、より確実な防水性が得られ
ることになる。
【0016】尚、この第2の実施例において、Oリング
8の導電性を有するパッキン材料で形成し、第1のケー
ス1の内面にメッキを施せば、第1,第2のケース1,
2から成る筐体内を安定して電磁的にシールドすること
ができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、樹脂モ
ールドにより形成された第1のケースと、同じく樹脂モ
ールドにより形成され、該第1のケースと共に筐体を構
成する第2のケースを備え、前記第1のケースに設けら
れた凹状のネジ取り付け部に頭部を有するネジを通し、
前記ネジ取り付け部に対応するように第2のケースに設
けられた凸状のボスにインサートを圧入して、このイン
サートに設けられたネジ孔に前記ネジを締結することで
前記第1のケースと前記第2のケースを固定する筐体の
ネジ締結部の構造において、前記インサートの一端に前
記ネジ取り付け部と前記ボスの間に介在するフランジ部
を形成して、前記ネジをインサートに締結したとき、前
記ネジ取り付け部の底面がフランジ部に密着するように
している。
【0018】従ってこれによれば、インサートが製造バ
ラツキ等によってボスの面上から突出し、その状態でネ
ジの締結を繰り返し行うことにより、ネジ取り付け部に
おけるネジの頭部の下側の部分がネジの頭部の締めつけ
力を受けても、ネジ取り付け部のほぼ底面全体がインサ
ートのフランジ部に密着して支えられるため、このネジ
の頭部の下側の部分に局部的が力が加わることがなく、
そのため、この部分の疲労破壊を防止するとができると
いう効果が得られる。
【0019】また、ネジ取り付け部から透孔を通って水
が進入しようとしても、ネジ取り付け部のほぼ底面全体
がインサートのフランジ部に密着しているので、水は第
1,第2のケースにより構成される筐体内に浸透するこ
とがなく、所期の防水機能を得ることができるという効
果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による筐体のネジ締結部の構造の第1の
実施例を示す断面図である。
【図2】第1の実施例の分解斜視図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】本発明による筐体のネジ締結部の構造の第2の
実施例を示す断面図である。
【図5】第2の実施例の分解斜視図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
【図7】従来例を示す断面図である。
【図8】従来例の分解斜視図である。
【図9】図8の要部拡大図である。
【符号の説明】 1 第1のケース 2 第2のケース 3 基板 4 ネジ取り付け部 5 透孔 6はボス 8 ネジ 8a 頭部 9 インサート 9a フランジ部 9b 溝 10 Oリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂モールドにより形成された第1のケ
    ースと、同じく樹脂モールドにより形成され、該第1の
    ケースと共に筐体を構成する第2のケースを備え、 前記第1のケースに設けられた凹状のネジ取り付け部に
    頭部を有するネジを通し、前記ネジ取り付け部に対応す
    るように第2のケースに設けられた凸状のボスにインサ
    ートを圧入して、このインサートに設けられたネジ孔に
    前記ネジを締結することで前記第1のケースと前記第2
    のケースを固定する筐体のネジ締結部の構造において、 前記インサートの一端に前記ネジ取り付け部と前記ボス
    の間に介在するフランジ部を形成して、前記ネジをイン
    サートに締結したとき、前記ネジ取り付け部の底面がフ
    ランジ部に密着するようにしたことを特徴とする筐体の
    ネジ締結部の構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の筐体のネジ締結部の構造にお
    いて、 インサートに形成したフランジ部のネジ取り付け部との
    対向面に溝を設けて、該溝にパッキン材料で形成したO
    リングを配置したことを特徴とする筐体のネジ締結部の
    構造。
  3. 【請求項3】 請求項2の筐体のネジ締結部の構造にお
    いて、 溝にOリングを導電性のパッキン材料で形成したことを
    特徴とする筐体のネジ締結部の構造。
JP16877295A 1995-07-04 1995-07-04 筐体のネジ締結部の構造 Pending JPH0914238A (ja)

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JPH0914238A true JPH0914238A (ja) 1997-01-14

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JP16877295A Pending JPH0914238A (ja) 1995-07-04 1995-07-04 筐体のネジ締結部の構造

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JP (1) JPH0914238A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004034760A1 (ja) * 2002-10-11 2004-04-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 携帯端末装置
JP2007047597A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Matsushita Electric Works Ltd 発光装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004034760A1 (ja) * 2002-10-11 2004-04-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 携帯端末装置
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Date Code Title Description
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Effective date: 20011225