JPH09142385A - 船舶の推進装置 - Google Patents
船舶の推進装置Info
- Publication number
- JPH09142385A JPH09142385A JP32365295A JP32365295A JPH09142385A JP H09142385 A JPH09142385 A JP H09142385A JP 32365295 A JP32365295 A JP 32365295A JP 32365295 A JP32365295 A JP 32365295A JP H09142385 A JPH09142385 A JP H09142385A
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- JP
- Japan
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- propeller
- ship
- water jet
- speed
- propulsion
- Prior art date
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- Pending
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウォータージェットで推進する船舶におい
て、操作性が良好で効率のよい運航をすることができる
船舶を得る。 【解決手段】 船舶に設置したウォータージェット装置
とは別にプロペラ推進装置を設置し、これら装置を連動
連結して、スタート時にプロペラ推進装置で運航し、加
速されたのち、ウォータージェットで推進するようにし
た。スタート時や入港時のように強い推進力を要すると
きにはプロペラで推進し、高速度での運航時には、ウォ
ータージェット推進する。
て、操作性が良好で効率のよい運航をすることができる
船舶を得る。 【解決手段】 船舶に設置したウォータージェット装置
とは別にプロペラ推進装置を設置し、これら装置を連動
連結して、スタート時にプロペラ推進装置で運航し、加
速されたのち、ウォータージェットで推進するようにし
た。スタート時や入港時のように強い推進力を要すると
きにはプロペラで推進し、高速度での運航時には、ウォ
ータージェット推進する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は船舶の推進装置の
改良に関し、船舶に推進装置としてプロペラ推進装置と
ウォータジェット推進装置とを設置し、これらを低速航
行時と高速航行時とに使い分けて輸送効率が良く、且
つ、操船が容易な船舶を得んとするものである。
改良に関し、船舶に推進装置としてプロペラ推進装置と
ウォータジェット推進装置とを設置し、これらを低速航
行時と高速航行時とに使い分けて輸送効率が良く、且
つ、操船が容易な船舶を得んとするものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種、ウォータージェットを推
進に利用した船舶としては、搭載したタービンによって
船底から海水を吸い上げて、その海水をジェットして後
方に噴出させ、船体を推進するものがよく知られてい
る。（図４参照）
進に利用した船舶としては、搭載したタービンによって
船底から海水を吸い上げて、その海水をジェットして後
方に噴出させ、船体を推進するものがよく知られてい
る。（図４参照）
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな形式のウォータージェット式の船舶では、タービン
によって船体を浮上させると同時に船体を推進するので
多大の動力を要する。特に、ウォータージェット式で
は、低速航行時に、推進力が弱く、港の離着時のように
強力な推進力を必要とするときに、強いジェットが必要
となり、操船が困難である。
うな形式のウォータージェット式の船舶では、タービン
によって船体を浮上させると同時に船体を推進するので
多大の動力を要する。特に、ウォータージェット式で
は、低速航行時に、推進力が弱く、港の離着時のように
強力な推進力を必要とするときに、強いジェットが必要
となり、操船が困難である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、船舶の推進
のために、プロペラ推進装置とウォータージェット推進
装置とを設置し、これを航行状況に応じて使い分けるこ
とによって、上述のような課題を解決したものである。
のために、プロペラ推進装置とウォータージェット推進
装置とを設置し、これを航行状況に応じて使い分けるこ
とによって、上述のような課題を解決したものである。
【０００５】すなわち、この発明の要旨とするところ
は、船舶にウォータージェット推進装置とプロペラ推進
装置とを設置し、高速で航行時には、ウォータージェッ
ト推進装置で航行し、低速で航行時には、プロペラ推進
装置で航行するようにしたものである。
は、船舶にウォータージェット推進装置とプロペラ推進
装置とを設置し、高速で航行時には、ウォータージェッ
ト推進装置で航行し、低速で航行時には、プロペラ推進
装置で航行するようにしたものである。
【０００６】これら推進装置の航行速度に基づく使い分
けとしては、船体に設けた速度計にこれら推進装置をそ
れぞれ連結し、速度計で検知した速度に基づいて、これ
ら推進装置への伝動を断続するようにするものである。
なお、このような自動制御は、高速航行時のみで港への
発着時のような低速時には、手動で行なってもよい。
けとしては、船体に設けた速度計にこれら推進装置をそ
れぞれ連結し、速度計で検知した速度に基づいて、これ
ら推進装置への伝動を断続するようにするものである。
なお、このような自動制御は、高速航行時のみで港への
発着時のような低速時には、手動で行なってもよい。
【０００７】
【発明の実施の型態】この発明は、上述のように構成し
てあり、港への発着時のように低速で且つ強い推進力を
要する場合には、プロペラ推進装置を使うことによって
安全容易に操船することができる。
てあり、港への発着時のように低速で且つ強い推進力を
要する場合には、プロペラ推進装置を使うことによって
安全容易に操船することができる。
【０００８】そして、外洋等で航行する時には、ウォー
タージェット推進装置を使うことによって、高速航行を
することができ目的地に早く到達することができる。こ
れら低速航行と高速航行の切替えには、船体に設けた速
度計とプロペラ推進装置とウォータージェット推進装置
とを連動連結しておき、速度計の指示作動に基づいて、
両推進装置の作動を制御するものである。
タージェット推進装置を使うことによって、高速航行を
することができ目的地に早く到達することができる。こ
れら低速航行と高速航行の切替えには、船体に設けた速
度計とプロペラ推進装置とウォータージェット推進装置
とを連動連結しておき、速度計の指示作動に基づいて、
両推進装置の作動を制御するものである。
【０００９】これをさらに具体的に説明すれば、推進装
置の切替えのために推進装置の駆動機の後段に伝動切替
装置を設けておき、この切替装置を速度計からの信号で
ウォータージェットあるいはプロペラを選択して作動さ
せるようにすればよいものである。なお、港湾内等での
低速航行時には、手動によりプロペラによる推進をする
ことができるは勿論である。以下、図面に基づいてこの
発明を具体的に説明する。
置の切替えのために推進装置の駆動機の後段に伝動切替
装置を設けておき、この切替装置を速度計からの信号で
ウォータージェットあるいはプロペラを選択して作動さ
せるようにすればよいものである。なお、港湾内等での
低速航行時には、手動によりプロペラによる推進をする
ことができるは勿論である。以下、図面に基づいてこの
発明を具体的に説明する。
【００１０】
【実施例】図において、符号１は船体、２はガスタービ
ン、３はジェットポンプ、４は海水の吸込口、５はウォ
ータージェットの吐出口である。６はプロペラであり、
これも上述のガスタービン２によって駆動するようにし
ている。符号７はミッションケースであり、図１〜図３
に示すものでは、双胴船としてガスタービン２からの動
力でジェットポンプ３およびプロペラ７を選択して駆動
できるようにしている。
ン、３はジェットポンプ、４は海水の吸込口、５はウォ
ータージェットの吐出口である。６はプロペラであり、
これも上述のガスタービン２によって駆動するようにし
ている。符号７はミッションケースであり、図１〜図３
に示すものでは、双胴船としてガスタービン２からの動
力でジェットポンプ３およびプロペラ７を選択して駆動
できるようにしている。
【００１１】上述のように構成した航行装置で港湾内等
を航行する場合は、ガスタービン２の動力でプロペラ６
を駆動する。このときプロペラ６ので推進は低速である
が、推進力が強く、港湾内等での航行に適合する。
を航行する場合は、ガスタービン２の動力でプロペラ６
を駆動する。このときプロペラ６ので推進は低速である
が、推進力が強く、港湾内等での航行に適合する。
【００１２】次に、外洋等において高速で航行する場合
には、ガスタービン２でジェットポンプ３を駆動し、ウ
ォータージェットで推進する。この場合、ウォータージ
ェットの噴出速度は、プロペラの吐出流に比較してはる
かに速くすることができ、従って、プロペラ６による推
進よりも速い速度で航行することができる。
には、ガスタービン２でジェットポンプ３を駆動し、ウ
ォータージェットで推進する。この場合、ウォータージ
ェットの噴出速度は、プロペラの吐出流に比較してはる
かに速くすることができ、従って、プロペラ６による推
進よりも速い速度で航行することができる。
【００１３】すなわち、船舶の推進力は、プロペラの場
合は羽根からの吐出量と平均吐出速度の積で決まり、ウ
ォータージェットによる場合は、ノズルからの噴出量と
その噴出速度の積で決まる。プロペラの場合は、羽根か
らの吐出速度は大きくできないが、ウォータージェット
の場合は大きくすることができるからである。
合は羽根からの吐出量と平均吐出速度の積で決まり、ウ
ォータージェットによる場合は、ノズルからの噴出量と
その噴出速度の積で決まる。プロペラの場合は、羽根か
らの吐出速度は大きくできないが、ウォータージェット
の場合は大きくすることができるからである。
【００１４】このことから、港湾内等で高速を必要とせ
ず、低速で大きな推進力を必要とし、且つ低速でなけれ
ばならない場合はプロペラによる推進が適合し、外洋等
で高速で航行をすることができるところではジェット推
進が適合する。すなわち、この発明によれば、同じエネ
ルギーを消費して船舶を航行させる場合、航行場所に適
合した操船が可能である。例えば貨客を輸送する場合、
時間的な効率面（輸送時間）からウォータージェット推
進がプロペラ推進よりもはるかにすぐれており、遠距離
輸送に用いる場合に、プロペラ船に比較してはるかに短
時間で輸送をすることができる。
ず、低速で大きな推進力を必要とし、且つ低速でなけれ
ばならない場合はプロペラによる推進が適合し、外洋等
で高速で航行をすることができるところではジェット推
進が適合する。すなわち、この発明によれば、同じエネ
ルギーを消費して船舶を航行させる場合、航行場所に適
合した操船が可能である。例えば貨客を輸送する場合、
時間的な効率面（輸送時間）からウォータージェット推
進がプロペラ推進よりもはるかにすぐれており、遠距離
輸送に用いる場合に、プロペラ船に比較してはるかに短
時間で輸送をすることができる。
【００１５】次に、プロペラ６による推進とウォーター
ジェットによる推進との切替え操作については、船体１
の適所に設置した速度計９をガスタービン２の後段に設
けられて、ジェットポンプ３とプロペラ６への動力の伝
動装置８に連結して船体１の速度で動力の伝達装置を制
御することによって自動操作が可能である。しかしなが
ら、この切替え操作は手動操作としてもよい。
ジェットによる推進との切替え操作については、船体１
の適所に設置した速度計９をガスタービン２の後段に設
けられて、ジェットポンプ３とプロペラ６への動力の伝
動装置８に連結して船体１の速度で動力の伝達装置を制
御することによって自動操作が可能である。しかしなが
ら、この切替え操作は手動操作としてもよい。
【００１６】また、この発明に係る推進装置によれば、
図４に示すようなウォータージェットのみで推進する船
舶に比較して狭い港湾内等ではプロペラ推進として従来
の梶１０で操船するので操作が格段に容易である。さら
に、図例のものは双胴船であるが、双胴船でなくても実
施できるは勿論である。
図４に示すようなウォータージェットのみで推進する船
舶に比較して狭い港湾内等ではプロペラ推進として従来
の梶１０で操船するので操作が格段に容易である。さら
に、図例のものは双胴船であるが、双胴船でなくても実
施できるは勿論である。
【００１７】
【発明の効果】このように、この発明に係る装置は、船
舶に推進装置としてプロペラとウォータージェット装置
とを装備して、これらを港湾内、外洋等の航行条件に適
合して切換えて使用できるようにすることによって、効
率のよい輸送をすることができると共に、操船操作を容
易にしたものであって、船舶を使用しての輸送上、著大
な効果を奏するものである。
舶に推進装置としてプロペラとウォータージェット装置
とを装備して、これらを港湾内、外洋等の航行条件に適
合して切換えて使用できるようにすることによって、効
率のよい輸送をすることができると共に、操船操作を容
易にしたものであって、船舶を使用しての輸送上、著大
な効果を奏するものである。
【図１】この発明に係る船舶の模式側面図である。
【図２】同じく、その模式平面図である。
【図３】同じく、その模式後面図である。
【図４】従来のウォータージェット推進船の模式側面図
である。
である。
１ 船体 ３ ジェットポンプ ６ プロペラ
Claims (3)
- 【請求項１】 船舶にウォータージェット推進装置３と
プロペラ推進装置６とを設置し、高速で航行時には、ウ
ォータージェット推進装置３で航行し、低速で航行時に
は、プロペラ推進装置６で航行するようにしたことを特
長とする船舶の推進装置。 - 【請求項２】 上記ウォータージェット推進装置３の駆
動機とプロペラ推進装置６の駆動機を船舶に設けた速度
計に連動連結し、速度計が検知した速度に基づいて低速
航行時には、プロペラ推進装置６で推進駆動し、高速航
行時には、ウォータージェット推進装置３で推進駆動す
るようにしたことを特長とする請求項１記載の船舶の推
進装置。 - 【請求項３】 上記ウォータージェット推進装置３およ
びプロペラ推進装置６駆動のために一つの駆動機を設置
し、この駆動機の後段に伝動切替装置を設けるととも
に、この伝動切替装置と船舶に設けた速度計とを連動連
結したことを特長とする請求項１記載の船舶の推進装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32365295A JPH09142385A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 船舶の推進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32365295A JPH09142385A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 船舶の推進装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09142385A true JPH09142385A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=18157108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32365295A Pending JPH09142385A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 船舶の推進装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09142385A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001056874A1 (en) * | 2000-02-04 | 2001-08-09 | Gunnar Borgli | Propulsion means for a boat |
| RU2573066C1 (ru) * | 2014-06-17 | 2016-01-20 | Андрей Владимирович Климович | Водяной реактивный двигатель |
| CN105775084A (zh) * | 2016-04-05 | 2016-07-20 | 周瑞 | 一种船舶专用外挂轴流式电力泵喷推进器 |
| RU2632676C1 (ru) * | 2016-06-24 | 2017-10-09 | Андрей Владимирович Климович | Водяной реактивный двигатель |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP32365295A patent/JPH09142385A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001056874A1 (en) * | 2000-02-04 | 2001-08-09 | Gunnar Borgli | Propulsion means for a boat |
| US6887115B2 (en) | 2000-02-04 | 2005-05-03 | Gunnar Borgli | Propulsion means for a boat |
| RU2573066C1 (ru) * | 2014-06-17 | 2016-01-20 | Андрей Владимирович Климович | Водяной реактивный двигатель |
| CN105775084A (zh) * | 2016-04-05 | 2016-07-20 | 周瑞 | 一种船舶专用外挂轴流式电力泵喷推进器 |
| RU2632676C1 (ru) * | 2016-06-24 | 2017-10-09 | Андрей Владимирович Климович | Водяной реактивный двигатель |
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