JPH09142244A - 運転席用エアバッグモジュール - Google Patents

運転席用エアバッグモジュール

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JPH09142244A
JPH09142244A JP7329445A JP32944595A JPH09142244A JP H09142244 A JPH09142244 A JP H09142244A JP 7329445 A JP7329445 A JP 7329445A JP 32944595 A JP32944595 A JP 32944595A JP H09142244 A JPH09142244 A JP H09142244A
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浩 山田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/203Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns
    • B60R21/2035Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns using modules containing inflator, bag and cover attachable to the steering wheel as a complete sub-unit
    • B60R21/2037Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns using modules containing inflator, bag and cover attachable to the steering wheel as a complete sub-unit the module or a major component thereof being yieldably mounted, e.g. for actuating the horn switch or for protecting the driver in a non-deployment situation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で高品質なホーンスイッチ機構を備えた
良好な運転席用エアバッグモジュールを提供する。 【解決手段】 エアバッグモジュールの押圧動により警
音器を作動させるべくステアリングホイール本体との間
に構成される左右一対のホーンスイッチ機構1は、金属
板からなる支持プレート2と、該支持プレート2の前後
位置に形成された一対の係合穴6,6にそれぞれ挿通さ
れ、支持プレート2をステアリングホイール本体に対し
て変位可能に支持する段付きボルト18,18と、該段
付きボルト18,18と前記支持プレート2とを電気的
に絶縁すべく前記係合穴6,6に嵌装される略円筒状の
絶縁部材12,12とから成る支持構造を有しており、
前記エアバッグモジュールはステアリングホイール本体
に対して進退自在に支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングホイ
ールに取付けられる運転席用エアバッグモジュールに関
し、詳しくは、エアバッグを膨張させるインフレータが
収められたエアバッグモジュールの押圧動により警音器
を作動させるべくステアリングホイール本体に構成され
たホーンスイッチ機構を備えた運転席用エアバッグモジ
ュールの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の乗員等を座席に安全に保持
するためのシートベルト装置をサポートする緩衝システ
ムとして、衝突時に、乗員の身体、とくに頭部と胸部を
風船状のエアバッグで受け、そのあと内部の気体を徐々
に放出してゆくことで、緩衝ストロークを稼ぎ、人体に
加わる衝撃カを低く抑えるエアバッグ装置が実用化され
ている。
【0003】この様なエアバッグ装置は、例えばステア
リングホイールの取付けハブに取り付けられたエアバッ
グモジュールの内部に、折り畳まれたエアバッグとイン
フレーター(ガス発生装置)が収められており、車両の
衝突を検知するセンサーからの電気信号でインフレータ
ーに着火し、急速に燃焼したガスによってエアバッグを
瞬時に膨らませる。
【0004】ところで、ステアリングホイールには警音
器を作動させるホーンスイッチ機構が設けられるが、運
転席用エアバッグモジュールをステアリングホイールに
対して所定の範囲で上下動可能に取り付けておいて、該
運転席用エアバッグモジュールを前記ホーンスイッチ機
構の開閉手段として活用するようにしたものが、種々提
案されている。
【0005】例えば、特開平4−353072号公報に
開示されたホーンスイッチ装置では、図6に示すよう
に、ホーンスイッチ機構51がステアリングホイール本
体の固定部52に形成された固定接点部53と接離され
る可動接点部54を形成しこのステアリングホイール本
体に進退自在に取付けられたホーンプレート55と、こ
のホーンプレート55を付勢し前記可動接点部54を固
定接点部53から離反状態を保持するスプリング56
と、前記ホーンプレート55に取着された図示しないパ
ッド体(モジュールカバー)とを備えている。
【0006】前記ホーンプレート55と固定接点部53
とを絶縁する第1の絶縁体57は、このホーンプレート
55の上面に当接される基板部58、この基板部58に
突設され前記ホーンプレート55に形成した取付け孔6
0に嵌合され下部に鈎状の係止突部62を形成した嵌合
突部61を有し、前記ホーンプレート55の下面に当接
される第2の絶縁体63は前記第1の絶縁体57の嵌合
突部61を嵌合する嵌合孔65を有する。
【0007】そこで、前記ホーンプレート55の上面に
当接した第1の絶縁体57の嵌合突部61を取付け孔6
0に挿通し、このホーンプレート55の下面に当接した
第2の絶縁体63の嵌合孔65を前記嵌合突部61に嵌
合し、この嵌合突部61に第2の絶縁体63の下側から
スプリング56の一端側を嵌合してこのスプリング56
の一端側を第1の絶縁体57の嵌合突部61に突設した
係止突部62に係合することにより、ホーンプレート5
5に第1および第2の絶縁体57,63とスプリング5
6とが保持される。そして、第1および第2の絶縁体5
7,63とスプリング56とに挿通した高さ位置決め支
持体であるねじ部材66をステアリングホイール本体の
固定部52に固定することにより、スプリング56の他
端部は固定部52に当接され、ホーンプレート55はス
プリング56の付勢力でねじ部材66にて進退可能に支
持される。
【0008】即ち、第1の絶縁体57と第2の絶縁体6
3にてホーンプレート55を挟み込み、第1および第2
の絶縁体57,63の中央に設けられた穴に挿通したね
じ部材66を固定部52に固定することにより、ステア
リングホイール本体の固定接点部53とホーンプレート
55の可動接点部54とを絶縁しながら運転席用エアバ
ッグモジュールをステアリングホイール本体に固定して
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如きホーンスイッチ装置は、ステアリングホイール本体
の固定接点部53とホーンプレート55の可動接点部5
4とを電気的に絶縁しながら運転席用エアバッグモジュ
ールをステアリングホイール本体に固定する為に、一つ
のねじ部材66に対して一対の絶縁部材である第1およ
び第2の絶縁体57,63を必要としている。
【0010】そこで、このように絶縁部材が複数個の部
材を必要とする場合は、該絶縁部材を構成する第1また
は第2の絶縁体57,63が組立作業中に欠品し、前記
固定接点部53と前記可動接点部54との絶縁状態が保
たれない可能性がある。そして、このような絶縁不良を
生じると、警音器が作動状態となって鳴り続けてしまう
不具合発生の恐れがある。
【0011】又、上述のホーンスイッチ装置では、第1
および第2の絶縁体57,63を重ね合わせて使用して
いるので、部品間の厳しい公差管理が必要になると共
に、組立工数が多くなって製造コストの増大を招くとい
う問題がある。そこで、本発明の目的は上記課題を解消
することに係り、安価で高品質なホーンスイッチ機構を
備えた良好な運転席用エアバッグモジュールを提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、エ
アバッグを膨張させるインフレータが収められたエアバ
ッグモジュールの押圧動により警音器を作動させるべく
ステアリングホイール本体との間に構成されたホーンス
イッチ機構を備えた運転席用エアバッグモジュールにお
いて、前記エアバッグモジュールをステアリングホイー
ル本体に対して進退自在に支持する為の支持構造が、エ
アバッグモジュールに一体的に設けられた支持プレート
と、該支持プレートに形成された係合穴に挿通されて支
持プレートをステアリングホイール本体に対して変位可
能に支持すべくステアリングホイール本体に一体的に設
けられた支持部材と、該支持部材と前記支持プレートと
を絶縁すべく前記係合穴に嵌装される略筒状の絶縁部材
とを有し、前記絶縁部材が一対の大径フランジ部を備え
ると共に、前記係合穴が前記大径フランジ部の挿入を可
能とする挿入部と、該挿入部に連通して前記大径フラン
ジ部の外径より狭い幅を有する支持部とを備えており、
一対の前記大径フランジ部が前記支持部の周縁部に係止
されて前記支持プレートに係止されることを特徴とする
運転席用エアバッグモジュールにより達成される。
【0013】又、本発明の上記目的は、エアバッグを膨
張させるインフレータが収められたエアバッグモジュー
ルの押圧動により警音器を作動させるべくステアリング
ホイール本体との間に構成されたホーンスイッチ機構を
備えた運転席用エアバッグモジュールにおいて、前記エ
アバッグモジュールをステアリングホイール本体に対し
て進退自在に支持する為の支持構造が、ステアリングホ
イール本体に一体的に設けられた支持プレートと、該支
持プレートに形成された係合穴に挿通されて支持プレー
トをエアバッグモジュールに対して変位可能に支持すべ
くエアバッグモジュールに一体的に設けられた支持部材
と、該支持部材と前記支持プレートとを絶縁すべく前記
係合穴に嵌装される略筒状の絶縁部材とを有し、前記絶
縁部材が一対の大径フランジ部を備えると共に、前記係
合穴が前記大径フランジ部の挿入を可能とする挿入部
と、該挿入部に連通して前記大径フランジ部の外径より
狭い幅を有する支持部とを備えており、一対の前記大径
フランジ部が前記支持部の周縁部に係止されて前記支持
プレートに係止されることを特徴とする運転席用エアバ
ッグモジュールにより達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係る運転席用エアバッグモジュールを詳
細に説明する。図1は、本発明の第1実施例に基づく運
転席用エアバッグモジュールにおけるホーンスイッチ機
構1の要部分解斜視図である。
【0015】エアバッグを膨張させるインフレータが収
められたエアバッグモジュール(図示せず)の押圧動に
より警音器を作動させるべく図示しないステアリングホ
イール本体との間に構成される左右一対のホーンスイッ
チ機構1は、金属板からなる支持プレート2と、該支持
プレート2の前後位置に形成された一対の係合穴6,6
にそれぞれ挿通され、支持プレート2をステアリングホ
イール本体に対して変位可能に支持する支持部材である
段付きボルト18,18と、該段付きボルト18,18
と前記支持プレート2とを電気的に絶縁すべく前記係合
穴6,6に嵌装される略円筒状の絶縁部材12,12と
から成る支持構造を有しており、前記エアバッグモジュ
ールはステアリングホイール本体に対して進退自在に支
持される。尚、前記段付きボルト18は前記ステアリン
グホイール本体の固定部17に螺合されて一体的に設け
られる。
【0016】前記段付きボルト18と前記支持プレート
2とを絶縁する合成樹脂にて成形された絶縁部材12
は、円筒状基体の上端側において半径方向外方へ延びる
一対の大径フランジ部9,10を有し、これら大径フラ
ンジ部9,10の間に溝部11を構成している。前記支
持プレート2には、前記固定部17に形成した固定接点
部19に接離される可動接点部5が形成され、この固定
接点部19と可動接点部5とでホーンスイッチが形成さ
れている。又、この支持プレート2に形成される係合穴
6は、前記絶縁部材12の大径フランジ部9,10の挿
入を可能とする略円形の挿入部7と、該挿入部7に連通
して前記大径フランジ部9,10の外径より狭い幅とな
る内径を有する略半円形の支持部8とを備えている。
【0017】そこで、図2(a)に示したように前記絶
縁部材12を係合穴6の挿入部7に挿入し、図2(b)
に示したように該絶縁部材12の大径フランジ部9,1
0をそれぞれ支持プレート2の上下面側に位置させ、溝
部11と挿入部7の内周面とを合わせる。そして、図2
(c)に示したように絶縁部材12を支持部8側へスラ
イドさせる。すると、前記溝部11の外径とほぼ同じ内
径を有する支持部8に嵌装された絶縁部材12は、一対
の前記大径フランジ部9,10が前記支持部8の周縁部
に係止されることにより、軸方向の移動を規制されて前
記支持プレート2に係止される。尚、前記挿入部7と前
記支持部8との連通部は、溝部11の外径よりも僅かに
狭い幅となるように形成されており、前記絶縁部材12
は支持部8内へスライドされる際に圧入されているの
で、一旦、支持部8に嵌装された絶縁部材12は挿入部
7側への移動も規制される。
【0018】そして、前記支持プレート2の下面から突
出した絶縁部材12の円筒状基体に圧縮コイルバネ16
を貫装した後、これら絶縁部材12と圧縮コイルバネ1
6とに挿通した段付きボルト18をステアリングホイー
ル本体の固定部17に螺合固定することにより、圧縮コ
イルバネ16の一端部は絶縁部材12の大径フランジ部
10に当接され、他端部は固定部52に当接されるの
で、支持プレート2は圧縮コイルバネ16の付勢力によ
り、段付きボルト18に沿って進退可能に支持される。
前記圧縮コイルバネ16に付勢される支持プレート2
は、上下方向に進退可能で常時は段付きボルト18にて
規制される高さ位置に保持され、該圧縮コイルバネ16
に抗した押圧力で支持プレート2を押圧すると、支持プ
レート2は下降し、可動接点部5は固定接点部19に接
触される。
【0019】又、前記支持プレート2の外縁側の中央部
に下向きに垂設された支持部3の中間部に形成された取
付け孔の内側にはナット4が固着されており、エアバッ
グモジュールの取付け片13がボルト15によって該支
持部3に固着されることにより、このエアバッグモジュ
ールの図示しないモジュールカバーがホーンスイッチ機
構1のホーンスイッチを開閉する操作部となる。そこ
で、ステアリングホイール本体の固定接点部19と支持
プレート2の可動接点部5とを電気的に絶縁しながら運
転席用エアバッグモジュールをステアリングホイール本
体に固定することができる。
【0020】即ち、上記ホーンスイッチ機構1において
は、支持プレート2の係合穴6に挿通されてステアリン
グホイール本体の固定部17に螺合固定される前記段付
きボルト18と該支持プレート2との間を絶縁する絶縁
部材が、合成樹脂より一体成形された一個の絶縁部材1
2から成る。そこで、上記ホーンスイッチ機構1は部品
点数が減って組立工数が減ると共に、組立作業中に絶縁
部材12の欠品が生じた際には速やかに欠品を認識する
ことができ、固定接点部19と可動接点部5との絶縁状
態が保たれないまま組立を終了してしまうのを防ぐこと
ができる。又、前記絶縁部材12は、上述の如く支持プ
レート2の係合穴6に対する固定作業が1工程で可能と
なり、容易に装着することができる。更に、前記絶縁部
材12は、エアバッグモジュール高さ方向に複数個の部
品を重ね合わせて使用していない為、各部品間の厳しい
公差管理が必要なく、製造コストの増大を防ぐことがで
きる。
【0021】従って、上述の如き安価で高品質なホーン
スイッチ機構1を図示しないステアリングホイール本体
に設けることにより、良好な運転席用エアバッグモジュ
ールを得ることができる。図3及び図4は、本発明の第
2実施例に基づく運転席用エアバッグモジュールの組立
図及び分解図である。
【0022】エアバッグモジュール20は、箱形を有す
るベースプレート22内に、折り畳んだエアバッグ(図
示せず)と、該エアバッグを膨張させるインフレーター
23とを収容している。前記ベースプレート22は金属
板によって形成されており、前記インフレーター23は
該ベースプレート22の基底部に固定されている。そし
て、ベースプレート22の上部開放部は、合成樹脂の成
形品であるモジュールカバー24によって塞がれてい
る。このモジュールカバー24は、エアバッグの膨張時
には、破断等によってベースプレート22の上部開放部
を開いて、エアバッグの膨出を妨げないように構成され
ている。
【0023】前記エアバッグモジュール20の押圧動に
より警音器を作動させるべく図示しないステアリングホ
イール本体との間に構成されるホーンスイッチ機構21
は、金属板から成り、ステアリングホイール本体に一体
的に設けられる支持プレート25と、該支持プレート2
5に形成された係合穴30に挿通されて支持プレート2
5をエアバッグモジュール20に対して変位可能に支持
すべく前記エアバッグモジュール20に一体的に設けら
れた支持部材である段付きボルト34と、該段付きボル
ト34と前記支持プレート25とを電気的に絶縁すべく
前記係合穴30に嵌装される略円筒状の絶縁部材26と
から成る支持構造を有しており、前記エアバッグモジュ
ール20はステアリングホイール本体に対して進退自在
に支持される。尚、前記段付きボルト34はベースプレ
ート22の基底部に固定されたナット36に螺合固定さ
れてエアバッグモジュール20に一体的に設けられる。
【0024】前記段付きボルト34と前記支持プレート
25とを絶縁する合成樹脂にて成形された絶縁部材26
は、円筒状基体の下端側において半径方向外方へ延びる
一対の大径フランジ部27,28を有し、これら大径フ
ランジ部27,28の間に溝部29を構成している。ま
た、絶縁部材26の円筒状基体の外周面には、圧縮コイ
ルバネ33を係止可能な係止突起26aが突設されてい
る。
【0025】図5に示したように、前記支持プレート2
5には前記ベースプレート22に接離される可動接点部
35が形成されており、このベースプレート22と可動
接点部25とでホーンスイッチが形成されている。又、
この支持プレート25に形成される係合穴30は、前記
絶縁部材26の大径フランジ部27,28の挿入を可能
とする略円形の挿入部31と、該挿入部31に連通して
前記大径フランジ部27,28の外径より狭い幅となる
内径を有する略半円形の支持部32とを備えている。
【0026】そこで、前記絶縁部材26を係合穴30の
挿入部31に挿入し、該絶縁部材26の大径フランジ部
27,28をそれぞれ支持プレート25の上下面側に位
置させ、溝部29と挿入部31の内周面とを合わせる。
そして、絶縁部材26を支持部32側へスライドさせ
る。すると、前記溝部29の外径とほぼ同じ内径を有す
る支持部32に嵌装された絶縁部材26は、一対の前記
大径フランジ部27,28が前記支持部32の周縁部に
係止されることにより、軸方向の移動を規制されて前記
支持プレート25に係止される。尚、前記挿入部31と
前記支持部32との連通部は、溝部29の外径よりも僅
かに狭い幅となるように形成されており、前記絶縁部材
26は支持部32内へスライドされる際に圧入されてい
るので、一旦、支持部32に嵌装された絶縁部材26は
挿入部31側への移動も規制される。
【0027】そして、前記支持プレート25の上面から
突出した絶縁部材26の円筒状基体に圧縮コイルバネ3
3を貫装した後、これら絶縁部材26と圧縮コイルバネ
33とに挿通した段付きボルト34をベースプレート2
2の基底部に固定されたナット36に螺合固定すること
により、圧縮コイルバネ33の一端部は絶縁部材26の
大径フランジ部28に当接され、他端部はベースプレー
ト22に当接される。そこで、エアバッグモジュール2
0は圧縮コイルバネ33の付勢力により、支持プレート
25に対して進退可能に支持される。尚、該エアバッグ
モジュール20を組立てる際、絶縁部材26に貫装され
た圧縮コイルバネ33は、該絶縁部材26の係止突起2
6aに係止されて脱落を防止されることにより支持プレ
ート25と一体化されるので、ベースプレート22の基
底部に該支持プレート25を取付ける際の組立て性が向
上する。
【0028】前記圧縮コイルバネ33に付勢されるエア
バッグモジュール20は、ステアリングホイール本体に
対して上下方向に進退可能で常時は段付きボルト34に
て規制される高さ位置に保持され、該圧縮コイルバネ3
3に抗した押圧力でモジュールカバー24が押圧される
と下降し、ベースプレート22が可動接点部35に接触
されるので、該モジュールカバー24がホーンスイッチ
機構21のホーンスイッチを開閉する操作部となる。そ
こで、エアバッグモジュール20のベースプレート22
と支持プレート25の可動接点部35とを電気的に絶縁
しながら運転席用エアバッグモジュールをステアリング
ホイール本体に固定することができる。
【0029】即ち、上記ホーンスイッチ機構21におい
ては、支持プレート25の係合穴30に挿通されてベー
スプレート22の基底部に固定されたナット36に螺合
固定される前記段付きボルト34と該支持プレート25
との間を絶縁する絶縁部材が、合成樹脂より一体成形さ
れた一個の絶縁部材26から成る。そこで、上記第1実
施例のホーンスイッチ機構1と同様に、前記ホーンスイ
ッチ機構21は部品点数が減って組立工数が減ると共
に、組立作業中に絶縁部材26の欠品が生じた際には速
やかに欠品を認識することができ、ベースプレート22
と可動接点部35との絶縁状態が保たれないまま組立を
終了してしまうのを防ぐことができる。又、前記絶縁部
材26は、上述の如く支持プレート25の係合穴30に
対する固定作業が1工程で可能となり、容易に装着する
ことができる。更に、前記絶縁部材26は、エアバッグ
モジュール高さ方向に複数個の部品を重ね合わせて使用
していない為、各部品間の厳しい公差管理が必要なく、
製造コストの増大を防ぐことができる。
【0030】従って、上述の如き安価で高品質なホーン
スイッチ機構21を図示しないステアリングホイール本
体に設けることにより、良好な運転席用エアバッグモジ
ュールを得ることができる。更に、上記第2実施例の運
転席用エアバッグモジュールによれば、警音器を作動さ
せるホーンスイッチ機構の電気的接点である可動接点部
35とベースプレート22の基底部とを開状態にするべ
く、ベースプレート22の基底部と支持プレート25と
の間隔が増大する方向に該支持プレート25を付勢する
圧縮コイルバネ33は、予めベースプレート22と支持
プレート25との間に組み付けることによりエアバッグ
モジュール20に一体化させておくことができるため、
図示しないステアリングホイール本体への前記エアバッ
グモジュール20の組み付け工程における組み付け部品
点数を低減させて、組付け性を向上させることもでき
る。
【0031】尚、本発明の運転席用エアバッグモジュー
ルは上記各実施例の構成に限定されるものではなく、本
発明の主旨に基づいて種々の変更が可能であることは云
うまでもない。
【0032】
【発明の効果】本発明の運転席用エアバッグモジュール
によれば、支持プレートの係合穴に挿通される支持部材
と該支持プレートとの間を絶縁するホーンスイッチ機構
の絶縁部材が、合成樹脂より一体成形された一個の絶縁
部材から成るので、ホーンスイッチ機構は部品点数が減
って組立工数が減ると共に、組立作業中に絶縁部材の欠
品が生じた際には速やかに欠品を認識することができ、
支持部材と支持プレートとの絶縁状態が保たれないまま
組立を終了してしまうのを防ぐことができる。
【0033】又、前記絶縁部材は、支持プレートの係合
穴に対する固定作業が1工程で可能となり、容易に装着
することができる。更に、前記絶縁部材は、エアバッグ
モジュール高さ方向に複数個の部品を重ね合わせて使用
していない為、各部品間の厳しい公差管理が必要なく、
製造コストの増大を防ぐことができる。従って、安価で
高品質なホーンスイッチ機構をステアリングホイール本
体との間に構成することにより、良好な運転席用エアバ
ッグモジュールを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に基づく運転席用エアバッ
グモジュールにおけるホーンスイッチ機構の要部分解斜
視図である。
【図2】図1に示した絶縁部材の取付け手順を説明する
為の要部拡大斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例に基づく運転席用エアバッ
グモジュールの組立状態を示す側面図及び底面図であ
る。
【図4】図3に示した運転席用エアバッグモジュールの
分解図である。
【図5】図4に示した支持プレートの底面図である。
【図6】従来の運転席用エアバッグモジュールにおける
ホーンスイッチ機構の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ホーンスイッチ機構 2 支持プレート 5 可動接点部 6 係合穴 7 挿入部 8 支持部 9 大径フランジ部 10 大径フランジ部 11 溝部 12 絶縁部材 16 圧縮コイルバネ 17 固定部 18 段付きボルト 19 固定接点部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグを膨張させるインフレータが
    収められたエアバッグモジュールの押圧動により警音器
    を作動させるべくステアリングホイール本体との間に構
    成されたホーンスイッチ機構を備えた運転席用エアバッ
    グモジュールにおいて、 前記エアバッグモジュールをステアリングホイール本体
    に対して進退自在に支持する為の支持構造が、エアバッ
    グモジュールに一体的に設けられた支持プレートと、該
    支持プレートに形成された係合穴に挿通されて支持プレ
    ートをステアリングホイール本体に対して変位可能に支
    持すべくステアリングホイール本体に一体的に設けられ
    た支持部材と、該支持部材と前記支持プレートとを絶縁
    すべく前記係合穴に嵌装される略筒状の絶縁部材とを有
    し、 前記絶縁部材が一対の大径フランジ部を備えると共に、
    前記係合穴が前記大径フランジ部の挿入を可能とする挿
    入部と、該挿入部に連通して前記大径フランジ部の外径
    より狭い幅を有する支持部とを備えており、 一対の前記大径フランジ部が前記支持部の周縁部に係止
    されて前記支持プレートに係止されることを特徴とする
    運転席用エアバッグモジュール。
  2. 【請求項2】 エアバッグを膨張させるインフレータが
    収められたエアバッグモジュールの押圧動により警音器
    を作動させるべくステアリングホイール本体との間に構
    成されたホーンスイッチ機構を備えた運転席用エアバッ
    グモジュールにおいて、 前記エアバッグモジュールをステアリングホイール本体
    に対して進退自在に支持する為の支持構造が、ステアリ
    ングホイール本体に一体的に設けられた支持プレート
    と、該支持プレートに形成された係合穴に挿通されて支
    持プレートをエアバッグモジュールに対して変位可能に
    支持すべくエアバッグモジュールに一体的に設けられた
    支持部材と、該支持部材と前記支持プレートとを絶縁す
    べく前記係合穴に嵌装される略筒状の絶縁部材とを有
    し、 前記絶縁部材が一対の大径フランジ部を備えると共に、
    前記係合穴が前記大径フランジ部の挿入を可能とする挿
    入部と、該挿入部に連通して前記大径フランジ部の外径
    より狭い幅を有する支持部とを備えており、 一対の前記大径フランジ部が前記支持部の周縁部に係止
    されて前記支持プレートに係止されることを特徴とする
    運転席用エアバッグモジュール。
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JP2015105018A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 オートリブ ディベロップメント エービー エアバッグ装置およびエアバッグ付ステアリングホイール装置

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