JPH09141840A - 記録方法及び記録装置 - Google Patents

記録方法及び記録装置

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Publication number
JPH09141840A
JPH09141840A JP30544195A JP30544195A JPH09141840A JP H09141840 A JPH09141840 A JP H09141840A JP 30544195 A JP30544195 A JP 30544195A JP 30544195 A JP30544195 A JP 30544195A JP H09141840 A JPH09141840 A JP H09141840A
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JP
Japan
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line
lines
image data
recording head
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Application number
JP30544195A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Saegusa
洋 三枝
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Filing date
Publication date
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Priority to JP30544195A priority Critical patent/JPH09141840A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定ライン数を記録単位として画像デ−タを
順次記録するに際し、記録効率を向上させ、記録速度の
高速化を図ることができる記録方法及び記録装置を提供
する。 【解決手段】 64ラインを記録単位として画像デ−タ
を順次記録する記録ヘッド10と、この記録ヘッド10
に対して記録紙を相対移動させる紙送りモ−タ5と、画
像デ−タを1ライン毎に取込み、画像デ−タが全白ライ
ンであるか否かを判別し、全白ラインと判別された場合
には該ラインを含む全白ライン数Wを計数して、紙送り
モ−タ5によりWライン数分の紙送りを実行させ、黒画
素を含むと判別された場合には該ラインを先頭ラインと
して記録ヘッド10により64ライン分の画像デ−タの
記録を実行させる制御部29とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、プ
リンタ等に用いられるインクジェット方式(バブルジェ
ット式を含む)、その他の形式の記録方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】記録速度向上の手段として、白画信号の
場合には記録を行わず、紙送りのみ行う方法がある。こ
の方法の記録装置について以下に説明する。
【0003】従来のインクジェット式の記録装置を図5
に概略図で示す。図5に示すように、従来のイックジェ
ット式の記録装置は、着脱式のカセット101と、カセ
ット101に納められた記録紙102と、記録紙102
を1枚づつ繰り出すピックアップロ−ラ103と、繰り
出された記録紙102を搬送する送りロ−ラ104と、
送りロ−ラ104を回転させる送りモ−タ105と、記
録紙102を送りロ−ラ104に押しつける第1ピンチ
ロ−ラ106と、記録位置で記録紙102が浮き上がら
ないようにする第2ピンチロ−ラ107と、送りモ−タ
105の回転伝達を切り換えるギヤボックス108と、
搬送される記録紙102の先端を検出する位置センサ1
09と、複数のインク吐出ノズルを持つインクジェット
記録ヘッド110と、このインクジェット記録ヘッド1
10を記録紙102を横切るように移動させるために設
けられたガイドシャフト111と、ガイドシャフト11
1に沿って往復移動させるベルト112と、ベルト11
2を正逆転させるキャリッジモ−タ113と、インクジ
ェット記録ヘッド110に設けられてインクジェット記
録ヘッド110の初期位置を検出するキャリッジセンサ
114(被検出部材は図5には図示されていない)と、
インクジェット記録ヘッド110の初期位置に設けられ
てノズルのクリ−ニング及びキャッピングを行うクリ−
ニング部115と、記録が終了した記録紙102を互い
の間に挟持して搬送する第1搬送ロ−ラ116及び第1
押えロ−ラ117並びに第2搬送ロ−ラ118及び第2
押えロ−ラ119と、記録紙102を案内する第1記録
紙ガイド120、第2記録紙ガイド121及び第3記録
紙ガイド122と、各センサ109,114からの信号
を受けるとともに各モ−タ105,113及びインクジ
ェット記録ヘッド110の駆動を制御する記録制御回路
部123とを含んで構成されている。更に図6には記録
制御回路部123に含まれるインクジェット記録ヘッド
110、送りモ−タ105の駆動回路127、キャリッ
ジモ−タ113の駆動回路128、ペ−ジメモリ125
及びこれら全体の制御を行う制御部129の回路ブロッ
クの概略を示す。以上のように構成されたインクジェッ
ト記録装置の動作について以下に、図7の制御部129
の動作フロ−チャ−トを参照に説明する。なお、本例で
はインクジェット記録ヘッド110の1回の移動で記録
可能なライン数を64とし、また、1ラインの画素数を
1728ドットとする。
【0004】電源が投入されると、制御部129により
キャリッジセンサ114の出力がチェックされ、インク
ジェット記録ヘッド110が初期位置にあるかどうかが
調べられる。もしインクジェット記録ヘッド110が初
期位置になければ、キャリッジモ−タ113を動作させ
てインクジェット記録ヘッド110を初期位置に戻す。
インクジェット記録ヘッド110が初期位置に戻ったこ
とは、キャリッジセンサ114が被検出部材(図5には
図示されていない)を検出することで判断される(S1
01)。
【0005】インクジェット記録ヘッド110が初期位
置にあることが確認されると、装置は記録可能な状態と
なり、制御部129は記録開始を待ち続ける(S10
2)。
【0006】図5には図示されていないインタ−フェイ
ス等を通じて制御部129に記録開始信号が与えられる
と制御部129は送りモ−タ105を作動する(図5に
は接続ケ−ブルを図示していない)。同時にギヤボック
ス108の動作によりピックアップロ−ラ103、送り
ロ−ラ104が回転され、ピックアップロ−ラ103に
よりカセット101の最上段の記録紙102が押し出さ
れる。押し出された記録紙102は第1記録紙ガイド1
20に沿って進み、第1ピンチロ−ラ106と送りロ−
ラ104とに挟まれると、送りロ−ラ104の搬送力に
より搬送される。記録紙102が送りロ−ラ104の搬
送力により搬送され始めると、ギヤボックス108の作
用でピックアップロ−ラ103は駆動力を解除される。
【0007】記録紙102の先端が位置センサ109を
通過すると、その情報は制御部129に送られ(図5に
は接続ケ−ブルを図示していない)、制御部129では
記録紙102が記録開始位置に達する迄のカウントが始
まる。位置センサ109を通過した記録紙102の先端
は更に第2ピンチロ−ラ107に達し、その後記録開始
位置へと進む。第2ピンチロ−ラ107と送りロ−ラ1
04とに挟まれた記録紙102は、記録位置で第2記録
紙ガイド121に押しつけられ、浮き上がるのを防止さ
れる。記録紙102の先端が記録位置を通過することが
制御部129のカウントにより検出されると、送りロ−
ラ104が停止され、記録紙102も停止する(S10
3)。
【0008】記録開始信号と同時にライン単位の画信号
及び画信号に同期した画信号クロッが転送され、制御部
129によりペ−ジメモリ125に書き込まれる(S1
04)。画信号の書き込みは図8に示すように第1ロウ
の第1アドレスから順次行われる。制御部129は1ペ
−ジメモリ125に画信号の書き込みを行うと同時に画
信号が白か黒かのチェックを行う。1回のインクジェッ
ト記録ヘッド110の移動で記録可能なライン分の画信
号である64ライン分が揃うと、制御部129はペ−ジ
メモリ125に書き込んだ64ライン分の画信号が全て
白信号か否かを判定し(S105)、1画素でも黒画信
号がある場合には以下の記録動作を行う。
【0009】制御部129からの信号によりキャリッジ
モ−タ113が一定速度で回転され(図5には接続ケ−
ブルを図示していない)、ベルト112に固定されてい
るインクジェット記録ヘッド110は、キャリッジセン
サ114により被検出部材(図5には図示されていな
い)を検知することで予めセットされた初期位置から、
決められた記録開始位置までガイドシャフト111に沿
って送られる。このインクジェット記録ヘッド110の
移動量は、予め制御部129で設定されたキャリッジモ
−タ113の回転量として制御される。
【0010】インクジェット記録ヘッド110が記録開
始位置に達すると、ペ−ジメモリ125の先頭アドレス
の第1ロウから第64ロウの縦に並んだ64画素分の画
信号を読み出しインクジェット記録ヘッド110へ転送
し、インクジェット記録ヘッド110を動作させインク
を吐出させる。インクの吐出が終了するとキャリッジモ
−タ駆動回路128がキャリッジモ−タ113を動作さ
せベルト112につながったインクジェット記録ヘッド
110をドット形成密度(1/8mm)だけ移動させる
(図5には制御部129とキャリッジモ−タ113及び
インクジェット記録ヘッド110間の接続ケ−ブルを図
示していない)。ついで第2アドレス以降の第1ロウか
ら第64ロウの縦に並んだ64画素分の画信号を読み出
し、インクジェット記録ヘッド110への転送、インク
吐出、インクジェット記録ヘッド110の移動を順次行
う。つまりインクジェット記録ヘッド110はガイドシ
ャフト111に沿って記録紙102を横切って移動しな
がら、複数のノズルから一定周期でインクを吐出させ、
画像の形成を行う。
【0011】更に、予め制御部129で決められた長さ
(1728画素分)だけ画像を記録すると、キャリッジ
モ−タ113及びインクジェット記録ヘッド110は動
作を停止し1行分(64ライン)の記録を終了する。
【0012】その後制御部129は、いま記録したライ
ン数だけ記録紙102を送るように送りモ−タ105を
一定量回転させる。このとき、第1搬送ロ−ラ116及
び第2搬送ロ−ラ118も同時に回転され、記録紙10
2を送り出す。第1搬送ロ−ラ116、第2搬送ロ−ラ
118の回転数は、記録紙102が第2ピンチロ−ラ1
07と第1押えロ−ラ117との間でたるまないように
するため、送りロ−ラ104の搬送量よりも少し多くな
るようにギヤボックス108で回転数が設定されてお
り、かつ、第1搬送ロ−ラ116及び第2搬送ロ−ラ1
18の搬送力が送りロ−ラ104の搬送力よりも強くな
って記録紙102の搬送量の精度が低下しないように、
第1押えロ−ラ117及び第2押えロ−ラ119のピン
チ圧は小さく設定されている(S107)。
【0013】64ライン分の画信号が全て白の場合には
制御部129は上記記録動作はせず、64ライン分の紙
送りのみを上記と同様に行う(S106)。
【0014】次に制御部129は次の64ライン分の画
信号について前記と同様な動作を行う。すなわち、64
ライン分の画信号に1画素でも黒信号がある場合には記
録動作を、全て白信号の場合には紙送りのみ行う。記録
動作は前の動作で記録が行われている場合にはキャリッ
ジモ−タ113の回転方向を逆転にセットし、ペ−ジメ
モリ125から画信号を第1728アドレスから第1ア
ドレスへ向かって順次読み出し、インクジェット記録ヘ
ッド110へ転送し、インクジェット記録ヘッド110
を前回とは逆の方向に移動させながら、記録を行う。予
め制御部129で決められた画像長さ(1728画素
分)だけ画像を記録した後キャリッジモ−タ113を停
止させ記録を終了する。そして同時に制御部129で決
められた時間だけ送りモ−タ104、第1搬送ロ−ラ1
16、第2搬送ロ−ラ118を回転させ、記録紙を64
ライン分搬送する。
【0015】以上の動作を記録終了信号がオンするまで
続ける。記録終了信号は図5には図示されていないイン
タフェ−ス等と通じて制御部129に与えられる。
【0016】記録終了信号がオンすると(S108)キ
ャリッジモ−タ113を回転させ、インクジェット記録
ヘッド110を初期位置に戻す(S109)。インクジ
ェット記録ヘッド110が初期位置に戻ったことは、キ
ャリッジセンサ114が被検出部材(図5には図示され
ていない)を検出したことで判断される。このようにし
て記録紙102の記録が終了される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術の構成では、1回のキャリッジの移動で記録可能なラ
イン数分(1記録単位)中に1画素でも黒信号があれば
通常通りに記録動作を行うため、効率的な記録が行なえ
ず、記録速度が向上には限界があった。
【0018】本発明は、上述の課題に鑑みて為されたも
ので、記録効率を上げ、記録速度の向上を図ることがで
きる記録方法及び記録装置を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、所定ライン数を記録単位として画像デ−タを順次記
録するに際して、画像デ−タを1ライン毎に取込み、こ
の取込画像デ−タが全白ラインであるか否かを判別し、
全白ラインと判別された場合には該ラインを含む全白ラ
イン数Wを計数して、Wライン数分の紙送りを行ない、
全白ライン以外と判別された場合には該ラインを先頭ラ
インとして前記所定ライン数分の記録を行なうことによ
り、1回の記録動作で記録される範囲外の全白ラインに
ついては記録を行わずに紙送りのみ行う。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。なお、各図面において同一もしくは相
当構成部分は、説明の省略もしくは簡略をする。
【0021】なお、本実施例では1回のキャリッジの移
動での記録ライン数(記録単位)を64、1ラインの画
素数を1728ドットとする。
【0022】図1には本実施例に係る記録装置の全体の
概略構成が示され、この図1において、記録装置は、記
録媒体としての記録紙(カット紙)2を収納した着脱式
のカセット1と、カセット1に納められた記録紙2と、
記録紙2を1枚づつ繰り出すピックアップロ−ラ3と、
繰り出された記録紙2を搬送する送りロ−ラ4と、送り
4を回転させる送りモ−タ5と、記録紙2を送りロ−ラ
4に押しつける第1ピンチロ−ラ6と、記録位置で記録
紙2が浮き上がらないようにする第2ピンチロ−ラ7
と、送りモ−タ5の回転伝達を切り換えるギヤボックス
8と、搬送される記録紙2の先端を検出する位置センサ
9と、複数のインク吐出ノズルを持つインクジェット記
録ヘッド10と、このインクジェット記録ヘッド10を
記録紙2を横切るように移動させるために設けられたガ
イドシャフト11と、ガイドシャフト11に沿って往復
移動させるベルト12と、ベルト12を正逆転させるキ
ャリッジモ−タ13と、インクジェット記録ヘッド10
に設けられてインクジェット記録ヘッド10の初期位置
を検出するキャリッジセンサ14(被検出部材は図1に
は図示されていない)と、インクジェット記録ヘッド1
0の初期位置に設けられてノズルのクリ−ニング及びキ
ャッピングを行うクリ−ニング部15と、記録が終了し
た記録紙2を互いの間に挟持して搬送する第1搬送ロ−
ラ16及び第1押えロ−ラ17並びに第2搬送ロ−ラ1
8及び第2押えロ−ラ19と、記録紙2を案内する第1
記録紙ガイド20、第2記録紙ガイド21及び第3記録
紙ガイド22と、各センサ9,14からの信号を受ける
とともに各モ−タ5,13及びインクジェット記録ヘッ
ド10の駆動を制御する記録制御回路部23とを含んで
構成されている。
【0023】更に図2には記録制御回路部23に含まれ
るインクジェット記録ヘッド10、送りモ−タ5の駆動
回路27、キャリッジモ−タ13の駆動回路28、ペ−
ジメモリ25及びこれら全体の制御を行う制御部29の
回路ブロックの概略を示す。
【0024】また、図3は制御部29の動作フロ−チャ
−トを示す。以上のように構成されたインクジェット記
録装置の動作について以下に説明する。
【0025】電源が投入されると、制御部29によりキ
ャリッジセンサ14の出力がチェックされ、インクジェ
ット記録ヘッド10が初期位置にあるかどうかが調べら
れる。もしインクジェット記録ヘッド10が初期位置に
なければ、キャリッジモ−タ13を動作させてインクジ
ェット記録ヘッド10を初期位置に戻す。インクジェッ
ト記録ヘッド10が初期位置に戻ったことは、キャリッ
ジセンサ14が被検出部材(図1には図示されていな
い)を検出することで判断される。同時に後述の変数
W,Lが0に初期化される(S1)。
【0026】インクジェット記録ヘッド10が初期位置
にあることが確認されると、装置は記録可能な状態とな
り、制御部29は記録開始を待ち続ける(S2)。
【0027】図1には図示されていないインタ−フェイ
ス等を通じて制御部29に記録開始信号が与えられると
制御部29は送りモ−タ5を作動する(図1には接続ケ
−ブルを図示していない)。同時にギヤボックス8の動
作によりピックアップロ−ラ3、送りロ−ラ4が回転さ
れ、ピックアップロ−ラ3によりカセット1の最上段の
記録紙2が押し出される。押し出された記録紙2は第1
記録紙ガイド20に沿って進み、第1ピンチロ−ラ6と
送りロ−ラ4とに挟まれると、送りロ−ラ4の搬送力に
より搬送される。記録紙2が送りロ−ラ4の搬送力によ
り搬送され始めると、ギヤボックス8の作用でピックア
ップロ−ラ3は駆動力を解除される。
【0028】記録紙2の先端が位置センサ9を通過する
と、その情報は制御部29に送られ(図1には接続ケ−
ブルを図示していない)、制御部29では記録紙2が記
録開始位置に達する迄のカウントが始まる。位置センサ
9を通過した記録紙2の先端は更に第2ピンチロ−ラ7
に達し、その後記録開始位置へと進む。第2ピンチロ−
ラ7と送りロ−ラ4とに挟まれた記録紙2は、記録位置
で第2記録紙ガイド21に押しつけられ、浮き上がるの
を防止される。記録紙2の先端が記録位置を通過するこ
とが制御部29のカウントにより検出されると、送りロ
−ラ4が停止され、記録紙2も停止する(S3)。
【0029】記録開始信号と同時にライン単位の画信号
及び画信号に同期した画信号クロッが転送され、制御部
29によりペ−ジメモリ25に書き込まれる(S4)。
画信号の書き込みは図4に示すように第1ロウの第1ア
ドレスから順次行われる。
【0030】1ライン分の画信号の書込を終了すると、
制御部29は変数Lが0か否かをチェックする(S
5)。Lはインクジェット記録ヘッド10の1回の移動
で記録可能なライン数64を計数する変数であり、S1
で0に初期化されているので、この時点ではL=0であ
る。
【0031】制御部29はペ−ジメモリ25へ書き込ん
だ1ライン分の画信号が全て白画信号(以下全白とい
う)か否かを判定する(S6)。全白の場合には全白ラ
インが連続する数を計数する変数であるWに1を加算
(S7)し、後述の記録終了信号がオンしていなければ
(S15)次のラインの画信号書込(S4)に遷移す
る。全白ラインが連続する限り、上述の動作(S4→S
5→S6→S7→S15→S4)を繰り返し、Wは全白
の連続するライン数となる。
【0032】全白でないラインが現れると、S6の判定
結果でS8へ遷移し、Lが1となる(S8)。ついで、
Wが0か否かが判定される(S9)。Wが0でなけれ
ば、制御部29は送りモ−タ駆動回路27を駆動し、送
りモ−タ5により記録紙2をそれまでの全白ライン分搬
送し、Wを0に初期化する(S10)。このとき、第1
搬送ロ−ラ16及び第2搬送ロ−ラ18も同時に回転さ
れ、記録紙2を送り出す。第1搬送ロ−ラ16、第2搬
送ロ−ラ18の回転数は、記録紙2が第2ピンチロ−ラ
7と第1押えロ−ラ17との間でたるまないようにする
ため、送りロ−ラ4の搬送量よりも少し多くなるように
ギヤボックス8で回転数が設定されており、かつ、第1
搬送ロ−ラ16及び第2搬送ロ−ラ18の搬送力が送り
ロ−ラ4の搬送力よりも強くなって記録紙2の搬送量の
精度が低下しないように、第1押えロ−ラ17及び第2
押えロ−ラ19のピンチ圧は小さく設定されている。つ
いで、後述の記録終了信号がオンしていなければ(S1
5)次のラインの画信号書込(S4)に遷移する。
【0033】W=0の場合には後述の記録終了信号がオ
ンしていない場合(S15)には次のラインの画信号書
込(S4)に遷移する。
【0034】全白でないラインが現れた後ではLは1以
上の値であるから、S5の判定結果S11へ遷移し、L
に1加算を行う。以降Lが1回のインクジェット記録ヘ
ッド10の移動で記録可能なライン数である64になる
までS4→S5→S11→S12→S4のル−トをとり
続ける。L=64になると(S12)、64ライン分の
記録動作を行う(S13)。記録動作は以下のように行
われる。
【0035】制御部29からの信号によりキャリッジモ
−タ13が一定速度で回転され(図1には接続ケ−ブル
を図示していない)、ベルト12に固定されているイン
クジェット記録ヘッド10は、キャリッジセンサ14に
より被検出部材(図1には図示されていない)を検知す
ることで予めセットされた初期位置から、決められた記
録開始位置までガイドシャフト11に沿って送られる。
このインクジェット記録ヘッド10の移動量は、予め制
御部29で設定されたキャリッジモ−タ13の回転量と
して制御される。
【0036】インクジェット記録ヘッド10が記録開始
位置に達すると、ペ−ジメモリ25の先頭アドレスの縦
に並んだ64画素分の画信号を読み出しインクジェット
記録ヘッド10へ転送し、インクジェット記録ヘッド1
0を動作させインクを吐出させる。インクの吐出が終了
するとキャリッジモ−タ駆動回路28がキャリッジモ−
タ13を動作させベルト12につながったインクジェッ
ト記録ヘッド10をドット形成密度(1/8mm)だけ
移動させる(図1には制御部29とキャリッジモ−タ1
3及びインクジェット記録ヘッド10間の接続ケ−ブル
を図示していない)。ついで第2アドレス以降の縦に並
んだ64画素分の画信号を読み出し、インクジェット記
録ヘッド10への転送、インク吐出、インクジェット記
録ヘッド10の移動を順次行う。つまりインクジェット
記録ヘッド10はガイドシャフト11に沿って記録紙2
を横切って移動しながら、複数のノズルから一定周期で
インクを吐出させ、画像の形成を行う。
【0037】更に、予め制御部29で決められた長さ
(1728画素分)だけ画像を記録すると、キャリッジ
モ−タ13及びインクジェット記録ヘッド10は動作を
停止し1行分(64ライン)の記録を終了する。
【0038】その後制御部29は、いま記録したライン
数だけ記録紙2を送るように送りモ−タ5を一定量回転
させる。
【0039】記録動作が終了すると変数L,Wを0に初
期化し(S14),後述の記録終了信号がオンしていな
ければ(S15)、S4へ遷移し、上述と同様な動作を
繰り返す。すなわち、全白ラインが続く場合にはS4→
S5→S6→S7→S15→S4を繰り返し、全白でな
いラインが現れたところで、S6からS8へ遷移し、そ
れまでの全白ライン分の紙送り(S10)を行いその
後、S4→S5→S11→S12のル−トで64ライン
分の画信号が揃うのを待ち、それを記録する(S13)
動作を繰り返す。
【0040】なお、記録動作はインクジェット記録ヘッ
ド10の往復動作で行われるため、偶数回目の記録動作
時にはキャリッジモ−タ13の回転方向を逆転にセット
し、ペ−ジメモリ25から画信号を第1728アドレス
から第1アドレスへ向かって順次読み出す点が上述の記
録動作と異なる。
【0041】以上の動作を記録終了信号がオンするまで
続ける。記録終了信号は図1には図示していないインタ
フェ−ス等により制御部29へ与えられる。
【0042】記録終了信号がオンすると(S15)、L
が0か否かを判定する(S16)。Lが0でなけば64
未満の記録すべきラインがペ−ジメモリ25に残ってい
るため64に満たない画素はペ−ジメモリ25からの画
信号読み出し時に制御部29で白信号を付加し、上述と
同様の記録動作を行う(S17)。
【0043】その後、キャリッジモ−タ13を回転さ
せ、インクジェット記録ヘッド10を初期位置に戻す
(S18)。インクジェット記録ヘッド10が初期位置
に戻ったことは、キャリッジセンサ14が被検出部材
(図1には図示されていない)を検出したことで判断さ
れる。このようにして記録紙2の記録が終了される。
【0044】なお、本実施例においてはペ−ジメモリ2
5への画信号の書込動作と記録動作を時系列的に処理す
るとしているが、少なくとも2記録単位分のメモリを備
えることにより並行処理を可能とし、記録動作中に次の
ラインの画信号のメモリへの書込動作を行ってもよいこ
とは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、記録ヘッドにより記録される黒画素を含む記
録ライン以外での1ライン以上連続する全白ラインにつ
いては記録を行わず、紙送りのみ行うため、記録効率が
向上し、記録速度の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における全体概略構成を示す斜
視図
【図2】本発明の実施例における記録制御回路部の概略
を示す図
【図3】本発明の実施例における制御部の動作フロ−チ
ャ−ト
【図4】本発明の実施例におけるペ−ジメモリのデ−タ
格納を示す図
【図5】従来例の概略の全体構成を示す斜視図
【図6】従来例における記録制御回路部の概略を示す図
【図7】従来例における制御部の動作フロ−チャ−ト
【図8】従来例におけるペ−ジメモリのデ−タ格納を示
す図
【符号の説明】
2 記録紙 5 送りモ−タ 10 インクジェット記録ヘッド 13 キャリッジモ−タ 23 記録制御回路部 25 ペ−ジメモリ 27 送りモ−タ駆動回路 28 キャリッジモ−タ駆動回路 29 制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定ライン数を記録単位として画像デ−
    タを順次記録するに際して、画像デ−タを1ライン毎に
    取込み、この取込画像デ−タが全白ラインであるか否か
    を判別し、全白ラインと判別された場合には該ラインを
    含む全白ライン数W(Wは1以上の整数)を計数して、
    Wライン数分の紙送りを行ない、全白ライン以外と判別
    された場合には該ラインを先頭ラインとして前記所定ラ
    イン数分の記録を行なうことを特徴とする記録方法。
  2. 【請求項2】 所定ライン数を記録単位として画像デ−
    タを順次記録する記録ヘッドと、この記録ヘッドに対し
    て記録紙を相対移動させる紙送り手段と、画像デ−タを
    1ライン毎に取込む入力手段と、この入力手段により取
    込まれた画像デ−タが全白ラインであるか否かを判別
    し、全白ラインと判別された場合には該ラインを含む全
    白ライン数W(Wは1以上の整数)を計数して、前記紙
    送り手段によりWライン数分の紙送りを実行させ、全白
    ライン以外と判別された場合には該ラインを先頭ライン
    として前記記録ヘッドにより前記所定ライン数分の画像
    デ−タの記録を実行させる制御手段とを備えたことを特
    徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも2記録単位分の画像デ−タが
    格納できる容量を有するメモリを備え、前記記録ヘッド
    による画像デ−タの記録と前記入力手段による画像デ−
    タの取込みとを並行動作可能としたことを特徴とする請
    求項2記載の記録装置。
JP30544195A 1995-11-24 1995-11-24 記録方法及び記録装置 Pending JPH09141840A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011067718A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Seiren Co Ltd インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2012061694A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Brother Industries Ltd 画像処理装置

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US9875071B2 (en) 2010-09-15 2018-01-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing device

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