JPH09141572A - 過負荷スリップ装置 - Google Patents

過負荷スリップ装置

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Publication number
JPH09141572A
JPH09141572A JP7306092A JP30609295A JPH09141572A JP H09141572 A JPH09141572 A JP H09141572A JP 7306092 A JP7306092 A JP 7306092A JP 30609295 A JP30609295 A JP 30609295A JP H09141572 A JPH09141572 A JP H09141572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating member
spring
slip device
pinion
locking members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7306092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Haga
博 芳賀
Seiichi Kotado
誠一 古田土
Yoshihiko Watanabe
喜彦 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP7306092A priority Critical patent/JPH09141572A/ja
Publication of JPH09141572A publication Critical patent/JPH09141572A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、スリップ装置が作動している時、
スプリングに生じる衝撃波を除去することにより、スプ
リングの折損を防止し、且つ過負荷スリップ装置の寿命
向上を図ることである。 【解決手段】 動力を伝達するピニオン8に圧入締結す
る内側回転部材2と該内側回転部材2に嵌合する外側回
転部材1との間に、回転軸に垂直な方向に円筒ころ11
と該円筒ころ11を外側回転部材1の内周に押圧するス
プリング7を設けると共に、該スプリング7の端部に凸
型の緩衝材12を配置している。ピニオン8に一定以上
のトルクがかかった場合、円筒ころ11がスプリング7
を圧縮し外側回転部材1の内側の凸部の斜面1bを乗り
越えて作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用電気ハンマ
ドリル等のように、減速ギヤを有する電動工具の工具軸
トルクを制限するための過負荷スリップ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の過負荷スリップ装置は、特公昭4
8−41484号公報に示されているように、係止部材
を外側回転部材内周に押圧するスプリングの長さが内側
回転部材のポケットの長さによって決まるため、荷重を
高くするためにせん断応力が大きくなってしまい、結果
的に過負荷スリップする際、スプリングに生じる衝撃波
によってスプリングが折損してしまい、過負荷スリップ
装置の寿命、信頼性に劣っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の過負荷スリップ
装置は、過負荷スリップする際、スプリングに生じる衝
撃波によってスプリングが折損するという問題があっ
た。
【0004】本発明の目的は、衝撃波を除去することに
よりスプリングの折損を防止し、且つ過負荷スリップ装
置の寿命を延ばすことにより、信頼性を高い過負荷スリ
ップ装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、内側回転部
材に設けた開口部A(ポケット)内壁とスプリングの端
部の間に衝撃波を除去するウレタンゴム等の緩衝材を配
置することにより達成される。更に詳細には、高速で回
転しているピニオンに過負荷が作用すると係止部材が凸
部斜面を乗り越え空転する。この時、緩衝材は内側回転
部材のポケット内のスプリングに生じた衝撃波のみを除
去するように作用することにより達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明になる一実施例を図
1〜図5を用いて説明する。図2において、8はピニオ
ンで傘歯車が付いている。9,10は玉軸受でピニオン
8に圧入されピニオン8を回転可能に支持する。2は内
側回転部材で、内径はピニオン8に圧入締結されてい
る。また回転軸と直交する平面上に延びる開口部A2
a、開口部B2bを多数個配設している。外側回転部材
1と内側回転部材2の軸方向の動き止めを側板3,4,
5更に軸止めワッシャ6で係止している。図1におい
て、上記開口部A2aには円筒ころ11と該円筒ころ1
1を外側回転部材1の内側の凹部に押圧するスプリング
7が遊嵌される。該スプリング7の端部に図4に示す凸
型の緩衝材12が取付けられている。
【0007】以上のような構成において、高速回転する
ピニオン8に一定以上のトルクがかかった場合、円筒こ
ろ11がスプリング7を圧縮し外側回転部材1の凸部の
斜面1bを乗り越え空転する。この時スプリング7にく
り返し作用する衝撃波を除去するように緩衝材12は動
作する。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、スプリングに生じる衝
撃波のみを緩衝材で吸収し、サージ波等によるスプリン
グの折損を防ぐことができ、且つスプリングの容量を大
きくすることなく回転機構部の寿命向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるスリップ装置の一実施例を示す
横断側面図である。
【図2】 本発明になるスリップ装置の一実施例を示す
縦断側面図である。
【図3】 図1のA−A線断面図である。
【図4】 本発明になる緩衝材を示す側面図である。
【図5】 本発明になる緩衝材を示す正面図である。
【符号の説明】
1は外側回転部材、1aはギヤ歯、1bは斜面、2は内
側回転部材、7はスプリング、11は円筒ころ、12は
緩衝材である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の最大値以下のトルクを伝達するた
    め、動力を伝達するピニオンと、該ピニオンに回転不能
    に嵌合し、且つほぼ円板状の外周面を有する内側回転部
    材と、該外周面を囲む内周面を有し、該内側回転部材と
    同一軸線とした環状の外側回転部材と、該内側回転部材
    の面に開口させて、該内側回転部材の回転軸に垂直な方
    向に設けた複数のポケットと、該ポケット内にそれぞれ
    設けた係止部材と、該ポケット内に設け該係止部材を該
    外側回転部材に押圧するスプリングと、該外側回転部材
    内周に該係止部材を離脱可能に係合させ、該係止部材と
    の間にトルクを伝達する複数の凹部又は凸部を有する過
    負荷スリップ装置において、前記スプリングの端部と前
    記ポケット内壁の間に緩衝材を設けたことを特徴とする
    過負荷スリップ装置。
JP7306092A 1995-11-24 1995-11-24 過負荷スリップ装置 Withdrawn JPH09141572A (ja)

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JP7306092A JPH09141572A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 過負荷スリップ装置

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JPH09141572A true JPH09141572A (ja) 1997-06-03

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2360233A (en) * 2000-01-22 2001-09-19 Bosch Gmbh Robert Hand-held power tool with torque limiting clutch
KR100736553B1 (ko) * 2005-12-28 2007-07-06 동부일렉트로닉스 주식회사 스탠더드 메케니컬 인터페이스 장치에 채용되는 동력전달축

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Effective date: 20030204