JPH09141389A - 中子造型方法及びその装置 - Google Patents
中子造型方法及びその装置Info
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- JPH09141389A JPH09141389A JP32366095A JP32366095A JPH09141389A JP H09141389 A JPH09141389 A JP H09141389A JP 32366095 A JP32366095 A JP 32366095A JP 32366095 A JP32366095 A JP 32366095A JP H09141389 A JPH09141389 A JP H09141389A
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- hardening
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 中子の充填密度を高くすると共に、ベン
トプラグを削減し、金型の修正の時間や費用を削減する
中子造型方法及びその装置を提供する。 【課題解決の手段】 金型開閉手段により半割の金
型13a,13bを閉じて中子キャビティ14を画成す
る工程と、該中子キャビティ14にガス硬化鋳物砂Sを
充填する工程と、該中子キャビティ14内を2〜100
Torrに減圧する工程と、減圧された該中子キャビテ
ィ14内にその上部から空気を昇圧速度50〜600k
g/cm2/secで導入して前記ガス硬化鋳物砂Sの
上面に加圧力を作用させて充填密度を高める工程と、該
中子キャビティ14内に硬化ガスを導入してガス硬化鋳
物砂Sを硬化させる工程と、を具備する。
トプラグを削減し、金型の修正の時間や費用を削減する
中子造型方法及びその装置を提供する。 【課題解決の手段】 金型開閉手段により半割の金
型13a,13bを閉じて中子キャビティ14を画成す
る工程と、該中子キャビティ14にガス硬化鋳物砂Sを
充填する工程と、該中子キャビティ14内を2〜100
Torrに減圧する工程と、減圧された該中子キャビテ
ィ14内にその上部から空気を昇圧速度50〜600k
g/cm2/secで導入して前記ガス硬化鋳物砂Sの
上面に加圧力を作用させて充填密度を高める工程と、該
中子キャビティ14内に硬化ガスを導入してガス硬化鋳
物砂Sを硬化させる工程と、を具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス硬化鋳物砂に
よる中子造型方法及びその装置に関する。
よる中子造型方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス硬化鋳物砂を中子キャビティ
内にブロ−イングで充填し、この中子キャビティ内に硬
化ガスを導入して中子を所定強度に硬化させるガス硬化
鋳物砂による中子造型方法は公知である(例えば特公昭
48−13804号公報)。
内にブロ−イングで充填し、この中子キャビティ内に硬
化ガスを導入して中子を所定強度に硬化させるガス硬化
鋳物砂による中子造型方法は公知である(例えば特公昭
48−13804号公報)。
【0003】しかしながら、従来の方法では、砂の充填
はブロ−イングのみで行われていたため、多数個込め等
の型でブロ−ノズルが多数になるとき、各ブロ−ノズル
のブロ−イング性能の差により、中子の充填が部分的に
悪いことがあった。このため、中子キャビティの形状か
らブロ−イング時の空気の流れを予想し、ブロ−イング
用のベントプラグ等の排気口を金型に多数設けることを
必要としていた。 また、これらのブロ−イング用のベ
ントプラグの数や位置を最適化するためには、ブロ−イ
ングの試行を何度も繰り返して、中子製品の砂の充填密
度や表面粗さ等を評価し、金型を修正する必要があった
ため、金型の製作には時間がかかりその費用も高くなっ
ていた。
はブロ−イングのみで行われていたため、多数個込め等
の型でブロ−ノズルが多数になるとき、各ブロ−ノズル
のブロ−イング性能の差により、中子の充填が部分的に
悪いことがあった。このため、中子キャビティの形状か
らブロ−イング時の空気の流れを予想し、ブロ−イング
用のベントプラグ等の排気口を金型に多数設けることを
必要としていた。 また、これらのブロ−イング用のベ
ントプラグの数や位置を最適化するためには、ブロ−イ
ングの試行を何度も繰り返して、中子製品の砂の充填密
度や表面粗さ等を評価し、金型を修正する必要があった
ため、金型の製作には時間がかかりその費用も高くなっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
らの問題に鑑みなされたものであり、中子の充填密度を
高くすると共に、ベントプラグを削減し、金型の修正の
時間や費用を削減する中子造型方法及びその装置を提供
することである。
らの問題に鑑みなされたものであり、中子の充填密度を
高くすると共に、ベントプラグを削減し、金型の修正の
時間や費用を削減する中子造型方法及びその装置を提供
することである。
【0005】
【問題解決のための手段】上記の目的を達成するために
本発明における中子造型方法は、中子キャビティにガス
硬化鋳物砂を充填し、該中子キャビティ内を2〜100
Torrに減圧し、前記減圧された中子キャビティ内に
その上部から空気を昇圧速度50〜600kg/cm2
/secで導入して前記ガス硬化鋳物砂の上面に加圧力
を作用させて充填密度を高め、該中子キャビティ内に硬
化ガスを導入してガス硬化鋳物砂を硬化させることを特
徴とする。また、上記の中子造型方法に好適な中子造型
装置は、ブロ−ヘッド、圧力チャンバ、減圧手段、ブロ
−バルブ、空気導入バルブ及び硬化ガス導入手段及び硬
化ガス排出手段と、を具備することを特徴とする。本発
明によれば、ガス硬化鋳物砂を充填し減圧状態にある中
子キャビティに対して空気導入手段の空気導入バルブを
作動させて急激に空気を中子キャビティ内に導入するた
め、瞬時に、衝撃圧がガス硬化鋳物砂の上面に作用し、
空気の加圧力でガス硬化鋳物砂は圧縮され、初期充填だ
けの充填密度よりさらに充填密度が上昇する。
本発明における中子造型方法は、中子キャビティにガス
硬化鋳物砂を充填し、該中子キャビティ内を2〜100
Torrに減圧し、前記減圧された中子キャビティ内に
その上部から空気を昇圧速度50〜600kg/cm2
/secで導入して前記ガス硬化鋳物砂の上面に加圧力
を作用させて充填密度を高め、該中子キャビティ内に硬
化ガスを導入してガス硬化鋳物砂を硬化させることを特
徴とする。また、上記の中子造型方法に好適な中子造型
装置は、ブロ−ヘッド、圧力チャンバ、減圧手段、ブロ
−バルブ、空気導入バルブ及び硬化ガス導入手段及び硬
化ガス排出手段と、を具備することを特徴とする。本発
明によれば、ガス硬化鋳物砂を充填し減圧状態にある中
子キャビティに対して空気導入手段の空気導入バルブを
作動させて急激に空気を中子キャビティ内に導入するた
め、瞬時に、衝撃圧がガス硬化鋳物砂の上面に作用し、
空気の加圧力でガス硬化鋳物砂は圧縮され、初期充填だ
けの充填密度よりさらに充填密度が上昇する。
【0006】
【発明の実施の形態1】以下本発明の実施の形態を図面
にもとづいて詳しく説明する。図1は中子造型装置の概
略図を示している。図1において、基礎台1に立設され
た複数のコラム2の上端には、上部フレ−ムFが設けら
れている。該上部フレ−ムF上には、砂投入ゲ−ト3を
具備したサンドホッパ4、ブロ−バルブ5及び空気導入
バルブ6、空気タンク7を具備する空気導入手段が固設
されている。前記サンドホッパ4の下方には、ガス硬化
鋳物砂Sを受け入れるとともに圧縮空気を導入する空気
導入口8を上部に有し、その下部にブロ−ノズル9を具
備する移動可能なブロ−ヘッド10が設けられている。
該空気導入口8は、移動によりブロ−バルブ5に連通可
能になっている。また、前記ブロ−ヘッド10には圧力
チャンバ11が連結され、両者は一体でシリンダ12に
より移動可能に設けられている。該圧力チャンバ11
は、その上部を前記空気導入バルブ6と連通し、その下
部を上金型13aの上部の開口に密着可能に設けられて
いる。
にもとづいて詳しく説明する。図1は中子造型装置の概
略図を示している。図1において、基礎台1に立設され
た複数のコラム2の上端には、上部フレ−ムFが設けら
れている。該上部フレ−ムF上には、砂投入ゲ−ト3を
具備したサンドホッパ4、ブロ−バルブ5及び空気導入
バルブ6、空気タンク7を具備する空気導入手段が固設
されている。前記サンドホッパ4の下方には、ガス硬化
鋳物砂Sを受け入れるとともに圧縮空気を導入する空気
導入口8を上部に有し、その下部にブロ−ノズル9を具
備する移動可能なブロ−ヘッド10が設けられている。
該空気導入口8は、移動によりブロ−バルブ5に連通可
能になっている。また、前記ブロ−ヘッド10には圧力
チャンバ11が連結され、両者は一体でシリンダ12に
より移動可能に設けられている。該圧力チャンバ11
は、その上部を前記空気導入バルブ6と連通し、その下
部を上金型13aの上部の開口に密着可能に設けられて
いる。
【0007】一方、複数のコラム2の内部下方には昇降
テ−ブルTが設けられ、該昇降テ−ブルTの上には、上
金型13aと下金型13bで中子キャビティ14が画成
されている。 上金型13aには、ブロ−イング用の開
口13cが上部に設けられ、前記ブロ−ヘッド10の下
部に設けたブロ−ノズル9と連通可能になっている。さ
らに、上金型13aと下金型13bにはベントホ−ル1
5,15に固設したベントプラグ16,16が設けら
れ、該ベントホ−ル15,15は、前記中子キャビティ
14内の空気を真空ポンプPにより減圧する減圧手段1
6と連通されている。該減圧手段18の一端は、前記昇
降テ−ブルT及び圧力チャンバ11の底板部を介して、
上記中子キャビティ14の下部及び上部に連通されてお
り、その他端は真空バルブ17を介して真空ポンプPが
設けられている。前記真空バルブ17の動作で真空ポン
プPにより中子キャビティ14内を2〜100Torr
まで減圧できる。さらに、前記圧力チャンバ11内部及
び上金型13aの前記ベントホ−ル15は、該中子キャ
ビティ14内にガスジェネレ−タ19から硬化ガスを導
入する硬化ガス導入手段20と連通され、下金型13b
のベントホ−ル15は昇降テ−ブルTに連通して該中子
キャビティ14内の硬化ガスを排出する硬化ガス排出手
段21とバルブ22,23を介して連通している。
テ−ブルTが設けられ、該昇降テ−ブルTの上には、上
金型13aと下金型13bで中子キャビティ14が画成
されている。 上金型13aには、ブロ−イング用の開
口13cが上部に設けられ、前記ブロ−ヘッド10の下
部に設けたブロ−ノズル9と連通可能になっている。さ
らに、上金型13aと下金型13bにはベントホ−ル1
5,15に固設したベントプラグ16,16が設けら
れ、該ベントホ−ル15,15は、前記中子キャビティ
14内の空気を真空ポンプPにより減圧する減圧手段1
6と連通されている。該減圧手段18の一端は、前記昇
降テ−ブルT及び圧力チャンバ11の底板部を介して、
上記中子キャビティ14の下部及び上部に連通されてお
り、その他端は真空バルブ17を介して真空ポンプPが
設けられている。前記真空バルブ17の動作で真空ポン
プPにより中子キャビティ14内を2〜100Torr
まで減圧できる。さらに、前記圧力チャンバ11内部及
び上金型13aの前記ベントホ−ル15は、該中子キャ
ビティ14内にガスジェネレ−タ19から硬化ガスを導
入する硬化ガス導入手段20と連通され、下金型13b
のベントホ−ル15は昇降テ−ブルTに連通して該中子
キャビティ14内の硬化ガスを排出する硬化ガス排出手
段21とバルブ22,23を介して連通している。
【0008】以下、このように構成された中子造型装置
の作用を述べる。図1において、図示されていない別の
位置で予め混練されたガス硬化鋳物砂Sは、サンドホッ
パ4に貯蔵されている。砂投入ゲ−ト3の開動作によ
り、1ショット以上の砂量がブロ−ヘッド10内に投入
される。続いて、相互に連結されたブロ−ヘッド10と
圧力チャンバ11は、シリンダ12により図示していな
い車輪走行により移動し、ブロ−ヘッド10の下部が、
昇降テ−ブルTの上部に移動し(図2)、その上部を前
記空気導入口8と連通する。そして、下金型13bを載
置した昇降テ−ブルTは上昇し、上金型13aと下金型
13bと一体となって、ブロ−ヘッド10の下部に取り
付けられたブロ−ノズル9と上金型13aの吹込口を連
通し、クランプする。この状態で鋳物砂のブロ−イング
が行われる。ブロ−バルブ5の開動作により、圧縮空気
が空気タンク7からブロ−配管を介してブロ−ヘッド1
0内に吹き込まれる。吹き込まれた空気はブロ−ノズル
9から、砂と共に中子キャビティ14に充填され、空気
は下金型13bのベントプラグ16,16により排出さ
れる。ここでは、下金型13bのベントプラグ16は排
気のみを考えて配設すればよく、ガス硬化鋳物砂Sの充
填密度を考慮する必要はない。次に、昇降テ−ブルTが
下降し、ブロ−ヘッド10と上金型13aを分離し(図
2の状態)、相互に連結されたブロ−ヘッド10と圧力
チャンバ11は、元に位置に戻る。続いて、昇降テ−ブ
ルTを上昇させ、圧力チャンバ11の空気供給口と上金
型13aの吹込口とを連通しクランプする。ここで、真
空バルブ17を作動させて中子キャビティ14内を2〜
100Torrに減圧する。ここでは、ベントプラグ1
6、16は中子キャビティ14の減圧を考えて配設すれ
ばよく、ガス硬化鋳物砂Sの充填密度を考慮する必要は
ない。
の作用を述べる。図1において、図示されていない別の
位置で予め混練されたガス硬化鋳物砂Sは、サンドホッ
パ4に貯蔵されている。砂投入ゲ−ト3の開動作によ
り、1ショット以上の砂量がブロ−ヘッド10内に投入
される。続いて、相互に連結されたブロ−ヘッド10と
圧力チャンバ11は、シリンダ12により図示していな
い車輪走行により移動し、ブロ−ヘッド10の下部が、
昇降テ−ブルTの上部に移動し(図2)、その上部を前
記空気導入口8と連通する。そして、下金型13bを載
置した昇降テ−ブルTは上昇し、上金型13aと下金型
13bと一体となって、ブロ−ヘッド10の下部に取り
付けられたブロ−ノズル9と上金型13aの吹込口を連
通し、クランプする。この状態で鋳物砂のブロ−イング
が行われる。ブロ−バルブ5の開動作により、圧縮空気
が空気タンク7からブロ−配管を介してブロ−ヘッド1
0内に吹き込まれる。吹き込まれた空気はブロ−ノズル
9から、砂と共に中子キャビティ14に充填され、空気
は下金型13bのベントプラグ16,16により排出さ
れる。ここでは、下金型13bのベントプラグ16は排
気のみを考えて配設すればよく、ガス硬化鋳物砂Sの充
填密度を考慮する必要はない。次に、昇降テ−ブルTが
下降し、ブロ−ヘッド10と上金型13aを分離し(図
2の状態)、相互に連結されたブロ−ヘッド10と圧力
チャンバ11は、元に位置に戻る。続いて、昇降テ−ブ
ルTを上昇させ、圧力チャンバ11の空気供給口と上金
型13aの吹込口とを連通しクランプする。ここで、真
空バルブ17を作動させて中子キャビティ14内を2〜
100Torrに減圧する。ここでは、ベントプラグ1
6、16は中子キャビティ14の減圧を考えて配設すれ
ばよく、ガス硬化鋳物砂Sの充填密度を考慮する必要は
ない。
【0009】次に、空気導入バルブ6を作動させて圧力
チャンバ11を介して中子キャビティ14内に空気を急
激に導入する。この空気は、瞬時に、衝撃圧としてガス
硬化鋳物砂Sの上面に作用し、空気の加圧力でガス硬化
鋳物砂Sは圧縮される。この衝撃圧の作用によりガス硬
化鋳物砂Sはブロ−イングだけの充填密度よりさらに充
填密度が上昇する(図1)。
チャンバ11を介して中子キャビティ14内に空気を急
激に導入する。この空気は、瞬時に、衝撃圧としてガス
硬化鋳物砂Sの上面に作用し、空気の加圧力でガス硬化
鋳物砂Sは圧縮される。この衝撃圧の作用によりガス硬
化鋳物砂Sはブロ−イングだけの充填密度よりさらに充
填密度が上昇する(図1)。
【0010】その後、硬化ガス導入手段20により硬化
ガスを中子キャビティ14内に導入する。硬化ガスの導
入によりガス硬化鋳物砂S内にも硬化ガスが流れガス硬
化鋳物砂Sは硬化し、従来に較べより強度のある中子が
得られる。その後、必要に応じてパ−ジングを行い、昇
降テ−ブルTを下降させて上下金型13a,13bから
中子を取り出す。なお、その際には中子には従来の様に
押し出しピン機構25、25により押し出される。
ガスを中子キャビティ14内に導入する。硬化ガスの導
入によりガス硬化鋳物砂S内にも硬化ガスが流れガス硬
化鋳物砂Sは硬化し、従来に較べより強度のある中子が
得られる。その後、必要に応じてパ−ジングを行い、昇
降テ−ブルTを下降させて上下金型13a,13bから
中子を取り出す。なお、その際には中子には従来の様に
押し出しピン機構25、25により押し出される。
【0011】本発明に用いるガス硬化鋳物砂Sとして
は、水ガラス、フェノ−ル樹脂、ウレタン樹脂、フラン
樹脂等を粘結剤としたガス硬化性の鋳物砂が好適であ
る。このガス硬化鋳物砂に応じて二酸化炭素、TEAガ
ス、二酸化硫黄、蟻酸メチル等の硬化用ガスを選定す
る。
は、水ガラス、フェノ−ル樹脂、ウレタン樹脂、フラン
樹脂等を粘結剤としたガス硬化性の鋳物砂が好適であ
る。このガス硬化鋳物砂に応じて二酸化炭素、TEAガ
ス、二酸化硫黄、蟻酸メチル等の硬化用ガスを選定す
る。
【0012】本発明の第1の実施の形態において、中子
キャビティ14内にガス硬化鋳物砂Sを充填する手段と
してブロ−イングが用いられたが、重力により充填する
ことができる。また、減圧により充填することもでき
る。この場合は、中子キャビティ14内を減圧にするこ
とにより、ブロ−ヘッド10内との圧力差によりガス硬
化鋳物砂Sは充填される。この状態でブロ−ヘッド10
内に空気を導入することによりガス硬化鋳物砂Sの上面
に加圧力を作用させることができる。したがってこの場
合は、ブロ−ヘッド10が圧力チャンバ11を兼ねた装
置構造になり、圧力チャンバ11は不要となる。また、
ブロ−バルブ5と空気導入バルブ6のいずれかを省略し
てもよい。
キャビティ14内にガス硬化鋳物砂Sを充填する手段と
してブロ−イングが用いられたが、重力により充填する
ことができる。また、減圧により充填することもでき
る。この場合は、中子キャビティ14内を減圧にするこ
とにより、ブロ−ヘッド10内との圧力差によりガス硬
化鋳物砂Sは充填される。この状態でブロ−ヘッド10
内に空気を導入することによりガス硬化鋳物砂Sの上面
に加圧力を作用させることができる。したがってこの場
合は、ブロ−ヘッド10が圧力チャンバ11を兼ねた装
置構造になり、圧力チャンバ11は不要となる。また、
ブロ−バルブ5と空気導入バルブ6のいずれかを省略し
てもよい。
【0013】減圧手段18は、中子キャビティ14の上
下で連通したが、本発明の別の実施形態では、減圧手段
18と中子キャビティ14の連通は、上下金型13a,
13bの上下でなくても左右でもよい。
下で連通したが、本発明の別の実施形態では、減圧手段
18と中子キャビティ14の連通は、上下金型13a,
13bの上下でなくても左右でもよい。
【0014】空気導入による昇圧速度は、50−600
Kg/cm2/secが好適である。さらに好ましく
は、200−400Kg/cm2/secである。また
導入空気は大気圧でもよいが、加圧空気の圧力として
は、最大10Kg/cm2まで好適である。圧力の値
は、空気導入バルブの形状や大きさにより最適化をす
る。
Kg/cm2/secが好適である。さらに好ましく
は、200−400Kg/cm2/secである。また
導入空気は大気圧でもよいが、加圧空気の圧力として
は、最大10Kg/cm2まで好適である。圧力の値
は、空気導入バルブの形状や大きさにより最適化をす
る。
【0015】本発明の第1の実施の形態では、相互に連
結されたブロ−ヘッド10と圧力チャンバ11は、一体
となってシリンダ12により図示していない車輪走行に
より移動したが、ブロ−ヘッド10と圧力チャンバ11
は、常に連結される必要はなく別々に移動可能に構成し
てもよい。
結されたブロ−ヘッド10と圧力チャンバ11は、一体
となってシリンダ12により図示していない車輪走行に
より移動したが、ブロ−ヘッド10と圧力チャンバ11
は、常に連結される必要はなく別々に移動可能に構成し
てもよい。
【0016】本発明の第1の実施の形態では、サンドホ
ッパ4を使用したが、サンドホッパ4は本装置に必須の
構成ではなく、コンベアベルト等から適量の混練砂が投
入できる手段を本装置とは別途に設けてもよい。
ッパ4を使用したが、サンドホッパ4は本装置に必須の
構成ではなく、コンベアベルト等から適量の混練砂が投
入できる手段を本装置とは別途に設けてもよい。
【0017】本発明の第1の実施の形態においては、金
型開閉手段は昇降テ−ブルTと兼用したが、別途設けて
も良い。この場合、金型開閉手段は、上下でなく左右に
開閉することができる。
型開閉手段は昇降テ−ブルTと兼用したが、別途設けて
も良い。この場合、金型開閉手段は、上下でなく左右に
開閉することができる。
【0018】尚、硬化ガスを導入する際には中子キャビ
ティ14内を上記と同様にして減圧したのち、硬化ガス
導入手段20により硬化ガスを中子キャビティ14内に
導入してもよい。この場合、硬化ガスの導入量が減少す
るという効果を有する。
ティ14内を上記と同様にして減圧したのち、硬化ガス
導入手段20により硬化ガスを中子キャビティ14内に
導入してもよい。この場合、硬化ガスの導入量が減少す
るという効果を有する。
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、金型開閉手段により半割の金型を閉じて中子キャビ
ティを画成する工程と、前記中子キャビティにガス硬化
鋳物砂を充填する工程と、該中子キャビティ内を2〜1
00Torrに減圧する工程と、前記減圧された中子キ
ャビティ内にその上部から空気を昇圧速度50〜600
kg/cm2/secで導入して前記ガス硬化鋳物砂の
上面に加圧力を作用させて充填密度を高める工程と、該
中子キャビティ内に硬化ガスを導入してガス硬化鋳物砂
を硬化させる工程と、を具備することとしたから、中子
の砂充填密度及び中子強度を簡易に向上させることがで
きると共に、ベントプラグを削減し金型の修正や試作の
時間や費用を削減することができる。さらに清掃作業も
少なくて良い。 以上のように本発明が業界に与える効
果は著大である。
に、金型開閉手段により半割の金型を閉じて中子キャビ
ティを画成する工程と、前記中子キャビティにガス硬化
鋳物砂を充填する工程と、該中子キャビティ内を2〜1
00Torrに減圧する工程と、前記減圧された中子キ
ャビティ内にその上部から空気を昇圧速度50〜600
kg/cm2/secで導入して前記ガス硬化鋳物砂の
上面に加圧力を作用させて充填密度を高める工程と、該
中子キャビティ内に硬化ガスを導入してガス硬化鋳物砂
を硬化させる工程と、を具備することとしたから、中子
の砂充填密度及び中子強度を簡易に向上させることがで
きると共に、ベントプラグを削減し金型の修正や試作の
時間や費用を削減することができる。さらに清掃作業も
少なくて良い。 以上のように本発明が業界に与える効
果は著大である。
【図1】本発明の実施の形態を示す概略図である。
2 コラム 4 サンドホッパ 5 ブロ−バルブ 6 空気導入バルブ 8 空気導入口 9 ブロ−ノズル 10 ブロ−ヘッド 11 圧力チャンバ 13 金型 14 中子キャビティ 15 圧力チャンバ 18 減圧手段 20 硬化ガス導入手段 21 硬化ガス排出手段 P 真空ポンプ T 昇降テ−ブル S ガス硬化鋳物砂 F 上部フレ−ム
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 砂充填後の状態を示す概略図である。
【図2】 砂充填前の状態を示す概略図である。
【符号の説明】 2 コラム 4 サンドホッパ 5 ブロ−バルブ 6 空気導入バルブ 8 空気導入口 9 ブロ−ノズル 10 ブロ−ヘッド 11 圧力チャンバ 13 金型 14 中子キャビティ 15 圧力チャンバ 18 減圧手段 20 硬化ガス導入手段 21 硬化ガス排出手段 P 真空ポンプ T 昇降テ−ブル S ガス硬化鋳物砂 F 上部フレ−ム
Claims (10)
- 【請求項1】 金型開閉手段により半割の金型13
a,13bを閉じて中子キャビティ14を画成する工程
と、該中子キャビティ14にガス硬化鋳物砂Sを充填す
る工程と、該中子キャビティ14内を2〜100Tor
rに減圧する工程と、減圧された該中子キャビティ14
内にその上部から空気を昇圧速度50〜600kg/c
m2/secで導入して前記ガス硬化鋳物砂Sの上面に
加圧力を作用させて充填密度を高める工程と、該中子キ
ャビティ14内に硬化ガスを導入してガス硬化鋳物砂S
を硬化させる工程と、を具備することを特徴とする中子
造型方法。 - 【請求項2】 前記中子キャビティ14へのガス硬化
鋳物砂Sの充填がブロ−イングにより行われることを特
徴とする請求項1に記載の中子の造型方法。 - 【請求項3】 前記中子キャビティ14へのガス硬化
鋳物砂Sの充填が減圧により行われることを特徴とする
請求項1に記載の中子の造型方法。 - 【請求項4】 減圧された前記中子キャビティ14内
に導入する空気が、大気圧であることを特徴とする請求
項1から請求項3のいずれか一つの請求項に記載の中子
造型方法。 - 【請求項5】 前記導入する空気が、加圧空気である
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つ
の請求項にに記載のガス硬化中子の造型方法。 - 【請求項6】 前記空気導入によりガス硬化鋳物砂S
の充填密度を高めた後、前記中子キャビティ14内を再
び減圧し、硬化ガスを中子キャビティ14内に導入して
ガス硬化鋳物砂Sを硬化させることを特徴とする請求項
1から請求項5のいずれか1つの請求項に記載の中子造
型方法。 - 【請求項7】 金型開閉手段により半割の上下金型1
3a,13bを閉じて画成した中子キャビティ14にガ
ス硬化鋳物砂Sを投入して中子を造型する中子造型装置
であって、上部に空気導入口8を有すると共にその下部
にブロ−ノズル9を具備しもってガス硬化鋳物砂Sを受
け入れ前記中子キャビティ14にガス硬化鋳物砂Sを供
給するブロ−ヘッド10と、上金型13aの上部開口に
移動密着可能に設けられる圧力チャンバ11と、前記中
子キャビティ14内の空気を真空ポンプPにより減圧す
る減圧手段18と、前記ブロ−ヘッド10に空気を導入
するブロ−バルブ5と、前記圧力チャンバ11に空気を
導入する空気導入バルブ6と、該中子キャビティ14内
に硬化ガスを導入する硬化ガス導入手段20と、該中子
キャビティ14内から硬化ガスを排出する硬化ガス排出
手段21と、前記上下金型を昇降させる昇降テ−ブルT
と、を具備することを特徴とする中子造型装置。 - 【請求項8】 前記ブロ−ヘッド10と前記圧力チャ
ンバ11が連結して設けられていることを特徴とする請
求項7に記載の中子造型装置。 - 【請求項9】 複数のコラム2内部に設けた昇降テ−
ブルTを兼ねた金型開閉手段により半割の上下金型13
a,13bを閉じて画成した中子キャビティ14にガス
硬化鋳物砂Sを投入して中子を造型する中子造型装置で
あって、前記複数のコラム2上部に設けた上部フレ−ム
Fの下方において移動によりサンドホッパ4の下方に位
置決め可能であって上部に空気導入口8を有すると共に
その下部にブロ−ノズル9を具備しもってガス硬化鋳物
砂Sを受入れ前記中子キャビティ14にガス硬化鋳物砂
Sを供給するブロ−ヘッド10と、前記上部フレ−ムF
に設けられて前記ブロ−ヘッド10に前記空気導入口8
を介して空気を導入するブロ−バルブ5と、前記中子キ
ャビティ14内の空気を真空ポンプ18により減圧する
減圧手段と、該中子キャビティ14内に硬化ガスを導入
する硬化ガス導入手段20と、該中子キャビティ14内
から硬化ガスを排出する硬化ガス排出手段21と、を具
備することを特徴とする中子造型装置。 - 【請求項10】 前記ブロ−ヘッド10に連結される
とともに上金型13aの上部開口に密着可能に設けられ
る圧力チャンバ11と、前記上部フレ−ムFに設けられ
て前記圧力チャンバ11に空気を導入する空気導入バル
ブ6と、をさらに具備したことを特徴とする請求項9に
記載の中子造型装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32366095A JP3322382B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 中子造型方法及びその装置 |
EP96118272A EP0774311A1 (en) | 1995-11-17 | 1996-11-14 | Apparatus and method for producing a core |
CN96123401A CN1159374A (zh) | 1995-11-17 | 1996-11-15 | 制作砂芯的设备和方法 |
KR1019960054788A KR970029928A (ko) | 1995-11-17 | 1996-11-18 | 코어를 제조하기 위한 방법 및 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32366095A JP3322382B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 中子造型方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09141389A true JPH09141389A (ja) | 1997-06-03 |
JP3322382B2 JP3322382B2 (ja) | 2002-09-09 |
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ID=18157194
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3322382B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101452285B1 (ko) * | 2013-03-25 | 2014-10-22 | 현대비앤지스틸 주식회사 | 주형 제조 설비 |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP32366095A patent/JP3322382B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101452285B1 (ko) * | 2013-03-25 | 2014-10-22 | 현대비앤지스틸 주식회사 | 주형 제조 설비 |
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JP3322382B2 (ja) | 2002-09-09 |
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