JPH09140903A - 磁気カード - Google Patents

磁気カード

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JPH09140903A
JPH09140903A JP7327846A JP32784695A JPH09140903A JP H09140903 A JPH09140903 A JP H09140903A JP 7327846 A JP7327846 A JP 7327846A JP 32784695 A JP32784695 A JP 32784695A JP H09140903 A JPH09140903 A JP H09140903A
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Sadao Ioki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気カードを裏返すことなく、記憶した有価
価値の残度数を容易に確認できるようにする。 【解決手段】 記憶した有価価値情報の範囲内で有価価
値を使用可能であるとともに、有価価値を使用した場合
に、記憶した有価価値情報から使用した有価価値を減算
して残有価価値情報として再記憶し、残有価価値を穿孔
4により視認可能に表示する磁気カード1において、上
記穿孔に対応する位置に、当該穿孔により表示する残有
価価値を表す残有価価値報知部3を磁気カードの表裏両
面にそれぞれ設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気カードに関
し、特に、磁気カードに記憶した有価価値の残度数を視
覚を通して容易に確認できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の磁気カードは、公衆電話
や、交通機関や、パチンコ遊技店等で、プリペイドカー
ドとして使用されている。この磁気カードの表面あるい
は裏面には、有価価値情報やセキュリティ情報等が、磁
気的手段あるいは光学的手段等により、視認不能に記憶
されている。そして、磁気カードに記憶された有価価値
の範囲内で、公衆電話を使用したり、交通機関を利用し
たり、パチンコ遊技店で遊技を行ったりすることができ
る。
【0003】この磁気カードを使用するには、磁気カー
ドをカードリーダライタ内に挿入し、カードリーダライ
タでは、磁気カードに記憶された有価価値情報等を読み
取って、記憶された有価価値の範囲内で公衆電話等を使
用させ、記憶された有価価値情報から使用した有価価値
を減算して残有価価値情報として再記憶する。また、残
有価価値を視認可能に表示するため、磁気カードに有価
価値の残度数の目安表示を行い、この目安表示に対応し
た位置に穿孔を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の磁気カードでは、残度数の目安表示は、磁気カードの
片面のみに行われているので、残度数の目安表示が無い
面を見ただけでは、穿孔がどのような有価価値の残度数
を表しているのかを認識することができないという問題
があった。また、磁気カードのデザイン上の制約から、
有価価値の残度数の目安表示を行っていない磁気カード
も存在し、この磁気カードでは、穿孔がどのような有価
価値の残度数を表しているのかを全く認識することがで
きない。
【0005】例えば、パチンコ遊技店等のように、多数
の磁気カードが使用される場所では、磁気カード所有者
は有価価値が帰零した磁気カードを無造作に捨ててしま
う場合が少なくない。このため、遊技店員等が、捨てら
れた磁気カードを回収するのであるが、捨てられたと思
って回収した磁気カードが未だ帰零したものではなく、
磁気カード所有者が一時的に放置したものである可能性
もあり、磁気カード所有者との間で無用な争いが生じる
おそれがあった。
【0006】このため、磁気カードを回収する遊技店員
等は、その都度カードを裏返すなどして有価価値の残度
数の目安表示が行われている磁気カード面を確認しなく
てはならず、磁気カードの回収作業が面倒なものとなっ
ていた。
【0007】そこで、本発明は、記憶した有価価値の残
度数を一目見ただけでも容易に確認することができる磁
気カードを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するために提案されたものであり、請求項1に記
載のものは、少なくとも有価価値情報を記憶し、記憶し
た有価価値情報の範囲内で有価価値を使用可能であると
ともに、有価価値を使用した場合に、記憶した有価価値
情報から使用した有価価値を減算して残有価価値情報と
して再記憶し、当該残有価価値を穿孔により視認可能に
表示する磁気カードにおいて、上記穿孔に対応する位置
に、当該穿孔により残有価価値を表す残有価価値報知部
を磁気カードの表裏両面にそれぞれ設けたことを特徴と
する磁気カードである。
【0009】この磁気カードには、有価価値情報が記憶
されていて、磁気カード所有者は、記憶された有価価値
情報の範囲内で有価価値を使用することができる。例え
ば、パチンコ遊技店において1,000円の有価価値情
報を記憶した遊技カードを所有する遊技者は、この遊技
カードを球貸機に挿入することにより、1,000円分
までのパチンコ球の貸与を受けて、パチンコ機における
遊技を行うことができる。そして、磁気カードに記憶さ
れた有価価値を使用した場合には、記憶された有価価値
情報から使用した有価価値が減算されて、残有価価値情
報として再記憶される。また、残有価価値を視認可能に
表示するため、残有価価値に対応する位置に穿孔が行わ
れる。そして、磁気カードの表裏両面には、残有価価値
を表示する穿孔に対応する位置に、当該穿孔により表示
する残有価価値を表す残有価価値報知部を設けてあり、
磁気カードの表裏どちらの面を見ても、穿孔に対応する
残有価価値報知部を目安にして有価価値の残度数を認識
することができる。したがって、いちいち磁気カードを
裏返すことなく、容易に磁気カードに記憶した有価価値
の残度数を認識することができる。
【0010】請求項2に記載のものは、請求項1の構成
に加えて、残有価価値報知部には、残有価価値が無いこ
とを視認可能に表示する帰零穿孔に対応する位置に、該
帰零穿孔位置を特定して報知する帰零報知部を設けたも
のである。
【0011】この磁気カードでは、残有価価値が無いこ
とを視認可能に表示する帰零穿孔を行う位置が、帰零報
知部により特定して報知されているので、帰零報知部を
確認するだけで、有価価値が帰零したか否かを容易に認
識することができる。
【0012】また、請求項3に記載のものは、残有価価
値報知部が、穿孔する領域に残有価価値表示を印刷して
なり、帰零表示を行う残有価価値表示は、上記穿孔領域
内の帰零穿孔位置に重ねて印刷して、帰零穿孔により毀
損されるようにした磁気カードである。
【0013】この磁気カードでは、帰零穿孔は、帰零を
表示する残有価価値表示の上に行われ、この穿孔により
有価価値表示が毀損する。したがって、帰零を表示する
残有価価値表示を確認するだけで、帰零した磁気カード
であるか否かを容易に認識することができる。
【0014】請求項4に記載したように、帰零報知部
は、他の残有価価値報知部とは異なる形態で表示しても
よい。
【0015】また、請求項5に記載したように、帰零報
知部は、他の領域と異なった色彩を用いて表示してもよ
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形
態に係る磁気カードを示したもので、図1(A)は磁気
カードの正面図、図1(B)は図1(A)に示した磁気
カードの天地を逆にした磁気カードの裏面図である。
【0017】本発明の第1の実施形態に係る磁気カード
1は、合成樹脂製あるいは紙製のカードからなり、例え
ば、公衆電話や、交通機関や、パチンコ遊技店等で、プ
リペイドカードとして使用されるものである。
【0018】この磁気カード1の表面あるいは裏面に
は、有価価値情報やセキュリティ情報等が、磁気的手段
あるいは光学的手段等により、視認不能に記憶されてい
る。
【0019】また、磁気カード1の表面には、図1
(A)に示すように、長手方向の一端部に、カードリー
ダライタへの挿入方向を示す挿入方向指示部2が施して
あるとともに、長手方向に沿った一側に、有価価値の残
度数を表示する残有価価値報知部3が設けてある。な
お、挿入方向指示部2は、印刷による表示に限らず、例
えば図1(A)中点線で示すように、略円弧状に切り欠
いて形成してもよい。
【0020】そして、図1(B)に示すように、磁気カ
ード1の裏面にも、上記した磁気カード1の表面に設け
た残有価価値報知部3に背向して、残有価価値報知部
3′が設けてある。この残有価価値報知部3,3′は、
磁気カード1に記憶された有価価値情報の残度数の目安
を表示するもので、例えば、図1に示したような、発行
当初に1,000円の有価価値情報を記憶した磁気カー
ド1では、500円を表す「50」,300円を表す
「30」,100円を表す「10」,有価価値情報の帰
零を表す「0」などの数字が表示されている。
【0021】残有価価値を表す穿孔4は、この残有価価
値報知部3,3′に対応して行われる。すなわち、磁気
カード1の表面では、図1(A)に示すように、残有価
価値報知部3の下側に沿って穿孔領域が設定されてお
り、この穿孔領域内の所定位置(残有価価値の大きさに
応じて設定された所定の位置)に穿孔4が行われ、この
穿孔4はカードを貫通して行われるので、磁気カード1
の裏面では、図1(B)にように、残有価価値報知部
3′の上側に位置している。
【0022】したがって、磁気カード1が表面を上にし
て、或は裏面を上にして置かれていても、穿孔4に対応
した残有価価値報知部3,3′を一目見るだけで、当該
磁気カード1の残有価価値を容易に把握することができ
る。
【0023】次に、図2に基づき、本発明の第2の実施
形態に係る磁気カードを説明する。図2は、本発明の第
2の実施形態に係る磁気カードを示したもので、図2
(A)は磁気カードの正面図、図2(B)は図2(A)
に示した磁気カードの天地を逆にした磁気カードの裏面
図である。
【0024】この磁気カード10の表面あるいは裏面に
は、第1実施形態と同様に、有価価値情報やセキュリテ
ィ情報等が、磁気的手段あるいは光学的手段等により、
視認不能に記憶されており、磁気カード10の表面に
は、図2(A)に示すように、長手方向の一端部に、カ
ードリーダライタへの挿入方向を示す挿入方向指示部2
が施してあるとともに、長手方向に沿った一側に、有価
価値の残度数を表す残有価価値報知部3が設けてある。
そして、図2(B)に示すように、磁気カード10の裏
面にも、上記した磁気カード10の表面に設けた残有価
価値報知部3に背向して、残有価価値報知部3′が設け
てある。
【0025】この残有価価値報知部3,3′のうち、帰
零を表す「0」表示は、他の残度数の目安表示の「5
0」,「30」,「10」とは異なる形態で表示されて
おり、本実施形態では他の報知部(目安表示)よりも大
きな文字で強調されて表示され、尚且つ帰零穿孔位置を
特定して表示する帰零報知部11となっている。即ち、
この帰零報知部11の大きな文字「0」で区画した領域
の内部に、帰零の穿孔が行われるように、穿孔領域の帰
零穿孔位置まで拡張されている。
【0026】残有価価値を表す穿孔4は、この残有価価
値報知部3,3′に対応して行われる。すなわち、磁気
カード10の表面では、図2(A)に示すように、残有
価価値報知部3の下側に沿った穿孔領域内に穿孔4が行
われ、カードを貫通するこの穿孔4は、磁気カード10
の裏面では、図2(B)に示すように、残有価価値報知
部3′の上側に位置している。そして、磁気カード10
の表裏面とも、この帰零を表す「0」表示の内部に、残
有価価値が帰零した旨の穿孔4が行われる。
【0027】したがって、この帰零報知部11の「0」
内に穿孔が有るか無いかを一目見るだけで、当該磁気カ
ード10の帰零を容易に認識することができる。
【0028】次に、図3に基づき、本発明の第3の実施
形態に係る磁気カード10を説明する。図3は、本発明
の第3の実施形態に係る磁気カードを示したもので、図
3(A)は磁気カードの正面図、図3(B)は図3
(A)に示した磁気カードの天地を逆にした磁気カード
の裏面図である。
【0029】この磁気カード20の表面あるいは裏面に
は、前記実施形態と同様に、有価価値情報やセキュリテ
ィ情報等が、磁気的手段あるいは光学的手段等により、
視認不能に記憶されている。また、磁気カード20の表
面には、図2(A)に示すように、長手方向の一端部
に、カードリーダライタへの挿入方向を示す挿入方向指
示部2が施してあるとともに、長手方向に沿った一側に
沿って、有価価値の残度数を明示的に表示する残有価価
値報知部3が設けてある。そして、図3(B)に示すよ
うに、磁気カード20の裏面にも、上記した磁気カード
20の表面に設けた残有価価値報知部3に背向して、残
有価価値報知部3′が設けてある。
【0030】残有価価値を表す穿孔4は、この残有価価
値報知部3,3′を印刷する残有価価値報知部表示領域
に沿って、尚且つ重ねて設定された穿孔領域内で残有価
価値報知部3,3′に対応して行われる。すなわち、磁
気カード20の表裏面で、図3(A)(B)に示すよう
に、残有価価値報知部3,3′の上に重ねて穿孔4が行
われる。なお、残有価価値報知部3,3′における残有
価価値の表示を認識できるように、「50」,「3
0」,「10」の残有価価値表示の位置では、残有価価
値表示を避けて穿孔4が行われ、帰零を表す「0」の位
置では、この「0」上に重ねて穿孔4が行われ、帰零穿
孔4を行うと、帰零を表す「0」表示が毀損されて消滅
するように配置されている。
【0031】したがって、帰零を表す「0」表示が穿孔
4によって毀損されて消滅しているか否かを確認するだ
けで、当該磁気カード20の帰零を一目で容易に認識す
ることができる。
【0032】次に、図4に基づき、本発明の第4の実施
形態に係る磁気カードを説明する。図4は、本発明の第
4の実施形態に係る磁気カードを示したもので、図4
(A)は磁気カードの正面図、図4(B)は図4(A)
に示した磁気カードの天地を逆にした磁気カードの裏面
図である。
【0033】この磁気カード30の表面あるいは裏面に
は、前記実施形態と同様に、有価価値情報やセキュリテ
ィ情報等が、磁気的手段あるいは光学的手段等により、
視認不能に記憶されている。また、磁気カード30の表
面には、図4(A)に示すように、長手方向の一端部
に、カードリーダライタへの挿入方向を示す挿入方向指
示部2が施してあるとともに、長手方向に沿った一側
に、有価価値の残度数の目安を表示する残有価価値報知
部3が設けてある。そして、図4(B)に示すように、
磁気カード30の裏面にも、上記した磁気カード30の
表面に設けた残有価価値報知部3に背向して、残有価価
値報知部3′が設けてある。
【0034】また、残有価価値報知部3,3′のうち、
帰零を表す帰零報知部31には、磁気カード10の他の
領域とは異なった色彩で正方形のマークが設けられてい
る。この正方形のマークは、帰零を表す「0」表示に対
応する帰零穿孔4の位置に合わせて(重ねて)表示され
ていて、例えば、赤色、金色、蛍光色等の目立つ色彩が
施されている。
【0035】残有価価値を表す穿孔4は、この残有価価
値報知部3,3′に対応して行われる。すなわち、磁気
カード30の表面では、図4(A)に示すように、残有
価価値報知部3の下側に穿孔4が行われ、カードを貫通
したこの穿孔4は、磁気カード30の裏面では、図4
(B)に示すように、残有価価値報知部3′の上側に位
置する。そして、磁気カード30の表裏面とも、この帰
零を特定する帰零報知部31である正方形のマーク内
に、残有価価値を表す穿孔4が行われる。
【0036】したがって、この正方形のマーク内に穿孔
4が存在するか否かを確認するだけで、当該磁気カード
30が帰零したものであるかを容易に認識することがで
き、しかも、マークには目立つ着色が施されているの
で、マーク自体を見つけ易く、穿孔の有無も判別し易
い。
【0037】なお、上記した第1の実施形態から第4の
実施形態に係る磁気カード1,10,20,30におい
て、残有価価値報知部3に表示する残度数の目安は、発
行当初に磁気カード1,10,20,30に記憶された
有価価値情報に対応して適宜変更することができる。ま
た、残有価価値報知部3,3′に表示する残度数の表示
は、上記したような数字だけではなく、残度数を表す識
別記号であってもよい。
【0038】次に、図5に基づき、上記した磁気カード
1,10,20,30に記憶した有価価値情報等を読み
取って、有価価値情報の減算処理や更新記憶処理を行う
とともに、残有価価値を表す穿孔4を行うカードリーダ
ライタについて説明する。
【0039】図5は、カードリーダライタの概略構成を
示した縦断面図である。このカードリーダライタ40
は、カード挿排出口41からカードリーダライタ40の
奥に向かってカード搬送路42を設け、このカード搬送
路42には、一対のローラ43,43に掛け渡された搬
送ベルト44が臨んでいる。そして、ローラ43の一側
には、モータ45が取り付けてあり、モータ45を作動
することにより搬送ベルト44を駆動することができ
る。なお、図面には示さないが、搬送ベルト44の上面
にはカードを押えるローラが適宜な間隔で配設されてい
る。また、これらカード押えローラを設ける代わりに、
搬送ベルトを上下対にして設け、両ベルトでカードを挟
み付けてもよい。この場合、後述するヘッド等に当る部
分を避けてベルトを配置する。
【0040】また、カード搬送路42上には、カード挿
排出口41付近に、カードの挿入を検知してモータ45
を駆動させる挿入検出センサ46を設け、カード搬送路
42の途中には、磁気カード1,10,20,30に記
憶した有価価値情報やセキュリティ情報を読み取るとと
もに、有価価値情報の書き換えを行うリードライトヘッ
ド47と、磁気カード10に残有価価値を表示するため
の穿孔を行う穿孔パンチ機48とを設けてあり、カード
搬送路42の奥側には、カードリーダライタ40の奥側
に向かって搬送されてきた磁気カード1,10,20,
30の先端位置を検出して搬送動作を停止したり、カー
ドの搬送方向をカード挿排出口41に向かって反転する
ための検出センサ49が設けてある。
【0041】磁気カード1,10,20,30をカード
リーダライタ40のカード挿排出口41から挿入する
と、挿入検出センサ46が磁気カード1,10,20,
30の先端部を検出してモータ45を作動し、搬送ベル
ト44を駆動してカード搬送路42上の奥側に向かって
磁気カード1,10,20,30を搬送する。
【0042】磁気カード1,10,20,30は、カー
ド搬送路42上を搬送される過程で、カードリーダライ
タ40により、記憶した有価価値情報やセキュリティデ
ータ等が読み取られる。そして、読み取った有価価値情
報の範囲内で有価価値が使用されると、使用した有価価
値を減算して残有価価値情報が再記憶される。また、減
算した結果、再記憶する残有価価値情報がカードに記載
された残有価価値情報部3,3′の値になった場合に
は、即ち「50」,「30」,「10」に対応する残有
価価値になると、当該残有価価値情報の値に応じて搬送
ベルト44がカードを前後に移動して、カードの位置を
調整し、このカード位置調整が終了すると穿孔パンチ機
48により、残有価価値を表示するための穿孔4が、残
有価価値情報部3,3′の近傍に行われる。したがっ
て、再記憶する残有価価値情報が「30」に対応する値
の時には、カードの前後位置が「30」に合うように調
整され、穿孔4が「30」の近傍に行われる。また、残
有価価値情報がすべて使用されて帰零すると、搬送ベル
ト44がカードを移動して帰零報知部11である「0」
の上下にパンチが位置するようにカード停止位置を調整
し、この位置調整が終了すると穿孔パンチ機48が帰零
報知部11である「0」近傍、或は帰零報知部11上に
穿孔4を行う。
【0043】この様にして、再記憶工程が終了すると、
或は穿孔も含めての再記憶工程が終了すると、磁気カー
ド1,10,20,30はカードリーダライタ40の奥
側まで搬送され、磁気カード1,10,20,30の先
端が、検出センサ49により検出されると、モータ45
を逆転させて搬送ベルト44を逆方向に駆動する。した
がって、磁気カード1,10,20,30はカード挿排
出口41に向かって搬送され、カード排出口41から排
出される。
【0044】なお、カードリーダライタ40の構造は、
上記したものに限られず、磁気カード1,10,20,
30に記憶した有価価値情報を読み取って、使用した有
価価値情報を減算した残有価価値情報を再記憶できると
ともに、残有価価値の目安表示の穿孔4を行えれば、ど
のような構造のものであってもよい。
【0045】また、磁気カード1の情報改竄や変造を防
止するために、磁気カードの全面或は少なくとも穿孔す
る穿孔領域にホログラム(hologram)処理を施
し、このホログラム処理した穿孔領域に穿孔するように
構成してもよい。ホログラムは、極く微細な凹凸を無数
に形成し、これら凹凸による反射光波の干渉を利用する
ものなので、製造が容易ではない。このため、穿孔箇所
が一層明確に判別することができるばかりでなく、不正
行為者が、ホログラム処理を施した磁気カード自体を製
造したり、或は穿孔4を塞ぐために貼るホログラムシー
ル等を製造することが困難であり、改竄や変造の防止に
実効がある。なお、ホログラム処理した磁気カード1を
使用するカードリーダライタには、ホログラムを検出す
るホログラム検出器を設けることが望ましい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
気カードの表裏両面に、残有価価値を表示する穿孔に対
応する位置に、当該穿孔により表示する残有価価値を表
す残有価価値報知部を設けてあるので、磁気カードの表
裏どちらの面を見ても、穿孔に対応する残有価価値報知
部を目安にして有価価値の残度数を一目で認識すること
ができる。したがって、いちいち磁気カードを裏返すこ
となく、容易に磁気カードに記憶した有価価値の残度数
を認識することができる。このため、使用可能な磁気カ
ードと帰零した磁気カードとの選別を容易に行うことが
でき、パチンコ遊技店などにおいて、遊技機の前にある
磁気カードや床に落ちている磁気カードを係員が回収す
る場合に、カードを手に取って裏返すことなくそのまま
の状態を一目見るだけで、帰零したカードか否かを判断
することができ、遊技者との無用な争いを未然に回避し
つつカード回収作業を能率良く行うことができる。そし
て、パチンコ遊技店ばかりでなく、公衆電話機周辺の清
掃作業においても同様に、作業を容易に行うことが可能
になる。
【0047】請求項2記載の発明では、残有価価値が無
いことを視認可能に表示する帰零穿孔を行う位置が、帰
零報知部により特定されているので、帰零報知部を確認
するだけで、有価価値が帰零した磁気カードを容易に認
識することができる。したがって、磁気カードの帰零を
判断する際に一層容易に行うことができる。
【0048】請求項3記載の発明では、帰零穿孔は、帰
零を表示する残有価価値表示上に重ねて行われ、この帰
零穿孔により有価価値表示が毀損される。したがって、
帰零を表示する残有価価値表示が毀損されているか否か
を確認するだけで、帰零した磁気カードであるか否かを
一目で容易に判断することができる。
【0049】請求項4記載の発明では、帰零報知部は、
他の残有価価値報知部とは異なる形態で表示されている
ので、帰零報知部を発見し易い。したがって、帰零した
磁気カードか否かを一層容易に認識することができる。
【0050】請求項5記載の発明では、帰零報知部は、
他の領域と異なった色彩を用いて表示されているので、
帰零報知部をなお一層容易に発見し易い。したがって、
帰零した磁気カードか否かをより一層容易に判断するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る磁気カードを示
したもので、図1(A)は磁気カードの正面図、図1
(B)は図1(A)に示した磁気カードの天地を逆にし
た磁気カードの裏面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る磁気カードを示
したもので、図2(A)は磁気カードの正面図、図2
(B)は図2(A)に示した磁気カードの天地を逆にし
た磁気カードの裏面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る磁気カードを示
したもので、図3(A)は磁気カードの正面図、図3
(B)は図3(A)に示した磁気カードの天地を逆にし
た磁気カードの裏面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る磁気カードを示
したもので、図4(A)は磁気カードの正面図、図4
(B)は図4(A)に示した磁気カードの天地を逆にし
た磁気カードの裏面図である。
【図5】カードリーダライタの概略構成を示した縦断面
図である。
【符号の説明】
1 磁気カード(第1実施形態) 2 挿入方向指示部 3 カード表面の残有価価値報知部 3′カード裏面の残有価価値報知部 4 穿孔 10 磁気カード(第2実施形態) 11 帰零報知部 20 磁気カード(第3実施形態) 30 磁気カード(第4実施形態) 31 帰零報知部 40 カードリーダライタ 41 カード挿排出口 42 カード搬送路 43 ローラ 44 搬送ベルト 45 モータ 46 挿入検出センサ 47 リードライトヘッド 48 穿孔パンチ機 49 検出センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも有価価値情報を記憶し、記憶
    した有価価値情報の範囲内で有価価値を使用可能である
    とともに、有価価値を使用した場合に、記憶した有価価
    値情報から使用した有価価値を減算して残有価価値情報
    として再記憶し、当該残有価価値を穿孔により視認可能
    に表示する磁気カードにおいて、 上記穿孔に対応する位置に、当該穿孔により残有価価値
    を表す残有価価値報知部を磁気カードの表裏両面にそれ
    ぞれ設けたことを特徴とする磁気カード。
  2. 【請求項2】 残有価価値報知部には、 残有価価値が無いことを視認可能に表示する帰零穿孔に
    対応する位置に、該帰零穿孔位置を特定して報知する帰
    零報知部を設けたことを特徴とする請求項1記載の磁気
    カード。
  3. 【請求項3】 残有価価値報知部は、穿孔する領域に残
    有価価値表示を印刷してなり、 帰零表示を行う残有価価値表示は、上記穿孔領域内の帰
    零穿孔位置に重ねて印刷して、帰零穿孔により毀損され
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の磁気カ
    ード。
  4. 【請求項4】 帰零報知部は、他の残有価価値報知部と
    は異なる形態で表示されていることを特徴とする請求項
    2に記載の磁気カード。
  5. 【請求項5】 帰零報知部は、他の領域と異なった色彩
    を用いて表示されていることを特徴とする請求項2記載
    の磁気カード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07141455A (ja) * 1993-11-12 1995-06-02 Tokin Corp 磁気カードの度数記録方法および磁気カードリーダライタ
JPH07314964A (ja) * 1994-05-27 1995-12-05 East Japan Railway Co プリペイドカードおよびその製造方法

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