JPH09139981A - 携帯電話装置及び携帯型画像通信端末装置 - Google Patents

携帯電話装置及び携帯型画像通信端末装置

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JPH09139981A
JPH09139981A JP7298096A JP29809695A JPH09139981A JP H09139981 A JPH09139981 A JP H09139981A JP 7298096 A JP7298096 A JP 7298096A JP 29809695 A JP29809695 A JP 29809695A JP H09139981 A JPH09139981 A JP H09139981A
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誠 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信中に電池切れを起こし、相手側の通信番
号を覚えていない場合であっても、必要に応じて電池交
換後に相手側に発呼できる携帯電話装置及び携帯型画像
通信端末装置を提供する。 【解決手段】 通話時に発呼側の電話番号を記憶し、携
帯電話装置1の電池8の電池切れにより通信が途中で遮
断しても記憶内容が消失しないEEPROM10と、携
帯電話装置1の電池8の電池切れにより通信が途中で遮
断した場合、電池8の電池交換により電源が回復したと
きに、EEPROM10から電話番号を読み出して表示
部7の表示画面上に表示する制御部5とを、携帯電話装
置1に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話装置及び
携帯型画像通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話装置及び携帯型画像通信端末装
置において、通信中に電池切れが起こった場合、通信が
遮断される。
【0003】このような場合、発呼側の携帯電話装置が
通話中に電池切れを起こしたのであれば、発呼者は被呼
者の電話番号を知っていると思われるので、電池交換後
に必要に応じて再度電話をかけ直せばよいことが多い。
ただし、メモ用紙を見ながらダイヤルして、その後にメ
モ用紙を紛失したような場合には、再度電話をかけ直す
ことができない。
【0004】一方、被呼側の携帯電話装置が通話中に電
池切れを起こした場合、被呼者が発呼者の電話番号を覚
えていないことがあり、このようなときには、従来の携
帯電話装置では、電池交換後に発呼側に電話をかけるこ
とができなかった。このような場合、発呼側が再度電話
をかけてくることもあるが、発呼側では通信の遮断原因
が判らず、しかも被呼側が電池交換する時期ももちろん
判らないので、被呼側が電池交換するまでに何度も電話
をかけ直し、その度に着信しないことから、再度の通話
をあきらめてしまう場合も多いものと考えられる。
【0005】また、画像データ通信の途中で送信側の携
帯型画像通信端末装置が電池切れを起こした場合、従来
の携帯型画像通信端末装置では、電池交換後に送信原稿
をセットし直し、再度送信しなければならなかった。し
たがって、送信原稿を一旦取り出して再度セットするの
に時間がかかり、しかも、再度の送信においても送信原
稿を読み取りながら送信するので、最悪の場合ほとんど
2倍近い送信時間を必要としてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の携帯
電話装置では、被呼側の携帯電話装置が通話中に電池切
れを起こした場合、発呼者の電話番号を覚えていなけれ
ば、電池交換後に発呼側に電話をかけられないという課
題があった。
【0007】また従来の携帯型画像通信端末装置では、
画像データ通信の途中で送信側の携帯型画像通信端末装
置が電池切れを起こした場合、電池交換後に送信原稿を
セットし直し、再度送信しなければならないので、時間
の無駄が多いという課題があった。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、通話中に携帯電話装置が電池切れを起こ
し、相手側の電話番号を覚えていない場合であっても、
必要に応じて電池交換後に相手側に電話をかけることが
できる携帯電話装置を提供することを目的としている。
【0009】また本発明は、画像データ通信の途中で送
信側の携帯型画像通信端末装置が電池切れを起こした場
合であっても、電池交換後に送信原稿を速やかに送信で
きる携帯型画像通信端末装置を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の携帯電話装置は、通話時
に相手側の電話番号を記憶し、電池切れにより通信が途
中で遮断されても記憶内容を保持する電話番号記憶手段
と、電池切れにより通信が途中で遮断した場合、電池交
換により電源が回復したときに、電話番号記憶手段から
通話中であった相手側の電話番号を読み出して表示画面
上に表示する電話番号表示手段とを備えたものである。
【0011】また、請求項2に記載した発明の携帯電話
装置は、請求項1記載の携帯電話装置であって、電池切
れにより通信が途中で遮断した場合、電池交換により電
源が回復したときに、使用者の指示により電話番号記憶
手段から通話中であった相手側の電話番号を読み出して
発呼する発呼手段を備えたものである。
【0012】更に、請求項3に記載した発明の携帯型画
像通信端末装置は、画像データを記憶する画像データ記
憶手段と、画像データ通信時に相手側の通信番号を記憶
し、電池切れにより画像データ通信が途中で遮断しても
記憶内容を保持する通信番号記憶手段と、電池切れによ
り画像データ通信が途中で遮断した場合、電池交換によ
り電源が回復したときに、通信番号記憶手段から通信中
であった相手側の通信番号を読み出して表示画面上に表
示する通信番号表示手段とを備えたものである。
【0013】また、請求項4に記載した発明の携帯型画
像通信端末装置は、請求項3記載の携帯型画像通信端末
装置であって、電池切れにより画像データ通信が途中で
遮断した場合、電池交換により電源が回復したときに、
通信番号記憶手段から画像データ通信中であった相手側
の通信番号を読み出して自動発呼する自動発呼手段を備
えたものである。
【0014】更に、請求項5に記載した発明の携帯型画
像通信端末装置は、請求項3記載の携帯型画像通信端末
装置であって、電池切れにより画像データ通信が途中で
遮断した場合、電池交換により電源が回復したときに、
使用者の指示により通信番号記憶手段から画像データ通
信中であった相手側の通信番号を読み出して発呼する発
呼手段を備えたものである。
【0015】また、請求項6に記載した発明の携帯型画
像通信端末装置は、携帯電話装置と、この携帯電話装置
に結合された携帯ファクシミリ装置とからなる携帯型画
像通信端末装置であって、ファクシミリ通信時に相手側
のファクシミリ番号を記憶し、携帯電話装置の電池切れ
によりファクシミリ通信が途中で遮断しても記憶内容を
保持するファクシミリ番号記憶手段と、携帯電話装置の
電池切れによりファクシミリ送信が途中で遮断した場
合、電池交換により電源が回復したときに、ファクシミ
リ番号記憶手段からファクシミリ番号を読み出して表示
画面上に表示するファクシミリ番号表示手段とを備えた
ものである。
【0016】更に、請求項7に記載した発明の携帯型画
像通信端末装置は、請求項6記載の携帯型画像通信端末
装置であって、携帯電話装置の電池切れによりファクシ
ミリ送信が途中で遮断した場合、携帯ファクシミリ装置
による送信原稿の読み取りは継続させ、送信データを携
帯ファクシミリ装置側の記憶手段に記憶させ、電池交換
により電源が回復したときに、ファクシミリ番号記憶手
段からファクシミリ送信中であった相手側のファクシミ
リ番号を読み出して自動発呼する自動発呼手段を備えた
ものである。
【0017】また、請求項8に記載した発明の携帯型画
像通信端末装置は、請求項6記載の携帯型画像通信端末
装置であって、携帯電話装置の電池切れによりファクシ
ミリ送信が途中で遮断した場合、携帯ファクシミリ装置
による送信原稿の読み取りは継続させ、送信データを携
帯ファクシミリ装置側の記憶手段に記憶させ、電池交換
により電源が回復したときに、使用者の指示によりファ
クシミリ番号記憶手段からファクシミリ送信中であった
相手側のファクシミリ番号を読み出して発呼する発呼手
段を備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0019】図1は、本発明に係る携帯型画像通信端末
装置の回路ブロック図であって、この携帯型画像通信端
末装置は、携帯電話装置1と、携帯ファクシミリ装置2
とを備えている。携帯電話装置1は、無線回路3、通話
回路4、制御部5、操作部6、表示部7、電池8、EE
PROM10、アンテナ11、ファクシミリ装置接続用
インターフェイス12、マイクロホン13、およびスピ
ーカ14を備えている。携帯ファクシミリ装置2は、読
み取り部16、記録部17、操作部18、制御部19、
モデム20、およびメモリ21などを備えている。
【0020】携帯電話装置1は、電池8を電源としてお
り、他の電話装置などと無線により情報の授受を行う。
携帯ファクシミリ装置2は、携帯電話装置1を利用して
他のファクシミリ装置などとファクシミリ通信を行う。
この携帯ファクシミリ装置2は、図外の電池を電源とし
ているが、元来携帯電話装置1と比較して消費電力が大
きいので、大容量の電池を備えている。無線回路3は、
アンテナ11との間で無線周波信号の授受を行う。通話
回路4は、マイクロホン13やスピーカ14との間で音
声信号の授受を行う。制御部5は、マイクロコンピュー
タなどを備えており、携帯電話装置1全体を制御する。
操作部6は、キースイッチ群などからなり、使用者の操
作に応じた信号を制御部5に出力する。表示部7は、液
晶表示装置などを備えており、制御部5により制御され
て、各種の表示を行う。電池8は、携帯電話装置1の電
源である。EEPROM10は、通信相手の電話番号や
ファクシミリ番号などを記憶する。アンテナ11は、電
波と無線周波信号との間の変換を行う。ファクシミリ装
置接続用インターフェイス12は、携帯ファクシミリ装
置2との接続のためのインターフェイスであって、所定
のケーブル22により携帯ファクシミリ装置2のモデム
20に接続されている。マイクロホン13は、使用者の
音声を電気信号に変換する。スピーカ14は、電気信号
を音声に変換する。
【0021】読み取り部16は、CCDなどを備えてお
り、原稿を読み取ってそれに応じた画信号を出力する。
記録部17は、レーザプリンタあるいはサーマルプリン
タなどを備えており、受信データを復号化した画信号あ
るいは読み取り部16からの画信号に基づいて文字や図
形などを記録用紙上に記録する。操作部18は、キース
イッチ群などからなり、使用者の操作に応じた信号を制
御部19に出力する。制御部19は、マイクロコンピュ
ータなどを備えており、携帯ファクシミリ装置2全体を
制御する。モデム20は、送信データの変調や受信デー
タの復調を行う。メモリ21は、RAMなどにより構成
されており、送信データなどを記憶する。
【0022】すなわち、EEPROM10は、通話時に
発呼側の電話番号を記憶し、電池8の電池切れにより通
信が途中で遮断しても記憶内容を消失することなく保持
する電話番号記憶手段と、ファクシミリ送信時に受信側
のファクシミリ番号を記憶し、電池8の電池切れにより
ファクシミリ送信が途中で遮断しても記憶内容を消失す
ることなく保持するファクシミリ番号記憶手段とを構成
している。また、制御部5および表示部7は、電池8の
電池切れにより通信が途中で遮断した場合、電池交換に
より電源が回復したときに、EEPROM10から電話
番号を読み出して表示画面上に表示する電話番号表示手
段を構成している。また、制御部5および無線回路3
は、電池8の電池切れによりファクシミリ送信が途中で
遮断した場合、電池交換により電源が回復したときに、
EEPROM10からファクシミリ番号を読み出して自
動発呼する自動発呼手段を構成している。
【0023】次に上記のように構成された携帯型画像通
信端末装置の被呼側通話処理の手順について、図2のフ
ローチャートを参照しながら説明する。先ず、携帯電話
装置1の制御部5が、他の電話装置などからの呼び出し
があるか否かを判断し(S1)、呼び出しがあれば(S
1:YES)、着信させ(S2)、発呼側との情報の授
受により発呼側のIDすなわち電話番号を検出して(S
3)、それをEEPROM10の所定領域に格納する
(S4)。この状態で発呼者と被呼者との通話が行われ
るので、携帯電話装置1の制御部5が、通話が終了した
か否かを検出し(S5)、通話が終了すれば(S5:Y
ES)、EEPROM10に記憶させた発呼側の電話番
号を消去して(S6)、被呼側通話処理を終了する。
【0024】S5において、通話が終了していなければ
(S5:NO)、S5に戻って通話の終了を待つ。
【0025】S1において、呼び出しがなければ(S
1:NO)、S1に戻って呼び出しを待つ。
【0026】ここで、S5における通話中に、電池8の
電池切れにより通話が遮断された場合、S4においてE
EPROM10に発呼側の電話番号が記憶されているの
で、電源復旧処理において、発呼側の電話番号が携帯電
話装置1の表示部7に表示される。
【0027】この電源復旧処理の手順について、図3の
フローチャートを参照しながら説明する。先ず、携帯電
話装置1の制御部5が、使用者により電池交換がなされ
て電源が正常にオンしたか否かを判断し(S11)、オ
ンしていれば(S11:YES)、EEPROM10の
所定領域を検索して発呼側の電話番号が格納されている
か否かを判断する(S12)。発呼側の電話番号が格納
されていれば(S12:YES)、図2のS4でEEP
ROM10に記憶された発呼側の電話番号がS6におい
て消去されなかった、すなわち通話が途中で遮断された
ということなので、携帯電話装置1の制御部5が、EE
PROM10から発呼側の電話番号を読み出し、表示部
7の表示画面上に表示させる(S13)。これにより使
用者すなわち遮断された通話の被呼者は、必要に応じて
発呼側に電話をかけることができる。次に携帯電話装置
1の制御部5が、使用者により操作部6のキーが押され
たか否かを判断し(S14)、押されれば(S14:Y
ES)、表示部7による発呼側の電話番号の表示を消去
して、電源復旧処理を終了する。すなわち、使用者によ
り遮断された通話の発呼側に電話をかけるためのキーが
押されれば、携帯電話装置1の制御部5が、EEPRO
M10から発呼側の電話番号を読み出して自動発呼させ
る。その他のキーが押されれば、押されたキーに応じた
処理を行う。
【0028】S14において、使用者により操作部6の
キーが押されなければ(S14:NO)、S13に戻っ
て発呼側の電話番号の表示を継続する。
【0029】S12において、発呼側の電話番号が格納
されていなければ(S12:NO)、図2のS4でEE
PROM10に記憶された発呼側の電話番号がS6にお
いて消去された、すなわち通話が途中で遮断されなかっ
たということなので、そのまま電源復旧処理を終了す
る。
【0030】S11において、電源が正常にオンしてい
なければ(S11:NO)、使用者により適正に電池交
換がなされていないということなので、S11に戻って
適正に電池交換がなされるのを待つ。なお、電池交換の
ために電池8を抜いている状態では、この電源復旧処理
は実行されないが、電池交換後に正常に電源がオンして
いるか否かを念のためにS11で確認するのである。
【0031】このように、通話時に発呼側の電話番号を
EEPROM10に記憶し(S4)、電池8の電池切れ
により通信が途中で遮断した場合、電池交換により電源
が回復したときに、EEPROM10から電話番号を読
み出して表示部7の表示画面上に表示する(S13)の
で、被呼側としての通話中に電池8が電池切れを起こ
し、発呼者の電話番号を覚えていない場合であっても、
必要に応じて電池交換後に発呼側に電話をかけることが
できる。しかも、発呼側に無条件に自動発呼せず、発呼
者の電話番号を表示部7に表示し、使用者すなわち被呼
者が操作部6に対して所定のキー操作を行った場合にの
み発呼側に自動発呼するので、使用者の意思を十分に尊
重できる。
【0032】次に上記のように構成された携帯型画像通
信端末装置のファクシミリ送信処理の手順について、図
4のフローチャートを参照しながら説明する。先ず、使
用者が携帯ファクシミリ装置2の読み取り部16に送信
原稿をセットし、携帯電話装置1の操作部6を操作して
相手のファクシミリ番号を指示すると、携帯電話装置1
の制御部5が、そのファクシミリ番号をEEPROM1
0の所定領域に記憶させ(S21)、さらに発呼させて
回線が接続されたか否かを判断する(S22)。接続さ
れれば(S22:YES)、携帯電話装置1の制御部5
が携帯ファクシミリ装置2の制御部19にその旨を通知
し、これにより携帯ファクシミリ装置2の制御部19
が、読み取り部16を制御して原稿の読み取りを開始さ
せる(S23)。そして携帯ファクシミリ装置2の制御
部19が、メモリ21を用いて読み取り部16からの画
データを符号化し(S24)、符号化した送信データを
メモリ21に格納する(S25)。そして携帯ファクシ
ミリ装置2の制御部19が、携帯電話装置1の制御部5
に送信可能であるか否かを問い合わせる(S26)。携
帯電話装置1の制御部5から送信可能である旨の通知が
あれば(S26:YES)、電池8の電池切れが起こっ
ていないので、携帯ファクシミリ装置2の制御部19
が、メモリ21から送信データを読み出し(S27)、
携帯電話装置1に出力して送信させる(S28)。そし
て携帯ファクシミリ装置2の制御部19が、読み取り部
16による送信原稿の読み取りが終了したか否かを判断
し(S29)、終了していれば(S29:YES)、フ
ァクシミリ送信処理を終了する。
【0033】S29において、送信原稿の読み取りが終
了していなければ(S29:NO)、S23に戻ってさ
らに送信原稿の読み取り以降の動作を継続する。
【0034】S26において、携帯電話装置1の制御部
5から送信可能である旨の通知がなければ(S26:N
O)、電池8の電池切れであるので、S29に進んでS
29〜S26のルーチンを継続する。すなわち、電池8
の電池切れが起こって送信不能になっても、携帯ファク
シミリ装置2は動作可能であるので、送信原稿の読み取
りを継続し、画信号を符号化して、メモリ21に蓄えて
おく。
【0035】S22において、回線が接続されていなけ
れば(S22:NO)、カウンタからなるタイマーを1
だけカウントアップさせ(S30a)、タイマーのカウ
ント値が所定値A以上であるか否かを判断する(S30
b)。所定値A以上でなければ(S30b:NO)、S
30aに戻ってタイマーのカウントアップを継続する。
タイマーのカウント値が所定値A以上であれば(S30
b:YES)、回線接続しない状態が所定時間継続した
ということなので、リ・ダイヤルのウエイト動作又は送
信停止処理を行う。
【0036】電池8の電池切れによりメモリ21に蓄え
られた送信データは、電池交換後の電源復旧処理により
自動的に送信される。
【0037】この電源復旧処理の手順について、図5の
フローチャートを参照しながら説明する。先ず、携帯電
話装置1の制御部5が、使用者により電池交換がなされ
て電源が正常にオンしたか否かを判断し(S31)、オ
ンしていれば(S31:YES)、メモリ21の所定領
域に送信データが格納されているか否かを判断する(S
32)。送信データが格納されていれば(S32:YE
S)、電池8の電池切れにより送信が途中で遮断された
ということなので、携帯ファクシミリ装置2の制御部1
9が携帯電話装置1の制御部5に自動発呼を要求する。
これにより携帯電話装置1の制御部5が、EEPROM
10からファクシミリ番号を読み出し(S33)、自動
発呼させる(S34)。そして携帯電話装置1の制御部
5が、着信したか否かを判断し(S35)、着信すれば
(S35:YES)、その旨を携帯ファクシミリ装置2
の制御部19に通知する。これにより携帯ファクシミリ
装置2の制御部19が、メモリ21から送信データを読
み出し(S36)、携帯電話装置1に出力して送信させ
(S37)、電源復旧処理を終了する。
【0038】S35において、着信していなければ(S
35:NO)、S34に戻って発呼を継続し、着信する
のを待つ。
【0039】S32において、メモリ21の所定領域に
送信データが格納されていなければ(S32:NO)、
電池8の電池切れにより送信が途中で遮断されるような
事態が発生しなかったということなので、そのまま電源
復旧処理を終了する。
【0040】S31において、電源が正常にオンしてい
なければ(S31:NO)、使用者により適正に電池交
換がなされていないということなので、S31に戻って
適正に電池交換がなされるのを待つ。なお、電池交換の
ために電池8を抜いている状態では、この電源復旧処理
は実行されないが、電池交換後に正常に電源がオンして
いるか否かを念のためにS31で確認するのである。
【0041】このように、電池8の電池切れによりファ
クシミリ送信が途中で遮断した場合、携帯ファクシミリ
装置2により送信原稿の読み取りを継続し、送信データ
を携帯ファクシミリ装置2のメモリ21に記憶させ、電
池8の電池交換後にEEPROM10から送信先のファ
クシミリ番号を読み出して自動発呼し、メモリ21に記
憶されている送信データを読み出して送信するので、電
池8の電池交換後に再度送信原稿をセットし直す必要が
なく、しかも送信原稿を読み取りながら符号化して送信
する必要もないことから、ファクシミリ通信の途中で電
池8が電池切れを起こした場合であっても、電池8の電
池交換後に送信原稿を速やかに送信できる。
【0042】なお、上記実施形態では、相手の電話番号
やファクシミリ番号を不揮発性メモリであるEEPRO
M10に記憶させたが、EEPROM10の代わりに、
電池8とは異なる小容量の電池によりバックアップされ
たRAMなどの揮発性メモリを用いてもよい。
【0043】また、上記実施形態では、携帯電話装置1
のファクシミリ装置接続用インターフェイス12と携帯
ファクシミリ装置2のモデム20とをケーブル22によ
り接続したが、携帯電話装置1と携帯ファクシミリ装置
2とを無線により結合してもよい。
【0044】また、上記実施形態では、携帯電話装置1
と携帯ファクシミリ装置2とを接続した携帯型画像通信
端末装置について説明したが、本発明は、単独の携帯電
話装置や、単独で画像データ通信を行う携帯型画像通信
端末装置にも適用できることはもちろんである。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明の携帯電話装置によれば、通話時に相手側の電話番
号を記憶し、電池切れにより通信が途中で遮断されても
記憶内容を保持する電話番号記憶手段と、電池切れによ
り通信が途中で遮断した場合、電池交換により電源が回
復したときに、電話番号記憶手段から通話中であった相
手側の電話番号を読み出して表示画面上に表示する電話
番号表示手段とを備えたので、通話中に携帯電話装置が
電池切れを起こし、相手側の電話番号を覚えていない場
合であっても、電池交換により電源が回復したときに相
手側の電話番号が表示画面上に表示されることから、必
要に応じて電池交換後に相手側に電話をかけることがで
きる。しかも、被呼者は発呼者と異なり自分の意思で電
話をかけたのではないので、電池交換後に発呼側に電話
をかけたくないようなことも十分に考えられ、このよう
な場合でも、自動発呼せずに先ず相手側の電話番号を表
示することから、被呼者の意思を十分に尊重できる。
【0046】また、請求項2に記載した発明の携帯電話
装置によれば、電池切れにより通信が途中で遮断した場
合、電池交換により電源が回復したときに、使用者の指
示により電話番号記憶手段から通話中であった相手側の
電話番号を読み出して発呼する発呼手段を備えたので、
請求項1記載の携帯電話装置による効果に加えて、きわ
めて容易な操作で相手側に電話をかけ直すことができ
る。
【0047】更に、請求項3に記載した発明の携帯型画
像通信端末装置によれば、画像データを記憶する画像デ
ータ記憶手段と、画像データ通信時に相手側の通信番号
を記憶し、電池切れにより画像データ通信が途中で遮断
しても記憶内容を保持する通信番号記憶手段と、電池切
れにより画像データ通信が途中で遮断した場合、電池交
換により電源が回復したときに、通信番号記憶手段から
通信中であった相手側の通信番号を読み出して表示画面
上に表示する通信番号表示手段とを備えたので、画像デ
ータ通信中に携帯型画像通信端末装置が電池切れを起こ
し、相手側の通信番号を覚えていない場合であっても、
電池交換により電源が回復したときに相手側の通信番号
が表示画面上に表示されることから、必要に応じて電池
交換後に相手側に再度画像データを送信できる。
【0048】また、請求項4に記載した発明の携帯型画
像通信端末装置によれば、電池切れにより画像データ通
信が途中で遮断した場合、電池交換により電源が回復し
たときに、通信番号記憶手段から画像データ通信中であ
った相手側の通信番号を読み出して自動発呼する自動発
呼手段を備えたので、請求項3記載の携帯型画像通信端
末装置による効果に加えて、発呼操作を行うことなく相
手側に画像データを送信し直すことができる。
【0049】更に、請求項5に記載した発明の携帯型画
像通信端末装置によれば、電池切れにより画像データ通
信が途中で遮断した場合、電池交換により電源が回復し
たときに、使用者の指示により通信番号記憶手段から画
像データ通信中であった相手側の通信番号を読み出して
発呼する発呼手段を備えたので、請求項3記載の携帯型
画像通信端末装置による効果に加えて、きわめて容易な
操作で相手側に画像データを送信し直すことができる。
しかも、自動発呼しないので、必要に応じて相手側に画
像データを送信し直すことができる。
【0050】また、請求項6に記載した発明の携帯型画
像通信端末装置によれば、携帯電話装置と、この携帯電
話装置に結合された携帯ファクシミリ装置とからなる携
帯型画像通信端末装置であって、ファクシミリ通信時に
相手側のファクシミリ番号を記憶し、携帯電話装置の電
池切れによりファクシミリ通信が途中で遮断しても記憶
内容を保持するファクシミリ番号記憶手段と、携帯電話
装置の電池切れによりファクシミリ送信が途中で遮断し
た場合、電池交換により電源が回復したときに、ファク
シミリ番号記憶手段からファクシミリ番号を読み出して
表示画面上に表示するファクシミリ番号表示手段とを備
えたので、ファクシミリ通信の途中で電池切れを起こし
た場合であっても、電池交換後に送信原稿をセットし直
す必要がなく、しかも送信原稿を読み取りながら符号化
して送信する必要もないことから、速やかに送信でき
る。
【0051】更に、請求項7に記載した発明の携帯型画
像通信端末装置によれば、携帯電話装置の電池切れによ
りファクシミリ送信が途中で遮断した場合、携帯ファク
シミリ装置による送信原稿の読み取りは継続させ、送信
データを携帯ファクシミリ装置側の記憶手段に記憶さ
せ、電池交換により電源が回復したときに、ファクシミ
リ番号記憶手段からファクシミリ送信中であった相手側
のファクシミリ番号を読み出して自動発呼する自動発呼
手段を備えたので、請求項6記載の携帯型画像通信端末
装置による効果に加えて、発呼操作を行うことなく相手
側にファクシミリ送信し直すことができる。
【0052】また、請求項8に記載した発明の携帯型画
像通信端末装置によれば、携帯電話装置の電池切れによ
りファクシミリ送信が途中で遮断した場合、携帯ファク
シミリ装置による送信原稿の読み取りは継続させ、送信
データを携帯ファクシミリ装置側の記憶手段に記憶さ
せ、電池交換により電源が回復したときに、使用者の指
示によりファクシミリ番号記憶手段からファクシミリ送
信中であった相手側のファクシミリ番号を読み出して発
呼する発呼手段を備えたので、請求項7記載の携帯型画
像通信端末装置による効果に加えて、きわめて容易な操
作で相手側にファクシミリ送信し直すことができる。し
かも、自動発呼しないので、必要に応じて相手側にファ
クシミリ送信し直すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯型画像通信端末装置の回路ブ
ロック図である。
【図2】本発明に係る携帯型画像通信端末装置による被
呼側通話処理の手順を説明するフローチャートである。
【図3】本発明に係る携帯型画像通信端末装置による被
呼側通話後の電源復旧処理の手順を説明するフローチャ
ートである。
【図4】本発明に係る携帯型画像通信端末装置によるフ
ァクシミリ送信処理の手順を説明するフローチャートで
ある。
【図5】本発明に係る携帯型画像通信端末装置によるフ
ァクシミリ送信後の電源復旧処理の手順を説明するフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話装置 2 携帯ファクシミリ装置 5 制御部 7 表示部 10 EEPROM 16 読み取り部 19 制御部 21 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 107 H04N 1/21 1/21 1/32 J 1/32 H04B 7/26 103 109K

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通話時に相手側の電話番号を記憶し、電
    池切れにより通信が途中で遮断されても記憶内容を保持
    する電話番号記憶手段と、 電池切れにより通信が途中で遮断した場合、電池交換に
    より電源が回復したときに、前記電話番号記憶手段から
    通話中であった相手側の電話番号を読み出して表示画面
    上に表示する電話番号表示手段とを備えたことを特徴と
    する携帯電話装置。
  2. 【請求項2】 電池切れにより通信が途中で遮断した場
    合、電池交換により電源が回復したときに、使用者の指
    示により前記電話番号記憶手段から通話中であった相手
    側の電話番号を読み出して発呼する発呼手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の携帯電話装置。
  3. 【請求項3】 画像データを記憶する画像データ記憶手
    段と、 画像データ通信時に相手側の通信番号を記憶し、電池切
    れにより画像データ通信が途中で遮断しても記憶内容を
    保持する通信番号記憶手段と、 電池切れにより画像データ通信が途中で遮断した場合、
    電池交換により電源が回復したときに、前記通信番号記
    憶手段から通信中であった相手側の通信番号を読み出し
    て表示画面上に表示する通信番号表示手段とを備えたこ
    とを特徴とする携帯型画像通信端末装置。
  4. 【請求項4】 電池切れにより画像データ通信が途中で
    遮断した場合、電池交換により電源が回復したときに、
    前記通信番号記憶手段から画像データ通信中であった相
    手側の通信番号を読み出して自動発呼する自動発呼手段
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の携帯型画像
    通信端末装置。
  5. 【請求項5】 電池切れにより画像データ通信が途中で
    遮断した場合、電池交換により電源が回復したときに、
    使用者の指示により前記通信番号記憶手段から画像デー
    タ通信中であった相手側の通信番号を読み出して発呼す
    る発呼手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の
    携帯型画像通信端末装置。
  6. 【請求項6】 携帯電話装置と、この携帯電話装置に結
    合された携帯ファクシミリ装置とからなる携帯型画像通
    信端末装置であって、 ファクシミリ通信時に相手側のファクシミリ番号を記憶
    し、前記携帯電話装置の電池切れによりファクシミリ通
    信が途中で遮断しても記憶内容を保持するファクシミリ
    番号記憶手段と、 前記携帯電話装置の電池切れによりファクシミリ送信が
    途中で遮断した場合、電池交換により電源が回復したと
    きに、前記ファクシミリ番号記憶手段から前記ファクシ
    ミリ番号を読み出して表示画面上に表示するファクシミ
    リ番号表示手段とを備えたことを特徴とする携帯型画像
    通信端末装置。
  7. 【請求項7】 前記携帯電話装置の電池切れによりファ
    クシミリ送信が途中で遮断した場合、前記携帯ファクシ
    ミリ装置による送信原稿の読み取りは継続させ、送信デ
    ータを前記携帯ファクシミリ装置側の記憶手段に記憶さ
    せ、電池交換により電源が回復したときに、前記ファク
    シミリ番号記憶手段からファクシミリ送信中であった相
    手側のファクシミリ番号を読み出して自動発呼する自動
    発呼手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の携
    帯型画像通信端末装置。
  8. 【請求項8】 前記携帯電話装置の電池切れによりファ
    クシミリ送信が途中で遮断した場合、前記携帯ファクシ
    ミリ装置による送信原稿の読み取りは継続させ、送信デ
    ータを前記携帯ファクシミリ装置側の記憶手段に記憶さ
    せ、電池交換により電源が回復したときに、使用者の指
    示により前記ファクシミリ番号記憶手段からファクシミ
    リ送信中であった相手側のファクシミリ番号を読み出し
    て発呼する発呼手段を備えたことを特徴とする請求項6
    に記載の携帯型画像通信端末装置。
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US7085594B2 (en) 2000-10-04 2006-08-01 Nec Corporation Portable telephone apparatus

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