JPH09139450A - ヒートシンクの固定方法 - Google Patents

ヒートシンクの固定方法

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JPH09139450A
JPH09139450A JP31701995A JP31701995A JPH09139450A JP H09139450 A JPH09139450 A JP H09139450A JP 31701995 A JP31701995 A JP 31701995A JP 31701995 A JP31701995 A JP 31701995A JP H09139450 A JPH09139450 A JP H09139450A
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JP
Japan
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heat sink
screw
chip
substrate
coil spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP31701995A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Sugiyama
吉明 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性および保守性が良好であり、かつIC
チップへの無用なストレスを加えることがないヒートシ
ンクの固定方法を提供する。 【解決手段】 基板11にねじ21の外径よりやや大き
い貫通穴23を形成し、基板11の背後からねじ21を
圧縮コイルばね22および貫通穴23に通し、ねじ21
の頭部分と基板11との間に圧縮コイルばね22を挟ん
だ状態とする。ねじ21の先端部分はヒートシンク17
のねじ穴17aに螺入させる。これにより、ねじ21
は、圧縮コイルばね22によって基板11から抜ける方
向(図中の上方)に付勢される。ねじ21を締めつける
ことによってヒートシンク17がICチップ12の側に
押しつけられ、ヒートシンク17は圧縮コイルばね22
のばね力によってICチップ12の上面に柔軟に密着固
定される。ICチップ12にストレスが加わることがな
く、リードピンの半田クラックやリードピン折れ等の不
都合を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積装置の
放熱に用いられるヒートシンクの固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フラットパッケージIC等の半
導体集積装置(以下、ICチップという。)を基板に実
装する場合には、ICチップ上に放熱用のヒートシンク
が装着されることが多いが、従来、この種のヒートシン
クの固定方法は以下のようであった。
【0003】第1の方法は、ねじ等によってヒートシン
クを基板に固定する方法である。すなわち、例えば図3
に示したように、基板101上にリードピン102が半
田付けされたICチップ103の上面に凸状に屈曲させ
たヒートシンク104の下面を密着させた状態で、ねじ
105によってヒートシンク104の脚部を基板101
に固定する。この場合、ヒートシンク104の脚部には
ねじ穴が設けられており、ねじ105を基板101の反
対側(下側)から通してヒートシンク104の脚部のね
じ穴に螺入することでヒートシンク104をICチップ
103に密接させる。また、図4に示したように、片面
が波状の放熱面であるようなヒートシンク114の他面
にICチップ103と同じ高さのリブ106を設けると
共に、このリブ106にねじ穴を形成し、ねじ105を
基板101の反対側から通してリブ106のねじ穴に螺
入することでヒートシンク114の下面をICチップ1
03の上面に密接させる方法もある。これにより、IC
チップ103で発生した熱はヒートシンク104に伝わ
り、さらに空間に放射される。
【0004】第2の方法は、接着によってヒートシンク
をICチップに直接固定する方法である。すなわち、例
えば図5に示したように、基板101上にリードピン1
02が半田付けされたICチップ103の上面と、片面
が波状の放熱面であるヒートシンク124の他面とを接
着剤により接着する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
第1の方法では、ICチップの高さ、ICチップ上面の
傾斜、およびヒートシンク自体の寸法のばらつき等によ
り、ヒートシンクを固定した状態においてICチップの
リードピンにストレスが加わり、その結果、リードピン
の半田にクラックが生じたり、リードピンが折れる等の
問題が生ずるおそれがある。あるいは、ヒートシンクと
ICチップの表面との間に隙間が生ずる場合には、熱伝
導性が不良となり、十分な放熱ができないこととなる。
【0006】一方、第2の方法では、上記したストレス
の問題はないが、ヒートシンクを接着によりICチップ
上面に固定することから、ヒートシンクの着脱ができ
ず、サービス性、メインテナンス性において劣る。しか
も、接着工程自体が生産性の劣る作業であるため、生産
効率上も問題がある。また、ICチップの冷却効率を上
げるためには、一般にヒートシンクの外形をICチップ
に比べて大きくすればよいが、この場合には、ICチッ
プのリードピンがヒートシンクで隠れてしまうため、ヒ
ートシンク固定後はリードピンの可視的チェックができ
なくなるという問題もあった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題は、生産性および保守性が良好であり、
かつICチップへの無用なストレスを加えることがない
ヒートシンクの固定方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のヒートシ
ンクの固定方法は、半導体集積装置で生じた熱を放熱さ
せるためのヒートシンクの固定方法であって、基板上に
半田付けして配置した半導体集積装置の上に、所定箇所
のねじ穴を形成したヒートシンクを配置し、前記基板の
背後から、所定のばね力を有する圧縮コイルばねと基板
に設けた貫通穴とを通して、ねじ部材を前記ヒートシン
クのねじ穴に螺入し、前記ねじ部材を前記基板から抜け
る方向に付勢する前記圧縮コイルばねのばね力によっ
て、前記ヒートシンクを前記半導体集積回路の上面に密
着固定するように構成したものである。
【0009】このヒートシンクの固定方法では、ヒート
シンクは、圧縮コイルばねのばね力によって半導体集積
回路の上面に柔軟に密着固定される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の一実施の形態に係るヒート
シンクの固定方法を適用したIC基板アッセンブリを表
すもので、例えばビデオカメラ等の電子機器に用いられ
るものである。但し、本発明のヒートシンクの固定方法
は、上記分野に限定されるものではなく、広く民生用お
よび産業用の各種機器に適用可能であることはいうまで
もない。なお、本図(a)は側面から見た状態を表し、
(b)は正面から見た状態を表すものである。
【0012】これらの図に示したように、基板11上に
は、フラットパッケージ型のICチップ12〜16が装
着され、それぞれのリードピンは基板上の所定の回路パ
ターンに半田付けされている。ICチップ12,13の
上には、それぞれに対応してヒートシンク17,18
が、配置されている。ヒートシンク17には、一方の対
角線上の隅に2箇所のねじ穴が設けられ、このねじ穴に
基板11の背後からねじを螺入することで、ICチップ
12の上面とヒートシンク17の下面とが密接するよう
にヒートシンク17を固定している。ICチップ13お
よびヒートシンク18についても同様である。
【0013】次に、図2を参照して、このようなヒート
シンクの固定方法の作用を説明する。
【0014】図2は、図1におけるA−A′線に沿った
断面を拡大して表すものである。この図に示したよう
に、基板11には、ねじ21の外径よりやや大きい貫通
穴23が形成され、この貫通穴23を、基板11の背後
からねじ21が圧縮コイルばね22を介して貫通してい
る。すなわち、ねじ21の頭部分と基板11との間に圧
縮コイルばね22が挟まれた状態となっている。これに
より、ねじ21は、圧縮コイルばね22によって基板1
1から抜ける方向(図中の上方)に付勢されるようにな
っている。ねじ21の先端部分はヒートシンク17のね
じ穴17aに螺入されており、ねじ21を締めつけるこ
とによってヒートシンク17をICチップ12の側に押
し付けることができるようになっている。但し、ねじ2
1をいっぱいに締めつけた状態(ねじが形成された部分
をすべて螺入した状態)においても、圧縮コイルばね2
2のコイル線材間には多少の余裕(隙間)が残るように
なっている。ヒートシンク17の他方のねじ穴部分、お
よびヒートシンク18の2つのねじ穴部分の固定につい
ても同様である。
【0015】圧縮コイルばね22のばね圧は、ICチッ
プ12に対するヒートシンク17の密着力が例えば約1
00グラムになるように設定する。但し、これに限定す
るものではなく、必要に応じてばね圧を強弱様々に変更
することは可能である。なお、ICチップとヒートシン
クとの密着力は圧縮コイルばね22自体のばね強度(ば
ね線材径)を変えることで種々に設定可能であるが、そ
のほか、ねじ21の頭と基板11との距離dを変えるこ
とによっても調整可能である。
【0016】このように、本実施の形態では、2つの圧
縮コイルばね22のばね作用によってヒートシンク17
をICチップ12に柔軟に密着させるようにしているた
め、ICチップ12の特定箇所のみがヒートシンク17
によって強く押されてストレスが生ずるという事態が回
避され、ICチップ12の表面全体にわたってほぼ均一
な力でヒートシンク17が密着することとなる。このた
め、ストレスによるICチップ12のリードピンの半田
クラックやリードピン折れ等の不都合を防止することが
できる。
【0017】なお、本実施の形態では、ヒートシンクを
2箇所でねじ止めするようにしたが、これに限定するも
のではなく、それ以上の箇所でねじ止めするようにして
もよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のヒ
ートシンクの固定方法によれば、ヒートシンクを圧縮コ
イルばねのばね力によって半導体集積装置の上面に柔軟
に密着固定させるようにしたので、半導体集積装置にス
トレスが加わるという事態が回避され、リードピンの半
田クラックやリードピン折れ等の不都合を防止すること
ができる。また、従来の接着による方法と異なり、生産
性にも優れているという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るヒートシンクの固
定方法を適用したIC基板アッセンブリを表す図であ
る。
【図2】図1のA−A′線に沿った拡大断面図である。
【図3】従来のヒートシンクの固定方法を表す図であ
る。
【図4】従来の他のヒートシンクの固定方法を表す図で
ある。
【図5】従来の更に他のヒートシンクの固定方法を表す
図である。
【符号の説明】
11 基板 12,13 ICチップ 17 ヒートシンク 21 ねじ 22 圧縮コイルばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積装置で生じた熱を放熱させる
    ためのヒートシンクの固定方法であって、 基板上に半田付けして配置した半導体集積装置の上に、
    所定箇所のねじ穴を形成したヒートシンクを配置し、 前記基板の背後から、所定のばね力を有する圧縮コイル
    ばねと基板に設けた貫通穴とを通して、ねじ部材を前記
    ヒートシンクのねじ穴に螺入し、 前記ねじ部材を前記基板から抜ける方向に付勢する前記
    圧縮コイルばねのばね力によって、前記ヒートシンクを
    前記半導体集積装置の上面に密着固定するようにしたこ
    とを特徴とするヒートシンクの固定方法。
JP31701995A 1995-11-13 1995-11-13 ヒートシンクの固定方法 Pending JPH09139450A (ja)

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Cited By (7)

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