JPH09139302A - 高圧用可変抵抗器 - Google Patents

高圧用可変抵抗器

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Publication number
JPH09139302A
JPH09139302A JP29436595A JP29436595A JPH09139302A JP H09139302 A JPH09139302 A JP H09139302A JP 29436595 A JP29436595 A JP 29436595A JP 29436595 A JP29436595 A JP 29436595A JP H09139302 A JPH09139302 A JP H09139302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
fixed
variable resistor
insulating substrate
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP29436595A
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English (en)
Inventor
Chikashige Katou
慎滋 加藤
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を削減し、製造工数を低減して、安価
でかつ小型の高圧用可変抵抗器を提供する。 【解決手段】一面開口状の合成樹脂製の絶縁ケース1の
内部に仕切壁1aが形成され、仕切壁1a及び絶縁ケー
ス1内壁面に形成された段部に可変抵抗部を構成する絶
縁基板20が接着固定され、前記絶縁基板20に隣接し
て、トップブリーダ抵抗RTと検出用抵抗RK1、RK2が
同一の絶縁基板に形成された固定抵抗器60が収納固定
され、固定抵抗器60に隣接してコンデンサ50が収納
固定され、絶縁基板20の裏面側には樹脂(図において
は省略)が充填されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機等のフォーカス電圧やスクリーン電圧を調整するため
に用いられる高圧用可変抵抗器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の高圧可変抵抗器の回路として、
例えば、図6に示すように構成されたものがある。図6
に示す高圧用可変抵抗器FPは、ブラウン管へアノード
電圧を供給するフライバックトランスFBTの出力端T
HVから直接入力電圧を得るようにしたものであり、フラ
イバックトランスFBTの出力端すなわち高圧用可変抵
抗器FPの入力端子THVとアース間に、トップブリーダ
抵抗RTと固定抵抗R1〜R3及び可変抵抗VR1、V
R2からなる可変抵抗部との直列回路が接続されるとと
もに、検出用抵抗RK1、RK2の直列回路、及び容量Cが
それぞれ接続され、可変抵抗VR1の中間端子からは固
定抵抗R4を介してフォーカス電圧が出力され、可変抵
抗VR2の中間端子からはスクリーン電圧が出力され
る。
【0003】上記検出用抵抗RK1、RK2はアノード電圧
の変動を検出するために設けられ、検出用抵抗RK1、R
K2の接続点での分圧された検出用電圧は高電圧発生源に
フィードバックされる。検出用電圧は、通常、アノード
電圧の1/3000〜1/2000に設定され、トップ
ブリーダ抵抗RTはアノード電圧の60%以上の高電圧
が加わるように設定される。容量Cは画面の歪みを補正
するための画面補正用容量である。
【0004】このような高圧用可変抵抗器を構成する場
合、このトップブリーダ抵抗RTの発熱による熱ストレ
スの影響を低減するために、トップブリーダ抵抗RTと
可変抵抗部は別体の基板に形成され、従来、図7に示す
ような構造が採用されている。図7は高圧用可変抵抗器
の背面図である。
【0005】この高圧用可変抵抗器は、図7に示すよう
に、一面開口状の合成樹脂製の絶縁ケース1の内部にL
字状の仕切壁1aが形成され、仕切壁1a及び絶縁ケー
ス1内壁面に形成された段部に上記可変抵抗部を構成す
る絶縁基板20が接着固定され、絶縁基板20に隣接し
て、トップブリーダ抵抗RTが形成された第1の固定抵
抗器30及び検出用抵抗RK1、RK2が形成された第2の
固定抵抗器40が互いに直交するように収納固定され、
第2の固定抵抗器40に隣接して容量Cに対応するコン
デンサ50が収納固定されている。
【0006】図示しないが、絶縁基板20の表面には図
6に示す固定抵抗R1〜R4及び可変抵抗VR1、VR
2の各皮膜抵抗体及び入出力用の複数の端子電極が形成
されている。絶縁ケース1の絶縁基板20と対向する前
面部には前記抵抗体の可変抵抗体上を摺動する摺動子を
備えた回転軸が軸受けされている。
【0007】絶縁基板20には前記端子電極に接続され
たアース端子21、入力用端子22、出力用端子23、
23が取り付けられている。アース端子21は絶縁ケー
ス1の側壁部に固定されて外部に引き出され、出力用端
子23、23にはそれぞれ出力線(図示せず)が接続さ
れる。
【0008】第1の固定抵抗器30及び第2の固定抵抗
器40は、アルミナ等の絶縁基板の表面に蛇行状パター
ンの皮膜抵抗体と端子電極が形成され、前記端子電極に
リード線がはんだ付けされて取り付けられ、エポキシ樹
脂等の外装樹脂で被覆されている。
【0009】第1の固定抵抗器30、第2の固定抵抗器
40及びコンデンサ50のそれぞれの1つのリード線は
フライバックトランスの高圧電圧(アノード電圧)出力
端に接続され、第1の固定抵抗器30の他方のリード線
は上記絶縁基板20の入力用端子22に接続され、第2
の固定抵抗器40の1つのリード線及びコンデンサ50
の他方のリード線は絶縁ケース1の側壁部に固定された
アース用端子11、11に接続され、第2の固定抵抗器
40の中間のリード線は絶縁ケース1の側壁部に固定さ
れた検出用端子13に接続されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の高圧用可変抵抗器においては、トップブリーダ抵抗
とアノード電圧検出用の検出用抵抗はそれぞれ個別の固
定抵抗器が用いられ、部品点数が多くなり、絶縁ケース
内にそれぞれの収納箇所を確保する必要があり、その取
り付け作業工数が増える。したがって、小型化が困難で
あり、製造コストが高くなるという問題があった。
【0011】そこで、本発明の目的は、以上のような従
来の高圧用可変抵抗器が持つ問題点を解消し、部品点数
を削減し、製造工数を低減して、安価で、かつ小型の高
圧用可変抵抗器を提供することにある
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、一面開口状の絶縁ケース内に、可変抵抗部を構成す
る可変抵抗器構成部材と、同一の絶縁基板にトップブリ
ーダ抵抗とアノード電圧検出用抵抗が形成された固定抵
抗器が収納されていることを特徴とするものである。
【0013】上記の構成によれば、トップブリーダ抵抗
とアノード電圧検出用抵抗は1つの絶縁基板に形成され
1個の固定抵抗器部品として構成されているので、部品
点数を削減でき、部品コスト、製造コストを低減できる
とともに、高圧用可変抵抗器を小型化することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施例を示す
図面に基づいて説明する。以下の図において、従来例と
同一または同一機能のものについては同一符号を付す。
【0015】本発明の一実施例に係る高圧用可変抵抗器
の構造を図1〜図3に示す。図1は高圧用可変抵抗器の
背面図、図2は図1のX−X線の側断面図、図3(a)
は本発明の一実施例に係る固定抵抗器の正面図、同図
(b)は側面図である。
【0016】本実施例の高圧用可変抵抗器は、図6に示
す高圧用可変抵抗器FPの回路図を具現化したものであ
り、図1及び図2に示すように、一面開口状の合成樹脂
製の絶縁ケース1の内部に仕切壁1aが形成され、仕切
壁1a及び絶縁ケース1内壁面に形成された段部に可変
抵抗部を構成する絶縁基板20が接着固定され、絶縁基
板20に隣接して、トップブリーダ抵抗RTと検出用抵
抗RK1、RK2が形成された固定抵抗器60が収納固定さ
れ、固定抵抗器60に隣接してコンデンサ50が収納固
定され、絶縁基板20の裏面側には樹脂8(図1におい
ては省略)が充填されている。なお、固定抵抗器60と
コンデンサ50との間に仕切壁を設けてもよい。
【0017】絶縁基板20の表面には、図示しないが、
図6に示す固定抵抗R1〜R4及び可変抵抗VR1、V
R2の各皮膜抵抗体及び入出力用の複数の端子電極が形
成されている。絶縁ケース1の絶縁基板20と対向する
前面部には前記抵抗体の可変抵抗体上を摺動する摺動子
6を備えた回転軸7、7が軸受けされている。つまり、
絶縁基板20、摺動子6を備えた回転軸7等により可変
抵抗器部が構成されている。
【0018】絶縁基板20には前記端子電極に接続され
たアース端子21、入力用端子22、出力用端子23、
23が樹脂8から突出して取り付けられている。
【0019】アース端子21は絶縁ケース1の側壁部に
固定されて外部に引き出され、出力用端子23、23に
はそれぞれ出力線(図示せず)が接続される。
【0020】固定抵抗器60は、図3に示すように、ア
ルミナ等の絶縁基板61の一方主面に、図6に示すトッ
プブリーダ抵抗RTを形成する皮膜抵抗体62、検出用
抵抗RK1、RK2を形成する皮膜抵抗体63a、63bが
形成され、皮膜抵抗体62及び皮膜抵抗体63aの一端
部は端子電極64aに、皮膜抵抗体62の他端部は端子
電極64bに、皮膜抵抗体63aと皮膜抵抗体63bの
接続点部は端子電極64cに、皮膜抵抗体63bの他端
部は端子電極64dに接続され、各端子電極64a,6
4b,64c,64dにはリード線65a,65b,6
5c,65dがはんだ付けされて取り付けられ、絶縁基
板61の全体を覆うようにエポキシ樹脂等の外装樹脂6
7が被覆されている。
【0021】リード線65cからは検出用電圧が出力さ
れ、検出用電圧はアノード電圧の1/3000から1/
2000に設定されるので、皮膜抵抗体63bは非常に
小さな抵抗値となるように略四角形状に形成されてい
る。
【0022】そして、図1及び図2に示すように、固定
抵抗器60は絶縁ケース1開口面に対して垂直に収納固
定され、固定抵抗器60のリード線65aはコンデンサ
50の一方のリード線とともにフライッバックトランス
の高圧電圧(アノード電圧)出力端に接続され、リード
線65bは絶縁基板20の入力用端子22に接続され、
リード線65cは絶縁ケース1の側壁部に固定された検
出用端子13に接続され、リード線65dとコンデンサ
50の他方のリード線は絶縁ケース1の側壁部に固定さ
れたアース用端子11、11に接続されている。
【0023】以上のように、本実施例の高圧用可変抵抗
器においては、従来、別体の固定抵抗器として形成され
ていたトップブリーダ抵抗とアノード電圧検出用抵抗は
1つの絶縁基板に形成され1個の固定抵抗器部品として
一体に形成されているので、1個分の固定抵抗器が削減
されている。したがって、固定抵抗器の取り付け作業工
数を約1/2とすることができるとともに、固定抵抗器
の収納スペースを削減することができる。つまり、部品
コスト、製造コストを大幅に低減することができるとと
もに、高圧用可変抵抗器を小型化することができる。
【0024】上記実施例では、固定抵抗器60は可変抵
抗部を構成する絶縁基板20に隣接して、絶縁ケース1
開口面に対して垂直に配置されたもので説明したが、図
4に示すように、固定抵抗器60を可変抵抗部の絶縁基
板20の裏面側に絶縁基板20と平行に配置固定するよ
うにしてもよい。
【0025】なお、本発明は上記各実施例の構成に限る
ものではなく、可変抵抗部抵抗体が形成された絶縁基板
等からなる可変抵抗器構成部材と、トップブリーダ抵抗
と検出用抵抗を内蔵した固定抵抗器とを有する高圧用可
変抵抗器に適用することができる。
【0026】例えば、図5に示すように、画面補正用の
コンデンサ(容量C)が内蔵されていない高圧用可変抵
抗器であってもよく、また、図示しないが、パラボラ波
形電圧を入力するためのダイナミックフォーカス用カッ
プリングコンデンサ、平滑用コンデンサ等が付加された
高圧用可変抵抗器であってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る高圧
用可変抵抗器によれば、トップブリーダ抵抗とアノード
電圧検出用抵抗は1つの絶縁基板に形成され1個の固定
抵抗器部品として一体に形成されており、部品点数が削
減されているので、部品コスト、製造コストを大幅に低
減することができ、かつ小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る高圧用可変抵抗器の背
面図である。
【図2】図1のX−X線の側断面図である。
【図3】(a)は本発明の一実施例に係る固定抵抗器の
正面図、同図(b)は側面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る高圧用可変抵抗器背
面図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る高圧用可変抵抗器背
面図である。
【図6】本発明及び従来の高圧用可変抵抗器の回路図で
ある。
【図7】従来の高圧用可変抵抗器の背面図である。
【符号の説明】
1 絶縁ケース 1a 仕切壁 6 摺動子 7 回転軸 8 樹脂 11 アース用端子 13 検出用端子 20 絶縁基板 21 アース端子 22 入力用端子 23 出力端子 50 コンデンサ 60 固定抵抗器 61 絶縁基板 62、63a,63b 皮膜抵抗体 64a〜64d 端子電極 65a〜65d リード線 67 外装樹脂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面開口状の絶縁ケース内に、可変抵抗
    部を構成する可変抵抗器構成部材と、同一の絶縁基板に
    トップブリーダ抵抗とアノード電圧検出用抵抗が形成さ
    れた固定抵抗器が収納されていることを特徴とする高圧
    用可変抵抗器。
JP29436595A 1995-11-13 1995-11-13 高圧用可変抵抗器 Pending JPH09139302A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29436595A JPH09139302A (ja) 1995-11-13 1995-11-13 高圧用可変抵抗器

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JP29436595A JPH09139302A (ja) 1995-11-13 1995-11-13 高圧用可変抵抗器

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JPH09139302A true JPH09139302A (ja) 1997-05-27

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ID=17806772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29436595A Pending JPH09139302A (ja) 1995-11-13 1995-11-13 高圧用可変抵抗器

Country Status (1)

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JP (1) JPH09139302A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7030727B2 (en) 2004-03-19 2006-04-18 Murata Manufacturing Co., Ltd. High voltage variable resistor device
JP2006147567A (ja) * 2004-11-20 2006-06-08 General Electric Co <Ge> Pcb内の高電圧部品のための電圧勾配緩和及び遮蔽方法、並びにx線装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7030727B2 (en) 2004-03-19 2006-04-18 Murata Manufacturing Co., Ltd. High voltage variable resistor device
JP2006147567A (ja) * 2004-11-20 2006-06-08 General Electric Co <Ge> Pcb内の高電圧部品のための電圧勾配緩和及び遮蔽方法、並びにx線装置

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