JPH09139026A - ディジタルデータ再生装置 - Google Patents

ディジタルデータ再生装置

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JPH09139026A
JPH09139026A JP29834895A JP29834895A JPH09139026A JP H09139026 A JPH09139026 A JP H09139026A JP 29834895 A JP29834895 A JP 29834895A JP 29834895 A JP29834895 A JP 29834895A JP H09139026 A JPH09139026 A JP H09139026A
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JP29834895A
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Shigeru Matsui
滋 松井
Kazuhiro Sugiyama
和宏 杉山
Noboru Yashima
昇 八嶋
Naoki Kizu
直樹 木津
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セクタアドレス誤り検出符号IECが付加さ
れた複数のセクタのデータと、これら複数のセクタ全体
の誤り検出符号EDCとが付加されているブロックの再
生データについて、各セクタのデータ誤り検出・訂正
と、ブロックのデータ誤り検出・訂正の効率化を図った
ディジタルデータ再生装置を得る。 【解決手段】 各セクタの第一の誤り検出手段であるP
RE−EDCおよびデスクランブル回路18と、各セク
タの第二誤り検出手段であるPOST−EDCおよびデ
スクランブル回路19を設け、第一の誤り検出手段で誤
りを検出したセクタを含むブロックは誤り訂正回路7で
誤り訂正を行った後、上記第二誤り検出手段で二度目の
誤り検出を行い、全てのセクタで誤りが検出されなかっ
たブロックは、上記誤り訂正回路7による誤り訂正を行
わずに上記第二誤り検出手段のみで誤り検出を行なうよ
うにして、検出・訂正処理の重複の解消を図った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスク等の
ディジタルデータ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のディジタルデータ再生装置
を示したブロック図である。図において、1は光ディス
ク、2はデータ読みとり用光ピックアップ(P.U)、
3は光ディスク1を回転させるディスクモータ、4は光
ピックアップ2やディスクモータ3を制御するサーボ回
路、5はアンプおよび波形等化器、6は復調回路、7は
誤り訂正回路、8は誤り訂正用のメモリ、9はデスクラ
ンブルおよびEDC回路(誤り検出符号(以下、「ED
C」(Error Detection Cord)という)で構成されたチ
ェック回路、10はバッファメモリ、11はバッファメ
モリ10の制御回路、12はシステムデコーダ、13は
ビデオ用デコーダ、14はオーディオ用デコーダ、15
はビデオ出力端子、16はオーディオ出力端子、17は
上記システム全体を制御するシステムマイクロコンピュ
ータ(以下、「システムマイコン」という)である。
【0003】以下、動作について説明する。システムマ
イコン17の動作指令を受け、サーボ回路4によって、
光ピックアップ2やディスクモータ3が駆動されると、
光ディスク1が回転して光ピックアップ2より再生信号
が読みとられる。再生信号はアンプおよび波形等化器5
で増幅され、ディジタル信号に変換されると、復調回路
6で16ビットの再生データが8ビットの再生データに
変換される処理が行われ、誤り訂正回路7で前記再生デ
ータ内の誤り訂正符号による誤り訂正が行われる。その
際、データは一旦メモリ8にストアされ、誤り訂正回路
7で演算されたアドレスのデータが読み出されて訂正さ
れる。
【0004】ところで、再生データには、上記誤り訂正
用の符号とは別に、2048(2K)バイトを1セクタ
として、各セクタ毎にEDCが付加され、データがスク
ランブル処理されている。デスクランブルおよびEDC
回路9では、前記セクタ毎のスクランブルを解除するデ
スクランブル処理が行われた後、EDCによる誤り検出
がされる。すなわち、前記誤り訂正された結果が、もう
一度EDCによってチェックされることで、データの信
頼度を向上させている。
【0005】EDC回路9で誤り無しとされたデータ
は、バッファメモリ制御回路11によってバッファメモ
リ10に記憶され、蓄えられる。所定量以上のデータが
バッファメモリ10に蓄えられると、システムデコーダ
12からの要求に応じてデータが読み出される。このと
き、システムマイコン17では常時バッファメモリ10
のデータ量が監視されており、データが残り少なくなる
とサーボ回路4に指令して光ディスク1からつぎのデー
タを再生させ、またデータが一杯になると再生を停止さ
せる指令が出される、というメモリ制御が行われてい
る。
【0006】次に、システムデコーダ12では、バッフ
ァメモリ10から読み込んできたデータが、データ再生
のための管理情報とビデオ用の圧縮データとオーディオ
用の圧縮データとに分離される。前記管理情報などはシ
ステムマイコン17に読み出されてシステム制御に用い
られる。
【0007】また、前記ビデオとオーディオの圧縮デー
タは、例えばMPEG2(Moving Picture Expert Grou
p)規格相当で圧縮されているため、それぞれ専用のデコ
ーダ13,14で処理される。これら処理後のデータ
は、ビデオ出力がビデオ出力端子15から、オーディオ
出力はオーディオ出力端子16から、それぞれ出力され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタルデー
タ再生装置は、以上のように構成されていたので、例え
ば信号処理の過程での誤り検出は、最終的にデスクラン
ブル後のEDC回路9でチェックされる。従って前段の
誤り訂正回路で誤り無しと検出されるか、または誤り訂
正されてもEDC回路9で誤りが検出されると、データ
として用いられなくなる。これは、EDC回路9の方が
前段の誤り訂正回路7よりも、高い誤り検出能力を有し
ているためであるが、もし、誤り訂正を行わないなら
ば、EDC回路9だけで十分であり、従来のディジタル
データ再生装置では、誤りのないデータであっても前段
の誤り訂正回路7で誤り検出動作が行なわれ(このとき
は訂正されない)、後段のEDC回路9で再び誤り検出
が行なわれるという無駄があった。
【0009】一方、AV用途の他に、データのみを光デ
ィスク1に記録し、バッファメモリ10からパーソナル
コンピューターシステムにデータを転送する、読み出し
専用の光ディスクメモリのようなシステムでは、データ
のアクセス速度が重視されるため、通常、光ディスク1
の回転速度をAV用途の2倍以上とした高速再生が要求
されており、また、誤り訂正回路7であき時間を活用し
て繰り返し訂正を行うことでデータの信頼度向上をはか
りたいところである。しかるに、従来のディジタルデー
タ再生装置では、十分に再生データの誤り率が低い良好
な再生状態であっても、前記のような誤り検出動作の無
駄があるためにメモリ8のアクセス時間が不足し、より
高価で、よりアクセス速度の速いメモリを使用しなけれ
ばならないという問題点があった。
【0010】また、上記誤り訂正回路7で誤り訂正を行
う際、前記セクタを複数個まとめたブロックと呼ばれる
単位のデータに対して誤り訂正符号が付加されているの
で、このブロックの境界、または先頭を何らかの手段で
検出する必要があった。しかし、データに付加されてい
る同期信号が各セクタ毎に同一パターンで繰り返されて
いるデータフォーマットをもつ再生信号が記録されてい
るものにおいては、上記同期信号ではブロックの先頭が
検出できないという問題点があった。
【0011】さらに、システムマイコン17は、再生さ
れたデータに所望のセクタがあるかどうかをバッファメ
モリ10に蓄えているセクタデータから検索して判断し
ていた。このため、所望のセクタデータを検索するに
は、サーボ回路4を動作させ、光ディスク1の所定位置
に光ピックアップを移動させて再生データを得、復調処
理、誤り訂正、デスクランブル、EDCによるチェック
を行ってバッファメモリ10にデータが書き込まれるま
での時間を要し、これがデータのアクセス速度が上がら
ない原因となるという問題点があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、データの誤り検出や訂正を効率
良く行うことができるディジタルデータ再生装置を得る
ことを第1の目的とする。また、第2の目的は、上記誤
り訂正ブロックの境界、または先頭を容易に検出できる
ディジタルデータ再生装置を得ることである。さらに、
第3の目的は、復調処理が終わった段階でシステムマイ
コン17が検索できるようにしてデータのアクセス性を
向上させたディジタルデータ再生装置を得ることであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディジタ
ルデータ再生装置においては、複数のディジタルデータ
でセクタを構成し、複数のセクタでブロックを構成する
とともに、各セクタ毎に当該セクタ内のデータの誤りを
検出するための誤り検出符号が付加され、かつ各ブロッ
ク毎に当該ブロック内の全セクタのデータに対する誤り
を検出し訂正するための訂正符号が付加されて記録され
ている記録媒体から再生されたディジタルデータを記憶
する第一の記憶手段と、前記セクタ内の誤りを前記誤り
検出符号を用いて検出する誤り検出手段と、前記ブロッ
クの前記訂正符号を用いて当該ブロック内のデータの誤
りを検出し訂正する誤り訂正手段と、前記誤り検出手段
の検出結果を記憶する第二の記憶手段と、この第二の記
憶手段の内容を読み出し、前記ブロックを構成する全て
のセクタについての誤りの有無を判定し、誤りがない場
合には当該ブロックを前記誤り訂正手段による誤り訂正
から除外する誤り制御手段を備えたものである。
【0014】また、前記記録媒体から再生されたディジ
タルデータを記憶する第一の記憶手段と、 前記セクタ
内のデータの誤りを前記誤り検出符号を用いて検出する
誤り検出手段と、当該ブロック内のデータの誤りを検出
し前記ブロックの訂正符号を用いて訂正する誤り訂正手
段と、前記誤り検出手段の検出結果を記憶する第二の記
憶手段と、この第二の記憶手段の内容を読み出して前記
ブロックを構成するセクタについての誤りの有無を判定
し、誤りがあるセクタは、当該誤りがあるセクタの位置
をもとに前記ブロックの訂正符号を用いて前記誤り訂正
手段により当該セクタデータの誤り値を求める消失訂正
を行わせ、誤りがないセクタは前記誤り訂正手段による
誤り訂正から除外するように制御する誤り制御手段を備
えたものである。
【0015】また、前記記録媒体から再生されたディジ
タルデータを記憶する記憶手段と、前記セクタのアドレ
スデータの誤りをアドレスデータに対して付加された誤
り検出符号を用いて検出して訂正する誤り検出訂正手段
と、前記ブロックの訂正符号を用いて当該ブロック内の
データの誤りを訂正する誤り訂正手段と、前記誤り検出
訂正手段によって誤り検出訂正処理が終了したセクタの
アドレスデータから当該ブロックの先頭セクタを検索す
る先頭セクタ検索手段とを備えたものである。
【0016】また、前記記録媒体から再生されたディジ
タルデータを記憶する記憶手段と、前記セクタのアドレ
スデータの誤りをアドレスデータに対して付加された誤
り検出符号を用いて検出して訂正する誤り検出訂正手段
と、前記ブロックの訂正符号を用いて当該ブロック内の
データの誤りを訂正する誤り訂正手段と、前記誤り検出
訂正手段によって誤り検出訂正処理が終了したセクタの
アドレスデータと所定のセクタのアドレスデータとの比
較を行う比較手段と、この比較手段の比較結果が一致し
ているときは当該誤り検出訂正処理が終了したセクタを
含むブロックのデータを前記記憶手段から読み出して前
記誤り訂正手段による誤り訂正を実行させ、一致してい
ないときは当該比較手段に対して順次比較動作を続行さ
せるように制御する誤り訂正制御手段とを備えものであ
る。
【0017】また、前記記録媒体から再生されたディジ
タルデータを記憶する記憶手段と、前記セクタのアドレ
スデータの誤りをアドレスデータに対して付加された誤
り検出符号を用いて検出して訂正する誤り検出訂正手段
と、前記ブロックの訂正符号を用いて当該ブロック内の
データの誤りを訂正する誤り訂正手段と、前記誤り検出
訂正手段によって誤り検出訂正処理が終了したセクタの
アドレスデータと所定のセクタのアドレスデータとの比
較を行う比較手段と、この比較手段の比較結果が一致し
ているときは当該誤り検出訂正処理が終了したセクタを
含むブロックのデータを前記記憶手段から読み出して前
記誤り訂正手段による誤り訂正を実行させ、一致してい
ないときは当該比較手段に対して順次比較動作を続行さ
せるとともに、一致検出があるまで前記誤り訂正手段に
よる誤り訂正を停止させる誤り訂正制御手段と、前記誤
り検出訂正手段による誤り訂正で訂正不能の場合は、正
しく訂正されたか、または誤りのない前後のセクタアド
レスデータから当該訂正不能のセクタアドレスデータを
補間する補間手段とを備え、この補間手段によって補間
されたセクタアドレスデータと前記所定のセクタのアド
レスデータが前記比較手段に入力されて比較されるよう
に構成したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態1であるデ
ィジタルデータ再生装置においては、記録媒体からの再
生データが第一の記憶手段に記憶された後、誤り検出手
段によって前記各セクタの誤り検出がなされ、検出結果
が第二の記憶手段に記憶される。一方誤り制御手段によ
って前記第二の記憶手段の内容が読み出され、前記ブロ
ックを構成するすべてのセクタに誤りがない場合、前記
誤り制御手段によって当該ブロックが前記誤り訂正手段
による誤り訂正から除外される。
【0019】この発明の実施の形態2であるディジタル
データ再生装置においては、記録媒体からの再生データ
が第一の記憶手段に記憶された後、誤り検出手段によっ
て前記各セクタの誤り検出がなされ、検出結果が第二の
記憶手段に記憶される。一方誤り制御手段によって前記
第二の記憶手段の内容が読み出され、誤りがあるとき、
前記誤り訂正手段によって誤りがあるセクタの位置をも
とに当該セクタデータの誤り値を求める消失訂正が行わ
れ、誤りがないとき、当該セクタは前記誤り訂正手段に
よる誤り訂正から除外される。
【0020】この発明の実施の形態3であるディジタル
データ再生装置においては、記録媒体からの再生データ
が記憶手段に記憶された後、前記誤り検出訂正手段によ
って、前記セクタのアドレスデータの誤り検出および訂
正がなされ、先頭セクタ検索手段によって誤り検出訂正
処理が終了したセクタのアドレスデータより前記ブロッ
ク中の前記先頭セクタが検索され、先頭セクタより順
次、前記記憶手段から前記誤り訂正手段に前記ブロック
のデータが入力される。
【0021】この発明の実施の形態4であるディジタル
データ再生装置においては、記録媒体からの再生データ
が記憶手段に記憶された後、前記誤り検出訂正手段によ
って、前記セクタのアドレスデータの誤り検出および訂
正がなされ、比較手段によって前記誤り検出訂正手段に
よって誤り検出訂正処理が終了したセクタのアドレスデ
ータと所定のセクタのアドレスデータとが比較される。
そして、一致しているときは当該セクタを含むブロック
のデータが誤り訂正制御手段によって前記記憶手段より
読み出され、前記誤り訂正手段による誤り訂正が実行さ
れ、一致していないときは比較手段によって順次、比較
動作が続行される。
【0022】この発明の実施の形態5であるディジタル
データ再生装置においては、前記誤り検出訂正手段によ
る誤り訂正で訂正不能のとき、補間手段によって正しく
訂正され、もしくは誤りのない前後セクタアドレスデー
タから当該訂正不能のセクタアドレスデータが補間さ
れ、前記補間されたセクタアドレスデータと前記所定の
セクタのアドレスデータが前記比較手段に入力されて比
較され、一致しているときは当該セクタを含むブロック
のデータが誤り訂正制御手段によって前記記憶手段より
読み出され、前記誤り訂正手段による誤り訂正が実行さ
れ、一致していないときは前記誤り訂正手段による誤り
訂正が停止され、比較手段によって順次比較動作が続行
される。
【0023】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1であるディジタルデータ再生装置を示すブロック
図である。図において、1は光ディスク、2はデータ読
みとり用光ピックアップ(P.U)、3は光ディスク1
を回転させるディスクモータ、4は光ピックアップ2や
ディスクモータ3を制御するサーボ回路、5はアンプお
よび波形等化器、6は復調回路、7は誤り訂正回路、8
は誤り訂正用のメモリ、9はデスクランブルおよびED
C回路によるチェック回路、10はバッファメモリ、1
1はバッファメモリ10の制御回路、12はシステムデ
コーダ、13はビデオ用デコーダ、14はオーディオ用
デコーダ、15はビデオ出力端子、16はオーディオ出
力端子、17は上記システム全体を制御するシステムマ
イコン、18は誤り検出を行うPRE−EDCおよびデ
スクランブル回路、19はPOST−EDCおよびデス
クランブル回路である。さらに、40は誤り訂正回路7
の動作を制御する誤り制御回路である。
【0024】図2は、再生データの構成単位である1セ
クタ分のデータの内容を示した図で、30はID(Iden
tification Data )で、当該セクタのアドレスや案内情
報で構成される。31はIEC(ID Error Correction
code)で、ID30の誤り検出符号である。32はRS
V(Reserve)データで、現在は未規定の領域である。
33はデータ領域で、スクランブル処理が施されてい
る。34はEDC(Error Detection Code)で、当該セ
クタ全体の誤り検出符号である。1セクタ分のデータ
は、以上の様に構成されている。
【0025】さらに、前記再生データは図3に示すよう
に複数セクタを1単位とするブロックを構成しており、
各ブロックはC1の誤り訂正符号とC2の誤り訂正符号
とからなる二重の符号で符号化されており、誤り訂正回
路7では、このブロック単位で誤り訂正が行われる。こ
こで、各セクタは、データ領域35に縦横に分けて順次
並べられる。36はC1符号領域、37はC2符号領
域、38はC1とC2の積符号領域である。
【0026】次に、実施の形態1の動作を、前記従来例
と同様の動作が行われる部分の動作説明は省略し、異な
る部分の動作を詳しく説明する。まず、復調回路6で1
6ビットの再生データが8ビットの再生データに変換さ
れ、一旦メモリ8にストアされると、PRE−EDCお
よびデスクランブル回路18は、メモリ8から1セクタ
分を1単位として再生データを読み出してデスクランブ
ル処理を行った後、1セクタ毎に再生データに付加され
ているEDCを用いて当該セクタ内のデータの誤り検出
を行う。この誤り検出結果は、誤り検出フラグとしてメ
モリ8の所定領域に記憶される。
【0027】次に、誤り制御回路40によってメモリ8
から1ブロック分の誤り検出フラグが読み出され、1ブ
ロックを構成するすべてのセクタに誤りがない場合に
は、誤り制御回路40によって当該ブロックの誤り訂正
回路7での誤り訂正動作が中止されて、そのままPOS
T−EDCおよびデスクランブル回路19に転送され、
当該ブロックのデータがデスクランブル処理されると、
バッファメモリ10に転送されて蓄えられる。
【0028】以上のように、実施の形態1では、誤りの
ないブロックが誤り訂正回路7による誤り訂正の対象か
ら除外されることで、誤り訂正処理のためのデータ読み
出しや書き込み、およびこれに伴う演算等に要する時間
が節約される。
【0029】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2であるディジタルデータ再生装置を示すブロック
図で、図1と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を
示しており、20は誤り検出を行うPRE−EDCおよ
びデスクランブル回路、21はPOST−EDCおよび
デスクランブル回路、22は誤り訂正回路である。
【0030】次に、動作について説明する。まず、PR
E−EDCおよびデスクランブル回路20は、メモリ8
から1セクタ分を1単位として再生データを読み出して
デスクランブル処理を行った後、1セクタ毎に再生デー
タに付加されている誤り検出符号EDCを用いて当該セ
クタ内のデータの誤り検出を行う。この誤り検出結果
は、誤り検出フラグとしてメモリ8の所定領域に記憶さ
れる。
【0031】次に、前記1ブロック内の所定のセクタに
誤りがある場合は、以下のように処理される。当該ブロ
ックのデータがメモリ8から読み出され、誤り訂正回路
22で処理され、例えばC1→C2→C1の順に誤り訂
正が行われるとき、最初のC1訂正において誤り検出フ
ラグが参照され、誤り制御回路40によって誤りのある
セクタが存在する部分のみ訂正動作が行われる。
【0032】次のC2訂正では、前回のC1訂正結果を
もとに消失訂正(イレージャ訂正)が行われるが、ま
ず、誤り制御回路40によって上記誤り検出フラグが参
照され、次に誤りのあるセクタで、かつ、前回のC1訂
正で訂正フラグ(通常訂正されると訂正フラグは立てな
いが、訂正アルゴリズム次第では訂正しても立てるとき
がある)がある位置の誤りデータ値が求められて訂正さ
れる。
【0033】最後のC1訂正は、上記C2の訂正結果が
利用されて消失訂正が行われ、誤りのあるセクタで、か
つ、C2の訂正フラグがある位置の誤りデータ値が求め
られて訂正される。このとき、誤り検出フラグがある場
合は、誤りのないセクタについての訂正動作が省略され
るので、この期間の処理時間が節約される。
【0034】次に、C1訂正が終了すると、当該ブロッ
クのデータがPOST−EDCおよびデスクランブル回
路21転送され、デスクランブル処理が実行されて、再
度EDCによる誤り検出が行われる。このとき、POS
T−EDC回路21では重複をさけるためにメモリ8の
誤り検出フラグが参照され、誤りがあって訂正されたセ
クタのみについて、EDCによる誤り検出が行われる。
【0035】なお、実施の形態2では、PRE−EDC
およびデスクランブル回路20の誤り検出によって誤り
のなしとされたセクタの取り扱い、誤り訂正回路22に
よる誤り訂正の方法(消失訂正の実行の有無)、または
POST−EDC回路21におけるEDC処理の有無
は、すべて誤り制御回路40によって制御され、PRE
−EDCおよびデスクランブル回路20において誤りが
あるセクタの数によって種々変更される。
【0036】例えば、PRE−EDCおよびデスクラン
ブル回路20の誤り検出結果を無視して従来どうりに誤
り訂正処理を実行するか、または誤り訂正回路7におい
て消失訂正を行わずに誤り位置も求める誤り訂正を実行
するか、または消失訂正は行うが、PRE−EDCおよ
びデスクランブル回路20の誤り検出結果を無視して誤
りのないセクタを含めた訂正を行うなど、種々の組み合
わせを選択できる。
【0037】このうち、PRE−EDCおよびデスクラ
ンブル回路20による誤り検出結果を無視した場合は、
POST−EDC回路21において、当該ブロック内の
すべてのセクタについてEDC処理を再度実行する。こ
れは誤り訂正回路22における訂正動作で、PRE−E
DC回路20で誤りなしとされたセクタが訂正されてい
る可能性があるからである。
【0038】また、システムマイコン17は、当該ブロ
ック内に誤りのあるセクタが多い場合は、誤り訂正回路
22ですべてのセクタを対象として誤り訂正を実行し、
誤りセクタが少ない場合、または高速性が要求される場
合は、誤りセクタのみ訂正を実行するように、誤り制御
回路40をプログラムすることができる。
【0039】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、訂正動作や誤り検出における無駄が省かれ、効率よ
く所定の訂正等の処理が行える。
【0040】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3のディジタルデータ再生装置を示すブロック図
で、図1と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
しており、23はID30とその誤り検出符号IEC3
1を用いて誤り検出および誤り訂正するID処理回路で
ある。以下、実施の形態1と異なる部分の動作について
説明する。
【0041】まず、復調回路6で16ビットの再生デー
タが8ビットの再生データに変換され、一旦メモリ8に
ストアされる。次に、各セクタには、セクタデータとは
別に特定のデータパターンからなる同期信号が複数記録
されているので、そのうちのセクタの先頭を示す同期信
号を基準として、ID30およびIEC31がメモリ8
のデータから検索されてID処理回路23に入力され
る。ID処理回路23では、入力されたデータのIEC
31を用いてID30の誤り検出が行われ、誤りがあれ
ば訂正される。この動作は各セクタ単位で順次行われ、
複数セクタ分実行される。
【0042】次に、1ブロック分に相当する16セクタ
分のID30の誤り訂正動作が終了した時点で、当該ブ
ロックの先頭セクタが訂正動作済のID30群の内容に
より検索される。ここでID30に記録されているセク
タアドレスは、0からNまでのうち16の倍数にあたる
アドレスが各ブロックの先頭セクタと決められているの
で、セクタアドレス値が16で割り切れるところのID
30が検索される。次に、この検索によってあるID3
0がブロックの先頭であると示していることが判明する
と、メモリ8から当該ID30が所属するセクタのデー
タが順次読み出され、誤り訂正回路7において誤り訂正
される。
【0043】この実施の形態3では、以上のようなID
処理回路23の動作によって各ブロックの先頭セクタが
容易に検索され、また、ID30の部分の誤り訂正も行
われるので、検索の信頼度も向上する。
【0044】実施の形態4.図6は、この発明の実施の
形態4のディジタルデータ再生装置を示すブロック図
で、図1と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
しており、24はセクタアドレス検索回路、25は比較
回路である。
【0045】次に、実施の形態1と異なる部分の動作に
ついて説明する。まず、システムマイコン17は検索し
たい所望のセクタアドレスを比較回路25に入力した
後、サーボ回路4に指令して光ディスク1からデータを
再生させる。そして復調回路6で16ビットの再生デー
タが8ビットの再生データに変換されて、一旦メモリ8
にストアされる。次に、前記実施の形態3と同様に、セ
クタの先頭を示す同期信号を基準として図2のID30
およびIEC31がメモリ8内のデータから検索され、
ID処理回路23に入力される。ID処理回路23で
は、入力されたデータのIEC31を用いてID30の
誤り検出が行われ、誤りがあれば訂正される。
【0046】次に、誤りが訂正されたID30はセクタ
アドレス検索回路24に送られ、入力されたID30は
比較回路25に入力され、システムマイコン17が入力
したセクタアドレスと比較される。比較結果はセクタア
ドレス検索回路24に送られ、一致しているときはシス
テムマイコン17に一致結果が送られ、メモリ8から当
該セクタを含むブロックのデータが読み出されて、誤り
訂正回路7に誤り訂正を実行させる信号が出力される。
【0047】また、比較結果が一致していない場合で、
所望のセクタアドレスよりID30のほうが小さいとき
(当該セクタの後に所望のセクタが再生されるとき)
は、次のセクタのID30がセクタアドレス検索回路2
4から比較回路25に入力されて、再び一致検出が行わ
れる。以下、順次再アドレスが一致するまで比較が続け
られる。
【0048】また、比較結果が一致していない場合は、
上記処理とは別に、ID30と所望のセクタアドレスと
の関係がその大小に関係なくセクタアドレス検索回路2
4によってシステムマイコン17に送られ、一致検出が
あるまで誤り訂正回路7の誤り訂正処理を停止させる信
号がシステムマイコン17の指令に従って、セクタアド
レス検索回路24から出力される。
【0049】次に、上記比較回路25の比較の結果にお
いて、所望のセクタアドレスに対してID30が所定量
以上小さいとき、またはID30の方が所望のセクタア
ドレスより大きいとき(当該セクタの前に所望のセクタ
があるとき)は、セクタアドレス検索回路24からシス
テムマイコン17へ検索信号が送られ、システムマイコ
ン17の指令によってサーボ回路4が動作し、光ディス
ク1上の所定位置に光ピックアップ2が移動して再び再
生が開始される。
【0050】さらに、所望のセクタアドレスが上記誤り
訂正ブロックの先頭セクタではない場合は、誤り訂正の
ために先頭セクタと所望のセクタを含むブロックのデー
タ全部が必要なので、セクタアドレス検索回路24では
システムマイコン17から入力された所望のセクタアド
レス値より当該ブロックの先頭セクタのアドレス値が求
められ、この値と上記IEC31を用いて誤り訂正され
たID30の値が比較回路25に入力されて比較され
る。
【0051】実施の形態5.図7は、この発明の実施の
形態5のディジタルデータ再生装置を示すブロック図
で、図6と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
しており、26は補間回路である。
【0052】上記実施の形態4では、所望のセクタのI
D30に光ディスク1の欠損等の不良による誤りがあ
り、しかも訂正不能のときは、比較回路25による一致
検出が発生せず、一致がないため上記検索信号によっ
て、システムマイコン17はサーボ回路4に対して光ピ
ックアップ2を所望のセクタに移動させ、再び再生させ
るようにする指令を出し、そして再度ID30が訂正不
能となり上記検索信号によって、光ピックアップ2の移
動動作が繰り返し続けられるという問題がある。
【0053】そこで、この実施の形態5では、ID処理
回路23におけるIDの誤り訂正結果をセクタアドレス
検索回路24に入力し、比較回路25で所定期間検索し
ても一致がないときは正しく得られた前後のセクタアド
レス値を補間回路26に入力する。補間回路26では、
一致検出されるべきID30が補間によって求められて
セクタアドレス検索回路24に出力され、セクタアドレ
ス検索回路24で誤ったID30と置き換えられる。そ
の後、セクタアドレス検索回路24は、システムマイコ
ン17に、「一致検出結果」に換えて、メモリ8内に所
望のセクタが存在するがIEC31による訂正が不能で
あり、ID30が補間されたことを、送出する。
【0054】この一致の有無をきめる所定期間は、シス
テムマイコン17がセクタアドレス検索回路24に対し
て指令することができる。また、指令のないとき、セク
タアドレス検索回路24はIDが誤りでIEC31によ
る誤り訂正不能のとき上記補間回路26における補間動
作を随時おこなわさせ、比較回路25には補間されたI
D30を入力し、上記所望のセクタアドレスと比較され
るように制御する。
【0055】また、システムマイコン17は、所望のセ
クタがメモリ8にストアされているが、ID30が訂正
不能で補間されたとの情報をセクタアドレス検索回路2
4から入力されると、当該ID30を補間されたセクタ
を含むブロックの誤り訂正回路7による誤り訂正を実行
させる指令を送出し、その後、誤り訂正とデスクランブ
ルおよびEDC回路9による動作を終了し、バッファメ
モリ10に書き込まれるとその中から所望のセクタを検
索する。
【0056】以上のように、この実施の形態5では、セ
クタアドレス検索回路24によって復調回路6の復調動
作後のメモリ8にデータがストアされた時点で所定のセ
クタが検索され、また検索中は誤り訂正回路7による誤
り訂正が停止されるので、データのアクセス性が向上す
るとともに無駄な誤り訂正動作が省略される。
【0057】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0058】記録媒体より再生されたディジタルデータ
を記憶する第一の記憶手段と、セクタ中の誤りを誤り検
出符号を用いて検出する誤り検出手段と、ブロックの訂
正符号を用いて誤りを訂正する誤り訂正手段と、前記誤
り検出手段の検出結果を記憶する第二の記憶手段と、前
記第二の記憶手段の内容を読み出し、前記ブロックを構
成する全てのセクタについての誤りの有無を判定し、誤
りがない場合に当該ブロックを前記誤り訂正手段による
誤り訂正から除外する誤り制御手段を備えたので、当該
ブロックの誤り訂正手段による第一の記憶手段からのデ
ータ読み出しや誤り検出および訂正のための演算等の訂
正処理動作が省かれると共に当該ブロックにおける第一
の記憶手段のアクセス時間を誤り訂正手段以外の処理に
割くことができるので、前記記録媒体から高速でデータ
を再生したい場合に処理時間の高速化に寄与でき、記録
媒体からのアクセス速度を上げることができ、また不要
な誤り訂正動作の省略によって回路消費電力が節約され
るという効果を奏する。
【0059】また、前記記録媒体より再生されたディジ
タルデータを記憶する第一の記憶手段と、セクタ中の誤
りを誤り検出符号を用いて検出する誤り検出手段と、ブ
ロックの訂正符号を用いて誤りを訂正する誤り訂正手段
と、前記誤り検出手段の検出結果を記憶する第二の記憶
手段と、前記第二の記憶手段の内容を読み出し、前記ブ
ロックを構成するセクタについての誤りの有無を判定
し、誤りがあるとき、誤りがあるセクタの位置をもとに
前記ブロックの訂正符号を用いて、前記誤り訂正手段に
より当該セクタデータの誤り値を求める消失訂正が行わ
れ、誤りがないとき、当該セクタは前記誤り訂正手段に
よる誤り訂正から除外されるように制御する誤り制御手
段を備えたので、当該セクタの誤り訂正手段による訂正
処理動作が省かれると共に当該セクタにおける第一の記
憶手段のアクセス時間を誤り訂正手段以外の処理に割く
ことができるので、前記記録媒体から高速でデータを再
生したい場合に処理時間の高速化に寄与でき、記録媒体
からのアクセス速度を上げることができ、また不要な誤
り訂正動作の省略によって回路消費電力が節約されると
いう効果を奏する。
【0060】また、前記記録媒体より再生されたディジ
タルデータを記憶する記憶手段と、前記セクタのアドレ
スデータの誤りをアドレスデータに対して付加された誤
り検出符号を用いて検出し、訂正する誤り検出訂正手段
と、前記ブロックの訂正符号を用いて誤りを訂正する誤
り訂正手段と、前記誤り検出訂正手段によって誤り訂正
されたセクタのアドレスデータより前記ブロック中の前
記先頭セクタを検索する先頭セクタ検索手段とを備え、
前記先頭セクタ検索手段によって検索された先頭セクタ
より順次、前記誤り訂正手段に入力し、前記ブロックの
誤り訂正を行う様に構成したので、容易に前記ブロック
の先頭セクタが検索でき、しかも前記誤り検出訂正手段
によって検索対象である前記セクタアドレスの誤り訂正
がなされるので、検索の信頼度が向上するという効果を
奏する。
【0061】また、前記記録媒体よりディジタルデータ
を再生する装置であって、前記記録媒体より再生された
ディジタルデータを記憶する記憶手段と、前記セクタの
アドレスデータの誤りをアドレスデータに対して付加さ
れた誤り検出符号を用いて検出し、訂正する誤り検出訂
正手段と、前記ブロックの訂正符号を用いて誤りを訂正
する誤り訂正手段と、前記誤り検出訂正手段によって誤
り訂正されたセクタのアドレスデータと所定のセクタの
アドレスデータとの比較を行う比較手段と、前記比較手
段の比較の結果一致しているときは当該セクタを含むブ
ロックのデータを前記記憶手段より読み出して前記誤り
訂正手段による誤り訂正を実行させ、一致していないと
きは比較手段に対して順次、比較動作を続行させる誤り
訂正制御手段とを備えたので、所定のセクタとの比較動
作が前記誤り訂正手段の前で実行できるので、前記記録
媒体からの所定セクタデータの検索及び読み出し時間が
短縮され、しかも比較の対象となるセクタのアドレスデ
ータが前記誤り検出訂正手段によって誤り訂正されるの
で、比較の信頼度も向上するという効果を奏する。
【0062】また、前記記録媒体より再生されたディジ
タルデータを記憶する記憶手段と、前記セクタのアドレ
スデータの誤りをアドレスデータに対して付加された誤
り検出符号を用いて検出し、訂正する誤り検出訂正手段
と、前記ブロックの訂正符号を用いて誤りを訂正する誤
り訂正手段と、前記誤り検出訂正手段によって誤り訂正
されたセクタのアドレスデータと所定のセクタのアドレ
スデータとの比較を行う比較手段と、前記比較手段の比
較の結果一致しているときは当該セクタを含むブロック
のデータを前記記憶手段より読み出して前記誤り訂正手
段による誤り訂正を実行させ、一致していないときは比
較手段に対して順次、比較動作を続行させ、一致検出が
あるまで前記誤り訂正手段による誤り訂正を停止させる
誤り訂正制御手段と、前記誤り検出訂正手段による誤り
訂正で訂正不能の場合、正しく訂正され、もしくは誤り
のない前後セクタアドレスデータから当該訂正不能のセ
クタアドレスデータを補間する補間手段とを備え、前記
補間されたセクタアドレスデータと前記所定のセクタの
アドレスデータが前記比較手段に入力されて比較される
ように構成したので、所定のセクタとの比較動作が前記
誤り訂正手段の前で実行できるので、前記記録媒体から
の所定セクタデータの検索及び読み出し時間が短縮さ
れ、また不要な誤り訂正動作の省略によって回路消費電
力が節約されるとともに、前記セクタアドレスデータの
誤り訂正が不能であっても前記補間動作によって、前記
比較手段による一致検出が必ず行えるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるディジタル
データ再生装置を示すブロック図である。
【図2】 再生データの構成単位である1セクタ分のデ
ータ内容を示す図である。
【図3】 再生データ1ブロックにおける誤り訂正符号
の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2におけるディジタル
データ再生装置を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態3におけるディジタル
データ再生装置を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態4におけるディジタル
データ再生装置を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態5におけるディジタル
データ再生装置を示すブロック図である。
【図8】 従来装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光ディスク、2 光ピックアップ、3 ディスクモ
ータ、4 サーボ回路、5 アンプおよび波形等化器、
6 復調回路、7 誤り訂正回路、8 メモリ、9 デ
スクランブルおよびEDC回路、10 バッファメモ
リ、11 制御回路、17 システムマイコン、18
PRE−EDCおよびデスクランブル回路、19 PO
ST−EDCおよびデスクランブル回路、20 PRE
−EDCおよびデスクランブル回路、21 POST−
EDCおよびデスクランブル回路、22 誤り訂正回
路、23 ID処理回路、24 セクタアドレス検索回
路、25 比較回路、26 補間回路、40 誤り制御
回路。
フロントページの続き (72)発明者 木津 直樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディジタルデータでセクタを構成
    し、複数のセクタでブロックを構成するとともに、各セ
    クタ毎に当該セクタ内のデータの誤りを検出するための
    誤り検出符号が付加され、かつ各ブロック毎に当該ブロ
    ック内の全セクタのデータに対する誤りを検出し訂正す
    るための訂正符号が付加されて記録されている記録媒体
    から前記ディジタルデータを再生する装置であって、 前記記録媒体から再生されたディジタルデータを記憶す
    る第一の記憶手段と、 前記セクタ内のデータの誤りを前記誤り検出符号を用い
    て検出する誤り検出手段と、 前記ブロックの訂正符号を用いて当該ブロック内のデー
    タの誤りを検出し訂正する誤り訂正手段と、 前記誤り検出手段の検出結果を記憶する第二の記憶手段
    と、 この第二の記憶手段の内容を読み出して前記ブロックを
    構成する全てのセクタについての誤りの有無を判定し、
    誤りのないブロックを前記誤り訂正手段による誤り訂正
    の対象から除外する誤り制御手段を備えたことを特徴と
    するディジタルデータ再生装置。
  2. 【請求項2】 複数のディジタルデータでセクタを構成
    し、複数のセクタでブロックを構成するとともに、各セ
    クタ毎に当該セクタ内のデータの誤りを検出するための
    誤り検出符号が付加され、かつ各ブロック毎に当該ブロ
    ック内の全セクタのデータに対する誤りを検出し訂正す
    るための訂正符号が付加されて記録されている記録媒体
    から前記ディジタルデータを再生する装置であって、 前記記録媒体から再生されたディジタルデータを記憶す
    る第一の記憶手段と、 前記セクタ内のデータの誤りを前記誤り検出符号を用い
    て検出する誤り検出手段と、 前記ブロックの訂正符号を用いて当該ブロック内のデー
    タの誤りを検出し訂正する誤り訂正手段と、 前記誤り検出手段の検出結果を記憶する第二の記憶手段
    と、 この第二の記憶手段の内容を読み出して前記ブロックを
    構成するセクタについての誤りの有無を判定し、誤りが
    あるセクタは、当該誤りがあるセクタの位置をもとに前
    記ブロックの訂正符号を用いて前記誤り訂正手段により
    当該セクタデータの誤り値を求める消失訂正を行わせ、
    誤りがないセクタは前記誤り訂正手段による誤り訂正か
    ら除外するように制御する誤り制御手段を備えたことを
    特徴とするディジタルデータ再生装置。
  3. 【請求項3】 複数のディジタルデータでセクタを構成
    し、複数のセクタでブロックを構成するとともに、各ブ
    ロック毎に当該ブロック内の全セクタのデータに対する
    誤りを検出し訂正するための訂正符号が付加されて記録
    されている記録媒体から前記ディジタルデータを再生す
    る装置であって、 前記記録媒体から再生されたディジタルデータを記憶す
    る記憶手段と、 前記セクタ内のアドレスデータの誤りをアドレスデータ
    に対して付加された誤り検出符号を用いて検出して訂正
    する誤り検出訂正手段と、 前記ブロックの訂正符号を用いて当該ブロック内のデー
    タの誤りを検出し訂正する誤り訂正手段と、 前記誤り検出訂正手段によって誤り検出訂正処理が終了
    したセクタのアドレスデータから当該ブロックの先頭セ
    クタを検索する先頭セクタ検索手段とを備えたことを特
    徴とするディジタルデータ再生装置。
  4. 【請求項4】 複数のディジタルデータでセクタを構成
    し、複数のセクタでブロックを構成するとともに、各ブ
    ロック毎に当該ブロック内の全セクタのデータに対する
    誤りを検出し訂正するための訂正符号が付加されて記録
    されている記録媒体から前記ディジタルデータを再生す
    る装置であって、 前記記録媒体から再生されたディジタルデータを記憶す
    る記憶手段と、 前記セクタのアドレスデータの誤りをアドレスデータに
    対して付加された誤り検出符号を用いて検出して訂正す
    る誤り検出訂正手段と、 前記ブロックの訂正符号を用いて当該ブロック内のデー
    タの誤りを訂正する誤り訂正手段と、 前記誤り検出訂正手段によって誤り検出訂正処理が終了
    したセクタのアドレスデータと所定のセクタのアドレス
    データとの比較を行う比較手段と、 この比較手段の比較結果が一致しているときは当該誤り
    検出訂正処理が終了したセクタを含むブロックのデータ
    を前記記憶手段から読み出して前記誤り訂正手段による
    誤り訂正を実行させ、一致していないときは当該比較手
    段に対して順次比較動作を続行させるように制御する誤
    り訂正制御手段とを備えたことを特徴とするディジタル
    データ再生装置。
  5. 【請求項5】 複数のディジタルデータでセクタを構成
    し、複数のセクタでブロックを構成するとともに、各ブ
    ロック毎に当該ブロック内の全セクタのデータに対する
    誤りを検出し訂正するための訂正符号が付加されて記録
    されている記録媒体から前記ディジタルデータを再生す
    る装置であって、 前記記録媒体から再生されたディジタルデータを記憶す
    る記憶手段と、 前記セクタのアドレスデータの誤りをアドレスデータに
    対して付加された誤り検出符号を用いて検出して訂正す
    る誤り検出訂正手段と、 前記ブロックの訂正符号を用いて当該ブロック内のデー
    タの誤りを訂正する誤り訂正手段と、 前記誤り検出訂正手段によって誤り検出訂正処理が終了
    したセクタのアドレスデータと所定のセクタのアドレス
    データとの比較を行う比較手段と、 この比較手段の比較結果が一致しているときは当該誤り
    検出訂正処理が終了したセクタを含むブロックのデータ
    を前記記憶手段から読み出して前記誤り訂正手段による
    誤り訂正を実行させ、一致していないときは当該比較手
    段に対して順次比較動作を続行させるとともに、一致検
    出があるまで前記誤り訂正手段による誤り訂正を停止さ
    せる誤り訂正制御手段と、 前記誤り検出訂正手段による誤り訂正で訂正不能の場合
    は、正しく訂正されたか、または誤りのない前後のセク
    タアドレスデータから当該訂正不能のセクタアドレスデ
    ータを補間する補間手段とを備え、 この補間手段によって補間されたセクタアドレスデータ
    と前記所定のセクタのアドレスデータが前記比較手段に
    入力されて比較されるように構成したことを特徴とする
    ディジタルデータ再生装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11134818A (ja) * 1997-10-27 1999-05-21 Hitachi Ltd ディジタル信号再生装置およびディジタル信号再生方法
KR19990088576A (ko) * 1998-05-28 1999-12-27 다카노 야스아키 부호오류정정검출장치
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