JPH09138946A - 光学的情報記録再生方法及び光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生方法及び光学的情報記録再生装置

Info

Publication number
JPH09138946A
JPH09138946A JP8088095A JP8809596A JPH09138946A JP H09138946 A JPH09138946 A JP H09138946A JP 8088095 A JP8088095 A JP 8088095A JP 8809596 A JP8809596 A JP 8809596A JP H09138946 A JPH09138946 A JP H09138946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
recording power
power
optical information
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8088095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3124721B2 (ja
Inventor
Michiharu Abe
通治 安倍
Hiroko Iwasaki
博子 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26429529&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH09138946(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP08088095A priority Critical patent/JP3124721B2/ja
Priority to ES96114553T priority patent/ES2211925T3/es
Priority to DE69630844T priority patent/DE69630844T2/de
Priority to US08/712,253 priority patent/US5790505A/en
Priority to EP96114553A priority patent/EP0762399B1/en
Publication of JPH09138946A publication Critical patent/JPH09138946A/ja
Priority to JP2000238424A priority patent/JP3571624B2/ja
Publication of JP3124721B2 publication Critical patent/JP3124721B2/ja
Application granted granted Critical
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/125Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
    • G11B7/126Circuits, methods or arrangements for laser control or stabilisation
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/0045Recording
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B11/00Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor
    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/10595Control of operating function

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、記録信号振幅mや記録パワーPの
オフセットの影響により最適記録パワーを設定できない
という課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、光学的情報記録媒体に対し
て記録パワーPを逐次変化させながらパターンをテスト
記録し、これを再生して記録パワーPに対応した記録信
号振幅mをモニターし、規格化された傾斜g(P)をg
(P)=(Δm/m)/(ΔP/P)に従って求め、若
しくはh(P)=(Δm/m)/ΔPに従ってh(P)
を求め、g(P)若しくはh(P)に基づいて記録パワ
ーの過不足を評価することにより最適記録パワーを決定
して設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学的情報記録再生
方法及び光学的情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公昭63ー29336号公報に
記載されているように、光学的情報記録再生装置におい
て、レーザ光などの光スポットを光学的情報記録媒体上
に照射しながら走査し、この光スポットを情報信号で強
弱変調して光学的情報記録媒体に情報信号を記録する方
法は知られており、また、光学的情報記録媒体に記録さ
れた情報信号を再生してその再生信号の振幅や記録マー
クの長さをモニターすることにより記録(光)パワーや
記録光パルスの幅などの記録条件を最適に調整し設定す
る方法も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記方法では、量産さ
れる光学的情報記録再生装置を用いて光学的情報記録媒
体に実際に情報信号を記録しても以下のような理由によ
り常に最適な条件を設定することは、実用上困難であ
る。すなわち、上記方法としては、光学的情報記録媒体
における代表的な再生信号である記録信号の振幅(未記
録部からの信号レベルと記録部からの信号レベルととの
差)値をモニターして個々の光学的情報記録再生装置に
対して最適記録パワーを設定する方法が挙げられるが、
記録信号の振幅値は、単に記録パワーだけでなく、光学
ピックアップの開口数、リムインテンシティ(集光レン
ズに入射するレーザ光の強度分布)、光スポットのサイ
ズや形状により、また、経時変化で光学系が汚染される
ことにより変化し、個々の光学ピックアップの間にオフ
セットが通常20%〜40%程度発生するので、上記オ
フセットの影響により最適記録パワーの設定値が大きく
ずれてしまう。
【0004】このため、量産を前提として設計される光
学的情報記録再生装置に対しては、実用上十分な精度
(±5%程度)で最適記録パワーを設定することが極め
て困難であり、各光学的情報記録再生装置の間には記録
パワーが同じであっても記録パワーのレベルが同じにな
らないなどのバラツキがあって個々の光学的情報記録再
生装置毎に記録パワーの微調整が必要で光学的情報記録
再生装置の製造性に問題があった。
【0005】また、特に繰り返し再記録可能な光学的情
報記録媒体おいては、光学的情報記録再生装置にて、前
もって情報トラックにテスト記録を行って最適記録パワ
ーを設定してから、そのステト記録した情報トラックに
対して情報を消去して再び情報を記録するか、直接情報
を上書きすることができるので、一回記録型の光学的情
報記録媒体のようにテスト専用の情報トラックを設けて
おく必要がないにも拘らず、テスト記録の記録パワーが
過大になって情報トラックが損傷を受けるというリスク
が避けられなかった。このため、実際上、テスト専用の
情報トラックを余分に設けて使用せざるを得ず、各情報
トラックの位置間誤差に起因した記録特性の違いによる
最適記録パワーの設定誤差が大きくなるとか、テスト専
用の情報トラックがユーザにとって無駄になってしまう
という欠点があった。
【0006】本発明は、個々の光学的情報記録再生装置
の間で生じ易い記録信号振幅mと記録パワーPの両方の
オフセットの影響、若しくは記録信号振幅mのオフセッ
トだけの影響を受けずに最適な記録パワーを設定するこ
とができ、特に量産を前提として設計される光学的情報
記録再生装置に対して実用上十分な精度で最適記録パワ
ーを容易に設定することができ、かつ、ユーザにとって
無駄なテスト専用のトラックを不要にすることができる
とともに最適記録パワーの設定精度を向上させることが
できる光学的情報記録再生方法及び光学的情報記録再生
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、光学的情報記録媒体に対し
て記録パワーPを逐次変化させながら未記録部と記録部
とからなるパターンをテスト記録し、このテスト記録し
たパターンから情報を再生して記録パワーPに対応した
記録信号振幅mをモニターし、規格化された傾斜g
(P)を次式 g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) ΔP:Pの近傍における微小変化量 Δm:mの近傍におけるΔPに対応した微小変化量 に従って求め、若しくは次式 h(P)=(Δm/m)/ΔP に従ってh(P)を求め、前記規格化された傾斜g
(P)若しくはh(P)に基づいて記録パワーの過不足
を評価することにより最適記録パワーを決定して設定す
る。このため、個々の光学的情報記録再生装置の間で生
じ易い記録信号振幅mと記録パワーPの両方のオフセッ
ト、若しくは記録信号振幅mのオフセットの影響を受け
ずに最適な記録パワーを設定することができ、特に量産
を前提として設計される光学的情報記録再生装置に対し
て実用上十分な精度で最適記録パワーを容易に設定する
ことができる。
【0008】請求項2に係る発明は、光学的情報記録媒
体に対して記録パワーPを逐次変化させながら未記録部
と記録部とからなるパターンをテスト記録し、このテス
ト記録したパターンから情報を再生して記録パワーPに
対応した記録信号振幅mをモニターし、規格化された傾
斜g(P)を次式 g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) ΔP:Pの近傍における微小変化量 Δm:mの近傍におけるΔPに対応した微小変化量 に従って求め、若しくは次式 h(P)=(Δm/m)/ΔP に従ってh(P)を求め、0.2〜2.0から選ばれる
特定の値Sを設定し、前記規格化された傾斜g(P)が
Sに一致するような記録パワーPsを検出してPsに対
して1.0〜1.7倍を乗じて最適記録パワーを設定
し、若しくは記録信号振幅が記録パワーに対して飽和し
ない領域にてh(P)が第1の特定値に一致するような
記録パワーPsを検出してPsに対して第2の特定値を
乗じて最適記録パワーを設定する。このため、最適記録
パワーを更に高精度に設定することができ、光学的情報
記録再生装置を低コストにできる。
【0009】請求項3に係る発明は、光学的情報記録媒
体に対して記録パワーPを逐次変化させながら未記録部
と記録部とからなるパターンをテスト記録し、このテス
ト記録したパターンから情報を再生する記録再生用ピッ
クアップと、この記録再生用ピックアップの光源を駆動
する光源駆動手段と、前記記録再生用ピックアップのテ
スト記録パワーP及び最適記録パワーを設定する記録パ
ワー設定手段と、前記記録再生用ピックアップからの記
録パワーPに対応した記録信号振幅mをモニターする記
録信号振幅モニター手段と、前記テスト記録パワーPと
前記記録信号振幅mより規格化された傾斜g(P)を次
式 g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) ΔP:Pの近傍における微小変化量 Δm:mの近傍におけるΔPに対応した微小変化量 に従って求め、若しくは次式 h(P)=(Δm/m)/ΔP に従ってh(P)を求める演算手段と、この演算手段で
求めた前記規格化された傾斜g(P)若しくはh(P)
に基づいて記録パワーの過不足を評価することにより最
適記録パワーを決定して前記記録パワー設定手段に設定
させる記録制御手段とを備えたものであり、個々の光学
的情報記録再生装置の間で生じ易い記録信号振幅mと記
録パワーPの両方のオフセット、若しくは記録信号振幅
mのオフセットの影響を受けずに最適な記録パワーを設
定することができ、特に量産を前提として設計される光
学的情報記録再生装置に対して実用上十分な精度で最適
記録パワーを容易に設定することができる。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1または2
記載の光学的情報記録再生方法において、g(P)の値
が0.15以上である条件下でのみ、テスト記録に用い
る記録パワーPを変化させる。このため、ユーザにとっ
て無駄なテスト専用のトラックを不要にすることができ
るとともに最適記録パワーの設定精度を向上させること
ができる。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項4記載の光
学的情報記録再生方法において、光学的情報記録媒体が
繰り返し再記録可能な記録媒体であって、光学的情報記
録媒体のテスト記録に用いるトラックが、テスト記録に
より設定された最適記録パワーで記録されるデータ記録
トラックの中に含まれるようにしている。このため、テ
スト専用の情報トラックが不要になって無駄がなくな
り、テスト記録の精度も高くできる。
【0012】請求項6に係る発明は、請求項1、2、4
または5記載の光学的情報記録再生方法において、光学
的情報記録媒体の一部にあらかじめ固有情報として、テ
スト記録により最適記録パワーを求めるための、記録パ
ワー、g(P)若しくはh(P)、最適記録パワーとP
sとの比率の少なくとも1つの推奨値を記録するように
している。このため、光学的情報記録媒体間の互換性を
向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1〜3に係る発明にて使用
できる光学的情報記録媒体としては、記録可能な光ディ
スク、光カード、光テープなどが挙げられ、請求項1〜
3に係る発明は、情報記録の原理として色素膜、金属
膜、合金膜などの穴開け記録または熱変形記録、光磁気
記録、反射率や光の位相を変化させる相変化記録などを
行う光学的情報記録再生方法及び光学的情報記録再生装
置に適用できる。
【0014】また、請求項1〜3に係る発明では、記録
光の照射の方法としては、既に知られている長短の矩形
状パルス光の照射、短パルス光の間欠または列状の照射
など記録膜と記録信号の形態に適した方法が適宜に用い
られる。図2は請求項1〜3に係る発明で用いられる記
録光パルスの例を示す。図2(a)は、記録しようとす
る情報の例を示し、記録部1、3と未記録部2とが光学
的情報記録媒体の情報トラック上に形成される。
【0015】この光学的情報記録媒体上に記録された情
報が再生され、図2(e)に示すように記録部からの信
号レベルと未記録部からの信号レベルとの差異、すなわ
ち、記録信号振幅が検出される。この記録信号振幅は、
単に光学的情報記録媒体における記録部と未記録部の反
射光レベルの差であったり、光磁気記録のカー回転角の
差を光学処理によって変換した光の強弱の差であったり
してもよい。
【0016】図2(b)(c)(d)は請求項1〜3に
係る発明の適用可能な記録光パルスの代表例を示してい
る。図2(b)に示す例は、最も単純な例であって、弱
い再生パワーPrと強い再生パワーPを未記録部と記録
部に対応させて変調する例であり、熱伝導の小さい記録
面への情報記録に適している。図2(c)に示す例は、
長い記録部をパルス列を用いて記録する例であり、熱伝
導の大きい記録面へ一定の記録幅で情報を記録するのに
適している。
【0017】図2(d)に示す例は、光磁気記録または
相変化記録における重ね記録の可能な記録面に情報を記
録する記録パルスの一例である。既に情報が記録された
情報トラック上であっても、中間レベルの消去パワーP
eの光を連続照射して未記録部を形成し、記録パワーP
とバイアスパワーPbの光を交互に照射して記録部を形
成すると古い情報が消されて新しい情報に置き換えられ
る。
【0018】次に、請求項1〜3に係る発明の理論的背
景について説明する。標準の光学的情報記録再生装置に
よって観測される標準の記録信号振幅m0と標準の記録
パワーP0とが次の関係式 m0=m0(P0) で与えられたとき、m0とP0の夫々対応した変化量Δm
0、ΔP0を更に夫々m0、P0で規格化して求められる比
率g0(P0)はP0の関数として次式 g0(P0)=(Δm0/m0)/(ΔP0/P0) で表わされる。ここで、g0(P0)は、m0のP0に対す
る規格化された傾斜を示すので、「規格化された傾斜」
と呼ぶことにする。
【0019】この「規格化された傾斜」を用いることに
よる利点は、次式で与えられるような標準からずれた
(オフセットを持った)一般の記録信号振幅mと記録パ
ワーPとの関係 m(P)=km0(P)、P=qP0 k,q:ゼロでない定数 に対しても普遍性を持っていることにある。簡単な計算
式 g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P)={Δ(k
0)/(km0)}/{Δ(qP)/(qP)}=(Δ
0/m0)/(ΔP/P)=g0(P0) より明らかなように規格化された傾斜の値g(P)を観
測する限り、常に標準の値g0(P0)と同じになる。
【0020】すなわち、g(P)の値はm及びPのオフ
セットの有無に拘らず保存される数値であるから、記録
パワーの過不足の状態を普遍的に正確に表わしている数
値であるといえる。従って、光学的情報記録再生装置に
て規格化された傾斜の値g(P)が同じになるように記
録パワーPを設定して情報を記録すれば、異なる光学的
情報記録再生装置で情報を記録しても常に同一の記録状
態で情報を記録できることになり、情報記録の再現性を
重視する産業上の応用にとって極めて都合がよい。
【0021】当然、記録パワーPの値が大きくなるにつ
れてmの値が飽和し、g(P)がゼロに収束するのが一
般的であるから、情報記録の過不足の状態をより正確に
見出すには、g(P)の値を0.2〜2.0、好ましく
は0.7〜1.7の範囲に設定しておき、これに対応す
るPの値の1.0〜1.7倍、好ましくは1.0〜1.
5倍が最適記録パワーになるようにすると、効果的であ
る。
【0022】次に、規格化された傾斜gを求めるための
具体的方法について説明する。規格化された傾斜gを求
める一般形の式は、記録パワーPの微小変化量ΔPに対
応して記録信号振幅mの微小変化量がΔmであるという
表現として次式 g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) で表わされる。
【0023】規格化された傾斜gを求める実用形の式
は、i、i+1番目のテスト記録の記録パワーがP
(i)、P(i+1)、記録信号振幅がm(i)、m
(i+1)である時、次式 g[{P(i)+P(i+1)}/2]=[{m(i+
1)−m(i)}/{m(i+1)+m(i)}]/
[{P(i+1)−P(i)}/{{P(i+1)+P
(i)}] で表わされる。
【0024】規格化された傾斜gを求める他の実用形の
式は、i−1、i、i+1番目のテスト記録の記録パワ
ーがP(i−1)、P(i)、P(i+1)、記録信号
振幅がm(i−1)、m(i)、m(i+1)であって
P(i)={P(i+1)+P(i−1)}/2である
時、次式 g(i)=[{m(i+1)−m(i−1)}/{m
(i+1)+m(i−1) }]/[{P
(i+1)−P(i−1)}/{{P(i+1)+P
(i−1)}] で表わされる。
【0025】図1は請求項1、3に係る発明を適用した
光学的情報記録再生装置の一実施形態を示す。この実施
形態では、光ディスクからなる光学的情報記録媒体11
はスピンドルモータからなる駆動手段12により回転駆
動される。記録再生用ピックアップ13は、光源駆動手
段としてのレーザ駆動回路14により半導体レーザから
なる光源が駆動されて該半導体レーザが図示しない光学
系を介して光学的情報記録媒体11に光を照射し、情報
の記録や再生を行う。
【0026】記録パワー設定手段としての記録パワー設
定回路15は、記録制御系全体の制御を行う記録コント
ロール部からなる記録制御手段16により制御されて記
録再生用ピックアップ13のテスト記録パワー及び最適
記録パワーを設定し、つまり、記録コントロール部16
はテスト記録パワーの設定と最適記録パワーの設定を記
録パワー設定回路15、レーザ駆動回路14、記録再生
用ピックアップ13を通して行う。レーザ駆動回路14
は記録再生用ピックアップ13の半導体レーザを記録パ
ワー設定回路15により設定されたテスト記録パワー又
は最適記録パワーで発光するように駆動する。
【0027】記録パワー設定時には、レーザ駆動回路1
4は記録再生用ピックアップ13のレーザを記録パワー
設定回路15により設定された逐次変化するテスト記録
パワーPで発光するように駆動し、記録再生用ピックア
ップ13は光学的情報記録媒体11に対して記録パワー
Pを逐次変化させながら未記録部と記録部とからなるパ
ターンをテスト記録してそのテスト記録した情報を再生
する。
【0028】記録信号振幅モニター手段としての記録信
号振幅モニター回路17は記録再生用ピックアップ13
からの再生信号より記録パワーPに対応した記録信号振
幅(未記録部からの信号のレベルと記録部からの信号の
レベルとの差)mをモニターし、演算手段としての規格
化された傾斜演算回路18は記録パワー設定回路15で
設定したテスト記録パワーPと、記録信号振幅モニター
回路17でモニターした記録信号振幅mより、規格化さ
れた傾斜g(P)を次式 g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) ΔP:Pの近傍における微小変化量 Δm:mの近傍におけるΔPに対応した微小変化量 に従って求める。
【0029】記録コントロール部16は、規格化された
傾斜演算回路18で求めた規格化された傾斜g(P)に
基づいて記録パワーの過不足を評価することにより最適
記録パワーを決定してその最適記録パワーを記録パワー
設定回路15に設定させる。
【0030】通常の記録時には、レーザ駆動回路14が
記録再生用ピックアップ13の半導体レーザを記録パワ
ー設定回路15により設定された最適記録パワーで発光
するように駆動し、記録再生用ピックアップ13が光学
的情報記録媒体11に対して半導体レーザからの最適記
録パワーの光束で光学的情報記録媒体11に情報を記録
する。また、再生時には、レーザ駆動回路14が記録再
生用ピックアップ13の半導体レーザを再生パワーで発
光するように駆動し、記録再生用ピックアップ13が半
導体レーザからの再生パワーの光で光学的情報記録媒体
11から情報を再生する。
【0031】図3はこの実施形態の作用効果の実例を示
す。この実施形態と同様な3種類の異なる光学的情報記
録再生装置で記録再生した記録信号振幅mと記録パワー
Pとの関係は、図3に示すように記録信号振幅の飽和値
がそれぞれ0.60、075、0.50と異なるため、
夫々異なった曲線m(0)、m(1)、m(2)を描い
ており、一定の記録信号振幅レベルを基準にしても目標
とする最適な記録パワーを一意的に決定することができ
ず、曲線m(0)、m(1)、m(2)のずれに対応し
てバラツキが生じてしまう。更に、P>12mWでは、
3本の曲線(0)、m(1)、m(2)がほぼ平行線に
なっているため、記録信号レベルの共通の基準を設定す
ることさえ不可能である。
【0032】この実施形態における規格化された傾斜g
と記録パワーPとの関係については、規格化された傾斜
gを前記定義式を用いて演算した結果は3本の曲線
(0)、m(1)、m(2)で示されているが、これら
の曲線(0)、m(1)、m(2)は全く重なってい
る。従って、記録コントロール部16にて、規格化され
た傾斜gの曲線を用いてgが所定の判定レベルとなる記
録パワー、例えばg(gset)=0.25を与える記録
パワーPsetを決定すると、光学的情報記録再生装置が
異なっても全て唯一の記録パワーPsetをバラツキなく
設定することができる。すなわち、これは、この実施形
態の優れた作用効果を示すものであり、汎用性の高さと
記録パワーの設定精度に優れていることを示している。
【0033】この実施形態では、記録可能な光学的情報
記録媒体に対してテスト記録を行うことにより確実に最
適な記録パワーを設定でき、特に消去可能な光学的情報
記録媒体に対しては過剰な記録パワーの光を照射して記
録膜に損傷を与えるようなことなく情報の記録を行うこ
とができ、消去可能な回数を多くすることができるとと
もに、情報記録の信頼性を向上させることができる。さ
らに、個々の光学的情報記録再生装置の間において同じ
記録パワーでも記録信号のレベルが同じにならないなど
のバラツキに影響されることなく最適な記録パワーを自
動的に設定することができ、低コストの光学的情報記録
再生装置を実現できる。
【0034】このように、この実施形態は、請求項1に
係る発明の実施形態であって、光学的情報記録媒体に対
して記録パワーPを逐次変化させながら未記録部と記録
部とからなるパターンをテスト記録し、このテスト記録
したパターンから情報を再生して記録パワーPに対応し
た記録信号振幅mをモニターし、規格化された傾斜g
(P)を次式 g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) ΔP:Pの近傍における微小変化量 Δm:mの近傍におけるΔPに対応した微小変化量 に従って求め、前記規格化された傾斜g(P)に基づい
て記録パワーの過不足を評価することにより最適記録パ
ワーを決定して設定するので、個々の光学的情報記録再
生装置の間で生じ易い記録信号振幅mと記録パワーPの
両方のオフセットの影響を受けずに最適な記録パワーを
設定することができ、特に量産を前提として設計される
光学的情報記録再生装置に対して実用上十分な精度で最
適記録パワーを容易に設定することができる。
【0035】また、この実施形態は、請求項3に係る発
明の実施形態であって、光学的情報記録媒体11に対し
て記録パワーPを逐次変化させながら未記録部と記録部
とからなるパターンをテスト記録し、このテスト記録し
たパターンから情報を再生する記録再生用ピックアップ
13と、この記録再生用ピックアップ13の光源を駆動
する光源駆動手段としてのレーザ駆動回路14と、記録
再生用ピックアップ13のテスト記録パワーP及び最適
記録パワーを設定する記録パワー設定手段としての記録
パワー設定回路15と、記録再生用ピックアップ13か
らの記録パワーPに対応した記録信号振幅mをモニター
する記録信号振幅モニター手段としての記録信号振幅モ
ニター回路17と、前記テスト記録パワーPと前記記録
信号振幅mより規格化された傾斜g(P)を次式 g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) ΔP:Pの近傍における微小変化量 Δm:mの近傍におけるΔPに対応した微小変化量 に従って求める演算手段としての規格化された傾斜演算
回路18と、この規格化された演算手段18で求めた規
格化された傾斜g(P)に基づいて記録パワーの過不足
を評価することにより最適記録パワーを決定して前記記
録パワー設定手段15に設定させる記録制御手段として
の記録コントロール部16とを備えたので、個々の光学
的情報記録再生装置の間で生じ易い記録信号振幅mと記
録パワーPの両方のオフセットの影響を受けずに最適な
記録パワーを設定することができ、特に量産を前提とし
て設計される光学的情報記録再生装置に対して実用上十
分な精度で最適記録パワーを容易に設定することができ
る。
【0036】請求項2、3に係る発明を適用した光学的
情報記録再生装置の一実施形態は、上記実施形態におい
て、記録コントロール部16が、規格化された傾斜演算
回路18で求めた規格化された傾斜g(P)が0.2〜
2.0から選ばれる特定の値Sに一致するような記録パ
ワーPsを検出し、Psに対して1.0〜1.7倍を乗
じた値を最適記録パワーとして記録パワー設定回路15
に設定させるようにしたものである。
【0037】図4はこの実施形態の作用効果の実例を示
す。この実施形態の記録信号振幅mと記録パワーPとの
関係、規格化された傾斜gと記録パワーPとの関係につ
いては上記実施形態の場合と同様である。この実施形態
では、最適記録パワーを設定する場合、記録信号振幅m
が記録パワーに対して飽和するP>13mWの領域で
は、規格化された傾斜gは、その値そのものが当然に小
さくなり、Pに対する変化もゆるやかになって外乱やノ
イズの影響を受けやすくなり、Pの検出精度が低下する
という懸念がある。すなわち、Pの検出精度を上げるに
はgの値が大きくPに対する変化が大きい(傾斜が大き
い)条件を使った方がよい。
【0038】この実施形態は、図4に特定の値Sとして
S=10の例の作用効果が示されており、規格化された
傾斜gの値がSに一致する記録パワーをPsとして検出
する場合の作用効果が示されている。Psは実際の最適
記録パワーPOPTよりも小さいので、この例ではPsを
1.20倍してPOPTを設定している。上記特定の値S
としては、ノイズの影響が少なくなるように0.2〜
2.0から選べばよく、設定値Sに対応する記録パワー
Psを高精度に検出できる。記録パワーPsの最適記録
パワーPOPTからのずれは、1.0〜1.7倍の範囲で
適当な数値に決めておき、この数値をPsに乗じて最適
記録パワーPOPTを求めてから設定すればよい。従っ
て、最適記録パワーを更に高精度に設定することができ
る。
【0039】このように、この実施形態は、請求項2に
係る発明の実施形態であって、光学的情報記録媒体に対
して記録パワーPを逐次変化させながら未記録部と記録
部とからなるパターンをテスト記録し、このテスト記録
したパターンから情報を再生して記録パワーPに対応し
た記録信号振幅mをモニターし、規格化された傾斜g
(P)を次式 g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) ΔP:Pの近傍における微小変化量 Δm:mの近傍におけるΔPに対応した微小変化量 に従って求め、0.2〜2.0から選ばれる特定の値S
を設定し、前記規格化された傾斜g(P)がSに一致す
るような記録パワーPsを検出し、Psに対して1.0
〜1.7を乗じて最適記録パワーを設定するので、最適
記録パワーを更に高精度に設定することができ、光学的
情報記録再生装置を低コストにできる。
【0040】また、この実施形態は、請求項3に係る発
明の実施形態であり、上述した構成で上述した効果を奏
する。請求項4に係る発明の一実施形態は、上記請求項
1、3に係る発明の実施形態において、記録コントロー
ル部16が、g(P)の値が0.15以上である条件下
でのみ、規格化された傾斜演算回路18で求めた規格化
された傾斜g(P)に基づいて記録パワーの過不足を評
価することにより最適記録パワーを決定してその最適記
録パワーを記録パワー設定回路15に設定させることに
より、g(P)の値が0.15以上である条件下での
み、テスト記録に用いる記録パワーPを変化させるよう
にしたものである。
【0041】請求項4に係る発明の他の実施形態は、上
記請求項2、3に係る発明の実施形態において、記録コ
ントロール部16が、g(P)の値が0.15以上であ
る条件下でのみ、規格化された傾斜演算回路18で求め
た規格化された傾斜g(P)が0.2〜2.0から選ば
れる特定の値Sに一致するような記録パワーPsを検出
してPsに対して1.0〜1.7倍を乗じた値を最適記
録パワーとして記録パワー設定回路15に設定させるこ
とにより、g(P)の値が0.15以上である条件下で
のみ、テスト記録に用いる記録パワーPを変化させるよ
うにしたものである。
【0042】これらの実施形態では、記録コントロール
部16にて記録パワーの過不足をg(P)の値によって
確認することができる。すなわち、記録パワーが大きく
なるにつれて変調度が飽和しg(P)の値が小さくなる
ので、図3、図4から明らかなように記録コントロール
部16にてg(P)の値が0.15以上であるかどうか
をチェックしてg(P)の値が0.15以上である条件
下でのみ、テスト記録に用いる記録パワーPを変化させ
れば、過大なテスト記録パワーで光学的情報記録媒体に
熱的な損傷を与えることがない。
【0043】光学的情報記録媒体は、損傷を受けさえし
なければ、テスト記録を行なった情報トラックであって
も、その上にデータを再記録すればデータ用情報トラッ
クとして再利用可能である。つまり、ユーザにとって無
駄なテスト専用の情報トラックを不要にすることができ
る。さらに、このようにすることによりテスト専用の情
報トラックとデータ用情報トラックを近接させることが
でき、光学的情報記録媒体上の位置の違いによる記録特
性の違いが少なくなって結果的に最適記録パワーの設定
精度を向上させることができる。
【0044】このように、請求項4に係る発明の実施形
態は、請求項1または2記載の光学的情報記録再生方法
において、g(P)の値が0.15以上である条件下で
のみ、テスト記録に用いる記録パワーPを変化させるの
で、ユーザにとって無駄なテスト専用のトラックを不要
にすることができるとともに最適記録パワーの設定精度
を向上させることができる。
【0045】請求項5に係る発明の一実施形態は、上記
請求項4に係る発明の実施形態において、光学的情報記
録媒体が繰り返し再記録可能な記録媒体であって、光学
的情報記録媒体のテスト記録に用いる情報トラックが、
テスト記録により設定された最適記録パワーでデータが
記録される情報トラックの中に含まれるようにしたもの
である。この実施形態では、事実上、テスト専用の情報
トラックが不要になって無駄がなくなり、テスト記録の
精度も高くできる。
【0046】すなわち、本実施形態においては、過剰な
テスト記録パワーが光学的情報記録媒体の記録膜に照射
されないから、記録膜が損傷を受けたりしない。そのた
め、テスト記録を行なう情報トラックをわざわざ設ける
必要がなく、通常、データを記録する情報トラック(デ
ータ記録トラック)上でテスト記録を行なっても全く問
題がなく、その場で記録を行なうことができるために試
し記録の精度が高くなるという利点が新たに追加され、
一石二鳥の効果を奏する。
【0047】具体的には、記録をしようとする情報トラ
ック領域の最初の一周の情報トラックに記録パワーを変
化させてテスト記録を行ない、次にテスト記録を行なっ
た情報トラックから情報を再生して上述のように最適記
録パワーを決定し、次に上記最初の一周の情報トラック
に戻ってテスト記録を行なった上にデータを上書きすれ
ばよい。通常、テスト記録を行なった情報トラックの近
傍の情報トラック上では記録特性がほとんど変化しない
ので、テスト記録を行なう情報トラックの長さの、一倍
から数百倍、場合によっては、残りの情報トラック全体
に良好な状態で記録を行なうことができる。
【0048】このように、請求項5に係る発明の一実施
形態は、請求項4記載の光学的情報記録再生方法におい
て、光学的情報記録媒体が繰り返し再記録可能な記録媒
体であって、光学的情報記録媒体のテスト記録に用いる
トラックが、テスト記録により設定された最適記録パワ
ーで記録されるデータ記録トラックの中に含まれるよう
にしたので、テスト専用の情報トラックが不要になって
無駄がなくなり、テスト記録の精度も高くできる。
【0049】なお、上述した各実施形態では、記録パワ
ーのオフセットが十分に小さい条件下では、上記規格化
された傾斜g(P)を求める式g(P)=(Δm/m)
/(ΔP/P)の代りにh(P)=(Δm/m)/ΔP
を用いて記録信号振幅mのオフセットだけを取り除くこ
とが可能であり、請求項1〜6に係る発明はg(P)=
(Δm/m)/(ΔP/P)の代りにh(P)=(Δm
/m)/ΔPを用いる場合も含まれる。この場合、上記
0.2〜2.0から選ばれる特定の値Sは記録信号振幅
が記録パワーに対して飽和しない領域における適切な第
1の特定値を用い、上記1.0〜1.7は適切な第2の
特定値を用いればよい。
【0050】請求項6に係る発明の各実施形態は、上記
請求項1、3に係る発明の実施形態や、上記請求項2、
3に係る発明の実施形態、上記請求項4に係る発明の実
施形態、上記請求項5に係る発明の実施形態において、
それぞれ、光学的情報記録媒体の一部にあらかじめ固有
情報として、テスト記録により最適記録パワーを求める
ための、記録パワー、g(P)若しくはh(P)、最適
記録パワーとPsとの比率等の少なくとも1つ又は全部
の推奨値を記録するようにしたものである。
【0051】テスト記録により最適記録パワーを求める
ための、記録パワー、g(P)若しくはh(P)、最適
記録パワーとPsとの比率等は、光学的情報記録媒体の
記録膜の材料や構成により、それぞれ固有の推奨値を有
するのが通常であるから、それぞれの推奨値を光学的情
報記録媒体の一部にあらかじめ固有情報として記録して
おくと、その推奨値を各実施形態の光学的情報記録再生
装置で読み取り、光学的情報記録媒体毎に最適記録パワ
ーを正確にテスト記録により求めることができる。前記
推奨値の具体的な形態としては、記録再生用ピックアッ
プ13で再生できるものが好ましく、変調されたプレピ
ット列もしくは記録ピット列、変調されたウォブル溝な
ど周知のものでよく、バーコード状の変調パターンでも
よい。
【0052】例えば、上記実施形態のうち請求項1に係
る発明を適用した実施形態では、記録再生用ピックアッ
プ13からの再生信号より図示しない検出手段で上記推
奨値が検出され、記録コントロール部16はその推奨値
と傾斜演算回路18にて求めたg(P)若しくはh
(P)とに基づいて記録パワーの過不足を評価すること
により最適記録パワーを決定して設定する。
【0053】また、上記実施形態のうち請求項2に係る
発明を適用した実施形態では、例えば記録再生用ピック
アップ13からの再生信号より図示しない検出手段で上
記推奨値が検出され、記録コントロール部16は0.2
〜2.0から選ばれる特定の値Sを上記推奨値に応じて
設定し、前記規格化された傾斜g(P)がSに一致する
ような記録パワーPsを検出してPsに対して上記推奨
値に応じて1.0〜1.7倍を乗じて最適記録パワーを
設定し、若しくは記録信号振幅が記録パワーに対して飽
和しない領域にてh(P)が上記推奨値に応じた第1の
特定値に一致するような記録パワーPsを検出してPs
に対して上記推奨値に応じた第2の特定値を乗じて最適
記録パワーを設定する。
【0054】この結果、光学的情報記録媒体毎に最適記
録パワーを正確にテスト記録により求めることができ、
記録特性の異なる各メーカ製の光学的情報記録媒体を広
く用いることができ、所謂光学的情報記録媒体間の互換
性を向上させることができる。
【0055】このように、請求項6に係る発明の実施形
態は、請求項1、2、4または5記載の光学的情報記録
再生方法において、光学的情報記録媒体の一部にあらか
じめ固有情報として、テスト記録により最適記録パワー
を求めるための、記録パワー、g(P)若しくはh
(P)、最適記録パワーとPsとの比率の少なくとも1
つの推奨値を記録するようにしたので、光学的情報記録
媒体毎に最適記録パワーを正確にテスト記録により求め
ることができて記録特性の異なる各メーカ製の光学的情
報記録媒体を広く用いることができ、光学的情報記録媒
体間の互換性を向上させることができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、光学的情報記録媒体に対して記録パワーPを逐次変
化させながら未記録部と記録部とからなるパターンをテ
スト記録し、このテスト記録したパターンから情報を再
生して記録パワーPに対応した記録信号振幅mをモニタ
ーし、規格化された傾斜g(P)を次式 g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) ΔP:Pの近傍における微小変化量 Δm:mの近傍におけるΔPに対応した微小変化量 に従って求め、若しくは次式 h(P)=(Δm/m)/ΔP に従ってh(P)を求め、前記規格化された傾斜g
(P)若しくはh(P)に基づいて記録パワーの過不足
を評価することにより最適記録パワーを決定して設定す
るので、個々の光学的情報記録再生装置の間で生じ易い
記録信号振幅mと記録パワーPの両方のオフセット、若
しくは記録信号振幅mのオフセットの影響を受けずに最
適な記録パワーを設定することができ、特に量産を前提
として設計される光学的情報記録再生装置に対して実用
上十分な精度で最適記録パワーを容易に設定することが
できる。
【0057】請求項2に係る発明によれば、光学的情報
記録媒体に対して記録パワーPを逐次変化させながら未
記録部と記録部とからなるパターンをテスト記録し、こ
のテスト記録したパターンから情報を再生して記録パワ
ーPに対応した記録信号振幅mをモニターし、規格化さ
れた傾斜g(P)を次式 g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) ΔP:Pの近傍における微小変化量 Δm:mの近傍におけるΔPに対応した微小変化量 に従って求め、若しくは次式 h(P)=(Δm/m)/ΔP に従ってh(P)を求め、0.2〜2.0から選ばれる
特定の値Sを設定し、前記規格化された傾斜g(P)が
Sに一致するような記録パワーPsを検出してPsに対
して1.0〜1.7倍を乗じて最適記録パワーを設定
し、若しくは記録信号振幅が記録パワーに対して飽和し
ない領域にてh(P)が第1の特定値に一致するような
記録パワーPsを検出してPsに対して第2の特定値を
乗じて最適記録パワーを設定するので、最適記録パワー
を更に高精度に設定することができ、光学的情報記録再
生装置を低コストにできる。
【0058】請求項3に係る発明によれば、光学的情報
記録媒体に対して記録パワーPを逐次変化させながら未
記録部と記録部とからなるパターンをテスト記録し、こ
のテスト記録したパターンから情報を再生する記録再生
用ピックアップと、この記録再生用ピックアップの光源
を駆動する光源駆動手段と、前記記録再生用ピックアッ
プのテスト記録パワーP及び最適記録パワーを設定する
記録パワー設定手段と、前記記録再生用ピックアップか
らの記録パワーPに対応した記録信号振幅mをモニター
する記録信号振幅モニター手段と、前記テスト記録パワ
ーPと前記記録信号振幅mより規格化された傾斜g
(P)を次式 g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) ΔP:Pの近傍における微小変化量 Δm:mの近傍におけるΔPに対応した微小変化量 に従って求め、若しくは次式 h(P)=(Δm/m)/ΔP に従ってh(P)を求める演算手段と、この演算手段で
求めた前記規格化された傾斜g(P)若しくはh(P)
に基づいて記録パワーの過不足を評価することにより最
適記録パワーを決定して前記記録パワー設定手段に設定
させる記録制御手段とを備えたので、個々の光学的情報
記録再生装置の間で生じ易い記録信号振幅mと記録パワ
ーPの両方のオフセット、若しくは記録信号振幅mのオ
フセットの影響を受けずに最適な記録パワーを設定する
ことができ、特に量産を前提として設計される光学的情
報記録再生装置に対して実用上十分な精度で最適記録パ
ワーを容易に設定することができる。
【0059】請求項4に係る発明によれば、請求項1ま
たは2記載の光学的情報記録再生方法において、g
(P)の値が0.15以上である条件下でのみ、テスト
記録に用いる記録パワーPを変化させるので、ユーザに
とって無駄なテスト専用のトラックを不要にすることが
できるとともに最適記録パワーの設定精度を向上させる
ことができる。
【0060】請求項5に係る発明によれば、請求項4記
載の光学的情報記録再生方法において、光学的情報記録
媒体が繰り返し再記録可能な記録媒体であって、光学的
情報記録媒体のテスト記録に用いるトラックが、テスト
記録により設定された最適記録パワーで記録されるデー
タ記録トラックの中に含まれるようにしたので、テスト
専用の情報トラックが不要になって無駄がなくなり、テ
スト記録の精度も高くできる。
【0061】請求項6に係る発明によれば、請求項1、
2、4または5記載の光学的情報記録再生方法におい
て、光学的情報記録媒体の一部にあらかじめ固有情報と
して、テスト記録により最適記録パワーを求めるため
の、記録パワー、g(P)若しくはh(P)、最適記録
パワーとPsとの比率の少なくとも1つの推奨値を記録
するようにしたので、光学的情報記録媒体間の互換性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、3に係る発明を適用した一実施形態
を示すブロック図である。
【図2】請求項1〜3に係る発明で用いられる記録光パ
ルスの例を示す図である。
【図3】上記実施形態の作用効果の実例を示す特性曲線
図である。
【図4】請求項2、3に係る発明を適用した光学的情報
記録再生装置の一実施形態の作用効果の実例を示す特性
曲線図である。
【符号の説明】
11 光学的情報記録媒体 13 記録再生用ピックアップ 14 レーザ駆動回路 15 記録パワー設定回路 16 記録コントロール部 17 記録信号振幅モニター回路 18 規格化された傾斜演算回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学的情報記録媒体に対して記録パワーP
    を逐次変化させながら未記録部と記録部とからなるパタ
    ーンをテスト記録し、このテスト記録したパターンから
    情報を再生して記録パワーPに対応した記録信号振幅m
    をモニターし、規格化された傾斜g(P)を次式 g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) ΔP:Pの近傍における微小変化量 Δm:mの近傍におけるΔPに対応した微小変化量 に従って求め、若しくは次式 h(P)=(Δm/m)/ΔP に従ってh(P)を求め、前記規格化された傾斜g
    (P)若しくはh(P)に基づいて記録パワーの過不足
    を評価することにより最適記録パワーを決定して設定す
    ることを特徴とする光学的情報記録再生方法。
  2. 【請求項2】光学的情報記録媒体に対して記録パワーP
    を逐次変化させながら未記録部と記録部とからなるパタ
    ーンをテスト記録し、このテスト記録したパターンから
    情報を再生して記録パワーPに対応した記録信号振幅m
    をモニターし、規格化された傾斜g(P)を次式 g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) ΔP:Pの近傍における微小変化量 Δm:mの近傍におけるΔPに対応した微小変化量 に従って求め、若しくは次式 h(P)=(Δm/m)/ΔP に従ってh(P)を求め、0.2〜2.0から選ばれる
    特定の値Sを設定し、前記規格化された傾斜g(P)が
    Sに一致するような記録パワーPsを検出してPsに対
    して1.0〜1.7倍を乗じて最適記録パワーを設定
    し、若しくは記録信号振幅が記録パワーに対して飽和し
    ない領域にてh(P)が第1の特定値に一致するような
    記録パワーPsを検出してPsに対して第2の特定値を
    乗じて最適記録パワーを設定することを特徴とする情報
    記録再生方法。
  3. 【請求項3】光学的情報記録媒体に対して記録パワーP
    を逐次変化させながら未記録部と記録部とからなるパタ
    ーンをテスト記録し、このテスト記録したパターンから
    情報を再生する記録再生用ピックアップと、この記録再
    生用ピックアップの光源を駆動する光源駆動手段と、前
    記記録再生用ピックアップのテスト記録パワーP及び最
    適記録パワーを設定する記録パワー設定手段と、前記記
    録再生用ピックアップからの記録パワーPに対応した記
    録信号振幅mをモニターする記録信号振幅モニター手段
    と、前記テスト記録パワーPと前記記録信号振幅mより
    規格化された傾斜g(P)を次式 g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) ΔP:Pの近傍における微小変化量 Δm:mの近傍におけるΔPに対応した微小変化量 に従って求め、若しくは次式 h(P)=(Δm/m)/ΔP に従ってh(P)を求める演算手段と、この演算手段で
    求めた前記規格化された傾斜g(P)若しくはh(P)
    に基づいて記録パワーの過不足を評価することにより最
    適記録パワーを決定して前記記録パワー設定手段に設定
    させる記録制御手段とを備えたことを特徴とする情報記
    録再生装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の光学的情報記録再
    生方法において、g(P)の値が0.15以上である条
    件下でのみ、テスト記録に用いる記録パワーPを変化さ
    せることを特徴とする情報記録再生方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載の光学的情報記録再生方法に
    おいて、光学的情報記録媒体が繰り返し再記録可能な記
    録媒体であって、光学的情報記録媒体のテスト記録に用
    いるトラックが、テスト記録により設定された最適記録
    パワーで記録されるデータ記録トラックの中に含まれる
    ようにしたことを特徴とする情報記録再生方法。
  6. 【請求項6】請求項1、2、4または5記載の光学的情
    報記録再生方法において、光学的情報記録媒体の一部に
    あらかじめ固有情報として、テスト記録により最適記録
    パワーを求めるための、記録パワー、g(P)若しくは
    h(P)、最適記録パワーとPsとの比率の少なくとも
    1つの推奨値を記録するようにしたことを特徴とする情
    報記録再生方法。
JP08088095A 1995-09-11 1996-04-10 光学的情報記録再生方法及び光学的情報記録再生装置 Expired - Lifetime JP3124721B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08088095A JP3124721B2 (ja) 1995-09-11 1996-04-10 光学的情報記録再生方法及び光学的情報記録再生装置
EP96114553A EP0762399B1 (en) 1995-09-11 1996-09-11 Optical data recording/reproducing method and apparatus
DE69630844T DE69630844T2 (de) 1995-09-11 1996-09-11 Verfahren und Vorrichtung zur Aufzeichnung/Wiedergabe von optischen Daten
US08/712,253 US5790505A (en) 1995-09-11 1996-09-11 Optical data recording/reproducing method and apparatus for determing an optimum recording power
ES96114553T ES2211925T3 (es) 1995-09-11 1996-09-11 Metodo y aparato para la grabacion/reproduccion de datos opticos.
JP2000238424A JP3571624B2 (ja) 1995-09-11 2000-08-07 光学的情報記録再生方法、光学的情報記録再生装置及び光学的情報記録媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-232546 1995-09-11
JP23254695 1995-09-11
JP08088095A JP3124721B2 (ja) 1995-09-11 1996-04-10 光学的情報記録再生方法及び光学的情報記録再生装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000238424A Division JP3571624B2 (ja) 1995-09-11 2000-08-07 光学的情報記録再生方法、光学的情報記録再生装置及び光学的情報記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09138946A true JPH09138946A (ja) 1997-05-27
JP3124721B2 JP3124721B2 (ja) 2001-01-15

Family

ID=26429529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08088095A Expired - Lifetime JP3124721B2 (ja) 1995-09-11 1996-04-10 光学的情報記録再生方法及び光学的情報記録再生装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5790505A (ja)
EP (1) EP0762399B1 (ja)
JP (1) JP3124721B2 (ja)
DE (1) DE69630844T2 (ja)
ES (1) ES2211925T3 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010003547A (ko) * 1999-06-24 2001-01-15 윤종용 광디스크의 최적기록전력 검출방법
US7507523B2 (en) 2000-09-28 2009-03-24 Ricoh Company, Ltd Optical information recording medium, method of manufacturing the optical information recording medium, and method of and apparatus for recording/reproducing optical information
US7848196B2 (en) 2005-09-30 2010-12-07 Ricoh Company, Ltd. Power determining method, single-sided multilayer optical disk, recording method, computer program product, computer-readable medium, and optical disk apparatus

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09330519A (ja) * 1996-06-10 1997-12-22 Hitachi Ltd 光ディスク記録再生装置
US7123563B2 (en) 1996-12-06 2006-10-17 Koninklijke Philips Electronics N.V. Optical recording method and apparatus using this method
JP2000504466A (ja) * 1996-12-06 2000-04-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光記録媒体
GB2336463B (en) 1998-04-16 2000-07-05 Ricoh Kk Optical recording method for a rewritable phase-change optical recording medium
KR100288783B1 (ko) * 1998-09-18 2001-05-02 구자홍 광기록매체의 기록 광파워 검출저장 및 이를 이용한 기록 광파워 조절장치와 그 방법
JP2001209940A (ja) 1999-11-16 2001-08-03 Victor Co Of Japan Ltd 光ディスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法および光ディスク
JP3839213B2 (ja) * 2000-02-08 2006-11-01 株式会社リコー 相変化型光記録媒体の記録方法および記録再生装置
US6801240B2 (en) 2001-04-12 2004-10-05 Ricoh Company, Ltd. Information recording with effective pulse control scheme
JP2005524187A (ja) * 2002-04-23 2005-08-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 媒体へのデータ記録装置、当該装置において実現される方法及び当該装置から取得される記録媒体
TWI302305B (en) * 2002-06-20 2008-10-21 Koninkl Philips Electronics Nv Method and device for determining a set of recording pulse series parameters for optical carrier recording and optical record carrier
JP2004046966A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Ricoh Co Ltd 光情報記録媒体、記録条件決定方法、光情報記録装置及び情報処理装置
TW577060B (en) * 2002-07-25 2004-02-21 Mediatek Inc Calibrating method of writing power for optical storage medium
US7260044B2 (en) * 2002-09-06 2007-08-21 Ricoh Company, Ltd. Recording method for a phase-change optical recording medium
US7099249B2 (en) * 2003-03-12 2006-08-29 Mediatek Inc. Method for selecting optimal recording and erasing powers for an optical disk drive
KR20050081260A (ko) * 2004-02-11 2005-08-19 삼성전자주식회사 초해상 정보저장매체에 기록된 정보 재생방법 및 장치

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54143109A (en) * 1978-04-28 1979-11-08 Hitachi Ltd Optical information device
JPH07107749B2 (ja) * 1986-07-22 1995-11-15 日立マクセル株式会社 光デイスク
US5050156A (en) * 1989-10-25 1991-09-17 Eastman Kodak Company Method and apparatus for calibrating the writing power applied to an optical media
US5268893A (en) * 1991-10-18 1993-12-07 International Business Machines Corporation Write power calibration utilizing least squares fit of read-back signals for moving media memory
US5341360A (en) * 1992-06-05 1994-08-23 Maxoptix Corporation Method and apparatus for calibrating laser write power by averaging upper and lower knees of a calibration profile
JP3176145B2 (ja) * 1992-09-08 2001-06-11 パイオニア株式会社 光学式情報記録再生装置
JPH06231463A (ja) * 1993-02-03 1994-08-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学的情報記録再生装置
JPH06259769A (ja) * 1993-03-03 1994-09-16 Ricoh Co Ltd 光学式情報記録再生装置における記録パワー値設定方法
US5495466A (en) * 1994-01-10 1996-02-27 Eastman Kodak Company Write verification in an optical recording system by sensing mark formation while writing
JP3231533B2 (ja) * 1994-01-31 2001-11-26 株式会社日立製作所 光学的情報記録方法
US5602814A (en) * 1994-10-06 1997-02-11 International Business Machines Corporation Calibration of write-once disks using a single disk sector
US5640381A (en) * 1996-03-08 1997-06-17 International Business Machines Corporation Laser power-drive circuit having a scaling DAC supplying a scaled reference signal to a plurality of scaled DAC's that supply a plurality of scaled output signals

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010003547A (ko) * 1999-06-24 2001-01-15 윤종용 광디스크의 최적기록전력 검출방법
US7507523B2 (en) 2000-09-28 2009-03-24 Ricoh Company, Ltd Optical information recording medium, method of manufacturing the optical information recording medium, and method of and apparatus for recording/reproducing optical information
US7848196B2 (en) 2005-09-30 2010-12-07 Ricoh Company, Ltd. Power determining method, single-sided multilayer optical disk, recording method, computer program product, computer-readable medium, and optical disk apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US5790505A (en) 1998-08-04
EP0762399A1 (en) 1997-03-12
ES2211925T3 (es) 2004-07-16
EP0762399B1 (en) 2003-11-26
DE69630844D1 (de) 2004-01-08
JP3124721B2 (ja) 2001-01-15
DE69630844T2 (de) 2004-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3124721B2 (ja) 光学的情報記録再生方法及び光学的情報記録再生装置
JP3787415B2 (ja) テスト記録方法及び該方法を用いた光学的情報記録再生装置
KR20020079820A (ko) 최적 기록전력을 결정하기 위한 방법 및 광 기록장치
KR100423824B1 (ko) 레이저 파워 제어 장치 및 광 디스크 장치
JP3413013B2 (ja) 情報記録装置
JP3081551B2 (ja) 情報記録再生方法
JP3660114B2 (ja) 光記憶装置における記録条件制御方法
JP2812441B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JP3571624B2 (ja) 光学的情報記録再生方法、光学的情報記録再生装置及び光学的情報記録媒体
JP3546042B2 (ja) 光学的情報記録再生方法、光学的情報記録再生装置及び光学的情報記録媒体
US20060198262A1 (en) Optical recording apparatus and optical recording method controlling laser power for disc overwriting
JP3938075B2 (ja) 光ディスク記録方法、及び光ディスク記録装置
KR100505640B1 (ko) 디스크 구동기에 있어서 최적의 기록 파워 결정 장치 및방법
JPH0757267A (ja) 光ディスク装置
JP3974672B2 (ja) 記録媒体の記録再生方法
JP4008613B2 (ja) 光磁気記録パワー決定方法及び光磁気ディスク装置
US20080253749A1 (en) Recording Apparatus and Method for Optimized Overwriting
JPH10255349A (ja) 記録媒体の記録再生方法及び記録再生装置
JP3163095B2 (ja) 光記録装置
KR100532093B1 (ko) 크로스 이레이즈 특성을 개선한 광 디스크 기록장치 및 방법
JP3871330B2 (ja) 光記録媒体の記録再生装置
JPH11120566A (ja) 記録再生装置の立ち上げ方法及び記録再生装置
JPH05347042A (ja) 光磁気記録方法
JPH0467436A (ja) 光学的記録再生方法
JPH0312377B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071027

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081027

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081027

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091027

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111027

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131027

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term