JPH09138329A - 光半導体アレイモジュ−ルとその組み立て方法、及び外部基板実装構造 - Google Patents

光半導体アレイモジュ−ルとその組み立て方法、及び外部基板実装構造

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JPH09138329A
JPH09138329A JP8062478A JP6247896A JPH09138329A JP H09138329 A JPH09138329 A JP H09138329A JP 8062478 A JP8062478 A JP 8062478A JP 6247896 A JP6247896 A JP 6247896A JP H09138329 A JPH09138329 A JP H09138329A
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optical
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Kazuhiro Ito
和弘 伊藤
Shinzo Nishiyama
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Shigefumi Kito
繁文 鬼頭
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厚志 高井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外部回路基板と放熱用部材の取り付けに優れ、
内部の光半導体アレイ素子の信頼性及び光結合の安定を
確保する光半導体アレイモジュ−ルや組み立て方法を提
供する。 【解決手段】パッケ−ジケ−スを構成するステム4上面
にレ−ザダイオ−ドアレイ1を固定し、これを駆動する
IC2を内部回路基板5上に固定してワイヤ−ボンディ
ングリ−ド13で接続し、レンズアレイ板6を支持固定
したレンズアレイ板支持部材7をパッケ−ジケ−スの側
壁9の貫通孔9aに内挿し、レ−ザダイオ−ドアレイ1
とレンズアレイ板6との光軸線が一致するように調整し
た後、YAGレ−ザ溶接で接合固定し、更に、キャップ
10を側壁9上端に接合固定して気密封止し、光ファイ
バアレイガイド8に内設された光ファイバアレイ3を固
定する。そして、ピン端子11を、パッケ−ジケ−スの
一部を形成する内部回路基板5の一部に、ピングリッド
アレイ端子形状として形成し、これを介して、光半導体
アレイモジュ−ルを外部基板に電気的かつ機械的に接続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光通信、コ
ンピュ−タ間通信、ATM交換機(非同期転送)、装置
間・内通信、交換機等に用いられ、半導体発光アレイ素
子・受光アレイ素子とこれに光結合する光ファイバアレ
イとを備える光半導体アレイモジュ−ルとその組み立て
方法、及びその外部基板実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光半導体アレイモジュ−
ルに係わる技術として、例えば1994年報告の電子材
料、VOL.33、No.12に記載のものが既に知ら
れている。
【0003】この従来技術になる光半導体アレイモジュ
−ル600では、図17にその斜視図を示すように、複
数の半導体レーザを直線上に配列した半導体レ−ザアレ
イ63を、シリコン基板65上に配置する。その際、基
板表面上に形成した、光ファイバ整列用のV溝の形成と
同時にホトリソプロセスにより形成したマ−カを目印
に、シリコン基板65上に位置決めし、直接フリップチ
ップ実装によってはんだ固定する。
【0004】一方、複数本の光ファイバを束ねた光ファ
イバアレイ64を配置する際には、上記シリコン基板6
5上に形成したV溝(図示せず)によって整列すると共
に、その上に、予めV溝(図示せず)を形成した光ファ
イバ押さえ基板66を載せ、はんだ固定して半導体レ−
ザアレイ63と光ファイバアレイ64とを光学的に結合
するものである。また、図中の符号67と68は、夫
々、電気配線とワイヤボンディングリードを示してい
る。
【0005】また、この種の光半導体アレイモジュ−ル
に係わる技術として、例えば1995年報告の沖電気研
究開発、VOL.62、No.1に記載のものが知られ
ている。
【0006】この従来技術を添付の図17に示す。図1
7(a)には、図17(b)中に一点鎖線C−C’で示
す断面線から見た光半導体アレイモジュ−ル700の縦
断図が示されている。図17(b)に示すように、モジ
ュ−ルのケ−ス34の一端(図の右端)には、外部との
電気的な接続を行う複数のリ−ド端子35を配備し、こ
のリ−ド端子取付端とは反対側の他端(図の左端)の面
からは、光ファイバアレイ36を取り出す。
【0007】これと共に、上記リ−ド端子35と直交す
る方向に延びる面(すなわち、紙面)上に設けた四つの
取り付け穴42により、上記モジュ−ル700を機械的
に固定し実装する構成となっている。このケ−ス34の
内部には、複数のレーザダイオード(LD)を直線上に
配置したLDアレイ31と、複数のフォトダイオード
(PD)を直線上に配置したモニタPD32とがベ−ス
33を介して搭載され、ケ−ス34の他端(図の左端)
に固定したパイプ39には平板レンズアレイ38を保持
固定すると共に、このパイプ39の端には、光ファイバ
アレイ36を内設した金属製ホルダ37を、直接、YA
Gレ−ザ溶接40aにより固定し、平板レンズアレイ3
8を介してLDアレイ31と光ファイバアレイ36とを
光学的に結合するものである。
【0008】これらLDアレイ31、平板レンズアレイ
38及び光ファイバアレイ36の相互間の光軸方向(図
中矢印Aの方向)の位置決めは、上記平板レンズアレイ
38を取り付けるパイプ39を、その厚み方向を高精度
に加工することで、LDアレイ31を搭載したベ−ス3
3と光ファイバアレイ36付き金属製ホルダ37を、夫
々、パイプ39に突き当てることにより行い、これによ
り光軸方向の調整を行っている。この光ファイバアレイ
36は、具体的には、12本の光ファイバからなるマル
チモ−ドファイバであり、これら12本の光ファイバを
シリコン基板上に、その上面に異方性エッチングにより
形成したV溝内に挿入して整列し、これを上記金属製の
ホルダ37に挟んで、YAGレ−ザ溶接により組み立て
る構成となっている。この図において、符号40aは、
YAGレ−ザ溶接部を、そして、符号40はろう付け部
を示している。
【0009】また、やはり、光半導体モジュ−ルの構造
に係わる技術として、例えば特開昭62−139375
号公報に記載のものが既に知られいる。◆この従来技術
の光半導体モジュ−ル800の構造では、図18に縦断
面図を示すように、その内部に半導体レ−ザ43、球レ
ンズ44及びモニタ用フォトダイオ−ド45が収納され
ると共に、更に集束形屈折率分布円柱レンズ46が気密
封止固定された気密パッケ−ジ47に対し、光学的に結
合するように光ファイバ48を保持する。
【0010】その際、半導体レ−ザ43と光ファイバ4
8とが、上記球レンズ44と上記集束形屈折率分布円柱
レンズ46を介して、光学的に結合するように、上記光
ファイバ48を保持する光ファイバ保持部49を支持部
品50を用いて固定する。そして、このようにして構成
した半導体レ−ザモジュ−ルを、電子冷却素子51を介
して、複数の端子を植立したデュアルインラインリ−ド
端子54を有するパッケ−ジ55の内壁面に固定するも
のである。
【0011】かかる構造では、光ファイバ48はパッケ
−ジ55のデュアルインラインリ−ド端子54の取り出
し面と直交した面(図では、右側面)に設けた光ファイ
バ取り出し穴57を通して外部に取り出し、光ファイバ
取り出し部品58により気密封止して固定している。ま
た、この図中の符号52及び53は、夫々、電子冷却素
子高温部と電子冷却素子低温部であり、符号56は温度
検出素子である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知技術には、以下の問題点が存在する。◆すなわち、前
記第1の従来技術の光半導体アレイモジュ−ル600の
構造では、半導体レ−ザアレイ63と光ファイバアレイ
64とを光学的に結合するように、シリコン基板65上
にハイブリッド実装するモジュ−ル構造であることか
ら、半導体レ−ザアレイ63及び光ファイバアレイ64
の光結合部の寿命を確保するためには、これらを外部か
ら遮断して気密封止する必要がある。しかしながら、上
記モジュ−ル構造は気密封止するような構造にはなって
いない。
【0013】また、これら半導体レ−ザアレイ63と光
ファイバアレイ64がシリコン基板65上にハイブリッ
ド実装したままの状態では、通信機器等の外部回路基板
への実装や、モジュ−ルの取り扱いが不便であり、更に
は、生産に適したモジュ−ルとはいえない。
【0014】これら問題を解決する方法として、例え
ば、シリコン基板65を箱型の容器からなるパッケ−ジ
ケ−ス内に収納するという方法があるが、この場合、
(1)シリコン基板65から延びる光ファイバアレイ6
4がピグテ−ルタイプであるため、パッケ−ジケ−スと
の接続部分でパッケ−ジケ−ス内の気密を確保しなけれ
ばならず、この接続部分での気密封止が障害となる、
(2)シリコン基板65をパッケ−ジケ−ス内に収納し
た場合、シリコン基板65に実装した半導体レ−ザアレ
イ63を駆動するためには、半導体レ−ザアレイ63と
パッケ−ジケ−スとを何らかの方法で電気的に接続しな
ければならない等のような問題を引き起こす。
【0015】これらのように、前記第1の従来技術の光
半導体アレイモジュ−ル600の構造では、ハイブリッ
ド実装した半導体レ−ザアレイ63及び光ファイバアレ
イ64の光結合部を気密封止する技術やモジュ−ルの取
り扱い、或いは、パッケ−ジケ−ス内に収納した場合の
電気的な接続技術等については十分な配慮がされていな
い。
【0016】また、前記第2の従来技術になる光半導体
アレイモジュ−ル700の構造においては、ケ−ス34
の一端(図の右端)に、LDアレイ31と電気的に外部
接続するための複数のリ−ド端子35を配備し、このリ
−ド端子35と直交する方向に延びる面(紙面)上に設
けた四つの取り付け穴42により、モジュ−ル700を
機械的に固定し実装する構成であることから、このモジ
ュ−ル700を回路基板に取り付けた場合、リ−ド端子
35がモジュ−ル700から突出した恰好で外部回路基
板と接続される。そのため、モジュ−ル700の取り付
け面積よりも、更にリ−ド端子35の接続面積が増えた
状態となり、これでは、モジュ−ル700の実装面積が
大きくなる。
【0017】また、例えばリ−ド端子35と外部回路基
板とをはんだで接合する場合、各々のリ−ド端子35の
高さ調整、外部回路基板への接続位置のずれ、更には、
はんだのヌレ性など、接続状態により、リ−ド端子35
の取り付け時に、種々の不備が生じやすくなる。また、
LDアレイ31の駆動時の発熱を外部に放出してLDア
レイ31の安定な動作を行うためには、例えば、モジュ
−ル700を放熱用部材に対し、その四つの取り付け穴
42により直結することが考えられるが、その場合、外
部回路基板へのリ−ド端子35の接続も同時に行わなけ
ればならず、放熱用部材へのモジュ−ル700の取り付
け位置と、外部回路基板のリ−ド端子35接続位置との
位置決め調整を精度良く行わなければならない。
【0018】また、モジュール700を四つの取り付け
穴42により機械的に外部回路基板或いは放熱用部材に
固定する場合、例えばモジュール700の取り付け面に
異物が混入したり、ネジによる強固な締結を行ったり、
或いは外部回路基板及び放熱用部材の熱変形がケース3
4に加わることで、ケース34が変形し、これによりケ
ース34内部で光結合を行っているLDアレイ31と光
ファイバアレイ36間で位置ズレが生じ、光軸ズレによ
るが光出力劣化を引き起こす。特に、複数の半導体発光
素子を横一列に並べたLDアレイ31と、複数の光ファ
イバを束ねた光ファイバアレイ36の複数の光結合にお
いては、一対一の光結合の場合に比べ、位置ずれによる
光結合劣化の変動量が大きく、夫々の光ファイバからの
出力光の差が大きく異なる。
【0019】光半導体アレイモジュール700で並列光
伝送するには、夫々の光ファイバで出力光の均一性が要
求されるため、光結合劣化による出力光の差が大きくな
ると並列光伝送する上で大幅な障害となる。このよう
に、光半導体アレイモジュール700の場合、光結合の
位置ずれによる光伝送への影響が大きい。更に、LDア
レイ31、平板レンズアレイ38及び光ファイバアレイ
36の相互間の光軸方向の位置決めを、上記パイプ39
の厚み方向を高精度に加工することで光軸調整を行って
いるが、パイプ39への平板レンズアレイ38の取り付
け位置がばらつくと、平板レンズアレイ38からのレ−
ザ光の集光位置が変化し、光ファイバアレイ36へのレ
−ザ入射量が低下する。また、LDアレイ31、平板レ
ンズアレイ38及び光ファイバアレイ36の相互間の光
軸方向と垂直方向の位置決め方法についての記載はな
い。また、光ファイバ36としてマルチモ−ドファイバ
を使用しているが、マルチモ−ドファイバではシングル
モ−ドファイバに比べ伝送損失が高く、高速・長距離伝
送ができないなどの問題がある。
【0020】上述のように、前記第2の従来技術になる
光半導体アレイモジュ−ル700の構造においても、L
Dアレイ31と電気的に外部接続するリ−ド端子35の
接続や、モジュ−ル700の実装方法、或いは、LDア
レイ31、平板レンズアレイ38及び光ファイバアレイ
36の位置決め方法、及び安定な光伝送を行うための構
造等については、未だ十分な配慮がされていない。
【0021】更に、上記第3の従来技術になる光半導体
モジュ−ル800の構造は、半導体レ−ザ43からの発
熱を電子冷却素子51により放出する構造であるが、電
子冷却素子51からの熱をパッケ−ジ55外部へ放熱す
る場合、最も効率良く放熱するには、電子冷却素子51
を取り付けているパッケ−ジ55の壁面に放熱用部材を
直結して放熱するのが良い。
【0022】しかしながら、電子冷却素子51からの放
熱面がデュアルインラインリ−ド端子54が取り付けて
いる面と同一面であるため、デュアルインラインリ−ド
端子54が障害となって、パッケ−ジ55の壁面に放熱
用部材を直結することが困難であり、パッケ−ジ55の
放熱を効率良くできない。
【0023】また、例えばこのデュアルインラインリ−
ド端子54のパッケ−ジ55内に光半導体アレイ素子を
搭載した場合には、その光半導体アレイ素子と対応する
端子数が数十本と多くなるため、デュアルインラインリ
−ド端子54と同等の端子間隔で配備するには端子数が
増えた分だけパッケ−ジ55が大型化する、或いはパッ
ケージ55の大型化を避けるには端子間隔を狭くした特
殊な端子間隔を有したリード端子付きパッケージとな
り、外部回路基板への電気的な接続の共通化が図れな
い、などの問題があった。
【0024】特に、ファイバ数が増加した場合には、こ
れに応じて端子数も増大することとなり、端子数の増大
によるパッケージの不要な大型化が避けられない。ま
た、光半導体アレイ素子から発振する夫々のレーザ光の
伝搬遅延時間の偏差を小さくするには、光半導体アレイ
素子と電気的に外部接続されるリード端子までの電気的
な配線長をほぼ同じ長さにする必要があり、前記第2に
記載の従来技術になる光半導体アレイモジュール700
ではほぼ電気配線長が同じになるが、デュアルインライ
ンリ−ド端子54の場合、光半導体アレイ素子との電気
的な配線長が夫々のリード端子で異なってしまう。この
ため、光半導体アレイ素子の夫々の素子から発振するレ
ーザ光の伝搬遅延時間の偏差が大きくなり、並列光伝送
する上で大きな障害となる。
【0025】本発明の目的は、上記の従来技術における
問題点に鑑み、かかる従来技術における問題点を解消し
た新規な構造の光半導体アレイモジュ−ルを提供するこ
とにあり、もって、モジュ−ルの取り扱い性や、外部回
路基板及び放熱用部材への取り付け性に優れ、或いは、
内蔵する半導体発光・受光アレイ素子の信頼性を確保す
ることが可能な光半導体アレイモジュ−ルとその組み立
て方法、及びその外部基板実装構造を提供することであ
る。
【0026】更に詳細には、光半導体アレイモジュ−ル
は、コンピュ−タ間や装置間を複数の光ファイバを使っ
て並列光伝送を行う光源に用いられ、複数の半導体発光
・受光素子である光半導体アレイ素子と複数の光ファイ
バである光ファイバアレイを光学的に結合させるもので
ある。このとき、外部回路基板と接続し、光半導体アレ
イ素子を駆動させ、かつ、電気信号の取り出しを行うた
めのピン端子は、光半導体アレイ素子の素子数に対応し
て数十本程度が必要となり、このピン端子は、広く一般
に回路基板に使われている端子間隔が0.1インチ
(2.54mm)間隔で二列に配列されているデュアル
インラインリ−ド端子と同様にすることにより、端子間
隔の共通仕様化が図れるという利点があるが、他方で
は、ピン端子の本数が多くなると従来のようなデュアル
インラインリ−ド端子を備えたパッケ−ジケ−ス形状で
は、同等のピン端子間隔での配列は困難となり、特殊な
ピン端子間隔を備えたパッケ−ジケ−ス構成となる。
【0027】また、デュアルインラインリ−ド端子の場
合、光半導体アレイ素子との電気的な配線長が夫々の端
子によって異なるため、光半導体アレイ素子から発振す
る夫々のレーザ光に伝搬遅延時間の偏差が大きく生じ、
並列光伝送する上で大幅な障害を引き起こす。このた
め、光半導体アレイ素子への電気的な配線経路長を同一
にするような電気配線手段或いはピン端子形状が必要と
なる。
【0028】更に、光半導体アレイモジュ−ルを回路基
板に取り付ける際は、モジュ−ルのピン端子を電気的に
接続すると同時に、モジュールを安定に固定し、かつ光
結合の位置ずれが起きないように機械的に固定する方法
が必要となり、特に光半導体アレイモジュールでは光結
合の位置ずれが光伝送に大きな影響を与えるため、位置
ずれを起こさない固定手段が必要である。更に、光半導
体アレイ素子の光出力安定動作を行うには、素子駆動時
の発熱を効率良く外部に放出させなければならず、放熱
用部材の取り付けを考慮したパッケ−ジケ−ス構成が必
要となる。
【0029】そこで本発明は、光半導体アレイモジュ−
ルとして、光半導体アレイ素子からの複数のレ−ザ光を
複数の光ファイバで同時に伝搬遅延時間の偏差を小さく
して並列光伝送でき、しかも、ピン端子数が増加しても
外部回路基板への実装の共通仕様化、電気的かつ機械的
な接続、及び光結合の位置ずれが起きないモジュール固
定を図れ、更には、モジュ−ルを大型化せずに数十本の
ピン端子を配備できるように構成した、しかも、光半導
体アレイ素子の発熱を効率良く放熱できるように構成し
た光半導体アレイモジュ−ルとその組み立て方法、及
び、その外部基板実装構造を提案する。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光半導体アレイモジュールは、次のいずれ
かの構成を特徴とする。◆尚、光半導体アレイモジュー
ルは、コンピュータ間や装置間を光ファイバを使って通
信を行う光源に用いられ、複数の半導体発光・受光素子
である半導体アレイ素子と複数の光ファイバである光フ
ァイバアレイを光学的に結合させるものである。外部の
集積回路基板と接続し、半導体アレイ素子を駆動させ、
かつ電気信号の取り出しを行うための電極リードは、半
導体アレイ素子の素子数に対応して数十本必要となる。
電極リードは、広く集積回路基板に使われているDIP
型パッケージのピン間隔と同様にすることにより共通化
を図れるという利点があるが、電極リードの本数が多く
なると従来のような電極リード横出しタイプのモジュー
ル形状では、DIP型パッケージと同様のピン間隔は困
難となり、特殊なピン間隔を備えたモジュール構成とな
る。
【0031】(1):複数の半導体発光素子或いは複数
の半導体受光素子を備えてなる光半導体アレイ素子と、
この光半導体アレイ素子を駆動制御する電子装置と、前
記光半導体アレイ素子と前記電子装置とを内部に収納す
る立方体形状のパッケ−ジケ−スと、前記光半導体アレ
イ素子に光学的に結合された光ファイバアレイと、前記
光ファイバアレイを前記立方体形状のパッケ−ジケ−ス
の一面に保持固定する支持部材と、前記光半導体アレイ
素子と前記光ファイバアレイとの間を光学的に結合させ
る手段と、前記電子装置に外部回路基板を電気的に外部
接続するための複数のピン端子を有する端子部を備えた
ものにおいて、前記端子部を、前記パッケ−ジケ−スの
前記光半導体アレイ素子と前記電子装置を内側に搭載す
る面とこれに対向する面を除く面の少なくとも一つの面
から延長して形成し、かつ、前記複数のピン端子を、前
記光ファイバアレイが取り出される面と直交する前記端
子部の面上に植立して配置し、もって、前記電子装置は
前記複数のピン端子を介して前記外部回路基板に実装さ
れ、かつ、電気的に配線されていること。
【0032】(2):(1)において、前記複数のピン
端子を植立した前記端子部を、(A)前記パッケ−ジケ
−スの前記光ファイバアレイが取り出される面とは反対
側の面から、及び/または(B)前記パッケ−ジケ−ス
の前記光ファイバアレイが取り出される面を除く複数の
面から、及び/または(C)前記パッケ−ジケ−スの前
記光ファイバアレイが取り出される面と、これとは反対
側の面とを除いた複数の面から延長して形成したこと。
【0033】(3):(1)において、前記パッケ−ジ
ケ−スの前記光半導体アレイ素子と前記電子装置を内側
に搭載する面に、放熱部材を取り付けた。◆ (4):(1)において、前記端子部から植立した前記
複数のピン端子を、(A)前記パッケ−ジケ−スの前記
光半導体アレイ素子と前記電子装置を搭載する面方向に
向けて植立し、及び/または(B)前記パッケ−ジケ−
スの前記光半導体アレイ素子と前記電子装置を内側に搭
載する面とは反対側の面方向に向けて植立したこと。
【0034】(5):(1)において、前記端子部の面
上に植立された前記複数のピン端子は、少なくとも二列
以上、並列に並べて植立されていること。◆ (6):(1)において、前記端子部の面上に植立され
た前記複数のピン端子は、少なくとも三行以上かつ三列
以上の配列で植立されていること。
【0035】(7):(5)または(6)において、前
記端子部の面上に植立されるピン端子は、隣り合うピン
端子との中心間隔が1.0mmから3.0mmの範囲内
に配置されていること。◆ (8):(7)において、前記端子部の面上に植立され
るピン端子は、隣り合うピン端子との中心間隔が2.5
4mmとなるようにしてなること。
【0036】(9):(1)において、前記光半導体ア
レイ素子と前記電子装置とを内部に収納する立方体形状
のパッケ−ジケ−スを、外部から遮断して気密封止する
ように構成したこと。◆ (10):(1)において、前記複数のピン端子を植立
する前記端子部を、前記パッケ−ジケ−スの一部を構成
する部材の一部により構成すること。
【0037】(11):(1)において、前記端子部の
前記ピン端子が植立された面と反対の面に、前記電子装
置の電気的特性を調整するための回路素子を取り付けて
なること。◆ (12):(1)において、前記パッケ−ジケ−スの一
部を構成し、かつ、その内面には前記光半導体アレイ素
子または前記電子装置を搭載する部材は、銅とタングス
テンの合金、アルミニウムと炭化珪素の合金、窒化アル
ミニウム、アルミニウムとシリコンの合金、銅とインバ
−複合金属、及び、シリコンのうちの少なくとも1つの
材料により形成されていること。
【0038】(13):(10)において、前記パッケ
−ジケ−スの一部を構成し、かつ、その一部で前記端子
部を構成する部材は、表面に電気配線が可能な基板を複
数積層した多層構造体から構成されていること。◆ (14):(13)において、前記パッケ−ジケ−スの
一部を構成し、かつ、その一部で前記端子部を構成する
多層構造の部材は、セラミックス、ガラス、シリコンの
うちの少なくとも1つの材料と、Fe−Ni−Co合金
を含む金属導体との組み合わせにより構成されているこ
と。
【0039】(15):(13)において、前記パッケ
−ジケ−スの一部を構成し、かつ、その一部で前記端子
部を構成する多層構造の部材は、前記電子装置を介して
前記光半導体アレイ素子と前記ピン端子とを電気的に接
続させる電気配線を有していること。
【0040】(16):(1)において、前記半導体ア
レイ素子と前記光ファイバアレイとの間を光学的に結合
させる手段は、前記光半導体アレイ素子の素子数と対応
する数のレンズを直線上に配置してなるレンズアレイ板
により構成してなること。
【0041】(17):(16)において、前記レンズ
アレイ板は、角型の略平板形状で、複数のレンズが角型
平板の対角線上に等間隔で整列されていること。
【0042】(18):(16)において、前記レンズ
アレイ板を支持するレンズアレイ板支持部材は、前記レ
ンズアレイ板が直接固定される部材と前記パッケ−ジケ
−スの側壁に接合固定される部材の、少なくとも二つの
金属材料の部材から形成されていること。
【0043】(19):複数の半導体発光素子或いは複
数の半導体受光素子からなる半導体アレイ素子のうち少
なくとも一方と、この少なくとも一方の半導体アレイ素
子を駆動する電子装置と、前記少なくとも一方の半導体
アレイ素子に光学的に結合され、光伝送を行う複数の光
ファイバからなる光ファイバアレイと、前記少なくとも
一方の半導体アレイ素子と前記光ファイバアレイとを光
伝送関係にあるように光学的に結合させる複数のレンズ
からなるレンズアレイと、このレンズアレイを支持固定
するとともに前記少なくとも一方の半導体アレイ素子と
前記電子装置を収納するパッケ−ジに接続されたレンズ
アレイ支持部材と、前記光ファイバアレイを支持固定す
るとともに前記レンズアレイ支持部材を介してパッケ−
ジに接続された光ファイバアレイ支持部材とを有する光
半導体アレイモジュ−ルにおいて、前記少なくとも一方
の半導体アレイ素子と前記電子装置とを収納するパッケ
−ジは、前記少なくとも一方の半導体アレイ素子が搭載
される放熱部材と、前記電子装置が搭載されるとともに
この電子装置を介して前記少なくとも一方の半導体アレ
イ素子と電気的に接続される多層の電極基板部材と、前
記レンズアレイ支持部材が接続されるとともに前記少な
くとも一方の半導体アレイ素子と前記電子装置の周囲を
囲むように設けられた側壁と、この側壁の上端に固定さ
れ該側壁の内側空間を外部と遮断する蓋とから構成さ
れ、前記多層の電極基板部材に備えられるとともに前記
少なくとも一方の半導体アレイ素子と電気的に接続され
る電極リ−ドが、前記電極基板部材の一平面からのみ取
り出され、前記パッケ−ジの側壁上端に固定される蓋と
同一方向に配備されており、かつ、前記電極リ−ドが取
り出される方向と逆の方向に前記放熱部材が配備されて
いることを特徴とする。
【0044】(20):(19)において、前記電極基
板部材に備えられた前記電極リ−ドは、DIP型パッケ
−ジの電極リ−ドのピン配置及びピン間隔と同等に配列
されていること。◆ (21):(19)において、前記電極基板部材は、前
記電子装置を介して前記少なくとも一方の半導体アレイ
素子と前記電極リ−ドとを電気的に接続させる電気配線
を有していること。
【0045】(22):(19)において、前記放熱部
材は、銅とタングステンの合金、銅、シリコンのうち少
なくとも1つの材料により構成されていること。◆ (23):(19)において、前記多層の電極基板部材
は、セラミックス、ガラス、シリコンのうち少なくとも
1つの材料により構成されていること。◆ (24):(19)において、前記レンズアレイは、角
型の略平板形状で、複数のレンズが角型平板の対角線上
に等間隔で整列されていること。
【0046】(25):(19)において、前記レンズ
アレイ支持部材は、前記レンズアレイが接続固定される
部材と前記パッケ−ジの側壁に接合固定される部材の少
なくとも二つの金属材料の部材から構成されているこ
と。
【0047】特に(19)〜(25)の実施態様のもの
は、電極リードをDIP型パッケージと同様のピン間隔
で配列でき、しかもモジュールの発熱を効率良く放熱で
きるように構成したものである。
【0048】(26):複数の半導体発光素子或いは複
数の半導体受光素子からなる光半導体アレイ素子と、こ
の光半導体アレイ素子を駆動制御する電子装置と、前記
光半導体アレイ素子と前記電子装置とを内部に収納する
立方体形状のパッケ−ジケ−スと、前記光半導体アレイ
素子に光学的に結合された光ファイバアレイと、前記光
ファイバアレイを前記立方体形状のパッケ−ジケ−スの
一面に保持固定する支持部材と、前記光半導体アレイ素
子と前記光ファイバアレイとの間を光学的に結合させる
手段と、前記電子装置に外部回路基板を電気的に外部接
続するための複数のピン端子を有する端子部を備えた光
半導体アレイモジュ−ルにおいて、前記複数のピン端子
を、前記端子部の面上に垂直に剣山状に植立して配置し
たピングリッドアレイ(PGA)端子形状に配列したこ
と。
【0049】(27):(26)において、前記端子部
を、前記パッケ−ジケ−スの前記光半導体アレイ素子と
前記電子装置を内側に搭載する面とこれに対向する面を
除く面の少なくとも一つの面から延長して形成し、か
つ、前記複数のピン端子を、前記光ファイバアレイが取
り出される面と直交する前記端子部の面上に植立して配
置し、もって、前記電子装置は前記複数のピン端子を介
して前記外部回路基板に実装され、かつ、電気的に配線
されていること。
【0050】(28):(26)において、前記複数の
ピン端子を植立した前記端子部を、(A)前記パッケ−
ジケ−スの前記光ファイバアレイが取り出される面とは
反対側の面から延長して形成し、及び/または(B)前
記パッケ−ジケ−スの前記光ファイバアレイが取り出さ
れる面を除く複数の面から延長して形成し、及び/また
は(C)前記パッケ−ジケ−スの前記光ファイバアレイ
が取り出される面と、これとは反対側の面とを除いた複
数の面から延長して形成したこと。
【0051】(29):(26)において、前記パッケ
−ジケ−スの前記光半導体アレイ素子と前記電子装置を
内側に搭載する面に、放熱部材を取り付けたこと。◆ (30):(26)において、前記端子部から植立した
前記複数のピン端子を、(A)前記パッケ−ジケ−スの
前記光半導体アレイ素子と前記電子装置を搭載する面方
向に向けて植立し、及び/または(B)前記パッケ−ジ
ケ−スの前記光半導体アレイ素子と前記電子装置を内側
に搭載する面とは反対側の面方向に向けて植立したこ
と。
【0052】(31):(26)において、前記端子部
の面上に植立された前記複数のピン端子は、前記光ファ
イバアレイが取り出される方向と同一の方向に並列に四
列の配列で植立されていること。◆ (32):(26)において、前記端子部の面上に植立
された前記複数のピン端子は、少なくとも二列以上で並
列に複数列並べて植立されていること。
【0053】(33):(31)または(32)におい
て、前記端子部の面上に植立されるピン端子は、隣り合
うピン端子との中心間隔が1.0mmから3.0mmの
範囲内に配置されていること。◆ (34):(33)において、前記端子部の面上に植立
されるピン端子は、隣り合うピン端子との中心間隔が
2.54mmとなるように構成されたこと。
【0054】(35):(26)において、前記光半導
体アレイ素子と前記電子装置とを内部に収納する立方体
形状のパッケ−ジケ−スを、外部から遮断して気密封止
するように構成してなること。◆ (36):(26)において、前記複数のピン端子を植
立する前記端子部を、前記パッケ−ジケ−スの一部を構
成する部材の一部により構成すること。
【0055】(37):(26)において、前記端子部
の前記ピン端子が植立された面と反対の面に、前記電子
装置の電気的特性を調整するための回路素子を取り付け
てなること。◆ (38):(26)において、前記パッケ−ジケ−スの
一部を構成し、かつ、その内面には前記光半導体アレイ
素子または前記電子装置を搭載する部材は、銅とタング
ステンの合金、アルミニウムと炭化珪素の合金、窒化ア
ルミニウム、アルミニウムとシリコンの合金、銅とイン
バ−複合金属、及び、シリコンのうちの少なくとも1つ
の材料により形成されていること。
【0056】(39):(36)において、前記パッケ
−ジケ−スの一部を構成し、かつ、その一部で前記端子
部を構成する部材は、表面に電気配線が可能な基板を複
数積層した多層構造体から構成されていること。◆ (40):(39)において、前記パッケージケースの
一部を構成し、かつ、その一部で前記端子部を構成する
とともに、表面に電気配線が可能な基板を複数積層した
多層構造体から構成された部材は、前記パッケージケー
ス内で階段状に構成され、その階段状により表面に露出
した夫々の層の電気配線部と前記電子装置とが電気的に
接続されていること。
【0057】(41):(39)において、前記パッケ
−ジケ−スの一部を構成し、かつ、その一部で前記端子
部を構成する多層構造の部材は、セラミックス、ガラ
ス、シリコンのうちの少なくとも1つの材料と、Fe−
Ni−Co合金を含む金属導体との組み合わせにより構
成されていること。◆ (42):(39)において、前記パッケ−ジケ−スの
一部を構成し、かつ、その一部で前記端子部を構成する
多層構造の部材は、前記電子装置を介して前記光半導体
アレイ素子と前記ピン端子とを電気的に接続させる電気
配線を有していること。
【0058】(43):(26)において、前記半導体
アレイ素子と前記光ファイバアレイとの間を光学的に結
合させる手段は、前記光半導体アレイ素子の素子数と対
応する数のレンズを直線上に配置してなるレンズアレイ
板により構成したこと。◆ (44):(43)において、前記レンズアレイ板は、
角型の略平板形状で、複数のレンズが角型平板の対角線
上に等間隔で整列されていること。
【0059】(45):(43)において、前記レンズ
アレイ板を支持するレンズアレイ板支持部材は、前記レ
ンズアレイ板が直接固定される部材と前記パッケ−ジケ
−スの側壁に接合固定される部材の、少なくとも二つの
金属材料の部材から形成されていること。
【0060】また、上記の目的を達成するため、本発明
の光半導体アレイモジュールの組立て方法は、次のいず
れかの構成を特徴とする。◆ (46):(19)記載の光半導体アレイモジュ−ルの
組み立て方法において、前記放熱部材と前記電極リ−ド
を備えた電極基板部材及び前記側壁とから構成されたパ
ッケ−ジに、前記少なくとも一方の半導体アレイ素子を
前記放熱部材の所定位置に固定するとともに、前記電子
装置を前記電極基板部材の所定位置に固定し、この電子
装置を介して前記少なくとも一方の光半導体アレイ素子
と前記電極基板部材とが電気的に接続されるようにワイ
ヤ−ボンディングを配備した後、前記レンズアレイを支
持固定した前記レンズアレイ支持部材を、前記少なくと
も一方の半導体アレイ素子と前記レンズアレイとの光軸
線を一致させるように、前記レンズアレイ支持部材を光
軸と直角をなす面内方向に調整し前記パッケ−ジの側壁
に接合固定するとともに、前記パッケ−ジの側壁上端に
前記蓋を接合固定し前記少なくとも一方の半導体アレイ
素子と前記電子装置とを気密封止した後、前記レンズア
レイを介して前記少なくとも一方の半導体アレイ素子と
前記光ファイバアレイとの間にレ−ザ光を通じさせ、前
記レンズアレイを介して前記少なくとも一方の半導体ア
レイ素子と前記光ファイバアレイとの光軸線を一致させ
るように、前記光ファイバアレイを光軸方向に調整し前
記光ファイバアレイ支持部材に接合固定するとともに、
前記光ファイバアレイ支持部材を光軸と直角をなす面内
方向に調整した後、前記光ファイバアレイ支持部材を前
記レンズアレイ支持部材を介して前記パッケ−ジ側壁に
接合固定すること。
【0061】(47):複数の半導体発光素子或いは複
数の半導体受光素子からなる光半導体アレイ素子と、こ
の光半導体アレイ素子を駆動制御する電子装置とを立方
体形状のパッケ−ジケ−スの内部に収納し、光ファイバ
アレイ支持部材に内設した光ファイバアレイを前記パッ
ケージケースの側面に取り付け、複数のレンズを配列し
てなるレンズアレイ板を介して、前記光ファイバアレイ
の端部を前記光半導体アレイ素子に光結合してなる光半
導体アレイモジュ−ルを組み立てる方法であって、パッ
ケ−ジケ−スの一部を構成し、その一部に複数のピン端
子を植立し、かつ、前記電子装置を搭載した基板を、や
はりパッケ−ジケ−スの一部を構成する側壁と共に、パ
ッケ−ジケ−スの底部を構成する板状の固定部材の内面
に搭載し、前記光半導体アレイ素子を前記板状の固定部
材の表面上の所定の位置に、前記電子装置を前記基板の
表面の所定の位置に搭載し、これら光半導体アレイ素子
と前記電子装置との間を電気接続した後、前記レンズア
レイ板を固定したレンズアレイ板支持部材を前記側壁に
取り付け、更に、前記側壁面の上端に蓋を取り付けて気
密封止し、そして、前記光ファイバアレイ支持部材に固
定した前記光ファイバアレイを前記パッケージケースの
側面に取り付ける光半導体アレイモジュ−ルの組み立て
方法において、前記レンズアレイ板を固定した前記レン
ズアレイ板支持部材を、前記側壁に取り付ける際、前記
光半導体アレイ素子の複数の発光素子の一部を発光させ
て前記レンズアレイ板の位置を、前記光半導体アレイ素
子の個々の素子と前記レンズアレイ板に配列された個々
のレンズとの光軸線が一致するように調整して溶接によ
り接合固定し、その後、前記レンズアレイ板を通過して
くるレ−ザ光と前記光ファイバアレイとの間で光結合調
整を行って、前記光ファイバアレイ支持部材を前記レン
ズアレイ板支持部材を介して前記パッケ−ジケ−スの前
記側壁に溶接により接合固定すること。
【0062】また、上記の目的を達成するため、本発明
の光半導体アレイモジュールの外部基板実装構造は、次
のいずれかの構成を特徴とする。◆ (48):光半導体アレイモジュ−ルを外部回路基板に
実装する光半導体アレイモジュ−ルの外部基板実装構造
であって、(26)に記載の光半導体アレイモジュ−ル
を、前記光半導体アレイモジュールの端子部に備えたピ
ン端子を前記外部回路基板に機械的かつ電気的に接続
し、かつ、前記光半導体アレイモジュ−ルには、前記光
半導体アレイ素子と前記電子装置を内側に搭載する面に
放熱用部材が接続固定されていること。
【0063】(49):(48)において、前記外部回
路基板に機械的かつ電気的に接続する前記光半導体アレ
イモジュールは、前記光半導体アレイモジュールの端子
部に備えた前記複数のピン端子のみで接続固定されてい
ること。
【0064】更に上記目的を達成するため、本発明の光
半導体アレイモジュールの並列光伝送システムは、光半
導体アレイモジュ−ルを駆動・制御して並列光伝送する
光半導体アレイモジュ−ルの並列光伝送システムであっ
て、前記請求項1に記載の光半導体アレイモジュール
を、コンピュータ内・間、交換機、光スイッチ、装置内
・間、筐体間、ボード間、パーソナルコンピュータ、ワ
ークステーション、家庭内映像・通信装置、ゲーム機、
車載用制御装置、の通信手段或いは並列光伝送の手段と
して使用したことを特徴とする。
【0065】以上のように構成した本発明の(1)〜
(18)に係る光半導体アレイモジュ−ルにおいては、
端子部をパッケ−ジケ−スの側面の少なくとも一つの面
からから延長して形成し、この端子部の面上に、光半導
体アレイ素子の素子数に対応する数のピン端子を植立す
る構造としたことにより、このピン数が増加した場合に
も、この端子部の面積を増大すればよく、パッケージケ
ースを含むモジュールを大型化することなく、所望の間
隔でピン端子を配置することが可能になる。更に、詳細
な端子部の配置構造によれば、外部回路基板へのより確
実で強固な取り付けが得られる光半導体アレイモジュ−
ルが提供される。また、その他以下のような作用が得ら
れる。
【0066】(a)上記光半導体アレイモジュ−ルを構
成するパッケ−ジケ−スの素子の取り付け構造によれ
ば、パッケ−ジケ−ス内の発熱素子が搭載された面に放
熱用部材を直接接続することにより、モジュ−ルの放熱
を効率良く行うことができる。
【0067】(b)上記光半導体アレイモジュ−ルを構
成する端子部に配置されるピン端子の構成によれば、モ
ジュールを外部回路基板の上面或いは下面への面実装に
適しており、更に、一般に広く普及しているピングリッ
ドアレイ形端子と同様なピン端子とすることにより、実
装作業を簡単化して、かつ、実装構造の共通仕様化が図
れることとなる。
【0068】(c)上記光半導体アレイモジュ−ルのパ
ッケ−ジケ−スを外部から遮断して気密封止構造とする
ことにより、その内部に収納した素子間の電気的結合や
光結合をモジュールの使用環境にも拘わらず良好に保持
してモジュールの寿命を確保し、かつ、モジュ−ルの内
部の素子による放熱をも効率良く行うことができる。
【0069】(d)上記光半導体アレイモジュ−ルの端
子部のピン端子植立面と反対の面に電気的特性を調整す
るための回路素子を取り付けたことにより、モジュール
の各素子を一旦パッケ−ジケ−ス内に気密封止した後
も、その電気的特性を簡単に調整することが可能にな
る。
【0070】(e)上記光半導体アレイモジュ−ルを構
成する各部材の材料によれば、伝熱性に優れており、モ
ジュ−ルの内部の素子による放熱をも効率良く行うこと
ができ、その一部にピン端子を植立する上記端子部を、
表面に電気配線が可能な基板を複数積層した多層構造体
から構成することにより、素子の取り付けに優れ、か
つ、配線距離を最短にして、特に光半導体アレイ素子な
どの高速、高周波駆動を可能にし、上記の多層基板の材
料により、これらを溶接固定する際の溶接部での溶接欠
陥等を防止することができる。
【0071】(f)上記光半導体アレイモジュ−ルを構
成する電気配線構造によれば、モジュ−ル内に搭載され
た素子間の配線距離を最短にして、特に光半導体アレイ
素子などの高速、高周波駆動を可能にする。
【0072】(g)上記光半導体アレイモジュ−ルの前
記光半導体アレイ素子と前記光ファイバアレイとの間を
光学的に結合させる手段として前記光半導体アレイ素子
の素子数と対応する数のレンズを直線上に配置してな
り、或いは、角型平板の対角線上に等間隔で整列してな
るレンズアレイ板を使用することにより良好な光結合関
係が得られ、かつ、前記レンズアレイ板を支持するレン
ズアレイ板支持部材を二つの金属部材から形成すること
により、光半導体アレイモジュ−ルを構成するパッケ−
ジケ−スの側壁への接合固定を良好に行うことを可能に
する。
【0073】また、本発明の(19)〜(25)に係る
光半導体アレイモジュールにおいては、半導体発光・受
光素子アレイと電子装置とを収納するパッケ−ジを、放
熱部材と多層の電極基板部材と側壁及びこの側壁上端に
固定する蓋とから構成し、パッケ−ジ側壁に接合固定さ
れたレンズアレイを介して半導体発光・受光素子アレイ
と光ファイバアレイとが光結合されている。
【0074】すなわち、レンズアレイを支持固定したレ
ンズアレイ支持部材をパッケ−ジ側壁にパッケ−ジ内空
間を外部と遮断するように接合固定し、かつ、パッケ−
ジ内部に搭載した半導体発光・受光素子アレイと光結合
する光ファイバアレイをパッケ−ジ外部に配備させる構
成とし、更にパッケ−ジ側壁上端に蓋を固定させること
により、パッケ−ジ内に搭載した半導体発光・受光素子
アレイと電子装置、或いはレンズアレイとの光結合部を
外部と遮断でき気密封止することができる。
【0075】また、半導体発光・受光素子アレイと電極
基板部材に備えた電極リ−ドとを多層の電極基板部材に
形成された電気配線と電子装置を介して電気的に接続す
ることにより、ボンディング線を短く容易に取り付ける
ことができ、しかも半導体発光・受光素子アレイの高
速、高周波駆動を行うことができる。
【0076】更に、半導体発光・受光素子アレイと電気
的に接続される電極リ−ドを、電極基板部材上面の一平
面からのみ上方向に向けて取り出すことにより、パッケ
−ジの両側から横方向に取り出す従来のようにリ−ドを
一列に配列する必要がなくなり、電極基板部材の上面に
集積した恰好でDIP型パッケ−ジと同様のピン配置及
びピン間隔で電極リ−ドを多数本形成することができる
とともに、広く使われている集積回路基板への取り付け
を共通化することができる。
【0077】また、電極リ−ドが取り出される方向と逆
の方向に放熱部材を配備したモジュ−ル構造とすること
により、集積回路基板と放熱フィン形状を備えるモジュ
−ル固定部材への接続をモジュ−ルの上面と下面に分け
て行うことでき、集積回路基板への実装とモジュ−ルの
放熱を容易かつ効率良く行える。更に、モジュ−ルを箱
型のパッケ−ジ形状とすることにより、取り扱いや作業
性を容易にできる。
【0078】更に本発明の(26)〜(45)に係る光
半導体アレイモジュ−ルにおいては、端子部をパッケ−
ジケ−スの側面の少なくとも一つの面から延長して形成
し、この端子部の面上に、光半導体アレイ素子の素子数
に対応する数のピン端子をピングリッドアレイ端子形状
として植立する構造としたことにより、このピン端子数
が増加した場合にも、この端子部の面積を増大すればよ
く、パッケージケースを含むモジュールを大型化するこ
となく、所望の間隔でピン端子を配置することが可能に
なるとともに、光半導体アレイ素子夫々の素子までの電
気配線の距離を短くかつほぼ同一長にすることにより、
光半導体アレイ素子の伝搬遅延時間の偏差を小さくした
安定な並列光伝送を得ることができる。
【0079】更に、詳細な端子部の配置構造によれば、
モジュールを外部回路基板に配置して実装するに適し、
また、LDアレイと光ファイバアレイの光結合部から外
部回路基板に固定されるピン端子を配列した端子部を遠
ざけ、しかもピングリッドアレイ端子のみでモジュール
を固定することにより、モジュール固定時の光結合の位
置ずれをなくし、外部回路基板へのより確実で強固な取
り付けが得られる光半導体アレイモジュ−ルが提供され
る。
【0080】そして更に、以下のような作用が得られ
る。◆ (a)上記光半導体アレイモジュ−ルを構成するパッケ
−ジケ−スの素子の取り付け構造によれば、パッケ−ジ
ケ−ス内の発熱素子が搭載された面に放熱用部材を直接
接続することにより、モジュ−ルの放熱を効率良く行う
ことができる。
【0081】(b)上記光半導体アレイモジュ−ルを構
成する端子部に配置されるピン端子の構成によれば、モ
ジュールを外部回路基板の上面或いは下面への面実装に
適しており、更に、一般に広く普及しているピングリッ
ドアレイ端子形状とすることにより、実装作業を簡単化
して、かつ実装構造の共通仕様化が図れる。
【0082】(c)上記光半導体アレイモジュールを構
成する端子部に配置されるピン端子の配列によれば、一
般に広く普及し標準化に成りつつある12.7mmの幅
のパッケージケースに、少なくとも二列以上で並列に複
数列並べて配列する、或いは並列に四列で配列すること
により、12.7mmの幅にピン端子を光半導体アレイ
素子と対応したピン端子数だけ有効に配列するに適して
おり、更にパッケージケースサイズを大型化せずに配列
することができる。
【0083】(d)上記光半導体アレイモジュ−ルのパ
ッケ−ジケ−スを外部から遮断して気密封止構造とする
ことにより、その内部に収納した素子間の電気的結合や
光結合をモジュールの使用環境にも拘わらず良好に保持
してモジュールの寿命を確保し、かつ、モジュ−ルの内
部の素子による放熱をも効率良く行うことができる。
【0084】(e)上記光半導体アレイモジュ−ルの端
子部のピン端子植立面と反対の面に電気的特性を調整す
るための回路素子を取り付けたことにより、モジュール
の各素子を一旦パッケ−ジケ−ス内に気密封止した後
も、その電気的特性を簡単に調整することが可能にな
る。
【0085】(f)上記光半導体アレイモジュ−ルを構
成する各部材の材料によれば、伝熱性に優れており、モ
ジュ−ルの内部の素子による放熱をも効率良く行うこと
ができる。また、その一部にピン端子を植立する上記端
子部を、表面に電気配線が可能な基板を複数積層した多
層構造体から構成し、しかもこの多層構造基板をパッケ
ージケース内で階段状とすることにより、素子の取り付
け及び電気的な接続に優れ、かつ配線距離を短くほぼ同
一長にして、特に光半導体アレイ素子などの高速、高周
波駆動を可能にするとともに、光半導体アレイ素子の伝
搬遅延時間の偏差を小さくでき安定な並列光伝送を可能
にし、更には上記の多層基板の材料により、これらを溶
接固定する際の溶接部での溶接欠陥等を防止することが
できる。
【0086】(g)上記光半導体アレイモジュ−ルを構
成する電気配線構造によれば、多層構造基板をパッケー
ジケース内で階段状とすることにより、電気的な接続に
優れ、モジュ−ル内に搭載された半導体アレイ素子とピ
ン端子間の配線距離を短く、かつ、ほぼ同一長にして、
特に光半導体アレイ素子などの高速、高周波駆動を可能
にするとともに、光半導体アレイ素子の伝搬遅延時間の
偏差を小さくでき安定な並列光伝送を得ることができ
る。
【0087】(h)また、上記光半導体アレイモジュ−
ルの前記光半導体アレイ素子と前記光ファイバアレイと
の間を光学的に結合させる手段として前記光半導体アレ
イ素子の素子数と対応する数のレンズを直線上に配置し
てなり、或いは、角型平板の対角線上に等間隔で整列し
てなるレンズアレイ板を使用することにより良好な光結
合関係が得られ、かつ、前記レンズアレイ板を支持する
レンズアレイ板支持部材を二つの金属部材から形成する
ことにより、光半導体アレイモジュ−ルを構成するパッ
ケ−ジケ−スの側壁への接合固定を良好に行うことを可
能にする。
【0088】また、本発明の(46),(47)の光半
導体アレイモジュ−ルの組み立て方法によれば、光半導
体アレイモジュ−ルを構成するパッケ−ジケ−ス内に収
納される光半導体アレイ素子と光ファイバアレイとの間
を、高い精度で位置合わせして接合固定することが可能
となると共に、前記パッケ−ジケ−スを気密封止構造と
することが可能になることから、光学的な特性に優れか
つ内部素子の信頼性をも確保することが可能な光半導体
アレイモジュ−ルを得ることができる。
【0089】また、上記に提案された本発明(48),
(49)に係る光半導体アレイモジュ−ルの外部基板実
装構造によれば、光半導体アレイモジュールの端子部に
備えたピン端子をピングリッドアレイ端子とすることに
より、パッケージケースを直接固定せずに、ピングリッ
ドアレイ端子を介してパッケージケースを外部回路基板
に機械的かつ電気的に接続固定することを可能とし、し
かもピン端子を配置する端子部を光半導体アレイ素子と
光ファイバアレイの光結合部から遠ざけて、この位置で
モジュールを固定するため、パッケージケースの変形を
なくすることができ、光半導体アレイモジュール内での
光結合の位置ずれを引き起こさずに安定な光伝送が得ら
れる。
【0090】更に、上記に提案された本発明の光半導体
アレイモジュ−ルを駆動・制御して並列光伝送する光半
導体アレイモジュ−ルの並列光伝送システムによれば、
光半導体アレイ素子の高速、高周波駆動及び並列光伝送
を可能にするとともに、光結合の位置ずれをなくして安
定な光伝送を行え、更には基板への実装面積を小さくで
きることから、前記光半導体アレイモジュールを、外部
回路基板上に複数個実装して大容量のデータを並列光伝
送するコンピュータ間や交換機、などの通信手段或いは
並列光伝送の手段として使用した並列光伝送システムが
提供される。尚、外部回路基板上に前記光半導体アレイ
モジュールを単数個実装しても同様な並列光伝送システ
ムが得られる。
【0091】ここで、上記に提案された本発明の光半導
体アレイモジュールのピン端子の配列形状についての詳
細な説明を以下に示す。◆ICパッケージの場合、機械
的かつ電気的な接続を行うリード・ピン端子の形状とし
ては、DIP(Dual in Line Packa
g)、PLCC(Plastic Leaded Ch
ip Carrier)、QFP(Quad Flat
Packge)、PGA(Pin Grid Arr
ay)、BGA(Ball Grid Array)等
がある。並列伝送においては、高速性と各信号の同時性
が要求されるため、パッケージ内配線の短縮、配線長の
均一性が要求される。
【0092】この目的に対しては、配線長を短くしやす
いバタフライ型、PGA、BGAが適し、また配線長を
均一にし易いPLCC、QFP、PGA、BGAが適し
ており、二列に並んだ端子を持つDIPは、中央と両端
の端子で配線長が異なってしまうため不適当である。光
半導体モジュールに特徴的な構造としては、光ファイバ
を搭載し、かつ内部に光結合構造を持っていることが上
げられる。パッケージケースが変形すると光ファイバ、
レンズ、レーザダイオードの光結合位置が変わるので光
結合劣化を引き起こし安定な光伝送が行えない。
【0093】この現象は、複数の光結合を行う光半導体
アレイモジュールで顕著となる。一方、PLCC、QF
P、バタフライ型等のリード・ピン端子を備えたパッケ
ージケース構造では、基板にはんだ付けされた端子によ
る固着力だけではパッケージケースが基板から剥がれ易
く、別個ネジ止め等の方法でモジュールを固定する必要
がある。このとき、ネジの締めすぎ、ネジ穴位置のず
れ、基板との熱変形による歪み等により、パッケージケ
ースが変形を引き起こす危険性があり、特に光半導体ア
レイモジュール用のパッケージケースとして適していな
い。
【0094】また、BGAの場合、底面全体にはんだボ
ールを設ければ強い固着力で固定できるが、光ファイバ
近傍位置にもはんだボールを設けるため、はんだ接合時
の加熱と同時に光ファイバも加熱されることとなり、光
ファイバ被覆の溶融や寿命影響が懸念される。
【0095】一方、PGAにおいては、ピン端子が基板
を貫通する形状で接合されるため、十分な固着力が得ら
れ、光ファイバ近傍位置に端子を設けても良く、パッケ
ージの保持固定を確実かつ強固に行うことが可能であ
る。また、ピン端子を介してモジュールが基板に固定さ
れるため、モジュールのネジ止め等が不要となり、パッ
ケージケースの変形をなくすることが可能となる。ま
た、上記に述べたように、PGAは電気配線長を短縮か
つ均一に形成できるため並列光伝送も実現できる。更
に、ICソケット等を利用しての差し換えも容易に行え
る。
【0096】これらのように、光半導体アレイモジュー
ルのような数十本のピン端子の配置が必要で、並列光伝
送を行え、しかも複数の光結合の安定、及び基板への容
易かつ確実な実装、などの要求を満たすためのピン端子
形状としては、PGA端子形状が優れていると判断でき
る。
【0097】また、光半導体アレイモジュールへのPG
A端子形状の配列としては、ピン端子接続の共通化を図
るためにピン端子間隔を0.1インチ(2.54mm)
間隔にする必要がある。一方、パッケージケースにおい
ては、広く一般に使われており標準化に成りつつある1
2.7mm幅サイズのパッケージケースが共通化するに
適する。この12.7mm幅のパッケージケースに0.
1インチ間隔でピン端子を格子状に配列するには、最大
で五列に配列できるが、パッケージケースとピン端子の
接続代があるため、パッケージケースの側壁までの距離
を十分に確保できない。特に、ピン端子が備えられるパ
ッケージケースを構成する部分は、積層して構成した多
層のセラミックス基板を使用することが多く、この場合
パッケージケース側壁までの距離が十分に確保できない
と、セラミックス基板の割れを引き起こす危険性があ
る。一方、最小のピン端子の配列は、PGA端子形状で
配列するため三列となるが、三列の場合パッケージケー
ス側壁までの距離が大きくなり、モジュールを基板に実
装した際の固定が不安定になる危険性があるとともに、
ピン端子を配列する列数が少なくなるため、その分行数
が多くなり必然的にモジュールが大型化することとな
る。
【0098】そこで、最適なピン端子の配列としては、
四列で配列するのが望ましく、パッケージケース側面ま
での距離も十分に確保できるとともに、モジュールの基
板実装も安定に固定でき、しかもモジュールを大型化せ
ずピン端子を効率良く配列することができる。
【0099】これらのことから、光半導体アレイモジュ
ールへのPGA端子形状の配列としては、パッケージケ
ースの幅が12.7mmの場合、ピン端子を0.1イン
チ格子間隔で配列するには、四列が最適なピン端子の配
列形状であるといえる。尚、パッケ−ジケ−スの幅が1
2.7mm以外の場合、例えば15.24mm、17.
8mm及び25.4mmと概略0.1インチ間隔で増加
して構成されるパッケ−ジケ−スに複数のピン端子をピ
ングリッドアレイ端子形状と同様に配列するには、いず
れの場合においても0.1インチ格子間隔で四列以上
に、かつ最大で(パッケ−ジケ−ス幅÷2.54−1)
の式を満足する列数のピン端子を並列に配列する形状が
望ましく、更に外部回路基板にモジュ−ルをピン端子の
みで機械的かつ電気的に安定に接続固定できるピン端子
配列であれば良い。
【0100】以上により、モジュ−ルの取り扱い性や外
部回路基板及び放熱用部材への取り付けに優れ、かつ、
光半導体アレイ素子の信頼性を確保するとともに、伝搬
遅延時間の偏差を小さくして並列光伝送でき、しかも、
ピン端子数が増加しても外部回路基板への実装の共通仕
様化、電気的かつ機械的な接続、及び光結合の位置ずれ
が起きないモジュール固定を図れ、更には、モジュ−ル
を大型化せずに数十本のピン端子を配備できるように構
成した、しかも、光半導体アレイ素子の発熱を効率良く
放熱できるように構成した光半導体アレイモジュ−ルと
その組み立て方法、及び、その外部基板実装構造を得る
ことができる。
【0101】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、その例を図面を参照しつつ説明する。尚、以下の記
載では、記載の煩雑を避けるために、一部のワイヤ−ボ
ンディングリ−ド及び電気配線の図示を省略している。
【0102】まず、本発明の第1の実施の形態につい
て、図1〜図3により説明する。◆尚、これらの図にお
いて、図3には本実施の形態における光半導体アレイモ
ジュ−ル100の実装構造が、そして、図1及び図2に
は、上記光半導体アレイモジュ−ル100の内部詳細構
造が示されている。尚、図1に示される断面図は、図2
に示される光半導体アレイモジュ−ル100の上面図に
おいて一点鎖線A−A’で示される断面線からの断面図
である。
【0103】まず図3において、光半導体アレイモジュ
−ル100は、機械的かつ電気的にも接続されるよう
に、複数のピン端子11により外部回路基板22(の下
面)に取り付けられている。すなわち、この光半導体ア
レイモジュ−ル100のパッケ−ジケ−スでは、立方体
形状を形成する複数の面のうちの一の面(図の右側面)
からは複数の光ファイバを含む光ファイバアレイ3が取
り出され、この光ファイバアレイ3取出し面とは反対側
の面には、光半導体アレイモジュ−ル100のパッケ−
ジケ−スの一部を延長して端子部を形成し、その端子部
の上記光ファイバアレイ3が取り出された面と直交する
面(ここでは上側面)には、上記複数のピン端子11を
植立して配備している。
【0104】尚、ここで、この光半導体アレイモジュ−
ル100のパッケ−ジケ−スとは、概略的に言うと、レ
−ザダイオ−ドアレイ等を搭載する素子固定部材である
ステム4と、このステム4上に固定される内部回路基板
5と、レ−ザダイオ−ドアレイ等を収納すると共に、レ
ンズアレイ板支持部材7が接合固定される側壁9と、こ
の側壁9上端に固定されるキャップ10とから構成され
ている。そして、具体的には、このパッケ−ジケ−スの
側壁9の一端面(図の右端面)からは、レンズアレイ板
支持部材7及び光ファイバアレイガイド8を介してレ−
ザダイオ−ドアレイと光学的に結合された光ファイバア
レイ3が取り出され、かつ、その反対の面から延長した
端子部の、光ファイバアレイ3が取り出される面と直交
する面には、上記複数のピン端子11が配備される。
【0105】そして、かかる構成により、この複数のピ
ン端子11を通して、この光半導体アレイモジュ−ル1
00が外部回路基板22に実装され、かつ、そのパッケ
−ジケ−スの内部に収納されたレ−ザダイオ−ドアレイ
やその駆動制御回路が電気的に配線される。また、上記
外部回路基板22上には、光半導体アレイモジュ−ル1
00に電気信号を入出力する、例えばLSI59、トラ
ンジスタ60、コンデンサ61等の各種の素子が回路実
装されている。
【0106】一方、この光半導体アレイモジュ−ル10
0では、そのパッケ−ジケ−スの上記外部回路基板22
と接続されたピン端子11の取り出し面と反対の面(図
中の下側面)には、放熱フィン20を備えた放熱用部材
19が、モジュ−ル100と直接接続されるように実装
されている。
【0107】尚、このように構成された光半導体アレイ
モジュ−ル100は、上記放熱用部材19を取り付けて
上記外部回路基板22に実装した状態で、すなわち、こ
れら光半導体アレイモジュ−ル100、放熱用部材1
9、そして外部回路基板22の合計の厚さが、例えば1
3.5mm以下であることが、本光半導体アレイモジュ
−ル100を各種の機器内に実際に実装する際に望まし
い。
【0108】また、上述のように、上記光ファイバアレ
イ3が取り出された面と直交する面に複数のピン端子1
1を植立した端子部を、上記光半導体アレイモジュ−ル
100を構成するパッケ−ジケ−スの上記光ファイバア
レイ3取出面と直交する面(図の上下の面)に直接取り
付けるのではなく、むしろ、この上記光ファイバアレイ
3取出面の反対側から、かつレーザダイオードアレイと
光ファイバアレイ3の光結合部から遠ざけるように延長
して形成し、その上記光ファイバアレイ3取出面と直交
する面にピン端子11を植立することにより、このピン
端子11の植立部分を、内部にレ−ザダイオ−ドアレイ
等を収納するパッケ−ジケ−ス或いは光結合部から独立
させる。
【0109】かかる構造の採用により、ピン端子11が
数十本必要になる場合にも、このパッケ−ジケ−スが大
型化することなく、ピン端子11が植立される端子部の
面積を大きくするだけで足り、光半導体アレイモジュ−
ル100全体としての大型化を避けることが可能になる
とともに、上記光半導体アレイモジュール100を直接
基板22に固定せずにピン端子11を介して機械的かつ
電気的に接続固定するため、基板実装時の外力によるパ
ッケージケースの変形がなく、光結合の位置ずれのない
安定な光結合を得る。
【0110】次に、上記にその実装構造を説明した光半
導体アレイモジュ−ル100の詳細な内部構造をも含め
て、図1及び図2により説明する。これらの図におい
て、光半導体アレイモジュ−ル100は、上記の外部回
路基板22への取り付けを容易に行うための複数のピン
端子(電子リード)11を、光ファイバアレイ3が取り
出される方向と同一の方向に並列に四列の配列で、ピン
端子11間隔を0.1インチ間隔(2.54mm)で格
子状に配列し、これによりピングリッドアレイ(PG
A:Pin Grid Array)端子形状と同様に
配備し、かつ、上記外部回路基板22の取付面と反対側
の面には放熱フィン20を備えた放熱用部材19を直結
できる、いわゆる箱型パッケ−ジケ−ス形状に構成され
ている。
【0111】この光半導体アレイモジュ−ル100は、
例えば12チャネルの伝送デ−タを同時に並列伝送する
もので、概略的に言うと次の通りである。つまり先ず、
レ−ザダイオ−ド等の複数の半導体発光素子からなる例
えば12個の半導体発光素子を横一列に等間隔に並べて
構成されたレ−ザダイオ−ドアレイ1と、このレ−ザダ
イオ−ドアレイ1と光学的に結合されて光伝送を行う複
数のシングルモ−ド光ファイバからなる例えば12本の
光ファイバを並列に等間隔に並べた光ファイバアレイ3
と、レ−ザダイオ−ドアレイ1と光ファイバアレイ3と
を光伝送関係にあるように光学的に結合させる複数のレ
ンズが平板に配列されたレンズアレイ板6と、レ−ザダ
イオ−ドアレイ1と電気的に接続され、これらを駆動制
御する電子装置であるIC(集積回路)2と、上記レ−
ザダイオ−ドアレイ1及びIC2がその内部に収納され
るパッケ−ジケ−スの一構成部材であり、かつ、レ−ザ
ダイオ−ドアレイ1がその上面に搭載される素子固定部
材のステム4と、同じくパッケ−ジケ−スの一構成部材
である、上記IC2がその上面に搭載され、かつ、レ−
ザダイオ−ドアレイ1との間の電気的接続のための複数
のピン端子11を備えた、多層構造の内部回路基板5
と、レンズアレイ板6を支持固定すると共に、上記レ−
ザダイオ−ドアレイ1及びIC2の周囲を囲むように設
けられたパッケ−ジケ−スの一構成部材である側壁9に
接合固定されるレンズアレイ板支持部材7と、光ファイ
バアレイ3を支持固定すると共に、レンズアレイ板支持
部材7を介してパッケ−ジケ−スの側壁9に接合固定さ
れる光ファイバアレイガイド8と、そして、上記レ−ザ
ダイオ−ド1とIC2を気密封止するようにパッケ−ジ
ケ−スの側壁9上端に固定されるキャップ10とを備え
ている。
【0112】尚、上記にも説明したように、パッケ−ジ
ケ−スの一構成部材である多層構造の内部回路基板5の
一部は、上記パッケ−ジケ−スの側壁9から突出して延
長され、かつ、その上面に複数のピン端子11がピング
リッドアレイ端子形状に植立して配置され、これによ
り、上記の端子部を構成している。
【0113】また、上記にも述べたが、これらの図にも
明らかなように、レ−ザダイオ−ドアレイ1及びIC2
を収納するパッケ−ジケ−スの構成部材の一つであるス
テム4の上面には、レ−ザダイオ−ドアレイ1と電気的
に接続され、かつ、IC2が搭載された複数のピン端子
11を備えた多層構造の内部回路基板5と、レ−ザダイ
オ−ドアレイ1及びIC2の周囲を囲むように形成され
た側壁9とが設けられ、この側壁9の開口部の上端に
は、側壁9の内側空間を外部から遮断するキャップ10
が固定されている。
【0114】更に、この側壁9には、レンズアレイ板6
を支持固定したレンズアレイ板支持部材7を内挿させる
ための貫通孔9aが設けられており、この貫通孔9aと
レンズアレイ板支持部材7とは、側壁9の内側空間を外
部と遮断するように接合固定されている。レンズアレイ
板支持部材7が接合固定される側壁9の貫通孔9aを構
成する金属材料は、レンズアレイ板支持部材7を構成す
る金属材料との熱膨張率差が3×10~6/℃以下である
ことが望ましく、ここではステンレス鋼のSUS430
を使用している。
【0115】また、側壁9と貫通孔9aを構成する部材
とは、いわゆる、銀ろう付けにより接合固定されてい
る。更に、この側壁9に接合固定されたレンズアレイ板
支持部材7の一端には、光ファイバアレイ3を支持固定
した光ファイバアレイガイド8が接合固定されている。
尚、光ファイバとしてシングルモ−ドファイバを使用す
ることにより、低伝送損失で高速・長距離伝送を実現す
ることができ、モジュ−ルの大容量伝送を図ることがで
きる。
【0116】ステム4の上面の所定位置にはレ−ザダイ
オ−ドアレイ1が固定されており、一方、このレ−ザダ
イオ−ドアレイ1と電気的に接続するように内部回路基
板5の上面に形成した電気配線(図示せず)上の所定位
置には、上記IC2が搭載されている。レ−ザダイオ−
ドアレイ1と内部回路基板5の電気配線12との間は、
上記のIC2を介して、夫々、ワイヤ−ボンディングリ
−ド13により電気的に接続されている。また、上記内
部回路基板5は、例えばセラミックスと金属導体からな
る材料で多層に構成されており、この内部回路基板5の
一部には、外部との電気的な接続を行うための複数のピ
ン端子11が配備されている。
【0117】尚、これら複数のピン端子11は、既述の
如く光ファイバアレイ3が取り出される方向と同一の方
向に並列に四列の配列で、ピン端子間隔が0.1インチ
(2.54mm)間隔で格子状に配列されたピングリッ
ドアレイ端子形状と同様に配備されている。このピン端
子11のより詳細な構造を説明すると、ピン端子11間
隔(図中P)は、隣り合うピン端子11の中心と中心を
基準とした間隔で、1.0mm〜3.0mmの範囲内で
あり、外部回路基板22への接続の共通仕様化を図るた
めには、ピン端子11を0.1インチ間隔で配列するの
が望ましく、ここでは、これら複数のピン端子11の間
隔(図中P)を2.54mmとしている。
【0118】これらの複数のピン端子11を備えた多層
の内部回路基板5では、上記IC2と電気的に接続する
電気配線が、内部回路基板5を構成する複数の層間に夫
々形成されており、これにより、ピン端子11から内部
回路基板5を通してIC2に入力された信号は、更に、
ワイヤ−ボンディングリ−ド13を介して、レ−ザダイ
オ−ドアレイ1に電気的に接続される。内部回路基板5
は夫々の層間に形成された電気配線が表面に露出される
ように、パッケージケース内部で階段状に形成されてお
り、この階段状の夫々の表面の電気配線部とIC2とが
ワイヤ−ボンディングリ−ド13で電気的に接続され
る。この内部回路基板5の夫々の層間に形成された電気
配線は、IC2を介して複数のピン端子11とレーザダ
イオードアレイ1の夫々の素子間で、その電気配線長が
短く、かつ、ほぼ同一長になるように形成されている。
【0119】ステム4と内部回路基板5とは、銀ろう付
けにより接合固定されているが、この接合固定の際に銀
ろうがレ−ザダイオ−ドアレイ1の取り付け面に流れ込
むのを防ぐため、ステム4のレ−ザダイオ−ドアレイ1
取り付け部と内部回路基板5との間には、凹形状の溝4
aが形成されている。更に、本実施の形態では、内部回
路基板5は、ピン端子11の裏面に内部回路基板5の配
線の一部を露出させた構成としている。
【0120】このように、内部回路基板5の配線の一部
を露出させた構成とすることにより、この内部回路基板
5の露出した配線の一部に、ピン端子11に電気的に接
続されると共に、レ−ザダイオ−ドアレイ1またはIC
2に接続され、かつ、前記IC2内の配線抵抗を変更さ
せる回路素子18を取り付けることが可能となり、これ
により、例えば、レ−ザダイオ−ドアレイ1とIC2、
及び、ピン端子11間の電気信号の調整制御を、外部か
ら変更することが可能になるように構成することができ
る。また、ここでは、ステム4を構成する金属材料とし
て、放熱性に優れた銅とタングステンの合金(CuW)
を使用している。
【0121】レンズアレイ板支持部材7は、その中央に
角形状あるいは円形状の貫通孔が設けられ、かつ、周囲
が小径と大径からなる段差付きの略二段円筒形状となっ
ている。このレンズアレイ板支持部材7の小径側の端面
には、レンズアレイ板6が、PbOやB23からなる低
融点ガラスにより、これらの部材の間を封止するように
接合固定されている。
【0122】このレンズアレイ板支持部材7は、上記ス
テム4の上面に固定したレ−ザダイオ−ドアレイ1のレ
−ザ光出射部と、レンズアレイ板6のレ−ザ光入射部と
が、所定の距離に近接するように、予めレンズアレイ板
支持部材7の段差部端面とレンズアレイ板6端面との距
離が調整されて構成されている。また、レンズアレイ板
支持部材7を構成する金属材料としては、上記レンズア
レイ板6を構成するガラス材料との熱膨張率差が3×1
0~6/℃以下であることが望ましく、ここでは金属粉末
を焼結成形する金属射出成形法により製作されたステン
レス鋼のSUS430を使用している。
【0123】また、光ファイバアレイガイド8は、中央
に光ファイバアレイ3を内設する貫通孔を備えた略円筒
形状であり、この貫通孔内に光ファイバアレイ3を支持
固定している。光ファイバアレイ3は光ファイバアレイ
ガイド8が取り付けられる部分だけを円型とした断面略
角型形状の外形となっており、この光ファイバアレイ3
の円型形状の部分が上記光ファイバアレイガイド8の貫
通孔内に固定される。
【0124】また、光ファイバアレイ3の先端であるレ
−ザ光入射端17は、その端面を傾斜研磨した形状とな
っており、これにより、光ファイバアレイ3の先端の入
射端17で反射したレ−ザ光が再びレ−ザダイオ−ドア
レイ1に戻るのを防止している。尚、この光ファイバア
レイ3先端の入射端17は、4度以上傾斜させて形成す
るのが望ましく、ここでは8度傾かせて構成している。
【0125】図1に示した光ファイバアレイ3先端の入
射端17は、その傾斜面が上方のキャップ10側を向く
ように形成されているが、これに限らず、例えば下方向
であるステム4側に傾斜させて形成しても、上記と同様
の効果が得られる。
【0126】また、本実施の形態では、光ファイバアレ
イガイド8に設けた貫通孔の内径と光ファイバアレイ3
の外径との間の隙間は数十μmとしており、このような
隙間精度により、光ファイバアレイ3が貫通孔内で傾か
ないようにしている。ここで、光ファイバアレイ3及び
光ファイバアレイガイド8を構成する金属材料として
は、ステンレス鋼であるSUS430を使用している。
また、ここでは、光ファイバアレイ3及び光ファイバア
レイガイド8として、金属機械加工により製作したもの
を使用しているが、これに代え、これらを例えば金属粉
末を焼結成形する金属射出成形により製作しても良い。
【0127】次に、上記にその詳細な構成を説明した光
半導体アレイモジュ−ル100の組み立て方法或いは手
順、及び、モジュ−ルの組立実装構造を以下に説明す
る。まず、ステム4の上に、その一部にピン端子11が
植立された内部回路基板5及び壁面9を取り付けて、パ
ッケ−ジケ−スを構成する。その後、この構成したパッ
ケ−ジケ−ス内に、レ−ザダイオ−ドアレイ1とIC2
とを収納し搭載するために、ステム4上面の所定位置に
レ−ザダイオ−ドアレイ1を固定する。
【0128】一方、内部回路基板5上に形成した電気配
線上の所定位置にIC2を固定し、内部回路基板5の階
段状に形成して表面に露出した電気配線12とIC2と
の間、及び、IC2とレ−ザダイオ−ドアレイ1との間
を、夫々、ワイヤ−ボンディングリ−ド13で接続す
る。尚、このレ−ザダイオ−ドアレイ1の固定に際して
は、所定位置に正確に搭載するために、例えば、ステム
4の上面に目印となるけがき線、溝、或いは、レ−ザマ
−カ等による印を含むマ−カを設け、このマ−カを使っ
てレ−ザダイオ−ドアレイ1端部を位置決めして取り付
ける。この場合、上記光ファイバアレイガイド8により
取り付けられる光ファイバアレイ3先端の入射端17
と、以下にも詳述するレンズアレイ板6との位置関係か
ら、光学的な結合状態が決定されるため、このレ−ザダ
イオ−ドアレイ1の取り付けは、所定の位置に±3μm
の位置精度で行うことが望ましい。
【0129】続いて、レンズアレイ板6を取り付けたレ
ンズアレイ板支持部材(レンズホルダー)7を、パッケ
−ジケ−スを構成する側壁9に設けられた貫通孔9aへ
内挿する。尚、この時、レ−ザダイオ−ドアレイ1に通
電してレ−ザ光を発振させ、もって、レ−ザダイオ−ド
アレイ1とレンズアレイ板6との光軸線を一致させるこ
とが行われる。すなわち、これらの光結合が最適状態と
なるように、レンズアレイ板支持部材7の位置をパッケ
−ジケ−ス側壁9に接したまま、画像観察の手段によ
り、光軸と直角をなす面内の方向(図中X−Y方向)に
調整する。この時、予めステム4上に固定したレ−ザダ
イオ−ドアレイ1のレ−ザ出射部(図の右端部)とレン
ズアレイ板6のレ−ザ光入射部とが所定距離に近接する
ように、レンズアレイ板支持部材7の中間部の段差端面
とレンズアレイ板6端面との距離を予め調整しておくこ
とが好ましい。
【0130】また、レ−ザダイオ−ドアレイ1とレンズ
アレイ板6との光結合の調整は、レンズアレイ板6に配
列した複数のレンズのうちの両端のレンズから通過して
くるレ−ザ光を赤外線カメラで観察し、これら両端のレ
ンズを通過してくるレ−ザ光が、夫々、対応するレンズ
内に同心円状に映し出されるようにして行われる。
【0131】このようなレンズアレイ板支持部材7の位
置調整の後、このレンズアレイ板支持部材7の中間部段
差端面を、パッケ−ジケ−スを構成する側壁9に接合固
定する。この接合固定は、例えばYAGレ−ザ溶接14
により上記レンズアレイ板支持部材7の全周囲を溶接し
て固定する。更に、その後、パッケ−ジケ−スを構成す
る側壁9の上端にキャップ10を載せてシ−ム溶接によ
り接合固定し、これによって、パッケ−ジケ−スの内部
に収納したレ−ザダイオ−ドアレイ1、IC2、及び、
レ−ザダイオ−ドアレイ1とレンズアレイ板6の光結合
部等を外部から遮断し、気密封止することが出来る。
【0132】次に、パッケ−ジケ−スの側壁9に固定し
たレンズアレイ板支持部材7の端面に、光ファイバアレ
イ3を内設した光ファイバアレイガイド8を設置し、上
記取り付けたレンズアレイ板6を介して、レ−ザダイオ
−ドアレイ1と光ファイバアレイ3との間の光結合を行
い、更に、上記取り付けたレンズアレイ板6を介して、
レ−ザダイオ−ドアレイ1と光ファイバアレイ3との光
軸線を一致させると共に、これらの光結合が最適状態に
なるように、光ファイバアレイ3の位置を光ファイバア
レイガイド8に内設したまま、光軸方向(図中Z方向)
に調整する。この光軸方向への光結合の調整の後、光フ
ァイバアレイ3を光ファイバアレイガイド8にYAGレ
−ザ溶接により接合固定する。図中の符号16は、この
YAGレ−ザ溶接による接合固定部である。
【0133】その後、再び、レンズアレイ板6を介して
レ−ザダイオ−ドアレイ1と光ファイバアレイ3との間
で光結合を行い、これらの光結合が最適状態になるよう
に光ファイバアレイガイド8の位置をレンズアレイ板支
持部材7端面に接したまま、光軸と直角をなす面内方向
(図中X−Y方向)に調整する。そして、上記の光結合
の調整を行った後、最後に、光ファイバアレイガイド8
をレンズアレイ板支持部材7端面にYAGレ−ザ溶接に
より接合固定する。図中の符号15は、このYAGレ−
ザ溶接による接合固定部である。
【0134】次に、光半導体アレイモジュール100に
配置した複数のピン端子11の配列形状の詳細を以下に
説明する。ICパッケージの場合、機械的かつ電気的な
接続を行うリード・ピン端子の形状としては、DIP
(Dual in LinePackag)、PLCC
(Plastic Leaded Chip Carr
ier)、QFP(Quad Flat Packg
e)、PGA(PinGrid Array)、BGA
(Ball Grid Array)等がある。並列伝
送においては、高速性と各信号の同時性が要求されるた
め、パッケージ内配線の短縮、配線長の均一性が要求さ
れる。この目的に対しては、配線長を短くし易いバタフ
ライ型、PGA、BGAが適し、また配線長を均一にし
易いPLCC、QFP、PGA、BGAが適しており、
二列に並んだ端子を持つDIPは、中央と両端の端子で
配線長が異なってしまうため不適当である。
【0135】光半導体モジュールに特徴的な構造として
は、光ファイバを搭載し、かつ内部に光結合構造を持っ
ていることが上げられる。パッケージケースが変形する
と光ファイバ、レンズ、レーザダイオードの光結合位置
が変わるので光結合劣化を引き起こし安定な光伝送が行
えない。この現象は、複数の光結合を行う光半導体アレ
イモジュール100で顕著となる。
【0136】一方、PLCC、QFP、バタフライ型等
のリード・ピン端子を備えたパッケージケース構造で
は、基板にはんだ付けされた端子による固着力だけでは
パッケージケースが基板から剥がれ易く、別個ネジ止め
等の方法でモジュールを固定する必要がある。この時、
ネジの締めすぎ、ネジ穴位置のずれ、基板との熱変形に
よる歪み等により、パッケージケースが変形を引き起こ
す危険性があり、特に光半導体アレイモジュール100
用のパッケージケースとして適していない。
【0137】また、BGAの場合、底面全体にはんだボ
ールを設ければ強い固着力で固定できるが、光ファイバ
近傍位置にもはんだボールを設けるため、はんだ接合時
の加熱と同時に光ファイバも加熱されることとなり、光
ファイバ被覆の溶融や寿命影響が懸念される。一方、P
GAにおいては、ピン端子が基板を貫通する形状で接合
されるため、十分な固着力が得られ、光ファイバ近傍位
置に端子を設けても良く、パッケージの保持固定を確実
かつ強固に行うことが可能である。また、ピン端子を介
してモジュールが基板に固定されるため、モジュールの
ネジ止め等が不要となり、パッケージケースの変形をな
くすることが可能となる。
【0138】上記に述べたように、PGAは電気配線長
を短縮かつ均一に形成できるため並列光伝送も実現でき
る。更に、ICソケット等を利用しての差し換えも容易
に行える。これらのように、光半導体アレイモジュール
100のような数十本のピン端子11の配置が必要で、
並列光伝送を行え、しかも複数の光結合の安定、及び基
板への容易かつ確実な実装、などの要求を満たすための
ピン端子11形状としては、PGA端子形状が優れてい
るといえる。
【0139】また、光半導体アレイモジュール100へ
のPGA端子形状の配列としては、ピン端子11接続の
共通化を図るために、ピン端子11間隔を0.1インチ
(2.54mm)間隔にする必要がある。一方、パッケ
ージケースにおいては、広く一般に使われており標準化
に成りつつある12.7mm幅サイズのパッケージケー
スが共通化するに適する。この12.7mm幅のパッケ
ージケースに0.1インチ間隔でピン端子11を格子状
に配列するには、最大で五列に配列できるが、パッケー
ジケースとピン端子11の接続代があるため、パッケー
ジケースの側壁までの距離を十分に確保できない。
【0140】特に、ピン端子11が配置されるパッケー
ジケースを構成する部分は、積層して構成した多層のセ
ラミックス基板を使用することが多く、この場合パッケ
ージケース側壁までの距離が十分に確保できないと、セ
ラミックス基板の割れを引き起こす危険性がある。
【0141】一方、最小のピン端子11の配列は、PG
A端子形状で配列するため三列となるが、三列の場合パ
ッケージケース側壁までの距離が大きくなり、モジュー
ルを基板に実装した際の固定が不安定になる危険性があ
るとともに、ピン端子11を配列する列数が少なくなる
ため、その分行数が多くなり必然的にモジュールが大型
化することとなる。そこで、最適なピン端子11の配列
としては、四列で配列するのが望ましく、パッケージケ
ース側面までの距離も十分に確保できるとともに、モジ
ュールの基板実装も安定に固定でき、しかもモジュール
を大型化せずピン端子11を効率良く配列することがで
きる。
【0142】これらのことから、光半導体アレイモジュ
ール100へのPGA端子形状の配列としては、パッケ
ージケースの幅が12.7mmの場合、ピン端子11を
0.1インチ間隔で格子状に配列するには、四列が最適
なピン端子11の配列形状であるといえる。
【0143】尚、パッケ−ジケ−スの幅が12.7mm
以外の場合、例えば15.24mm、17.8mm及び
25.4mmと概略0.1インチ間隔で増加して構成さ
れるパッケ−ジケ−スに複数のピン端子11をピングリ
ッドアレイ端子形状と同様に配列するには、いずれの場
合においても0.1インチ格子間隔で四列以上に、かつ
最大で(パッケ−ジケ−ス幅÷2.54−1)の式を満
足する列数のピン端子11を並列に配列する形状が望ま
しく、更に外部回路基板22にモジュ−ルをピン端子1
1のみで機械的かつ電気的に安定に接続固定できるピン
端子配列であれば良い。
【0144】以上のように、その内部構造の詳細及びそ
の組み立て方法やモジュ−ル内の素子の実装構造を説明
した光半導体アレイモジュ−ル100については、上記
の図1〜図3において説明したように、上記光半導体ア
レイモジュ−ル100を構成するパッケ−ジケ−スの複
数の面のうち、レ−ザダイオ−ドアレイ1とIC2とが
内側に直接搭載された面と、この面に対向する面を除く
四面のいずれかの面、本実施の形態では、光ファイバア
レイ3取出面とは反対側の面から延長して形成した端子
部の、上記光ファイバアレイ3取出面とは直交する面
に、ピングリッドアレイ端子を構成する複数のピン端子
11を植立したことにより、ピン端子11の植立数が増
加してもパッケ−ジケ−スを大きくすることなく、光半
導体アレイモジュ−ル100全体としての大型化を避け
ることが可能になる。
【0145】また、ピングリッドアレイ端子を、レーザ
ダイオードアレイ1と光ファイバアレイ3の光結合部か
ら遠ざけた位置に配列し、しかも外部回路基板22へモ
ジュール100を直接固定せずにピングリッドアレイ端
子を介して機械的に固定することにより、外部回路基板
22に実装する時の外力によるパッケージケースの変形
をなくし、光結合の位置ずれのない安定な光伝送を得る
ことができるとともに、複数のピン端子11で構成され
るピングリッドアレイ端子で外部回路基板22に固定さ
れるため、確実かつ強固に光半導体アレイモジュール1
00を固定することができる。
【0146】また、上記光半導体アレイモジュ−ル10
0を構成するパッケ−ジケ−スのうち、上記外部回路基
板22が取り付けられた面と反対側の面、すなわち、そ
の上にレ−ザダイオ−ドアレイ1やその駆動制御回路で
あるIC2等の発熱体が取り付けられたステム4の下側
面には、放熱フィン20を備えた放熱用部材19が直接
接続されており、これによりピングリッドアレイ端子を
備えたにも拘わらず、モジュール100での発熱を効率
よく行うことが可能になっている。
【0147】尚、この放熱用部材19の取り付け位置
は、光半導体アレイモジュ−ル100を構成するパッケ
−ジケ−スを構成する複数の面のうち、その内側に発熱
体を取り付けた面が最も好ましい。
【0148】以上では、光半導体アレイモジュ−ル10
0の単体構造について詳細に説明したが、しかしながら
必要に応じ、上記の光半導体アレイモジュ−ル100を
複数個を同時に使用することが可能である。図4には、
上記の光半導体アレイモジュール100を複数、外部回
路基板22aに取り付けた実装構造と、この光半導体ア
レイモジュール100を外部回路基板22aに実装して
並列光伝送を行う概略システム構成図を示している。こ
のように、上記の光半導体アレイモジュ−ル100は、
単体に限らず、これら複数個を同時に使用する場合にも
使い易い構造となっている。
【0149】上記光半導体アレイモジュール100を複
数個を同時に使用する構成として詳細に説明すると、光
半導体アレイモジュ−ル100は、一枚の外部回路基板
22a上に、複数個が取り付けられ、これらのモジュ−
ル100には夫々放熱用部材19が取り付けられる。す
なわち、夫々の光半導体アレイモジュ−ル100は、ピ
ングリッドアレイ端子を構成するピン端子11を介し
て、外部回路基板22aと電気的かつ機械的に接続され
ると共に、構造的にもその基板22aの表面上に表面実
装の形状で取り付けられ、モジュール100内のレ−ザ
ダイオ−ドアレイ1の駆動制御、信号処理等が行われる
こととなる。
【0150】また、この放熱用部材19には放熱フィン
20が備えられており、これによりレ−ザダイオ−ドア
レイ1及びIC2からの発熱が外部に効率よく放熱され
安定な光伝送を行うことができる。尚、この外部回路基
板22aには、光半導体アレイモジュール100に電気
信号を入出力するLSI63、MPU或いはCPU6
2、及び基板外部との光接続を行う複数個の光コネクタ
23が基板22aの一端に夫々実装されている。この光
コネクタ23は、光半導体アレイモジュール100に接
続固定されている光ファイバアレイ24を構成する個々
の光ファイバの本数に対応した光コネクタ23であり、
例えば12本の光ファイバを束ねて構成された光ファイ
バアレイ24の場合、その端末にMPOコネクタを使用
するのが適しており、基板22aに実装された光半導体
アレイモジュール100の個数に対応した数量が夫々実
装される。
【0151】これらのように、外部回路基板22aに複
数個の光半導体アレイモジュール100を同時に実装し
使用することで、単体の場合に比べ伝送チャネル数を数
倍にできるとともに、大容量の伝送データを並列に高速
伝送することができる。また、この複数個の光半導体ア
レイモジュール100を実装した外部回路基板22a
を、図4上部に示しているように、例えば装置25と装
置25aの間の並列光伝送、及びコンピュータ内・間、
交換機間、光スイッチを用いた交換機、筐体間、或いは
基板間、パーソナルコンピュータ間、ワークステーショ
ン間、更には家庭内映像通信装置、ゲーム機の通信、車
載用制御装置などの通信手段或いは並列光伝送の手段と
して使用することにより、上記と同様に大容量の伝送デ
ータを高速かつ並列に、しかも光であることから外部ノ
イズの影響を受けずに光伝送することできる。
【0152】尚、この図4には、上記光半導体アレイモ
ジュール100を複数個を基板22aに実装して使用す
る場合について説明したが、使用用途や使用環境によっ
ては基板22a上に単体を実装して使用しても問題とは
ならない。また、図に示すように、装置25、25a間
を接続する複数本の光ファイバアレイ24を一束にした
光ファイバアレイコード26で接続することで装置2
5、25aの敷設面積を有効に使え、しかも配線を簡略
化することができる。
【0153】ここで、上記の図1〜図4に説明した本発
明の第1の実施の形態における光半導体アレイモジュ−
ル100について、以下にまとめると、以上のように構
成した光半導体アレイモジュ−ル100では、レ−ザダ
イオ−ドアレイ1とIC2とを収納するパッケ−ジケ−
スを、ステム4と多層の内部回路基板5と側壁9及びこ
の側壁9上端に固定するキャップ10とから構成し、こ
のパッケ−ジケ−スの側壁9に接合固定したレンズアレ
イ板6を介して、レ−ザダイオ−ドアレイ1と光ファイ
バアレイ3とを光結合する。
【0154】レンズアレイ板6を支持固定したレンズア
レイ板支持部材7を、パッケ−ジケ−スの側壁9に、当
該パッケ−ジケ−スの内空間を外部と遮断するように、
その全周を溶接部14により固定し、かつ、パッケ−ジ
ケ−スの内部に搭載したレ−ザダイオ−ドアレイ1と光
結合する光ファイバアレイ3を、パッケ−ジケ−スの外
部に配備する構成とし、更に、パッケ−ジケ−スの側壁
9の上端にキャップ10をシ−ム溶接により固定するこ
とにより、パッケ−ジケ−ス内に搭載したレ−ザダイオ
−ドアレイ1とIC2の間の電気的結合、或いは、レ−
ザダイオ−ドアレイ1とレンズアレイ板6との間の光結
合部を外部から完全に遮断して、気密封止することがで
きる。
【0155】そして、特に、レ−ザダイオ−ドアレイ1
と電気的に接続される複数のピン端子11を、内部回路
基板5上に、光ファイバアレイ3が取り出される方向と
同一の方向に並列に四列の配列で、0.1インチ間隔で
格子状に配列したピングリッドアレイ端子形状と同様に
配備することにより、内部回路基板5上の同一面に集積
して配列でき、しかも、既述のように、かかる構成によ
りモジュ−ル100を大型化せずに数十本のピン端子1
1を配列することができる。
【0156】また、このように、ピン端子11を、広く
一般的に使われているピングリッドアレイ端子形状と同
様に構成することにより、モジュール100の外部回路
基板22への接続の共通仕様化を図ることができるとと
もに、レーザダイオードアレイ1と光ファイバアレイ3
の光結合部から遠ざけた位置にピン端子11を配列し、
しかもピングリッドアレイ端子のみで外部回路基板22
への機械的かつ電気的にモジュール100の接続固定す
る構成であることから、外部回路基板22に実装する時
の外力によるパッケージケースの変形をなくし、光結合
の位置ずれのない安定した光伝送を得ることができる。
【0157】更に、ピン端子11が取り出される面と反
対の面であるステム4の底面21に、放熱フィン20を
備えた放熱用部材19を直接接続することにより、ピン
端子11が接続される外部回路基板22を障害とせず
に、放熱用部材19を取り付けることができ、もって、
レ−ザダイオ−ドアレイ1等からの発熱を効率良く外部
に放出することができる。
【0158】また、レ−ザダイオ−ドアレイ1と、内部
回路基板5に備えたピン端子11との間の電気的接続
を、当該内部回路基板5を構成する多層の基板上に形成
した電気配線12と、IC2を介して行う構造としたこ
とにより、ワイヤボンディングリ−ド13を短くして容
易に取り付け、レ−ザダイオ−ドアレイ1の高速、高周
波駆動を可能とし、しかも、内部回路基板5の層間に形
成した電気配線を調整して複数のピン端子11とレーザ
ダイオードアレイ1のそれぞれの素子間での電気配線長
をほぼ同一とすることにより、レーザダイオードアレイ
1の夫々の素子から発振するレーザ光の伝搬遅延時間の
偏差を小さくすることができ、安定な並列光伝送を行う
ことを可能とした。また、モジュ−ル100を箱型のパ
ッケ−ジケ−ス形状とすることにより、取り扱いや作業
性を容易にできる。
【0159】また、その一部に貫通孔9aを形成する側
壁9の部材と、レンズアレイ板支持部材7及び光ファイ
バアレイガイド8を構成する金属材料とを、同一の金属
材料で構成し、もって、これらを接合するYAGレ−ザ
溶接による接合部14、15、16を同種金属材料とす
ることにより、YAGレ−ザ溶接時の溶接割れや溶接欠
陥を防ぐと同時に、モジュ−ル100が温度変化を受け
てもそれらの接合部で熱応力を発生することはなく、安
定した光結合を得ることができる。さらに、上記光半導
体アレイモジュール100を複数個を同時に基板22a
に実装し使用することで、大容量の伝送データを高速か
つ並列に、しかも外部ノイズの影響を受けずに安定な光
伝送を得ることができる。
【0160】以上により、上記本発明の第1の実施の形
態における光半導体モジュ−ル100の構造やその組立
方法によれば、その取り扱い性や外部回路基板22及び
放熱用部材19への取り付けに優れ、かつ、レ−ザダイ
オ−ドアレイ1の信頼性を確保できるとともに、伝搬遅
延時間の偏差を小さくして並列伝送でき、しかも、ピン
端子11数が増加しても外部回路基板22への実装の共
通仕様化、電気的かつ機械的な接続、及び光結合の位置
ずれが起きないモジュール100の固定を図れ、さらに
は、モジュ−ル100を大型化せずに数十本のピン端子
11を配備できるように構成した、しかも、レーザダイ
オードアレイ1及びIC2の発熱を効率良く放熱できる
ように構成した光半導体アレイモジュ−ル100を得る
ことができることが分かる。
【0161】尚、上記第1の実施の形態では、レンズア
レイ板支持部材7と光ファイバアレイガイド8、或い
は、光ファイバアレイ3と光ファイバアレイガイド8
を、夫々、YAGレ−ザ溶接による接合部15、16に
より接合固定しているが、これら接合部の全周囲をYA
Gレ−ザ溶接、或いは、はんだにより接合固定すること
により、レンズアレイ板6と光ファイバアレイ3との光
結合部を外部から遮断でき、かつ、気密封止することが
できる。すなわち、レ−ザダイオ−ドアレイ1とIC2
を含むレ−ザダイオ−ドアレイ1と光ファイバアレイ3
の光結合部を、完全に外部から遮断して気密封止した光
半導体アレイモジュ−ル100を得ることにより、かか
るモジュール100を高温高湿、或いは、高温環境にお
いて使用しても、その内部素子であるレ−ザダイオ−ド
アレイ1或いはIC2の寿命を低下させることはない。
【0162】続いて、本発明の光半導体アレイモジュ−
ルの第2の実施の形態を図5〜図7により説明する。
尚、この第2の実施の形態は、これらの図からも明らか
となるように、内部回路基板5に備えるピン端子11
と、ステム4の底面21に取り付ける放熱用部材19と
を、同一方向の面に配備した構造を採用したものであ
る。
【0163】即ち、光半導体アレイモジュ−ル200の
構造が、その断面構造を表す断面図である図5と、上面
図を示す図6により示されており、ここで、図5の断面
図は、図6に一点鎖線で示す断面線B−B’に沿って得
られる断面を示している。更に、図7には、上記図5及
び図6に示す光半導体アレイモジュ−ル200の実装構
造を表す側面図である。尚、この第2の実施の形態にお
いても、上記図1〜図4に示したと同一或いは同等の部
材には、同一の符号を付している。
【0164】まず、図5及び図6に示す光半導体アレイ
モジュ−ル200において、この第2の実施の形態が上
記第1の実施の形態と異なる主要な点は、外部回路基板
22と電気的に接続されるピン端子11の取り出し方向
と、放熱用部材19が取り付けられるステム4の底面2
1の方向とを同一方向にしたことである。すなわち、内
部回路基板5に配備される複数のピン端子11を、レ−
ザダイオ−ドアレイ1が搭載されるステム4の底面21
と同一方向から取り出したものである。
【0165】尚、この複数のピン端子11は、上記第1
の実施の形態と同様に、内部回路基板5上に、光ファイ
バアレイ3が取り出される方向と同一の方向に並列に四
列の配列で、0.1インチ間隔で格子状に配列されたピ
ングリッドアレイ端子形状と同様に配備されている。ま
た、図5に示すように、上記の構造的な相違に伴い、パ
ッケ−ジケ−ス内に搭載したレ−ザダイオ−ドアレイ1
とIC2を調整制御するための回路素子18は、内部回
路基板5に配備されたピン端子11の取り出し面と反対
の面に取り付けられることとなる。
【0166】また、図7において、この光半導体アレイ
モジュ−ル200は、パッケ−ジケ−スの一端に接続さ
れた光ファイバアレイ3が取り出される面と直交する面
に配備された複数のピン端子11を介して、電気的にも
機械的にも接続されるように、外部回路基板22に取り
付けられると共に、この外部回路基板22と接続された
ピン端子11の取り出し面と同一の方向の面に、放熱フ
ィン20を備えた放熱用部材19が、モジュ−ル200
に直接接続されるように実装される。すなわち、かかる
構造の光半導体アレイモジュ−ル200では、外部回路
基板22と放熱用部材19とを同一面方向に配備するよ
うに取り付けられる。
【0167】そのため、複数のピン端子11と電気的に
接続される外部回路基板22は、図にも示すように、予
め、放熱フィン20を備えた放熱用部材19上に接続さ
れており、この回路基板22付き放熱用部材19にモジ
ュ−ル200が取り付けられる構造となる。尚、モジュ
−ル200は、複数のピン端子11を外部回路基板22
に接続すると共に、ステム4の底面21を放熱用部材1
9に直接接続されて取り付けられる。
【0168】上記の本発明の第2の実施の形態における
光半導体アレイモジュ−ル200は、その他の構造、そ
の組み立て方法や手順は、上記第1の実施の形態とほぼ
同様である。すなわち、これにより、この第2の実施の
形態によっても、第1の実施の形態と同様の効果が得ら
れることとなる。また、これに加え、モジュ−ル200
に接続される外部回路基板22と放熱用部材19を同一
方向に配備でき、しかも、あらかじめ放熱用部材19に
外部回路基板22を接続し一体部材とすることにより、
モジュ−ル200の取り付け面積を更に小さくできると
共に、取り付けを容易にすることができる効果がある。
【0169】更に、本発明になる光半導体アレイモジュ
−ル300の第3の実施の形態を図8により説明する。
この第3の実施の形態は、図からも明らかなように、上
記図1及び図2に示した第1の実施の形態における光半
導体アレイモジュ−ル100の内部回路基板5に備える
ピン端子11を、更に、パッケ−ジケ−スの両側方向に
まで拡張して配備したものである。尚、この実施の形態
においても、上記第1の実施の形態と同一或いは同等の
部材には、同一の符号が付されている。
【0170】上述のように、この図8に示す光半導体ア
レイモジュ−ル300において第1の実施の形態と異な
る主要な点は、外部との電気接続を行うピン端子11を
パッケ−ジケ−スの両側方向にも配備することである。
すなわち、ステム4上面に設置する内部回路基板5がパ
ッケ−ジケ−スの両側方向に突出する恰好で形成されて
おり、この内部回路基板5上に0.1インチ間隔で配列
したピングリッドアレイ端子形状と同様なピン端子11
が数十本配列されるものである。
【0171】尚、この図8に示す光半導体アレイモジュ
−ル300においては、その他の構造、組み立て方法や
手順、及び、その実装構造は、上記の第1の実施の形態
とほぼ同様である。これにより、本実施の形態によって
も、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られ、ま
た、これに加え、外部との電気接続を行うピン端子11
の数を更に多く配備できることから、更に多種多用な電
気信号の送受信を行うことができると共に、伝送チャネ
ル数を多くでき、かつ、大容量の伝送を行うことができ
る効果がある。
【0172】更に、本発明の第4の実施の形態を図9に
より説明する。図9は、光半導体アレイモジュール40
0の上面図であり、この図からも明らかなように、上記
モジュール400のパッケージケースを構成する内部回
路基板5上に配列された複数のピン端子11を、更にパ
ッケ−ジケ−スの周囲を取り囲むように延長配備したも
のであり、これらの複数のピン端子11の配列が上面図
に示されている。
【0173】尚、この図9に示される光半導体アレイモ
ジュ−ル400においては、上記第1の実施の形態とは
異なり、パッケ−ジケ−スの光ファイバアレイ3取出面
と反対の面だけに上記内部回路基板5の一部を延長して
端子部を形成することなく、更には、パッケ−ジケ−ス
を形成する六面のうち、内側にレ−ザダイオ−ドアレイ
1とIC2を搭載した面(すなわち、ステム4の下面)
と、この面に対向する面(キャップ10)とを除いた、
すなわち、パッケ−ジケ−スを取り囲む四つの面から端
子部を延長して形成し、その表面に上記の複数のピン端
子11を植立し、これにより、ステム4の底面の周囲
に、いわゆるピングリッドアレイ端子を配備したもので
ある。
【0174】すなわち、内部回路基板5の中央には、パ
ッケ−ジケ−ス内に搭載されたレ−ザダイオ−ドアレイ
1とIC2を内面に直接搭載したステム4が位置してお
り、このステム4の周囲に延びた内部回路基板5上に、
複数のピン端子11が配備されたものである。また、複
数のピン端子11は、光ファイバアレイ3が取り出され
る面を含む四つの面から周囲に延びた格好で、少なくと
も二行以上かつ三列以上、隣り合うピン端子11が0.
1インチ間隔でピングリッドアレイ端子形状と同様に配
列されている。これにより、外部回路基板22への接続
を、モジュ−ル400の一平面全体を利用して行うこと
ができ、モジュ−ル400の一端が浮いた状態や、がた
付いた状態での接続を回避して、安定した状態でモジュ
−ル400を取り付けることができる。
【0175】更に、本発明の第5の実施の形態を図10
により説明する。この実施の形態は、内部回路基板5上
に配列された複数のピン端子11の配列形状が、第4の
実施の形態とは更に異なるものである。この複数のピン
端子11の配列を表す上面図が図10に示されている。
尚、この実施の形態においても、上記第4の実施の形態
と同一或いは同等の構成要素には同一の符号が付されて
いる。
【0176】すなわち、図10に示す光半導体アレイモ
ジュ−ル500において、上記第4の実施の形態と異な
る主要な点は、上記複数のピン端子11を、パッケ−ジ
ケ−スの内部を気密封止するキャップ10の周囲ではな
く、その両側(図の上下側)に配備したことである。す
なわち、パッケ−ジケ−スの一部を構成する内部回路基
板5を、パッケ−ジケ−スを形成する六面のうち、上記
光ファイバアレイ3取出面に直交し、かつ、互いに対抗
する二面から延長し、もって、キャップ10を挟んでそ
の両側に、複数のピン端子11を、少なくとも二列以上
で並列に複数列並べて配列し、隣り合うピン端子11が
0.1インチ間隔で、ピングリッドアレイ端子と同様に
配列したものである。また、その他の構造は第4の実施
の形態と同様であり、本実施の形態によっても第4の実
施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0177】尚、上記第4及び第5の実施の形態では、
複数のピン端子11を、レ−ザダイオ−ドアレイ1とI
C2を内面に直接搭載したステム4の底面、或いは、パ
ッケ−ジケ−スの内部に搭載したレ−ザダイオ−ドアレ
イ1とIC2を気密封止するためのキャップ10の両側
に配備する構成としているが、更に、上記第5の実施の
形態では、このピン端子11の植立方向を上記とは反対
とし、すなわち、ピン端子11と放熱用部材19の取り
付け方向を同一方向とした場合にも、ピン端子11をこ
の放熱用部材19の両側に配列することにより、上記の
実施例と同様の効果を得ることができる。
【0178】更に、本発明の第6の実施の形態を図11
により説明する。この第6の実施の形態は、光半導体ア
レイモジュ−ルを構成するレ−ザダイオ−ドアレイ1
を、上記第1の実施の形態のような別配置としたのとは
異なり、IC2の上面に搭載したものである。
【0179】図11には、第6の実施の形態における光
半導体アレイモジュ−ルの要部である、レ−ザダイオ−
ドアレイ1とIC2の取り付け構造部分の詳細が縦断面
により示されている。尚、この実施の形態においても、
上記第1の実施の形態と同一或いは同等の部材には同一
の符号が付されている。
【0180】この図11において、上記第1の実施の形
態と異なる主要な点は、ステム4の上面にIC2を搭載
し、更に、そのIC2の上面にレ−ザダイオ−ドアレイ
1を搭載することである。すなわち、ステム4の上面に
設けた電気配線上の所定位置にIC2を固定し、更に、
そのIC2の上面の電気配線上の所定位置にレ−ザダイ
オ−ドアレイ1を固定するものである。尚、図にも示す
ように、上記IC2とレ−ザダイオ−ドアレイ1との
間、更には、IC2と内部回路基板5との間は、夫々、
ワイヤ−ボンディングリ−ド13により電気的に接続さ
れている。
【0181】尚、この第6の実施の形態においては、そ
の他の構造、組み立て方法や手順、及び、その実装構造
は、上記第1の実施の形態とほぼ同様である。これによ
り、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られる。ま
た、これらの効果に加え、レ−ザダイオ−ドアレイ1と
IC2とを一体化することができることから、ワイヤボ
ンディングリ−ド13を更に短く取り付けることができ
ると共に、リードの短縮によるレ−ザダイオ−ドアレイ
1の更なる高速、高周波駆動を可能にすることができる
という効果もある。また、レ−ザダイオ−ドアレイ1と
IC2との一体化により、同時に、モジュ−ルの小型
化、高集積化を図ることができる。
【0182】更に、本発明の第7の実施の形態を図12
により説明する。この図12には、光半導体アレイモジ
ュ−ルの要部である、レンズアレイ6板の構造を表す部
分の詳細が正面図により示されている。この図12で
は、略平板形状からなるレンズアレイ板6に、複数のレ
ンズ6aを、その対角線上に配列している。すなわち、
レンズアレイ板6は、角形の略平板形状であり、このレ
ンズアレイ板6の対角線上にレンズ6aの中心を一致さ
せるように等間隔に配列したものである。これにより、
略平板形状の側面と略平行になるように複数のレンズ6
aを配列させる構成よりも、より多くの個数のレンズ6
aを配列することができる。また、レンズ6aの個数が
同じ場合、レンズ6aを対角線上に配列する構成にする
ことにより、レンズアレイ板6をより小さくすることが
でき、これにより、レンズアレイ板6を取り付けるレン
ズアレイ板支持部材7の小型化、或いは、これに伴い、
更には光半導体アレイモジュ−ルの小型化をも図ること
ができることとなる。
【0183】更に、本発明の第8の実施の形態を図13
により説明する。これはレンズアレイ板6の構成が異な
るものである。尚、この第8の実施の形態においても、
上記第7の実施の形態と同一或いは同等の部材には同一
の記号を付している。
【0184】この図13からも明らかなように、光半導
体アレイモジュ−ルの要部であるレンズアレイ板6が、
上記第7の実施の形態のレンズアレイ板6と異なる主要
な点は、第7の実施の形態の角形の略平板形状のレンズ
アレイ板6に対し、これを六角形の略平板形状のレンズ
アレイ板66としたことであり、更に、この六角形の対
角線上に複数のレンズ6aを、その中心を一致させるよ
うに等間隔に配列していることである。その他の構造
は、上記第7の実施の形態と同様であり、本実施の形態
によっても第7の実施の形態と同様の効果を得ることが
できる。
【0185】最後に、本発明の第9の実施の形態を図1
4及び図15により説明する。この光半導体アレイモジ
ュ−ルでは、上記にも説明したレンズアレイ板60を支
持するためのレンズアレイ板支持部材7を、少なくとも
二つの金属材料からなる部材で構成したものであり、こ
の実施の形態においても、やはり、上記第1の実施の形
態と同一或いは同等の部材には、同一の符号を付してい
る。
【0186】まず、図14に示すレンズアレイ板支持部
材7において、上記第1の実施の形態と異なる主要な点
は、このレンズアレイ板支持部材7を少なくとも二つの
金属材料からなる部材で構成したことである。すなわ
ち、レンズアレイ板支持部材7は、レンズアレイ板6を
取り付ける部分7aと、パッケ−ジケ−スの側壁9に接
合固定される部分7bとが、夫々、異なる金属材料で構
成されており、夫々の金属材料は、レンズアレイ板6が
構成されるガラス材料及びパッケ−ジケ−スの側壁9が
構成される金属材料との熱膨張率差が3×10−6/℃
以下である金属材料で構成される。すなわち、レンズア
レイ板6を構成するガラス材料とパッケ−ジケ−スの側
壁9を構成する金属材料とが大きく異なる熱膨張率を有
する場合でも、レンズアレイ板支持部材7を少なくとも
二つの金属材料からなる部材で構成することにより、レ
ンズアレイ板6及びパッケ−ジケ−ス側壁9への接合固
定を良好に行うことができるものである。
【0187】また、このレンズアレイ板支持部材7は、
金属粉末を焼結成形させる金属射出成形法により構成し
ても良く、更には、これに限定されず、例えば、銀ろう
付けや、或いは図15に示すようなレンズアレイ板支持
部材77を二重円筒管77a、77bにより構成し、こ
れを機械加工して形成しても良い。また、レンズアレイ
板支持部材7、77を構成する夫々の金属材料として
は、例えばレンズアレイ板6側をステンレス鋼のSUS
430とし、パッケ−ジケ−ス側壁9側をFe−Ni−
Co合金であるコバ−ルとするのが好ましく、この他
に、上記熱膨張率差を満足する金属材料の組み合わせで
構成しても良い。また、パッケ−ジケ−スの側面9側を
Fe−Ni−Co合金のコバ−ルで構成した場合、YA
Gレ−ザ溶接部の溶接欠陥等を防止することから、パッ
ケ−ジケ−ス側壁9の貫通孔9aを構成する金属材料、
上記多層構造からなる内部回路基板5を構成する金属
層、更には、上記光ファイバアレイガイド8を構成する
金属材料についても、夫々、コバ−ル等の上記熱膨張率
差を満足する金属材料の組み合わせとすることが望まし
い。
【0188】尚、上記第1〜第6の実施の形態では、複
数の半導体発光素子としてレ−ザダイオ−ドアレイ1を
用いたが、これに限定されるものでなく、例えば複数の
半導体発光素子からなる発光ダイオ−ドアレイ、或い
は、複数の半導体受光素子であるフォトダイオ−ドアレ
イ等の他の光半導体アレイ素子でも良く、これらを用い
た場合でも上記実施の形態と同様の効果を得る。
【0189】また、上記第1及び第2の実施の形態で
は、側壁9の貫通孔9aを構成する部材と、レンズアレ
イ板支持部材7及び光ファイバアレイガイド8とを構成
する金属材料として、ステンレス構のSUS430を使
用しているが、これに限定されるものでなく、例えばF
eとNiの合金であるFe−50%Ni、或いはFeと
NiとCoの合金であるコバールで構成しても良く、こ
れらの場合にも同様の効果を得る。
【0190】更に、上記第1〜第3の実施の形態では、
ステム4を銅とタングステンの合金で構成したものとし
て説明しているが、これに限定されるものでなく、例え
ばこれをアルミニウムと炭化珪素の合金、窒化アルミニ
ウム、アルミニウムとシリコンの合金、銅とインバ−複
合金属、或いは、シリコン等で構成しても良く、これら
の場合にも同様の効果を得る。
【0191】また上記第1〜第5の実施の形態では、内
部回路基板5をセラミックス基板を多層積層して構成し
ているが、例えば、そのセラミックスとしては窒化アル
ミニウム、或いは、炭化珪素が好ましく、また、この材
質はセラミックスに限定されるものでなく、セラミック
スに代えて、例えばガラス、シリコン等で構成しても良
く、これらの場合も同様の効果を得る。
【0192】また上記第1〜第5の実施の形態では、複
数のピン端子11をピングリッドアレイ端子形状として
配列した実施の形態について説明しているが、上記第1
〜第5の実施の形態に示したピン端子11の配列形状に
限定されるものでなく、これら以外のピングリッドアレ
イ端子形状で構成される複数のピン端子11の配列で構
成されても良く、これらの場合も同様の効果を得る。
【0193】また上記第1〜第6の実施の形態では、例
えば12個の半導体発光素子を横一列に等間隔に並べて
構成したレ−ザダイオ−ドアレイ1と12本のシングル
モ−ド光ファイバを並列に等間隔に並べた光ファイバア
レイ3を光結合し12チャネルの伝送デ−タを同時に並
列光伝送する光半導体アレイモジュ−ルについて説明し
ているが、これに限定されるものでなく、例えば4チャ
ネル、6チャネル、8チャネル、10チャネルなど複数
の伝送デ−タを並列光伝送する光半導体アレイモジュ−
ルで構成しても良く、これらの場合も同様の効果を得
る。
【0194】
【発明の効果】以上の詳細な説明からも明らかなよう
に、本発明の光半導体アレイモジュ−ルとその組み立て
方法、及び、その外部基板実装構造によれば、上記の従
来技術における問題点を解消し、すなわち、モジュ−ル
の取り扱い性や、外部回路基板及び放熱用部材への取り
付け性に優れ、内蔵する半導体発光・受光素子アレイの
信頼性を確保することが可能な光半導体アレイモジュ−
ルとその組み立て方法、及び、その外部基板実装構造が
提供される。
【0195】より詳細には、本発明によれば、レ−ザダ
イオ−ドアレイと電気的に接続した複数のピン端子をピ
ングリッドアレイ端子形状で配列し、このピン端子をパ
ッケ−ジケ−スの側面の少なくとも一つの面から延長し
て形成し、この端子部の面上に植立する構造とし、ピン
端子数が数十本に増加した場合にもパッケージケースを
含むモジュールを大型化することなく、所望の間隔でピ
ン端子を配置することが可能になり、このピン端子をピ
ングリッドアレイ端子形状に配備することにより、広く
一般に使われている回路基板への接続を共通仕様化して
行うことができ、しかも、外部回路基板に特別に放熱用
部材を取り付けた構造とすることはなく、ピン端子を障
害とせずに放熱用部材を直接接続できるため、モジュ−
ルの放熱を効率良く行い、外部回路基板へのモジュ−ル
実装面積をモジュ−ルの外形寸法とほぼ同じにすること
ができ、更に、外部回路基板への接続をピン端子を挿入
することでモジュールを機械的かつ電気的に、容易かつ
確実に接続固定を行うことができ、パッケージケースの
変形をなくし位置ずれによる光結合の劣化を引き起こさ
ない安定な光伝送を得るという優れた効果を発揮する。
【0196】また、上記の本発明により提案される光半
導体アレイモジュ−ルとその組み立て方法、及び、その
外部基板実装構造のより具体的な構成によれば、パッケ
−ジケ−スの側壁にレンズアレイ板支持部材を接合固定
し、かつ、パッケ−ジケ−ス内部に搭載した半導体発光
・受光アレイ素子と光結合する光ファイバアレイをパッ
ケ−ジケ−ス外部に配備し、更にパッケ−ジケ−スの側
壁上端に蓋を固定することにより、パッケ−ジケ−ス内
の半導体発光・受光アレイ素子とICを気密封止するこ
とで内部素子の環境による劣化を防止することができ、
更に、レ−ザダイオ−ドアレイとピン端子とをモジュ−
ルの内部回路基板を介して電気的に接続することによ
り、ワイヤボンディングリ−ドでの接続距離を短くかつ
同一長にでき、レ−ザダイオ−ドアレイの高速、高周波
駆動、及び伝搬遅延時間の偏差を小さくした安定な並列
光伝送を行うことができる。また、モジュ−ルを箱型の
パッケ−ジケ−ス形状とすることにより、取り扱いや作
業性を容易にすることができ、また、光ファイバとして
シングルモ−ドファイバを使用することにより、低伝送
損失で高速・長距離伝送を実現でき、モジュ−ルの大容
量伝送を図ることができる等の効果もある。
【0197】本発明によれば、パッケ−ジの側壁にレン
ズアレイホルダ−を接合固定し、かつ、パッケ−ジ内部
に搭載した半導体発光・受光素子アレイと光結合する光
ファイバアレイをパッケ−ジ外部に配備し、更にパッケ
−ジの側壁上端に蓋を固定することにより、パッケ−ジ
内の半導体発光・受光素子アレイとICを気密封止する
ことができる。また、半導体発光・受光素子アレイと電
極リ−ドとを電極基板部材の電気配線と電子装置を介し
て接続することにより、ボンディング線を短く容易に取
り付けることができ、半導体発光・受光素子アレイを高
速、高周波で駆動することができる。更に、電極リ−ド
を電極基板部材上面の一平面からのみ取り出すことによ
り、パッケ−ジの両側から横方向に出す従来のようにリ
−ドを一列に配列する必要がなくなり、またこのとき、
DIP型パッケ−ジと同様のピン配置及びピン間隔で形
成するので、集積した恰好で電極リ−ドを配列でき、し
かも他の集積回路基板への取り付けの共通化を図ること
ができる。更に、電極リ−ドが取り出される方向と逆の
方向に放熱部材であるステムを配備することにより、集
積回路基板と放熱フィンへの接続をモジュ−ルの上面と
下面に分けて行え、集積回路基板への実装とモジュ−ル
の放熱を容易かつ効率良く行うことができる。また、モ
ジュ−ルを箱型のパッケ−ジ形状とすることにより、取
り扱いや作業性を容易することができる。
【0198】よって、モジュ−ルの取り扱い性や集積回
路基板及び放熱フィンへの実装性に優れ、かつ、半導体
発光・受光素子アレイの信頼性を確保できる光半導体ア
レイモジュ−ル及びその組み立て方法を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である光半導体アレ
イモジュ−ル内部構造を示す図2のA−A’断面での断
面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態である光半導体アレ
イモジュ−ルの上面図である。
【図3】上記本発明の第1の実施の形態である光半導体
アレイモジュ−ルの外部基板への実装構造を表す側面図
である。
【図4】図1の光半導体アレイモジュールの複数個を同
時に使用して構成した光半導体アレイモジュールの並列
光伝送システムを表す概略システム構造図。
【図5】本発明の第2の実施の形態である光半導体アレ
イモジュ−ルの構造を示もので、図6のB−B’断面で
の断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態である上記光半導体
アレイモジュ−ルの構造を示す上面図である。
【図7】図6の光半導体アレイモジュ−ルの外部基板へ
の実装構造を表す側面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態である光半導体アレ
イモジュ−ルの構造を示す上面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態である光半導体アレ
イモジュ−ルのピン端子構造を示す上面図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態である光半導体ア
レイモジュ−ルのピン端子構造を示す上面図である。
【図11】本発明の第6の実施の形態である半導体発光
・受光アレイ素子とICの取り付け構造を表す部分拡大
図である。
【図12】本発明の第7の実施の形態であるレンズアレ
イ板の構造を示す正面図である。
【図13】本発明の第8の実施の形態であるレンズアレ
イ板の構造を示す正面図である。
【図14】本発明の第9の実施の形態であるレンズアレ
イ板支持部材の構造を示す縦断面図である。
【図15】本発明の第9の実施の形態である他のレンズ
アレイ板支持部材の構造を表す縦断面図である。
【図16】従来技術による光半導体アレイモジュ−ルの
構造を示す斜視図である。
【図17】他の従来技術による光半導体アレイモジュ−
ルの構造を表す図のC−C’断面での図とその上面図で
ある。
【図18】更に他の従来技術による光半導体モジュ−ル
の構造を表す断面図である。
【符号の説明】
100、200、300、400、500…光半導体ア
レイモジュ−ル、1…レ−ザダイオ−ドアレイ、2…I
C、3…光ファイバアレイ、4…ステム、4a…溝、5
…内部回路基板、6…レンズアレイ板、6a…レンズ、
66…レンズアレイ板、7、77、…レンズアレイ板支
持部材、7a、7b、77a、77b…レンズアレイ板
支持部材構成部材、8…光ファイバアレイガイド、9…
側壁、9a…貫通孔、10…キャップ、11…ピン端
子、12…電気配線、13…ワイヤ−ボンディングリ−
ド、14、15、16…溶接部、17…光ファイバアレ
イ先端、18…回路素子、19…放熱用部材、20…放
熱フィン、21…ステムの底面、22、22a…外部回
路基板、23…光コネクタ、24…光ファイバアレイ、
25、25a…装置、26…光ファイバアレイコード、
59、63…LSI、60…トランジスタ、61…コン
デンサ、62…MPU、CPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 和弘 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所光技術開発推進本部内 (72)発明者 西山 信蔵 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所光技術開発推進本部内 (72)発明者 鬼頭 繁文 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所光技術開発推進本部内 (72)発明者 高井 厚志 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所光技術開発推進本部内 (72)発明者 三浦 篤 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所光技術開発推進本部内 (72)発明者 刀祢平 高一郎 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所光技術開発推進本部内

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の半導体発光素子或いは複数の半導体
    受光素子を備えてなる光半導体アレイ素子と、この光半
    導体アレイ素子を駆動制御する電子装置と、前記光半導
    体アレイ素子と前記電子装置とを内部に収納する立方体
    形状のパッケ−ジケ−スと、前記光半導体アレイ素子に
    光学的に結合された光ファイバアレイと、前記光ファイ
    バアレイを前記立方体形状のパッケ−ジケ−スの一面に
    保持固定する支持部材と、前記光半導体アレイ素子と前
    記光ファイバアレイとの間を光学的に結合させる手段
    と、前記電子装置に外部回路基板を電気的に外部接続す
    るための複数のピン端子を有する端子部を備えた光半導
    体アレイモジュ−ルにおいて、前記端子部を、前記パッ
    ケ−ジケ−スの前記光半導体アレイ素子と前記電子装置
    を内側に搭載する面とこれに対向する面を除く面の少な
    くとも一つの面から延長して形成し、かつ、前記複数の
    ピン端子を、前記光ファイバアレイが取り出される面と
    直交する前記端子部の面上に植立して配置し、もって、
    前記電子装置は前記複数のピン端子を介して前記外部回
    路基板に実装され、かつ、電気的に配線されていること
    を特徴とする光半導体アレイモジュ−ル。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記複数のピン端子を
    植立した前記端子部を、(1)前記パッケ−ジケ−スの
    前記光ファイバアレイが取り出される面とは反対側の面
    から、及び/または(2)前記パッケ−ジケ−スの前記
    光ファイバアレイが取り出される面を除く複数の面か
    ら、及び/または(3)前記パッケ−ジケ−スの前記光
    ファイバアレイが取り出される面と、これとは反対側の
    面とを除いた複数の面から延長して形成したことを特徴
    とする光半導体アレイモジュ−ル。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記パッケ−ジケ−ス
    の前記光半導体アレイ素子と前記電子装置を内側に搭載
    する面に、放熱部材を取り付けたことを特徴とする光半
    導体アレイモジュ−ル。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記端子部から植立し
    た前記複数のピン端子を、(1)前記パッケ−ジケ−ス
    の前記光半導体アレイ素子と前記電子装置を搭載する面
    方向に向けて植立し、及び/または(2)前記パッケ−
    ジケ−スの前記光半導体アレイ素子と前記電子装置を内
    側に搭載する面とは反対側の面方向に向けて植立したこ
    とを特徴とする光半導体アレイモジュ−ル。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記端子部の面上に植
    立された前記複数のピン端子は、少なくとも二列以上、
    並列に並べて植立されていることを特徴とする光半導体
    アレイモジュ−ル。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記端子部の面上に植
    立された前記複数のピン端子は、少なくとも三行以上か
    つ三列以上の配列で植立されていることを特徴とする光
    半導体アレイモジュ−ル。
  7. 【請求項7】請求項5または6において、前記端子部の
    面上に植立されるピン端子は、隣り合うピン端子との中
    心間隔が1.0mmから3.0mmの範囲内に配置され
    ていることを特徴とする光半導体アレイモジュ−ル。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記端子部の面上に植
    立されるピン端子は、隣り合うピン端子との中心間隔が
    2.54mmとなるようにしてなることを特徴とする光
    半導体アレイモジュ−ル。
  9. 【請求項9】請求項1において、前記光半導体アレイ素
    子と前記電子装置とを内部に収納する立方体形状のパッ
    ケ−ジケ−スを、外部から遮断して気密封止するように
    構成したことを特徴とする光半導体アレイモジュ−ル。
  10. 【請求項10】請求項1において、前記複数のピン端子
    を植立する前記端子部を、前記パッケ−ジケ−スの一部
    を構成する部材の一部により構成することを特徴とする
    光半導体アレイモジュ−ル。
  11. 【請求項11】請求項1において、前記端子部の前記ピ
    ン端子が植立された面と反対の面に、前記電子装置の電
    気的特性を調整するための回路素子を取り付けてなるこ
    とを特徴とする光半導体アレイモジュ−ル。
  12. 【請求項12】請求項1において、前記パッケ−ジケ−
    スの一部を構成し、かつ、その内面には前記光半導体ア
    レイ素子または前記電子装置を搭載する部材は、銅とタ
    ングステンの合金、アルミニウムと炭化珪素の合金、窒
    化アルミニウム、アルミニウムとシリコンの合金、銅と
    インバ−複合金属、及び、シリコンのうちの少なくとも
    1つの材料により形成されていることを特徴とする光半
    導体アレイモジュ−ル。
  13. 【請求項13】請求項10において、前記パッケ−ジケ
    −スの一部を構成し、かつ、その一部で前記端子部を構
    成する部材は、表面に電気配線が可能な基板を複数積層
    した多層構造体から構成されていることを特徴とする光
    半導体アレイモジュ−ル。
  14. 【請求項14】請求項13において、前記パッケ−ジケ
    −スの一部を構成し、かつ、その一部で前記端子部を構
    成する多層構造の部材は、セラミックス、ガラス、シリ
    コンのうちの少なくとも1つの材料と、Fe−Ni−C
    o合金を含む金属導体との組み合わせにより構成されて
    いることを特徴とする光半導体アレイモジュ−ル。
  15. 【請求項15】請求項13において、前記パッケ−ジケ
    −スの一部を構成し、かつ、その一部で前記端子部を構
    成する多層構造の部材は、前記電子装置を介して前記光
    半導体アレイ素子と前記ピン端子とを電気的に接続させ
    る電気配線を有していることを特徴とする光半導体アレ
    イモジュ−ル。
  16. 【請求項16】請求項1において、前記半導体アレイ素
    子と前記光ファイバアレイとの間を光学的に結合させる
    手段は、前記光半導体アレイ素子の素子数と対応する数
    のレンズを直線上に配置してなるレンズアレイ板により
    構成してなることを特徴とする光半導体アレイモジュ−
    ル。
  17. 【請求項17】請求項16において、前記レンズアレイ
    板は、角型の略平板形状で、複数のレンズが角型平板の
    対角線上に等間隔で整列されていることを特徴とする光
    半導体アレイモジュ−ル。
  18. 【請求項18】請求項16において、前記レンズアレイ
    板を支持するレンズアレイ板支持部材は、前記レンズア
    レイ板が直接固定される部材と前記パッケ−ジケ−スの
    側壁に接合固定される部材の、少なくとも二つの金属材
    料の部材から形成されていることを特徴とする光半導体
    アレイモジュ−ル。
  19. 【請求項19】複数の半導体発光素子或いは複数の半導
    体受光素子からなる半導体アレイ素子のうち少なくとも
    一方と、この少なくとも一方の半導体アレイ素子を駆動
    する電子装置と、前記少なくとも一方の半導体アレイ素
    子に光学的に結合され、光伝送を行う複数の光ファイバ
    からなる光ファイバアレイと、前記少なくとも一方の半
    導体アレイ素子と前記光ファイバアレイとを光伝送関係
    にあるように光学的に結合させる複数のレンズからなる
    レンズアレイと、このレンズアレイを支持固定するとと
    もに前記少なくとも一方の半導体アレイ素子と前記電子
    装置を収納するパッケ−ジに接続されたレンズアレイ支
    持部材と、前記光ファイバアレイを支持固定するととも
    に前記レンズアレイ支持部材を介してパッケ−ジに接続
    された光ファイバアレイ支持部材とを有する光半導体ア
    レイモジュ−ルにおいて、前記少なくとも一方の半導体
    アレイ素子と前記電子装置とを収納するパッケ−ジは、
    前記少なくとも一方の半導体アレイ素子が搭載される放
    熱部材と、前記電子装置が搭載されるとともにこの電子
    装置を介して前記少なくとも一方の半導体アレイ素子と
    電気的に接続される多層の電極基板部材と、前記レンズ
    アレイ支持部材が接続されるとともに前記少なくとも一
    方の半導体アレイ素子と前記電子装置の周囲を囲むよう
    に設けられた側壁と、この側壁の上端に固定され該側壁
    の内側空間を外部と遮断する蓋とから構成され、前記多
    層の電極基板部材に備えられるとともに前記少なくとも
    一方の半導体アレイ素子と電気的に接続される電極リ−
    ドが、前記電極基板部材の一平面からのみ取り出され、
    前記パッケ−ジの側壁上端に固定される蓋と同一方向に
    配備されており、かつ、前記電極リ−ドが取り出される
    方向と逆の方向に前記放熱部材が配備されていることを
    特徴とする光半導体アレイモジュ−ル。
  20. 【請求項20】請求項19において、前記電極基板部材
    に備えられた前記電極リ−ドは、DIP型パッケ−ジの
    電極リ−ドのピン配置及びピン間隔と同等に配列されて
    いることを特徴とする光半導体アレイモジュ−ル。
  21. 【請求項21】請求項19において、前記電極基板部材
    は、前記電子装置を介して前記少なくとも一方の半導体
    アレイ素子と前記電極リ−ドとを電気的に接続させる電
    気配線を有していることを特徴とする光半導体アレイモ
    ジュ−ル。
  22. 【請求項22】請求項19において、前記放熱部材は、
    銅とタングステンの合金、銅、シリコンのうち少なくと
    も1つの材料により構成されていることを特徴とする光
    半導体アレイモジュ−ル。
  23. 【請求項23】請求項19において、前記多層の電極基
    板部材は、セラミックス、ガラス、シリコンのうち少な
    くとも1つの材料により構成されていることを特徴とす
    る光半導体アレイモジュ−ル。
  24. 【請求項24】請求項19において、前記レンズアレイ
    は、角型の略平板形状で、複数のレンズが角型平板の対
    角線上に等間隔で整列されていることを特徴とする光半
    導体アレイモジュ−ル。
  25. 【請求項25】請求項19において、前記レンズアレイ
    支持部材は、前記レンズアレイが接続固定される部材と
    前記パッケ−ジの側壁に接合固定される部材の少なくと
    も二つの金属材料の部材から構成されていることを特徴
    とする光半導体アレイモジュ−ル。
  26. 【請求項26】複数の半導体発光素子或いは複数の半導
    体受光素子からなる光半導体アレイ素子と、この光半導
    体アレイ素子を駆動制御する電子装置と、前記光半導体
    アレイ素子と前記電子装置とを内部に収納する立方体形
    状のパッケ−ジケ−スと、前記光半導体アレイ素子に光
    学的に結合された光ファイバアレイと、前記光ファイバ
    アレイを前記立方体形状のパッケ−ジケ−スの一面に保
    持固定する支持部材と、前記光半導体アレイ素子と前記
    光ファイバアレイとの間を光学的に結合させる手段と、
    前記電子装置に外部回路基板を電気的に外部接続するた
    めの複数のピン端子を有する端子部を備えた光半導体ア
    レイモジュ−ルにおいて、前記複数のピン端子を、前記
    端子部の面上に垂直に剣山状に植立して配置したピング
    リッドアレイ(PGA:Pin Grid Arra
    y)端子形状に配列したことを特徴とする光半導体アレ
    イモジュール。
  27. 【請求項27】請求項26において、前記端子部を、前
    記パッケ−ジケ−スの前記光半導体アレイ素子と前記電
    子装置を内側に搭載する面とこれに対向する面を除く面
    の少なくとも一つの面から延長して形成し、かつ、前記
    複数のピン端子を、前記光ファイバアレイが取り出され
    る面と直交する前記端子部の面上に植立して配置し、も
    って、前記電子装置は前記複数のピン端子を介して前記
    外部回路基板に実装され、かつ、電気的に配線されてい
    ることを特徴とする光半導体アレイモジュ−ル。
  28. 【請求項28】請求項26において、前記複数のピン端
    子を植立した前記端子部を、(1)前記パッケ−ジケ−
    スの前記光ファイバアレイが取り出される面とは反対側
    の面から延長して形成し、及び/または(2)前記パッ
    ケ−ジケ−スの前記光ファイバアレイが取り出される面
    を除く複数の面から延長して形成し、及び/または
    (3)前記パッケ−ジケ−スの前記光ファイバアレイが
    取り出される面と、これとは反対側の面とを除いた複数
    の面から延長して形成したことを特徴とする光半導体ア
    レイモジュ−ル。
  29. 【請求項29】請求項26において、前記パッケ−ジケ
    −スの前記光半導体アレイ素子と前記電子装置を内側に
    搭載する面に、放熱部材を取り付けたことを特徴とする
    光半導体アレイモジュ−ル。
  30. 【請求項30】請求項26において、前記端子部から植
    立した前記複数のピン端子を、(1)前記パッケ−ジケ
    −スの前記光半導体アレイ素子と前記電子装置を搭載す
    る面方向に向けて植立し、及び/または(2)前記パッ
    ケ−ジケ−スの前記光半導体アレイ素子と前記電子装置
    を内側に搭載する面とは反対側の面方向に向けて植立し
    たことを特徴とする光半導体アレイモジュ−ル。
  31. 【請求項31】請求項26において、前記端子部の面上
    に植立された前記複数のピン端子は、前記光ファイバア
    レイが取り出される方向と同一の方向に並列に四列の配
    列で植立されていることを特徴とする光半導体アレイモ
    ジュ−ル。
  32. 【請求項32】請求項26において、前記端子部の面上
    に植立された前記複数のピン端子は、少なくとも二列以
    上で並列に複数列並べて植立されていることを特徴とす
    る光半導体アレイモジュ−ル。
  33. 【請求項33】請求項31または32において、前記端
    子部の面上に植立されるピン端子は、隣り合うピン端子
    との中心間隔が1.0mmから3.0mmの範囲内に配
    置されていることを特徴とする光半導体アレイモジュ−
    ル。
  34. 【請求項34】請求項33において、前記端子部の面上
    に植立されるピン端子は、隣り合うピン端子との中心間
    隔が2.54mmとなるように構成されたことを特徴と
    する光半導体アレイモジュ−ル。
  35. 【請求項35】請求項26において、前記光半導体アレ
    イ素子と前記電子装置とを内部に収納する立方体形状の
    パッケ−ジケ−スを、外部から遮断して気密封止するよ
    うに構成してなることを特徴とする光半導体アレイモジ
    ュ−ル。
  36. 【請求項36】請求項26において、前記複数のピン端
    子を植立する前記端子部を、前記パッケ−ジケ−スの一
    部を構成する部材の一部により構成することを特徴とす
    る光半導体アレイモジュ−ル。
  37. 【請求項37】請求項26において、前記端子部の前記
    ピン端子が植立された面と反対の面に、前記電子装置の
    電気的特性を調整するための回路素子を取り付けてなる
    ことを特徴とする光半導体アレイモジュ−ル。
  38. 【請求項38】請求項26において、前記パッケ−ジケ
    −スの一部を構成し、かつその内面には前記光半導体ア
    レイ素子または前記電子装置を搭載する部材は、銅とタ
    ングステンの合金、アルミニウムと炭化珪素の合金、窒
    化アルミニウム、アルミニウムとシリコンの合金、銅と
    インバ−複合金属、及び、シリコンのうちの少なくとも
    1つの材料により形成されていることを特徴とする光半
    導体アレイモジュ−ル。
  39. 【請求項39】請求項36において、前記パッケ−ジケ
    −スの一部を構成し、かつその一部で前記端子部を構成
    する部材は、表面に電気配線が可能な基板を複数積層し
    た多層構造体から構成されていることを特徴とする光半
    導体アレイモジュ−ル。
  40. 【請求項40】請求項39において、前記パッケージケ
    ースの一部を構成し、かつその一部で前記端子部を構成
    するとともに、表面に電気配線が可能な基板を複数積層
    した多層構造体から構成された部材は、前記パッケージ
    ケース内で階段状に構成され、その階段状により表面に
    露出した夫々の層の電気配線部と前記電子装置とが電気
    的に接続されていることを特徴とする光半導体アレイモ
    ジュール。
  41. 【請求項41】請求項39において、前記パッケ−ジケ
    −スの一部を構成し、かつその一部で前記端子部を構成
    する多層構造の部材は、セラミックス、ガラス、シリコ
    ンのうちの少なくとも1つの材料と、Fe−Ni−Co
    合金を含む金属導体との組み合わせにより構成されてい
    ることを特徴とする光半導体アレイモジュ−ル。
  42. 【請求項42】請求項39において、前記パッケ−ジケ
    −スの一部を構成し、かつその一部で前記端子部を構成
    する多層構造の部材は、前記電子装置を介して前記光半
    導体アレイ素子と前記ピン端子とを電気的に接続させる
    電気配線を有していることを特徴とする光半導体アレイ
    モジュ−ル。
  43. 【請求項43】請求項26において、前記半導体アレイ
    素子と前記光ファイバアレイとの間を光学的に結合させ
    る手段は、前記光半導体アレイ素子の素子数と対応する
    数のレンズを直線上に配置してなるレンズアレイ板によ
    り構成したことを特徴とする光半導体アレイモジュ−
    ル。
  44. 【請求項44】請求項43において、前記レンズアレイ
    板は、角型の略平板形状で、複数のレンズが角型平板の
    対角線上に等間隔で整列されていることを特徴とする光
    半導体アレイモジュ−ル。
  45. 【請求項45】請求項43において、前記レンズアレイ
    板を支持するレンズアレイ板支持部材は、前記レンズア
    レイ板が直接固定される部材と前記パッケ−ジケ−スの
    側壁に接合固定される部材の、少なくとも二つの金属材
    料の部材から形成されていることを特徴とする光半導体
    アレイモジュ−ル。
  46. 【請求項46】請求項19記載の光半導体アレイモジュ
    −ルの組み立て方法において、前記放熱部材と前記電極
    リ−ドを備えた電極基板部材及び前記側壁とから構成さ
    れたパッケ−ジに、前記少なくとも一方の半導体アレイ
    素子を前記放熱部材の所定位置に固定するとともに、前
    記電子装置を前記電極基板部材の所定位置に固定し、こ
    の電子装置を介して前記少なくとも一方の光半導体アレ
    イ素子と前記電極基板部材とが電気的に接続されるよう
    にワイヤ−ボンディングを配備した後、前記レンズアレ
    イを支持固定した前記レンズアレイ支持部材を、前記少
    なくとも一方の半導体アレイ素子と前記レンズアレイと
    の光軸線を一致させるように、前記レンズアレイ支持部
    材を光軸と直角をなす面内方向に調整し前記パッケ−ジ
    の側壁に接合固定するとともに、前記パッケ−ジの側壁
    上端に前記蓋を接合固定し前記少なくとも一方の半導体
    アレイ素子と前記電子装置とを気密封止した後、前記レ
    ンズアレイを介して前記少なくとも一方の半導体アレイ
    素子と前記光ファイバアレイとの間にレ−ザ光を通じさ
    せ、前記レンズアレイを介して前記少なくとも一方の半
    導体アレイ素子と前記光ファイバアレイとの光軸線を一
    致させるように、前記光ファイバアレイを光軸方向に調
    整し前記光ファイバアレイ支持部材に接合固定するとと
    もに、前記光ファイバアレイ支持部材を光軸と直角をな
    す面内方向に調整した後、前記光ファイバアレイ支持部
    材を前記レンズアレイ支持部材を介して前記パッケ−ジ
    側壁に接合固定することを特徴とする光半導体アレイモ
    ジュ−ルの組み立て方法。
  47. 【請求項47】複数の半導体発光素子或いは複数の半導
    体受光素子からなる光半導体アレイ素子と、この光半導
    体アレイ素子を駆動制御する電子装置とを立方体形状の
    パッケ−ジケ−スの内部に収納し、光ファイバアレイ支
    持部材に内設した光ファイバアレイを前記パッケージケ
    ースの側面に取り付け、複数のレンズを配列してなるレ
    ンズアレイ板を介して、前記光ファイバアレイの端部を
    前記光半導体アレイ素子に光結合してなる光半導体アレ
    イモジュ−ルを組み立てる方法であって、パッケ−ジケ
    −スの一部を構成し、その一部に複数のピン端子を植立
    し、かつ、前記電子装置を搭載した基板を、やはりパッ
    ケ−ジケ−スの一部を構成する側壁と共に、パッケ−ジ
    ケ−スの底部を構成する板状の固定部材の内面に搭載
    し、前記光半導体アレイ素子を前記板状の固定部材の表
    面上の所定の位置に、前記電子装置を前記基板の表面の
    所定の位置に搭載し、これら光半導体アレイ素子と前記
    電子装置との間を電気接続した後、前記レンズアレイ板
    を固定したレンズアレイ板支持部材を前記側壁に取り付
    け、更に、前記側壁面の上端に蓋を取り付けて気密封止
    し、そして、前記光ファイバアレイ支持部材に固定した
    前記光ファイバアレイを前記パッケージケースの側面に
    取り付ける光半導体アレイモジュ−ルの組み立て方法に
    おいて、前記レンズアレイ板を固定した前記レンズアレ
    イ板支持部材を、前記側壁に取り付ける際、前記光半導
    体アレイ素子の複数の発光素子の一部を発光させて前記
    レンズアレイ板の位置を、前記光半導体アレイ素子の個
    々の素子と前記レンズアレイ板に配列された個々のレン
    ズとの光軸線が一致するように調整して溶接により接合
    固定し、その後、前記レンズアレイ板を通過してくるレ
    −ザ光と前記光ファイバアレイとの間で光結合調整を行
    って、前記光ファイバアレイ支持部材を前記レンズアレ
    イ板支持部材を介して前記パッケ−ジケ−スの前記側壁
    に溶接により接合固定することを特徴とする光半導体ア
    レイモジュ−ルの組み立て方法。
  48. 【請求項48】光半導体アレイモジュ−ルを外部回路基
    板に実装する光半導体アレイモジュ−ルの外部基板実装
    構造であって、請求項26に記載の光半導体アレイモジ
    ュ−ルを、前記光半導体アレイモジュールの端子部に備
    えたピン端子を前記外部回路基板に機械的かつ電気的に
    接続し、かつ、前記光半導体アレイモジュ−ルには、前
    記光半導体アレイ素子と前記電子装置を内側に搭載する
    面に放熱用部材が接続固定されていることを特徴とする
    光半導体アレイモジュ−ルの外部基板実装構造。
  49. 【請求項49】請求項48において、前記外部回路基板
    に機械的かつ電気的に接続する前記光半導体アレイモジ
    ュールは、前記光半導体アレイモジュールの端子部に備
    えた前記複数のピン端子のみで接続固定されていること
    を特徴とする光半導体アレイモジュールの外部基板実装
    構造。
  50. 【請求項50】光半導体アレイモジュ−ルを駆動・制御
    して並列光伝送する光半導体アレイモジュ−ルの並列光
    伝送システムであって、請求項1に記載の光半導体アレ
    イモジュールを、コンピュータ内・間、交換機、光スイ
    ッチ、装置内・間、筐体間、ボード間、パーソナルコン
    ピュータ、ワークステーション、家庭内映像・通信装
    置、ゲーム機、車載用制御装置、の通信手段或いは並列
    光伝送の手段として使用したことを特徴とする光半導体
    アレイモジュールの並列光伝送システム。
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