JP2004101997A - 多チャネル光通信モジュール - Google Patents

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Takeshi Sakamoto
坂本 健
Naoya Kukutsu
久々津 直哉
Nobuyuki Tanaka
田中 伸幸
Tomoaki Kawamura
川村 智明
Shinji Koike
小池 真司
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Abstract

【課題】複雑な光学アライメント工数が不要で、キャビティサイズが小さく、光半導体素子を安定動作可能な温度に保つことができ、各チャネルにそれぞれ独立した光半導体素子を搭載する多チャネル光通信モジュールを提供する。
【解決手段】各チャネルに、各々独立した半導体レーザ22と光学部材とを備えた光学アセンブリ20と、光学アセンブリの各チャネルヘの光の入出カを行う光ファイバ30と、光学アセンブリを封止する封止部材とを有し、更に、光ファイバ30を通す貫通穴41を備えたコの字型部材40が、封止部材として他の封止部材から独立して設けられ、光学アセンブリ20の各チャネルに、光ファイバ30が光軸を調整されて接合された後に、光ファイバ30が、コの字型部材40の貫通穴41に通されて、光学アセンブリ20が封止された多チャネル光通信モジュール。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信モジュールに関し、特に、複数チャネルのデータを同時に伝送するための多チャネルの光通信モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の通信トラフィックの増加に伴い、光通信モジュールの高速化、大容量化への要求は高まる一方である。
【0003】
光通信モジュールの大容量化のための手法として、複数の伝送路を用いる多チャネル化が考えられる。これは、伝送路を2本、3本と複数本用いることにより、伝送容量を2倍、3倍と複数倍に増加させるという発想に基づく。この場合、光部品点数の増加を避けるために一つの半導体チップ上に複数の発光素子あるいは受光素子を作りこんだ「光半導体アレイ」を用いることが多い。
【0004】
光半導体アレイを用いた多チャネル光通信モジュールでは、隣接チャネルとの配線の間隔が光半導体アレイの素子間隔により決まり、250μm程度の狭いピッチで高速信号線を配線する必要がある。隣接チャネルとの配線間隔の狭さは、高周波領域において大きなチャネル間クロストークを引き起こし、高速伝送特性を著しく悪化させる。さらに、光半導体素子を駆動するためのレーザドライバやアンプなどと言った半導体電子デバイスを並べる場合、これらを250μm程度といった狭い間隔で並べることは困難であり、数mmの間隔が必要となる。このため、光半導体素子と半導体電子デバイスを接続する配線にはピッチ変換のための十分な長さが必要となる(非特許文献1参照)。又、この光半導体素子と半導体電子デバイス間の配線の長さも高周波特性を劣化させる大きな原因となる。
【0005】
上記理由により、アレイ化された光半導体チップを用いた場合は、単チャネルの光半導体素子を用いた通信モジュールに比ベチャネル当たりの信号速度を低くせざるを得ず、チャネル数を増やしても伝送容量がそれほど大きくできない問題があった。
【0006】
これらの問題を解決するため、アレイ化された光半導体チップを用いず、各チャネルにそれぞれ独立した光半導体チップ(素子)を搭載する多チャネル光通信モジュールが考えられる。この場合、チャネル間ピッチは任意に設定でき、ピッチを2mm程度まで広げれば、チャネル間クロストークの問題は起こりにくい。又、チャネル間ピッチを2mm程度まで広げれば、光半導体素子のチャネル間ピッチと光半導体素子を駆動する半導体電子デバイスのチャネル間ピッチも揃えられるため、この両者をつなぐ配線にピッチ変換が不要となり、配線の短縮化が可能である。このため、アレイ化された光半導体チップを用いた多チャネル光通信モジュールにくらべ、各チャネルにそれぞれ独立した光半導体チップ(素子)を搭載する多チャネル光通信モジュールでは、チャネルあたりの信号速度を高くできる。
【0007】
【非特許文献1】
K. Katsura et al.、Packaging for a 40−channel Parallel OpticalInterconnection Module with an over 25−Gbs throughput、第48回ECTC(Proc 48th Electronic Components and Technology Conf.)、1998年、p.755−761
【非特許文献2】
河野健治著「光結合系の基礎と応用」現代工学社、1991年1月25日、p.89
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、各チャネルにそれぞれ独立した光半導体チップ(素子)を搭載する多チャネル光通信モジュールでは、以下に述べるような問題がある。
【0009】
(1)組みたて工数が複雑であり、高コスト化を招く。
光通信モジュールでは、湿度による光半導体素子の劣化を防止するため、外気を遮断する「封止」機能がパッケージに求められる。更に、封止されたパッケージ内の光半導体素子から出射された光を、パッケージの外部に取り出さなければならない。そのため、一般的な光ファイバを用いた光通信モジュールでは、封止されたパッケージ内の光半導体素子から出射された光を、レンズによって収束光線あるいは平行光線に変換し、この光線を封止されたパッケージの壁面に設けられた透明窓から封止空間の外部に取りだす。そして、外部に取り出した光線を、光ファイバ、あるいはレンズ付き光ファイバに導入する。この時、外部に取り出した光線を効率良く光ファイバに結合させるため、光ファイバをアライメントして光通信モジュールのパッケージに固定する必要がある。
【0010】
この手法では、初めに光半導体素子とレンズを位置決めして固定したブロックを作製し、これをパッケージ内部に固定した後、さらにファイバをアライメントしてパッケージに固定するという組みたて手順が必要となり、組みたて工数が複雑になる。又、パッケージを基準としてファイバがアライメントされるため、パッケージに高い寸法精度が必要となり、モジュールの高コスト化を招く。
【0011】
(2)封止空間の拡大により、高周波特性の悪化を引き起こす。
光ファイバをパッケージにアライメントして固定する手法としては、パッケージと光ファイバの両方にフランジ付きのスリーブを設ける方法が広く用いられる(非特許文献2参照)。両者のフランジ面を擦りあわせるように動かし、結合効率が最大になる点で両者を固定することによりアライメントが行われる。
【0012】
この手法ではスリーブのフランジ径が3〜4mmほど必要であり、更に、多チャネル光通信モジュールでは複数のフランジを並べなくてはならないため、チャネル間ピッチを狭める障害となる。又、組立の際に、隣接チャネルのフランジやファイバを避けて、ファイバ側のフランジを掴むチャックやフランジ固定用のYAG溶接のレーザ光を取りまわせるようにするため、さらに広いチャネル間ピッチが必要となる。広いチャネル間ピッチはチャネル間クロストークの観点からは望ましいが、2〜3mm以上のチャネル間ピッチはクロストーク低減の効果は少なく、むしろモジュールの大型化や封止空間の拡大による問題を招く。封止空間は電磁波にとって特定の共振周波数をもつキャビティ(空洞)を形成するため、大きな封止空間はキャビティ共振周波数の低下に繋がり、モジュールの高周波特性の悪化を引き起こす問題がある。
【0013】
(3)キャビティサイズが大きくなってしまう。
多チャネル光通信モジュールでは、複数の光半導体素子や、複数の半導体電子デバイスにそれぞれ信号線や電源を配線する必要がある。そのため、配線の本数が多くなり、大きな配線板が必要となる。この配線板をパッケージ内部に封止することによっても、キャビティサイズが大きくなってしまう問題がある。
【0014】
(4)安定して動作する温度に保つことが難しい。
多チャネル光通信モジュールには、光半導体素子を駆動するためのレーザドライバやアンプなどの半導体電子デバイスを内蔵することが望ましい。しかし、多チャネル光通信モジュールでは、発熱量の大きな半導体電子デバイスを複数チャネル分搭載する必要があり、その発熱の影響により、高温に弱い光半導体素子を安定して動作する温度に保つことは難しい。
【0015】
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、複雑な光学アライメント工数が不要で、キャビティサイズが小さく、光半導体素子を安定動作可能な温度に保つことができ、各チャネルにそれぞれ独立した光半導体素子を搭載する多チャネル光通信モジュールを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1に係る多チャネル光通信モジュールは、各チャネルに、各々独立した光半導体素子と光学部材とを備えた光学アセンブリと、前記光学アセンブリの各チャネルヘの光の入出カを行う光ファイバと、前記光学アセンブリを封止する封止部材とを有し、更に、前記光ファイバを通す貫通穴を備えた光ファイバ保持部材が、封止部材として他の封止部材から独立して設けられたことを特徴とする。
【0017】
上記発明の多チャネル光通信モジュールでは、光学アセンブリに、アライメント(光軸調整)されて搭載された各チャネルの光半導体素子、光学部品(レンズ等)に対して、予め、光ファイバをアライメント(光軸調整)して取付けた後、光ファイバ保持部材の貫通穴に光ファイバを通して、光学アセンブリを封止しているため、封止時に光ファイバのアライメントが狂うことなく組み立てることができる。
【0018】
上記課題を解決する本発明の請求項2に係る多チャネル光通信モジュールは、前記光ファイバ保持部材がコの字型の形状を有し、前記他の封止部材として、配線を有し、前記コの字型の光ファイバ保持部材と対をなすように、コの字状の突起部が上面に形成された配線部材と、前記光学アセンブリと、前記コの字型の光ファイバ保持部材と、前記配線部材とを上面に支持する支持部材と、前記コの字型の光ファイバ保持部材と、前記配線部材及びその前記突起部と、前記支持部材とよって形成される空間を、上部から封止する上部封止部材とを有することを特徴とする。
【0019】
上記発明の多チャネル光通信モジュールでは、下部の封止部材となる支持部材と、上部の封止部材となる上部封止部材と、側面の封止部材となるコの字型の光ファイバ支持部材と、他方の側面の封止部材となる配線部材及び配線部材に設けたコの字型の突起部とに囲まれた空間を、光アセンブリを封止する封止空間とすることができる。
【0020】
上記課題を解決する本発明の請求項3に係る多チャネル光通信モジュールは、前記配線部材がセラミックスからなり、前記支持部材の熱膨張率が、前記配線部材の熱膨張率より小さいことを特徴とする。
【0021】
上記課題を解決する本発明の請求項4に係る多チャネル光通信モジュールは、前記光学アセンブリが、冷却手段を介して前記支持部材に取り付けられたことを特徴とする。
【0022】
上記課題を解決する本発明の請求項5に係る多チャネル光通信モジュールは、前記光学アセンブリの前記光半導体素子を駆動する半導体制御手段が、前記光学アセンブリから独立した部材に設けられたことを特徴とする。
【0023】
上記発明の多チャネル光通信モジュールでは、発熱量の多い半導体制御手段が、光半導体素子を有する光学アセンブリから独立した部材に設けられているため、半導体制御手段からの熱が光半導体素子へ直接伝わることがない。又、光半導体素子を有する光学アセンブリが、冷却手段を介して支持部材に取りつけられている場合、その熱の伝導を更に低減することができる。
【0024】
上記課題を解決する本発明の請求項6に係る多チャネル光通信モジュールは、前記光学アセンブリから独立し、前記半導体制御手段が設けられた部材を、前記配線部材と前記光学アセンブリとの間に設けたことを特徴とする。
【0025】
上記発明の多チャネル光通信モジュールでは、半導体制御手段が発生する熱は、半導体制御手段が設けられた部材を介して支持部材側へ逃げるため、直接光半導体素子には伝わらない。
【0026】
上記課題を解決する本発明の請求項7に係る多チャネル光通信モジュールは、前記光学アセンブリから独立し、前記半導体制御手段が設けられた部材を、窒化アルミニウムからなる前記配線部材とし、前記配線部材の上面に段差部が形成され、前記段差部に前記半導体制御手段が設けられたことを特徴とする。
【0027】
上記発明の多チャネル光通信モジュールでは、半導体制御手段を搭載するための部材を別に準備することなく、半導体制御手段内蔵の光通信モジュールを構成できる。この場合、半導体制御手段が発生した熱は、配線部材を通して支持部材へ伝わるため、直接光半導体素子には伝わらない。
【0028】
上記課題を解決する本発明の請求項8に係る多チャネル光通信モジュールは、前記光半導体素子を半導体レーザとし、前記半導体レーザの光軸を、前記半導体制御手段の設置面より高い位置に設定し、前記半導体レーザと同数の受光素子を、前記半導体レーザの背面側の光軸上に設けたことを特徴とする。
【0029】
上記発明の多チャネル光通信モジュールでは、各チャネルの半導体レーザの背面から放射される光を、半導体制御手段の設置面より高い位置の空間を飛ばして、各チャネルに対応する受光素子で受光することができるため、受光素子のための複雑な光学系が不要となる。
【0030】
上記課題を解決する本発明の請求項9に係る多チャネル光通信モジュールは、前記受光素子と前記半導体レーザとの間に、迷光を防止する遮蔽手段を設けたことを特徴とする。
【0031】
上記発明の多チャネル光通信モジュールでは、受光素子と半導体レーザとの間に、各チャネルに対応する受光素子の間を仕切る遮蔽手段(遮蔽板)を設けたため、各チャネルの半導体レーザの背面から放射される光を、他のチャネルの受光素子が迷光として受けることを防止することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面をもとに本発明の実施形態を説明する。なお、全ての図面において共通する部分には共通の番号を割り当て、重複説明を避ける。又、多チャネル通信モジュールの一例として、4チャネルの通信モジュールを図示した。
【0033】
(第1実施例)
図1は、本発明の実施形態の一例を示す多チャネル光通信モジュールの斜視図である。なお、内部構造が分かるように封止キャップを取り外した状態で図示した。又、図2は、図1にて示した多チャネル光通信モジュールの分解図である。
【0034】
図1、図2に示すように、多チャネル光通信モジュール10は、主な構成部材として、各構成部材の支持部材(以下、ベースプレート)60と、ベースプレート60の上面に設けられたセラミックス製の配線部材(以下、セラミックス配線板)50と、同じくベースプレート60の上面に設けられたコの字型の光ファイバ保持部材(以下、コの字型部材)40とを有している。又、セラミックス配線板50の上面に形成されたコの字状の突起部(以下、リブ)51とコの字型部材40とが囲む空間(封止空間)に配置され、複数の光半導体素子(以下、半導体レーザ)22、光学部材(第1レンズ23等)を搭載する光学アセンブリ20と、光学アセンブリ20の各チャネルへの光の入出力を行なう光ファイバ30と、半導体制御手段(以下、半導体電子デバイス)81を搭載する半導体電子デバイス搭載部材80と、受光素子を搭載する受光素子搭載部材90とを有しており、更に、リブ51とコの字型部材40等が囲む空間を、上部から封止する上部封止部材(以下、封止キャップ)70とを有している。
【0035】
多チャネル光通信モジュール10では、下部の封止部材となるベースプレート60と、上部の封止部材となる封止キャップ70と、側面の封止部材となるコの字型部材40と、他方の側面の封止部材となるセラミックス配線板50及びコの字型部材40と対をなすように形成されたリブ51とに囲まれた空間を、光アセンブリ20を封止する封止空間としている。セラミックス配線板50は、銀ろう等のろう材や接着剤等によりベースプレート60に接合されており、又、セラミックス配線板50とコの字型部材40の間も銀ろう等のろう材や接着剤等で接合されて、封止性を保っている。なお、熱応力(特に引張応力)によるセラミック配線板50の破断を防ぐため、ベースプレート60の熱膨張率は、セラミック配線板50の熱膨張率より小さいものに設定されている。
【0036】
セラミックス配線板50の光学アセンブリ20側には、半導体電子デバイス搭載部材80と光学アセンブリ20の一部を囲むように、切り欠き部52が形成されている。この切り欠き部52と、セラミックス配線板50の上面のリブ51と、コの字型部材40とにより、光学アセンブリ20等が封止される封止空間の側面が形成される。なお、詳細は後述するが(図3参照)、セラミックス配線板50の表面や内層には、信号線や電源線が設けられており、これらの信号線や電源線に信号や電源を供給するリードピン59が、セラミックス配線板50の端部に複数設けられている。
【0037】
コの字型部材40は、他の封止部材であるセラミックス配線板50等から独立して設けられた部材であり、CuWや鉄・ニッケル・コバルト系合金等の低膨張性の金属材からなる。図1、図2に示すように、光ファイバ30を通す貫通穴として、コの字型部材40の壁面にファイバスリーブ42を貫通させるファイバスリーブ用穴41が複数(図1、図2では4個)設けられており、このファイバスリーブ用穴41にファイバスリーブ42が固定され、更にその内部に光ファイバ30を貫通させる構造となっている。光学アセンブリ20に接続された光ファイバ30は、このファイバスリーブ42を通して封止空間から外部へ引き出される。ファイバスリーブ42にファイバ30を通した状態で、ファイバスリーブ42内部に樹脂、あるいはハンダを流し込み、ファイバスリーブ42の穴を塞ぐことで封止を行う。
【0038】
セラミックス製の配線部材を単体でロの字状に成形して封止空間を構成するより、コの字型部材40を光通信モジュールのパッケージ(封止部材)として組み合わせることで、パッケージを安価に製造することができる。又、光学アセンブリ20の大きさが変化した場合でも、コの字型部材40のコの字部分の深さを変えるだけで容易に封止空間の大きさを変化させられる。このため、大きさの異なる複数の光学アセンブリ20を搭載する自由度が容易に確保できる。
【0039】
例えば、本実施例の光学アセンブリ20に4波長合波素子を追加することで、4波の波長が多重にされた光が1本のファイバから出力される4波長多重光アセンブリを構成することができる。この4波長多重光アセンブリを納められるように、コの字型部材40のコの字部分を深くし、光ファイバ取りだし口を1個にすることで、その他の構成部材をほとんど変更すること無しに4波長多重光通信モジュールに変更できる。このように、コの字型部材40を用いたことにより、光通信モジュール10のバリエーション化が容易となる。
【0040】
封止空間内に配置された光学アセンブリ20は、光学アセンブリ20を冷却する冷却手段(以下、ペルチェ素子)29の上面に貼りつけられて、ベースプレート60の上面に設けられている。なお、詳細は後述するが(図4参照)、光学アセンブリ20には、半導体レーザ22等の光半導体素子や光学部品が複数搭載されている。
【0041】
同じく、封止空間内の、セラミックス配線板50と光学アセンブリ20との間に配置された半導体電子デバイス搭載部材80には、その上面に半導体電子デバイス81が複数(本実施例では4個)搭載されており、受光素子搭載部材90とともに、光学アセンブリ20に対して適切な位置に配置されている(詳細は図6参照)。半導体電子デバイス搭載部材80は、放熱特性の良好な金属からなり、半導体電子デバイス81の発生する熱を十分に放熱できるようになっている。又、半導体電子デバイス搭載部材80は、光学アセンブリ20とは独立して設けられており、このような構成とすることで、半導体電子デバイス81の発生する熱が、光学アセンブリ20上の半導体レーザ22に直接伝わらないようにしている。
【0042】
4個の半導体電子デバイス81は、光学アセンブリ20に設けられた4個の半導体レーザ22と同じチャネル間ピッチで、半導体電子デバイス搭載部材80の上面に搭載される。これら半導体電子デバイス81は、セラミックス配線板50の配線パターンと、光学アセンブリ20の配線パターンあるいは半導体レーザ22の電極とワイヤボンディングによって接続される。
【0043】
封止キャップ70の封止性を良くするため、封止キャップ70と、リブ51及びコの字型部材40の上面との間にはシールリング71が設けられている。シールリング71の上から封止キャップ70が固定されることで、封止空間が確実に封止されることとなる。なお、封止キャップ70は、金属製のものを用いても良く、樹脂製のものを用いても良い。樹脂を封止キャップとして用いた場合には、セラミックス配線板50のリブ51とコの字型部材40に囲まれた空間に樹脂を流し込み封止を行う。
【0044】
図1、図2には図示していないが、セラミックス配線板50の表面と内層には、配線パターンが形成されている。図3は、その配線パターンを示すセラミックス配線板50の断面図であり、図2における、B−B線矢視断面図である。
【0045】
高速の信号を伝送する高速信号線53は、セラミックス配線板50の表面に配線されており、リブ51の下部を貫通することで、最短距離で封止空間に導入される。低速の信号を伝送する低速信号線や電源を供給する電源線などの低速信号線、電源線54は、セラミックス配線板50の内層に配置されており、セラミックス配線板50の表面に設けたパッド(図示せず)から、セラミックス配線板50の深さ方向に配置されるビア55を介して接続される。
【0046】
リードピン59は、セラミックス配線板50の表面の電極パッド(図示せず)にはんだ付けされる。高速信号線53をセラミックス配線板50の表面に配線し、又リードピン59を高速信号線53と同じ面に取りつけることによって、高速配線の特性劣化の要因となるビア55などのインピーダンス不連続を最小限に抑えつつ、封止空間に高速信号線53を導入することが可能となる。
【0047】
図4は、光学アセンブリ20の斜視図である。図4では、光学アセンブリを構成する光学部材の詳細な構成を図示した。
【0048】
図4では、4チャネルを有する光学アセンブリ20を示しており、1つのチャネルとして、同じ光軸上に、半導体レーザ22と、第1レンズ23と、コリメートレンズ24と、光ファイバ30とが順に配置され、それぞれの光学部材を4個ずつ光学ベンチ21に設けることで、4チャネルを有する光学アセンブリ20を構成している。つまり、各チャネルに、各々独立した半導体レーザ22、第1レンズ23、コリメートレンズ24等を備えることで、適切なチャネルピッチを設定でき、チャネル間のクロストークを防止することができる。又、半導体レーザ22の駆動制御を行なう半導体電子デバイス81とのピッチも揃えることもできるため、ピッチ変更も不要となり、配線の短縮化が行なえる。
【0049】
光学ベンチ21は、半導体レーザ22の発生する熱を効率良く逃がせるように、シリコン、窒化アルミニウム、CuWなどといった熱伝導率が良い材質からなる。光学ベンチ21端部の半導体レーザ22を搭載する部分には、レーザ光軸を第1レンズの光軸と合わせるため、光学ベンチ21より突設されたテラス状構造部21aが設けられている。半導体レーザ22は、半導体レーザ22の活性層が上面になるように、テラス状構造部21aに搭載してもよいし、半導体レーザ22の活性層が下面になるように、テラス状構造部21aに搭載し、フリップチップボンディングしてもよい。フリップチップボンディングの手法を用いる場合は、光学ベンチ21の材質として、シリコンや窒化アルミニウムなど、表面に電極パターンが形成できるものを選択し、この電極パターン上に半導体レーザ22を搭載する。
【0050】
半導体レーザ22から出射した光は、第1レンズ23に入り、平行光線に変換され、その後コリメータレンズ24によって光ファイバ30に集光される。図4では、第1レンズ23が直方体状に描かれているが、第1レンズ23は円筒レンズでもよく、この場合光学ベンチ21に加工されたV溝にレンズを嵌め込むだけでレンズの位置合わせが可能となる。コリメートレンズ24も同様に、光学ベンチにV溝を加工しておけば、この溝に嵌め込むだけでレンズの位置合わせが可能となる。又、第1レンズ23、コリメートレンズ24のそれぞれについて、V溝を用いず、半導体レーザ22の出力が最も効率良く光ファイバ30に導入できるよう、最適の位置を探して固定する方法を取ってもよい。又、本実施例では2レンズ系を用いているが、1レンズ系を用い、第1レンズ23により直接光をファイバ30に集光する構成を取ってもよい。
【0051】
光学アセンブリ20を以上のような構成とすることで、レンズや半導体レーザの位置合せは全て光学アセンブリ20上で完了する。この光学アセンブリ20をパッケージに組みこむ際には光学アライメントの調整が一切不要であるため、モジュール組立の手間が著しく削減できる。
【0052】
図5は、セラミックス配線板50及び受光素子搭載部材90、受光素子(以下、フォトダイオード)99の位置関係を示す図面である。
【0053】
セラミックス配線板50上面のリブ51と切り欠き部52とにはさまれた部分に、受光素子搭載部材90は配置されている。受光素子搭載部材90の半導体レーザ22側の側面上には、半導体レーザ22の出力をモニタするためのフォトダイオード99が搭載されている。本実施例では、4チャネルの多チャネル光通信モジュールであるため、フォトダイオード99はチャネル数に対応するように4個取りつけられている。
【0054】
受光素子搭載部材90は、セラミックス又はシリコンなど、表面に配線パターンが形成できる材質からなる。この配線パターンによって、フォトダイオード99の出力はセラミックス配線板50上の配線パターン(図示せず)に接続される。
【0055】
又、受光素子搭載部材90の下部側(セラミックス配線板50側)には、切り欠き91が形成されており、この切り欠き91が高速信号線53を跨ぐようにして、セラミックス配線板50上に固定される。これによって高速信号線53と受光素子搭載部材90の間に空間が確保でき、誘電率の高い受光素子搭載部材90が、直接高速信号線53に接触し、インピーダンスの不連続が発生することを防止できる。
【0056】
又、隣接チャネルの半導体レーザ22の出力(迷光)を受光しないように、隣り合うフォトダイオード99の間を仕切るかたちで、遮蔽手段(以下、遮蔽板)92が設けられている。遮蔽板92は、フォトダイオード99と半導体レーザ22の間であれば、受光素子搭載部材90側に固定してもよいし、セラミックス配線板50側に固定してもよいし、半導体電子デバイス搭載部材80側に固定してもよい。
【0057】
図6は、本発明の実施形態の一例を示す多チャネル光通信モジュールの断面図であり、図1におけるA−A線矢視断面図である。なお、図6において、封止キャップ70は図示していない。この断面図により、半導体レーザ22、半導体電子デバイス81、フォトダイオード99の位置関係を説明する。
【0058】
光学ベンチ21が、ペルチェ素子29を介してベースプレート60に取りつけられており、この光学ベンチ21上に半導体レーザ22が搭載されている。図6において、半導体レーザ22からの光の出射方向は右側方向であり、出射した光を受ける第1レンズ23が半導体レーザ22の出射側に搭載されている。この半導体レーザ22は、図6の左側方向にも光(バックイルミネーション)を出射する。
【0059】
レーザドライバやアンプ等を有し、半導体レーザ22を駆動する半導体電子デバイス81は、ワイヤ83により半導体レーザ22に接続され、又、ワイヤ82によりセラミックス配線板50上の配線パターンと接続されている。半導体電子デバイス搭載部材80に搭載された半導体電子デバイス81の表面の高さをセラミックス配線基板51の高さとほぼ同じになるように設計することによって、セラミックス配線基板50と半導体電子デバイス81を接続するワイヤ82の長さを最小限にとどめることができ、高周波特性の劣化を防ぐことができる。
【0060】
又、半導体電子デバイス81の設置面は半導体レーザ22の光軸より100μmから200μm程度低くなるよう配置されている。受光素子搭載部材90はセラミックス配線板50の上面に載っており、半導体レーザ22のバックイルミネーションを受けられるように、半導体レーザ22の背面側の光軸上にフォトダイオード99が搭載されている。半導体電子デバイス81とセラミックス配線板50の上面が、半導体レーザ22のバックイルミネーションの光軸より低く設定されているため、フォトダイオード99はこれらに妨害されることなくバックイルミネーションを受光することができる。このような構成をとることにより、特殊な配線部材や光軸を曲げるミラーなどを用いることなく、半導体レーザ22の出力をモニタすることが可能となる。
【0061】
なお、封止空間の封止体積を小さくし、キャビティ共振周波数を高めるため、セラミックス配線板50上のリブ51は、なるべく受光素子搭載部材90に近づけることが望ましい。
【0062】
以上、本発明の多チャネル光通信モジュール10の各構成部材を詳細に説明してきたが、本発明は、上記構成部材を工夫することで、光学アライメントを損なうことなく、その組立を行なえるようにしている。具体的には、予め、光学アセンブリ20に各チャネルの半導体レーザ22、第1レンズ23等をアライメント(光軸調整)して搭載し、アライメントされた半導体レーザ22、第1レンズ23等に対して、光ファイバ30をアライメント(光軸調整)して接合し、光学アライメントを完了する。次に、ベースプレート60上のセラミックス配線板50とコの字型部材40に囲まれた封止空間の中に光学アセンブリ20を組み込み、コの字型部材40の貫通穴41にアライメントが完了した光ファイバ30を、ファイバスリーブ42を通して封止空間から外部へ引き出す。最後に、この貫通穴41、ファイバスリーブ42を塞ぎ、封止キャップ70で封止を行なう。このような工程で組立作業ができるため、光学アセンブリ20を封止時に、光ファイバ30等の光学アライメントが狂うことなく組み立てることができる。
【0063】
図7及び図8において、本発明に係る実施形態の他の一例(第2実施例)を説明する。なお、第1実施例と同じ構成の部分の説明は省略し、異なる構成の部分のみ説明する。又、第1実施例と同じ部分は同じ番号を割り当て、重複説明を避ける。
【0064】
(第2実施例)
図7は、本発明に係る実施形態の他の一例を示す多チャネル光通信モジュールの上面図である。なお、内部構造が見えるように、封止キャップは図示していない。
【0065】
図7に示すように、ベースプレート60、コの字型部材40、光学アセンブリ20、光ファイバ30、受光素子搭載部材90などの構成は第1実施例と同じである。本実施例では、第1実施例において示した半導体電子デバイス搭載部材80がなく、セラミックス配線板50上に半導体電子デバイス81が直接載っている構成が、第1実施例と異なる。
【0066】
セラミックス配線板50は、半導体電子デバイス81の熱を効率良くベースプレート60に逃がせるよう、熱伝導率の良い窒化アルミニウムからなる。
【0067】
図8は、本発明に係る実施形態の他の一例を示す多チャネル光通信モジュールの断面図であり、図7におけるC−C線矢視断面図である。図8では、各構成部材の位置関係を図示した。
【0068】
セラミックス配線板50には、半導体電子デバイス81を搭載するための段差部56が設けられている。このため、半導体電子デバイス81とセラミックス配線板50の表面高さが揃い、両者を接続するワイヤ82の長さを最短にでき、高周波特性の劣化を防ぐことができる。
【0069】
又、半導体電子デバイス81の表面は半導体レーザ22の光軸より100μmから200μm低く設定されており、半導体レーザ22のバックイルミネーションをフォトダイオード99が受光する妨げにならないように設定されている。
【0070】
このような構成をとることで、半導体電子デバイス搭載部材80が不要となり、部品数の少ない多チャネル光通信モジュールを構成できる。
【0071】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、各チャネルに、各々独立した光半導体素子と光学部材とを備えた光学アセンブリと、前記光学アセンブリの各チャネルヘの光の入出カを行う光ファイバと、前記光学アセンブリを封止する封止部材とを有し、更に、前記光ファイバを通す貫通穴を備えた光ファイバ保持部材が、封止部材として他の封止部材から独立して設けられた多チャネル光通信モジュールであるので、光ファイバを封止部材に対してアライメントして固定する必要がなくなるため、組立工数の削減をすることができる。又、封止部材の寸法精度が要求されないため、加工コストが削減できる。さらに、光ファイバ固定用のフランジが不要になり、チャネル間ピッチを狭くすることができる。
【0072】
請求項2に係る発明によれば、前記光ファイバ保持部材がコの字型の形状を有し、前記他の封止部材として、配線を有し、前記コの字型の光ファイバ保持部材と対をなすように、コの字状の突起が上面に形成された配線部材と、前記光学アセンブリと、前記コの字型の光ファイバ保持部材と、前記配線部材とを上面に支持する支持部材と、前記コの字型の光ファイバ保持部材と、前記配線部材及びその前記突起部と、前記支持部材とよって形成される空間を、上部から封止する上部封止部材とを有するので、支持部材上の配線部材に設けたコの字状の突起部とコの字型の光ファイバ支持部材で囲まれた空間が、光学アセンブリを組み込む封止空間となるため、配線部材全体を封止部材で覆うよりも封止空間の体積を小さくでき、高周波特性を向上させることができる。又、配線部材が封止部材を兼ねるため、部品点数の削減ができ、低コスト化を図ることができる。
【0073】
請求項3に係る発明によれば、配線部材がセラミックスからなり、ベースプレートの熱膨張率を配線部材の熱膨張率より小さいので、温度が上昇した場合に、支持部材の膨張がセラミックスの配線部材に比べて少ないため、両者の熱膨張量の差はセラミックスの配線部材に対する圧縮応力として働き、引っ張り応力に弱いセラミックスを破壊から防ぐことができる。
【0074】
請求項4に係る発明によれば、前記光学アセンブリが、冷却手段を介して前記支持部材に取り付けられたので、外部温度にかかわらず光半導体素子を冷却して、その安定動作に適した温度に保持することができる。
【0075】
請求項5に係る発明によれば、前記光学アセンブリの前記光半導体素子を駆動する半導体制御手段が、前記光学アセンブリから独立した部材に設けられたので、発熱量の大きい半導体制御手段を封止部材に内蔵しても、光半導体素子がその熱の影響を直接受けにくい構造とすることができ、半導体制御手段を内蔵する多チャネル光通信モジュールを実現できる。又、上記構造により、冷却手段が半導体制御手段の発生する熱量を直接冷却する必要がなくなるため、光半導体素子の発生する熱量だけを冷却できる小型のものを採用でき、冷却手段の消費電力や冷却熱量を削減することができる。
【0076】
請求項6に係る発明によれば、前記光学アセンブリから独立し、前記半導体制御手段が設けられた部材を、前記配線部材と前記光学アセンブリとの間に設けたので、発熱量の大きい半導体制御手段を封止部材に内蔵しても、光半導体素子がその熱の影響を直接受けにくい構造とすることができるとともに、半導体制御手段と光半導体素子との配線距離を短くすることができ、制御信号の高周波特性の劣化を防止することができる。
【0077】
請求項7に係る発明によれば、前記光学アセンブリから独立し、前記半導体制御手段が設けられた部材を、窒化アルミニウムからなる前記配線部材とし、前記配線部材の上面に段差部が形成され、前記段差部に前記半導体制御手段が設けられたので、半導体制御手段を搭載するための部材を別に準備することなく、光半導体素子が半導体制御手段の熱の影響を直接受けにくい構造とすることができるとともに、半導体制御手段と光半導体素子との配線距離を短くすることができ、制御信号の高周波特性の劣化を防止することができる。
【0078】
請求項8に係る発明によれば、前記光半導体素子を半導体レーザとし、前記半導体レーザの光軸を、前記半導体制御手段の設置面より高い位置に設定し、前記半導体レーザと同数の受光素子を、前記半導体レーザの背面側の光軸上に設けたので、半導体制御手段の設置位置を半導体レーザの光軸より低くすることで、複雑な光学系を設けることなく、各チャネルの半導体レーザの背面から放射される光を、各チャネルに対応する受光素子で受光することができ、各チャネルの半導体レーザの出力を常時監視することができる。
【0079】
請求項9に係る発明によれば、前記受光素子と前記半導体レーザとの間に、迷光を防止する遮蔽手段を設けたので、他のチャネルの半導体レーザが放射する光の影響を受けることなく、各チャネルの半導体レーザが放射する光の出力を正確に監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す多チャネル光通信モジュールの斜視図である。
【図2】図1に示す多チャネル光通信モジュールの分解図である。
【図3】図1に示す多チャネル光通信モジュールのセラミックス配線板の断面図である。
【図4】図1に示す多チャネル光通信モジュールの光学アセンブリの斜視図である。
【図5】図1に示す多チャネル光通信モジュールのセラミックス配線板、受光素子搭載部材、遮蔽板の位置関係を示す図である。
【図6】図1に示す多チャネル光通信モジュールの断面図である。
【図7】本発明に係る実施形態の他の一例を示す多チャネル光通信モジュールの上面図である。
【図8】図7に示す多チャネル光通信モジュールの断面図である。
【符号の説明】
10 光通信モジュール
20 光アセンブリ
21 光ベンチ
21a テラス状構造部
22 半導体レーザ
23 第1レンズ
24 コリメートレンズ
29 ペルチェ素子
30 光ファイバ
40 コの字型部材
41 ファイバスリーブ用穴
42 ファイバスリーブ
50 セラミックス配線板
51 リブ
52 切り欠き部
53 高速信号線
54 低速信号線、電源線
55 ビア
56 段差部
59 リードピン
60 ベースプレート
70 封止キャップ
71 シールリング
80 半導体電子デバイス搭載部材
81 半導体電子デバイス
82 ワイヤ
83 ワイヤ
90 受光素子搭載部材
91 切り欠き
99 フォトダイオード

Claims (9)

  1. 各チャネルに、各々独立した光半導体素子と光学部材とを備えた光学アセンブリと、
    前記光学アセンブリの各チャネルヘの光の入出カを行う光ファイバと、
    前記光学アセンブリを封止する封止部材とを有する多チャネル光通信モジュールにおいて、
    前記光ファイバを通す貫通穴を備えた光ファイバ保持部材が、封止部材として他の封止部材から独立して設けられたことを特徴とする多チャネル光通信モジュール。
  2. 請求項1記載の多チャネル光通信モジュールにおいて、
    前記光ファイバ保持部材がコの字型の形状を有し、
    前記他の封止部材として、
    配線を有し、前記コの字型の光ファイバ保持部材と対をなすようにコの字状の突起部が上面に形成された配線部材と、
    前記光学アセンブリと、前記コの字型の光ファイバ保持部材と、前記配線部材とを上面に支持する支持部材と、
    前記コの字型の光ファイバ保持部材と、前記配線部材及びその前記突起部と、前記支持部材とよって形成される空間を、上部から封止する上部封止部材と
    を有することを特徴とする多チャネル光通信モジュール。
  3. 請求項2記載の多チャネル光通信モジュールにおいて、
    前記配線部材がセラミックスからなり、前記支持部材の熱膨張率が、前記配線部材の熱膨張率より小さいことを特徴とする多チャネル光通信モジュール。
  4. 請求項2又は請求項3記載の多チャネル光通信モジュールにおいて、
    前記光学アセンブリが、冷却手段を介して前記支持部材に取り付けられたことを特徴とする多チャネル光通信モジュール。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の多チャネル光通信モジュールにおいて、
    前記光学アセンブリの前記光半導体素子を駆動する半導体制御手段が、前記光学アセンブリから独立した部材に設けられたことを特徴とする多チャネル光通信モジュール。
  6. 請求項5記載の多チャネル光通信モジュールにおいて、
    前記光学アセンブリから独立し、前記半導体制御手段が設けられた部材を、前記配線部材と前記光学アセンブリとの間に設けたことを特徴とする多チャネル光通信モジュール。
  7. 請求項5記載の多チャネル光通信モジュールにおいて、
    前記光学アセンブリから独立し、前記半導体制御手段が設けられた部材を、窒化アルミニウムからなる前記配線部材とし、
    前記配線部材の上面に段差部が形成され、前記段差部に前記半導体制御手段が設けられたことを特徴とする多チャネル光通信モジュール。
  8. 請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の多チャネル光通信モジュールにおいて、
    前記光半導体素子を半導体レーザとし、前記半導体レーザの光軸を、前記半導体制御手段の設置面より高い位置に設定し、
    前記半導体レーザと同数の受光素子を、前記半導体レーザの背面側の光軸上に設けたことを特徴とする多チャネル光通信モジュール。
  9. 請求項8記載の多チャネル光通信モジュールにおいて、
    前記受光素子と前記半導体レーザとの間に、迷光を防止する遮蔽手段を設けたことを特徴とする多チャネル光通信モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016178218A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 日本オクラロ株式会社 光送信モジュール
US11575095B2 (en) 2018-03-19 2023-02-07 Ricoh Company, Ltd. Photoelectric conversion device, process cartridge, and image forming apparatus

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