JPH09137797A - 送風機用羽根車 - Google Patents

送風機用羽根車

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JPH09137797A
JPH09137797A JP1964496A JP1964496A JPH09137797A JP H09137797 A JPH09137797 A JP H09137797A JP 1964496 A JP1964496 A JP 1964496A JP 1964496 A JP1964496 A JP 1964496A JP H09137797 A JPH09137797 A JP H09137797A
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Shimei Tei
志明 鄭
Seiji Sato
誠司 佐藤
Tadashi Onishi
正 大西
Kanjiro Kinoshita
歓治郎 木下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送風機用羽根車の送風性能を向上させ、かつ
騒音を低減させる。 【解決手段】 ハブ10の外周に複数枚の薄板型の羽根
11,11・・を設け、該羽根11,11・・の回転に
より軸流方向又は斜流方向に送風するようにしてなる送
風機用の羽根車において、上記薄板型の各羽根11,1
1・・に、その前縁側圧力面部11bにおいて前縁から
圧力面部11b側にかけて所定曲率のアール面を描いて
膨出した肉厚部12を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、送風機用羽根車
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば空気調和機用送風機で採用されて
いる軸流ファン又は斜流ファンなどの翼には、一般に図
26のような薄板翼構造が採用されている。そして、該
薄板翼1では、その前縁1Aでの剥離と後縁1Bでの剥
離を抑制するため、前縁側負圧面カットおよび後縁側負
圧面カットを施している。
【0003】しかし、そのようにすると、前縁側エッジ
部により、中少風量時に前縁1A側負圧面側に剥離が発
生し(図27参照)、また大風量時には前縁1A側圧力
面側に剥離が発生し(図28参照)、強い圧力変動を生
じさせて送風性能が低下するとともに空力騒音が発生す
る問題が生じる。
【0004】このような問題を解決するために、例えば
図29および図30に示すようなエアホイル構造の翼2
を採用することが考えられるが、該構成にすると、上記
のような前縁側両面でのはくりはなくなるが、一方翼2
全体の肉厚が厚くなり、翼自体の重量が増大するととも
にコスト高となり、要求駆動力の増大にもつながる問題
がある。
【0005】本願発明は、上記のようなエアホイル翼構
造を採用することなく、低重量、かつ低コストに、上記
中少風量下での前縁側負圧面の剥離と大風量下での前縁
側圧力面での剥離を各々防止し得るようにした送風機用
羽根車を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明の送風機用羽根
車は、上記の目的を達成するために、次のような課題解
決手段を備えて構成されている。
【0007】すなわち、本願発明の送風機用羽根車は、
例えば図1〜図9に示すように、ハブ10の外周に複数
枚の薄板型の羽根11,11・・・を設け、該羽根1
1,11・・・の回転により軸流方向又は斜流方向に送
風するようにしてなる送風機用の羽根車において、上記
薄板型の各羽根11,11・・・には、その前縁11a
側圧力面部において前縁から圧力面11b側にかけて所
定曲率のアール面を描いて膨出した肉厚部12が設けら
れている。
【0008】また、本願発明の送風機用羽根車は、各羽
根11,11・・・の圧力面11bの前縁11a側延長
端に位置して形成される前縁側負圧面と圧力面側肉厚部
12面との連続面が、所定曲率半径の円弧面に形成され
ている。
【0009】また、本願発明の送風機用羽根車は、上記
各羽根11,11・・・の前縁11aおよび後縁11c
の各負圧面部が、略カット面に近い面形状に形成されて
いる。
【0010】また、本願発明の送風機用羽根車は、肉厚
部12が、ハブ10側からチップ側に到る前縁側はくり
域に設けられている。
【0011】また、本願発明の送風機用羽根車は、肉厚
部12後部面が、後縁11c側方向に緩やかなS字状の
カーブを描いて圧力面11bに連続している。
【0012】
【作用】本願発明の送風機用羽根車は、上記構成に対応
して次のような作用を奏する。
【0013】すなわち、先ず本願発明の送風機用羽根車
の構成では、上記のように、ハブ10の外周に複数枚の
薄板型の羽根11,11・・・を設け、該羽根11,1
1・・・の回転により軸流方向又は斜流方向に送風する
ようにしてなる送風機用の羽根車において、上記薄板型
の各羽根11,11・・・には、その前縁11a側圧力
面部において前縁から圧力面11b側にかけて所定曲率
半径のアール面を描き、さらにその後部面12bが緩や
かなS字状のカーブを描いて後縁側方向に圧力面11b
と連続するように膨出した肉厚部12が設けられてい
る。
【0014】したがって、該構成では、例えば中・小風
量の時には、羽根車に流入した流れの淀み点が略肉厚部
12の上に位置して形成されるようになり、その上流側
はアール面となっているためにコアンダー効果が生じて
負圧面11d側に入る流れが滑らかな流れとなる(図8
参照)。
【0015】その結果、前縁11a側負圧面部でのはく
りが大きく低減され、それによる送風性能の低下、騒音
も相当に改善される。
【0016】他方、大風量の時は、羽根車に流入した流
れの淀み点が負圧面11d側にできる一方、圧力面11
b側に流入する流れは肉厚部12面のアール面に沿った
滑らかな流れとなる(図9参照)。
【0017】その結果、圧力面11b側でのはくりがな
くなり、それによる送風性能の低下、騒音が相当に改善
される。
【0018】これらの結果、羽根車の運転領域全体に亘
って、送風性能、騒音性能が向上するようになる。
【0019】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の送風機用羽根車
によると、送風性能、静音性能の高い送風機の実現が可
能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1〜図9は、本願発明の実施の形態
1に係る送風機用羽根車の構成および作用を示してい
る。
【0021】先ず、図1は同送風機用羽根車の正面図を
示している。図中、符号10は略円筒形のハブであり、
該ハブ10の外周には複数枚(4枚)の薄板型の羽根
(翼)11,11・・が送風方向に所定の傾斜角を有し
て所定のピッチで設けられている。
【0022】該羽根11,11・・は、それぞれ例えば
図3〜図6および図7に示すように、その前縁11a側
圧力面部において、前縁11aから圧力面11b側にか
けて所定曲率のアール面を描いて膨出した肉厚部12が
設けられている。また、該肉厚部12は、例えば後述す
る実施例の図12に示すように、当該羽根11のハブ取
付端側からチップ端側に到る前縁11a部側のはくり域
に位置して設けられている。そして、該肉厚部12の圧
力面延長端に位置して形成される前縁11a側の負圧面
11d側との連続面12aは半径R(図7参照)の略正
円弧面に形成されている一方、圧力面11b側後部面1
2bは、当該羽根11の後縁側方向に緩やかなS字状の
カーブを描いて圧力面に滑らかに連続している。
【0023】また、羽根11の前縁11a側および後縁
11c側の各負圧面は、略従来のカット面に近い緩やか
な曲面形状に形成されている。
【0024】したがって、以上の構成では、例えば中・
小風量の時には、羽根車に流入した流れの淀み点が略肉
厚部12の上に位置して形成されるようになり、その上
流側は半径Rの円弧面よりなるアール面となっているた
めにコアンダー効果が生じて負圧面11d側に入る流れ
が滑らかな流れとなる(図8参照)。
【0025】その結果、前縁11a側負圧面部でのはく
りが大きく低減され、それによる送風性能の低下、騒音
も相当に改善される。
【0026】他方、大風量の時は、羽根車に流入した流
れの淀み点が負圧面側にできる一方、圧力面側に流入す
る流れは肉厚部12面のアール面に沿った滑らかな流れ
となる(図9参照)。
【0027】その結果、圧力面部側でのはくりがなくな
り、それによる送風性能の低下、騒音が相当に改善され
る。
【0028】これらの結果、羽根車の運転領域全体に亘
って、送風性能、騒音性能が向上する。
【0029】(実施例1)次に、図11および図12
は、上記本願発明の実施の形態1をベースとして構成し
た本願発明の送風機用羽根車の実施例1を示す。
【0030】すなわち、先ず該本願発明の実施例1の送
風機用羽根車の羽根11の基本となる薄板型の羽根とし
ては、例えば図10に示すように図1の羽根車の羽根1
1の平均半径(N=4)の断面形状部分で、翼弦長(2
26mm)、迎え角(14°)、厚さ(3.1mm)、
前縁部負圧面のカット面R(R=7)、後縁部負圧面の
カット面R(R=22)、前縁部エッジ部幅(0.5m
m)のものを採用する。そして、該薄板型の羽根をベー
スとして、図11に示すような寸法関係で、上述したよ
うな構成の肉厚部12を設ける。そして、該肉厚部12
は、上記翼弦長の約1/10の長さ(22.4mm)に
設定する。
【0031】また、該肉厚部12の設置位置は、図12
に示すように、当該羽根11のハブ10側基部(根元)
R=Rh(ハブ10半径)から、Re=Rh+(0.7
5〜0.9)(Rt−Rh)までの範囲である。なお、
Rtは羽根車の半径である。これは、略前縁11a側は
くり域を含む領域となる。
【0032】また、B/L=10%、T/L=3.3
%、Lt/L=3.1%、R=0.27Tとする。
【0033】Tは肉厚部12を含む厚さ、Bは肉厚部1
2の幅、Lは翼弦長、Ltは最大厚さ部の前縁からの距
離である。
【0034】(試験結果)先ず図13〜図15は、上記
実施例1の構成の送風機用羽根車の騒音低減効果を従来
例と対比して示す。これらの各試験結果から明らかなよ
うに、本実施例の構成では、送風性能が向上し、騒音も
低減されていることが分る。
【0035】また図16は、本実施例1の騒音低減効果
(従来例の羽根車に対する騒音低減量)を上記前縁11
a側圧力面部の肉厚部12の幅Bとの関係で示す。
【0036】この結果により、例えば3%<B/L<2
0%の範囲では、騒音低減効果が非常によいことが分る
一方、B/L>20%では、肉厚Tが大きくなるので、
材料費の増加の問題が生じる。
【0037】また、図17は、本実施例1の効果を前縁
11a側圧力面部の肉厚部12の最大厚さTとの関係で
示す。この結果によると、2%<T/L<5%の範囲に
おいて、騒音低減効果が非常に良いことが分かる。他
方、T/L>5%となると、ふくらみが大きくなりすぎ
て、羽根11の強度と材料費増加の問題が生じる。
【0038】さらに図18は、本実施例1の効果を前縁
11a側圧力面部の肉厚部の最大厚さTの位置(前縁か
らの距離)LTの関係で示す。これによると、1.5%
<LT/L<7%では、低騒音効果が非常に良いことが
分かる。
【0039】さらに、また図19は、本実施例1の効果
を前縁11aの圧力面延長端位置におけるアール部の半
径Rとの関係で示す。これによると、0.15<R/T
<0.4の範囲では、騒音低減効果が非常に良く、この
範囲をはずれると、効果が著しく低下することが分か
る。
【0040】(実施の形態2)図20は、本願発明の実
施の形態2に係る送風機用羽根車の構成を示している。
【0041】該構成では、上記実施の形態1のものと同
様の肉厚部12を内部を空胴にして形成することによっ
て、可及的に重量の増加を生ぜしめなくて済むようにし
たものである。
【0042】該構成によれば、上記実施の形態1のもの
と全く同様の作用を、羽根重量を増大させることなく実
現することができる。
【0043】(実施の形態3)図21〜図25は、本願
発明の実施の形態3に係る送風機用羽根車の構成を示し
ている。
【0044】本実施の形態に係る送風機用羽根車の場合
にも、その基本となる送風機構造は上述した図1および
図2のものと同様であり、筒形のハブ10の外周には複
数枚(4枚)の薄板型の羽根(翼)11,11・・が送
風方向に所定の傾斜角を有して所定のピッチで設けられ
ている。
【0045】そして、該羽根11,11・・には、それ
ぞれ例えば図21〜図24に示すように、その前縁11
a側圧力面部において、前縁11aから圧力面11b側
にかけて所定曲率のアール面を描いて膨出した肉厚部1
2が設けられている。しかし、該肉厚部12は、後述す
る実施例2の図25に示すように、当該羽根11のハブ
10への取付端(基端)からチップ端側所定長さ位置ま
での、上記前縁11a部側のはくり域を含む領域に亘っ
て連続して設けられている。そして、該肉厚部12の圧
力面延長端に位置して形成される上記前縁11a側の負
圧面11d側との連続面12aは前記図7に示されるよ
うに半径Rの略正円弧面に形成されている一方、圧力面
11b側後部面12bは、当該羽根11の後縁側方向に
緩やかなS字状のカーブを描いて圧力面に滑らかに連続
している。
【0046】また、羽根11の前縁11a側および後縁
11c側の各負圧面は、略従来のカット面に近い緩やか
な曲面形状に形成されている。
【0047】したがって、以上の構成では、上記実施の
形態1の場合と同様に、例えば中・小風量の時には、羽
根車に流入した流れの淀み点が略肉厚部12の上に位置
して形成されるようになり、その上流側は半径Rの円弧
面よりなるアール面となっているためにコアンダー効果
が生じて負圧面11d側に入る流れが滑らかな流れとな
る(前述の図8参照)。
【0048】その結果、前縁11a側負圧面部でのはく
りが大きく低減され、それによる送風性能の低下、騒音
も相当に改善される。
【0049】他方、大風量の時は、羽根車に流入した流
れの淀み点が負圧面側にできる一方、圧力面側に流入す
る流れは肉厚部12のアール面に沿った滑らかな流れと
なる(前述の図9参照)。
【0050】その結果、圧力面部側でのはくりがなくな
り、それによる送風性能の低下、騒音が相当に改善され
る。
【0051】これらの結果、羽根車の運転領域全体に亘
って、送風性能、騒音性能が向上する。
【0052】また、該構成の場合、上記肉厚部12が各
羽根11,11・・・のはくり域を含むチップ端側所定
の位置からハブ10側ハブ10に対する取付端位置まで
完全に連続して設けられているので、羽根11,11・
・・自体の剛性が向上する。
【0053】(実施例2)次に、図25は、上記本願発
明の実施の形態3の構成をベースとして構成した本願発
明の送風機用羽根車の実施例2を示す。
【0054】すなわち、先ず該本願発明の実施例2の送
風機用羽根車の羽根11の基本となる薄板型の羽根とし
ては、例えば上述の図10に示すように前記図1の羽根
車の羽根11の平均半径(N=4)の断面形状部分で、
翼弦長(226mm)、迎え角(14°)、厚さ(3.
1mm)、前縁部負圧面のカット面R(R=7)、後縁
部負圧面のカット面R(R=22)、前縁部エッジ部幅
(0.5mm)のものを採用する。そして、該薄板型の
羽根をベースとして、前記図11に示した寸法関係で、
上述した図21〜図24のような構成の肉厚部12を設
ける。そして、該肉厚部12は、上記翼弦長の約1/1
0の長さ(約22.4mm)に設定する。
【0055】そして、該肉厚部12の設置位置は、図2
5に示すように、当該羽根11のハブ10への取付端
(接合端)R=Rh(ハブ10半径)から、Re=Rh
+(0.75〜0.9)(Rt−Rh)までの範囲とし
ている。なお、Rtは羽根車の半径である。これは、略
前縁11a側はくり域を含む領域となる。
【0056】また、B/L=10%、T/L=3.3
%、Lt/L=3.1%、R=0.27Tとする。
【0057】Tは肉厚部12を含む厚さ、Bは肉厚部1
2の幅、Lは翼弦長、Ltは最大厚さ部の前縁からの距
離である。
【0058】(試験結果)本実施例2の構成によって
も、上記図13〜図19に示す上記実施例1の場合と全
く同様の作用効果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る送風機用羽根車
の羽根車部の正面図である。
【図2】同上面図である。
【図3】図1の半径方向N=6部分での羽根断面図であ
る。
【図4】図1の半径方向N=4部分での羽根断面図であ
る。
【図5】図1の半径方向N=2部分での羽根断面図であ
る。
【図6】図1の半径方向N=1部分での羽根断面図であ
る。
【図7】同実施の形態1に係る送風機用羽根車の羽根に
おける肉厚部設置領域を示す説明図である。
【図8】同実施の形態1に係る送風機用羽根車の中小風
量域における羽根の作用効果を示す説明図である。
【図9】同実施の形態1に係る送風機用羽根車の大風量
域における羽根の作用効果を示す説明図である。
【図10】本願発明の実施の形態1に係る送風機用羽根
車の構成をベースとする実施例1の構成における基本構
成となる薄板型の羽根の断面図である。
【図11】同実施例1の構成の送風機用羽根車の羽根の
要部の構成を示す断面図である。
【図12】同実施例1の羽根車の羽根の肉厚部設置領域
を示す正面図である。
【図13】同実施例1の羽根車の送風性能を従来例と対
比して示すグラフである。
【図14】同実施例1の羽根車の騒音性能を従来例と対
比して示すグラフである。
【図15】同実施例1の羽根車の比騒音性能を従来例と
対比して示すグラフである。
【図16】同実施例1の羽根車の騒音低減効果を前縁部
側肉厚部の幅との関係で示すグラフである。
【図17】同実施例1の羽根車の騒音低減効果を前縁部
側肉厚部の最大厚さとの関係で示すグラフである。
【図18】同実施例1の羽根車の騒音低減効果を前縁部
側肉厚部の最大厚さ位置との関係で示すグラフである。
【図19】同実施例1の羽根車の騒音低減効果を前縁部
側連続面のアール面曲率半径との関係で示すグラフであ
る。
【図20】本願発明の実施の形態2に係る送風機用羽根
車の羽根の断面図である。
【図21】本願発明の実施の形態3に係る送風機用羽根
車の図1の半径方向N=6部分での羽根断面図である。
【図22】本願発明の実施の形態3に係る送風機用羽根
車の図1の半径方向N=4部分での羽根断面図である。
【図23】本願発明の実施の形態3に係る送風機用羽根
車の図1の半径方向N=2部分での羽根断面図である。
【図24】本願発明の実施の形態3に係る送風機用羽根
車の図1の半径方向N=1部分での羽根断面図である。
【図25】同本願発明の実施の形態3に係る送風機用羽
根車の羽根の構成をベースとする実施例2における肉厚
部設置領域を示す説明図である。
【図26】従来の送風機用羽根車の羽根の断面図であ
る。
【図27】同図26の羽根の中小風量時の問題点を示す
説明図である。
【図28】同図26の羽根の大風量時の問題点を示す図
である。
【図29】図26の羽根の問題点を改良したエアホイル
構造の羽根の中小風量時の作用を示す図である。
【図30】図26の羽根の問題点を改良したエアホイル
構造の羽根の大風量時の作用を示す図である。
【符号の説明】
10はハブ、11は羽根、11aは前縁、11bは圧力
面、11cは後縁、11dは負圧面、12は肉厚部、1
2bは後部面である。
フロントページの続き (72)発明者 大西 正 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 木下 歓治郎 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ(10)外周に複数枚の薄板型の羽
    根(11),(11)・・・を設け、該羽根(11),
    (11)・・・の回転により軸流方向又は斜流方向に送
    風するようにしてなる送風機用の羽根車において、上記
    薄板型の各羽根(11),(11)・・・には、その前
    縁側圧力面部において前縁(11a)から圧力面(11
    b)側にかけて所定曲率のアール面を描いて膨出した肉
    厚部(12)が設けられていることを特徴とする送風機
    用羽根車。
  2. 【請求項2】 各羽根(11),(11)・・・の圧力
    面(11b)の前縁側延長端に位置して形成される前縁
    側負圧面と圧力面側肉厚部面との連続面は、所定曲率半
    径の円弧面に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の送風機用羽根車。
  3. 【請求項3】 各羽根(11),(11)・・・の前縁
    (11a)および後縁(11c)の各負圧面部は、略カ
    ット面に近い面形状に形成されていることを特徴とする
    請求項1又は2記載の送風機用羽根車。
  4. 【請求項4】 肉厚部(12)は、ハブ(10)側から
    チップ側に到る前縁側はくり域に設けられていることを
    特徴とする請求項1,2又は3記載の送風機用羽根車。
  5. 【請求項5】 肉厚部(12)の後部面は、後縁(11
    c)側方向に緩やかなS字状のカーブを描いて圧力面
    (11b)に連続していることを特徴とする請求項1,
    2,3又は4記載の送風機用羽根車。
JP1964496A 1995-09-12 1996-02-06 送風機用羽根車 Expired - Fee Related JP2956566B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010242665A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Panasonic Corp 送風機羽根車
JP2014206054A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 日立アプライアンス株式会社 空気調和装置
KR20170088578A (ko) * 2016-01-25 2017-08-02 엘지전자 주식회사 축류팬

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