JPH1047299A - 送風機用羽根車 - Google Patents

送風機用羽根車

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JPH1047299A
JPH1047299A JP20502496A JP20502496A JPH1047299A JP H1047299 A JPH1047299 A JP H1047299A JP 20502496 A JP20502496 A JP 20502496A JP 20502496 A JP20502496 A JP 20502496A JP H1047299 A JPH1047299 A JP H1047299A
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suction
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 送風機用羽根車において、翼端渦による空力
騒音を効果的に低減させる。 【解決手段】 ハブ5の外周に複数枚の羽根4,4,・
・を設けた送風機用羽根車において、上記羽根4,4,
・・の外周側に位置する翼端部4cに、その正圧面4b
側へ膨出する円弧面状の表面形状を有する正圧側ガイド
部6を、上記翼端部4cに沿って形成する。かかる構成
により、上記正圧面4bから翼端部4cを通って負圧面
4a側に回り込む空気流は、上記正圧側ガイド部6に沿
って翼端部4c側に流れ込み、該空気流の正圧側ガイド
部6における剥離現象が抑制され、例え負圧面4a側に
翼端渦S1が発生していたとしても正圧面4b側に誘発
渦が発生することはない。この結果、誘発渦の発生防止
により羽根4の正圧面4b側においては、圧力変動が可
及的に抑制されることで空力騒音の発生が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、送風機用羽根車
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1及び図2には、軸流送風機の一例と
してプロペラファン1の概略構造を示している。このプ
ロペラファン1は、ハブ5の外周に所定ピッチで薄板状
の羽根4,4,・・を複数枚(ここでは、4枚の例を示
している)取り付けてなる羽根車2と、該羽根車2の外
側にこれを囲繞するように配置されたベルマウス3とを
備えて構成される。
【0003】上記羽根車2の各羽根4,4,・・は、上
記ハブ5に対しては、その回転方向前端に位置する前縁
部4eから回転方向後端に位置する後縁部4fに向かっ
て、次第に送風方向上流側から下流側に移動する如く所
定の捩り角をもって取り付けられている。さらに、各羽
根4,4,・・は、その後縁部4f寄り部位を上記ベル
マウス3に対応させるとともに、その前縁部4e寄り部
位はこれを上記ベルマウス3から送風方向上流側へ突出
させている。従って、図2の矢印A,B及びCにおける
上記羽根4の断面形状は、それぞれ図8,図9及び図1
0に示す如きものとなる。
【0004】ここで、羽根4の翼端部4cの上記各断面
A〜C部分における空気の流れを示すと、図8〜図10
の通りである。
【0005】即ち、翼端部4cのうち、上記羽根4の前
縁部4e寄りに対応する部位(即ち、矢印Aに対応する
部位)においては、図8に示すように、その負圧面4a
と正圧面4bとの間における圧力差が小さいため、翼端
部4cに対してその外側から流入する空気流Fは、該負
圧面4a側と正圧面4b側とにそれぞれ別れて流れ、該
翼端部4cに渦は生じない。
【0006】また、翼端部4cのうち、上記羽根4の前
縁部4eと後縁部4fの中間に対応する部位(即ち、矢
印Bに対応する部位)においては、該羽根4の負圧面4
aと正圧面4bとの間の圧力差がかなり大きくなってい
るため、図9に矢印F1で示すように、上記正圧面4b
側から上記翼端部4cを回り込んで上記負圧面4a側に
流れる空気流が生じ、この翼端部4cを回り込む空気流
によって上記負圧面4aの上記翼端部4cに近い部位に
翼端渦S1が生じ、この翼端渦S1に伴う圧力変動によっ
て羽根車2の空力騒音が生じる。
【0007】さらに、翼端部4cのうち、上記羽根4の
後縁部4fに近い部位(即ち、矢印Cに対応する部位)
においては、該羽根4の負圧面4aと正圧面4bとの間
の圧力差が極めて大きくなることから、図10に矢印F
1で示すように、上記正圧面4b側から上記翼端部4c
を回り込んで上記負圧面4a側に流れる空気の流量が増
大し、これに伴って上記負圧面4aの上記翼端部4cに
近い部位に生じる翼端渦S1がさらに成長する。また、
この翼端渦S1の成長に伴って正圧面4b側から翼端部
4cを通って負圧面4a側に回り込む空気流F1が該正
圧面4bから剥離し易くなり、該正圧面4bの翼端部4
cに近い部位に小規模の渦S2が誘発される(以下にお
いては、この翼端渦S1により誘発される渦を「誘発渦
2」という)。この羽根4の翼端部4cの負圧面4a
側と正圧面4b側とにおいてそれぞれ生じる翼端渦S1
と誘発渦S2とにより、これら両部位にそれぞれ大きな
圧力変動が生じ、結果的に大きな空力騒音が生じること
になる。また、この誘発渦S2は翼端渦S1により誘発さ
れるものであるが、該翼端渦S1に与える誘発渦S2の影
響は大きく、該誘発渦S2の発生状況によって翼端渦S1
の安定性が大きく左右され、該翼端渦S1が不安定とな
ることで上記負圧面4a側の圧力変動が助長され、結果
的にさらに大きな空力騒音が生じることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のことから、送風
機の空力騒音の低減を図るには、翼端部4cの正圧面4
b側における誘発渦S2の発生を抑制すること、及び負
圧面4a側に発生する翼端渦S1の抑制とその安定化を
図ることが有効であると考えられる。
【0009】しかるに、かかる送風機の空力騒音を低減
させるに際して、特に誘発渦S2との関連から翼端渦S1
の抑制とその安定化を試みた提案はほとんどなされてい
ないのが現状である。
【0010】そこで本願発明は、翼端渦に対する誘発渦
の影響を考慮することで空力騒音を効果的に低減させる
ようにした送風機用羽根車を提供しようとしてなされた
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0012】本願の第1の発明では、ハブ5の外周に複
数枚の薄板状の羽根4,4,・・を設け、該羽根4,
4,・・の回転により軸流方向又は斜流方向に送風する
ように構成した送風機用羽根車において、上記羽根4,
4,・・の外周側に位置する翼端部4cに、その正圧面
4b側へ膨出する略円弧面状の表面形状を有する正圧側
ガイド部6を、上記翼端部4cに沿って形成したことを
特徴としている。
【0013】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる送風機用羽根車において、上記正圧側ガイド部6
を、薄板状の基材を上記羽根4の正圧面4b側へ膨出す
る如く略円弧状に屈曲させて構成したことを特徴として
いる。
【0014】本願の第3の発明では、上記第1の発明に
かかる送風機用羽根車において、上記正圧側ガイド部6
を、薄板状の基材を中空状とし且つその正圧面4b側部
分を該正圧面4b側へ略円弧状に膨出させて構成したこ
とを特徴としている。
【0015】本願の第4の発明では、ハブ5の外周に複
数枚の薄板状の羽根4,4,・・を設け、該羽根4,
4,・・の回転により軸流方向又は斜流方向に送風する
ように構成した送風機用羽根車において、上記羽根4,
4,・・の外周側に位置する翼端部4cに、その負圧面
4a側へ膨出する略円弧面状の表面形状を有する負圧側
ガイド部7を、上記翼端部4cに沿って形成したことを
特徴としている。
【0016】本願の第5の発明では、上記第4の発明に
かかる送風機用羽根車において、上記負圧側ガイド部7
を、薄板状の基材を中空状とし且つその負圧面4a側部
分を該負圧面4a側へ略円弧状に膨出させて構成したこ
とを特徴としている。
【0017】本願の第6の発明では、ハブ5の外周に複
数枚の薄板状の羽根4,4,・・を設け、該羽根4,
4,・・の回転により軸流方向又は斜流方向に送風する
ように構成した送風機用羽根車において、上記羽根4,
4,・・の外周側に位置する翼端部4cに、その正圧面
4b側と負圧面4a側の双方へそれぞれ略円弧面状に膨
出するガイド部8を、上記翼端部4cに沿って形成した
ことを特徴としている。
【0018】本願の第7の発明では、上記第6の発明に
かかる送風機用羽根車において、上記ガイド部8を、薄
板状の基材を中空状とし且つその正圧面4b側及び負圧
面4a側の部分をそれぞれ該正圧面4b側及び負圧面4
a側へ略円弧状に膨出せて構成したことを特徴としてい
る。
【0019】本願の第8の発明では、上記第1,第2,
第3,第4,第5,第6又は第7の発明にかかる送風機
用羽根車において、上記各ガイド部6,7,8を、上記
羽根4の翼端部4cにおける該羽根4の前縁部4eと後
縁部4fの中間位置に対応する部位から該後縁部4fに
対応する部位にかけての範囲に設けたことを特徴として
いる。
【0020】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0021】 本願の第1の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、ハブ5の外周に複数枚の羽根4,4,・
・を設けた送風機用羽根車において、上記羽根4,4,
・・の外周側に位置する翼端部4cに、その正圧面4b
側へ膨出する略円弧面状の表面形状を有する正圧側ガイ
ド部6を、上記翼端部4cに沿って形成しているので、
上記正圧面4bから翼端部4cを通って負圧面4a側に
回り込む空気流は、上記正圧側ガイド部6に沿って翼端
部4c側に流れ込み、該空気流の正圧側ガイド部6にお
ける剥離現象が抑制され、例え負圧面4a側に翼端渦S
1が発生していたとしても正圧面4b側(即ち、正圧側
ガイド部6側)に誘発渦が発生することはない。
【0022】従って、誘発渦の発生防止により羽根4の
正圧面4b側での圧力変動が可及的に抑制され空力騒音
の発生が防止されるとともに、負圧面4a側においても
ここに発生する翼端渦S1は正圧面4b側に誘発渦が発
生しないことから該誘発渦の影響を受けて不安定になる
ということがなくその安定化、即ち、負圧面4a側にお
ける圧力変動の低減が図られ、負圧面4a側における空
力騒音も可及的に抑制される。この負圧面4aと正圧面
4bの双方における空力騒音の抑制効果により、送風機
全体としての空力騒音が低く抑えられるものである。
【0023】 本願の第2の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、上記に記載の効果が得られるのに加え
て次のような特有の効果も得られる。即ち、この発明で
は、上記正圧側ガイド部6を、薄板状の基材を上記羽根
4の正圧面4b側へ膨出する如く略円弧状に屈曲させて
構成しているので、該基材の厚さを厚くすることなく上
記翼端部4cに正圧側ガイド部6を形成することができ
るとともに、該正圧側ガイド部6の製作も容易であり、
これらの結果、羽根車2の軽量化(延いては、送風機の
軽量化)と製作コストの低廉化とが促進されるものであ
る。
【0024】 本願の第3の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、上記に記載の効果が得られるのに加え
て次のような特有の効果も得られる。即ち、この発明で
は、上記正圧側ガイド部6を、薄板状の基材を中空状と
し且つその正圧面4b側部分を該正圧面4b側へ略円弧
状に膨出させて構成しているので、該基材の厚さを厚く
することなく上記翼端部4cに正圧側ガイド部6を形成
することができ、その結果、羽根車2の軽量化、延いて
は送風機の軽量化が促進されるものである。
【0025】 本願の第4の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、ハブ5の外周に複数枚の薄板状の羽根
4,4,・・を設けた送風機用羽根車において、上記羽
根4,4,・・の外周側に位置する翼端部4cに、その
負圧面4a側へ膨出する略円弧面状の表面形状を有する
負圧側ガイド部7を、上記翼端部4cに沿って形成して
いるので、上記羽根4の正圧面4b側から翼端部4cを
通って負圧面4a側に回り込む空気流は負圧側ガイド部
7に沿って流れ該負圧側ガイド部7からの剥離が抑制さ
れることから該負圧面4a側に生じる翼端渦S1はその
規模が抑制されるとともに、例え正圧面4b側に誘発渦
2が生じたとしてもこれによる影響が可及的に抑制さ
れることで上記翼端渦S1の安定化が図られる。従っ
て、上記羽根4の負圧面4a側における圧力変動が可及
的に抑制され、それだけ送風機としての空力騒音が低減
されるものである。
【0026】 本願の第5の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、上記に記載の効果が得られるのに加え
て次のような特有の効果も得られる。即ち、この発明で
は、上記負圧側ガイド部7を、薄板状の基材を中空状と
し且つその負圧面4a側部分を該負圧面4a側へ略円弧
状に膨出させて構成しているので、該基材の厚さを厚く
することなく上記翼端部4cに正圧側ガイド部6を形成
することができ、その結果、羽根車2の軽量化、延いて
は送風機の軽量化が促進されるものである。
【0027】 本願の第6の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、ハブ5の外周に複数枚の薄板状の羽根
4,4,・・を設けた送風機用羽根車において、上記羽
根4,4,・・の外周側に位置する翼端部4cに、その
正圧面4b側と負圧面4a側の双方へそれぞれ略円弧面
状に膨出するガイド部8を、上記翼端部4cに沿って形
成しているので、上記正圧面4bから翼端部4cを通っ
て負圧面4a側に回り込む空気流は、上記ガイド部8の
正圧側面8bに沿って翼端部4c側に流れ込み、該正圧
側面8bにおける剥離現象が抑制され、例え負圧面4a
側に翼端渦S1が発生していたとしても該正圧面4b側
(即ち、正圧側面8b側)における誘発渦の発生が回避
される。また、上記羽根4の正圧面4b側から翼端部4
cを通って負圧面4a側に回り込む空気流はガイド部8
の負圧側面8aに沿って流れ、該負圧側面8aからの剥
離が抑制されることで上記負圧面4a側に生じる翼端渦
1はその規模が抑制される。さらに、負圧面4a側に
おける翼端渦S1は、正圧面4b側に誘発渦が発生しな
いことから該誘発渦に影響されてこれが不安定になると
いうことがなくその安定化が図られる。
【0028】これらの相乗効果として、上記羽根4の負
圧面4a及び正圧面4bにおける圧力変動が可及的に抑
制され、それだけ送風機としての空力騒音が大きく低減
され、その運転上の静粛性が促進されるものである。
【0029】 本願の第7の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、上記に記載の効果が得られるのに加え
て次のような特有の効果も得られる。即ち、この発明で
は、上記ガイド部8を、薄板状の基材を中空状とし且つ
その正圧面4b側及び負圧面4a側の部分をそれぞれ該
正圧面4b側及び負圧面4a側へ略円弧状に膨出せて構
成しているので、該基材の厚さを厚くすることなく上記
翼端部4cに上記ガイド部8を形成することができ、そ
の結果、羽根車2の軽量化、延いては送風機の軽量化が
促進されるものである。
【0030】 本願の第8の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、上記,,,,,又はに記
載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即
ち、この発明では、上記各ガイド部6,7,8を、上記
羽根4の翼端部4cにおける該羽根4の前縁部4eと後
縁部4fの中間位置に対応する部位から該後縁部4fに
対応する部位にかけての範囲、即ち、上記羽根4の翼端
部4cのうち、空力騒音の発生原因となる翼端渦S1
発生する部位のみに設けているので、該各ガイド部6,
7,8を設けたことによる空力騒音の低減効果を、より
安価に且つ効率的に確保することができ、空力騒音の少
ない送風機を安価に提供することができるものである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を、プロペラファ
ンの羽根車を例にとって幾つかの好適な実施形態に基づ
いて具体的に説明するが、この各実施形態にかかる羽根
車は、既述の図1及び図2に示すプロペラファン1の羽
根車2とその基本構造を同じにし、且つ本願発明の要旨
は該羽根車2における羽根4の翼端部4cの構造にある
ことから、以下の各実施形態においては、図1における
羽根車2の羽根4のうち、矢印Cに対応する部位の断面
図に基づいてその構造を説明することとする。尚、図
1,図2及び図8〜図10において示した部材と同一部
材についてはこれらと同一の符号を付すことでその説明
を省略する。
【0032】第1の実施形態 図3には、本願の請求項1,請求項2及び請求項8に記
載の発明を適用した第1の実施形態にかかるプロペラフ
ァン1の羽根車2の羽根4の断面図を示している。この
羽根4においては、その翼端部4cを羽根4の正圧面4
b側へ略円弧状に膨出する如く湾曲成形してこの湾曲部
分を正圧側ガイド部6としている。
【0033】尚、この正圧側ガイド部6は、上記翼端部
4cに沿って形成され且つその形成範囲は図1において
鎖線ハッチングで示す領域Xの範囲とされる。
【0034】かかる構成の正圧側ガイド部6が設けられ
た羽根4をハブ5の外周に複数個設けてなる羽根車2を
備えたプロペラファン1においては、次のような作用効
果が得られる。即ち、羽根車2の回転に伴い、羽根4の
前縁部4eと後縁部4fの中間位置から該後縁部4fに
かけての部分には、その負圧面4aと正圧面4bとの間
に大きな圧力差が生じている。従って、羽根4の翼端部
4cにはこの翼端部4cを迂回してその正圧面4b側か
ら負圧面4a側に向けて空気流が回り込むことになる。
【0035】この場合、図3に流線Fで示すように、上
記正圧面4bから翼端部4cを通って負圧面4a側に回
り込む空気流Fは、上記正圧側ガイド部6の略円弧面状
の表面に沿って該正圧面4b寄りに湾曲した状態で上記
翼端部4c側に流れ、さらに該翼端部4cを通って上記
負圧面4a側に流れ込む。従って、翼端部4c近傍の負
圧面4aにおいては空気流Fに剥離現象が生じ、ここに
翼端渦S1が発生することになる。
【0036】一方、正圧面4b側においては、上述のよ
うに空気流Fが、上記正圧側ガイド部6の円弧面状の表
面に沿って該正圧面4b寄りに湾曲した状態で上記翼端
部4c側に流れ該正圧側ガイド部6からの剥離が抑制さ
れることから、上記負圧面4a側における翼端渦S1
発生にもかかわらず、この部分に誘発渦は発生しない。
また、このように、正圧面4b側に誘発渦が発生しない
ことで、負圧面4a側の翼端渦S1は可及的に安定した
状態とされる。
【0037】これらの結果、先ず、羽根4の負圧面4a
側においてはその翼端部4cの近傍に発生する翼端渦S
1が安定した状態でその圧力変動が少ないことから、こ
の圧力変動に起因する空力騒音の発生が抑えられる。ま
た、羽根4の正圧面4b側においてはその翼端部4cの
近傍に誘発渦が発生しないことからその圧力変動がほと
んどなく、空力騒音はほとんど生じない。従って、これ
らの相乗効果として、羽根4の翼端部4cにおける圧力
変動に起因する送風機の空力騒音の発生が可及的に抑制
され、送風機の運転上における高い静粛性が確保される
ものである。
【0038】さらに、この実施形態のものにおいては、
上記正圧側ガイド部6を、薄板状の基材を上記羽根4の
正圧面4b側へ膨出する如く略円弧状に屈曲させて構成
しているので、該基材の厚さを不必要に厚くせずとも上
記翼端部4cに正圧側ガイド部6を形成することができ
るとともに、該正圧側ガイド部6の製作も容易であり、
これらの結果、羽根車2の軽量化、延いては、送風機の
軽量化、並びに製作コストの低廉化とが図れるものであ
る。
【0039】尚、この第1の実施形態にかかる羽根車2
を備えた送風機の騒音特性を、図7に特性図L1として
示している。この特性図L1と、従来の送風機の特性図
0とを比較すれば、上記羽根4の翼端部4cに上記正
圧側ガイド部6を設けたことによる効果は明らかであ
る。
【0040】第2の実施形態 図4には、本願の請求項6〜請求項8に記載の発明を適
用した第2の実施形態にかかるプロペラファン1の羽根
車2の羽根4の断面図を示している。この羽根4におい
ては、その翼端部4cに、該羽根4を構成する薄板状の
基材の翼端部4cに対応する部位においてその厚さ方向
に二分し、この二分された部分をそれぞれ負圧面4a側
と正圧面4b側とにそれぞれ略円弧面状に膨出させるこ
とで流線状の表面形状をもつガイド部8を形成してい
る。そして、このガイド部8の両面のうち、羽根4の負
圧面4a側に位置する部分を負圧側面8aとし、正圧面
4b側に位置する部分を正圧側面8bとしている。尚、
この正圧側ガイド部6は、上記翼端部4cに沿って形成
され且つその形成範囲は図1において鎖線ハッチングで
示す領域Xの範囲とされる。
【0041】かかる構成のガイド部8が設けられた羽根
4をハブ5の外周に複数個設けてなる羽根車2を備えた
プロペラファン1においては、次のような作用効果が得
られる。即ち、羽根車2の回転に伴い、羽根4の前縁部
4eと後縁部4fの中間位置から該後縁部4fにかけて
の部分には、その負圧面4aと正圧面4bとの間に大き
な圧力差が生じている。従って、羽根4の翼端部4cに
はこの翼端部4cを迂回してその正圧面4b側から負圧
面4a側に向けて空気流Fが回り込むことになる。
【0042】この場合、上記翼端部4cに、その正圧面
4b側と負圧面4a側の双方へそれぞれ略円弧面状に膨
出するガイド部8を、上記翼端部4cに沿って形成して
いるので、上記正圧面4bから翼端部4cを通って負圧
面4a側に回り込む空気流Fは、図4に示すように、上
記ガイド部8の正圧側面8bに沿って翼端部4c側に流
れ込むこととなり、該正圧側面8bにおける剥離現象が
抑制される。従って、例え負圧面4a側に翼端渦S1
発生していたとしても該正圧面4b側(即ち、正圧側面
8b側)における誘発渦の発生が回避される。また、上
記羽根4の正圧面4b側から翼端部4cを通って負圧面
4a側に回り込む空気流Fは、ガイド部8の負圧側面8
aに沿って流れる。従って、この空気流Fの上記負圧側
面8aからの剥離が抑制され、該負圧面4a側に生じる
翼端渦S1はその規模が抑制される(換言すれば、その
成長が抑制される)。さらに、負圧面4a側における翼
端渦S1は、正圧面4b側に誘発渦が発生しないことか
ら該誘発渦に影響されてこれが不安定になるということ
がなくその安定化が図られる。これらの結果として、上
記羽根4の負圧面4a及び正圧面4bにおける圧力変動
が可及的に抑制され、それだけ送風機としての空力騒音
が大きく低減され、その運転上の静粛性が促進されるも
のである。
【0043】さらに、この実施形態の羽根車2では、上
記ガイド部8を、薄板状の基材を中空状とし且つその正
圧面4b側及び負圧面4a側の部分をそれぞれ該正圧面
4b側及び負圧面4a側へ略円弧状に膨出せて構成して
いるので、該基材の厚さを必要以上に厚くせずとも上記
翼端部4cに容易に上記ガイド部8を形成することがで
き、その結果、羽根車2の軽量化、延いては送風機の軽
量化が図れるものである。
【0044】尚、この第2の実施形態にかかる羽根車2
を備えた送風機の騒音特性を、図7に特性図L2として
示している。この特性図L2と、従来の送風機の特性図
0とを比較すれば、上記羽根4の翼端部4cに上記ガ
イド部8を設けたことによる効果は明らかである。
【0045】第3の実施形態 図5には、本願の請求項1,請求項3及び請求項8に記
載の発明を適用した第3の実施形態にかかるプロペラフ
ァン1の羽根車2の羽根4の断面図を示している。この
羽根4においては、上記第1の実施形態のものと同様
に、その翼端部4cの正圧面4b側に正圧側ガイド部6
を形成したものであるが、該第1の実施形態のものと異
なる点は、該第1の実施形態においては上記正圧側ガイ
ド部6を基材の折曲成形により形成していたのに対し
て、この第3の実施形態のものはこれを上記第2の実施
形態のものと同様に、該翼端部4cを中空状とし、その
一方の面のみを正圧面4b側に略円弧面状に膨出させる
ことで形成した点である。
【0046】かかる構成の正圧側ガイド部6が設けられ
た羽根4をハブ5の外周に複数個設けてなる羽根車2を
備えたプロペラファン1においては、次のような作用効
果が得られる。即ち、羽根車2の回転に伴い、羽根4の
前縁部4eと後縁部4fの中間位置から該後縁部4fに
かけての部分には、その負圧面4aと正圧面4bとの間
に大きな圧力差が生じている。従って、羽根4の翼端部
4cにはこの翼端部4cを迂回してその正圧面4b側か
ら負圧面4a側に向けて空気流が回り込むことになる。
【0047】この場合、図5に流線Fで示すように、上
記正圧面4bから翼端部4cを通って負圧面4a側に回
り込む空気流Fは、上記正圧側ガイド部6の略円弧面状
の表面に沿って該正圧面4b寄りに湾曲した状態で上記
翼端部4c側に流れ、さらに該翼端部4cを通って上記
負圧面4a側に流れ込む。従って、翼端部4c近傍の負
圧面4aにおいては空気流Fに剥離現象が生じ、ここに
翼端渦S1が発生することになる。但し、この翼端渦S1
の規模は、翼端部4cの負圧面4aが平面とされている
ことで、上記第1の実施形態のもののようにここが凹状
とされたものよりも空気流の剥離作用が少ないことか
ら、該第1の実施形態における翼端渦S1よりも小さな
ものとなる。
【0048】一方、正圧面4b側においては、上述のよ
うに空気流Fが、上記正圧側ガイド部6の略円弧面状の
表面に沿って該正圧面4b寄りに湾曲した状態で上記翼
端部4c側に流れ該正圧側ガイド部6からの剥離が抑制
されることから、上記負圧面4a側における翼端渦S1
の発生にもかかわらず、この部分に誘発渦は発生しな
い。また、このように、正圧面4b側に誘発渦が発生し
ないことで、負圧面4a側の翼端渦S1は可及的に安定
した状態とされる。
【0049】これらの結果、先ず、羽根4の負圧面4a
側においては、その翼端部4cの近傍に発生する翼端渦
1が規模が小さく且つ安定した状態であってその圧力
変動が少ないことから、この圧力変動に起因する空力騒
音の発生が抑えられる。また、羽根4の正圧面4b側に
おいては、その翼端部4cの近傍に誘発渦が発生しない
ことからその圧力変動がほとんどなく、空力騒音はほと
んど生じない。従って、これらの相乗効果として、羽根
4の翼端部4cにおける圧力変動に起因する送風機の空
力騒音の発生が可及的に抑制され、送風機の運転上にお
ける高い静粛性が確保されるものである。
【0050】さらに、この第3の実施形態のものにおい
ては、上記正圧側ガイド部6を、薄板状の基材を中空状
とし且つその正圧面4b側部分を該正圧面4b側へ略円
弧状に膨出させて構成しているので、該基材の厚さを厚
くすることなく上記翼端部4cに正圧側ガイド部6を形
成することができ、その結果、羽根車2の軽量化、延い
ては送風機の軽量化が図れるものである。
【0051】第4の実施形態 図6には、本願の請求項4,請求項5及び請求項8に記
載の発明を適用した第4の実施形態にかかるプロペラフ
ァン1の羽根車2の羽根4の断面図を示している。この
実施形態の羽根4は、上記第3の実施形態のものとは逆
に、前縁部4eの正圧面4b側に負圧側ガイド部7を形
成したものである。尚、この負圧側ガイド部7の形成方
法は、上記第3の実施形態における上記正圧側ガイド部
6の形成方法と同様である。
【0052】かかる構成の負圧側ガイド部7が設けられ
た羽根4をハブ5の外周に複数個設けてなる羽根車2を
備えたプロペラファン1においては、次のような作用効
果が得られる。即ち、羽根車2の回転に伴い、羽根4の
前縁部4eと後縁部4fの中間位置から該後縁部4fに
かけての部分には、その負圧面4aと正圧面4bとの間
に大きな圧力差が生じている。従って、羽根4の翼端部
4cにはこの翼端部4cを迂回してその正圧面4b側か
ら負圧面4a側に向けて空気流が回り込むことになる。
【0053】この場合、図6に流線Fで示すように、先
ず、上記羽根4の正圧面4b側から翼端部4cを通って
負圧面4a側に回り込む空気流Fは、上記負圧側ガイド
部7に沿って流れて該負圧側ガイド部7からの剥離が抑
制されることから、該負圧面4a側に生じる翼端渦S1
はその規模が抑制される。また、翼端部4cの正圧面4
b側には、小規模の翼端渦S1が発生するが、元々、負
圧面4a側の空気流Fは、上記負圧側ガイド部7が形成
されたことによって該負圧面4aからの剥離が抑制され
る方向にあることから、該誘発渦S2の発生にかかわら
ず上記翼端渦S1は安定したものとなる。これらの結
果、上記羽根4の負圧面4a側における圧力変動が可及
的に抑制され、それだけ送風機としての空力騒音が低減
されるものである。
【0054】また、この実施形態の羽根車2において
は、上記負圧側ガイド部7を、薄板状の基材を中空状と
し且つその負圧面4a側部分を該負圧面4a側へ略円弧
状に膨出させて構成しているので、該基材の厚さを厚く
することなく上記翼端部4cに正圧側ガイド部6を形成
することができ、その結果、羽根車2の軽量化、延いて
は送風機の軽量化が促進されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】送風機用羽根車の概略構造を示す縦断面図であ
る。
【図2】図1のII-II矢視図である。
【図3】本願発明の第1の実施形態にかかる羽根車にお
ける羽根構造を示す断面図である。
【図4】本願発明の第2の実施形態にかかる羽根車にお
ける羽根構造を示す断面図である。
【図5】本願発明の第3の実施形態にかかる羽根車にお
ける羽根構造を示す断面図である。
【図6】本願発明の第4の実施形態にかかる羽根車の羽
根構造を示す断面図である。
【図7】送風機の「風量−騒音」特性図である。
【図8】従来の送風機用羽根車の羽根構造を示す断面図
である。
【図9】従来の送風機用羽根車の羽根構造を示す断面図
である。
【図10】従来の送風機用羽根車の羽根構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
1はプロペラファン、2は羽根車、3はベルマウス、4
は羽根、4aは負圧面、4bは正圧面、4cは翼端部、
4dは翼基部、4eは前縁部、4fは後縁部、5はハ
ブ、6は正圧側ガイド部、7は負圧側ガイド部、8はガ
イド部である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ(5)の外周に複数枚の薄板状の羽
    根(4),(4),・・を設け、該羽根(4),
    (4),・・の回転により軸流方向又は斜流方向に送風
    するように構成した送風機用羽根車であって、 上記羽根(4),(4),・・の外周側に位置する翼端
    部(4c)に、その正圧面(4b)側へ膨出する略円弧
    面状の表面形状を有する正圧側ガイド部(6)が、上記
    翼端部(4c)に沿って形成されていることを特徴とす
    る送風機用羽根車。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記正圧側ガイド部(6)が、薄板状の基材を上記翼4
    の正圧面(4b)側へ膨出する如く略円弧状に屈曲させ
    て構成されていることを特徴とする送風機用羽根車。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記正圧側ガイド部(6)が、薄板状の基材を中空状と
    し且つその正圧面(4b)側部分を該正圧面(4b)側
    へ略円弧状に膨出させて構成されていることを特徴とす
    る送風機用羽根車。
  4. 【請求項4】 ハブ(5)の外周に複数枚の薄板状の羽
    根(4),(4),・・を設け、該羽根(4),
    (4),・・の回転により軸流方向又は斜流方向に送風
    するように構成した送風機用羽根車であって、 上記羽根(4),(4),・・の外周側に位置する翼端
    部(4c)に、その負圧面(4a)側へ膨出する略円弧
    面状の表面形状を有する負圧側ガイド部(7)が、上記
    翼端部(4c)に沿って形成されていることを特徴とす
    る送風機用羽根車。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記負圧側ガイド部(7)が、薄板状の基材を中空状と
    し且つその負圧面(4a)側部分を該負圧面(4a)側
    へ略円弧状に膨出させて構成されていることを特徴とす
    る送風機用羽根車。
  6. 【請求項6】 ハブ(5)の外周に複数枚の薄板状の羽
    根(4),(4),・・を設け、該羽根(4),
    (4),・・の回転により軸流方向又は斜流方向に送風
    するように構成した送風機用羽根車であって、 上記羽根(4),(4),・・の外周側に位置する翼端
    部(4c)に、その正圧面(4b)側と負圧面(4a)
    側の双方へそれぞれ略円弧面状に膨出するガイド部
    (8)が、上記翼端部(4c)に沿って形成されている
    ことを特徴とする送風機用羽根車。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 上記ガイド部(8)が、薄板状の基材を中空状とし且つ
    その正圧面(4b)側及び負圧面(4a)側の部分をそ
    れぞれ該正圧面(4b)側及び負圧面(4a)側へ略円
    弧状に膨出させて構成されていることを特徴とする送風
    機用羽根車。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6又は7に
    おいて、 上記各ガイド部(6),(7),(8)が、上記羽根
    (4)の翼端部(4c)における該羽根(4)の前縁部
    (4e)と後縁部(4f)の中間位置に対応する部位か
    ら該後縁部(4f)に対応する部位にかけての範囲に設
    けられていることを特徴とする送風機用羽根車。
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