JPH0913735A - 高減衰オイルダンパの取着構造 - Google Patents
高減衰オイルダンパの取着構造Info
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- JPH0913735A JPH0913735A JP16362995A JP16362995A JPH0913735A JP H0913735 A JPH0913735 A JP H0913735A JP 16362995 A JP16362995 A JP 16362995A JP 16362995 A JP16362995 A JP 16362995A JP H0913735 A JPH0913735 A JP H0913735A
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- brace
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- oil damper
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
取着する場合、ブレースの面外変形を拘束し、風力のよ
うな頻度の高い長周期の片押し荷重の面内変形を吸収す
る高減衰オイルダンパの取着構造を提供する。 【構成】 柱と床スラブと間隙を保って配置したブレー
スの頭部に高減衰オイルダンパの両スッド端をそれぞれ
枢着し、前記ブレースの頭部の底面に長孔を設け、自由
に回動するような管部材で覆ったピンを備えるブロック
を床スラブに埋設し、前記長孔に該ピンを貫入して、ブ
レースの面外変形を拘束する構造とする。
Description
衰オイルダンパ(以下HiDAMと言う)によって、該
構造物を制震しようとする場合、高減衰オイルダンパ
(HiDAM)の取着構造に関する。
造物では、構造物の剛性を保つため、柱、梁架構間にブ
レースを挿入して、柱、梁架構とブレースはボルト等で
剛接していた。しかし、これでは構造物に制震効果が期
待できないので、例えば、特開平5-59841 号公報に示す
ような制震構造物用高減衰装置が屡々応用される。
応用する場合は、高減衰オイルダンパ(HiDAM)の
ロッド又はシリンダカバーの一端を柱に枢着し、他端の
シリンダカバー又はロッドをブレースに枢着し、該ブレ
ースは梁と僅かの間隙を保ってブレース面内外に可動自
由に架設されていた。
動要因となる外力の方向は、必ずしもブレース面内にあ
る訳ではなく、ブレース面内と、該ブレースに直交する
方向の合成で振動外力が作用するのが普通である。
(HiDAM)のロッドの一端をブレースに枢着し該ブ
レースと梁間に間隙を保ったままでは、ブレース面外の
外力成分によって、ブレースはブレース面外に変形し
て、構造物の設計を困難にする。あえてブレース面外の
変形を抑制しようとすれば、ブレースの断面がかなり大
きくなり、施工性もよくないし経済的でない。
造の稼働で問題となる騒音、振動及びかじり等を防止す
る高減衰オイルダンパ(HiDAM)のブレースへの取
着構造を提供することを目的とする。
側に高減衰オイルダンパ(HiDAM)の一端を枢着
し、該高減衰オイルダンパ(HiDAM)の他の一端を
ブレース側に枢着する。
DAM)軸方向に長い長孔を穿設し、梁に取着されたブ
ロック上のピンを、該長孔に貫通しブレースの変位を該
ブレースの面外に拘束し、高減衰オイルダンパ(HiD
AM)の軸方向には自由にしておく。長孔はピンの拘束
方向にも若干の間隙を設け、ピンは管部材等で覆い、頻
度の多い風力による変形に対しては、ピンを覆った管部
材と長孔が当接し騒音や振動及びかじりが発生しないよ
うに工夫されている。ブレース面外方向の変形力に対し
ては、ピンを覆った管部材がベアリングの効果を発揮
し、ピンの動きを円滑にしている。
ックの位置によって加減する。
変位関係を示した図である。X軸に沿って紙面に直角な
面がブレース面とする。
合、変位を拘束するピンは長孔に沿ってX軸方向にx1
変位する。面外変形y1 は長孔によって拘束される。
場合、前記ピンは長孔に当接したまま拘束すへき変形は
aとなる。
は完全には拘束されない。従って長孔は長いほうが有利
であるが高減衰オイルダンパ(HiDAM)による変形
減衰との兼ね合いで長孔の長さは決まる。
ンパ(HiDAM)の取着構造を説明する。
衰オイルダンパ(HiDAM)を取着した全体図の一例
である。架構は鉄骨鉄筋コンクリート柱1(以下SRC
柱と言う)と大梁2とブレース3から構成されている。
ブレース3は上階の大梁2とSRC柱1との交点から下
階の大梁2の中央まで2本斜めに伸び、ブレースの頭部
4を形成している。左側のSRC柱1にブラケット5が
設けてあり、該ブラケット5と前記ブレース頭部4は下
階のスラブ7と間隙を保持し底部に長孔8を穿設してい
る。スラブ7には、ステンレスの管部材9で覆ったピン
10を備えたブロック11を埋設して、該ピン10を前
記ブレースの頭部4の長孔8に貫通させるが、ピン10
と長孔8の位置関係の調整はブロック11の埋設位置に
よって行う。図1aは、SRC柱の断面図であり、図1
bは、図1のD部詳細図である。
M)の取着部の詳細図である。図aは図2のA−A断面
図であり、図2bはB−B断面図である。図2cは図2
のC−C断面図である。
衰オイルダンパ(HiDAM)を用いた制震構造物の設
計が容易になる。又ブレースが面内に変形した場合、或
いは面外に変形しようとする力が作用した場合、ピンが
ステンレスの管部材で覆ってあるので、ベアリング効果
を発揮し、稼働時に問題となる騒音、振動及びかじり等
を防止することが出来る。
パ(HiDAM)を取着した全図である。図1aは、S
RC柱の断面図であり、図1bは、図1のD部詳細図で
ある。
詳細図である。 図2aは図2のA−A断面図であり、
図2bはB−B断面図である。図2cは図2のC−C断
面図である。
を示した図である。
・大梁、3・・・ブレース、4・・・ブレースの頭部、
5・・・ブラケット、6・・・高減衰オイルダンパ(H
iDAM)、7・・・スラブ、8・・・長孔、9・・・
管部材、10・・・ピン、11・・・ブロック
Claims (1)
- 【請求項1】 柱、梁架構の構造物に、高減衰オイルダ
ンパを取着する構造であり、前記高減衰オイルダンパの
ロッドの一端を柱に、他端をブレースの頭部に枢着し、
自由に回動し得るような管部材で覆ったピンを備えるブ
ロックを、前記ブレースの頭部と間隙を保って打設され
たスラブに埋設し、前記管部材で覆ったピンを、前記ブ
レースの頭部の底面に穿設された長孔に貫通せしめてな
ることを特徴とした高減衰オイルダンパの取着構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16362995A JP2900845B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 高減衰オイルダンパの取着構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16362995A JP2900845B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 高減衰オイルダンパの取着構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0913735A true JPH0913735A (ja) | 1997-01-14 |
JP2900845B2 JP2900845B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=15777570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16362995A Expired - Fee Related JP2900845B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 高減衰オイルダンパの取着構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2900845B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113236706A (zh) * | 2021-05-10 | 2021-08-10 | 南通理工学院 | 一种应用于混凝土框架结构中的减震装置 |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP16362995A patent/JP2900845B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113236706A (zh) * | 2021-05-10 | 2021-08-10 | 南通理工学院 | 一种应用于混凝土框架结构中的减震装置 |
CN113236706B (zh) * | 2021-05-10 | 2022-03-08 | 南通理工学院 | 一种应用于混凝土框架结构中的减震装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2900845B2 (ja) | 1999-06-02 |
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