JPH09137278A - 金属表面の処理方法及びそれに用いる水性組成物 - Google Patents

金属表面の処理方法及びそれに用いる水性組成物

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JPH09137278A
JPH09137278A JP8257404A JP25740496A JPH09137278A JP H09137278 A JPH09137278 A JP H09137278A JP 8257404 A JP8257404 A JP 8257404A JP 25740496 A JP25740496 A JP 25740496A JP H09137278 A JPH09137278 A JP H09137278A
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biptc
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Daburiyuu Kurain Jieemusu
ダブリュー.クライン ジェームス
Jiei Koomiee Jierarudo
ジェイ.コーミェー ジェラルド
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Nihon Parkerizing Co Ltd
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C22/00Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
    • C23C22/05Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using aqueous solutions
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    • C23C22/48Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using aqueous solutions using aqueous acidic solutions with pH less than 6 not containing phosphates, hexavalent chromium compounds, fluorides or complex fluorides, molybdates, tungstates, vanadates or oxalates
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非鉄金属表面、特に亜鉛めっき鋼もしくは類
似の亜鉛系表面に自己析出皮膜を形成する最の傷及びブ
リスターの形成を大幅に少なくする。 【解決手段】 前記表面を、ホスホン酸イオン、好まし
くはアミノホスホン酸イオン含有水性液状疵防止溶液
と、自己析出前に接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属表面の処理方法及
びそれに用いる水性組成物に関するものであり、より詳
しく述べるならば、装入して物品の活性金属表面を密着
性高分子皮膜で被覆することに使用する、通常は水溶液
である溶液もしくは通常は水分散液である分散液の用法
に関するものであり、特に、該溶液もしくは分散液に導
入すると金属は相当な速度で自発的溶解を開始し、金属
の品物が浴中に滞留する時間が長くなるほど密着性高分
子皮膜の膜厚が厚くなり、活性金属との接触がない場合
でも液体は長時間安定であって何らかの固体高分子が自
然に沈殿することもしくは凝集することが起こらない。
かかる組成物、及びこの組成物を使用して金属表面に被
覆を形成する方法は、当業界において通称されているよ
うに、「自己析出」組成物、分散物、エマルジョン、懸
濁物、浴、溶液、工程、方法あるいは類似語句であり、
本明細書でもこの表記をする。電着は自己析出と非常に
類似の密着性皮膜を形成するが、電着は被覆を生成する
ために金属もしくは他の被覆目的物を直流電源に接続す
る必要がある点で自己析出とは対照的である。自己析出
にはかかる外部電流は必要ではない。
【0002】当業界において既知の自己析出組成物は実
用上重要な多くの金属を被覆するのに有効であるが、亜
鉛めっき鋼等の亜鉛リッチの金属表面の多くについて自
己析出処理を試みると、多数の小さい「ピンホール」や
より大きいブリスターなどを伴う皮膜が生じることが観
察されている。このような皮膜は美観上好ましくないと
され、また、通常自己析出皮膜に要望される環境に対す
る保護が得られないことが多い。自己析出皮膜におい
て、特に亜鉛系表面、より特定すると亜鉛めっき鋼もし
くはその改良の幾つかにおいて、ピンホールあるいはよ
り大きい疵(blemishes)の形成を少なくしあ
るいは解消することが本発明の主たる目的である。
【0003】
【従来の技術】自己析出処理は約30年以来鋼について
工業的に使用されており、またその使用は現在十分に確
立している。より詳しくは、例えば、1971年7月1
3日にSteinbrecher他に付与された米国特許第3,59
2,699号、いずれもLochelに付与された1978年
8月22日付米国特許第4,108,817号及び19
79年12月11日付米国特許第4,178,400
号、いずれもHall他に付与された1980年12月30
日付米国特許第4,242,379号及び1981年1
月6日付米国特許第4,243,704号、及び199
4年8月30日にAhmed に付与された米国特許第5,3
42,694号を参照されたい(直前にて言及した米国
特許のすべての開示は、本明細書にある明示の記載と矛
盾しない程度において、引用し本明細書に含めるものと
する。)しかしながら、より電気化学的に活性な基板、
例えば亜鉛などの上に疵がない皮膜を生成することへの
挑戦が継続して行われており、特に自己析出樹脂のうち
しばしば好ましい種類のもの、すなわち塩化ビニリデン
の内部安定化された結晶性共重合体を使用する場合につ
いてかかる挑戦がなされていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】原則の記載 請求項及び実施例を除き、あるいは別途明示した場合を
除き、本明細書中における物質の量、もしくは反応条件
及び/又は用法に関する数量のすべては、本発明を最広
義に記載しており、「約」との語で修飾されているもの
とする。しかし記載された数値限界内での実施が実用上
好ましい。反対の意味が明示されていない限り、百分
率、「部」及び比率は重量による。「重合体」なる語句
はオリゴマーを含み、本発明に関し所期の目的に適した
もしくは好ましい一群の物質もしくは一つの等級の物質
が記載されている場合は、この記載は群もしくは等級の
中のいずれか2以上の要素の混合物も同様に適しもしく
は好ましいことを意味し;化学の用語で成分を記載した
場合は、この記載は明細書中で特定した一切の組合せに
添加する時点での成分を意味し,そして一旦混合された
混合物の成分間で化学的相互作用が起こることを必ずし
も排除するものではなく;イオン形態で物質を詳細に説
明している場合は、組成物全体では電気的中和となるた
めに十分な対イオンが存在することを意味し;かくして
言外に意味する対イオンは,特定のイオン形態で明示さ
れた他の成分から可能な範囲で選択することが好まし
く;これとは異なり対イオンを自由に選択する場合は本
発明の目的に有害な対イオンを除くものとし;また「モ
ル」の用語及びその派生語は、イオン性化学種、化学的
に不安定な中性化学種、あるいは単位中に含まれる存在
原子の種類及び各原子の数を特定した他の一切の化学種
に、実在するものあるいは仮定のものの如何に拘わらず
「モル」の用語を使用することができ、同様に「モル」
は同様に中性分子で良く定義される物質に使用すること
ができる。
【0005】発明の要約 金属表面、特に亜鉛めっき鋼もしくは同様の亜鉛鉄系表
面、及びアルミウムと少なくとも45%のアルミニウム
を含むその合金の表面を、必要な洗浄もしくは望ましい
洗浄の後でかつ自己析出処理の前に、30℃でcm当り
55ダイン以下の表面張力を有し、かつ下記: (A)全溶液に対して少なくとも0.008%の溶解し
たホスホン酸イオンの成分、及び任意成分として、下記
成分の1種もしくは2種、(B)ホスホン酸イオンを除
く溶解した界面活性剤成分、及び(C)前記(A)及び
(B)成分の一部である物質を除く溶解した、非酸化性
鉱酸、ならびに水から実質的になる、あるいは好ましく
はからなる水性溶液で処理すると、爾後に自己析出処理
した後にピンホールもしくは同様の表面疵の形成を少な
くすることに極めて有効であることが分かった。この記
載の目的のために、Ledent等に1984年10月16日
に付与された米国特許第4,477,390号のカラム
2,50〜56行に非酸化性鉱酸が明記されている。こ
の明細書の全体を、本明細書の明示の記載に反しない範
囲で、引用し本明細書に含める。このような金属前処理
組成物は本発明の一実施態様を構成する。本発明の他の
組成物の実施態様は、水で希釈することにより本発明の
処理液組成物を調製することができる濃縮物である。
【0006】最も単純な実施態様では、本発明に係る方
法は、下記:(i)上述の水性液状疵防止前処理組成物
と被塗物の金属表面を、適切な温度でかつ十分の時間接
触させて後続の自己析出処理において疵を少なくする;
この疵防止前処理をBIPT (Blemish Inhibiting Precoat
ing-Treatment)と略称し、使用される水性液体組成物を
BIPTC (Blemisch Inhibiting Precoating-Treatment C
omposition)と略称する;(ii)表面が金属の目的物
をBIPTC との接触から取りだす;(iii)段階(i)
におけるBIPTC で処理された表面に自己析出皮膜を適用
する、三段階を含む。
【0007】好ましい実施態様の記載 自己析出組成物及びその方法自体;BIPT前及び自己析出
処理後に他の組成物を用いて行う処理、例えばBIPTC と
の接触前に行う基板の洗浄、自己析出処理後に行う単純
なリンス及び/又は反応性リンス、自己析出処理及びク
リーニング後にクロム含有後処理組成物あるいはその他
の公知の好ましい後処理組成物を使用すること、最初に
形成された被覆膜を安定させるための蒸気処理などのよ
うな加熱もしくは他の方法は、本発明方法をの拡張であ
り従来法と一般的に同じである。特定の好ましい条件は
以下の実施例で説明する。
【0008】好ましくは、本発明に係る方法は、自己析
出浴で形成された濡れたままの(液切りはしてある未硬
化の皮膜を、当業界で「反応性リンス」としてよく知ら
れ、また単に「リンス」としても知られている水性組成
物の1種以上で洗浄することも含む。特に好ましい反応
性リンスは、1994年12月13日付の米国特許第
5,372,853号及び1994年9月30日に出願
された米国特許出願第08/316,437号に記載さ
れている。これらの明細書の全体を、本明細書の明示の
記載に反しない範囲で、引用し本明細書に含める。他の
好適は反応性リンスは、1994年8月30日付の米国
特許第5,432,694号、1993年9月30日付
の米国特許第5,428,525号、及び1992年1
1月17日付の米国特許第5,164,234号に記載
されている。これらの明細書の全体を、本明細書の明示
の記載に反しない範囲で、引用し本明細書に含める。
【0009】従来技術の自己析出処理においては自己析
出処理の前に被塗物亜鉛系表面をなんらかの洗浄するこ
とが、必要であるかもしくは望ましいことが知られてい
る。本発明ではこの洗浄は、従来技術とは異なり疵防止
前処理段階の前に行うことが有利であり、もしくは好ま
しい。ある条件の下では、本発明に係るBIPTICで処理し
た基板表面を、自己析出浴に導入する前にリンスするこ
とが望ましいが、このリンスは不必要であることが多
い。もし不必要ならば経済性の観点からリンスは避ける
ことが望ましい。
【0010】本発明に係る組成物が特徴とする成分
(A)は、好ましくは、イオン当り少なくとも1種のア
ミノ窒素原子、好ましくは三級アミノ窒素原子を含むホ
スホン酸イオンからなる群より選択される。これとは別
に、特徴成分(A)のイオンは、イオン当り少なくとも
2個、好ましくは少なくとも3個のホスホン酸基を含む
分子から選択される。同じく、これとは別にアミノ窒素
が存在する場合は、メチレン及びポリメチレン基からな
る群より選択される二価の炭化水素基が、各ホスホン酸
基のリン原子をアミノ窒素原子と結合させる。最も好ま
しくは、結合を行うこれらの分子部はメチレンであり、
メチレンのオリゴマーは、その中の炭素原子数が多くな
るほど好ましくなくなる。
【0011】便宜性及び経済性のためには、成分(A)
のイオンは、市販のホスホン酸に対応する形態のBIPTC
に添加することが好ましい。特徴成分(A)の最も好ま
しい単独の原料は、ジエチレントリアミンペンタ{メチ
レンホスホン酸}であり、その化学式はH2 PO3 CH
2 N{(CH22 N−(CH2 PO3222
ある。第2の最も好ましい原料はアミノトリ{メチレン
スルホン酸}であって、その化学式は N−(CH2 PO32) 3
【0012】BIPTC における特徴成分(A)の濃度は、
特に効果が最も大きい防止剤がもつ疵防止効果に非常に
強い影響を与えることがなく、広範囲で変えることがで
きる。成分(A)における特定の分子形態の個々につい
て、「閾値」があって、これを下回ると防止効果が達成
されないかあるいはほとんど達成されないことが想定さ
れる。多くの場合、特定の分子形態についてはそれを超
えると疵防止効果が減少するような何らかの値があると
想定され、通常閾値の量の少なくとも2オーダーを超え
る値である。この原因はおそらく酸度が高くなるからで
あろう。したがって、成分(A)濃度の技術的に好まし
い値は使用される特定の分子に細かな点で依存するであ
ろう。加えて技術的に好ましい値は経済性にも依存する
であろう。リンスを再循環しないことが通常は便宜性が
高いが、この非再循環の場合は防止目的上適切な程度で
できるだけ少ない阻止添加剤を添加することがコストの
観点から好ましい。
【0013】本発明に係る前処理組成物であって処理液
中の成分(A)の濃度は、一般に、少なくとも、0.0
085,0.0088,0.0091,0.0094,
0.0097または0.0100%であり、好ましい程
度はこの順序で高まり、またより好ましくない分子につ
いては、少なくとも0.020,0.030,0.04
0または0.080%であり、好ましい程度はこの順序
で高まる。このこととは別に、本発明に係る前処理組成
物であって処理液中の成分(A)の濃度は、一般に、5
0、25、10、5、3、2、1、0.5、0.3、
0.2、0.10、0.080、0.060、または
0.050%以下であり、好ましい程度はこの順序で高
まり、また経済的理由から最も好ましい成分(A)につ
いては、0.040、0.020、または0.015%
以下であり、好ましい程度はこの順序で高まる。
【0014】ホスホン酸イオンの濃度の決定は次のよう
にして行った。処理液の試料の250ミリリットル(以
下通常「mL」と略称する)を、1%硝酸水溶液を透明
で淡黄色になるまで添加して酸性にし、次に、40mL
の5%NaOH水溶液に60mLの脱イオン水を添加し
た液に9.45グラムのモノクロロを酢酸を溶解した溶
液1mLを添加し、0.025Nの硝酸トリウム溶液で
滴定した。滴定に際しては、アリザリン指示薬を使用し
最初にサーモンピンク終点が表れ、これが少なくとも3
0秒持続するまで滴定を行った。消費した滴定液の各m
Lは処理液中の12.8ppmホスホン酸イオンに相当
する。
【0015】一般に、成分(A)の好ましいホスホン酸
源であって市販されている唯一のものは、米国特許第
4,477,390号で記載されているように、酸を安
定化させて結晶化を妨げる作用をする非酸化性鉱酸と組
合わされた溶液である。したがって本発明に係る組成物
は通常任意成分(C)を含有することが好ましい。成分
(C)は通常塩酸で調製することが一般に最も好ましい
が、この場合は、対応するホスホン酸の化学量論的当量
で測定した成分(A)に対する成分(C)の比率は少な
くとも0.10、0.15、0.20、0.25、0.
28、0.30、または0.32:1.0であり、好ま
しい程度はこの順序で高まる。また、このこととは別
に、成分(A)に対する成分(C)の比率は1.0:
1.0、0.80:1.0、0.70:1.0、0.6
5:1、0.60:1.0、0.55:1.0、0.5
0:1.0、0.45:1.0、0.40:1.0、
0.37:1.0、0.35:1.0、0.33:1.
0以下であることが好ましい。好ましい程度はこの順序
で高まる。
【0016】疵を避ける確率を最大にするためには、本
発明に係る前処理組成物の30℃における表面張力はセ
ンチメーター当たり50、48、46、44、42、4
1、40、39、38、37、36、35、または34
ダイン以下であることが好ましく、好ましい程度はこの
順序で高まる。この表面張力の測定はWhilmey スライド
(板)法により行う。表面張力測定の詳細については、
A. Adamson, PhysicalChemistry of Surfaces,3版(Jo
hn Wiley & Sons, New York, 1976 )23−25頁、
及びC.Weser 「 Measurement of Interfacial Tension
and Surface Tension− General Review for Practica
l Man −GIT Fachzeitschrift fur dasLaboratorium, 2
4(G−I−T Verlag Ernst Giebeler, Darmstadt,ド
イツ、1980)642−648頁及び734−742
頁を参照されたい。
【0017】成分(A)は、通常純水の表面張力をわず
かに低下させる作用をもっている。しかしながら本発明
に係る前処理液ついて最も好ましい表面張力を達成する
ために、BIPTC の一成分として界面活性剤を追加するこ
とが一般に好ましい。界面活性剤としては、(i)成分
(A)及び水と組合せた際に化学的に安定であり、(i
i)表面張力を低下させるのに有効であり、(iii)
爾後に自己析出処理により形成される被覆の品質に悪影
響を及ぼさないものであれば、いかなる界面活性剤も使
用することができる。界面活性剤として好適でありかつ
経済的に少量で有効であると判明した群は芳香族スルホ
ン酸及びその塩であり、特に、ジフェニルエーテルのス
ルホン化誘導体(ベンゼン、1,1−オキシビスとも言
われる)である。これはDow Chemical Co., ミシガン
州、ミドランドによりDOWFAXTM2A1及び 2A0液体界面活
性剤として市販されている。好ましい表面張力を達成す
るのに必要なあらゆる界面活性剤の好ましい量は以下詳
述する。通常は最も好ましいDOWFAXTM2A1 については、
実用BIPTIC中の濃度が少なくとも0.0003、0.0
006、0.0009、0.0012、0.0015、
0.0018、0.0021、0.0024、0.00
27、0.0030、0.0032または0.0034
%であり、好ましい程度はこの順序で高まる。また、こ
の濃度は、主に経済的理由により、0.05、0.0
3、0.010、0.0070、0.0050、または
0.0040%以下であり、好ましい程度はこの順序で
高まる。
【0018】処理される金属基板と本発明に係るBIPTC
との間の接触時間及びこの接触中の温度は広い範囲内で
変えることができる。好ましい処理組成物については、
一般に、好ましい接触時間は、少なくとも5、10、1
5、25、35、45、50、55、または60秒であ
り、好ましい程度はこの順序で高まる。このこととは別
に好ましい接触時間は、主として経済的理由により、3
0、15、10、5、4、3、2、1.7、1.5、
1,3または1.1分以下であり、好ましい程度はこの
順序で高まる。本発明に係る処理組成物は通常、通常の
外気温度である20〜25℃で適切な有効性をもち、ま
た便宜性及び経済性のためにこの温度範囲内で使用する
ことが好ましい。しかし、この組成物は凝固点と沸点の
間のあらゆる温度で使用することが可能である。
【0019】本発明に係る方法で使用される自己析出浴
は下記: (A)5から550g/L、より好ましくは30から3
00g/L、さらによい好ましくは40から120g/
Lの安定に分散された有機被覆樹脂、(B)約0.4か
ら約5g/L、より好ましくは約0.5から4.0g/
Lのさらにより好ましくは1.0から3.0g/Lのフ
ッ素イオン、(C)リットル当りの酸化当量で約0.0
10から約0.20,より好ましくは0.011から
0.09,さらにより好ましくは0.012から0.0
45を与えるのに十分な重クロム酸塩、過酸化水素、三
価鉄イオン及びこれらの混合物からなる群より選択され
る酸化剤、(D)1.6から3.8、より好ましくは
1.7から3.0,さらにより好ましくは1.8から
2.5の範囲のpHを自己析出組成物に付与するのに十
分な量の水素イオン源、と水を好ましくは含み、より好
ましくは水と上記成分から実質的になり、さらにより好
ましくは水と上記成分からなる。
【0020】本発明に係る方法において自己析出皮膜を
形成するのに使用する被覆樹脂の好ましい種類は、内部
安定化もしくは外部安定化された塩化ビニリデン共重合
体であって、塩化ビニリデンを重合する際の残留分を5
0%を超え、より好ましくは少なくとも80%を含有す
る共重合体である。より好ましくは、塩化ビニリデン共
重合体は結晶質のものである。典型的な結晶質樹脂は、
米国特許第3,922,451号及び第3,617,3
68号に記載されている。これらの明細書の全体を、本
明細書の明示の記載に反するあらゆる部分を除いて、引
用し本明細書に含める。一般には、結晶性ポリ(塩化ビ
ニリデン)含有樹脂、塩化ビニリデンからの残留分の割
合は比較的多く、例えば重量で約80%である。
【0021】本発明に関連する自己析出被覆に使用する
のに好ましい第2の種類の樹脂は、アクリル系、特にア
クリルニトリルの共重合体である。より詳細はBasset他
に1982年2月2日に付与された米国特許第4313
861号に記載されている。この特許を、本明細書の明
示の記載に反するあらゆる部分を除いて引用し本明細書
に含める。BIPTC 処理液は使用する現場で濃縮物を水で
希釈して調製することが便利である。またかかる濃縮物
も本発明の範囲内である。濃縮物は上述の処理液組成物
としての(A),(B)及び(C)成分の濃度の3から
20倍を含有することが通常は好ましい。本発明の実
施、特にその好ましい実施態様は、以下の非限定的実施
例及び比較例から理解できるであろう。
【0022】第1群 一般的実験手順 この群の実施例で採用された処理の順序は以下の表1−
1に示す(記:ここで、以下記載する商標名PARCO(登録
商標、 RIDOLINE(登録商標、 AUTOPHORETIC(登録商標で
同定されたすべての製品、ならびにそれらの使用法に関
する詳細の指針は、Henkel Corp., の Parker Amchem D
iv. ミシガン州 Madison Heights,で商業的に入手でき
る)。前処理浴の組成は以下の表1−2に示す。
【0023】「通常の活性」自己析出浴を18.5リッ
トル(以下通常「L」と略称する)の調製は次のように
行った。最終混合物用の適当な大きさの高密度ポリエチ
レン(以下通常「HDPE」と略称する)製容器に、3
7.5%の固形分を含有するAUTOPHORETIC(登録商標
866補給剤(以下通常「866補給剤」もしくは単に
「866」と略称する)を3.37キログラム(以下通
常「kg」と略称する)と12.1kgの工業脱イオン
水(以下通常「DI」と略称する)を添加した。この第
1の混合物に、0.99kgの AUTOPHORETIC(登録商
標)Starter 300(以下通常「Starter 300 」もしくは
「S 300」と略称する)と2.96kgのDI水を別途混
合した溶液をモーター駆動の攪拌機で一定の撹拌をしな
がらゆっくり添加した。866溶液へのStarter 溶液の
添加は約20分間かかった。LINEGUARD(登録商標 10
1フッ素イオン活量計(以下通常「101計」と略称す
る)での読みが248マイクロアンペア(以下通常「μ
A」と略称する)となるまでに十分の量のフッ化水素酸
を添加した。この組成物の酸化還元電位(以下通常「OR
P 」と略称する)は平滑な白金電極を組成物中に浸漬
し、標準水素電極と比較して測定したところ、375±
25ミリボルト(以下通常「mV」と略称する)であっ
た。 (余白)
【0024】
【表1−1】 第1群で採用された処理順序 処理順序 使用液体 液体温度、℃ 接触時間、分 スプレー PCL 1530A1 72g/L 49 1.0 予備洗浄 浸漬洗浄 PCL 1530A1 144g/L 60 2.0 (水溶液) 浸漬リンス PCL1530A1,2 20〜25 1.0 <10g/L(水溶液) 浸漬BIPTC 表2参照 20〜25 1.0 浸漬リンス DI水 20〜25 1.0 浸漬自己析出処理 6〜7%固形分 20〜25 記3 参照 詳細は別記参照 放置 外気空気 20〜25 0.25 浸漬リンス 49.6部のCoCo3 , 20〜25 1.0 330.3 部の溶液(20% のジルコンふっ酸と 2.1 %のHF水溶液) 及び635.8 部のDI水4 を混合して調製した 溶液 焼付 熱風 88 20
【0025】表1−1についての一般的備考 「PCL」は「PARCO (登録商標)クリーナー」の略称
であり、PCL1530Aは従来型の界面活性剤を含む中程
度の強アルカリクリーナーで、これにPCL 1530S を添加
する場合とあるいは添加しない場合(以下の脚注1を参
照)がある。
【0026】表1−1についての脚注 1 PARCO(登録商標)cleaner、PCL1530Aを単独で使用した
時に基板に水はじきを生じた際には、PARCO(登録商標)c
leaner、 1530S もスプレー予備洗浄液及び浸漬洗浄液に
溶解した。2 この液体にはPCL 1530A または Sは意図的には添加し
なかったが、前段階からの持ち込みによりこの濃度は1
0g/Lもの量になった。3 浸漬時間は自己析出組成物の固形分濃度(6〜7%の
範囲内で特定)とともに調整して、乾燥自己析出皮膜厚
が17.8±2.5マイクロメーターとなるようにし
た。4 溶液中の溶質は、混合と混合後に起こる二酸化炭素ガ
スの発生により主としてジルコンふっ化コバルトからな
るものと考えられ、100枚のパネルを処理する度に溶
液を更新した。
【0027】
【表1−2】
【0028】表1−2についての脚注 「前処理名称」DI及びDの文字で始まっていないその
他の「前処理名称」は本発明には係わらない比較例であ
る。「Wt・Vol %」は、DOWFAXTM界面活性剤が供給され
た液状溶液の容量を直接測定し、次に全体の組成物容量
に相当する容量%に、液状溶液中の1種以上のホスホン
酸の重量%を掛けて「Wt・Vol %」を求めたことを意味
する。
【0029】「低活性」の自己析出浴の調製は、「通常
活性」浴と下記量の材料を使用した点を除いて同じに行
った。9.24kgのDI水を伴う866補給剤3.3
7kg;3.12kgのDI水で希釈した0.70kg
のStarter 300 ;101計での読み110μA。ORP は
「通常活性」浴と同じであった。自己析出浴のこれら両
実施例において被覆樹脂は塩化ビニリデンの結晶性共重
合体であった。使用中に形成される自己析出被覆物へ樹
脂が移行することが主たる原因で浴から失われる被覆樹
脂を補償するために、必要に応じて866補給剤を添加
することにより、自己析出浴の全固形分を6〜7%の範
囲に維持した。AUTOPHORETIC (登録商標)Oxidizer 24を
添加してORP をそれぞれの浴について上記で特定した範
囲に維持した。またふっ化水素酸を添加して、「通常活
性」(以下通常は「NA」と略称する)自己析出浴の10
1計の読みを250 ±25μAに維持し、「低活性」(以下
通常は「LA」と略称する)自己析出浴の101計の読み
を110 ±10μAに維持した。各種類(すなわちNAかLA)
の自己析出浴につき別のBIPTICを使用した。
【0030】処理した全ての金属基板は寸法が10.1
6×15.24センチメーター(以下通常は「cm」と
略称する)の長方形パネルであって、ACT Laboratories
,Inc., ミシガン州、Hillsdale から供給される1
0.16×30.48cmのパネルを半分に切断して調
製した。パネルの種類は3種類であって:冷間圧延鋼
(以下通常は「CRS 」と略称する)−APR 規格1172
1,6.6ミリメーター(以下通常は「mm」と略称す
る)厚さ、清浄、未研磨、バッチ30425414また
は31021314;溶融亜鉛めっき鋼(以下通常は
「G60 」と略称する)−APR 規格10260,8.9m
m厚さ;及び合金化亜鉛めっき鋼(以下通常は「A60 」
と略称する)−APR 規格16966,7.6mm厚さ−
清浄未研磨、バッチ20622416または20315
416であった。同じ支持棒に取り付けられた2個のフ
ックを用いて2枚のパネルを、処理順に従い、一時に浸
漬した。それぞれのBIPTC につき合計で18枚のパネル
を処理した:すなわち6枚はCRS、6枚はG60 、6枚はA6
0 である。
【0031】試験は、GM 9511Pに含まれる物理試験、2
0サイクル,カット入り/スキャブ、504時間塩水噴
霧(ASTM B117-90)、衝撃試験(ASTM 2794-87、但しテ
ープ剥離後の被覆のパターン評価はしなかった点は除
く)、及び一次密着性(ASTM D73359-87)である。オー
ブンで一次焼付けした被覆パネルのピンホール/ブリス
ターの存在の観察、同様に衝撃、GM 9511Pに含まれる物
理試験、20サイクル,カット入り/スキャブ塩水噴霧
及び一次密着性の観察結果を表1−3(図2〜7)のリ
ストに示す。オーブンで焼付けした後著しいブリスター
及び/又はピンホールがあった皮膜はさらに試験しなか
った。
【0032】
【表1−3−1】
【0033】
【表1−3−2】
【0034】
【表1−3−3】
【0035】
【表1−3−4】
【0036】
【表1−3−5】
【0037】
【表1−3−6】
【0038】表1−3の備考 「CompA」は、前処理を採用せず、自己析出処理後
のリンスは炭酸アンモニウムの水溶液で行ったが、他の
処理段階は本発明の「通常活性」自己析出と同じである
比較例である。「CompB」は、自己析出皮膜の代わ
りに、品質が極めて高いと一般に考えられている電着塗
料(PowercronTM500)で金属基板を被覆した比較例であ
る。
【0039】表1−3−1〜6の結果から次の結論が導
き出される。最善の総合結果をもたらすことが分かった
BIPTC はDEQUESTTM2060 を含むものであった。少なくと
も0.02%の濃度のこの物質(その活性ホスホン酸成
分の含有量は50%程度に過ぎない)が、自己析出浴の
通常活性条件及び低活性条件の下で最善の総合結果をも
たらすことが明らかになった。G60,A60 及び CRSパネル
はオーブンで焼付け後すべてピンホールがなく、またブ
リスターがなかった。一次密着は、DI比較例前処理段階
と比較すると、前処理段階によっては影響されないが、
爾後の自己析出被覆後の腐食結果は本発明に係る処理組
成物での処理により実質的に良好になっている。塩水噴
霧及びカット入り/スキャブ性能に関して自己析出浴の
通常活性条件と低活性条件との差は格段のものではなか
った。
【0040】DEQUESTTM 2000を含有する前処理組成物で
の被覆後の塩水噴霧及びカット入り/スキャブ性能はDE
QUESTTM 2060で処理後のものに匹敵した。しかし、DEQU
EST TM 2000 を含有する前処理組成物は「通常活性」浴
条件(101計の読み=250μA)の下では、合金化
亜鉛めっきA60 パネルのピンホールを防止する有効性は
低かった。また、DEQUEST TM 2000 含有溶液はDEQUEST
TM DEQUESTTM2060溶液の2倍の濃度が、保護がより困難
な合金化亜鉛めっき基板に最高の耐食性を付与するため
に必要であることが分かった。
【0041】H3PO4 を含有する調整リンスは、前処理濃
度のすべて及び試験したACC −866浴の活性化レベルに
関し、合金化亜鉛めっきA60 鋼にピンホールがない皮膜
を生成することはできなかった。塩水噴霧及びカット入
り/スキャブ性能の結果はDEQUESTTM アミノホスホン酸
含有BIPTC のものより僅かに劣った。
【0042】HF −H2O2混合液は合金化亜鉛めっき鋼の
ピンホール及びブリスターを除去するのに有効ではなか
った。
【0043】塩水噴霧(ASTM B117 −90)試験では、試
験したすべての前処理調整リンスを施したG60 及びA60
の両パネルにフィールドブリスター現象(fieldblister
ing 及び陰極剥離スポットがもたらされた。実際の使
用条件で優れた耐食性をもたらすことが知られている皮
膜で亜鉛系表面を保護しても、この表面をもつ試料を上
記種類の試験法で試験したところ常時あるいはほとんど
常時上述のような結果がもたらされた。しかし前調整リ
ンスは、塩水噴霧が招くフィールソブリスター及び剥離
の過酷度を緩和するように見え、概してG60 パネルより
もA60 パネルの方がブリスターは軽度であった。
【0044】GM 9511P, 20サイクルカット入り/スキ
ャブ試験の結果は、すべてのDEQUESTTM アミノホスホン
酸含有BIPTC 及び試験した両方の活性レベルのACC −86
6 浴度について優れていた。CRS についての合計クリー
プ幅は典型的には2mmであり、最良の従来の自己析出技
術で現在達成されているものに匹敵した。このことは、
本発明に係るBIPT後に適用される自己析出皮膜は、他の
CRS自己析出皮膜と同等以上に満足すべきものである
ことを示している。したがって、CRS と亜鉛めっき表面
を含む複合目的物について、CRS 単独の自己析出被覆に
より現在達成されている最良の性質を損なうことなく、
本発明に係るBIPT後に適用される自己析出皮膜を使用す
ることができる。衝撃試験の結果は、若干ばらついてい
るが、これは自己析出被覆されたCRS 基板では通常であ
る。しかしながら、アミノホスホン酸を含有するBIPTの
衝撃試験性能への影響が格別悪いとか、あるいは格別良
いと言う証拠はない。 (以下余白)
【0045】第2群 この群の実施例の主たる目的は長期間の使用中における
BIPTC 活性成分の消費レベルを確定することである。以
下特記しない限り、操作条件は第1群と同じである。一般的操作条件 自己析出浴を調製するに際しては0.99kgよりもむし
ろ0.94kgのAUTOPHORETIC(登録商標) Starter 300
及び2.96kgよりもむしろ2.45kgの水を使用し
た。101計のフッ素イオンメーターの読みは240μ
Aよりもむしろ150μAであった。BIPTC 濃縮物は以
下のように調製した:適切な大きさのHDPE容器中で、5
4.00±0.01g の Dequest 2060 、4.41±0.01g の Dowfa
x 2A1,及び3000±1gの全濃縮物を作るのに十分な量のDI
水を混合した。BIPTC 処理液を調製するために、上記し
たBIPTC 濃縮物の150 ±0.1gのDI水で希釈して3000±1g
とし、攪拌した。この溶液の1300±1gを,10×30c
mの長方形の試験パネルを入れるのに適し、溶液の量を
最小にするように設計された狭いステンレス鋼パネル処
理タンクに添加した。
【0046】BIPTC 処理液中のホスホン酸イオン濃度
は、BIPTC 使用後時々BIPTC の試料を250 ±1g(基板が
処理されていない間に)採取して監視及び維持した。こ
の試料を既に述べた硝酸トリウムで滴定した。使用した
BIPTC の残部1050±1gに滴定したサンプルの結果を基
に、上述のBIPTC 濃縮物の計算量を混合して、BIPTC 処
理液のホスホン酸イオン濃度が、合計量1550±1gに対し
て最初の濃度になるような混合物とした。次に混合物の
合計量が1550±1gになるように十分な量のDI水を添加し
そして十分に攪拌した。この混合物中のホスホンイオン
濃度が新規調製BIPTC 中のに最初の存在量と少なくとも
等しい値に復帰したかか否かを決めるために、この混合
物から第2の 250±1g試料を採取しそして上述のように
滴定した。復帰した場合は、補給に使用されるBIPTC と
して、混合物の残りの1300±1gの使用を継続し、更に基
板パネルを、具体的に後述するように、処理した。
【0047】この群で採用した全般の処理順序は以下の
表2−1に示す。
【0048】
【表2−1】 第2群で採用された処理順序 処理順序 使用液 液温度、℃ 接触時間、分 スプレー RDL 1007 60 g/L 77 2.0 アルカリ洗浄 1.0 浸漬水洗 水道水 20〜25 1.0 浸漬酸洗浄1 AC 71502容量% 66 1.0 浸漬水洗 1 水道水 20〜25 1.0 浸漬BIPTC 表2−2参照 20〜25 1.0 浸漬水洗 DI水 20〜25 1.0 浸漬自己析出 6〜7%固形分 20〜25 記2 参照 処理 詳細は別記参照 浸漬水洗 水道水 20〜25 1.0 浸漬水洗 49.6部のCoCo3 , 20〜25 1.0 330.3 部の溶液(20%の ジルコンふっ酸と 2.1 %のHFの水溶液 及び638.5 部のDI水3 を混合して調製 焼付 熱風 110 30
【0049】表2−1についての一般的備考 「RDL 」は「RIDOLINE(登録商標)Cleaner 」の略称で
あり、RDL 1070は固形、粉末状、チタン塩含有強アルカ
リクリーナー濃縮物である。「 AC 7150」はAUTOPHRETI
C (登録商標)7150 Acid Cleaner の略称であって、自
己析出処理を適用する前に、軽度の錆及び酸化物を、油
脂の付着がない鉄鋼表面から除去する目的で設計された
スプレークリーニング溶液を調製するための液体濃縮物
である。
【0050】表2−1の脚注 1 この段階は冷間圧延鋼材を若干含む基板についてのみ
行い、かかる基板のすべてについては行わなかった。例
外は次の表に示す。2 浸漬時間、自己析出組成物の固形分濃度(6〜7%の
範囲内で特定)とともに調整して、乾燥した自己析出皮
膜の厚さが25.4±2.5 マイクロメーターとなるようにし
た。溶液中の溶質は、混合と混合によって起こる二酸化
炭素と推測されるガスの発生により、ジルコンふっ化コ
バルトからなるものと思われる。
【0051】使用した基板材料を、以下の説明中で使用
した略称−括弧内に示す−とともに以下に示す。 冷間圧延鋼−「(CRS )」−APR 規格11721,厚さ
6.6mm,清浄、未研磨、バッチ31216414 溶融亜鉛めっき鋼−「(G60 )」−APR 規格1026
0,厚さ8.9mm、清浄、未研磨、バッチ20109
516 合金化亜鉛めっき鋼−「(A60 )」APR 規格1696
6,厚さ7.6mm、清浄、未研磨、バッチ31004
416 溶融亜鉛めっき鋼/冷間圧延鋼,バイメタル状、端部・
端部を重ね合わせ接合、「(G60 / CRS)」、規格10
270、バッチ21214416、パネルA、ACTCRS,
パネルB:ACT G60 合金化亜鉛めっき鋼/冷間圧延鋼,バイメタル状、端部
・端部を重ね合わせ接合、「(A60 / CRS)」、規格1
0270、バッチ21214416、パネルA、ACTCR
S, パネルB:ACT G60
【0052】焼付けした皮膜の外観データを基板、酸洗
浄の有無、及び後続の水洗段階と関連させて表2−2に
示す。この表において、「比較1」はAUTOPHORETIC(登
録商標)Conditioning Rinse 3180の市販製品を使用し
たものである。
【0053】
【表2−2】 基板の 前処理組成物 種類 本 発 明 比較1 DI水 酸洗浄有 酸洗浄無 CRS ブリスターなし ブリスターなし ブリスター ブリスター かつ/又はピン かつ/又はピン かつ/又は かつ/又は ホールなし ホールなし ピンホール ピンホール G60 ブリスターなし ブリスターなし ピンホール 縁に若干か かつ/又はピン かつ/又はピン 痕跡 ら中程度の ホールなし ホールなし ブリスター A60 ピンホール痕跡 ピンホール痕跡 激しいピン 激しいピン ブリスター痕跡 ブリスター痕跡 ホール及び ホール及び ブリスター ブリスター G60/接合界面にスポ 接合界面にスポ 接合界面近 接合界面近 CRS ット状ピンホー ット状ピンホー 傍で皮膜 傍で皮膜 ル痕跡、接合界面 ル痕跡 欠落、重ね 欠落 近傍で皮膜が欠落 合わせ接合 部及び溶接 部にブリス ター及びピ ンホール A60/接合界面近傍で 接合界面の縁に A60パネ CRS 皮膜が欠落、 痕跡のブリスター ルの半分に密 A60パネルの A60パネルの から激しい 半分に痕跡の 半分に痕跡の ブリスター、 ピンホール ピンホール 接合界面に ブリスターが発生
【0054】上記の処理順序で処理したパネルは1回に
1枚処理した。基板の処理順は次のとおりであった。ま
ず、G60 / CRS及びA60 /CRS 種のパネルの各6枚を交
互に処理した。次に9枚のCRS 、9枚のA60 /CRS 、9
枚のG60 パネルを処理した。この際、各1種類のパネル
を処理し次に他のいずれか1種のパネルを処理した。第
3に、6枚のG60 / CRSパネル及び6枚のA60 /CRS パ
ネルを再び交互に処理した。第4に、それぞれが11枚
の CRS、A60 及びG60のパネルを前と同じ順序で処理
し、続いてそれぞれが3枚のG60 / CRSパネル及びA60
/CRS パネルを交互に処理した。最後に種々の比較パネ
ル及び試験パネルを必要により処理した。表2−3には
本発明に係る方法中のホスホン酸イオンの消費に関連す
るデータを示す。表2−3(図8)の値から計算したBI
TC濃縮物の平均消費量は表面処理された基板の1平方メ
ーター当たり7.6gである。
【0055】BIPTC 処理液は最初及び使用の終わりにて
種々の元素の分析を行った。結果を表2−4に示す。こ
の結果は、本発明に係る亜鉛めっき鋼のBIPT処理中に基
板から溶解する主たる金属は亜鉛であることを示し、ま
たホスホン酸活性成分はその他の可溶性りん含有化合物
の幾つかに変換され、その少なくとも一部はBIPTC 溶液
中に残存していることを示している。
【0056】
【表2−3】 (以下余白)
【0057】
【表2−4】
【0058】表2−4における略称、「ppm」=10
0万当たりの部、「m2 /L」=BIPTC リッター当たり
の基板平方メーター。第2群の物理試験の結果は表2−
5(図9、10)、2−6(図11、12)及び2−7
に示す。
【0059】
【表2−5−1】
【0060】
【表2−5−2】
【0061】表2−5についての脚注 1 補給は除いて同じバッチのBIPTC を使用した。2 酸洗
浄段階及びこの直後に続く水洗段階はこの場合は本基板
については省略した。3 AUTOPHORETIC(登録商標)Cond
itioning Rinse 3180を使用し、本発明に係るBIPTを使
用しない比較例。4 DI水で水洗した以外はBIPTを使用し
ない比較例。5 BIPTを使用せず、別の反応性リンスであ
るAUTOPHORETIC(登録商標)Reaction Rinse 2150を使
用した比較例。6 自己析出被覆ではなく電着塗装を使用
した比較例。
【0062】
【表2−6−1】
【0063】
【表2−6−2】
【0064】表2−6についての脚注 1 補給は除いて同じバッチのBIPTC を使用した。2 酸洗
浄段階及びこの直後に続く水洗段階はこの場合は本基板
については省略した。3 AUTOPHORETIC(登録商標)Cond
itioning Rinse 3180の工業製品を使用し、本発明に係
るBIPTを使用しない比較例。4 DI水で水洗した以外はBI
PTを使用しない比較例。5 BIPTを使用せず、別の反応性
リンスであるAUTOPHORETIC(登録商標)Reaction Rinse
2150を使用した比較例。6 4個の複製試験片のそれぞ
れの結果。7 自己析出被覆ではなく電着塗装を使用した
比較例。
【0065】
【表2−7−1】
【0066】
【表2−7−2】
【0066】
【表2−7−3】
【0067】表2−7についての脚注 1 補給は除いて同じバッチのBIPTC を使用した。2 酸洗
浄段階及びこの直後に続く水洗段階はこの場合は本基板
については省略した。3 AUTOPHORETIC(登録商標)Cond
itioning Rinse 3180を使用し、本発明に係るBIPTを使
用しない比較例。4 DI水で水洗した以外はBIPTを使用し
ない比較例。5 BIPTを使用せず、別の反応性リンスであ
るAUTOPHORETIC(登録商標)Reaction Rinse 2150を使
用した比較例。6 自己析出被覆ではなく電着塗装を使用
した比較例。
【0068】第2群の結果から次の結論が導かれる。D2
060 / 2AlタイプのBIPTC は、従来最良の市販品である
BIPTCAUTOPHORETIC 3180 Conditioning Rinse比較して
優れた被覆外観を呈する。本明細書で記載した本発明に
係る処理はCRS 及び G60基板にブリスター及び/又はピ
ンホールがない皮膜を付与し、A60 合金化亜鉛めっき鋼
についてはピンホールの痕跡が僅かに見出された。7150
酸洗浄段階を除くことによって、亜鉛めっき鋼と鋼の重
ね合わせ接合領域における皮膜の被覆性が改良され、こ
れは本発明に係るBIPTの最良の実施例である。BIPTC か
ら消費される活性成分の初期消費率は処理された基板の
1000m2当たりホスホン酸イオンとして39.8g
と計算された。出発BIPTC の1リッター当たり処理され
る基板表面が3.4から5.5m2 の間で消費率は、1
000m2 当たり約23.7gのホスホン酸塩まで削減
され、これはBIPTC 中に可溶性ホスホン酸塩の副生成物
が蓄積することに起因するのであろう。
【0069】焼付けした皮膜が最良の外観をもつために
は、BIPTC 中のホスホン酸イオンは約83ppmの最低
濃度が必要である。不良もしくは欠陥の程度は前処理被
覆浴で処理された基板の量に依存する。良好な外観をも
つ焼付け皮膜を生成するためにはホスホン酸イオンの濃
度を低くして、BIPTC 中の副生成物を少なくすることが
有効であると考えられる。G60 及び A60基板を被覆する
皮膜の一次密着性及び衝撃試験の結果は、最初のBIPTC
で少なくとも約3.7m2 /Lの処理が行われるまでは
本発明に係るBIPTC 中で処理される基板の量によって影
響されない。この処理限度を超えて、補給した使用のBI
PTC を継続使用すると、密着性及び衝撃試験の値は若干
低下する。CRS 基板の皮膜の被覆性能は、補給した使用
BIPTC を継続して使用しても、低下しない。塩水噴霧試
験の結果は、G60 及び A60の両方の基板に本発明により
被覆された皮膜に若干のフィールドブリスター現象及び
陰極剥離スポットが生じた。観察されたフィールドブリ
スターは様々のものであったが、ブリスターの寸法及び
/又は発生頻度に一定の傾向は見られなかった。亜鉛リ
ッチ金属表面上の有機皮膜であって実用性能が良好であ
ることが知られているものでも上記のような結果となる
のは通例のことである。等級付けでは、処理される基板
の面積が増大するにつれて、明確な傾向がないばらつき
が表れた。皮膜の性能はA60 基板の皮膜の方がG60 基板
の皮膜より僅かに良好であった。CRS への塩水噴霧の結
果は0−1が典型的であり、試験したすべての比較例の
結果と匹敵し、これより本発明に係るBIPTはCRS に自己
析出した皮膜の品質に有害でないことが分かった。なお
この自己析出皮膜は既に十分満足できる皮膜性能はあ
る。G60 及び A60基板を本発明によりBIPTした後の皮膜
のカット入り/スキャブ試験は優秀であった。典型的な
全クリープ幅はすべてのG60 及び A60基板について1m
m以下であった。CRS への皮膜の典型的クリープ幅は2
mmであり、本明細書で使用した自己析出組成物と同じ
ものから生成した、現在好ましいとされる工業的自己析
出皮膜で達成されたものに近似し匹敵する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】
【表2−4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記: (I)30℃でcm当り55ダイン以下の表面張力を有
    し、少なくとも0.008%の溶解したホスホン酸イオ
    ン及び水とから実質的になる、水性液状疵防止前処理組
    成物(「BIPTC 」)と固体金属表面を接触させ、 (II)前記段階(I)で接触した固体金属表面をBIPT
    C との接触から取り出し、また (III)前記段階(II)を経た固体金属表面を自己
    析出浴と接触させることによって、該表面に有機保護皮
    膜を自己析出させる段階を含む金属表面の処理方法。
  2. 【請求項2】 実質的に水と、 (A)全組成物に対し少なくとも0.008%の溶解し
    たホスホン酸イオンとから成り、 任意成分として下記成分の1つ又は両方: (B)ホスホン酸イオン及びその対イオンを除く溶解し
    た界面活性剤成分、及び(C)前記成分(A)及び
    (B)の一部である物質を除く溶解した非酸化性鉱酸を
    含有することができる請求項1の方法の(I)の段階で
    の金属表面の処理に適する水性組成物の濃縮液もしくは
    水で希釈した水性組成物。
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