JPH09137185A - 油固化剤 - Google Patents
油固化剤Info
- Publication number
- JPH09137185A JPH09137185A JP7319603A JP31960395A JPH09137185A JP H09137185 A JPH09137185 A JP H09137185A JP 7319603 A JP7319603 A JP 7319603A JP 31960395 A JP31960395 A JP 31960395A JP H09137185 A JPH09137185 A JP H09137185A
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- JP
- Japan
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- oil
- styrene
- parts
- butylene
- butadiene
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J20/00—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
- B01J20/22—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising organic material
- B01J20/26—Synthetic macromolecular compounds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J20/00—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
- B01J20/28—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof characterised by their form or physical properties
- B01J20/28014—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof characterised by their form or physical properties characterised by their form
- B01J20/28016—Particle form
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、組成の異なる2種のブロックコポ
リマ−を混合使用することにより、数種の油の性質に適
応させつつ吸着量を多く、油硬化物の固まり状態をより
高め、流出油の回収率を高めようとするものである。 【解決手段】 ポリスチレンブロック相をポリマ−の両
端に持ち、1つはポリスチレン・ポリブタジエンブロッ
クポリマ−のスチレンとブタジエンの構成比がスチレン
20〜40部、ブタジエン60〜80部に、他の1つポ
リスチレン・ポリエチレン/ブチレンブロックポリマ−
のスチレン25〜35部、エチレン/ブチレン65〜7
5部の構成を持つ2成分からなる粉体状の油固化剤。
リマ−を混合使用することにより、数種の油の性質に適
応させつつ吸着量を多く、油硬化物の固まり状態をより
高め、流出油の回収率を高めようとするものである。 【解決手段】 ポリスチレンブロック相をポリマ−の両
端に持ち、1つはポリスチレン・ポリブタジエンブロッ
クポリマ−のスチレンとブタジエンの構成比がスチレン
20〜40部、ブタジエン60〜80部に、他の1つポ
リスチレン・ポリエチレン/ブチレンブロックポリマ−
のスチレン25〜35部、エチレン/ブチレン65〜7
5部の構成を持つ2成分からなる粉体状の油固化剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湖沼、河川、海上に流出
したり、地上での運送、貯蔵中の漏洩又は工場等に於て
作業中の事故、誤動作による油の流出に際し、回収除去
をより効果的に行なうに適した処理剤に関するものであ
る。
したり、地上での運送、貯蔵中の漏洩又は工場等に於て
作業中の事故、誤動作による油の流出に際し、回収除去
をより効果的に行なうに適した処理剤に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、石油消費量の増加に比例し、石油
製品の輸送、貯蔵ならびに精製中の漏洩が増加してい
る。これらの事故による環境汚染による生態系への深刻
な影響を引き起こしている。
製品の輸送、貯蔵ならびに精製中の漏洩が増加してい
る。これらの事故による環境汚染による生態系への深刻
な影響を引き起こしている。
【0003】今日まで流出した油を処理する方法として
オイルフェンスを用いて油の拡散防御、フェンス内の油
の回収、及び油処理剤の散布などがある。
オイルフェンスを用いて油の拡散防御、フェンス内の油
の回収、及び油処理剤の散布などがある。
【0004】
【従来技術の欠点】しかしながら広範囲に流出した油を
汲み取るのは、その方法、時間、経費に於いて困難を伴
い、処理剤を散布しても大部分は未回収となり、環境汚
染の問題も未解決のままのこされている。
汲み取るのは、その方法、時間、経費に於いて困難を伴
い、処理剤を散布しても大部分は未回収となり、環境汚
染の問題も未解決のままのこされている。
【0005】一方、アミノ酸系の油吸着剤があるが、吸
着後のゲル化物をネット状の道具で回収するには固さが
不十分である。合成有機物として有機溶媒に溶かしたジ
ベンジリデンソルビド−ルは引火性を有するために取扱
いが難しく、溶媒自体が水を汚染する問題がある。
着後のゲル化物をネット状の道具で回収するには固さが
不十分である。合成有機物として有機溶媒に溶かしたジ
ベンジリデンソルビド−ルは引火性を有するために取扱
いが難しく、溶媒自体が水を汚染する問題がある。
【0006】これに対して安価に利用できる合成材料と
して米国特許第3518183号には、ポリスチレン・
ポリイソプレンブロックコポリマ−が提案されている。
又、日本の特公昭49−130369号公報では、ポリ
スチレン・ポリブタジエンブロックコポリマ−が有効と
され、その分子構造の末端の一つは、ポリブタジエン相
であるべきであることが記されている。
して米国特許第3518183号には、ポリスチレン・
ポリイソプレンブロックコポリマ−が提案されている。
又、日本の特公昭49−130369号公報では、ポリ
スチレン・ポリブタジエンブロックコポリマ−が有効と
され、その分子構造の末端の一つは、ポリブタジエン相
であるべきであることが記されている。
【0007】しかしこれらの実験結果を見ると、提案さ
れたブロックコポリマ−が吸着する油の量はブロックコ
ポリマ−1部に対して油が1〜2部と低く、固化する時
間も長い。
れたブロックコポリマ−が吸着する油の量はブロックコ
ポリマ−1部に対して油が1〜2部と低く、固化する時
間も長い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、組成の異
なる2種のブロックコポリマ−を混合使用することによ
り、数種の油の性質に適応させつつ吸着量を多く、油硬
化物の固まり状態をより高め、流出油の回収率を高めよ
うとするものである。
なる2種のブロックコポリマ−を混合使用することによ
り、数種の油の性質に適応させつつ吸着量を多く、油硬
化物の固まり状態をより高め、流出油の回収率を高めよ
うとするものである。
【0009】あわせてポリエチレン系合成ワックスを1
〜5部混合することで油吸着作用をより高めようとする
ものである。
〜5部混合することで油吸着作用をより高めようとする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明ではポリスチレン
ブロック相をポリマ−の両端に有するポリスチレン・ポ
リブタジエン・ブロックポリマ−(以下S−B−Sとい
う)のスチレンとブタジエンの構成比がスチレン20〜
40部、ブタジエン60〜80部、他の1つはポリスチ
レン・ポリエチレン/ブチレン・ポリスチレン(以下S
−E/B−Sという)でスチレン25〜35部、エチレ
ン/ブチレン65〜75部の構成を持ち、分子量は共に
1×105以上の2成分からなる粉体にしたものであ
る。
ブロック相をポリマ−の両端に有するポリスチレン・ポ
リブタジエン・ブロックポリマ−(以下S−B−Sとい
う)のスチレンとブタジエンの構成比がスチレン20〜
40部、ブタジエン60〜80部、他の1つはポリスチ
レン・ポリエチレン/ブチレン・ポリスチレン(以下S
−E/B−Sという)でスチレン25〜35部、エチレ
ン/ブチレン65〜75部の構成を持ち、分子量は共に
1×105以上の2成分からなる粉体にしたものであ
る。
【0011】上記粉体にポリエチレン系合成ワックスを
1〜5%重量比混合した粉体状の油固化剤としてもよ
い。この合成ワックスは平均分子量1500、密度0.
93のエチレンポリマ−のものを使用するとよい。
1〜5%重量比混合した粉体状の油固化剤としてもよ
い。この合成ワックスは平均分子量1500、密度0.
93のエチレンポリマ−のものを使用するとよい。
【0012】ブロックコポリマ−は、その分子構造の末
端にポリスチレンブロック相を持つもので、その分子構
造は線状構造、ラジアル構造、側鎖構造のいずれでも良
い。
端にポリスチレンブロック相を持つもので、その分子構
造は線状構造、ラジアル構造、側鎖構造のいずれでも良
い。
【0013】油固化剤として最適な製品を調整するに
は、2種類のブロックコポリマ−の1つにS−B−Sス
チレン/ブタジエン構成比20/80〜40/60をも
ったS−B−Sを、他の1つはスチレン/エチレン・ブ
チレン構成比25/75〜35/65のS−E/B−S
であるべきで、分子量は両ポリマ−とも、油との相溶性
を防ぐために1×105以上が必要である。
は、2種類のブロックコポリマ−の1つにS−B−Sス
チレン/ブタジエン構成比20/80〜40/60をも
ったS−B−Sを、他の1つはスチレン/エチレン・ブ
チレン構成比25/75〜35/65のS−E/B−S
であるべきで、分子量は両ポリマ−とも、油との相溶性
を防ぐために1×105以上が必要である。
【0014】本発明のポリスチレン・ポリブタジエンブ
ロックコポリマ−及びポリスチレン・ポリエチレン/ブ
チレンブロックコポリマ−は適当な大きさを持つ粉体状
である事が必要である。これは、油との接触面積を大き
くとるためにポリマ−を20メッシュの標準ふるい機を
80%以上通過する粒子とするとよい。
ロックコポリマ−及びポリスチレン・ポリエチレン/ブ
チレンブロックコポリマ−は適当な大きさを持つ粉体状
である事が必要である。これは、油との接触面積を大き
くとるためにポリマ−を20メッシュの標準ふるい機を
80%以上通過する粒子とするとよい。
【0015】以下、本発明の実験例を述べる。
1)使用された油及び水は、全て24hrs室温にて密
閉保管されたものを使用した。 2)上記の水には、海水と飲料水を用いて予備テストを
行なったがそれらの結果に差違が認められなかったの
で、全て飲料水を使用した。 3)1000ccのビ−カ−に水800ccを入れ、油
を10gr入れ,いずれの場合も、試料(固化剤)3g
rを投入した。 4)油の吸着固化量は固化剤投入後15分、30分、1
時間、6時間放置し0.2×0.2cmの大きさの網目
を持つ網ですくえる状態になったと判断した上記の最初
の時間で秤量した。 5)油固化剤は油膜上に手で均一に散布した。 6)秤量のため油固化物を取り出す時、油固化物の固さ
と、粘着度、並びに油固化物除去後の水面での油分の様
子を観察した。 7)スチレン/ブタジェンコポリマ−(S−B−S)と
スチレン−エチレン/ブチレンコポリマ−(S−E/B
−S)の調整と評価は市場で入手可能なS−B−S,S
−E/B−S各々4種類を選択して行なった。
閉保管されたものを使用した。 2)上記の水には、海水と飲料水を用いて予備テストを
行なったがそれらの結果に差違が認められなかったの
で、全て飲料水を使用した。 3)1000ccのビ−カ−に水800ccを入れ、油
を10gr入れ,いずれの場合も、試料(固化剤)3g
rを投入した。 4)油の吸着固化量は固化剤投入後15分、30分、1
時間、6時間放置し0.2×0.2cmの大きさの網目
を持つ網ですくえる状態になったと判断した上記の最初
の時間で秤量した。 5)油固化剤は油膜上に手で均一に散布した。 6)秤量のため油固化物を取り出す時、油固化物の固さ
と、粘着度、並びに油固化物除去後の水面での油分の様
子を観察した。 7)スチレン/ブタジェンコポリマ−(S−B−S)と
スチレン−エチレン/ブチレンコポリマ−(S−E/B
−S)の調整と評価は市場で入手可能なS−B−S,S
−E/B−S各々4種類を選択して行なった。
【0016】まず、JIS規格によるA重油及びC重油
を用いて、 ・分子量の大小と油への影響、 ・スチレン/ブタジェン構成比とエチレン/ブチレン構
成比による油への影響、を試験した。分子量による影響
は、1×105以上のS−B−Sが油固化物の安定性、
粘着度の低下に効果がある。スチレン/ブタジェン構成
比の違いによる効果は、分子量が同程度であれば、スチ
レン部分が油固化物の安定性に、ブタジェンが吸油量の
大小に関係していることが明らかにされているが、同様
の結果が得られている。更に、S−B−SにS−E/B
−Sを加える事により、油固化物の安定性が増す事が明
らかになった。しかしながら、軽質油の性状の違いによ
る影響を大きく受けている。以上の結果をふまえて、S
−B−SとS−E/B−Sを混合して、各々の油種に有
効な油固化剤の開発が可能との結論に達した。
を用いて、 ・分子量の大小と油への影響、 ・スチレン/ブタジェン構成比とエチレン/ブチレン構
成比による油への影響、を試験した。分子量による影響
は、1×105以上のS−B−Sが油固化物の安定性、
粘着度の低下に効果がある。スチレン/ブタジェン構成
比の違いによる効果は、分子量が同程度であれば、スチ
レン部分が油固化物の安定性に、ブタジェンが吸油量の
大小に関係していることが明らかにされているが、同様
の結果が得られている。更に、S−B−SにS−E/B
−Sを加える事により、油固化物の安定性が増す事が明
らかになった。しかしながら、軽質油の性状の違いによ
る影響を大きく受けている。以上の結果をふまえて、S
−B−SとS−E/B−Sを混合して、各々の油種に有
効な油固化剤の開発が可能との結論に達した。
【0017】2成分系の油固化剤が有効性を検証するた
めに次のサンプルを用いた。 S−B−S サンプル スチレン/ブタジェン比 分子量 1 20/80 2×105 2 25/75 2×105 3 30/70 1×105 4 40/60 1×105 S−E/B−S スチレン/エチレンブチレン比 5 25/75 1×105 6 30/70 1×105 7 35/65 1×105 これらのサンプルはそれぞれ、混合比S−B−S対S−
E/B−S 9:1、8:2、7:3及び単体にて試験
を行った。対象とする油の種類は、ガソリン、家庭用灯
油、A重油、B重油及びC重油について試験を行ない、
評価方法は吸油量の大きいもの、吸油速度の速いもの、
及び油固化物の硬いものと、粘着性の低いものを各々5
点法で評価した。
めに次のサンプルを用いた。 S−B−S サンプル スチレン/ブタジェン比 分子量 1 20/80 2×105 2 25/75 2×105 3 30/70 1×105 4 40/60 1×105 S−E/B−S スチレン/エチレンブチレン比 5 25/75 1×105 6 30/70 1×105 7 35/65 1×105 これらのサンプルはそれぞれ、混合比S−B−S対S−
E/B−S 9:1、8:2、7:3及び単体にて試験
を行った。対象とする油の種類は、ガソリン、家庭用灯
油、A重油、B重油及びC重油について試験を行ない、
評価方法は吸油量の大きいもの、吸油速度の速いもの、
及び油固化物の硬いものと、粘着性の低いものを各々5
点法で評価した。
【0018】
【実験例1】ガソリン並びに家庭用灯油の軽質油を使
い、前記試験方法によってS−B−S,S−E/B−S
それぞれ4種類のサンプルを用いて試験を行った。各々
投入後20分での固化物の状態を評価してその後秤量を
行なった。
い、前記試験方法によってS−B−S,S−E/B−S
それぞれ4種類のサンプルを用いて試験を行った。各々
投入後20分での固化物の状態を評価してその後秤量を
行なった。
【0019】ガソリンについて;ガソリンについて吸油
料が最大で、固化物の硬さ、吸着速度が速い等最も評価
が高かったのは、 サンプル 3 スチレン/ブタジエン構成比 30/70 9部 サンプル 6 スチレン/エチレン・ブチレン構成比 30/70 1部 の混合物(3gr)であった。固化物の硬さは多少軟ら
かであったが、網での回収には問題はなかった。得られ
た油固化物は13grと油全量を吸着していた。
料が最大で、固化物の硬さ、吸着速度が速い等最も評価
が高かったのは、 サンプル 3 スチレン/ブタジエン構成比 30/70 9部 サンプル 6 スチレン/エチレン・ブチレン構成比 30/70 1部 の混合物(3gr)であった。固化物の硬さは多少軟ら
かであったが、網での回収には問題はなかった。得られ
た油固化物は13grと油全量を吸着していた。
【0020】次に同等の結果が得られたのは、 サンプル4 スチレン/ブタジエン構成比 40/60 8部 サンプル6 スチレン/エチレン・ブチレン構成比 30/70 2部 の混合物(3gr)であった。
【0021】これに次いで良好な結果は、サンプル1、
9部 と サンプル6、 1部、サンプル4、 9部
と サンプル7、 1部、の混合物から得られてい
る。
9部 と サンプル6、 1部、サンプル4、 9部
と サンプル7、 1部、の混合物から得られてい
る。
【0022】家庭用灯油については、ガソリンと同様
に、 サンプル3 スチレン/ブタジエン構成比 30/70 9部 サンプル6 スチレン/エチレン・ブチレン構成比 30/70 1部 の混合物が最も良い結果が得られた。油固化物の重量も
13grが確認された。固化物の硬さは多少軟らかに感
じられたが、網による回収には問題はなかった。
に、 サンプル3 スチレン/ブタジエン構成比 30/70 9部 サンプル6 スチレン/エチレン・ブチレン構成比 30/70 1部 の混合物が最も良い結果が得られた。油固化物の重量も
13grが確認された。固化物の硬さは多少軟らかに感
じられたが、網による回収には問題はなかった。
【0023】次いで良好な結果は、サンプル1、 9部
と サンプル6、 1部、サンプル4、 9部 と
サンプル7、 1部、の各々の混合物によるものであっ
た。
と サンプル6、 1部、サンプル4、 9部 と
サンプル7、 1部、の各々の混合物によるものであっ
た。
【0024】以上の結果から、低粘度、軽質油に対する
油固化剤としてスチレン−ブタジエンコポリマ−にスチ
レン−エチレン・ブチレンコポリマ−を混合させたもの
が固化物の安定性(硬さ)に有効であることが明らかと
なった。
油固化剤としてスチレン−ブタジエンコポリマ−にスチ
レン−エチレン・ブチレンコポリマ−を混合させたもの
が固化物の安定性(硬さ)に有効であることが明らかと
なった。
【0025】
【実験例2】燃料用A重油とB重油について実験例1と
同様の試験を行なった。結果はA重油、B重油に対して
共に サンプル3 スチレン/ブタジエン構成比 30/70 9部 サンプル6 スチレン/エチレン・ブチレン構成比 30/70 1部 の混合物(3gr)が油の吸着も速く、最も良い評価が
得られ、油固化物も共に13grと高く、硬さも十分で
あり粘着性も低かった。
同様の試験を行なった。結果はA重油、B重油に対して
共に サンプル3 スチレン/ブタジエン構成比 30/70 9部 サンプル6 スチレン/エチレン・ブチレン構成比 30/70 1部 の混合物(3gr)が油の吸着も速く、最も良い評価が
得られ、油固化物も共に13grと高く、硬さも十分で
あり粘着性も低かった。
【0026】次いで良好な結果は、サンプル2、 9部
と サンプル5又はサンプル7、 1部、サンプル
3、 9部 と サンプル5、 1部、の各々の混合物
によって得られた。
と サンプル5又はサンプル7、 1部、サンプル
3、 9部 と サンプル5、 1部、の各々の混合物
によって得られた。
【0027】
【実験例3】燃料用C重油を使い実験例1と同様の試験
を行なった。 サンプル2 スチレン/ブタジエン構成比 25/75 8部 サンプル6 スチレン/エチレン・ブチレン構成比 30/70 2部 の混合組合わせが重質油に対して吸収速度、ならびに固
化物の硬さ共に優れていた。特に油固化物の重量も30
分放置後、13grを確認出来た。
を行なった。 サンプル2 スチレン/ブタジエン構成比 25/75 8部 サンプル6 スチレン/エチレン・ブチレン構成比 30/70 2部 の混合組合わせが重質油に対して吸収速度、ならびに固
化物の硬さ共に優れていた。特に油固化物の重量も30
分放置後、13grを確認出来た。
【0028】次いで良好な結果は、サンプル2、 9部
と サンプル7、 1部、サンプル4、 9部 と
サンプル6、 1部、の各々の混合物によって得られ
た。
と サンプル7、 1部、サンプル4、 9部 と
サンプル6、 1部、の各々の混合物によって得られ
た。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、油種毎に異なる性質に
対応させるべく、組成の異なる2種のブロックコポリマ
−を混合することで、コポリマ−単体より油吸着量、固
化状況、粘着度のいずれも優れた低コストの固化剤を製
造するのに有効である。
対応させるべく、組成の異なる2種のブロックコポリマ
−を混合することで、コポリマ−単体より油吸着量、固
化状況、粘着度のいずれも優れた低コストの固化剤を製
造するのに有効である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリスチレンブロック相をポリマ−の両
端に持ち、1つはポリスチレン・ポリブタジエンブロッ
クポリマ−のスチレンとブタジエンの構成比がスチレン
20〜40部、ブタジエン60〜80部に、他の1つポ
リスチレン・ポリエチレン/ブチレンブロックポリマ−
のスチレン25〜35部、エチレン/ブチレン65〜7
5部の構成を持つ2成分からなる粉体状の油固化剤。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7319603A JPH09137185A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | 油固化剤 |
KR1019960054006A KR970026923A (ko) | 1995-11-14 | 1996-11-14 | 기름 고체화제 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7319603A JPH09137185A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | 油固化剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09137185A true JPH09137185A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=18112122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7319603A Pending JPH09137185A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | 油固化剤 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09137185A (ja) |
KR (1) | KR970026923A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015041158A1 (ja) | 2013-09-20 | 2015-03-26 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 油吸着材として使用できるポリカーボネート樹脂 |
JP6055061B1 (ja) * | 2015-10-13 | 2016-12-27 | 実男 山崎 | 粉末油凝固剤及び流動型油凝固剤 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100350209B1 (ko) * | 2000-09-29 | 2002-08-28 | 진양화성공업 주식회사 | 유류오염 방지제의 제조방법 |
-
1995
- 1995-11-14 JP JP7319603A patent/JPH09137185A/ja active Pending
-
1996
- 1996-11-14 KR KR1019960054006A patent/KR970026923A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015041158A1 (ja) | 2013-09-20 | 2015-03-26 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 油吸着材として使用できるポリカーボネート樹脂 |
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Publication number | Publication date |
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