JPH09136938A - 眼病用ソフトコンタクトレンズ、該レンズ製造用のプレポリマーの製造方法、および該レンズの製造方法 - Google Patents

眼病用ソフトコンタクトレンズ、該レンズ製造用のプレポリマーの製造方法、および該レンズの製造方法

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JPH09136938A
JPH09136938A JP8174048A JP17404896A JPH09136938A JP H09136938 A JPH09136938 A JP H09136938A JP 8174048 A JP8174048 A JP 8174048A JP 17404896 A JP17404896 A JP 17404896A JP H09136938 A JPH09136938 A JP H09136938A
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prepolymer
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lens
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Ivan Nunez
イヴァン・ヌーンツ
Frank F Molock
フランク・エフ・モロック
Laura D Elliott
ローラ・ディー・エリオット
Michele L Neil
マイケル・エル・ニール
James D Ford
ジェームズ・ディー・フォード
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    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/42Block-or graft-polymers containing polysiloxane sequences
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着用が快適で、丈夫で、含水量が低く、そし
て酸素透過率が非常に高く、しかし、目から水分を抜き
出すことなく、蛋白質もしくは他の涙成分を通過させ、
目の角膜上に沈積させるソフトコンタクトレンズ、該レ
ンズ材料および該レンズの製造方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも一つのポリシロキサン化合物
から誘導されたアルコキシル化グルコシドを含むプレポ
リマーを、好適な型に入れ、紫外光に露出することによ
り重合して、レンズを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼病用ソフトコン
タクトレンズ、該レンズの製造に用いるプレポリマーの
製造方法、および該レンズの製造方法に関するものであ
る。さらに詳しくは、本発明の眼病用ソフトコンタクト
レンズは、少なくとも一つのポリシロキサン化合物から
誘導されるアルコキシル化グルコシドを有するプレポリ
マーから製造される。該プレポリマーは、次に、好適な
型の中に配置し、紫外線などの適当なエネルギーに露出
することにより重合させる。本発明の該ポリマーからな
るこのようなコンタクトレンズは、高い酸素(O2 )透
過性、望ましい含水量および優れた機械的特性を有す
る。さらに、本発明のコンタクトレンズは、従来のコン
タクトレンズに比べて、蛋白および脂質沈積に対する耐
性が向上しており、硬いガス透過性レンズに比べて、柔
らかく、より快適に着用することができる。
【0002】
【従来の技術】すべての眼病用レンズは、着用に耐え得
るために、様々な基準に適合しなければならない。コン
タクトレンズにおいて最も重要なことは、目の角膜上に
置かれるすべての材料は、なんとかして目に酸素を通す
通路を与えると同時に、目から老廃物を除去しなけらば
ならないことである。このことは、水和されたソフトコ
ンタクトレンズにおいては、本質的に高い含水量(しば
しば50%を越える)を持ち、レンズ中に含まれるその
水分を介して目に酸素を通す材料を含むことによって、
実現している。
【0003】しかしながら、水和ソフトコンタクトレン
ズは、傷口にはめ込むガーゼ(wick)のように作用し
て、目の中の涙液から水分を引き出し、その蒸発を促進
してしまう。その結果、この親水性レンズによって、目
は、水分が過剰に引き出されるという“ドライアイ”作
用を被ることになる。これに対して、ハードコンタクト
レンズでは、水分は該レンズに吸収されず、該レンズを
通過もせず、むしろ該レンズの下に存在させられるの
で、ガーゼのように水分を逃がす作用は、生じない。し
かしながら、ハードレンズは、硬く、着用者が目を瞬く
たびに、角膜に対して動いて、機械的な動揺を起こすの
で、目に有害な作用を及ぼす。
【0004】他の望ましいあるいは望ましくない特性
は、ハードコンタクトレンズおよび水和ソフトコンタク
トレンズの双方ともに、存在する。例えば、ハードコン
タクトレンズは、含水量の高いヒドロゲルが吸収する程
度まで、蛋白質および脂質を吸収しない。該半硬質およ
びハードレンズは、表面には、蛋白質および脂質を幾分
吸収するが、これらの低含水物質は、材質内部には、蛋
白質および脂質を全く吸収しない。蛋白質および脂質
は、ソフトレンズの材質中にその中の涙液を介して取り
込まれ、該涙液に沈積する。一般に、このことが、蛋白
質および脂質沈積物を除去するために行う水和レンズの
洗浄を、余儀ないものとしている。さらに、ハードコン
タクトレンズは、多くのプラスチックを含有するととも
に含水量が少ないので、一般的に、高い強度と、高い屈
折率を示し、そのため、薄く形成することが可能となっ
ている。
【0005】ソフト水和コンタクトレンズは、高い着用
快適性を有し、このようなレンズが示す着用期間を延ば
すことができるので、広く好意を持って受け入れられて
いる。レンズ中の水は、着用を快適にし、酸素および二
酸化炭素の通過を助けるので、最近の10年間にわたっ
て製造されたソフト水和コンタクトレンズポリマーのほ
とんどにおいては、その含水量を増加させるように、努
力されてきた。しかしながら、この含水量の増加は、目
からガーゼのように水分を取り去ることに伴う前述の問
題を招いてしまい、また、レンズの屈折率(すなわち、
レンズの光を曲げる能力)を低下させ、取り扱い性を悪
くしてしまうことになるようなレンズ靭性の低下をもた
らす。このことは、次に、レンズの着用者に必要な光学
的な矯正に要求される屈折率を確保するために、レンズ
の厚み増加が避けられないものにしている。
【0006】レンズの材質が、酸素および二酸化炭素を
十分に透過させないか、酸素および二酸化炭素を輸送す
る、角膜とレンズとの間の涙層を移動させるに必要な
“涙の汲み上げ(tear pumping)”を行わない場合に
は、好ましくない生理的反応が生じる。このような生理
的反応には、アシドーシス、代謝速度の低下、角膜の薄
化、小ほう腫(microcysts)、および基質浮腫が、含ま
れる。他の生理的問題は、高透過性レンズにおいてさ
え、蛋白質の沈積、レンズ老化(ageing)、閉塞(occl
usions)、機械的擦過傷、および急性炎症、急性赤目
(red eye )、中央角膜の3時および9時方向の斑(st
aining)などのバクテリア汚染などの作用から生じる。
【0007】ヒドロゲルコンタクトレンズの酸素透過性
における含水量の重要性を、図1に示す。物質を通過す
るガスの透過率は、拡散定数Dに溶解度kを掛けた値で
あるDkで与えられる定量値で表される。35℃で、典
型的ヒドロゲルレンズにおけるDkは、[2.0×10
-11 ]e[0.04428("%H20")] (cm×mm/s)(ml
2 /ml×mmHg)と、定量的に表される。ヒド
ロゲルコンタクトレンズでは含水量が増大されているに
もかかわらず、現行のヒドロゲルレンズは、十分な酸素
を角膜に供給せず、着用中に生じる角膜の浮腫は、望ま
れるほど低くならない。
【0008】着用期間が延長されたコンタクトレンズで
は、角膜の浮腫を許容できるレベルにまで低減するため
に、75×10-9から90×10-9(cm×ml O
2 )/(s×ml×mmHg)までの間のDk/Lを持
つことが、最低限必要であると、信じられている。現行
の含水量の高いコンタクトレンズ、例えば、約70%も
しくはそれ以上の含水量のコンタクトレンズでは、必要
な光学的および物理的特性を達成するために、約140
から250ミクロンの厚さに形成しなければならない。
この含水量および厚さでは、図2に、Dk/Lは、55
×10-9であると、示されている。含水量が80%でD
kが53であるヒドロゲル物質を有する場合であって
も、レンズは、Dk/Lを75×10-9とするために
は、約70ミクロンに形成しなければならない。
【0009】しかし、前述のように、含水量を増加する
と、コンタクトレンズ材の屈折率を低減しやすく、その
ため、レンズを厚くしなければならなくなる。しかしな
がら、このことが問題でないとしても、薄いコンタクト
レンズは、強度が低く、望ましい取り扱い性に乏しく、
含水量が高いと、角膜に斑を生じる程度にまで脱水を起
こしやすくなる。コンタクトレンズ用ポリマーの製造技
術における現行の実施の例は、欧州特許出願第0330
614号公報および第0330615号公報に示されて
いる。これらの刊行物には、ポリオキシアルキレンを含
み、ソフトコンタクトレンズの通常必要とされる特性を
有するコンタクトレンズが記載されているが、双方のコ
ンタクトレンズは、その水和状態において、10%から
90%、好ましくは35%から55%の水を含むもので
あると、説明されている。
【0010】また、欧州特許第0263061号公報に
は、吸収水量が10重量%未満であるポリオキシアルキ
レン主鎖単位からなるコンタクトレンズ材料が記載され
ている。このポリオキシアルキレン主鎖は、湿潤性を導
入するモノマーを含むカルボニルの添加を必要とするポ
リマーを形成するが、このポリマーは同時に酸素透過率
を低減してしまう。欧州特許出願第330614号、同
第330615号および同第330618号公報では、
高低両含水量のコンタクトレンズポリマーを製造するた
めに、ポリエーテルおよびカルバメート結合を用いてお
り、同時に、ベースポリマーの含水量を増加させるため
に、低分子量のモノマーを用いている。しかしながら、
前述の各文献には、二つの酸素原子と結合した炭素原子
(ジェミナル)をその一部の構造として含む糖などの生
体適合性のある材料を用いることは、教示されていな
い。また、前記文献の材料は、湿潤性を導入するために
大量の親水性調整剤を必要とし、シリコン材には、ある
タイプの表面処理が必要とされている。
【0011】米国特許第3,225,012号公報に
は、1,2:5,6−ジ−O−イソプロピリデン−3−
O−メタクリオール−D−グルコースを重合し、該グル
コースからイソプロピリデン基を酸加水分解により除去
することによって調製されるポリマーが、開示されてい
る。米国特許第3,356,652号公報には、2−
(D−グルコース)オキシエチルメタクリラートから誘
導されたポリマーが記載されている。米国特許第3,2
25,012号および同第3,356,652号の両公
報では、前記ポリマーのグルコース成分が、該ポリマー
鎖を形成する主繰り返し基としてではなく、繰り返し炭
素主鎖からなる末端ペンダント基として、用いられてい
る。
【0012】米国特許第5,196,458号公報に
は、高O2 透過率を有し、含水量が低く、そしてポリマ
ーマトリックスサイズが低減された低含水量のレンズ材
が、提供されている。該文献に開示されたレンズは、ア
ルコキシル化グルコースあるいはポリアルキルエーテル
セグメントを有する蔗糖などの環状ポリオールを含むプ
レポリマーを重合および架橋することによって、調製さ
れる。
【0013】アクリルエステルやアルキルアクリルエス
テルなどの様々なモノマーと(共)重合されたポリシロ
キサン化合物もまた、酸素透過性の高いコンタクトレン
ズを得るために、先行技術に用いられている。このポリ
シロキサン化合物を含むコンタクトレンズは、例えば、
米国特許第3,808,178号、同第4,153,6
41号、同第4,740,533号、および同第5,0
70,169号公報に、開示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】当該技術における現行
の状況にかかわらず、着用が快適で、丈夫で、含水量が
低く、そして酸素透過率が非常に高く、しかし、目から
水分を抜き出すことなく、蛋白質もしくは他の涙成分を
通過させ、目の角膜上に沈積させるソフトコンタクトレ
ンズを提供する必要が、未だに続いている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンタクトレ
ンズ、眼球内レンズ、および他の医学デバイスおよび移
植組織の製造に有用なソフトポリマー材料に関するもの
である。ここでは、角膜上、もしくは目の中に配置する
に適した眼病用コンタクトレンズに関して説明する。本
発明のコンタクトレンズは、O2 透過率が高く、含水量
が低く、そして、引っ張り強度、弾性率および伸びなど
の物理特性のバランスがよい。詳しくは、本発明のソフ
トコンタクトレンズは、下記構造式で表される繰り返し
単位を有するポリマーから製造される:
【化12】 ここで、各Rは独立に水素またはメチルであり;Gは1
個から約7個の炭素原子を含むアルキル基であり;各R
1 は独立に−NH−D−NH−であって、Dは4個から
15個の炭素原子を含むとともに、0,1または2の飽
和または不飽和の随意に縮合した環を含むヒドロカルビ
ル残留物であり;各R2 は独立に式(i)または(ii)
の一部であって、
【化13】 ここで、各A1 は1個から約3個の炭素原子を含むアル
キル基またはベンジルであり、各A2 は1個から約3個
の炭素原子を含むアルキル基であり、R3 は水素または
メチルであり;少なくとも一つのR2 が式(i)の一部
であるならば、nは約10から約300であり、そして
mは約5から約100であり;各Lは独立に−O−また
は−NH−であり、その結果、前記式中の各−C(O)
L−は独立に−C(O)O−または−C(O)NH−で
あり;各R* は独立に
【化14】 であって、ここで、各R4 は独立に水素またはメチルで
あり;w,x,yおよびzのそれぞれは、5≦(w+x
+y+z)≦200という条件付きで、独立に0から2
00の範囲にある。
【0016】本発明の他の観点によれば、プレポリマー
から得られる前記に定義したポリマーの調製方法が、提
供される。本発明のこの観点によれば、まず、少なくと
も一つのポリシロキサン化合物から誘導されたアルコキ
シル化グルコシドからなるプレポリマーを調製し、その
後、このプレポリマーを好適な型の中に入れて、紫外
(UV)光などの好適なエネルギー源に露出することに
より重合する。
【0017】
【発明の実施の形態】コンタクトレンズは、まず、以下
の化学構造を有するプレポリマーを調製することによっ
て、前述の特性を有するポリマーから、得られる:
【化15】 ここで、各Rは独立に水素またはメチルであり;Gは1
個から約7個の炭素原子を含むアルキル基であって、好
ましくはメチルあり;各R1 は独立に−NH−D−NH
−であって、Dは4個から15個の炭素原子を含むとと
もに、0,1または2の飽和または不飽和の随意に縮合
した環を含むヒドロカルビル残留物であり;トルエンジ
イソシアナートあるいはイソホロンジイソシアナートの
残留物である−NH−D−NH−の好適な実施例は、次
のそれぞれの構造を有し;
【化16】 各R2 は独立に式(i)または(ii)の一部であって、
【化17】 ここで、各A1 は1個から約3個の炭素原子を含むアル
キル基、好ましくはメチル、またはベンジルであり、各
2 は1個から約3個の炭素原子を含むアルキル基であ
って、好ましくはメチルであり、各R3 は独立に水素ま
たはメチルであり;少なくとも一つのR2 が式(i)の
一部であるならば、nは約10から約300であり、そ
してmは約5から約100であり;各Lは独立に−O−
または−NH−であり;各REは独立に
【化18】 であって、好ましくは−NH(CH22 OC(O)C
H(R4 )=CH2 であり、各R4 は独立に水素または
メチルであり;w,x,yおよびzのそれぞれは5≦
(w+x+y+z)≦200という条件付きで独立に0
から200の範囲にある。ここで、特に強調されること
は、Lは、前記式中の各−C(O)L−が独立に−C
(O)O−もしくは−C(O)NHであるように、定義
されることである。
【0018】本発明のもっとも好適な実施例によれば、
前述のプレポリマーの各R2 は、式−(CH23 −S
i(CH3 )−O−(Si(CH32 O)n−Si
(CH32 −(CH23 −であって、ここで、nは
約15から約225である、を有する。前記定義のプレ
ポリマーは、本発明において、以下の式(iii )の化合
物からなる群から選ばれる一つまたはそれ以上の前駆体
を反応させることによって、調製される:
【化19】 ここで、D,L,R2 およびREは前記定義のものであ
り、次の式で表される一つもしくはそれ以上のアルコキ
シル化グルコシドである;
【化20】 ここで、G,R,w,x,yおよびzは、前記定義のも
のであり、前記反応は、前記グルコシドに対して前記前
駆体の量が比例し、前記プレポリマーを形成するに効果
的な条件下で、行われる。
【0019】前記式(iii )に記載の前駆体化合物は、
本発明において、以下の式の一つを有する化合物:
【化21】 ここで、L,A1 ,A2 ,R3 およびmは、前記定義の
ものである、このような化合物を、以下の式の一つまた
はそれ以上の化合物のほぼ等モル量と、最初に反応させ
ることによって、調製される:
【化22】 ここで、R4 は前記定義のもの、あるいは、その−N=
C=O基位置に前述の式中の−L−H基と反応性のある
別の部分が存在する類似化合物である。望ましい反応性
部分には、ハロゲン、詳しくは、クロロ、および無水物
結合が、含まれる。前記反応の生成物は、次に、前記前
駆体化合物あるいは上述の化合物を形成するに効果的な
条件下で、ジイソシアナートと、反応させる。
【0020】本発明にかかるプロセスにおいては、あら
ゆる有機ジイソシアナートを用いることができる。式D
(NCO)2 で表されるイソシアナートの使用が望まし
く、ここで、Dは、4から15個の炭素原子を含むとと
もに、0,1または2の飽和または不飽和の随意に縮合
した環を含むヒドロカルビル残留物である。望ましく
は、Dは、4から12個の炭素原子を含む脂肪族炭化水
素基、6から15個の炭素原子を含む環状脂肪族炭化水
素基、6から15個の炭素原子を含む芳香族炭化水素基
あるいは7から15個の炭素原子を含むアリル芳香族炭
化水素基を表す。最も好適なジイソシアナートは、トル
エンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナ
ート、およびイソホロンジイソシアナート、(1−イソ
シアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナト
メチルシクロヘキサン)である。以下のものは、他の好
適なジイソシアナートの例である:テトラメチレンジイ
ソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、ドデ
カメチレンジイソシアナート、1,4−ジイソシアナト
−シクロヘキサン、4,4’−ジイソシアナトジシクロ
ヘキシルメタン、4,4’−ジイソシアナト−ジシクロ
ヘキシル−プロパン−(2,2);1,4−ジイソシア
ナト−ベンゼン、2,4−ジイソシアナトトルエン、
2,6−ジイソシアナトトルエン、4,4’−ジイソシ
アナトジフェニルメタン、4,4’−ジイソシアナトジ
フェニル−プロパン−(2,2)、p−キシリレン−ジ
イソシアナート、a,a,a',a'-テトラメチル−mまたはp
−キシリレン−ジイソシアナートおよびこれら化合物の
混合物。また、前述のすべての混合物も使用することが
できる。
【0021】以下の式
【化23】 を有する化合物は、本明細書において、ポリシロキサン
化合物と称す。これらのポリシロキサン化合物は、公知
の手段により、合成することができる。この公知の手段
としては;ヒュルスアメリカ、インコーポレイテッド
(Huls America, Inc.)から商品名PS510、PS5
13、PS555およびPS556で販売されているな
どのように、多くのものが市販され入手可能である。式
2 N−CH2 CHR3 −O−(CH2 CHR3 O)
−CH2 CHR3 −NH2 を有する、本発明で用いられ
る化合物も、また、ハンツマンケミカルカンパニー(Hu
ntsman Chemical Company )から市販され入手可能であ
り、それらは“ジェファミン(Jeffamines)”という商
品名で販売されている。
【0022】しかしながら、前記反応に用いられるアル
コキシル化グルコシドに対する前駆体の相対量は、製造
しようとするレンズに依存して変化する。例えば、弾性
率の高いレンズを得る場合は、等量の前駆体化合物とア
ルコキシル化グルコシドを用いる。逆に、表面湿潤性の
高いレンズを得る場合は、アルコキシル化グルコシドに
比較して少量の前駆体化合物を用いる。本発明におい
て、典型的には、式(iii)および(iv)で定義された前駆
体化合物の一つまたはそれ以上を、一つまたはそれ以上
のアルコキシル化グルコシドと、該アルコキシル化グル
コシドの1モルに対して該前駆体化合物を約1から約4
モルの比率で、反応させる。アクリル酸無水物、メタク
リル酸無水物、および4−ビニルベンゾイルクロライド
などの誘導剤は、これらグルコシドのすべてをフリーラ
ジカル反応性にするための有効な試薬である。
【0023】前記式を有するアルコキシル化グルコシド
は、多くの供給元から購入することができる。典型的
に、エトキシおよびプロポキシ単位の合計数は、グルコ
シド分子につき、10から20である。前記式に含まれ
ているアルコキシル化グルコシドは、公知の手段により
合成することができる。アマコールコーポレーション
(Amerchol Corporation)から商品名グルカム(Gluca
m)E−10、E−20、P−10、およびP−20で
販売されているなどのように、多くのものが市販され入
手可能である。前記商品名において、“E”はエチレン
オキサイド付加生成物を表し、数字は添加したエチレン
オキサイドのモル数を示している。同様に、“P”はそ
れぞれ添加したプロピレンオキサイドの10および20
モルを有するプロピレンオキサイド付加生成物を表して
いる。しかしながら、アルコキシル化の注文量は、グル
コシド分子につき、合計約5から200アルコキシ単位
の範囲で、用いられる。
【0024】前記前駆体化合物と前記アルコキシル化グ
ルコシドとの反応は、アルコキシル化グルコシドを容易
に溶解できる好適な有機溶媒の存在下で、実行される。
本発明に用いることのできる有用な有機溶媒には、アセ
トニトリル、メチレンクロライド、クロロホルムおよび
カーボンテトラクロライドが、含まれる。これら有機溶
媒のうち、本発明では、メチレンクロライドが特に好適
である。
【0025】これらを用いる前に、これら溶媒は、精製
して、前記反応に悪影響を与えるすべての汚染物質を除
去しなければならない。該溶媒の精製は、当業者に通常
用いられるすべての慣用手順を用いて、実施することが
できる。例えば、該溶媒は、モレキュラーシーブを通過
させるか、蒸留することによって、精製できる。前記反
応は、また、望ましくは、好適なウレタン触媒の存在下
で、実施される。本発明に用いることのできる好適なウ
レタン触媒は、トリメチルアミン、トリエチルアミン、
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2.]オクタン、
4,4−ジメチルアミノピリジンおよびN,N−ジメチ
ル−ベンジルアミンなどのアミン;またはジラウリル酸
ジブチル錫、酢酸ナトリウムおよびオクタン酸第1錫
(stannous octoate)などの有機金属触媒が含まれる。
オクタン酸第1錫は、本発明に用いられる好適なウレタ
ン触媒である。
【0026】使用する条件は、実質的に、イソシアナー
ト基とヒドロキシル基またはアミノとの所望の反応が進
行するものであれば、どのようなものでもよい。所与の
すべての反応物のセットにおける好適な条件は、本明細
書の実施例を参照することによって、そして、簡単な実
験によって、容易に決定することができる。
【0027】プレポリマーが形成された後、前記有機溶
媒を、濾過、蒸発およびデカンテーション(傾斜法)な
どの当業者に周知の慣用方法を用いて、除去し、前述の
式を有する粘稠なプレポリマーを得る。
【0028】本発明のプレポリマーは、次に、本発明の
ポリマーを形成するに十分な条件下で、重合される。好
ましくは、該プレポリマーを、フリーラジカル開始剤、
熱開始剤、および、随意に、該プレポリマーと反応しな
い希釈剤の存在下で、熱および/または化学線によっ
て、重合させる。
【0029】本発明において使用可能な開始剤は、2,
2−アゾ−ビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾ−
ビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、1,1’
−アゾ−ビス−(シクロヘキサンカルボニトリル)、
2,2’−アゾ−ビス−(2,4−ジメチル−4−メト
キシバレロニトリル)およびフェニル−アゾ−イソブチ
ロニトリルなどのアゾ化合物;ベンゾインメチルエーテ
ル、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンおよ
び2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノンなどの
光開始剤;ガンマ線またはX線などの電離放射線;また
は過酸化ジ−tert−ブチル、過酸化ベンゾイル、過酸化
ラウリル、過酸化デカノル、過酸化アセチル、琥珀酸過
酸化物、過酸化メチルエチルケトン、過酸化2,4−ジ
クロロベンゾイル、イソプロピルペルオクトエート(is
opropyl peroctoate)、tert−ブチルヒドロペルオキシ
ド、ジイソプロピルペルオキシジカルボナート、tert−
ブチルペルイバラート(tert-butyl perivalate )、te
rt−ブチルペルオクトエート、クメンヒドロペルオキシ
ド、tert−ブチルペルベニアセタート(tert-butyl per
benyacetate )および過硫酸カリウムなどの過酸化物を
含む。
【0030】光開始剤、2−ヒドロキシ−2−メチルプ
ロピオフェノンの存在下で、約200から約400nm
の波長を有する紫外光を用いて開始することは、本発明
において、特に望ましい。
【0031】本発明に用いることのできる好適な希釈剤
は、アルカノール、N,N−ジメチルホルムアミド、ア
セトアミド、アセトニトリル、N,N−ジメチルアセト
アミド、ヘプタン、スチレン、トルエン、ジメチルスル
ホキシド、アセトン、tert−ブチルアセタート、エチル
アセタート、イソプロピルアセタートおよびN−メチル
−2−ピロリドンを含むが、これらに限定されない。本
発明において選択的に用いることのできる好適な希釈剤
は、スチレンおよびトルエンである。
【0032】好適な実施例において、本発明のプレポリ
マーは、米国特許第4,889,664号公報または同
第4,495,313号公報に記載のものなどの好適な
型に入れられ、UV光に露出されることにより、眼病用
レンズに重合される。あるいは、本発明のプレポリマー
は、スパンキャスト(spun-cast )して、コンタクトレ
ンズにすることができる。
【0033】最終製品は、以下の繰り返し単位を有する
ポリマーからなるレンズである:
【化24】 ここで、各Rは独立に水素またはメチルであり;Gは1
個から約7個の炭素原子を含むアルキル基であって、好
ましくはCH3 あり;各R1 は独立に−NH−D−NH
−であって、Dは前記定義のものであり;トルエンジイ
ソシアナートあるいはイソホロンジイソシアナートの残
留物である−NH−D−NH−の好適な構造は、次のそ
れぞれであり;
【化25】 各R2 は独立に式(i)または(ii)の一部であって、
【化26】 ここで、各A1 は1個から約3個の炭素原子を含むアル
キル基、好ましくはメチル、またはベンジルであり、各
2 は1個から約3個の炭素原子を含むアルキル基であ
って、好ましくはメチルであり、R3 は水素またはメチ
ルであり;少なくとも一つのR2 が式(i)の一部であ
るならば、nは約10から約300であり、そしてmは
約5から約100であり;各Lは独立に−O−または−
NH−であり;各R* は独立に
【化27】 であって、好ましくは−NH(CH22 OC(O)C
H(R4 )−CH2 −であり、R4 は水素またはメチル
であり;w,x,yおよびzのそれぞれは5≦(w+x
+y+z)≦200という条件付きで独立に0から20
0の範囲にある。
【0034】本発明のもっとも好適な実施例によれば、
前述のポリマーの各R2 は、式−(CH23 −Si
(CH3 )−O−(Si(CH32 O)n−Si(C
32−(CH23 −であって、ここで、nは約1
5から約225である、を有する。本発明によれば、該
ポリマーは、約2から約35重量%の少なくとも一つの
前記ポリシロキサンセグメントを含む。さらに望ましく
は、該ポリマーは、約10から約32重量%のポリシロ
キサンセグメントを含む。最も望ましくは、該ポリマー
は、約18から約24重量%のポリシロキサンセグメン
トを含む。
【0035】前述のように、前記ポリマーから調製され
たレンズは、優れた蛋白質および脂質沈積耐性を示し、
さらに、最も慣用のコンタクトレンズのO2 透過率より
も大きいO2 透過率を示す。さらに、前記ポリマーから
なる本発明のレンズは、最も含水量の高いヒドロゲル材
料と比較しても優れた機械的特性を有する。さらにま
た、本発明のコンタクトレンズは、従来技術のレンズよ
り、柔らかく、より快適である。
【0036】以下の実施例は、本発明を説明するための
ものである。当業者には明らかなように、数多くの変形
が可能であり、それ故に、本発明は、以下の実施例に限
定されるべきものではない。
【0037】(実施例1) 100% PS510 シロキサンプレポリマーの調製 100% PS510 シロキサンプレポリマーを、本発
明の好適な方法にしたがって、調製した。詳しくは、該
シロキサンプレポリマーは、以下の3つの反応工程を用
いて、調製した。
【0038】工程1 80g(30.8mモル)のPS510、ヒュルス ア
メリカ インコーポレーテッドから入手したアミノプロ
ピルを末端基とした(terminated)ポリジメチルシロキ
サン樹脂(分子量2,600g/モル)を、フリードリ
ッヒ凝縮器(condenser )、DRIERITE(登録商標;無水
CaSO4 )が充填された乾燥チューブ、50mlの添
加用漏斗およびマグネチック撹拌棒を備えた500ml
の三つ首丸底フラスコに、充填した。この反応フラスコ
を、前記樹脂および他のあらゆる試薬を添加する前に、
窒素雰囲気下で、火炎により乾燥した。乾燥メチレンク
ロライド、CH2 Cl2 (200g)および1000p
pmの4−メトキシヒドロキノン(MeHQ)を、前記
反応フラスコに添加し、前記シロキサン樹脂が完全に溶
解するまで、撹拌した。前記添加用漏斗に10gのCH
2 Cl2 および4.77g(30.8mモル)のイソシ
アナトエチルメタクリラート(IEM)とを添加した。
この溶液を、激しく撹拌しながら、約1.5時間かけ
て、滴状に添加した。その後、この添加用漏斗を、別の
10gの溶媒(CH2 Cl2 )によりすすいで、取り外
し、替わりに、乾燥酸素シリンダに連結されているガス
拡散器を取り付けた。反応混合物を酸素により20分間
パージし、その後、ガス拡散器を取り外し、替わりに、
ガラス栓を取り付けた。反応の経過は、赤外線分光器に
より追跡し、2270cm-1におけるIEMのイソシア
ナート吸収の消失を観察した。この反応は、反応が完了
したことが判明した時まで、一晩中撹拌し続けた。
【0039】工程2 マグネチック撹拌棒、500mlの添加用漏斗およびDR
IERITEが充填された乾燥チューブを備えた1リットルの
三つ首丸底フラスコに、5.36g(30.8mモル)
のトルエンジイソシアナート(TDI)および150g
のCH2 Cl2を、充填した。前記添加用漏斗に工程1
で得た混合物を充填し、この溶液を、前記1リットルの
丸底フラスコに、約7時間かけて、滴状に添加した。こ
の添加の完了後、前記添加用漏斗を50gの溶媒ですす
ぎ、得られた混合物中に乾燥酸素ガスを30分間通気し
た。次に、反応の経過を、イソシアナートのピーク強度
が低減するのを観察することにより、追跡した。TDI
は二つのN=C=O基を持っており、そのうちの一つだ
けが、工程1から残存したアミノ基と反応するので、こ
れらの基によって、2270cm-1におけるIR吸収
が、完全に消失することはないであろう。したがって、
この吸収が、スペクトル中の他の固定ピーク(例えば、
1722cm-1におけるメタクリラートのカルボニル
基)に比べて、変化しなくなる時を、観察することによ
り、この反応を追跡する。この反応は、完了するまで、
典型的には、約5〜7日かかる。
【0040】工程3 60mlの添加用漏斗に、11.07g(10.6mモ
ル)のGLUCAME−20(アマコール(Amerchol)
から入手した、20モルのエチレンオキサイドを含むエ
トキシル化メチルグルコシド)、25gのCH2 Cl
2 、および触媒量のオクタン酸第1錫(100〜150
mg)を、充填した。この溶液を、工程2で得た反応混
合物に、3時間かけて、滴状に添加した。この添加の完
了後、前記添加用漏斗を5gのCH2 Cl2 ですすぎ、
反応フラスコの内容物を乾燥酸素により30分パージし
た。反応の経過は、2270cm-1におけるイソシアナ
ート吸収の消失を観察することにより、追跡した。この
最終工程は、完了するまで、約7から約21日かかっ
た。この反応が完了した後、溶媒を、ロータリー蒸発器
中の減圧下で除去し、レンズの成形に供することのでき
る大変粘稠な液体生成物を得た。
【0041】(実施例2) 100% PS513 シロキサンプレポリマーの調製 工程1 実施例1の工程1の反応容器と同様に用意され装備され
た反応容器に、80g(4.79mモル)のPS51
3、ヒュルス アメリカ インコーポレーテッドから入手
したアミノプロピルを末端基としたポリジメチルシロキ
サン樹脂(分子量16,700g/モル)を、充填し
た。乾燥CH2 Cl2 (200g)および1000pp
mのMeHQを、前記反応フラスコに添加し、前記シロ
キサン樹脂が完全に溶解するまで、撹拌した。次に、前
記添加用漏斗の中の溶液を、前記丸底フラスコの内容物
に、滴状に添加した。この添加に1時間かかり、この時
間中ずっと激しく撹拌した。その後、この添加用漏斗
を、5gのCH2 Cl2 によりすすぎ、この反応を実施
例1の工程1の記載にしたがって進行させた。
【0042】工程2 実施例1の工程2の反応容器のように装備された反応容
器に、834mg(4.79mモル)のTDIおよび2
5gのCH2 Cl2 を、充填した。前記添加用漏斗に前
記工程1で得た混合物を充填し、この溶液を、前記反応
容器の内容物に、6時間かけて、滴状に添加した。この
添加の完了後、前記添加用漏斗を25gのCH2 Cl2
ですすぎ、反応物に酸素を送り込み、反応を実施例1の
工程2にしたがって観察した。
【0043】工程3 反応容器に、1.72g(1.65mモル)のGLUC
AM E−20、5gのCH2 Cl2 およびほぼ50m
gのオクタン酸第1錫を充填することと、この添加時間
としてに実施例1に報告された3時間の替わりに約2時
間としたこと以外は、実施例1の工程3にしたがって、
この調製工程を進行させた。溶媒を蒸発して除去した後
に形成された生成物は、レンズの成形に供することので
る大変粘稠な液体であった。
【0044】(実施例3) 75% PS510/25% PS513 シロキサンプ
レポリマーの調製 工程1 実施例1の工程1の反応容器と同様に用意され装備され
た反応容器に、75g(28.8mモル)のPS51
0、25gのPS513(1.50mモル)、100m
gのMeHQ、および250gのCH2 Cl2 を、充填
した。前記添加用漏斗に15gのCH2 Cl2 と4.7
0g(30.3mモル)のIEMを充填した。この添加
用漏斗の中の溶液を、前記反応フラスコの内容物に、2
時間かけて、滴状に添加した。この添加工程中ずっと激
しく撹拌した。その後、この添加用漏斗を、5gのCH
2 Cl2 によりすすぎ、次に、この反応混合物を実施例
1の工程1の記載にしたがって処理した。
【0045】工程2 実施例1の工程2の反応容器に、5.29g(30.3
mモル)のTDIおよび30gのCH2 Cl2 を、充填
した。前記添加用漏斗に前記工程1で得た混合物を充填
し、次に、この漏斗の内容物を、前記TDI−CH2
2 溶液に、滴状に添加した。この添加が完了するまで
に約4時間かかり、その後、前記添加用漏斗に25gの
CH2 Cl2 を充填した。その後の反応手順は、実施例
1の工程2にしたがった。
【0046】工程3 添加用漏斗に、10.9g(10.4mモル)のGLU
CAM E−20、20gのCH2 Cl2 、および触媒
量のオクタン酸第1錫(100〜150mg)を、充填
した。この溶液を、工程2で得た反応混合物に、約1時
間かけて、滴状に添加した。この添加の完了後、前記添
加用漏斗を25gのCH2 Cl2 ですすぎ、その後の反
応手順は、実施例1の工程3の記載のようにした。
【0047】(実施例4) 50% PS510/50% PS513 シロキサンプ
レポリマーの調製 工程1 実施例1の工程1で用いられた反応容器と同様に用意さ
れ装備された反応容器に、50g(19.2mモル)の
PS510、50g(3.0mモル)のPS513、1
00mgのMeHQおよび250gのCH2 Cl2 を、
充填した。前記50mlの添加用漏斗に15gのCH2
Cl2 と3.44g(22.2mモル)のIEMを充填
した。この添加用漏斗の中の溶液を、前記丸底フラスコ
の内容物に、激しく撹拌しながら、滴状に添加した。こ
の添加は完了するまで約1時間かかり、完了した時点
で、添加用漏斗を5gのCH2 Cl2 によりすすいだ。
次に、この反応の手順を実施例1の工程1の記載にした
がって進行させた。
【0048】工程2 実施例1の工程2の反応容器のように装備した反応容器
に、3.87g(22.2mモル)のTDIおよび30
gのCH2 Cl2 を、充填した。前記添加用漏斗に前記
工程1で得た混合物を充填し、次に、この漏斗の内容物
を、前記TDI/CH2 Cl2 混合物に、激しく撹拌し
ながら、滴状に添加した。この添加が完了するまでに約
4時間かかった。その後、前記添加用漏斗を25gのC
2 Cl2 ですすぎ、反応を、実施例1の工程2にした
がって進行させた。
【0049】工程3 添加用漏斗に、8.0g(7.66mモル)のGLUC
AM E−20、20gのCH2 Cl2 および触媒量
(100〜150mg)のオクタン酸第1錫を、充填し
た。この溶液を、工程2で得た反応混合物に、約1時間
かけて、滴状に添加した。この添加の完了後、前記添加
用漏斗を25gのCH2 Cl2 ですすぎ、反応を、実施
例1の工程3にしたがって、進行させた。
【0050】(実施例5) 25% PS510/75% PS513 シロキサンプ
レポリマーの調製 工程1 実施例1の工程1で用いられた反応容器と同様に用意さ
れ装備された反応容器に、25g(9.62mモル)の
PS510、75g(4.49mモル)のPS513、
100mgのMeHQ、および250gのCH2 Cl2
を、充填した。前記添加用漏斗に5gのCH2 Cl2
2.19g(14.1mモル)のIEMを充填した。こ
の添加用漏斗の溶液を、前記丸底フラスコの内容物に、
激しく撹拌しながら、滴状に添加した。この添加が完了
した後(1時間)、添加用漏斗を5gのCH2 Cl2
よりすすぎ、この反応の手順を実施例1の工程1にした
がって進行させた。
【0051】工程2 実施例1の工程2の反応容器のような反応容器に、2.
46g(14.1mモル)のTDIおよび15gのCH
2 Cl2 を、充填した。前記添加用漏斗に前記工程1で
得た混合物を充填し、この混合物を、前記TDI/CH
2 Cl2 混合物に、約4時間かけて、滴状に添加した。
この添加が完了した後、前記添加用漏斗を25gのCH
2 Cl2 ですすぎ、反応手順を、実施例1の工程2の記
載にしたがって進行させた。
【0052】工程3 添加用漏斗に、5.12g(4.9mモル)のGLUC
AM E−20、10gのCH2 Cl2 および触媒量
(100〜150mg)のオクタン酸第1錫を、充填し
た。この溶液を、工程2で得た反応混合物に、1時間か
けて、滴状に添加した。この添加の完了後、前記添加用
漏斗を5gのCH2 Cl2 ですすぎ、反応を、実施例1
の工程3にしたがって、進行させた。
【0053】(実施例6) 100% PS555 シロキサンプレポリマーの調製 工程1 実施例1の工程1の反応容器のように用意し装備した反
応容器に、80g(57.7mモル)のPS555、ヒ
ュルス アメリカ インコーポレーテッドから入手したカ
ルビノールを末端基としたポリジメチルシロキサン樹脂
(分子量1386g/モル)、200gのCH2 Cl
2 、1000ppmのMeHQおよび触媒量(150〜
200mg)のオクタン酸第1錫を、充填した。この反
応容器の内容物を、前記シロキサン樹脂が完全に溶解す
るまで、撹拌した。前記添加用漏斗に20gのCH2
2 および8.95g(57.7mモル)のIEMを添
加した。この溶液を、前記PS555/CH2 Cl2
応混合物に、激しく撹拌しながら、滴状に添加した。こ
の添加工程は完了するまで約3時間かかり、完了した時
点で、添加用漏斗を10gのCH2 Cl2 ですすいだ。
次に、反応を実施例1の工程1の記載にしたがって進行
させた。
【0054】工程2 実施例1の工程2の反応容器のように装備した反応容器
に、12.8g(57.8mモル)のイソホロンジイソ
シアナート(IPDI)、125gのCH2 Cl2 およ
び100mgのオクタン酸第1錫を、充填した。前記添
加用漏斗に工程1で製造された反応混合物を充填し、こ
の溶液を、前記反応容器内に、約7時間かけて、滴状に
添加した。この添加の完了後、前記添加用漏斗を50g
のCH2Cl2 ですすぎ、得られた混合物中に乾燥酸素
ガスを30分間通気した。反応の経過を、実施例1の工
程2でのように追跡した。
【0055】工程3 添加用漏斗に、20.8g(19.9mモル)のGLU
CAM E−20、25gのCH2 Cl2 、および触媒
量のオクタン酸第1錫(100mg)を、充填した。こ
の溶液を、前記工程2で製造した反応混合物に、約3時
間かけて、滴状に添加した。この添加の完了後、前記添
加用漏斗を5gのCH2 Cl2 ですすぎ、反応フラスコ
の内容物を乾燥O2 により30分パージした。反応の経
過は、実施例1の工程3でのように観察した。
【0056】(実施例7) 100% PS556 シロキサンプレポリマーの調製 工程1 実施例1の工程1の反応容器のように用意し装備した反
応容器に、80g(50.8mモル)のPS556、ヒ
ュルス アメリカ インコーポレーテッドから入手したカ
ルビノールを末端基としたポリジメチルシロキサン樹脂
(分子量1575g/モル)、200gのCH2 Cl
2 、1000ppmのMeHQおよび触媒量(150〜
200mg)のオクタン酸第1錫を、充填した。この反
応容器の内容物を、前記シロキサン樹脂が完全に溶解す
るまで、撹拌した。前記添加用漏斗に20gのCH2
2 および7.88g(50.8mモル)のIEMを添
加した。次に、この溶液を、前記丸底フラスコの内容物
に、3時間かけて、滴状に添加した。3時間後、添加用
漏斗に別の10gのCH2 Cl2 を充填した。次に、反
応を実施例1の工程1に示した方法で進行させた。
【0057】工程2 実施例1の工程2に記載した反応容器のように装備した
反応容器に、11.3g(50.8mモル)のIPD
I、125gのCH2 Cl2 および50mgのオクタン
酸第1錫を、充填した。前記添加用漏斗に前記工程1で
製造された混合物を充填し、この混合物を、前記IPD
I/CH2 Cl2 /オクタン酸第1錫混合物に、約7時
間かけて、滴状に添加した。この添加工程の完了後、5
0gのCH2 Cl2 を前記添加用漏斗を洗浄するために
用い、反応を、実施例1の工程2にしたがって進行させ
た。
【0058】工程3 添加用漏斗に、18.3g(17.5mモル)のGLU
CAM E−20、40gのCH2 Cl2 、および10
0mgのオクタン酸第1錫を、充填した。この溶液を、
前記工程2で製造した反応混合物に、3時間かけて、滴
状に添加した。完了後、前記添加用漏斗を5gのCH2
Cl2 ですすぎ、反応を実施例1の工程3にしたがって
進行させた。
【0059】(実施例8) 100% ジェファミン D−2000 プレポリマーの
調製 工程1 実施例1の工程1の反応容器のように用意し装備した反
応容器に、100g(76.3mモル)のジェファミン
D−2000、ハンツマン(Huntsman )から入手した
アミンを末端基としたポリプロピレングリコール樹脂
(分子量1310g/モル)および250gのCH2
2 および1000mgのMeHQを、充填した。前記
添加用漏斗に25gのCH2 Cl2 および11.8g
(76.3mモル)のIEMを添加した。この溶液を、
前記ジェファミン樹脂を含む反応混合物に、激しく攪拌
しながら、滴状に添加した。この添加は約6時間かけて
完了し、その時点で、添加用漏斗を10gのCH2 Cl
2 ですすいだ。次に、反応を実施例1の工程1の記載に
したがって進行させた。
【0060】工程2 実施例1の工程2に記載した反応容器のように装備した
反応容器に、13.3g(76.4mモル)のTDI、
125gのCH2 Cl2 を、充填した。前記添加用漏斗
に前記工程1で製造された混合物を充填し、この混合物
を、前記丸底フラスコの内容物に、6時間かけて、滴状
に添加した。この添加工程の完了後、50gのCH2
2 で前記添加用漏斗をすすぎ、反応を、実施例1の工
程2にしたがって進行させた。
【0061】工程3 添加用漏斗に、27.9g(26.7mモル)のGLU
CAM E−20、60gのCH2 Cl2 、および15
0mgのオクタン酸第1錫を、充填した。この溶液を、
前記工程2で製造した反応混合物に、約3時間かけて、
滴状に添加した。この添加完了後、前記添加用漏斗を5
gのCH2 Cl2 ですすぎ、前記反応フラスコの内容物
を乾燥酸素で30分間パージした。反応の経過を実施例
1の工程3のように、2270cm-1におけるイソシア
ナート吸収の消失を観察することによって、追跡した。
【0062】(実施例9) 25% ジェファミン D−2000/75% PS51
3 プレポリマーの合成 工程1 実施例1の工程1で用いられた反応容器と同様に用意さ
れ装備された反応容器に、25g(19.1mモル)の
ジェファミン D−2000、56.3g(21.7m
モル)のPS513、1000ppmのMeHQおよび
250gのCH2 Cl2 を、充填した。前記添加用漏斗
に15gのメチレンクロライドと6.37g(41.1
mモル)のIEMを充填した。この溶液を、前記丸底フ
ラスコに、激しく撹拌しながら、滴状に添加した。この
添加は2.0時間かかって完了し、その時点で、添加用
漏斗を、別の10gの溶媒(CH2 Cl2 )によりすす
ぎ、取り外し、乾燥酸素シリンダに連結されたガス拡散
器に取り替えた。この反応混合物を酸素で20分間パー
ジし、ガス拡散器を取り外し、替わりにガラス栓を取り
付けた。この反応経過を実施例1の工程1に記載の手順
によって追跡した。
【0063】工程2 実施例1の工程2の反応容器のように装備した反応容器
に、7.3g(42.0mモル)のTDIおよび40g
のCH2 Cl2 を、充填した。前記添加用漏斗に前記工
程1で得た混合物を充填し、この溶液を、前記1リット
ルの丸底フラスコの内容物に、約6時間かけて、滴状に
添加した。この添加が完了した後、前記添加用漏斗を5
0gの溶媒ですすいだ。この反応の経過を、実施例1の
工程2でのように、イソシアナートのピーク強度の低減
を観察することによって、追跡した。
【0064】工程3 60mlの添加用漏斗に、15.3g(14.7mモ
ル)のGLUCAM E−20、40gのCH2 Cl2
および触媒量のオクタン酸第1錫(150g)を、充填
した。この溶液を、工程2で得た反応混合物に、約1時
間かけて、滴状に添加した。この添加の完了後、前記添
加用漏斗を5gのCH2 Cl2 ですすぎ、次に、反応フ
ラスコの内容物を乾燥酸素で30分間パージした。この
反応の経過を、実施例1の工程3でのように、2270
cm-1におけるイソシアナート吸収の消失を観察するこ
とにより、追跡した。
【0065】(実施例10) 50% ジェファミン D−2000/37.5% PS
510/12.5% PS513 プレポリマーの合成 工程1 実施例1の工程1の反応容器と同様に用意され装備され
た反応容器に、50g(38.2mモル)のジェファミ
ン D−2000、37.5g(14.4mモル)のP
S510、12.5g(0.75mモル)のPS51
3、1000ppmのMeHQ、および250gのCH
2 Cl2 を、充填した。前記添加用漏斗に20gのCH
2 Cl2 と8.3g(53.4mモル)のIEMを充填
した。この溶液を、前記丸底フラスコに、激しく撹拌し
ながら、滴状に添加した。この添加は約3.0時間かか
って完了し、その時点で、添加用漏斗を、別の10gの
CH2 Cl2 によりすすぎ、取り外し、乾燥酸素シリン
ダに連結されたガス拡散器に取り替えた。この反応混合
物を酸素で20分間パージし、ガス拡散器を取り外し、
替わりにガラス栓を取り付けた。この反応経過を実施例
1の工程1に記載の手順によって追跡した。
【0066】工程2 実施例1の工程2の反応容器のように装備した反応容器
に、9.3g(53.3mモル)のTDIおよび50g
のCH2 Cl2 を、充填した。前記添加用漏斗に前記工
程1で得た混合物を充填し、この溶液を、前記1リット
ルの丸底フラスコの内容物に、約6時間かけて、滴状に
添加した。この添加が完了した後、前記添加用漏斗を5
0gの溶媒ですすぎ、この混合物に乾燥酸素ガスを30
分間通気した。この反応の経過を、イソシアナートのピ
ーク強度の低減を観察することによって、追跡した。
【0067】工程3 60mlの添加用漏斗に、19.4g(18.6mモ
ル)のGLUCAM E−20、40gのCH2 Cl
2 、および触媒量のオクタン酸第1錫(ほぼ150g)
を、充填した。この溶液を、工程2で得た反応混合物
に、1時間かけて、滴状に添加した。この添加の完了
後、前記添加用漏斗を5gのCH2 Cl2 ですすぎ、次
に、反応フラスコの内容物を乾燥酸素で30分間パージ
した。この反応の経過を、2270cm-1におけるイソ
シアナート吸収の消失を観察することにより、追跡し
た。前記溶媒を蒸発して除去した後、粘稠液体生成物が
得られた。
【0068】(実施例11) 75% ジェファミン D−2000/18.7% PS
510/6.3% PS513 プレポリマーの合成 工程1 実施例1の工程1の反応容器と同様に用意され装備され
た反応容器に、75g(57.3mモル)のジェファミ
ン D−2000、18.7g(7.20mモル)のP
S510、6.25g(0.37mモル)のPS51
3、1000ppmのMeHQ、および250gのCH
2 Cl2 を、充填した。前記添加用漏斗に25gのCH
2 Cl2 と9.85g(63.5mモル)のIEMを充
填した。この溶液を、前記丸底フラスコに、激しく撹拌
しながら、滴状に添加した。この添加は約3.0時間か
かって完了し、その時点で、添加用漏斗を、別の10g
のCH2 Cl2 によりすすぎ、この反応を実施例1の工
程1に記載にしたがって進行させた。
【0069】工程2 実施例1の工程2の反応容器のように装備した1リット
ルの三つ首丸底フラスコに、11.3g(64.9mモ
ル)のTDIおよび60gのCH2 Cl2 を、充填し
た。前記添加用漏斗に前記工程1で得た混合物を充填
し、この溶液を、前記1リットルの丸底フラスコの内容
物に、約4時間かけて、滴状に添加した。この添加が完
了した後、前記添加用漏斗を50gの溶媒ですすぎ、こ
の混合物に乾燥酸素ガスを30分間通気した。この反応
の経過を、イソシアナートのピーク強度の低減を観察す
ることによって、追跡した。
【0070】工程3 60mlの添加用漏斗に、23.7g(22.7mモ
ル)のGLUCAM E−20、50gのCH2 Cl
2 、および触媒量のオクタン酸第1錫(ほぼ150g)
を、充填した。この溶液を、工程2で得た反応混合物
に、1時間かけて、滴状に添加した。この添加の完了
後、前記添加用漏斗を5gのCH2 Cl2 ですすぎ、反
応フラスコの内容物を乾燥酸素で30分間パージした。
この反応の経過を、2270cm-1におけるイソシアナ
ート吸収の消失を観察することにより、追跡した。
【0071】(実施例12) ソフトコンタクトレンズの製造 光反応性調合物を、実施例1で得た64gのシロキサン
プレポリマーと、0.23gのDAROCUR 1173(2−ヒド
ロキシ−2−メチルプロピオフェノン)、光開始剤とを
混合することによって、調製した。次に、得られた混合
物を、室温で、1時間、機械的に攪拌した。次に、該調
合物を、65℃、減圧下で、0.5時間、脱気した。こ
の脱気工程において、該成分を混合するために用いた機
械的攪拌により、内部にとらえられた気泡の除去が促進
される。次に、脱気(12時間、5mmHg以下)した
ポリスチレン型に、前記反応性調合物を充填し、次に、
この充填した型を、4時間、UV光にあてて、硬化させ
た。平均出力強度が55mW/cm2 のアーク灯を、こ
の硬化を達成させるために用いた。該レンズのエッジを
きれいにするために、4kgの質量に相当する力を、前
記型の二つの分型に加えた。1分間の前硬化期間(すな
わち、UVの露光なし)の後に4分間のUV硬化サイク
ルを行いながら、前記重量を該型に合計5分間加えた。
次に、前記分型を割り、メタノール中に3分間浸漬する
ことにより、型からレンズを取り出した。次に、得られ
たレンズを、テストする前に、生理的塩類溶液中に、3
5℃で、3日間、置いて、平衡に達せさせた。
【0072】(実施例13) ソフトコンタクトレンズの製造 実施例2のシロキサンプレポリマー67gと0.24g
のDarocur 1173との混合物を用いること以外、実施例1
2の手順にしたがって、ソフトコンタクトレンズを調製
した。
【0073】(実施例14) ソフトコンタクトレンズの製造 実施例6のシロキサンプレポリマー40gと0.14g
のDarocur 1173との混合物を用いること以外、実施例1
2の手順にしたがって、ソフトコンタクトレンズを調製
した。さらに、硬化を達成させるために用いたアーク灯
の平均出力強度は、75mW/cm2 であった。
【0074】(実施例15) ソフトコンタクトレンズの製造 光反応性調合物を、実施例1で得た40.4gのシロキ
サンプレポリマーと、16.2gのトルエン(材料粘度
を低減するための不活性希釈材として用いた)および
0.2gのDAROCUR 1173とを混合することによって、調
製した。次に、得られた混合物を、室温で、1時間、機
械的に攪拌し、次に、該調合物を、65℃、減圧下(5
mmHg以下)で、0.5時間、脱気した。この脱気工
程において、該成分を混合するために用いた機械的攪拌
により、内部にとらえられた気泡の除去が促進される。
次に、脱気(12時間、5mmHg以下)したポリプロ
ピレン型に、前記反応性調合物を充填し、次に、この充
填した型を、4時間、UV光にあてて、硬化させた。平
均出力強度が75mW/cm2 のアーク灯を、この硬化
を達成させるために用いた。該レンズのエッジをきれい
にするために、4kgの質量に相当する力を、前記型の
二つの分型に加えた。1分間の前硬化期間(すなわち、
UVの露光なし)の後に4分間のUV硬化サイクルを行
いながら、前記重量を該型に合計5分間加えた。次に、
前記分型を割り、メタノール中に1時間浸漬することに
より、型からレンズを取り出した。この工程は、該レン
ズからいくらかのトルエンを抽出する役割を果たす。次
に、得られたレンズを、テストする前に、生理的塩類溶
液中に、35℃で、3日間、置いて、平衡に達せさせ
た。
【0075】(実施例16) ソフトコンタクトレンズの製造 実施例3のシロキサンプレポリマー85.5g、34.
2gのトルエンおよび0.42gのDarocur 1173の混合
物を用いること以外、実施例15の手順にしたがって、
ソフトコンタクトレンズを調製した。
【0076】(実施例17) ソフトコンタクトレンズの製造 実施例4のシロキサンプレポリマー76.9g、30.
7gのトルエン、および0.38gのDarocur 1173の混
合物を用いること以外、実施例15の手順にしたがっ
て、ソフトコンタクトレンズを調製した。
【0077】(実施例18) ソフトコンタクトレンズの製造 実施例5のシロキサンプレポリマー64.0g、25.
6gのトルエンおよび0.31gのDarocur 1173の混合
物を用いること以外、実施例15の手順にしたがって、
ソフトコンタクトレンズを調製した。
【0078】(実施例19) ソフトコンタクトレンズの製造 実施例3のシロキサンプレポリマー39.9g、15.
5gのスチレンおよび0.14gのDarocur 1173との混
合物を用いること以外、実施例15の手順にしたがっ
て、ソフトコンタクトレンズを調製した。同様に、硬化
中のアーク灯の平均出力強度は、26mW/cm2 であ
った。
【0079】(実施例20) ソフトコンタクトレンズの製造 実施例4のシロキサンプレポリマー40.4g、16.
2gのスチレンおよび0.14gのDarocur 1173との混
合物を用いること以外、実施例15の手順にしたがっ
て、ソフトコンタクトレンズを調製した。
【0080】(実施例21) ソフトコンタクトレンズの製造 実施例5のシロキサンプレポリマー40.3g、16.
1gのスチレンおよび0.14gのDarocur 1173との混
合物を用いること以外、実施例19の手順にしたがっ
て、ソフトコンタクトレンズを調製した。
【0081】(実施例22) ソフトコンタクトレンズの製造 実施例9のシロキサンプレポリマー52.2g、20.
9gのトルエンおよび0.26gのDarocur 1173との混
合物を用いること以外、実施例15の手順にしたがっ
て、ソフトコンタクトレンズを調製した。
【0082】(実施例23) ソフトコンタクトレンズの製造 実施例10のシロキサンプレポリマー50.5g、2
0.2gのトルエンおよび0.25gのDarocur 1173と
の混合物を用いること以外、実施例15の手順にしたが
って、ソフトコンタクトレンズを調製した。
【0083】好適なコンタクトレンズの物理特性の測定 次に、実施例12〜23において調製したコンタクトレ
ンズを、以下の各テスト法にかけた。その結果を表1に
示した。 テスト法1. 引っ張り特性(弾性率、伸びおよび強
さ) テストするレンズを、望ましい試料サイズおよび形にカ
ットした。次に、この試料を、ロードセルを装備すると
ともに定速度でクロスヘッドが移動する型式のテスト装
置の把持部に、取り付けた。次に、該試料を、一定速度
で引っ張って、伸ばし、得られた歪み−引っ張り曲線を
記録した。伸びはパーセントで表し、引っ張り弾性率お
よび強さはpsi(lbs/in2 )で表す。
【0084】テスト法2. 含水重量 レンズの含水量の測定は、まず、生理的塩類溶液に平衡
させたレンズの重量を計り、続いて、65℃の減圧(5
mmHg以下)下で、2時間乾燥することによって、実
施した。次に、乾燥したレンズの重量を計り、以下のよ
うに、含水重量を算出した: 含水量(%)=100×(mwet −mdry )/mwet ここで、mwet は、湿潤レンズ質量(ポリマー質量に生
理的塩類溶液の質量を加えたもの)を表し、mdry は、
乾燥ポリマー質量を表す。
【0085】テスト法3. 酸素透過率 酸素透過率は、ファットら(Fatt et al. )の“ヒドロ
ゲルレンズおよび材料の透過度および透過率(Measurem
ent of Oxygen Transmissibility and Permeability of
Hydrogel Lenses and Materials)”, International
Contact Lens Clinic,第9巻第2号,1982年3月/
4月,第76頁に記載の方法によって、測定した。4m
m径の金カソードと、銀−塩化銀環状アノードとを具備
するポーラログラフィー酸素センサーを、この方法に用
いた。測定した酸素透過率は、Dkによって、表示す
る。この表示において、Dは、テストに供した試料中で
の酸素拡散係数を表し、kは、該材料中への酸素の溶解
度を表す。この透過率(Dk)単位は、(cm2 /s)
(ml O2 /ml * mmHg)である。
【0086】
【表1】
【0087】前表に記した結果から明らかなように、本
発明により調製したレンズは、高いO2 透過率を示すと
ともに、引っ張り強さ、伸びおよび弾性率などのバラン
スの良い機械的特性を示している。
【0088】前記好適な実施例および実例は、本発明の
範囲および思想を説明するために与えられたものであ
る。これらの実施例および実例は、当業者に、他の実施
例および実例を明らかにするであろうが、これらも、ま
た、本発明の企図の範囲にあるものである。したがっ
て、本発明は、添付の請求の範囲にのみ限定されるもの
ではない。
【0089】以下に好ましい実施態様を示す。 (1)各R2 が式(i)の一部であることを特徴とする
請求項1に記載の眼病用ソフトコンタクトレンズ。 (2)前記R2 が、式 −(CH23 −Si(CH32 O−(Si(CH
32 O)n−Si(CH32 −(CH23 − を有することを特徴とする実施態様(1)に記載の眼病
用ソフトコンタクトレンズ。 (3)nは約15から約225であることを特徴とする
実施態様(2)に記載の眼病用ソフトコンタクトレン
ズ。 (4)Gはメチルであることを特徴とする請求項1に記
載の眼病用ソフトコンタクトレンズ。 (5)各−NH−D−NH−は、独立に
【化28】 であることを特徴とする請求項1に記載の眼病用ソフト
コンタクトレンズ。
【0090】(6)各R* は、−NH(CH22 OC
(O)C(R4 )−CH2 −であることを特徴とする請
求項1に記載の眼病用ソフトコンタクトレンズ。 (7)各R2 が式(i)の一部であることを特徴とする
請求項2に記載の製造方法。 (8)R2 が、式−(CH23 −Si(CH32
−(Si(CH32 O)n−Si(C H32 −(CH23 − を有することを特徴とする実施態様(7)に記載の製造
方法。 (9)nは約15から約225であることを特徴とする
請求項2に記載の製造方法。 (10)Gはメチルであることを特徴とする請求項2に
記載の製造方法。
【0091】(11)各−NH−D−NH−は、
【化29】 であることを特徴とする請求項2に記載の製造方法。 (12)各REは、−NH(CH)2 OC(O)C(R
4 )−CH2 であることを特徴とする請求項2に記載の
製造方法。 (13)前記式(iii )を有する前記前駆体は、下記
式:
【化30】 で表される化合物と、下記式:
【化31】
【化32】 CH2 =C(CH3 )C(O)Clおよび R4 C(=CH2 )−C(O)OCH2 CH2 Cl で表される化合物からなる群から選ばれる一つまたはそ
れ以上の約等モル量の化合物とを、反応させ、次に、前
記反応の生成物と、式D(NCO)2 で表されるジイソ
シアナートと反応させることによって、形成することを
特徴とする請求項2に記載の製造方法。 (14)各R2 が式(i)の一部であることを特徴とす
る請求項3に記載のプレポリマー。 (15)R2 が、式 −(CH23 −Si(CH32 O−(Si(CH
32 O)n −Si(CH32 −(CH23 − を有することを特徴とする実施態様(14)に記載のプ
レポリマー。
【0092】(16)nは約15から約225であるこ
とを特徴とする請求項3に記載のプレポリマー。 (17)Gはメチルであることを特徴とする請求項3に
記載のプレポリマー。 (18)各−NH−D−NH−は、
【化33】 であることを特徴とする請求項3に記載のプレポリマ
ー。 (19)各REは、−NHCH2 CH2 OC(O)C
(R4 )=CH2 であることを特徴とする請求項3に記
載のプレポリマー。 (20)前記レンズ型内に入れるプレポリマーは、その
内部に均一に混合した希釈剤を有することを特徴とする
請求項4に記載の製造方法。 (21)前記希釈剤は、トルエンまたはスチレンである
ことを特徴とする実施態様(20)に記載の製造方法。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンタク
トレンズは、高い酸素(O2 )透過性、望ましい含水量
および優れた機械的特性を有する。さらに、本発明のコ
ンタクトレンズは、従来のコンタクトレンズに比べて、
蛋白および脂質沈積に対する耐性が向上しており、硬い
ガス透過性レンズに比べて、柔らかく、より快適に着用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒドロゲルにおける酸素透過率と含水量との
(理論的および実測)関係を示すグラフ図である。
【図2】レンズの厚み、材料のDkおよび材料の透過度
(Dk/L)との間の関係を示すグラフ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02C 7/04 G02C 7/04 (72)発明者 イヴァン・ヌーンツ アメリカ合衆国、32223 フロリダ州、ジ ャクソンビル、グラシングトン・ウェイ・ エヌ 1844 (72)発明者 フランク・エフ・モロック アメリカ合衆国、32073 フロリダ州、オ レンジ・パーク、ワイルドファーン・ドラ イブ 1543 (72)発明者 ローラ・ディー・エリオット アメリカ合衆国、32256 フロリダ州、ジ ャクソンビル、ナンバー1210、プリンスト ン・スクエア・ブールバード 9480 (72)発明者 マイケル・エル・ニール アメリカ合衆国、32259 フロリダ州、ジ ャクソンビル、ロリー・レーン 340 (72)発明者 ジェームズ・ディー・フォード アメリカ合衆国、32073 フロリダ州、オ レンジ・パーク、ナッソー・コート 515

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記構造式の繰り返し単位を有するポリ
    マーからなり、角膜上または目の中に置かれる眼病用ソ
    フトコンタクトレンズ: 【化1】 ここで、各Rは独立に水素またはメチルであり;Gは1
    個から約7個の炭素原子を含むアルキル基であり;各R
    1 は独立に−NH−D−NH−であって、Dは4個から
    15個の炭素原子を含むとともに、0,1または2の飽
    和または不飽和の随意に縮合した環を含むヒドロカルビ
    ル残留物であり;各R2 は独立に式(i)または(ii)
    の一部であって、 【化2】 ここで、各A1 は1個から約3個の炭素原子を含むアル
    キル基またはベンジルであり、各A2 は1個から約3個
    の炭素原子を含むアルキル基であり、R3 は水素または
    メチルであり;少なくとも一つのR2 が式(i)の一部
    であるならば、nは約10から約300であり、そして
    mは約5から約100であり;各−L−は独立に−O−
    または−NH−であり;各R* は独立に 【化3】 であって、ここで、各R4 は独立に水素またはメチルで
    あり;w,x,yおよびzのそれぞれは5≦(w+x+
    y+z)≦200という条件付きで独立に0から200
    の範囲にある。
  2. 【請求項2】 【化4】 ここで、各Rは独立に水素またはメチルであり;Gは1
    個から約7個の炭素原子を含むアルキル基であり;各R
    1 は独立に−NH−D−NH−であって、Dは4個から
    15個の炭素原子を含むとともに、0,1または2の飽
    和または不飽和の随意に縮合した環を含むヒドロカルビ
    ル残留物であり;各R2 は独立に式(i)または(ii)
    の一部であって、 【化5】 ここで、各A1 は1個から約3個の炭素原子を含むアル
    キル基またはベンジルであり、各A2 は1個から約3個
    の炭素原子を含むアルキル基であり、R3 は水素または
    メチルであり;少なくとも一つのR2 が式(i)の一部
    であるならば、nは約10から約300であり、そして
    mは約5から約100であり;各Lは独立に−O−また
    は−NH−であり;各REは独立に 【化6】 であって、ここで、各R4 は独立に水素またはメチルで
    あり;w,x,yおよびzのそれぞれは5≦(w+x+
    y+z)≦200という条件付きで独立に0から200
    の範囲にある、プレポリマーの製造方法であって: 【化7】 ここで、D,L,R2 およびREは前記定義のもので
    ある、該式(iii)で表される化合物からなる群から選
    ばれる一つまたはそれ以上の前駆体に、 【化8】 ここで、G,R,w,x,yおよびzは前記定義のもの
    である、該式で表されるアルコキシル化グルコシドの一
    つまたはそれ以上を、該一つまたはそれ以上のグルコシ
    ドに対して前記一つまたはそれ以上の前駆体を量的に比
    例させ、該プレポリマーを形成するのに好適な条件下
    で、反応させることを具備するプレポリマーの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 下記構造式を有するプレポリマー: 【化9】 ここで、各Rは独立に水素またはメチルであり;Gは1
    個から約7個の炭素原子を含むアルキル基であり;各R
    1 は独立に−NH−D−NH−であって、Dは4個から
    15個の炭素原子を含むとともに、0,1または2の飽
    和または不飽和の随意に縮合した環を含むヒドロカルビ
    ル残留物であり;各R2 は独立に式(i)または(ii)
    の一部であって、 【化10】 ここで各A1 は1個から約3個の炭素原子を含むアルキ
    ル基またはベンジルであり、各A2 は1個から約3個の
    炭素原子を含むアルキル基であり、R3 は水素またはメ
    チルであり;少なくとも一つのR2 が式(i)の一部で
    あるならば、nは約10から約300であり、そしてm
    は約5から約100であり;各Lは独立に−O−または
    −NH−であり;各REは独立に 【化11】 であって、ここで、各R4 は独立に水素またはメチルで
    あり;w,x,yおよびzのそれぞれは5≦(w+x+
    y+z)≦200という条件付きで独立に0から200
    の範囲にある。
  4. 【請求項4】 角膜上または目の中に配置される眼病用
    ソフトコンタクトレンズの製造方法であって: (a)前記請求項3に従ってプレポリマーを調製し; (b)該プレポリマーを、少なくとも一つの表面におけ
    る光学倍率がゼロでない(non-zero optical power)レ
    ンズ型の中に、入れ; (c)前記プレポリマーに重合を生じさせるに充分なエ
    ネルギーを印加することによって、該プレポリマーを重
    合させてレンズにし; (d)前記型から重合したレンズを取り外し;そして (e)該レンズを水和する;ことを具備する眼病用ソフ
    トコンタクトレンズの製造方法。
JP8174048A 1995-06-01 1996-05-31 眼病用ソフトコンタクトレンズ、該レンズ製造用のプレポリマーの製造方法、および該レンズの製造方法 Pending JPH09136938A (ja)

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