JPS61193102A - コンタクトレンズ - Google Patents

コンタクトレンズ

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JPS61193102A
JPS61193102A JP3282485A JP3282485A JPS61193102A JP S61193102 A JPS61193102 A JP S61193102A JP 3282485 A JP3282485 A JP 3282485A JP 3282485 A JP3282485 A JP 3282485A JP S61193102 A JPS61193102 A JP S61193102A
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integer
contact lens
residue
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Mitsuru Yokota
満 横田
Tsutomu Goshima
勉 五島
Shuji Fujioka
藤岡 修二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、酸素透過性に優れ、かつ、機械的性質にも優
れたハードコンタクトレンズに関するものである。
[従来の技術] 従来、コンタクトレンズとしては、主としてポリメチル
メタクリレートを用いたハードコンタクトレンズ及び、
2−ヒドロキシエチルメタクリレートやN−ビニルピロ
リドン等の親水性単量体を重合して得たソフトコンタク
トレンズが広く使われてきている。
しかし、これらの材料には以下の様な問題点があること
が明らかとなってきた。すなわち、主としてポリメチル
メタクリレートを用いたハードコンタクトレンズについ
ては機械的強度、透明性、乱視矯正能に優れるものの、
酸素透過性をほとんど持たないことや異物感のために短
時間の装用しかできないという問題がある。
一方、ヒドロゲルを用いたソフトコンタクトレンズ(た
とえば特開昭54−22487号公報)については、酸
素を透過すること、柔らかく装用時に異物感がないこと
等の特徴を有するものの、ハードコンタクトレンズに比
べ破損し易いこと、涙液中の成分の付着がおこり定期的
に洗浄する必要があること、また水を含んでいるために
、消毒する必要があること等の問題がある。
そこで、これらハード、ソフト両コンタクトレンズの長
所を合わせ持ったものとして最近、酸素透過性を有する
ハードコンタクトレンズの検討が行なわれるようになっ
てきた。例えば特開昭57−158217号公報にはこ
のようなハードコンタクトレンズが記載されている。
[発明が解決しようとする問題点] 酸素透過性の物質としては、シリコーン系のポリマーが
よく知られているが、次の様な問題点を有している。す
なわち、第一に機械的性質に劣るために、そのままでは
破損し易いコンタクトレンズしか得られないこと、第二
に撥水性を有するために、そのままコンタクトレンズと
して装用すると角膜とコンタクトレンズとの間に涙液層
が形成されず、異物感のみならず角膜との癒着を起すこ
とさえあることである。
このような問題点の改良のために、例えばガラス転移点
の高い重合体を与える単量体との共重合や、表面への親
水性単量体のグラフト重合などが行なわれてきている。
しかしながら、ハードコンタクトレンズとして要求され
る性能−強度、機械加工性、表面の水濡れ性、透明性−
と酸素透過性能を両立させることは、従来困難であった
。すなわち、酸素透過性を向上させると、強度や表面の
水濡れ性が低下し、一方、強度を向上させると、酸素透
過性が低下してしまっていた。
本発明に最も近い公知例としては、特開昭59−102
914号(米国特許出願第433743号、1982年
10月12日出願)が存在する。しかしながらこの技術
では、ジインシアネート化合物を用いた場合はウレタン
結合が少ないので弾性に劣り、またトリイソシアナート
を用いた場合は、ポリシロキサンマクロマーの合成の段
階でゲル化し易く、水溶性七ツマ−や水不溶性七ツマ−
との共重合を行なわせることが出来ず、安定したポリマ
ーが得られないという欠点が有る。
本発明の目的は、酸素透過性に優れ、かつハードコンタ
クトレンズとして要求される十分な弾性強度、機械加工
性、寸法安定性、透明性、表面水濡れ性、酸素透過性を
有する、新規なコンタクトレンズを提供することにある
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明は下記の構成からなる。
「(1)  ポリ有機シロキサン骨格を含有し、かつ三
次元架橋構造を有するポリマーからなる酸素透過性コン
タクトレンズにおいて、該ポリマーは下記A、8.C,
Dからなる構成ユニットを有することを特徴とするコン
タクトレンズ。
(ただし、R1,R2は各々脂肪族炭化水素有機残基で
ある。) 旦、不飽和カルボン酸、不飽和ジカルボン酸のモノアル
キルエステル、不飽和トリカルボン酸のモノもしくはジ
アルキルエステル、不飽和カルボン酸ヒドロキシアルキ
ルエステル、(メタ)アクリルアミド、ビニルエーテル
、活性水素を有するスチレン誘導体の1種類以上から選
ばれた化合物の残基、 Ω、一般式 ただし、Q、mLio 〜200までの整数、nは1〜
200までの整数、R4は−(CH2) p O−−(
CHり)  、  NH−、−(CH2)  、  S
−。
(CH2) p。
(CH2)  O(CH2CH20) 1   (ただ
し、pは1〜30までの整数、q、rはO〜30までの
整数、Sは1〜25までの整数、tはO〜30までの整
数)であられされる活性水素を有する官能基で変性され
たポリジメチルシロキサン残基、Ω、アクリル酸アルキ
ルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、フッ素含
有アクリレート、フッ素含有メタクリレート、脂環式炭
化水素基を有する(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リル酸アリール、ハロゲン含有(メタ)アクリル酸アリ
ール、スヂレン及びその誘導体、不飽和ジカルボン酸の
ジアルキルエステル、不飽和トリカルボン酸のトリアル
キルエステルより選ばれる一種以上の化合物残基。
<2>A、下記の式で表わされる三官能イソシアナート CN−R1 (ただし、R1,R2は夫々有機残基である。)B5重
合性の二重結合と活性水素とを有する単量体   1〜
40重量% C0一般式 %式% ただしひ1mはO〜200までの整数、nは1〜200
までの整数、R’ 4は−(CH2)p O”−−(C
H2)    NHり、  −(CH2)   3N、
  −(CH2)p C0OH。
p CH3 −(CH2)  0 (CR2CHpO)t−H(ただ
し、pは1〜30までの整数、Q 、 r t、to 
〜30までの整数、Sは1〜25までの整数、tはO〜
30までの整数)であられされる活性水素を有する官能
基で変性されたポリジメチルシロキサ2 20〜80重量% D、疎水性単量体  20〜80重世%を反応させ、コ
ンタクトレンズとすることを特徴とするコンタクトレン
ズの製造方法。」本発明において、Aで表わされるユニ
ットは、ポリ有機シロキサン骨格と、D化合物残基より
成る骨格とを、Bユニットを介して結合さぜると共に、
そのウレタン結合、アミド結合等によって本発明のコン
タクトレンズに優れた弾性を与えるものである。このA
ユニットは、三個の R2なる有機残基を介さずに炭素原子に直接結合してい
るために、これら三個の くコントロールすることができる。ずなわら、その−例
を挙げれば以下の様な骨格を主成分とすることが可能で
ある。
これらの骨格の成分の分析は、熱分解ガスをGC−MS
分析する゛ことや、残漬の赤外分光分析により行なうこ
とができる。
本発明に係るコンタクトレンズは、有利なことに、少な
くとも5x 10−1” mO,−Cm/a# ・se
c・cmHgの酸素透過係数を有し、長時間の装用が可
能である。
次に説明の都合上、本発明の製造方法について先に説明
する。本発明方法において、A成分の三官能イソシアナ
ートは、重合性の二重結合と活性水素とを有する単量体
および、活性水素を有する官能基で変性されたポリジメ
チルシロキサンと反応して、該変性ポリジメチルシロキ
サンの両末端あるいは側鎖に重合性の二重結合を導入し
、C成分の疎水性単量体との共重合が行なわれるように
するために用いられるものである。用いられる三官能イ
ソシアナートの例をあげれば2,6−ジイソシアナート
カプロン酸−β−イソシアナートエチルエステルをはじ
めとするリジンから誘導されるトリイソシアナート、1
,6.11−ウンデカントリイソシアナートなとである
そしてこれらの三官能イソシアナートの条件は、CN−
R1 少なくとも1つの−NCO基がR1,R2のような有機
残塁を介さずに、分岐点の炭素原子に結合していること
でおる。これは、七ツマ一段階又はプレポリマ一段階で
ゲルを生成させないため、あるいはゲルを極力少なく抑
えるためである。以上の化合物の中でも2.6−ジイソ
シアナートカプロン酸−β−イソシアナートエチルエス
テル又は1,6.11−ウンデカントリイソシアナート
を本発明に於いて好ましく用いることができる。
B成分の重合性の二重結合と活性水素とを有する単量体
とは、上述の様に変性ポリジメチルシロキサンの両末端
あるいは側鎖に重合性の二重結合を導入するために用い
られるものであって、例えば、以下の様なものを用いる
ことが出来る。
(1)(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸などの不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキル
エステル (2)(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸などの不飽和カルボン酸(3)  マレイン酸
、フマル酸、イタコン酸などの不飽和ジーまたはトリー
カルボン酸の七ノーまたはジ−アルキルエステル (4)(メタ)アクリルアミド (5)  ヒドロキシアルキルビニルエーテルやアミノ
アルキルビニルエーテルのようなビニルエーテル類 (6)  アミノスチレン、ヒドロキシスチレンのよう
なスチレン誘導体。
これらの単量体は一種又は二種以上を用いることができ
る。
C成分の活性水素を有する官能基で変性されたポリジメ
チルシロキサンは、本発明のコンタクトレンズに1素透
過性を付与するために用いられるものであり、例えば以
下の様なものがあげられる。
−(CH2) 3  0   (CH2CH20> 2
8A成分、B成分、C成分の配合割合は、以下の様にす
るのが好ましい。すなわち、A成分中のイソシアナート
基の数二B成分中の活性水素を有する官能基の数:C成
分中の活性水素を含有する官能基の数=3 : 2 :
 1〜3:1:2とするのが好ましいが、更に日成分の
添加量は、この比よりも多くすることも出来る。このこ
とによって、イソシアナート基と反応しないB成分を残
し、本発明のコンタクトレンズの表面水濡れ性を優れた
ものにすることが出来る。
D成分の疎水性単量体とは、本発明のコンタクトレンズ
に強度を与えるために用いられるものであって、以下の
様なものがあげられる。
(1)(メタ)アクリル酸のアルキルエステル、例えば
(メタ)アクリル酸メチル、メタクリル酸tert−ブ
チルなど。
(2)(メタ)アクリル酸とフッ素含有アルキルアルコ
ールとのエステル、例えばトリフルオロエチルメタクリ
レートなど。
(3)(メタ)アクリル酸の多環式エステル、例えばイ
ソボルニル(メタ)アクリレート、アダマンタニル(メ
タ)アクリレートなど。
(4)(メタ)アクリル酸のフェニルエステル類、例え
ば(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ペ
ンタクロロフェニル、(メタ)アクリル酸ペンタフルオ
ロフェニルなど。
(5)  スチレン及びその誘導体 スチレン、ジクロロスチレン、ペンタフルオロスチレン
など。
(6)  不飽和ジーまたはトリカルボン酸のジーまた
はトリアルキルエステル イタコン酸ジメチル、マレイン酸ジメチルなど。
これらの単量体は一種または二種以上を用いることがで
きる。
本発明に用いられるA、B、C,D各成分の割合は、A
成分が1〜40重量%、B成分が1〜40重量%、C成
分が20〜80重量%、D成分が20〜80重量%であ
る。A、B、C各成分の割合は前述した様に、活性水素
を含有する官能基やイソシアナート基の数の比で定めら
れるので、用いる各成分の重量は、それらの分子量によ
って異なってくる。例えば−分子中の官能基の数を一定
にした場合、C成分の分子量が大きくなる程、A成分、
B成分のta%は小となり、逆にC成分の分子量が小さ
くなる程、A、B各成分の重量%は大となる。
A、8.08成分の量はこのような関係にあるが、C成
分は20〜801量%の範囲内で好ましく用いることが
出来る。20%未満の場合にはコンタクトレンズの酸素
透過性能が著しく減少し、一方80重量%を越える場合
には、ハードコンタクトレンズとしての機械的性質が大
きく低下する。
なおり成分については、上述した様に、A、B。
C各成分の官能基の比から算出される量よりも多く用い
ることが出来る。
また、D成分は20〜80重量%の範囲内で好ましく用
いることが出来る。20%未満の場合には機械的性質が
低下してしまうし、また80%を越えて使用された場合
には、コンタクトレンズの酸素透過性能が低下する。
本発明においては、必要に応じて架橋剤を用いることが
できる。架橋剤とは分子内に重合性の二重結合を2個以
上有する単量体であって、その使用量は、上記”A、B
、C,D成分の総量に対して20重量%までである。架
橋剤としては通常の架橋重合体の製造に用いられるもの
を使用できるが、その例をあげれば次のようである。す
なわち、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサメチレン
ビスマレイミド、ジビニルベンゼン、N、N ’−メチ
レンビスアクリルアミド、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル
)イソシアヌル酸の(メタ)アクリル酸エステルなどの
ジーまたはトリビニル化合物、ジアリルサクシネート、
ジエチレングリコールビスアリルカーボネート、トリア
リルイソシアヌレートなどのアリル化合物、アリル(メ
タ)アクリレートのようなアリルビニル化合物、ビニル
(メタ)アクリレートなどである。
本発明においては、これらの成分を一括して仕込んで反
応させても、またA、B、Cの三成分をあらかじめ反応
させてマクロマーを合成しておき、これとC成分とを共
重合させても良い。マクロマーを合成する場合には、A
成分中のイソシアナート基の数二B成分中の活性水素を
有する官能基の数:C成分の活性水素を含有する官能基
の数=3=2=1とするのが好ましい。これにより、C
成分の変性ポリジメチルシロキサンの両末端ないしは各
側鎖に、それぞれ二個の重合性二重結合を導入すること
ができる。このマクロマーを使用する時には、マクロマ
ーおよびC成分に加えてC成分を更に添加して共重合す
ることも好ましく行なわれる。
イソシアナートと活性水素を含有する官能基との反応に
当っては、トリエチルアミンのような三級アミンや、ナ
フテン酸コバルト、塩化第一スズ、テトラn−ブチルス
ズ、ジ−n−ブチルスズジラウレート、塩化第二スズな
どのような有機もしくは無機金属化合物を触媒として用
いることが出来る。
また重合反応に当っては、重合開始剤を用いることが出
来る。通常の重合に用いられる開始剤であれば何でも良
いが、例えば以下のようなものを用いることができる。
ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサ
イド、2.4−ジクロルベンゾイルパーオキサイド、t
ert−ブチルハイドロパーオキサイド、アンモニウム
パーサルフェートのような過酸化物、アゾビスイソブチ
ロニトリル、アゾビスシクロヘキサンカルボニトリル、
アゾビスジメチルバレロニトリルなどのようなアゾ化合
物など。
これらの原料を混合・溶解して均一・透明となった原液
は、所望の形状を有する空間中に仕込まれ、窒素等の不
活性ガス雰囲気内に置換された後、反応が熱・光・放射
線等の作用で行なわれる。反応終了侵、得られた重合体
はコンタクトレンズの形状に加工される。    □ [発明の効果] 本発明は、優れた性質を有するコンタクトレンズを提供
するものであって4次のような利点を有する。
(1)  ウレタン結合が相対的に多いため弾性に優れ
る。
例えば、公知発明の特開昭59−102914号(米国
特許出願第433743号、1982年10月12日出
願)のコンタクトレンズに比べて、伸度が約2.5倍高
くなる。その他折れ曲り強度等も極めて高くなる。
(2)  三官能イソシアナート基に直結する有機基が
、少なくとも1つは異なるので、反応性が異なり、プレ
ポリマー合成時にゲル化が起らず安定にスレポリマーを
得ることができ、均一な組成及び物性を有するレンズを
得ることができる。
(3)酸素透過性の高い変性ポリジメチルシロキサンを
含有するために、酸素透過性に優れる。
(4)  三官能イソシアナートを用いているためにシ
ロキサン成分と、疎水性単量体より成る重合体との間に
十分な架橋反応が行なわれ、その結果相分離が起りにく
く、透明性が高い。
(5)  三官能イソシアナートを用いているために重
合性二重結合と活性水素とを有する単量体(C成分)を
、三官能イソシアナートに比べ多量に用いることが出来
、そのためC成分として2−ヒドロキシエチルメタクリ
レートのようなガラス転移点の高い重合体を与える単量
体を用いると、容易に強度の優れたコンタクトレンズが
得られる。
以下に実施例をもって、本発明の詳細な説明する。なお
実施例中、部は重量部を表わす。
[実施例] 実施例1 平均分子量946を有する次式で表わされる両末端アル
コール変性ポリジメチルシロキサン94.6部、−(C
H2)  −0−(CH*CH20) 2H2.6−ジ
イソシアナートカプロンa−8−イソシアナートエチル
エステル53.4部、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート52部、メチルメタクリレート60.7部、トリメ
チロールプロパントリメタクリレート1.1部、アゾビ
スジメチルバレロニトリル0.08部、ジ−n−ブチル
スズジラウレート0.02部を混合・溶解して均一・透
明な原液を得た。この原液をポリプロピレン製の試験管
に入れ、窒素雰囲気とした後密栓し、まず恒温水槽中で
40℃、40時間、50℃、24時間、60℃、16時
間、70℃、4時間、90℃、2時間の条件で反応を行
なわせた。更に循環乾燥答中で130℃、3時間加熱を
行ない、無色透明で棒状の重合体を得た。
得られた重合体は、ショアーD硬度が80であって硬く
、研削性、研磨性とも良好であり、コンタクトレンズ状
に加工することができた。また製科研式フィルム酸素透
過率計によって求めた、37℃での酸素透過係数は約2
0X10− )II rlJD、−Cm/cnf −s
ec −cmH(Jであり、これまでハードコンタクト
レンズとして用いられているポリメチルメタクリレート
の数百倍であった。またシリコーン系素材を用いた時に
問題となる撥水性の問題の解決の目安である接触角を求
めたところ、28°であり非常に良好であった。
実施例2〜5 攪拌装置、温度計、環流冷却器、窒素ガス導入口を備え
た四ツ目フラスコに、2,6−ジイソシアナートカプロ
ン酸−β−イソシアナートエチルエステル53.4部、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート52部、ジ−n−
ブチルスズジラウレートo、 oi部を仕込み、赤外線
吸収スペクトルで水酸基の吸収が消失するまで、50℃
、窒素雰囲気下で攪拌する。
次に、実施例1で用いた平均分子量946を有する両末
端アルコール変性ポリジメチルシロキサン94.6部を
上記四ツロフラスコ中に添加し、赤外線吸収スペクトル
のイソシアナート基の吸収が消失するまで、50℃、窒
素雰囲気下で攪拌し、両末端に各二個の二重結合を有す
るシロキサンマクロマーを主成分とする反応生成物を得
た。
この反応生成物(主成分がシロキサンマクロマー)を小
分けし、マクロマー810部に対して、メチルメタクリ
レート、トリフルオロエチルメタクリレート、tOrt
−ブチルメタクリレート、イソボルニルメタクリレート
を3部ずつ添加すると共に、トリメチロールプロパント
リメタクリレート0、055部、アゾビスジメチルバレ
ロニトリル0、004部を各組成に対して添加した。各
組成物を混合・溶解して均一・透明な原液を得た後、実
施例1と同様にして重合反応を行ない、透明な棒状の重
合体を得た。
得られた重合体の性質を第1表に示す。いずれも研削・
研磨が可能で、機械加工性は良好であった。
実施例6 実施例1の式で表わされる平均分子船3,400の両末
端アルコール変性ポリジメチルシロキサン340部、2
,6−ジイソシアナートカプロン酸−β−イソシアナー
トエチルエステル53.4部、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート52部を用いて、実施例2と同様にしてシ
ロキサンマクロマーを合成した。
このシロキサンマクロマー10部に対して、メチルメタ
クリレート12部、トリス(2−ヒドロキシエチル)イ
ソシアヌル酸のメタクリル酸エステル0.13部を添加
してよく混合した後、ポリプロピレン製試験管中に入れ
、窒素ガス雰囲気として密栓した。60COからのγ線
を15℃で’l Hrad照射し、透明な棒状の重合体
を得た。
この重合体のショアーD硬度は73であり、研削・研磨
が可能であって、機械加工性は良好であった。また37
℃での酸素透過係数は約40X 10″″鱒mQ −c
m/cnt −sec −cmhであり、極めて高い値
を示した。
実施例7 2−ヒドロキシエチルメタクリレート52部、2,6−
ジイソシアナートカプロン酸−β−イソシアナートエチ
ルエステル53.4部とを実施例2と同様にして反応さ
せた後、次式で表わされる平均分子量3.030を有す
る両末端アミノ変性ポリジメチルシロキサン303部を
添加してシロキサンマクロマーを合成した。
このマクロマー10部に対して、メチルメタクリレート
12tJ5、ジビニルベンゼン0.12部、アゾビスイ
ソブチロニトリル0.005部を添加し、実施例1と同
様にして重合を行ない、棒状の重合体を得た。重合体の
ショアーorIIVvは74であり、研削・研磨が可能
であった。また37℃での酸素透過係数は約35X10
−11+1JII −Cm/aft −SeC−CII
IHIJであり、酸素透過性ハードコンタクトレンズと
して好ましい性質を示した。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリ有機シロキサン骨格を含有し、かつ三次元架
    橋構造を有するポリマーからなる酸素透過性コンタクト
    レンズにおいて、該ポリマーは下記A、B、C、Dから
    なる構成ユニットを有することを特徴とするコンタクト
    レンズ。 ¥A¥、▲数式、化学式、表等があります▼ (ただしR_1、R_2は各々脂肪族炭化水素有機残基
    である。) ¥B¥、不飽和カルボン酸、不飽和ジカルボン酸のモノ
    アルキルエステル、不飽和トリカルボン酸のモノもしく
    はジアルキルエステル、不飽和カルボン酸ヒドロキアル
    キルエステル、(メタ)アクリルアミド、ビニルエーテ
    ル、活性水素を有するスチレン誘導体の1種類以上から
    選ばれた化合物の残基、 ¥C¥、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼ ただし、l、mは0〜200までの整数、nは1〜20
    0までの整数、R_4は−(CH_2)_pO−、−(
    CH_2)_pNH−、−(CH_2)_nS−、−(
    CH_2) −(CH_2CH_2O)_q−(CH_2CH−O)
    _r−、−(CH_2)_sO−(CH_2CH_2O
    )_t−(ただし、pは1〜30までの整数、q、rは
    0〜30までの整数、sは1〜25までの整数、tは0
    〜30までの整数)であらわされる活性水素を有する官
    能基で変性されたポリジメチルシロキサン残基、¥D¥
    、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキル
    エステル、フッ素含有アクリレート、フッ素含有メタク
    リレート、脂環式炭化水素基を有する(メタ)アクリレ
    ート、(メタ)アクリル酸アリール、ハロゲン含有(メ
    タ)アクリル酸アリール、スチレン及びその誘導体、不
    飽和ジカルボン酸のジアルキルエステル、不飽和トリカ
    ルボン酸のトリアルキルエステルより選ばれる一種また
    は二種以上の化合物残基。
  2. (2)コンタクトレンズの酸素透過係数が少なくとも5
    ×10^−^1^0ml・cm/cm^2sec・cm
    Hgである請求の範囲第(1)項記載のコンタクトレン
    ズ。
  3. (3)A化合物が2,6−ジイソシアナートカプロン酸
    −β−イソシアナートアルキルエステル又は1,6,1
    1−ウンデカントリイソシアナートの残基である請求の
    範囲第(1)項記載のコンタクトレンズ。
  4. (4)A、下記の式で表わされる三官能イソシアナート ▲数式、化学式、表等があります▼1〜40重量% (ただし、R_1、R_2は夫々有機残基である。)B
    、重合性の二重結合と活性水素とを有す る単量体1〜40重量% C、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼ ただしl、mは0〜200までの整数、nは1〜200
    までの整数、R′_4は−(CH_2)_pOH、−(
    CH_2)_pNH_2、−(CH_2)_pSH、−
    (CH_2)_pCOOH、−(CH_2CH_2O)
    _q−(CH_2CH−O)_r−H、−(CH_2)
    _s−O−(CH_2CH_2O)_t−H(ただし、
    pは1〜30までの整数、q、rは0〜30までの整数
    、sは1〜25までの整数、tは0〜30までの整数)
    であらわされる活性水素を有する官能基で変性されたポ
    リジメチルシロキサン 20〜80重量% D、疎水性単量体20〜80重量% を反応させ、コンタクトレンズとすることを特徴とする
    コンタクトレンズの製造方法。
  5. (5)架橋剤を添加することを特徴とする請求の範囲第
    (4)項記載の方法。
  6. (6)A成分、B成分、C成分の配合割合を、A成分中
    のイソシアナート基の数:B成分中の活性水素を有する
    官能基の数:C成分中の活性水素を含有する官能基の数
    =3:2:1〜3:1:2の範囲とする請求の範囲第(
    4)項記載の方法。
  7. (7)B成分中の活性水素を有する官能基の数の配合割
    合を、(A成分中のイソシアナート基の数)、(B成分
    中の活性水素を有する官能基の数)、(C成分中の活性
    水素を含有する官能基の数)の総和の2/6以上とする
    請求の範囲第(4)項記載の方法。
  8. (8)コンタクトレンズを切削、研磨により得る範囲第
    (4)項記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60146219A (ja) * 1984-01-11 1985-08-01 Toray Ind Inc 樹脂の製造方法

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