JPH09136876A - 2−シアノ−3−メチルピリジンの回収法 - Google Patents

2−シアノ−3−メチルピリジンの回収法

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JPH09136876A
JPH09136876A JP7318475A JP31847595A JPH09136876A JP H09136876 A JPH09136876 A JP H09136876A JP 7318475 A JP7318475 A JP 7318475A JP 31847595 A JP31847595 A JP 31847595A JP H09136876 A JPH09136876 A JP H09136876A
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JP
Japan
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methylpyridine
cyano
dicyanopyridine
reaction product
suspension
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JP7318475A
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Hiroshi Uchiumi
洋 内海
Ryuichi Anzai
竜一 安斎
Akimitsu Morii
昭光 森井
Masahiro Ushigome
正弘 牛込
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Nitto Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nitto Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2,3−ジメチルピリジンのアンモ酸化によ
り得られる反応生成物から2,3−ジシアノピリジン、
シアノピリジン、メチルピリジン、青酸なのど副生成物
の殆どすべてを容易に分離除去することができ、かつ高
純度の2−シアノ−3−メチルピリジンを高い回収率で
取得できる方法を提供すること。 【解決手段】 2,3−ジメチルピリジンを金属酸化物
触媒の存在下にアンモ酸化して得られる反応生成物に、
水を沸点以下の温度で接触させて反応生成物中の2−シ
アノ−3−メチルピリジン、2,3−ジシアノピリジ
ン、シアノピリジン、メチルピリジン等のピリジン化合
物や青酸を縣濁液またはスラリー液として捕集し、次い
でその縣濁液から2,3−ジシアノピリジン、シアノピ
リジン、メチルピリジン等のピリジン化合物および青酸
の殆ど除去して2−シアノ−3−メチルピリジンを回収
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2−シアノ−3−
メチルピリジンの回収法に関し、詳しくは2,3−ジメ
チルピリジンを気相でアンモ酸化して製造した反応生成
物から2−シアノ−3−メチルピリジンを効率良く回収
する方法に関する。2−シアノ−3−メチルピリジンは
医農薬,特に抗ヒスタミン剤の原料などに用いられる有
用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】2−シアノ−3−メチルピリジンの製造
法としては、2−ハロゲン化−3−メチルピリジンとシ
アン化金属を反応させる方法、3−メチルピリジン−N
−オキシドとトリメチルシランカルボニトリルを反応さ
せる方法等が知られている。しかし、これらの方法を工
業的に実施するには高価な原料を使用しなければならな
いと言う問題があった。また、2,3−ジメチルピリジ
ンのアンモ酸化による2−シアノ−3−メチルピリジン
の製造法も知られている。例えば,Collect.C
zech.Chem.Commun.28,55,57
(1963)、Khim.-Farm.Zh.196
9,3(12)42−3およびChem.Pharm.
Bull.1974,22(10)2402−6等に開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】2,3−ジメチル
ピリジンのアンモ酸化による2−シアノ−3−メチルピ
リジンの製造法では、反応生成物中に2,3−ジシアノ
ピリジン、シアノピリジン、メチルピリジン、青酸など
多くの副生成物が含まれてくることや2−シアノ−3−
メチルピリジンは変質し易いことなどから、反応生成物
から2−シアノ−3−メチルピリジンを効率良く回収す
ることが難しく、また、回収には複雑な工程を要し、回
収率が低くなるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、上記の問題点を改善すべ
くなされたもので、工業的に有利に実施できる2−シア
ノ−3−メチルピリジンの回収法を提供することにあ
り、具体的には、2,3−ジメチルピリジンの気相接触
アンモ酸化によって得られる反応生成物から高純度の2
−シアノ−3−メチルピリジンを高い回収率で分離回収
できる方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために鋭意検討した結果、2,3−ジメチ
ルピリジンの気相接触アンモ酸化により得られる反応生
成物は、沸点以下の温度で水と接触させることにより反
応生成物中の2−シアノ−3−メチルピリジン、2,3
−ジシアノピリジン、シアノピリジン、メチルピリジン
等のピリジン化合物や青酸が縣濁液またはスラリー液と
して効果的に捕集される。そして、このような縣濁液ま
たはスラリー液から2,3−ジシアノピリジン、シアノ
ピリジン、メチルピリジンおよび青酸の殆どすべてを容
易に分離除去することができ、高い回収率で高純度の2
−シアノ−3−メチルピリジンが取得できることを見出
した。本発明はこのような知見に基づいて達成されたも
のである。
【0006】すなわち、本発明は、2,3−ジメチルピ
リジンを金属酸化物触媒の存在下に気相でアンモニアお
よび分子状酸素と反応させて製造した反応生成物に、水
を沸点以下の温度で接触さしめて反応生成物中の2−シ
アノ−3−メチルピリジン、2,3−ジシアノピリジ
ン、シアノピリジン、メチルピリジン等のピリジン化合
物および青酸を縣濁液またはスラリー液として捕集し、
次いでその縣濁液またはスラリー液から2,3−ジシア
ノピリジン、シアノピリジン、メチルピリジンおよび青
酸を含有する水溶液を除去することを特徴とする2−シ
アノ−3−メチルピリジンの回収法に関する。
【0007】
【発明の実施の態様】以下、本発明を具体的に説明す
る。本発明における反応原料である2,3−ジメチルピ
リジンとアンモニアは工業用のものを用いることができ
る。また、酸素源としては、通常、空気が好んで用いら
れるが、これを窒素、水蒸気、炭酸ガスなどで希釈して
用いてもよく、あるいは酸素で富化して用いてもよい。
【0008】2,3−ジメチルピリジンの気相接触アン
モ酸化に用いられる触媒は金属酸化物触媒である。具体
的にはFe,Sb,およびVを含有する金属酸化物触媒
がよく、次の実験式で表される酸化物組成物を触媒とし
て用いるのが特に好ましい。 Fe10Sba b Crc d e f (式中、XはLi、Na、K、Rb、Cs、La、M
g、Ca、SrおよびBaからなる群から選ばれた少な
くとも一種の元素、YはCe、Ti、Zr、Nb、T
a、Mo、W、Mn、Re、Co、Ni、Cu、Ag、
Zn、B、Al、Ge、Sn、Pb、P、BiおよびT
eからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素を示
し、添字a,b,c,d,e,fは各元素の原子比を表
し、Fe=10のとき、a=7〜50、b=1〜15、
c=0.1〜15、d=0〜3、e=0〜5であり、f
は上記各成分が結合して生成する酸化物に対応する数を
示す)
【0009】本発明におけるアンモ酸化反応は、触媒を
充填した反応器へ、2,3−ジメチルピリジン、アンモ
ニア、酸素を供給することによって行う。反応方法とし
ては固定層反応あるいは流動層反応いずれでもよい。反
応温度を厳密に制御する観点から流動層反応で行うのが
好ましい。反応器に供給するガス中の2,3−ジメチル
ピリジンの濃度は0.3〜10vol%、好ましくは
0.5〜7vol%の範囲で行うのがよい。また、アン
モニア/2,3−ジメチルピリジンのモル比は0.7〜
15、好ましくは1.0〜10の範囲、酸素/2,3−
ジメチルピリジンのモル比は2〜10、好ましくは2.
5〜7の範囲で行うのがよい。
【0010】反応温度は250〜500℃,好ましくは
300〜460℃である。反応圧力は常圧,加圧,減圧
いずれでもよいが,常圧から2Kg/cm2Gの範囲が
適当である。接触時間は反応温度および反応圧力におけ
るガス容積を基準として0.1〜20秒,好ましくは
0.5〜10秒の範囲である。
【0011】2,3−ジメチルピリジン、アンモニアお
よび分子状酸素を気相接触せしめて得られた反応生成ガ
スは、沸点以下の水と接触せしめる。反応生成物には目
的生成物の2−シアノ−3−メチルピリジン、副生成物
である2,3−ジシアノピリジン、シアノピリジン、メ
チルピリジン、青酸、炭酸ガス、一酸化炭素や生成水、
未反応の2,3−ジメチルピリジン、アンモニア、酸素
および窒素等が含まれており、この処理により固体状の
2−シアノ−3−メチルピリジンと2,3−ジシアノピ
リジン、シアノピリジン、メチルピリジン、青酸等の成
分が混入する水溶液を縣濁液またはスラリー液として捕
集する。あるいは反応生成ガスをそのまま冷却して固体
成分および液体成分を補集し、それに水を加えて縣濁液
またはスラリー液として捕集してもよい。反応生成ガス
の水との接触処理あるいは冷却処理の温度は、好ましく
は90℃以下、より好ましくは5〜70℃の範囲であ
る。
【0012】水の使用量は、2−シアノ−3−メチルピ
リジンに対し重量比で0.1〜100倍,好ましくは1
〜50倍である。
【0013】反応生成物は、2,3−ジメチルピリジン
の転化率が60%以上、好ましくは75%以上であり、
且つ2−シアノ−3−メチルピリジンに対する2,3−
ジシアノピリジンの生成モル比が0.2以下、好ましく
は0.17以下であるものが好ましい。
【0014】このようにして捕集した縣濁液またはスラ
リー液は分離処理を行い水相を分離除去して2−シアノ
−3−メチルピリジンを含有する固相部を回収する。水
相分離には濾過、遠心分離などの方法を使用することが
できる。得られた固相部をさらに加熱処理して微量の水
分を除去することもできる。
【0015】このような処理により、高純度の2−シア
ノ−3−メチルピリジンが得られる。純度を高めるため
に、さらに水を加えて縣濁液とし、次いで水溶液を分離
除去する方法、蒸留法、融解して濾過する方法および再
結晶法などを追加して、あるいはこれらを組み合わせて
処理することもできる。蒸留法としては単蒸留、平衡蒸
留、水蒸気蒸留、共沸蒸留、抽出蒸留などを採用するこ
とができる。融解して濾過する方法は2−シアノ−3−
メチルピリジンを融解装置で加熱して融解させた後、固
液分離して精製する。融解に必要な温度は90℃から沸
点の範囲が適当であり、好ましくは95℃〜150℃で
ある。固液分離操作は濾過,遠心分離などが用いられ
る。
【0016】
【実施例】以下、実施例によって本発明の実施態様およ
び効果を具体的に説明するが、本発明はこの実施例にの
み限定されるものではない。なお、実施例、比較例にお
ける転化率、反応収率、回収率は次の定義による。
【0017】実施例1 触媒流動部の内径が5cmの流動層反応器に、触媒の実
験式がFe10Sb163.5 Cr4 Al0.5 La0.5
0.3 64(SiO2 )50である流動層触媒を充填し、常
圧、反応温度350℃、線速度17cm/sec、接触
時間1.5secなる条件下で2,3−ジメチルピリジ
ン、アンモニアおよび空気からなる混合ガス(容積比で
3対21対76)を供給し、1時間反応させた。反応生
成物を分析した結果、2,3−ジメチルピリジン転化率
87%、2−シアノ−3−メチルピリジン反応収率53
%、2,3−ジシアノピリジン反応収率3%であった。
2−シアノ−3−メチルピリジンに対する2,3−ジシ
アノピリジンの生成モル比は0.06である。反応生成
物は、内径5cm、高さ180cmのガラス製容器に導
入し、温度10℃で該容器内に導入した純水2kg/h
rと接触させて2−シアノ−3−メチルピリジンを含む
縣濁液を生成せしめた。供給した純水の量は生成2−シ
アノ−3−メチルピリジンに対して45.4倍である。
次いで得られた縣濁液を遠心分離処理して水溶液を分離
除去し2−シアノ−3−メチルピリジンを回収した。回
収した2−シアノ−3−メチルピリジンは温度50℃で
10時間乾燥した。この結果、純度93.5wt%の2
−シアノ−3−メチルピリジン43.9gを得た。回収
率は93.1%であった。
【0018】実施例2 実施例1と同様にして反応を行った。ただし、反応温度
は350℃、反応時間は3時間とした。反応生成物を分
析した結果、2,3−ジメチルピリジン転化率98%、
2−シアノ−3−メチルピリジン反応収率65%,2,
3−ジシアノピリジン反応収率7%であった。2−シア
ノ−3−メチルピリジンに対する2,3−ジシアノピリ
ジンの生成モル比は0.11である。反応生成物は、内
径10cm、高さ180cmのガラス製冷却容器に導入
し、温度29〜42℃冷却して固体および液体生成物を
析出させた。析出物は5リットル容器に収集した。これ
に純水を生成2−シアノ−3−メチルピリジンに対し1
3倍量である2kgを加え、撹拌して懸濁液とした。2
5〜30℃で2時間その状態を保持した。次いで得られ
た縣濁液を遠心分離して水溶液を分離除去し2−シアノ
−3−メチルピリジンを回収した。回収した2−シアノ
−3−メチルピリジンは温度50℃で10時間乾燥し
た。この結果、純度94.8wt%の2−シアノ−3−
メチルピリジン147gを得た。回収率は90%であっ
た。
【0019】実施例3 実施例2と同様にして2−シアノ−3−メチルピリジン
を回収した。ただし、析出物に加えた純水は2−シアノ
−3−メチルピリジンに対し10倍量である500gと
した。その結果、純度97.5wt%の2−シアノ−3
−メチルピリジン44.3gを得た。回収率は91.2
%であった。
【0020】実施例4 実施例2で得られた純度94.8wt%の2−シアノ−
3−メチルピリジン20gを50mlフラスコにとり、
減圧度30mmHgで単蒸留した。初留18gの2−シ
アノ−3−メチルピリジンは純度99.3wt%であっ
た。精製回収率は92.2%である。
【0021】実施例5 実施例3で得られた純度97.5wt%の2−シアノ−
3−メチルピリジン10gを100℃で融解させた。融
解液を孔径5μのテフロン製メンブランフィルタ−にて
濾過し、濾液を冷却して結晶を9.2g得た。結晶は純
度99.5wt%の2−シアノ−3−メチルピリジンで
あった。精製回収率は93.9%である。
【0022】実施例6 実施例2と同様にして反応を実施した。ただし、反応温
度は420℃、反応時間は1時間とした。反応生成物を
分析した結果、2,3−ジメチルピリジン転化率は10
0%,2−シアノ−3−メチルピリジン反応収率は59
%、2,3−ジシアノピリジン反応収率は9%であっ
た。2−シアノ−3−メチルピリジンに対する2,3−
ジシアノピリジンの生成モル比は0.15である。反応
生成物は実施例2と同様に処理した。ただし、析出物に
純水300g(生成した2−シアノ−3−メチルピリジ
ンに対し6.9倍量)を加えた。また、懸濁状態を50
℃にて1時間保持した。その結果、純度93.5wt%
の2−シアノ−3−メチルピリジンを40.8g得た。
回収率は87.9%であった。
【0023】実施例7 実施例1と同様に反応を実施した。ただし、反応時間は
1時間とした。反応生成物を分析した結果、2,3−ジ
メチルピリジン転化率は89%、2−シアノ−3−メチ
ルピリジン反応収率は54%、2,3−ジシアノピリジ
ン反応収率は3%であった。2−シアノ−3−メチルピ
リジンに対する2,3−ジシアノピリジンの生成モル比
は0.06である。反応生成物は実施例1と同様にして
2−シアノ−3−メチルピリジンを回収した。ただし、
反応生成物は0.5kg/minの水をスプレーして接
触させて70℃に冷却した。補集した水は循環して使用
した。供給した純水量は3Kgであり、生成2−シアノ
−3−メチルピリジンに対して22.2倍である。その
結果、純度92.3wt%の2−シアノ−3−メチルピ
リジンを43.6g得た。回収率は89.4%であった
【0024】
【発明の効果】本発明の方法によれば、2,3−ジメチ
ルピリジンの気相接触アンモ酸化によって得られる反応
生成物から2,3−ジシアノピリジン、シアノピリジ
ン、メチルピリジン、青酸等の副生物を容易に分離除去
することができ、高純度の2−シアノ−3−メチルピリ
ジンを高い回収率で分離回収することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牛込 正弘 神奈川県横浜市鶴見区大黒町10番1号 日 東化学工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2,3−ジメチルピリジンを金属酸化物
    触媒の存在下に気相でアンモニアおよび分子状酸素と反
    応させて製造した反応生成物に、水を沸点以下の温度で
    接触さしめて反応生成物中の2−シアノ−3−メチルピ
    リジン、2,3−ジシアノピリジン、シアノピリジン、
    メチルピリジン等のピリジン化合物および青酸を縣濁液
    またはスラリー液として捕集し、次いでその縣濁液また
    はスラリー液から2,3−ジシアノピリジン、シアノピ
    リジン、メチルピリジンおよび青酸を含有する水溶液を
    除去することを特徴とする2−シアノ−3−メチルピリ
    ジンの回収法。
  2. 【請求項2】 反応生成物に接触させる水の使用量が、
    2−シアノ−3−メチルピリジンに対し重量比で0.1
    〜100倍である請求項2記載の回収法。
  3. 【請求項3】 金属酸化物触媒が、Fe、SbおよびV
    を含有する金属酸化物触媒である請求項1記載の回収
    法。
  4. 【請求項4】 2−シアノ−3−メチルピリジン含有固
    体を、さらに蒸留または昇華させることにより精製する
    請求項1記載の回収法。
  5. 【請求項5】 2−シアノ−3−メチルピリジン含有固
    体を、さらに融解後濾過して無機不純物を除去する請求
    項1記載の回収法。 【請求項5】 2−シアノ−3−メチルピリジン含有固
    体に、さらに水を添加して縣濁液とし、次いで水溶液を
    分離除去する請求項1記載の回収法。
JP7318475A 1995-11-14 1995-11-14 2−シアノ−3−メチルピリジンの回収法 Pending JPH09136876A (ja)

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