JPH09136730A - 用紙送出機構 - Google Patents

用紙送出機構

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JPH09136730A
JPH09136730A JP7295197A JP29519795A JPH09136730A JP H09136730 A JPH09136730 A JP H09136730A JP 7295197 A JP7295197 A JP 7295197A JP 29519795 A JP29519795 A JP 29519795A JP H09136730 A JPH09136730 A JP H09136730A
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sensor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙センサを利用して、繰り出し不良や用紙
サイズの検出及び用紙繰り出し間隔を制御する用紙送出
機構に関し、部材のコストを掛けずにジャム検出、用紙
長さ検出及び高速供給に対応できる用紙送出機構の提供
を目的とする。 【解決手段】 用紙集積部2と、用紙集積部2から用紙
1を繰り出す繰出し手段3と、用紙集積部2に用紙1の
存在の有無を検出する検出手段7とを備えた用紙送出機
構であって、検出手段7は、用紙1の存在の有無で揺動
するレバー9と、レバー9の揺動で一端の光の遮蔽/遮
蔽解除により用紙1の存在の有無を検出する光センサ8
とで構成され、レバー9は、繰り出し以前、及び繰り出
し動作開始時には、用紙1の有無を検出するように位置
し、用紙1の繰り出し後は、用紙無しの状態に位置し、
用紙1の後端が通過後は、一旦用紙有り状態に位置した
後、再び用紙1の有無を検出する位置に配置される構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ等の用紙
送出機構に係り、特に給紙テーブル上に用紙の存在の有
無を検出するセンサを利用して用紙の繰り出し不良、用
紙長さの検出及び用紙繰り出し間隔を制御することがで
きる用紙送出機構に関するものである。
【0002】近来、パーソナルコンピュータやワードプ
ロセッサ等の出力装置として、レーザプリンタやワイヤ
ードットプリンタ等のプリンタが利用されており、これ
らのプリンタにはカットシートを一枚ずつ繰り出す用紙
送出機構が設けられている。
【0003】繰り出される用紙を載置する給紙テーブル
は、使用しないときには、折り畳まれて装置内に収納さ
れているものが多く、部品の実装には制限があって用紙
長さを直接検出する手段を設けるのは困難である。ま
た、封筒や葉書のような異形媒体が用いられる場合も多
い。
【0004】しかし、レーザプリンタ等では、用紙に実
際に印刷される位置よりも前に潜像の書き込みを行うた
め、用紙の先端及び後端の位置を予め知ることが必要で
ある。従って、その機能を果たすために、用紙パスウエ
イ(搬送路)内に設けられた給紙センサで対応している
のが実情である。
【0005】一般に給紙センサは給紙専用ではなく、給
紙テーブルとは異なる位置に装着される用紙カセット
(規格サイズの用紙を収容)からの給紙にも対応するよ
うに設けられており、そのため給紙テーブルから比較的
遠い位置になる。
【0006】そこで、用紙が給紙センサを通過した後
に、次の用紙の繰り出しを行う場合には、用紙間隔が大
きくなり、特に高速機の場合には、所定の印刷速度が得
られなくなる。
【0007】この対策として、用紙カセットからの給紙
については、カセット内の用紙サイズが予め分かってい
るため、予測制御による繰り出し動作を行っているが、
異形媒体が使用される可能性がある給紙の場合には、予
測制御が適用できないことが多く、オペレータに用紙長
さを入力させるか、印刷速度の低下を許容するかのどち
らかを採らざるを得ないという問題点がある。更に、オ
ペレータの入力の場合は、入力忘れ誤入力が新たな問題
となっている。そこで、これらの問題を解決する方法が
望まれている。
【0008】
【従来の技術】図7にレーザプリンタにおける用紙送出
機構を示す。図において、2aは装置のフロントカバーと
兼用の給紙テーブル、3aは用紙1aを繰り出す繰出しロー
ラ、4は押圧板、5は分離パッド、6は給紙テーブル2a
上に設けられた用紙幅ガイド、7aは用紙センサ8a及びセ
ンサレバー9aで構成され、用紙1aの存在の有無を検出す
る用紙検出機構、10は給紙センサ11及びセンサレバー12
で構成され、用紙1aの先端及び後端を検出する給紙検出
機構、13はレジストローラ、14はバックアップローラ、
15はプリンタ部である。
【0009】装置を使用しないときには、給紙テーブル
2aと用紙幅ガイド6は、支軸40を中心に図において右方
向に一体的に回転して装置の前面に収納される。図示し
ていないが、プリンタの下方に規格サイズの用紙1aを収
容したカセットが装着され、繰り出された用紙1aが、湾
曲搬送路を経て給紙検出機構10の前段で、給紙テーブル
2aから繰り出された用紙1aの搬送路と合流するように構
成されている。
【0010】給紙テーブル2aから繰り出す用紙1aは、カ
セットから繰り出すことが不適当な、例えば封筒や葉書
のような厚紙で湾曲搬送が不適当な用紙1aの場合が主で
ある。本発明は、給紙テーブル2aから用紙1aを繰り出す
場合に関するものである。
【0011】押圧板4は、一端が支軸40に回動自在に支
持され、図示していないスプリングの弾力によって先端
が上方向に付勢されているが、常態では給紙テーブル2a
への用紙1aのセットを容易にするために、繰出しローラ
3aと同軸に回転する図示していないカムに押圧されて、
図中実線で示す右下がりの状態にあり、用紙1aを繰り出
す時だけカムの押圧が解除されて、図中2点鎖線で示す
ように、用紙1aを繰出しローラ3aに押圧する状態にな
る。
【0012】用紙センサ8a及び給紙センサ11は、夫々フ
ォトセンサで構成されている。センサレバー9a,12 は、
夫々中間位置で支点90,120に回動自在に支持され、係合
部91,121が用紙1aに押されて回動した時に、所定幅を有
する遮蔽板92,122の回動で用紙センサ8a及び給紙センサ
11の前面を遮蔽/開放して検出される。
【0013】即ち、センサレバー9aは、給紙テーブル2a
上に用紙1aがないときには、自重で回動して図中実線で
示す状態にあり、用紙1aがセットされているときは、2
点鎖線で示す状態になる(図は用紙1aが僅か存在する場
合) 。センサレバー12は、用紙1aが上方にないときには
自重で回動して図中実線で示す状態にあり、用紙1aが通
過中は2点鎖線で示す状態になる。
【0014】レジストローラ13及びバックアップローラ
14は、用紙1aを繰り出した時の斜行を修正 (用紙1aの先
端がローラに衝突して修正) し、その後、用紙1aを挟持
して定速送りする。
【0015】レジストローラ13は、図示していない駆動
源に連結し、用紙1aの先端を給紙センサ11が検出してか
ら、レジストローラ13或いはバックアップローラ14に衝
突して斜行が修正されるタイミングで回転を開始する。
そして用紙1aの後端を給紙センサ11が検出して所定時間
経過後 (用紙1aの後端がレジストローラ13及びバックア
ップローラ14の転接位置を通過した時点) 回転を停止す
る。
【0016】このような構成を有しているので、給紙テ
ーブル2aに用紙1aを集積してセットすると、用紙センサ
8aが用紙1aの存在を検出する。印刷開始により、繰出し
ローラ3aの矢印方向への回転で用紙1aが繰り出される
と、複数枚が繰り出されても分離パット5によって分離
されて一枚だけが通過し、用紙1aのダブルフィードが防
止される。
【0017】用紙1aの先端が給紙センサ8によって検出
されて、用紙1aはレジストローラ13及びバックアップロ
ーラ14によって斜行修正された後、一定速度で搬送され
てプリンタ部15へ供給される。この時までに、繰出しロ
ーラ3aが図示の位置で停止し、カムが押圧板4を下方に
押して初期状態に戻る。用紙1aの後端が給紙センサ11に
より検出 (実際は検出解除) されて1枚の用紙1aの供給
が完了し、次の用紙1aの繰り出しが行われる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、繰出しローラと給紙センサの距離が比較的長く、厚
紙や異形の用紙への対応から繰り出し速度を速く設定す
るのが困難であることも考慮し、給紙センサで用紙後端
を検出した後に、次の用紙の繰り出しを行うと、用紙間
隔が長くなり、全体の印刷時間が長くなる。
【0019】また、印刷動作との関係で予め用紙長さを
把握しておく必要があるが、給紙テーブルは、不使用の
ときは、折り畳んで装置内に収納されるものが多く、部
品の実装に制限があって用紙長さを直接検出する手段を
設けるのは困難である。
【0020】このため、給紙検出機構の給紙センサとセ
ンサレバーによって、用紙の先端と後端を検出して用紙
長さを検出する方法も行われているが、繰り出し時にス
リップ等があるため正確に把握できない。
【0021】従って、正確を期すためには、セットした
用紙のサイズを操作パネル等からオペレータが入力せざ
るを得ない。このため、一枚づつサイズの異なる用紙を
使用する場合には、その都度、サイズ入力することはき
わめて面倒である。という問題点がある。
【0022】本発明は、部材のコストを掛けずに、用紙
の繰り出し不良の検出、用紙の長さの検出ができ、繰り
出し間隔を制御して用紙の高速供給を行うことができる
用紙送出機構を提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図において、1は用紙、2は用紙1を集積し
た用紙集積部、3は用紙集積部2から用紙1を繰り出す
繰出し手段、7は光センサ8及びレバー9で構成され、
用紙集積部2に用紙1の存在の有無を検出する検出手
段、8は検出手段7に設けられ、レバー9の揺動により
一端の光の遮蔽或いは遮蔽解除によって用紙1の存在の
有無を検出する光センサ、9は検出手段7に設けられ、
用紙1の存在の有無によって揺動し、用紙集積部2にセ
ットされた用紙1の繰出し手段5による繰り出し動作開
始時までは、用紙1の有無を検出するように位置(図中
実線は用紙無し、1点鎖線は用紙有りの位置)し、用紙
1が繰り出された後は、用紙無しの状態に位置(図中2
点鎖線で示す)し、用紙1の後端が通過後は、一旦用紙
有り状態に位置した後、再び用紙1の有無を検出する位
置に配置されるレバーである。
【0024】従って、繰出し手段3によって用紙1が繰
り出され、用紙1の先端がレバー9を揺動させて光セン
サ8が用紙無しを検出し、用紙1の後端が通過するとレ
バー9が逆方向に揺動して光センサ8が用紙有りを検出
することができる。
【0025】請求項2:繰出し手段3によって用紙1の
繰り出しを開始して、所定時間経過しても、検出手段7
が用紙無しを検出しない時は、繰り出し障害と判定する
判定手段を備える構成とする。
【0026】従って、繰出し手段3による用紙1の繰り
出しが開始されると、正常に繰り出されれば、用紙1の
先端がレバー9を揺動させて光センサ8が用紙無しを検
出する筈であるが、繰り出しの開始から所定時間経過し
ても用紙無しが検出されなければ、判定手段によって繰
り出し障害と判定することができる。繰り出し障害と判
定された時には、判定信号によって装置の停止処置等を
取ることができる。
【0027】請求項3:繰出し手段3による用紙1の繰
り出しにより、検出手段7が用紙無しを検出した時に時
間計数を開始し、用紙1の後端が通過して紙有りを検出
する時までの時間を計数して用紙1の長さを認識する用
紙長さ認識手段を備える構成とする。
【0028】従って、用紙1が繰り出されて、用紙1の
先端が検出手段7によって用紙無しを検出した時から、
用紙1の後端が通過して検出手段7が用紙有りを検出す
る時までの時間の長さで、認識手段によって用紙1の長
さを認識することができる。
【0029】用紙1の長さの認識により、用紙1に対す
る処理(例えば、印刷の場合には、印刷位置(前後の余
白)の決定等を自動的に行うことができ、また、繰り出
す用紙1が一枚づつ異なるサイズの場合にも自動的に対
応することができる。
【0030】請求項4:繰出し手段3による用紙1の繰
り出しにより、検出手段7が用紙無しを検出した後、用
紙1の後端が通過して紙有りを検出した時に時間計数を
開始し、所定時間計数した時に次の用紙1の繰り出し動
作を開始するように制御される構成である。
【0031】従って、用紙1が繰り出されて、用紙1の
先端が検出手段7が用紙無しを検出し、用紙1の後端が
通過して検出手段7が紙有りを検出した時から、所定時
間経過した時に次の用紙1の繰り出し動作を開始するこ
とにより、繰り出される用紙1の間隔を制御することが
でき、間隔を縮めることにより高速繰り出しが可能とな
る。
【0032】
【発明の実施の形態】図2〜図6により本発明の一実施
例を説明する。図2は本発明の実施例を示す側面図、図
3は要部を拡大して示す側面図、図4は実施例の制御ブ
ロック図、図5は実施例のフローチャート、図6は実施
例のタイムチャートを示す。全図を通じて同一符号は同
一対象物を示す。
【0033】図2及び図3に示すように、用紙検出機構
7bは、用紙センサ8a及びセンサレバー9bで構成され、図
7の従来例で説明した用紙検出機構7aと同じ位置に設け
られている。
【0034】センサレバー9bは、中間位置で支点90で回
動自在に支持され、係合部91及び遮蔽板92aを有し、遮
蔽板92aの幅は、用紙有りのときのみ、用紙センサ8aが
遮蔽されるように、(従来例で説明した遮蔽板92より狭
く)設定され、自重で矢印A方向に回動する。
【0035】図3に示すように、センサレバー9bの取り
得る状態は、用紙無し状態a(実線で示す)、用紙有り
状態b(1点鎖線で示す)、及びオーバーストローク
(用紙無し検出)状態c(2点鎖線で示す)の三通り存
在する。
【0036】このうち、オーバーストローク状態cは、
用紙1aが繰り出されて用紙搬送路に入り込んだ時点か
ら、用紙1aの後端がセンサレバー9bの位置を通過するま
での間に起きる。
【0037】従って、給紙テーブル2a上に用紙1aがセッ
トされると、従来例と同様に、用紙検出機構7bは用紙有
り状態bを検出し、繰出しローラ3aの回転によって給紙
テーブル2a上の用紙1aが繰り出されると、用紙1aの先端
がセンサレバー9bを押して矢印B方向に回動させてオー
バーストローク状態cとなって用紙無しを検出する。用
紙1aの後端がセンサレバー9bの係合部91を通過すると、
センサレバー9bが自重で逆方向に回動して用紙有り状態
bに戻る。この時、用紙1aのセット残がなければ、更に
用紙無し状態aとなる。
【0038】また、図4は用紙検出及び用紙繰り出しの
制御ブロック図で、本発明に関係するものだけを示す。
図において、16はMPU、17はROM、18はRAM、19
はセンサアンプ、20〜22は駆動回路、Lは警報ランプ、
M1,M2 はモータである。
【0039】MPU16は、ROM17に格納された制御プ
ログラムに従って各部を制御する。ROM17は、テーブ
ル用紙送出制御部170 のプログラムと、用紙長さテーブ
ル171 、時間設定部172,173 を備えている。
【0040】テーブル用紙送出制御部170 は、給紙テー
ブル2a上に用紙1aがセットされているか否かを用紙セン
サ8aの検出により認識し、用紙1aがセットされている状
態において、印刷情報に基づく頁毎の印刷タイミング
(2ページ目からは繰り出し間隔制御部170cによる)で
駆動回路20に指令して繰出しローラ3aの駆動で用紙1aの
繰り出しを開始し、所定のタイミングで駆動回路21に指
令してレジストローラ13の駆動を制御すると共に、繰り
出し不良判定部170a、用紙長さ認識部170b及び繰り出し
間隔制御部170cを備え、次のような判定及び駆動制御等
を行う。
【0041】(1) 繰り出し不良判定部170aは、用紙セン
サ8aが用紙有りの状態aで繰り出し動作を開始してか
ら、タイマー180 が設定部171 に設定された時間T1を計
数しても、用紙無しを検出(用紙1aの先端を検出) しな
いときは、繰り出し不良が発生したと判定して、繰り出
し動作を停止し、駆動回路22に指令して警報ランプLを
点灯させると共に、図示していない印刷制御部へ通知す
る。(印刷制御部は印刷動作を停止する。) (2) 用紙長さ認識部170bは、用紙センサ8aが用紙無しを
検出してから、用紙有りを検出し、再び用紙無しを検出
(用紙1aの後端を検出) するまでのタイマー180 の計数
時間T2から、用紙長さテーブル171 により用紙サイズ
(長さ) を読み出して、印刷制御部へ通知する。(印刷
制御部は用紙サイズに応じた印字制御、即ち、用紙に対
応する印刷動作タイミングの設定を行う。) (3) 繰り出し間隔制御部170cは、用紙センサ8aが用紙無
しを検出した後、用紙有りを検出し、再び用紙無しを検
出した時から、タイマー180 が設定部172 に設定された
時間T3を計数した時点で、次の用紙1aの繰り出しのため
の繰出しローラ3aの駆動を指令すると共に、印刷制御部
へ通知する。(印刷制御部は次の印刷動作を開始す
る。) なお、以上の他にレジストローラ13の駆動を制御する
が、従来例と同様であるので説明を省略する。
【0042】用紙長さテーブル171 は、用紙センサ8aに
より用紙1aの先端の検出から後端が検出されるまでの送
り時間(T2)に対応して、予め演算された用紙長さが設定
されているメモリ領域である。
【0043】RAM18は、タイマー180 の領域を備え、
タイマー180 は、テーブル用紙送出制御部170 に制御さ
れ、繰出しローラ3aの駆動開始で起動して時間計数を開
始し、時間T1を計数しても用紙無しの検出信号がこない
ときに、タイムオーバー信号(繰り出し不良判定用)を
発信する。
【0044】時間T1以内に用紙無しの検出信号がきた場
合は、引続き時間を計数し、用紙有りの検出信号を受信
すると、それまでに計数した時間T2(用紙長さ認識用)
を発信する。この時、計数値をクリアし、直ちに時間計
数を開始して、時間T3を計数した時点で報知信号(繰り
出し間隔用)を発信する。
【0045】このような構成及び機能を有するので、次
に図5のフローチャート及び図6のタイムチャートによ
り作用を説明する。 まず、用紙1aを給紙テーブル2aにセットすると、セン
サレバー9bが回動して用紙センサ8aが検出して用紙有り
状態bとなる。( 図6(b)) 印字指令により繰出しローラ3aが駆動して用紙1aの繰
り出しが開始されると、タイマー180 が時間計数を開始
する。(図6(a) 及び(c)) タイマー180 が設定された時間T1まで計数しても、用
紙センサ8aの用紙無し信号がこなければ、タイムオーバ
ー信号を繰り出し不良判定部170aへ送る。繰り出し不良
判定部170aは繰り出し不良と判定して、繰り出し動作を
停止し、印刷制御部へ通知する。 (図6(a) 〜(c)) 用紙1aが正常に繰り出されると、用紙1aの先端がセン
サレバー9bを押して回動しセンサ8aが用紙無しを検出
し、時間T1より前に用紙無し信号がくる。
【0046】ここでタイマー180 をクリアし、直ちに
時間計数を開始し、(用紙1aの先端が給紙センサ11に検
出された後、斜行修正されたタイミングでレジストロー
ラ13が回転して用紙1aの搬送を開始する。) 用紙センサ
8aが用紙1aの後端を検出して用紙有り信号がくる時まで
計数した時間T2を用紙長さ認識部170bへ送る。用紙セン
サ8aは更に用紙無しから用紙有りの検出に戻る。( 図6
(a) 〜(c)) 用紙長さ認識部170bは、用紙長さテーブル171 からそ
の時間T2に対応する用紙長さを読み出して、印刷制御部
へ通知する。ここでタイマー180 の計数値をクリアし、
直ちに時間計数を開始する。 (図6(c)) タイマー180 が時間T3を計数した時点で、繰り出し間
隔制御部170cへ通知すると、繰り出し間隔制御部170cは
次の用紙1aの繰り出しのための繰出しローラ3aの駆動を
指令すると共に、印刷制御部へ通知する。 (図6(a) 及
び(c)) 用紙1aの連続繰り出しが終了して、用紙センサ8aが用
紙無しを検出するまで、以降のフローが繰り返され
る。
【0047】このようにして、給紙テーブル2a上に用紙
1aの存在の有無検出、繰り出し不良の検出、及び用紙長
さの認識ができ、更に用紙繰り出し間隔の制御が可能と
なり、安価で高性能のプリンタを実現することができ
る。特に、用紙1aが一枚毎に長さが異なっても自動的に
繰り出し間隔を一定にすることができる。
【0048】上記例では、繰り出された用紙1aの送り量
をタイマー180 によって時間を計数する場合を説明した
が、繰出しローラ3aを駆動させるモータM1の回転ステッ
プ数を計数手段で計数する方法としても良いことは勿論
である。
【0049】また、用紙長さテーブル171 から時間T2に
対応する用紙長さを読み出す場合を説明したが、演算手
段を設けて時間T2或いはモータM1の回転ステップ数を用
紙1aの送り量に変換して用紙長さを求める方法としても
良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、用
紙集積部上に用紙の存在の有無を検出する検出手段を利
用して、 用紙の繰り出し不良を検出することができる。
【0051】用紙長さを検出することができる。 用紙の長さに関係なく、用紙の繰り出し間隔を制御す
ることができ、高速繰り出しを可能にすることができ
る。
【0052】従って、安価で高性能の用紙送出機構を得
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 本発明の実施例を示す側面図
【図3】 実施例の要部を拡大して示す説明図
【図4】 実施例の制御ブロック図
【図5】 実施例のフローチャート
【図6】 実施例のタイムチャート
【図7】 従来例の用紙送出機構を示す側面図
【符号の説明】
1,1a は用紙、 2は用紙集積部、 2a
は給紙テーブル、3,3a は繰出しローラ、 4は押圧
板、 7は検出手段、7aは検出機構、
8は光センサ、 8aは用紙センサ、9はレ
バー、 9a,12 はセンサレバー、 11は給紙
センサ、13はレジストローラ、 14はバックアップロ
ーラ、170aは繰り出し不良判定部、
170bは用紙長さ認識部、170cは繰り出し間隔制御部、
180 はタイマー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を集積した用紙集積部と、 用紙集積部から用紙を繰り出す繰出し手段と、 用紙集積部に用紙の存在の有無を検出する検出手段とを
    備えた用紙送出機構であって、 前記検出手段は、 用紙の存在の有無によって揺動するレバーと、 レバーの揺動により一端の光の遮蔽或いは遮蔽解除によ
    って用紙の存在の有無を検出する光センサとで構成さ
    れ、 該レバーは、 前記用紙集積部にセットされた用紙の繰り出し動作開始
    時までは、用紙の有無を検出するように位置し、用紙が
    繰り出された後は、用紙無しの状態に位置し、用紙の後
    端が通過後は、一旦用紙有り状態に位置した後、再び用
    紙の有無を検出する位置に配置されることを特徴とする
    用紙送出機構。
  2. 【請求項2】 前記繰出し手段によって用紙の繰り出し
    を開始して、所定時間経過しても前記検出手段が用紙無
    しを検出しない時は、繰り出し障害と判定する判定手段
    を備えることを特徴とする請求項1の用紙送出機構。
  3. 【請求項3】 前記繰出し手段による用紙の繰り出しに
    より、前記検出手段が用紙無しを検出した時に時間計数
    を開始し、用紙の後端が通過して紙有りを検出する時ま
    での時間を計数して用紙の長さを認識する用紙長さ認識
    手段を備えることを特徴とする請求項1の用紙送出機
    構。
  4. 【請求項4】 前記繰出し手段による用紙の繰り出しに
    より、前記検出手段が用紙無しを検出した後、用紙の後
    端が通過して紙有りを検出した時に時間計数を開始し、
    所定時間を計数した時に次の用紙の繰り出し動作を開始
    するように制御されることを特徴とする請求項1の用紙
    送出機構。
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