JPH0913642A - 床暖房用パネル - Google Patents
床暖房用パネルInfo
- Publication number
- JPH0913642A JPH0913642A JP18481495A JP18481495A JPH0913642A JP H0913642 A JPH0913642 A JP H0913642A JP 18481495 A JP18481495 A JP 18481495A JP 18481495 A JP18481495 A JP 18481495A JP H0913642 A JPH0913642 A JP H0913642A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、体育館や多目的ホールなどのよう
な室内に敷設して有用なな衝撃の小さい床暖房用パネル
を提供せんとするものである。 【構成】 かゝる本発明は、断熱材層1と、溶融ゴム材
料100重量部に30〜50重量部の金属粉を混合させ
てなる蓄熱材層2と、当該蓄熱材層2中に埋設した熱媒
体循環用のパイプ3とからなり、前記蓄熱材層2上に床
材4を張り付ける床暖房用パネルにあり、蓄熱材層2の
ゴム材料によって適度の柔軟性が得られると共に、この
ゴム材料中に混合された砂鉄によって高い蓄熱性が得ら
れる。
な室内に敷設して有用なな衝撃の小さい床暖房用パネル
を提供せんとするものである。 【構成】 かゝる本発明は、断熱材層1と、溶融ゴム材
料100重量部に30〜50重量部の金属粉を混合させ
てなる蓄熱材層2と、当該蓄熱材層2中に埋設した熱媒
体循環用のパイプ3とからなり、前記蓄熱材層2上に床
材4を張り付ける床暖房用パネルにあり、蓄熱材層2の
ゴム材料によって適度の柔軟性が得られると共に、この
ゴム材料中に混合された砂鉄によって高い蓄熱性が得ら
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱湯などの熱媒体を循
環させるようにした床暖房用パネルにおいて、良好な蓄
熱性や柔軟性の改善を図ったパネルに関するものであ
る。
環させるようにした床暖房用パネルにおいて、良好な蓄
熱性や柔軟性の改善を図ったパネルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、床暖房システムが普及し、通常の
個人用家屋はもちろんのこと、室内競技や遊戯などがよ
く行われる体育館や多目的ホールなどにあっても、この
床暖房システムの施工が増えてきている。
個人用家屋はもちろんのこと、室内競技や遊戯などがよ
く行われる体育館や多目的ホールなどにあっても、この
床暖房システムの施工が増えてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ことろが、従来、上記
のような体育館や多目的ホールなどで使用される床暖房
用パネルの場合、パネルの熱を蓄える蓄熱材として、例
えばセメントに砂や砂利のような骨材を混合して硬化さ
せたコンクリートボードや木粉を固めた合板ボードなど
のような硬質材を用いているため、室内競技や遊戯など
の際、競技者や遊戯者などのプレイヤーの足先や身体に
対して、硬い印象を与えるのみならず、ときには大きな
衝撃を与えるという問題があった。例えばプレイヤーが
激しく着地したり、転んだりしたとき、大きな衝撃があ
って、怪我の原因となるなどの問題があった。また、仮
に1回1回の衝撃力が小さくとも、この衝撃が多数回繰
り返されると、ダメージが蓄積されて、やはり大きな危
険に至ることもよく知られていることである。
のような体育館や多目的ホールなどで使用される床暖房
用パネルの場合、パネルの熱を蓄える蓄熱材として、例
えばセメントに砂や砂利のような骨材を混合して硬化さ
せたコンクリートボードや木粉を固めた合板ボードなど
のような硬質材を用いているため、室内競技や遊戯など
の際、競技者や遊戯者などのプレイヤーの足先や身体に
対して、硬い印象を与えるのみならず、ときには大きな
衝撃を与えるという問題があった。例えばプレイヤーが
激しく着地したり、転んだりしたとき、大きな衝撃があ
って、怪我の原因となるなどの問題があった。また、仮
に1回1回の衝撃力が小さくとも、この衝撃が多数回繰
り返されると、ダメージが蓄積されて、やはり大きな危
険に至ることもよく知られていることである。
【0004】また、上記のようにパネルの蓄熱材をとし
て、コンクリートや合板ボードなどのような硬質材を用
いた場合、砂や砂利、合板の構成材料では、その蓄熱量
が小さく、良好な蓄熱性が得られないという問題もあっ
た。さらに、これらの砂や砂利、合板では、熱の伝導性
が悪いという問題もあった。
て、コンクリートや合板ボードなどのような硬質材を用
いた場合、砂や砂利、合板の構成材料では、その蓄熱量
が小さく、良好な蓄熱性が得られないという問題もあっ
た。さらに、これらの砂や砂利、合板では、熱の伝導性
が悪いという問題もあった。
【0005】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、十分な蓄熱性能を有すると共に、適度
な柔軟性を持つ床暖房用パネルや、少なくとも十分な蓄
熱性能を有する床暖房用パネルを提供せんとするもので
ある。
なされたもので、十分な蓄熱性能を有すると共に、適度
な柔軟性を持つ床暖房用パネルや、少なくとも十分な蓄
熱性能を有する床暖房用パネルを提供せんとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
床暖房用パネルは、断熱材層と、溶融ゴム材料100重
量部に30〜50重量部の金属粉を混合させてなる蓄熱
材層と、当該蓄熱材層中に埋設した熱媒体循環用のパイ
プとからなり、前記蓄熱材層上に床材を張り付ける床暖
房用パネルにある。
床暖房用パネルは、断熱材層と、溶融ゴム材料100重
量部に30〜50重量部の金属粉を混合させてなる蓄熱
材層と、当該蓄熱材層中に埋設した熱媒体循環用のパイ
プとからなり、前記蓄熱材層上に床材を張り付ける床暖
房用パネルにある。
【0007】本発明の請求項2記載の床暖房用パネル
は、断熱材層と、コンクリート材料100重量部に30
〜50重量部の金属粉を混合させてなる蓄熱材層と、当
該蓄熱材層中に埋設した熱媒体循環用のパイプとからな
り、前記蓄熱材層上に床材を張り付ける床暖房用パネル
にある。
は、断熱材層と、コンクリート材料100重量部に30
〜50重量部の金属粉を混合させてなる蓄熱材層と、当
該蓄熱材層中に埋設した熱媒体循環用のパイプとからな
り、前記蓄熱材層上に床材を張り付ける床暖房用パネル
にある。
【0008】上記請求項1記載の床暖房用パネルでは、
蓄熱材層のゴム材料によって適度の柔軟性が得られると
共に、このゴム材料中に混合された金属粉(例えば砂
鉄)によって高い蓄熱性が得られ、また、熱伝導性の改
善も図られる。
蓄熱材層のゴム材料によって適度の柔軟性が得られると
共に、このゴム材料中に混合された金属粉(例えば砂
鉄)によって高い蓄熱性が得られ、また、熱伝導性の改
善も図られる。
【0009】上記請求項2記載の床暖房用パネルでは、
蓄熱材層のコンクリート材料中に混合された金属粉(例
えば砂鉄)によって高い蓄熱性が得られ、また、熱伝導
性の改善も図られる。
蓄熱材層のコンクリート材料中に混合された金属粉(例
えば砂鉄)によって高い蓄熱性が得られ、また、熱伝導
性の改善も図られる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明に係る床暖房用パネルの一実
施例を示したものである。図中、1は木粉を固めた合板
ボードや発泡樹脂ボードなどからなる断熱材層、2は例
えば廃タイヤなどを細片化して溶融させた溶融ゴム材料
100重量部に30〜50重量部の金属粉、例えば砂鉄
を混合させてなる蓄熱材層、3は蓄熱材層2中に埋設さ
れた合成樹脂パイプや金属パイプなどからなる熱媒体循
環用のパイプ、4は蓄熱材層2上に張り付けられた木製
合板や樹脂シート材などからなる床材である。
施例を示したものである。図中、1は木粉を固めた合板
ボードや発泡樹脂ボードなどからなる断熱材層、2は例
えば廃タイヤなどを細片化して溶融させた溶融ゴム材料
100重量部に30〜50重量部の金属粉、例えば砂鉄
を混合させてなる蓄熱材層、3は蓄熱材層2中に埋設さ
れた合成樹脂パイプや金属パイプなどからなる熱媒体循
環用のパイプ、4は蓄熱材層2上に張り付けられた木製
合板や樹脂シート材などからなる床材である。
【0011】このようにしてなる本発明の床暖房用パネ
ルP1 は、蓄熱材層2の主材料がゴム材料であるため、
柔軟性に富み、上述したような室内競技や遊戯などがよ
く行われる体育館や多目的ホールなどの床面5上に敷設
して、熱媒体循環用のパイプ3中に熱湯などの熱媒体を
供給し、循環させるものである。この場合、好ましく
は、1個のパネルP1 中にそれぞれ熱媒体の循環方向が
逆になる2系統の熱媒体循環用のパイプ3,3を埋設し
て、加熱温度の均一化を図るとよい。
ルP1 は、蓄熱材層2の主材料がゴム材料であるため、
柔軟性に富み、上述したような室内競技や遊戯などがよ
く行われる体育館や多目的ホールなどの床面5上に敷設
して、熱媒体循環用のパイプ3中に熱湯などの熱媒体を
供給し、循環させるものである。この場合、好ましく
は、1個のパネルP1 中にそれぞれ熱媒体の循環方向が
逆になる2系統の熱媒体循環用のパイプ3,3を埋設し
て、加熱温度の均一化を図るとよい。
【0012】この床暖房用パネルP1 によると、先ず、
下層の断熱材層1によって、床面5側への熱の放散(逃
げ)が効果的に阻止される。また、蓄熱材層2部分にあ
っては、上記のように柔軟性に富むゴム材料を主材料と
しているため、当該床暖房用パネルP1 で構成された床
面自体も適度の柔軟性を呈する。したがって、競技者や
遊戯者などのプレイヤーに柔らかいイメージを与える一
方、激しい運動を行っても、プレイヤーの足先や身体に
対して、大きなダメージを与える恐れが大幅に低減され
る。また、小さな衝撃力による蓄積も大幅に低減され
る。つまり、怪我などを未然に防止する安全性の高い床
暖房用パネルが得られる。この柔軟性による効果は、冬
場のみならず、夏場などにあっても同様に得られる。
下層の断熱材層1によって、床面5側への熱の放散(逃
げ)が効果的に阻止される。また、蓄熱材層2部分にあ
っては、上記のように柔軟性に富むゴム材料を主材料と
しているため、当該床暖房用パネルP1 で構成された床
面自体も適度の柔軟性を呈する。したがって、競技者や
遊戯者などのプレイヤーに柔らかいイメージを与える一
方、激しい運動を行っても、プレイヤーの足先や身体に
対して、大きなダメージを与える恐れが大幅に低減され
る。また、小さな衝撃力による蓄積も大幅に低減され
る。つまり、怪我などを未然に防止する安全性の高い床
暖房用パネルが得られる。この柔軟性による効果は、冬
場のみならず、夏場などにあっても同様に得られる。
【0013】また、上記蓄熱材層2の場合、ゴム材料1
00重量部に30〜50重量部の金属粉(砂鉄など)を
混合してあるため、この金属粉の大きな熱含有量によっ
て、高い蓄熱性が得られる。ここで、金属粉の配合量
を、30〜50重量部としたのは、30重量部未満では
十分な蓄熱性が得られず、逆に50重量部を越えるよう
になると、ゴム材料との相溶性が悪化すると同時に、柔
軟性が失われ、硬質化するようになるからである。この
ような高い蓄熱性によって、熱の有効利用が図られ、高
い省エネルギー効果が得られる。また、この金属粉の配
合によって、ゴム材料中に熱伝導率の高い物質が分散さ
れることとなるため、熱伝導性の改善も図られる。つま
り、熱媒体循環用のパイプ3,3部分から蓄熱材層2の
他の部分へ比較的スムーズに熱の伝導が行われ、温度分
布の均一化が達成される。
00重量部に30〜50重量部の金属粉(砂鉄など)を
混合してあるため、この金属粉の大きな熱含有量によっ
て、高い蓄熱性が得られる。ここで、金属粉の配合量
を、30〜50重量部としたのは、30重量部未満では
十分な蓄熱性が得られず、逆に50重量部を越えるよう
になると、ゴム材料との相溶性が悪化すると同時に、柔
軟性が失われ、硬質化するようになるからである。この
ような高い蓄熱性によって、熱の有効利用が図られ、高
い省エネルギー効果が得られる。また、この金属粉の配
合によって、ゴム材料中に熱伝導率の高い物質が分散さ
れることとなるため、熱伝導性の改善も図られる。つま
り、熱媒体循環用のパイプ3,3部分から蓄熱材層2の
他の部分へ比較的スムーズに熱の伝導が行われ、温度分
布の均一化が達成される。
【0014】図2〜図3は、本発明に係る床暖房用パネ
ルの他の実施例を示したもので、この床暖房用パネルP
2 も、基本的には上記床暖房用パネルP1 とほぼ同様で
あるが、蓄熱材層2の底面側に多数の柔軟性増強用の溝
6が切ってある。この溝6によって、ゴム材料部分の揺
動が容易となり、より良好な柔軟性が得られる。
ルの他の実施例を示したもので、この床暖房用パネルP
2 も、基本的には上記床暖房用パネルP1 とほぼ同様で
あるが、蓄熱材層2の底面側に多数の柔軟性増強用の溝
6が切ってある。この溝6によって、ゴム材料部分の揺
動が容易となり、より良好な柔軟性が得られる。
【0015】図4は、本発明に係る床暖房用パネルのさ
らに他の実施例を示したもので、この床暖房用パネルP
3 も、基本的には上記床暖房用パネルP1 とほぼ同様で
あるが、蓄熱材層2aの主材料として、従来と同様、セ
メントに砂や砂利のようなものを混合して硬化させるコ
ンクリートなどの硬質材を用いたもので、この硬質材の
成形時に、通常の砂と共に、又はこの砂に替えて、砂鉄
などの金属粉を混合したものである。したがって、この
床暖房用パネルP3 の場合、硬さの点では、従来と同様
かなり硬度があるものの、蓄熱性の点では、金属粉の大
きな熱含有量によって、高い蓄熱性が得られる。このた
め、省エネルギー効果の高いパネルとして、通常の個人
家屋用や、あまり柔軟性の必要とされない床面用に有効
である。もちろん、この場合も、金属粉の配合によっ
て、コンクリート中に熱伝導率の高い物質が分散される
こととなるため、熱伝導性の改善も図られ、温度分布の
均一化が達成される。
らに他の実施例を示したもので、この床暖房用パネルP
3 も、基本的には上記床暖房用パネルP1 とほぼ同様で
あるが、蓄熱材層2aの主材料として、従来と同様、セ
メントに砂や砂利のようなものを混合して硬化させるコ
ンクリートなどの硬質材を用いたもので、この硬質材の
成形時に、通常の砂と共に、又はこの砂に替えて、砂鉄
などの金属粉を混合したものである。したがって、この
床暖房用パネルP3 の場合、硬さの点では、従来と同様
かなり硬度があるものの、蓄熱性の点では、金属粉の大
きな熱含有量によって、高い蓄熱性が得られる。このた
め、省エネルギー効果の高いパネルとして、通常の個人
家屋用や、あまり柔軟性の必要とされない床面用に有効
である。もちろん、この場合も、金属粉の配合によっ
て、コンクリート中に熱伝導率の高い物質が分散される
こととなるため、熱伝導性の改善も図られ、温度分布の
均一化が達成される。
【0016】
【発明の効果】先ず、上記請求項1記載の床暖房用パネ
ルによると、蓄熱材層のゴム材料によって適度の柔軟性
が得られると共に、このゴム材料中に混合された金属粉
(例えば砂鉄)によって高い蓄熱性が得られる。このよ
うな適度の柔軟性が得られると、競技者や遊戯者などの
プレイヤーに柔らかいイメージを与える。これによっ
て、プレイヤーは、高い安心感を持って運動をすること
ができる。また、激しい運動を行っても、プレイヤーの
足先や身体に対して、大きなダメージを与える恐れが大
幅に低減されるため、高い安全性が得られる。また、運
動の継続によって、小さな衝撃力が繰り返されても、そ
のダメージの蓄積も大幅に低減されるため、やはり高い
安全性が得られる。このような高い安全性は、冬場など
の怪我の起き易い環境下では、特に大きな利点となる。
もちろん、この効果は、夏場などにあっても同様に得ら
れる。また、高い蓄熱性が得られると、熱湯などの熱媒
体の有効利用が可能となり、高い省エネルギー効果が得
られる。また、金属粉の配合によって、ゴム材料中に熱
伝導率の高い物質が分散されることとなるため、熱伝導
性の改善も図られる。これによって、温度分布の均一化
が達成される。また、その製造の際、ゴム材料として、
廃タイヤなどを細片化して溶融させた溶融ゴム材料を用
いる場合には、ゴム材料の低コスト入手(導入)が可能
となり、大幅なコストダウンを図ることができる。同時
にまた、産業廃棄物とも言える廃タイヤの一種の廃棄物
処理ができるという利点も得られる。
ルによると、蓄熱材層のゴム材料によって適度の柔軟性
が得られると共に、このゴム材料中に混合された金属粉
(例えば砂鉄)によって高い蓄熱性が得られる。このよ
うな適度の柔軟性が得られると、競技者や遊戯者などの
プレイヤーに柔らかいイメージを与える。これによっ
て、プレイヤーは、高い安心感を持って運動をすること
ができる。また、激しい運動を行っても、プレイヤーの
足先や身体に対して、大きなダメージを与える恐れが大
幅に低減されるため、高い安全性が得られる。また、運
動の継続によって、小さな衝撃力が繰り返されても、そ
のダメージの蓄積も大幅に低減されるため、やはり高い
安全性が得られる。このような高い安全性は、冬場など
の怪我の起き易い環境下では、特に大きな利点となる。
もちろん、この効果は、夏場などにあっても同様に得ら
れる。また、高い蓄熱性が得られると、熱湯などの熱媒
体の有効利用が可能となり、高い省エネルギー効果が得
られる。また、金属粉の配合によって、ゴム材料中に熱
伝導率の高い物質が分散されることとなるため、熱伝導
性の改善も図られる。これによって、温度分布の均一化
が達成される。また、その製造の際、ゴム材料として、
廃タイヤなどを細片化して溶融させた溶融ゴム材料を用
いる場合には、ゴム材料の低コスト入手(導入)が可能
となり、大幅なコストダウンを図ることができる。同時
にまた、産業廃棄物とも言える廃タイヤの一種の廃棄物
処理ができるという利点も得られる。
【0017】次に、上記請求項2記載の床暖房用パネル
によると、蓄熱材層のコンクリート材料中に混合された
金属粉(例えば砂鉄)によって高い蓄熱性が得られる。
これによって、やはり熱湯などの熱媒体の有効利用が可
能となり、高い省エネルギー効果が得られる。また、金
属粉の配合によって、ゴム材料中に熱伝導率の高い物質
が分散されることとなるため、熱伝導性の改善も図られ
る。これによって、温度分布の均一化が達成される。
によると、蓄熱材層のコンクリート材料中に混合された
金属粉(例えば砂鉄)によって高い蓄熱性が得られる。
これによって、やはり熱湯などの熱媒体の有効利用が可
能となり、高い省エネルギー効果が得られる。また、金
属粉の配合によって、ゴム材料中に熱伝導率の高い物質
が分散されることとなるため、熱伝導性の改善も図られ
る。これによって、温度分布の均一化が達成される。
【0018】さらに、上記請求項3記載の床暖房用パネ
ルによると、金属粉として、砂鉄を用いるため、特別な
加工や処理が不要で、安価な入手が可能であるため、こ
の面からも、製造コストの大幅なコストダウンを図るこ
とができる。
ルによると、金属粉として、砂鉄を用いるため、特別な
加工や処理が不要で、安価な入手が可能であるため、こ
の面からも、製造コストの大幅なコストダウンを図るこ
とができる。
【図1】本発明に係る床暖房用パネルの一実施例を示し
た縦断側面図である。
た縦断側面図である。
【図2】本発明に係る床暖房用パネルの他の実施例を示
した縦断側面図である。
した縦断側面図である。
【図3】図2の床暖房用パネルの蓄熱材層の底面を示し
た底面図である。
た底面図である。
【図4】本発明に係る床暖房用パネルのさらに他の実施
例を示した縦断側面図である。
例を示した縦断側面図である。
P1 〜P3 床暖房用パネル 1 断熱材層 2,2a 蓄熱材層 3 熱媒体循環用のパイプ 4 床材 5 床面 6 溝
Claims (3)
- 【請求項1】 断熱材層と、溶融ゴム材料100重量部
に30〜50重量部の金属粉を混合させてなる蓄熱材層
と、当該蓄熱材層中に埋設した熱媒体循環用のパイプと
からなり、前記蓄熱材層上に床材を張り付けることを特
徴とする床暖房用パネル。 - 【請求項2】 断熱材層と、コンクリートなどの硬質材
料100重量部に30〜50重量部の金属粉を混合させ
てなる蓄熱材層と、当該蓄熱材層中に埋設した熱媒体循
環用のパイプとからなり、前記蓄熱材層上に床材を張り
付けることを特徴とする床暖房用パネル。 - 【請求項3】 前記金属粉が砂鉄であることを特徴とす
る請求項1又は2記載の床暖房用パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18481495A JPH0913642A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 床暖房用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18481495A JPH0913642A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 床暖房用パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0913642A true JPH0913642A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16159759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18481495A Pending JPH0913642A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 床暖房用パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0913642A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009072202A (ja) * | 2008-11-25 | 2009-04-09 | Daitsu:Kk | 農圃土壌の加熱装置 |
CN102561647A (zh) * | 2010-12-10 | 2012-07-11 | 中国建筑材料科学研究总院 | 相变蓄能双向调温节能地暖构件及其制备方法 |
CN102605927A (zh) * | 2012-03-12 | 2012-07-25 | 许煜轩 | 一种橡胶水冷热地板 |
EP3201551A4 (en) * | 2014-10-03 | 2018-04-11 | Sunwell Engineering Company Limited | Multilayer thermal shield comprising an integrated fluid circuit |
US10773879B2 (en) | 2014-10-03 | 2020-09-15 | Sunwell Engineering Company Limited | Thermal shield for maintaining a generally constant temperature |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP18481495A patent/JPH0913642A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009072202A (ja) * | 2008-11-25 | 2009-04-09 | Daitsu:Kk | 農圃土壌の加熱装置 |
CN102561647A (zh) * | 2010-12-10 | 2012-07-11 | 中国建筑材料科学研究总院 | 相变蓄能双向调温节能地暖构件及其制备方法 |
CN102561647B (zh) * | 2010-12-10 | 2016-08-10 | 中国建筑材料科学研究总院 | 相变蓄能双向调温节能地暖构件及其制备方法 |
CN102605927A (zh) * | 2012-03-12 | 2012-07-25 | 许煜轩 | 一种橡胶水冷热地板 |
EP3201551A4 (en) * | 2014-10-03 | 2018-04-11 | Sunwell Engineering Company Limited | Multilayer thermal shield comprising an integrated fluid circuit |
US10093078B2 (en) | 2014-10-03 | 2018-10-09 | Sunwell Engineering Company Limited | Multilayer thermal shield comprising an integrated fluid circuit |
US10773879B2 (en) | 2014-10-03 | 2020-09-15 | Sunwell Engineering Company Limited | Thermal shield for maintaining a generally constant temperature |
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