JPH09136295A - カッタ装置 - Google Patents

カッタ装置

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JPH09136295A
JPH09136295A JP7322380A JP32238095A JPH09136295A JP H09136295 A JPH09136295 A JP H09136295A JP 7322380 A JP7322380 A JP 7322380A JP 32238095 A JP32238095 A JP 32238095A JP H09136295 A JPH09136295 A JP H09136295A
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JP
Japan
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cutter device
time
blade
moving
movable blade
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JP7322380A
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English (en)
Inventor
Takeo Ohashi
威夫 大橋
Shigetaka Tanaka
重隆 田中
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動刃の駆動系に長時間に及ぶ過大な負荷が
加わるのを防止できると共に、金属音発生の低減などが
可能になるカッタ装置を提供する。 【解決手段】 記録紙を横断して配置された固定刃と上
記固定刃に沿って移動する移動刃とにより記録紙を切断
するカッタ装置において、移動刃6を駆動するモータ7
と、移動刃6が端部に位置していることを検出するセン
サ8と、移動刃駆動開始からの経過時間を計測する時計
部5と、上記時計部5によって計測された経過時間が所
定の許容時間Tを超えても上記センサ8によって移動刃
6の到着が検出されないとき上記モータ7による駆動を
停止させる駆動制御部4とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ装置、
複写機、プリンタなどの記録装置に用いられるカッタ装
置に係り、特にカッタ装置の駆動系に過負荷が加わるこ
とを防止できるカッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置、複写機、プリンタ、
印刷機などの記録装置では、記録媒体である記録紙とし
てロール紙を用い、記録紙への出力時にはロール紙をく
り出し、ロール紙を横断するように設けられたカッタに
よりロール紙を切断し、排出している。実開平6-24888
号公報に示されたカッタは上記のようなカッタの一例で
あり、固定刃と可動型丸刃(移動刃)とを備え、モータ
でワイヤを駆動することによりワイヤに支持された可動
型丸刃を上記固定刃に沿って移動させ、記録紙を切断し
ている。また、上記従来技術では固定刃の両端にホーム
ポジション位置検出センサとエンドポジション位置検出
センサを備え、エンドポジション位置検出センサが可動
型丸刃を検出すると、モータを逆回転すると共にモータ
トルクを低減する。つまり、記録紙切断後の可動型丸刃
のホームポジションへの戻り時にはモータトルクを低減
することにより可動型丸刃の移動速度を遅くして固定刃
との接触による金属的な騒音の発生を低減している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、可動型丸刃が記録紙ジャムなどにより切
断途中で引っかかった場合、エンドポジション位置検出
センサでは可動型丸刃の到着を検出できないまま待つだ
けである。そのため、モータなど駆動系に長時間に及ぶ
過大な負荷が加わる。また、戻り時の金属音の発生につ
いては考慮されているが、切断時については金属音の低
減が図られていない。さらに、戻り時については、状況
に関係なく常に戻りに要する時間が長くなってしまう。
本発明の課題は、上記のような従来技術の問題を解決
し、移動刃(可動型丸刃など)の駆動系に長時間に及ぶ
過大な負荷が加わるのを防止できると共に、様々な状況
に応じて移動刃の移動速度を制御し、それによって金属
音発生の低減などが可能になるカッタ装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の手段として、記録
紙を横断して配置された固定刃と上記固定刃に沿って移
動する移動刃とにより記録紙を切断するカッタ装置にお
いて、移動刃を駆動するモータと、移動刃が端部に位置
していることを検出するセンサと、移動刃駆動開始から
の経過時間を計測する時計部と、上記時計部によって計
測された経過時間が所定の許容時間Tを超えても上記セ
ンサによって移動刃の端部への到着が検出されないとき
上記モータによる駆動を停止させる駆動制御部とを備え
た構成にした。第2の手段として、上記において、駆動
制御部を、所定の許容時間Tを超えても移動刃の端部へ
の到着が検出されないとき上記移動刃を逆方向に駆動す
るようにモータを制御する構成にした。第3の手段とし
て、上記において、所望の許容時間Tを設定する許容時
間設定手段を備えた構成にした。第4の手段として、上
記第1および第2の手段において、時計部により計測さ
れた移動刃の移動所要時間に基づいて許容時間Tを設定
する許容時間設定手段を備えた構成にした。第5の手段
として、上記第1および第2の手段において、時計部に
より計測された移動刃の移動所要時間または操作表示部
からの入力値に基づいて、移動刃の移動速度を制御する
駆動制御部を備えた構成にした。第6の手段として、上
記において、駆動制御部を、移動刃の移動所要時間に基
づいて、移動刃の移動速度が所定の一定速度になるよう
に制御する構成にした。第7の手段として、上記第5の
手段において、時計部の示す時間帯が操作表示部より指
定された時間帯のとき、移動刃の移動速度を変えるよう
に駆動制御部を構成した。第8の手段として、記録紙へ
の出力情報を一時的に蓄積する蓄積部を備えた記録装置
に用いられる上記第1および第2の手段において、駆動
制御部に蓄積部からの出力であることを指示する制御部
を備え、制御部より蓄積部からの出力である旨の指示を
受けたとき、移動刃の移動速度を遅くするように駆動制
御部を構成した。
【0005】
【作用】上記のように構成したので、第1の手段では、
切断中、ジャムなどによって移動刃がそれ以上進めなく
なると、モータによる駆動が停止する。第2の手段で
は、切断中、ジャムなどによって移動刃がそれ以上進め
なくなると、移動刃を逆方向に進め、スタート位置に戻
すことができる。第3の手段では、移動刃の移動所要時
間が長くなる厚いロール紙(記録紙)を使用する場合は
長い許容時間を設定し、移動所要時間が短くなる薄いロ
ール紙を使用する場合は短い許容時間を設定できる。第
4の手段では、上記のような許容時間を自動的に設定で
きる。第5の手段では、移動刃の移動速度を、自動的に
または手動で、所望の速度に設定できる。第6の手段で
は、ロール紙の厚さなどに関係なく、移動刃の移動速度
を一定にすることができる。第7の手段では、所望の時
間帯における移動刃の移動速度を遅くしたり速くしたり
できる。第8の手段では、記録紙への出力速度が伝送速
度に左右されない蓄積装置から記録紙への出力時には、
移動刃の移動速度を遅くできる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の形態例
を詳細に説明する。図1は本発明の第1の形態例を示す
カッタ装置の構成ブロック図である。図示したように、
この形態例のカッタ装置はプロッタ1内にカッタ部2を
備え、制御部3内に駆動制御部4を備えている。カッタ
部2は従来技術と同様の構成であり、図11に示すよう
に、記録紙を横断する長さを有する固定刃10を備え、固
定刃10に沿ってワイヤ9に支持された移動刃6が移動す
ることにより記録紙を切断する。この切断の際のワイヤ
9の駆動は駆動制御部4に制御されたモータ(例えば直
流モータ)7によって行われる。図1に示すように、カ
ッタ部2はセンサ8を備えている。センサ8は、例えば
図11に示すようにホームポジション位置検出センサ8a
およびエンドポジション位置検出センサ8bから構成さ
れ、移動刃6がそれぞれホームポジションおよびエンド
ポジションに位置していることを検出する。図1の制御
部3はCPU、プログラムを内蔵したROM、およびR
AMを備え、駆動制御部4を構成すると共に、このカッ
タ装置を用いる記録装置の全体を制御・管理する。ま
た、時計部5は電子回路などで実現され、現在時刻を出
力する。駆動制御部4は記録紙の切断に際し、ホームポ
ジション位置にある移動刃6の移動を開始させるとき、
時計部5からそのときの時刻を取得する。次いで、駆動
制御部4は、時計部5の示す時刻およびセンサ8からの
信号、例えばエンドポジション位置検出センサ8bから
の信号を監視し、移動刃6の移動開始から予め設定した
所定の許容時間が経過しても移動刃6がエンドポジショ
ン位置に到着しない場合は、切断途中で異常が発生した
と判断し、モータ7を停止させる。
【0007】図2は、カッタ部2を含むプロッタ1の給
紙機構の説明図である。図示したように、プロッタ1は
ロール給紙部21を備え、記録時には搬送ローラ22, 23に
より図の右方へとロール紙をくり出す。このとき、搬送
ローラ22と搬送ローラ23の間に配設されたカッタ部2に
よりロール紙が切断され、切断後、搬送ローラ23により
切断された記録紙が右方の記録部(図示していない)に
搬送される。なお、プロッタ1は、ロール紙の有無を検
出する記録紙センサ24をロール給紙部21の下方に備えて
いる。また、カッタ部2が記録後にロール紙を切断する
ように記録位置の下流側に配設することも可能である。
このような構成の第1の形態例で記録要求が発生する
と、制御部3またはプロッタ1内のプロッタ制御部(図
示していない)により搬送ローラ22, 23が駆動され、ロ
ール紙が図2のような状態にくり出され、所定長分くり
出した後に停止する。
【0008】次いで、駆動制御部4により、モータ7が
所定の方向に回転を開始し、それによりワイヤ9が駆動
され、それまでホームポジションにあった移動刃6は固
定刃10に沿ってエンドポジションの方向へと移動する。
また、駆動制御部4はモータ7の回転開始時の時刻を時
計部5から取得し、以後、周期的に時計部5の出力する
現在時刻とエンドポジション位置検出センサ8bからの
信号をチェックして予め設定した所定の許容時間T内に
エンドポジション位置検出センサ8bが移動刃6を検出
したか否かを監視する。なお、許容時間Tは制御部3内
のROMに予め設定しておくか、利用者が許容時間設定
部13により予め指示し、設定しておく。この許容時間設
定部13は制御部3内に設けられ、操作表示部12より許容
時間が指示されると、許容時間設定部13はそれを取得
し、制御部3内の不揮発メモリなどに設定する。許容時
間T以内に移動刃6がエンドポジションに達し、その状
態を示す信号がエンドポジション位置検出センサ8bか
ら駆動制御部4へ入力されると、駆動制御部4はモータ
7を逆回転させ、それにより、ワイヤ9を逆方向に駆動
して移動刃6をホームポジションへ戻す。
【0009】それに対して、例えば記録紙ジャムなどに
より切断途中で移動刃6がそれ以上進めなくなると、許
容時間T以内にエンドポジション位置検出センサ8bに
より移動刃6の到着を示す信号が検出されないので、駆
動制御部4は異常発生と判断し、モータ7を停止させ
る。あるいは、モータ7を逆回転させ、移動刃6をホー
ムポジションに戻し、モータ7を停止させる。そして、
駆動制御部4は切断異常終了を制御部3に通知し、それ
により制御部3は操作表示部12にその旨を表示させる。
このように、第1の形態例によれば、ロール紙切断中に
ジャムなどの異常発生で移動刃6が進めなくなると、所
定の許容時間が経過したときモータ7の回転が停止され
るか、あるいはホームポジションに戻したのち停止され
るので、モータなど駆動系に長時間に及ぶ過負荷がかか
ることがなくなる。また、利用者が許容時間を設定でき
るので、厚いロール紙(記録紙)を使用する場合は長い
許容時間を設定し、薄いロール紙(記録紙)を使用する
場合は短い許容時間を設定するようにして、誤って切断
異常と判断したり、必要以上に長い時間過負荷状態が持
続したり事態を防止できる。なお、この形態例におい
て、切断後、移動刃6をホームポジションに戻さない構
成も可能である。つまり、最初の切断では、移動刃6が
ホームポジションからエンドポジションに移動するとき
ロール紙を切断し、次の切断ではエンドポジションから
ホームポジションに移動するとき切断するわけである。
後者のような場合には、切断時の移動刃6の到着はホー
ムポジション検出センサ8aによって検出される。
【0010】図3は本発明の第2の形態例を示すカッタ
装置要部の構成ブロック図である。この形態例では、第
1の形態例の許容時間設定部13の代りに、許容時間設定
部13aを備えている。このような構成で、この形態例の
カッタ装置では、記録紙の有無を検出する記録紙センサ
24からの信号により、制御部3がロール紙無し状態から
ロール紙有り状態に変化したことを認知してロール紙
(記録紙)の交換が行われたと判断すると、許容時間設
定部13aはその直後の1回または数回の移動刃6の移動
所要時間を計測し、その所要時間(又はその平均時間)
から許容時間を求め、設定する。
【0011】図4は第2の形態例の動作フロー図であ
る。以下、図3および図4により第2の形態例の動作を
説明する。なお、許容時間設定部13aは、制御部3から
ロール紙の交換が行われた旨の通知を受けたとき、許容
時間設定部13aに割り当てられた不揮発メモリなどの所
定領域に許容時間設定要求フラグを設定しておく。許容
時間設定要求フラグの設定後、記録要求が発生し、ロー
ル紙が所定長くり出され、ロール紙切断のフェーズに入
ると、駆動制御部4は前記のように移動刃6の移動を開
始させ(S1)、同時にそのときの時刻T1を取得し
(S2)、制御部3内のRAM上の所定領域に記憶して
おく。次いで駆動制御部4は許容時間設定要求フラグが
設定されているか否か判定し(S3)、もし設定されて
いなければ第1の形態例のように切断異常監視動作を実
行する(S10)。それに対して、許容時間設定要求フラ
グが設定されていれば(S3でYesなら)、許容時間
設定部13aによる移動刃6のエンドポジションへの到着
監視が行われる(S4)。つまり、例えばエンドポジシ
ョン位置検出センサ8bによる移動刃6の検出を監視す
る。そして、移動刃6の到着が検出されると、許容時間
設定部13aは時計部5よりそのときの現在時刻T2を取
得し(S5)、移動刃6が移動に要した所要時間T3、
つまりT2−T1を計算する(S6)。
【0012】次いで、許容時間設定部13aは所要時間T
3に所定数Aを加えた許容時間Tを計算し(S7)、前
記不揮発メモリなどの所定領域に設定する(S8)。そ
して、最後に許容時間設定要求フラグをリセットして
(S9)終了となる。こうして、次にロール紙の切断が
行われたときは許容時間設定要求フラグがセットされて
いないのでステップS3の判定がNoとなり、切断異常
監視動作(S10)が実行される。なお、この異常監視の
際の所定の許容時間TはステップS8で設定された時間
であり、記録紙交換に伴って実状に合わせた最適な許容
時間が設定されたことになる。上記の許容時間設定で
は、1回の移動刃の移動所要時間計測で許容時間を求め
たが、移動所要時間を数回計測し、その平均値から許容
時間を求めるようにしてもよい。
【0013】図5は本発明の第3の形態例を示すカッタ
装置要部の構成ブロック図であり、図6は図5に示す駆
動制御部4aの詳細ブロック図である。図6に示すよう
に、この駆動制御部4aはモータ7に与える出力直流電
圧Vout の値を制御することによりモータトルクを制御
する。入力直流電圧Vinをスイッチ(半導体部品で構成
される)16でオン・ オフするオン・ オフ比を変えること
によりVout を制御するわけである。図6において、V
out は抵抗R1とR2で分圧され、この分圧されたアナ
ログ電圧VaがAD変換器15の一方の入力端子に与えら
れる。AD変換器15の他方の入力端子には一定の電圧V
ref が与えられて、VaとVref の差の電圧がこのAD
変換器15でディジタル値に変換され、制御部3に出力さ
れる。したがって、出力電圧Vout に対応して変化する
ディジタル電圧を制御部3に与えることができるので、
制御部3は予め制御部3内に設定された出力電圧(ディ
ジタル値)VsとAD変換器15から出力されたディジタ
ル電圧を比較し、Vout がVsより大きい場合はスイッ
チ16のオフ時間を長くし、Vout がVsより小さい場合
はスイッチ16のオフ時間を短くしてVout を所望の電圧
に制御する。なお、図6において、コイルLとコンデン
サCは平滑化回路を構成し、スイッチ16のオン・ オフに
より生成された矩形波を平滑化する。このように、この
形態例では、予め制御部3内に設定出力電圧Vsを与え
て、出力電圧Vout をほぼVsに等しくできるが、Vs
は前記のようにして時計部5により計測された移動刃6
の移動所要時間または操作表示部12からの入力値に基づ
いて設定する。
【0014】例えば、移動刃6の移動所要時間に基づい
て設定出力電圧Vsを設定するには、図7のような電圧
制御テーブルを備える。図7において、V1<V2<V
3である。図7の設定出力電圧Vsを上記のように設定
すれば、移動所要時間が短いときはVsが低く設定され
てモータトルクが低下し、そのため移動刃6の移動速度
が落ちる。したがって、移動速度が速いときに発生する
金属音を防止することができる。それに対して、移動所
要時間が長いときはVsが高く設定されてモータトルク
が上がり、移動刃6の移動速度が上がる。したがって、
必要以上に移動刃6の移動所要時間が長くなることによ
る効率の低下を防ぐことができる。
【0015】また、操作表示部12から利用者が所望の入
力値を入力する場合は、状況に応じて、高い値の設定出
力電圧Vsまたは短い移動時間などを入力して移動刃6
を高速で移動させることもできるし、低い値のVsまた
は長い移動時間などを入力して移動刃6を低速で移動さ
せることもできる。ところで、このカッタ装置をファク
シミリ装置に用いる場合、図10に示すような伝送手順に
従って画情報PIX(1ページ分)を受信するので、n
ページ目の画情報の受信が終ってからn+1ページ目の
画情報の受信までの時間は約2.3秒(図10の例の場
合)である。したがって、カッタ切断時間は、この2.
3秒から導出される一定時間が要求され、その時間より
短くする必要もなく、また長くするわけにはいかない。
なお、図10において、MPSはページの終了を示すマル
チページ信号、MCFは画情報が正常に受信されたこと
を示すメッセージ確認信号である。
【0016】このような要求に応えて、移動刃6の移動
所要時間に基づいて移動速度を制御する方法では、移動
所要時間つまり移動速度を一定になるように制御するこ
ともできる。この方法の駆動制御部4aでは、例えばV
oを変化幅の最小単位として移動所要時間に応じて設定
出力電圧Vsを変化させる。つまり、時計部5により計
測した移動刃6の移動所要時間が設定した所望の移動所
要時間Tdよりも長いときは例えばVsを5Voだけ高
くしてモータトルクを上げ、移動刃6の移動速度を上げ
る。その結果、移動所要時間がTdよりも短くなると、
Vsを2Voだけ低くする。そして、再び移動所要時間
を計測し、その結果に応じて、さらに最小単位であるV
oだけ低くしたり、逆にVoだけ高くしたりして、最も
Tdに近い移動所要時間を得るようにするわけである。
上記の操作表示部12からの指示に基づいて移動刃6の移
動速度を制御する方法では、操作表示部12から時間帯を
入力し、その時間帯においては、移動刃6の移動速度を
予め設定した速度またはそのとき指示した速度(速度の
代りに所望の移動所要時間で指示してもよい)に設定す
ることも可能である。
【0017】図8はこのような機能を実現する本発明の
第4の形態例を示すカッタ装置要部の構成ブロック図で
ある。図示したように、この形態例では、制御部3内の
駆動制御部4bに時間帯を設定する時間帯設定域および
その時間帯における移動刃の所望の移動所要時間を設定
する移動所要時間設定域を備える。この時間帯設定域お
よび移動所要時間設定域は例えばRAMまたは不揮発メ
モリ内に設けられ、予め利用者により操作表示部12から
設定される。このように構成することにより、駆動制御
部4bは周期的に時計部5から現在時刻を取得する。そ
して、時間帯設定域に設定された時間帯になると、前記
のようにして移動刃6の移動所要時間を計測し、計測し
た時間を移動所要時間設定域内の設定された所望の移動
所要時間Tdと比較し、その結果に応じて前記のよう
に、Voを変化幅の最小単位としてVsを変化させてT
dに最も近い移動所要時間になるように制御する。この
ようにして、第4の実施例では、所望の時間帯における
移動速度を速くしたり、遅くしたりできるので、例えば
騒音を特に抑える必要がある時間帯などでは移動刃の移
動速度を遅く設定して金属音の発生を抑制することがで
きる。
【0018】図9は本発明の第5の実施例を示すファク
シミリ装置に用いられたカッタ装置要部の構成ブロック
図である。図9において、ファクシミリ通信部17および
蓄積部18はカッタ装置の構成外である。ファクシミリ通
信部17はモデムや網制御装置を含み、所定の伝送手順に
従って相手先のファクシミリ装置との間でファクシミリ
送受信を行う。また、蓄積部18には、ファクシミリ受信
時などに一旦受信画情報などが蓄積される。このような
蓄積部18に受信画情報を蓄積した後に、蓄積部18からプ
ロッタ1に出力する場合は、前記のように(図10参照)
伝送手順上の制約がないので、プロッタ1への出力所要
時間に制約がなく、そのためロール紙切断時間にも制約
がない。したがって、制御部3は蓄積部18内の画情報を
プロッタ1に出力するとき、蓄積部18からの出力である
旨を駆動制御部4cに指示する。そうすると、駆動制御
部4cは、移動刃6の移動速度が予め設定された遅い移
動速度になるように前記Vsを制御する。Vsを制御し
て移動刃6の移動速度または移動所要時間を所望の値に
する制御方法は、第4の実施例に示す通りである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1に切断中にジャムなどによって移動刃がそれ以上進め
なくなると、モータによる駆動を停止するか、移動刃を
逆方向に進めてスタート位置に戻すことができるので、
駆動系に長時間に及ぶ過大な負荷が加わることを防止で
きる。第2に、移動刃の移動所要時間が長くなる厚いロ
ール紙(記録紙)を使用する場合は長い許容時間を設定
し、移動所要時間が短くなる薄いロール紙を使用する場
合は短い許容時間を設定できるので、誤って切断異常と
判断したり、切断異常時において必要以上に長い時間過
負荷状態が持続することを防止できる。第3に、移動刃
の移動速度を所望の速度に設定できるので、状況に応じ
て、移動速度を遅くすることにより金属音の発生を低減
でき、速くすることにより高速化要求にも対応できる。
【0020】第4に、ロール紙の厚さなどに関係なく、
移動刃の移動速度を一定にすることができるので、受信
したファクシミリ画情報を記録紙に直接出力する場合の
ように、移動刃の移動速度を必要以上に速くする必要が
なく、また遅くすることもできないとき、高速移動によ
る金属音の発生を低減でき、また要求速度を満たすこと
ができる。第5に、所望の時間帯における移動刃の移動
速度を遅くしたり速くしたりできるので、例えば騒音が
問題になる時間帯には移動刃の移動速度を遅くして金属
音の発生を低減できる。第6に、記録紙への出力速度が
伝送速度に左右されない蓄積装置から記録紙への出力時
には、移動刃の移動速度を遅くできるので、金属音の発
生を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカッタ装置の構成ブロック
図である。
【図2】本発明の一実施例のカッタ装置要部を含むプロ
ッタ要部の説明図である。
【図3】本発明の一実施例のカッタ装置要部の構成ブロ
ック図である。
【図4】本発明の一実施例のカッタ装置の動作フロー図
である。
【図5】本発明の一実施例のカッタ装置要部の他の構成
ブロック図である。
【図6】本発明の一実施例のカッタ装置要部の詳細ブロ
ック図である。
【図7】本発明の一実施例のカッタ装置要部のテーブル
図である。
【図8】本発明の一実施例のカッタ装置要部の他の構成
ブロック図である。
【図9】本発明の一実施例のカッタ装置要部の他の構成
ブロック図である。
【図10】本発明が実施されるファクシミリ装置の伝送手
順の説明図である。
【図11】本発明の一実施例のカッタ装置要部の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…プロッタ、2…カッタ部、3…制御部、4…駆動制
御部、5…時計部、6…移動刃、7…モータ、8…セン
サ、12…操作表示部、13…許容時間設定部、18…蓄積
部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙を横断して配置された固定刃と、
    該固定刃に沿って移動する移動刃とにより記録紙を切断
    するカッタ装置において、 上記移動刃を駆動するモータと、該移動刃が上記固定刃
    の端部に位置していることを検出するセンサと、該移動
    刃駆動開始時からの経過時間を計測する時計部と、上記
    時計部によって計測された経過時間が所定の許容時間T
    を超えても上記センサによって移動刃の端部への到着が
    検出されないとき上記モータによる駆動を停止させる駆
    動制御部とを備えたことを特徴とするカッタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のカッタ装置において、上記駆
    動制御部を、所定の許容時間Tを超えても上記移動刃の
    上記端部への到着が検出されないとき上記移動刃を逆方
    向に駆動するようにモータを制御する構成にしたことを
    特徴とするカッタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のカッタ装置にお
    いて、上記所望の許容時間Tを設定する許容時間設定手
    段を備えた構成にしたことを特徴とするカッタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2のカッタ装置にお
    いて、上記時計部により計測された上記移動刃の移動所
    要時間に基づいて上記許容時間Tを設定する許容時間設
    定手段を備えた構成にしたことを特徴とするカッタ装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2のカッタ装置にお
    いて、上記時計部により計測された上記移動刃の移動所
    要時間または操作表示部からの入力値に基づいて、移動
    刃の移動速度を制御する駆動制御部を備えたことを特徴
    とするカッタ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5のカッタ装置において、上記駆
    動制御部を、移動刃の移動所要時間に基づいて、移動刃
    の移動速度が所定の一定速度になるように制御する構成
    にしたことを特徴とするカッタ装置。
  7. 【請求項7】 請求項5のカッタ装置において、上記時
    計部の示す時間帯が操作表示部より指定された時間帯で
    あるとき、上記移動刃の移動速度を変えるように駆動制
    御部により制御するようにしたことを特徴とするカッタ
    装置。
  8. 【請求項8】 記録紙への出力情報を一時的に蓄積する
    蓄積部を備えた記録装置に用いられる請求項1又は2の
    カッタ装置において、上記駆動制御部に該蓄積部からの
    出力である旨を指示する制御部を備え、該制御部より該
    蓄積部からの出力である旨の指示を受けたとき、上記移
    動刃の移動速度を遅くするように駆動制御部を構成した
    ことを特徴とするカッタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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