JP2003237979A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2003237979A
JP2003237979A JP2002040079A JP2002040079A JP2003237979A JP 2003237979 A JP2003237979 A JP 2003237979A JP 2002040079 A JP2002040079 A JP 2002040079A JP 2002040079 A JP2002040079 A JP 2002040079A JP 2003237979 A JP2003237979 A JP 2003237979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
stepping motor
roller
carrying roller
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002040079A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyasu Yoshikawa
智康 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002040079A priority Critical patent/JP2003237979A/ja
Publication of JP2003237979A publication Critical patent/JP2003237979A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト面で有利で、かつ処理効率の向上等を
図ることができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 紙搬送系の駆動源として、ステッピング
モータ101を使用し、定電流チョッパ制御方式で電流
を供給するモータ駆動装置を持ち、チョッピング検知手
段201と、カウント手段201と、比較手段201
と、脱調検知手段201と、前記ステッピングモータ1
01が駆動している第1紙搬送ローラ102と、より上
流に位置する第2紙搬送ローラ106と、前記第2紙搬
送ローラ106の駆動源105とを有し、前記ステッピ
ングモータ101の再起動に必要な時間と、前記第2紙
搬送ローラ106の搬送している記録紙の先端から前記
第1紙搬送ローラ102までの距離とにより、前記第2
紙搬送ローラ106の駆動を停止させるか減速させるか
を決定する駆動制御手段201を有することを特徴とし
た画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステッピングモー
タ等の励磁相を順次切り替えて回転するモータに、定電
流チョッパ制御方式で制御を加えて、記録紙搬送系の駆
動源とする画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機等の画像形成装置では、記
録紙が実際に通る紙搬送系の駆動源としてDCモータ等
が用いられ、ギアや電磁クラッチ等の伝達機構を経由し
て、紙搬送路上の複数の搬送ローラを駆動する紙搬送装
置が、広く用いられていた。
【0003】この紙搬送装置では、電磁クラッチの開閉
により紙搬送ローラを制御することで紙搬送制御を実現
していた。
【0004】近年、画像形成装置において処理の高速化
のニーズが高まり、それによって紙搬送系における紙搬
送の高速化がますます求められるようになった。
【0005】しかし、従来の電磁クラッチ等を用いて搬
送ローラの駆動をオン・オフする紙搬送制御方法では、
電磁クラッチの応答速度が遅い。
【0006】これが紙搬送の高速化のボトルネックにな
っていた。
【0007】一方、小型でオープンループで制御可能な
サーボ系の駆動源として、ステッピングモータが広く利
用されるようになってきた。
【0008】ステッピングモータとは、巻き線の励磁相
電流を逐次に切り替えることで磁界が回転し、この回転
磁界に回転子の磁極が吸引・反発することでトルクが発
生し、回転子が回転磁界に引きずられながら回るモータ
である。
【0009】従って、励磁相の切り替えをパルス信号の
入力で行えば、1パルスの入力に対し、ステッピングモ
ータは基本角度だけ回転する。
【0010】そのためステッピングモータにおいては、
オープンループ制御が可能であり、フィードバック系が
必要な他のサーボアクチュエータに比べ、システムを大
幅に簡素化することが可能であり、コストの面で有利と
なる。
【0011】そうした利点を考慮して、複写機等の画像
形成装置においても、紙搬送系の駆動源としてステッピ
ングモータを搬送ローラの数だけ使用し、電磁クラッチ
を介さずに搬送ローラを駆動する構成の画像形成装置が
ある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ステッピング
モータにおいては、小型かつ安価に構成できる反面、従
来のサーボモータと異なり、パルス信号の入力に対し、
モータの回転子の回転が同期できなくなる現象が発生す
る。
【0013】これを脱調現象と呼ぶ。
【0014】一般に、脱調現象は、モータに指令される
パルスのパルスレートに対し、過負荷の状態であるとき
に発生する。
【0015】画像形成装置の紙搬送系にステッピングモ
ータを用いた場合、紙搬送中にこの脱調現象が発生する
と、紙搬送が停止し、新たなジャム原因となっていた。
【0016】また、複数の紙を搬送する画像形成装置に
おいては、先行している紙がステッピングモータの脱調
により停止していた場合、後から搬送されてくる紙が衝
突してしまう可能性もあった。
【0017】脱調現象とジャムの関係について、さらに
詳細に説明する。
【0018】紙搬送系におけるステッピングモータの起
動は、紙搬送ローラに紙が到着する前に行われる。
【0019】従来の画像形成装置の紙搬送装置において
は、もし紙が紙搬送ローラに到着する前に脱調現象を起
こしたとしても、すぐにジャムと検知されるのではな
く、紙が脱調現象を起こしているステッピングモータに
より駆動されている紙搬送ローラに到着し、そこから先
に搬送されなくなってジャムと検知されていた。
【0020】すなわち、紙が、脱調現象を起こしている
ステッピングモータにより駆動されている紙搬送ローラ
に到着する前に、脱調現象を検知して、これをなんとか
することができれば、ジャムを未然に防ぐことができ
る。
【0021】例えば、複数の紙を搬送する画像形成装置
においては、先行している紙を搬送しているステッピン
グモータが脱調を起こし、紙搬送ローラが停止したとし
ても、脱調を検知して、そのローラの上流に位置するロ
ーラにより搬送されている紙の搬送を停止させることが
できれば、先行している紙との衝突を回避することが可
能となる。
【0022】また、複数の紙を搬送する画像形成装置に
おいて、先行している紙を搬送しているステッピングモ
ータが脱調を起こし紙搬送ローラが停止したとしても、
紙の衝突が起こる前に、モータを再起動させ、先行する
紙の搬送を正常に再開することができた場合、上流に位
置するローラにより搬送されている紙の搬送もそのまま
正常に戻すことが可能となり、画像形成装置の処理効率
向上につながる。
【0023】さらに、下流側のローラを駆動するステッ
ピングモータが脱調し、かつ下流側のローラに紙が存在
していない場合、そのモータを再起動するのに必要な時
間と、上流側に位置している紙の先端と下流側のローラ
までの距離とから、上流側のローラを駆動しているモー
タを停止させるか減速させるかを決定するようにすれ
ば、より一層の処理効率の向上が期待できる。
【0024】脱調の検知は、ステッピングモータ等にエ
ンコーダなどのモータの回転を検知するセンサを取りつ
け、モータの回転を監視すれば、可能である。
【0025】しかし、エンコーダなどのモータの回転を
検知するセンサを取りつけるのでは、系が複雑となりス
テッピングモータの特徴を生かせなくなってしまうとい
う問題がある。
【0026】本発明は、以上のような問題点に鑑みて為
されたものであり、その目的とする処は、センサレスか
つ高速にステッピングモータの脱調を検知し、ジャム原
因が発生し難いように、かつなるべく処理効率を落とさ
ないようにステッピングモータの駆動を制御すること
で、コスト面で有利で、かつ処理効率の向上等を図るこ
とができる画像形成装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、下記の(1)項ないし(10)項のいずれかに示
す画像形成装置を提供することにより、前記目的を達成
しようとするものである。
【0028】(1)紙搬送系の駆動源として、ステッピ
ングモータを使用し、前記ステッピングモータの励磁相
を順次切り替えて回転するモータに定電流チョッパ制御
方式で電流を供給するモータ駆動装置を持ち、チョッピ
ングが発生した事を検知するチョッピング検知手段と、
前記検知手段により相励磁信号1周期内でのチョッピン
グ回数をカウントするためのカウント手段と、前記カウ
ント手段により計測したチョッピング回数と予め設定さ
れている基準回数とを比較する比較手段と、前記比較手
段により計測したチョッピング回数が基準回数を越えて
いた場合脱調が発生したと判断する脱調検知手段と、前
記ステッピングモータが駆動している第1紙搬送ローラ
と、前記第1紙搬送ローラに対し紙搬送路で上流に位置
する第2紙搬送ローラと、前記第2紙搬送ローラを駆動
する駆動源とを有する画像形成装置であって、前記第1
紙搬送ローラを駆動しているステッピングモータが前記
脱調検知手段により脱調したと判断された時、前記第2
紙搬送ローラの駆動を停止または減速する駆動制御手段
を有することを特徴とした画像形成装置。
【0029】(2)前記駆動制御手段は、前記第1紙搬
送ローラを駆動しているステッピングモータが前記脱調
検知手段により脱調したと判断された時、前記第1紙搬
送ローラを駆動するモータの再起動に必要な時間と、前
記第2紙搬送ローラの搬送している記録紙の先端から前
記第1紙搬送ローラまでの距離とにより、前記第2紙搬
送ローラの駆動を停止させるか減速させるかを決定する
ことを特徴とした前記(1)項記載の画像形成装置。
【0030】(3)前記脱調検知手段は、相励磁信号1
周期内でのチョッピング回数が前記基準回数を連続して
越えた回数をカウントするための第2カウント手段と、
前記第2カウント手段により計測した回数と予め設定さ
れている第2基準回数とを比較する第2比較手段とを有
し、前記第2比較手段により、前記第2カウント手段に
より計測した回数が前記第2基準回数を越えたとされた
場合に脱調が発生したと判断することを特徴とした前記
(1)項記載の画像形成装置。
【0031】(4)前記第1紙搬送ローラと前記第2紙
搬送ローラとの中間に紙の存在を検知するための紙検知
手段を有し、前記第1紙搬送ローラを駆動するステッピ
ングモータの脱調を前記脱調検知手段により検知した場
合、前記紙検知手段の紙の有無の情報から紙の先端位置
を予測することを特徴とした前記(1)項または(2)
項記載の画像形成装置。
【0032】(5)前記駆動制御手段は、前記第1紙搬
送ローラを駆動するステッピングモータを前記脱調検知
手段により脱調と判断した場合に、前記第1紙搬送ロー
ラを駆動するモータの再起動に必要な時間と、前記第2
紙搬送ローラの搬送している記録紙の先端から前記第1
紙搬送ローラまでの距離とにより、減速と決定した後
も、さらに、前記第2紙搬送ローラの搬送している記録
紙の先端から前記第1紙搬送ローラまでの距離により、
第2紙搬送ローラの減速を維持するか停止させるかを決
定することを特徴とした前記(1)項または(2)項記
載の画像形成装置。
【0033】(6)紙搬送系の駆動源として、複数のス
テッピングモータを使用し、励磁相を順次切り替えて回
転するモータに定電流チョッパ制御方式で電流を供給す
るモータ駆動装置を持ち、前記モータ駆動手段内にモー
タに流れる電流値を計測するための電流計測手段と、予
め設定された時間を計測するためのタイマ装置と、前記
タイマ装置により予め設定された所定時間間隔で前記電
流計測手段に計測命令を出し、得られた電流値を読み込
む為の制御手段と、前記電流計測手段により計測された
電流値を記憶するための記憶手段と、所定時間間隔での
電流の増加率を算出するための電流増加率算出手段と、
前記電流増加率算出手段により得られた電流増加率を閾
値と比較する為の比較手段と、前記比較手段で電流増加
率が閾値より大きい場合脱調が発生したと判断する脱調
検知手段と、前記ステッピングモータが駆動している第
1紙搬送ローラと、前記第1紙搬送ローラに対し紙搬送
路で上流に位置する第2紙搬送ローラと、前記第2紙搬
送ローラを駆動する駆動源とを有する画像形成装置であ
って、前記第1紙搬送ローラを駆動しているステッピン
グモータが前記脱調検知手段により脱調したと判断され
た時、前記第2紙搬送ローラの駆動を停止または減速す
る駆動制御手段を有することを特徴とした画像形成装
置。
【0034】(7)前記駆動制御手段は、前記第1紙搬
送ローラを駆動しているステッピングモータが前記脱調
検知手段により脱調したと判断された時、前記第1紙搬
送ローラを駆動するモータの再起動に必要な時間と、前
記第2紙搬送ローラの搬送している記録紙の先端から前
記第1紙搬送ローラまでの距離とにより、前記第2紙搬
送ローラの駆動を停止させるか減速させるかを決定する
ことを特徴とした前記(6)項記載の画像形成装置。
【0035】(8)前記脱調検知手段は、電流増加率比
較手段で電流増加率が閾値より大きい場合に、過去に連
続して閾値を越えた回数をカウントする為のカウント手
段と、前記カウント手段により電流増加率が閾値を連続
して越えた回数と基準回数を比較する為の比較手段とを
有し、前記比較手段により、電流増加率が閾値を連続し
て越えた回数が基準回数を越えたとされた場合に脱調が
発生したと判断することを特徴とした前記(6)項記載
の画像形成装置。
【0036】(9)前記第1紙搬送ローラと前記第2紙
搬送ローラとの中間に紙の存在を検知するための紙検知
手段を有し、前記第1紙搬送ローラを駆動するステッピ
ングモータの脱調を前記脱調検知手段により検知した場
合、前記紙検知手段の紙の有無の情報から紙の先端位置
を予測することを特徴とした前記(6)項または(7)
項記載の画像形成装置。
【0037】(10)前記駆動制御手段は、前記第1紙
搬送ローラを駆動するステッピングモータを前記脱調検
知手段により脱調と判断した場合に、前記第1紙搬送ロ
ーラを駆動するモータの再起動に必要な時間と、前記第
2紙搬送ローラの搬送している記録紙の先端から前記第
1紙搬送ローラまでの距離とにより、減速と決定した後
も、さらに、前記第2紙搬送ローラの搬送している記録
紙の先端から前記第1紙搬送ローラまでの距離により、
第2紙搬送ローラの減速を維持するか停止させるかを決
定することを特徴とした前記(6)項または(7)項記
載の画像形成装置。
【0038】以下、本発明の画像形成装置の構成につい
て、さらに詳細に説明する。
【0039】上記の目的を達成するために本発明のモー
タ駆動装置をもつ前記(1)項の画像形成装置は、ステ
ッピングモータ等の励磁相を順次切り替えて回転するモ
ータに定電流チョッパ制御方式で電流を供給するモータ
駆動手段を使用したシステムで、チョッピング回数をカ
ウントするためのカウント手段を持ち、相励磁信号1周
期内での駆動装置のチョッピング回数をカウントする。
【0040】また、ステッピングモータの特徴として、
脱調時と駆動パルス通りに駆動している時と比較した場
合、チョッピング回数が正常に回転している時と比較し
た場合、脱調時では増加する傾向にある。
【0041】そこで前記(1)項記載の画像形成装置
は、比較手段により計測したチョッピング回数と予め設
定されている基準回数とを比較を行い、計測したチョッ
ピング回数が基準回数を越えていた場合モータが脱調現
象にあると判断し脱調信号を発生するモータ駆動装置の
構成となっている。
【0042】一方、紙搬送路で、前記第1紙搬送ローラ
の上流側にある第2紙搬送ローラとそれを駆動する別の
アクチュエータを有しており、また前記第1紙搬送ロー
ラと第2紙搬送ローラの前記第1紙搬送ローラを駆動し
ているステッピングモータのモータ駆動装置から脱調信
号を受信した場合、前記第2紙搬送ローラが搬送してい
る紙の先端を予測し、脱調を起こしているであろう前記
第1紙搬送ローラと紙の先端までの予測距離を算出し、
前記予測距離から前記第2紙搬送ローラを停止するか減
速するかを判断する制御を行う構成となっている。
【0043】しかし、モータ駆動回路のチョッピング回
数は脱調以外の要因、例えばステッピングモータの特性
のバラツキ、ステッピングモータ本体あるいは、ステッ
ピングモータの雰囲気温度の上昇や、ステッピングモー
タの負荷の変動やなどの要因でも変動すると考えられ
る。
【0044】そこで前記(3)項記載の画像形成装置
は、さらに、チョッピング回数が基準回数を連続して越
えた回数をカウントするための第2カウント手段と、前
記第2カウント手段により計測した回数と予め設定され
た第2基準回数とを比較する第2比較手段とを持ち、前
記第2比較手段で比較し前記第2カウント手段のカウン
ト値が第2基準回数を越えた場合モータが脱調現象にあ
ると判断し脱調信号を発生するモータ駆動装置の構成と
なっている。
【0045】さらに、前記(4)項記載の画像形成装置
は、前記第1紙搬送ローラと前記第2紙搬送ローラの間
に記録紙の存在の有無を検知するための紙検知センサが
存在し、もし前記第1紙搬送ローラを駆動しているステ
ッピングモータが前記脱調検知手段により脱調状態であ
ると判断した場合、前記紙検知センサの情報から搬送さ
れている紙の先端位置を検知する構成となっている。
【0046】また、前記(6)項記載の画像形成装置
は、画像形成装置に内蔵している第1紙搬送ローラの動
力源であるステッピングモータを駆動するためのモータ
駆動装置で、ステッピングモータを励磁している時、タ
イマ装置で計測された、励磁パルス周期より十分に短い
時間間隔で、電流検知手段によりモータに流れる電流値
を計測する。
【0047】計測された電流値を記憶手段内に蓄積し、
電流計測時間間隔と計測された電流値から電流増加率算
出手段により電流増加率を算出する。
【0048】一方、ステッピングモータの特徴として、
脱調時と駆動パルス通りに駆動している時と比較した場
合、モータコイルに流れる電流の増加率が正常に回転し
ている時と比較した場合、脱調時では増加する傾向にあ
る。
【0049】そこで前記(6)項記載の画像形成装置
は、比較手段により電流増加率が脱調検知基準電流増加
率より大きいと判定された場合、ステッピングモータが
脱調していると判断する。
【0050】一方、紙搬遠路で、前記第1紙搬送ローラ
の上流側にある第2紙搬送ローラとそれを駆動する別の
アクチュエータを有しており、また前記第1紙搬送ロー
ラと第2紙搬送ローラの前記第1紙搬送ローラを駆動し
ているステッピングモータのモータ駆動装置から脱調信
号を受信した場合、前記第2紙搬送ローラが搬送してい
る紙の先端を予測し、脱調を起こしているであろう前記
第1紙搬送ローラと紙の先端までの予測距離を算出し、
前記予測距離から前記第2紙搬送ローラを停止するか減
速するかを判断する制御を行う構成となっている。
【0051】しかし、モータの電流応答の傾きは脱調以
外の要因、例えばステッピングモータの特性のバラツ
キ、ステッピングモータ本体あるいは、ステッピングモ
ータの雰囲気温度の上昇や、ステッピングモータの負荷
の変動やなどの要因でも変動すると考えられる。
【0052】そこで前記(8)項記載の画像形成装置
は、電流増加率が脱調検知基準電流増加率より連続して
越えた回数をカウントするカウント手段を持ち、カウン
ト回数が脱調検知基準回数を越えた場合、ステッピング
モータが脱調していると判断し、脱調信号発生手段によ
り、脱調信号を発信する構成となっている。
【0053】さらに前記(9)項記載の画像形成装置
は、前記第1紙搬送ローラと前記第2紙搬送ローラの間
に記録紙の存在の有無を検知するための紙検知センサが
存在し、もし前記第1紙搬送ローラを駆動しているステ
ッピングモータが前記脱調検知手段により脱調状態であ
ると判断した場合、前記紙検知センサの情報から搬送さ
れている紙の先端位置を検知する構成となっている。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて具体的に説明する。
【0055】(実施例1)図1は、この発明の画像形成
装置が適用された実施例の内部構成図である。
【0056】10は本体画像出力部、11は本体画像入
力部、12は自動原稿送り装置、13はソータ、21は
光源、22、23、24はミラー、25はレンズ、26
はCCD、27は光学照射部、28はスキャナ、29は
レンズ、30はミラー、31は感光ドラム、32は定着
ローラ、33は排紙トレイ、34、35は給紙トレイ、
36は給紙デッキ、37は手差しトレイ、38、39、
40、41、42は紙搬送ローラである。
【0057】この画像形成装置は、記録紙に原稿画像を
載せ出力する装置である本体画像出力部10と、原稿か
ら画像データを読み取る装置である本体画像入力部11
と、本体画像入力部11の上部に装着された自動原稿送
り装置12と、本体画像出力部10から排出されるコピ
ー用紙を複数のビンに仕分けして排出するためのソータ
13とを備えている。
【0058】この画像形成装置はディジタル複写機であ
り、原稿を読み取らせると、原稿から画像データを読み
取る装置である本体画像入力部11のCCDにより原稿
の画像データが画素化され、ディジタルの画像データと
して装置に読み込まれ、必要な画像処理が行われた後、
画像メモリに蓄えられる。
【0059】その画像データを本体画像出力部10に転
送し、画像再生して記録紙にコピーされる。
【0060】本体画像入力部11は、入力部の上面の原
稿台に積載された原稿を照射しながら走査する光源21
を備える。
【0061】光源21は、図示していない光学系モータ
から駆動力を得て、図1の左右方向に往復駆動する。
【0062】光源21から発生した光は、積載された原
稿により反射され、光学像が得られる。
【0063】その光学像をミラー22、23、24及び
レンズ25を介してCCD26に伝送する。
【0064】このとき、ミラー22、23、24は光源
21と一体的に駆動される。
【0065】CCD26は、光を電気信号に変換する素
子により構成されており、この素子の働きにより伝送さ
れてきた光学像が電気信号に変換され、さらにディジタ
ル信号(画像データ)に変換される。
【0066】読み込まれた原稿の画像データは、種々の
補正処理とユーザの希望する処理による画像処理が加え
られ、図示していない画像メモリに蓄積される。
【0067】本体画像出力部10は、画像メモリに蓄積
された画像データを読み出し、ディジタル信号からアナ
ログ信号に再変換し、さらに図示していない露光制御部
により適正な出力値に増幅され、光学照射部27により
光信号に変換される。
【0068】その光信号は、スキャナ28、レンズ29
及びミラー30を伝播して、感光ドラム31上に照射さ
れ静電による潜像が形成される。
【0069】この潜像はトナーにより画像を形成し、本
体内を搬送されてくる記録紙上に転写され、さらに定着
ローラ32により記録用紙上のトナーが定着され、画像
データが記録されて、ソータ13に送られる。
【0070】ソータ13は、本体画像出力部10の左側
に設置されている装置であり、本体画像出力部10から
出力された記録紙を、排紙トレイ33に仕分けして排紙
する処理を行う。
【0071】排紙トレイ33は、図示していない本体制
御部により制御され、出力された記録紙は前記本体制御
部(図示せず)の指示した任意の排紙トレイに排出され
る。
【0072】給紙トレイ34、35は本体下部にあり、
記録紙をある程度蓄積しておくことが可能である。
【0073】前記本体制御部(図示せず)により、給紙
トレイ34、35から蓄積された記録紙を搬送し画像出
力を行う。
【0074】給紙デッキ36は、本体画像出力部10の
右側に設置されている装置で、記録紙を大量に蓄積して
おくことが可能である。
【0075】給紙トレイ34、35と同様に本体制御部
(図示せず)により蓄積された記録紙を搬送し画像出力
を行う。
【0076】本体画像出力部10の右側に、操作者が少
数の任意種類のコピー用紙を比較的容易に給紙すること
が可能となる手差しトレイ37が設置されている。
【0077】また、この手差しトレイは、OHPシート
や厚紙、はがきサイズ紙など特殊な記録用紙を使用する
場合にも用いられる。
【0078】紙搬送ローラ38、39、40、41、4
2の各ローラは、コピー出力処理の給紙を行う際、記録
紙を実際に搬送する役割を担っている。
【0079】各紙搬送ローラ38、39、40、41、
42は、それぞれ独立に、駆動源であるステッピングモ
ータに歯車等の伝達装置を介して接続されている。
【0080】この部分の詳細を図2に示す。
【0081】図2は、本発明の画像処理装置における紙
搬送装置の詳細な構成図である。
【0082】101は、紙搬送装置である第1紙搬送ロ
ーラ102の駆動源であるステッピングモータ(Steppi
ng Motor)、102は第1紙搬送ローラ、103は紙検
知センサ、104は、紙検知センサの反応を電気信号に
変換する役割を担うフォトインタラプタ、105は、紙
搬送装置である第2紙搬送ローラ106の駆動源である
ステッピングモータ(Stepping Motor)、106は第2
紙搬送ローラである。
【0083】ここで、図中の矢印が実際に紙が搬送され
る向きを示している。
【0084】まず、ステッピングモータについて説明す
る。
【0085】ステッピングモータの特徴として、パルス
電力に対応して回転するという点が上げられる。
【0086】しかも、入力パルス数に比例して回転角が
変位し、また入力周波数に比例して回転速度が変位する
ため、フィードバックループを構成することなくモータ
を駆動することが可能である。
【0087】このような特徴から、オープンループの位
置決め制御や速度制御の駆動源として幅広く利用されて
いる。
【0088】ステッピングモータの分類方法として、モ
ータの構造による分類が一般的である。
【0089】これには、ロータ部を永久磁石で作ったPM
型(Permanent Magnet Type)、ロータ部を歯車形状の
鉄心で作ったVR型(variable Reluctance Type)、ロー
タ部を歯車形状の鉄心と磁石で構成したHR型(Hybrid T
ype)に分類できる。
【0090】これ以外のステッピングモータの分類とし
て、駆動巻線による分類がある。
【0091】駆動巻線による分類としては、二相、三
相、五相などに分類される。
【0092】また励磁モードによる分類としては、一相
励磁、二相励磁、一−二相励磁などに分類可能である。
【0093】本実施例においては、第1紙搬送ローラ1
02、第2紙搬送ローラ106の駆動源として二相励磁
式のHR型ステッピングモータを採用している。
【0094】次に、本実施例の構成について説明する。
【0095】第1紙搬送ローラ102は、実際に搬送す
べき記録紙に力を加え搬送する役目を持つ。
【0096】第1紙搬送ローラ102は、ステッピング
モータ101からの駆動力をギアやシャフト、ベルト等
の伝達装置を介して伝えられる。
【0097】また、第2紙搬送ローラ106は、矢印の
示すとおり第1紙搬送ローラの上流に位置している。
【0098】第2紙搬送ローラ106は、ステッピング
モータ105からの駆動力をギアやシャフト、ベルト等
の伝達装置を介して伝えられる。
【0099】図中の矢印が示している向きに紙が通過す
るが、紙搬送ローラ106の直後に紙検知センサ103
が設置されている。
【0100】紙の先端が紙検知センサ103を通過する
と、紙検知センサ103の一方の端が押され、もう一方
の端がフォトインタラプタ104の発光部と受光部の間
を塞ぐ形となる。
【0101】紙検知センサ103と紙搬送ローラ102
との距離は、画像形成装置で使用可能な一番小型の記録
紙の紙長より短く、ステッピングモータ101が正常に
動作し紙搬送ローラ102が駆動されていれば、紙搬送
ローラ102は紙を搬送し、モータが駆動されてから一
定時間後に紙検知センサ103が紙を検知するように設
計されている。
【0102】紙検知センサ103によって、フォトイン
タラプタ104の発光部と受光部が塞がれると、フォト
インタラプタ104からの出力信号が変化する。
【0103】画像形成装置の制御部は、一定間隔でフォ
トインタラプタ104の信号を監視しており、出力信号
に変化があると、紙を検知したと判断する。
【0104】次に、図3に、本実施例における画像形成
装置の紙搬送装置の駆動源に用いられているステッピン
グモータに、電力供給および駆動制御を行っている画像
形成装置に内蔵されているモータ駆動装置の構成図を示
す。
【0105】201は、チョッピング検知手段であり、
カウント手段であり、比較手段であり、脱調検知手段で
あり、第1カウント手段であり、第1比較手段であり、
第2カウント手段であり、第2比較手段であり、駆動制
御手段である中央演算装置(以下、CPUと呼ぶ)であ
って、ステッピングモータ101の駆動信号を出力す
る。
【0106】202は、ステッピングモータ101の回
転に必要な電流を供給する駆動回路、203は、電流値
を計測するための電流計測手段である電流センサ、20
4は、電流センサ203で計測した電流値をCPU20
1で扱うディジタル信号に変換するためのAD変換器、
205は、十分に短い時間を計測するためのタイマ装置
であるタイマ、206は、モータ制御プログラムが格納
してあるROM装置、207は、CPU201が一時記
憶領域として用いるための記憶手段であるRAM装置で
ある。
【0107】CPU201、駆動回路202、電流セン
サ203、AD変換器204、タイマ205、ROM装
置206、RAM装置207は、モータ駆動装置を構成
する。
【0108】モータ駆動装置で、CPU201は、RO
M装置206に格納されているステッピングモータ制御
プログラムを呼び出し、前記プログラムの命令に沿っ
て、ステッピングモータ101の駆動信号である相励磁
信号を駆動回路202に出力する役割を持つ。
【0109】すなわち、目標となるモータの回転数に相
当する周波数の相励磁信号を出力している。
【0110】また、CPU201には、タイマ205が
内蔵されており、プログラムで呼び出し使用することが
可能な構成となっており、時間計測や周期毎に特定の割
込み処理を発生させる場合などに用いる。
【0111】本発明の特徴であるステッピングモータ1
01の脱調検知処理は、CPU201によって実際に演
算を行われる。
【0112】駆動回路202では、定電流チョッピング
制御がハードウェアで構成されており、CPU201か
らの相励磁信号に合わせ、ステッピングモータ101に
供給する電流をON/OFFし、モータに流れる電流が一定
電流になるようにチョッピング制御を行い、ステッピン
グモータ101に電流を供給する。
【0113】駆動回路202上には、ステッピングモー
タ101へ供給される実電流値を計測するための電流セ
ンサ203が実装されており、電流センサ203は計測
した電流に比例した電圧を出力する。
【0114】AD変換器204は、電流センサ203が
出力するアナログ電圧をディジタル信号に変換し、CP
U201ヘモータに供給している電流値情報を送る。
【0115】CPU201は、ステッピングモータ10
1の実電流を、電流センサ203からの情報をAD変換
器204を通して受け取ることで、観測する。
【0116】また、近年は、AD変換器204がCPU
201と同一のパッケージに集積されているCPU20
1が広く提供されており、本実施例でもAD変換器20
4を内蔵したCPU201を用いている。
【0117】ROM装置206は不揮発性の記憶装置で
ある。
【0118】ROM装置206には、モータ制御プログ
ラムが格納されており、必要に応じてプログラムがCP
U201ヘロードされる。
【0119】RAM装置207は、CPU201が演算
の際、演算結果の格納や、一時的に計算結果を退避させ
たりするための書換え可能な記憶装置である。
【0120】また、近年は、ROM装置206とRAM
装置207とをCPU201と同一のパッケージに集積
させたCPU201も存在し、そのようなCPU201
が使われる場合、ROM装置206とRAM装置207
が省略可能である。
【0121】次に、ステッピングモータ101が正常に
回転している場合と、脱調を起こしている場合の実電流
値の特徴的差異を示し、この特徴から脱調検知を行う手
段を説明する。
【0122】図4(a)は、相励磁信号とステッピング
モータが正常に回転している時の電流応答を示したグラ
フである。
【0123】また、図4(b)は、相励磁信号と脱調を
起こしている時の電流応答を示したグラフである。
【0124】301は、駆動回路202に供給される相
励磁信号、302は、ステッピングモータ101が正常
に動作しているときの電流応答、303は、ステッピン
グモータ101が脱調しているときの電流応答である。
【0125】正常にステッピングモータ101が回転し
ている時のグラフ302を観察すると、ステッピングモ
ータ101に供給される電流が比較的緩やかに増加し、
従って駆動回路202によるチョッピングの回数が比較
的少ない事がわかる。
【0126】一方、ステッピングモータ101が脱調を
起こした時のグラフ303を観察すると、ステッピング
モータ101に供給される電流が比較的急激に増加し、
従って駆動回路によるチョッピングの回数が比較的多い
事がわかる。
【0127】このことから、ステッピングモータ101
に供給される電流において、正常時に比べ脱調時は、駆
動回路202によるチョッピング回数が増加する傾向が
あることがわかる。
【0128】すなわち、ステッピングモータ101駆動
時に、このチョッピング回数を常に観測し、ある基準回
数よりチョッピング回数が大きくなった場合に脱調が発
生していると予見し、脱調信号を発信することで、ステ
ッピングモータ101の脱調検知手段を構成することが
可能である。
【0129】しかし、駆動回路202によるチョッピン
グ回数は、脱調以外の要因、例えばステッピングモータ
101の特性のバラツキ、ステッピングモータ101本
体あるいはステッピングモータ101の雰囲気温度の上
昇、ステッピングモータ101の負荷の変動などの要因
でも変動すると考えられ、断続的に基準回数より多いチ
ョッピング回数が観測されることが考えられる。
【0130】そこで、必要十分な時間内で駆動回路20
2によるチョッピング回数が基準回数より多い場合、す
なわち、予め定められた第2基準回数より多く、連続し
て大きなチョッピング回数がカウントされた場合、ステ
ッピングモータ101が脱調を起こしていると判断する
構成とすることができる。
【0131】次に、脱調検知の手段の実際の処理の流れ
をフローチャートにより、説明する。
【0132】図5は、本実施例の脱調検知を判断する処
理をする為に必要なチョッピング回数のカウント処理を
フローチャートに示したものである。
【0133】図6は、本実施例の脱調検知処理をフロー
チャートに示したものである。
【0134】ここで、CNT1は、相励磁信号HIGH
レベル内でのチョッピングの回数を記録する変数、CN
T1fは、CNT1と比較し脱調検知を判断するための
基準回数を格納した定数、CNT2は、CNT1が連続
してCNT1fの値を越えた回数を記録するための変
数、CNT2fは、CNT2と比較し脱調検知を判断す
るための第2基準回数を格納した定数、MtrErrは、ステ
ッピングモータの脱調を検知したことを示すフラグであ
る。
【0135】図5のチョッピング回数カウント処理は、
脱調検知処理からモータ回転中に処理が呼び出され、駆
動装置の定電流制御によるチョッピング回数を監視し、
その回数をカウントする処理である。
【0136】処理が呼び出されると、ステップ1(図中
でステップは“S”で表記)に処理が進む。
【0137】ステップ1では、チョッピング回数をカウ
ントするためのカウンタであるCNT1を0で初期化を
行う処理をする。
【0138】次にステップ2に処理を進める。
【0139】ステップ2では、相励磁信号の状態を観測
し、もし相励磁信号がHIGHレベルであれば、ステッ
プ3へ処理を進め、もしLOWレベルであれば、相励磁
信号がHIGHレベルになるまで、待機する処理を行っ
ている。
【0140】ステップ3では、駆動回路202の定電流
制御によるチョッピングの発生の有無の検知を行ってい
る。
【0141】もし、チョッピングが発生したのであれ
ば、ステップ4へ処理を進める。
【0142】また、もし、チョッピングが発生していな
いのであればステップ5へ処理を進める。
【0143】ステップ4では、チョッピング回数のカウ
ンタであるCNT1の値をインクリメントする処理を行
い、処理5へ進む。
【0144】ステップ5では、相励磁信号の状態を観測
し、もし相励磁信号がHIGHレベルであれば、ステッ
プ3へ処理を進め、もしLOWレベルであれば、チョッ
ピング回数カウント処理を終了する。
【0145】以上のようにして、本実施例では、相励磁
1周期でのチョッピング回数をカウントし、カウンタC
NT1にその値を格納する処理を行っている。
【0146】次に本発明の特徴である脱調検知処理につ
いて説明する。
【0147】図6の処理スタート後、ステップ11へ処
理を進める。
【0148】ステップ11では、ステッピングモータが
回転中であるかどうかを判断する処理を行っている。
【0149】もし、モータが回転中であればステップ1
2へ処理を進める。
【0150】また、モータの駆動制御が停止している状
態であれば、脱調検知処理を終了する。
【0151】ステップ12では、CNT1、CNT2の
各カウンタを初期化する処理を行っている。
【0152】初期化終了後ステップ13へ処理を進め
る。
【0153】ステップ13では、チョッピング回数のカ
ウント処理を呼び出す処理を行う。
【0154】図5のフローチャートを用いて説明したよ
うに、チョッピング回数カウント処理では、相励磁1周
期でのチョッピング回数をカウントし、その値をCNT
1へ格納し、本処理に戻る。
【0155】チョッピング回数カウント処理から戻って
きた後、ステップ14へ処理を進める。
【0156】ステップ14では、チョッピング回数CN
T1の値と基準回数を格納した定数CNT1fの値を比
較し、もしCNT1が基準回数を格納した定数CNT1
fを越えていれば、ステップ15へ処理を進める。
【0157】また、もしCNT1が基準回数を格納した
定数CNT1f以下であれば、ステップ16へ処理を進
める。
【0158】ステップ15では、CNT1が基準回数を
格納した定数CNT1fを連続して越えた回数をカウン
トするための変数CNT2の値をインクリメントし、ス
テップ17へ処理を進める。
【0159】ステップ16では、CNT2の値を初期化
する処理を行っている。
【0160】初期化終了後、ステップ19へ処理を進め
る。
【0161】ステップ17では、CNT1が基準回数を
格納した定数CNT1fを連続して越えた回数をカウン
トしているCNT2の値と、第2基準回数を格納した定
数であるCNT2fの値とを比較する処理を行ってい
る。
【0162】もしCNT2が第2基準回数を格納した定
数CNT2fを越えていれば、ステップ18へ処理を進
める。
【0163】また、もしCNT2が第2基準回数を格納
した定数CNT2f以下であれば、ステップ19へ処理
を進める。
【0164】ステップ18では、ステッピングモータが
脱調状態であると判断され、ステッピングモータの脱調
を知らせるためにMtrErrに1をセットする。
【0165】その後、脱調検知処理を終了する。
【0166】ステップ19では、ステッピングモータが
回転中であるかどうかを判断する処理を行っている。
【0167】もし、モータが回転中であればステップ1
3へ処理を進め、モータの駆動が停止状態になるまで、
引き続き脱調検知処理を行う。
【0168】また、モータの駆動制御が停止している状
態であれば、脱調検知処理を終了する。
【0169】次に、図7を用いて、紙検知センサによる
紙先端位置計測処理の手順について説明する。
【0170】本処理は、画像形成装置において紙搬送が
行われている時、常にLoopからLoop_Endま
で繰り返し実行されている。
【0171】ここで、変数lenは、第2紙搬送ローラ
106から紙先端までの距離、変数v2は、第2紙搬送
ローラ106の搬送速度、変数timeはタイマ装置の
設定時間、定数LEN0は第2紙搬送ローラ106から
紙検知センサ103までの長さである。
【0172】ステップ101では、紙検知センサ103
上に紙が存在するか否か判定するため、紙検知センサ1
03のフォトインタラプタ104の信号を読み出す処理
を行っている。
【0173】処理終了後、ステップ102へ進む。
【0174】ステップ102では、ステップ101での
読み出し処理から、紙検知センサ103上に紙が存在し
ているか否か(紙の有無の情報)で処理を分岐させる処
理を行っている。
【0175】もし、紙検知センサ103上に紙があるな
らば、ステップ103へ処理を進める。
【0176】また、紙検知センサ103上に紙が無けれ
ば、本処理のLoop_Endへ向かい、紙検知センサ
103が紙を検知するまでループを繰り返す。
【0177】ステップ103では、紙検知センサ103
上に紙の存在を検知したため、紙の先端がほぼ紙検知セ
ンサ103上に存在していると考えられる。
【0178】すなわち、第2紙搬送ローラ106から紙
検知センサ103までの距離と、第2紙搬送ローラ10
6から紙先端までの長さが一致しているといえる。
【0179】そこで、第2紙搬送ローラ106から紙先
端までの長さを格納する変数lenに第2紙搬送ローラ
106から紙検知センサ103までの距離が格納された
定数LEN0の値を代入する処理を行っている。
【0180】ステップ104では、変数timeに格納
されている時間分、タイマ装置により計測し、処理を一
時停止させるタイマwait処理を行っている。
【0181】この間も第2紙搬送ローラ106により紙
は搬送されていることになる。
【0182】処理終了後、ステップ105へ進む。
【0183】ステップ105では、タイマwait処理
後の第2紙搬送ローラ106から紙先端までの長さを算
出する処理を行っている。
【0184】すなわち、ステップ104でのタイマwa
it処理の時間は変数timeに格納されており、第2
紙搬送ローラ106の搬送速度は変数v2の値であり、
v2にtimeの値を乗じた値が、タイマwait処理
の間に搬送された距離である。
【0185】従って、タイマwait処理前の第2紙搬
送ローラ106からの紙先端までの長さが格納されてい
る変数lenに、v2にtimeの値を乗じた値を足し
合わせることで、タイマwait処理後の第2紙搬送ロ
ーラ106から紙先端までの長さが算出される。算出後
その長さを変数lenに格納する。
【0186】処理終了後、ステップ106へ進める。
【0187】ステップ106では、紙検知センサ103
上に紙が存在するか否か判定するため、紙検知センサ1
03のフォトインタラプタ104の信号を読み出す処理
を行っている。
【0188】処理終了後、ステップ107へ進む。
【0189】ステップ107では、ステップ106での
読み出し処理から、紙検知センサ103上に紙が存在し
ているか否かで処理を分岐させる処理を行っている。
【0190】もし、紙が紙検知センサ103上にあるな
らば、ステップ104へ処理を進め、第2紙搬送ローラ
106から紙先端までの長さを算出する処理を続ける。
【0191】また、紙検知センサ103上に紙が無けれ
ば、紙は第2紙搬送ローラ106を抜けていると考えら
れ、本処理のLoop_Endへ向かい、紙検知センサ
103が次の紙を検知するまでループを繰り返す。
【0192】本処理によって、紙搬送中に、第2紙搬送
ローラ106と搬送している紙の先端までの長さを常に
算出することが可能となる。
【0193】次に、図8を用いて、本発明の大きな特徴
である第2紙搬送ローラの駆動判断処理について説明す
る。
【0194】本処理は、画像形成装置において紙搬送が
行われている間、常に実行されており、第1紙搬送ロー
ラ102が脱調したと検知された時に特徴的な処理が開
始され、以後Endに進むまで、LoopとLoop_
End間が繰り返し実行される。
【0195】ここで、定数V0は、第2紙搬送ローラ1
06の正常時の搬送速度、定数V1は、第2紙搬送ロー
ラ106の第1搬送ローラ102が脱調した時の減速さ
れた搬送速度、定数L1は、第2紙搬送ローラ106か
ら紙先端までの長さと比較することによって、第2紙搬
送ローラ106を減速させるか、停止させるかの切り分
けを行う長さの値である。
【0196】また、変数Rset_flgは、第1紙搬
送ローラ102の再起動処理が行われているか否かを示
しており、再起動処理が行われているときは1が格納さ
れている。
【0197】ステップ151では、変数MtrErrの値を読
み、第1紙搬送ローラ102を駆動しているステッピン
グモータ101が脱調しているか否かを判定している。
【0198】ここでステッピングモータ101が脱調し
ているならば、MtrErrに1が書きこまれている(図6、
ステップ18参照)。
【0199】もし、MtrErrに1が書きこまれていれば、
ステップ152へ進む。
【0200】また、もし、MtrErrに0が書きこまれてい
れば、ステップ160へ進む。
【0201】ステップ152では、第1紙搬送ローラ1
02を駆動しているステッピングモータ101が脱調を
検知した時点での第2紙搬送ローラ106から搬送中の
紙先端までの長さが格納されているlenと、第2紙搬
送ローラ106を停止させるか減速させるかを切り分け
るための定数L1との値を比較し、処理の流れを分岐さ
せている。
【0202】もし、第2紙搬送ローラ106から搬送中
の紙先端までの長さが格納されているlenが定数L1
より小さければ、ステップ153へ進む。
【0203】また、第2紙搬送ローラ106から搬送中
の紙先端までの長さが格納されているlenが定数L1
以上であれば、ステップ155へ進む。
【0204】ステップ153では、ステップ152にお
いて第2紙搬送ローラ106から搬送中の紙先端までの
長さが格納されているlenが定数L1より小さい、す
なわち搬送中の紙先端と脱調を検知された第1紙搬送ロ
ーラ102までの距離が比較的長いため、第2紙搬送ロ
ーラ106を停止ではなく、減速するだけで第1紙搬送
ローラ102を駆動しているステッピングモータ101
の再起動に必要な時間を得ようとしている。
【0205】すなわち、第2紙搬送ローラ106の搬送
速度を示す変数v2へ、減速された搬送速度であるV1
の値を代入する処理を行っている。
【0206】処理終了後、ステップ154へ進む。
【0207】ステップ154では、ステップ153で代
入された搬送速度V1へ第2紙搬送ローラ106を駆動
しているステッピングモータ105を減速させる処理を
呼び出し、減速処理を実行している。
【0208】減速処理終了後、ステップ157へ進む。
【0209】ステップ155では、ステップ152にお
いて第2紙搬送ローラ106から搬送中の紙先端までの
長さが格納されているlenが定数L1以上、すなわち
搬送中の紙先端と脱調を検知された第1紙搬送ローラ1
02までの距離が短いため、第2紙搬送ローラ106を
停止する処理を行っている。
【0210】すなわち、第2紙搬送ローラ106の搬送
速度を示す変数v2ヘ、モータの停止をしめす0の入力
を行う。
【0211】処理終了後、ステップ156へ進む。
【0212】ステップ156では、第2紙搬送ローラ1
06を駆動しているステッピングモータ105を停止さ
せる処理を呼び出し、停止処理を実行している。
【0213】停止処理終了後、ステップ157へ進む。
【0214】ステップ157では、第1紙搬送ローラ1
02を駆動しているステッピングモータ101の再起動
処理が行われているか否かを示す変数Rset_flg
の値を参照し、処理を分岐させている。
【0215】もし、Rset_flgに1が格納されて
いる場合には、すでに再起動処理が開始されているた
め、Loop_Endへ処理が進む。
【0216】また、Rset_flgに1以外の数値が
格納されている場合には、再起動処理が開始されていな
いため、ステップ158へ処理を進める。
【0217】ステップ158では、第1紙搬送ローラ1
02を駆動しているステッピングモータ101の再起動
処理が行われているか否かを示す変数Rset_flg
の値に、再起動処理が行われていることを示す1を入力
する処理を行っている。
【0218】処理終了後、ステップ159へ進む。
【0219】ステップ159では、脱調状態にある第1
紙搬送ローラ102を駆動しているステッピングモータ
101の再起動処理を呼び出している(図9参照)。
【0220】処理終了後、Loop_Endへ達し、本
処理はステップ151から再び実行される。
【0221】ステップ160では、第1紙搬送ローラ1
02の脱調現象を示す変数MtrErrの値が0であったた
め、第1紙搬送ローラ102の再起動処理により、ステ
ッピングモータ101は正常に回転していると判断し、
第2紙搬送ローラ106の搬送速度の正常な速度である
V0を変数v2に入力する処理を行っている。
【0222】入力終了後、ステップ161へ進む。
【0223】ステップ161では、第2紙搬送ローラ1
06を駆動しているステッピングモータ105を再加速
させる処理を呼び出し、ステッピングモータ105の再
加速処理を実行している。
【0224】再加速処理終了後、本処理はループを抜け
終了する。
【0225】以上のように、図8を用いて説明した第2
紙搬送ローラの駆動判断処理によって、第1紙搬送ロー
ラ102を駆動するステッピングモータ101が脱調現
象を生じた場合、第2紙搬送ローラ106から搬送中の
紙先端位置までの長さから、この長さが基準値である定
数L1より小さければ、第2紙搬送ローラ106は減速
し、基準値である定数L1以上であれば、第2紙搬送ロ
ーラ106は停止する。
【0226】また、この図8を用いて説明した第2紙搬
送ローラの駆動判断処理を、繰り返し行うことにより、
第1紙搬送ローラ102の脱調で第2紙搬送ローラ10
6が減速した後に、第2紙搬送ローラ106から搬送中
の紙先端までの長さが基準値であるL1以上に達した場
合には、第2紙搬送ローラ106を停止させることが可
能になっている。
【0227】次に、図9を用いて、紙搬送装置における
ステッピングモータ再起動処理について説明する。
【0228】本処理は、脱調検知された後に動作が開始
する。
【0229】ステップ201では、脱調しているステッ
ピングモータヘの電流供給を停止する処理を行ってい
る。
【0230】処理終了後、ステップ202へ進む。
【0231】ステップ202では、励磁されていたステ
ッピングモータのコイルに蓄積された逆起電力を抜くた
めに予め決まった時間を待つタイマWait処理を行っ
ている。
【0232】処理後、ステップ203へ処理を進める。
【0233】ステップ203では、ステッピングモータ
を再起動する処理を行っている。
【0234】正常に起動したのち処理を終了させる。
【0235】もしこの再起動処理後、再び脱調検知処理
が開始され、ステッピングモータ101が正常に動作し
ているならば、変数MtrErrが0にクリアされるため、図
8のS151で説明したように変数MtrErrが1でないと
判断され、第2紙搬送ローラ106を駆動していたステ
ッピングモータ105は通常の駆動が再開される。
【0236】(実施例2)次に、実施例2で、脱調を検
知する手法を、電流応答の傾きによって検知する手法に
した場合について説明する。
【0237】画像形成装置の本体構成は、上記の実施例
1とほとんど同様であるため省略する。
【0238】ただし、201は、制御手段であり、電流
増加率算出手段であり、電流増加率を閾値と比較する比
較手段であり、脱調検知手段であり、電流増加率比較手
段であり、電流増加率が閾値より大きいとされた場合に
過去に連続して閾値を越えた回数をカウントする為のカ
ウント手段であり、電流増加率が閾値を連続して越えた
回数と基準回数を比較する為の比較手段であり、駆動制
御手段であるCPUである。
【0239】まず、ステッピングモータ101が正常に
回転している場合と、脱調を起こしている場合の実電流
値の特徴的差異を示し、この特徴から脱調検知を行う手
段を説明する。
【0240】再び、図4(a)、図4(b)を用いて説
明する。
【0241】正常にステッピングモータ101が回転し
ている時のグラフ302を観察すると、ステッピングモ
ータ101に供給される電流が比較的緩やかに増加して
いることがわかる。
【0242】一方、ステッピングモータ101が脱調を
起こした時のグラフ303を観察すると、ステッピング
モータ101に供給される電流が比較的急激に増加して
いることがわかる。
【0243】このことから、ステッピングモータ101
に供給される電流は、正常時に比べ脱調時は電流応答の
傾きが大きくなる傾向があることがわかる。
【0244】すなわち、ステッピングモータ101駆動
時に、この電流応答の傾きを常に観測し、ある閾値より
傾きが大きくなった場合に脱調が発生していると予見
し、脱調信号を発信することで、ステッピングモータ1
01の脱調検知手段を構成することが可能である。
【0245】しかし、電流応答の傾きは、脱調以外の要
因、例えばステッピングモータ101の特性のバラツ
キ、ステッピングモータ101本体あるいは、ステッピ
ングモータ101の雰囲気温度の上昇や、ステッピング
モータ101の負荷の変動などの要因でも変動すると考
えられ、断続的に閾値より大きな電流応答の傾きが観測
されることが考えられる。
【0246】そこで、必要十分な時間内で電流応答の傾
きが閾値より大きかった場合、すなわち、予め定められ
た基準回数より多く、連続して閾値より大きな電流応答
が計測された場合、ステッピングモータ101が脱調を
起こしていると判断する構成とすることができる。
【0247】次に、脱調検知の手段の実際の処理の流れ
をフローチャートにより、説明する。
【0248】図10は、本実施例での脱調検知処理を呼
び出す判断をするフローチャートである。
【0249】図11は、本実施例の脱調検知を判断する
処理をフローチャートに示したものである。
【0250】ここで、dTは脱調検知処理間隔(時間間
隔)であり、Itは現在のステッピングモータに供給し
ている電流値、Itbは現在からdT前の時間での電流
値、dIは測定された電流増加率、dIfは脱調検知を
判断するための電流増加率の閾値、CNTは測定された
電流増加率dIが閾値dIfを連続して越えた回数を記
録する変数、CNTfは脱調検知を判断するためのCN
T値の閾値(基準回数)、MtrErrはステッピングモータ
の脱調を検知したことを示すフラグである。
【0251】脱調検知処理を呼び出す判断は、相励磁信
号の周期において“HIGH”レベルのタイミングで呼
び出され処理が始まる。
【0252】この処理はスタート後、ステップ1001
(図中でステップは“S”で表記)に処理を進める。
【0253】ステップ1001では、相励磁信号が“H
IGH”レベルか否かを判断し、もし相励磁信号が“H
IGH”レベルであればステップ1002に処理を進
め、相励磁信号が“LOW”レベルであれば処理を終了
させる。
【0254】ステップ1002では、脱調検知処理を行
うタイミングを測定するためのタイマをスタートさせる
処理を行う。
【0255】タイマスタート後ステップ1003に処理
を進める。
【0256】ステップ1003では、現在ステッピング
モータ101に供給されている電流値を駆動回路202
内の電流センサ203により計測し、計測した値をAD
変換器204によりAD変換し、CPU201内に読込
む処理を行っている。
【0257】AD値読込み終了後、ステップ1004に
処理を進める。
【0258】ステップ1004では、ステップ1003
でCPU201内に読込んだAD値を変数Itに格納
し、ステップ1005へ処理を進める。
【0259】ステップ1005では、ステップ1002
でスタートさせたタイマ値と、脱調検知処理間隔dTと
の比較を行い、タイマ値がdTと一致するまで待機する
処理を行っている。
【0260】タイマ値がdTと一致した時、ステップ1
006へ処理を進める。
【0261】ステップ1006では、脱調検知処理を呼
び出している(図11参照)。
【0262】次に、図11を用い脱調検知処理につい
て、説明する。
【0263】図10のステップ1006で処理が呼び出
され、脱調検知処理がスタートする。
【0264】処理スタート後、ステップ1101へ処理
を進める。
【0265】ステップ1101では、ステッピングモー
タ101が回転しているか否か、すなわちCPU201
が相励磁信号を発生させているか否かを判定している。
【0266】もし、相励磁信号を出力していなければ、
脱調検知処理を終了し、また相励磁信号を出力していれ
ば、ステップ1102へ処理を進める。
【0267】ステッピングモータ101が回転中であれ
ば、ステップ1102では、前回の処理で読込んだステ
ッピングモータ101に供給される電流値Itの値をI
tbに退避させ、ステップ1103へ処理を進める。
【0268】ステップ1103では、現在ステッピング
モータ101に供給されている電流値を駆動回路202
内の電流センサ203により計測した値をAD変換し、
CPU201内に読込む処理を行っている。
【0269】AD値読込み終了後、ステップ1104へ
処理を進める。
【0270】ステップ1104では、ステップ1103
でCPU201内に読込んだAD値を変数Itに格納
し、ステップ1105へ処理を進める。
【0271】ステップ1105では、ステップ1103
で読込んだ電流値であるItと、dT時間前に計測し読
込んだ電流値が格納されているItbとの値の差をと
り、さらに電流計測周期であるdTで割った値を変数d
Iに格納する演算を行う。
【0272】ここで演算されたdIがステッピングモー
タの電流増加率となる。
【0273】次にステップ1106に処理を進める。
【0274】ステップ1106では、ステップ1105
で算出されたステッピングモータ101ヘの供給電流増
加率dIと、電流増加率の閾値であるdIfとの値の比
較を行っている。
【0275】もし、dIの値が閾値dIfより大きけれ
ば、ステップ1107へ処理を進める。
【0276】またdIの値が閾値dI以下であれば、ス
テッピングモータは脱調状態であると判定されずにステ
ップ1108へ処理を進める。
【0277】ステップ1107では、現在の電流増加率
dIが閾値dIfを越えたため、カウンタCNTの値を
インクリメントし、ステップ1109に処理を進める。
【0278】ステップ1108では、現在の電流増加率
dIの値が閾値dIf以下であったため、カウンタCN
Tの値を0で初期化する処理を行い、脱調検知処理を終
了する。
【0279】ステップ1109では、電流増加率dIが
閾値dIfを連続してオーバーした回数を記録している
カウンタCNTと、脱調判定のためのカウンタ閾値CN
Tfとの値の比較を行っている。
【0280】もし、CNTがCNTfより大きければ、
ステッピングモータは脱調状態であると判定され、ステ
ップ1110へ処理を進める。
【0281】また、もし、CNTがCNTf以下であれ
ば、この時点では脱調状態であるとは判定されず、ステ
ップ1102へ処理を進める。
【0282】ステップ1110では、ステッピングモー
タ101が脱調状態であると判断され、変数MtrErrに1
を書き込みステッピングモータ101が脱調現象にある
ことを示す(発信等する)処理を行う。
【0283】その後、脱調検知処理を終了する。
【0284】以下、脱調を検知した後の処理について
は、実施例1において図7、図8、図9を用いて説明し
た処理と同一であるので、詳細な説明を省略する。
【0285】すなわち、図8を用いて説明した第2紙搬
送ローラの駆動判断処理によって、第1紙搬送ローラ1
02を駆動するステッピングモータ101が脱調現象を
生じた場合、第2紙搬送ローラ106から搬送中の紙先
端位置までの長さから、この長さが基準値である定数L
1より小さければ、第2紙搬送ローラ106は減速し、
基準値である定数L1以上であれば、第2紙搬送ローラ
106は停止する。
【0286】また、この図8を用いて説明した第2紙搬
送ローラの駆動判断処理を、繰り返し行うことにより、
第1紙搬送ローラ102の脱調で第2紙搬送ローラ10
6が減速した後に、第2紙搬送ローラ106から搬送中
の紙先端までの長さが基準値であるL1以上に達した場
合には、第2紙搬送ローラ106を停止させることが可
能である。
【0287】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、コスト
面で有利で、かつ処理効率の向上等を図ることができる
画像形成装置を提供することができる。
【0288】すなわち、本発明によれば、画像形成装置
に内蔵されているステッピングモータを駆動するための
モータ制御装置内に、チョッピング回数計測手段と、計
測したチョッピング回数と予め設定されている基準回数
とを比較する比較手段と、計測したチョッピング回数が
基準回数を越えていた場合モータが脱調現象にあると判
断する脱調検知手段とを備えることで、内蔵されたモー
タ駆動装置のみで脱調検知が可能な画像形成装置が提供
可能である。
【0289】そして、この画像形成装置は、紙搬送路
で、前記第1紙搬送ローラの上流側にある第2紙搬送ロ
ーラと、それを駆動する別のアクチュエータとを有し、
前記第1紙搬送ローラを駆動しているステッピングモー
タのモータ駆動装置から脱調信号を受信した場合、前記
第2紙搬送ローラから搬送している紙の先端までの距離
を算出し、この距離から前記第2紙搬送ローラを停止す
るか減速するかを判断する制御を行う構成となってい
る。
【0290】このような構成とすることで、仮にステッ
ピングモータが脱調現象を起こしたとしても、搬送中の
記録紙を第2紙搬送ローラ側も停止または減速させるこ
とで、第1紙搬送ローラを駆動しているステッピングモ
ータを再起動する時間を稼ぐことが可能となる。
【0291】このことにより従来の画像形成装置では、
ジャムとなっていたものを、本発明の画像形成装置では
脱調検知後にモータを再起動し、もし再起動後問題が無
ければ、そのまま紙の搬送を続けることが可能である。
【0292】さらに、予め設定した基準回数以上、連続
してモータ駆動装置によるチョッピング回数が第1基準
回数を越えた場合に、脱調と判定するモータ駆動装置を
備えた画像形成装置を提供できる。
【0293】このことにより、ステッピングモータの脱
調現象以外の要因でモータ駆動回路によるチョッピング
回数が第1基準回数を一時的に越えた場合は、脱調判定
から外すことが可能となり、精度の高い脱調現象の検知
が可能な画像形成装置を提供できる。
【0294】さらに、本発明の画像形成装置は、前記第
1紙搬送ローラと前記第2紙搬送ローラの間に記録紙の
存在の有無を検知するための紙検知センサを備え、もし
前記第1紙搬送ローラを駆動しているステッピングモー
タが前記脱調検知手段により脱調状態であると判断され
た場合、前記紙検知センサの情報から搬送されている紙
の先端位置を検知する構成となっている。
【0295】そして、この紙検知センサを追加すること
により、搬送している紙の先端位置の予測精度が高ま
り、前記第2紙搬送ローラの駆動を減速させるか停止さ
せるかの判断処理の精度も高まることが期待できる。
【0296】また、本発明によれば、画像形成装置に内
蔵されているステッピングモータを駆動するためのモー
タ制御装置内に、モータヘ供給する電流の電流増加率を
計測し、電流増加率が閾値を超えた場合ステッピングモ
ータが脱調したと判断する脱調検知手段を持つことによ
り、画像形成装置に内蔵されたモータ駆動装置のみで脱
調検知が可能な画像形成装置を提供できる。
【0297】そして、この画像形成装置は、紙搬送路
で、前記第1紙搬送ローラの上流側にある第2紙搬送ロ
ーラと、それを駆動する別のアクチュエータとを有し、
前記第1紙搬送ローラを駆動しているステッピングモー
タのモータ駆動装置から脱調信号を受信した場合、前記
第2紙搬送ローラから搬送している紙の先端までの距離
を算出し、この距離から前記第2紙搬送ローラを停止す
るか減速するかを判断する制御を行う構成となってい
る。
【0298】このような構成とすることで、仮にステッ
ピングモータが脱調現象を起こしたとしても、搬送中の
記録紙を第2紙搬送ローラ側も停止または減速させるこ
とで、第1紙搬送ローラを駆動しているステッピングモ
ータを再起動する時間を稼ぐことが可能となる。
【0299】このことにより従来の画像形成装置では、
ジャムとなっていたものを、本発明の画像形成装置では
脱調検知後にモータを再起動し、もし再起動後問題が無
ければ、そのまま紙の搬送を続けることが可能である。
【0300】さらに、電流増加率が脱調検知基準電流増
加率より連続して越えた回数をカウントするカウント手
段を持ち、カウント回数が脱調検知基準回数を越えた場
合、ステッピングモータが脱調していると判断し、脱調
信号発生手段により、脱調信号を発信する画像形成装置
を提供できる。
【0301】これにより、ステッピングモータの脱調検
知の精度を高めることが可能な画像形成装置を提供でき
る。
【0302】さらに、本発明の画像形成装置は、前記第
1紙搬送ローラと前記第2紙搬送ローラの間に記録紙の
存在の有無を検知するための紙検知センサが存在し、も
し前記第1紙搬送ローラを駆動しているステッピングモ
ータが前記脱調検知手段により脱調状態であると判断し
た場合、前記紙検知センサの情報から搬送されている紙
の先端位置を検知する構成となっている。
【0303】そして、この紙検知センサを追加すること
により、搬送している紙の先端位置の予測精度が高ま
り、前記第2紙搬送ローラの駆動を減速させるか停止さ
せるかの判断処理の精度も高まることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置が適用された実施形態
の構成図である。
【図2】 本発明の画像処理装置における紙搬送装置の
詳細な構成図である。
【図3】 この発明の画像形成装置の紙搬送装置の駆動
源に用いられているステッピングモータに電力供給、お
よび駆動制御を行っている画像形成装置に内蔵されてい
るモータ駆動装置の構成図である。
【図4】 ステッピングモータの脱調検知をするための
判定基準を説明するための図である。
【図5】 本実施例の脱調検知を判断する処理をする為
に必要なチョッピング回数のカウント処理を示したフロ
ーチャートである。
【図6】 本実施例の脱調検知処理を示したフローチャ
ートである。
【図7】 本実施例での紙検知センサによる紙先端位置
計測処理の手順を示したフローチャートである。
【図8】 本実施例で、第1紙搬送ローラを駆動してい
るステッピングモータに脱調が発生した場合の、第2紙
搬送ローラのモータの駆動判断処理の手順を示したフロ
ーチャートである。
【図9】 本実施例でのステッピングモータ再起動処理
の手順を示したフローチャートである。
【図10】 実施例2での励磁信号を監視し、脱調検知
処理を呼び出すタスクの手順を示したフローチャートで
ある。
【図11】 実施例2での脱調検知処理の手順を示した
フローチャートである。
【符号の説明】
101 ステッピングモータ 102 第1紙搬送ローラ 103 紙検知センサ 104 フォトインタラプタ 105 ステッピングモータ 106 第2紙搬送ローラ 201 CPU 202 駆動回路 203 電流センサ 204 AD変換器 205 タイマ 206 ROM装置 207 RAM装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02P 8/38 H02P 8/00 R Fターム(参考) 2H027 DA41 DC03 DE07 ED16 EE03 EE04 EE05 EK03 EK11 2H072 AA09 AA16 AA24 CA01 JA02 3F048 AA02 AB01 BA05 BB02 CA09 CC03 DA06 DC09 DC13 EA02 EB24 3F049 DA12 EA10 EA27 LA02 LB03 5H580 AA02 BB05 BB06 FA14 FD16 GG04 HH14 HH39 JJ02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙搬送系の駆動源として、ステッピング
    モータを使用し、前記ステッピングモータの励磁相を順
    次切り替えて回転するモータに定電流チョッパ制御方式
    で電流を供給するモータ駆動装置を持ち、チョッピング
    が発生した事を検知するチョッピング検知手段と、前記
    検知手段により相励磁信号1周期内でのチョッピング回
    数をカウントするためのカウント手段と、前記カウント
    手段により計測したチョッピング回数と予め設定されて
    いる基準回数とを比較する比較手段と、前記比較手段に
    より計測したチョッピング回数が基準回数を越えていた
    場合脱調が発生したと判断する脱調検知手段と、前記ス
    テッピングモータが駆動している第1紙搬送ローラと、
    前記第1紙搬送ローラに対し紙搬送路で上流に位置する
    第2紙搬送ローラと、前記第2紙搬送ローラを駆動する
    駆動源とを有する画像形成装置であって、前記第1紙搬
    送ローラを駆動しているステッピングモータが前記脱調
    検知手段により脱調したと判断された時、前記第2紙搬
    送ローラの駆動を停止または減速する駆動制御手段を有
    することを特徴とした画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動制御手段は、前記第1紙搬送ロ
    ーラを駆動しているステッピングモータが前記脱調検知
    手段により脱調したと判断された時、前記第1紙搬送ロ
    ーラを駆動するモータの再起動に必要な時間と、前記第
    2紙搬送ローラの搬送している記録紙の先端から前記第
    1紙搬送ローラまでの距離とにより、前記第2紙搬送ロ
    ーラの駆動を停止させるか減速させるかを決定すること
    を特徴とした請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記脱調検知手段は、相励磁信号1周期
    内でのチョッピング回数が前記基準回数を連続して越え
    た回数をカウントするための第2カウント手段と、前記
    第2カウント手段により計測した回数と予め設定されて
    いる第2基準回数とを比較する第2比較手段とを有し、
    前記第2比較手段により、前記第2カウント手段により
    計測した回数が前記第2基準回数を越えたとされた場合
    に脱調が発生したと判断することを特徴とした請求項1
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第1紙搬送ローラと前記第2紙搬送
    ローラとの中間に紙の存在を検知するための紙検知手段
    を有し、前記第1紙搬送ローラを駆動するステッピング
    モータの脱調を前記脱調検知手段により検知した場合、
    前記紙検知手段の紙の有無の情報から紙の先端位置を予
    測することを特徴とした請求項1または2記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動制御手段は、前記第1紙搬送ロ
    ーラを駆動するステッピングモータを前記脱調検知手段
    により脱調と判断した場合に、前記第1紙搬送ローラを
    駆動するモータの再起動に必要な時間と、前記第2紙搬
    送ローラの搬送している記録紙の先端から前記第1紙搬
    送ローラまでの距離とにより、減速と決定した後も、さ
    らに、前記第2紙搬送ローラの搬送している記録紙の先
    端から前記第1紙搬送ローラまでの距離により、第2紙
    搬送ローラの減速を維持するか停止させるかを決定する
    ことを特徴とした請求項1または2記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 紙搬送系の駆動源として、複数のステッ
    ピングモータを使用し、励磁相を順次切り替えて回転す
    るモータに定電流チョッパ制御方式で電流を供給するモ
    ータ駆動装置を持ち、前記モータ駆動手段内にモータに
    流れる電流値を計測するための電流計測手段と、予め設
    定された時間を計測するためのタイマ装置と、前記タイ
    マ装置により予め設定された所定時間間隔で前記電流計
    測手段に計測命令を出し、得られた電流値を読み込む為
    の制御手段と、前記電流計測手段により計測された電流
    値を記憶するための記憶手段と、所定時間間隔での電流
    の増加率を算出するための電流増加率算出手段と、前記
    電流増加率算出手段により得られた電流増加率を閾値と
    比較する為の比較手段と、前記比較手段で電流増加率が
    閾値より大きい場合脱調が発生したと判断する脱調検知
    手段と、前記ステッピングモータが駆動している第1紙
    搬送ローラと、前記第1紙搬送ローラに対し紙搬送路で
    上流に位置する第2紙搬送ローラと、前記第2紙搬送ロ
    ーラを駆動する駆動源とを有する画像形成装置であっ
    て、前記第1紙搬送ローラを駆動しているステッピング
    モータが前記脱調検知手段により脱調したと判断された
    時、前記第2紙搬送ローラの駆動を停止または減速する
    駆動制御手段を有することを特徴とした画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動制御手段は、前記第1紙搬送ロ
    ーラを駆動しているステッピングモータが前記脱調検知
    手段により脱調したと判断された時、前記第1紙搬送ロ
    ーラを駆動するモータの再起動に必要な時間と、前記第
    2紙搬送ローラの搬送している記録紙の先端から前記第
    1紙搬送ローラまでの距離とにより、前記第2紙搬送ロ
    ーラの駆動を停止させるか減速させるかを決定すること
    を特徴とした請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記脱調検知手段は、電流増加率比較手
    段で電流増加率が閾値より大きい場合に、過去に連続し
    て閾値を越えた回数をカウントする為のカウント手段
    と、前記カウント手段により電流増加率が閾値を連続し
    て越えた回数と基準回数を比較する為の比較手段とを有
    し、前記比較手段により、電流増加率が閾値を連続して
    越えた回数が基準回数を越えたとされた場合に脱調が発
    生したと判断することを特徴とした請求項6記載の画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】 前記第1紙搬送ローラと前記第2紙搬送
    ローラとの中間に紙の存在を検知するための紙検知手段
    を有し、前記第1紙搬送ローラを駆動するステッピング
    モータの脱調を前記脱調検知手段により検知した場合、
    前記紙検知手段の紙の有無の情報から紙の先端位置を予
    測することを特徴とした請求項6または7記載の画像形
    成装置。
  10. 【請求項10】 前記駆動制御手段は、前記第1紙搬送
    ローラを駆動するステッピングモータを前記脱調検知手
    段により脱調と判断した場合に、前記第1紙搬送ローラ
    を駆動するモータの再起動に必要な時間と、前記第2紙
    搬送ローラの搬送している記録紙の先端から前記第1紙
    搬送ローラまでの距離とにより、減速と決定した後も、
    さらに、前記第2紙搬送ローラの搬送している記録紙の
    先端から前記第1紙搬送ローラまでの距離により、第2
    紙搬送ローラの減速を維持するか停止させるかを決定す
    ることを特徴とした請求項6または7記載の画像形成装
    置。
JP2002040079A 2002-02-18 2002-02-18 画像形成装置 Withdrawn JP2003237979A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002040079A JP2003237979A (ja) 2002-02-18 2002-02-18 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002040079A JP2003237979A (ja) 2002-02-18 2002-02-18 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003237979A true JP2003237979A (ja) 2003-08-27

Family

ID=27780926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002040079A Withdrawn JP2003237979A (ja) 2002-02-18 2002-02-18 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003237979A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013258686A (ja) * 2012-05-17 2013-12-26 Ricoh Co Ltd 状態判定装置、画像処理装置、状態判定方法及び状態判定プログラム
JP2017038492A (ja) * 2015-08-12 2017-02-16 株式会社メレック ステッピングモータの脱調判定装置及び脱調判定方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013258686A (ja) * 2012-05-17 2013-12-26 Ricoh Co Ltd 状態判定装置、画像処理装置、状態判定方法及び状態判定プログラム
JP2017038492A (ja) * 2015-08-12 2017-02-16 株式会社メレック ステッピングモータの脱調判定装置及び脱調判定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7547016B2 (en) Motor control apparatus with controlled input current
US6476578B2 (en) Stepping motor driving apparatus and image forming apparatus having such driving apparatus
JP3461313B2 (ja) ステッピングモータ脱調検知装置を持つ画像形成装置
US6911800B2 (en) Stepping motor controller, scanning apparatus, and image forming apparatus
JP2003238005A (ja) 画像形成装置
JP2002211786A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2003237979A (ja) 画像形成装置
JP2001158139A (ja) ステッピングモータ脱調検知装置を持つ画像形成装置
JP4298126B2 (ja) 画像形成装置
JP2003237978A (ja) 画像形成装置
JP2016226217A (ja) モータ制御装置及び画像形成装置
JP2001341898A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法並びに記憶媒体
JP2003237980A (ja) 画像形成装置
JP2001322734A (ja) 画像形成装置、ステッピングモータ制御方法及び記憶媒体
JP2006211879A (ja) 情報処理装置及びモータ制御方法
JP4235341B2 (ja) 画像形成装置
JP2001158552A (ja) ステッピングモータ脱調検知装置を持つ画像形成装置
JP5317585B2 (ja) 紙搬送装置及び画像形成装置
JP5335359B2 (ja) モータ制御装置及び画像形成装置
JP2006072210A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP4298141B2 (ja) 画像形成装置
JP4378037B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2001346397A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法並びに記憶媒体
JP2002366001A (ja) 画像形成装置の制御装置及び制御方法
US20200296242A1 (en) Sheet conveyance device and image reading device including same

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050510