JPH09136037A - クラッシャにおける破砕歯装置 - Google Patents
クラッシャにおける破砕歯装置Info
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- JPH09136037A JPH09136037A JP29314995A JP29314995A JPH09136037A JP H09136037 A JPH09136037 A JP H09136037A JP 29314995 A JP29314995 A JP 29314995A JP 29314995 A JP29314995 A JP 29314995A JP H09136037 A JPH09136037 A JP H09136037A
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- crushing teeth
- teeth
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クラッシャにおける破砕歯を軸支した軸受が
損傷を受けるのを阻止する。 【解決手段】対をなす破砕歯３ａ，３ｂは、その軸心が
平行に配列され、かつやまば歯車形状のビット７，７・
・・の列が噛合部３ｃを中心として左右対称に配列して
噛合しており、投入塊を噛合部３ｃに巻き込むように内
側に回転方向を異ならせて回転する。そのため噛合部３
ｃで破砕された破砕物は、破砕歯３ａ，３ｂの回転に伴
ってやまば歯車形状のビット７，７・・・の列により破
砕歯３ａ，３ｂの噛合部３ｃに強制的に寄せ集められ
る。したがって投入塊を噛み砕く際の反力が破砕歯３
ａ，３ｂの回転軸８の径方向のみに加わり、破砕歯３
ａ，３ｂの回転軸８の軸方向に加わるのを阻止されるこ
ととなり、破砕時に軸受に無理な力が加わらず、軸受を
保護することができる。
損傷を受けるのを阻止する。 【解決手段】対をなす破砕歯３ａ，３ｂは、その軸心が
平行に配列され、かつやまば歯車形状のビット７，７・
・・の列が噛合部３ｃを中心として左右対称に配列して
噛合しており、投入塊を噛合部３ｃに巻き込むように内
側に回転方向を異ならせて回転する。そのため噛合部３
ｃで破砕された破砕物は、破砕歯３ａ，３ｂの回転に伴
ってやまば歯車形状のビット７，７・・・の列により破
砕歯３ａ，３ｂの噛合部３ｃに強制的に寄せ集められ
る。したがって投入塊を噛み砕く際の反力が破砕歯３
ａ，３ｂの回転軸８の径方向のみに加わり、破砕歯３
ａ，３ｂの回転軸８の軸方向に加わるのを阻止されるこ
ととなり、破砕時に軸受に無理な力が加わらず、軸受を
保護することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート等の
投入塊を噛み砕くクラッシャにおける破砕歯装置に関す
る。
投入塊を噛み砕くクラッシャにおける破砕歯装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】この種のクラッシャは、ホッパ内に投入
されたコンリート塊等の投入塊を対をなす破砕歯で細粒
径の破砕物に噛み砕き、基礎材として再利用できるよう
にするために用いられている。
されたコンリート塊等の投入塊を対をなす破砕歯で細粒
径の破砕物に噛み砕き、基礎材として再利用できるよう
にするために用いられている。
【０００３】ところで、クラッシャにおける破砕歯装置
は図１０〜図１２に示すように、対をなす破砕歯３ａ，
３ｂが備えられている。対をなす破砕歯３ａ，３ｂは、
胴部６とビット７，７・・・とからなっており、胴部６
は回転軸８のまわりに回転する筒状をなすものであり、
ビット７，７，・・・は胴部６の軸心に対して一方向に
傾斜したリード角θをもって直線状に配列されており、
一方の破砕歯３ａのビット７，７間の溝内に他方の破砕
歯３ｂのビット７を差込んで噛合し、破砕歯３ａ，３ｂ
が噛合部３ｃに投入塊を巻き込むように互いに内側に回
転方向を異ならせて回転し、その噛合部３ｃに受け入れ
たコンクリート塊等の投入塊を細粒径の破砕物に噛み砕
くような構造となっていた。なお図１２（ａ），（ｂ）
は、破砕歯３ａ，３ｂを展開した状態を示す展開図であ
る。
は図１０〜図１２に示すように、対をなす破砕歯３ａ，
３ｂが備えられている。対をなす破砕歯３ａ，３ｂは、
胴部６とビット７，７・・・とからなっており、胴部６
は回転軸８のまわりに回転する筒状をなすものであり、
ビット７，７，・・・は胴部６の軸心に対して一方向に
傾斜したリード角θをもって直線状に配列されており、
一方の破砕歯３ａのビット７，７間の溝内に他方の破砕
歯３ｂのビット７を差込んで噛合し、破砕歯３ａ，３ｂ
が噛合部３ｃに投入塊を巻き込むように互いに内側に回
転方向を異ならせて回転し、その噛合部３ｃに受け入れ
たコンクリート塊等の投入塊を細粒径の破砕物に噛み砕
くような構造となっていた。なお図１２（ａ），（ｂ）
は、破砕歯３ａ，３ｂを展開した状態を示す展開図であ
る。
【０００４】また破砕歯３ａ，３ｂの回転軸８は図１３
に示すように、その両側部が軸受１０のベアリング９ａ
に支持され、かつ回転軸８の軸端には板状の受部１１が
設けられ、板状受部１１はベアリング９ｂにより支持さ
れている。
に示すように、その両側部が軸受１０のベアリング９ａ
に支持され、かつ回転軸８の軸端には板状の受部１１が
設けられ、板状受部１１はベアリング９ｂにより支持さ
れている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、破砕歯
３ａ，３ｂに備えられたビット７，７，・・・は、胴部
６の軸心に対して一方向に傾斜したリード角θをもって
直線状に配列されており、対をなす破砕歯３ａ，３ｂで
投入塊を噛み砕いた際の反力は、ビット７，７，・・・
に沿って胴部６の軸心方向に作用されることとなり、そ
の反力により回転軸８の板状受部１１に無理な力が加わ
る。上述したように破砕時に回転軸８の長さ方向への力
が受部１１に加わると、受部１１が偏摩耗して破砕歯３
ａ，３ｂの回転に異常を来し、投入塊の破砕動作に支障
を生じさせてしまうという虞れがあり、極端な場合には
受部１１が損傷されて軸受１０の機能を果たすことがで
きなくなるという問題があった。
３ａ，３ｂに備えられたビット７，７，・・・は、胴部
６の軸心に対して一方向に傾斜したリード角θをもって
直線状に配列されており、対をなす破砕歯３ａ，３ｂで
投入塊を噛み砕いた際の反力は、ビット７，７，・・・
に沿って胴部６の軸心方向に作用されることとなり、そ
の反力により回転軸８の板状受部１１に無理な力が加わ
る。上述したように破砕時に回転軸８の長さ方向への力
が受部１１に加わると、受部１１が偏摩耗して破砕歯３
ａ，３ｂの回転に異常を来し、投入塊の破砕動作に支障
を生じさせてしまうという虞れがあり、極端な場合には
受部１１が損傷されて軸受１０の機能を果たすことがで
きなくなるという問題があった。
【０００６】本発明の目的は、破砕歯を軸支した軸受が
損傷を受けるのを阻止したクラッシャにおける破砕歯装
置を提供することにある。
損傷を受けるのを阻止したクラッシャにおける破砕歯装
置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るクラッシャにおける破砕歯装置は、対
をなす破砕歯を有するクラッシャにおける破砕歯装置で
あって、対をなす破砕歯は、互いに噛み合い、その噛合
部間で投入塊を細粒径の破砕物に噛み砕くものであり、
噛み砕くべき投入塊を噛合部の範囲内に寄せ集める歯型
形状を有するものである。
め、本発明に係るクラッシャにおける破砕歯装置は、対
をなす破砕歯を有するクラッシャにおける破砕歯装置で
あって、対をなす破砕歯は、互いに噛み合い、その噛合
部間で投入塊を細粒径の破砕物に噛み砕くものであり、
噛み砕くべき投入塊を噛合部の範囲内に寄せ集める歯型
形状を有するものである。
【０００８】また前記破砕歯は、胴部とビットとを有
し、胴部は、回転軸と一体に回転する筒状をなし、ビッ
トが周上に取付けられるものであり、ビットは、胴部の
周面に突出して設けられ、投入塊に圧接するものであっ
て、前記胴部の長手方向の中央を境に逆向きのはすばを
く字状に配列したやまば歯車形状に配列されたものであ
る。
し、胴部は、回転軸と一体に回転する筒状をなし、ビッ
トが周上に取付けられるものであり、ビットは、胴部の
周面に突出して設けられ、投入塊に圧接するものであっ
て、前記胴部の長手方向の中央を境に逆向きのはすばを
く字状に配列したやまば歯車形状に配列されたものであ
る。
【０００９】また前記対をなす破砕歯は、やまば歯車形
状をなすビットが噛合部を中心として左右対称に配列さ
れたものである。
状をなすビットが噛合部を中心として左右対称に配列さ
れたものである。
【００１０】対をなす破砕歯は、噛み砕く投入塊を噛合
部の範囲内に寄せ集める歯型形状を有しており、投入塊
を噛み砕く際の反力が破砕歯の回転軸心の径方向のみに
加わり、破砕歯の回転軸心の軸方向に加わるのを阻止し
て軸受を保護する。
部の範囲内に寄せ集める歯型形状を有しており、投入塊
を噛み砕く際の反力が破砕歯の回転軸心の径方向のみに
加わり、破砕歯の回転軸心の軸方向に加わるのを阻止し
て軸受を保護する。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図により説明す
る。図１は、本発明に係るクラッシャを示す主要を断面
した正面図、図２は主要部を断面した平面図、図３は本
発明における破砕歯とベルトコンベアとの配置関係を示
す構成図である。
る。図１は、本発明に係るクラッシャを示す主要を断面
した正面図、図２は主要部を断面した平面図、図３は本
発明における破砕歯とベルトコンベアとの配置関係を示
す構成図である。
【００１２】図において本発明の対象とするクラッシャ
の全体構成について説明する。クラッシャは、機枠１
と、ホッパ２ａ，２ｂと、前段に位置する破砕歯３ａ，
３ｂの対と、後段に位置する破砕歯４ａ，４ｂの対と、
コンベア５とを有している。
の全体構成について説明する。クラッシャは、機枠１
と、ホッパ２ａ，２ｂと、前段に位置する破砕歯３ａ，
３ｂの対と、後段に位置する破砕歯４ａ，４ｂの対と、
コンベア５とを有している。
【００１３】機枠１は上，中，下段に区画されており、
上段１ａにはホッパ２ａが取付けられており、ホッパ２
ａの底部ホッパ口の下方には、破砕歯３ａ，３ｂの対が
設置されている。破砕歯３ａ，３ｂは、ホッパ２ａのホ
ッパ口の長さ方向に沿って平行にかつ噛合って配設され
ている。破砕歯３ａ，３ｂは駆動モータＭ1，Ｍ2により
駆動され、投入塊を噛合部３ｃに巻き込むように内側に
回転方向を異ならせて回転され、ホッパ２ａに投入され
た投入塊を噛合部３ｃに受け入れ、回転するのに伴って
噛み砕いて下段のホッパ２ｂ内に排出するようになって
いる。
上段１ａにはホッパ２ａが取付けられており、ホッパ２
ａの底部ホッパ口の下方には、破砕歯３ａ，３ｂの対が
設置されている。破砕歯３ａ，３ｂは、ホッパ２ａのホ
ッパ口の長さ方向に沿って平行にかつ噛合って配設され
ている。破砕歯３ａ，３ｂは駆動モータＭ1，Ｍ2により
駆動され、投入塊を噛合部３ｃに巻き込むように内側に
回転方向を異ならせて回転され、ホッパ２ａに投入され
た投入塊を噛合部３ｃに受け入れ、回転するのに伴って
噛み砕いて下段のホッパ２ｂ内に排出するようになって
いる。
【００１４】また機枠１の中段１ｂには、ホッパ２ｂが
設けられ、破砕歯３ａ，３ｂで噛み砕かれた破砕物を受
け入れるようになっており、ホッパ２ｂの下方には、破
砕歯４ａ，４ｂの対が設けられている。破砕歯４ａ，４
ｂは、前段の破砕歯３ａ，３ｂの下方でかつ直交方向に
向けて設置されている。破砕歯４ａ，４ｂは前段の破砕
歯３ａ，３ｂと同様に平行にかつ噛合して配設されてい
る。破砕歯４ａ，４ｂは駆動モータＭ3，Ｍ4により駆動
され、投入塊を噛合部４ｃに巻き込むように内側に回転
方向を異ならせて回転され、その噛合部４ｃにホッパ２
ｂからの投入塊（破砕物）を受け入れ、これを更に細粒
に噛み砕くようになっている。
設けられ、破砕歯３ａ，３ｂで噛み砕かれた破砕物を受
け入れるようになっており、ホッパ２ｂの下方には、破
砕歯４ａ，４ｂの対が設けられている。破砕歯４ａ，４
ｂは、前段の破砕歯３ａ，３ｂの下方でかつ直交方向に
向けて設置されている。破砕歯４ａ，４ｂは前段の破砕
歯３ａ，３ｂと同様に平行にかつ噛合して配設されてい
る。破砕歯４ａ，４ｂは駆動モータＭ3，Ｍ4により駆動
され、投入塊を噛合部４ｃに巻き込むように内側に回転
方向を異ならせて回転され、その噛合部４ｃにホッパ２
ｂからの投入塊（破砕物）を受け入れ、これを更に細粒
に噛み砕くようになっている。
【００１５】また機枠１の下段１ｃには、コンベア５が
横向きに設置され、駆動モータＭ5により駆動され、後
段の破砕歯４ａ，４ｂで破砕された細粒の破砕物をホッ
パ２ｃを介して受け入れ、これを機枠１外に排出するよ
うになっている。
横向きに設置され、駆動モータＭ5により駆動され、後
段の破砕歯４ａ，４ｂで破砕された細粒の破砕物をホッ
パ２ｃを介して受け入れ、これを機枠１外に排出するよ
うになっている。
【００１６】次に前段の破砕歯３ａ，３ｂと後段の破砕
歯４ａ，４ｂの構造について説明する。
歯４ａ，４ｂの構造について説明する。
【００１７】本発明に係る対をなす破砕歯３ａ，３ｂ及
び破砕歯４ａ，４ｂは互いに噛み合い、その噛合部３
ｃ，４ｃで投入塊を噛み砕くものであり、対をなす破砕
歯３ａ，３ｂ及び４ａ，４ｂは、噛み砕くべき破砕物を
噛合部３ｃ，４ｃの範囲内に寄せ集める歯型形状を有す
るものであり、各破砕歯３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂは、胴
部６とビット７，７・・・とを有している。
び破砕歯４ａ，４ｂは互いに噛み合い、その噛合部３
ｃ，４ｃで投入塊を噛み砕くものであり、対をなす破砕
歯３ａ，３ｂ及び４ａ，４ｂは、噛み砕くべき破砕物を
噛合部３ｃ，４ｃの範囲内に寄せ集める歯型形状を有す
るものであり、各破砕歯３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂは、胴
部６とビット７，７・・・とを有している。
【００１８】図示した本発明に係るクラッシャは図４〜
図６に示す対をなす破砕歯３ａ，３ｂにより投入塊を粗
く噛み砕き、図７〜図９に示す対をなす破砕歯４ａ，４
ｂにより更に投入塊を細かく噛み砕く２段構造のもので
ある。以下、各破砕歯３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂの構成を
それぞれに説明する。
図６に示す対をなす破砕歯３ａ，３ｂにより投入塊を粗
く噛み砕き、図７〜図９に示す対をなす破砕歯４ａ，４
ｂにより更に投入塊を細かく噛み砕く２段構造のもので
ある。以下、各破砕歯３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂの構成を
それぞれに説明する。
【００１９】図４〜図６に示す対をなす破砕歯３ａ，３
ｂにより投入塊を粗く噛くものあり、破砕歯３ａ，３ｂ
の胴部６は、回転軸８と一体に回転する筒状をなし、ビ
ット７が周上に取付けられるものである。またビット
７，７・・・は、胴部６の長手方向の中央を境に逆向き
のはすばを’く’字状に配列したやまば歯車形状をなす
構造に配列されている。具体的には、図６（ａ），
（ｂ）に示すようにビット７，７・・・は、胴部６の端
部から胴部６の長手方向の中央に向けてリード角θ1を
もって傾斜して配列され、さらに胴部６の長手方向の中
央から胴部６の端部に向けてリード角θ2をもって逆方
向に傾斜して配列され、この構成により胴部６の長手方
向の中央を境に逆向きのはすばを’く’字状に配列した
やまば歯車形状をなす構造になっている。
ｂにより投入塊を粗く噛くものあり、破砕歯３ａ，３ｂ
の胴部６は、回転軸８と一体に回転する筒状をなし、ビ
ット７が周上に取付けられるものである。またビット
７，７・・・は、胴部６の長手方向の中央を境に逆向き
のはすばを’く’字状に配列したやまば歯車形状をなす
構造に配列されている。具体的には、図６（ａ），
（ｂ）に示すようにビット７，７・・・は、胴部６の端
部から胴部６の長手方向の中央に向けてリード角θ1を
もって傾斜して配列され、さらに胴部６の長手方向の中
央から胴部６の端部に向けてリード角θ2をもって逆方
向に傾斜して配列され、この構成により胴部６の長手方
向の中央を境に逆向きのはすばを’く’字状に配列した
やまば歯車形状をなす構造になっている。
【００２０】そして対をなす破砕歯３ａ，３ｂは、その
回転軸８がベアリング９ａ，９ｂを介して軸受１０に回
転可能に軸支されている（図１３参照）。対をなす破砕
歯３ａ，３ｂは、その軸心が平行に配列され、かつ、図
３及び図６に示すようにやまば歯車形状のビット７，７
・・・が噛合部３ｃを中心として左右対称に配列して噛
合して、噛み砕くべき投入塊を噛合部３ｃの範囲内に寄
せ集めて噛合部で噛み砕く歯型形状を備えるようになっ
ている。
回転軸８がベアリング９ａ，９ｂを介して軸受１０に回
転可能に軸支されている（図１３参照）。対をなす破砕
歯３ａ，３ｂは、その軸心が平行に配列され、かつ、図
３及び図６に示すようにやまば歯車形状のビット７，７
・・・が噛合部３ｃを中心として左右対称に配列して噛
合して、噛み砕くべき投入塊を噛合部３ｃの範囲内に寄
せ集めて噛合部で噛み砕く歯型形状を備えるようになっ
ている。
【００２１】また破砕歯３ａ，３ｂは、一方の破砕歯３
ａの隣接したビット７，７の溝間に他方の破砕歯３ｂの
ビット７が差込まれる状態で噛合している。
ａの隣接したビット７，７の溝間に他方の破砕歯３ｂの
ビット７が差込まれる状態で噛合している。
【００２２】対をなす破砕歯３ａ，３ｂは、その噛合部
３ｃに投入塊を巻き込むように内側に回転方向を異なら
せて回転し、投入塊をビット７，７で圧接して細粒に噛
み砕く。
３ｃに投入塊を巻き込むように内側に回転方向を異なら
せて回転し、投入塊をビット７，７で圧接して細粒に噛
み砕く。
【００２３】一方、図７〜図９に示す対をなす破砕歯４
ａ，４ｂは、破砕物を更に細かく噛み砕くものであり、
破砕歯４ａ，４ｂの胴部６は、回転軸８のまわりに回転
する筒状をなすものであり、ビット７，７・・・は、胴
部６の長手方向の中央を境に逆向きのはすばを’く’字
状に配列したやまば歯車形状をなす構造になっている。
具体的には、図７（ａ），（ｂ）に示すようにビット
７，７・・・は、胴部６の端部から胴部６の長手方向の
中央に向けてリード角θ3をもって傾斜して配列され、
さらに胴部６の長手方向の中央から胴部６の端部に向け
てリード角θ4をもって逆方向に傾斜して配列され、こ
の構成により胴部６の長手方向の中央を境に逆向きのは
すばを’く’字状に配列したやまば歯車形状をなす構造
になっている。胴部６の長手方向の中央を境に逆向きの
はすばを配列したやまば歯車形状のく字状をなすビット
７，７・・・の個数は、図４〜図６に示す対をなす破砕
歯３ａ，３ｂのものより多くなっており、破砕物を更に
細かく噛み砕くのに適した構造のものとなっている。
ａ，４ｂは、破砕物を更に細かく噛み砕くものであり、
破砕歯４ａ，４ｂの胴部６は、回転軸８のまわりに回転
する筒状をなすものであり、ビット７，７・・・は、胴
部６の長手方向の中央を境に逆向きのはすばを’く’字
状に配列したやまば歯車形状をなす構造になっている。
具体的には、図７（ａ），（ｂ）に示すようにビット
７，７・・・は、胴部６の端部から胴部６の長手方向の
中央に向けてリード角θ3をもって傾斜して配列され、
さらに胴部６の長手方向の中央から胴部６の端部に向け
てリード角θ4をもって逆方向に傾斜して配列され、こ
の構成により胴部６の長手方向の中央を境に逆向きのは
すばを’く’字状に配列したやまば歯車形状をなす構造
になっている。胴部６の長手方向の中央を境に逆向きの
はすばを配列したやまば歯車形状のく字状をなすビット
７，７・・・の個数は、図４〜図６に示す対をなす破砕
歯３ａ，３ｂのものより多くなっており、破砕物を更に
細かく噛み砕くのに適した構造のものとなっている。
【００２４】そして対をなす破砕歯４ａ，４ｂは、その
回転軸８がスラストベアリング９を介して軸受１０に回
転可能に軸支されている（図１３参照）。対をなす破砕
歯４ａ，４ｂは、その軸心が平行に配列され、かつ、図
３及び図１２に示すようにやまば歯車形状のビット７，
７・・・が噛合部４ｃを中心として左右対称に配列して
噛合して、噛み砕くべき投入塊を噛合部４ｃの範囲内に
寄せ集める歯型形状を備えるようになっている。
回転軸８がスラストベアリング９を介して軸受１０に回
転可能に軸支されている（図１３参照）。対をなす破砕
歯４ａ，４ｂは、その軸心が平行に配列され、かつ、図
３及び図１２に示すようにやまば歯車形状のビット７，
７・・・が噛合部４ｃを中心として左右対称に配列して
噛合して、噛み砕くべき投入塊を噛合部４ｃの範囲内に
寄せ集める歯型形状を備えるようになっている。
【００２５】また破砕歯４ａ，４ｂは、一方の破砕歯４
ａの隣接したビット７，７の溝間に他方の破砕歯４ｂの
ビット７が差込まれる状態で噛合している。
ａの隣接したビット７，７の溝間に他方の破砕歯４ｂの
ビット７が差込まれる状態で噛合している。
【００２６】対をなす破砕歯４ａ，４ｂは、その噛合部
４ｃに投入塊を巻き込むように内側に回転方向を異なら
せて回転し、投入塊をビット７，７で圧接して細粒に噛
み砕く。
４ｃに投入塊を巻き込むように内側に回転方向を異なら
せて回転し、投入塊をビット７，７で圧接して細粒に噛
み砕く。
【００２７】図に示すように対をなす破砕歯３ａ，３
ｂ，４ａ，４ｂは、その軸心が平行に配列され、かつや
まば歯車形状のビット７，７・・・が噛合部３ｃ，４ｃ
を中心として左右対称に配列して噛合しており、投入塊
を噛合部３ｃ，４ｃに巻き込むように内側に回転方向を
異ならせて回転するため、噛合部３ｃ，４ｃで破砕され
るべき投入塊は、破砕歯３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂの回転
に伴ってやまば歯車形状の歯型をなすビット７，７・・
・により破砕歯３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂの噛合部３ｃ，
４ｃの範囲に強制的に寄せ集められる。したがって投入
塊を噛み砕く際の反力が破砕歯３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂ
の回転軸８の径方向のみに加わり、破砕歯３ａ，３ｂ，
４ａ，４ｂの回転軸８の長さ方向に加わるのを阻止され
ることになり、軸受１０が保護される。
ｂ，４ａ，４ｂは、その軸心が平行に配列され、かつや
まば歯車形状のビット７，７・・・が噛合部３ｃ，４ｃ
を中心として左右対称に配列して噛合しており、投入塊
を噛合部３ｃ，４ｃに巻き込むように内側に回転方向を
異ならせて回転するため、噛合部３ｃ，４ｃで破砕され
るべき投入塊は、破砕歯３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂの回転
に伴ってやまば歯車形状の歯型をなすビット７，７・・
・により破砕歯３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂの噛合部３ｃ，
４ｃの範囲に強制的に寄せ集められる。したがって投入
塊を噛み砕く際の反力が破砕歯３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂ
の回転軸８の径方向のみに加わり、破砕歯３ａ，３ｂ，
４ａ，４ｂの回転軸８の長さ方向に加わるのを阻止され
ることになり、軸受１０が保護される。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、対
をなす破砕歯は、噛み砕くべき投入塊を噛合部の範囲内
に寄せ集める歯型形状を備えたため、投入塊を噛み砕く
際の反力が破砕歯の回転軸の径方向のみに加わり、破砕
歯の回転軸の長さ方向に加わるのを阻止して軸受を保護
することができる。
をなす破砕歯は、噛み砕くべき投入塊を噛合部の範囲内
に寄せ集める歯型形状を備えたため、投入塊を噛み砕く
際の反力が破砕歯の回転軸の径方向のみに加わり、破砕
歯の回転軸の長さ方向に加わるのを阻止して軸受を保護
することができる。
【図１】本発明に係るクラッシャを示す主要部を断面し
た正面図である。
た正面図である。
【図２】主要部を断面した平面図である。
【図３】本発明における破砕歯とコンベアとの配置関係
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図４】本発明に係る前段の破砕歯の噛合状態を示す平
面図である。
面図である。
【図５】本発明に係る前段の破砕歯の噛合状態を示す正
面図である。
面図である。
【図６】本発明に係る前段の破砕歯を展開した状態を示
す展開図である。
す展開図である。
【図７】本発明に係る後段の破砕歯の噛合状態を示す平
面図である。
面図である。
【図８】本発明に係る後段の破砕歯の噛合状態を示す正
面図である。
面図である。
【図９】本発明に係る後段の破砕歯を展開した状態を示
す展開図である。
す展開図である。
【図１０】従来例における破砕歯の噛合状態を示す平面
図である。
図である。
【図１１】従来例における破砕歯の噛合状態を示す正面
図である。
図である。
【図１２】従来例における破砕歯を展開した状態を示す
展開図である。
展開図である。
【図１３】破砕歯の回転軸を軸受に軸支した状態を示す
断面図である。
断面図である。
１ 機枠 ２ａ，２ｂ ホッパ ３ａ，３ｂ 破砕歯 ３ｃ 破砕歯の噛合部 ４ａ，４ｂ 破砕歯 ４ｃ 破砕歯の噛合部 ５ コンベア ６ 破砕歯の胴部 ７ ビット ８ 破砕歯の回転軸 ９ａ，９ｂ ベアリング １０ 軸受
Claims (3)
- 【請求項１】 対をなす破砕歯を有するクラッシャにお
ける破砕歯装置であって、 対をなす破砕歯は、互いに噛み合い、その噛合部間で投
入塊を細粒径の破砕物に噛み砕くものであり、噛み砕く
べき投入塊を噛合部の範囲内に寄せ集める歯型形状を有
するものであることを特徴とするクラッシャにおける破
砕歯装置。 - 【請求項２】 前記破砕歯は、胴部とビットとを有し、 胴部は、回転軸と一体に回転する筒状をなし、ビットが
周上に取付けられるものであり、 ビットは、胴部の周面に突出して設けられ、投入塊に圧
接するものであって、前記胴部の長手方向の中央を境に
逆向きのはすばをく字状に配列したやまば歯車形状に配
列されたものであることを特徴とする請求項１に記載の
クラッシャにおける破砕歯装置。 - 【請求項３】 前記対をなす破砕歯は、やまば歯車形状
をなすビットが噛合部を中心として左右対称に配列され
たものであることを特徴とする請求項２に記載のクラッ
シャにおける破砕歯装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29314995A JPH09136037A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | クラッシャにおける破砕歯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29314995A JPH09136037A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | クラッシャにおける破砕歯装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09136037A true JPH09136037A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=17791060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29314995A Pending JPH09136037A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | クラッシャにおける破砕歯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09136037A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002087767A1 (de) * | 2001-04-27 | 2002-11-07 | ThyssenKrupp Fördertechnik GmbH | Mehrwalzenbrecher |
| JP2012183507A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Oriental:Kk | シュレッダーの細断機構 |
| CN106040348A (zh) * | 2016-08-07 | 2016-10-26 | 方义飞 | 给料破碎机及其降噪方法、具有降噪功能的破碎护罩 |
| CN106040349A (zh) * | 2016-08-07 | 2016-10-26 | 方义飞 | 散装物料输送系统、破碎设备及具有降噪功能的破碎护罩 |
| CN106179591A (zh) * | 2016-08-07 | 2016-12-07 | 方义飞 | 一种石化产品破碎处理设备及其具有降噪功能的破碎护罩 |
| CN106179588A (zh) * | 2016-08-07 | 2016-12-07 | 方义飞 | 破碎设备、给料破碎机及其具有降噪功能的破碎护罩 |
| CN106238139A (zh) * | 2016-08-07 | 2016-12-21 | 长沙贤正益祥机械科技有限公司 | 一种石油化工产品生产系统中的低噪音破碎处理设备 |
| CN107537623A (zh) * | 2017-09-15 | 2018-01-05 | 陈彬 | 一种建筑用的粉碎装置及其工作方法 |
-
1995
- 1995-11-10 JP JP29314995A patent/JPH09136037A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN107537623A (zh) * | 2017-09-15 | 2018-01-05 | 陈彬 | 一种建筑用的粉碎装置及其工作方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041110 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050111 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20050311 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050901 |