JPH10296106A - 破砕機 - Google Patents
破砕機Info
- Publication number
- JPH10296106A JPH10296106A JP11299497A JP11299497A JPH10296106A JP H10296106 A JPH10296106 A JP H10296106A JP 11299497 A JP11299497 A JP 11299497A JP 11299497 A JP11299497 A JP 11299497A JP H10296106 A JPH10296106 A JP H10296106A
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- JP
- Japan
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- crushing
- rolls
- roll
- teeth
- fixed
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- Crushing And Grinding (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な機構を用いて破砕処理能力を向上す
る。 【解決手段】 一次破砕ロールの組4と、二次破砕ロー
ルの組5とを有している。一次破砕ロールの組4は、並
列に配列された2本のロール4a,4bであり、ロール
間に供給された被処理物を一次破砕して二次破砕ロール
の組5に供給する。二次破砕ロールの組5は、並列に配
列された3本のロール5a,5b,5cであり、中央の
ロール5bは固定され、両側のロール5a,5cは回転
駆動され、一次破砕された被処理物は、固定された中央
のロール(固定ロール)5bと、両側のロール(回転ロ
ール)5a,5c間で二次破砕される。
る。 【解決手段】 一次破砕ロールの組4と、二次破砕ロー
ルの組5とを有している。一次破砕ロールの組4は、並
列に配列された2本のロール4a,4bであり、ロール
間に供給された被処理物を一次破砕して二次破砕ロール
の組5に供給する。二次破砕ロールの組5は、並列に配
列された3本のロール5a,5b,5cであり、中央の
ロール5bは固定され、両側のロール5a,5cは回転
駆動され、一次破砕された被処理物は、固定された中央
のロール(固定ロール)5bと、両側のロール(回転ロ
ール)5a,5c間で二次破砕される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルディング、家
屋、道路その他の構造物を解体又は破壊した際に生ずる
塊状物を細粒に破砕処理する破砕機に関する。
屋、道路その他の構造物を解体又は破壊した際に生ずる
塊状物を細粒に破砕処理する破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】前記塊状物を被処理物として破砕する破
砕機としては、従来よりジョークラッシャとして知られ
る圧縮破砕方式によるもの、インパクトクラッシャとし
て知られる衝撃破砕方式によるもの、コーンクラッシャ
として知られる圧縮方式によるものが知られている。
砕機としては、従来よりジョークラッシャとして知られ
る圧縮破砕方式によるもの、インパクトクラッシャとし
て知られる衝撃破砕方式によるもの、コーンクラッシャ
として知られる圧縮方式によるものが知られている。
【0003】ジョークラッシャは、スライドするスィン
グジョーと、固定ジョーの間で被処理物を噛み砕くよう
に破砕するものであり、機構が簡単で処理能力が大き
く、一次破砕用に適するが騒音が大きいという欠点があ
る。また、インパクトクラッシャは、高速回転する打撃
板からの打撃および衝突板への衝突で衝撃的に被処理物
を破砕するものであり破砕比が大きいが、打撃板の摩耗
が特に早く、騒音が大で都市環境には不向きである。コ
ーンクラッシャは、回転するマントルとコンケーブで被
処理物をすりつぶすように破砕するものであり、良好な
製品粒度が得られるが、大きなサイズは投入できず、2
次破砕用である。
グジョーと、固定ジョーの間で被処理物を噛み砕くよう
に破砕するものであり、機構が簡単で処理能力が大き
く、一次破砕用に適するが騒音が大きいという欠点があ
る。また、インパクトクラッシャは、高速回転する打撃
板からの打撃および衝突板への衝突で衝撃的に被処理物
を破砕するものであり破砕比が大きいが、打撃板の摩耗
が特に早く、騒音が大で都市環境には不向きである。コ
ーンクラッシャは、回転するマントルとコンケーブで被
処理物をすりつぶすように破砕するものであり、良好な
製品粒度が得られるが、大きなサイズは投入できず、2
次破砕用である。
【0004】これらの破砕方式に対し、最近になって、
回転破砕方式ともいうべき破砕ロールの組を用いた破砕
機が開発された。破砕ロールの周上には破砕歯が取付け
られており、この方式によれば、破砕ロールの対を平行
に配列して互いに内向きに回転させ、両破砕ロール間に
投入された被処理物を回転する破砕歯の噛み合わせによ
り噛み砕いて粉砕することができる。また、破砕ロール
の組を上下2段に配列し、上段の破砕ロールの組を一次
破砕処理、下段の破砕ロールの組を二次破砕処理に用い
て粗大なコンクリート塊を微粒にまで容易に破砕するこ
とができる。
回転破砕方式ともいうべき破砕ロールの組を用いた破砕
機が開発された。破砕ロールの周上には破砕歯が取付け
られており、この方式によれば、破砕ロールの対を平行
に配列して互いに内向きに回転させ、両破砕ロール間に
投入された被処理物を回転する破砕歯の噛み合わせによ
り噛み砕いて粉砕することができる。また、破砕ロール
の組を上下2段に配列し、上段の破砕ロールの組を一次
破砕処理、下段の破砕ロールの組を二次破砕処理に用い
て粗大なコンクリート塊を微粒にまで容易に破砕するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで一次破砕処理
は、粗大な塊状物を二次破砕で破砕が可能な大きさの破
片に破砕する処理であり、二次破砕処理は、一次破砕処
理された破片を必要により細粒にまで粉砕する処理であ
る。一次破砕処理,二次破砕処理に同径同長のロールの
対を同速で回転駆動して破砕処理を行ったときには、一
次破砕処理と二次破砕処理の処理能力に差が生じ、一次
破砕処理能力が二次破砕処理能力を上廻るため、被処理
物の投入量を誤ると、一次破砕処理された破片が、一次
破砕処理ロールの組と、二次破砕処理ロールの組間に滞
溜し、破片がブリッジを形成していわゆる目づまりを生
ずるという問題がある。もっとも、この問題は、二次破
砕処理の処理能力を増大させることによって解消でき
る。図7は、一次破砕処理に2本のロール21の組、二
次破砕処理に4本のロール22の組を用い、各ロールの
組を上,下段に組合せた例である。
は、粗大な塊状物を二次破砕で破砕が可能な大きさの破
片に破砕する処理であり、二次破砕処理は、一次破砕処
理された破片を必要により細粒にまで粉砕する処理であ
る。一次破砕処理,二次破砕処理に同径同長のロールの
対を同速で回転駆動して破砕処理を行ったときには、一
次破砕処理と二次破砕処理の処理能力に差が生じ、一次
破砕処理能力が二次破砕処理能力を上廻るため、被処理
物の投入量を誤ると、一次破砕処理された破片が、一次
破砕処理ロールの組と、二次破砕処理ロールの組間に滞
溜し、破片がブリッジを形成していわゆる目づまりを生
ずるという問題がある。もっとも、この問題は、二次破
砕処理の処理能力を増大させることによって解消でき
る。図7は、一次破砕処理に2本のロール21の組、二
次破砕処理に4本のロール22の組を用い、各ロールの
組を上,下段に組合せた例である。
【0006】この例によれば、上段の1組のロール2
1,21間で破砕された破片は、下段の2組のロール2
2,22,及び22,22間で破砕されるため、下段に
1組のロールを用いた場合に較べて2倍の処理能力が得
られることになる。しかし、二次破砕処理に2組のロー
ルの組を用い、各々のロールを駆動するには、ロールの
駆動系を含めて部品点数が増大し、構造が複雑となり、
装置が大型化するという問題点がある。
1,21間で破砕された破片は、下段の2組のロール2
2,22,及び22,22間で破砕されるため、下段に
1組のロールを用いた場合に較べて2倍の処理能力が得
られることになる。しかし、二次破砕処理に2組のロー
ルの組を用い、各々のロールを駆動するには、ロールの
駆動系を含めて部品点数が増大し、構造が複雑となり、
装置が大型化するという問題点がある。
【0007】本発明の目的は、装置を大型化することな
く、しかも簡単な構造で破砕処理能力を増大させる破砕
機を提供することにある。
く、しかも簡単な構造で破砕処理能力を増大させる破砕
機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による破砕機においては、破砕ロールの組を
有する破砕機であって、破砕ロールの組は、並列に配列
された3本のロールであり、各ロールは周上に破砕歯を
有し、破砕歯は、隣接ロール間に投入された被処理物を
噛み砕く歯であり、中央のロールは固定され、両側のロ
ールは、回転駆動されるものである。
め、本発明による破砕機においては、破砕ロールの組を
有する破砕機であって、破砕ロールの組は、並列に配列
された3本のロールであり、各ロールは周上に破砕歯を
有し、破砕歯は、隣接ロール間に投入された被処理物を
噛み砕く歯であり、中央のロールは固定され、両側のロ
ールは、回転駆動されるものである。
【0009】また前記破砕ロールの組は、二次破砕処理
するものであり、二次破砕処理は、一次破砕処理された
被処理物を噛み砕いて細粒に破砕する処理である。
するものであり、二次破砕処理は、一次破砕処理された
被処理物を噛み砕いて細粒に破砕する処理である。
【0010】また固定された中央のロールの破砕歯は固
定歯であり、回転駆動される両側の破砕歯は回転歯であ
り、固定歯と回転歯との噛み合わせにより両ロール間に
搬入された被処理物が噛み砕かれるものである。
定歯であり、回転駆動される両側の破砕歯は回転歯であ
り、固定歯と回転歯との噛み合わせにより両ロール間に
搬入された被処理物が噛み砕かれるものである。
【0011】また中央のロールは、転回角度調整可能で
あり、任意の回転角に固定されて回転歯に噛み合う固定
歯の位置が変更されるものである。
あり、任意の回転角に固定されて回転歯に噛み合う固定
歯の位置が変更されるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明による破砕機の構成
を説明する。図1〜図3において、破砕機1は、これを
大別して機枠2と、ホッパ3と、一次破砕処理用の破砕
ロール(一次破砕ロールという)4の組と、二次破砕処
理用の破砕ロール(二次破砕ロールという)5の組と、
コンベア6とを有している。
を説明する。図1〜図3において、破砕機1は、これを
大別して機枠2と、ホッパ3と、一次破砕処理用の破砕
ロール(一次破砕ロールという)4の組と、二次破砕処
理用の破砕ロール(二次破砕ロールという)5の組と、
コンベア6とを有している。
【0013】機枠2は、上枠7と下枠8とに分離され、
上枠7には一次破砕ロールの組4と、二次破砕ロール組
の5とが組付けられ、ホッパ3は、上枠7上に取付けら
れている。下枠8は上枠7を支える台であり、その内部
にコンベア6が挿入されている。ホッパ3は、破砕処理
すべきコンクリート塊などの被処理物を投入し、これを
一次破砕ロールの組4に導入するものである。
上枠7には一次破砕ロールの組4と、二次破砕ロール組
の5とが組付けられ、ホッパ3は、上枠7上に取付けら
れている。下枠8は上枠7を支える台であり、その内部
にコンベア6が挿入されている。ホッパ3は、破砕処理
すべきコンクリート塊などの被処理物を投入し、これを
一次破砕ロールの組4に導入するものである。
【0014】一次破砕ロールの組4と二次破砕ロールの
組5との組合せ例を図4に示す。一次破砕ロールの組4
及び二次破砕ロールの組5は、周上に破砕歯(一次破砕
ロールの破砕歯11a,二次破砕ロールの破砕歯11
b)を有するロールの組であり、破砕歯は、ロールの対
向に供給された被処理物を噛み砕く歯である。図4では
破砕歯の形状は図示を省略している。
組5との組合せ例を図4に示す。一次破砕ロールの組4
及び二次破砕ロールの組5は、周上に破砕歯(一次破砕
ロールの破砕歯11a,二次破砕ロールの破砕歯11
b)を有するロールの組であり、破砕歯は、ロールの対
向に供給された被処理物を噛み砕く歯である。図4では
破砕歯の形状は図示を省略している。
【0015】一次破砕ロールの組4は、並列に配列され
た2本のロール4a,4bであり、各ロールは、対をな
す他のロール側に向けて回転し、ロール4a,4b間に
供給された被処理物を破砕し、その破片を二次破砕ロー
ルの組5上に落下させるものである。
た2本のロール4a,4bであり、各ロールは、対をな
す他のロール側に向けて回転し、ロール4a,4b間に
供給された被処理物を破砕し、その破片を二次破砕ロー
ルの組5上に落下させるものである。
【0016】二次破砕ロールの組5は、並列に配列され
た3本のロール5a,5b,5cであり、各々の軸心を
一次破砕ロールの組4の各ロールの軸心に対し、互いに
直交させて一次破砕ロールの組4の直下に配列されたも
のである。3本のロール5a,5b,5cのうち、中央
のロール5bは固定されており、両側のロール5a,5
cは、中央のロール5b側に向けて内向きに互いに逆方
向に回転駆動される。一次破砕ロール4a,4bはそれ
ぞれモータ9で回転駆動され、二次破砕ロール5a,5
cはそれぞれモータ10で回転駆動される。各ロールを
駆動する電動モータに限らず、油圧モータであってもよ
い。
た3本のロール5a,5b,5cであり、各々の軸心を
一次破砕ロールの組4の各ロールの軸心に対し、互いに
直交させて一次破砕ロールの組4の直下に配列されたも
のである。3本のロール5a,5b,5cのうち、中央
のロール5bは固定されており、両側のロール5a,5
cは、中央のロール5b側に向けて内向きに互いに逆方
向に回転駆動される。一次破砕ロール4a,4bはそれ
ぞれモータ9で回転駆動され、二次破砕ロール5a,5
cはそれぞれモータ10で回転駆動される。各ロールを
駆動する電動モータに限らず、油圧モータであってもよ
い。
【0017】以後、中央のロール5bを固定ロール、両
側のロール5a,5cを回転ロールとして両者を区別す
る。一次破砕ロールの組4から落下した一次破砕後の被
処理物は、それぞれ対をなす固定ロール5bと一方の回
転ロール5aとの破砕歯11b,11b間および固定ロ
ール5bと他方の回転ロール5cとの破砕歯11b,1
1b間で細粒に噛み砕き、これをコンベア6上に落下さ
せる。
側のロール5a,5cを回転ロールとして両者を区別す
る。一次破砕ロールの組4から落下した一次破砕後の被
処理物は、それぞれ対をなす固定ロール5bと一方の回
転ロール5aとの破砕歯11b,11b間および固定ロ
ール5bと他方の回転ロール5cとの破砕歯11b,1
1b間で細粒に噛み砕き、これをコンベア6上に落下さ
せる。
【0018】図5に、一次破砕ロールの破砕歯11aお
よび二次破砕ロールの破砕歯11bの一例を示す。各ロ
ールの周上には、バー12とビット13とを交互に取付
けられたものである。バー12は短柱であり、ビット1
3は歯型をなし、被処理物をバー12で叩打し、ビット
13で噛み砕いて破砕する。
よび二次破砕ロールの破砕歯11bの一例を示す。各ロ
ールの周上には、バー12とビット13とを交互に取付
けられたものである。バー12は短柱であり、ビット1
3は歯型をなし、被処理物をバー12で叩打し、ビット
13で噛み砕いて破砕する。
【0019】一次破砕ロール4に形成されたバー12及
びビット13のピッチは、二次破砕ロール5のバー12
およびビット13のピッチより荒く、また一次破砕ロー
ル4のビット13は先端を尖らせているが、二次破砕ロ
ール5のビット13の先端は扁平である。もっとも図5
に示す破砕歯11の形状は一例であって、必ずしもこの
形状に限られるものではない。
びビット13のピッチは、二次破砕ロール5のバー12
およびビット13のピッチより荒く、また一次破砕ロー
ル4のビット13は先端を尖らせているが、二次破砕ロ
ール5のビット13の先端は扁平である。もっとも図5
に示す破砕歯11の形状は一例であって、必ずしもこの
形状に限られるものではない。
【0020】二次破砕処理された被処理物の細粒は、コ
ンベア6上に落下し、コンベア6の一方向送りによっ
て、下枠8の外部に搬送され、コンベア端より地上に落
下して集積される。
ンベア6上に落下し、コンベア6の一方向送りによっ
て、下枠8の外部に搬送され、コンベア端より地上に落
下して集積される。
【0021】以上実施形態においては、二次破砕ロール
5a,5b,5cには3本のロールの組を用い、中央の
ロール5bを固定し、両側のロール5a,5cを回転駆
動をし、前者を固定ロール、後者を回転ロールとして区
別したときに、固定ロールの破砕歯は固定歯、回転ロー
ルの破砕歯は回転歯である。本実施形態においては、固
定歯と回転歯間で一次破砕処理された被処理物を噛み砕
いて二次破砕処理をしているが、固定ロール5bとその
両側に配置された2個の回転ロール5a,5cとの組合
せは、必ずしも二次破砕処理用に限らず、一次破砕処理
用を含めて一般の破砕処理にも適用できる。
5a,5b,5cには3本のロールの組を用い、中央の
ロール5bを固定し、両側のロール5a,5cを回転駆
動をし、前者を固定ロール、後者を回転ロールとして区
別したときに、固定ロールの破砕歯は固定歯、回転ロー
ルの破砕歯は回転歯である。本実施形態においては、固
定歯と回転歯間で一次破砕処理された被処理物を噛み砕
いて二次破砕処理をしているが、固定ロール5bとその
両側に配置された2個の回転ロール5a,5cとの組合
せは、必ずしも二次破砕処理用に限らず、一次破砕処理
用を含めて一般の破砕処理にも適用できる。
【0022】また、回転ロール5a,5bの破砕歯は、
回転歯としてロールの回転により、全円周のものが満遍
なく摩耗してゆくのに対し、固定ロールの破砕歯は、固
定歯として回転ロールに対面する部分のもののみが摩耗
してゆくことになる。固定ロール5bは、回転角度調整
可能となっており、任意の回転角に固定されているもの
である。固定ロール5bの特定の部分P1の破砕歯が摩
耗したときには、固定ロール5bを図6のように一定角
度転回させ、未だ摩耗していない破砕歯P2の部分を新
たな固定歯として回転ロール5a又は5cに向き合わせ
て固定ロール5bを固定する。以上、実施形態では、定
量式の破砕機に適用した例を示しているが、破砕機は、
機枠に車輪を設けて牽引されながら移動できるようにし
てもよく、また、本発明は自走式の破砕機にも全く同様
に適用できる。
回転歯としてロールの回転により、全円周のものが満遍
なく摩耗してゆくのに対し、固定ロールの破砕歯は、固
定歯として回転ロールに対面する部分のもののみが摩耗
してゆくことになる。固定ロール5bは、回転角度調整
可能となっており、任意の回転角に固定されているもの
である。固定ロール5bの特定の部分P1の破砕歯が摩
耗したときには、固定ロール5bを図6のように一定角
度転回させ、未だ摩耗していない破砕歯P2の部分を新
たな固定歯として回転ロール5a又は5cに向き合わせ
て固定ロール5bを固定する。以上、実施形態では、定
量式の破砕機に適用した例を示しているが、破砕機は、
機枠に車輪を設けて牽引されながら移動できるようにし
てもよく、また、本発明は自走式の破砕機にも全く同様
に適用できる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によるときには、1
本の固定ロールと、2本の回転ロールとの組を一組と
し、合計3本のロールを用いて破砕処理の処理能力を増
大させることができ、固定ロール,回転ロールに用いる
破砕処理ロールには同じ形の破砕歯を有するロールを使
用でき、特に一次破砕処理に引き続く二次破砕処理に適
用して、一次破砕処理と二次破砕処理との処理能力の違
いを解消して能率よく処理することができる。また、固
定ロールに使用するロールの破砕歯が局所的に摩耗した
ときにはロールを一定角度転回させて固定することによ
り、固定歯として使用する部分をずらせながら全周の破
砕歯が均等に摩耗するまで使用できる効果を有する。
本の固定ロールと、2本の回転ロールとの組を一組と
し、合計3本のロールを用いて破砕処理の処理能力を増
大させることができ、固定ロール,回転ロールに用いる
破砕処理ロールには同じ形の破砕歯を有するロールを使
用でき、特に一次破砕処理に引き続く二次破砕処理に適
用して、一次破砕処理と二次破砕処理との処理能力の違
いを解消して能率よく処理することができる。また、固
定ロールに使用するロールの破砕歯が局所的に摩耗した
ときにはロールを一定角度転回させて固定することによ
り、固定歯として使用する部分をずらせながら全周の破
砕歯が均等に摩耗するまで使用できる効果を有する。
【図1】本発明の一実施形態を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す平面図である。
【図4】一次破砕ロールの組と二次破砕ロールの組合せ
例を示す図である。
例を示す図である。
【図5】破砕歯の一例を示すもので(a)は、一次破砕
処理用、(b)は二次破砕処理用である。
処理用、(b)は二次破砕処理用である。
【図6】回転歯に対する固定歯の噛み合い変更例を示す
図である。
図である。
【図7】噛み砕き破砕方式による従来の破砕機の一例を
示す図である。
示す図である。
1 破砕機 2 機枠 3 ホッパ 4 一次破砕ロールの組 4a,4b ロール 5 二次破砕ロールの組 5a,5b,5c ロール 6 コンベア 7 上枠 8 下枠 9 モータ 10 モータ 11a,11b 破砕歯 12 バー 13 ビット
Claims (4)
- 【請求項1】 破砕ロールの組を有する破砕機であっ
て、 破砕ロールの組は、並列に配列された3本のロールであ
り、各ロールは周上に破砕歯を有し、 破砕歯は、隣接ロール間に投入された被処理物を噛み砕
く歯であり、 中央のロールは固定され、両側のロールは、回転駆動さ
れるものであることを特徴とする破砕機。 - 【請求項2】 前記破砕ロールの組は、二次破砕処理す
るものであり、 二次破砕処理は、一次破砕処理された被処理物を噛み砕
いて細粒に破砕する処理であることを特徴とする請求項
1に記載の破砕機。 - 【請求項3】 固定された中央のロールの破砕歯は固定
歯であり、回転駆動される両側の破砕歯は回転歯であ
り、固定歯と回転歯との噛み合わせにより両ロール間に
搬入された被処理物が噛み砕かれることを特徴とする請
求項1又は2に記載の破砕機。 - 【請求項4】 中央のロールは、転回角度調整可能であ
り、任意の回転角に固定されて回転歯に噛み合う固定歯
の位置が変更されるものであることを特徴とする請求項
3に記載の破砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11299497A JPH10296106A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 破砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11299497A JPH10296106A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 破砕機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10296106A true JPH10296106A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14600769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11299497A Pending JPH10296106A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 破砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10296106A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1160013A1 (en) * | 2000-05-29 | 2001-12-05 | Nakayama Iron Works, Ltd. | Roll crusher |
EP1454673A1 (en) * | 2003-03-05 | 2004-09-08 | Rieter CZ a.s. | A device for crushing plastic products and/or semi-manufactured products in particular for the purpose of their recycling |
CN104353525A (zh) * | 2014-10-16 | 2015-02-18 | 中国电器科学研究院有限公司 | 一种塔叠式废旧冰箱破碎设备 |
CN108855353A (zh) * | 2018-06-04 | 2018-11-23 | 含山县兴达球墨铸铁厂 | 一种球墨铸铁件生产用炉料粉碎机构 |
CN113953012A (zh) * | 2021-10-19 | 2022-01-21 | 芜湖雅葆轩电子科技股份有限公司 | 电路板的处理装置 |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP11299497A patent/JPH10296106A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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