JPH09135962A - メダルゲーム機 - Google Patents

メダルゲーム機

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JPH09135962A
JPH09135962A JP26229696A JP26229696A JPH09135962A JP H09135962 A JPH09135962 A JP H09135962A JP 26229696 A JP26229696 A JP 26229696A JP 26229696 A JP26229696 A JP 26229696A JP H09135962 A JPH09135962 A JP H09135962A
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medal
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medals
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rotary table
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Takashi Kumabe
隆 隈部
Takumi Kikutani
匠 菊谷
Isao Uehara
勲 上原
Takashi Hamano
隆 浜野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレーヤーにメダルの供給又は移送を従来に
ない状態で提示することにより、プレーヤーのメダル獲
得意欲をそそるような視覚的効果をもたらす。 【解決手段】 メダルが載置可能な固定テーブル5と、
固定テーブル5に設けられ、プレーヤーに向けて開口す
るメダル取出口31に連通するメダル獲得口8と、固定
テーブル5上にあるメダルをメダル獲得口8に向けて押
し出す押出手段6と、固定テーブル5上にメダルを供給
する供給手段とを備えたメダルゲーム機において、回転
自在に設けられ、メダルが載置可能な回転テーブル4
と、回転テーブル4を回転駆動する駆動手段12と、回
転テーブル4上にメダルを供給する回転テーブル供給手
段46と、回転テーブル4上に載置されたメダルを固定
テーブルに向けて移送する移送手段60とを供給手段に
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0000】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定テーブル上に
載置されたメダルを、押出部材でメダル獲得口を通して
メダル取出口に導いてメダル獲得を競うメダルゲーム機
に関する。
【0000】
【従来の技術】この種のメダルゲーム機としては、例え
ば実開平7−13392号公報や特開平7−11633
5号公報に開示されたものがある。これらメダルゲーム
機では、直立するゲーム盤面及びゲーム盤面の下部に配
置された水平盤面を備え、水平盤面上を摺動するプッシ
ャー部により水平盤面上にあるメダルを払出口に向けて
押し出してメダルを獲得する。プレーヤーがメダル投入
口からゲーム盤面にメダルを投入すると、このゲーム盤
面を通過してメダルが水平盤面に落下する。このとき、
メダルの落下位置、メダルの落下タイミング及び水平盤
面上にあるメダルの位置によってプッシャー部によるメ
ダルの押出態様は異なるので、プレーヤーはできるだけ
多くのメダルが獲得できるように水平盤面上へのメダル
落下位置およびタイミングを調整する。
【0000】また、メダル投入口又はゲーム盤面をメダ
ルが通過する度にルーレット又は数字表示器の表示が変
化し、その停止位置に応じて多量のメダルがゲーム盤面
に投入される。特開平7−116335号公報に開示さ
れたものは、ルーレットが所定位置に停止する毎に、プ
レーヤーが視認可能な位置に配置されたメダル溜にメダ
ルが供給され、メダル供給が所定回数行われるとメダル
溜にあるメダルが一気にゲーム盤面に投入される。
【0000】メダル溜を有する同種のメダルゲーム機の
中には、メダル溜にあるメダルを水平盤面上に一気に放
出する形式のものもある(特開平6−285238号公
報参照)。
【0000】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のメダルゲーム機では、メダル溜はいずれも通常
は静止した状態にあるか、あるいは台車に乗って所定の
軌道上を走行するのみであり、多量のメダルを常時展示
してこれをプレーヤーに容易に視認しうる状態で払い出
すことによりプレーヤーのメダル獲得意欲をそそるよう
な視覚的効果に乏しいものであった。
【0000】また、従来のメダルゲーム機では、ゲーム
盤面やメダル溜へのメダル供給はプレーヤーから視認し
にくい構成になっており、多量のメダルをプレーヤーに
容易に視認しうる状態で供給することにより同様にプレ
ーヤーのメダル獲得意欲をそそるような視覚的効果に乏
しいものであった。
【0000】本発明は上述した問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、プレーヤーにメダ
ルの供給又は移送を従来にない状態で提示することによ
り、プレーヤーのメダル獲得意欲をそそるような視覚的
効果をもたらすことの可能なメダルゲーム機を提供する
ことにある。
【0000】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
発明は、メダルが載置可能な固定テーブルと、固定テー
ブルに設けられ、プレーヤーに向けて開口するメダル取
出口に連通するメダル獲得口と、固定テーブル上にある
メダルをメダル獲得口に向けて押し出す押出手段と、固
定テーブル上にメダルを供給する供給手段とを備えたメ
ダルゲーム機に適用される。
【0000】そして、上述の課題は、回転自在に設けら
れ、メダルが載置可能な回転テーブルと、回転テーブル
を回転駆動する駆動手段と、回転テーブル上にメダルを
供給する回転テーブル供給手段と、回転テーブル上に載
置されたメダルを固定テーブルに向けて移送する移送手
段とを供給手段に設けることにより達成される。
【000】回転テーブル供給手段の一例としては、メダ
ルが一時的に貯留されるメダル貯留部と、回転テーブル
近傍にメダル供給口を有するメダル供給部とを備えたも
のが挙げられる。メダル貯留部が回転テーブルより高い
位置にあれば、メダル供給部はメダルが流れ落ちること
のできる樋状、レール状部材を備えればよいが、メダル
貯留部が回転テーブルより低い位置にある場合はメダル
を回転テーブルより高い位置に搬送する搬送機構を備え
ることが好ましい。
【000】また、移送手段による固定テーブルへのメダ
ル移送は、一度に多量のメダルを固定テーブル上に移送
することのみならず、所定枚数のメダルを順次固定テー
ブル上に移送することも含まれる。要は、移送手段は回
転テーブルから固定テーブルに向けてメダルを移動でき
ればよく、その移送態様としては重力(高低差)を利用
するもの、ベルトコンベア、クレーン等の搬送手段を用
いるものが挙げられる。加えて、能動的にメダルを移送
する手段のみならず、回転テーブルの回転力を利用して
受動的にメダルを移送する手段も含まれる。このような
受動的移送手段の具体例としては、回転テーブルを回転
させたときの遠心力を利用してメダルを外方に飛ばすも
の、回転テーブル上のメダルをせき止めて回転テーブル
外方に導くものなどがある。
【000】以上のような構成によれば、駆動手段により
回転駆動される回転テーブル上に、固定テーブルに移送
されるべきメダルが常に展示され、移送手段により適宜
固定テーブル上に移送されることになる。
【000】請求項2の発明は、プレーヤーがメダルを投
入するメダル投入口を有し、メダル投入口に投入された
メダルを固定テーブル上に導く投入手段を設けたような
ものである。
【000】メダル投入口は、同時にプレー可能なプレー
ヤーの人数に応じてその個数が決定されることが好まし
い。メダル投入口の位置は、プレーヤーが容易にメダル
投入ができる位置であればどの位置にあってもよいが、
固定テーブルより高い位置にメダル投入口がある場合、
投入手段は、重力を利用した機構、一例として溝、レー
ル等によりメダルを転動、摺動させて固定テーブル上に
案内する機構を備えることができる。あるいは、上下方
向にメダルが通過可能なゲーム盤を固定テーブル上に設
け、ゲーム盤の上部にメダル投入口を形成するような構
成も投入手段に含まれる。投入手段の他の例としては、
メダル投入口から投入されたメダルを固定テーブルに向
けて撃ち出すもの等が含まれる。
【000】投入手段によりメダルがプレーヤーにより投
入されると、固定テーブル上におけるメダルの載置態様
が変化し、この結果、押出手段によりメダル獲得口に押
し出される態様もその都度変化する。従って、プレーヤ
ーからのメダル投入によりメダル取出口から獲得できる
メダル枚数が変化し、メダル獲得枚数を競うことができ
る。
【000】請求項3の発明は、メダルが所定位置を通過
したことを契機に実行されるイベントの実行結果を判定
する判定手段を移送手段に設け、判定手段の判定結果に
基づいてメダルの移送を行うようにしたものである。
【000】判定手段は、メダルが所定位置を通過したと
きにイベントを実行し、このイベントの実行結果に基づ
いて判定を行う機能を有することから、好ましくは、メ
ダルが所定位置を通過したことを検出する検出手段と、
検出手段の検出結果に基づいてイベントを実行するイベ
ント実行手段と、イベント実行手段の実行結果に基づい
て判定を行うイベント判定手段とを備える。
【000】メダル通過を検出する所定位置はメダルの流
通経路のいずれであってもよく、上述のメダル投入口か
ら固定テーブルへのメダル導入経路、回転テーブルから
固定テーブルへのメダル移送経路、固定テーブルからメ
ダル獲得口へのメダル移動経路などが挙げられる。当
然、複数の位置でメダル通過を検出してもよい。
【000】また、イベント実行手段により実行されるイ
ベントは、プレーヤーに対してより興趣に富んだゲーム
を提供する観点から、いわゆる「当たり」「外れ」のい
ずれかの実行結果がランダムに、あるいは予め定められ
たルールに従って与えられる形式のものであることが好
ましい。このようなイベントの一例として、メダルが特
定位置を通過したことにより無条件に「当たり」実行結
果を与えるものや、所定位置のメダル通過を契機に、ル
ーレットを回し(あるいはルーレット表示を表示画面上
で行い)、ルーレットの停止位置により「当たり」「外
れ」実行結果を与えるようなものが挙げられる。加え
て、イベント実行結果は単純に「当たり」「外れ」のみ
ならず、「当たり」レベルを複数段階設けてもよい。つ
まり、「当たり」の中にもメダル移送枚数の多少を定め
てもよい。
【000】判定手段による判定結果をメダル移送に反映
する手法は種々であり、一例として、特定の判定結果が
出たときのみメダル移送を行ってもよく、あるいは、判
定結果に基づいてメダル移送枚数を増減してもよい。
【000】メダルが所定位置を通過するとイベントが実
行され、そのイベントの実行結果が判定手段により判定
され、移送手段はこの判定手段の判定結果に基づいてメ
ダル移送を行う。従って、イベント実行結果をメダル移
送の態様に反映されることができる。
【000】請求項4の発明は、固定テーブルからメダル
獲得口へのメダル移動経路の途中に設けられてメダルの
通過を検出するメダル通過検出手段と、複数の記号が表
示可能な表示部を少なくとも1つ備え、メダル通過検出
手段からの検出信号出力により表示部の表示を変更して
ランダムに設定されるタイミングで表示変更を停止する
記号表示手段と、を移送手段に設け、表示変更が停止し
た状態における記号表示手段の表示部が所定の記号を表
示したか否かを判定手段が判定するようなものである
【000】メダル通過検出手段は、メダルが所定位置を
通過したことを検出する機能を有することから、具体的
には、所定位置を挾んで投光部及び受光部が配置された
光学式通過センサ、所定位置に向けて超音波を発信して
反射超音波を受信する超音波式近接センサ、所定位置に
可動接点が配置されたマイクロスイッチ等のセンサ、ス
イッチ等を備える検出器などが挙げられる。また、メダ
ルが磁性体であればホール素子等の磁束変化検出センサ
を備えた検出器であってもよい。
【000】また、記号表示手段が備える表示部は、複数
の記号が表示可能な機能を有することから、具体的に
は、いわゆる7ディジット式LED表示器といった少な
くとも1桁の数字が表示可能な表示器や、液晶ディスプ
レイ、CRTといった2次元情報が表示可能な表示器な
どが挙げられる。あるいは、一般的なスロットマシーン
のように、帯状の無端リールの表面に数字、記号等を記
載し、このリールを所定方向に回転させるような表示器
も含まれる。
【000】表示器により表示される記号としては、具体
的には数字、絵文字、特定のシンボルなどが挙げられ
る。
【000】請求項5の発明は、メダル獲得口に臨む固定
テーブルの端部からこのメダル獲得口に向けて突出した
位置にメダル通過検出手段を設けたようなものである。
このようなメダル通過検出手段の一例として、請求項6
に示すように、メダル獲得口に臨む端部からこのメダル
獲得口に向けて延出する突出部材を固定テーブルに突設
し、メダル通過検出手段をこの突出部材に設けたような
ものが挙げられる。
【000】突出部材は、請求項7に示すように、端部か
ら斜め上方に延びる第1傾斜面と、第1傾斜面に続いて
斜め下方に延びる第2傾斜面とを備え、メダル通過検出
手段は第2傾斜面上を通過するメダルを検出するように
してもよい。押出手段によりメダルがメダル獲得口に向
けて押し出されると、固定テーブル端部に位置するメダ
ルのうち一部は突出部材の第1傾斜面に至り、後方にあ
るメダルにより第1傾斜面を押し上げられる。そして、
第1傾斜面と第2傾斜面との境界まで至った後、さらに
後方のメダルにより押されるとメダルは第2傾斜面を滑
降し、メダルがこのようにして第2傾斜面を滑降すると
メダル通過検出手段がメダル通過を検出する。
【000】請求項8の発明は、メダル通過検出手段によ
りメダルの通過が検出されると、プレーヤーに通過検出
を報知する報知手段を備えたようなものである。報知手
段は、プレーヤーにメダル通過検出を報知する機能を有
することから、具体的には、メダル通過検出手段からの
検出信号に連動して点灯あるいは点滅するランプ等の発
光装置、所定のファンファーレ等を鳴らすスピーカ等の
音声出力装置が挙げられる。また、報知用情報が表示さ
れたパネルをメダル通過に連動して揺動することによっ
ても報知手段を構成することができる。従って、この報
知手段からの報知により、プレーヤーはメダルが所定位
置を通過したことを容易に知ることができる。
【000】請求項9の発明は、回転テーブルの上方に位
置するメダル供給口を回転テーブル供給手段に設けたよ
うなものである。従って、メダルは回転テーブル上方か
ら回転テーブルに放出される。
【000】請求項10の発明は、一端が回転テーブルの
上方に位置して高さ方向に延在する中空の筒状部材と、
筒状部材内にメダルを供給するパイプ供給手段とを回転
テーブル供給手段に設けたようなものである。従って、
メダルはパイプ供給手段により筒状部材内に供給され、
この筒状部材内を落下して回転テーブル上方から回転テ
ーブルに放出される。
【000】請求項11の発明は、透光性を有する材質で
筒状部材を形成したようなものである。従って、筒状部
材内をメダルが落下する際、この落下する状態がプレー
ヤーに視認可能な状態で提示される。
【000】請求項12の発明は、筒状部材内に軸回りに
回転自在に支持されて一端が回転テーブルと同軸に連結
された軸部材と、軸部材に固設された板状体とを回転テ
ーブル供給手段に設けたようなものである。従って、筒
状部材内をメダルが落下する際、このメダルが回転する
板状体に当接、衝突しつつ落下する。
【000】請求項13の発明は、回転テーブルの外周部
に載置されたメダルを選択的に移送する選別手段を移送
手段に設けたようなものである。選別手段は、回転テー
ブルの外周部に載置されたメダルを選択的に移送する機
能を有することから、具体的には、回転テーブル外周部
に載置されたメダルのみを外方にかき出すアーム部材な
どが挙げられる。
【000】この場合、請求項14に示すように、回転テ
ーブルの外周部に設けられてこの回転テーブル上におけ
るメダルの移動を抑制する抑制部材を選別手段に設けて
もよい。抑制部材の例としては、回転テーブル上に同心
円状に配置されたリング状板体や、回転テーブルの外周
部に1段高く形成された段差部等が挙げられる。あるい
は、所定半径の円周上に沿ってナット頭部等の突起を回
転テーブル上に植設したものも抑制部材に含まれる。
【000】請求項15の発明は、回転テーブルの周縁部
を囲繞する囲繞壁と、囲繞壁の少なくとも1箇所に形成
されて回転テーブル上に載置されたメダルが通過可能な
切欠と、切欠を開閉自在に覆うゲート部材とを移送手段
に設けたようなものである。従って、回転テーブルを回
転した状態でゲート部材を開動して切欠を開放すると、
回転テーブルの回転に伴ってメダルに与えられた遠心力
によりメダルが切欠から外方に放出される。
【000】請求項16の発明は、固定テーブルに立設さ
れた壁部材と、壁部材に形成され、固定テーブルに接す
るメダルが1枚だけ通過可能なスリットと、スリットを
メダル回収口とするメダル回収部とを設けたようなもの
である。従って、メダルが固定テーブル上に複数層載置
されていると、最下層のメダルのみがスリットを通過
し、スリットを通過したメダルはメダル回収部により回
収される。
【000】この場合、請求項17に示すように、壁部材
に形成されて固定テーブルと壁部材とが成す隅部から上
方に向かって延びる開口と、開口の少なくとも上部を覆
う覆い部材とを設け、覆い部材により覆われていない部
分の開口によりスリットを構成してもよい。
【000】請求項18の発明は、プレーヤーがこのスリ
ットに視線を向けた状態で、覆い部材によりスリットが
隠れるような位置にスリットを配置したようなものであ
る。従って、プレーヤーはメダルがスリットを通過する
ことを目視することができない。
【000】請求項19の発明は、スリット近傍の固定テ
ーブルに設けられ、固定テーブル上をメダルが摺動する
ことを抑制する抑制部材を設けたようなものである。こ
の抑制部材により固定テーブル上のメダル摺動が抑制さ
れると、摺動抑制されたメダルの後方にあるメダルは、
押出部材による押出力を受けると摺動抑制されたメダル
を乗り越えようとしてその上に積層される。これが繰り
返されると、抑制部材近傍においてメダルが複数層積層
される。
【000】抑制部材はメダル摺動を抑制する機能を有す
ることから、単純には固定テーブル5上に突設された突
起等が挙げられるが、請求項20に示すように、固定テ
ーブルの上面からの突出長さが調整自在な突起である
と、メダル積層状態を調節できて好ましい。
【000】一方、請求項21の発明は、メダルが載置可
能な固定テーブルと、固定テーブルに設けられてプレー
ヤーに向けて開口するメダル取出口に連通するメダル獲
得口と、固定テーブル上にあるメダルをメダル獲得口に
向けて押し出す押出手段と、固定テーブル上にメダルを
供給する供給手段とを備えたメダルゲーム機に適用さ
れ、そして、上述の課題は、一端が固定テーブルの上方
に位置し、高さ方向に延在する中空の透光性筒状部材
と、筒状部材内にメダルを供給するパイプ供給手段とを
供給手段に設けることにより達成される。
【000】請求項22の発明は、筒状部材内に軸回りに
回転する軸部材と、軸部材に固設された板状体とを回転
テーブル供給手段に設けたようなものである。
【000】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1は本発明の一実施
形態であるメダルゲーム機を示す斜視図、図2は同正面
図、図3は同平面図、図4は図3のA−A線に沿う矢視
断面図、図5は図2のB−B線に沿う矢視断面図、図6
は図2のC−C線に沿う矢視断面図、図7は図3のD−
D線に沿う矢視断面図である。
【000】これらの図において、1はゲーム機本体であ
り、中空箱状に形成された基部1aと、基部1aの上部
に形成され、上から見て矩形枠体状の操作部1bと、操
作部1bの上部に掛け渡された支柱部1cと、支柱部1
cの左右から立ち上がる門型の装飾部1dとを備え、操
作部1b内が、後述するメダル獲得のためのゲームが実
行されるゲーム部2とされる。操作部1bと支柱部1c
との間には透光性を有する材質からなるカバー3が設け
られている。
【000】図3及び図6に詳細を示すように、4はゲー
ム部2の中央に配置された円板状の回転テーブル、5は
回転テーブル4の前後(図3、図6では上下)に配置さ
れた固定テーブル、6は固定テーブル5の上面を摺動、
あるいは上面の上を微少間隔を保って水平移動する板状
の移動テーブル6である。回転テーブル4は、移動テー
ブル6より1段高い台7の上に載置されている。
【000】図4に示すように、回転テーブル4は、基部
1aに突設された支持軸10に軸受11を介して回動自
在に軸支されている。12は基部1a内に設けられた駆
動用モータ、13はモータ12の駆動軸12aに固設さ
れたタイミングプーリ、14は回転テーブル4に固設さ
れたタイミングプーリであり、これら2つのプーリ1
3、14間にはタイミングベルト15が巻回されてい
る。従って、モータ12の回転駆動力はプーリ13、1
4及びベルト15を介して回転テーブル4に伝達され、
モータ12により回転テーブル4が回転駆動される。こ
の回転テーブル4上には、後述するように多数のメダル
が供給される。
【000】また、回転テーブル4上には、図6に示すよ
うに、その回転中心から所定半径を置いた円周上の位置
にビスNが複数本植設されている。これビスNは、回転
テーブル4上に供給されたメダルのうちビスNの頭部で
囲まれる範囲のメダルがこのビスNを越えて外へ移動し
ないように、その本数及び回転テーブル4からの突出量
が設定されている。好ましくは、回転テーブル4に直接
に接するメダル1枚分の厚さのメダルが外へ移動せず、
それより上に位置するメダルは外へ移動できるように設
定される。
【000】固定テーブル5の両端(図3、図4において
左右両端)にはメダル落下口8が形成されており、この
メダル落下口8は後述するメダル取出口31に連通して
いる。
【000】移動テーブル6は、図5に示すように上述の
台7の下部を貫通して一体に形成されている。この移動
テーブル6は、図4に示すように平板部の両端から下方
に立ち下がる壁部を取り付けた断面略コ字状に形成さ
れ、壁部の下端が固定テーブル5の上面に摺接しあるい
は微少間隔(好ましくはメダルが通過不可能な間隔)を
保って水平移動自在となるようにこの固定テーブル5上
に載置されている。
【000】すなわち、図5において、20は台7の下部
に収納され、図5の紙面を貫く方向に延在する水平ガイ
ド部材であり、移動テーブル6はこの水平ガイド部材2
0により基部1a(すなわち固定テーブル5)上を水平
方向に沿って移動自在に支持されている。また、図4及
び図5に示すように、移動テーブル6内には固定テーブ
ル5上を転動するローラ21が設けられ、移動テーブル
6の水平方向の移動を円滑にして移動に伴う摩擦抵抗を
低減している。そして、移動テーブル6の壁部先端が固
定テーブル5の上面に摺接し又は微少間隔を保つように
水平ガイド部材20及びローラ21の取付位置が調節さ
れている。
【000】また、図4及び図5において、22は基部1
a内に設けられた駆動用モータ、23はモータ22の駆
動軸22aに固設された回転アーム、24は回転アーム
23の先端に回動自在に軸支されたローラであり、この
ローラ24は、移動テーブル6の長手方向(図5の左右
方向)に延在するガイド部材25に沿って移動自在にさ
れている。従って、モータ22の回転に伴ってローラ2
4が旋回駆動されると、ローラ24がガイド部材25に
沿って往復動することにより移動テーブル6が(図3、
図4において左右方向に)往復動駆動される。これによ
り、移動テーブル6は、上述のメダル落下口8に対して
移動テーブル6が近づき、及びメダル落下口8から離れ
る方向に往復動駆動される。なお、移動テーブル6の往
復動ストロークは、ローラ24の取付位置により定ま
る。
【000】回転テーブル4の周縁部には、図6に示すよ
うに、テーブル4上に載置されたメダルを固定テーブル
5上に放出するためのゲート機構60が4箇所設けられ
ている。
【000】より詳細には、回転テーブル4の周縁部に
は、この回転テーブル4の回転によりメダルに遠心力が
加わったとき、このメダルが回転テーブル4から飛び出
てしまうのをせき止めるために環状の壁部61が立設さ
れているが、このゲート機構60が設けられている4箇
所だけは壁部61が切り欠かれ、後述するようにゲート
機構60の開放により回転テーブル4からメダルが放出
される。
【000】ゲート機構60の詳細を図6、図8及び図9
を参照して説明する。図8はゲート機構60の要部を示
す平面図、図9は同側面図である。これらの図におい
て、62は壁部61の切欠部(図示略)を覆うようにし
て設けられ、蝶番63により開閉自在に支持されたゲー
ト板である。64はゲート板62の開閉駆動用のモータ
であり、その駆動軸64aの先端にはクランク65が固
設されている。そして、クランク65の先端がゲート板
62の外周部にピン結合されることにより、モータ64
を駆動してクランク65を所定角度回動させると、図8
の想像線に示すようにゲート板62が蝶番63を中心に
開動して上述の切欠部が開放される。
【000】ゲート板62には、図8に示すように、その
中央部から回転テーブル4の内方に向かって延出する遮
蔽板66が突設されているとともに、ゲート板62が閉
位置(図8の実線位置)にある状態でその検出光路を遮
るような位置に光学式通過センサ67が設けられてい
る。このセンサ67はゲート板62の開閉を検出するた
めのセンサである。また、68はゲート板62が閉位置
にあるときにその先端が当接する位置に配置されたスト
ッパである。
【000】本実施形態では、図6に示すように、ゲート
機構60は回転テーブル4の左右に一対、互いにその蝶
番63が隣接するように(図6において上下対称に)設
けられており、これら隣接するゲート機構60のゲート
板62の基端部はスプリング69により連結されている
(図8参照)。従って、モータ64からの回転駆動力が
クランク65に付与されていない状態では、スプリング
69の付勢力によりゲート板62は閉位置に付勢され、
ストッパ68に当接することでこの閉位置で停止してい
る。
【000】なお、図6に示すように、ゲート板62等は
カバーCにより覆われてプレーヤーには直接見えないよ
うになっている。
【000】図1〜図7に戻って、30はメダル投入機構
であり、図3及び図6に最も詳細に示されるように、本
実施形態ではメダル投入機構30が前後2箇所ずつ、合
計4箇所設けられている。各メダル投入機構30は各々
のプレーヤーに対応して設けられており、従って、本実
施形態のメダルゲーム機では同時に4人のプレーヤーが
ゲームを楽しむことができる。
【000】この種のメダル投入機構30は周知であり、
その詳細については説明を省略するが、概略、ゲーム機
本体1の操作部1bを貫通して設けられ、一端が外部に
露出するとともに他端が固定テーブル5の上方にまで延
出されたガイド部材30aと、水平方向に揺動自在な状
態でガイド部材30aを支持する揺動支持部30bとを
備える。ガイド部材30aにはメダルが通過可能な溝
(図示略)が形成され、さらに、ガイド部材30aは、
その一端から他端に向けて下方に傾斜するように揺動支
持部30bに支持されている。従って、プレーヤーがガ
イド部材30aの一端から溝内にメダルを投入すると、
重力の作用によりメダルがガイド部材30aの一端から
他端に向けて溝内を転動し、ガイド部材30aの他端か
ら固定テーブル5上に投入される。
【000】なお、本出願人が既に提案したメダル選別装
置(特願平6−252761号参照)のようなメダル選
別機構をメダル投入機構30に付設し、所定の寸法、形
状を有するメダル以外のメダル等(実際の貨幣や使用機
種の異なるメダルなど)をメダル選別機構によりメダル
取出口31に返却しても良い。また、メダル通過センサ
をメダル投入機構30に付設し、プレーヤーによるメダ
ル投入数をカウントしても良い。カウントされたメダル
投入数は、後述するメダル供給数とともにゲーム機設置
者の管理用データとして使用することができる。
【000】31はメダル投入機構30下方のゲーム機基
部1aに設けられたメダル取出口である。このメダル取
出口31へは、上部開口が上述のメダル落下口8となる
メダルシューター32を介して、固定テーブル5からメ
ダル落下口8に落下したメダルが導かれ、ゲーム機1外
方へ取出可能となる。すなわち、固定テーブル5からメ
ダル落下口8にメダルを落下させると、落下したメダル
がメダル取出口31に導かれてメダルを獲得することが
できる。
【000】本実施形態では、図3及び図6に示すよう
に、後述するジャックポット動作の開始を行うためのチ
ェッカー機構70が設けられている。その詳細を図3、
図6、図10及び図11を参照して詳細に説明する。
【000】図10は、チェッカー機構70の要部構成を
示す正面図、図11は同平面図である。これらの図にお
いて、71は固定テーブル5からメダルシューター32
の上方(つまりメダル落下口8の上方)に向かって延出
されたカンチレバー部材である。このカンチレバー部材
71は、固定テーブル5の上面から先端に向かうに従っ
て上方に傾斜する登り傾斜板部71aと、この登り傾斜
板部71aに続いて先端に向かうに従って下方に傾斜す
る下り傾斜板部71bと、これら登り及び下り傾斜板部
71a、71bの側端から下方に立ち下がる側板部71
cとを備えている。
【000】下り傾斜板部71bの中央から先端にかけて
は、図11に示すように大きく切り欠かれており、この
切欠部を覆うように可動板部72が設けられている。こ
の可動板部72は、下り傾斜板部71bに平行に伸びる
メダル載置部72aと、このメダル載置部72aの後端
から下方に立ち下がる垂直板部72bと、この垂直板部
72bの下端から後方に向かって伸びる後板部72cと
を備えており、図略の揺動軸によりカンチレバー部材7
1に揺動自在に支持されている。
【000】垂直板部72bには、図10に示すように遮
蔽板73が後方に延出されて突設されていると共に、可
動板部72の揺動によってその検出光路が遮蔽板73に
より遮られる位置に光学式通過センサ74が設けられて
いる。この光学式通過センサ74は平面視コ字状の取付
部材(図11参照)75に取り付けられ、この取付部材
75はカンチレバー部材71の側板部71cに固定され
ている。このセンサ74は、ジャックポット動作開始を
指示するためのセンサである。
【000】また、メダル載置部72aには、その側端か
ら垂直に立ち上がるフラグ板76が突設されている。こ
のフラグ板76は、メダル載置部72a上にメダルが到
達してこのメダルの自重により可動板部72が揺動した
とき、プレーヤーにジャックポット開始を報知するため
のものであり、その側部にはジャックポット開始用位置
であることを知らせるための装飾が施されている。
【000】図1〜図7に戻って、32は表示部であり、
各メダル投入機構30に対応してゲーム部2内に4箇所
設けられている。表示部33は、3桁の数字が表示可能
に構成されている。本実施形態では、いわゆる7ディジ
ット式LED表示器(図示略)を3つ並設して表示部3
3を構成しており、各LED表示器は独立に表示制御可
能に構成されている。表示部33の表示制御の詳細につ
いては後述する。
【000】固定テーブル5の側部には、この固定テーブ
ル5上に積み上げられたメダルを回収するスリットが形
成されている。本実施形態のゲーム機1では、台7と固
定テーブル5との間の隅部に4箇所(図3に矢印S1で
示す)、操作部1bと固定テーブル5との間の隅部に4
箇所(図3に矢印S2で示す)、合計8箇所設けられて
いる。
【000】図12はスリット形成部分を拡大して示した
斜視図、図13は固定テーブル5上にメダルが載置され
た状態におけるスリット形成部分を示す斜視図、図14
はスリット形成部分の断面図である。これらの図におい
て、スリット形成部分(S1、S2)の台7または操作
部1bの側部には、固定テーブル5との隅部から上方に
向かって切欠部81が形成されているとともに、台7ま
たは操作部1bの側部には、切欠部81の最下端を除い
てこの切欠部81を覆うようにパネル82が取り付けら
れている。そして、パネル82により覆われない部分の
切欠部81がスリット80とされる。このスリット80
は、メダル1枚が辛うじて通過可能な高さに形成されて
いる。また、スリット80近傍の固定テーブル5にはナ
ット83が植設されており、その頭部は固定テーブル5
から所定高さだけ突出している。
【000】従って、このナット83の頭部が突出してい
ることによりメダルMがこのナット83近傍で複数枚上
下に重複し、スリット80の近傍ではメダルMが複数層
上下に重なり合った状態になる。この状態で、最下層の
メダルMだけがスリット80を通って抜けてしまうの
で、プレーヤーがスリット80の存在に気付くことなく
固定テーブル5上のメダルを回収することができる。
【000】また、スリット80はメダル1枚が辛うじて
通過可能な非常に狭い幅に形成されているとともに、プ
レーヤーの視点からしてスリット80が比較的下方に形
成されているため、プレーヤーからはパネル82により
スリット80がほぼ覆われた状態になる。これによって
も、プレーヤーがスリット80の存在に気付くことなく
固定テーブル5上のメダルを回収することができる。特
に、パネル82をゲーム機の題名表示パネル等と兼用す
ると、プレーヤーはスリット80形成のためのパネル8
2と気付く可能性が低くなり、この面からも、プレーヤ
ーがスリット80の存在に気付くことなく固定テーブル
5上のメダルを回収することができる。
【000】図4及び図5において、40はゲーム機本体
基部1a内に設けられた第1のメダルシューターであ
る。本実施形態では、第1のメダルシューター40は各
固定テーブル5の左右にそれぞれ1個、合計4個設けら
れている。各々のメダルシューター40は、ゲーム機1
の中央に向かうに従って下方に傾斜するようにこのゲー
ム機1の前後方向(図5の左右方向)に延在し、かつ、
上述のスリット80から落下するメダルを収容しうるよ
うにスリット80の下方に位置するように配置されてい
る。41は第1のメダルシューター40の下端の下方に
配置された第2のメダルシューターであり、ゲーム機1
の側方(本実施形態では図4に示すように左方)に向か
うに従って下方に傾斜するようにこのゲーム機1の左右
方向に延在して配置されている。
【000】42は、ゲーム機本体基部1の底部に位置
し、第2のメダルシューターの下端の下方に配置された
メダルホッパーである。このメダルホッパー42は、第
2のメダルシューター41を流れてきたメダルを一時的
に貯留するとともに、図略の制御装置からの信号に基づ
いて、貯留してあるメダルから所定枚数のメダルを放出
する機能を有する。この種のメダルホッパー42は周知
であり、その具体的説明を省略するが、一例として、メ
ダルが貯留されるメダル貯留箱と、メダル貯留箱の下部
に設けられた円板部材と、この円板部材を回転駆動する
駆動モータとを備えたものが挙げられる。円板部材には
メダル1枚が収容可能なメダル受け穴が複数形成され、
駆動モータによる円板部材の回転駆動に応じてメダル受
け穴にメダルが収容されるとともに、メダル受け穴に収
容されたメダルが後述するエレベータレール43内に強
制的に押し込まれる。これを繰り返すことにより所定枚
数のメダル放出が行われる。
【000】図4において、43はホッパー42からゲー
ム機本体装飾部1dの上部まで上下方向に延在するエレ
ベータレールである。このエレベータレール43内に
は、メダルが幅方向に1列に並ぶ通路が形成されてい
る。このようなエレベータレール43の一例としては、
メダルの直径よりやや大きい幅とメダルの厚さよりやや
大きい高さを有する内部通路を有する角形パイプが挙げ
られる。
【000】装飾部1dの上部中央には貫通孔44が穿設
され、エレベータレール43の上端部とこの貫通孔44
との間には、貫通孔44に向かうに従って下方に傾斜す
るメダルレール45が架設されている。メダルレール4
5には、メダルが立った状態で転動可能な溝(図示略)
が形成されている。
【000】46は、貫通孔44に連通し、装飾部1dの
上部中央から支柱部1cを貫通して回転テーブル6の上
方にまで上下方向に延出されたパイプである。このパイ
プ46は、透光性材質で形成された中空筒状の部材で構
成され、装飾部1dおよび支柱部1cに支持されてい
る。パイプ46内には上下方向に延在するポール47が
収納され、このポール47の下端は回転テーブル6の上
面に固設されている。ポール47には楕円状の板状体
(楕円板)48が複数枚固設されている。より詳細に
は、各々の楕円板48は、上から見て円形になるように
楕円板48の板面がポール47の軸方向に対して斜めに
取り付けられている。本実施形態では、楕円板48の板
面は鏡面仕上げに形成され、ランプ50(図4参照)に
より照らされることにより照明効果をもたらすように構
成されている。
【000】次に、図1〜図14を参照して、本実施形態
のメダルゲーム機の動作について説明する。
【000】メダルゲーム機の電源スイッチ(図示略)投
入時に、回転テーブル4及び固定テーブル5上に所定枚
数のメダルを載置しておく。電源投入により回転テーブ
ル4及び移動テーブル6のモータ12、22が回転駆動
され、回転テーブル4は所定方向に低速回転駆動され、
移動テーブル6は固定テーブル5上を往復駆動される。
【000】この状態でプレーヤーがメダル投入機構30
により固定テーブル5上の所定位置にメダルを投入する
と、その時点における固定テーブル5上のメダル載置状
態、移動テーブル6の位置、及びメダル投入機構30に
よるメダル投入位置に応じて、移動テーブル6によりメ
ダルがメダル落下口8に向けて押し出される。
【000】固定テーブル5の端部に位置するメダルは、
移動テーブル6による押出動作により一部がメダル落下
口8に落下し、メダルシューター32を介してメダル取
出口31に至り、プレーヤーの獲得メダルとなる。
【000】また、固定テーブル5の端部に位置するメダ
ルの一部は、移動テーブル6による押出動作によりチェ
ッカー機構70のカンチレバー部材71の登り傾斜板部
71aに至り、後方にあるメダルに押し上げられてこの
登り傾斜板部71a上を上昇する。
【000】そして、このメダルが登り傾斜板部71aと
下り傾斜板部71bとの境界部、つまり頂点に至った状
態でさらに後方にあるメダルにより押し出されると、こ
のメダルは自重により下り傾斜板部71b上を摺動しつ
つ落下し、可動板部72のメダル載置部72a上に至っ
た時点でその自重により可動板部72を(図10におい
て下方に)揺動させる。可動板部72の揺動により下り
傾斜がさらにきつくなるのでメダルはメダル載置部72
aに沿って滑り落ち、メダル落下口8に落下してメダル
取出口31に至るが、可動板部72の揺動によりセンサ
74からジャックポット開始指令信号が送出される。
【000】ジャックポット開始指令信号を受信したメダ
ルゲーム機の制御部(図略)は、表示部33の各LED
表示器に対して、所定時間単位で増加または減少する数
字を表示する指令を送出する。あるいは、ソフトウェア
的に、いわゆるスロットマシーンのように数字が表示さ
れたリールが上下方向に移動するような表示を行っても
良い。次に、制御部は、各LED表示器による数字変動
表示をランダムに停止させ、停止したときに各LED表
示器に表示されている数字を検出する。そして、各LE
D表示器に表示された数字が全て揃っている(つまりゾ
ロ目状態)ことが検出されたら、ジャックポット成立と
判定してジャックポット動作を開始する。
【000】ジャックポット動作とは次のようなものであ
る。まず、モータ12が高速回転駆動され、回転テーブ
ル4もこれに連れて通常より高速に回転される。回転テ
ーブル4の回転速度が一定速度に達した後、ゲート機構
60のモータ64が所定方向に所定角度だけ回転駆動さ
れ、ゲート板72が開動されて壁部61の切欠部が開放
される。従って、回転テーブル4の遠心力によりこの回
転テーブル4上に載置されたメダルが切欠部から外に放
出され、固定テーブル5上に払い出される。但し、ビス
Nの存在により、回転テーブル4上にあるメダルのうち
ビスNで囲まれる領域のメダルは払い出されることはな
い。
【000】固定テーブル5上に多数のメダルが払い出さ
れることにより、移動テーブル6の押出動作があると多
数のメダルがメダル落下口8に落下し、獲得メダル数が
一気に増加する可能性を高める。
【000】なお、本実施形態では、隣接するゲート機構
60が図6において上下対称に形成されているので、ジ
ャックポット開始指示がされたチェッカー機構70の位
置によって回転テーブル4の回転方向を逆転することに
注意すべきである。
【000】この後、制御部は、モータ12を低速回転駆
動して回転テーブル4を通常の回転速度にした(必要な
場合は回転方向を反転させた)後、メダルホッパー42
に対して所定枚数のメダル供給を指示する。メダルホッ
パー42はエレベータレール43、メダルレール45を
介してパイプ46内に所定枚数のメダルを供給する。パ
イプ46内に供給されたメダルは、回転テーブル4に連
れて回転するポール47の楕円板48に当接、衝突しな
がらパイプ46内を落下し、回転テーブル4上に放出さ
れる。メダルと楕円板48との衝突により音響効果が得
られ、多量のメダルが回転テーブル4上に放出されたよ
うな印象を受ける。これにより、プレーヤーのメダル獲
得意欲がさらに高められる。
【000】また、ジャックポット成立判定のうち、特定
の数字が揃った(一例として「7」が3つ揃った)場
合、最初に回転テーブル4上に所定枚数だけメダルを供
給した後、上述のジャックポット動作を行っても良い。
【000】従って、本実施形態によれば、回転テーブル
4を高速回転させてメダルの遠心力により固定テーブル
5にメダルを放出し、さらに、回転テーブル4の上方か
らメダルを落下させて回転テーブル4にメダルを供給し
ているので、従来のメダルゲーム機にはないメダルの供
給及び放出形態を提示することができ、プレーヤーのメ
ダル獲得意欲をそそるような視覚的効果をもたらすこと
ができる。
【000】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、駆動手段により回転駆動される回転テー
ブル上にメダルを供給し、この回転テーブルに載置され
たメダルを移送手段により固定テーブルに移送している
ので、いわば固定テーブルに移送される予定のメダルが
回転テーブル上に陳列された状態になる。これにより、
従来のメダルゲーム機にはないメダルの移送形態を提示
することができ、プレーヤーのメダル獲得意欲をそそる
ような視覚的効果をもたらすことができる。
【000】また、請求項2の発明によれば、メダル投入
口を介して固定テーブル上にメダルを投入することがで
き、これにより押出手段によるメダル押出態様を変化さ
せてメダル獲得枚数を競うことができ、興趣に富んだゲ
ームが提供できる。
【000】また、請求項3の発明によれば、イベント実
行結果をメダル移送の態様に反映させることができるの
で、多様なメダル移送態様が実現できて結果的に多様な
ゲーム進行が行え、興趣に富んだゲームが提供できる。
【000】また、請求項7の発明によれば、押出手段に
より押し出されたメダルが徐々に第1傾斜面を上昇し、
第2傾斜面との境界である第1傾斜面の頂上を越えると
第2傾斜面を滑降することにより記号表示手段の表示変
更が開始されるので、従来のメダルゲーム機にはない視
覚的効果をもたらすことができる。つまり、第1傾斜面
の登り傾斜をメダルが上昇する途中で突出部材からメダ
ルが落下する可能性をはらみつつメダルが徐々に上昇す
ることで、メダルがいわば吊り橋を渡るかのようなスリ
ルをもたらし、さらに、頂上を越えると今度は第2傾斜
面を一気に滑降することでスピード感に富んだメダル移
動態様を実現できる。
【000】さらに、請求項8の発明によれば、メダル通
過検出手段によるメダル通過検出を報知手段によりプレ
ーヤーに報知することができるので、プレーヤーはメダ
ルが所定位置を通過したことを容易に知ることが可能に
なり、記号表示手段の表示変更に続くイベント実行の期
待感をプレーヤーに与えて興趣に富んだゲームが提供で
きる。
【000】一方、請求項9の発明によれば、回転テーブ
ル上方からメダルを回転テーブル上に供給することがで
きるので、従来のメダルゲーム機にはないメダルの供給
形態を提示することができ、プレーヤーのメダル獲得意
欲をそそるような視覚的効果をもたらすことができる。
つまり、メダルが上方から落下、放出されることで実際
のメダル供給枚数より多量のメダルが回転テーブル上に
供給されたかのような視覚的効果をもたらすことがで
き、プレーヤーのメダル獲得意欲がそそられて興趣に富
んだゲームが提供できる。
【000】加えて、請求項11及び21の発明によれ
ば、筒状部材内をメダルが落下する状態がプレーヤーに
視認可能な状態で提示されるので、メダルの落下経路の
相当部分をプレーヤーに提示することができ、上述の視
覚的効果がさらに高められる。
【000】しかも、請求項12及び22の発明によれ
ば、筒状部材内をメダルが落下する際、このメダルが回
転する板状体に当接、衝突しつつ落下するので、当接・
衝突音によってもメダル供給状態がプレーヤーに提示さ
れ、プレーヤーのメダル獲得意欲がさらにそそられて興
趣に富んだゲームが提供できる。
【000】一方、請求項13の発明によれば、回転テー
ブル外周部に載置されたメダルが選択的に移送されるの
で、回転テーブル上に載置、展示されたメダル枚数と実
際に移送されるメダル枚数との間に格差ができ、プレー
ヤーのメダル獲得の期待感を保持しつつ実際のメダル移
送枚数を制限することができる。
【000】また、請求項15の発明によれば、回転テー
ブルを回転した状態でゲート部材を開動して切欠を開放
すると、回転テーブルの回転に伴ってメダルに与えられ
た遠心力によりメダルを切欠から外方に放出させること
ができ、これにより固定テーブルへのメダル移送が実施
できるので、実際のメダル移送枚数より多量のメダルが
固定テーブル上に移送されたかのような視覚的効果をも
たらすことができ、プレーヤーのメダル獲得意欲がさら
にそそられて興趣に富んだゲームが提供できる。
【00】さらに、請求項16の発明によれば、メダルが
固定テーブル上に複数層載置されていると、最下層のメ
ダルのみがスリットを通過し、スリットを通過したメダ
ルをメダル回収部により回収することができるので、プ
レーヤーに気付かれずに固定テーブル上にあるメダルを
一定枚数回収することができ、プレーヤーのメダル獲得
の期待感を保持しつつ実際のメダル獲得枚数を制限する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるメダルゲーム機を示
す斜視図である。
【図2】一実施形態のメダルゲーム機の正面図である。
【図3】一実施形態のメダルゲーム機の平面図である。
【図4】図3のD−D線に沿う矢視断面図である。
【図5】図2のA−A線に沿う矢視断面図である。
【図6】図2のB−B線に沿う矢視断面図である。
【図7】図3のC−C線に沿う矢視断面図である。
【図8】ゲート機構の要部を示す平面図である。
【図9】ゲート機構の側面図である。
【図10】チェッカー機構の要部構成を示す正面図であ
る。
【図11】チェッカー機構の平面図である。
【図12】スリット形成部分を拡大して示した斜視図で
ある。
【図13】固定テーブル上にメダルが載置された状態に
おけるスリット形成部分を示す斜視図である。
【図14】スリット形成部分の断面図である。
【符号の説明】
1 ゲーム機本体 2 ゲーム部 4 回転テーブル 5 固定テーブル 6 移動テーブル 8 メダル落下口 12、22、64 駆動用モータ 30 メダル投入機構 31 メダル取出口 33 表示部 40、41 メダルシューター 42 メダルホッパー 46 パイプ 47 ポール 48 楕円板 60 ゲート機構 61 壁部 62 ゲート板 70 チェッカー機構 71 カンチレバー部材 71a 登り傾斜板部 71b 下り傾斜板部 74 光学式通過センサ 76 フラグ板 80 スリット 81 切欠部 82 パネル
フロントページの続き (72)発明者 浜野 隆 神戸市中央区港島中町7丁目3番地の2 コナミ株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メダルが載置可能な固定テーブルと;前
    記固定テーブルに設けられ、プレーヤーに向けて開口す
    るメダル取出口に連通するメダル獲得口と;前記固定テ
    ーブル上にある前記メダルを前記メダル獲得口に向けて
    押し出す押出手段と;前記固定テーブル上に前記メダル
    を供給する供給手段と;を備えたメダルゲーム機におい
    て:前記供給手段は、 回転自在に設けられ、前記メダルが載置可能な回転テー
    ブルと;前記回転テーブルを回転駆動する駆動手段と;
    前記回転テーブル上に前記メダルを供給する回転テーブ
    ル供給手段と;前記回転テーブル上に載置された前記メ
    ダルを前記固定テーブルに向けて移送する移送手段と;
    を備えたことを特徴とするメダルゲーム機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のメダルゲーム機におい
    て:プレーヤーが前記メダルを投入するメダル投入口を
    有し、前記メダル投入口に投入された前記メダルを前記
    固定テーブル上に導く投入手段を備えることを特徴とす
    るメダルゲーム機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のメダルゲーム機
    において:前記移送手段は、 前記メダルが所定位置を通過したことを契機に実行され
    るイベントの実行結果を判定する判定手段を備え、 前記判定手段の判定結果に基づいて前記メダルの移送が
    行われることを特徴とするメダルゲーム機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のメダルゲーム機におい
    て:前記移送手段は、 前記固定テーブルから前記メダル獲得口へのメダル移動
    経路の途中に設けられ、前記メダルの通過を検出するメ
    ダル通過検出手段と;複数の記号が表示可能な表示部を
    少なくとも1つ備え、前記メダル通過検出手段からの検
    出信号出力により前記表示部の表示を変更し、ランダム
    に設定されるタイミングで表示変更を停止する記号表示
    手段と;を備え、 前記判定手段は、表示変更が停止した状態における前記
    記号表示手段の前記表示部が所定の記号を表示したか否
    かを判定することを特徴とするメダルゲーム機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のメダルゲーム機におい
    て:前記メダル通過検出手段は、前記メダル獲得口に臨
    む前記固定テーブルの端部からこのメダル獲得口に向け
    て突出した位置に設けられていることを特徴とするメダ
    ルゲーム機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のメダルゲーム機におい
    て:前記固定テーブルには、前記メダル獲得口に臨む前
    記端部からこのメダル獲得口に向けて延出する突出部材
    が突設され、 前記メダル通過検出手段は前記突出部材に設けられてい
    ることを特徴とするメダルゲーム機。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のメダルゲーム機におい
    て:前記突出部材は、 前記端部から斜め上方に延びる第1傾斜面と;前記第1
    傾斜面に続いて斜め下方に延びる第2傾斜面と;を備
    え、 前記メダル通過検出手段は前記第2傾斜面上を通過する
    前記メダルを検出することを特徴とするメダルゲーム
    機。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれかに記載のメダル
    ゲーム機において:前記メダル通過検出手段により前記
    メダルの通過が検出されると、プレーヤーに通過検出を
    報知する報知手段を備えたことを特徴とするメダルゲー
    ム機。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載のメダル
    ゲーム機において:前記回転テーブル供給手段は、前記
    回転テーブルの上方に位置するメダル供給口を備えるこ
    とを特徴とするメダルゲーム機。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のメダルゲーム機にお
    いて:前記回転テーブル供給手段は、一端が前記回転テ
    ーブルの上方に位置し、高さ方向に延在する中空の筒状
    部材と;前記筒状部材内に前記メダルを供給するパイプ
    供給手段と;を備えることを特徴とするメダルゲーム
    機。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のメダルゲーム機に
    おいて:前記筒状部材は透光性を有する材質で形成され
    ていることを特徴とするメダルゲーム機。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載のメダル
    ゲーム機において:前記回転テーブル供給手段は、 前記筒状部材内に軸回りに回転自在に支持され、一端が
    前記回転テーブルと同軸に連結された軸部材と;前記軸
    部材に固設された板状体と;を備えることを特徴とする
    メダルゲーム機。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載のメ
    ダルゲーム機において:前記移送手段は、前記回転テー
    ブルの外周部に載置されたメダルを選択的に移送する選
    別手段を備えることを特徴とするメダルゲーム機。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のメダルゲーム機に
    おいて:前記選別手段は、回転テーブルの外周部に設け
    られ、この回転テーブル上における前記メダルの移動を
    抑制する抑制部材を備えることを特徴とするメダルゲー
    ム機。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれかに記載のメ
    ダルゲーム機において:前記移送手段は、 前記回転テーブルの周縁部を囲繞する囲繞壁と;前記囲
    繞壁の少なくとも1箇所に形成され、前記回転テーブル
    上に載置されたメダルが通過可能な切欠と;前記切欠を
    開閉自在に覆うゲート部材と;を備えることを特徴とす
    るメダルゲーム機。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれかに記載のメ
    ダルゲーム機において:前記固定テーブルに立設された
    壁部材と;前記壁部材に形成され、前記固定テーブルに
    接する前記メダルが1枚だけ通過可能なスリットと;前
    記スリットをメダル回収口とするメダル回収部と;を備
    えることを特徴とするメダルゲーム機。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のメダルゲーム機に
    おいて:前記壁部材に形成され、前記固定テーブルと前
    記壁部材とが成す隅部から上方に向かって延びる開口
    と;前記開口の少なくとも上部を覆う覆い部材と;を備
    え、前記スリットは、前記覆い部材により覆われていな
    い部分の開口により構成されることを特徴とするメダル
    ゲーム機。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のメダルゲーム機に
    おいて:前記スリットは、プレーヤーがこのスリットに
    視線を向けた状態で、前記覆い部材により前記スリット
    が隠れるような位置に配置されていることを特徴とする
    メダルゲーム機。
  19. 【請求項19】 請求項16〜18のいずれかに記載の
    メダルゲーム機において:前記スリット近傍の前記固定
    テーブルに設けられ、前記固定テーブル上を前記メダル
    が摺動することを抑制する抑制部材を備えることを特徴
    とするメダルゲーム機。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のメダルゲーム機に
    おいて:前記抑制部材は、前記固定テーブルの上面から
    の突出長さが調整自在な突起であることを特徴とするメ
    ダルゲーム機。
  21. 【請求項21】 メダルが載置可能な固定テーブルと;
    前記固定テーブルに設けられ、プレーヤーに向けて開口
    するメダル取出口に連通するメダル獲得口と;前記固定
    テーブル上にある前記メダルを前記メダル獲得口に向け
    て押し出す押出手段と;前記固定テーブル上に前記メダ
    ルを供給する供給手段と;を備えたメダルゲーム機にお
    いて:前記供給手段は、一端が前記固定テーブルの上方
    に位置し、高さ方向に延在する中空の透光性筒状部材
    と;前記筒状部材内に前記メダルを供給するパイプ供給
    手段と;を備えることを特徴とするメダルゲーム機。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載のメダルゲーム機に
    おいて:前記回転テーブル供給手段は、 前記筒状部材内に軸回りに回転する軸部材と;前記軸部
    材に固設された板状体と;を備えることを特徴とするメ
    ダルゲーム機。
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JP4540082B2 (ja) * 2000-10-13 2010-09-08 株式会社バンダイナムコゲームス メダルゲーム装置

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