JPH09135143A - Sawデバイス - Google Patents

Sawデバイス

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JPH09135143A
JPH09135143A JP28948495A JP28948495A JPH09135143A JP H09135143 A JPH09135143 A JP H09135143A JP 28948495 A JP28948495 A JP 28948495A JP 28948495 A JP28948495 A JP 28948495A JP H09135143 A JPH09135143 A JP H09135143A
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saw device
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了一 高山
Toshio Sugawa
俊夫 須川
Keizaburo Kuramasu
敬三郎 倉増
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大電力印加に耐え、挿入損失の増加も防止で
きるインターディジタルトランスデューサ電極を用いた
SAWデバイスを提供することを目的とする。 【解決手段】 圧電体基板1の表面にアルミニウム膜3
1〜35と、アルミニウム膜より大きな弾性定数を有す
る導電性材料よりなる膜41〜44を、SAWデバイス
の動作時に電極に負荷される応力の分布に従って、各層
の膜厚を変化させて交互に積層したインターディジタル
トランスデューサ電極2を形成する事により高い耐電力
性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はSAWデバイスに関
するもので、より詳しくはSAWデバイスのインターデ
ィジタルトランスデューサの耐電力構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】SAWデバイスは圧電基板の表面上にア
ルミニウム膜よりなる電極を櫛形形状に設けてインター
ディジタルトランスデューサ部を形成し、フィルタや共
振器を構成している。
【0003】近年、移動体通信の高周波化にともない、
SAWデバイスの動作周波数も数百MHzから数GHz
と高周波化するとともに高出力化が望まれている。高周
波化によりインターディジタルトランスデューサ電極の
パターン幅も微細化が必要となり、中心周波数1.5G
Hz帯フィルタでは電極線幅は約0.7μmに形成する
必要がある。
【0004】この様に微細な線幅を形成したSAWデバ
イスに大きな電力を印加すると、弾性表面波によって生
じる歪が電極膜に応力を発生させ、その応力が電極膜の
限界応力を越えると電極材料であるアルミニウム原子が
結晶粒界を移動し、その結果突起(ヒロック)と空隙
(ボイド)を発生させて電極の破壊が生じ、SAWデバ
イスの特性の劣化に至る。
【0005】この様な問題点に対して、特公昭61−4
7010号公報に記載されているように、電極材料とし
て銅を添加したアルミニウム合金膜を用いることが行わ
れ、アルミニウム単独膜に比べて大きな電力印加に耐え
るものが作成されている。また、さらにチタン、ニッケ
ル、パラジウム等を添加して電極膜の強化を図ることも
行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
携帯電話の送信段に使用するために必要とされる電力に
対して、充分な耐電力性と低挿入損失は得られていなか
った。例えば、アナログセルラー電話では1.6W以上
の電力印加に耐え、かつ挿入損失も現在多く使われてい
る誘電体フィルタと同程度の値にすることが必要であ
る。大電力印加に耐えるようにするためには、従来の技
術ではアルミニウムに添加する金属の割合を増加させれ
ば良いが、同時に合金膜の比抵抗も増加してしまい挿入
損失の増加になる。
【0007】本発明は大電力に耐え、かつ挿入損失の増
加も防止できるインターディジタルトランスデューサ電
極を用いたSAWデバイスを提供する事を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、圧電体基板の表面上に設けたインターディ
ジタルトランスデューサ電極がアルミニウム膜と、この
アルミニウム膜よりも大きな弾性定数を有する導電体材
料を交互に積層してなり、かつ前記導電体材料よりなる
膜及び前記アルミニウム膜の積層数が各々少なくとも2
層以上である構造を有するSAWデバイスにおいて、前
記SAWデバイス動作時に電極に負荷される応力の膜厚
方向の分布により各層の膜厚を変化させたものである。
【0009】これにより、大電力印加に耐え、かつ従来
の方法と比較して挿入損失の増加が少ないSAWデバイ
スが得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、圧電体基板と、前記圧電体基板の表面上に設けたイ
ンターディジタルトランスデューサ電極を有し、前記イ
ンターディジタルトランスデューサ電極がアルミニウム
膜とこのアルミニウム膜よりも大きな弾性定数を有する
導電体材料よりなる膜を交互に積層してなり、かつ前記
導電体材料よりなる膜及び前記アルミニウム膜の積層数
が各々少なくとも2層以上である構造を有するSAWデ
バイスにおいて、前記SAWデバイス動作時に電極に負
荷される応力の膜厚方向の分布に従い各層の膜厚を変化
させたものであり、電極に負荷される応力による電極の
劣化を防ぐという作用を有するものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、アルミニウム膜
の各層の厚さ及びこのアルミニウム膜よりも大きな弾性
定数を有する導電体材料よりなる膜の各層の厚さが共に
150nm以下としたものであり、各層で発生する側面
突起(サイドヒロック)を抑制するという作用を有す
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、デバイス使用時
に電極に負荷される応力の膜厚方向の分布に従い、応力
の負荷が大きい箇所ほどアルミニウム層の膜厚が薄く、
かつアルミニウム膜よりも大きな弾性定数を有する導電
体材料よりなる膜の層は各層とも一定の膜厚を有するS
AWデバイスであり、積層構成膜とした場合、劣化の最
も激しいアルミニウム層のボイドの発生を防ぎ、結果と
して耐電力性を上げるという作用を有する。
【0013】請求項4に記載の発明は、デバイス使用時
に電極に負荷される応力の膜厚方向の分布に従い、応力
の負荷が大きい箇所ほどアルミニウム膜よりも大きな弾
性定数を有する導電体材料よりなる膜の層は厚く、かつ
アルミニウム層の膜厚は各層とも一定の膜厚を有するS
AWデバイスであり、応力の負荷が大きい箇所ほどアル
ミニウム膜よりも大きな弾性定数を有する導電体材料の
層を厚くすることにより機械的強度を上げ、また積層構
成膜とした場合、劣化の最も激しいアルミニウム層から
の原子の移動をそのアルミニウム層を挟持するアルミニ
ウム膜よりも大きな弾性定数を有する導電体材料よりな
る膜により強固に阻止する作用を有する。
【0014】請求項5に記載の発明は請求項1に記載の
SAWデバイスにおいて、前記SAWデバイス動作時に
電極に負荷される応力の膜厚方向の分布に従い、応力の
負荷が大きい箇所ほどアルミニウム膜よりも大きな弾性
定数を有する導電体材料よりなる膜の層は厚く、かつア
ルミニウム膜の膜厚は薄くしたSAWデバイスであり、
少ない積層数で高い耐電力性を得るという作用を有す
る。
【0015】請求項6に記載の発明は、積層した電極の
最表面がアルミニウム膜であり、かつその膜厚を50n
m以下とした請求項1記載のSAWデバイスであり、最
表面のアルミニウム膜層で発生するアルミニウム原子の
移動を抑制する作用を有する。
【0016】請求項7に記載の発明は、積層した電極の
最表面がアルミニウム膜よりも大きな弾性定数を有する
導電体材料よりなる膜とした請求項1記載のSAWデバ
イスであり、電極表面付近からの電極の劣化を防止する
作用を有する。
【0017】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。すでに従来の技術で述べたように、表面弾性波素子
を励振したときに圧電体基板に歪が生じ、この歪により
インターディジタルトランスデューサ電極に応力が加わ
り、応力が膜の限界応力を越えると電極中のアルミニウ
ム原子が粒界を伝わって表面に移動して突起(ヒロッ
ク)を生じる。アルミニウム原子が表面に移動すると膜
中にはアルミニウム原子の空隙(ボイド)が発生する。
【0018】このアルミニウム原子の移動によるヒロッ
クやボイドの発生は、膜の機械的強度が大きくなるほ
ど、またアルミニウム膜を構成する粒径が小さいほど生
じ難くなり、さらに粒界に銅、チタン等の添加物の原子
が析出すると抑制されることは従来から知られており、
各種の材料の添加が試みられてきた。しかしながら、添
加材料の濃度を増加すると膜の比抵抗が増大して挿入損
失の大幅な増加につながるために添加量には限界があっ
た。
【0019】また、さらに本発明者らの実験によると、
添加材料の濃度を増加させても単一合金膜の場合、圧電
基板と電極との界面から電極の表面まで結晶粒界は連続
的に存在し、かつその粒径も電極表面ほど大きくなる。
このために、電極に加わる応力がこの合金電極の限界応
力以上になれば、アルミニウムは結晶粒界を通じて電極
表面にまで原子移動が生じ、ヒロックを発生してしまう
ことが認められた。しかもボイドの発生場所およびその
大きさは、電極の膜厚方向に対し分布が認められ、解析
の結果SAWデバイス動作時における電極に負荷される
応力の分布と一致していることが分かった。
【0020】本発明はこの様な知見に基づき、アルミニ
ウム膜をこれらの材料よりも大きな弾性定数を有する材
料で層状に分割することで、アルミニウム膜の粒径の拡
大を防止するとともに、アルミニウム原子が粒界を通じ
て電極表面に移動することを防止するものである。
【0021】さらに、電極内においてアルミニウム膜と
このアルミニウム膜よりも大きな弾性定数を有する導電
体材料よりなる膜を積層する際に、各層の厚みを調整す
ることで電極の内部において弾性的強度の分布を作りだ
し、これをSAWデバイス動作時における電極に負荷さ
れる応力の分布に従って最適化してやることによって効
率的に大きな応力印加でも破壊しにくくなるようにした
ものである。また、積層するアルミニウム膜の各層の厚
さが厚い場合には励振による応力でアルミニウム原子は
横方向への移動が生じサイドヒロックを発生する。この
サイドヒロックは電極の劣化につながるとともに、隣接
するインターディジタルトランスデューサ電極と接触す
るとショート不良となる。また、これらヒロックは、各
アルミニウム膜の層の厚さに対し各アルミニウム層と接
しているアルミニウム膜よりも大きな弾性定数を有する
導電体材料よりなる膜の層の膜厚が極端に大きくなった
場合、アルミニウム膜よりも大きな弾性定数を有する導
電体材料よりなる膜の層でも発生することを確認してい
る。
【0022】このアルミニウム原子の移動防止に対して
は、積層するアルミニウム膜の厚さを薄くすることが効
果的であり、本発明者らは実験より送信段に使うための
1.6W以上の電力印加に耐えるためには150nm以
下、望ましくは100nm以下とすることがよいことを
見いだした。同様にアルミニウム膜よりも大きな弾性定
数を有する導電体材料についても膜厚を150nm以下
とすることがよいことも見いだした。
【0023】以下、具体的な実施の形態として図1
(a),(b),(c)を参照しながら説明する。図1
(a)は本実施の形態で作成した800MHz帯のラダ
ータイプのフィルタの構成を示す斜視図である。また、
図1(b)はその構成図である。1は圧電体基板であ
り、本実施の形態ではリチウム酸タンタル基板(以下L
T基板と呼ぶ)を用いた。2はインターディジタルトラ
ンスデューサ電極で、3は反射器電極である。
【0024】図1(c)は電極一本の断面図を示してお
り、このフィルタを2Wで使用した場合、最も電極の劣
化が問題となる直列の初段に配置された共振器に負荷さ
れる応力を解析した結果をもとに電極の膜厚方向の断面
の中で最も大きな応力が負荷されるAA面についての応
力分布を図に表したものである。この共振器において解
析の結果、デバイスが2Wで動作中電極内の応力の分布
は、応力が引っ張りから圧縮に反転する点(以下中立点
と呼ぶ)からの距離におおよそ比例することが分かって
いる。
【0025】(実施の形態1)図2は本発明の積層構成
電極の断面の概略図である。これらに示した断面図はイ
ンターディジタルトランスデューサ電極一本のみを示し
ている。図2において、31〜35はアルミニウム膜
で、41〜44はアルミニウム膜よりも弾性定数の大き
な導電材料膜であり、図2では31〜35と41〜44
を含めてインターディジタルトランスデューサ電極2を
構成している。本実施の形態1ではアルミニウム膜より
も弾性定数の大きな導電性材料膜としてチタンを用い
た。図2ではチタン膜の膜厚は各層とも20nmと一定
にした。アルミニウム膜の層は解析の結果を踏まえて、
おおよそ各層に負荷される応力のうち最も大きな応力の
値(各アルミニウム層において最も中立点から離れてい
るところに負荷される応力の値)の逆数の比になるよう
決定した。表1にそれを示す。
【0026】
【表1】
【0027】本実施の形態1では以下の様に形成した。
電極膜はスパッタリングで成膜し、装置はカローセル型
スパッタ装置(日電アネルバ(株)製SPC−530
H)を用いた。このスパッタ装置にアルミニウムとチタ
ンのターゲットを取り付け、LT基板を基板ホルダーに
セットした後、スパッタ圧力5mTorr、基板温度室
温でそれぞれの膜を積層形成した。
【0028】なお、比較の為に図3(a),(b)及び
(c)に示す構成の電極も同時に作成して評価した。図
3において、1は圧電体基板で、2はインターディジタ
ルトランスデューサ電極、46は単一材料からなる膜、
71はアルミニウム膜で、75はアルミニウムよりも大
きな弾性定数を有する導電性材料膜である。本比較例で
は、図3(a)に示した単一材料膜構成としてアルミニ
ウム単独膜およびアルミニウム−1wt%チタン合金
膜、図3(b)に示した3層構成電極膜としてアルミニ
ウム/チタン/アルミニウム膜構成、図3(c)に示し
た9層構成電極膜としてアルミニウム膜とチタン膜を同
一材料の膜は同一膜厚で交互に積層したものを上記と同
じ装置で作成した。作成した電極構成のそれぞれの電極
膜厚を表2に示す。上記比較例および本発明のSAWフ
ィルタ電極を作成の際、SAWフィルタの中心周波数は
電極による質量負荷効果により変動する事を考慮し、本
実施の形態1においてはアルミニウム膜で全電極を作成
した時の電極の質量と、アルミニウム/チタンの交互積
層で構成した図2に示す電極の総質量が等しくなるよう
にチタン膜の膜厚を定めて周波数変動を防止した。
【0029】これらの試料の電極膜をフォトリソグラフ
ィとドライエッチングにより所定のパターンを形成し
て、その後ダイシングおよびパッケージ用基板へダイボ
ンドし、ワイヤーボンド接続を行って、800MHz帯
のフィルターを作成した。
【0030】試作した試料について、100℃の雰囲気
で中心周波数に4Wの電力を印加して耐電力試験を行っ
た。耐電力性の評価は挿入損失が初期値から0.5dB
劣化した時点をデバイスの寿命とし、アルミニウム膜の
寿命に対して正規化して表示した。この結果を(表2)
に示す。
【0031】
【表2】
【0032】表2から判る様に、図3(b)の3層構成
の場合には表面にヒロックと電極の側面部にサイドヒロ
ックの発生が観測され、SAWデバイスの寿命もチタン
添加合金膜の20倍程度であった。
【0033】一方、チタン膜およびアルミニウム膜を各
々2層以上積層し、かつアルミニウム膜の各層の膜厚を
150nm以下とした図2および図3(c)の試料では
SAWデバイスの寿命は3×107以上と大幅な改善が
見られた。しかも本発明の図2の試料では積層数や全ア
ルミニウム膜層の合計膜厚および全チタン膜層の合計膜
厚が比較例図3(c)と等しいにも関わらず図3(c)
の試料に比べさらに5倍の改善が見られた。
【0034】この様に、応力分布を考慮し、アルミニウ
ム膜の膜厚を変えた積層電極構成はSAWデバイスの寿
命の改善に大きな効果があることが認められた。また、
挿入損失に影響する電極膜のシート抵抗は、アルミニウ
ム電極膜を1として正規化しているが、9層積層構成電
極はどちらとも1.6〜1.9倍程度となり、チタンを
1wt%添加した合金膜に比べて小さな値となった。こ
の結果、挿入損失もアルミニウム−1wt%チタン合金
膜を用いたフィルタよりも小さい値が得られた。
【0035】本実施の形態1ではアルミニウム膜の膜厚
の比を電極の上層より1.3:3.0:1.9:1.2
5:1としたが、この比率は今回用いたSAWデバイス
に対して最適な値であり、この値はSAWデバイスの設
計周波数や小電力用か大電力用かの種類、使用する圧電
材料および電極材料等により異なり、各デバイス毎に最
適な比率があることは言うまでもない。
【0036】なおこの構成の電極としては、チタンに限
定されるものではなく、銅、パラジウム、クロム、モリ
ブデン、タングステン、タンタル、ニオブ、ジルコニウ
ム、ハフニウム、バナジウム、ニッケル、銀を用いても
同様の効果があることを確認している。
【0037】(実施の形態2)図4は本発明の積層構成
電極の断面概略図を示す。また比較の為に先に比較例と
して挙げた図3(a),(b)に加えて、図5に示す構
成のデバイスも同時に作成した。図3,4および5に示
した断面はインターディジタルトランスデューサ電極1
本のみを示している。図3,4および5において、4
6、71、51〜55、81〜85、101〜105は
アルミニウム膜で、75、61〜64、91〜94、1
11〜114はアルミニウム膜よりも弾性定数の大きな
導電性材料膜であり、図3(b)では71と75を含め
てインターディジタルトランスデューサ電極2を構成
し、図4では81〜85と91〜94を含めてインター
ディジタルトランスデューサ電極2を構成し、図5では
101〜105と111〜114を含めてインターディ
ジタルトランスデューサ電極2を構成している。本実施
の形態2および比較例では、アルミニウム膜よりも弾性
定数の大きな導電性材料膜として銅を用いた。また図3
(a)はアルミニウム単独膜及びアルミニウム−1wt
%銅合金膜とした。図4ではアルミニウム膜の層は全て
同一の膜厚とし、銅膜の層は解析の結果を踏まえて、お
およそ各層のすぐ下のアルミニウム層に負荷される応力
のうち最も大きな応力の値(各アルミニウム層において
最も中立点から離れているところに負荷される応力の
値)の比になるよう決定した。表3にそれを示す。また
図5ではアルミニウム膜の層および銅膜の層をそれぞれ
一定の膜厚とした。
【0038】
【表3】
【0039】本実施の形態2および比較例の作成では、
LT基板上に最初に電極膜の逆パターンとなるようなフ
ォトレジスト膜のパターンを作成しておき、この基板上
に10-6Torrの真空度で、基板温度を室温とし、電
子ビーム蒸着法によりアルミニウム膜と銅膜を所定の厚
さに積層形成した。この後、フォトレジスト膜をエッチ
ング除去する事でこのフォトレジスト膜上に形成された
電極膜を同時に除去して所定のインターディジタルトラ
ンスデューサ電極を作成した。
【0040】ワイヤボンド接続を行い、実施の形態1と
同じ800MHzのフィルタを作成した。
【0041】その後ダイシングおよびパッケージ用基板
へダイボンドした後、ワイヤボンド接続を行い、実施の
形態1と同じ800MHzのフィルタを作成した。SA
Wデバイスの寿命の評価についても実施の形態1と同じ
方法で行った。この結果を(表4)に示す。
【0042】
【表4】
【0043】表4より、図3(b)の3層構成電極で
は、SAWデバイスの寿命は図3(a)の銅添加膜試料
の10倍程度の結果が得られたが、銅とアルミニウムを
各々2層以上積層した図4、図5の試料では6×107
以上の寿命が得られ、図3(a)のアルミニウム−1w
t%銅合金電極や図3(b)の3層構成電極に比べ大き
な改善がみられた。しかも図4の試料では図5の比較例
の積層数や全アルミニウム膜層の合計膜厚および全銅膜
層の合計膜厚がほとんど等しいにも関わらず図5の試料
に比べさらに5倍の改善が見られた。
【0044】本実施の形態2は、銅膜の膜厚の比を基板
側から1:0.65:0.35:0.15としたが、こ
の値は今回用いたSAWデバイスに対して最適な値であ
り、この値はSAWデバイスの設計周波数や電力用の種
類、使用する圧電材料、電極材料等により異なり、各デ
バイス毎に最適な比率があることは言うまでもない。
【0045】なおこの構成の電極としては、銅に限定さ
れるものではなく、チタン、パラジウム、クロム、モリ
ブデン、タングステン、タンタル、ニオブ、ジルコニウ
ム、ハフニウム、バナジウム、ニッケル、銀を用いても
同様の効果があることを確認している。
【0046】(実施の形態3)図6は本発明の積層構成
電極の断面概略図を示す。図6に示した断面はインター
ディジタルトランスデューサ電極1本のみを示してい
る。図6において、121〜125はアルミニウム膜
で、131〜134はアルミニウム膜よりも弾性定数の
大きな導電性材料膜であり、121〜125、131〜
134を含めてインターディジタルトランスデューサ電
極2を構成している。本実施の形態3および比較例で
は、アルミニウム膜よりも弾性定数の大きな導電性材料
膜として銅を用いた。図6では銅膜の層は解析の結果を
踏まえておおよそ各層のすぐ下のアルミニウム層に負荷
される応力のうち最も大きな応力の値(各アルミニウム
層において最も中立点から離れたところに負荷される応
力の値)の比になるように決定し、アルミニウム膜の膜
厚は最上面層のみ22nmとし他は各層とも一定とし
た。また比較例として最上面層のみ70nmとし、他の
構成は図6と同一の構成のデバイスも同時に作成した。
【0047】これらの電極構成の試料の作成は実施の形
態2と同一の方法で行った。試験結果を表5に示す。
【0048】
【表5】
【0049】表5から分かるように、最表面のアルミニ
ウム膜の膜厚を薄くすることで表面に発生していたヒロ
ックが防止でき、この結果寿命も改善された。また銅膜
は酸化しやすいが、最表面には酸化に対し強いアルミニ
ウム膜を設けているために、長期にわたって酸化による
周波数変動も生じなかった。
【0050】なおこの構成の電極としては、銅に限定さ
れるものではなく、チタン、パラジウム、クロム、モリ
ブデン、タングステン、タンタル、ニオブ、ジルコニウ
ム、ハフニウム、バナジウム、ニッケル、銀を用いても
同様の効果があることを確認している。
【0051】(実施の形態4)図7は本発明の積層構成
電極の場合の断面概略図である。またこのデバイスの比
較例として図8に示した構成のデバイスも同時に作成し
た。図7および8に示した断面はインターディジタルト
ランスデューサ電極1本のみを示している。図7,8に
おいて、140〜143、160〜164はアルミニウ
ム膜で、150〜153、170〜173はアルミニウ
ム膜よりも弾性定数の大きな導電性材料膜であり、図7
では150〜153と140〜143を含めてインター
ディジタルトランスデューサ電極2を構成し、図8では
160〜164と170〜173を含めてインターディ
ジタルトランスデューサ電極2を構成している。本実施
の形態4および比較例では、アルミニウム膜よりも弾性
定数の大きな導電性材料膜としてチタンを用いた。図7
ではチタン層は20nm一定としアルミニウム膜の層は
解析の結果に基づき、基板側から1:1.34:2.4
4:1.98の比で積層し、最表面層をチタン膜の8層
構成とした。図8ではチタン膜の層は20nm一定とし
9層構成で最表面層が72nmのアルミニウム膜とし
た。各膜厚を表6に示す。電極構成の作成方法は実施の
形態1と同じ方法で行った。
【0052】SAWデバイスの寿命評価結果を表6に示
す。
【0053】
【表6】
【0054】表6から分かるように、図8の比較例の試
料では試験後の電極表面に一部ヒロックが見られるが、
本実施の形態4の図7の試料では全く変化がなく、SA
Wデバイスの寿命も改善された。なお、本実施例はチタ
ンに限定されるものではなく、安定な酸化膜を形成する
材料であれば使用可能であり、チタンの他にクロム、ニ
オブ、ジルコニウム、ハフニウムでも同様な効果があ
る。
【0055】(実施の形態5)図9は本発明の積層構成
電極の場合の断面概略図である。図9に示した断面はイ
ンターディジタルトランスデューサ電極1本のみを示し
ている。図9において、180〜184はアルミニウム
膜で、190〜194はアルミニウム膜よりも弾性定数
の大きな導電性材料膜であり、図9では180〜184
と190〜194を含めてインターディジタルトランス
デューサ電極2を構成している。本実施の形態5および
比較例では、アルミニウム膜よりも弾性定数の大きな導
電性材料膜としてチタンを用いた。図9ではアルミニウ
ム膜の層は解析の結果に基づき、基板側から1:1.5
2:3.36:0.9の比で積層し、最下層をチタン膜
とし、各チタン膜の層の膜厚は20nm一定とした。
【0056】電極の作成方法は実施の形態1と同じ方法
で行った。また比較例の試料としては実施の形態4で用
いた図8のチタン膜の層は20nm一定の9層構成で最
表面層が72nmのアルミニウム膜のものとした。
【0057】SAWデバイスの寿命評価結果を表7に示
す。
【0058】
【表7】
【0059】本実施の形態5の電極構成では、圧電体基
板1上にはチタン層があり、アルミニウムよりも密着性
の改善ができ、結果的に耐電力性が更に改善できた。本
実施の形態5ではチタンを用いる方法について説明した
が、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、
タンタル、クロム、モリブデン、タングステン等の遷移
金属を用いれば同様の効果が得られる。
【0060】(実施の形態6)本発明の実施の形態6を
図10にしたがって説明する。図10において、1は圧
電体基板、200〜203はアルミニウム膜、210〜
212は導電体材料膜で本実施の形態6では銅膜を用い
た。本実施の形態6ではアルミニウム膜を4層、銅膜を
3層積層し、アルミニウム膜は膜厚方向の応力の分布に
従い負荷される応力が大きい箇所ほど膜厚を薄く、一方
銅膜は負荷される応力が大きいほど膜厚を厚くした。各
膜厚を表8に示す。電極の作成方法は実施の形態2と同
様にして行った。また比較例の試料として、図5の構成
の試料を作成した。
【0061】
【表8】
【0062】SAWデバイスの寿命評価結果を表9に示
す。
【0063】
【表9】
【0064】図10の試料では図5の試料と比較して積
層数、電極膜を構成している銅の量共に少ないにもかか
わらず耐電力性は図5の5倍、したがって実施の形態2
で示した図4の構成の試料と同程度に改善された。しか
も銅の量が図5の試料と比べ少なくてすむため膜厚も図
5の試料と比べ厚く、シート抵抗も小さくなった。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明はアルミニウム膜と
アルミニウム膜よりも弾性定数の大きな導電性材料の膜
を、SAWデバイス動作時に電極に負荷される応力の膜
厚方向の分布に従い膜厚を変化させ積層形成することで
大きな電力印加に耐え、かつ、シート抵抗を小さく保つ
インターディジタルトランスデューサ電極を作成でき、
大電力印加が必要とされる携帯電話の送信段フィルター
やキーレスエントリーシステムに使用される発振子等を
信頼性良く作成できる点で大きな効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態に基づいて作成した
SAWデバイスの構成を示す斜視図 (b)同SAWデバイスの構成図 (c)同SAWデバイスのデバイス動作時において電極
に負荷される応力の概念図
【図2】本発明の実施の形態1を示す積層構成電極の断
面構成図
【図3】比較例に作成した積層電極の断面構成図
【図4】本発明の実施の形態2を示す積層構成電極の断
面構成図
【図5】比較例に作成した積層電極の断面構成図
【図6】本発明の実施の形態3を示す積層構成電極の断
面構成図
【図7】本発明の実施の形態4を示す積層構成電極の断
面構成図
【図8】比較例に作成した積層電極の断面構成図
【図9】本発明の実施の形態5を示す積層構成電極の断
面構成図
【図10】本発明の実施の形態6を示す積層構成電極の
断面構成図
【符号の説明】
1 圧電体基板 2 インターディジタルトランスデューサ電極 31〜35 アルミニウム膜 41〜44 導電性材料膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体基板と、前記圧電体基板の表面上
    に設けたインターディジタルトランスデューサ電極を有
    し、前記インターディジタルトランスデューサ電極がア
    ルミニウム膜とこのアルミニウム膜よりも大きな弾性定
    数を有する導電体材料よりなる膜を交互に積層してな
    り、かつ前記導電体材料よりなる膜及び前記アルミニウ
    ム膜の積層数が各々少なくとも2層以上である構造を有
    するSAWデバイスにおいて、前記SAWデバイス動作
    時に電極に負荷される応力の膜厚方向の分布に従い各層
    の膜厚を変化させたことを特徴とするSAWデバイス。
  2. 【請求項2】 アルミニウム膜の各層の厚さ及びこのア
    ルミニウム膜よりも大きな弾性定数を有する導電体材料
    よりなる膜の各層の厚さが共に150nm以下である請
    求項1に記載のSAWデバイス。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のSAWデバイスにおい
    て、前記SAWデバイス動作時に電極に負荷される応力
    の膜厚方向の分布に従い、応力の負荷が大きい箇所ほど
    アルミニウム層の膜厚が薄く、かつアルミニウム膜より
    も大きな弾性定数を有する導電体材料よりなる膜の層は
    各層とも一定の膜厚を有するSAWデバイス。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のSAWデバイスにおい
    て、前記SAWデバイス動作時に電極に負荷される応力
    の膜厚方向の分布に従い、応力の負荷が大きい箇所ほど
    アルミニウム膜よりも大きな弾性定数を有する導電体材
    料よりなる膜の層は厚く、かつアルミニウム層の膜厚は
    各層とも一定の膜厚を有するSAWデバイス。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のSAWデバイスにおい
    て、前記SAWデバイス動作時に電極に負荷される応力
    の膜厚方向の分布に従い、応力の負荷が大きい箇所ほど
    アルミニウム膜よりも大きな弾性定数を有する導電体材
    料よりなる膜の層は厚く、かつアルミニウム層の膜厚は
    薄くしたSAWデバイス。
  6. 【請求項6】 積層した電極の最表面層がアルミニウム
    膜でありかつその膜厚を50nm以下とした請求項1記
    載のSAWデバイス。
  7. 【請求項7】 積層した電極の最表面がアルミニウム膜
    よりも大きな弾性定数を有する導電体材料よりなる膜と
    した請求項1記載のSAWデバイス。
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