JPH09135008A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH09135008A
JPH09135008A JP7289572A JP28957295A JPH09135008A JP H09135008 A JPH09135008 A JP H09135008A JP 7289572 A JP7289572 A JP 7289572A JP 28957295 A JP28957295 A JP 28957295A JP H09135008 A JPH09135008 A JP H09135008A
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JP
Japan
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oxide film
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cmos
eeprom
film
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JP7289572A
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English (en)
Inventor
Masataka Takebuchi
政孝 竹渕
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 EEPROMと高速論理LSIを1チップに
混載した半導体装置において、信頼性を維持しつつ、高
速動作、微細化を実現する。 【解決手段】 メモリセルのトンネル酸化膜の膜厚a、
高速論理CMOSのゲート酸化膜の膜厚bの関係が、 a≧b となることを特徴とする半導体装置の構造を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】高速論理LSIとトンネル現
象を利用する不揮発性半導体記憶装置とを1チップ化し
た半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気的に記憶情報の消去、再書込みが可
能な不揮発性メモリセルとしてEEPROM(electric
ally erasable and programmable ROM) が知られてい
る。EEPROMはメモリに蓄えられた電荷により情報
を記憶するが、書込みや消去時の電荷の移動にはトンネ
ル現象が利用され、基板上の薄いトンネル絶縁膜を介し
たトンネル電流によって、浮遊ゲートと電子のやりとり
が行われる。図7は1層Poly構造のEEPROMと
高速論理LSIとの1chip上に形成した半導体装置
の断面図を示したものである。
【0003】図7に示すように、1層Poly構造のE
EPROMはメモリセルとして記憶トランジスタ702
と選択トランジスタ703の計2つのトランジスタで構
成されている。このうち記憶トランジスタ702は電子
を浮遊ゲート706に蓄積/欠乏させることによりトラ
ンジスタの閾値をエンハンスメン(enhancement) とデプ
リーション(depletion) 型に変化させる。上記2態の閾
値を読み出すことでメモリセルの情報の有/無を判断す
ることになる。一方、選択トランジスタ703は選択さ
れたセルと選択されていないセルとの干渉を断ち切る為
に使用されるもので、書き換え及び読み出し時に起こる
干渉を遮断する。選択トランジスタ703を抜きに記憶
トランジスタ702の動作を説明すると、書き込み時
(電子の注入)はトンネル領域下拡散層707に0V、
制御ゲート708にVPPを印加することで浮遊ゲート7
06に電子が注入される。また、消去時(電子の放出)
はこれと逆でトンネル領域下拡散層707にVPP、制御
ゲート708に0Vを印加することで電子を浮遊ゲート
からトンネル領域下拡散層に引き抜く。さらに読み出し
は、制御ゲート708に0V、ソースに709に0V、
ドレイン700に約1Vを印加し、記憶トランジスタ7
02のチャネル電流を見て、情報の有/無を判断する。
また、高速論理LSIは半導体基板701上のEEPR
OM部と素子分離絶縁膜710によってEEPROM領
域とそれぞれ分離されて形成されたP−well711
中にNMOS、N−well712中にPMOSが形成
されている。
【0004】従来の製造方法を図8(a)乃至(b)を
用いて説明する。半導体基板801に素子分離絶縁膜8
02を形成後、基板を熱酸化して厚い酸化膜803を約
30nm形成し高速論理LSI領域を開孔させるフォト
レジスト804塗布する。(図8(a)) 次に、通常の写真蝕刻を用いて、高速論理LSI(CM
OS)領域を基板801が露出するまでエッチングす
る。熱酸化によって、CMOSのゲート酸化膜805を
約11nm形成する。このとき、酸化膜803の膜厚も
厚さを増す(803a)が、半導体基板801から成長
させるのではないため、膜厚の増加分は約5nmとな
る。続いてトンネル酸化膜領域を開孔させるフォトレジ
スト806を塗布する。(図8(b)) 次に、通常の写真蝕刻を用いて、トンネル酸化膜領域を
基板801が露出するまでエッチングする。熱酸化によ
って、トンネル酸化膜807を約9nm形成する。この
とき酸化膜413aとCMOSゲート酸化膜805の膜
厚も厚さを増す(803b、805a)が、膜厚増加分
はそれぞれ約3nm、約4nmである。続いてLPCV
D法(減圧CVD法)等により、ゲート電極808を形
成後、トランジスタ形成用フォトレジスト809を用い
てEEPROMとCMOSを形成する。上記の手順によ
り製造された1層Poly構造EEPROMと高速論理
LSIが混載した半導体装置において、トンネル酸化膜
807、CMOSゲート酸化膜805aの膜厚はそれぞ
れ9nm、15nmとなる。(図8(c)) 図9にフラッシュEEPROMと高速論理LSIとの1
chip上に形成した半導体装置の断面図を示す。記憶
トランジスタ902は2層ゲート構造となっており、書
込み時(電子の注入)はソース領域906に0V、ドレ
イン領域に8V、制御ゲート907にVPPを印加するこ
とで浮遊ゲート908に電子が注入される。また、消去
時(電子の放出)はこれと逆でソース領域906にVP
P、制御ゲート907に0Vを印加することで電子を浮
遊ゲート908からソース領域906に引き抜く。さら
に読み出しは、制御ゲート907に5V、ソース領域に
906に0V、ドレイン領域905に約1Vを印加し、
記憶トランジスタ902のチャネル電流を見て、情報の
有/無を判断する。また、高速論理LSIは半導体基板
901上のEEPROM部と素子分離絶縁膜909によ
ってEEPEOM領域とそれぞれ分離されて形成された
P−well910中にNMOS903、N−well
911中にPMOS904が形成されている。
【0005】トンネル酸化膜714(図9の場合は91
2)の膜厚は厚くなれば、書き換えがしにくくなり、薄
くなれば書き換えは有利になる。しかし、薄くしすぎる
とEEPOROMの最も重要な信頼性項目である電荷保
持特性を悪化させることになるので、膜厚の上限、下限
はかなり厳しい制限を受ける。一方、高速論理CMOS
のゲート酸化膜713(図9の場合は913)の膜厚の
下限はゲート酸化膜にかかる電界で決定される。これら
CMOSは5V電源にて動作するためゲート酸化膜71
3(図9の場合は913)の膜厚はトランジスタの信頼
性を考慮し、十分な耐圧が得られるように決められてい
た。この結果、EEPROMのトンネル酸化膜の膜厚
a、周辺CMOSのゲート酸化膜の膜厚bとすると、 a<b・・・(1) なるよう形成していた。
【0006】低消費電力化にともない、高速論理LSI
(CMOS部)の電源電圧は低電圧化の方向にある。例
えば電源電圧が3Vの場合、トランジスタのゲート酸化
膜の膜厚は約6nm程度まで薄くすることが可能であ
る。一方、トンネル酸化膜の膜厚に関しては前記理由に
より、適切な膜厚(1層Poly構造EEPROMの場
合約8nm以上)が必要である。しかしながら、従来の
EEPROMと高速論理LSIとが1チップ上に形成さ
れた半導体装置の構造では前記(1)式の関係が成立
し、高速論理LSI(CMOS)トランジスタのゲート
酸化膜の膜厚は必要以上に厚いものとなっていた。これ
については、以下のような問題が生じる。
【0007】第1の問題として、動作速度が遅くなると
いう欠点がある。通常、簡単な手段として、単体トラン
ジスタの動作速度を見積もるのにドレイン・ソース間電
流IDSを求める。このIDSが大きいと動作速度が大きく
なる関係にある。上記IDSは、通常使用されているトラ
ンジスタの飽和領域において、次式で表わすことができ
る。
【0008】
【数1】 ここで、
【0009】
【数2】
【0010】ただし、μはチャネル内移動度、COXはゲ
ート絶縁膜容量、Wはチャネル幅、Lはチャネル長、V
GSはゲート・ソース間電圧、VTHは閾値、dl は絶縁膜
厚、ε0 は真空の誘電体、εI は絶縁膜の比誘電率、S
は電極面積である。
【0011】上記(2)式によれば、絶縁膜厚dl が大
きくなるに伴いIDSが減少する。従ってゲート絶縁膜が
厚くなるほどトランジスタの動作速度が遅くなる。第2
に近年微細化が進む中で、新たな障害となっている短チ
ャネル効果の問題がある。短チャネル効果の近似式は次
式で表わすことができる。
【0012】
【数3】 ここで、
【0013】
【数4】
【0014】
【数5】
【0015】ただし、ΔVTHは短チャネル効果によるV
TH変化分、εS シリコンの比誘電率、qは電荷量、NA
はアクセプタ不純物濃度、φB は表面ポテンシャル、C
l は絶縁膜容量、Leffは実効チャネル長、Xj は接
合深さ、Wj は接合空乏層幅、WC はチャネル空乏層幅
である。
【0016】上記(3)式によれば、絶縁膜厚dl が大
きくなるに伴い、ΔVTHは大きくなり、短チャネル効果
が寄り一層大きくなり、集積化の妨げになる。また、C
MOSゲート酸化膜形成時に、フォトレジストの塗布、
剥離の工程を含むため、酸化膜内部にフォトレジスト残
さが混入されてしまい、酸化膜の信頼性を損ねるといっ
た問題が生じる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を鑑みてなされたもので、EEPROMと高速論理LS
Iとが1チップ上に形成された半導体装置において、信
頼性を維持しつつ、高速論理LSI(CMOS)部の高
速化及び高密度化の実現を目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体基板の第1の領域中に第1の絶縁膜と第1の導電
性電極と、前記半導体基板の第2の領域中に第2の絶縁
膜と第2の導電性膜とを具備し、前記第1の絶縁膜a
と、前記第2の絶縁膜の膜厚bが a≦b・・・(4) となることを特徴とした半導体装置であり、第1の領域
にEEPROMが形成され、第2の領域に高速論理LS
I(CMOS)部が形成される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照にして本発明を
実施例により説明する。図1は本発明の第1の実施例に
係る1層Poly構造のEEPROMと高速論理LSI
(CMOS)を1チップに混載した半導体装置の断面図
であり、P型半導体基板101上にEEPROM領域と
高速論理LSI(CMOS)領域が形成されている。E
EPROM領域内には選択トランジスタ102と記憶ト
ランジスタ103が形成されている。記憶トランジスタ
103の浮遊ゲート105の下にはトンネル酸化膜10
6と高耐圧酸化膜108、浮遊ゲート105−コントロ
ールゲート107間酸化膜109とが存在する。高速論
理LSI(CMOS)領域にはゲート酸化膜110を有
するCMOS104が形成されている。図示されていな
いが、P型半導体基板101中に形成したN−well
中にPMOSを、また、P−well中にNMOSを形
成してもよい。
【0020】上記酸化膜の膜厚について詳細に説明す
る。トンネル酸化膜106の膜厚は従来の技術でも述べ
たとおり、電荷保持特性で決まるので、膜厚の上限、下
限はかなり厳しい制約を受ける。このような背景から、
本第1の実施例ではトンネル酸化膜106の膜厚は8n
m程度でなければならない。高速論理LSI(CMO
S)部のCMOSのゲート酸化膜110は従来の技術で
も述べたとおり、薄くすることにより高速化、高密度化
の効果が期待できるが、下限値はゲート絶縁膜にかかる
電界で決定される。本第1の実施例では高速論理LSI
(CMOS)部の電源電圧は3Vなので、CMOSのゲ
ート酸化膜は6nm程度まで可能であるが、本実施例で
は8nmとする。
【0021】以上述べたように、トンネル酸化膜の膜厚
a、CMOSのゲート酸化膜の膜厚bの関係は、 a=b・・・(5) となる。
【0022】図2(a)乃至(b)は上記図1における
半導体装置の製造工程を示した断面図である。半導体基
板201に素子分離絶縁膜202を形成後、基板を熱酸
化して厚い酸化膜203を約30nm形成した後、トン
ネル酸化膜領域及び高速論理LSI領域を開孔するフォ
トレジスト204を塗布する。(図2(a)) 次に、通常の写真蝕刻を用いて、トンネル酸化膜領域及
び高速論理LSI(CMOS)領域を基板201が露出
するまでエッチングする。熱酸化によって、薄い酸化膜
205を形成する。このとき、酸化膜203の膜厚も若
干厚さを増す(203a)。続いて、LPCVD法(減
圧CVD法)等によりゲート電極206を形成後、トラ
ンジスタ形成用フォトレジスト207を用いてEEPR
OMとCMOSを形成する。(図2(b))この場合に
ゲート電極材料は、ポリシリコンをリンを含むガスで熱
処理することにより導電型にしているが、W.MoSi
2などを一部用いていわゆるポリサイド構造であっても
構わない。さらにはチタン等を積層して、サリサイド構
造を用いても構わない。
【0023】図3は第1の実施例の半導体装置のトンネ
ル酸化膜の膜厚aとCMOSのゲート酸化膜の膜厚bの
関係が a>b・・・(6) となる半導体装置の断面図であり、P型半導体基板30
1上にEEPROM領域と高速論理LSI(CMOS)
領域が形成されている。EEPROM領域内には選択ト
ランジスタ302と記憶トランジスタ303が形成され
ている。記憶トランジスタ303の浮遊ゲート305の
下にはトンネル酸化膜306と高耐圧酸化膜307浮遊
ゲート305−コントロールゲート309間酸化膜30
8とが存在する。高速論理LSI(CMOS)領域には
ゲート酸化膜310を有すCMOS304が形成されて
いる。図示されていないが、P型半導体基板301中に
形成したN−well中にPMOSを、また、P−we
ll中にNMOSを形成してもよい。
【0024】トンネル酸化膜306の膜厚は第1の実施
例同様、8nmとする。高速論理LSI(CMOS)部
のCMOSのゲート酸化膜310の膜厚は本実施例では
下限値6nmとする。
【0025】図4(a)乃至(b)は上記図3における
半導体装置の製造工程を示した断面図である。半導体基
板401に素子分離絶縁膜402を形成後、基板を熱酸
化して厚い酸化膜403を約30nm形成した後、トン
ネル酸化膜領域、浮遊ゲートーコントロールゲート間酸
化膜領域及び高速論理LSI領域を開孔するフォトレジ
スト404を塗布する。(図4(a)) 次に、通常の写真蝕刻を用いて、トンネル酸化膜領域、
浮遊ゲート−コントロールゲート間酸化膜及び高速論理
LSI(CMOS)領域を基板401が露出するまでエ
ッチングする。熱酸化によって、薄い酸化膜405を形
成する。このとき、酸化膜403の膜厚も若干厚さを増
す(403a)。続いて、高速論理LSI形成予定領域
を開校するフォトレジスト406を塗布する。(図4
(b)) 次に、通常の写真蝕刻を用いて、高速論理LSI(CM
OS)領域を基板401が露出するまでエッチングす
る。熱酸化によって、薄い酸化膜407を形成する。こ
のとき、酸化膜403a、405の膜厚も若干厚さを増
す(403b、405a)。LPCVD法(減圧CVD
法)等によりゲート電極408を形成後、トランジスタ
形成用フォトレジスト409を用いてEEPROMとC
MOSを形成する。(図4(c))この場合に第1の実
施例同様、ゲート電極材料は、ポリシリコンをリンを含
むガスで熱処理することにより導電型にしているが、
W.MoSi2 などを一部用いていわゆるポリサイド構
造であっても構わない。さらにはチタン等を積層して、
サリサイド構造を用いても構わない。
【0026】図5は本発明の第3の実施例に係る2層P
oly構造のEEPROMと高速論理LSI(CMO
S)を1チップに混載した半導体装置の断面図であり、
P型半導体基板501上にEEPROM領域と高速論理
LSI(CMOS)領域が形成されている。本実施例の
EEPROMは制御ゲート502、浮遊ゲート503の
2層ゲート構造を有し、トンネル酸化膜504を介し
て、チャネルホットエレクトロン注入法により書込みを
行い、トンネル法により消去を行う、スタック構造のN
OR型フラッシュEEPROMである。高速論理LSI
は半導体基板501上のEEPROM部と素子分離絶縁
膜505によってEEPROM領域とそれぞれ分離され
て形成されたP−well506中にゲート酸化膜51
0を有するNMOS508、N−well507中にゲ
ート酸化膜511を有するPMOS509が形成されて
いる。
【0027】フラッシュEEPROMは読み出し時に、
制御ゲート502にVCC(例えば5V)が印加されるた
め、トンネル酸化膜504の膜厚は11nmなければな
らない。本第3の実施例では高速論理LSI(CMO
S)部の電源電圧は3Vなので、CMOSのゲート酸化
膜は6nm程度まで可能であるが、本実施例では8nm
とする。
【0028】6図は上記図5における半導体装置の製造
工程を示した断面図である。半導体基板601に素子分
離絶縁膜602を形成後、基板を熱酸化して酸化膜60
3を約11nm形成した後、第1のポリシリコン604
を堆積し、リンを含んだガスにて熱処理を行う。浮遊ゲ
ートとなる第1のポリシリコン電極604をビットライ
ン方向にスリット状にエッチングし、酸化膜/窒化膜/
酸化膜構造の堆積層605を形成する。続いて、高速論
理LSI領域を開孔するフォトレジスト606を塗布す
る。(図2(a)) 次に、通常の写真蝕刻を用いて、高速論理LSI(CM
OS)領域を基板601が露出するまでエッチングす
る。熱酸化によって、薄い酸化膜607を形成する。前
記酸化膜607上にポリシリコン電極608を形成しリ
ンを含んだガスで導電型にする。トランジスタ形成用フ
ォトレジスト609を用いてEEPROMとCMOSを
形成する。この場合も、第2の導電膜608にポリサイ
ド、サリサイド構造を用いても構わない。また、トンネ
ル絶縁膜603、CMOSゲート絶縁膜607にオキシ
ナイトライドを用いても構わない。
【0029】以上説明したように、トンネル酸化膜、C
MOSゲート酸化膜の膜厚は各々のトランジスタについ
て最高の性能が引き出せる用に設計されているので、メ
モリセルにおいては信頼性を維持しつつ、高速論理LS
I部においては、動作速度を向上させ、しかも、集積度
も向上させることができる。
【0030】また第1、第3の実施例によれば、トンネ
ル酸化膜とCMOSゲート酸化膜を同時に形成すること
ができ、前記酸化膜形成時においてフォトレジストの塗
布、剥離の工程を含まないので酸化膜の信頼性はいっそ
う向上する。
【0031】第2の実施例によれば、トンネル酸化膜形
成時においてフォトレジストの塗布、剥離の工程を含む
が、CMOSゲート酸化膜の膜厚を下限値まで下げるこ
とにより、高速動作がいっそう向上する。
【0032】
【発明の効果】本発明をによれば、EEPROMと高速
論理LSIとが1チップ上に形成された半導体装置にお
いて、信頼性を維持しつつ、高速論理LSI(CMO
S)部の高速化及び高密度化の実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の断面
図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造
方法を示した断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る半導体装置の断面
図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る半導体装置の製造
方法を示した断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る半導体装置の断面
図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係る半導体装置の製造
方法を示した断面図である。
【図7】従来の半導体装置の断面図である。
【図8】従来の半導体装置の製造方法を示した断面図で
ある。
【図9】従来の半導体装置の断面図である。
【符号の説明】
106 トンネル酸化膜 110 CMOSゲート酸化膜 306 トンネル酸化膜 310 CMOSゲート酸化膜 714 トンネル酸化膜 713 CMOSゲート酸化膜 912 トンネル酸化膜 913 CMOSゲート酸化膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板中上にEEPROMとMOS
    トランジスタを混載した半導体装置であって、 前記EEPROMのトンネル酸化膜の膜厚aと、前記M
    OSトランジスタのゲート酸化膜の膜厚bとが a≧b となることを特徴とした半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板中にEEPROMとMOSト
    ランジスタを混載した半導体装置の製造方法であって、 前記EEPROMのトンネル酸化膜の膜厚aと、前記M
    OSトランジスタのゲート酸化膜の膜厚bとの関係を a=b となるようにして、前記EEPROMのトンネル酸化膜
    と前記MOSトランジスタのゲート酸化膜とを同時に形
    成する工程を備えたことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記EEPROMのトンネル酸化膜と前
    記MOSトランジスタのゲート酸化膜とを只1度の工程
    で形成することを特徴とした請求項2記載の半導体装置
    の製造方法。
JP7289572A 1995-11-08 1995-11-08 半導体装置およびその製造方法 Pending JPH09135008A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001358313A (ja) * 2000-06-14 2001-12-26 Hitachi Ltd 半導体装置
US6803268B2 (en) 1997-07-31 2004-10-12 Nec Electronics Corporation EEPROM semiconductor device and method of fabricating the same
JP2021089929A (ja) * 2019-12-03 2021-06-10 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置

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