JPH09134353A - 文書処理装置の仮名漢字変換方法 - Google Patents
文書処理装置の仮名漢字変換方法Info
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- JPH09134353A JPH09134353A JP7273208A JP27320895A JPH09134353A JP H09134353 A JPH09134353 A JP H09134353A JP 7273208 A JP7273208 A JP 7273208A JP 27320895 A JP27320895 A JP 27320895A JP H09134353 A JPH09134353 A JP H09134353A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、区切り位置学習の利便性を高める
ことを目的とする。 【解決手段】 本願では、仮名入力を複数の文節に区切
り、少なくても区切り位置の数により得点付けして、高
得点の仮名漢字変換候補を優先的に表示すると共に、前
記区切り位置を操作者の指示により変更可能な文書処理
装置の仮名漢字変換方法において、この変更された区切
り位置を記憶するとともに、この記憶した区切り位置
は、前記得点付け処理時には位置の数として数えないこ
とを特徴とする。
ことを目的とする。 【解決手段】 本願では、仮名入力を複数の文節に区切
り、少なくても区切り位置の数により得点付けして、高
得点の仮名漢字変換候補を優先的に表示すると共に、前
記区切り位置を操作者の指示により変更可能な文書処理
装置の仮名漢字変換方法において、この変更された区切
り位置を記憶するとともに、この記憶した区切り位置
は、前記得点付け処理時には位置の数として数えないこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書処理装置の仮
名漢字変換方法に関する。特に、日本語ワードプロセッ
サ(以下ワープロと略する)の仮名漢字変換方法に関す
る。
名漢字変換方法に関する。特に、日本語ワードプロセッ
サ(以下ワープロと略する)の仮名漢字変換方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ワープロで、仮名キー入力モード又は、
ローマ字キー入力モードで、図1の如く、キーボード
(1)より、仮名文字を入力すると表示部(3)に表示され
る。この後、「漢字変換キー」を打鍵すると、図2の如
く、漢字(漢字混じり文字列)に変換される。
ローマ字キー入力モードで、図1の如く、キーボード
(1)より、仮名文字を入力すると表示部(3)に表示され
る。この後、「漢字変換キー」を打鍵すると、図2の如
く、漢字(漢字混じり文字列)に変換される。
【0003】更に、「漢字変換キー」を打鍵すると、図
3の如く、次の候補漢字が表示される。この表示順は、
変換候補として、得点の高い順に表示される。つまり、
変換候補として、図4の如く、文節の区切り位置(/)
により、様々な候補の文字がある。尚、付属語及び活用
語尾は、単語に付属するものである。この組み合わせの
中から、高得点のものを選ぶ。
3の如く、次の候補漢字が表示される。この表示順は、
変換候補として、得点の高い順に表示される。つまり、
変換候補として、図4の如く、文節の区切り位置(/)
により、様々な候補の文字がある。尚、付属語及び活用
語尾は、単語に付属するものである。この組み合わせの
中から、高得点のものを選ぶ。
【0004】得点付けの処理としての一般的なルールを
以下に示す。 1.文節数が少ない(区切り位置数が少ない)のが、高
得点。 2.かな漢字辞書に予め格納されている使用頻度得点の
高い単語が、高得点。 3.実際に利用された漢字を学習し、この学習した単語
が高得点。 4.文法的な接続の可否を判定し、正しいのが高得点。
以下に示す。 1.文節数が少ない(区切り位置数が少ない)のが、高
得点。 2.かな漢字辞書に予め格納されている使用頻度得点の
高い単語が、高得点。 3.実際に利用された漢字を学習し、この学習した単語
が高得点。 4.文法的な接続の可否を判定し、正しいのが高得点。
【0005】5.共起辞書に格納されている単語が、高
得点。 これらの、得点付けの結果、得点の高い候補を変換候補
として優先して表示している。ところで、この得点付け
の処理は、非常に負担である。入力された仮名文字を数
文字入力してから「漢字変換キー」を操作する使用方法
であれば問題ない。
得点。 これらの、得点付けの結果、得点の高い候補を変換候補
として優先して表示している。ところで、この得点付け
の処理は、非常に負担である。入力された仮名文字を数
文字入力してから「漢字変換キー」を操作する使用方法
であれば問題ない。
【0006】しかし、多くの文節を構成するような多数
の仮名文字を入力してから「漢字変換キー」を操作する
と、得点付けのための処理解析時間は、等比級数的に増
大し、処理までに非常に時間がかかる。そこで、前述の
ルール「1.文節数が少ない(区切り位置数が少ない)
のが、高得点。」により、文節数の少ない候補について
のみ、前述のルール2〜5による得点付けを行ってい
る。
の仮名文字を入力してから「漢字変換キー」を操作する
と、得点付けのための処理解析時間は、等比級数的に増
大し、処理までに非常に時間がかかる。そこで、前述の
ルール「1.文節数が少ない(区切り位置数が少ない)
のが、高得点。」により、文節数の少ない候補について
のみ、前述のルール2〜5による得点付けを行ってい
る。
【0007】つまり、ルール1で足切りを行っている。
このような足きりを以下に説明する。 6.文節数が多いのは、候補として表示しない。 7.文法的な接続の可否を判定し、不可は候補として表
示しない。 8.低得点のものは、候補として表示しない。
このような足きりを以下に説明する。 6.文節数が多いのは、候補として表示しない。 7.文法的な接続の可否を判定し、不可は候補として表
示しない。 8.低得点のものは、候補として表示しない。
【0008】ところで、文節数が多い文においては、区
切り位置が使用者の思惑と異なる場合が、多々発生す
る。この場合に、区切り位置を使用者が変更できる。
尚、このような区切り位置の修正変更の技術について
は、特公平7-7403号公報(G06F17/22),特開平4-116764号
公報(G06F15/20),特開平5-89086号公報(G06F15/20),特
開平6-4519号公報(G06F15/20)等にも紹介されているよ
うに、当業者においては、良く知られている。
切り位置が使用者の思惑と異なる場合が、多々発生す
る。この場合に、区切り位置を使用者が変更できる。
尚、このような区切り位置の修正変更の技術について
は、特公平7-7403号公報(G06F17/22),特開平4-116764号
公報(G06F15/20),特開平5-89086号公報(G06F15/20),特
開平6-4519号公報(G06F15/20)等にも紹介されているよ
うに、当業者においては、良く知られている。
【0009】このために、図5の如く、区切りを変更す
る。つまり、図5(c)の区切り位置は「しんかんせん
/とかい」であるが、、図5(e)の区切り位置は「し
んかん/せん/とかい」である。そして、従来のワープ
ロは、変更された区切り位置を学習している。つまり、
図6の如く、「しんかん/せん」の区切り位置を学習
し、同じ仮名文字が再び入力された場合に、この同じ位
置で区切る得点を高くしている。
る。つまり、図5(c)の区切り位置は「しんかんせん
/とかい」であるが、、図5(e)の区切り位置は「し
んかん/せん/とかい」である。そして、従来のワープ
ロは、変更された区切り位置を学習している。つまり、
図6の如く、「しんかん/せん」の区切り位置を学習
し、同じ仮名文字が再び入力された場合に、この同じ位
置で区切る得点を高くしている。
【0010】これにより、周知の如く、この位置で文節
が区切られる可能性を高くしている。
が区切られる可能性を高くしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
に、変換候補の決定は、総合的な得点であり、この区切
り位置の学習では、前述の如く、区切り位置の数で足切
りを行う場合に、不都合が生じる。本発明は、このよう
な不都合を解消することを目的とする。
に、変換候補の決定は、総合的な得点であり、この区切
り位置の学習では、前述の如く、区切り位置の数で足切
りを行う場合に、不都合が生じる。本発明は、このよう
な不都合を解消することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、仮名入力を
複数の文節に区切り、少なくても区切り位置の数により
得点付けして、高得点の仮名漢字変換候補を優先的に表
示すると共に、前記区切り位置を操作者の指示により変
更可能な文書処理装置の仮名漢字変換方法において、こ
の変更された区切り位置を記憶するとともに、この記憶
した区切り位置は、前記得点付け処理時には位置の数と
して数えないことを特徴とする。
複数の文節に区切り、少なくても区切り位置の数により
得点付けして、高得点の仮名漢字変換候補を優先的に表
示すると共に、前記区切り位置を操作者の指示により変
更可能な文書処理装置の仮名漢字変換方法において、こ
の変更された区切り位置を記憶するとともに、この記憶
した区切り位置は、前記得点付け処理時には位置の数と
して数えないことを特徴とする。
【0013】
【実施の形態】本発明の概略を示す第1実施例を図7を
参照しつつ説明する。このワープロは、周知の従来例と
同様に文節の区切り位置を操作者の操作により、変更可
能である。そして、周知の如く、その区切り位置を学習
している。
参照しつつ説明する。このワープロは、周知の従来例と
同様に文節の区切り位置を操作者の操作により、変更可
能である。そして、周知の如く、その区切り位置を学習
している。
【0014】この実施例の特徴は、仮名漢字変換時の文
節数による得点付けである。図7に、この時の動作を示
した。つまり、ステップS2の如く、「漢字変換キー」
による漢字変換時には、上述のルール1〜8に従って得
点付けする。このように、区切り位置の数が少ないほど
高得点とする。
節数による得点付けである。図7に、この時の動作を示
した。つまり、ステップS2の如く、「漢字変換キー」
による漢字変換時には、上述のルール1〜8に従って得
点付けする。このように、区切り位置の数が少ないほど
高得点とする。
【0015】つまり、文節数が少ない漢字候補の得点が
高い。但し、区切り位置変更により学習した区切り位置
については、その数から除外して、この得点付けを行
う。つまり、区切り位置変更操作により、変更された区
切り位置は、無いものとして扱われ、その得点がアップ
する。
高い。但し、区切り位置変更により学習した区切り位置
については、その数から除外して、この得点付けを行
う。つまり、区切り位置変更操作により、変更された区
切り位置は、無いものとして扱われ、その得点がアップ
する。
【0016】これにより、不都合なく仮名漢字変換を行
うことが出来る。
うことが出来る。
【0017】図8〜図19を参照しつつ、本発明の第2
実施例を説明する。図8は、この実施例のワープロのブ
ロック図である。(11)は、キーボード、マウスから
なる入力部である。この入力部(11)は、かな入力あ
るいはローマ字入力によるかな文字列の入力を行う文字
キー、かな漢字変換の指示を行うかな漢字変換キー、カ
ードル移動キー、文節切れ目変更キーなどの各種指示キ
ーを備える。
実施例を説明する。図8は、この実施例のワープロのブ
ロック図である。(11)は、キーボード、マウスから
なる入力部である。この入力部(11)は、かな入力あ
るいはローマ字入力によるかな文字列の入力を行う文字
キー、かな漢字変換の指示を行うかな漢字変換キー、カ
ードル移動キー、文節切れ目変更キーなどの各種指示キ
ーを備える。
【0018】(12)は、読み出し専用のメモリ(RO
M)である。このROM(12)は、かな漢字変換を行
う際に必要な単語辞書データ、活用語尾/付属語デー
タ、接続テーブル、等を格納する。(13)は、読み出
し/書き込み可能なメモリ(RAM)である。RAM
(13)は、かな漢字変換する際に必要なかな入力バッ
ファ、候補テーブル、文節候補テーブル等を格納する。
M)である。このROM(12)は、かな漢字変換を行
う際に必要な単語辞書データ、活用語尾/付属語デー
タ、接続テーブル、等を格納する。(13)は、読み出
し/書き込み可能なメモリ(RAM)である。RAM
(13)は、かな漢字変換する際に必要なかな入力バッ
ファ、候補テーブル、文節候補テーブル等を格納する。
【0019】(14)は、制御部である。この制御部
(14)には、入力部(11)から入力されたかな文字
列、および指示が与えられる。制御部(14)は、与え
られた物に応じて、装置各部のデータ授受を制御すると
ともに、入力された文字列をLCDディスプレイなどか
らなる出力部(15)に出力する。(16)は、かな漢
字変換を司るかな漢制御部である。
(14)には、入力部(11)から入力されたかな文字
列、および指示が与えられる。制御部(14)は、与え
られた物に応じて、装置各部のデータ授受を制御すると
ともに、入力された文字列をLCDディスプレイなどか
らなる出力部(15)に出力する。(16)は、かな漢
字変換を司るかな漢制御部である。
【0020】このワープロの動作を説明する。説明は図
9、図10のフローチャート、図11〜図19の説明図
を用いて行う。なお、区切り位置の修正変更の技術につ
いては、前述の特公平7−7403号公報、特開平5−
89086公報、特開平6−4519等の如く、当業者
において良く知られている。
9、図10のフローチャート、図11〜図19の説明図
を用いて行う。なお、区切り位置の修正変更の技術につ
いては、前述の特公平7−7403号公報、特開平5−
89086公報、特開平6−4519等の如く、当業者
において良く知られている。
【0021】そして、この方法による区切り位置を変更
した結果の学習データとしては、図12の文節切れ目学
習テーブルのように、入力した読みをユーザによって指
定された区切り位置の前方の文節と後方の文節を対応す
る入力された読みをデータとして格納されている。例え
ば、入力読み「しんかんせん」を漢字変換すると、「新
幹線」となる。文節を縮めるキーで文節切れ目位置を上
記方法等で変更すると、「新/艦船」(/はユーザが指
定した切れ目位置)となる。
した結果の学習データとしては、図12の文節切れ目学
習テーブルのように、入力した読みをユーザによって指
定された区切り位置の前方の文節と後方の文節を対応す
る入力された読みをデータとして格納されている。例え
ば、入力読み「しんかんせん」を漢字変換すると、「新
幹線」となる。文節を縮めるキーで文節切れ目位置を上
記方法等で変更すると、「新/艦船」(/はユーザが指
定した切れ目位置)となる。
【0022】この場合、切れ目学習データとして、図1
2の如く、前文節には「しん」、後文節には「かんせ
ん」がすでに格納されているとする。以後、上記の切れ
目学習データが初期値として説明する。入力部(1)か
らかな文字列「しんかんせんとかい」が順次入力される
と、その入力に対応して、制御部(14)は、かな漢制
御部(16)を起動して、ステップ100を実行する。
2の如く、前文節には「しん」、後文節には「かんせ
ん」がすでに格納されているとする。以後、上記の切れ
目学習データが初期値として説明する。入力部(1)か
らかな文字列「しんかんせんとかい」が順次入力される
と、その入力に対応して、制御部(14)は、かな漢制
御部(16)を起動して、ステップ100を実行する。
【0023】ステップ100では、かな入力バッファに
かな文字に対応した読みコードを書き込み位置をインク
リメントしながら図11のように格納していく。ステッ
プ110で入力が文字である場合、制御を制御部(1
4)の戻し、キー入力待ちとなる。入力部(14)のか
な漢字変換キーからかな漢字変換指示があると、制御部
(14)は、かな漢制御部(16)を起動して、ステッ
プ100を実行する。
かな文字に対応した読みコードを書き込み位置をインク
リメントしながら図11のように格納していく。ステッ
プ110で入力が文字である場合、制御を制御部(1
4)の戻し、キー入力待ちとなる。入力部(14)のか
な漢字変換キーからかな漢字変換指示があると、制御部
(14)は、かな漢制御部(16)を起動して、ステッ
プ100を実行する。
【0024】ステップ100では、図11のようにEN
Dマークを表す0を格納する。ステップ110で入力が
文字でない場合は、次のステップ115〜ステップ16
0を実行する。ステップ115では、図12の文節切れ
目学習データを参照して、かな入力バッファのそれぞれ
の位置に対応する文節切れ目位置バッファに対して、学
習した切れ目位置に1、それ以外に0を格納する。
Dマークを表す0を格納する。ステップ110で入力が
文字でない場合は、次のステップ115〜ステップ16
0を実行する。ステップ115では、図12の文節切れ
目学習データを参照して、かな入力バッファのそれぞれ
の位置に対応する文節切れ目位置バッファに対して、学
習した切れ目位置に1、それ以外に0を格納する。
【0025】図12の場合、入力されたかな文字列「し
んかんせんとかい」と文節切れ目学習テーブルの前文節
と後文節を合わせた文字列を比較して、合致したら文節
切れ目位置バッファの後文節の先頭位置に1を格納す
る。入力されたかな文字列と文節切れ目学習テーブルの
比較は、入力されたかな文字列の先頭からだけでなくて
もよい。
んかんせんとかい」と文節切れ目学習テーブルの前文節
と後文節を合わせた文字列を比較して、合致したら文節
切れ目位置バッファの後文節の先頭位置に1を格納す
る。入力されたかな文字列と文節切れ目学習テーブルの
比較は、入力されたかな文字列の先頭からだけでなくて
もよい。
【0026】ステップ120では、図14に示すような
単語辞書データを、かな入力バッファの内容と適合させ
て、検索を行う。検索を行った結果を図16のように候
補テーブルに格納する。このとき、図15のような活用
語尾/付属語辞書データを用いて、例えば、検索の結果
読み出した候補の品詞がサ変であった場合、図15のよ
うに「せん」が自立語部分に続いてあるかどうかをチェ
ックする。あれば、図16の候補テーブルに格納する。
単語辞書データを、かな入力バッファの内容と適合させ
て、検索を行う。検索を行った結果を図16のように候
補テーブルに格納する。このとき、図15のような活用
語尾/付属語辞書データを用いて、例えば、検索の結果
読み出した候補の品詞がサ変であった場合、図15のよ
うに「せん」が自立語部分に続いてあるかどうかをチェ
ックする。あれば、図16の候補テーブルに格納する。
【0027】候補テーブルは、次のデータエリアからな
る。配列番号は、候補テーブルの候補単位に先頭から順
に1、2、3のように格納している。始点は、格納され
ている候補の先頭をかな入力バッファの位置で表したデ
ータである。
る。配列番号は、候補テーブルの候補単位に先頭から順
に1、2、3のように格納している。始点は、格納され
ている候補の先頭をかな入力バッファの位置で表したデ
ータである。
【0028】終点は、格納されている候補の終わりの次
の位置をかな入力バッファの位置で表している。付属語
長さは、候補のうち候補の後ろからの付属語の文字数を
表す。自立語品詞は、格納されている候補の自立語部分
の品詞である。品詞には、名詞、サ変名詞([〜する]
がつく名詞)、接頭(接頭辞)などがある。付属語品詞
は、格納されている候補の付属語部分の品詞を表す。
「とか」「せん」などがある。付属語部分がない候補
は、0が格納されている。
の位置をかな入力バッファの位置で表している。付属語
長さは、候補のうち候補の後ろからの付属語の文字数を
表す。自立語品詞は、格納されている候補の自立語部分
の品詞である。品詞には、名詞、サ変名詞([〜する]
がつく名詞)、接頭(接頭辞)などがある。付属語品詞
は、格納されている候補の付属語部分の品詞を表す。
「とか」「せん」などがある。付属語部分がない候補
は、0が格納されている。
【0029】頻度は、格納されている候補の使用頻度得
点を表す。得点が大きいほど使用頻度が高い。などで構
成されている。格納される候補の順番は、始点が小さい
ほど順位は上で、しかも、終点が大きいほど順位が上と
なるように格納する。ステップ130では、図16の候
補テーブルを組み合わせて、図17の接続テーブルを用
いて組み合わせの文法的な接続をチェックして、候補を
作成し、図18のような文節候補テーブルを作成する。
(ステップ130の内容は、図10のステップ300〜
ステップ430を用いて後述する。) ステップ140では、ステップ130の結果として組み
合わせ可能な候補の数のチェックを行う。組み合わせ可
能な候補がなければ、ステップ160を実行する。組み
合わせ可能な候補があれば、ステップ150を実行す
る。
点を表す。得点が大きいほど使用頻度が高い。などで構
成されている。格納される候補の順番は、始点が小さい
ほど順位は上で、しかも、終点が大きいほど順位が上と
なるように格納する。ステップ130では、図16の候
補テーブルを組み合わせて、図17の接続テーブルを用
いて組み合わせの文法的な接続をチェックして、候補を
作成し、図18のような文節候補テーブルを作成する。
(ステップ130の内容は、図10のステップ300〜
ステップ430を用いて後述する。) ステップ140では、ステップ130の結果として組み
合わせ可能な候補の数のチェックを行う。組み合わせ可
能な候補がなければ、ステップ160を実行する。組み
合わせ可能な候補があれば、ステップ150を実行す
る。
【0030】ステップ160では、かな入力バッファの
データをもちいて、出力候補テーブルを作成する。たと
えば、この場合であれば「しんかんせんとかい」とな
る。ステップ150では、組み合わせ可能な候補のう
ち、もっとも評価の高い文節候補から選択して、それぞ
れの文節のデータに対応する単語の漢字コードを単語辞
書データをもちいて変換し、それぞれの付属語部分に当
たる部分をひらがなで前記の単語の漢字データに付加し
て、これらを組み合わせて変換候補を作成する。
データをもちいて、出力候補テーブルを作成する。たと
えば、この場合であれば「しんかんせんとかい」とな
る。ステップ150では、組み合わせ可能な候補のう
ち、もっとも評価の高い文節候補から選択して、それぞ
れの文節のデータに対応する単語の漢字コードを単語辞
書データをもちいて変換し、それぞれの付属語部分に当
たる部分をひらがなで前記の単語の漢字データに付加し
て、これらを組み合わせて変換候補を作成する。
【0031】図19のように、出力候補テーブルを作成
する。出力候補テーブルの作成を終了すると、制御部
(14)に制御を戻して、出力部(15)に表示する。
ここでは説明を割愛したが、この出力候補テーブルに基
づいて、次変換に応じて現在の出力候補の次の候補を出
力する制御が行える。
する。出力候補テーブルの作成を終了すると、制御部
(14)に制御を戻して、出力部(15)に表示する。
ここでは説明を割愛したが、この出力候補テーブルに基
づいて、次変換に応じて現在の出力候補の次の候補を出
力する制御が行える。
【0032】ステップ130について、図10のステッ
プ300〜430をもちいて説明する。ステップ300
では、初期化を行う。文節番号Nに1を、第1文節の候
補番号M(1)に1を格納する。M(N)は、第N文節
の候補番号を表す。組み合わせ可能な候補の数KOHO
に0を格納する。最小文節数には初期値として255を
格納する。
プ300〜430をもちいて説明する。ステップ300
では、初期化を行う。文節番号Nに1を、第1文節の候
補番号M(1)に1を格納する。M(N)は、第N文節
の候補番号を表す。組み合わせ可能な候補の数KOHO
に0を格納する。最小文節数には初期値として255を
格納する。
【0033】ステップ340は、第N文節の第M(N)
候補のチェックを行う。このチェックでは、Nが1より
大きい場合は、第N−1文節の第M(N−1)候補の終
点と第N文節の第M(N)候補の始点を比べ一致してい
なかったら、NGであり、ステップ350を実行する。
Nが1のときは第N文節の第M(N)候補の始点が0で
なくなったら、NGであり、ステップ350を実行す
る。それ以外の場合はOKとなり、ステップ370を実
行する。
候補のチェックを行う。このチェックでは、Nが1より
大きい場合は、第N−1文節の第M(N−1)候補の終
点と第N文節の第M(N)候補の始点を比べ一致してい
なかったら、NGであり、ステップ350を実行する。
Nが1のときは第N文節の第M(N)候補の始点が0で
なくなったら、NGであり、ステップ350を実行す
る。それ以外の場合はOKとなり、ステップ370を実
行する。
【0034】ステップ350では、文節番号Nが1より
大きい場合はステップ360を、文節番号Nが1のとき
は、ステップ140以降を実行する。ステップ360で
は、文節番号Nに1引いた数を格納する。また、第N文
節の候補番号M(N)に1足した数を格納する。その
後、ステップ340を実行する。
大きい場合はステップ360を、文節番号Nが1のとき
は、ステップ140以降を実行する。ステップ360で
は、文節番号Nに1引いた数を格納する。また、第N文
節の候補番号M(N)に1足した数を格納する。その
後、ステップ340を実行する。
【0035】ステップ370では、第N+1文節の候補
番号M(N+1)を0クリアする。ステップ380で
は、第N+1文節の第M(N+1)候補のチェックを行
う。内容はステップ340と同様である。NGの場合
は、ステップ390を実行する。OKの場合は、ステッ
プ400を実行する。ステップ390では、第N文節の
候補番号M(N)に1足した数を格納する。続いてステ
ップ320を実行する。
番号M(N+1)を0クリアする。ステップ380で
は、第N+1文節の第M(N+1)候補のチェックを行
う。内容はステップ340と同様である。NGの場合
は、ステップ390を実行する。OKの場合は、ステッ
プ400を実行する。ステップ390では、第N文節の
候補番号M(N)に1足した数を格納する。続いてステ
ップ320を実行する。
【0036】ステップ400では、第N文節の第M
(N)候補と第N+1文節の第M(N+1)候補の品詞
接続を検定する。検定には、図17のような接続テーブ
ルを使用する。接続テーブルは、縦方向に前文節の品
詞、付属語が付いている場合は付属語を、ない場合は自
立語の品詞を用いる。横方向には、後文節の品詞、自立
語の品詞を用いる。このテーブルで接続強さを検定す
る。接続強さが0である組み合わせの場合は、NGとな
り、ステップ430を実行する。それ以外の場合は、ス
テップ410を実行する。
(N)候補と第N+1文節の第M(N+1)候補の品詞
接続を検定する。検定には、図17のような接続テーブ
ルを使用する。接続テーブルは、縦方向に前文節の品
詞、付属語が付いている場合は付属語を、ない場合は自
立語の品詞を用いる。横方向には、後文節の品詞、自立
語の品詞を用いる。このテーブルで接続強さを検定す
る。接続強さが0である組み合わせの場合は、NGとな
り、ステップ430を実行する。それ以外の場合は、ス
テップ410を実行する。
【0037】ステップ410では、第N+1文節の第M
候補の終点がかな入力バッファのEND位置になってい
るかどうかを判定する。ENDのときは、ステップ42
0を実行する。そうでないときは、ステップ440を実
行する。ステップ420では、組み合わせた候補の評価
を行う。評価は、 1:文節数が少ないのが高得点、 2:使用頻度の高いものが高得点 3:文法的な接続は、図10の接続テーブルで接続デー
タの値が高いものが高得点となるようにする。例えば、
文節数が1のとき100点、2のときは50点などとテ
ーブルで持てばよい。
候補の終点がかな入力バッファのEND位置になってい
るかどうかを判定する。ENDのときは、ステップ42
0を実行する。そうでないときは、ステップ440を実
行する。ステップ420では、組み合わせた候補の評価
を行う。評価は、 1:文節数が少ないのが高得点、 2:使用頻度の高いものが高得点 3:文法的な接続は、図10の接続テーブルで接続デー
タの値が高いものが高得点となるようにする。例えば、
文節数が1のとき100点、2のときは50点などとテ
ーブルで持てばよい。
【0038】これらの合算値が評価となる。ステップ4
25では、最小文節かどうかの判定を行う。文節切れ目
位置バッファを用いて、文節相当数を計算する。文節相
当数は、文節番号N+1から各文節先頭位置に対応する
文節切れ目位置バッファの値が0かどうかで判定する。
0以外の値が格納されている場合、文節番号Nからその
対象文節数だけ引く。例えば、組み合わせ可能な文節候
補が「しん/かんせん/とかい」の場合、Nは2とな
り、文節切れ目位置バッファより「かんせん」の文節が
対象となり、文節相当数は、(N+1)−1より2とな
る。そして、最小文節数MBの値と文節相当数の値を比
較する。比較して、文節相当数のほうが大きければ、ス
テップ440を実行する。それ以外は、ステップ430
を実行する。
25では、最小文節かどうかの判定を行う。文節切れ目
位置バッファを用いて、文節相当数を計算する。文節相
当数は、文節番号N+1から各文節先頭位置に対応する
文節切れ目位置バッファの値が0かどうかで判定する。
0以外の値が格納されている場合、文節番号Nからその
対象文節数だけ引く。例えば、組み合わせ可能な文節候
補が「しん/かんせん/とかい」の場合、Nは2とな
り、文節切れ目位置バッファより「かんせん」の文節が
対象となり、文節相当数は、(N+1)−1より2とな
る。そして、最小文節数MBの値と文節相当数の値を比
較する。比較して、文節相当数のほうが大きければ、ス
テップ440を実行する。それ以外は、ステップ430
を実行する。
【0039】ステップ430では、最小文節数MBより
文節相当数のほうが小さければ、MBに文節相当数の値
を格納する。図17のように、組み合わせ可能な候補を
文節候補テーブルにステップ420の評価と合わせて格
納する。候補数KOHOに1足した値を格納する。但
し、文節候補テーブルに格納可能な組み合わせは、8組
が限度となっている。
文節相当数のほうが小さければ、MBに文節相当数の値
を格納する。図17のように、組み合わせ可能な候補を
文節候補テーブルにステップ420の評価と合わせて格
納する。候補数KOHOに1足した値を格納する。但
し、文節候補テーブルに格納可能な組み合わせは、8組
が限度となっている。
【0040】候補数KOHOがすでに8のとき、候補テ
ーブルのうちもっとも評価の低い組と、格納しようとし
ている候補の評価を比較して、格納しようとしている組
のほうが高い場合のみ、その組をもっとも評価の低い組
の位置に格納する。この場合の候補数KOHOは8のま
まとする。また、上記評価値では同音異義語の学習効果
について、説明を割愛したが同音異義語学習をしてる文
節を含む組み合わせには、学習得点などを加えてもよ
い。
ーブルのうちもっとも評価の低い組と、格納しようとし
ている候補の評価を比較して、格納しようとしている組
のほうが高い場合のみ、その組をもっとも評価の低い組
の位置に格納する。この場合の候補数KOHOは8のま
まとする。また、上記評価値では同音異義語の学習効果
について、説明を割愛したが同音異義語学習をしてる文
節を含む組み合わせには、学習得点などを加えてもよ
い。
【0041】図9のステップ150でも説明を割愛した
が、同音語順を決定する際には、同音異義語学習してい
る単語を優先して出力してもよい。
が、同音語順を決定する際には、同音異義語学習してい
る単語を優先して出力してもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明により、区切り位置を変更した仮
名文字列と同じ文字列を入力した場合に、同じ変換候補
を優先して出力することが出来る。
名文字列と同じ文字列を入力した場合に、同じ変換候補
を優先して出力することが出来る。
【図1】従来からのワープロを示す図である。
【図2】従来からのワープロの仮名漢字変換処理を説明
するための図である。
するための図である。
【図3】従来からのワープロの仮名漢字変換処理を説明
するための図である。
するための図である。
【図4】文節区切りと変換候補を説明するための図であ
る。
る。
【図5】従来の変換例を示す図である。
【図6】従来の区切り位置変更に伴う周知の学習を説明
するための図である。
するための図である。
【図7】第1実施例の動作のフローを説明するための図
である。
である。
【図8】第2実施例のブロック図である。
【図9】第2実施例の動作のフローを説明するための図
である。
である。
【図10】第2実施例の動作のフローを説明するための
図である。
図である。
【図11】第2実施例を説明するための図である。
【図12】第2実施例を説明するための図である。
【図13】第2実施例を説明するための図である。
【図14】第2実施例を説明するための図である。
【図15】第2実施例を説明するための図である。
【図16】第2実施例を説明するための図である。
【図17】第2実施例を説明するための図である。
【図18】第2実施例を説明するための図である。
【図19】第2実施例を説明するための図である。
(1)・・・・・入力部、 (2)・・・・・本体(仮名漢字変換部)、 (3)・・・・・表示部。
Claims (1)
- 【請求項1】 仮名入力を複数の文節に区切り、少なく
ても区切り位置の数により得点付けして、高得点の仮名
漢字変換候補を優先的に表示すると共に、前記区切り位
置を操作者の指示により変更可能な文書処理装置の仮名
漢字変換方法において、 この変更された区切り位置を記憶するとともに、この記
憶した区切り位置は、前記得点付け処理時には位置数と
して数えないことを特徴とする仮名漢字変換方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7273208A JPH09134353A (ja) | 1995-09-08 | 1995-10-20 | 文書処理装置の仮名漢字変換方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23140895 | 1995-09-08 | ||
JP7-231408 | 1995-09-08 | ||
JP7273208A JPH09134353A (ja) | 1995-09-08 | 1995-10-20 | 文書処理装置の仮名漢字変換方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09134353A true JPH09134353A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=26529847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7273208A Pending JPH09134353A (ja) | 1995-09-08 | 1995-10-20 | 文書処理装置の仮名漢字変換方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09134353A (ja) |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP7273208A patent/JPH09134353A/ja active Pending
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