JPH06149791A - 漢字文章入力装置 - Google Patents

漢字文章入力装置

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Publication number
JPH06149791A
JPH06149791A JP4303493A JP30349392A JPH06149791A JP H06149791 A JPH06149791 A JP H06149791A JP 4303493 A JP4303493 A JP 4303493A JP 30349392 A JP30349392 A JP 30349392A JP H06149791 A JPH06149791 A JP H06149791A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kanji
speech
provisional
reading
word
Prior art date
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Pending
Application number
JP4303493A
Other languages
English (en)
Inventor
Fusae Kotaki
房枝 小滝
Katsuya Kono
勝也 河野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to JP4303493A priority Critical patent/JPH06149791A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】読み文字列を使用頻度情報と直近利用情報をも
つ辞書を用いて辞書びきし、読みに対応する漢字や品詞
が決定出来たときに表示する漢字と、未決定の読みに対
して暫定的に与えられる漢字の表示形態を区別する。暫
定的な漢字としては、未決定の読みに対して最も使用頻
度の高い漢字の品詞を調べ、使用頻度の高い漢字で暫定
するよう指定された品詞ならば最も使用頻度の高い漢字
を、そうでなければ辞書並び先頭の漢字を表示する。そ
れらの漢字列が目的とする漢字であり、修正を要しない
なら、指示により、次の入力に移る。また、その時点の
漢字作成テーブル中の漢字が、辞書の同音語中で辞書並
び先頭に来るように辞書の並び替えを行う。ただし頻度
情報は変更しない。 【効果】同音異字の変換精度を向上させることが出来
る。また、誤選択を見逃すことがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文章入力装置に係り、特
に、同音異字の中から目的の漢字を選択する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】読みを入力して漢字に変換しようとする
とき同音異字の中から正しい漢字を選択するために、文
法知識を利用したり、共起関係を利用したりするが、文
法知識や共起関係が適用しきれなかった部分にはなんら
かの暫定処理が必要である。
【0003】同音漢字の選択に関しては、直近に利用し
た漢字が選択される方式(特公昭58−39334 号公報)や
単語に優先権を付与し、同音異語が生じた場合には記憶
手段に優先権の付与された単語が存在するかどうか調べ
て、ある場合には優先権の付与された同音異語を選択す
る方式(特公昭58−11928 号公報)があるが、優先権の
ある語を選択するだけではかえって修正が増えたり、適
応範囲が狭いという問題がある。直近利用による選択で
は、続けて利用される可能性の低い、使用頻度の低い漢
字を利用した場合でも次に同音読みが入力されれば選択
されてしまい、修正を必要とする。このように直近利用
による選択だけでも、優先権を付与した漢字による選択
だけでも、多くの修正を必要とするという問題がある。
【0004】また、確度が高い漢字も低い漢字も同様に
表示されるため、誤変換であることを見逃がすことも多
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、同音
漢字から正しい漢字が選択される確率を高めることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、語や品詞により直近利用漢字で暫定する
か高頻度漢字で暫定するかを選択する手段と、入力した
読み毎に、漢字あるいは品詞が決定しているか、未決定
か、暫定したかを区別する手段と、暫定漢字であること
を表示する手段と、暫定漢字表示位置にカーソルを自動
的に移動する手段を設けることにある。
【0007】
【作用】入力した読み毎に、漢字あるいは品詞が決定し
ているか、未決定か、暫定したかを区別する手段は、入
力した読み毎に、漢字暫定コード及び品詞暫定コードを
もち、漢字暫定コード及び品詞暫定コードに数字が代入
されていれば、決定していることを示し、ブランクなら
ば決定も暫定もしていないことを示す。漢字暫定コード
及び品詞暫定コードにAが代入されていれば直近利用の
漢字により暫定されたことを示し、Bが代入されていれ
ば高頻度漢字により暫定されたことを示す。Sが代入さ
れていれば修正が行われたことを示す。
【0008】語や品詞により直近利用漢字で暫定するか
高頻度漢字で暫定するかを選択する手段は、漢字暫定コ
ード及び品詞暫定コードがブランクであり、未決定であ
ることが示されている読みに対し、その読みの最も使用
頻度の高い漢字の品詞や属性とユーザの指定モードとに
より、漢字を暫定する方式を選択する。ユーザが暫定モ
ードを指定した場合、未決定の読みの最も使用頻度の高
い漢字の品詞が虚詞なら高頻度漢字で暫定する方式を選
択し、暫定した漢字の漢字暫定コード及び品詞暫定コー
ドにBを代入する。未決定の読みの最も使用頻度の高い
漢字の品詞が実詞なら直近利用漢字で暫定する方式を選
択し、暫定した漢字の漢字暫定コード及び品詞暫定コー
ドにAを代入する。ユーザが選択モードを指定した場
合、未決定の読みの最も使用頻度の高い漢字の品詞が指
定した語や品詞であれば、高頻度漢字で暫定する方式を
選択し、暫定した漢字の漢字暫定コード及び品詞暫定コ
ードにBを代入する。指定しない語や品詞であれば直近
利用漢字で暫定する方式を選択し、暫定した漢字の漢字
暫定コード及び品詞暫定コードにAを代入する。選択モ
ードで何も指定しない場合、全て直近利用漢字で暫定す
る方式を選択し、暫定した漢字の漢字暫定コード及び品
詞暫定コードにAを代入する。
【0009】次に暫定漢字であることを表示する手段
は、漢字列を表示する際、直近利用による暫定であるこ
と及び頻度情報による暫定であることを色分けや下線等
により表示する。
【0010】次に暫定漢字表示位置にカーソルを自動的
に移動する手段は、暫定漢字の表示位置を計算し、最も
先頭に近い暫定漢字にカーソルを移動する。
【0011】この結果、正しい漢字に暫定される確率が
高くなる。また暫定結果であることが表示により判り、
かつ、修正の可能性の高い位置にカーソルが自動的に移
動するので、ユーザによるチェック,修正が容易に行え
る。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の処理全体のフロチャート、
図2は、漢字文章入力装置のブロック図である。図2に
おいて1は表示装置、2は入力のためのキーボード、3
はメインメモリ、4は解析用プロセッサ、5は文書ファ
イルである。6は用語辞書用ファイルであり、読み文字
列と漢字との対応レコードからなっている。7は共起辞
書用ファイルであり、共起する読み文字列とそれに対応
する漢字の組み合わせとの対応レコードからなってい
る。8は漢字選択用メモリであり、入力テーブル81,
辞書びき結果格納テーブル82,漢字列作成テーブル8
3,共起解析用テーブル84,文法ルールテーブル85
からなる。9は暫定表示制御用メモリであり、暫定漢字
位置算出用テーブル91からなる。
【0013】図3は、辞書レコードの説明図である。レ
コードは読み文字列(ピンイン表記),共起情報,漢字文
字列,品詞,実詞虚詞別表示(1:虚詞:2:実詞),
頻度NO.からなる。頻度NO.は、小さいほどその漢
字の使用頻度が大であることを示す。頻度NO.=10
の漢字は同音語中で最も使用頻度の高いことを示す。
【0014】図4は共起辞書レコードの説明図である。
レコードは読み文字列,共起する読み文字列,読み漢字
文字列,読み品詞,共起読み漢字文字列,共起読み品詞
からなる。
【0015】図5は入力テーブルの説明図、図6は辞書
びき結果格納テーブルの説明図、図7は共起解析処理の
動作を示すフロチャート、そして、図8は共起解析用テ
ーブルの説明図である。共起解析用テーブルは入力テー
ブルにおける単語NO.(CNT),読み,共起読み,
共起した時の読みに対応する漢字、その品詞、共起した
時の共起読みに対応する漢字、その品詞からなる。
【0016】図9は、単一解析処理(同音語のない漢字
であること、あるいは同音語の品詞が一種類であること
を検出する)の動作を示すフロチャート、図10は品詞
決定漢字暫定処理の動作を示すフロチャート、図11は
文法ルール解析処理の動作を示すフロチャート、図12
は文頭文末文法ルールテーブルの説明図、図13は前進
品詞列文法ルールテーブルの説明図、図14は後退品詞
列文法ルールテーブルの説明図、図15は未決定漢字暫
定処理の動作を示すフロチャート、そして、図16は共
起解析後の漢字列作成テーブルの説明図である。
【0017】漢字列作成テーブルは、読みNO.(CN
T),漢字,品詞,漢字暫定コード,品詞暫定コードか
らなる。共起解析や、単一解析(同音語のない漢字であ
ること、あるいは同音語の品詞が一種類であることを検
出する),文法ルールの適用により決定した漢字あるい
は品詞には暫定コードとして数字を付与する。共起解析
や、単一解析,文法ルールの適用により決定できず、暫
定した漢字あるいは品詞には暫定識別コードとしてアル
ファベットを付与する。
【0018】図17,図19は文法ルール適用後の漢字
列作成テーブルの説明図、図18,図20は暫定処理後
の漢字列作成テーブルの説明図、図19は、修正処理後
の漢字列作成テーブル説明図、そして、図20は、修正
処理後の辞書びき結果格納テーブルである。選択された
漢字の選択コードにはアスタリスク(*)を付与する。
【0019】図21は修正処理後の辞書のレコードの例
の説明図、図22は暫定漢字位置算出用テーブルの説明
図、そして、図23は入力画面例である。
【0020】次に、図1に示したフロチャートに従って
本発明の処理方法を説明する。
【0021】まず、入力装置2より入力された、選択モ
ードにより、暫定テーブルを作成する(102)。入力
装置2より入力された、読み文字列を読み込み(10
4)、入力テーブルを作成する(105)。変換指示キ
ーが押された時点で、辞書びきを行い、辞書びき結果格
納テーブルを作成する(107)。辞書びき結果、格納
テーブルに共起情報があるか否かを入力読み毎に調べ、
あったらその入力読みを共起辞書で検索する。共起辞書
中の読みに入力読みがあり、それに対応する共起読みが
入力テーブル中にあれば、該当する読み漢字と読み品
詞,共起読み漢字と共起読み品詞を漢字列作成テーブル
に格納し、漢字暫定コード,品詞暫定コードに1を代入
する。
【0022】以上の共起解析処理(108)後、同音語
のない漢字であること、あるいは同音語の品詞が一種類
であることを検出する単一解析処理(109)を行い、
同音語のない漢字であれば、その一種類の漢字で漢字も
品詞も決定し、該当する漢字と品詞を漢字列作成テーブ
ルに格納し、漢字暫定コード,品詞暫定コードに1を代
入する。
【0023】同音語の品詞が一種類である読みであれ
ば、その品詞で品詞を決定し、該当する品詞を漢字列作
成テーブルに格納し、品詞暫定コードに1を代入する。
品詞が決定し、漢字が決定していないこの読みに対して
は、決定した品詞が頻度利用で暫定するように指定した
品詞であるか調べ、そうであれば、その読みの最も使用
頻度の高い漢字の品詞が頻度利用で暫定するよう指定し
た品詞であれば、最も使用頻度の高い漢字で暫定し、漢
字暫定コードにBを代入する。その読みの最も使用頻度
の高い漢字の品詞が頻度利用で暫定するよう指定した品
詞でなければ、直近利用の漢字で暫定し、漢字暫定コー
ドにAを代入する。決定した品詞が頻度利用で暫定する
よう指定した品詞でなければ直近利用の漢字で暫定し、
漢字暫定コードにAを代入する(品詞決定漢字暫定処
理)。
【0024】次に、この段階までで決定した品詞情報及
び文中の位置情報を用いて文法ルール解析処理(11
0)を行う。この段階で品詞が決定すれば、上記と同様
の品詞決定漢字暫定処理を行う。
【0025】上記段階までで品詞も漢字も決定出来なか
った読みに対しては、その読みの最も使用頻度の高い漢
字の品詞が頻度利用で暫定するように指定した品詞であ
れば、最も使用頻度の高い漢字で暫定し、その漢字と品
詞を漢字列作成テーブルに格納し、漢字暫定コードと品
詞暫定コードにBを代入する。その読みの最も使用頻度
の高い漢字の品詞が頻度利用で暫定するよう指定した品
詞でなければ、直近利用の漢字で暫定し、その漢字と品
詞を漢字列作成テーブルに格納し、漢字暫定コードと品
詞暫定コードにAを代入する(未決定漢字暫定処理)
(111)。
【0026】漢字暫定コード,品詞暫定コード共にAの
ものを直近暫定漢字,漢字暫定コード,品詞暫定コード
共にBのものを頻度暫定漢字とし、直近暫定漢字を黄色
で、頻度暫定漢字を赤色で、漢字暫定コード,品詞暫定
コードどちらかが1であるものを決定漢字とし、黒色で
表示する漢字列を表示する(112)。
【0027】漢字が決定あるいは暫定する毎にその決定
した漢字数を格納して作成した暫定漢字位置算出用テー
ブルを用いて先頭に最も近い暫定漢字の位置にカーソル
を移動するのに必要なカーソルの移動量を算出し(11
3)、その移動量だけカーソルを移動させる(11
4)。表示された漢字列が求める漢字列でなく、修正選
択がされたら修正された漢字に対応する読みの漢字暫定
コード,品詞暫定コードにSを代入する(115)。表
示された漢字列が求める漢字列となり、表示画面への移
動を指示するキーが入力されたら、表示画面への移動を
指示するキーが入力される直前の漢字列作成テーブル中
の漢字が、用語辞書の同音語漢字中で辞書並びの先頭に
なるように辞書並びを変更する(116)。続いて入力
文が入力されたら以上の処理を繰り返す。
【0028】実例として、暫定モードを選択し、中国語
の読み文字列である「wo mai sanben shu」を入力し変
換指示キーが押され、続けて「wo mai de shu hen baog
ui」を入力し変換指示キーが押された場合を考えてみ
る。
【0029】まず選択モードが、暫定モードであるの
で、実詞なら直近に利用した漢字で暫定し、虚詞なら最
も使用頻度の高い漢字で暫定する暫定テーブルを作成す
る。続いて入力装置2より入力された読み文字列を読み
込み、入力テーブル(図5)を作成する。変換指示キー
が押された時点で、辞書びきを行い、辞書びき結果格納
テーブル(図6)を作成する。辞書びき結果格納テーブ
ルに共起情報があるか否かを入力読み毎に調べると、be
n に共起情報があるのでben を共起辞書(図4)で検索
する。共起辞書中の読みのben に対応する共起読みには
huabao,shu ,zashi があり、これらの共起読みが入力
テーブル(図5)中にあるか調べ、shuがあるので、
本,量詞,書,名詞を漢字列作成テーブル(図16)に
格納し、ben に対応するCNT=4、及びshu に対
応するCNT=5の漢字暫定コード、品詞暫定コードに
1を代入する。
【0030】以上の共起解析処理後、同音語のない漢字
であること、あるいは同音語の品詞が一種類であること
を検出する単一解析処理を行う。この例では単一解析処
理で決定される漢字はない。
【0031】次にこの段階までで決定した品詞情報及び
文中の位置情報を用いて文法ルール解析処理を行う。ま
ず文頭の読みが未決定であれば文頭文末テーブル(図1
2)を調べる。文頭の読みに対応する漢字の品詞が文頭
文末テーブル中にあればその品詞で決定し、該当する品
詞暫定コードに1を代入する。例文の文頭の読みは未決
定で、woであり、woの漢字に対応する品詞は代詞,動
詞,名詞,擬声語である。このうち代詞が文頭文末テー
ブル中にあるため、文頭の読みの品詞は代詞で決定し、
該当する品詞暫定コードに1を代入する。次に文末の読
みが未決定か調べる。この例ではすでに決定している。
次に入力読み毎に品詞暫定コードに1が代入されている
か否かで、品詞が決定しているか否かを調べ、決定して
いたら、その読みの次の読みの品詞が決定しているか調
べる。未決定なら前進品詞列テーブル(図13)中に、
その前の決定している品詞があるかを調べる。あれば後
続する読みに対応する漢字の品詞が前進品詞テーブル中
の後続品詞にあるかを調べる。あれば後続品詞にあった
品詞で決定する。例文で該当するのは文頭が代詞で決定
しており、後続の読みが未決定のものである。代詞は前
進品詞列テーブル中にない。
【0032】次に最後方の入力読み毎に品詞暫定コード
に1が代入されているか否かで、品詞が決定しているか
否かを調べ、決定していたら、その読みの前の読みの品
詞が決定しているか調べる。未決定なら後退品詞列テー
ブル(図14)中に、その後の決定している品詞がある
かを調べる。あれば先行する読みに対応する漢字の品詞
が後退品詞テーブル中の先行品詞にあるか調べる。あれ
ば先行品詞にあった品詞で決定する。例文で該当するの
はben が量詞で決定しており、その前san が未決定のも
のである。後退品詞テーブルには量詞があり、対応する
先行品詞には数詞がある。san には数詞,形容詞,名詞
があり、san は数詞で決定し、品詞暫定コードに1を代
入する。この段階で品詞が決定すれば、上記と同様の品
詞決定漢字暫定処理を行う。woは代詞で決定した。代詞
は実詞であるため直近利用の漢字、すなわち、代詞中辞
書並び先頭の漢字「我」で暫定される。san は数詞で決
定した。数詞は実詞であるため直近利用の漢字すなわち
数詞中辞書並び先頭の漢字「三」で暫定される(図1
7)。
【0033】上記段階まででもmai は品詞も漢字も決定
出来ていない。mai の最も使用頻度の高い漢字の品詞は
動詞であり、実詞であるため、頻度利用で暫定するよう
指定した品詞でないので、直近利用の漢字「買」で暫定
し、その漢字「買」と該当する品詞動詞を漢字列作成テ
ーブルに格納し、漢字暫定コードと品詞暫定コードにA
を代入する(未決定漢字暫定処理)(図18)。
【0034】漢字暫定コード,品詞暫定コード共にAで
ある「買」を直近漢字で暫定し、直近暫定漢字である
「買」を黄色で、漢字暫定コード、品詞暫定コードどち
らかが1であるもの「我」「三」「本」「書」を決定漢
字とし、黒色で表示する漢字列を表示する(図23)。
【0035】漢字が決定あるいは暫定する毎にその決定
した漢字数を格納して作成した暫定漢字位置算出用テー
ブル(図22)を用いて先頭に最も近い暫定漢字の位置
にカーソルを移動するに必要なカーソルの移動量を算出
する。例文では移動量は7であり、7だけカーソルを移
動させる。表示された漢字列は暫定漢字である「買」だ
けが求める漢字でない。求める漢字である「売」を選択
する。修正選択がされたら修正された漢字に対応する読
みの漢字暫定コード、品詞暫定コードにSを代入する
(図19)。表示された漢字列が求める漢字列となり、
表示画面への移動を指示するキーが入力されたら、表示
画面への移動を指示するキーが入力される直前の漢字列
作成テーブル中の漢字が、用語辞書の同音語漢字中で辞
書並びの先頭になるように辞書並びを変更する。変更し
た辞書は図21の通りになる。
【0036】続けて「wo mai de shu hen baogui」を入
力し変換指示キーが指示されたとすると共起解析は該当
するものがなく、単一解析では、baoguiに対応する漢字
が「宝貴」だけであるため、「宝貴」形容詞で決定して
漢字列作成テーブルに格納し、漢字暫定コード,品詞暫
定コードに1を代入する。文法ルール解析では文頭では
代詞を優先するということでwoが代詞「我」で決まる。
【0037】これまでの3段階で、mai de shu henが未
決である。それぞれの読みの最も使用頻度の高い漢字の
品詞を調べそれが虚詞なら頻度NO=10の最も使用頻
度の高い漢字で、実詞なら辞書並び先頭の漢字で暫定す
る。mai とshu は最も使用頻度の高い漢字の品詞がそれ
ぞれ動詞,名詞で実詞なので、辞書並び先頭の漢字であ
る「売」,「書」、で暫定し、漢字暫定コード,品詞暫
定コードにAを代入する。deとhen は最も使用頻度の高
い漢字の品詞がそれぞれ助詞,副詞で虚詞なので頻度N
O=10の最も使用頻度の高い漢字「的」,「根」で暫
定し、漢字暫定コード,品詞暫定コードにBを代入す
る。「売」,「書」は黄色で、「的」,「根」は赤色で
表示し、暫定漢字であることを示す。以降の動作は前例
文に対するのと同様である。
【0038】本実施例では中国語の変換について述べた
が、中国語の実詞を内容語に、虚詞を機能語に置き替え
れば日本語文章入力装置としても実現できる。この場
合、ひらがな表記も変換後の漢字の一種として辞書を作
成する。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、文書の主題に依存する
ところの多い実詞の同音異字は直近利用漢字による暫定
を行う方式を選択したり、文書の主題に依存するところ
は少なく文の構造を決める役割の大きな虚詞の同音異字
は最も使用頻度の高い漢字による暫定を行う方式を選択
したりすることができることにより、同音異字の変換精
度を向上させることが出来る。さらに暫定であることを
表示することにより誤選択を見逃すことがなくなるの
で、確実に修正出来、目的漢字文字列への変換作業を効
率良く行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す入力処理のフロチャー
ト。
【図2】漢字文章入力装置のブロック図。
【図3】辞書のレコードの一例を示す説明図。
【図4】共起辞書のレコードの一例を示す説明図。
【図5】入力テーブルの説明図。
【図6】辞書びき結果格納テーブルの説明図。
【図7】共起解析処理の動作を示すフローチャート。
【図8】辞書びき結果を格納するテーブルのレコードの
一例の説明図。
【図9】単一解析処理の動作を示すフロチャート。
【図10】品詞決定漢字暫定処理の動作を示すフロチャ
ート。
【図11】文法ルール解析処理の動作を示すフロチャー
ト。
【図12】文頭文末文法ルールテーブルの説明図。
【図13】前進品詞列文法ルールテーブルの説明図。
【図14】後退品詞列文法ルールテーブルの説明図。
【図15】未決定漢字暫定処理の動作を示すフロチャー
ト。
【図16】漢字列作成テーブル例の説明図。
【図17】漢字列作成テーブル例の説明図。
【図18】漢字列作成テーブル例の説明図。
【図19】漢字列作成テーブル例の説明図。
【図20】辞書びき結果を格納するテーブルのレコード
の一例の説明図。
【図21】辞書のレコードの一例の説明図。
【図22】図22は、暫定漢字位置算出用テーブルの説
明図。
【図23】入力画面例の説明図。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読み文字列と漢字文字列との対応関係が記
    憶された単語辞書を備え、入力された文字列に対して前
    記単語辞書を検索することにより、前記読み文字列を前
    記漢字文字列に変換する漢字文章入力装置において、同
    音漢字を決定しきれないとき、最も使用頻度の高い漢字
    で暫定する方式と、直近で利用した漢字で暫定する方式
    を、特定の語や品詞により自動的に選択する手段を有す
    ることを特徴とする漢字文章入力装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記同音漢字中、最も
    使用頻度の高い漢字が虚詞の時、前記最も使用頻度の高
    い漢字で暫定する方式を選択し、前記同音漢字中、前記
    最も使用頻度の高い漢字が実詞の時、直近で利用した漢
    字で暫定する方式を選択するようにした中国漢字文章入
    力装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記同音単語中、最も
    使用頻度の高い単語が機能語の時、前記最も使用頻度の
    高い単語で暫定する方式を選択し、前記同音単語中、前
    記最も使用頻度の高い単語が内容語の時、直近で利用し
    た単語で暫定する方式を選択するようにした日本語文章
    入力装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、確度のあまり高くない
    暫定した漢字であることを表示する手段を有する漢字文
    章入力装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、直近利用の漢字により
    暫定したことを表示する手段、及び頻度情報により暫定
    したことを表示する手段を有する漢字文章入力装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、暫定した漢字の表示部
    分に自動的にカーソルを移動する手段を設けた漢字文章
    入力装置。
  7. 【請求項7】品詞だけが決定出来、漢字が決定しきれな
    いとき、その品詞の範囲内での漢字を請求項1記載の手
    段で選択する漢字文章入力装置。
  8. 【請求項8】共起解析により同音漢字を決定する手段
    と、前記同音漢字のない読み及び品詞が一種しかない読
    みを検出する手段と、文法知識を利用して前記同音漢字
    を決定する手段を有し、まず共起解析により前記同音漢
    字を決定する手段により前記同音漢字を決定し、続いて
    前記同音漢字のない読み及び品詞が一種しかない読みを
    検出する手段により漢字あるいは品詞を決定し、続いて
    文法知識を利用して前記同音漢字を決定する手段により
    前記同音漢字を決定し、最後に以上の処理で一意に決ま
    らない読みに対し、最も使用頻度の高い漢字で暫定する
    方式と、直近で利用した漢字で暫定する方式を、特定の
    語や品詞により自動的に選択する手段を有することを特
    徴とする漢字文章入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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