JPH09133939A - カメラのブレ軽減装置 - Google Patents
カメラのブレ軽減装置Info
- Publication number
- JPH09133939A JPH09133939A JP29293395A JP29293395A JPH09133939A JP H09133939 A JPH09133939 A JP H09133939A JP 29293395 A JP29293395 A JP 29293395A JP 29293395 A JP29293395 A JP 29293395A JP H09133939 A JPH09133939 A JP H09133939A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exposure
- mode
- camera
- state
- timing control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ブレ写真撮影を軽減して使い勝手を良くするた
めに、カメラの露出モードに応じて露光時にレリーズタ
イミング制御を行うか否かを決定する。 【解決手段】ブレ検出部1で検出されたカメラのブレ状
態は、ブレ判断部2にて現在のカメラブレ状態、撮影焦
点距離、露光時間等から、現在の撮像面上での像ブレ状
態が判断され、それ応じた情報が露光制御部3に送られ
る。また、カメラの現在の撮影モードが撮影モード判断
部4で判断されると、露光制御部3にて、レリーズ操作
部5の状態から露光開始指示信号が有った際の像ブレ状
態情報と、撮影モード判断部4による現在の撮影モード
状態により、現在露光動作を開始すべきか否かが判断さ
れる。露光開始と判断されると、シャッタ駆動部6によ
りシャッタ装置が駆動されて露光動作が行われ、露光開
始すべきでないと判断されると、シャッタ駆動部6の駆
動が禁止され、露光動作は行われない。
めに、カメラの露出モードに応じて露光時にレリーズタ
イミング制御を行うか否かを決定する。 【解決手段】ブレ検出部1で検出されたカメラのブレ状
態は、ブレ判断部2にて現在のカメラブレ状態、撮影焦
点距離、露光時間等から、現在の撮像面上での像ブレ状
態が判断され、それ応じた情報が露光制御部3に送られ
る。また、カメラの現在の撮影モードが撮影モード判断
部4で判断されると、露光制御部3にて、レリーズ操作
部5の状態から露光開始指示信号が有った際の像ブレ状
態情報と、撮影モード判断部4による現在の撮影モード
状態により、現在露光動作を開始すべきか否かが判断さ
れる。露光開始と判断されると、シャッタ駆動部6によ
りシャッタ装置が駆動されて露光動作が行われ、露光開
始すべきでないと判断されると、シャッタ駆動部6の駆
動が禁止され、露光動作は行われない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はカメラのブレ軽減
装置に関し、より詳細にはカメラのブレを検出し、ブレ
の小さいタイミングで露光を行う、いわゆるレリーズタ
イミング制御方式のカメラのブレ軽減装置に関するもの
である。
装置に関し、より詳細にはカメラのブレを検出し、ブレ
の小さいタイミングで露光を行う、いわゆるレリーズタ
イミング制御方式のカメラのブレ軽減装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラのブレによる写真撮影
を軽減する装置が開発されている。例えば、特開平3−
92830号公報(米国特許第5,150,150号)
には、次のような技術が開示されている。すなわち、カ
メラブレの角速度を検出し、角速度の絶対値が所定値以
下の時、若しくは所定値以下で減少傾向の時は、カメラ
ブレが小さくなっていると考えられる。したがって、こ
の際に露光を行えばブレによる影響が小さくなるので、
シャッタ動作を開始する。
を軽減する装置が開発されている。例えば、特開平3−
92830号公報(米国特許第5,150,150号)
には、次のような技術が開示されている。すなわち、カ
メラブレの角速度を検出し、角速度の絶対値が所定値以
下の時、若しくは所定値以下で減少傾向の時は、カメラ
ブレが小さくなっていると考えられる。したがって、こ
の際に露光を行えばブレによる影響が小さくなるので、
シャッタ動作を開始する。
【0003】また、特開昭63−53531号公報に
は、カメラブレ変位のピーク近傍にて露光動作開始す
る、つまりブレ速度ゼロ点にて露光動作を開始する技術
が開示されている。
は、カメラブレ変位のピーク近傍にて露光動作開始す
る、つまりブレ速度ゼロ点にて露光動作を開始する技術
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来技術では、特別にブレ補正用のスイッチを持た
ないカメラに於いて、カメラブレの角速度が小さくなる
まで待って露光動作を開始することを特徴としている。
これはカメラの手ブレが発生しても像ブレ発生が余り問
題とならない高速秒時での撮影時や、ワイド撮影時、そ
してカメラの手ブレ角速度が所定露光時間内に小さい範
囲に留まっていられない低速秒時による撮影時等が考え
られる。このような場合、カメラブレの角速度が小さく
なるまで待って露光動作を開始しても、撮影者の露光動
作開始指示があってから速やかに露光動作を開始して
も、結果としてでき上がる写真上での像ブレ量にはほと
んど差がないことが多い。
うな従来技術では、特別にブレ補正用のスイッチを持た
ないカメラに於いて、カメラブレの角速度が小さくなる
まで待って露光動作を開始することを特徴としている。
これはカメラの手ブレが発生しても像ブレ発生が余り問
題とならない高速秒時での撮影時や、ワイド撮影時、そ
してカメラの手ブレ角速度が所定露光時間内に小さい範
囲に留まっていられない低速秒時による撮影時等が考え
られる。このような場合、カメラブレの角速度が小さく
なるまで待って露光動作を開始しても、撮影者の露光動
作開始指示があってから速やかに露光動作を開始して
も、結果としてでき上がる写真上での像ブレ量にはほと
んど差がないことが多い。
【0005】しかしながら、カメラブレが小さくならな
いうちは基本的に露光動作が開始されない(できな
い)。そして、この待ち時間は、そのままレリーズタイ
ムラグとなる。したがって、例えばシャッタチャンスを
優先したいような撮影時、単位時間内で何駒撮影できる
かが重用視される連写(コンティニュアス)撮影時、或
いはストロボ発光時の赤目発生防止のためのストロボプ
リ発光モード時等では、このレリーズタイムラグ発生に
よって余分な時間が生じ、撮影時の問題となる場合があ
った。
いうちは基本的に露光動作が開始されない(できな
い)。そして、この待ち時間は、そのままレリーズタイ
ムラグとなる。したがって、例えばシャッタチャンスを
優先したいような撮影時、単位時間内で何駒撮影できる
かが重用視される連写(コンティニュアス)撮影時、或
いはストロボ発光時の赤目発生防止のためのストロボプ
リ発光モード時等では、このレリーズタイムラグ発生に
よって余分な時間が生じ、撮影時の問題となる場合があ
った。
【0006】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、特別にブレ補正用のスイッチを持たなくとも、レリ
ーズタイムラグの発生による余分な時間が問題となるこ
となく、カメラブレによる写真撮影を軽減して使い勝手
の良いカメラのブレ軽減装置を提供することを目的とす
る。
で、特別にブレ補正用のスイッチを持たなくとも、レリ
ーズタイムラグの発生による余分な時間が問題となるこ
となく、カメラブレによる写真撮影を軽減して使い勝手
の良いカメラのブレ軽減装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、複
数のカメラ動作モードを決定する設定手段と、シャッタ
動作秒時を決定する露光秒時決定手段と、撮影レンズの
焦点距離を出力する焦点距離出力手段と、上記設定され
た複数の動作モードと、上記露光秒時と、上記焦点距離
とに基き、カメラのブレ状態を検出して、このブレ状態
を判定値として、ブレが判定値よりも小となったとき、
露光開始信号を出力する手段と、上記露光開始信号に応
答して、露光動作を開始する露光手段とを具備すること
を特徴とする。
数のカメラ動作モードを決定する設定手段と、シャッタ
動作秒時を決定する露光秒時決定手段と、撮影レンズの
焦点距離を出力する焦点距離出力手段と、上記設定され
た複数の動作モードと、上記露光秒時と、上記焦点距離
とに基き、カメラのブレ状態を検出して、このブレ状態
を判定値として、ブレが判定値よりも小となったとき、
露光開始信号を出力する手段と、上記露光開始信号に応
答して、露光動作を開始する露光手段とを具備すること
を特徴とする。
【0008】この発明のカメラのブレ軽減装置にあって
は、複数のカメラ動作モードが設定手段で決定され、シ
ャッタ動作秒時は露光秒時決定手段で決定される。ま
た、撮影レンズの焦点距離は、焦点距離出力手段により
出力される。そして、上記設定された複数の動作モード
と、上記露光秒時と、上記焦点距離とに基き、露光開始
信号出力手段によって、カメラのブレ状態が検出され
て、このブレ状態が判定値として、ブレが判定値よりも
小となったとき、露光開始信号が出力される。この露光
開始信号に応答して、露光手段により露光動作が開始さ
れる。
は、複数のカメラ動作モードが設定手段で決定され、シ
ャッタ動作秒時は露光秒時決定手段で決定される。ま
た、撮影レンズの焦点距離は、焦点距離出力手段により
出力される。そして、上記設定された複数の動作モード
と、上記露光秒時と、上記焦点距離とに基き、露光開始
信号出力手段によって、カメラのブレ状態が検出され
て、このブレ状態が判定値として、ブレが判定値よりも
小となったとき、露光開始信号が出力される。この露光
開始信号に応答して、露光手段により露光動作が開始さ
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図1はこの発明の第1の実施の
形態で、カメラのブレ軽減装置の概念を示すブロック構
成図である。
実施の形態を説明する。図1はこの発明の第1の実施の
形態で、カメラのブレ軽減装置の概念を示すブロック構
成図である。
【0010】図1に於いて、ブレ検出部1は、カメラの
ブレ状態を検出するためのもので、例えば公知の振動ジ
ャイロが1個若しくは2個が用いられている。ブレ検出
部1で検出されたカメラのブレ状態は、ブレ判断部2を
介して、カメラの露光動作の制御、動作可否を決定する
ための露光制御部3に送られる。この露光制御部3に
は、例えばプログラム、マニュアル等の露光モード、ワ
ンショット、連写等のドライブモード、ストロボ撮影の
モード等のカメラの現在の撮影モードを判断するための
撮影モード判断部4が接続されている。上記露光制御部
3にはまた、撮影者の露光開始指示を受付けるためのレ
リーズ操作部5と、シャッタ駆動部6とが接続されてい
る。
ブレ状態を検出するためのもので、例えば公知の振動ジ
ャイロが1個若しくは2個が用いられている。ブレ検出
部1で検出されたカメラのブレ状態は、ブレ判断部2を
介して、カメラの露光動作の制御、動作可否を決定する
ための露光制御部3に送られる。この露光制御部3に
は、例えばプログラム、マニュアル等の露光モード、ワ
ンショット、連写等のドライブモード、ストロボ撮影の
モード等のカメラの現在の撮影モードを判断するための
撮影モード判断部4が接続されている。上記露光制御部
3にはまた、撮影者の露光開始指示を受付けるためのレ
リーズ操作部5と、シャッタ駆動部6とが接続されてい
る。
【0011】このような構成に於いて、ブレ検出部1で
検出されたカメラのブレ状態は、ブレ判断部2に送ら
れ、現在のカメラブレ状態、撮影焦点距離、露光時間等
から、現在の撮像面上での像ブレ状態が判断される。そ
の結果、現在の像ブレ状態のレベルに応じた情報が露光
制御部3に送られる。また、上述したカメラの現在の撮
影モードが撮影モード判断部4で判断されると、このモ
ード判断結果が露光制御部3に送られる。
検出されたカメラのブレ状態は、ブレ判断部2に送ら
れ、現在のカメラブレ状態、撮影焦点距離、露光時間等
から、現在の撮像面上での像ブレ状態が判断される。そ
の結果、現在の像ブレ状態のレベルに応じた情報が露光
制御部3に送られる。また、上述したカメラの現在の撮
影モードが撮影モード判断部4で判断されると、このモ
ード判断結果が露光制御部3に送られる。
【0012】露光制御部3では、レリーズ操作部5の状
態から、露光開始指示信号が有った際のブレ判断部2か
らの像ブレ状態情報と、更に撮影モード判断部4による
現在の撮影モード状態により、現在露光動作を開始すべ
きか否かが判断される。ここで、露光を開始すべきと判
断された際には、シャッタ駆動部6により、図示されな
いシャッタ装置が駆動されて露光動作が行われる。一
方、露光を開始すべきでないと判断された際には、シャ
ッタ駆動部6の駆動が禁止され、露光動作は行われな
い。
態から、露光開始指示信号が有った際のブレ判断部2か
らの像ブレ状態情報と、更に撮影モード判断部4による
現在の撮影モード状態により、現在露光動作を開始すべ
きか否かが判断される。ここで、露光を開始すべきと判
断された際には、シャッタ駆動部6により、図示されな
いシャッタ装置が駆動されて露光動作が行われる。一
方、露光を開始すべきでないと判断された際には、シャ
ッタ駆動部6の駆動が禁止され、露光動作は行われな
い。
【0013】次に、上記露光制御部3による露光動作を
開始するか否かを決定する部分について、図2を参照し
て詳細に説明する。図2は、図1を更に具体的に表した
もので、カメラのブレ軽減装置の基本的な構成を示すブ
ロック図である。尚、図1と同じ構成要素には、同一の
参照番号を付して説明を省略する。
開始するか否かを決定する部分について、図2を参照し
て詳細に説明する。図2は、図1を更に具体的に表した
もので、カメラのブレ軽減装置の基本的な構成を示すブ
ロック図である。尚、図1と同じ構成要素には、同一の
参照番号を付して説明を省略する。
【0014】図2に於いて、撮影モード判断部4には、
露光モード設定部7と、ドライブ設定部8と、ストロボ
モード設定部9とが接続されている。上記露光モード設
定部7は、カメラの露光モード、例えばプログラム、マ
ニュアル、シャッタ優先、絞り優先、夜景モード、風景
モード、ストップモーションモード、ポートレートモー
ド等の各種モードを撮影者が設定するための手段であ
る。また、ドライブモード設定部8は、撮影をワンショ
ット(1駒)で行うか、コンティニュアス(連続撮影)
で行うかを撮影者が設定するための手段である。更に、
ストロボモード設定部9は、撮影時のストロボ発光モー
ド(AUTO、AUTO−S、FILL−IN、OF
F)を撮影者が設定するための手段である。
露光モード設定部7と、ドライブ設定部8と、ストロボ
モード設定部9とが接続されている。上記露光モード設
定部7は、カメラの露光モード、例えばプログラム、マ
ニュアル、シャッタ優先、絞り優先、夜景モード、風景
モード、ストップモーションモード、ポートレートモー
ド等の各種モードを撮影者が設定するための手段であ
る。また、ドライブモード設定部8は、撮影をワンショ
ット(1駒)で行うか、コンティニュアス(連続撮影)
で行うかを撮影者が設定するための手段である。更に、
ストロボモード設定部9は、撮影時のストロボ発光モー
ド(AUTO、AUTO−S、FILL−IN、OF
F)を撮影者が設定するための手段である。
【0015】上記シャッタ駆動部6には、実際に露光を
行う際に使用されるシャッタ装置10が接続されてい
る。このシャッタ装置10は、例えばSLRカメラのク
イックリターンミラーや、LSのレンズシャッタ装置で
構成される。
行う際に使用されるシャッタ装置10が接続されてい
る。このシャッタ装置10は、例えばSLRカメラのク
イックリターンミラーや、LSのレンズシャッタ装置で
構成される。
【0016】このカメラの表示手段である表示部11
は、撮影モード判断部4で判断された現在の露光モード
情報の表示や、ブレ判断部2により判断された現在の像
ブレ情報レベルの表示等を行うものである。
は、撮影モード判断部4で判断された現在の露光モード
情報の表示や、ブレ判断部2により判断された現在の像
ブレ情報レベルの表示等を行うものである。
【0017】更に、露光制御部3にはレリーズタイミン
グ制御モード設定部12が接続されている。このレリー
ズタイミング制御モード設定部12は、上述したような
撮影モードに関係なく、手ブレによる像ブレが小さいと
きに露光動作を開始することを優先的に設定するための
ものである。
グ制御モード設定部12が接続されている。このレリー
ズタイミング制御モード設定部12は、上述したような
撮影モードに関係なく、手ブレによる像ブレが小さいと
きに露光動作を開始することを優先的に設定するための
ものである。
【0018】次に、図2に於ける露光制御部3による露
光動作を開始するタイミングを決定する部分についての
説明を行うが、その前にカメラブレを検出し像ブレ状態
が小さいときに露光を行うことで像ブレ発生を防止する
カメラのブレ防止策について述べる。
光動作を開始するタイミングを決定する部分についての
説明を行うが、その前にカメラブレを検出し像ブレ状態
が小さいときに露光を行うことで像ブレ発生を防止する
カメラのブレ防止策について述べる。
【0019】一般に、撮影者によりレリーズ操作部5が
操作されて露光開始指示が有った場合は、速やかに露光
動作を行う。但し、この際の像ブレ状態が大きい場合
は、ブレが小さくなるタイミングまで待って露光動作を
行った方が、できあがった写真には像ブレが少なく好ま
しいものである。以後、このような形で露光動作を開始
するタイミングを判断、制御することを“レリーズタイ
ミング制御”と称するものとする。
操作されて露光開始指示が有った場合は、速やかに露光
動作を行う。但し、この際の像ブレ状態が大きい場合
は、ブレが小さくなるタイミングまで待って露光動作を
行った方が、できあがった写真には像ブレが少なく好ま
しいものである。以後、このような形で露光動作を開始
するタイミングを判断、制御することを“レリーズタイ
ミング制御”と称するものとする。
【0020】しかしながら、撮影者の手ブレが小さくな
るタイミングは、露光時間、焦点距離によらず不定であ
り、すぐに(例えば数十msec)ブレが小さくなる場
合もあれば、1秒以上経過しても小さくならない場合も
ある。ここで、ブレが小さくなるまでの時間を“露光遅
延時間”と考えると、この露光時間は、そのままレリー
ズタイムラグにつながることになる。
るタイミングは、露光時間、焦点距離によらず不定であ
り、すぐに(例えば数十msec)ブレが小さくなる場
合もあれば、1秒以上経過しても小さくならない場合も
ある。ここで、ブレが小さくなるまでの時間を“露光遅
延時間”と考えると、この露光時間は、そのままレリー
ズタイムラグにつながることになる。
【0021】ここで、このレリーズタイムラグが大きく
発生しても良い場合は問題ないが、レリーズタイムラグ
の発生を極力避けたい場合も考えられる。このような撮
影シーンは、例えば高速に動く被写体をタイミング良く
撮影したいストップモーションモード(露光モード)、
撮影者設定の秒時、絞り値等を優先したいマニュアル・
シャッタ優先・絞り優先モード(露光モード)、1秒間
に多くの駒数撮影を行いたい連写モード、ストロボ光を
伴う写真撮影時の赤目発生を防止するためストロボのプ
リ発光を1秒弱程度行い、元々レリーズタイムラグが発
生するAUTO−Sモード(ストロボ発光モード)等が
挙げられる。
発生しても良い場合は問題ないが、レリーズタイムラグ
の発生を極力避けたい場合も考えられる。このような撮
影シーンは、例えば高速に動く被写体をタイミング良く
撮影したいストップモーションモード(露光モード)、
撮影者設定の秒時、絞り値等を優先したいマニュアル・
シャッタ優先・絞り優先モード(露光モード)、1秒間
に多くの駒数撮影を行いたい連写モード、ストロボ光を
伴う写真撮影時の赤目発生を防止するためストロボのプ
リ発光を1秒弱程度行い、元々レリーズタイムラグが発
生するAUTO−Sモード(ストロボ発光モード)等が
挙げられる。
【0022】そこで、本発明に於けるカメラでは、上述
したようなレリーズタイムラグの発生が問題となる(発
生を避けたい)ような撮影モードの場合は、露光開始指
示後ブレ状態が小さくなるのを待って露光動作を開始す
ることは行わず、露光開始指示が有った場合に速やかに
露光動作を行うようにしている。
したようなレリーズタイムラグの発生が問題となる(発
生を避けたい)ような撮影モードの場合は、露光開始指
示後ブレ状態が小さくなるのを待って露光動作を開始す
ることは行わず、露光開始指示が有った場合に速やかに
露光動作を行うようにしている。
【0023】一方、ブレ発生防止のためにレリーズタイ
ムラグが発生しても作画上あまり問題とならないような
撮影モードの場合は、露光開始指示後、ブレ状態が小さ
くなるのを待って露光動作を開始するようにする。この
ような撮影シーンは、例えば一般に静止している風景、
人物等を撮影する風景モード・ポートレートモード(露
光モード)、ワンショットモード(ドライブモード)、
赤目発生防止のためのAUTO−Sモード以外のストロ
ボモード等が考えられる。
ムラグが発生しても作画上あまり問題とならないような
撮影モードの場合は、露光開始指示後、ブレ状態が小さ
くなるのを待って露光動作を開始するようにする。この
ような撮影シーンは、例えば一般に静止している風景、
人物等を撮影する風景モード・ポートレートモード(露
光モード)、ワンショットモード(ドライブモード)、
赤目発生防止のためのAUTO−Sモード以外のストロ
ボモード等が考えられる。
【0024】次に、図3乃至図7のフローチャートを参
照して、第1の実施の形態のカメラの動作について説明
する。図3は、第1の実施の形態に於けるカメラのブレ
軽減装置の動作を説明するメインフローチャートであ
る。
照して、第1の実施の形態のカメラの動作について説明
する。図3は、第1の実施の形態に於けるカメラのブレ
軽減装置の動作を説明するメインフローチャートであ
る。
【0025】ステップS1に於いて、先ずカメラのイニ
シャライズ(初期化)が行われる。次いで、ステップS
2にて、後述するブレ状態が小さいときに撮影を行うか
否かを表すフラグ、BRFLAGが“0”とされる。
シャライズ(初期化)が行われる。次いで、ステップS
2にて、後述するブレ状態が小さいときに撮影を行うか
否かを表すフラグ、BRFLAGが“0”とされる。
【0026】そして、ステップS3に於いて、図示され
ないカメラのキー入力(操作設定手段入力)が受付けら
れる。ここでは、カメラの露光モード、ドライブモー
ド、ストロボモード、並びにレリーズタイミング制御モ
ード等の操作設定が受付けられる。ここでの設定状態に
応じて、後述するモード判断が行われる。
ないカメラのキー入力(操作設定手段入力)が受付けら
れる。ここでは、カメラの露光モード、ドライブモー
ド、ストロボモード、並びにレリーズタイミング制御モ
ード等の操作設定が受付けられる。ここでの設定状態に
応じて、後述するモード判断が行われる。
【0027】次に、ステップS4に於いて、露光モード
の判断が行われる。この露光モードの判断部分に関して
は、図4のフローチャートを参照して説明する。図4に
於いて、ステップS31では上述したステップS3にて
入力された設定露光モード情報の読込みが行われる。次
いで、ステップS32では、上記ステップS31にて読
込まれた露光モード情報が、プログラムモードであるか
否かの判断が行われる。ここで、読込まれた露光モード
情報がプログラムモードの場合はステップS36に進
み、そうでない場合はステップS33に進む。
の判断が行われる。この露光モードの判断部分に関して
は、図4のフローチャートを参照して説明する。図4に
於いて、ステップS31では上述したステップS3にて
入力された設定露光モード情報の読込みが行われる。次
いで、ステップS32では、上記ステップS31にて読
込まれた露光モード情報が、プログラムモードであるか
否かの判断が行われる。ここで、読込まれた露光モード
情報がプログラムモードの場合はステップS36に進
み、そうでない場合はステップS33に進む。
【0028】ステップS33では、上記ステップS31
にて読込まれた露光モード情報がポートレートモードで
あるか否かの判断が行われる。ここで、ポートレートモ
ードの場合はステップS36に進み、そうでない場合は
ステップS34に進む。
にて読込まれた露光モード情報がポートレートモードで
あるか否かの判断が行われる。ここで、ポートレートモ
ードの場合はステップS36に進み、そうでない場合は
ステップS34に進む。
【0029】ステップS34では、上記ステップS31
にて読込まれた露光モード情報が風景モードであるか否
かの判断が行われる。ここで、風景モードの場合はステ
ップS36に進み、そうでない場合はステップS35に
進む。
にて読込まれた露光モード情報が風景モードであるか否
かの判断が行われる。ここで、風景モードの場合はステ
ップS36に進み、そうでない場合はステップS35に
進む。
【0030】上記ステップS34に於いて、露光モード
は風景モードではないと判断された場合は、露光モード
はマニュアル、シャッタ優先、絞り優先及びストップモ
ーションの何れかとなる。そこで、ステップS35では
設定された露光モードに対してレリーズタイミング制御
が行われるか否かを判断するためのフラグが“AFLA
G”とされ、それが“0”とされる。このAFLAG=
“0”は設定された露光モードに対してはレリーズタイ
ミング制御を行わないことを意味している。その後、本
ルーチンを抜け、図3中のステップS5に進む。
は風景モードではないと判断された場合は、露光モード
はマニュアル、シャッタ優先、絞り優先及びストップモ
ーションの何れかとなる。そこで、ステップS35では
設定された露光モードに対してレリーズタイミング制御
が行われるか否かを判断するためのフラグが“AFLA
G”とされ、それが“0”とされる。このAFLAG=
“0”は設定された露光モードに対してはレリーズタイ
ミング制御を行わないことを意味している。その後、本
ルーチンを抜け、図3中のステップS5に進む。
【0031】一方、上記ステップS32、ステップS3
3及びステップS34に於いて、露光モードがプログラ
ム、ポートレートモード、風景モードと判断された場合
はステップS36に進む。このステップS36では、設
定された露光モードに対してレリーズタイミング制御が
行われるか否かを判断するためのフラグが“AFLA
G”とされ、それが“1”とされる。このAFLAG=
“1”は、設定された露光モードに対してはレリーズタ
イミング制御を行うことを意味している。その後、本ル
ーチンを抜け、図3中のステップS5に進む。
3及びステップS34に於いて、露光モードがプログラ
ム、ポートレートモード、風景モードと判断された場合
はステップS36に進む。このステップS36では、設
定された露光モードに対してレリーズタイミング制御が
行われるか否かを判断するためのフラグが“AFLA
G”とされ、それが“1”とされる。このAFLAG=
“1”は、設定された露光モードに対してはレリーズタ
イミング制御を行うことを意味している。その後、本ル
ーチンを抜け、図3中のステップS5に進む。
【0032】図3に戻り、ステップS5に於いて、ドラ
イブモードの判断が行われる。このドライブモードの判
断に関しては、図5のフローチャートを参照して説明す
る。図5に於いて、ステップS41では、上述したステ
ップS3にて入力された設定ドライブモード情報の読込
みが行われる。次いで、ステップS42にて、上記ステ
ップS41にて読込まれたドライブモード情報が1駒撮
影モードであるか否かの判断が行われる。ここで、1駒
撮影モードの場合はステップS43に進み、そうでない
場合はステップS44に進む。
イブモードの判断が行われる。このドライブモードの判
断に関しては、図5のフローチャートを参照して説明す
る。図5に於いて、ステップS41では、上述したステ
ップS3にて入力された設定ドライブモード情報の読込
みが行われる。次いで、ステップS42にて、上記ステ
ップS41にて読込まれたドライブモード情報が1駒撮
影モードであるか否かの判断が行われる。ここで、1駒
撮影モードの場合はステップS43に進み、そうでない
場合はステップS44に進む。
【0033】上記ステップS42に於いて、ドライブモ
ードは1駒撮影モードと判断された場合は、ステップS
43に進んで設定されたドライブモードに対してレリー
ズタイミング制御を行うか否かを判断するためのフラグ
が“BFLAG”とされ、それが“1”とされる。この
BFLAG=“1”は、設定されたドライブモードに対
してはレリーズタイミング制御を行うことを意味してい
る。その後、本ルーチンを抜け、図3中のステップS6
に進む。
ードは1駒撮影モードと判断された場合は、ステップS
43に進んで設定されたドライブモードに対してレリー
ズタイミング制御を行うか否かを判断するためのフラグ
が“BFLAG”とされ、それが“1”とされる。この
BFLAG=“1”は、設定されたドライブモードに対
してはレリーズタイミング制御を行うことを意味してい
る。その後、本ルーチンを抜け、図3中のステップS6
に進む。
【0034】一方、上記ステップS42にて、ドライブ
モードが1駒撮影モードではない、すなわちドライブモ
ードは連続撮影モードと判断された場合は、ステップS
44に進む。このステップS44では、設定されたドラ
イブモードに対してレリーズタイミング制御を行うか否
かを判断するためのフラグが“BFLAG”とされ、そ
れが“0”とされる。このBFLAG=“0”は設定さ
れたドライブモードに対してはレリーズタイミング制御
を行わないことを意味している。その後、本ルーチンを
抜け、図3中のステップS6に進む。
モードが1駒撮影モードではない、すなわちドライブモ
ードは連続撮影モードと判断された場合は、ステップS
44に進む。このステップS44では、設定されたドラ
イブモードに対してレリーズタイミング制御を行うか否
かを判断するためのフラグが“BFLAG”とされ、そ
れが“0”とされる。このBFLAG=“0”は設定さ
れたドライブモードに対してはレリーズタイミング制御
を行わないことを意味している。その後、本ルーチンを
抜け、図3中のステップS6に進む。
【0035】図3に戻って、ステップS6に於いて、ス
トロボモードの判断が行われる。このストロボモードの
判断に関しては、図6のフローチャートを参照して説明
する。
トロボモードの判断が行われる。このストロボモードの
判断に関しては、図6のフローチャートを参照して説明
する。
【0036】図6に於いて、ステップS51では、上記
ステップS3にて入力された設定ストロボモード情報の
読込みが行われる。次に、ステップS52では、上記ス
テップS51にて読込まれたストロボモード情報がAU
TO−ステップSモードであるか否かの判断が行われ
る。ここで、AUTO−ステップSモードの場合はステ
ップS53に進み、そうでない場合はステップS54に
進む。
ステップS3にて入力された設定ストロボモード情報の
読込みが行われる。次に、ステップS52では、上記ス
テップS51にて読込まれたストロボモード情報がAU
TO−ステップSモードであるか否かの判断が行われ
る。ここで、AUTO−ステップSモードの場合はステ
ップS53に進み、そうでない場合はステップS54に
進む。
【0037】上記ステップS52にてストロボモードは
AUTO−ステップSモードと判断されると、ステップ
S53に進んで、設定されたストロボモードに対してレ
リーズタイミング制御を行うか否かを判断するためのフ
ラグが“CFLAG”とされ、それが“0”とされる。
このCFLAG=“0”は、設定されたストロボモード
に対してはレリーズタイミング制御を行わないことを意
味している。その後、本ルーチンを抜け、図3中のステ
ップS7に進む。
AUTO−ステップSモードと判断されると、ステップ
S53に進んで、設定されたストロボモードに対してレ
リーズタイミング制御を行うか否かを判断するためのフ
ラグが“CFLAG”とされ、それが“0”とされる。
このCFLAG=“0”は、設定されたストロボモード
に対してはレリーズタイミング制御を行わないことを意
味している。その後、本ルーチンを抜け、図3中のステ
ップS7に進む。
【0038】一方、上記ステップS52に於いて、スト
ロボモードがAUTO−ステップSモードではない、す
なわちストロボモードはAUTOモード、FILL−1
Nモード、OFFモードと判断された場合はステップS
54に進む。このステップS54では、設定されたスト
ロボモードに対してレリーズタイミング制御を行うか否
かを判断するためのフラグが“CFLAG”とされ、そ
れが“1”とされる。このCFLAG=“1”は、設定
されたストロボモードに対してはレリーズタイミング制
御を行うことを意味している。その後、本ルーチンを抜
け、図3中のステップS7に進む。
ロボモードがAUTO−ステップSモードではない、す
なわちストロボモードはAUTOモード、FILL−1
Nモード、OFFモードと判断された場合はステップS
54に進む。このステップS54では、設定されたスト
ロボモードに対してレリーズタイミング制御を行うか否
かを判断するためのフラグが“CFLAG”とされ、そ
れが“1”とされる。このCFLAG=“1”は、設定
されたストロボモードに対してはレリーズタイミング制
御を行うことを意味している。その後、本ルーチンを抜
け、図3中のステップS7に進む。
【0039】図3に戻り、ステップS7に於いて、上記
ステップS4〜S6の各判断に応じて、最終的にレリー
ズタイミング制御を行うか否かの判断が行われる。この
ステップS7の判断に関しては、図7のフローチャート
を参照して説明する。
ステップS4〜S6の各判断に応じて、最終的にレリー
ズタイミング制御を行うか否かの判断が行われる。この
ステップS7の判断に関しては、図7のフローチャート
を参照して説明する。
【0040】図7に於いて、ステップS61では上記ス
テップS3にて入力されたレリーズタイミング制御モー
ド設定情報の読込みが行われる。次いで、ステップS6
2では、上記ステップS61にて読込まれたレリーズタ
イミング制御モード設定情報が、タイミング制御を他の
撮影条件に関わらず優先的に行う旨の設定があるか否か
の判断が行われる。ここで、レリーズタイミング制御モ
ードを他の撮影条件に関わらず優先的に行う旨の設定が
ある場合はステップS66に進み、そうでない場合はス
テップS63に進む。
テップS3にて入力されたレリーズタイミング制御モー
ド設定情報の読込みが行われる。次いで、ステップS6
2では、上記ステップS61にて読込まれたレリーズタ
イミング制御モード設定情報が、タイミング制御を他の
撮影条件に関わらず優先的に行う旨の設定があるか否か
の判断が行われる。ここで、レリーズタイミング制御モ
ードを他の撮影条件に関わらず優先的に行う旨の設定が
ある場合はステップS66に進み、そうでない場合はス
テップS63に進む。
【0041】ステップS63では、上述した図4のステ
ップS34で述べた、AFLAGが“1”であるか否か
の判断が行われる。このステップS63で、AFLAG
=“1”の場合はステップS64に進み、そうでない場
合はステップS67に進む。
ップS34で述べた、AFLAGが“1”であるか否か
の判断が行われる。このステップS63で、AFLAG
=“1”の場合はステップS64に進み、そうでない場
合はステップS67に進む。
【0042】続くステップS64では、上述した図5の
ステップS43で述べた、BFLAGが“1”であるか
否かの判断が行われる。このステップS64にて、BF
LAG=“1”の場合はステップS65に進み、そうで
ない場合はステップS67に進む。
ステップS43で述べた、BFLAGが“1”であるか
否かの判断が行われる。このステップS64にて、BF
LAG=“1”の場合はステップS65に進み、そうで
ない場合はステップS67に進む。
【0043】更に、ステップS65では、上述したステ
ップS53で述べた、CFLAGが“1”であるか否か
の判断が行われる。このステップS65でCFLAG=
“1”の場合はステップS66に進み、そうでない場合
はステップS67に進む。
ップS53で述べた、CFLAGが“1”であるか否か
の判断が行われる。このステップS65でCFLAG=
“1”の場合はステップS66に進み、そうでない場合
はステップS67に進む。
【0044】また、上記ステップS62に於いて、レリ
ーズタイミング制御モードを他の撮影条件に関わらず優
先的に行う旨の設定が有った場合、或いはステップS6
3〜S65に於いて、AFLAG,BFLAG,CFL
AG=“1”と判断された場合は、ステップS66に進
んで、ブレ状態が小さいときに露光動作を行うか否かを
表すフラグ、BRFLAGが“1”とされる。これは、
ブレ状態が小さいときに露光動作を行う、いわゆるレリ
ーズタイミング制御を行うことを意味している。その
後、本ルーチンを抜け、図3中のステップS8に進む。
ーズタイミング制御モードを他の撮影条件に関わらず優
先的に行う旨の設定が有った場合、或いはステップS6
3〜S65に於いて、AFLAG,BFLAG,CFL
AG=“1”と判断された場合は、ステップS66に進
んで、ブレ状態が小さいときに露光動作を行うか否かを
表すフラグ、BRFLAGが“1”とされる。これは、
ブレ状態が小さいときに露光動作を行う、いわゆるレリ
ーズタイミング制御を行うことを意味している。その
後、本ルーチンを抜け、図3中のステップS8に進む。
【0045】これに対し、ステップS63〜S65に於
いて、AFLAG,BFLAG,CFLAGが1つでも
“0”と判断された場合は、ステップS67に進む。こ
のステップS67では、ブレ状態が小さいときに露光動
作を行うか否かを表すフラグ、BRFLAGが“0”と
される。これは、ブレ状態が小さいときに露光動作を行
う、いわゆるレリーズタイミング制御を行わず、撮影者
の露光開始指示があった場合は速やかに露光動作を開始
するというものである。その後、本ルーチンを抜け、図
3中のステップS8に進む。
いて、AFLAG,BFLAG,CFLAGが1つでも
“0”と判断された場合は、ステップS67に進む。こ
のステップS67では、ブレ状態が小さいときに露光動
作を行うか否かを表すフラグ、BRFLAGが“0”と
される。これは、ブレ状態が小さいときに露光動作を行
う、いわゆるレリーズタイミング制御を行わず、撮影者
の露光開始指示があった場合は速やかに露光動作を開始
するというものである。その後、本ルーチンを抜け、図
3中のステップS8に進む。
【0046】図3に戻ると、ステップS8に於いて、カ
メラのファーストレリーズ信号(1R)が入力されたか
否かが判断される。ここで、まだファーストレリーズ信
号が入力されていない場合はステップS26に進み、入
力されている場合はステップS9に進む。
メラのファーストレリーズ信号(1R)が入力されたか
否かが判断される。ここで、まだファーストレリーズ信
号が入力されていない場合はステップS26に進み、入
力されている場合はステップS9に進む。
【0047】ステップS9では、上記ステップS7にて
設定されたBRFLAGの状態が“1”であるか否かの
判断が行われる。ここで、BRFLAG=“1”、すな
わちレリーズタイミング制御を行う場合はブレ検出を行
う必要があるので、ステップS10に進む。そして、B
RFLAG=“0”、すなわちレリーズタイミング制御
を行わない場合は、ブレ検出の必要がないのでステップ
S13に進む。
設定されたBRFLAGの状態が“1”であるか否かの
判断が行われる。ここで、BRFLAG=“1”、すな
わちレリーズタイミング制御を行う場合はブレ検出を行
う必要があるので、ステップS10に進む。そして、B
RFLAG=“0”、すなわちレリーズタイミング制御
を行わない場合は、ブレ検出の必要がないのでステップ
S13に進む。
【0048】上記ステップS10では、上記ブレ検出部
1により、カメラブレの検出が行われる(開始され
る)。ここでのぶれ検出は、図示されないCPU(カメ
ラ制御手段)のA/D変換機能により、アナログのブレ
情報が複数レベルの量子化情報として取込まれる。
1により、カメラブレの検出が行われる(開始され
る)。ここでのぶれ検出は、図示されないCPU(カメ
ラ制御手段)のA/D変換機能により、アナログのブレ
情報が複数レベルの量子化情報として取込まれる。
【0049】次いで、ステップS11にて、上記ステッ
プS10にて検出されたカメラブレ情報から、公知の方
法にて像ブレ速度・量の演算が行われる。そして、ステ
ップS12にて、上記ステップS11にて行われたブレ
演算結果から現在のブレ状態を判断し、必要に応じて表
示部11によりブレの告知、警告が行われる。
プS10にて検出されたカメラブレ情報から、公知の方
法にて像ブレ速度・量の演算が行われる。そして、ステ
ップS12にて、上記ステップS11にて行われたブレ
演算結果から現在のブレ状態を判断し、必要に応じて表
示部11によりブレの告知、警告が行われる。
【0050】続いて、ステップS13で測光動作が行わ
れると、ステップS14で測距動作、若しくは焦点検出
動作が行われる。次いで、ステップS15に於いて、カ
メラのセカンドレリーズ信号(2R)が入力されたか否
かの判断が行われる。そして、まだセカンドレリーズ信
号が入力されていない場合はステップS8に戻り、入力
されている場合はステップS16に進む。
れると、ステップS14で測距動作、若しくは焦点検出
動作が行われる。次いで、ステップS15に於いて、カ
メラのセカンドレリーズ信号(2R)が入力されたか否
かの判断が行われる。そして、まだセカンドレリーズ信
号が入力されていない場合はステップS8に戻り、入力
されている場合はステップS16に進む。
【0051】次に、上記ステップS15にて、セカンド
レリーズ信号が入力されている場合(2RON)につい
て説明する。ステップS16では、上記ステップS15
でのセカンドレリーズ信号入力を受け、レンズシャッタ
カメラの場合は図示されないフォーカシングレンズの繰
出し(LD)、ステップSLRカメラの場合は図示され
ないクイックリターンミラーのミラーアップ動作及び繰
込み動作が行われる。
レリーズ信号が入力されている場合(2RON)につい
て説明する。ステップS16では、上記ステップS15
でのセカンドレリーズ信号入力を受け、レンズシャッタ
カメラの場合は図示されないフォーカシングレンズの繰
出し(LD)、ステップSLRカメラの場合は図示され
ないクイックリターンミラーのミラーアップ動作及び繰
込み動作が行われる。
【0052】次いで、ステップS17では、上記ステッ
プS9と同様に、ステップS7にて設定されたBRFL
AGの状態が“1”であるか否かの判断が行われる。こ
こで、BRFLG=“1”、すなわちレリーズタイミン
グ制御が行われる場合は、ブレ検出を行う必要があるの
でステップS18に進む。一方、BRFLAG=
“0”、すなわちレリーズタイミング制御が行われない
場合は、ブレ検出の必要がないのでステップS21に進
む。
プS9と同様に、ステップS7にて設定されたBRFL
AGの状態が“1”であるか否かの判断が行われる。こ
こで、BRFLG=“1”、すなわちレリーズタイミン
グ制御が行われる場合は、ブレ検出を行う必要があるの
でステップS18に進む。一方、BRFLAG=
“0”、すなわちレリーズタイミング制御が行われない
場合は、ブレ検出の必要がないのでステップS21に進
む。
【0053】ステップS18では、上記ブレ検出部1に
よりカメラブレの検出が行われる(開始される)。ここ
でのぶれ検出は、図示されないCPU(カメラ制御手
段)のA/D変換機能により、アナログのブレ情報が複
数レベルの量子化情報として取込まれる。そして、ステ
ップS19にて、上記ステップS18にて検出されたカ
メラブレ情報から、公知の方法にて像ブレ速度、量の演
算が行われる。
よりカメラブレの検出が行われる(開始される)。ここ
でのぶれ検出は、図示されないCPU(カメラ制御手
段)のA/D変換機能により、アナログのブレ情報が複
数レベルの量子化情報として取込まれる。そして、ステ
ップS19にて、上記ステップS18にて検出されたカ
メラブレ情報から、公知の方法にて像ブレ速度、量の演
算が行われる。
【0054】次に、ステップS20に於いて、上記ステ
ップS19にて演算されたブレ情報から、現在のブレ状
態が所定レベル以下か否かの判断が行われる。ここでい
う所定レベルとは、所定の露光時間で露光動作を行った
際に、手ブレによる像面上の像移動量(すなわちブレ
量)が、例えば許容錯乱円径内に収まる程度を指す。
ップS19にて演算されたブレ情報から、現在のブレ状
態が所定レベル以下か否かの判断が行われる。ここでい
う所定レベルとは、所定の露光時間で露光動作を行った
際に、手ブレによる像面上の像移動量(すなわちブレ
量)が、例えば許容錯乱円径内に収まる程度を指す。
【0055】上記ステップS20に於いて、現在のブレ
状態は所定レベル以下と判断された場合は、このまま露
光動作を行っても手ブレによる影響はないとしてステッ
プS21に進む。一方、所定レベル以下でないと判断さ
れた場合、すなわちブレが大きいと判断された場合に
は、このまま露光を開始すると手ブレによる影響が問題
となる。したがって、ブレ状態が所定レベル以下になる
まで露光動作を行わない方が良いので、この場合は上記
ステップS18に戻る。
状態は所定レベル以下と判断された場合は、このまま露
光動作を行っても手ブレによる影響はないとしてステッ
プS21に進む。一方、所定レベル以下でないと判断さ
れた場合、すなわちブレが大きいと判断された場合に
は、このまま露光を開始すると手ブレによる影響が問題
となる。したがって、ブレ状態が所定レベル以下になる
まで露光動作を行わない方が良いので、この場合は上記
ステップS18に戻る。
【0056】ステップS21では、露光動作が開始され
る。具体的には、シャッタ駆動部6によりシャッタ装置
7が駆動される。次いで、ステップS22では、所定の
露光時間が経過したか否かが判断される。まだ経過して
いない場合は、ステップS22が繰返され、経過した場
合はステップS23に進んで露光動作が終了する。
る。具体的には、シャッタ駆動部6によりシャッタ装置
7が駆動される。次いで、ステップS22では、所定の
露光時間が経過したか否かが判断される。まだ経過して
いない場合は、ステップS22が繰返され、経過した場
合はステップS23に進んで露光動作が終了する。
【0057】続くステップS24では、上記ステップS
23での露光動作終了を受け、レンズシャッタカメラの
場合は図示されないフォーカシングレンズの初期位置復
帰(LD)、またSLRカメラの場合は図示されないク
イックリターンミラーのミラーダウン動作及び絞りの開
放動作が行われる。そして、ステップS25にてフィル
ムの巻上げ動作が行われた後、上記ステップS3に戻
る。
23での露光動作終了を受け、レンズシャッタカメラの
場合は図示されないフォーカシングレンズの初期位置復
帰(LD)、またSLRカメラの場合は図示されないク
イックリターンミラーのミラーダウン動作及び絞りの開
放動作が行われる。そして、ステップS25にてフィル
ムの巻上げ動作が行われた後、上記ステップS3に戻
る。
【0058】ところで、上記ステップS8に於いてファ
ーストレリーズ信号が入力されていない場合は、ステッ
プS26に進む。ステップS26に於いて、BRFLA
Gが“1”であるか否かの判断が行われる。これは、B
RFLG=“1”でなければ、後述するステップS27
及びS28は不要なためである。上記ステップS26に
て、BRFLG=“1”でなければステップS3に戻
り、BRFLAG=“1”であればステップS27に進
む。
ーストレリーズ信号が入力されていない場合は、ステッ
プS26に進む。ステップS26に於いて、BRFLA
Gが“1”であるか否かの判断が行われる。これは、B
RFLG=“1”でなければ、後述するステップS27
及びS28は不要なためである。上記ステップS26に
て、BRFLG=“1”でなければステップS3に戻
り、BRFLAG=“1”であればステップS27に進
む。
【0059】ステップS27では、ブレ検出動作が停止
される。これはファーストレリーズがOFFの状態であ
るため、基本的にブレ検出の必要がないからである。
尚、図3のフローチャート上で、まだステップS10に
進んでない段階でステップS27に進んだ場合は、ブレ
の検出がまだ開始されていない状態であるので基本的に
問題はない。
される。これはファーストレリーズがOFFの状態であ
るため、基本的にブレ検出の必要がないからである。
尚、図3のフローチャート上で、まだステップS10に
進んでない段階でステップS27に進んだ場合は、ブレ
の検出がまだ開始されていない状態であるので基本的に
問題はない。
【0060】そして、ステップS28では、上記ステッ
プS27にてブレ検出動作が停止されたのを受けて、表
示部11によるブレ状態の告知、表示が停止される。そ
の後、ステップS3に戻る。
プS27にてブレ検出動作が停止されたのを受けて、表
示部11によるブレ状態の告知、表示が停止される。そ
の後、ステップS3に戻る。
【0061】以上のように、第1の実施の形態のうち、
ステップS4〜S7の撮影モード(露光、ドライブ、ス
トロボ)の判断、及びレリーズタイミング制御を行うか
否かの判断は、ステップS3の「キー入力受付」〜S8
の「ファーストレリーズ入力判断」の間に必ずしも行わ
なければならないわけではない。例えば、ステップS8
の「1R入力判断」〜S9の「BRFLAG=“1”の
判断」の間でも良いし、ステップS14の「測距」〜S
15の「セカンドレリーズ入力判断」の間でも良い。
ステップS4〜S7の撮影モード(露光、ドライブ、ス
トロボ)の判断、及びレリーズタイミング制御を行うか
否かの判断は、ステップS3の「キー入力受付」〜S8
の「ファーストレリーズ入力判断」の間に必ずしも行わ
なければならないわけではない。例えば、ステップS8
の「1R入力判断」〜S9の「BRFLAG=“1”の
判断」の間でも良いし、ステップS14の「測距」〜S
15の「セカンドレリーズ入力判断」の間でも良い。
【0062】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。図8は、この発明の第2の実施の形態で、
カメラのブレ軽減装置の概念を示すブロック構成図であ
る。尚、この第2の実施の形態に於いて、上述した第1
の実施の形態と同じ構成要素には同一の参照番号を付し
て説明は省略するものとする。
て説明する。図8は、この発明の第2の実施の形態で、
カメラのブレ軽減装置の概念を示すブロック構成図であ
る。尚、この第2の実施の形態に於いて、上述した第1
の実施の形態と同じ構成要素には同一の参照番号を付し
て説明は省略するものとする。
【0063】図8に於いて、露光制御部3には、ブレ判
断部2を介してブレ検出部1と、レリーズ操作部5と、
シャッタ駆動部6とが接続されている。上記露光制御部
3には、また、カメラの現在の撮影露光時間、撮影焦点
距離を判断する撮影状態判断部14が接続されている。
断部2を介してブレ検出部1と、レリーズ操作部5と、
シャッタ駆動部6とが接続されている。上記露光制御部
3には、また、カメラの現在の撮影露光時間、撮影焦点
距離を判断する撮影状態判断部14が接続されている。
【0064】このような構成に於いて、ブレ検出部1で
検出されたカメラのブレ状態は、ブレ判断部2に送ら
れ、現在のカメラブレ状態、撮影焦点距離、露光時間等
から、現在の撮像面上での像ブレ状態が判断される。そ
の結果、現在の像ブレ状態のレベルに応じた情報が露光
制御部3に送られる。この露光制御部3では、レリーズ
操作部5の状態から露光開始指示信号が有った場合のブ
レ判断部2からの像ブレ状態情報、更に撮影状態判断部
14による露光時間、焦点距離から露光動作を開始すべ
きか否かが判断される。
検出されたカメラのブレ状態は、ブレ判断部2に送ら
れ、現在のカメラブレ状態、撮影焦点距離、露光時間等
から、現在の撮像面上での像ブレ状態が判断される。そ
の結果、現在の像ブレ状態のレベルに応じた情報が露光
制御部3に送られる。この露光制御部3では、レリーズ
操作部5の状態から露光開始指示信号が有った場合のブ
レ判断部2からの像ブレ状態情報、更に撮影状態判断部
14による露光時間、焦点距離から露光動作を開始すべ
きか否かが判断される。
【0065】ここで、露光を開始すべきと判断された場
合は、シャッタ駆動部6により、図示されないシャッタ
装置が駆動されて露光動作が行われる。一方、露光を開
始すべきでないと判断された場合には、シャッタ駆動部
6の駆動が禁止され、露光動作は行われない。
合は、シャッタ駆動部6により、図示されないシャッタ
装置が駆動されて露光動作が行われる。一方、露光を開
始すべきでないと判断された場合には、シャッタ駆動部
6の駆動が禁止され、露光動作は行われない。
【0066】次に、図8の露光制御部3による露光動作
を開始するか否かを決定する部分について、図9を参照
して詳細に説明する。図9に於いて、シャッタ駆動部6
には、実際に露光を行う際に使用されるシャッタ装置1
0が接続されている。このシャッタ装置10は、例えば
SLRカメラのクイックリターンミラーや、LSのレン
ズシャッタ装置等により構成される。
を開始するか否かを決定する部分について、図9を参照
して詳細に説明する。図9に於いて、シャッタ駆動部6
には、実際に露光を行う際に使用されるシャッタ装置1
0が接続されている。このシャッタ装置10は、例えば
SLRカメラのクイックリターンミラーや、LSのレン
ズシャッタ装置等により構成される。
【0067】撮影状態判断部14には、露光制御部3及
び表示部11と、撮影者の設定、若しくはカメラにより
自動的に決定される露光時間を検出するための手段であ
る露光時間情報検出部15と、現在の撮影焦点距離状態
を検出する手段である焦点距離情報検出部16が接続さ
れている。
び表示部11と、撮影者の設定、若しくはカメラにより
自動的に決定される露光時間を検出するための手段であ
る露光時間情報検出部15と、現在の撮影焦点距離状態
を検出する手段である焦点距離情報検出部16が接続さ
れている。
【0068】上記露光時間情報検出部15で検出された
露光時間情報はブレ判断部2にも送られ、カメラブレに
よる像ブレ量演算の際に用いられる。また、焦点距離情
報検出部16で検出された焦点距離情報もブレ判断部2
に送られ、カメラブレによる像ブレ量演算の際に用いら
れる。
露光時間情報はブレ判断部2にも送られ、カメラブレに
よる像ブレ量演算の際に用いられる。また、焦点距離情
報検出部16で検出された焦点距離情報もブレ判断部2
に送られ、カメラブレによる像ブレ量演算の際に用いら
れる。
【0069】表示部11は、露光時間情報検出部15で
検出さされた現在の露光時間情報の表示や、ブレ判断部
2により判断された現在の像ブレ情報レベルの表示等が
行われるものである。また、レリーズタイミング制御モ
ード設定部12は、上述したような撮影モードに関係な
く、手ブレによる像ブレが小さいときに露光動作を開始
することを優先的に設定するためのものである。
検出さされた現在の露光時間情報の表示や、ブレ判断部
2により判断された現在の像ブレ情報レベルの表示等が
行われるものである。また、レリーズタイミング制御モ
ード設定部12は、上述したような撮影モードに関係な
く、手ブレによる像ブレが小さいときに露光動作を開始
することを優先的に設定するためのものである。
【0070】次に、露光制御部3による露光動作を開始
するタイミングを決定する部分についての説明を行う。
上述したレリーズタイミング制御については、次のよう
なことが確認されている。すなわち、撮影者の露光時
間、焦点距離によってはレリーズタイミング制御によ
り、カメラブレが小さくなるまで待って露光動作を開始
しても、撮影者の露光開始指示があってから速やかに露
光動作を開始しても、結果としてできあがりの写真上の
像ブレ量はさほど変化がない場合があることが、本件出
願人の実写、検討により確認された。
するタイミングを決定する部分についての説明を行う。
上述したレリーズタイミング制御については、次のよう
なことが確認されている。すなわち、撮影者の露光時
間、焦点距離によってはレリーズタイミング制御によ
り、カメラブレが小さくなるまで待って露光動作を開始
しても、撮影者の露光開始指示があってから速やかに露
光動作を開始しても、結果としてできあがりの写真上の
像ブレ量はさほど変化がない場合があることが、本件出
願人の実写、検討により確認された。
【0071】図10及び図11は、このことを説明する
ための特性図である。図10は撮影露光時間と像面上の
ブレ量の関係(焦点距離一定)を表した特性図、図11
は撮影焦点距離と像面上ブレ量の関係(露光時間一定)
を表した特性図であり、多数サンプルの平均をとったも
のである。
ための特性図である。図10は撮影露光時間と像面上の
ブレ量の関係(焦点距離一定)を表した特性図、図11
は撮影焦点距離と像面上ブレ量の関係(露光時間一定)
を表した特性図であり、多数サンプルの平均をとったも
のである。
【0072】また、図10に於いて、図中aがレリーズ
タイミング制御を行わなかった場合、bがレリーズタイ
ミング制御を行った場合を表している。同様に、図11
に於いては、図中cがレリーズタイミング制御を行わな
かった場合、dがレリーズタイミング制御を行った場合
を表している。
タイミング制御を行わなかった場合、bがレリーズタイ
ミング制御を行った場合を表している。同様に、図11
に於いては、図中cがレリーズタイミング制御を行わな
かった場合、dがレリーズタイミング制御を行った場合
を表している。
【0073】図10を参照すると、露光時間が短い場合
及び長い場合は、aとbで像面上のブレ量にほとんど差
がないことがわかる。露光時間が短秒時には、元々手ブ
レによる影響は少なく、長秒時の場合は露光時間内に於
いてブレが小さく留まっていられないからと思われる。
これに対し、中間の秒時ではaとbの差ははっきりと現
れている。
及び長い場合は、aとbで像面上のブレ量にほとんど差
がないことがわかる。露光時間が短秒時には、元々手ブ
レによる影響は少なく、長秒時の場合は露光時間内に於
いてブレが小さく留まっていられないからと思われる。
これに対し、中間の秒時ではaとbの差ははっきりと現
れている。
【0074】また、図11を参照すると、焦点距離が短
い場合、cとdで像面上のブレ量にほとんど差がないこ
とがわかる。焦点距離が短い場合は、元々手ブレによる
影響が少ないためと思われる。これに対し、焦点距離が
長くなるに従って、cとdの差ははっきりと現れてい
る。したがって、図10及び図11に於いてaとb、c
とdの差がはっきり現れている領域(露光時間、焦点距
離)にてレリーズタイミング制御を行うことが効果的で
あるということがわかる。
い場合、cとdで像面上のブレ量にほとんど差がないこ
とがわかる。焦点距離が短い場合は、元々手ブレによる
影響が少ないためと思われる。これに対し、焦点距離が
長くなるに従って、cとdの差ははっきりと現れてい
る。したがって、図10及び図11に於いてaとb、c
とdの差がはっきり現れている領域(露光時間、焦点距
離)にてレリーズタイミング制御を行うことが効果的で
あるということがわかる。
【0075】上述したこととは別に、撮影者の手ブレが
小さくなるタイミングは、露光時間、焦点距離によらず
不定であり、すぐに(例えば数十msec)にブレが小
さくなる場合もあれば、1秒以上経過してもブレが小さ
くならない場合もある。ここで、ブレが小さくなるまで
の時間を「露光遅延時間」と考えると、この露光時間は
そのままレリーズタイムラグにつながることになる。
小さくなるタイミングは、露光時間、焦点距離によらず
不定であり、すぐに(例えば数十msec)にブレが小
さくなる場合もあれば、1秒以上経過してもブレが小さ
くならない場合もある。ここで、ブレが小さくなるまで
の時間を「露光遅延時間」と考えると、この露光時間は
そのままレリーズタイムラグにつながることになる。
【0076】ここで、手ブレによる影響を防止するため
レリーズタイムラグが発生することは原理的なことであ
るが、レリーズタイミング制御(ブレが小さいときに露
光動作開始)を行っても行わないときとほとんど差がな
い場合(つまりそのような露光時間、焦点距離)には、
ブレ防止のメリットはほとんどなくレリーズタイムラグ
だけが発生することになる。
レリーズタイムラグが発生することは原理的なことであ
るが、レリーズタイミング制御(ブレが小さいときに露
光動作開始)を行っても行わないときとほとんど差がな
い場合(つまりそのような露光時間、焦点距離)には、
ブレ防止のメリットはほとんどなくレリーズタイムラグ
だけが発生することになる。
【0077】そこで、第2の実施の形態に於けるカメラ
では、上述したようなレリーズタイミング制御を行って
もブレの防止に対してさほど効果が得られないような撮
影状態(露光時間、焦点距離)では、レリーズタイミン
グ制御は行わず、不要なレリーズタイムラグ発生を抑え
るようにしている。このような場合、露光開始指示後ブ
レ状態が小さくなるのを待って露光動作を開始すること
は行わず、露光開始指示が有った場合は、速やかに露光
動作を行うものである。
では、上述したようなレリーズタイミング制御を行って
もブレの防止に対してさほど効果が得られないような撮
影状態(露光時間、焦点距離)では、レリーズタイミン
グ制御は行わず、不要なレリーズタイムラグ発生を抑え
るようにしている。このような場合、露光開始指示後ブ
レ状態が小さくなるのを待って露光動作を開始すること
は行わず、露光開始指示が有った場合は、速やかに露光
動作を行うものである。
【0078】一方、レリーズタイミング制御によりブレ
防止効果の得られるような撮影条件(露光時間、焦点距
離)場合は、露光開始指示後ブレ状態が小さくなるのを
待って露光動作を開始するようにする。
防止効果の得られるような撮影条件(露光時間、焦点距
離)場合は、露光開始指示後ブレ状態が小さくなるのを
待って露光動作を開始するようにする。
【0079】次に、図12乃至図16のフローチャート
を参照して、この発明の第2の実施の形態に従ったカメ
ラの具体的な動作について説明する。先ず、ステップS
71に於いて、カメラのイニシャライズ(初期化)が行
われ、次いでステップS72にて後述するブレ状態が小
さいときに撮影を行うか否かを表すフラグ、BRFLA
Gが“0”とされる。
を参照して、この発明の第2の実施の形態に従ったカメ
ラの具体的な動作について説明する。先ず、ステップS
71に於いて、カメラのイニシャライズ(初期化)が行
われ、次いでステップS72にて後述するブレ状態が小
さいときに撮影を行うか否かを表すフラグ、BRFLA
Gが“0”とされる。
【0080】そして、ステップS73にて、図示されな
いカメラのキー入力(操作設定手段入力)を受付ける。
ここでは、露光モードの設定、撮影焦点距離決定のため
のズーム操作、並びにレリーズタイミング制御モード等
の操作設定を受付ける。ここでの設定状態に応じて所定
の露光時間、焦点距離が決定し、後述する撮影状態判断
が行われる。
いカメラのキー入力(操作設定手段入力)を受付ける。
ここでは、露光モードの設定、撮影焦点距離決定のため
のズーム操作、並びにレリーズタイミング制御モード等
の操作設定を受付ける。ここでの設定状態に応じて所定
の露光時間、焦点距離が決定し、後述する撮影状態判断
が行われる。
【0081】次に、ステップS74に於いて、カメラの
ファーストレリーズ信号が入力されたか否かが判断され
る。ここで、まだファーストレリーズ信号が入力されて
いない場合はステップS105に進み、入力されている
場合はステップS75に進む。
ファーストレリーズ信号が入力されたか否かが判断され
る。ここで、まだファーストレリーズ信号が入力されて
いない場合はステップS105に進み、入力されている
場合はステップS75に進む。
【0082】上記ステップS74でファーストレリーズ
信号が入力されている場合は、ステップS75に進んで
測光動作が行われる。その後、ステップS76で測距動
作、若しくは焦点検出動作が行われる。また、ステップ
S77では、撮影露光時間に応じてレリーズタイミング
制御を行うか否かの判断が行われる。この露光時間判断
の詳細な処理内容に関しては、図13のフローチャート
を参照して説明する。
信号が入力されている場合は、ステップS75に進んで
測光動作が行われる。その後、ステップS76で測距動
作、若しくは焦点検出動作が行われる。また、ステップ
S77では、撮影露光時間に応じてレリーズタイミング
制御を行うか否かの判断が行われる。この露光時間判断
の詳細な処理内容に関しては、図13のフローチャート
を参照して説明する。
【0083】図13に於いて、ステップS111にて、
上述したステップS75での測光結果により決定される
露光時間情報の読込みが行われる。次に、ステップS1
12で、上記ステップS111にて読込まれた露光時間
情報が所定露光時間Iより高速なのか否かの判断が行わ
れる。ここで、上記ステップS111にて読出された撮
影露光時間が所定露光時間Iより高速の場合はステップ
S115に進み、そうでない場合はステップS113に
進む。尚、上記所定露光時間Iは、例えば1/125
[sec]や1/250[sec]等が考えられる。
上述したステップS75での測光結果により決定される
露光時間情報の読込みが行われる。次に、ステップS1
12で、上記ステップS111にて読込まれた露光時間
情報が所定露光時間Iより高速なのか否かの判断が行わ
れる。ここで、上記ステップS111にて読出された撮
影露光時間が所定露光時間Iより高速の場合はステップ
S115に進み、そうでない場合はステップS113に
進む。尚、上記所定露光時間Iは、例えば1/125
[sec]や1/250[sec]等が考えられる。
【0084】次に、ステップS113に於いて、上記ス
テップS111にて読込まれた露光時間情報が、所定露
光時間IIより低速なのか否かの判断が行われる。ここ
で、上記ステップS111にて読出された撮影露光時間
が所定露光時間IIよりも低速の場合はステップS115
に進み、そうでない場合はステップS114に進む。
尚、所定露光時間IIは、例えば1/60[sec]等が
考えられる。
テップS111にて読込まれた露光時間情報が、所定露
光時間IIより低速なのか否かの判断が行われる。ここ
で、上記ステップS111にて読出された撮影露光時間
が所定露光時間IIよりも低速の場合はステップS115
に進み、そうでない場合はステップS114に進む。
尚、所定露光時間IIは、例えば1/60[sec]等が
考えられる。
【0085】上記ステップS112及びS113にて、
撮影露光時間は所定露光時間Iよりも低速で、且つ所定
露光時間IIよりも高速と判断された場合は、ステップS
114に進んで、撮影露光時間に対してレリーズタイミ
ング制御を行うか否かを判断するためのフラグが“AF
LAG”とされ、これが“1”とされる。このAFLA
G=“1”は、撮影露光時間に対してはレリーズタイミ
ング制御を行うことを意味している。その後、本ルーチ
ンを抜け、図12中のステップS78に進む。
撮影露光時間は所定露光時間Iよりも低速で、且つ所定
露光時間IIよりも高速と判断された場合は、ステップS
114に進んで、撮影露光時間に対してレリーズタイミ
ング制御を行うか否かを判断するためのフラグが“AF
LAG”とされ、これが“1”とされる。このAFLA
G=“1”は、撮影露光時間に対してはレリーズタイミ
ング制御を行うことを意味している。その後、本ルーチ
ンを抜け、図12中のステップS78に進む。
【0086】一方、上記ステップS112及びS113
に於いて、撮影露光時間は所定露光時間Iより高速、若
しくは所定露光時間IIよりも低速と判定された場合は、
ステップS115に進んで、撮影露光時間に対してレリ
ーズタイミング制御を行うか否かを判断するためのフラ
グが“AFLAG”とされ、これが“0”とされる。こ
のAFLAG=“0”は、設定された撮影露光時間に対
してはレリーズタイミング制御を行わないことを意味し
ている。その後、本ルーチンを抜けて、図12中のステ
ップS78に進む。
に於いて、撮影露光時間は所定露光時間Iより高速、若
しくは所定露光時間IIよりも低速と判定された場合は、
ステップS115に進んで、撮影露光時間に対してレリ
ーズタイミング制御を行うか否かを判断するためのフラ
グが“AFLAG”とされ、これが“0”とされる。こ
のAFLAG=“0”は、設定された撮影露光時間に対
してはレリーズタイミング制御を行わないことを意味し
ている。その後、本ルーチンを抜けて、図12中のステ
ップS78に進む。
【0087】図12に戻り、ステップS78にて、撮影
焦点距離に対してレリーズタイミング制御を行うか否か
の判断が行われる。この商店距離判断の処理内に関して
は、図14のフローチャートを参照して詳細に説明す
る。
焦点距離に対してレリーズタイミング制御を行うか否か
の判断が行われる。この商店距離判断の処理内に関して
は、図14のフローチャートを参照して詳細に説明す
る。
【0088】図14に於いて、ステップS121にて、
上記ステップS73のキー入力にて操作、設定された撮
影焦点距離情報の読込みが行われる。次いで、ステップ
S122で、上記ステップS121にて読込まれた撮影
焦点距離情報が、所定焦点距離以上なのか否かの判断が
行われる。ここで、撮影焦点距離が所定焦点距離以上と
判断された場合にはステップS123に進み、そうでな
い場合はステップS124に進む。ここで、所定焦点距
離は、例えば(1/露光時間[sec])[m]や、5
0[mm](固定)等が考えられる。
上記ステップS73のキー入力にて操作、設定された撮
影焦点距離情報の読込みが行われる。次いで、ステップ
S122で、上記ステップS121にて読込まれた撮影
焦点距離情報が、所定焦点距離以上なのか否かの判断が
行われる。ここで、撮影焦点距離が所定焦点距離以上と
判断された場合にはステップS123に進み、そうでな
い場合はステップS124に進む。ここで、所定焦点距
離は、例えば(1/露光時間[sec])[m]や、5
0[mm](固定)等が考えられる。
【0089】上記ステップS122にて、撮影焦点距離
は所定焦点距離以上と判断された場合は、ステップS1
2に進んで設定された焦点距離に対してレリーズタイミ
ング制御を行うか否かを判断するためのフラグが“BF
LAG”とされ、それが“1”とされる。このBFLA
G=“1”は、設定された焦点距離に対してはレリーズ
タイミング制御を行うことを意味している。その後、本
ルーチンを抜け、図12中のステップS79に進む。
は所定焦点距離以上と判断された場合は、ステップS1
2に進んで設定された焦点距離に対してレリーズタイミ
ング制御を行うか否かを判断するためのフラグが“BF
LAG”とされ、それが“1”とされる。このBFLA
G=“1”は、設定された焦点距離に対してはレリーズ
タイミング制御を行うことを意味している。その後、本
ルーチンを抜け、図12中のステップS79に進む。
【0090】一方、上記ステップS122に於いて、撮
影焦点距離が所定焦点距離以上と判断された場合は、ス
テップS124に進んで、撮影焦点距離に対してレリー
ズタイミング制御を行うか否かを判断するためのフラグ
が“BFLAG”とされ、それが“0”とされる。この
BFLAG=“0”は、撮影焦点距離に対してはレリー
ズタイミング制御を行わないことを意味している。その
後、本ルーチンを抜け、図12中のステップS79に進
む。
影焦点距離が所定焦点距離以上と判断された場合は、ス
テップS124に進んで、撮影焦点距離に対してレリー
ズタイミング制御を行うか否かを判断するためのフラグ
が“BFLAG”とされ、それが“0”とされる。この
BFLAG=“0”は、撮影焦点距離に対してはレリー
ズタイミング制御を行わないことを意味している。その
後、本ルーチンを抜け、図12中のステップS79に進
む。
【0091】図12に戻り、ステップS79に於いて、
上記ステップS77及びS78の各判断に応じて、最終
的にレリーズタイミング制御を行うか否かの判断が行わ
れる。このタイミング制御判断の詳細に関しては、図1
5のフローチャートを参照して説明する。
上記ステップS77及びS78の各判断に応じて、最終
的にレリーズタイミング制御を行うか否かの判断が行わ
れる。このタイミング制御判断の詳細に関しては、図1
5のフローチャートを参照して説明する。
【0092】図15に於いて、ステップS131では、
上ステップS73のキー入力にてレリーズタイミング制
御モード設定情報の読込みが行われる。次いで、ステッ
プS132で、上記ステップS131にて読込まれたレ
リーズタイミング制御モード設定情報が、タイミング制
御を他の撮影条件に関わらず優先的に行う旨の設定があ
るか否かの判断が行われる。ここで、レリーズタイミン
グ制御モードを他の撮影条件に関わらず優先的に行う旨
の設定がある場合はステップS135に進み、そうでな
い場合はステップS133に進む。
上ステップS73のキー入力にてレリーズタイミング制
御モード設定情報の読込みが行われる。次いで、ステッ
プS132で、上記ステップS131にて読込まれたレ
リーズタイミング制御モード設定情報が、タイミング制
御を他の撮影条件に関わらず優先的に行う旨の設定があ
るか否かの判断が行われる。ここで、レリーズタイミン
グ制御モードを他の撮影条件に関わらず優先的に行う旨
の設定がある場合はステップS135に進み、そうでな
い場合はステップS133に進む。
【0093】このステップS133では、図13のルー
チンで述べたAFLAGが“1”であるか否かの判断が
行われる。ここで、AFLAG=“1”の場合はステッ
プS134に進み、そうでない場合はステップS136
に進む。
チンで述べたAFLAGが“1”であるか否かの判断が
行われる。ここで、AFLAG=“1”の場合はステッ
プS134に進み、そうでない場合はステップS136
に進む。
【0094】ステップS134では、図14のルーチン
で述べたBFLAGが“1”であるか否かの判断が行わ
れる。ここで、BFLAG=“1”の場合はステップS
135に進み、そうでない場合はステップS136に進
む。
で述べたBFLAGが“1”であるか否かの判断が行わ
れる。ここで、BFLAG=“1”の場合はステップS
135に進み、そうでない場合はステップS136に進
む。
【0095】上記ステップS132に於いて、レリーズ
タイミング制御モードを他の撮影条件に関わらず優先的
に行う旨の設定が有った場合、及びステップS133及
びS134に於いてAFLAG,BFLAG=“1”と
判断された場合は、ステップS135にて、ブレ状態が
小さいときに露光動作を行うか否かを表すフラグ、BR
FLAGが“1”とされる。これは、ブレ状態が小さい
ときに露光動作を行う、いわゆるレリーズタイミング制
御を行うことを意味している。その後、本ルーチンを
抜、図12中のステップS80に進む。
タイミング制御モードを他の撮影条件に関わらず優先的
に行う旨の設定が有った場合、及びステップS133及
びS134に於いてAFLAG,BFLAG=“1”と
判断された場合は、ステップS135にて、ブレ状態が
小さいときに露光動作を行うか否かを表すフラグ、BR
FLAGが“1”とされる。これは、ブレ状態が小さい
ときに露光動作を行う、いわゆるレリーズタイミング制
御を行うことを意味している。その後、本ルーチンを
抜、図12中のステップS80に進む。
【0096】一方、上記ステップS135及びS134
にて、AFLAG,BFLAGが1つでも“0”と判断
された場合は、ステップS136に進んで、ブレ状態が
小さいときに露光動作を行うか否かを表すフラグ、BR
FLAGが“0”とされる。これは、ブレ状態が小さい
ときに露光動作を行う、いわゆるレリーズタイミング制
御を行わず、撮影者の露光開始指示があった場合に速や
かに露光動作を開始するものである。その後、本ルーチ
ンを抜けて、図12中のステップS80に進む。
にて、AFLAG,BFLAGが1つでも“0”と判断
された場合は、ステップS136に進んで、ブレ状態が
小さいときに露光動作を行うか否かを表すフラグ、BR
FLAGが“0”とされる。これは、ブレ状態が小さい
ときに露光動作を行う、いわゆるレリーズタイミング制
御を行わず、撮影者の露光開始指示があった場合に速や
かに露光動作を開始するものである。その後、本ルーチ
ンを抜けて、図12中のステップS80に進む。
【0097】以上の例で言えば、カメラの撮影条件とし
てレリーズタイミング制御に適した条件が全て揃った場
合に、レリーズタイミング制御を許可することになる。
上述した図15のルーチンの説明は、図12のフローチ
ャートのステップS79に相当するものであるが、後述
する図16のルーチンも図12のフローチャートのステ
ップS79に充てることができる。
てレリーズタイミング制御に適した条件が全て揃った場
合に、レリーズタイミング制御を許可することになる。
上述した図15のルーチンの説明は、図12のフローチ
ャートのステップS79に相当するものであるが、後述
する図16のルーチンも図12のフローチャートのステ
ップS79に充てることができる。
【0098】図16に於いて、ステップS14では、上
記ステップS73のキー入力にてレリーズタイミング制
御モード設定情報の読込みが行われる。次に、ステップ
S142にて、上記ステップS141で読込まれたレリ
ーズタイミング制御モード設定情報が、タイミング制御
を他の撮影条件に関わらず優先的に行う旨の設定がある
か否かの判断が行われる。ここで、レリーズタイミング
制御モードを他の撮影条件に関わらず優先的に行う旨の
設定がある場合はステップS146に進み、そうでない
場合はステップS143に進む。
記ステップS73のキー入力にてレリーズタイミング制
御モード設定情報の読込みが行われる。次に、ステップ
S142にて、上記ステップS141で読込まれたレリ
ーズタイミング制御モード設定情報が、タイミング制御
を他の撮影条件に関わらず優先的に行う旨の設定がある
か否かの判断が行われる。ここで、レリーズタイミング
制御モードを他の撮影条件に関わらず優先的に行う旨の
設定がある場合はステップS146に進み、そうでない
場合はステップS143に進む。
【0099】このステップS143では、図13のルー
チンで述べたAFLAGが“1”であるか否かの判断が
行われる。ここで、AFLAG=“0”の場合はステッ
プS144に進み、そうでない場合はステップS146
に進む。
チンで述べたAFLAGが“1”であるか否かの判断が
行われる。ここで、AFLAG=“0”の場合はステッ
プS144に進み、そうでない場合はステップS146
に進む。
【0100】ステップS144では、図14のルーチン
で述べたBFLAGが“1”であるか否かの判断が行わ
れる。ここで、BFLAG=“0”の場合はステップS
145に進み、そうでない場合はステップS146に進
む。
で述べたBFLAGが“1”であるか否かの判断が行わ
れる。ここで、BFLAG=“0”の場合はステップS
145に進み、そうでない場合はステップS146に進
む。
【0101】上記ステップS142に於いてレリーズタ
イミング制御モードを他の撮影条件に関わらず優先的に
行う旨の設定が有った場合、またステップS143及び
S144に於いてAFLAG,BFLAGが1つでも
“1”と判断された場合は、ステップS145に於い
て、ブレ状態が小さいときに露光動作を行うか否かを表
すフラグ、BRFLAGが“1”とされる。これは、ブ
レ状態が小さいときに露光動作を行う、いわゆるレリー
ズタイミング制御を行うことを意味している。その後、
本ルーチンを抜け、図12中のステップS80に進む。
イミング制御モードを他の撮影条件に関わらず優先的に
行う旨の設定が有った場合、またステップS143及び
S144に於いてAFLAG,BFLAGが1つでも
“1”と判断された場合は、ステップS145に於い
て、ブレ状態が小さいときに露光動作を行うか否かを表
すフラグ、BRFLAGが“1”とされる。これは、ブ
レ状態が小さいときに露光動作を行う、いわゆるレリー
ズタイミング制御を行うことを意味している。その後、
本ルーチンを抜け、図12中のステップS80に進む。
【0102】一方、上記ステップS143及びS144
にて、AFLAG,BFLAG共に“0”と判断された
場合は、ステップS146に進む。このステップS14
6では、ブレ状態が小さいときに露光動作を行うか否か
を表すフラグ、BRFLAGを“0”とする。これは、
ブレ状態が小さいときに露光動作を行う、いわゆるレリ
ーズタイミング制御を行わず、撮影者の露光開始指示が
あった場合は速やかに露光動作を開始するものである。
その後、本ルーチンを抜けて、図12中のステップS8
0に進む。
にて、AFLAG,BFLAG共に“0”と判断された
場合は、ステップS146に進む。このステップS14
6では、ブレ状態が小さいときに露光動作を行うか否か
を表すフラグ、BRFLAGを“0”とする。これは、
ブレ状態が小さいときに露光動作を行う、いわゆるレリ
ーズタイミング制御を行わず、撮影者の露光開始指示が
あった場合は速やかに露光動作を開始するものである。
その後、本ルーチンを抜けて、図12中のステップS8
0に進む。
【0103】以上の例で言えば、カメラの撮影条件とし
てレリーズタイミング制御に適した条件が1つでも有っ
た場合に、レリーズタイミング制御を許可することにな
る。図12に戻って、ステップS80では、上記ステッ
プS78にて設定されたBRFLAGの状態が“1”で
あるか否かの判断が行われる。ここで、BRFLAG=
“1”、すなわちレリーズタイミング制御が行われる場
合は、ブレ検出を行う必要があるのでステップS81に
進む。一方、上記ステップS80にて、BRFLAG=
“0”、すなわちレリーズタイミング制御が行われない
場合は、ブレ検出の必要がないのでステップS84に進
む。
てレリーズタイミング制御に適した条件が1つでも有っ
た場合に、レリーズタイミング制御を許可することにな
る。図12に戻って、ステップS80では、上記ステッ
プS78にて設定されたBRFLAGの状態が“1”で
あるか否かの判断が行われる。ここで、BRFLAG=
“1”、すなわちレリーズタイミング制御が行われる場
合は、ブレ検出を行う必要があるのでステップS81に
進む。一方、上記ステップS80にて、BRFLAG=
“0”、すなわちレリーズタイミング制御が行われない
場合は、ブレ検出の必要がないのでステップS84に進
む。
【0104】ステップS81では、ブレ検出部1により
カメラブレの検出が行われる(開始される)。ここでの
ぶれ検出は、図示されないCPU(カメラ制御手段)の
A/D変換機能により、アナログのブレ情報が複数レベ
ルの量子化情報として取込まれる。
カメラブレの検出が行われる(開始される)。ここでの
ぶれ検出は、図示されないCPU(カメラ制御手段)の
A/D変換機能により、アナログのブレ情報が複数レベ
ルの量子化情報として取込まれる。
【0105】次いで、ステップS82にて、上記ステッ
プS81で検出されたカメラブレ情報から、公知の方法
にて像ブレ速度、量の演算が行われる。更に、ステップ
S83では、上記ステップS82にて行われたブレ演算
結果から現在のブレ状態が判断され、必要に応じて表示
部11によりブレの告知、警告が行われる。
プS81で検出されたカメラブレ情報から、公知の方法
にて像ブレ速度、量の演算が行われる。更に、ステップ
S83では、上記ステップS82にて行われたブレ演算
結果から現在のブレ状態が判断され、必要に応じて表示
部11によりブレの告知、警告が行われる。
【0106】続くステップS84に於いて、カメラのセ
カンドレリーズ信号が入力されたか否かの判断が行われ
る。ここで、まだセカンドレリーズ信号が入力されてい
ない場合はステップS74に戻り、入力されている場合
はステップS85に進む。
カンドレリーズ信号が入力されたか否かの判断が行われ
る。ここで、まだセカンドレリーズ信号が入力されてい
ない場合はステップS74に戻り、入力されている場合
はステップS85に進む。
【0107】上記ステップS84にて、セカンドレリー
ズ信号が入力されている場合は、ステップS85にて、
レンズシャッタカメラの場合は図示されないフォーカシ
ングレンズの繰出し(LD)、ステップSLRカメラの
場合は図示されないクイックリターンミラーのミラーア
ップ動作及び絞り込み動作が行われる。
ズ信号が入力されている場合は、ステップS85にて、
レンズシャッタカメラの場合は図示されないフォーカシ
ングレンズの繰出し(LD)、ステップSLRカメラの
場合は図示されないクイックリターンミラーのミラーア
ップ動作及び絞り込み動作が行われる。
【0108】ステップS16では、上記ステップS80
と同様に、ステップS79にて設定されたBRFLAG
の状態が“1”であるか否かの判断が行われる。ここ
で、BRFLG=“1”、すなわちレリーズタイミング
制御が行われる場合は、ブレ検出を行う必要があるので
ステップS87に進む。一方、BRFLG=“0”、す
なわちレリーズタイミング制御が行われない場合は、ブ
レ検出の必要がないのでステップS90に進む。
と同様に、ステップS79にて設定されたBRFLAG
の状態が“1”であるか否かの判断が行われる。ここ
で、BRFLG=“1”、すなわちレリーズタイミング
制御が行われる場合は、ブレ検出を行う必要があるので
ステップS87に進む。一方、BRFLG=“0”、す
なわちレリーズタイミング制御が行われない場合は、ブ
レ検出の必要がないのでステップS90に進む。
【0109】ステップS87では、ブレ検出部1により
カメラブレの検出が行われる(開始される)。ここでの
ぶれ検出は、図示されないCPU(カメラ制御手段)の
A/D変換機能により、アナログのブレ情報が複数レベ
ルの量子化情報として取込まれる。次いで、ステップS
88では、上記ステップS87にて検出されたカメラブ
レ情報から、公知の方法にて像ブレ速度、量の演算が行
われる。
カメラブレの検出が行われる(開始される)。ここでの
ぶれ検出は、図示されないCPU(カメラ制御手段)の
A/D変換機能により、アナログのブレ情報が複数レベ
ルの量子化情報として取込まれる。次いで、ステップS
88では、上記ステップS87にて検出されたカメラブ
レ情報から、公知の方法にて像ブレ速度、量の演算が行
われる。
【0110】そして、ステップS89に於いて、上記ス
テップS88にて演算されたブレ情報から、現在のブレ
状態が所定レベル以下か否かの判断が行われる。ここで
いう所定レベルとは、所定の露光時間で露光動作を行っ
た場合に、手ブレによる像面上の像移動量(すなわちブ
レ量)が、例えば許容錯乱円径内に収まる程度を指す。
テップS88にて演算されたブレ情報から、現在のブレ
状態が所定レベル以下か否かの判断が行われる。ここで
いう所定レベルとは、所定の露光時間で露光動作を行っ
た場合に、手ブレによる像面上の像移動量(すなわちブ
レ量)が、例えば許容錯乱円径内に収まる程度を指す。
【0111】上記ステップS89に於いて、現在のブレ
状態は所定レベル以下と判断された場合は、このまま露
光動作を行っても手ブレによる影響はないとしてステッ
プS100に進む。また、上記ステップS89にて、所
定レベル以下でないと判断された場合、すなわちブレが
大きい場合には、このまま露光を開始すると手ブレによ
る影響が問題となるため、ブレ状態が所定レベル以下に
なるまで露光動作を行わないほうが良い。したがって、
この場合はステップS87に戻る。
状態は所定レベル以下と判断された場合は、このまま露
光動作を行っても手ブレによる影響はないとしてステッ
プS100に進む。また、上記ステップS89にて、所
定レベル以下でないと判断された場合、すなわちブレが
大きい場合には、このまま露光を開始すると手ブレによ
る影響が問題となるため、ブレ状態が所定レベル以下に
なるまで露光動作を行わないほうが良い。したがって、
この場合はステップS87に戻る。
【0112】次に、ステップS100では、露光動作が
開始される。具体的には、シャッタ駆動部6によりシャ
ッタ装置7が駆動される。次いで、ステップS101で
は、所定の露光時間が経過したか否かが判断される。こ
こで、まだ経過していない場合はステップS101が繰
返され、経過した場合はステップS102に進んで露光
動作が終了する。
開始される。具体的には、シャッタ駆動部6によりシャ
ッタ装置7が駆動される。次いで、ステップS101で
は、所定の露光時間が経過したか否かが判断される。こ
こで、まだ経過していない場合はステップS101が繰
返され、経過した場合はステップS102に進んで露光
動作が終了する。
【0113】続いて、ステップS103では、上記ステ
ップS102での露光動作終了を受けて、レンズシャッ
タカメラの場合は図示されないフォーカシングレンズの
初期位置復帰(LD)、ステップSLRカメラの場合は
図示されないクイックリターンミラーのミラーダウン動
作及び絞りの開放動作が行われる。その後、ステップS
104でフィルムの巻上げ動作が行われて、上記ステッ
プS73に戻る。
ップS102での露光動作終了を受けて、レンズシャッ
タカメラの場合は図示されないフォーカシングレンズの
初期位置復帰(LD)、ステップSLRカメラの場合は
図示されないクイックリターンミラーのミラーダウン動
作及び絞りの開放動作が行われる。その後、ステップS
104でフィルムの巻上げ動作が行われて、上記ステッ
プS73に戻る。
【0114】上記ステップS104に於いて、ファース
トレリーズ信号が入力されていない場合は、ステップS
105に進んで、SRFLAGが“1”であるか否かの
判断が行われる。ここで、BRFLG=“1”でなけれ
ば、後述するステップS106及びS107は不要なた
めである。このステップS105にて、BRFLG=
“1”でなければステップS73に戻り、BRFLG=
“1”であればステップS106に進む。
トレリーズ信号が入力されていない場合は、ステップS
105に進んで、SRFLAGが“1”であるか否かの
判断が行われる。ここで、BRFLG=“1”でなけれ
ば、後述するステップS106及びS107は不要なた
めである。このステップS105にて、BRFLG=
“1”でなければステップS73に戻り、BRFLG=
“1”であればステップS106に進む。
【0115】このステップS106では、ブレ検出動作
が停止される。これは、ファーストレリーズがOFFの
状態であるため、基本的にブレ検出の必要がないからで
ある。尚、図12のフローチャート上で、まだステップ
S81に進んでない段階でステップS106に進んだ場
合は、ブレの検出がまだ開始されていない状態であるの
で基本的に問題ない。
が停止される。これは、ファーストレリーズがOFFの
状態であるため、基本的にブレ検出の必要がないからで
ある。尚、図12のフローチャート上で、まだステップ
S81に進んでない段階でステップS106に進んだ場
合は、ブレの検出がまだ開始されていない状態であるの
で基本的に問題ない。
【0116】更に、ステップS107では、上記ステッ
プS106にてブレ検出動作が停止されたのを受けて、
表示部11によるブレ状態の告知、表示が停止される。
その後、ステップS73に戻る。
プS106にてブレ検出動作が停止されたのを受けて、
表示部11によるブレ状態の告知、表示が停止される。
その後、ステップS73に戻る。
【0117】尚、この第2の実施の形態に於いては、上
記ステップS77〜S79の撮影露光時間、撮影焦点距
離の判断及びレリーズタイミング制御を行うか否かの判
断は、ステップS74の「1R入力判断」〜ステップS
80の「BRFLAG判断」の間に必ずしも行わなけれ
ばならないものではない。例えば、ステップS73の
「キー入力判断」及びステップS74の「1R入力判
断」の間であっても良い。
記ステップS77〜S79の撮影露光時間、撮影焦点距
離の判断及びレリーズタイミング制御を行うか否かの判
断は、ステップS74の「1R入力判断」〜ステップS
80の「BRFLAG判断」の間に必ずしも行わなけれ
ばならないものではない。例えば、ステップS73の
「キー入力判断」及びステップS74の「1R入力判
断」の間であっても良い。
【0118】尚、この発明の上記実施態様によれば、以
下の如き構成を得ることができる。 (1) 露光中のシャッタ秒時を決定する秒時決定手段
と、撮影レンズの使用点距離を出力する焦点距離出力手
段と、レリーズ操作後に、カメラのブレ状態を検出し、
ブレのレベルを複数レベルに量子化したブレ信号を出力
する手段と、レリーズ操作信号と、上記露光秒時と、上
記焦点距離と、上記ブレ信号とを入力して、露光開始信
号を出力する手段と、上記露光開始信号に応答して、露
光動作を開始する露光手段とを具備することを特徴とす
るカメラのブレ軽減装置。
下の如き構成を得ることができる。 (1) 露光中のシャッタ秒時を決定する秒時決定手段
と、撮影レンズの使用点距離を出力する焦点距離出力手
段と、レリーズ操作後に、カメラのブレ状態を検出し、
ブレのレベルを複数レベルに量子化したブレ信号を出力
する手段と、レリーズ操作信号と、上記露光秒時と、上
記焦点距離と、上記ブレ信号とを入力して、露光開始信
号を出力する手段と、上記露光開始信号に応答して、露
光動作を開始する露光手段とを具備することを特徴とす
るカメラのブレ軽減装置。
【0119】(2) 上記露光開始信号出力手段は、上
記露光秒時と、上記焦点距離とに基き、露光モードに応
じた判定値と、上記露光開始信号を出力することを特徴
とする上記(1)に記載のカメラのブレ軽減装置。
記露光秒時と、上記焦点距離とに基き、露光モードに応
じた判定値と、上記露光開始信号を出力することを特徴
とする上記(1)に記載のカメラのブレ軽減装置。
【0120】(3) 上記露光開始信号出力手段は、上
記露光秒時と、上記焦点距離とに基き、レリーズ操作信
号に応答して上記露光開始信号を出力することを特徴と
する上記(1)に記載のカメラのブレ軽減装置。
記露光秒時と、上記焦点距離とに基き、レリーズ操作信
号に応答して上記露光開始信号を出力することを特徴と
する上記(1)に記載のカメラのブレ軽減装置。
【0121】(4) カメラの撮影モードを判断する撮
影モード判断手段と、カメラのブレ状態を検出するブレ
検出手段と、このブレ検出手段からカメラのレ状態を判
断するブレ判断手段と、カメラの撮影動作を指示するレ
リーズ操作手段と、上記撮影モード判断手段の判断結果
と、上記ブレ判断手段による判断結果と、上記レリーズ
操作手段の操作状態とに応じて、カメラの露光動作開始
タイミングを制御する露光制御手段と、この露光制御手
段の指示に応じて、カメラのシャッタ装置を駆動するシ
ャッタ駆動手段とを具備することを特徴とするカメラの
ブレ軽減装置。
影モード判断手段と、カメラのブレ状態を検出するブレ
検出手段と、このブレ検出手段からカメラのレ状態を判
断するブレ判断手段と、カメラの撮影動作を指示するレ
リーズ操作手段と、上記撮影モード判断手段の判断結果
と、上記ブレ判断手段による判断結果と、上記レリーズ
操作手段の操作状態とに応じて、カメラの露光動作開始
タイミングを制御する露光制御手段と、この露光制御手
段の指示に応じて、カメラのシャッタ装置を駆動するシ
ャッタ駆動手段とを具備することを特徴とするカメラの
ブレ軽減装置。
【0122】(5) 上記撮影モード判断手段により判
断される撮影モード情報は、カメラの露光モードである
ことを特徴とする上記(4)に記載のカメラのブレ軽減
装置。
断される撮影モード情報は、カメラの露光モードである
ことを特徴とする上記(4)に記載のカメラのブレ軽減
装置。
【0123】(6) 上記撮影モード判断手段により判
断される撮影モード情報は、カメラの露光モード情報で
あり、且つその露光モードが、マニュアル、シャッタ優
先、絞り優先、ストップモーションの何れかのとき、上
記露光制御手段は露光動作開始タイミングの制御を行わ
ないことを特徴とする上記(5)に記載のカメラのブレ
軽減装置。
断される撮影モード情報は、カメラの露光モード情報で
あり、且つその露光モードが、マニュアル、シャッタ優
先、絞り優先、ストップモーションの何れかのとき、上
記露光制御手段は露光動作開始タイミングの制御を行わ
ないことを特徴とする上記(5)に記載のカメラのブレ
軽減装置。
【0124】(7) 上記撮影モード判断手段により判
断される撮影モード情報は、カメラのドライブモードで
あることを特徴とする上記(4)に記載のカメラのブレ
軽減装置。
断される撮影モード情報は、カメラのドライブモードで
あることを特徴とする上記(4)に記載のカメラのブレ
軽減装置。
【0125】(8) 上記撮影モード判断手段により判
断される撮影モード情報は、カメラのドライブモード情
報であり、且つそのドライブモードが連写モードである
とき、上記露光制御手段は露光動作開始タイミングの制
御を行わないことを特徴とする上記(7)に記載のカメ
ラのブレ軽減装置。
断される撮影モード情報は、カメラのドライブモード情
報であり、且つそのドライブモードが連写モードである
とき、上記露光制御手段は露光動作開始タイミングの制
御を行わないことを特徴とする上記(7)に記載のカメ
ラのブレ軽減装置。
【0126】(9) 上記撮影モード判断手段により判
断される撮影モード情報は、カメラのストロボモードで
あることを特徴とする上記(4)に記載のカメラのブレ
軽減装置。
断される撮影モード情報は、カメラのストロボモードで
あることを特徴とする上記(4)に記載のカメラのブレ
軽減装置。
【0127】(10) 上記撮影モード判断手段により
判断される撮影モード情報は、カメラのストロボモード
情報であり、且つそのストロボモードが露光前のプリ発
光を伴うモードであるとき、上記露光制御手段は露光動
作開始タイミングの制御を行わないことを特徴とする上
記(9)に記載のカメラのブレ軽減装置。
判断される撮影モード情報は、カメラのストロボモード
情報であり、且つそのストロボモードが露光前のプリ発
光を伴うモードであるとき、上記露光制御手段は露光動
作開始タイミングの制御を行わないことを特徴とする上
記(9)に記載のカメラのブレ軽減装置。
【0128】上記(1)乃至(3)の構成によれば、レ
リーズタイムラグの発生による余分な時間が問題となる
ことなく、カメラブレによる写真撮影を軽減することが
できる。
リーズタイムラグの発生による余分な時間が問題となる
ことなく、カメラブレによる写真撮影を軽減することが
できる。
【0129】また、上記(4)の構成によれば、カメラ
の撮影モードに応じてカメラブレが小さいときに露光動
作を開始するレリーズタイミング制御を行うか否かを決
定しているため、ブレの影響のある写真撮影を軽減する
と共に、撮影時のレリーズタイムラグ発生を極力避けた
いと考えられる撮影モードでは自動的にレリーズタイミ
ング制御を行わないため、使い勝手の良いカメラを提供
することができる。
の撮影モードに応じてカメラブレが小さいときに露光動
作を開始するレリーズタイミング制御を行うか否かを決
定しているため、ブレの影響のある写真撮影を軽減する
と共に、撮影時のレリーズタイムラグ発生を極力避けた
いと考えられる撮影モードでは自動的にレリーズタイミ
ング制御を行わないため、使い勝手の良いカメラを提供
することができる。
【0130】更に、上記(5)及び(6)の構成によれ
ば、カメラの撮影モードのうち、プログラム、シャッタ
優先、ストップモーション、ポートレート等の露光モー
ドに応じてカメラブレが小さいときに露光動作を開始す
るレリーズタイミング制御を行うか否かを決定している
ので、ブレの影響のある写真撮影を軽減すると共に、撮
影時のレリーズタイムラグ発生を極力避けたいと考えら
れるシャッタ優先、ストップモーション等の露光モード
では、自動的にレリーズタイミング制御を行わないた
め、使い勝手の良いカメラを提供することができる。
ば、カメラの撮影モードのうち、プログラム、シャッタ
優先、ストップモーション、ポートレート等の露光モー
ドに応じてカメラブレが小さいときに露光動作を開始す
るレリーズタイミング制御を行うか否かを決定している
ので、ブレの影響のある写真撮影を軽減すると共に、撮
影時のレリーズタイムラグ発生を極力避けたいと考えら
れるシャッタ優先、ストップモーション等の露光モード
では、自動的にレリーズタイミング制御を行わないた
め、使い勝手の良いカメラを提供することができる。
【0131】上記(7)及び(8)の構成によれば、カ
メラの撮影モードのうちドライブモード(ワンショッ
ト、連続撮影)に応じてカメラブレが小さいときに露光
動作を開始するレリーズタイミング制御を行うか否かを
決定しているため、ワンショットモード時はブレの影響
のある写真撮影を軽減すると共に、撮影時のレリーズタ
イムラグ発生を極力避けたいと考えられる連続撮影モー
ド時は自動的にレリーズタイミング制御を行わないた
め、使い勝手の良いカメラを提供することができる。
メラの撮影モードのうちドライブモード(ワンショッ
ト、連続撮影)に応じてカメラブレが小さいときに露光
動作を開始するレリーズタイミング制御を行うか否かを
決定しているため、ワンショットモード時はブレの影響
のある写真撮影を軽減すると共に、撮影時のレリーズタ
イムラグ発生を極力避けたいと考えられる連続撮影モー
ド時は自動的にレリーズタイミング制御を行わないた
め、使い勝手の良いカメラを提供することができる。
【0132】更に、上記(9)及び(10)の構成によ
れば、カメラの撮影モードのうち、ストロボモード(A
UTO、AUTO−S、FILL−IN、OFF等)に
応じてカメラブレが小さいときに露光動作を開始するレ
リーズタイミング制御を行うか否かを決定しているた
め、ブレの影響のある写真撮影を軽減する。加えて、撮
影時のレリーズタイムラグ発生を極力避けたいと考えら
れる赤目発生防止のためのAUTO−Sモード時は自動
的にレリーズタイミング制御を行わないため、使い勝手
の良いカメラを提供することができる。
れば、カメラの撮影モードのうち、ストロボモード(A
UTO、AUTO−S、FILL−IN、OFF等)に
応じてカメラブレが小さいときに露光動作を開始するレ
リーズタイミング制御を行うか否かを決定しているた
め、ブレの影響のある写真撮影を軽減する。加えて、撮
影時のレリーズタイムラグ発生を極力避けたいと考えら
れる赤目発生防止のためのAUTO−Sモード時は自動
的にレリーズタイミング制御を行わないため、使い勝手
の良いカメラを提供することができる。
【0133】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、特別に
ブレ補正用のスイッチを持たなくとも、レリーズタイム
ラグの発生による余分な時間が問題となることなく、カ
メラブレによる写真撮影を軽減して使い勝手の良いカメ
ラのブレ軽減装置を提供することができる。
ブレ補正用のスイッチを持たなくとも、レリーズタイム
ラグの発生による余分な時間が問題となることなく、カ
メラブレによる写真撮影を軽減して使い勝手の良いカメ
ラのブレ軽減装置を提供することができる。
【図1】この発明の第1の実施の形態で、カメラのブレ
軽減装置の概念を示すブロック構成図である。
軽減装置の概念を示すブロック構成図である。
【図2】図1を更に具体的に表したもので、カメラのブ
レ軽減装置の基本的な構成を示すブロック図である。
レ軽減装置の基本的な構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態に於けるカメラの
ブレ軽減装置の動作を説明するメインフローチャートで
ある。
ブレ軽減装置の動作を説明するメインフローチャートで
ある。
【図4】図3のステップS4の露光モード判断の処理内
容を説明するフローチャートである。
容を説明するフローチャートである。
【図5】図3のステップS5のドライブモード判断の処
理内容を説明するフローチャートである。
理内容を説明するフローチャートである。
【図6】図3のステップS6のストロボモード判断の処
理内容を説明するフローチャートである。
理内容を説明するフローチャートである。
【図7】図3のステップS7のレリーズタイミング制御
判断の処理内容を説明するフローチャートである。
判断の処理内容を説明するフローチャートである。
【図8】この発明の第2の実施の形態で、カメラのブレ
軽減装置の概念を示すブロック構成図である。
軽減装置の概念を示すブロック構成図である。
【図9】図8を更に具体的に表したもので、カメラのブ
レ軽減装置の基本的な構成を示すブロック図である。
レ軽減装置の基本的な構成を示すブロック図である。
【図10】撮影露光時間と像面上のブレ量の関係(焦点
距離一定)を表した特性図である。
距離一定)を表した特性図である。
【図11】撮影焦点距離と像面上ブレ量の関係(露光時
間一定)を表した特性図である。
間一定)を表した特性図である。
【図12】この発明の第2の実施の形態に従ったカメラ
の具体的な動作について説明するフローチャートであ
る。
の具体的な動作について説明するフローチャートであ
る。
【図13】図12のステップS77の露光時間判断の処
理内容を説明するフローチャートである。
理内容を説明するフローチャートである。
【図14】図12のステップS78の焦点距離判断の処
理内容を説明するフローチャートである。
理内容を説明するフローチャートである。
【図15】図12のステップS79のタイミング制御モ
ード判断の処理内容を説明するフローチャートである。
ード判断の処理内容を説明するフローチャートである。
【図16】図12のステップS79のタイミング制御モ
ード判断の処理内容の別の例を説明するフローチャート
である。
ード判断の処理内容の別の例を説明するフローチャート
である。
1…ブレ検出部、2…ブレ判断部、3…露光制御部、4
…撮影モード判断部、5…レリーズ操作部、6…シャッ
タ駆動部、7…露光モード設定部、8…ドライブモード
設定部、9…ストロボモード設定部、10…シャッタ装
置、11…表示部、12…レリーズタイミング制御モー
ド設定部、14…撮影状態判断部、15…露光時間情報
検出部、16…焦点距離情報検出部。
…撮影モード判断部、5…レリーズ操作部、6…シャッ
タ駆動部、7…露光モード設定部、8…ドライブモード
設定部、9…ストロボモード設定部、10…シャッタ装
置、11…表示部、12…レリーズタイミング制御モー
ド設定部、14…撮影状態判断部、15…露光時間情報
検出部、16…焦点距離情報検出部。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のカメラ動作モードを決定する設定
手段と、 シャッタ動作秒時を決定する露光秒時決定手段と、 撮影レンズの焦点距離を出力する焦点距離出力手段と、 上記設定された複数の動作モードと、上記露光秒時と、
上記焦点距離とに基き、カメラのブレ状態を検出して、
このブレ状態を判定値として、ブレが判定値よりも小と
なったとき、露光開始信号を出力する手段と、 上記露光開始信号に応答して、露光動作を開始する露光
手段とを具備することを特徴とするカメラのブレ軽減装
置。 - 【請求項2】 上記複数の動作モードは、露出モード、
フィルム給送モード、ストロボ発光モードを含むことを
特徴とする請求項1に記載のカメラのブレ軽減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29293395A JPH09133939A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | カメラのブレ軽減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29293395A JPH09133939A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | カメラのブレ軽減装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09133939A true JPH09133939A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17788296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29293395A Pending JPH09133939A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | カメラのブレ軽減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09133939A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006157168A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Sony Corp | 撮影装置の制御方法および制御装置、並びに制御プログラム |
-
1995
- 1995-11-10 JP JP29293395A patent/JPH09133939A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006157168A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Sony Corp | 撮影装置の制御方法および制御装置、並びに制御プログラム |
JP4507855B2 (ja) * | 2004-11-25 | 2010-07-21 | ソニー株式会社 | 撮影装置の制御方法および制御装置、並びに制御プログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030610 |