JPH0913378A - 自然緑化パイプ固定のコンクリ−ト吹付け法面処理工法 - Google Patents
自然緑化パイプ固定のコンクリ−ト吹付け法面処理工法Info
- Publication number
- JPH0913378A JPH0913378A JP19119995A JP19119995A JPH0913378A JP H0913378 A JPH0913378 A JP H0913378A JP 19119995 A JP19119995 A JP 19119995A JP 19119995 A JP19119995 A JP 19119995A JP H0913378 A JPH0913378 A JP H0913378A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slope
- pipe
- net
- pipes
- lath
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- Pending
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 凹凸のある法面でも順応自在に張設できる、
自然緑化パイプ固定のコンクリ−ト吹き付け法面処理工
法を提供する。 【構成】 あらかじめ客土を詰め込んである柔軟材質の
網パイプ1を、法面の横方向所定間隔置きに平行状に敷
設し、その上から法面全体にラス網2をラス止めアンカ
−3を介して張設し、その表面全体に縦横鉄筋5を主ア
ンカ−4を介して張りめぐらし、その縦横鉄筋5の外側
から前記ラス網2の間隔置きに植樹パイプ6を、法面と
の内角が鋭角αを成すように前記網パイプ1に当て込ん
で結束バンド7で仮止めし、さらにその植樹パイプ6の
上端部を除く上記張設部分全体を包被するごとくコンク
リ−ト吹付け8を行い、最後に前記植樹パイプ6に土を
詰め込みながら植物苗を植付けることを特徴とする自然
緑化パイプ固定のコンクリ−ト吹付け法面処理工法であ
る。
自然緑化パイプ固定のコンクリ−ト吹き付け法面処理工
法を提供する。 【構成】 あらかじめ客土を詰め込んである柔軟材質の
網パイプ1を、法面の横方向所定間隔置きに平行状に敷
設し、その上から法面全体にラス網2をラス止めアンカ
−3を介して張設し、その表面全体に縦横鉄筋5を主ア
ンカ−4を介して張りめぐらし、その縦横鉄筋5の外側
から前記ラス網2の間隔置きに植樹パイプ6を、法面と
の内角が鋭角αを成すように前記網パイプ1に当て込ん
で結束バンド7で仮止めし、さらにその植樹パイプ6の
上端部を除く上記張設部分全体を包被するごとくコンク
リ−ト吹付け8を行い、最後に前記植樹パイプ6に土を
詰め込みながら植物苗を植付けることを特徴とする自然
緑化パイプ固定のコンクリ−ト吹付け法面処理工法であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自然緑化に配慮したコ
ンクリ−ト吹き付けによる法面処理技術に関する。
ンクリ−ト吹き付けによる法面処理技術に関する。
【0002】
【従来技術】法面にコンクリ−ト吹き付け処理する工法
は、凹凸面の均しなしで行えるが、見栄えが無味乾燥で
あり、不気味感さえある。他方、背土を利用して自然緑
化を図った法面ブロックの敷設による法面処理が普及し
ているが、法面の下地均しが必要であり、また岩盤では
利用できない難点がある。
は、凹凸面の均しなしで行えるが、見栄えが無味乾燥で
あり、不気味感さえある。他方、背土を利用して自然緑
化を図った法面ブロックの敷設による法面処理が普及し
ているが、法面の下地均しが必要であり、また岩盤では
利用できない難点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のかか
る実情に鑑みてなされたもので、凹凸のある法面でも順
応自在に張設できる、自然緑化型のコンクリ−ト吹き付
け法面処理工法を提供するものである。
る実情に鑑みてなされたもので、凹凸のある法面でも順
応自在に張設できる、自然緑化型のコンクリ−ト吹き付
け法面処理工法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するための、自然緑化パイプ固定のコンクリ−ト吹付
け法面処理工法であり、工程順に説明すると、 (イ)あらかじめ客土を詰め込んである柔軟材質の網パ
イプ1を、法面の横方向所定間隔置きに平行状に敷設す
る。 (ロ)その上から法面全体に、ラス網2をラス止めアン
カ−3を介して張設する。なお、施工の実際においては
(イ)と(ロ)とは後追い式に行われる。 (ハ)次いで、その表面全体に縦横鉄筋5を主アンカ−
4を介して張りめぐらす。なお、この主アンカ−4は張
設部分全体(縦横鉄筋5、ラス網2、網パイプ1)を押
え込む機能を果す。 (ニ)次いでその縦横鉄筋5の外側から前記ラス網2の
間隔置きに、植樹パイプ6を、法面との内角が鋭角αを
成すように前記網パイプ1に当て込んで結束バンド7で
仮止めする。 (ホ)そしてさらにその植樹パイプ6の上端部を除く上
記張設部分全体を包被するごとくコンクリ−ト吹付け8
を行う。 (ヘ)最後に前記植樹パイプ6に土を詰め込みながら、
植物苗を植付ける。 ことを特徴とする。
成するための、自然緑化パイプ固定のコンクリ−ト吹付
け法面処理工法であり、工程順に説明すると、 (イ)あらかじめ客土を詰め込んである柔軟材質の網パ
イプ1を、法面の横方向所定間隔置きに平行状に敷設す
る。 (ロ)その上から法面全体に、ラス網2をラス止めアン
カ−3を介して張設する。なお、施工の実際においては
(イ)と(ロ)とは後追い式に行われる。 (ハ)次いで、その表面全体に縦横鉄筋5を主アンカ−
4を介して張りめぐらす。なお、この主アンカ−4は張
設部分全体(縦横鉄筋5、ラス網2、網パイプ1)を押
え込む機能を果す。 (ニ)次いでその縦横鉄筋5の外側から前記ラス網2の
間隔置きに、植樹パイプ6を、法面との内角が鋭角αを
成すように前記網パイプ1に当て込んで結束バンド7で
仮止めする。 (ホ)そしてさらにその植樹パイプ6の上端部を除く上
記張設部分全体を包被するごとくコンクリ−ト吹付け8
を行う。 (ヘ)最後に前記植樹パイプ6に土を詰め込みながら、
植物苗を植付ける。 ことを特徴とする。
【0005】
【発明の効果】本発明は、以上のようで、鉛直或いは傾
斜法面いずれにも施工が可能であり(図の実施例は傾斜
法面の場合を示した)、また凹凸面のある法面にも、柔
軟材質の網パイプ1の順応性、追随性により施工が容易
に行える。また緑化面においても、土を詰め込んだ植樹
パイプ6が、同じく客土を詰め込んである柔軟材質の網
パイプ1と連通して、豊富な土量からの水分の吸収、根
張りが行われるから植樹した苗の成育が順調に促進され
る。植樹パイプ6が法面と鋭角αを成して固定されるこ
とも苗の成長を助ける。そして植樹パイプ6の上端部を
除く張設部分全体がコンクリ−ト吹付け8により固化さ
れるから、張設部分に対するラス止めアンカ−3、主ア
ンカ−4の押え込みと相俟って、極めて強固な且つ耐久
性の高い処理効果が得られる。
斜法面いずれにも施工が可能であり(図の実施例は傾斜
法面の場合を示した)、また凹凸面のある法面にも、柔
軟材質の網パイプ1の順応性、追随性により施工が容易
に行える。また緑化面においても、土を詰め込んだ植樹
パイプ6が、同じく客土を詰め込んである柔軟材質の網
パイプ1と連通して、豊富な土量からの水分の吸収、根
張りが行われるから植樹した苗の成育が順調に促進され
る。植樹パイプ6が法面と鋭角αを成して固定されるこ
とも苗の成長を助ける。そして植樹パイプ6の上端部を
除く張設部分全体がコンクリ−ト吹付け8により固化さ
れるから、張設部分に対するラス止めアンカ−3、主ア
ンカ−4の押え込みと相俟って、極めて強固な且つ耐久
性の高い処理効果が得られる。
【0006】
【実施例】あらかじめ客土を詰め込んである所定長さの
柔軟性プラスチックの網パイプ1を、法面の横方向所定
間隔置きに平行状に敷設する。その上から法面全体に菱
形網目のラス網2をラス止めアンカ−3を介して張設す
る(なお、施工の実際においては網パイプごとに後追い
式に行われる)。次いでその表面全体に縦横鉄筋5を主
アンカ−4を介して張りめぐらす。この主アンカ−4は
張設部分全体(縦横鉄筋5のみならず、ラス網2、網パ
イプ1)を押え込む機能を果す。次いでその縦横鉄筋5
の外側から前記ラス網2の所定間隔置きに、植樹パイプ
6を、法面との内角が50度を成すように前記網パイプ
1に当て込んで結束バンド7で仮止めする。そしてさら
にその植樹パイプ6の上端部を除く上記張設部分全体を
包被するごとくコンクリ−ト吹付け8を行い、養生固化
する。最後に前記植樹パイプ6に土を詰め込みながら、
蔦の苗を植付けて、本発明の自然緑化パイプ固定のコン
クリ−ト吹付け法面処理工法を完成する。
柔軟性プラスチックの網パイプ1を、法面の横方向所定
間隔置きに平行状に敷設する。その上から法面全体に菱
形網目のラス網2をラス止めアンカ−3を介して張設す
る(なお、施工の実際においては網パイプごとに後追い
式に行われる)。次いでその表面全体に縦横鉄筋5を主
アンカ−4を介して張りめぐらす。この主アンカ−4は
張設部分全体(縦横鉄筋5のみならず、ラス網2、網パ
イプ1)を押え込む機能を果す。次いでその縦横鉄筋5
の外側から前記ラス網2の所定間隔置きに、植樹パイプ
6を、法面との内角が50度を成すように前記網パイプ
1に当て込んで結束バンド7で仮止めする。そしてさら
にその植樹パイプ6の上端部を除く上記張設部分全体を
包被するごとくコンクリ−ト吹付け8を行い、養生固化
する。最後に前記植樹パイプ6に土を詰め込みながら、
蔦の苗を植付けて、本発明の自然緑化パイプ固定のコン
クリ−ト吹付け法面処理工法を完成する。
【図1】本発明工法を示す法面の縦断側面図
【図2】同上正面図
【図3】客土を詰め込んである柔軟材質の網パイプとこ
れと繋がる植樹パイプの拡大部分斜視図
れと繋がる植樹パイプの拡大部分斜視図
1 柔軟材質の網パイプ 2 ラス網 3 ラス止めアンカ− 4 主アンカ− 5 縦横鉄筋 6 植樹パイプ 7 結束バンド 8 コンクリ−ト吹付け
Claims (1)
- 【請求項1】 あらかじめ客土を詰め込んである柔軟材
質の網パイプ(1)を、法面の横方向所定間隔置きに平
行状に敷設し、その上から法面全体にラス網(2)をラ
ス止めアンカ−(3)を介して張設し、その表面全体に
縦横鉄筋(5)を主アンカ−(4)を介して張りめぐら
し、その縦横鉄筋(5)の外側から前記ラス網(2)の
間隔置きに植樹パイプ(6)を、法面との内角が鋭角α
を成すように前記網パイプ(1)に当て込んで結束バン
ド(7)で仮止めし、さらにその植樹パイプ(6)の上
端部を除く上記張設部分全体を包被するごとくコンクリ
−ト吹付け(8)を行い、最後に前記植樹パイプ(6)
に土を詰め込みながら植物苗を植付けることを特徴とす
る自然緑化パイプ固定のコンクリ−ト吹付け法面処理工
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19119995A JPH0913378A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 自然緑化パイプ固定のコンクリ−ト吹付け法面処理工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19119995A JPH0913378A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 自然緑化パイプ固定のコンクリ−ト吹付け法面処理工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0913378A true JPH0913378A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16270562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19119995A Pending JPH0913378A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 自然緑化パイプ固定のコンクリ−ト吹付け法面処理工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0913378A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100813236B1 (ko) * | 2007-03-12 | 2008-03-13 | 이평우 | 사면보강을 위한 구조물 및 이를 이용한 친환경사면보강공법 |
CN113396730A (zh) * | 2021-06-04 | 2021-09-17 | 叶永 | 一种营巢式生态固沙护岸结构 |
-
1995
- 1995-07-03 JP JP19119995A patent/JPH0913378A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100813236B1 (ko) * | 2007-03-12 | 2008-03-13 | 이평우 | 사면보강을 위한 구조물 및 이를 이용한 친환경사면보강공법 |
CN113396730A (zh) * | 2021-06-04 | 2021-09-17 | 叶永 | 一种营巢式生态固沙护岸结构 |
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