JPH09133270A - ポリエチレン可撓管 - Google Patents
ポリエチレン可撓管Info
- Publication number
- JPH09133270A JPH09133270A JP28857595A JP28857595A JPH09133270A JP H09133270 A JPH09133270 A JP H09133270A JP 28857595 A JP28857595 A JP 28857595A JP 28857595 A JP28857595 A JP 28857595A JP H09133270 A JPH09133270 A JP H09133270A
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- JP
- Japan
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- polyethylene
- pipe
- density
- density polyethylene
- catalyst
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧縮復元率、圧縮荷重、及び耐低温衝撃性、
耐曲げ荷重性にもすぐれ、電線管や通信用ケーブルの保
護管、給水・給湯配管等の「さや管」としても好適なポ
リエチレン可撓管を提供する。 【解決手段】 ポリエチレンを原料とする可撓管におい
て、主原料であるポリエチレンが、密度０．９５０〜
０．９６５ｇ／ｃｍ3 である高密度ポリエチレン９０〜
９９重量部、及びエチレンとα−オレフィンとがメタロ
セン化合物を触媒として重合された共重合体である密度
０．８４０〜０．９１０ｇ／ｃｍ3 の低密度ポリエチレ
ン１０〜１重量部とからなることを特徴とする。
耐曲げ荷重性にもすぐれ、電線管や通信用ケーブルの保
護管、給水・給湯配管等の「さや管」としても好適なポ
リエチレン可撓管を提供する。 【解決手段】 ポリエチレンを原料とする可撓管におい
て、主原料であるポリエチレンが、密度０．９５０〜
０．９６５ｇ／ｃｍ3 である高密度ポリエチレン９０〜
９９重量部、及びエチレンとα−オレフィンとがメタロ
セン化合物を触媒として重合された共重合体である密度
０．８４０〜０．９１０ｇ／ｃｍ3 の低密度ポリエチレ
ン１０〜１重量部とからなることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線管、また、通
信用ケーブルの保護管、給水・給湯配管工事の際の「さ
や管」等として用いられる可撓性のポリエチレン管に関
する。
信用ケーブルの保護管、給水・給湯配管工事の際の「さ
や管」等として用いられる可撓性のポリエチレン管に関
する。
【０００２】
【従来の技術】電線管、また、通信用ケーブルの保護
管、給水・給湯配管工事の際の「さや管」等として、高
密度ポリエチレンからなる単層の管が従来から用いられ
ている。また、可撓管をポリエチレンと軟質ポリ塩化ビ
ニルとの２層構成としたものも利用されている。
管、給水・給湯配管工事の際の「さや管」等として、高
密度ポリエチレンからなる単層の管が従来から用いられ
ている。また、可撓管をポリエチレンと軟質ポリ塩化ビ
ニルとの２層構成としたものも利用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ポリエチレンと軟質ポ
リ塩化ビニルとの２層構成からなるものは、廃棄処分と
して焼却した際にハロゲンガスが発生して環境を悪く
し、リサイクルも困難であるなどの問題がある。そこで
近年ではこのような問題のないポリエチレンのみを主原
料としたものが望まれている。しかし、従来の高密度ポ
リエチレンだけを原料としたものは、耐圧縮偏平性（圧
縮復元率、圧縮荷重）と耐低温衝撃性（シャルピーまた
はアイゾット衝撃強度）、柔軟性（耐曲げ荷重）におけ
るバランスの面で更なる改良が求められている。即ち、
耐圧縮偏平強度、及び低温における耐衝撃性にすぐれ、
柔軟性にも富む可撓管が要求されている。
リ塩化ビニルとの２層構成からなるものは、廃棄処分と
して焼却した際にハロゲンガスが発生して環境を悪く
し、リサイクルも困難であるなどの問題がある。そこで
近年ではこのような問題のないポリエチレンのみを主原
料としたものが望まれている。しかし、従来の高密度ポ
リエチレンだけを原料としたものは、耐圧縮偏平性（圧
縮復元率、圧縮荷重）と耐低温衝撃性（シャルピーまた
はアイゾット衝撃強度）、柔軟性（耐曲げ荷重）におけ
るバランスの面で更なる改良が求められている。即ち、
耐圧縮偏平強度、及び低温における耐衝撃性にすぐれ、
柔軟性にも富む可撓管が要求されている。
【０００４】本発明は上記従来の問題点を解消し、圧縮
復元率、圧縮荷重、及び耐低温衝撃性、耐曲げ荷重性に
もすぐれ、電線管や通信用ケーブルの保護管、給水・給
湯配管等の「さや管」としても好適なポリエチレン可撓
管を提供することを目的とする。
復元率、圧縮荷重、及び耐低温衝撃性、耐曲げ荷重性に
もすぐれ、電線管や通信用ケーブルの保護管、給水・給
湯配管等の「さや管」としても好適なポリエチレン可撓
管を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のポリエチレン可
撓管は、ポリエチレンを原料とする可撓管において、主
原料であるポリエチレンが、密度０．９５０〜０．９６
５ｇ／ｃｍ3 である高密度ポリエチレン９０〜９９重量
部、及びエチレンとα−オレフィンとがメタロセン化合
物を触媒として重合された共重合体である密度０．８４
０〜０．９１０ｇ／ｃｍ3 の低密度ポリエチレン１０〜
１重量部とからなることを特徴とするものである。
撓管は、ポリエチレンを原料とする可撓管において、主
原料であるポリエチレンが、密度０．９５０〜０．９６
５ｇ／ｃｍ3 である高密度ポリエチレン９０〜９９重量
部、及びエチレンとα−オレフィンとがメタロセン化合
物を触媒として重合された共重合体である密度０．８４
０〜０．９１０ｇ／ｃｍ3 の低密度ポリエチレン１０〜
１重量部とからなることを特徴とするものである。
【０００６】本発明で使用する低密度ポリエチレンは、
エチレンとα−オレフィンとの共重合体である。α−オ
レフィンとしては、例えば、プロピレン、１−ブテン、
１−ペンテン、１−ヘキセン、４−メチル１−ペンテ
ン、１−ヘプテン、及び１−オクテン等が挙げられる。
上記低密度ポリエチレンは、重合触媒として四価の遷移
金属を含むメタロセン化合物を触媒として用いて、エチ
レンとα−オレフィンとを共重合して得られたポリエチ
レン系樹脂であり、更に、エチレンとα−オレフィンと
の該共重合体は密度が０．８４０〜０．９１０ｇ／ｃｍ
3 である。
エチレンとα−オレフィンとの共重合体である。α−オ
レフィンとしては、例えば、プロピレン、１−ブテン、
１−ペンテン、１−ヘキセン、４−メチル１−ペンテ
ン、１−ヘプテン、及び１−オクテン等が挙げられる。
上記低密度ポリエチレンは、重合触媒として四価の遷移
金属を含むメタロセン化合物を触媒として用いて、エチ
レンとα−オレフィンとを共重合して得られたポリエチ
レン系樹脂であり、更に、エチレンとα−オレフィンと
の該共重合体は密度が０．８４０〜０．９１０ｇ／ｃｍ
3 である。
【０００７】メタロセン化合物とは、一般に遷移金属を
π電子系の不飽和化合物で挟んだ構造の化合物を指し、
ビス（シクロペンタジニエル）金属錯体が代表的なもの
である。本発明で使用するメタロセン化合物として、具
体的にはチタン、ジルコニウム、ニッケル、パラジウ
ム、ハフニウム、白金等の四価の遷移金属に、１または
２以上のシクロペンタジニエル環又はその類縁体がリガ
ンド（配位子）として存在する化合物が挙げられる。
π電子系の不飽和化合物で挟んだ構造の化合物を指し、
ビス（シクロペンタジニエル）金属錯体が代表的なもの
である。本発明で使用するメタロセン化合物として、具
体的にはチタン、ジルコニウム、ニッケル、パラジウ
ム、ハフニウム、白金等の四価の遷移金属に、１または
２以上のシクロペンタジニエル環又はその類縁体がリガ
ンド（配位子）として存在する化合物が挙げられる。
【０００８】リガンドの具体例としては、シクロペンタ
ジニエル環；炭化水素−置換炭化水素基または炭化水素
−置換メタロイド基により置換されたシクロペンタジニ
エル環；シクロペンタジニエルオリゴマー環；インデニ
ル環；及び炭化水素基、置換炭化水素基または炭化水素
−置換メタロイド基により置換されたインデニル環等が
挙げられる。
ジニエル環；炭化水素−置換炭化水素基または炭化水素
−置換メタロイド基により置換されたシクロペンタジニ
エル環；シクロペンタジニエルオリゴマー環；インデニ
ル環；及び炭化水素基、置換炭化水素基または炭化水素
−置換メタロイド基により置換されたインデニル環等が
挙げられる。
【０００９】これらのπ電子系の不飽和化合物以外に
も、リガンドとして塩素、臭素等の一価のアニオンリガ
ンド、または二価のアニオンキレートリガンド、炭化水
素、アルコキシド、アリールアミド、アリールオキシ
ド、アミド、アリールアミド、ホスフィド、アリールホ
スフィド等が遷移金属原子に配位結合していてもよい。
も、リガンドとして塩素、臭素等の一価のアニオンリガ
ンド、または二価のアニオンキレートリガンド、炭化水
素、アルコキシド、アリールアミド、アリールオキシ
ド、アミド、アリールアミド、ホスフィド、アリールホ
スフィド等が遷移金属原子に配位結合していてもよい。
【００１０】シクロペンタジニエル環に置換する炭化水
素基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル、アミル、アソアミル、ヘキシル、イソブチル、ヘ
プチル、オクチル、ノニル、デシル、セチル、２−エチ
ルヘキシル、フェニル等が挙げられる。
素基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル、アミル、アソアミル、ヘキシル、イソブチル、ヘ
プチル、オクチル、ノニル、デシル、セチル、２−エチ
ルヘキシル、フェニル等が挙げられる。
【００１１】このようなメタロセン化合物としては、例
えば、シクロペンタジニエルチタニウムトリス（ジメチ
ルアミド）、メチルシクロペンタジニエルチタニウムト
リス（ジメチルアミド）、ビス（シクロペンタジニエ
ル）チタニウムジクロリド、ジメチルシリルテトラメチ
ルシクロペンタジニエル−ｔｅｒｔ−ブチルアミドジル
コニウムジクロリド、ジメチルシリルテトラメチルシク
ロペンタジニエル−ｔｅｒｔ−ブチルアミドハフニウム
ジクロリド、ジメチルシリルテトラメチルシクロペンタ
ジニエル−ｐ−ｎ−ブチルフェニルアミドジルコニウム
ジクロリド、メチルフェニルシリルテトラメチルシクロ
ペンタジニエル−ｔｅｒｔ−ブチルアミドハフニウムジ
クロリド、インデニルチタニウムトリス（ジメチルアミ
ド）、インデニルチタニウムトリス（ジエチルアミ
ド）、インデニルチタニウムトリス（ジ−ｎ−プロピル
アミド）、インデニルチタニウムビス（ジ−ｎ−ブチル
アミド）（ジ−ｎ−プロピルアミド）等を例示できる。
えば、シクロペンタジニエルチタニウムトリス（ジメチ
ルアミド）、メチルシクロペンタジニエルチタニウムト
リス（ジメチルアミド）、ビス（シクロペンタジニエ
ル）チタニウムジクロリド、ジメチルシリルテトラメチ
ルシクロペンタジニエル−ｔｅｒｔ−ブチルアミドジル
コニウムジクロリド、ジメチルシリルテトラメチルシク
ロペンタジニエル−ｔｅｒｔ−ブチルアミドハフニウム
ジクロリド、ジメチルシリルテトラメチルシクロペンタ
ジニエル−ｐ−ｎ−ブチルフェニルアミドジルコニウム
ジクロリド、メチルフェニルシリルテトラメチルシクロ
ペンタジニエル−ｔｅｒｔ−ブチルアミドハフニウムジ
クロリド、インデニルチタニウムトリス（ジメチルアミ
ド）、インデニルチタニウムトリス（ジエチルアミ
ド）、インデニルチタニウムトリス（ジ−ｎ−プロピル
アミド）、インデニルチタニウムビス（ジ−ｎ−ブチル
アミド）（ジ−ｎ−プロピルアミド）等を例示できる。
【００１２】メタロセン化合物は、金属の種類や配位子
の構造を変え、特定の共触媒（助触媒）と組み合わせる
ことにより各種オレフィンの重合の際に触媒としての作
用を発揮する。より具体的に述べると、通常、重合はこ
れらメタロセン化合物に共触媒としてメチルアルミノキ
サン（ＭＡＯ）、ホウ素系化合物等を加えた触媒系で行
われる。メタロセン化合物に対する共触媒の使用割合
は、１０〜１，０００，０００モル倍、好ましくは５０
〜５，０００モル倍である。
の構造を変え、特定の共触媒（助触媒）と組み合わせる
ことにより各種オレフィンの重合の際に触媒としての作
用を発揮する。より具体的に述べると、通常、重合はこ
れらメタロセン化合物に共触媒としてメチルアルミノキ
サン（ＭＡＯ）、ホウ素系化合物等を加えた触媒系で行
われる。メタロセン化合物に対する共触媒の使用割合
は、１０〜１，０００，０００モル倍、好ましくは５０
〜５，０００モル倍である。
【００１３】重合条件については特に制限はなく、例え
ば、不活性媒体を用いる溶液重合法、実質的に不活性媒
体の存在しない塊状重合法、及び気相重合法などを利用
できる。重合温度は通常−１００℃から３００℃、重合
圧力は通常、常圧から１００ｋｇ／ｃｍ2 で行うのが一
般的である。
ば、不活性媒体を用いる溶液重合法、実質的に不活性媒
体の存在しない塊状重合法、及び気相重合法などを利用
できる。重合温度は通常−１００℃から３００℃、重合
圧力は通常、常圧から１００ｋｇ／ｃｍ2 で行うのが一
般的である。
【００１４】メタロセン触媒には活性点の性質が均一で
あるという特徴がある。メタロセン触媒は各活性点が同
じ活性度を備えているので、合成するポリマーの分子
量、分子量分布、組成、組成分布の均一性が高まる。従
って、これらのメタロセン触媒にて重合されたポリオレ
フィンは分子量分布が狭く、共重合体の場合、どの分子
量成分にも共重合体成分がほゞ等しい割合で導入されて
いる。
あるという特徴がある。メタロセン触媒は各活性点が同
じ活性度を備えているので、合成するポリマーの分子
量、分子量分布、組成、組成分布の均一性が高まる。従
って、これらのメタロセン触媒にて重合されたポリオレ
フィンは分子量分布が狭く、共重合体の場合、どの分子
量成分にも共重合体成分がほゞ等しい割合で導入されて
いる。
【００１５】メタロセン化合物を重合触媒として用いて
得られた、エチレンとα−オレフィンとの共重合体とし
ては、例えば、ダウ・ケミカル社の商品名「ＡＦＦＩＮ
ＴＹ」、「ＥＮＧＡＧＥ」、エクソン・ケミカル社の商
品名「ＥＸＡＣＴ」等が市販されている。
得られた、エチレンとα−オレフィンとの共重合体とし
ては、例えば、ダウ・ケミカル社の商品名「ＡＦＦＩＮ
ＴＹ」、「ＥＮＧＡＧＥ」、エクソン・ケミカル社の商
品名「ＥＸＡＣＴ」等が市販されている。
【００１６】本発明では前記高密度ポリエチレン９０〜
９９重量部に、前記低密度ポリエチレンが１０〜１重量
部が配合された原料として用いられる。低密度ポリエチ
レンがこの配合量よりも多すぎても、又、少なすぎても
本発明の目的とする効果が期待できない。
９９重量部に、前記低密度ポリエチレンが１０〜１重量
部が配合された原料として用いられる。低密度ポリエチ
レンがこの配合量よりも多すぎても、又、少なすぎても
本発明の目的とする効果が期待できない。
【００１７】（作用）高密度ポリエチレンと、メタロセ
ン化合物を触媒として重合される低密度ポリエチレンと
がほゞ完全に相溶した極めて高分散性のモルホロジーが
発現される。その結果として圧縮復元率、圧縮荷重と耐
低温衝撃性、曲げ荷重とのバランスが向上する。
ン化合物を触媒として重合される低密度ポリエチレンと
がほゞ完全に相溶した極めて高分散性のモルホロジーが
発現される。その結果として圧縮復元率、圧縮荷重と耐
低温衝撃性、曲げ荷重とのバランスが向上する。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下に本発明ポリエチレン可撓管
の実施例を説明する。 （実施例１）高密度ポリエチレン（旭化成社製，商品名
「サンテックＢ７７０」，密度０．９５５ｇ／ｃｍ3 ）
９８重量部と、メタロセン化合物を触媒として重合した
低密度ポリエチレン（エクソン・ケミカル社，商品名
「ＥＸＡＣＴ４０１１」，密度０．８８５ｇ／ｃｍ3 ）
２重量部とからなる組成物を押出成形して内径２２ｍｍ
の可撓電線管を得た。
の実施例を説明する。 （実施例１）高密度ポリエチレン（旭化成社製，商品名
「サンテックＢ７７０」，密度０．９５５ｇ／ｃｍ3 ）
９８重量部と、メタロセン化合物を触媒として重合した
低密度ポリエチレン（エクソン・ケミカル社，商品名
「ＥＸＡＣＴ４０１１」，密度０．８８５ｇ／ｃｍ3 ）
２重量部とからなる組成物を押出成形して内径２２ｍｍ
の可撓電線管を得た。
【００１９】（実施例２）高密度ポリエチレン（旭化成
社製，商品名「サンテックＢ７７０」，密度０．９５５
ｇ／ｃｍ3 ）９７重量部と、メタロセン化合物を触媒と
して重合した低密度ポリエチレン（エクソン・ケミカル
社，商品名「ＥＸＡＣＴ３０２７」，密度０．９００ｇ
／ｃｍ3 ）３重量部とからなる組成物を押出成形して外
径２２ｍｍの可撓電線管を得た。
社製，商品名「サンテックＢ７７０」，密度０．９５５
ｇ／ｃｍ3 ）９７重量部と、メタロセン化合物を触媒と
して重合した低密度ポリエチレン（エクソン・ケミカル
社，商品名「ＥＸＡＣＴ３０２７」，密度０．９００ｇ
／ｃｍ3 ）３重量部とからなる組成物を押出成形して外
径２２ｍｍの可撓電線管を得た。
【００２０】（比較例１）原料として高密度ポリエチレ
ン（旭化成社製，商品名「サンテックＢ７７０」，密度
０．９５５ｇ／ｃｍ3 ）だけを用いて実施例１と同様に
して外径２２ｍｍの可撓電線管を得た。
ン（旭化成社製，商品名「サンテックＢ７７０」，密度
０．９５５ｇ／ｃｍ3 ）だけを用いて実施例１と同様に
して外径２２ｍｍの可撓電線管を得た。
【００２１】（比較例２）高密度ポリエチレン（旭化成
社製，商品名「サンテックＢ７７０」，密度０．９５５
ｇ／ｃｍ3 ）５０重量部と、メタロセン化合物を触媒と
して重合した低密度ポリエチレン（エクソン・ケミカル
社，商品名「ＥＸＡＣＴ３０２７」，密度０．９００ｇ
／ｃｍ3 ）５０重量部とからなる組成物を押出成形して
外径２２ｍｍの可撓電線管を得た。
社製，商品名「サンテックＢ７７０」，密度０．９５５
ｇ／ｃｍ3 ）５０重量部と、メタロセン化合物を触媒と
して重合した低密度ポリエチレン（エクソン・ケミカル
社，商品名「ＥＸＡＣＴ３０２７」，密度０．９００ｇ
／ｃｍ3 ）５０重量部とからなる組成物を押出成形して
外径２２ｍｍの可撓電線管を得た。
【００２２】以上、実施例１、２及び比較例１、２で得
た可撓電線管について、以下に示す項目をそれぞれの方
法に従って測定した。その結果を表１及び表２に示す。 （１）目付重量測定 試料を５０ｍｍのＬ型鋼に固定し、真っ直ぐに延ばした
状態で１ｍの位置に印を付け、この部分を塩化ビニルカ
ッターで垂直に切断し、計量器で重量を測定する。 （２）外径測定 管端部の外周の１／２を均等に４等分位置に印を付け、
その４点をノギスで測定した平均値を外径とした。 （３）内径測定 管端部の内周の１／２を均等に４等分位置に印を付け、
その４点をノギスで測定した平均値を内径とした。 （４）肉厚測定 管の任意の位置を軸方向にカッターで半割りし、切断し
た山部・谷部の肉厚をノギスで測定した。 （５）圧縮復元試験 ＪＩＳ Ｃ８４１１に準じて行った。この値は小さいほ
ど好ましい。 （６）曲げ荷重の測定 試料の長さを３０ｃｍとし、円柱状の木材を断面で４等
分した木片の円周面で周方向に沿わせて試料の上端部を
ばね秤で引張り、木片の外周端部に管の端部外周が接触
したときの荷重を測定した。この荷重の値は１．５〜
３．０ｋｇの範囲が好ましい。
た可撓電線管について、以下に示す項目をそれぞれの方
法に従って測定した。その結果を表１及び表２に示す。 （１）目付重量測定 試料を５０ｍｍのＬ型鋼に固定し、真っ直ぐに延ばした
状態で１ｍの位置に印を付け、この部分を塩化ビニルカ
ッターで垂直に切断し、計量器で重量を測定する。 （２）外径測定 管端部の外周の１／２を均等に４等分位置に印を付け、
その４点をノギスで測定した平均値を外径とした。 （３）内径測定 管端部の内周の１／２を均等に４等分位置に印を付け、
その４点をノギスで測定した平均値を内径とした。 （４）肉厚測定 管の任意の位置を軸方向にカッターで半割りし、切断し
た山部・谷部の肉厚をノギスで測定した。 （５）圧縮復元試験 ＪＩＳ Ｃ８４１１に準じて行った。この値は小さいほ
ど好ましい。 （６）曲げ荷重の測定 試料の長さを３０ｃｍとし、円柱状の木材を断面で４等
分した木片の円周面で周方向に沿わせて試料の上端部を
ばね秤で引張り、木片の外周端部に管の端部外周が接触
したときの荷重を測定した。この荷重の値は１．５〜
３．０ｋｇの範囲が好ましい。
【００２３】
【表１】
【００２４】
【表２】
【００２５】表１により、実施例１、２のものは圧縮復
元率、圧縮荷重、及び低温（１０℃）における曲げ荷重
についてバランスがよいことが判る。特に曲げ強度が
１．５〜３．０ｋｇの範囲であるため、実際に電線管や
通信用ケーブルの保護管に使用したところ、適度に柔軟
性があるため保護管の中に容易に電線管を挿入できた。
しかし、表２により判るように、比較例１のものは特に
低温における曲げ荷重が大であり、柔軟性に劣る。又、
比較例２のものは低密度ポリエチレンの配合量が多すぎ
るので柔らかすぎ、大きい圧縮荷重に耐えられない。
元率、圧縮荷重、及び低温（１０℃）における曲げ荷重
についてバランスがよいことが判る。特に曲げ強度が
１．５〜３．０ｋｇの範囲であるため、実際に電線管や
通信用ケーブルの保護管に使用したところ、適度に柔軟
性があるため保護管の中に容易に電線管を挿入できた。
しかし、表２により判るように、比較例１のものは特に
低温における曲げ荷重が大であり、柔軟性に劣る。又、
比較例２のものは低密度ポリエチレンの配合量が多すぎ
るので柔らかすぎ、大きい圧縮荷重に耐えられない。
【００２６】
【発明の効果】本発明ポリエチレン可撓管は以上の構成
であるから、圧縮復元率、圧縮荷重、及び耐低温衝撃
性、耐曲げ荷重性とのバランスにすぐれ、電線管や通信
用ケーブルの保護管、給水・給湯配管等の「さや管」と
して好適に使用できる。
であるから、圧縮復元率、圧縮荷重、及び耐低温衝撃
性、耐曲げ荷重性とのバランスにすぐれ、電線管や通信
用ケーブルの保護管、給水・給湯配管等の「さや管」と
して好適に使用できる。
Claims (1)
- 【請求項１】 ポリエチレンを原料とする可撓管におい
て、主原料であるポリエチレンが、密度０．９５０〜
０．９６５ｇ／ｃｍ3 である高密度ポリエチレン９０〜
９９重量部、及びエチレンとα−オレフィンとがメタロ
セン化合物を触媒として重合された共重合体である密度
０．８４０〜０．９１０ｇ／ｃｍ3 の低密度ポリエチレ
ン１０〜１重量部とからなることを特徴とするポリエチ
レン可撓管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28857595A JPH09133270A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | ポリエチレン可撓管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28857595A JPH09133270A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | ポリエチレン可撓管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09133270A true JPH09133270A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17732045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28857595A Pending JPH09133270A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | ポリエチレン可撓管 |
Country Status (1)
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1995
- 1995-11-07 JP JP28857595A patent/JPH09133270A/ja active Pending
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