JPH09133028A - ガスタービン用ロータ冷却空気フィルタ - Google Patents
ガスタービン用ロータ冷却空気フィルタInfo
- Publication number
- JPH09133028A JPH09133028A JP7294158A JP29415895A JPH09133028A JP H09133028 A JPH09133028 A JP H09133028A JP 7294158 A JP7294158 A JP 7294158A JP 29415895 A JP29415895 A JP 29415895A JP H09133028 A JPH09133028 A JP H09133028A
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- gas turbine
- air
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 第二種圧力容器に該当し、高温・高圧の多量
の空気を処理できるコンパクトなガスタービン用ロータ
冷却空気フィルタを提供する。 【解決手段】 このフィルタ１を構成する外筒４は、空
気入口側にフランジ２、空気出口側に鏡板３を設けてい
る。フランジ２には空気入口穴５を有するフランジ６が
取付けられ、鏡板３には空気出口穴１１が設けられてい
る。フランジ６の内側には、中空長方形の金属製エレメ
ント７が積層して取付けられている。金属製エレメント
７の内側からブリード管８が取出されていてタービン排
気等に接続されており、空気の一部を抽気してエレメン
ト７を自動洗浄するようにしてある。
の空気を処理できるコンパクトなガスタービン用ロータ
冷却空気フィルタを提供する。 【解決手段】 このフィルタ１を構成する外筒４は、空
気入口側にフランジ２、空気出口側に鏡板３を設けてい
る。フランジ２には空気入口穴５を有するフランジ６が
取付けられ、鏡板３には空気出口穴１１が設けられてい
る。フランジ６の内側には、中空長方形の金属製エレメ
ント７が積層して取付けられている。金属製エレメント
７の内側からブリード管８が取出されていてタービン排
気等に接続されており、空気の一部を抽気してエレメン
ト７を自動洗浄するようにしてある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はガスタービン用ロー
タ冷却空気フィルタに関する。
タ冷却空気フィルタに関する。
【０００２】
【従来の技術】ガスタービンでは、ガスタービンロータ
及び動静翼の各迷路に空気を送り込み金属温度を下げる
ことにより部品の長寿命化を計っている。この冷却空気
の空気源は、ガスタービン自身の軸流圧縮機の吐出空気
を抽気して賄っている。
及び動静翼の各迷路に空気を送り込み金属温度を下げる
ことにより部品の長寿命化を計っている。この冷却空気
の空気源は、ガスタービン自身の軸流圧縮機の吐出空気
を抽気して賄っている。
【０００３】この抽気管路には冷却空気フィルタが取り
付けられるが、そのフィルタの型式としては、様々なエ
レメント種類、構造のものが開発されている。
付けられるが、そのフィルタの型式としては、様々なエ
レメント種類、構造のものが開発されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにガスター
ビン用ロータ冷却空気の空気源は、ガスタービン自身の
軸流圧縮機の吐出空気を抽気して賄っている。そのため
ロータ冷却空気は高温・高圧であるうえ、多量の空気量
を必要とする。
ビン用ロータ冷却空気の空気源は、ガスタービン自身の
軸流圧縮機の吐出空気を抽気して賄っている。そのため
ロータ冷却空気は高温・高圧であるうえ、多量の空気量
を必要とする。
【０００５】一方、ロータ冷却空気に対するフィルタは
大きさに制限があるのでフィルタを通る空気は高速空気
流（３０ｍ／ｓ）である。また、その冷却空気は高精度
部品への供給であるのでロータ冷却空気のフィルタは高
性能（５μ）で自動洗浄式フィルタでなければならな
い。また、ガスタービン用ロータ冷却空気のフィルタを
入れる容器は第二種圧力容器に該当する。しかしこれら
の要求を全部満足させるフィルタは未だ存在しない。
大きさに制限があるのでフィルタを通る空気は高速空気
流（３０ｍ／ｓ）である。また、その冷却空気は高精度
部品への供給であるのでロータ冷却空気のフィルタは高
性能（５μ）で自動洗浄式フィルタでなければならな
い。また、ガスタービン用ロータ冷却空気のフィルタを
入れる容器は第二種圧力容器に該当する。しかしこれら
の要求を全部満足させるフィルタは未だ存在しない。
【０００６】本発明は、第二種圧力容器に該当し、か
つ、高温・高圧の多量の空気を処理できるコンパクトな
ガスタービン用ロータ冷却空気フィルタを提供すること
を課題としている。
つ、高温・高圧の多量の空気を処理できるコンパクトな
ガスタービン用ロータ冷却空気フィルタを提供すること
を課題としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、耐圧容器と、同耐圧容器に設けられた空気
入口穴と連通して同耐圧容器内に配設された金属製エレ
メントと、前記空気入口穴及び前記金属製エレメントと
連通し同耐圧容器の外へ通ずるブリード管とを備え、か
つ、前記耐圧容器には前記金属製エレメントの下流側に
空気出口穴が設けられている構造のガスタービン用ロー
タ冷却空気フィルタを提供する。
決するため、耐圧容器と、同耐圧容器に設けられた空気
入口穴と連通して同耐圧容器内に配設された金属製エレ
メントと、前記空気入口穴及び前記金属製エレメントと
連通し同耐圧容器の外へ通ずるブリード管とを備え、か
つ、前記耐圧容器には前記金属製エレメントの下流側に
空気出口穴が設けられている構造のガスタービン用ロー
タ冷却空気フィルタを提供する。
【０００８】本発明のロータ冷却空気フィルタを構成す
る耐圧容器の一例として、空気入口側にフランジ面を有
し空気出口側に鏡板を使ってワイングラス状に形成され
た外筒を用いるのが好ましい。
る耐圧容器の一例として、空気入口側にフランジ面を有
し空気出口側に鏡板を使ってワイングラス状に形成され
た外筒を用いるのが好ましい。
【０００９】本発明のフィルタで用いる金属製エレメン
トとしては、例えば５μ級の中空長方形のものを積層し
て用いてよい。また、本発明によるフィルタに設けたブ
リード管の端末はタービン排気等に接続する。
トとしては、例えば５μ級の中空長方形のものを積層し
て用いてよい。また、本発明によるフィルタに設けたブ
リード管の端末はタービン排気等に接続する。
【００１０】本発明によるガスタービン用ロータ冷却空
気フィルタは前記したように耐圧容器を用いており、第
二種圧力容器を満足するものである。フィルタエレメン
トは、ステンレス鋼材（ＳＵＳ３０４）等の金属製エレ
メントを用いており、高温・高圧に対し充分耐用がある
うえ、エレメントの濾過精度は５μ以下とすることがで
きる。
気フィルタは前記したように耐圧容器を用いており、第
二種圧力容器を満足するものである。フィルタエレメン
トは、ステンレス鋼材（ＳＵＳ３０４）等の金属製エレ
メントを用いており、高温・高圧に対し充分耐用がある
うえ、エレメントの濾過精度は５μ以下とすることがで
きる。
【００１１】また、金属製エレメント内から耐圧容器外
にブリード管が引き出されていて常時通過空気流量の５
〜１０％量の抽気が可能なので、捕獲された粉塵はその
抽気の流れに乗ってガスタービン排気側に放出され常時
自動洗浄がなされる。
にブリード管が引き出されていて常時通過空気流量の５
〜１０％量の抽気が可能なので、捕獲された粉塵はその
抽気の流れに乗ってガスタービン排気側に放出され常時
自動洗浄がなされる。
【００１２】本発明によれば、以上の作用によってガス
タービン用ロータ冷却空気フィルタとして要求される要
素を全て備えたフィルタが提供される。
タービン用ロータ冷却空気フィルタとして要求される要
素を全て備えたフィルタが提供される。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態によ
るガスタービン用ロータ冷却空気フィルタを図１，図２
に基づいて具体的に説明する。なお、図１はロータ冷却
空気フィルタの断面図、図２は空気入口側の側面図であ
る。
るガスタービン用ロータ冷却空気フィルタを図１，図２
に基づいて具体的に説明する。なお、図１はロータ冷却
空気フィルタの断面図、図２は空気入口側の側面図であ
る。
【００１４】図１，図２に示すガスタービン用ロータ冷
却空気フィルタ１は、空気入口側となる方にフランジ２
を有し空気出口側となる方には鏡板３が使われていて、
ワイングラス状に形成された外筒４を有している。
却空気フィルタ１は、空気入口側となる方にフランジ２
を有し空気出口側となる方には鏡板３が使われていて、
ワイングラス状に形成された外筒４を有している。
【００１５】外筒４のフランジ２の面には、空気入口穴
５を有するフランジ６が取り付けられている。フランジ
６の外筒４の内面側には、中空長方形の金属製エレメン
ト７が積層されてフランジ６に取り付けられている。
５を有するフランジ６が取り付けられている。フランジ
６の外筒４の内面側には、中空長方形の金属製エレメン
ト７が積層されてフランジ６に取り付けられている。
【００１６】また金属製エレメント７の内側からブリー
ド管８が取り出されていて、そのブリード管８は、外筒
４外のタービン排気等に接続されるようになっている。
金属製エレメント７を通過した空気は白矢印で示すよう
に、空気出口穴１１から取り出される。なお、符号９は
吊り金具、符号１０は取付台である。
ド管８が取り出されていて、そのブリード管８は、外筒
４外のタービン排気等に接続されるようになっている。
金属製エレメント７を通過した空気は白矢印で示すよう
に、空気出口穴１１から取り出される。なお、符号９は
吊り金具、符号１０は取付台である。
【００１７】このフィルタ１の構造によれば、外筒４は
耐圧容器で第二種圧力容器を満足させることができ、ま
た、金属製エレメント７を用いた高性能フィルタであ
り、更に、空気入口穴５及び金属製エレメント７と連通
したブリード管８によって通過空気の一部を抽気してそ
の金属製エレメント７に捕集された粉塵を放出し常時自
動洗浄ができる。このように本実施形態のフィルタは、
ガスタービン用ロータ冷却空気フィルタとして求められ
る要素は全て兼ね備えることになる。
耐圧容器で第二種圧力容器を満足させることができ、ま
た、金属製エレメント７を用いた高性能フィルタであ
り、更に、空気入口穴５及び金属製エレメント７と連通
したブリード管８によって通過空気の一部を抽気してそ
の金属製エレメント７に捕集された粉塵を放出し常時自
動洗浄ができる。このように本実施形態のフィルタは、
ガスタービン用ロータ冷却空気フィルタとして求められ
る要素は全て兼ね備えることになる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガスター
ビン用ロータ冷却空気フィルタの構造によれば、ガスタ
ービン用ロータ冷却空気フィルタに求められる要素を全
て兼ね備えることになる。
ビン用ロータ冷却空気フィルタの構造によれば、ガスタ
ービン用ロータ冷却空気フィルタに求められる要素を全
て兼ね備えることになる。
【００１９】特に金属製エレメントを用いて高性能化さ
れ、また、ブリード管による自動洗浄式であるためガス
タービンの長寿命、消耗取替部品（Hot Parts ）の減
少、そしてまたメンテナンスフリーの状態で冷却空気各
迷路穴の目詰りの防止を可能にする。
れ、また、ブリード管による自動洗浄式であるためガス
タービンの長寿命、消耗取替部品（Hot Parts ）の減
少、そしてまたメンテナンスフリーの状態で冷却空気各
迷路穴の目詰りの防止を可能にする。
【図１】本発明の実施の一形態に係るガスタービン用ロ
ータ冷却空気フィルタの断面図。
ータ冷却空気フィルタの断面図。
【図２】図１に示された冷却空気フィルタにおける空気
入口側の側面図。
入口側の側面図。
１ ガスタービン用ロータ冷却空気フィルタ ２ フランジ ３ 鏡板 ４ 外筒 ５ 空気入口穴 ６ フランジ ７ 金属製エレメント ８ ブリード管 ９ 吊り金具 １０ 取付台 １１ 空気出口穴
Claims (1)
- 【請求項１】 耐圧容器と、同耐圧容器に設けられた空
気入口穴と連通して同耐圧容器内に配設された金属製エ
レメントと、前記空気入口穴及び前記金属製エレメント
と連通し同耐圧容器の外へ通ずるブリード管とを備え、
前記耐圧容器には前記金属製エレメントの下流側に空気
出口穴が設けられていることを特徴とするガスタービン
用ロータ冷却空気フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29415895A JP2961075B2 (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | ガスタービン用ロータ冷却空気フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29415895A JP2961075B2 (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | ガスタービン用ロータ冷却空気フィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09133028A true JPH09133028A (ja) | 1997-05-20 |
| JP2961075B2 JP2961075B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=17804070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29415895A Expired - Lifetime JP2961075B2 (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | ガスタービン用ロータ冷却空気フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2961075B2 (ja) |
Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53107784A (en) * | 1976-12-07 | 1978-09-20 | Pall Corp | Air cleaner for turbine engine |
| JPS6098729U (ja) * | 1983-12-12 | 1985-07-05 | 株式会社東芝 | ガスタ−ビンの吸気フイルタ |
| JPH02248630A (ja) * | 1989-03-22 | 1990-10-04 | Hitachi Ltd | ガスタービン |
| JPH02267326A (ja) * | 1989-04-07 | 1990-11-01 | Jinichi Nishiwaki | ブレード冷却用空気から細塵を除去するフィルタ装置を設けたガスタービン |
| JPH0584412A (ja) * | 1991-09-26 | 1993-04-06 | Hitachi Ltd | 脱塵システム及びそれを用いる発電プラント |
| JPH0526130U (ja) * | 1991-09-13 | 1993-04-06 | 富士写真フイルム株式会社 | 金属製フイルタ |
| JPH05154322A (ja) * | 1991-12-05 | 1993-06-22 | Kitz Corp | 金属フィルタ |
| JPH05212228A (ja) * | 1992-02-03 | 1993-08-24 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 高温高圧脱塵装置 |
| JPH05317624A (ja) * | 1992-05-13 | 1993-12-03 | Nippon Seisen Co Ltd | 多孔体結合部材、それを用いるフィルター装置、および多孔体結合部材の製造方法 |
-
1995
- 1995-11-13 JP JP29415895A patent/JP2961075B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53107784A (en) * | 1976-12-07 | 1978-09-20 | Pall Corp | Air cleaner for turbine engine |
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| JPH05317624A (ja) * | 1992-05-13 | 1993-12-03 | Nippon Seisen Co Ltd | 多孔体結合部材、それを用いるフィルター装置、および多孔体結合部材の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2961075B2 (ja) | 1999-10-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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