JPH0913285A - マーキングシートおよびこれを用いるオリジナルマークの作製方法 - Google Patents
マーキングシートおよびこれを用いるオリジナルマークの作製方法Info
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- JPH0913285A JPH0913285A JP7180829A JP18082995A JPH0913285A JP H0913285 A JPH0913285 A JP H0913285A JP 7180829 A JP7180829 A JP 7180829A JP 18082995 A JP18082995 A JP 18082995A JP H0913285 A JPH0913285 A JP H0913285A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 1回のカッティングおよび1回の熱圧着によ
り、模様等の入ったオリジナルマークを作製できるマー
キングシートおよびオリジナルマークの作製方法を得
る。 【構成】 支持体1上に、支持体1側から順に、模様層
2、着色層3および熱溶融性接着層4を順次積層してな
る皮膜5を設けたマーキングシート6であって、支持体
1とこれに接する模様層2との層間、模様層2と着色層
3の層間が剥離可能であり、熱圧着することによって模
様層2と着色層3の層間が剥離困難となるよう構成す
る。
り、模様等の入ったオリジナルマークを作製できるマー
キングシートおよびオリジナルマークの作製方法を得
る。 【構成】 支持体1上に、支持体1側から順に、模様層
2、着色層3および熱溶融性接着層4を順次積層してな
る皮膜5を設けたマーキングシート6であって、支持体
1とこれに接する模様層2との層間、模様層2と着色層
3の層間が剥離可能であり、熱圧着することによって模
様層2と着色層3の層間が剥離困難となるよう構成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1回のカッティングお
よび1回の熱圧着により、模様等の入ったオリジナルマ
ークを作製できるマーキングシートおよびオリジナルマ
ークの作製方法に関する。
よび1回の熱圧着により、模様等の入ったオリジナルマ
ークを作製できるマーキングシートおよびオリジナルマ
ークの作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
転写シートは支持体が離型紙であったり、または、アプ
リケーションフィルムと呼ばれる弱い粘接着剤の付いた
フィルムを用いて転写するという方法であった。しか
し、これらの方法では位置合わせ等の作業が非常に煩雑
となり、転写不良が多く発生するという欠点があった。
この様な欠点を大幅に改善すべく、プラスチックフィル
ム支持体上に着色層及び熱溶融性接着層を積層したマー
キングシートが提案され広く使用されるようになった
(特開平2−196693号、特開平3−45672
号、特開平3−244682号、実開平6−55734
号等)。
転写シートは支持体が離型紙であったり、または、アプ
リケーションフィルムと呼ばれる弱い粘接着剤の付いた
フィルムを用いて転写するという方法であった。しか
し、これらの方法では位置合わせ等の作業が非常に煩雑
となり、転写不良が多く発生するという欠点があった。
この様な欠点を大幅に改善すべく、プラスチックフィル
ム支持体上に着色層及び熱溶融性接着層を積層したマー
キングシートが提案され広く使用されるようになった
(特開平2−196693号、特開平3−45672
号、特開平3−244682号、実開平6−55734
号等)。
【0003】しかし、2色以上を用いたオリジナルマー
クを作製する場合、所望の図形にカットしたマーキング
シートを一度被貼着物に熱圧着した後、その上に別の色
のマーキングシートを異なる大きさにカットし、重ね合
わせて再度熱圧着するという作業を繰り返し行わなけれ
ばならず作業性がたいへん悪い。さらに、このような作
業中に、重ねた部分に気泡が入ってしまったり、位置合
わせにズレが生じたりして、著しく商品価値を低下させ
るという問題があった。また、色彩も単色の組み合わせ
でしかできず、グラデーションやドット、ライン等の各
種パターンの入った模様入りのマークを得ることはでき
なかった。
クを作製する場合、所望の図形にカットしたマーキング
シートを一度被貼着物に熱圧着した後、その上に別の色
のマーキングシートを異なる大きさにカットし、重ね合
わせて再度熱圧着するという作業を繰り返し行わなけれ
ばならず作業性がたいへん悪い。さらに、このような作
業中に、重ねた部分に気泡が入ってしまったり、位置合
わせにズレが生じたりして、著しく商品価値を低下させ
るという問題があった。また、色彩も単色の組み合わせ
でしかできず、グラデーションやドット、ライン等の各
種パターンの入った模様入りのマークを得ることはでき
なかった。
【0004】また、シルク印刷等の方法によって模様の
入ったマーキングシートを得ることもできるが、この場
合、1枚〜数枚のみの製造はコスト等の問題から不可能
に近く、予め印刷されたものの中から選択するしかない
ため、自己所望のオリジナルマークの作製は実質上なさ
れていなかった。
入ったマーキングシートを得ることもできるが、この場
合、1枚〜数枚のみの製造はコスト等の問題から不可能
に近く、予め印刷されたものの中から選択するしかない
ため、自己所望のオリジナルマークの作製は実質上なさ
れていなかった。
【0005】近年になって、カラーコピー機やカラープ
リンターを用いたオリジナルマークを作製する方法が提
案されている(特開昭52−82509号、特公昭62
−23680号、特開昭63−162299号、特公平
2−34799号、特開平6−239008号等)。こ
れは、トナーやインクを仮接着させる処理を施した紙ま
たはフィルムに出図を行い、これに熱溶融性接着剤を塗
布または転写し、あるいは、予め熱溶融性接着剤までを
塗布した紙またはフィルムに出図を行い、所望以外の部
分に接着剤が付かないよう切り抜き、被貼着物に熱転写
を行うものである。しかし、この方法ではトナー層が薄
いため鮮明な画像が得られなかったり、また、蛍光色の
表現ができないこと、白色のトナーが無いため被貼着物
の地色によってはフルカラーの表現を著しく阻害すると
いう問題があった。
リンターを用いたオリジナルマークを作製する方法が提
案されている(特開昭52−82509号、特公昭62
−23680号、特開昭63−162299号、特公平
2−34799号、特開平6−239008号等)。こ
れは、トナーやインクを仮接着させる処理を施した紙ま
たはフィルムに出図を行い、これに熱溶融性接着剤を塗
布または転写し、あるいは、予め熱溶融性接着剤までを
塗布した紙またはフィルムに出図を行い、所望以外の部
分に接着剤が付かないよう切り抜き、被貼着物に熱転写
を行うものである。しかし、この方法ではトナー層が薄
いため鮮明な画像が得られなかったり、また、蛍光色の
表現ができないこと、白色のトナーが無いため被貼着物
の地色によってはフルカラーの表現を著しく阻害すると
いう問題があった。
【0006】本発明者らは、前記問題について改善すべ
く、貼着方法、使用材料等について多角的に検討した結
果、支持体上に少なくとも1層の模様層、着色層および
熱溶融性接着層が積層されたマーキングシートを使用す
ることにより、1回のカッティングおよび1回の熱圧着
という簡単な作業により、自己所望のオリジナルマーク
を得られることを見いだし、本発明を完成したのであ
る。
く、貼着方法、使用材料等について多角的に検討した結
果、支持体上に少なくとも1層の模様層、着色層および
熱溶融性接着層が積層されたマーキングシートを使用す
ることにより、1回のカッティングおよび1回の熱圧着
という簡単な作業により、自己所望のオリジナルマーク
を得られることを見いだし、本発明を完成したのであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体上に、
前記支持体側から順に少なくとも1層の模様層、着色層
および熱溶融性接着層を順次積層してなる皮膜を設けた
マーキングシートを使用することにより、所望の模様
で、かつ、簡単な作業でオリジナルマークが得られるも
のである。
前記支持体側から順に少なくとも1層の模様層、着色層
および熱溶融性接着層を順次積層してなる皮膜を設けた
マーキングシートを使用することにより、所望の模様
で、かつ、簡単な作業でオリジナルマークが得られるも
のである。
【0008】本発明のマーキングシート6は、図1に示
すように、支持体1上に、模様層2、着色層3および熱
溶融性接着層4を順次積層してなる皮膜5が積層された
構造を有する。なお、図1においては模様層は1層から
なっているが、使用する模様の数だけ模様層を積層する
ことによりオリジナル性の強い模様も表現することがで
きる。2層以上の模様層を有している場合にも1層のも
のと構成、作製方法などはほぼ同様であるため、以下の
説明においては1層の模様層の場合を例にとって進め
る。
すように、支持体1上に、模様層2、着色層3および熱
溶融性接着層4を順次積層してなる皮膜5が積層された
構造を有する。なお、図1においては模様層は1層から
なっているが、使用する模様の数だけ模様層を積層する
ことによりオリジナル性の強い模様も表現することがで
きる。2層以上の模様層を有している場合にも1層のも
のと構成、作製方法などはほぼ同様であるため、以下の
説明においては1層の模様層の場合を例にとって進め
る。
【0009】本発明におけるオリジナルマークの作製方
法は、所望の色、模様等でオリジナルマークを1回のカ
ッティングおよび1回の熱圧着により簡単に作製できる
ことを特徴としている。以下、図面にしたがって説明を
する。
法は、所望の色、模様等でオリジナルマークを1回のカ
ッティングおよび1回の熱圧着により簡単に作製できる
ことを特徴としている。以下、図面にしたがって説明を
する。
【0010】本発明のオリジナルマークの作製方法は、
前述した本発明のマーキングシート6(図3)を用い
て、以下の(1)ないし(7)の工程を順次行うもので
ある。
前述した本発明のマーキングシート6(図3)を用い
て、以下の(1)ないし(7)の工程を順次行うもので
ある。
【0011】(1)マーキングシート6の熱溶融性接着
層4側から支持体1を切断することなく皮膜5をカッテ
ィングする(図4)。 (2)不要部分の少なくとも熱溶融性接着層4を剥離除
去する(図5)。 (3)模様を変更したい部分の皮膜5を支持体1から剥
離する(図6)。 (4)(3)の工程により剥離した皮膜(b)の模様層
のうち少なくとも1層2を全面ないし部分的に剥離除去
する(図7)。 (5)(4)の工程により得られた皮膜(b)の熱溶融
性接着層4の反対面を、支持体1上の所望の位置に貼着
する(図8)。 (6)熱溶融性接着層4と被貼着物8とが対面するよう
に重ね合わせて(図9)熱圧着する(図10)。 (7)支持体1および必要により不要部分の模様層2、
着色層3を剥離除去する(図11)。
層4側から支持体1を切断することなく皮膜5をカッテ
ィングする(図4)。 (2)不要部分の少なくとも熱溶融性接着層4を剥離除
去する(図5)。 (3)模様を変更したい部分の皮膜5を支持体1から剥
離する(図6)。 (4)(3)の工程により剥離した皮膜(b)の模様層
のうち少なくとも1層2を全面ないし部分的に剥離除去
する(図7)。 (5)(4)の工程により得られた皮膜(b)の熱溶融
性接着層4の反対面を、支持体1上の所望の位置に貼着
する(図8)。 (6)熱溶融性接着層4と被貼着物8とが対面するよう
に重ね合わせて(図9)熱圧着する(図10)。 (7)支持体1および必要により不要部分の模様層2、
着色層3を剥離除去する(図11)。
【0012】この方法において、不要部分の少なくとも
熱溶融性接着層4を剥離除去することで、不要部分の皮
膜5が被貼着物8へ転写するのを防止している。ここ
で、不要部分の皮膜5全体を剥離除去すると、貼着前の
段階で、貼着する図柄の輪郭を確認することができる。
また、模様を変更したい部分の皮膜5を支持体1から剥
離し、さらにその皮膜5の模様層2を剥離することによ
り模様を変更することができる。次いで、熱圧着すると
オリジナルマークが作製できる。
熱溶融性接着層4を剥離除去することで、不要部分の皮
膜5が被貼着物8へ転写するのを防止している。ここ
で、不要部分の皮膜5全体を剥離除去すると、貼着前の
段階で、貼着する図柄の輪郭を確認することができる。
また、模様を変更したい部分の皮膜5を支持体1から剥
離し、さらにその皮膜5の模様層2を剥離することによ
り模様を変更することができる。次いで、熱圧着すると
オリジナルマークが作製できる。
【0013】次に、本発明のマーキングシートについて
詳述する。
詳述する。
【0014】支持体1としては、紙、合成紙、樹脂含浸
紙等も使用できるが、実質上透明または半透明なプラス
チックフィルム、例えばポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート等を用いるこ
とが好ましい。支持体1が透明または半透明であれば、
カットして不要部分の皮膜5を剥離除去した後、被貼着
物8に貼着する際の位置合わせが容易である。ゆえに支
持体1の透明性は、被貼着物8の位置が確認できる程度
であれば良い。
紙等も使用できるが、実質上透明または半透明なプラス
チックフィルム、例えばポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート等を用いるこ
とが好ましい。支持体1が透明または半透明であれば、
カットして不要部分の皮膜5を剥離除去した後、被貼着
物8に貼着する際の位置合わせが容易である。ゆえに支
持体1の透明性は、被貼着物8の位置が確認できる程度
であれば良い。
【0015】また、支持体1の積層面側が平滑であれば
光沢画像を得ることができ、粗面化された支持体を使用
すれば艶消しの画像を得ることができる。
光沢画像を得ることができ、粗面化された支持体を使用
すれば艶消しの画像を得ることができる。
【0016】また、カッティングプロッター等でカッテ
ィングする際の滑り性や、製造時にロール状のものを巻
き取った時におこる支持体1と各層とのブロッキング防
止として、非積層面側を粗面化してもよい。
ィングする際の滑り性や、製造時にロール状のものを巻
き取った時におこる支持体1と各層とのブロッキング防
止として、非積層面側を粗面化してもよい。
【0017】支持体1の厚さとしては特に限定はない
が、カッティングや不要部分を剥離する際の作業性の問
題からあまり薄すぎない方が良く、貼着時に支持体1側
から加熱するためあまり厚すぎない方がよい。このた
め、作業の条件や材質等により異なるが、一般に25〜
250μm程度のものが使用される。
が、カッティングや不要部分を剥離する際の作業性の問
題からあまり薄すぎない方が良く、貼着時に支持体1側
から加熱するためあまり厚すぎない方がよい。このた
め、作業の条件や材質等により異なるが、一般に25〜
250μm程度のものが使用される。
【0018】さらに、カッティングした後、支持体1よ
り皮膜5を剥離する場合には、模様層2との適当な接着
力が必要である。このため、使用する支持体によって
は、支持体上に適当な離型処理あるいは下引き処理を施
すことが好ましい。特に下引き処理としては低粘着性を
有する天然および合成ゴム系のものを用いると、皮膜5
をカッティングした後の皮膜脱落もなく、もし誤って皮
膜5を剥離しても再接着できる。これらの下引き処理を
行う場合には、剥離後に下引き処理層が支持体1側に残
るようにした方がよい。ただし、貼着後の模様層2表面
や着色層3表面のタックやブロッキングを防止する為に
模様層2側にタックのない下引き層を残すこともでき
る。
り皮膜5を剥離する場合には、模様層2との適当な接着
力が必要である。このため、使用する支持体によって
は、支持体上に適当な離型処理あるいは下引き処理を施
すことが好ましい。特に下引き処理としては低粘着性を
有する天然および合成ゴム系のものを用いると、皮膜5
をカッティングした後の皮膜脱落もなく、もし誤って皮
膜5を剥離しても再接着できる。これらの下引き処理を
行う場合には、剥離後に下引き処理層が支持体1側に残
るようにした方がよい。ただし、貼着後の模様層2表面
や着色層3表面のタックやブロッキングを防止する為に
模様層2側にタックのない下引き層を残すこともでき
る。
【0019】模様層2は着色層3に模様や色を付けるも
のであるため、透明性を有しかつ被膜形成性のある樹脂
または樹脂溶液が使用される。樹脂としては、特に限定
はしないが、例えば、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系
樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、セルロース系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、
ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、オレフィン系樹
脂、ニトリルゴム等の1種もしくは2種以上の樹脂が使
用できる。また、布地に貼着して使用する場合には、布
地の伸びに追随するために可撓性を有し、さらに洗濯等
により剥離しないよう耐水性を有する樹脂が好ましく使
用され、前記樹脂の中でも特にウレタン系樹脂が好適で
ある。
のであるため、透明性を有しかつ被膜形成性のある樹脂
または樹脂溶液が使用される。樹脂としては、特に限定
はしないが、例えば、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系
樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、セルロース系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、
ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、オレフィン系樹
脂、ニトリルゴム等の1種もしくは2種以上の樹脂が使
用できる。また、布地に貼着して使用する場合には、布
地の伸びに追随するために可撓性を有し、さらに洗濯等
により剥離しないよう耐水性を有する樹脂が好ましく使
用され、前記樹脂の中でも特にウレタン系樹脂が好適で
ある。
【0020】模様層2の膜厚としては、塗膜強度がなく
ならない程度の厚さがあり、カッティング性、生産性等
の観点からあまり厚すぎない程度である5〜150μm
が好ましい。模様層2の模様は、公知の方法にてライン
やドット等のパターン模様を印刷したり、染料を溶解さ
せてグラデーション着色やカラー着色、特に蛍光色の色
付けをしたり、金属粉等を分散してラメ調にしたり、そ
の他プリンターやコピー機等を用いたりして自己所望の
模様を自由に作製してかまわない。
ならない程度の厚さがあり、カッティング性、生産性等
の観点からあまり厚すぎない程度である5〜150μm
が好ましい。模様層2の模様は、公知の方法にてライン
やドット等のパターン模様を印刷したり、染料を溶解さ
せてグラデーション着色やカラー着色、特に蛍光色の色
付けをしたり、金属粉等を分散してラメ調にしたり、そ
の他プリンターやコピー機等を用いたりして自己所望の
模様を自由に作製してかまわない。
【0021】着色層3は、被膜形成性のある樹脂または
樹脂溶液に染料や顔料を分散または溶解したものが使用
される。樹脂としては、例えば、塩化ビニル系樹脂、酢
酸ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、セルロース系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、オレ
フィン系樹脂、ニトリルゴム等の1種もしくは2種以上
の樹脂が使用できる。特に、布地に貼着して使用する場
合には、布地の伸びに追随するために可撓性を有し、さ
らに洗濯等により剥離しないよう耐水性を有する樹脂が
好ましく使用され、上記樹脂の中でも特にウレタン系樹
脂が好適である。
樹脂溶液に染料や顔料を分散または溶解したものが使用
される。樹脂としては、例えば、塩化ビニル系樹脂、酢
酸ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、セルロース系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、オレ
フィン系樹脂、ニトリルゴム等の1種もしくは2種以上
の樹脂が使用できる。特に、布地に貼着して使用する場
合には、布地の伸びに追随するために可撓性を有し、さ
らに洗濯等により剥離しないよう耐水性を有する樹脂が
好ましく使用され、上記樹脂の中でも特にウレタン系樹
脂が好適である。
【0022】着色層3の膜厚としては、塗膜強度がなく
ならない程度の厚さがあり、カッティング性、生産性等
の観点からあまり厚すぎない程度である10〜150μ
mが好ましい。また、着色層3には、通常、染料や顔料
を混入させて着色するが、金属薄膜層などを着色層の上
側または下側に設ければ、着色層に染料や顔料を混入さ
せず無色であってもよく、また、着色層を金属薄膜層な
どで置き換えても良い。
ならない程度の厚さがあり、カッティング性、生産性等
の観点からあまり厚すぎない程度である10〜150μ
mが好ましい。また、着色層3には、通常、染料や顔料
を混入させて着色するが、金属薄膜層などを着色層の上
側または下側に設ければ、着色層に染料や顔料を混入さ
せず無色であってもよく、また、着色層を金属薄膜層な
どで置き換えても良い。
【0023】さらに、熱圧着時の熱により色素が昇華し
やすい繊維からなる生地を被貼着物8として使用する場
合には、着色層に染料が染着してマーク地の色調が変化
しないようにバリアー層を設けることもできる(特開平
7−26479号等)。このバリアー層は、熱溶融性接
着層4とこれに接する着色層3との層間に設けると特に
効果的である。
やすい繊維からなる生地を被貼着物8として使用する場
合には、着色層に染料が染着してマーク地の色調が変化
しないようにバリアー層を設けることもできる(特開平
7−26479号等)。このバリアー層は、熱溶融性接
着層4とこれに接する着色層3との層間に設けると特に
効果的である。
【0024】模様層2および着色層3は、隣接する層間
でカッティングした時に各層間が剥がれない程度の微粘
着性等の性能を有するものが好ましい。粘着性として
は、カッティングした際に模様層2と着色層3との層間
および熱溶融性接着層4とこれに接する着色層3との層
間が剥離、脱落せず、また、非貼着部分(不要部分)の
少なくとも熱溶融性接着層4を剥離除去したり、模様を
変えたい部分の模様層2と着色層3との層間を剥離した
りする際、容易に作業できる程度が好ましい。もし、こ
の模様層2と着色層3との層間に微粘着性を有さないも
のを使用する場合には、例えば図2に示すように、模様
層2と着色層3との層間に微粘着性を有する粘着層7を
設けてもよい。また、前記以外でも模様層2と着色層3
との層間がカッティング等の作業で剥がれないような方
法を用いてもよい。
でカッティングした時に各層間が剥がれない程度の微粘
着性等の性能を有するものが好ましい。粘着性として
は、カッティングした際に模様層2と着色層3との層間
および熱溶融性接着層4とこれに接する着色層3との層
間が剥離、脱落せず、また、非貼着部分(不要部分)の
少なくとも熱溶融性接着層4を剥離除去したり、模様を
変えたい部分の模様層2と着色層3との層間を剥離した
りする際、容易に作業できる程度が好ましい。もし、こ
の模様層2と着色層3との層間に微粘着性を有さないも
のを使用する場合には、例えば図2に示すように、模様
層2と着色層3との層間に微粘着性を有する粘着層7を
設けてもよい。また、前記以外でも模様層2と着色層3
との層間がカッティング等の作業で剥がれないような方
法を用いてもよい。
【0025】さらに模様層2と着色層3との層間および
熱溶融性接着層4とこれに接する着色層3との層間は、
熱圧着後には強固に接着していることが好ましい。熱圧
着後に強固に接着させる方法としては、例えば着色層3
を貼着時の熱によって若干溶融するような材料で構成
し、熱圧着により模様層2と着色層3との層間および熱
溶融性接着層4とこれに接する着色層3との層間を強固
に溶融接着させるような方法があげられる。
熱溶融性接着層4とこれに接する着色層3との層間は、
熱圧着後には強固に接着していることが好ましい。熱圧
着後に強固に接着させる方法としては、例えば着色層3
を貼着時の熱によって若干溶融するような材料で構成
し、熱圧着により模様層2と着色層3との層間および熱
溶融性接着層4とこれに接する着色層3との層間を強固
に溶融接着させるような方法があげられる。
【0026】また、模様層を2層以上積層したマーキン
グシートを使用する場合、模様層相互の層間の性能は、
模様層2と着色層3との層間と同程度の性能を有するこ
とが好ましい。
グシートを使用する場合、模様層相互の層間の性能は、
模様層2と着色層3との層間と同程度の性能を有するこ
とが好ましい。
【0027】前記において使用される粘着層7として
は、常温で微粘着性を有する物質であればよく、この粘
着層7は熱圧着後に模様層2と着色層3とを強固に接着
させることが必要である。さらに雨や洗濯等により剥離
しないよう、耐水性を有するものが好ましい。例えば、
ゴム系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、エチレ
ン・酢酸ビニル系樹脂、スチレン・イソプレン系樹脂等
の有機溶剤または水溶液、水分散物等の種々のタイプが
あげられる。
は、常温で微粘着性を有する物質であればよく、この粘
着層7は熱圧着後に模様層2と着色層3とを強固に接着
させることが必要である。さらに雨や洗濯等により剥離
しないよう、耐水性を有するものが好ましい。例えば、
ゴム系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、エチレ
ン・酢酸ビニル系樹脂、スチレン・イソプレン系樹脂等
の有機溶剤または水溶液、水分散物等の種々のタイプが
あげられる。
【0028】粘着層7は、模様を変えたい部分の模様層
を剥離する際、剥離除去される模様層2側に残って模様
層2と一緒に除去されるものが好ましい。もし剥離した
時に表面になる着色層3上に残る場合には、熱圧着後に
支持体1から容易に剥離できるような樹脂を使用するこ
とが好ましい。また硬化剤をマイクロカプセルに入れ、
樹脂に配合し、圧力を加えてマイクロカプセルを破るこ
とにより硬化させることもできる。さらに、樹脂にアク
リルなどからなるビーズを添加し、そのビーズの添加量
を変えて粘着力を調整してもよい。
を剥離する際、剥離除去される模様層2側に残って模様
層2と一緒に除去されるものが好ましい。もし剥離した
時に表面になる着色層3上に残る場合には、熱圧着後に
支持体1から容易に剥離できるような樹脂を使用するこ
とが好ましい。また硬化剤をマイクロカプセルに入れ、
樹脂に配合し、圧力を加えてマイクロカプセルを破るこ
とにより硬化させることもできる。さらに、樹脂にアク
リルなどからなるビーズを添加し、そのビーズの添加量
を変えて粘着力を調整してもよい。
【0029】熱溶融性接着層4は、被貼着物8の種類に
よって接着の良い材質を選択すると良い。常温でブロッ
キングせず、タックのないものが好適に使用され、貼着
時の温度などの使用条件により異なるが、軟化ないし溶
融が40〜180℃で起こるものが好適に使用できる。
例えば、ビニル系共重合樹脂、オレフィン系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂等の1種もしく
は2種以上が使用される。また、布地に貼着して使用す
る場合には、布地の伸びに追随するために可撓性を有
し、さらに洗濯等の際に剥離しないよう耐水性を有する
樹脂が好ましく使用される。前記樹脂の中でも特にウレ
タン系樹脂が好適である。
よって接着の良い材質を選択すると良い。常温でブロッ
キングせず、タックのないものが好適に使用され、貼着
時の温度などの使用条件により異なるが、軟化ないし溶
融が40〜180℃で起こるものが好適に使用できる。
例えば、ビニル系共重合樹脂、オレフィン系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂等の1種もしく
は2種以上が使用される。また、布地に貼着して使用す
る場合には、布地の伸びに追随するために可撓性を有
し、さらに洗濯等の際に剥離しないよう耐水性を有する
樹脂が好ましく使用される。前記樹脂の中でも特にウレ
タン系樹脂が好適である。
【0030】熱溶融性接着層4の膜厚としては、被貼着
物8により異なるが、被貼着物8が衣類等の繊維製品で
あれば10μm以上あれば接着可能である。接着力を向
上させるためには膜厚が厚い方が好ましいが、あまり厚
くするとカッティング性、生産性等に不都合を生じるこ
とから、200μm以下が好ましい。
物8により異なるが、被貼着物8が衣類等の繊維製品で
あれば10μm以上あれば接着可能である。接着力を向
上させるためには膜厚が厚い方が好ましいが、あまり厚
くするとカッティング性、生産性等に不都合を生じるこ
とから、200μm以下が好ましい。
【0031】熱溶融性接着層4には、必要に応じて着色
剤を含有させることもできる。
剤を含有させることもできる。
【0032】次に、以下の(1)ないし(7)の工程を
順次行う本発明のオリジナルマークの作製方法を用い
て、さらに詳細に本発明のマーキングシート6を説明す
る。
順次行う本発明のオリジナルマークの作製方法を用い
て、さらに詳細に本発明のマーキングシート6を説明す
る。
【0033】(1)マーキングシート6の熱溶融性接着
層4側から支持体1を切断することなく皮膜5をカッテ
ィングする(図4)。 (2)不要部分の皮膜5を剥離除去する(図5)。 (3)模様を変更したい部分の皮膜5を支持体1から剥
離する(図6)。 (4)(3)の工程により剥離した皮膜(b)のうち模
様層2を全面ないし部分的に剥離除去する(図7)。 (5)(4)の工程により得られた皮膜(b)の熱溶融
性接着層4の反対面を、支持体1上の所望の位置に貼着
する(図8)。 (6)熱溶融性接着層4と被貼着物8とが対面するよう
に重ね合わせて(図9)熱圧着する(図10)。 (7)支持体1を剥離除去する(図11)。
層4側から支持体1を切断することなく皮膜5をカッテ
ィングする(図4)。 (2)不要部分の皮膜5を剥離除去する(図5)。 (3)模様を変更したい部分の皮膜5を支持体1から剥
離する(図6)。 (4)(3)の工程により剥離した皮膜(b)のうち模
様層2を全面ないし部分的に剥離除去する(図7)。 (5)(4)の工程により得られた皮膜(b)の熱溶融
性接着層4の反対面を、支持体1上の所望の位置に貼着
する(図8)。 (6)熱溶融性接着層4と被貼着物8とが対面するよう
に重ね合わせて(図9)熱圧着する(図10)。 (7)支持体1を剥離除去する(図11)。
【0034】この場合、カッティング後に不要部分の皮
膜5を容易に剥離除去でき、さらに模様を変更したい部
分の模様層2と着色層3との層間にて剥離できることが
好ましい。即ち、熱圧着前は支持体1とこれに接する模
様層2との層間、模様層2と着色層3との層間が剥離可
能であり、熱圧着することによって模様層2と着色層3
との層間が剥離困難となることを特徴としている。
膜5を容易に剥離除去でき、さらに模様を変更したい部
分の模様層2と着色層3との層間にて剥離できることが
好ましい。即ち、熱圧着前は支持体1とこれに接する模
様層2との層間、模様層2と着色層3との層間が剥離可
能であり、熱圧着することによって模様層2と着色層3
との層間が剥離困難となることを特徴としている。
【0035】熱圧着前に、支持体1とこれに接する模様
層2との層間が剥離困難であると、不要部分の皮膜5が
剥離除去できないばかりでなく、特に、模様を変更した
い部分の皮膜5を剥離できないため、所望の図柄を得る
ことができない。また、不要部分の皮膜5が剥離できる
と、貼着前の段階で、貼着する図柄を確認することがで
きる。この際、熱溶融性接着層4とこれに接する着色層
3とは剥離困難でも構わない。さらに、熱圧着後におい
ては、支持体1を剥離するため支持体1とこれに接する
模様層2との層間、あるいは支持体1とこれに接する着
色層3との層間は剥離可能でなければならず、また、模
様層2と着色層3との層間は剥離困難となることが必要
である。模様層2と着色層3との層間で剥離が生じる
と、使用中にはがれ等の問題が生じることになり商品価
値が著しく低下してしまうためである。
層2との層間が剥離困難であると、不要部分の皮膜5が
剥離除去できないばかりでなく、特に、模様を変更した
い部分の皮膜5を剥離できないため、所望の図柄を得る
ことができない。また、不要部分の皮膜5が剥離できる
と、貼着前の段階で、貼着する図柄を確認することがで
きる。この際、熱溶融性接着層4とこれに接する着色層
3とは剥離困難でも構わない。さらに、熱圧着後におい
ては、支持体1を剥離するため支持体1とこれに接する
模様層2との層間、あるいは支持体1とこれに接する着
色層3との層間は剥離可能でなければならず、また、模
様層2と着色層3との層間は剥離困難となることが必要
である。模様層2と着色層3との層間で剥離が生じる
と、使用中にはがれ等の問題が生じることになり商品価
値が著しく低下してしまうためである。
【0036】さらに、オリジナルマークを作製するにあ
たり、各層間の接着力の関係を詳述する。なお、説明の
都合上、各層間の接着力を以下のように表示する。
たり、各層間の接着力の関係を詳述する。なお、説明の
都合上、各層間の接着力を以下のように表示する。
【0037】:支持体1とこれに接する模様層2との
層間の接着力。 :支持体1とこれに接する着色層3との層間の接着
力。 :模様層2と着色層3との層間の接着力。 :熱溶融性接着層4とこれに接する着色層3との層間
の接着力。 :熱溶融性接着層4と被貼着物8との層間の接着力。
層間の接着力。 :支持体1とこれに接する着色層3との層間の接着
力。 :模様層2と着色層3との層間の接着力。 :熱溶融性接着層4とこれに接する着色層3との層間
の接着力。 :熱溶融性接着層4と被貼着物8との層間の接着力。
【0038】カッティングした後、不要部分の皮膜5を
支持体1から剥離する場合(図4−図5)、各層間の接
着力の関係は、≦≦となることが好ましい。>
であると、皮膜5を支持体1から剥離しにくく、途中
の層間にて剥離が起こり作業性が悪くなる。また、模様
を変更したい部分の模様層2を剥離する際(図6−図
7)、>であると熱溶融性接着層4とこれに接する
着色層3との層間で剥離しやすく、模様層2と着色層3
との層間で簡単に剥離しないため作業性がたいへん悪く
なる。
支持体1から剥離する場合(図4−図5)、各層間の接
着力の関係は、≦≦となることが好ましい。>
であると、皮膜5を支持体1から剥離しにくく、途中
の層間にて剥離が起こり作業性が悪くなる。また、模様
を変更したい部分の模様層2を剥離する際(図6−図
7)、>であると熱溶融性接着層4とこれに接する
着色層3との層間で剥離しやすく、模様層2と着色層3
との層間で簡単に剥離しないため作業性がたいへん悪く
なる。
【0039】熱圧着後(図10)においては、(、
)<<(、、)となることが好ましい。(、
)≧(、、)のようになると、支持体1を剥離
する際、被貼着物に転写したはずの図柄が全面ないし部
分的に剥がれ支持体1と共に剥離されてしまうため、所
望の図柄を得ることができなくなる。
)<<(、、)となることが好ましい。(、
)≧(、、)のようになると、支持体1を剥離
する際、被貼着物に転写したはずの図柄が全面ないし部
分的に剥がれ支持体1と共に剥離されてしまうため、所
望の図柄を得ることができなくなる。
【0040】以上の説明は、不要部分の皮膜5全体を剥
離する場合について述べたが、不要部分の熱溶融性接着
層4のみ(図12)、あるいは不要部分の熱溶融接着層
4と着色層3(図13)を剥離除去して、多色マークを
作製することも可能である。この際、各層の層間の接着
力は、作業しやすいように適宜調節することが好まし
い。
離する場合について述べたが、不要部分の熱溶融性接着
層4のみ(図12)、あるいは不要部分の熱溶融接着層
4と着色層3(図13)を剥離除去して、多色マークを
作製することも可能である。この際、各層の層間の接着
力は、作業しやすいように適宜調節することが好まし
い。
【0041】上述した接着力の関係は、部分的に模様層
を変更する場合に必要とされるマーキングシートについ
ての接着力の関係を示したものであるが、部分的に模様
層を変更する必要がない場合は、模様層と着色層の層間
は剥離可能である必要はない。
を変更する場合に必要とされるマーキングシートについ
ての接着力の関係を示したものであるが、部分的に模様
層を変更する必要がない場合は、模様層と着色層の層間
は剥離可能である必要はない。
【0042】これらの層は、溶剤等に分散または溶融さ
せて、あるいは熱溶融させて、支持体上に順次塗布する
ことにより積層することもできる。また、支持体1上に
所望の柄の模様層2および着色層3を公知の方法により
積層し、一方、仮の支持体上に、熱溶融性接着層4のみ
を公知の方法により積層したものを、支持体1上の着色
層3と熱溶融性接着層4とが向かい合うようにラミネー
トして積層する方法も可能である。また、各層を別々の
支持体1上に1層ずつ設け、これらをラミネート法によ
り積層することも可能である。
せて、あるいは熱溶融させて、支持体上に順次塗布する
ことにより積層することもできる。また、支持体1上に
所望の柄の模様層2および着色層3を公知の方法により
積層し、一方、仮の支持体上に、熱溶融性接着層4のみ
を公知の方法により積層したものを、支持体1上の着色
層3と熱溶融性接着層4とが向かい合うようにラミネー
トして積層する方法も可能である。また、各層を別々の
支持体1上に1層ずつ設け、これらをラミネート法によ
り積層することも可能である。
【0043】さらに、従来からある熱圧着型マーキング
シートを用いることも可能である。従来からある熱圧着
型マーキングシートは、支持体上に着色層、熱溶融性接
着層を順次積層してあるため、支持体1上に模様層を積
層したシートと、従来からある熱圧着型マーキングシー
トの支持体を剥離しながら模様層と着色層とが対面する
ようにしてラミネートすることにより簡単に積層するこ
とができる。
シートを用いることも可能である。従来からある熱圧着
型マーキングシートは、支持体上に着色層、熱溶融性接
着層を順次積層してあるため、支持体1上に模様層を積
層したシートと、従来からある熱圧着型マーキングシー
トの支持体を剥離しながら模様層と着色層とが対面する
ようにしてラミネートすることにより簡単に積層するこ
とができる。
【0044】この作製方法であれば、模様層、着色層と
も所望の模様、色を選択することができるので、予め印
刷された転写マークや単色の組み合わせによるマークと
は異なり、オリジナル性のたいへん強いマークを得るこ
とができる。しかも、模様層は1層だけでなく、異なっ
た模様層を所望の数だけ積層すれば、よりオリジナル性
が強くなることは明らかである。
も所望の模様、色を選択することができるので、予め印
刷された転写マークや単色の組み合わせによるマークと
は異なり、オリジナル性のたいへん強いマークを得るこ
とができる。しかも、模様層は1層だけでなく、異なっ
た模様層を所望の数だけ積層すれば、よりオリジナル性
が強くなることは明らかである。
【0045】このような層を塗布する方法としては、例
えばバーコート法、ロールコーター法、カーテンフロー
法などや、エクストルージョン法、ホットメルトロール
コーター法、ダイコーティング法等の公知の方法が使用
できる。
えばバーコート法、ロールコーター法、カーテンフロー
法などや、エクストルージョン法、ホットメルトロール
コーター法、ダイコーティング法等の公知の方法が使用
できる。
【0046】
【作用】本発明のマーキングシートおよびオリジナルマ
ークの作製方法によれば、着色層上に透明性を有した模
様層を設けたため、着色層の色や模様層の模様を任意に
選択することにより、自己所望のオリジナル性の強いマ
ークを、1回のカッティングおよび1回の熱圧着で、図
柄のズレもなく得ることができる。
ークの作製方法によれば、着色層上に透明性を有した模
様層を設けたため、着色層の色や模様層の模様を任意に
選択することにより、自己所望のオリジナル性の強いマ
ークを、1回のカッティングおよび1回の熱圧着で、図
柄のズレもなく得ることができる。
【0047】なお、着色層が重なる部分の段差は、被貼
着物への熱圧着によりほとんどなくなり、使用上も外観
も非常に良好である。さらに、重ね貼り(2回以上の熱
圧着)を行わないため、マークの層間中に気泡が入るこ
ともない。
着物への熱圧着によりほとんどなくなり、使用上も外観
も非常に良好である。さらに、重ね貼り(2回以上の熱
圧着)を行わないため、マークの層間中に気泡が入るこ
ともない。
【0048】
【実施例】次に本発明のマーキングシートおよびそれを
用いたオリジナルマークの作製方法についての実施例を
説明する。
用いたオリジナルマークの作製方法についての実施例を
説明する。
【0049】(実施例1)着色層が剥離しやすいように
下引き処理を施した透明ポリエステルフィルムを支持体
とし、この上に下記処方の模様層用塗布液をバーコーテ
ィングにより塗布し、乾燥膜厚20μmの模様層を形成
し、シートAを作製した。尚、本発明における「%」、
「部」は、特記しない限り、すべて重量基準である。
下引き処理を施した透明ポリエステルフィルムを支持体
とし、この上に下記処方の模様層用塗布液をバーコーテ
ィングにより塗布し、乾燥膜厚20μmの模様層を形成
し、シートAを作製した。尚、本発明における「%」、
「部」は、特記しない限り、すべて重量基準である。
【0050】模様層処方:(膜厚20μm) ウレタン樹脂(固形分25%) 30.0部 (タケラックE-350A:武田薬品工業社製) 金属粉 1.0部 (アストロフレーク No.5 Silver:福田金属箔粉工業社製) トルオール 10.0部 イソプロピルアルコール 10.0部
【0051】次に、別のポリエステルフィルム上に、下
記処方の着色層用塗布液をバーコーティングにより塗布
し、乾燥膜厚30μmの着色層を形成した。
記処方の着色層用塗布液をバーコーティングにより塗布
し、乾燥膜厚30μmの着色層を形成した。
【0052】着色層処方:(膜厚30μm) ウレタン樹脂(固形分30%) 35.0部 (サンプレンSP-75:三洋化成工業社製) 酸化チタン 6.0部 ジメチルホルムアミド 30.0部
【0053】この着色層上に下記処方の熱溶融性接着層
用塗布液をバーコーティングにより塗布し、乾燥膜厚5
0μmの熱溶融性接着層を形成し、シートBを作製し
た。
用塗布液をバーコーティングにより塗布し、乾燥膜厚5
0μmの熱溶融性接着層を形成し、シートBを作製し
た。
【0054】熱溶融性接着層処方:(膜厚50μm) ウレタン樹脂(固形分25%) 56.0部 (ニッポラン5138:日本ポリウレタン工業社製) トルオール 5.5部 イソプロピルアルコール 5.0部
【0055】このシートBのポリエステルフィルムを剥
離しながら、模様層と着色層とが接するようにしてシー
トAをラミネートし、図1に示すようなマーキングシー
トを得た。
離しながら、模様層と着色層とが接するようにしてシー
トAをラミネートし、図1に示すようなマーキングシー
トを得た。
【0056】この様にして作製したマーキングシートを
カッターナイフ刃により、熱溶融性接着層側からカッテ
ィングを行い、不要部分を剥離除去した。これを被貼着
物に熱溶融性接着層が対面するように重ね、熱圧着を行
い、次いで支持体を剥離することにより、金属粉がちり
ばめられたラメ調の白色マークを得ることができた。
カッターナイフ刃により、熱溶融性接着層側からカッテ
ィングを行い、不要部分を剥離除去した。これを被貼着
物に熱溶融性接着層が対面するように重ね、熱圧着を行
い、次いで支持体を剥離することにより、金属粉がちり
ばめられたラメ調の白色マークを得ることができた。
【0057】(実施例2)着色層が剥離しやすいように
下引き処理を施した透明ポリエステルフィルムを支持体
とし、この上に下記処方の模様層用塗布液をバーコーテ
ィングにより塗布し、乾燥膜厚20μmの模様層を形成
し、シートCを作製した。
下引き処理を施した透明ポリエステルフィルムを支持体
とし、この上に下記処方の模様層用塗布液をバーコーテ
ィングにより塗布し、乾燥膜厚20μmの模様層を形成
し、シートCを作製した。
【0058】模様層処方:(膜厚20μm) ウレタン樹脂(固形分25%) 30.0部 (タケラックE-350A:武田薬品工業社製) 蛍光着色剤 1.5部 (MPI-507C 桃色:日本蛍光化学社製) トルオール 10.0部 イソプロピルアルコール 10.0部
【0059】このシートCと、実施例1と同様にして作
製したシートBを実施例1と同様の方法でラミネートを
行い、図1の様なマーキングシートを得た。
製したシートBを実施例1と同様の方法でラミネートを
行い、図1の様なマーキングシートを得た。
【0060】この様にして作製したマーキングシートを
カッターナイフ刃により、熱溶融性接着層側からカッテ
ィングを行い、不要部分を剥離除去した。次いで、着色
層を表面に出したい部分の皮膜を剥離し、剥離した皮膜
より模様層を取り除き、この模様層を取り除いた皮膜を
所望の位置に着色層と支持体とが対面するように載置し
た。
カッターナイフ刃により、熱溶融性接着層側からカッテ
ィングを行い、不要部分を剥離除去した。次いで、着色
層を表面に出したい部分の皮膜を剥離し、剥離した皮膜
より模様層を取り除き、この模様層を取り除いた皮膜を
所望の位置に着色層と支持体とが対面するように載置し
た。
【0061】上記のようにして得られた試料を被貼着物
に熱溶融性接着層が対面するように重ね、熱圧着を行
い、次いで支持体を剥離することにより、白色の縁取り
がなされた蛍光ピンク色のマークを得ることができた。
に熱溶融性接着層が対面するように重ね、熱圧着を行
い、次いで支持体を剥離することにより、白色の縁取り
がなされた蛍光ピンク色のマークを得ることができた。
【0062】(実施例3)着色層が剥離しやすいように
下引き処理を施した透明ポリエステルフィルムを支持体
とし、この上に下記処方の模様層用塗布液をバーコーテ
ィングにより塗布し、乾燥膜厚20μmの模様層を形成
した。
下引き処理を施した透明ポリエステルフィルムを支持体
とし、この上に下記処方の模様層用塗布液をバーコーテ
ィングにより塗布し、乾燥膜厚20μmの模様層を形成
した。
【0063】模様層処方:(膜厚20μm) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 15.0部 (ビニライトVYHH:ユニオンカーバイド社製) アクリロニトリルゴム 1.5部 (ニッポール1432J:日本ゼオン社製) 青色染料 1.0部 (カヤセットブルーFR:日本化薬社製) トルオール 10.0部 メチルエチルケトン 10.0部
【0064】この模様層上に下記処方の粘着層用塗布液
をバーコーティングにより塗布し、乾燥膜厚5μmの粘
着層を形成し、シートDを作製した。
をバーコーティングにより塗布し、乾燥膜厚5μmの粘
着層を形成し、シートDを作製した。
【0065】粘着層:(膜厚5μm) ウレタン樹脂 10.0部 (ハ゜ンテ゛ックス T-5265H:大日本インキ化学工業社製) メチルエチルケトン 90.0部
【0066】次に、両面マットのポリエステルフィルム
(ルミラーX43 75μm:東レ社製)上に、下記処
方の着色層用塗布液をバーコーティングにより塗布し、
乾燥膜厚30μmの着色層を形成した。
(ルミラーX43 75μm:東レ社製)上に、下記処
方の着色層用塗布液をバーコーティングにより塗布し、
乾燥膜厚30μmの着色層を形成した。
【0067】着色層処方:(膜厚30μm) ウレタン樹脂(固形分30%) 35.0部 (ニッポラン3038:日本ポリウレタン工業社製) 酸化チタン 6.0部 ジメチルホルムアミド 30.0部
【0068】この着色層上に実施例1と同様にして熱溶
融性接着層を設け、シートEを作製した。このシートD
とシートEとを、実施例1と同様にしてラミネートを行
い、図2の様なマーキングシートを得た。
融性接着層を設け、シートEを作製した。このシートD
とシートEとを、実施例1と同様にしてラミネートを行
い、図2の様なマーキングシートを得た。
【0069】この様にして作製したマーキングシートを
カッターナイフ刃により、熱溶融性接着層側からカッテ
ィングを行い、不要部分を剥離除去した。次いで、着色
層を表面に出したい部分の皮膜を剥離し、剥離した皮膜
より模様層を取り除き、この模様層を取り除いた皮膜を
所望の位置に着色層と支持体とが対面するように載置し
た。
カッターナイフ刃により、熱溶融性接着層側からカッテ
ィングを行い、不要部分を剥離除去した。次いで、着色
層を表面に出したい部分の皮膜を剥離し、剥離した皮膜
より模様層を取り除き、この模様層を取り除いた皮膜を
所望の位置に着色層と支持体とが対面するように載置し
た。
【0070】上記の様にして得られた試料を被貼着物に
熱溶融性接着層が対面するように重ね、熱圧着を行い、
次いで支持体を剥離することにより、艶消しの白色と光
沢のある青色とからなるマークを得ることができた。
熱溶融性接着層が対面するように重ね、熱圧着を行い、
次いで支持体を剥離することにより、艶消しの白色と光
沢のある青色とからなるマークを得ることができた。
【0071】(実施例4)着色層が剥離しやすいように
下引き処理を施した透明ポリエステルフィルムを支持体
とし、この上に下記処方の模様層用塗布液をバーコーテ
ィングにより塗布し、乾燥膜厚20μmの模様層を形成
し、シートFを作製した。この時、黒色染料は手攪拌に
て軽く溶解させたため、得られた模様は濃度ムラのある
模様となった。
下引き処理を施した透明ポリエステルフィルムを支持体
とし、この上に下記処方の模様層用塗布液をバーコーテ
ィングにより塗布し、乾燥膜厚20μmの模様層を形成
し、シートFを作製した。この時、黒色染料は手攪拌に
て軽く溶解させたため、得られた模様は濃度ムラのある
模様となった。
【0072】模様層処方:(膜厚20μm) ポリウレタン樹脂 50.0部 (ユーコートUX-4300:三洋化成工業社製) 黒色染料 0.5部 (クロムブラック5G:山田化学社製)
【0073】このシートFと実施例2で作製したマーキ
ングシートを、実施例1と同様の方法でラミネートを行
いマーキングシートを得た。
ングシートを、実施例1と同様の方法でラミネートを行
いマーキングシートを得た。
【0074】この様に作製したマーキングシートを実施
例1と同様の手順でカッティング等を行い、独特の模様
が入った暗赤色のマークを得ることができた。
例1と同様の手順でカッティング等を行い、独特の模様
が入った暗赤色のマークを得ることができた。
【0075】
【発明の効果】本発明は、支持体上に、少なくとも1層
の模様層、着色層および熱溶融性接着層を順次積層した
構造を有するマーキングシートであるため、従来の煩雑
な作業性を必要とせず、1回のカッティングおよび1回
の熱圧着で、図柄のズレが生じないオリジナルマークが
得られる。また、模様層や着色層が自由に選択でき、模
様層に微粘着性があるため修正も可能であり、しかも、
自己所望のオリジナルマークが1枚からでも作製でき
る。さらに、従来のようにマーキングシート自体を何枚
も重ねないため、被貼着物自体の風合いも損なうことが
なく、大面積に貼着した場合であっても軽量である。さ
らに、被貼着物が伸縮性生地の場合、各層に特定の材料
を使用することにより、生地の伸びによく追随し、剥が
れや破断がなく、繰り返しの洗濯によっても剥がれるこ
となく接着しているなどの性能も非常に良好である。
の模様層、着色層および熱溶融性接着層を順次積層した
構造を有するマーキングシートであるため、従来の煩雑
な作業性を必要とせず、1回のカッティングおよび1回
の熱圧着で、図柄のズレが生じないオリジナルマークが
得られる。また、模様層や着色層が自由に選択でき、模
様層に微粘着性があるため修正も可能であり、しかも、
自己所望のオリジナルマークが1枚からでも作製でき
る。さらに、従来のようにマーキングシート自体を何枚
も重ねないため、被貼着物自体の風合いも損なうことが
なく、大面積に貼着した場合であっても軽量である。さ
らに、被貼着物が伸縮性生地の場合、各層に特定の材料
を使用することにより、生地の伸びによく追随し、剥が
れや破断がなく、繰り返しの洗濯によっても剥がれるこ
となく接着しているなどの性能も非常に良好である。
【図1】本発明のマーキングシートの一実施例を示す
図。
図。
【図2】本発明のマーキングシートの他の実施例を示す
図。
図。
【図3】本発明の多色マークの作製方法の一工程を示す
部分断面図。
部分断面図。
【図4】本発明の多色マークの作製方法の一工程を示す
部分断面図。
部分断面図。
【図5】本発明の多色マークの作製方法の一工程を示す
部分断面図。
部分断面図。
【図6】本発明の多色マークの作製方法の一工程を示す
部分断面図。
部分断面図。
【図7】本発明の多色マークの作製方法の一工程を示す
部分断面図。
部分断面図。
【図8】本発明の多色マークの作製方法の一工程を示す
部分断面図。
部分断面図。
【図9】本発明の多色マークの作製方法の一工程を示す
部分断面図。
部分断面図。
【図10】本発明の多色マークの作製方法の一工程を示
す部分断面図。
す部分断面図。
【図11】本発明の多色マークの作製方法の一工程を示
す部分断面図。
す部分断面図。
【図12】本発明の多色マークの作製方法の一工程を示
す部分断面図。
す部分断面図。
【図13】本発明の多色マークの作製方法の一工程を示
す部分断面図。
す部分断面図。
1・・・・・支持体 2・・・・・模様層 3・・・・・着色層 4・・・・・熱溶融性接着層 5・・・・・皮膜 6・・・・・マーキングシート 7・・・・・粘着層 8・・・・・被貼着物 :支持体とこれに接する模様層との層間の接着力。 :支持体とこれに接する着色層との層間の接着力。 :模様層と着色層との層間の接着力。 :熱溶融性接着層とこれに接する着色層との層間の接
着力。 :熱溶融性接着層と被貼着物との層間の接着力。
着力。 :熱溶融性接着層と被貼着物との層間の接着力。
Claims (6)
- 【請求項1】支持体上に、前記支持体側から順に、少な
くとも1層の模様層、着色層および熱溶融性接着層を順
次積層してなる皮膜を設けたことを特徴とするマーキン
グシート。 - 【請求項2】前記模様層が透明性を有していることを特
徴とする請求項1記載のマーキングシート。 - 【請求項3】前記模様層と前記着色層との層間および前
記模様層相互の層間が粘着性を有することを特徴とする
請求項1記載のマーキングシート。 - 【請求項4】前記支持体とこれに接する模様層との層
間、前記模様層相互の層間、および前記模様層と前記着
色層との層間が剥離可能であり、熱圧着することによっ
て前記模様層相互の層間、前記模様層と前記着色層との
層間が剥離困難となることを特徴とする請求項1記載の
マーキングシート。 - 【請求項5】前記各層間の接着力を下記のように表示し
た場合、前記各層間の接着力の関係が、熱圧着前は≦
≦であり、熱圧着後は(、)<<(、、
)となることを特徴とする請求項1記載のマーキング
シート。 :支持体とこれに接する模様層との層間の接着力。 :支持体とこれに接する着色層との層間の接着力。 :模様層と着色層との層間の接着力。 :熱溶融性接着層とこれに接する着色層との層間の接
着力。 :熱溶融性接着層と被貼着物との層間の接着力。 - 【請求項6】支持体上に、前記支持体側から順に、少な
くとも1層の模様層、着色層および熱溶融性接着層を順
次積層してなる皮膜を設けたマーキングシートを用い
て、以下の(1)ないし(7)の工程を順次行うことを
特徴とするオリジナルマークの作製方法。 (1)マーキングシートの熱溶融性接着層側から支持体
を切断することなく皮膜をカッティングする。 (2)不要部分の少なくとも熱溶融性接着層を剥離除去
する。 (3)模様を変更したい部分の皮膜を支持体から剥離す
る。 (4)(3)の工程により剥離した皮膜の模様層のうち
少なくとも1層を全面ないし部分的に剥離除去する。 (5)(4)の工程により得られた皮膜の熱溶融性接着
層の反対面を、支持体上の所望の位置に貼着する。 (6)熱溶融性接着層と被貼着物とが対面するように重
ね合わせて熱圧着する。 (7)支持体および必要により不要部分の模様層、着色
層を剥離除去する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7180829A JPH0913285A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | マーキングシートおよびこれを用いるオリジナルマークの作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7180829A JPH0913285A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | マーキングシートおよびこれを用いるオリジナルマークの作製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0913285A true JPH0913285A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16090092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7180829A Pending JPH0913285A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | マーキングシートおよびこれを用いるオリジナルマークの作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0913285A (ja) |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP7180829A patent/JPH0913285A/ja active Pending
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