JPH09131680A - 真空室用搬送装置 - Google Patents

真空室用搬送装置

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JPH09131680A
JPH09131680A JP31005795A JP31005795A JPH09131680A JP H09131680 A JPH09131680 A JP H09131680A JP 31005795 A JP31005795 A JP 31005795A JP 31005795 A JP31005795 A JP 31005795A JP H09131680 A JPH09131680 A JP H09131680A
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JP
Japan
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vacuum chamber
pressure difference
cover body
arm
atmosphere
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Application number
JP31005795A
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English (en)
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Teruo Asakawa
輝雄 浅川
Hiroaki Saeki
弘明 佐伯
Yoshiaki Sasaki
義明 佐々木
Keiichi Matsushima
圭一 松島
Katsumi Ishii
勝美 石井
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空室内で使用する搬送装置において、搬送
装置内部の軸受け部やベルトなどから発生するパーティ
クル、有機系ガスが真空室内に流出しないようにし、例
えば被搬送物である半導体ウエハの汚染を防止するこ
と。 【解決手段】 第1アーム1及び第2アーム2を、内部
を気密なカバー体41、46で覆う構造とし、関節部分
においてカバー体41(46)と回転軸との間に磁気シ
ール部43、46、47を介在させ、回転軸が回転可能
でありながらカバー体41(46)内雰囲気と真空室内
雰囲気とを隔離する。カバー体内は第1アーム1の基端
部の回転軸内及び逆止弁71、72を介して、排気管8
1及び給気管83の近傍に連通しており、逆止弁71、
72の作動圧力を磁気シール部の許容圧力よりも小さく
しておくことにより磁気シール部の破損を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空室用搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体あるいは液晶ディスプレイ製造プ
ロセスにおいては、成膜、スパッタリング、エッチング
など種々の真空処理が行われる。この種の真空処理装置
では真空室内で例えば半導体ウエハを搬送する搬送装置
が必要となるが、この搬送装置は真空雰囲気に耐え得る
構造とすることに加え、発塵や発ガスしにくい材質、構
造とすることが要求される。一方最近では真空処理や検
査用の真空室を複数設置し、これらを共通の搬送室に接
続して高いスループットが得られるクラスタツールと呼
ばれるシステムも実現されてきている。この場合共通の
搬送室には一般にかなりの大型の関節アームよりなる搬
送装置が用いられている。
【0003】従来の関節アームとしては、例えば実開平
4−73482号公報に記載されているものが知られて
いる。この関節アームは、3つのアームを軸受け部によ
り回転自在に連結すると共に真空室の底板の下方側に設
けられた2つのモータを制御し、タイミングプーリ及び
ベルトよりなる伝達機構を介してアームをコントロール
し、搬送動作を行うように構成されている。
【0004】また真空室内搬送装置としては関節アーム
以外にも、実開平7−172号公報に記載されているよ
うに、真空室内を貫く気密な大気雰囲気室を設け、この
大気雰囲気室内に永久磁石を配設して、真空室側の搬送
車を磁気浮上させ、この搬送車により半導体ウエハを搬
送するものも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
(1)上述の関節アームは、軸受け部やタイミングベル
トとプーリとの接触部からパーティクルが発生し、また
タイミングベルトや軸受け部のグリースから有機系のガ
スが発生する。このため半導体ウエハの汚染を引き起こ
す他、真空室内が所定の真空度に到達しないという問題
もある。更にまたアームが化学的雰囲気特に腐食性ガス
の雰囲気にあるときにはアームに設けられたメカ系部分
が腐食し、メンテナンスの頻度が高くなると共に、腐食
した部分からパーティクルが発生するという問題があ
る。 (2)一方磁気浮上型の搬送装置は、搬送速度が遅いの
で高いスループットを得ることができないし、また制御
が複雑であるという問題点がある。
【0006】本発明は、このような事情の下になされた
ものであり、その目的は、発塵や発ガスを防止し、また
真空室内の化学的雰囲気から搬送装置内部を保護するこ
とのできる搬送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
のア−ムを回転軸及び軸受け部により回転自在に連結し
て関節ア−ムを構成し、基端側のア−ムと駆動源との間
に設けられた回転軸を回転させ、その回転を、ア−ムに
設けられた伝達機構を介して先端側のア−ムに伝達する
ことにより真空室内で搬送動作する搬送装置において、
ア−ム毎に設けられ、関節部の軸受け部および前記伝達
機構を覆うカバ−体と、前記カバ−体と関節部の回転軸
との間に設けられ、前記軸受け部および伝達機構が位置
する雰囲気と真空室内雰囲気との間を回転軸が回転でき
るように気密にシ−ルするシ−ル手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、複数のア−ムを回転軸
及び軸受け部により回転自在に連結して関節ア−ムを構
成し、基端側のア−ムと駆動源との間に設けられた回転
軸を回転させ、その回転を、ア−ムに設けられた伝達機
構を介して先端側のア−ムに伝達することにより真空室
内で搬送動作する搬送装置において、ア−ム毎に設けら
れ、関節部の軸受け部および前記伝達機構を覆うカバ−
体と、前記カバ−体と関節部の回転軸との間に設けら
れ、前記軸受け部および伝達機構が位置する雰囲気と真
空室内雰囲気との間を回転軸が回転できるように気密に
シ−ルするシ−ル手段と、カバ−体の内部空間と真空室
内雰囲気との圧力差が前記シ−ル手段の許容圧力差未満
になるように当該圧力差を調整する調圧手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、複数のア−ムを回転軸
及び軸受け部により回転自在に連結して関節ア−ムを構
成し、基端側のア−ムと駆動源との間に設けられた回転
軸を回転させ、その回転を、ア−ムに設けられた伝達機
構を介して先端側のア−ムに伝達することにより真空室
内で搬送動作する搬送装置において、ア−ム毎に設けら
れ、関節部の軸受け部および前記伝達機構を覆うカバ−
体と、前記カバ−体と関節部の回転軸との間に設けら
れ、前記軸受け部および伝達機構が位置する雰囲気と真
空室内雰囲気との間を回転軸が回転できるように気密に
シ−ルするシ−ル手段と、各カバ−体の内部空間同士を
互いに連通する第1の通気路と、基端側のア−ムと駆動
源との間の回転軸の内方側に設けられ、−端側が前記カ
バ−体の内部空間に連通すると共に他端側が真空室の外
部に導出される第2の通気路と、この第2の通気路の他
端側と真空室内との間に設けられ、前記カバ−体の内部
空間と真空室内雰囲気との圧力差が前記シ−ル手段の許
容圧力差未満になるように当該圧力差を調整する調圧手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、回転軸を備え、真空室
内で搬送動作を行う搬送機構において、前記回転軸の軸
受け部および当該回転軸を駆動する機構を覆う気密なカ
バ−体と、このカバ−体と回転軸との間に設けられ、前
記軸受け部および前記機構が位置する雰囲気と真空室内
雰囲気との間を回転軸が回転できるように気密にシ−ル
するシ−ル手段と、前記カバ−体の内部空間と真空室内
雰囲気との圧力差が前記シ−ル手段の許容圧力差未満に
なるように当該圧力差を調整する調圧手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項2、3または4
の発明において、調圧手段は、真空室内とカバ−体の内
部空間との間に介設された少なくとも一つの弁を備え、
前記真空室内とカバ−体の内部空間との間に圧力差が生
じたときに前記弁を開け、真空室内と前記内部空間の圧
力差をシ−ル手段の許容圧力差未満にすることを特徴と
する。請求項6の発明は、請求項2、3または4の発明
において、調圧手段は、真空室内とカバ−体の内部空間
との間に介設された少なくとも一つの弁と、真空室内及
び前記内部空間の圧力差を検知する圧力差検知手段と、
を備え前記圧力差検知手段が圧力差を検出したときに前
記弁を開け、真空室内と前記内部空間の圧力差をシ−ル
手段の許容圧力差未満にすることを特徴とする。
【0012】請求項7の発明は、請求項2、3または4
の発明において、調圧手段は、真空室内を排気するため
の排気路または真空室内とカバ−体の内部空間との間に
介設された第1の弁と、真空室内に給気するための給気
路または真空室内と前記内部空間との間に介設された第
2の弁と、前記真空室内及び前記内部空間の圧力差を検
知する圧力差検知手段と、を備え、前記真空室内の圧力
が前記内部空間の圧力よりも低いときには前記第1の弁
を開き、真空室内の圧力が前記内部空間の圧力よりも高
いときには前記第2の弁を開き、真空室内と前記内部空
間との圧力差を、シ−ル手段の許容圧力差未満にするこ
とを特徴とする。
【0013】請求項8の発明は、請求項2、3または4
の発明において、調圧手段は、真空室内を排気するため
の排気路または真空室内とカバ−体の内部空間との間に
介設され、前記内部空間から前記排気路または真空室内
へ通流可能な第1の逆止弁と、真空室内に給気するため
の給気路または真空室内と前記内部空間との間に介設さ
れ、前記給気路または真空室内から前記内部空間へ通流
可能な第2の逆止弁と、を備え、前記第1および第2の
逆止弁の作動圧力は、シ−ル手段の許容圧力差未満であ
ることを特徴とする。
【0014】請求項9の発明は、請求項2、3、4、
5、6、7または8の発明において、真空室内雰囲気と
カバ−体の内部空間との間に設けられ、シ−ル手段の許
容圧力差よりも小さく、調圧手段の弁が作動するときの
圧力差よりも高い圧力差で導通する、双方向の安全弁ま
たは逆並列に設けられた片方向の安全弁を備えたことを
特徴とする。
【0015】請求項10の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7、8または9の発明において、シ−ル手
段は、磁性流体シ−ルであることを特徴とする。
【0016】請求項11の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7、8または9の発明において、シ−ル手
段は,Oリングであることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明をクラスタツールの搬送室
内の関節アームよりなる搬送装置に適用した実施の形態
について説明する。先ずクラスタツールの全体構成につ
いて図1を参照しながら簡単に述べると、11は真空チ
ャンバよりなる搬送室であり、この搬送室11には例え
ば3つの真空処理室12、13、14と、2つのカセッ
ト室15、16とが気密に接続されており、カセット室
15、16の外側にはカセットステージ17が設けられ
ている。カセット室15、16は各々ゲートドア15
a、16a及び図示しないエレベータを備えており、カ
セット室15、16内に搬入されたカセットCと各真空
処理室12、13、14との間で、図2に示す搬送室1
1内の搬送装置10により半導体ウエハWの受け渡しが
行われる。真空処理室12(13)(14)としては、
例えば枚葉CVD装置、エッチャー、スパッタ装置など
であってもよいが、検査装置などが含まれていてもよ
い。
【0018】前記搬送装置10は本発明の実施の一形態
に相当するものであり、3つのアーム1、2、3を回転
自在に連結してなる関節アームとして構成されている。
この搬送装置の機構部分の概略について説明すると、図
3に示すように搬送室11の底部を、回転軸である外軸
21及び中軸22よりなる同軸二軸体20が貫通し、外
軸21は第1アーム1の基端側のタイミングプーリ31
の回転軸をなしている。中軸22は前記プーリ31の中
を貫通し、第1アーム1に固定されている。
【0019】第1アーム1の先端側には前記プーリ31
の例えば半分の径のタイミングプーリ32が設けられて
おり、これらプーリ31、32間にはタイミングベルト
33が掛けられている。先端側のプーリ32の回転軸3
4の頂部は第2アーム2の基端部に固定されている。第
2アーム2にも基端側及び先端側に夫々タイミングベル
ト35で連結されたタイミングプーリ36、37が設け
られており、基端側のプーリ36の軸38は、前記プー
リ32の回転軸34の中を通って第1アーム1に固定さ
れている。また第2アーム2の先端側のプーリ37の回
転軸39は第3アーム39に固定されている。第3アー
ム39はこの例では両端にウエハWを保持できるように
ウエハ保持部をなすピック部P、Pが設けられている。
【0020】一方搬送室11の底部を貫通している前記
外軸21及び中軸22は、搬送室11の下方側に設けら
れたモータM1、M2に夫々連結されており、この例で
は外軸21を止めて中軸22を回転させることにより関
節アーム(アーム1、2、3の組立体)が伸縮動作を
し、両軸21、22を同時に回転せると水平旋回動作を
行う。なおモータM1、M2は大気雰囲気になっている
ケースMK内に設けられている。
【0021】次いでアーム1、2の構造及び回転軸に関
する部分について説明すると、第1アーム1の本体は、
プーリ31、32、ベルト33及び後述の軸受け部を覆
う気密な例えばアルミニウム製のカバー体41よりな
り、このカバー体41は、上下に分離できる構造になっ
ていて、上部分と下部分とが図4及び図7に示すように
Oリング41aにより気密に接合されている。
【0022】図4は第1アーム1及び第2アーム2の関
節部分を示す図であり、第2アーム2と一体になってい
るプーリ32の回転軸34と第1アーム1のカバー体4
1(詳しくは開口部の内周面)との間には軸受け部42
が介装されており、この軸受け部42の搬送室11内雰
囲気側には、カバー体41の内部と搬送室11内とを気
密にシールするためのシール手段例えば磁気シール部4
3が介装されている。磁気シール部43は図5に示すよ
うにOリング43aを介して固定部側に磁路部材43b
を取り付けて磁路を形成し、この磁路中例えば一方のポ
ール43c側に磁性流体43dを介在させて、回転軸が
回転可能にシールするように構成したものである。
【0023】前記プーリ32の回転軸34内には、第2
アーム2のプーリ36の軸38が貫通しており、この軸
38の下端は第1アーム1のカバー体41に固定されて
いる。また前記軸38とプーリ32及び回転軸34との
間には軸受け部44、45が介装されている。一方前記
第2アーム2の本体はプーリ36、37、ベルト35及
び後述の軸受け部を覆う気密なカバー体46によりな
り、このカバー体46は、前記カバー体41と同様にO
リング46aを介して上下に分離できる構造になってい
る。前記軸38には、一端側がプーリ36の上面に開口
すると共に他端側が側面に開口している通気路51が形
成されており、また前記回転軸34にも内側と外側とを
連通するように通気路52が形成されている。これら通
気路51、52は本発明の第1の通気路に相当するもの
であり、これにより第1アーム1のカバー体41及び第
2アームのカバー体46の内部空間同士が連通される。
【0024】また前記第2アームの先端部において、図
6に示すように第3アーム3の回転軸39と第2アーム
2のカバー体46との間には、シール手段である図5に
示すと同様の磁気シール部47及び軸受け部48が外側
(搬送室11内雰囲気側)からこの順に介装されてお
り、カバー体46と搬送室11内とが磁気シール部47
により気密にシールされている。
【0025】そして第1アーム1の基端部側及び前記同
軸二軸体20に関して図7を参照しながら説明すると、
プーリ31の回転軸である、同軸二軸体20の外軸21
とカバー体41の下面開口部の内周面との間には磁気シ
ール部61及び軸受け部62が外側(搬送室11内雰囲
気側)からこの順に介装されており、カバー体41と搬
送室11内とが磁気シール部61により気密にシールさ
れている。
【0026】同軸二軸体20の中軸22はプーリ31内
を貫通してその頂部が第1アーム1のカバー体41に固
定されている。搬送室11の底部には、Oリング11a
を介して搬送室11の底板11bに気密に接合されると
共に、搬送室11の下方側に垂直に伸びる筒状部63が
設けられており、この筒状部63と前記外軸21の間、
及び外軸21と中軸22との間には夫々軸受け部64、
65が介設されている。またこれら軸受け部64、65
の上方側(搬送室11内雰囲気側)には、夫々磁気シー
ル部66、67が介設され、軸受け部64、65が位置
している雰囲気と搬送室11内とが気密にシールされて
いる。前記磁気シール部66、67は上下に2分割さ
れ、中間にスペース66a、67aが形成されている。
ただし上段側、下段側の磁気シール部66(67)は、
各々例えば図5に示した既述の磁気シール部が数段配置
されて構成されるものである。
【0027】前記中軸22には、図7及び図8に示すよ
うに一端側がカバー体41内に開口し、他端側が前記磁
気シール部67、67間のスペース67aに開口する通
気路53が形成されている。更に外軸21の周壁部に
は、前記スペース66a、67a間を連通する連通孔5
4が、また筒状部63の周壁部には、前記スペース66
aと大気雰囲気との間を連通する連通孔55が夫々形成
されている。この例では中軸22内の通気路53及び連
通孔54、55は、本発明の第2の通気路に相当するも
のである。
【0028】前記連通孔55は、配管71、72を介し
て夫々搬送室11の排気路及び給気路に接続されてお
り、配管71、72の途中には、連通孔55から排気路
へ通流可能な第1の逆止弁73、及び給気路から連通孔
55へ通流可能な第2の逆止弁74が夫々介設されてい
る。また前記第1の通気路、第2の通気路、逆止弁7
3、74及び配管71、72は、この実施の形態におい
て搬送室11内雰囲気とカバー体41、46内との圧力
差を調整するための調圧手段を構成するものである。
【0029】ここで本実施の形態の特徴部分に関して、
既述の構造も含めて図9を参照しながら述べると、第1
アーム1及び第2アーム2の夫々において、材質が例え
ばアルミニウムよりなり厚さが例えば5ミリメ−トルの
気密なカバー体41、46により回転軸の軸受け部及び
伝達機構を覆うと共に、カバー体41、46と回転軸と
の間に磁気シール部61、43、47を設けてカバー体
41、46内を搬送室11内の雰囲気から隔離してい
る。なお伝達機構とは、この例ではタイミングプーリ及
びタイミングベルトなどである。
【0030】更に第1アーム1及び第2アーム2の関節
部分の例えば中心軸部に形成した図4に示す第1の通気
路(通気路51、52)により両アーム1、2内雰囲気
を連通すると共に、第1アーム1とモータとの間に設け
られた回転軸の内側例えば中心軸に形成した図7に示す
第2の通気路(通気路53、連通孔54、55)と配管
71、72とにより、両アーム1、2内雰囲気が給気路
及び排気路に連通している。
【0031】ここで図9において81は搬送室11内を
真空排気するための排気管、82は真空排気手段である
例えばターボ分子ポンプ、81aはスロー排気用排気
管、81bは粗引き用排気管であり、一端側がカバー体
41に連通している配管71の他端は前記排気管81に
接続されている。この配管71の他端は例えば搬送室1
1内における排気管81の近傍に開口していてもよい
し、真空排気手段82の後近傍に開口してもよい。また
83は図示しない不活性ガス例えば窒素ガス源よりの窒
素ガスを給気して搬送室11内を大気雰囲気に戻すため
の給気管、84はブレークフィルタ、83aはスロー給
気用給気管であり、前記配管72の他端は例えば前記ブ
レークフィルタ84の近傍に開口している。なお配管7
2の他端は給気管83に接続してもよい。
【0032】そして配管71、72に夫々逆止弁73、
74を設けているが、逆止弁73、74を設けた理由
は、アーム1、2内で発生したガスが配管72及び給気
管83の一部を通って搬送室11内に流れ込み、また搬
送室11内の圧力が例えば10-4Torr程度もの真空
度になると前記ガスが排気路81中を逆流して搬送室1
1内に流れ込むからである。
【0033】更に逆止弁73、74の作動圧力は、磁気
シール部47、43、61のシール能力(許容圧力差)
未満であることが必要である。何故ならアーム1、2の
内部(カバー体41、46の内部空間)と搬送室11内
雰囲気との圧力差が前記許容圧力差を越えると磁気シー
ル部47、43、61が破損してしまうからである。ア
ーム1の基端側の同軸二軸体20と搬送室11の底部と
の間の磁気シール部66については、この磁気シール部
66を多段化することは容易であり、大きな許容圧力差
を得ることができるが、各アーム1、2の関節部分の磁
気シール部47、43、61についてはアーム1、2の
大型化を防ぐために磁気シール部47、43、61の段
数を多くすることができず許容圧力差が小さい。
【0034】ここで磁気シール部47、43、61の許
容圧力差は、例えば0.15気圧とされ、逆止弁73、
74の作動圧力は磁気シール部47、43、61の許容
圧力差より小さい圧力例えば0.05気圧に設定され
る。なお許容圧力差とは、磁気シール部がシ−ルしてい
る内外雰囲気の圧力差であって、当該磁気シール部がシ
−ル機能を維持できる最大圧力差である。例えば磁気シ
ール部を2段用いて内外雰囲気をシ−ルする場合の許容
圧力差とは、2段組の磁気シール部全体の許容圧力差を
いうものである。
【0035】更にまた調圧手段が何らかの異常により正
常に動作せず、搬送室11内とカバー体41、46内と
の圧力差が所定値を越えたときのために、磁気シール部
43、47、61の許容圧力差よりも小さくかつ逆止弁
73、74の作動圧力より高い圧力値で例えば0.1気
圧で導通する片方向の安全弁75、76が例えば第1ア
ーム1のカバー体41の内側と外側との間に逆並列に設
けられている。ただし安全弁は、双方向の安全弁を用い
てもよいし、第2アーム2に設けてもあるいは両アーム
1、2に設けてもよい。
【0036】次に上述実施の形態の作用について説明す
る。先ず搬送室11内を大気圧雰囲気から所定の真空度
例えば10-4Torrオーダまで真空排気する場合につ
いて述べると、排気管81a、81bにより夫々スロー
排気、粗引きが行われ、続いてターボ分子ポンプ82に
より所定の真空度まで真空排気される。排気の初期には
第1の逆止弁73が作動し、カバー体41、46内も排
気される。この場合例えば0.1気圧程度までの粘性流
域での排気においては流れがあるためアーム1、2内か
ら排気された気体は搬送室11からの気体と共に方向性
をもって真空ポンプ側に排出され逆流しない。そして搬
送室11内の圧力が例えば0.1気圧程度以下になると
第1の逆止弁73の圧力差が小さくなり、逆止弁73が
閉じる。
【0037】そして搬送室11内を大気圧雰囲気に戻す
場合には、排気系のバルブを閉じ、初めは給気管83a
を通じて窒素ガスを搬送室11内にスロー給気し、次い
で早い給気を行う。この場合搬送室11内の圧力が例え
ば0.1気圧程度の粘性流域まで上昇すると、第2の逆
止弁74が開き、給気管83近傍からの給気ガス例えば
窒素ガスが逆止弁74を通じてカバー体41、46内に
流入する。粘性流域になると流れがあり、アーム1、2
内部には給気管83近傍の清浄な給気ガスが取り込ま
れ、搬送室11内が大気圧雰囲気に復帰し、アーム1、
2内部もほぼ大気圧雰囲気となる。
【0038】ここで調圧手段を構成する通気路は夫々固
有の流れに対する抵抗値を有し、従って調圧手段に何等
かの異常が生じ、規定の流量を越えた流れが生じると、
通気路に規定以上の圧力勾配が生じ、カバー体41、4
6の内外の圧力差が規定値を越える。この場合安全弁7
5(76)が作動し、カバー体41、46の内外が導通
する。
【0039】このような実施の形態によれば、関節アー
ムの関節部分の軸受け部や、プーリやベルトなどの伝達
機構をカバー体41、46により覆って磁気シール部に
より気密にシールしているため搬送装置内部で発生した
パーティクルや有機系のガスなどが搬送室11内に流出
することを防止でき、半導体ウエハの汚染を避けること
ができる。そしてカバー体41、46の内部空間と搬送
室11内雰囲気との圧力差を磁気シール部の許容圧力差
を越えないように調圧手段によりコントロールしている
ため、磁気シール部を小型化しながら、破損を防ぐこと
ができ、従ってアームの大型化を抑えることができる。
【0040】更に何らかの異常によりアーム内外の圧力
差が上昇しても安全弁が働くので磁気シール部の破損を
防止できる。この場合搬送装置内部から汚染物資、汚染
ガスが流出し、また搬送装置を使用している真空室が処
理室であったならば処理ガスが搬送装置内に流出するこ
ととなるが、磁気シール部が破損する場合に比べれば後
のメンテナンスが簡単であり、しかもこうした事故の起
こる確率は低いので、非常に有効である。
【0041】次に本発明の他の実施の形態について図1
0を参照しながら説明する。この実施の形態では、前記
配管72は用いずに、前記第2の通気路に連通する配管
71を2つに分岐させてその一方の分岐路を開閉弁91
を介して真空ポンプ82の上流側の排気路81に接続す
ると共に他方の分岐路を開閉弁92を介して真空ポンプ
82の下流側の排気路80に接続している。
【0042】この実施の形態の作用については、先ず開
閉弁91、92を夫々開いた状態及び閉じた状態にして
おいて、搬送室11内を真空排気すると、カバー体4
1、46内の内部空間の雰囲気も配管71及び開閉弁9
1を介して排気される。そして搬送室11内が予め設定
した圧力値に達したら、例えば図示しない圧力センサの
検出値に基づいて開閉弁91を閉じる。なおこの圧力設
定値は、更に真空排気を続けて搬送室11内を所定の圧
力目標値まで真空排気してもカバー体41、46内外の
圧力差が磁気シール部の許容圧力差未満に保たれる圧力
値である。
【0043】開閉弁91を閉じた状態が持続すると、ア
ーム1、2内部からのガスの発生によりカバー体41、
46の内部空間の圧力が徐々に上昇するので開閉弁92
を定期あるいは不定期に開閉するようにし、こうしてカ
バー体41、46の内外の圧力差を磁気シール部43、
47、61の許容圧力差未満に保つようにする。アーム
1、2内部から発生したガスを真空ポンプ82例えばタ
ーボ分子の後段側に取り付けることにより、前記ガスが
搬送室11内へ拡散する可能性が少なくなる。開閉弁9
1の開閉については、例えば搬送室11内の排気指令あ
るいは給気指令に応じて自動で行わせるようにしてもよ
いが、搬送室11内と前記内部空間との圧力を夫々検知
してその圧力差を求める手段を用い、圧力差検出値に基
づいて自動で開閉させるようにしてもよい。
【0044】更にまた本発明の他の実施の形態について
図11を参照しながら説明する。この実施の形態では、
カバー体41、46の内部空間の圧力を検出する、例え
ば前記連通路55内の圧力を検出する圧力センサ93
と、搬送室11内の圧力を検出する圧力センサ94と、
これら圧力センサ93、94の圧力検出値の差(±を含
めた差圧)を求めるコントローラ95とを設ける。そし
て配管71の一端を真空ポンプ82の後流側に接続する
と共に、配管71、72に夫々開閉弁96、97を介設
し、コントローラ95により開閉弁96、97の開閉を
制御するように構成する。なお圧力センサ93、94及
びコントローラ95は、この例では圧力差検知手段を構
成するものである。
【0045】排気を開始して搬送室11内を減圧する
と、搬送室11内の圧力検出値が前記内部空間の圧力検
出値よりも小さくなるので、開閉弁96が開き、内部空
間が排気され、一連の動作の繰り返しで等圧に排気され
ていく。また搬送室11内に給気を行う場合には、搬送
室11内の圧力検出値が前記内部空間の圧力検出値より
も大きくなるので、開閉弁97が開き、前記内部空間へ
給気される流路が確保され、一連の動作を繰り返し、等
圧に給気されていく。
【0046】以上においてアームの関節部分に用いるシ
ール手段としては磁気シール部に限らずシリコンゴムや
バイトンなどからなるOリングを重ねて回転軸が回転で
きるように構成したものであってもよい。また搬送装置
は関節アームに限らず例えば水平旋回できる1本のアー
ムであってもよい。更に搬送装置が設置される真空室と
しては、クラスタツールの搬送室に限らず、CVD、ス
パッタリング、エッチャー、検査などを行う処理室であ
ってもよいし、ロードロック室であってもよい。搬送装
置を例えばCVDなどの処理室内に設ける場合には、カ
バー体は処理環境に耐えられるものを用いることが必要
である。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように本発明の真空室内搬送
装置によれば、真空室雰囲気中への発塵や発ガスを防止
でき、被搬送物の汚染を避けることができる。また真空
室内が化学的雰囲気になる場合には、その雰囲気から搬
送装置内部を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送装置が適用される真空処理装置の
全体の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例に係る搬送装置の外
観を示す斜視図である。
【図3】上述搬送装置の内部を示す縦断側面図である。
【図4】上述搬送装置における第1アーム、第2アーム
間の関節部分を示す断面図である。
【図5】磁気シール部を示す縦断側面図である。
【図6】上述搬送装置における第2アーム、第3アーム
間の関節部分を示す断面図である。
【図7】上述搬送装置における第1アームの基端部及び
同軸二軸体を示す断面図である。
【図8】図7のA−A線に沿った断面図である。
【図9】上述搬送装置の特徴部分の概略を示す説明図で
ある。
【図10】本発明の他の実施の形態の特徴部分の概略を
示す説明図である。
【図11】本発明の更に他の実施の形態の特徴部分の概
略を示す説明図である。
【符号の説明】
10 搬送装置 11 搬送室 1 第1アーム 2 第2アーム 3 第3アーム 20 同軸二軸体 21 外軸 22 中軸 31、32、36、37 タイミングプーリ 33、35 タイミングベルト 42、44、45、48、64、65 軸受け部 43、47、61、66 磁気シール部 51、53 通気路 52、66a、67a 連通孔 71、72 配管 73 第1の逆止弁 74 第2の逆止弁 81 排気管 83 給気管 91、92、96、97、 開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G02F 1/13 101 G02F 1/13 101 1/1333 500 1/1333 500 (72)発明者 松島 圭一 東京都港区赤坂5丁目3番6号 東京エレ クトロン株式会社内 (72)発明者 石井 勝美 神奈川県津久井郡城山町町屋1丁目2番41 号 東京エレクトロン東北株式会社相模事 業所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のア−ムを回転軸及び軸受け部によ
    り回転自在に連結して関節ア−ムを構成し、基端側のア
    −ムと駆動源との間に設けられた回転軸を回転させ、そ
    の回転を、ア−ムに設けられた伝達機構を介して先端側
    のア−ムに伝達することにより真空室内で搬送動作する
    搬送装置において、 ア−ム毎に設けられ、関節部の軸受け部および前記伝達
    機構を覆うカバ−体と、 前記カバ−体と関節部の回転軸との間に設けられ、前記
    軸受け部および伝達機構が位置する雰囲気と真空室内雰
    囲気との間を回転軸が回転できるように気密にシ−ルす
    るシ−ル手段と、を備えたことを特徴とする真空室用搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 複数のア−ムを回転軸及び軸受け部によ
    り回転自在に連結して関節ア−ムを構成し、基端側のア
    −ムと駆動源との間に設けられた回転軸を回転させ、そ
    の回転を、ア−ムに設けられた伝達機構を介して先端側
    のア−ムに伝達することにより真空室内で搬送動作する
    搬送装置において、 ア−ム毎に設けられ、関節部の軸受け部および前記伝達
    機構を覆うカバ−体と、 前記カバ−体と関節部の回転軸との間に設けられ、前記
    軸受け部および伝達機構が位置する雰囲気と真空室内雰
    囲気との間を回転軸が回転できるように気密にシ−ルす
    るシ−ル手段と、 カバ−体の内部空間と真空室内雰囲気との圧力差が前記
    シ−ル手段の許容圧力差未満になるように当該圧力差を
    調整する調圧手段と、を備えたことを特徴とする真空室
    用搬送装置。
  3. 【請求項3】 複数のア−ムを回転軸及び軸受け部によ
    り回転自在に連結して関節ア−ムを構成し、基端側のア
    −ムと駆動源との間に設けられた回転軸を回転させ、そ
    の回転を、ア−ムに設けられた伝達機構を介して先端側
    のア−ムに伝達することにより真空室内で搬送動作する
    搬送装置において、 ア−ム毎に設けられ、関節部の軸受け部および前記伝達
    機構を覆うカバ−体と、 前記カバ−体と関節部の回転軸との間に設けられ、前記
    軸受け部および伝達機構が位置する雰囲気と真空室内雰
    囲気との間を回転軸が回転できるように気密にシ−ルす
    るシ−ル手段と、 各カバ−体の内部空間同士を互いに連通する第1の通気
    路と、 基端側のア−ムと駆動源との間の回転軸の内方側に設け
    られ、−端側が前記カバ−体の内部空間に連通すると共
    に他端側が真空室の外部に導出される第2の通気路と、 この第2の通気路の他端側と真空室内との間に設けら
    れ、前記カバ−体の内部空間と真空室内雰囲気との圧力
    差が前記シ−ル手段の許容圧力差未満になるように当該
    圧力差を調整する調圧手段と、を備えたことを特徴とす
    る真空室用搬送装置。
  4. 【請求項4】 回転軸を備え、真空室内で搬送動作を行
    う搬送機構において、 前記回転軸の軸受け部および当該回転軸を駆動する機構
    を覆う気密なカバ−体と、 このカバ−体と回転軸との間に設けられ、前記軸受け部
    および前記機構が位置する雰囲気と真空室内雰囲気との
    間を回転軸が回転できるように気密にシ−ルするシ−ル
    手段と、 前記カバ−体の内部空間と真空室内雰囲気との圧力差が
    前記シ−ル手段の許容圧力差未満になるように当該圧力
    差を調整する調圧手段と、を備えたことを特徴とする真
    空室用搬送装置。
  5. 【請求項5】 調圧手段は、真空室内とカバ−体の内部
    空間との間に介設された少なくとも一つの弁を備え、 前記真空室内とカバ−体の内部空間との間に圧力差が生
    じたときに前記弁を開け、真空室内と前記内部空間の圧
    力差をシ−ル手段の許容圧力差未満にすることを特徴と
    する請求項2、3または4記載の真空室用搬送装置。
  6. 【請求項6】 調圧手段は、真空室内とカバ−体の内部
    空間との間に介設された少なくとも一つの弁と、真空室
    内及び前記内部空間の圧力差を検知する圧力差検知手段
    と、を備え前記圧力差検知手段が圧力差を検出したとき
    に前記弁を開け、真空室内と前記内部空間の圧力差をシ
    −ル手段の許容圧力差未満にすることを特徴とする請求
    項2、3または4記載の真空室用搬送装置。
  7. 【請求項7】 調圧手段は、真空室内を排気するための
    排気路または真空室内とカバ−体の内部空間との間に介
    設された第1の弁と、真空室内に給気するための給気路
    または真空室内と前記内部空間との間に介設された第2
    の弁と、前記真空室内及び前記内部空間の圧力差を検知
    する圧力差検知手段と、を備え、 前記真空室内の圧力が前記内部空間の圧力よりも低いと
    きには前記第1の弁を開き、真空室内の圧力が前記内部
    空間の圧力よりも高いときには前記第2の弁を開き、真
    空室内と前記内部空間との圧力差を、シ−ル手段の許容
    圧力差未満にすることを特徴とする請求項2、3または
    4記載の真空室用搬送装置。
  8. 【請求項8】 調圧手段は、真空室内を排気するための
    排気路または真空室内とカバ−体の内部空間との間に介
    設され、前記内部空間から前記排気路または真空室内へ
    通流可能な第1の逆止弁と、真空室内に給気するための
    給気路または真空室内と前記内部空間との間に介設さ
    れ、前記給気路または真空室内から前記内部空間へ通流
    可能な第2の逆止弁と、を備え、 前記第1および第2の逆止弁の作動圧力は、シ−ル手段
    の許容圧力差未満であることを特徴とする請求項2、3
    または4記載の真空室用搬送装置。
  9. 【請求項9】 真空室内雰囲気とカバ−体の内部空間と
    の間に設けられ、シ−ル手段の許容圧力差よりも小さ
    く、調圧手段の弁が作動するときの圧力差よりも高い圧
    力差で導通する、双方向の安全弁または逆並列に設けら
    れた片方向の安全弁を備えたことを特徴とする請求項
    2、3、4、5、6、7または8記載の真空室用搬送装
    置。
  10. 【請求項10】 シ−ル手段は、磁性流体シ−ルである
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8または9記載の真空室用搬送装置。
  11. 【請求項11】 シ−ル手段は,Oリングであることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8また
    は9記載の真空室用搬送装置。
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