JPH09131356A - 歯科情報処理方法及び装置 - Google Patents

歯科情報処理方法及び装置

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JPH09131356A
JPH09131356A JP29110695A JP29110695A JPH09131356A JP H09131356 A JPH09131356 A JP H09131356A JP 29110695 A JP29110695 A JP 29110695A JP 29110695 A JP29110695 A JP 29110695A JP H09131356 A JPH09131356 A JP H09131356A
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dental
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 治療情報を入力する際に、診察内容の記載を
間違えることがない、入力の容易な歯科情報処理装置を
提供する。 【解決手段】 患者毎の歯科治療情報を登録し、登録デ
ータを処理する歯科治療処理装置であって、患者に対す
る治療情報を入力ガイダンス画面を参照して入力する
際、入力ガイダンス画面の一部に現時点での患者の口腔
内全体の状態及び治療の進行状況を容易に認識可能なよ
うに歯番と共に歯牙の形を模式的に表示し、更にその上
下に歯周の状態も併せて表示する。この際口腔内の全て
の歯の少なくとも歯牙情報及び歯周情報を視覚的に表示
させ、未治療歯、治療予定歯、治療中の歯、欠損歯、治
療済みの歯を互いに区別可能とし、併せて歯の根管数を
視認可能に前記歯牙情報とともに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は患者毎の歯科治療情
報を登録し、登録データを処理する歯科治療処理方法及
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、近年のコンピュータ技術の発
達により、各種情報処理装置も小型化が進み、各種の異
種分野において使用される様になってきた。歯科治療の
分野においても同様であり、患者ごとの歯科治療情報を
コンピュータに入力し、随時読み出すことができるもの
が登場してきている。
【0003】そしてそれらの中には、治療情報を入力し
てカルテなどを印刷出力できるものも登場してきてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
の種の装置は、治療情報を入力する際に、過去のカルテ
等を参照しながら治療情報を入力しており、カルテにお
ける歯式表現では歯式を見ただけではその歯の状態を読
み取ることができなかった。
【0005】このため、診察内容の記載を間違えること
が起こりうる。例えば、歯科医師が右上の7番の歯を治
療したつもりでカルテに記載しようとしたときに、実際
にはその歯は、過去に抜歯されており、隣の6番の歯で
あった等ということが発生し得た。
【0006】この誤って入力したカルテを修正すること
は非常に面倒であり、このような入力誤りを有効に防止
できる技術が求められていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解決することを目的として成されたもので、上述の問題
点を解決する一手段として以下の構成を備える。
【0008】即ち、患者毎の歯科治療情報を登録し、登
録データを処理する歯科治療処理装置であって、患者に
対する治療情報を入力ガイダンス画面を参照して入力す
る歯科治療情報入力手段と、患者毎の歯科治療情報を登
録する登録手段と、前記入力手段により歯科治療情報を
入力する際に前記登録手段に登録された患者毎の歯科治
療情報より当該治療を行う患者の治療状態を認識する認
識手段と、前記認識手段の認識結果に従って前記入力手
段での入力ガイダンス画面の一部に現在までの患者の口
腔内全体の歯の状態を表示する口腔内表示手段とを備
え、前記入力手段は前記口腔内表示手段の表示情報を確
認して歯科治療情報を入力可能とすることを特徴とす
る。
【0009】そして例えば、前記口腔内表示手段は、口
腔内の全ての歯の少なくとも歯牙情報及び歯周情報を視
覚的に表示することを特徴とする。あるいは、前記口腔
内表示手段は、歯の状態として未治療歯、治療予定歯、
治療中の歯、欠損歯、有髄歯、無髄歯、治療済みの歯を
互いに区別可能に表示することを特徴とする。そして、
前記口腔内表示手段は、併せて歯の根管数を視認可能に
前記歯牙情報とともに表示することを特徴とする。
【0010】更に例えば、前記入力手段は、治療入力時
に前記登録手段の登録情報より治療入力情報中の入力候
補を抽出して優先的に表示させることを特徴とする。
【0011】
【作用】以上の構成において、患者ごとの治療時点にお
ける歯の状態を容易に認識することができ、歯科治療情
報の入力誤りを容易に防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0013】図1は本発明に係る発明の実施の形態の一
例のブロツク構成図である。
【0014】図1において、10はROM11に格納さ
れたプログラムに従い、本例装置の全体制御を司る制御
部、11は上述のCPU10のプログラム等を記憶する
ROM、12はCPU10の処理経過等を一時記憶する
ためのRAM、20は後述する患者ごとの歯科情報を登
録するファイル部である。
【0015】また、31は表示部41を制御する表示制
御部、32はプリンタ42を制御するプリンタ制御部、
33は操作部43及びマウス44入力を制御する操作制
御部、35は外部記憶装置45を制御する外部記憶制御
部、36は内部記憶装置46を制御する内部記憶制御部
である。
【0016】更に、41は後述する入力ガイダンス情報
を始めとした各種情報を表示する表示部であり、本例に
おいてはカラーCRTディスプレイを採用している。4
2は歯科情報の処理結果を印刷出力するプリンタであ
り、本例の装置で作成したカルテなどを印刷出力するこ
とができる。
【0017】43は操作部であり、フルキーボードを備
える構成となっている。また、44はマウスであり、操
作制御部33の制御下でマウス44によるカーソル移動
などが可能に構成されている。
【0018】更に、45は外部記憶装置であり、他の装
置で作成した各種の情報を本例の装置内に取込むことが
可能に構成されている。外部記憶装置としては各種の記
憶押す知を使用することができ、例えばFD装置、磁気
ディスク装置、光磁気ディスク装置等、各種の大容量記
憶装置を接続することができる。46は内部記憶装置で
あり、例えばハードディスク装置で構成されている。
【0019】本例では、以上の構成を備え、患者毎に操
作部43より、あるいは、外部記憶装置45よりの患者
情報の読み出しにより治療すべき患者情報を入力し、歯
科治療情報としてファイル部20又は内部記憶装置46
に記憶する。なお、所定期間が経過した情報等で、装置
内部に記憶することができなくなった場合、或は内部に
記憶させておく必要性が少なくなった場合には、外部記
憶装置の記憶媒体に記憶させておく。なおこの場合に
は、必要に応じて読み出してきて装置内部に格納するこ
とができる。
【0020】本例においては、患者毎の情報のほかに、
カルテ等の作成を補助する機能も附加されており、この
カルテ作成の補助の為の歯科治療情報や、治療状況の入
力状態等も保持されている。
【0021】以上の構成を備える本例におけるカルテ業
務で使用される患者情報、歯科情報などを登録するファ
イルの概略構成例を図2に示す。
【0022】図において、100はマスタファイル群で
あり、診療マスタ、薬剤マスタ、病名マスタ、コメント
入力表マスタ、計画治療表マスタ、一部負担金表マス
タ、保険種別表マスタ、口腔内情報制御マスタ、新患者
登録マスタ、懸隔治療表学習マスタ、根管数マスタ等よ
り構成されており、以下に示す他のファイルのマスタフ
ァイルであり、内部記憶装置46に登録されている。
【0023】200はマスタ管理であり、マスタファイ
ル群100のマスタファイルを参照して計画治療誘導・
絞り込み学習結果データ400、患者仮確定領域データ
500中の各ファイルの管理を行う。300は患者個人
データファイル群であり、患者原簿データ、患者来院単
位データ、患者処置データ、患者病名データ、患者口腔
内情報データ、患者病歴データ、会計データ等より構成
されている、このファイル群も内部記憶装置46に登録
されている。
【0024】この患者個人データファイル群300及び
マスタファイル群100は、必要に応じて読み出され、
ファイル部20内に格納され、各種処理が行われる事に
なる。そして、処理が終了した後必要に応じて内部記憶
装置46に再登録される。
【0025】また、400は計画治療誘導・絞り込み学
習結果データであり、実際の使用時にファイル部20に
形成されるデータファイルである。更に、500は患者
仮確定領域データであり、本例においては、各種のレセ
プト入力処理において、例えば病名を特定しない場合で
あっても他の必要項目を入力可能に構成されており、未
特定の項目にあっては、仮にもっとも可能性の高いもの
を仮の確定データとしてこのファイルに登録し、確定項
目とは区別がつく態様で表示等される。
【0026】上述の計画治療誘導・絞り込み学習結果デ
ータ400の詳細構成を図3に示す。
【0027】図3において、401は患者情報を登録し
てある患者原簿ファイル、402はレセプトに記載すべ
きレセプト部位と当該部位の病名を登録してあるレセプ
ト部位・病名ファイルである。405は患者の来院単位
での処置部位と当該部位の病名を登録してある来院単位
処置部位・病名ファイル、406は来院単位での患者に
行った処置を登録してある来院単位処置データであり、
来院単位処置部位・病名ファイル405及び来院単位処
置ファイル406とは互いに来院単位での処置データを
登録するものであり共通の来院単位の管理表に従って管
理されている。
【0028】また、411は審査時の口腔内情報を登録
してある審査時口腔内情報ファイル、412は治療開始
時点における口腔内情報を登録してある現状口腔内情報
ファイル、413は初診時の口腔内情報を登録してある
初診時口腔内情報ファイルである。審査時口腔内情報フ
ァイル411、現状口腔内情報ファイル412,初診時
口腔内情報ファイル413は共通の口腔内情報管理表に
従って管理されている。
【0029】421は審査時の病歴情報を登録してある
審査時病歴情報ファイル、422は治療開始時点におけ
る病歴情報を登録してある現状病歴情報ファイル、42
3は初診時の病歴情報を登録してある初診時病歴情報フ
ァイルである。審査時病歴情報ファイル421、現状病
歴情報ファイル422,初診時病歴情報ファイル423
は共通の病歴情報管理表に従って管理されている。
【0030】更に、431は歯番毎の歯番単位での処置
情報を登録してある歯番単位処置情報ファイル、432
は歯番毎の歯番単位での処置部位及び当該処置部位の病
名を情報を登録してある歯番単位処置部位・病名情報フ
ァイル、433は歯番毎の歯番単位でのレセプト病名情
報を登録してある歯番単位レセプト病名ファイルであ
る。歯番単位処置情報ファイル431、歯番単位処置部
位・病名情報ファイル432、歯番単位レセプト病名フ
ァイル433は共通の歯番単位データ管理表に従って管
理されている。
【0031】なお、441は月単位での処置情報の累計
を登録してある累計月単位処置情報ファイル、442は
日単位での処置情報の累計を登録してある累計日単位処
置情報ファイルである。
【0032】以上の構成を備える本例における歯科情報
処理装置を利用して歯科医師が治療を行い、レセプト作
成を行う一連の処理の概要を図4に示す。
【0033】治療入力処理が選択されると、ステップS
10の処理に移行し、表示部41の表示が不図示の基本
画面より治療入力画面の治療部位の入力画面に移行す
る。この治療部位の入力処理においては、まずステップ
S11において操作部43より治療部位の歯番を入力す
る。本例の装置は、この治療部位入力が行われると、欠
損を含む入力された治療部位を確定する処理を行なう。
【0034】なお、本例においては、図3に示す現状口
腔内情報ファイル412を参照して表示部41に口腔内
情報を視覚的に表示し、治療部位の状態を視覚的に確認
できるように構成している。これにより、治療部位の入
力誤りを大幅に減少させることが可能となっている。更
に、本例においては、治療部位の情報も保持している為
に、欠損歯が治療部位として入力されたような場合にお
いても後述する様に他の歯番との関連で治療する可能性
を考慮して、治療部位としての指定入力を可能としてい
る。
【0035】入力部位の入力が終了するとステップS2
0において入力した治療部位に対して行なうべき処置を
指定入力する。具体的には、まずステップS21で処置
の回数の予想を入力し、続いてステップS22で具体的
に行なう処置を入力する。なお、本例においては、歯番
単位処置部位・病名ファイル432などを参照して過去
の当該部位に対する治療状況や歯の状態に鑑みて予想さ
れる処置に対して優先順位を決定し、行われる可能性が
高いと判断した処置より順に表示するように制御してい
る。このため、処置の入力が非常になり易くなってい
る。
【0036】続いてステップS30の病名入力処理に進
む。具体的には、まずステップS31で歯番単位処置部
位・病名ファイル432などを参照して過去の当該部位
に対する治療状況や病名に鑑みて予想される病名に対し
て優先順位を決定し、可能性が高いと判断した病名より
順に表示するように制御している。このため、医師は次
にステップS32においてこの表示を確認して処置を行
なう歯の病名を指定入力する。なお、ここで病名の確定
入力処理が行われなかった場合においても次の処置に進
むことが可能に構成されており、後でこの病名を指定可
能に構成されている。これは、初診の場合等治療が終了
してから病名を決めたほうがよい場合があることを考慮
した為である。この場合には、仮の病名として優先順位
の第1番目の病名を仮の病名として確定する。この場合
には仮確定病名及び候補病名を患者仮確定領域データ5
00内に登録することになる。
【0037】このステップS32における処置入力が行
われると、ステップS40で以上の入力結果を基に新た
な口腔内情報を作成して例えば現状口腔内情報ファイル
を更新する処理を行なう。更に、その後ステップS50
で新たな病名データを基にレセプト病名編集処理を行
い、最後にステップS60で入力終了チェックを行い処
理を終了する。
【0038】上述した図4に示す処置部位入力処理にお
ける表示部41の最初の入力画面の例を図5に示す。
【0039】本例においては、現状口腔内情報ファイル
412等を参照して処置部位の入力に先立って治療しよ
うとする患者の登録情報を読み出してきて口腔内情報と
して視覚的に表示することとしており、図5に501で
示すように口腔内の歯の状態を上下左右の歯番とともに
表示している。図5に示す状態は、患者情報が予め入力
されており、処置部位として左上の歯番7が入力された
状態を示している。
【0040】なお、本例の表示部41は実際にはカラー
CRTディスプレイ装置で構成されており、この口腔内
情報もカラー表示を行なっている。このため、各歯の状
態が非常に詳細に藩閥できるものとなっている。
【0041】この口腔内の歯の状態表示がどのような歯
の状態であるかをいつでも確認できるように、また、歯
科医師が自分で表示形態を変更などできるようにするた
め、本例においては口腔内情報制御表表示/修正モード
を有しており、このモードにおいては各種の症状と表示
形態との関係を容易に修正でき、また、確認知ることが
できる。この口腔内情報制御表表示/修正モードにおけ
る表示部41における表示例を図6に示す。
【0042】図6の左上部に601で示すように、本例
においては、未治療歯、治療完了歯、生活歯、失活歯、
欠損歯、残根歯、即時義歯、治療中の歯(1〜3指定可
能)、根治療中の歯(1〜3指定可能)、抜歯欠損の歯
番、ポンテックの歯番、支台歯の区別を模式的に表わし
た図形で表現しており、根管数も併せて判別可能に表わ
している。
【0043】そして、この歯を模式的に表わした図形の
上下の領域602は歯周の状態を示している。
【0044】以上に表わしたように、本例においては、
口腔内の状態を容易に目視確認可能に表現したことによ
り、容易に治療すべき歯の状態が確認できる。このた
め、カルテ作成に当たって、歯番の入力間違いをなくす
ことができる。
【0045】この口腔内情報を見て治療すべき歯の歯番
を順次必要な数だけ入力すると、続いてステップS12
の処置部位の確定処理を実行する。この処置部位の確定
処理においては、入力歯番から既に口腔内情報ファイル
に欠損/残根/即時義歯で登録されている歯番があるか
否かを調べ、これらとして登録済みの歯番をまず除外す
る。除外した結果、残った入力歯番が無い場合には確定
処理を終了する。
【0046】ここで、入力された歯番が残った場合には
残った歯番について欠損/残根/即時義歯を含む歯番の
入力であることを知らせ、確定処理を行なうべく入力者
に問い合わせる。これに対して、入力者は欠損/残根/
即時義歯となっている歯番に対していずれの状態である
かの入力をする。そして、欠損であると入力された場合
には口腔内情報情報ファイルに欠損として登録し、仮確
定データの1歯単位歯番状態としても仮登録する。残根
歯入力の場合、及び即時義歯としての入力の場合にも同
様に登録を行なう。
【0047】この入力者に対する確定入力画面の例を図
7に示す。例えばマウス45より所望の状態表示領域に
カーソルを移動させてクリック入力することにより、欠
損歯等の確定が行われる。
【0048】また、ステップS20における処置入力に
おいては、指定された歯番の歯の状態より予想される処
置を優先順位を付けて処置を行なうと予想されるものか
ら順次表示するように構成されており、この場合にも表
示画面の右上には歯番とともに口腔内情報が視覚的に表
示されていることより、歯の状態を確認しながら入力す
ることができる。
【0049】この処置入力の際の表示画面の例を図8に
示す。図8に示す例においては、処置部位の入力として
左上部の(765432)の各歯番が指定入力されてお
り、口腔内情報に明らかな様に、これらが欠損歯であ
り、6番の歯番のみ根管が残存している状態であること
が表示されている。
【0050】そして、この場合における処置として行わ
れる可能性の高い処置より順次計画治療一覧の欄に表示
されている。そして、入力者はこの一覧を見て、操作部
43のキーボードより該当する番号を必要なだけ入力す
ることにより処置入力を行なうことができる。
【0051】以上説明したように本例によれば、歯科治
療に先立って各種入力を行なう際に、同時に口腔内情報
が視覚的に表示される為、患者の現時点での口腔内の状
態が容易に確認することができる。このため、カルテ作
成時に処置する歯の歯番を間違えて入力するなどの不具
合を有効に防止できる。
【0052】また、欠損歯等に対する処置入力も他の歯
の治療入力と同様に行なうことができ、操作性が向上す
る。更に、処置の入力時においても現時点での口腔内情
報が把握可能に構成されていることより、これから行な
うべき処置として可能性の高いものより順次表示するこ
とが容易に行なうことができる。例えば現在までの治療
の経過等を参照して処置に優先順位を与えることができ
る。図8の例においては、欠損歯等に特有の処置を優先
的に表示させている。
【0053】なお、以上の説明は、表示部41への表示
画面に口腔内情報を表示させる例を説明したが、本発明
は以上の例に限定されるものではなく、例えば治療入力
直前の患者の口腔内情報をプリンタ42より印刷出力
し、この印刷出力された口腔内情報を確認しながらカル
テを作成しても歯番入力の誤りを有効に防止できるとと
もに、行なうべく処置のカルテへの記載ミス防止にも役
立つ。
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、患者
ごとの治療時点における歯の状態を容易に認識すること
ができ、歯科治療情報の入力誤りを容易に防ぐことがで
きる。即ち、患者の口腔内情報をリアルタイムで表示確
認でき、各種歯科情報の入力時における入力誤りを有効
に防止することができる。さらに、この表示も、歯牙の
状態とともに歯周の状態も併せて表示される為、この表
示を確認することにより患者の口腔内の状態が極めて容
易に把握できる。更に、リアルタイムで口腔内の状態を
把握可能であることより、行なうと予想される処置を特
定することも容易となりる。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発明の実施の形態の一例の歯科情
報処理装置のブロツク構成図である。
【図2】本例におけるカルテ業務で使用される患者情
報、歯科情報などを登録するファイルの概略構成例を示
す図である。
【図3】図2に示す計画治療誘導・絞り込み学習結果デ
ータの詳細構成を示す図である。
【図4】本例の歯科医師における治療時の入力、及びレ
セプト作成を行う一連の処理の概要を示すフローチャー
トである。
【図5】図4に示す処置部位入力処理における表示部の
入力画面の例を示す図である。
【図6】本例の口腔内情報制御表表示/修正モードにお
ける表示部における表示例を示す図である。
【図7】本例の処置部位の確定処理における入力ガイダ
ンス表示例を示す図である。
【図8】本例の処置入力処理における入力ガイダンス表
示例を示す図である。
【符号の説明】
10 制御部 11 ROM 12 RAM 20 ファイル部 31 表示制御部 32 プリンタ制御部 33 操作制御部 35 外部記憶制御部 36 内部記憶制御部 41 表示部 42 プリンタ 43 操作部 44 マウス 45 外部記憶装置 46 内部記憶装置 100 マスタファイル群 200 マスタ管理 300 患者個人データファイル群 400 計画治療誘導・絞り込み学習結果データ 500 患者仮確定領域データ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者毎の歯科治療情報を登録し、登録デ
    ータを処理する歯科治療処理装置であって、 患者に対する治療情報を入力ガイダンス画面を参照して
    入力する歯科治療情報入力手段と、 患者毎の歯科治療情報を登録する登録手段と、 前記入力手段により歯科治療情報を入力する際に前記登
    録手段に登録された患者毎の歯科治療情報より当該治療
    を行う患者の治療状態を認識する認識手段と、 前記認識手段の認識結果に従って前記入力手段での入力
    ガイダンス画面の一部に現在までの患者の口腔内全体の
    歯の状態を表示する口腔内表示手段とを備え、 前記入力手段は前記口腔内表示手段の表示情報を確認し
    て歯科治療情報を入力可能とすることを特徴とする歯科
    情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記口腔内表示手段は、口腔内の全ての
    歯の少なくとも歯牙情報及び歯周情報を視覚的に表示す
    ることを特徴とする請求項1記載の歯科情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記口腔内表示手段は、歯の状態表示と
    して未治療歯、治療予定歯、治療中の歯、欠損歯、治療
    済みの歯を互いに区別可能に表示することを特徴とする
    請求項1又は2のいずれかに記載の歯科情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記口腔内表示手段は、併せて歯の根管
    数を視認可能に前記歯牙情報とともに表示することを特
    徴とする請求項3記載の歯科情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記入力手段は、治療入力時に前記登録
    手段の登録情報より治療入力情報中の入力候補を抽出し
    て優先的に表示させることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載の歯科情報処理装置。
  6. 【請求項6】 患者毎の歯科治療情報を登録する登録手
    段を備え、登録データを処理する歯科治療処理装置にお
    ける歯科情報処理方法であって、 患者に対する治療情報を入力ガイダンス画面を参照して
    入力する際に前記登録手段に登録された患者毎の歯科治
    療情報より当該治療を行う患者の治療状態を認識して前
    記入力ガイダンス画面の一部に現在までの患者の口腔内
    全体の歯の状態を表示させて前記口腔内の表示情報を確
    認して歯科治療情報を入力可能とすることを特徴とする
    歯科情報処理方法。
  7. 【請求項7】 前記口腔内の表手情報は、口腔内の全て
    の歯の少なくとも歯牙情報及び歯周情報を視覚的に表示
    させ、未治療歯、治療予定歯、治療中の歯、欠損歯、有
    髄歯、無髄歯、治療済みの歯を互いに区別可能とするこ
    とを特徴とする請求項6記載の歯科情報処理方法。
  8. 【請求項8】 前記口腔内の表示情報は、併せて歯の根
    管数を視認可能に前記歯牙情報とともに表示するもので
    あることを特徴とする請求項7記載の歯科情報処理方
    法。
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JPH09131356A true JPH09131356A (ja) 1997-05-20
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