JPH09130946A - ケ−ブル保護用自在曲管 - Google Patents
ケ−ブル保護用自在曲管Info
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- JPH09130946A JPH09130946A JP28197495A JP28197495A JPH09130946A JP H09130946 A JPH09130946 A JP H09130946A JP 28197495 A JP28197495 A JP 28197495A JP 28197495 A JP28197495 A JP 28197495A JP H09130946 A JPH09130946 A JP H09130946A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ケ−ブル保護管の多列・多段配列を充分コンパ
クトに行い得、管枕による支持を安定に行い得るケ−ブ
ル保護用自在曲管を提供する。 【解決手段】ケ−ブル保護管本体11,12の外径より
も大なる内径のカラ−管2の各端に、各ケ−ブル保護管
本体11,12の端部110,120が挿入され、これ
らの各挿入端部外周面とカラ−管内周面との間に弾性ス
ペ−サ3が介在されている。
クトに行い得、管枕による支持を安定に行い得るケ−ブ
ル保護用自在曲管を提供する。 【解決手段】ケ−ブル保護管本体11,12の外径より
も大なる内径のカラ−管2の各端に、各ケ−ブル保護管
本体11,12の端部110,120が挿入され、これ
らの各挿入端部外周面とカラ−管内周面との間に弾性ス
ペ−サ3が介在されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地中電力ケ−ブル用
保護管路の曲り部の構築に使用されるケ−ブル保護用自
在曲管に関するものである。
保護管路の曲り部の構築に使用されるケ−ブル保護用自
在曲管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】管路式地中電力ケ−ブルの布設において
は、マンホ−ル及びマンホ−ル間管路を構築し、電力ケ
−ブル(CVケ−ブル、OFケ−ブル等)を一方のマン
ホ−ルより他方のマンホ−ルに向け管路内に引き入れて
いる。この場合、管路の構築には、溝を掘削し、この溝
内にケ−ブル保護管を管枕で支持し多列多段にて敷設
し、溝内を土砂で埋め戻している。
は、マンホ−ル及びマンホ−ル間管路を構築し、電力ケ
−ブル(CVケ−ブル、OFケ−ブル等)を一方のマン
ホ−ルより他方のマンホ−ルに向け管路内に引き入れて
いる。この場合、管路の構築には、溝を掘削し、この溝
内にケ−ブル保護管を管枕で支持し多列多段にて敷設
し、溝内を土砂で埋め戻している。
【0003】ケ−ブル管路の曲り部の構築には、曲り保
護管を使用することが一般的であるが、曲り保護管が工
場生産であり曲率が固定されているために、任意の曲率
に対応できずフレキシビリティに欠け不便であった。一
方では、曲率を自在に設定できる自在継手を連続して使
用することにより曲り配管を施工することもあった。図
6は従来のプラスチック製自在継手を示し、ケ−ブル保
護管本体11’の一端に球面状雌口110’を成形し、
一端に管受口121’を有し他端に球面状雄口120’
を有する補助管12’の雄口120’をOリング3’を
介して雌口110’内に回動可能に装着している。
護管を使用することが一般的であるが、曲り保護管が工
場生産であり曲率が固定されているために、任意の曲率
に対応できずフレキシビリティに欠け不便であった。一
方では、曲率を自在に設定できる自在継手を連続して使
用することにより曲り配管を施工することもあった。図
6は従来のプラスチック製自在継手を示し、ケ−ブル保
護管本体11’の一端に球面状雌口110’を成形し、
一端に管受口121’を有し他端に球面状雄口120’
を有する補助管12’の雄口120’をOリング3’を
介して雌口110’内に回動可能に装着している。
【0004】この自在継手における振り角は、雌口先端
の雄口付け根への当接で規制され、振り角0(雌口の中
心軸と補助管の中心軸とが同一軸線上にある状態)での
雌口先端a’と雄口付け根b’との間の円弧部分の円弧
角α1で最大振り角が定められる。
の雄口付け根への当接で規制され、振り角0(雌口の中
心軸と補助管の中心軸とが同一軸線上にある状態)での
雌口先端a’と雄口付け根b’との間の円弧部分の円弧
角α1で最大振り角が定められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記自在継手において
は、雌口110’と雄口120’との嵌合の安定化を図
り確実なシ−ル性を保証するために、雌口110’と雄
口120’との嵌合代h〔図5において、Rを雌口外面
の球面半径として、h=R(1−cosθ’)−tであ
る。ただし、tは雌口の肉厚〕をある程度確保する必要
があり、雌口外面の球面直径Rをケ−ブル保護管本体の
管径の1.5倍に設定している。しかしながら、かかる
雌口球面直径のもとでの最大振り角α1は8°〜10°
にすぎず、自在継手の振り角だけでは、設定できる曲げ
角の範囲が小さすぎるので、ケ−ブル保護管本体11’
を曲げ成形し、本体部11’の挿口の中心軸線と補助管
12’の中心軸線との角度α2を15°程度に設定して
いる。
は、雌口110’と雄口120’との嵌合の安定化を図
り確実なシ−ル性を保証するために、雌口110’と雄
口120’との嵌合代h〔図5において、Rを雌口外面
の球面半径として、h=R(1−cosθ’)−tであ
る。ただし、tは雌口の肉厚〕をある程度確保する必要
があり、雌口外面の球面直径Rをケ−ブル保護管本体の
管径の1.5倍に設定している。しかしながら、かかる
雌口球面直径のもとでの最大振り角α1は8°〜10°
にすぎず、自在継手の振り角だけでは、設定できる曲げ
角の範囲が小さすぎるので、ケ−ブル保護管本体11’
を曲げ成形し、本体部11’の挿口の中心軸線と補助管
12’の中心軸線との角度α2を15°程度に設定して
いる。
【0006】このように上記自在継手においては、雄口
・雌口嵌合部の球面径を管径の少なくとも1.5倍にし
ており、ケ−ブル保護管の多列・多段配列の巾及び高さ
が相当に大となって、溝をそれだけ広い巾及び深さで掘
削しなければならず、溝の掘削作業上及び埋め戻し作業
上不利である。また、ケ−ブル保護管本体が曲り管であ
るので、自在継手の管枕による支持状態の不安定性も懸
念される。更に、射出成形により成形せざるを得ず、多
種サイズについて成形金型を用意する必要があるので、
高コストである不利もある。
・雌口嵌合部の球面径を管径の少なくとも1.5倍にし
ており、ケ−ブル保護管の多列・多段配列の巾及び高さ
が相当に大となって、溝をそれだけ広い巾及び深さで掘
削しなければならず、溝の掘削作業上及び埋め戻し作業
上不利である。また、ケ−ブル保護管本体が曲り管であ
るので、自在継手の管枕による支持状態の不安定性も懸
念される。更に、射出成形により成形せざるを得ず、多
種サイズについて成形金型を用意する必要があるので、
高コストである不利もある。
【0007】ケ−ブル保護管接合部の封止性について考
察すると、その封止の程度は、管路内への水及び土砂の
侵入を防止し得てケ−ブル引き入れ、更には、ケ−ブル
の引き抜き撤去・更新引き入れをスム−ズに行い得るも
のでなければならない。而るに、上記のケ−ブル保護用
自在継手においては、雄口・雌口を深く嵌合させてはい
るが、その間をOリングのみでシ−ルしており、水封止
は完全とはいい難く、さらには、これが上記した溝の掘
削作業上及び埋め戻し作業上の不利や管枕による支持状
態の安定性低下の原因となっている。
察すると、その封止の程度は、管路内への水及び土砂の
侵入を防止し得てケ−ブル引き入れ、更には、ケ−ブル
の引き抜き撤去・更新引き入れをスム−ズに行い得るも
のでなければならない。而るに、上記のケ−ブル保護用
自在継手においては、雄口・雌口を深く嵌合させてはい
るが、その間をOリングのみでシ−ルしており、水封止
は完全とはいい難く、さらには、これが上記した溝の掘
削作業上及び埋め戻し作業上の不利や管枕による支持状
態の安定性低下の原因となっている。
【0008】本発明の目的は、曲自在接合部の封止性を
完全にすると共にケ−ブル保護管の多列・多段配列を充
分コンパクトに行い得、管枕による支持を安定に行い得
るケ−ブル保護用自在曲管を提供することにある。
完全にすると共にケ−ブル保護管の多列・多段配列を充
分コンパクトに行い得、管枕による支持を安定に行い得
るケ−ブル保護用自在曲管を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るケ−ブル保
護用自在曲管は、ケ−ブル保護管本体外径よりも大なる
内径のカラ−管の各端に、各ケ−ブル保護管本体の端部
が挿入され、これらの各挿入端部外周面とカラ−管内周
面との間に弾性スペ−サが介在されていることを特徴と
する構成である。
護用自在曲管は、ケ−ブル保護管本体外径よりも大なる
内径のカラ−管の各端に、各ケ−ブル保護管本体の端部
が挿入され、これらの各挿入端部外周面とカラ−管内周
面との間に弾性スペ−サが介在されていることを特徴と
する構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1の(イ)は本発明に
係るケ−ブル保護用自在曲管を示す断面図である。図1
の(イ)において、11,12はケ−ブル保護管本体
を、2はカラ−管を、3はカラ−管2の全内面にわたる
弾性スペ−サをそれぞれ示し、カラ−管2の内径はケ−
ブル保護管本体11,12の外径よりも大とされ、カラ
−管2の各端に各本体11,12の端部110,120
が挿入され、各本体端部110(120)と弾性スペ−
サ3との間及び弾性スペ−サ3とカラ−管2との間が接
着剤により接着されている。
実施の形態について説明する。図1の(イ)は本発明に
係るケ−ブル保護用自在曲管を示す断面図である。図1
の(イ)において、11,12はケ−ブル保護管本体
を、2はカラ−管を、3はカラ−管2の全内面にわたる
弾性スペ−サをそれぞれ示し、カラ−管2の内径はケ−
ブル保護管本体11,12の外径よりも大とされ、カラ
−管2の各端に各本体11,12の端部110,120
が挿入され、各本体端部110(120)と弾性スペ−
サ3との間及び弾性スペ−サ3とカラ−管2との間が接
着剤により接着されている。
【0011】上記において、ケ−ブル保護管本体11
(12)の挿入端部110(120)の端面内周はケ−
ブルの引込みをスム−ズに行い得るように面取りされて
いる。また、一方のケ−ブル保護管本体11の外側端部
は管受口111に成形されている。本発明に係るケ−ブ
ル保護用自在曲管においては、カラ−管の内周面と本体
外周面との間の間隔をS、カラ−管の長さを2Lとすれ
ば、図1の(イ)に示すように、本体11,12にモ−
メントMを加えて弾性スペ−サ3を変形させることによ
り、tanβ=S/Lを満たす角度2βをほぼ最大振り角
γとして曲げることができる。
(12)の挿入端部110(120)の端面内周はケ−
ブルの引込みをスム−ズに行い得るように面取りされて
いる。また、一方のケ−ブル保護管本体11の外側端部
は管受口111に成形されている。本発明に係るケ−ブ
ル保護用自在曲管においては、カラ−管の内周面と本体
外周面との間の間隔をS、カラ−管の長さを2Lとすれ
ば、図1の(イ)に示すように、本体11,12にモ−
メントMを加えて弾性スペ−サ3を変形させることによ
り、tanβ=S/Lを満たす角度2βをほぼ最大振り角
γとして曲げることができる。
【0012】上記において、弾性スペ−サ3には上記の
曲げを低いモ−メント力で容易に行い得るように低ヤン
グ率のものを使用することが好ましく、例えば、ゴム、
ウレタン樹脂、ポリエチレン発泡体、ポリ塩化ビニル発
泡体等が使用される。上記ケ−ブル保護管本体及びカラ
−管には、通常管路直線部のケ−ブル保護管と同材質の
ものが使用され、例えば、FRP管、複合FRP管、硬
質塩化ビニル管等が使用され、特に、カラ−管には、上
記の管材中、FRP管、複合FRP管を使用することが
好ましい。
曲げを低いモ−メント力で容易に行い得るように低ヤン
グ率のものを使用することが好ましく、例えば、ゴム、
ウレタン樹脂、ポリエチレン発泡体、ポリ塩化ビニル発
泡体等が使用される。上記ケ−ブル保護管本体及びカラ
−管には、通常管路直線部のケ−ブル保護管と同材質の
ものが使用され、例えば、FRP管、複合FRP管、硬
質塩化ビニル管等が使用され、特に、カラ−管には、上
記の管材中、FRP管、複合FRP管を使用することが
好ましい。
【0013】本発明に係るケ−ブル保護用自在曲管を使
用して、中間に曲り部を有する多列多段のケ−ブル管路
を敷設するには、本発明に係るケ−ブル保護用自在曲管
を上記の最大振り角の限度内の所定の角度で曲げ、一の
マンホ−ル側から接続、延線されてきた直線のケ−ブル
保護管を当該自在曲管の一方の本体の受口に受口・挿口
方式でゴムリングを介して接続し、同自在曲管の他方の
本体の挿口に次ぎのマンホ−ルに向け、直線のケ−ブル
保護管を受口・挿口方式でゴムリングを介して接続して
いき、自在曲管においては各本体の中間部を、自在継手
の前方並びに後方の直線のケ−ブル保護管においては受
口・挿口接合部の近傍箇所をそれぞれ管枕で支持して管
路を多列多段で敷設していく。
用して、中間に曲り部を有する多列多段のケ−ブル管路
を敷設するには、本発明に係るケ−ブル保護用自在曲管
を上記の最大振り角の限度内の所定の角度で曲げ、一の
マンホ−ル側から接続、延線されてきた直線のケ−ブル
保護管を当該自在曲管の一方の本体の受口に受口・挿口
方式でゴムリングを介して接続し、同自在曲管の他方の
本体の挿口に次ぎのマンホ−ルに向け、直線のケ−ブル
保護管を受口・挿口方式でゴムリングを介して接続して
いき、自在曲管においては各本体の中間部を、自在継手
の前方並びに後方の直線のケ−ブル保護管においては受
口・挿口接合部の近傍箇所をそれぞれ管枕で支持して管
路を多列多段で敷設していく。
【0014】地中ケ−ブル管路の構築については、溝の
掘削、溝底面に対する基礎工,この基礎工底面上への上
記したケ−ブル管路の多列・多段敷設、溝への土砂の埋
め戻し・埋め戻し土砂のタンパ−等による締め固め等の
手順で行われる。本発明に係るケ−ブル保護用自在曲管
において、ケ−ブル保護管本体11(12)の長さΣL
は、カラ−管2に挿入される長さをL1、管枕で支持さ
れる部分の長さをL2、挿口部または受口部の長さをL3
とすると、ΣL=L1+L2+L3で与えられ、図1に示
すケ−ブル保護用自在曲管の全長は2ΣLで与えられ
る。
掘削、溝底面に対する基礎工,この基礎工底面上への上
記したケ−ブル管路の多列・多段敷設、溝への土砂の埋
め戻し・埋め戻し土砂のタンパ−等による締め固め等の
手順で行われる。本発明に係るケ−ブル保護用自在曲管
において、ケ−ブル保護管本体11(12)の長さΣL
は、カラ−管2に挿入される長さをL1、管枕で支持さ
れる部分の長さをL2、挿口部または受口部の長さをL3
とすると、ΣL=L1+L2+L3で与えられ、図1に示
すケ−ブル保護用自在曲管の全長は2ΣLで与えられ
る。
【0015】本発明に係るケ−ブル保護用自在曲管にお
いては、図2に示すように、各本体11(12)とカラ
−管2との間に別体の弾性スペ−サ3,3を介在させる
こともでき、かかる構成にすれば、図1に示す、共通の
一個の弾性スペ−サを使用する場合よりも、曲げに対す
る弾性スペ−サの抵抗を小さくでき、それだけ曲げ力を
小さくできる。
いては、図2に示すように、各本体11(12)とカラ
−管2との間に別体の弾性スペ−サ3,3を介在させる
こともでき、かかる構成にすれば、図1に示す、共通の
一個の弾性スペ−サを使用する場合よりも、曲げに対す
る弾性スペ−サの抵抗を小さくでき、それだけ曲げ力を
小さくできる。
【0016】本発明に係るケ−ブル保護用自在曲管にお
いて、カラ−管の内周面と本体外周面との間の間隔Sと
カラ−管の半分長さLとの比S/Lを余り大きくする
と、カラ−管から本体が抜脱し易くなるので、S/L=
0.1〜0.2とすることが好ましい(最大振り角にし
て、ほぼ11.4°〜22.8°)。これ以上の曲げ角
を得るには、2連以上、好ましくは2〜3連とすること
が適切である。
いて、カラ−管の内周面と本体外周面との間の間隔Sと
カラ−管の半分長さLとの比S/Lを余り大きくする
と、カラ−管から本体が抜脱し易くなるので、S/L=
0.1〜0.2とすることが好ましい(最大振り角にし
て、ほぼ11.4°〜22.8°)。これ以上の曲げ角
を得るには、2連以上、好ましくは2〜3連とすること
が適切である。
【0017】また、図3に示すように、カラ−管2の両
端に突子21,21を、これらの突子に係止される突子
22を本体11,12の挿入先端を設けて抜け止めを図
ることもでき、特に、上記S/Lを0.2近くに設定す
るときにこの抜け止め用突子が有用となる。本発明に係
るケ−ブル保護用自在曲管においては、本体端部、カラ
−管及び弾性スペ−サが相互に接着接合されているため
に、水及び土砂の管内への侵入を阻止し得てケ−ブルの
スム−ズな引き入れ、更には、故障ケ−ブルのスム−ズ
な撤去・更新ケ−ブルのスム−ズな引き入れを保証し得
るものであり、発泡ウレタン樹脂、ポリエチレン発泡
体、ポリ塩化ビニル発泡体のような低ヤング率の弾性材
スペ−サが自在継手の曲げに伴い不均一に圧縮されるに
もかかわらず、ケ−ブルのスム−ズな引き入れ・撤去に
は何らの支障も来さない。
端に突子21,21を、これらの突子に係止される突子
22を本体11,12の挿入先端を設けて抜け止めを図
ることもでき、特に、上記S/Lを0.2近くに設定す
るときにこの抜け止め用突子が有用となる。本発明に係
るケ−ブル保護用自在曲管においては、本体端部、カラ
−管及び弾性スペ−サが相互に接着接合されているため
に、水及び土砂の管内への侵入を阻止し得てケ−ブルの
スム−ズな引き入れ、更には、故障ケ−ブルのスム−ズ
な撤去・更新ケ−ブルのスム−ズな引き入れを保証し得
るものであり、発泡ウレタン樹脂、ポリエチレン発泡
体、ポリ塩化ビニル発泡体のような低ヤング率の弾性材
スペ−サが自在継手の曲げに伴い不均一に圧縮されるに
もかかわらず、ケ−ブルのスム−ズな引き入れ・撤去に
は何らの支障も来さない。
【0018】本発明に係るケ−ブル保護用自在曲管にお
いては、例えば、図4に示すように、両端側のケ−ブル
保護管本体11,13とも挿口方式とし、自在曲管を境
にして直線のケ−ブル保護管の両端を逆にしてケ−ブル
保護管の接続を行うこともできる。
いては、例えば、図4に示すように、両端側のケ−ブル
保護管本体11,13とも挿口方式とし、自在曲管を境
にして直線のケ−ブル保護管の両端を逆にしてケ−ブル
保護管の接続を行うこともできる。
【0019】
〔実施例1〕図4に示す構成であり、ケ−ブル保護管本
体11,12,13には呼び径150,長さ300mm
の複合FRP管を使用し、カラ−管2,2には内径が1
87mmφ(本体外径の1.1倍),厚み10mm,長
さ150mmの複合FRP間を使用した。従って、S/
L=0.1である。弾性スペ−サ3,…には軟質ウレタ
ン樹脂を使用した。
体11,12,13には呼び径150,長さ300mm
の複合FRP管を使用し、カラ−管2,2には内径が1
87mmφ(本体外径の1.1倍),厚み10mm,長
さ150mmの複合FRP間を使用した。従って、S/
L=0.1である。弾性スペ−サ3,…には軟質ウレタ
ン樹脂を使用した。
【0020】この実施例品の最大曲げ角は約22.8°
であり、カラ−管2の外径は207mmである。 〔実施例2〕図5に示すように、弾性スペ−サ3をカラ
−管2の各端部と各ケ−ブル保護管本体との間に設けた
以外、実施例1に同じとした。
であり、カラ−管2の外径は207mmである。 〔実施例2〕図5に示すように、弾性スペ−サ3をカラ
−管2の各端部と各ケ−ブル保護管本体との間に設けた
以外、実施例1に同じとした。
【0021】〔比較例〕図6に示す構成であり、呼び径
は実施例と同じく150である。全長は720mmであ
る。この比較例品の最大曲げ角は約23°(図6におい
て最大振れ角α1が約8であり°、傾斜角α2が15°)
であり、雌口外面の球面直径(2R)は255mmであ
る。
は実施例と同じく150である。全長は720mmであ
る。この比較例品の最大曲げ角は約23°(図6におい
て最大振れ角α1が約8であり°、傾斜角α2が15°)
であり、雌口外面の球面直径(2R)は255mmであ
る。
【0022】実施例品1,2のカラ−管2の外径は比較
例品の雌口の球面直径の約80%であり、実施例品にお
いては、既述した多列・多段配列の巾及び高さを比較例
に較べて充分に小さくできることが明らかである。ま
た、実施例品1,2では、ケ−ブル保護管本体11,1
2,13が直線であるために管枕で安定に支持できた
が、比較例品では本体11’が曲り管(曲り角15°)
であり、管枕で支持したところ座りが不安定であった。
例品の雌口の球面直径の約80%であり、実施例品にお
いては、既述した多列・多段配列の巾及び高さを比較例
に較べて充分に小さくできることが明らかである。ま
た、実施例品1,2では、ケ−ブル保護管本体11,1
2,13が直線であるために管枕で安定に支持できた
が、比較例品では本体11’が曲り管(曲り角15°)
であり、管枕で支持したところ座りが不安定であった。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るケ−ブル保護用自在曲管に
おいては、曲自在接合部の外径を充分に小さくでき、ケ
−ブル保護管を多列・多段配列しても自在継手相互間の
間隔を充分に狭くでき、多列・多段配列のケ−ブル保護
管を収容する溝の巾・深さをそれだけ小さくできるか
ら、溝の掘削作業及び埋め戻し作業が容易になる。ま
た、自在曲管のケ−ブル保護管本体を直線管にしても充
分に大きな曲り角を保証でき、ケ−ブル保護管本体を直
線管にして自在継手においても管枕による安定な支持が
可能となる。更に、弾性スペ−サに低ヤング率の材質を
使用して自在曲管を低いモ−メント力で曲げることがで
き、かかる低ヤング率弾性スペ−サのもとでも、ケ−ブ
ル保護管内への水及び土砂の侵入を確実に防止してケ−
ブルのスム−ズな引込み、撤去・更新引込みを保証でき
る。更にまた、カラ−管及びケ−ブル保護管本体に通常
の管材の切断品を使用できるから、低廉なケ−ブル保護
用自在曲管を提供できる。
おいては、曲自在接合部の外径を充分に小さくでき、ケ
−ブル保護管を多列・多段配列しても自在継手相互間の
間隔を充分に狭くでき、多列・多段配列のケ−ブル保護
管を収容する溝の巾・深さをそれだけ小さくできるか
ら、溝の掘削作業及び埋め戻し作業が容易になる。ま
た、自在曲管のケ−ブル保護管本体を直線管にしても充
分に大きな曲り角を保証でき、ケ−ブル保護管本体を直
線管にして自在継手においても管枕による安定な支持が
可能となる。更に、弾性スペ−サに低ヤング率の材質を
使用して自在曲管を低いモ−メント力で曲げることがで
き、かかる低ヤング率弾性スペ−サのもとでも、ケ−ブ
ル保護管内への水及び土砂の侵入を確実に防止してケ−
ブルのスム−ズな引込み、撤去・更新引込みを保証でき
る。更にまた、カラ−管及びケ−ブル保護管本体に通常
の管材の切断品を使用できるから、低廉なケ−ブル保護
用自在曲管を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(イ)本発明に係るケ−ブル保護用自在
曲管の一例を示す断面図、図1の(ロ)は同自在曲管の
曲げ状態を示す説明図である。
曲管の一例を示す断面図、図1の(ロ)は同自在曲管の
曲げ状態を示す説明図である。
【図2】本発明に係るケ−ブル保護用自在曲管の上記と
は別の例を示す断面図である。
は別の例を示す断面図である。
【図3】本発明に係るケ−ブル保護用自在曲管の上記と
は別の例の要部を示す断面図である。
は別の例の要部を示す断面図である。
【図4】本発明に係るケ−ブル保護用自在曲管の上記と
は別の例を示す断面図である。
は別の例を示す断面図である。
【図5】本発明に係るケ−ブル保護用自在曲管の上記と
は別の例を示す断面図である。
は別の例を示す断面図である。
【図6】従来のケ−ブル保護用自在継手の一例を示す断
面図である。
面図である。
11 ケ−ブル保護管本体 12 ケ−ブル保護管本体 13 ケ−ブル保護管本体 2 カラ−管 3 弾性スペ−サ
Claims (1)
- 【請求項1】ケ−ブル保護管本体外径よりも大なる内径
のカラ−管の各端に、各ケ−ブル保護管本体の端部が挿
入され、これらの各挿入端部外周面とカラ−管内周面と
の間に弾性スペ−サが介在されていることを特徴とする
ケ−ブル保護用自在曲管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28197495A JPH09130946A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | ケ−ブル保護用自在曲管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28197495A JPH09130946A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | ケ−ブル保護用自在曲管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09130946A true JPH09130946A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17646499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28197495A Pending JPH09130946A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | ケ−ブル保護用自在曲管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09130946A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111293645A (zh) * | 2020-03-20 | 2020-06-16 | 张文彩 | 一种upvc电缆保护管 |
JP2021040383A (ja) * | 2019-08-31 | 2021-03-11 | 株式会社オーコ | 線材収容ブロック |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP28197495A patent/JPH09130946A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021040383A (ja) * | 2019-08-31 | 2021-03-11 | 株式会社オーコ | 線材収容ブロック |
CN111293645A (zh) * | 2020-03-20 | 2020-06-16 | 张文彩 | 一种upvc电缆保护管 |
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