JP3370936B2 - 推進管継手構造 - Google Patents

推進管継手構造

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昭一 王地
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、管内圧力の高い
管路を形成する推進管の管継手構造に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】農業用水、工業用水及び下水圧送用の管
路には、高強度で耐食性が高く、かつ軽量である等の多
くの優れた特徴を有する繊維強化プラスチック(FR
P、FRPM)管が使用される。その管布設の多くは、
布設溝を開削して行っており、その管継手構造は、図5
に示すように、一方の管Pの一端にカラー1をパッキン
グ(ゴム輪)2を介在して嵌着固定して受口3をなし、
この受口3に他の管Pの一端(挿口4)をパッキング
(ゴム輪)5を介在して挿入固定している。 【0003】一方、下水管の布設には推進工法が採用さ
れており、その管にはFRPM製も多く使用され、その
管継手構造は、図6に示すように、一方の管Pの受口6
に、パッキング(ゴム輪)7を嵌着固定した他方の管P
の挿口8を挿入して、その挿入端面と受口6奥端面とを
クッション材9を介在して当接し、矢印のごとく、他方
の管Pを押し込むことにより推進して布設する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来、農業用水、工業
用水等の管路は、その布設に支障がある建物等のない場
所に構築されていたため、上述の開削によってその布設
が行われてきた。しかし、今日、それらの農業用水等の
管路においても、推進工法によらねばならない場合が多
くなり、その管路の高圧用推進管としてFRPM管の要
望が高まってきている。 【0005】しかしながら、従来、農業用水用等のFR
PM管の管継手構造は、上述のごとくカラー1が管Pの
外周面から突出しているため、推進時に、そのカラー1
が邪魔になる。 【0006】このため、図6に示す管継手構造のよう
に、管端を切削して受口6及び挿口8を形成することが
考えられる。しかし、この管継手構造は、両管P、Pの
接合部の内外面を切削して受口6と挿口7を形成するた
め、その作業が煩わしい。また、そのパッキング7はそ
の外面に断面半円状突起7aと襞状突起7bを設けたも
のであり、襞状突起7bは、挿入を円滑にするため、反
挿入方向(反矢印方向)に傾斜している。このため、圧
水管においては、管P内の流体が半円状突起7a、襞状
突起7bを越えて管継手外に漏れでる恐れがある。襞状
突起7bがその漏れ方向に傾いているからである。 【0007】この発明は、以上の実情の下、FRPM製
推進管において、その推進が可能で、かつ漏れの恐れの
少ない管継手構造を提供することを課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この発明は、まず管継手部で対向する両管端部外周
面をそれぞれ切削し、この切削部にカラーをパッキング
(ゴム輪)を介して嵌めて両管を接続することとしたの
である。このようにすれば、従来のカラーによる接合と
同一構成である。また、FRPM管はフィラメントワイ
ンディングにより製造されて、内径基準であり、その内
径を基準として、外周面を切削すれば、その切削部の管
軸心の精度も高いものとなるとともに、外周面のみの切
削のため、煩わしくない。 【0009】つぎに、この発明は、カラーと推進管の外
径を同一にするとともに、上記切削深さを、カラーの厚
みとパッキングの圧縮厚みの和になるようにして、カラ
ーの外周面を推進管の外周面と面一になるようにしたの
である。このようにすれば、十分に止水を得ることがで
き、カラーが推進管外面から突出しないため、推進に支
障はない。また、切削深さをでき得るかぎり浅くするこ
とにより、推進管の突き当たる端面の面積を広くするこ
とができ、その端面も推進圧に耐え得るものとなる。 【0010】 【発明の実施の形態】この発明の一実施形態としては、
FRPM製推進管Pの一端に同一軸心のFRP製カラー
を嵌着して受口をなし、その受口に他の推進管Pの他端
挿口を挿入して両管端面を突き合わせた推進管継手構造
であって、前記推進管Pの両端部の外周面を管軸方向所
要長さに亘り同一深さ欠除して他の部分より小径とし、
その両小径部にパッキングを介在して前記カラーを嵌着
し、そのカラーの外周面は両推進管Pの外周面と面一と
なっている構成を採用し得る。 【0011】この構成において、上記パッキングは内面
に複数条の襞付きであって、その受口側のパッキングに
は、前記襞より外側に内面全周に亘って断面半円状の突
起が形成されている構成とし得る。 【0012】この構成にすれば、襞は管小径部の挿入に
際してその挿入方向に容易に屈曲してその挿入を許容
し、かつ、その挿入方向は流体の漏れ方向とは逆のた
め、屈曲方向もその逆となり、十分なシール作用をな
す。また、断面半円状突起は、管軸方向の一方のみに傾
きにくいため、すなわち、襞とは異なり、傾くことなく
押し潰されるように撓んでカラー及び管小径部を同一軸
心に維持し易く、カラーと管の軸心ズレを招く恐れが少
ない。このため、カラーと管の直進性が保たれる。 【0013】 【実施例】一実施例を図1乃至図4に示し、このFRP
M製推進管Pは、両端外周面を所要長さに亘り、同一深
さに切削し、その小径部に同一外径のFRP製カラー1
1を嵌めたものである。その管Pの仕様としては、呼び
径150〜1800(mm、以下同じ)などと種々のも
のを採用し得るが、呼び径800のものにあっては、例
えば有効長:2435、外径:880、内径:800、
挿口14の小径部外径:845、同長さS:160、受
口13の小径部外径:846.5、同長さT:90と
し、カラー11の長さ:245、同外径:880、同厚
さ:10.0とする。また、挿口14と受口13の対向
端面には厚さ5mmのクッション19を介在する。 【0014】また、受口13側パッキング(ゴム輪)1
2は、長さ:90として、その内面全周に複数の断面三
角形状の襞状突起17、その外側に断面半円状突起20
を設けたものであり、工場で前もって、カラー11内面
に接着固定し、それを受口13小径部に嵌着することに
より取付ける。このとき、襞状突起17は挿入方向に傾
斜した断面三角形のため、その方向に円滑に撓んでその
挿入を許容し、逆方向の抜けに対しては有効に抵抗力を
発揮して止水効果がある。一方、半円状突起20は、挿
口14の挿入によって、襞状突起17とは異なり、傾く
ことなく、押し潰されるように撓んで、その軸心のズレ
が生じにくい。このため、カラー11と管Pの直進性を
維持する。 【0015】挿口側パッキング15はカラー11の一端
に予め接着固定されている。なお、パッキング15は現
場にて取付けることも可能である。パッキング15の内
面全周には、前記襞状突起17と同一形状の突起21が
複数条形成されており、この突起21は内側に傾いてい
る。このため、挿口14を挿し込むと、その挿入方向に
撓んでその挿入を許容し、逆方向の抜けに対しては有効
に抵抗して、円滑な止水効果を発揮する。 【0016】この実施例は以上の構成であり、図1に示
すように、管路となる土中Gの適宜間隔位置に立坑Mを
形成し、一の立坑Mから隣りの立坑Mに向かって、推進
管Pを順々に継いで、矢印のごとく、図示しない推進機
で後端の推進管Pを押すことにより、推進させて布設す
る。 【0017】このとき、図3に示すように、工場におい
て、予め、推進管Pの受口13は形成され、そのカラー
11の先端に止水パッキング15が接着固定されてお
り、それに矢印のごとく、他の推進管Pの挿口14を挿
入して管継手を構成する。この作用を繰り返して、推進
管Pを接続して推進する。布設状態では、図2に示すよ
うにカラー11の端に間隙tが生じて、クッション19
を圧縮する両管P、P間の縮みを許容する。 【0018】 【発明の効果】この発明は、以上のようにして、FRP
M製推進管によっても、推進工法を可能としたので、管
内圧力の高い管路を安価にして、かつ円滑に形成し得
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施例による推進工法の概略図 【図2】同実施例の要部断面図 【図3】同実施例の作用説明図 【図4】同実施例の要部断面図 【図5】FRPM管の一般の管継手構造の要部断面図 【図6】他の推進管の管継手構造の要部断面図 【符号の説明】 P 推進管(FRPM管) 1、11 受口用カラー 2、12 受口側パッキング 3、13 受口 4、14 挿口 5、15 挿口側パッキング 17、21 襞状突起 19 クッション 20 半円状突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−82190(JP,A) 特開 平4−128494(JP,A) 特開 平2−80788(JP,A) 特開 平9−242953(JP,A) 実開 平3−77890(JP,U) 実開 平2−70092(JP,U) 実開 昭56−49382(JP,U) 実開 昭60−10987(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 1/024 E21D 9/06 311 F16L 21/02 F16L 1/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 繊維強化プラスチック製推進管Pの一端
    に同一軸心のカラー11を嵌着して受口13をなし、そ
    の受口13に他の推進管Pの他端挿口14を挿入して両
    管端面を突き合わせた推進管継手構造であって、 上記推進管Pの両端部の外周面を管軸方向所要長さに亘
    り同一深さ欠除して他の部分より小径とし、その両小径
    部にパッキング12、15を介在して上記カラー11を
    嵌着し、そのパッキング12、15は内面に複数条の襞
    17、21付きであって、その受口13側のパッキング
    12には、前記カラー11と管Pを同一軸心に維持する
    ために、前記襞17より外側に内面全周に亘って断面半
    円状の突起20が形成され、前記カラー11の外周面は
    両推進管Pの外周面と面一となっていることを特徴とす
    る推進管継手構造。
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