JPH09130598A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH09130598A
JPH09130598A JP7282052A JP28205295A JPH09130598A JP H09130598 A JPH09130598 A JP H09130598A JP 7282052 A JP7282052 A JP 7282052A JP 28205295 A JP28205295 A JP 28205295A JP H09130598 A JPH09130598 A JP H09130598A
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JP
Japan
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area
area identification
identification signal
unit
line drawing
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JP7282052A
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English (en)
Inventor
Shinji Yamakawa
愼二 山川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャン毎の領域識別結果に基づいて最終の
領域識別結果を得る場合のバラツキをなくす。 【解決手段】 線画認識部131は複数画素を参照して
文字領域か否を示す領域識別信号を出力する。原稿の1
回目のスキャン時に得られた領域識別信号がセレクタ1
35を介して出力されると共に、密度変換部132によ
り密度変換されてラインメモリ133に記憶される。原
稿の2回目以降のスキャン時に得られた領域識別信号に
基づいて、ラインメモリ133に記憶された1回目の領
域識別信号の境界領域が補間部134により補間され、
セレクタ135を介して出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数画素を参照し
て文字領域か又は中間調領域かを判定し、領域識別信号
に基づいてパラメータを切り替えてカラー画像処理を行
うカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー複写機等のカラー画像形
成装置では、Y(イエロー)、M(マゼンタ)及びC
(シアン)の3色又はK(ブラック)を加えた4色の各
画像を重畳してフルカラー画像を実現するために原稿を
それぞれ3回、4回スキャンするように構成されてい
る。また、文字領域か又は中間調領域かを判定し、文字
領域と判定した領域ではエッジを強調する処理を行い、
中間調領域と判定した領域では平滑化するする処理を行
う。
【0003】文字領域か又は中間調領域かを判定する従
来の方法としては、例えば特開平5−145751号公
報に示すようにスキャン毎に生成される領域識別信号の
バラツキをなくして黒文字やライン等の色変わりを防ぐ
ために、1回目のスキャンにより得られる領域識別信号
をメモリに記憶して2回目以降のスキャンにより得られ
る領域識別信号と照合し、例えば1回目のスキャンで黒
文字と判定した場合には2回目以降でも黒文字と判定
し、また、1回目のスキャンで黒文字と判定せず、2回
目以降で黒文字と判定した場合には中間調と判定する方
法が提案されている。また、領域識別信号の論理和又は
論理積をとって2ブロック単位でメモリに記憶してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の判定方法では、スキャン毎の判定結果のみに基づい
て最終の判定結果を得ているので領域識別信号のバラツ
キをなくすことができないという問題点がある。また、
スキャン毎の領域識別信号の論理和又は論理積をとって
2ブロック単位でメモリに記憶するので、1回目のスキ
ャン時と2回目以降のスキャン時では論理演算結果が確
実に異なり、したがって、領域識別信号のバラツキをな
くすことができない。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、スキャ
ン毎の領域識別結果に基づいて最終の領域識別結果を得
る場合のバラツキをなくすことができるカラー画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、複数画素を参照して文字領域か又は中
間調領域かを識別し、領域識別信号を出力する領域識別
手段と、原稿の1回目のスキャン時に前記領域識別手段
により得られた領域識別信号を密度変換する密度変換手
段と、前記密度変換手段により密度変換された領域識別
信号を記憶する記憶手段と、原稿の2回目以降のスキャ
ン時に前記領域識別手段により得られた領域識別信号に
より、前記記憶手段に記憶された1回目の領域識別信号
の境界領域を補間する補間手段とを備え、前記補間手段
により補間された領域識別信号に基づいてパラメータを
切り替えてカラー画像処理を行うことを特徴とする。
【0007】第2の手段は、第1の手段において前記密
度変換手段が、前記領域識別手段により得られた領域識
別信号の境界領域の外側を論理積により補間することを
特徴とする。
【0008】第3の手段は、第1の手段において前記密
度変換手段が、前記領域識別手段により得られた領域識
別信号の境界領域の内側を論理和により補間することを
特徴とする。
【0009】第4の手段は、第1ないし第3の手段にお
いて前記領域識別手段が、黒の作像用のスキャン時に文
字寄りのパラメータを設定して識別することを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係るカラー画像形
成装置の一実施形態として複写機を示すブロック図、図
2は図1の画像処理部を詳しく示すブロック図、図3は
図2の原稿認識部を詳しく示すブロック図、図4は図3
の原稿認識部を更に詳しく示すブロック図、図5は線画
の濃度データを示す説明図、図6は図5の濃度データの
エッジ量を示す説明図、図8は図4の線画認識部の認識
結果と、密度変換部により処理された結果と補間部によ
り補間された結果を示す説明図、図9は図4の補間部の
一例を示すブロック図、図10は図4の補間部の他の例
を示すブロック図である。
【0011】図1に示す複写機は、原稿を読み取り、読
み取りデータをRGBデジタルデータとして出力する原
稿読み取り部1と、図2に詳しく示すような画像処理部
2と、画像処理部2により処理されたカラー画像を用紙
上に出力する画像記録部3を有する。図2において、R
GBγ補正部11は原稿読み取り部1からのRGBデー
タのグレーバランスの補正と濃度への変換を行い、遅延
部12と原稿認識部13に出力する。遅延部12はこの
RGBデータを原稿認識部13の出力データC/P、B
/Cとの同期を取るための遅延し、RGBフィルタ部1
4に出力する。
【0012】原稿認識部13は図3に詳しく示すように
線画認識部13aと色判定部13bを有し、線画認識部
13aはRGBγ補正部11が出力するRGBデータに
応じて文字領域か否か(=絵柄領域か)を判定し、文字
の場合にH、文字でない場合(絵柄の場合)にLの文字
/絵柄判定信号C/Pを出力する。また、色判定部13
bはRGBγ補正部11が出力するRGBデータに応じ
て有彩領域か否か(=無彩領域か)を判定し、無彩の場
合にH、無彩でない場合(有彩の場合)にLの有彩/無
彩判定信号B/Cを出力する。
【0013】この文字/絵柄判定信号C/PはRGBフ
ィルタ部14、色補正部15、UCR(加色除去)部1
6、変倍部17、CMYBkフィルタ部18、CMYB
kγ補正部19及び階調処理部20に対してカスケード
接続によりカラーデータと同期して印加され、また、有
彩/無彩判定信号B/CはRGBフィルタ部14、色補
正部15及びUCR(下地除去)部16に対して同様に
カスケード接続によりカラーデータと同期して印加され
る。
【0014】RGBフィルタ部14はRGBデータをM
TF補正するためにN×Nのマトリクスで構成され、ま
た、文字(C/P=H)の場合に鮮鋭化処理を、絵柄
(C/P=L)の場合に平滑化処理を行う。色補正部1
5はRGBフィルタ部14により処理されたRGBデー
タを一次マスキング法などによりC、M、Yデータに変
換する。
【0015】UCR部16は画像データの色再現性を向
上させるために、色補正部15により変換されたC、
M、Yデータの共通部分をUCR(加色除去)処理する
ことによりY、M、C、Bkの4色で表現する。Bk信
号を生成する場合には、絵柄(C/P=L)の場合にス
ケルトンブラックを、文字(C/P=H)の場合にフル
ブラックを生成する。更に、文字(C/P=H)且つ無
彩(B/C=H)の場合には、黒文字の場合にBk信号
のみで黒を表現するためにY、M、Cデータをイレース
する。UCR部16は原稿読み取り部1が原稿を4回ス
キャンする毎にY、M、C、Bkの1つの画像データI
MGを出力する。
【0016】変倍部17は画像データIMGを主走査方
向に拡大、縮小したり、等倍で出力する。CMYBkフ
ィルタ部18はRGBフィルタ部14と同様にN×Nの
マトリクスで構成され、画像記録部3の周波数特性や文
字/絵柄判定信号C/Pに応じて鮮鋭化処理又は平滑化
処理を行う。
【0017】CMYBkγ補正部19は画像記録部3の
周波数特性や文字/絵柄判定信号C/Pに応じてγカー
ブを変更し、特に絵柄(C/P=L)の場合に画像を忠
実に再現することができるγカーブで処理し、文字(C
/P=H)の場合にはγの傾きを立たせてコントラスト
を強調する。階調処理部20は画像記録部3の階調特性
や文字/絵柄判定信号C/Pに応じてディザ処理等を行
い、特に絵柄(C/P=L)の場合には階調重視の処理
を、文字(C/P=H)の場合には解像度重視の処理を
行う。
【0018】図4を参照して原稿認識部13の構成を更
に詳しく説明する。線画認識部13aは線画認識部13
1と線画判定結果メモリ部13cを有し、線画認識部1
31は後述するような 1.モノクロ化部 2.ラプラシアン部 3〜5.3種類のパターンマッチング部(1)〜(3) 6.孤立点除去部及び 7.膨張部 を有する。線画判定結果メモリ部13cは密度変換部1
32、ページメモリ133、補間部134及びセレクタ
135を有し、色判定部13bは色判定部136と、ペ
ージメモリ137及びセレクタ138よる成る色判定結
果メモリ部13dを有する。
【0019】1.モノクロ化部 RGBデータを輝度データ等のモノクロ信号に変換す
る。なお、輝度データではなくRGBの中で最も濃いデ
ータを選択してもよく、例えばGデータを用いてもよ
い。ここで、モノクロ化部の出力データは数字が大きい
場合に濃いデータ、数字が小さい場合に薄いデータであ
る。
【0020】2.ラプラシアン部 モノクロ化部の出力データに基づいて線画のエッジを抽
出すると共に、白領域と黒画素を検出する。
【0021】1)白領域検出 白領域を検出することにより白地上の線画の抽出データ
とする。図5に示す7×7画素のマトリクスを例にして
説明する。例えば白領域のマトリクスを3×3とする
と、 {(a00<thW)and (a01<thW)and (a02<thW)and (a10 <thW)and (a11<thW)and (a12<thW)} or{(a10<thW)and (a11<thW)and (a12<thW)and (a20 <thW)and (a21<thW)and (a22<thW)} or{(a00<thW)and (a10<thW)and (a20<thW)and (a01 <thW)and (a11<thW)and (a21<thW)} or{(a01<thW)and (a11<thW)and (a21<thW)and (a02 <thW)and (a12<thW)and (a22<thW)} に基づいて、注目画素とその周辺データが閾値thWよ
り小さいときに白領域とする。なお、上記パターンは直
交パターンを示しているが、斜めなどのパターンを追加
して判定するようにしてもよい。
【0022】2)黒画素検出 濃度が十分に濃い画素を黒画素とする。式で表すと、 a22>thB 3)エッジ量検出 5×5のマトリクスを用いて次のようにエッジ量を求め
る。
【0023】x=(a22×2)−(a21+a23) y=(a22×2)−(a12+a32) z=i×x+j×y 但し、xは主走査方向のエッジ量、yは副走査方向のエ
ッジ量、zはx、yを係数i、jで重み付けした総エッ
ジ量である。ここで、係数i、jは選択的な係数であ
り、ハードウエアを設計する際にゲート規模が小さくな
るように「1」、「1.115」、「1.25」、
「1.375」、「1.5」、「1.625」、「1.
75」、「1.875」、「2」が選択される(固定小
数点演算)。
【0024】このような係数i、jを選択することによ
り、主走査方向と副走査方向のMTF(原稿読み取り部
1の光学系と走行系のぼけ)を修正する。ここで、一般
に主走査方向と副走査方向のMTFは異なり、更に副走
査方向の変倍は原稿読み取り部1の読み取り面積を変更
することにより行っているので副走査方向の変倍率によ
りMTFは異なる。本例では主走査方向の変倍(変倍部
17)は原稿認識部13の後に行うので気にする必要は
ない。
【0025】更に、副走査方向の変倍率が大きい場合、
例えば200%の場合には、代わりに次のようにエッジ
量を求めるようにしてもよい。
【0026】x=(a22×2)−(a20+a24) y=(a22×2)−(a02+a42) z=i×x+j×y この方法により、副走査方向の変倍処理に対応すること
ができる。このラプラシアン部の出力は白領域信号と、
黒画素信号とエッジ量の3種類であり、白領域信号はH
の場合に白領域を示し、黒画素信号はHの場合に黒画素
を示す。図6は線画の一例を示し、濃度が閾値thWよ
り小さいときに白領域と判定され、閾値thBより大き
いときに黒画素と判定される。図7は図6に示す線画の
エッジ量を示す。
【0027】3.パターンマッチング部(1) このブロックでは白領域周辺の黒エッジを抽出する。こ
こで、白領域パターン(W)は白領域の信号であり、黒
パターン(K)は黒画素又はエッジ量が閾値thRBよ
り大きいものをHとする。また、黒パターンは単純に黒
画素で判定しない理由は、原稿読み取り部1によるぼけ
をエッジ量で補正するからである。パターンの一例を水
平成分、垂直成分のみで以下に示す(図5に示す7×
7)。
【0028】 〔K12 AND K23 AND K24 AND K32 AND K33 AND K34 AND{( W52 AND W53 AND W54) or (W62 AND W63 AND W64) or ( W12 AND W13 AND W14) or (W02 AND W03 AND W04) }〕 or 〔K22 AND K32 AND K42 AND K23 AND K33 AND K43 AND{( W25 AND W35 AND W45) or (W26 AND W36 AND W46) or ( W21 AND W31 AND W41) or (W20 AND W30 AND W40) }〕 また、同様に斜め成分のパターンも抽出し、このように
して白領域のエッジを抽出する。この場合、白領域は多
いので網点を線画と誤認識することなく、白領域におけ
る線画を正確に抽出することができる。
【0029】4.パターンマッチング部(2) このブロックでは線画の検出を行う。線画とは文書中の
罫線や文字などが該当する。ここで、白領域パターン
(W)は白領域であるか又はエッジ量が閾値thRWよ
り小さい(マイナス成分であるので絶対値は大きい)も
のをHとする。また、黒パターン(K)は黒画素又はエ
ッジ量が閾値thRBより大きいものをHとするが、パ
ターンマッチング部(1)の閾値thRBと同一にする
必要はない。黒パターン及び白パターン共にエッジ量成
分で補正するのは、細線のコントラストを上げるためで
ある。水平成分、垂直成分のパターンの一例を以下に示
す(図5に示す7×7)。
【0030】 {( W12 AND W13 AND W14) AND ( W02 AND W03 AND W04) AND K32 AND K33 AND K34 AND (W52 AND W53 AND W54) AND ( W62 AND W63 AND W64) } or {( W21 AND W31 AND W41) AND ( W20 AND W30 AND W40) AND K23 AND K33 AND K43 AND (W25 AND W35 AND W45) AND ( W26 AND W36 AND W46) } また、同様に斜め成分のパターンも抽出することによ
り、黒パターンの両側が白パターンにより挟まされてい
る場合に細線として検出する。なお、白領域が存在する
場合には、線画である可能性が高いのでパターンマッチ
ングをあまくしてよく、例えば白領域をaとして水平成
分のパターン例を示すと {( W12 AND W13 AND W14) AND a03 AND K32 AND K33 AND K34 AND (W52 AND W53 AND W54) AND ( W62 AND W63 AND W64) } or {( W12 AND W13 AND W14) AND ( W02 AND W03 AND W04) AND K32 AND K33 AND K34 AND (W52 AND W53 AND W54) AND a63 などを追加してもよい。なお、上式は水平成分のみを示
しているが、同様に垂直成分、斜め成分も抽出する。
【0031】更に、このパターンとは逆に、白パターン
の両側が白パターンにより挟み込まれている場合には細
線であるのでこのようなパターンを追加してもよく、ま
た、白パターンを中心としたパターンマッチングでもよ
い。
【0032】5.パターンマッチング部(3) このブロックはパターンマッチング部(1)の補助的な
ものであり、白領域上の黒エッジを抽出するために白エ
ッジ成分の3つの要素でパターンマッチングを行う。こ
こで、白領域パターン(a)は白領域の信号であり、黒
パターン(K)は黒画素またはエッジ量が閾値thRB
より大きいものをHとする。また、白領域パターン
(W)は白領域であるか又はエッジ量が閾値thRWよ
り小さい(マイナス成分であるので絶対値は大きい)も
のをHとする。水平成分のパターン例を示すと次のよう
になる(7×7)。
【0033】 同様に垂直成分、斜め成分も抽出することにより、コン
トラストがしっかりした文字などを抽出することができ
る。また、白エッジを抽出している分、黒パターンの幅
を少なくしても網点を誤検出することなく小さな文字な
どを抽出することができる。この場合にも同様に、閾値
thRB、thRWは同一でなくてもよい。また、マト
リクスサイズは7×7に限定されず、どのようなサイズ
でもよい。更に、パターンマッチング部(1)〜(3)
はマトリクスを生成する際にラインメモリを用いるが、
このラインメモリは共有してもよい。
【0034】また、閾値thW、thKが同一の場合に
は共有することができ、同一でない場合には大小関係を
利用してコード化してもよい。コード化の例としては、
パターン(2)のthRW、thRBをそれぞれthR
2 、thRB2 とし、パターン(3)のthRW、t
hRBをそれぞれthRW3 、thRB3 として大小関
係がthRW2 >thRW3 >thRB3 >thRB2
>thRB3である場合には、コード化しないと5ビッ
ト×nラインとなるが、次のようにコード化すると3ビ
ット×nラインとなる。
【0035】 P>thRW1 →コード「0」 thRW2 >P>thW3 →コード「1」 thRW3 >P>thRB3 →コード「2」 thRB3 >P>thRB2 →コード「3」 thRB2 >P>thRB3 →コード「4」 thRB3 >P →コード「5」 ここで、Pはエッジ量である。コードは「0」〜「5」
であるので3ビットで表現することができ、コードを展
開する時に逆に行えばよい。また、大小関係は固定でな
くても、入れ替えることができるようにした方が良いこ
とは勿論である。
【0036】6.孤立点除去部ここでは、線画は連続し
た線から成るので孤立点を除去する。孤立点は網点を線
画として誤検出した場合に生ずる。パターンマッチング
部(1)〜(3)のいずれか1つ以上で抽出した場合
に、抽出パターンとする。例えば5×5のパターンマッ
チングにおいて周辺画素に抽出パターンがなく、注目画
素が抽出パターンの場合に注目画素を除去する。
【0037】一例として抽出パターンをaとし、また、
反転値を(/)で表すと、 (/a00)AND (/a01)AND (/a02)AND (/a03)AND (/a04) AND(/a10)AND (/a14)AND (/a20)AND (/a24)AND (/a30) AND(/a34) AND(/a40)AND (/a41)AND (/a42)AND (/a43)AND (/a44) となる。なお、パターンマッチングの代わりに、マトリ
クス内の数を数えて判定してもよい。
【0038】7.膨張部 抽出パターンを膨張することにより文字の交点などを繋
ぎ、更に線画とその周辺を線画処理する。上述のパター
ンマッチングは十字の交点を抽出できないが、この膨張
処理により連結することができる。また、線画とその周
辺を線画とみなすのは、黒文字処理と空間フィルタを良
好に作用させるためである。等倍の場合の膨張処理を以
下に示す(7×7)。
【0039】 aoo or ao1 or ao2 or ao3 or ao4 or ao5 or ao6 or a1o or a11 or a12 or a13 or a14 or a15 or a16 or a2o or a21 or a22 or a23 or a24 or a25 or a26 or a3o or a31 or a32 or a33 or a34 or a35 or a36 or a4o or a41 or a42 or a43 or a44 or a45 or a46 or a5o or a51 or a52 or a53 or a54 or a55 or a56 or a6o or a61 or a62 or a63 or a64 or a65 or a66 この膨張処理により、印刷原稿の線画を良好に抽出可能
となる。更に、孫コピー(ジェネレーションコピー、コ
ピー紙を原稿として再コピー)の場合には、上述したパ
ラメータ(閾値thW、thB、thRW、thRB)
として印刷原稿の場合と異なるものを用い、また、パタ
ーンマッチング(3)の抽出動作を行わないようにす
る。
【0040】すなわち、現在の複写機の解像度は文字が
400DPI、写真が200DPIの万線パターンが一
般的であるので、万線パターンは線画と誤検出しやすい
ので、パターンマッチング(3)の抽出動作を行わない
ことにより誤検出を防止することができる。また、複写
機は印刷物に対して1/10程度の解像度であり、孫コ
ピーにはさほど影響しないので、解像度が低い孫コピー
の場合にも良好に抽出することができる。
【0041】色判定結果メモリ部13d ページメモリ137は主走査方向1200ドット×副走
査方向1736ラインで構成され、解像度を主、副走査
方向共に16ドット/mmとするとA3サイズ及びDL
T用紙より大きなサイズを有する。第1スキャン時に色
判定部136の判定結果がブロック(4×4画素)単位
でページメモリ137には記憶されると同時にセレクタ
138を介して出力される。第2スキャン以降では、第
1スキャン時にページメモリ137に記憶された判定結
果がセレクタ138を介して出力され、したがって、第
1スキャンにおける色判定結果が第2スキャン以降にお
いて用いられるので、スキャン毎の色判定結果のバラツ
キをなくすことができる。
【0042】線画判定結果メモリ部13c 図8(1升が1画素)を参照して説明すると、線画認識
部131の線画判定結果が図8の実線21である場合、
密度変換部132では次のようなAND処理ににより4
×4画素を1ブロックに変換することにより境界の外側
を補間する。
【0043】 ページメモリ133は色判定結果メモリ部13dのペー
ジメモリ137と同様に、主走査方向1200ドット×
副走査方向1736ラインで構成され、解像度を主、副
走査方向共に16ドット/mmとするとA3サイズ及び
DLT用紙より大きなサイズを有する。ページメモリ1
33には密度変換部132によりブロック化されたデー
タが記憶される。
【0044】図8の点線22は密度変換部132により
ブロック化されてページメモリ133に記憶されたデー
タを示し、補間部134は図9に示すような回路により
このデータを一点鎖線23で示すように3×3ブロック
で膨張する。そして同様に、第1スキャン時に線画認識
部131の出力がセレクタ135により選択されると同
時にページメモリ137に記憶され、第2スキャン以降
の線画認識部131の出力に基づいてページメモリ13
7に記憶された第1スキャン時のデータが補間部134
により膨張されてセレクタ135により選択される。し
たがって、スキャン毎のバラツキが最大4×4画素とな
る。
【0045】なお、上記例では、図8に示す一点鎖線2
3のように補間部134により補間したが、その補間デ
ータが必ず点線領域22に必ず接続するように補間して
もよい。また、上記例では、線画認識部131では7×
7の膨張をしているので密度変換部132において4×
4のAND処理を行っても細線が消失することはない
が、線画認識部131の出力を4×4のAND処理して
細線が消失する場合には密度変換を次のようにOR処理
すればよい。
【0046】 また、補間部134は図10に示すような回路により、
ページメモリ133からの判定結果の注目ブロックとそ
の周辺ブロックが線画ブロックであるか、または注目ブ
ロックが線画ブロックであり、且つ線画認識部131の
出力が線画である場合に線画として出力することによ
り、スキャン毎のバラツキを最大4×4画素にすること
ができる。なお、この場合には判結果の凸が複雑になる
と若干ばらつく可能性が大きくなる。
【0047】なお、本例ではブロックデータの出力と画
素データ(線画認識結果)は同期をとっているが、第1
スキャン時と第2スキャン時で画像の特性が異なるシス
テムでは、スキャン毎に線画認識のパラメータを変更す
れば4×4画素しか悪影響を与えない。特にBk作像時
には線画と判定しやすいパラメータに設定して判定を行
うことにより黒文字を良好に抽出することができる。
【0048】また、網点(線画と網点)を検出する装置
では網点検出結果を同様にページメモリ133に記憶し
てもよく、また、線画判定結果と色判定結果の両方をペ
ージメモリ133に記憶する代わりに例えば線画判定結
果のみを記憶して色判定結果はスキャン毎のものを用い
てもよい。なお、線画判定結果と色判定結果をそれぞれ
記憶するページメモリ133、137を同一の容量とす
ることによりそのメモリ制御部とメモリマッピングが同
一となり、更にメモリ容量が約2Mビット×2=4Mビ
ットとなるので市販の4MビットDRMAを用いること
ができる。
【0049】更に複数の領域を有するメモリの場合には
単純に均等割りにしてもよい。すなわちデジタル回路は
n で構成されているので、1/2n で分割し、和が
「1」になるようにすることにより設計や制御を容易に
することができる。例えば4分割で1/2、1/4、1
/8、1/8とするとアドレスは 1/2=0,0,1,1,2,2,3,3,4,4,5,5・・・ 1/4=0,0,0,0,1,1,1,1,2,2,2,2・・・ 1/8=0,0,0,0,0,0,0,0,1,1,1,1・・・ となるので、アドレスをビットシフトするだけでよい。
また、全ての判定結果をメモリに記憶する代わりに、ス
キャン毎にばらつきの大きいものだけメモリに記憶する
ようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、原稿の1回目のスキャン時に得られた領域識
別信号を密度変換して記憶し、原稿の2回目以降のスキ
ャン時に得られた領域識別信号により1回目の領域識別
信号の境界領域を補間するので、スキャン毎の領域識別
結果に基づいて最終の領域識別結果を得る場合のバラツ
キをなくすことができる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、1回目のス
キャン時に得られた領域識別信号を密度変換する場合に
論理積により境界領域の外側を補間するので、領域識別
を膨張することにより行って最小幅が消失しない場合に
境界領域を補間することができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、1回目のス
キャン時に得られた領域識別信号を密度変換する場合に
論理和により境界領域の内側を補間するので、領域識別
を膨張することにより行って最小幅が消失する場合に境
界領域を補間することができる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、黒の作像用
のスキャン時に文字寄りのパラメータを設定して識別す
るので、スキャン毎の領域識別結果に基づいて最終の領
域識別結果を得る場合のバラツキをなくすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像形成装置の一実施形態
として複写機を示すブロック図である。
【図2】図2は図1の画像処理部を詳しく示すブロック
図である。
【図3】図2の原稿認識部を詳しく示すブロック図であ
る。
【図4】図3の原稿認識部を更に詳しく示すブロック図
である。
【図5】線画の濃度データを示す説明図である。
【図6】図5の濃度データのエッジ量を示す説明図であ
る。
【図7】図7は図6に示す線画のエッジ量を示す説明図
である。
【図8】図4の線画認識部の認識結果と、密度変換部に
より処理された結果と補間部により補間された結果を示
す説明図である。
【図9】図4の補間部の一例を示すブロック図である。
【図10】図4の補間部の他の例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
131 線画認識部 132 密度変換部 133 ページメモリ 134 補間部 135 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/00 510 9377−5H G09G 5/00 510P 9377−5H 5/02 M 5/02 B41J 3/00 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数画素を参照して文字領域か又は中間
    調領域かを識別し、領域識別信号を出力する領域識別手
    段と、 原稿の1回目のスキャン時に前記領域識別手段により得
    られた領域識別信号を密度変換する密度変換手段と、 前記密度変換手段により密度変換された領域識別信号を
    記憶する記憶手段と、 原稿の2回目以降のスキャン時に前記領域識別手段によ
    り得られた領域識別信号により、前記記憶手段に記憶さ
    れた1回目の領域識別信号の境界領域を補間する補間手
    段と、を備え、前記補間手段により補間された領域識別
    信号に基づいてパラメータを切り替えてカラー画像処理
    を行うことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記密度変換手段は、前記領域識別手段
    により得られた領域識別信号の境界領域の外側を論理積
    により補間することを特徴とする請求項1記載のカラー
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記密度変換手段は、前記領域識別手段
    により得られた領域識別信号の境界領域の内側を論理和
    により補間することを特徴とする請求項1記載のカラー
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記領域識別手段は、黒の作像用のスキ
    ャン時に文字寄りのパラメータを設定して識別すること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のカラ
    ー画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008185973A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Hitachi Ltd 画像処理装置及び画像表示デバイス

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