JPH11220618A - カラー画像処理装置及びカラー画像処理方法 - Google Patents

カラー画像処理装置及びカラー画像処理方法

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JPH11220618A
JPH11220618A JP10018927A JP1892798A JPH11220618A JP H11220618 A JPH11220618 A JP H11220618A JP 10018927 A JP10018927 A JP 10018927A JP 1892798 A JP1892798 A JP 1892798A JP H11220618 A JPH11220618 A JP H11220618A
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color
character
signal
image processing
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JP10018927A
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Takeshi Aoyanagi
剛 青柳
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナ等による読取り時に生じる色ずれに
よらず、良好な画像再現を実現する。 【解決手段】 上記目的を達成するために、複数色成分
信号より文字画像部分であるか否か識別と前記複数色成
分信号より無彩色部分であるか有彩色部分であるか判定
する色判定の結果により前記色成分信号に応じた2値記
録をカラー色材を用いて行なうか、黒色材を用いて行な
うか決定するので、黒文字部における色にじみを防止し
て、良好な黒文字再生が可能となる。特に文字画像部分
については、文字判定結果を拡張するため色ずれの発生
を良好に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像処理装置
及びカラー画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機等により、文字や網点画像の混ざ
った原稿をコピーする場合、スキャナ部からの入力信号
に、様々な処理をかけて出力を行う。例えば、文字部分
をシャープに出力しようとすると入力画像データにシャ
ープネスが掛かるようにフィルタ処理を行う。
【0003】また、黒文字を出力する場合にはシアン、
マセンダ、イエローの混色で出力するよりは、黒インク
のみで出力した方が見た目には良く見える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、文字部分、画
像部分の区別を行わずに、画像全面にフィルタ処理を行
うと文字部分の画像は再現が良くなるが、網点画像部分
でモアレが発生し画像の劣化を招く原因となる。
【0005】同様に原稿がカラー原稿の場合、画像全面
を黒インクで出力する事は出来ない。
【0006】また、無彩色をスキャナによって読み込ん
だ場合でも、メカ的な振動や、レンズの色収差、MTF
の違い等によりセンサ列び方向に色ズレが発生し、その
結果無彩色のエッジ部分を有彩色として出力してしまう
等の問題がある。従ってスキャナの読み込み時に起きる
色ズレに対しても補正の処理をくわえなければ、黒文字
のエッジの周囲に色成分が出力されることとなり、文字
の再現の劣化の原因となる。
【0007】2値出力のプリンタにおいて、上述した問
題を解決するため色ズレの補正を行う場合、従来では色
ドットを黒ドットに置き換える事によって補正を行って
いたが、その場合、置き換えられた黒ドットにより、黒
文字の原稿の太さより太く出力されてしまうと言う不具
合があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は複数色成分信号より記録色成分信号を生成
する記録色成分信号生成手段、前記複数色成分信号より
文字画像部分であるか否か識別する文字識別手段、前記
複数色成分信号より無彩色部分であるか有彩色部分であ
るか判定する色判定手段、前記文字識別手段と前記色判
定手段の結果により前記色成分信号に応じた2値記録を
カラー色材を用いて行なうか、黒色材を用いて行なうか
決定する黒文字処理手段とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)カラー画像処
理装置の一例としてカラー複写機に於けるカラー画像処
理を具体例として図1を用いて説明する。
【0010】101はカラー複写機イメージリーダー部
などのカラー画像入力手段であり、このほか、例えばカ
ラーイメージスキャナーなど原稿画像の読み取り装置
や、広義に於いてはコンピュータからの画像入力部など
を含め、本発明のカラー画像処理装置の画像入力部であ
る。
【0011】カラー画像入力手段101は、カラー画像
の各画素についてRGBに色分解された3色分解信号R
1,G1,B1を出力する。
【0012】カラー画像入力手段101によって読み取
られたカラー画像の3色分解信号R1,G1,B1の一
つであるG1信号は、文字検出手段111に入力し、そ
の画素が、文字や細線などの線画像か、または写真画像
や印刷画像などの連続階調画像かを判定し、文字判定信
号MJを出力する。
【0013】さらに文字判定信号MJは、空間フィルタ
係数記憶手段112に入力し、対応画素が、文字信号の
時は図25にあるような、文字用空間フィルタ係数20
1を、画像信号の時は画像用空間フィルタ係数202を
選択し、文字用または画像用の空間フィルタ係数Kij
を空間フィルタ係数記憶手段112から出力させる。
【0014】色判定手段113は、カラー画像の3色分
解信号R1、G1、B1を入力し、その画素が、白黒
(無彩色)であるかカラー(有彩色)であるかを判定
し、有彩色/無彩色判定信号COLORを出力する。
【0015】黒文字信号生成手段114は、文字検出手
段111の文字判定信号MJと色判定手段113の有彩
色/無彩色判定信号COLORを入力し、文字の部分で
且つ無彩色と判断した画素に関しては黒文字信号KM=
1とし、それ以外の画素に関しては黒文字信号KM=0
として出力を行う。
【0016】カラー画像入力手段101によって読み取
られたカラー画像の3色分解信号R1、G1、B1は、
フィルタリング手段102に入力される。ここでは、空
間フィルタ係数記憶手段112からの文字用または画像
用の空間フィルタ係数Kijをもとに、カラー画像の3
色分解信号R1、G1、B1に対して、エッジ強調やス
ムージング等のフィルタリング処理を行う。
【0017】フィルタリング処理された信号R2、G
2、B2は、フィルタリング手段102から出力され画
像変倍手段103に入力し、変倍処理される。画像変倍
手段103では、線形補間による拡大・縮小などの変倍
を行うとともに、入力画像と出力画像の解像度が異なる
場合の解像度変換も兼ねて行う。例えば、スキャナの解
像度が300dpi、プリンタの解像度が600dpi
の時に、等倍で出力を行うときには縦・横とも2倍にな
るように線形補間を行うし、200%拡大出力を行うと
きには、縦・横とも4倍になるように線形補間をおこな
う。
【0018】また、黒文字信号生成手段114から出力
された黒文字信号KMも、フィルタリングされた信号R
2、G2、B2を同様に変倍処理及び解像度変換を行い
変倍後の黒文字信号KM2を出力する。この場合は、黒
文字信号KMが2値信号のため、論理和法を用いて拡大
・縮小を行うこととする。
【0019】LOG変換手段104は、R3、G3、B
3の輝度信号をプリンタ出力用にシアンC1、マセンダ
M1、イエローY1の濃度信号に変換する手段である。
変換式は以下のようなものである。
【0020】C=(−255/1.60)×log10
(R/255) M=(−255/1.60)×log10(G/25
5) Y=(−255/1.60)×log10(B/25
5) ハードウェアで構成する場合には、メモリにルックアッ
プテーブルとして対数変換後の値を設定しておき、RG
Bの値をアドレスとして入力させたら変換後のCMYの
値がメモリから出力される構成となる。
【0021】黒生成手段105では、LOG変換手段1
04によって作られた、シアンC1、マゼンタM1、イ
エローY1の濃度信号を入力し、3色のうちの最低値を
黒K2として出力を行う。C2、M2、Y2は、それぞ
れC1、M1、Y1と同等の値とする。
【0022】出力マスキング手段106では、黒生成手
段105から出力されたC2、M2、Y2、K2の値を
入力し、マトリクス演算により出力手段に用いるプリン
タ等の発色特性に合わせた信号値に補正を行いその結果
をC3、M3、Y3、K3として出力を行う。
【0023】出力ガンマ手段107では、出力マスキン
グ手段106から出力されたC3、M3、Y3、K3の
画像信号を予め設定された濃度変換用カーブに従って変
換し、濃度やカラーバランスの調整を行いC4、M4、
Y4、K4として出力を行う。
【0024】2値化手段108では、本実施例の出力手
段をCMYKの2値プリンタとしているため、C4、M
4、Y4、K4の多値画像データを誤差拡散法等の2値
化処理を行って、C5、M5、Y5、K5の2値画像デ
ータに変換し、出力を行う。
【0025】109の黒文字反映手段・1では、2値化
手段108からの2値画像データC5、M5、Y5、K
5と、黒文字信号変倍手段115からの黒文字信号KM
2を入力し、カラー画像出力信号C6、M6、Y6、K
6を出力する。この時、黒文字信号KM2=0の時(黒
文字部分以外)は、C5、M5、Y5、K5の信号をそ
のまま出力し、黒文字信号KM2=1の時(黒文字部
分)は、C5、M5、Y5、K5の信号で、ドットを打
つ色が1色でもあった場合には、その色に係わらず黒単
色で打つように信号の変換を行いC6、M6、Y6、K
6として出力する。この処理によって、黒文字部分と判
定されたところは黒単色で出力されることとなり、黒文
字の再現が良い出力を得られることとなる。
【0026】カラー画像出力手段110では、黒文字反
映手段・1109からの2値画像データ出力C6、M
6、Y6、K6を2値プリンタ(インクジェット方式な
ど)によって、紙に出力を行ったり、2値画像データと
してファイル等に出力を行ったりする。
【0027】次に図2、図3を用いて、本実施形態のポ
イントとなる色判定手段113について詳細に説明を行
う。
【0028】図2は、色判定手段113の中の前処理部
210の処理内容を詳細に説明した図である。
【0029】RGB信号入力手段201はR、G、B、
各8bitの多値画像データを判定用入力信号とする。
本実施形態の場合、カラー画像入力手段からの3色分解
信号R1、G1、B1を入力する事となる。
【0030】L・Ca・Cb変換手段202はR1、G
1、各8bitの多値画像データを下記の式に従い明度
信号L1、彩度信号Ca1、Cb1信号に変換する。
【0031】COLOR1=0:モノクロ判定 それ以外は、 COLOR1=1:カラー判定 M1=1の時、max(abs(Ca1),abs(C
b1))≦Sthre11ならば、 COLOR1=0:モノクロ判定 それ以外で、 条件・1 Ca1≧−K1 条件・2 Ca1≦K1 条件・3 Cb1≧−K1 条件・4 Cb1≦K1 条件・5 Cb1≧Ca1−J1 条件・6 Cb1≦Ca1+J1 条件・7 Cb1≧−(Ca1)−J1 条件・8 Cb1≦−(Ca1)+J1 条件1〜8は、全てANDで判定し、全ての条件を満た
したら、 COLOR1=2:中間部判定 それ以外の場合、 COLOR1=1:カラー判定
【0032】つまり、M1=0の時またはM1=2の時
は、図4のように、Sthre10、Sthre12に
よって、モノクロ部、カラー部とに分ける事となり、M
1= L1=(R1+(2×G1)+B1)/4 Ca1=(R1−G1)/2 Cb1=((R1+G1)−(2×B1))/4
【0033】明度判定手段203では、明度信号(L
1)を、2つのスライス(Lthre1・Lthre
2)で領域を分け、明度判定信号1(M1:2bit)
を出力する。信号の出力は以下の式に従っておこなう。
【0034】if(L1<Lthre1) M1=0 else if(L1≧Lthre1andL1≦Lt
hre2) M1=1 else M1=2
【0035】色判定・1204では、彩度信号Ca1、
Cb1の値を、以下の条件に従って場合分けを行い、色
判定信号・1(COLOR1:2bit)に判定信号を
セットする。
【0036】M1=0の時、max(abs(Ca
1)、abs(Cb1))≦Sthre10ならば、 COLOR1=0:モノクロ判定 それ以外は、 COLOR1=1:カラー判定 M1=2の時、max(abs(Ca1) abs(C
b1))≦Sthre12ならば、1の時は、図5のよ
うに、Sthre11、K1、J1によって、モノクロ
部、中間部、カラー部とに分ける事となる。
【0037】以上の202から204の各手段をまとめ
て色判定前処理部210とする。つまり、色判定前処理
部210では、1画素ごとに画像信号R1、G1、B1
を入力し、モノクロ部、中間部、カラー部という判定を
行い、色判定信号・1(COLOR1:2bit)に判
定信号をセットする。
【0038】図3は、色判定前処理部210を使用して
有彩色/無彩色判定信号COLORを出力するための処
理を表した図である。
【0039】メモリ301は、色判定を行う際に複数の
エリアの(本実施例では5×5とする)画像データ(R
1、G1、B1)の信号値を使用するため、複数画素・
複数ラインの画像データの遅延を行うメモリである。本
実施例では、このメモリから5×5の合計25画素分の
RGBデータが同時に出力されるものとする。
【0040】色判定前処理手段302−1〜302−2
5は、図2における色判定前処理部210と同様な処理
を行うもので、本実施例の場合5×5画素分の色判定前
処理を行うため、25個の色判定前処理手段を並列に並
べて処理を行う。これらの判定結果は、図6のように、
色判定信号・1の判定結果が注目画素を中心とする5×
5のエリアで同時に出力されることとなる。
【0041】色判定信号出力手段303では、上記5×
5のエリアにおける色判定信号・1の判定結果を使用し
て最終的な有彩色/無彩色判定信号COLORを出力す
るものである。
【0042】以下に詳細な処理の説明を行う。
【0043】注目画素がCOLOR1=0(モノクロ
部)である時、 COLOR=0:モノクロ判定 注目画素がCOLOR1=1(カラー部)である時、 COLOR=1:カラー判定 注目画素がCOLOR1=2(中間部)である時、CO
LOR1の出力信号を5×5のエリアで見て、注目画素
の2ライン上のモノクロ部と判定した画素数をUP2、
注目画素の1ライン上のモノクロ部と判定した画素数を
UP1、注目画素の2ライン下のモノクロ部と判定した
画素数をDOWN2、注目画素の1ライン下のモノクロ
部と判定した画素数をDOWN1として(図7参照)、 UP2≧ThreU2 且つ UP1≧ThreU1
且つ DOWN2≧ThreD2 且つ DOWN1≧
ThreD1 であった場合 COLOR=0:モノクロ判定 それ以外の場合には、 COLOR=1:カラー判定 とする。
【0044】以上のように判定を行うことによって、最
終的な色判定である有彩色/無彩色判定信号COLOR
を出力する。
【0045】以上のような色判定を行うことによって、
黒文字のエッジ部分に現れるスキャナの移動ムラ等を原
因として起こるセンサ列び方向の色ズレは、モノクロ部
分と判定することが出来るし、彩度が低くモノクロ部分
と間違えやすい色の判定や、色文字のまわりに起こる彩
度の低い色の部分は、5×5のエリアの判定結果を用い
てカラー部分であると判定できるため、より正確な色判
定が可能となる。
【0046】また、本実施例では、上下2ライン分を5
画素で判断しているが、スキャナの解像度やセンサの移
動精度などに応じて、参照するライン数や画素数は変化
させるものとする。
【0047】次ぎに図8をもとに、文字検出手段111
に関して詳細な処理の説明を行う。尚、文字検出手段1
11では、R、G、Bのうち、画像の濃度を最も良く表
すG信号を用いる。従って構成か簡素化できる。
【0048】G画像信号入力部801では、カラー画像
入力手段101から入力されるR1、G1、B1のうち
G信号入力8ビットを判定入力信号Dとする。つまり、 D〔V〕〔H〕=G〔V〕〔H〕 となる。(〔V〕〔H〕は注目画素の座標)5×5平均
濃度演算802では、エリア処理5×5で、入力データ
(D〔V〕〔H〕)の平均値を求めAVE5として出力
する。つまり、
【0049】
【外1】 となる。
【0050】5×5角抜け対策演算803では、D
〔V〕〔H〕の平均値を5×5のエリアで縦、横、斜め
独立に求めその最大値を代表値とする。つまり、 Co=(int)(((D〔i−2〕〔j−2〕+D
〔i−1〕〔j−1〕+D〔i〕〔j〕+D〔i+1〕
〔j+1〕+D〔i+2〕〔j+2〕)* 5)>>5) C1=(int)(((D〔i+2〕〔j−2〕+D
〔i+1〕〔j−1〕+D〔i〕〔j〕+D〔i−1〕
〔j+1〕+D〔i−2〕〔j+2〕)* 5)>>5) C2=(int)(((D〔i+2〕〔j〕+D〔i+
1〕〔j〕+D〔i〕〔j〕+D〔i−1〕〔j〕+D
〔i−2〕〔j〕* 5)>>5) C3=(int)(((D〔i〕〔j+2〕+D〔i〕
〔j+1〕+D〔i〕〔j−1〕+D〔i〕〔j−
2〕)* 5)>>5) KADO5〔V〕〔H〕=Max(C0,C1,C2,
C3) となる(各方向は図9−1、図9−2を参照)。(尚、
>>5は、5ビット分の右シフト、即ち32で割ること
を示す)
【0051】エッジ強調成分抽出804は、エッジ強調
処理805を行う際の前処理で、エッジ成分の抽出を行
う。
【0052】図10に示すような5×5フィルターで、
エッジ成分抽出(EDD55)を行う。その場合の式は
以下のようになる。
【0053】
【外2】
【0054】図11(1)、(2)に示すような3×3
フィルターで、エッジ成分抽出を行う。本実施形態の場
合主走査方向EDD33Hと副走査方向EDD33Vと
で別々にエッジ成分抽出を行う。その場合の式は以下の
ようになる。
【0055】
【外3】
【0056】エッジ強調処理805では、前記エッジ強
調成分抽出804算出したエッジ成分に基づいて注目画
素のエッジ強調を行なう。その処理は以下の式のように
行い、異なるエッジ強調をかけた結果として、EDGE
1と、EDGE2の出力を行う。
【0057】EDGE1〔V〕〔H〕=D〔V〕〔H〕
+EDD55×EDKYD0+EDD33V×EDKY
D1+EDD33H×EDKYD2 但しEDGE1>255の時EDGE1=255 EDGE1<0の時EDGE1=0 EDGE2〔V〕〔H〕=D〔V〕〔H〕+EDD55
×EDKYD3 但しEDGE2>511の時EDGE2=511 EDGE2<−512の時EDGE2=−512 但し、EDKYD0、EDKYD1、EDKYD2、E
DKYD3は、0,1/1,1/2,1/4,1/8の
選択可能としておき、エッジ強調量の調節を行う。
【0058】2値化処理806では、5×5平均値AV
E5とエッジ強調の結果EDGE1を比較して、G成分
信号の低い画素を検出する。2値化結果は、BDT(1
bit)として出力を行う。その処理は以下の式のよう
に行う。
【0059】(EDGE1〔V〕〔H〕×25)/32
<AVE5〔V〕〔H〕の時BDT〔V〕〔H〕−1 (EDGE1〔V〕〔H〕×25)/32≧AVE5
〔V〕〔H〕の時BDT〔V〕〔H〕=0
【0060】孤立量算出807では、2値化処理806
の2値化の結果信号BDTを入力して各画素がどれだけ
周囲の画素の判定結果に対して孤立しているのかを孤立
量として求める。処理の詳細は以下のように行う。図1
2のa、b、c、dの各方向に2値化の結果信号BDT
を参照し、0・1・0となっていた時、各方向に対する
値を1とする。そして、a、b、c、dの各々の和をK
A1〔V〕〔H〕とする。
【0061】KA1〔V〕〔H〕=a+b+c+d つまり、孤立量KA1〔V〕〔H〕は0から4の値とな
る。但し図13に示す4パターンの時は、KA1〔V〕
〔H〕=0とするまた次ぎにa、b、c、dの各方向に
2値化の結果信号BDTを参照し、1・0・1となって
いた時、各方向に対する値を1とする。そして、a、
b、c、dの各々の和をKA0〔V〕〔H〕とする。
【0062】KA0〔V〕〔H〕=a+b+c+d つまり、孤立量KA0〔V〕〔H〕も0から4の値とな
る。但し図14に示すパターンの時は、KA0〔V〕
〔H〕=0とする
【0063】次ぎに孤立量加算808として、各画素の
孤立量KA1〔V〕〔H〕とKA1〔V〕〔H〕のそれ
ぞれの値を適当なエリア内で加算し、SUM11、SU
M10として出力する。
【0064】
【外4】
【0065】但し本実施例ではN1=5,N2=5とす
る。
【0066】網点判定809では、孤立量加算808か
らの出力値SUM11、SUM10を閾値K11、K1
0、K1と比較することによって、網点画像領域とそれ
以外の画像との切り分けを行い、網点判定信号PMJを
出力する。条件式は以下のようにする。
【0067】(SUM11〔V〕〔H〕<K11)&&
(SUM10〔V〕〔H〕<K10)&&(((SUM
11〔V〕〔H〕)+(SUM10〔V〕〔H〕))<
K1) を満足する時 PMJ〔V〕〔H〕=1(網点部以外) 満足しない時 PMJ〔V〕〔H〕=0(網点部)
【0068】エッジ濃度差演算810では、エッジ処理
805からの出力値EDGE2と、5×5平均濃度演算
802からの出力値AVE5を入力信号として、2値化
を行い結果をENOUDOとして出力を行う処理であ
る。
【0069】AVE5〔V〕〔H〕−(EDGE2
〔V〕〔H〕×25)/32>NOUDOINの時 ENOUDO〔V〕〔H〕=1 (EDGE2〔V〕〔H〕×25)/32−AVE5
〔V〕〔H〕>NOUDOOUTの時 ENOUDO〔V〕〔H〕=1 それ以外の時、 ENOUDO〔V〕〔H〕=0
【0070】次に角抜け対策処理について説明する。
【0071】エッジの検出を行うとき(ENOUDOを
求めるとき)5×5の平均値とエッジ強調後の注目画素
の値の差がNOUDOINやNOUDOOUTと言うス
ライスより大きいかどうかを判定している。図26−
(1)の線部分の画像と図26−(2)の角の部分の画
像では以下のような違いがあり、角のエッジ成分を抽出
できないことになる。
【0072】下地部分(白で表わされる部分)は、Gの
値は大きく線、角部分等濃度を有する部分は、Gの値は
小さい。
【0073】図26−(1)の画像については、EDG
E2とAVE5〔V〕〔H〕の差は、下地部分が大きい
ので、閾値NOUDINやNOUDOOUTを超え、E
NOUDO〔V〕〔H〕は1となる。従って図26−
(3)の様にエッジが検出される。
【0074】しかしながら図26−(2)の画像では、
下地部分が少ないため上述の差が小さくなり図26−
(4)の様にエッジが検出されてしまう。
【0075】そこで、本実施状態では、5×5角抜け対
策演算及び角抜け対策処理のように、縦・横・斜めを独
立に見るような処理を入れてどこか1方向でもエッジが
検出できるような処理を加えた。
【0076】従って、前記図26−(2)の角部分の場
合、縦・横・左下がりの斜めでは、全くエッジ成分は検
出できないが、右下がりの斜めでは、エッジを検出でき
ることとなります。(図26−(5)))
【0077】角抜け対策処理811では、エッジ処理8
05からの出力値EDGE2と、5×5角抜け対策演算
803からの出力値KADO5を入力信号として、2値
化を行い結果をKADOとして出力を行う処理である。
処理の詳細は以下のように行う。
【0078】KADO5〔V〕〔H〕−(EDGE2
〔V〕〔H〕×25)/32>NOUDOINKの時 KADO〔V〕〔H〕=1 (EDGE2〔V〕〔H〕×25)/32−KADO5
〔V〕〔H〕>NOUDOOUTKの時 KADO〔V〕〔H〕=1 それ以外の時、 KADO〔V〕〔H〕=0
【0079】濃度差判定812では、エッジ濃度差演算
810からの2値出力信号ENOUDOと、角抜け濃度
差演算811からの2値出力信号KADOを入力信号と
し、両方の信号のORをとって、エッジ部を示す2値出
力信号DL0を出力する。
【0080】しかし、角抜け対策はENOUDOよりエ
ッジを検出しやすくなるため、誤判定(実際には文字で
ない部分もエッジとして抽出してしまう)も増えること
となる。
【0081】よって、外部(不図示の操作部、もしくは
本実施形態装置に接続されるホストコンピュータ)から
の設定KADONUKEにより次の3つの処理のいずれ
かを選択するようにしても良い。
【0082】KADONUKE=0の時 DL0〔V〕〔H〕=ENOUDO〔V〕〔H〕 KADONUKE=1の時 DL0〔V〕〔H〕=KADO〔V〕〔H〕 KADONUKE=2の時 DL0〔V〕〔H〕=ENOUDO〔V〕〔H〕OR
KADO〔V〕〔H〕
【0083】3×3孤立除去813では、5×5領域を
使用し、DL0〔V〕〔H〕の3×3以下の孤立点の除
去を行い、DL1として出力を行う。処理の詳細は以下
のように行う。
【0084】図15に示すような、注目画素を中心とす
る5×5の領域に関してDL0〔V〕〔H〕を参照して
3×3ドット以下の孤立判定を行う。本実施形態の場
合、最外周のDL0の判定結果が全て0だった場合、つ
まり斜線部分の信号が全て0だった場合、内側の3×3
の判定を全て0としてDL1の出力を行う。それ以外の
場合は、DL1〔V〕〔H〕=DL0〔V〕〔H〕とし
て、DL1の出力を行う。
【0085】ノッチ補正・1 814では、3×3領域
孤立除去の出力のDL1〔V〕〔H〕を参照して、不連
続部分を補正するとともに、DL1〔V〕〔H〕の孤立
ドットの除去を行う。処理の詳細は以下のように行う。
【0086】DL1〔V〕〔H〕に対して隣接する位置
の2つのDL1が、図16に示す4パターンの時は、D
L2〔V〕〕〔H〕=1、図16に示す4パターン以外
の時は、DL2〔V〕〕〔H〕=DL1〔V〕〔H〕と
してそのまま出力を行う。
【0087】また、DL1〔V〕〔H〕に対して隣接す
るDL1が図17に示すパターンの時、DL2〔V〕〕
〔H〕=0として出力を行い、図17に示すパターン以
外の時は、DL2〔V〕〕〔H〕=DL1〔V〕〔H〕
として出力を行う。
【0088】文字判定・1 815では、網点判定80
9からの出力網点判定信号PMJと、ノッチ補正・1
814からの出力信号DL2を入力し文字判定信号・1
KBDTの出力を行う。その出力条件は以下のように行
う。
【0089】PMJ〔V〕〔H〕=1and DL2
〔V〕〔H〕=1 を満足する時 KBDT〔V〕〔H〕=1(文字部) 満足しない時 KBDT〔V〕〔H〕=0(画像部、平坦部)
【0090】ノッチ補正・2 816では、文字判定8
15からの文字判定信号・1KBDTを入力し、3×3
領域KBDT〔V〕〔H〕の不連続部分を補正するとと
もにKBDT〔V〕〔H〕の孤立ドットの除去を行い、
文字判定信号MJIDETとして出力を行う。処理の詳
細は以下のように行う。
【0091】KBDT〔V〕〔H〕に対して隣接する位
置の2つのKBDTが、図18に示す4パターンの時
は、MJ〔V〕〔H〕=1、図18に示す4パターン以
外の時は、MJIDET〔V〕〕〔H〕=KBDT
〔V〕〔H〕としてそのまま出力を行う。
【0092】また、KBDT〔V〕〔H〕に対して隣接
するDL1が図19に示すパターンの時、MJIDET
〔V〕〕〔H〕=0として出力を行い、図19に示すパ
ターン以外の時はMJIDET〔V〕〕〔H〕=KBD
T〔V〕〔H〕として出力を行う。
【0093】太らせ処理817では、ノッチ補正・2
816からの文字判定信号・2MJIDETを入力し、
最終的な文字判定信号MJの出力を行う。処理の詳細
は、以下に述べる。MJIDETを3×3領域にて参照
し、MJIDETを1画素分広げる処理を行う。
【0094】図20のように注目画素のMJIDETの
周辺3×3エリア内(図における斜線部)にMJIDE
T〔V〕〔H〕=1の画素が存在する時、出力信号は、 MJ〔V〕H〕=1; MJIDET〔V〕〔H〕=1の画素が1画素も存在し
ない時 MJ〔V〕H〕=0; この処理によって文字のエッジ部分の外側まで文字信号
を出力できることとなるため、黒文字のエッジ部分に起
こる色ズレの部分まで文字信号を出力することが出来る
ため、黒文字用の補正処理をいろズレ部分まで行えるこ
ととなる。
【0095】次ぎに図21の各図を用いて画像データ及
び各種判定信号の処理状態の説明を行う。
【0096】図21(1)は、入力されたR1、G1、
B1画像データの1部を拡大した図である。黒文字の部
分は、R1、G1、B1データは小さい値で揃った状態
に、下地の白い部分は、R1、G1、B1データは大き
な値で揃った状態に、色ズレ部分は彩度は低いがR1、
G1、B1が不揃いの状態のデータとなる。
【0097】図21(2)は、入力されたR1、G1、
B1画像データを色判定手段113に入力し、色判定前
処理手段302−nによって、色判定信号・1COLO
R1を出力した状態である。黒文字の部分及び下地の白
い部分はモノクロと判定され、COLOR1=0が出力
され、色ズレ部分は彩度は中間部として、COLOR1
=2が出力される。
【0098】図21(3)は色判定信号COLORで、
図21−2の色信号・1COLOR1入力し、色判定信
号出力手段303によって処理を行い、色判定信号CO
LORを出力した状態である。黒文字の部分及び下地の
白の部分は、モノクロと判定され、COLOR1=0が
出力され、色ズレ部分も補正処理が行われ、COLOR
1=0が出力される。
【0099】図21(4)は、入力されたR1、G1、
B1画像データを文字検出手段111に入力し、文字判
定信号MJを出力した状態である。黒文字のエッジ部分
は、文字部分として及びMJ=1が出力される。また、
色ズレ部分も太らせ処理817によってエッジ部分の判
定が広がることによって文字部分と判定され、MJ=1
が出力される。また、下地の白いの部分は一般の画像部
として、MJ=0が出力される。
【0100】図21(5)は、黒文字信号生成手段11
4の出力信号である。黒文字のエッジ部分及び色ズレ部
分は、黒文字部分としてKM=1が出力される。また、
下地の白の部分は一般他の画像部として、KM=0が出
力される。
【0101】図21(6)は、入力されたR1、G1、
B1画像データがフィルタリング手段102から2値化
手段108までの処理を通り、2値化された出力信号C
5、M5、Y5、K5を表した図である。黒文字の部分
は、主に黒単色で出力、下地の白いの部分は何もドット
を打たない状態、色ズレ部分は、CMYの色ドットがま
ばらに打たれるデータになる。
【0102】この部分が実際にプリントアウトされた場
合、黒文字の周りに色ドットが出力されることとなり、
黒文字画像の画質の劣化の原因となる。
【0103】図21(7)は、黒文字反映手段・1 1
09によって、変倍処理後の黒文字信号KM2によっ
て、画像信号C5、M5、Y5、K5に補正を行った結
果である。CMYの混色でドットが打たれているところ
の、黒文字信号KM2が、黒文字部分として判定されて
いるためにCMYの色ドットが黒ドットに置き換えら
れ、黒単色で出力されることとなり、黒文字の周囲に色
ズレによる色ドットが打たれない。このため良好な黒文
字の再現が可能となる。
【0104】(第2の実施形態)前記実施形態では、黒
文字反映手段・1によって色ズレ部分の色ドットを黒ド
ットに置き換えることによってイロドットの抑制を行っ
ている為、色ズレのひどいスキャナで黒文字を読み取っ
た場合、色ズレを起こしている分だけ黒文字が太くプリ
ントアウトされることとなる。その為、細かい文字が潰
れたり、プリントアウトした出力を再びコピーする場合
(孫コピー時)に黒文字の太りが目立ってしまう。
【0105】その問題に対応した、カラー画像処理装置
の第2の実施例をカラー複写機に於けるカラー画像処理
を具体例として図22を用いて説明する。
【0106】図22において、図1と同じ番号がついて
いる手段については、第1の実施例によって説明した処
理と同等の処理を行うものなので、詳細な説明は省略す
る。
【0107】黒文字反映手段・2 2201は、フィル
タリング手段102によって、処理された画像信号R
2、G2、B2と、黒文字信号KMを入力する。そして
黒文字信号KMが、黒文字部分と判定されている画素の
画像信号を、ある1つの信号に揃えて出力を行う。
【0108】本実施例では、R2、B2の信号レベルを
G2の信号レベルに置き換えて、3つの信号レベルを揃
えることとする。他の方法としては、他の信号レベルに
置き換えたり、RGBの平均値に揃えるなどの方法をと
っても、同じ効果は得られる。
【0109】出力マスキング係数記憶手段2202で
は、変倍処理された黒文字信号KM2を入力し、出力マ
スキング手段2203で使用する出力マスキングの係数
Fijを切り替えて出力を行う。
【0110】その場合、一般画像部のマスキング係数
は、先の出力マスキング手段106と同様に黒生成手段
105から出力されたC2、M2、Y2の値が、プリン
タ等の発色特性に合わせた信号値になるような係数をF
ijとして出力を行う。また、黒文字部分では黒単色で
出力されるようなマスキング係数を記憶させておき、そ
の係数をFijとして出力を行う。この2つの係数の列
を、図23(1)、図23(2)に示す。
【0111】出力マスキング手段2203では、1画素
ごとに出力マスキング係数記憶手段2202から出力さ
れたマスキング係数Fijを使用し、黒生成手段105
から出力されたC2、M2、Y2、K2の値に対して、
マトリクス演算を行う。この時、出力マスキング係数記
憶手段2202に入力された黒文字信号が、一般画像部
であったときは、出力手段に用いるプリンタ等の発色特
性に合わせた信号値に補正し、C3、M3、Y3、K3
として出力を行う。また、黒文字部であったときは、黒
単色で出力されることとなる。
【0112】以上の処理を行うことによって、黒文字部
分処理は以下のようになる。
【0113】黒文字反映手段・2 2201によって、
RGBが同一のレベルになる事によって、色ズレ部分の
信号が補正され色ズレの無い状態になるため、太く出力
されることが無くなる。
【0114】また、出力マスキング係数によって黒単色
で出力が行われるため、黒文字の周りの色ドットも抑制
されることとなり良好な黒文字再現が可能となる。
【0115】(第3の実施形態)前記第1の実施形態に
おける問題点に対応した、カラー画像処理装置の第3の
実施形態をカラー複写機に於けるカラー画像処理を具体
例として図24を用いて説明する。
【0116】図24における各手段は、図1及び図22
ですでに説明が済んでいるので、詳細な説明は省く。図
1及び図22同じ番号がついている手段については、第
1及び第2の実施例によって説明した処理と同等の処理
を行うものとする。
【0117】本実施例における処理のポイントは、黒文
字反映手段・2 2201によって黒文字部分のR2、
B2の信号レベルをG2の信号レベルに置き換得ること
によって、RGBが同一のレベルにし、色ズレ部分の信
号が補正され色ズレの無い状態になるため、太く出力さ
れることが無くす。
【0118】また、黒文字反映手段・1 109によっ
て黒文字部分の色ドットが黒単色で出力されるため、黒
文字の周りの色ドットも抑制されることとなり良好な黒
文字再現が可能となる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜4によ
れば、スキャナから入力した画像データから、黒文字
部、一般画像部の認識を行い、その結果に応じて各種画
像処理を切り替えることによって、モアレや色ズレ等に
対応した処理を行い、画像劣化を防いだ処理を行うによ
り、より高品質なカラー画像が実現できる。
【0120】また請求項5、17によれば、複数色成分
信号より文字画像部分であるか否か識別と前記複数色成
分信号より無彩色部分であるか有彩色部分であるか判定
する色判定の結果により前記色成分信号に応じた2値記
録をカラー色材を用いて行なうか、黒色材を用いて行な
うか決定するので、黒文字部における色にじみを防止し
て、良好な黒文字再生が可能となる。
【0121】また請求項6、18によれば、複数色成分
により決まる輝度情報に応じて、前記複数色成分が黒
部、モノクロ部、中間部であるかを決定する閾値を変化
させるので、輝度情報に応じて良好な色判定が可能とな
る。
【0122】また請求項7、19によれば、前記色部、
モノクロ部、中間部であるかの結果の所定画素分を用い
て、中間部における判定を色部もしくはモノクロ部に変
更し、色部もしくはモノクロ部を示す信号を出力するの
で、中間部の判定を複数の画素を用いて、色部もしくは
モノクロ部に割り当てることが可能となる。
【0123】請求項8、20によれば、前記複数成分信
号のうち最も画像の濃度を表現する1成分を用いて文字
識別を行なうことので回路構成を削減した識別が可能と
なる。
【0124】請求項9、21によれば、前記1成分の信
号の画像における所定エリアの平均濃度と、前記1成分
の信号をエッジ強調した信号から決まる判定信号を所定
エリア分用いて、網点領域判定を行なうので、精度のよ
い網点判定が可能となる。
【0125】請求項10、22によれば、エッジ部を検
出する際、角ぬけ対策処理を行なうので角抜けを防止可
能に出来る。
【0126】請求項11、23によれば、前記エッジ部
を示す信号を用いて、所定エリア以下の孤立点判定、除
去を行なうので、孤立点が除去できる。
【0127】請求項12、24のよれば、前記孤立点判
定、除去後ノッチ補正を行なうので欠如した信号を補正
可能にできる。
【0128】請求項13、25によれば、前記ノッチの
補正結果を所定画素拡張して文字部を示す信号を出力す
るので、誤判定した文字領域を補正できる。
【0129】請求項14、26によれば、前記色部もし
くはモノクロ部を示す信号及び前記文字部を示す信号に
従って、カラー色材による記録をするか、黒色材による
記録をするので、モノクロ部でありかつ文字部に黒文字
が可能となる。特に前記拡張により、スキャナの読取り
精度が悪くて、色ずれを良好に吸収可能となり、黒文字
周辺に発生する恐れのある不快な色ずれ劣化を防止でき
る。
【0130】請求項15、27によれば角ぬけ対策処理
はマニュアル指示に応じて操作可能であるので、角ぬけ
対策により必要以上にエッジを拾うことを防止できる。
【0131】請求項16、28によれば、前記色部もし
くはモノクロ部を示す信号に従って、前記記録色成分信
号の各成分を同一レベルに設定するので色ずれが生じた
としても無彩色として再現され、色ずれが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に関わる画像処理装置
の構成を示す図である。
【図2】色判定手段113内部の色判定前処理部210
の詳細な処理の構成を示す図である。
【図3】色判定手段113の詳細な処理の構成を示す図
である。
【図4】色判定・1204の判定方法の色空間上におけ
る処理を示す図である。
【図5】色判定・1204の判定方法の色空間上におけ
る処理を示す図である。
【図6】色判定信号出力手段303の詳細な処理の内容
を示す図である。
【図7】色判定信号出力手段303の詳細な処理の内容
を示す図である。
【図8】文字検出手段111の詳細な処理の構成を示す
図である。
【図9】5×5角抜け対策演算803の詳細な処理の内
容を示す図である。
【図10】エッジ強調成分抽出804で使用する5×5
フィルターの係数の例である。
【図11】エッジ強調成分抽出804で使用する3×3
フィルターの係数の例である。
【図12】孤立量算出807の詳細な処理の内容を示す
図である。
【図13】孤立量算出807の孤立量を加算しないパタ
ーンを示す図である。
【図14】孤立量算出807の孤立量を加算しないパタ
ーンを示す図である。
【図15】3×3孤立除去813の詳細な処理の内容を
示す図である。
【図16】ノッチ補正・1 814の詳細な処理の内容
を示す図である。
【図17】ノッチ補正・1 814の詳細な処理の内容
を示す図である。
【図18】ノッチ補正・2 814の詳細な処理の内容
を示す図である。
【図19】ノッチ補正・2 814の詳細な処理の内容
を示す図である。
【図20】太らせ処理817の詳細な処理の内容を示す
図である。
【図21】本発明の第1の実施形態に関わる画像信号の
各処理結果を示す図である。
【図22】本発明の第2の実施形態に関わる画像処理装
置の構成を示す図である。
【図23】本発明の第2の実施形態で使用する出力マス
キング係数の例である。
【図24】本発明の第3の実施形態に関わる画像処理装
置の構成を示す図である。
【図25】第1の実施例の空間サンプルを示す図であ
る。
【図26】角抜け対策処理を示す図である。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色成分信号より複数の記録色成分
    信号を生成する記録色成分信号生成手段と、前記複数の
    色成分信号より文字画像部分と一般画像部分とを識別す
    る第1の画素識別手段と、前記複数の色成分信号より無
    彩色であるか否かを識別する第2の画素識別手段とを有
    する画像処理装置であって、第1及び第2の画素識別手
    段の出力に基づいて前記記録色成分信号生成手段の処理
    を制御する事を特徴とするカラー画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の画素識別手段は、文字のエッ
    ジ部分内側及び外側の範囲を文字部分として識別を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のカラー画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の画素識別手段は、無彩色、有
    彩色、中間色という3つの判定を行い、その結果を一定
    のエリアのライン方向毎に参照した時の状況から最終判
    定を行い判定出力を行うことを特徴とする請求項1記載
    のカラー画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記記録色成分信号生成手段の処理の制
    御とは、エッジ強調等のフィルタリング処理、出力マス
    キング処理、ガンマ変換処理における係数の変更である
    ことを特徴とする請求項1記載のカラー画像処理装置。
  5. 【請求項5】 複数色成分信号より記録色成分信号を生
    成する記録色成分信号生成手段、 前記複数色成分信号より文字画像部分であるか否か識別
    する文字識別手段、 前記複数色成分信号より無彩色部分であるか有彩色部分
    であるか判定する色判定手段、 前記文字識別手段と前記色判定手段の結果により前記色
    成分信号に応じた2値記録をカラー色材を用いて行なう
    か、黒色材を用いて行なうか決定する黒文字処理手段と
    を有することを特徴とするカラー画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記色判定手段は、前記複数色成分によ
    り決る輝度情報に応じて、前記複数色成分が色部、モノ
    クロ部、中間部であるかを決定する閾値を変化させるこ
    とを特徴とする請求項5項記載のカラー画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記色判定手段は、前記色部、モノクロ
    部、中間部であるかの結果の所定画素分を用いて、中間
    部における判定を色部もしくはモノクロ部に変更し、色
    部もしくはモノクロ部を示す信号を出力する請求項5項
    記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記文字識別手段は、前記複数成分信号
    のうち最も画像の濃度を表現する1成分を用いて識別を
    行なうことを特徴とする請求項5記載のカラー画像処理
    装置。
  9. 【請求項9】 前記文字識別手段は、前記1成分の信号
    の画像における所定エリアの平均濃度と、前記1成分の
    信号をエッジ強調した信号から決る判定信号を所定エリ
    ア分用いて、網点領域判定を行なうことを特徴とする請
    求項8記載のカラー画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記文字認識手段は、エッジ部を検出
    する際、角ぬけ対策処理を行なうことを特徴とする請求
    項5項記載のカラー画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記文字識別手段は、前記エッジ部を
    示す信号を用いて、所定エリア以下の孤立点判定、除去
    を行なうことを特徴とする請求項10項記載のカラー画
    像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記文字識別手段は、前記孤立点判
    定、除去後ノッチ補正を行なうことを特徴とする請求項
    11記載のカラー画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記文字判定手段は、前記ノッチ補正
    結果を所定画素拡張して文字部を示す信号を出力するこ
    とを特徴とする請求項11記載のカラー画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記黒文字処理手段は、前記色部もし
    くはモノクロ部を示す信号及び前記文字部を示す信号に
    従って、カラー色材による記録をするか、黒色材による
    記録をするか決定することを特徴とする請求項7、13
    項記載のカラー画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記角ぬけ対策処理はマニュアル指示
    に応じて操作可能であることを特徴とする請求項10項
    記載のカラー画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記黒文字処理手段は、前記色部もし
    くはモノクロ部を示す信号に従って、前記記録色成分信
    号の各成分を同一レベルに設定することを特徴とする請
    求項7、13記載のカラー画像処理装置。
  17. 【請求項17】 複数色成分信号より記録色成分信号を
    生成する記録色成分信号生成し、 前記複数色成分信号より文字画像部分であるか否か識別
    する文字識別し、 前記複数色成分信号より無彩色部分であるか有彩色部分
    であるか判定する色判定し、 前記文字識別と前記色判定の結果により前記色成分信号
    に応じた2値記録をカラー色材を用いて行なうか、黒色
    材を用いて行なうか決定することを特徴とするカラー画
    像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記色判定は、前記複数色成分により
    決る輝度情報に応じて、前記複数色成分が色部、モノク
    ロ部、中間部であるかを決定する閾値を変化させること
    を特徴とする請求項17項記載のカラー画像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記色判定では、前記色部、モノクロ
    部、中間部であるかの結果の所定画素分を用いて、中間
    部における判定を色部もしくはモノクロ部に変更し、色
    部もしくはモノクロ部を示す信号を出力する請求項17
    項記載の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記文字識別では、前記複数成分信号
    のうち最も画像の濃度を表現する1成分を用いて識別を
    行なうことを特徴とする請求項17記載のカラー画像処
    理方法。
  21. 【請求項21】 前記文字識別では、前記1成分の信号
    の画像における所定エリアの平均濃度と、前記1成分の
    信号をエッジ強調した信号から決る判定信号を所定エリ
    ア分用いて、網点領域判定を行なうことを特徴とする請
    求項20記載のカラー画像処理方法。
  22. 【請求項22】 前記文字認識では、エッジ部を検出す
    る際、角ぬけ対策処理を行なうことを特徴とする請求項
    17項記載のカラー画像処理方法。
  23. 【請求項23】 前記文字識別では、前記エッジ部を示
    す信号を用いて、所定エリア以下の孤立点判定、除去を
    行なうことを特徴とする請求項22項記載のカラー画像
    処理方法。
  24. 【請求項24】 前記文字識別では、前記孤立点判定、
    除去後ノッチ補正を行なうことを特徴とする請求項23
    記載のカラー画像処理方法。
  25. 【請求項25】 前記文字識別では、前記ノッチ補正結
    果を所定画素拡張して文字部を示す信号を出力すること
    を特徴とする請求項23記載のカラー画像処理方法。
  26. 【請求項26】 前記黒文字処理は、前記色部もしくは
    モノクロ部を示す信号及び前記文字部を示す信号に従っ
    て、カラー色材による記録をするか、黒色材による記録
    をするか決定することを特徴とする請求項13、25項
    記載のカラー画像処理方法。
  27. 【請求項27】 前記角ぬけ対策はマニュアル指示に応
    じて操作可能であることを特徴とする請求項22項記載
    のカラー画像処理方法。
  28. 【請求項28】 前記黒文字処理は、前記色部もしくは
    モノクロ部を示す信号に従って、前記記録色成分信号の
    各成分を同一レベルに設定することを特徴とする請求項
    13、25記載のカラー画像処理方法。
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