JPH09129839A - スイッチング素子 - Google Patents

スイッチング素子

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JPH09129839A
JPH09129839A JP7284927A JP28492795A JPH09129839A JP H09129839 A JPH09129839 A JP H09129839A JP 7284927 A JP7284927 A JP 7284927A JP 28492795 A JP28492795 A JP 28492795A JP H09129839 A JPH09129839 A JP H09129839A
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dielectric
switching element
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conductivity
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電体ゲートを用いたスイッチング素子で
は、誘電体/導電チャンネル界面にトラップされた電荷
や導電チャンネル自体に由来する問題を解決することに
よって、誘電体の分極電荷により有効に導電チャンネル
の導電率を変化させることが求められている。 【解決手段】 電荷注入により金属絶縁体転移を生じる
物質、例えばAE1-x REx TO3 (AEはアルカリ土
類金属元素から選ばれる少なくとも 1種、REはYを含
む希土類金属元素から選ばれる少なくとも 1種、Tは遷
移金属元素から選ばれる少なくとも 1種、 xは 0≦ x<
1)で実質的に表されるペロブスカイト酸化物からなる
導電チャンネル2と、ペロブスカイト酸化物等からなる
誘電体層3とを積層した積層膜を具備し、誘電体層3の
分極に伴う界面電荷によって、導電チャンネル2の導電
率を変化させるスイッチング素子7である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、演算回路等に用い
られるスイッチング素子、あるいはメモリ効果を有する
スイッチング素子に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の集積度に対する向上要
求は年々高まっており、これに伴って1トランジスタ・
1キャパシタ構成を持つDRAMやFRAM等では高集
積化に限界があるとの見方が強まっている。
【0003】そこで、誘電体をゲートとし、直接半導体
チャンネルの導電率を制御しようとするMFSトランジ
スタ構造等が試みられている。しかし、この構造では主
としてSiを中心とする半導体と誘電体との接合界面に
生じる界面電子状態にトラップされた電荷の存在によっ
て、誘電体の分極により半導体チヤンネルの導電率を有
効に変化させることが難しいという問題があり、これが
MFSトランジスタの実用化を困難にさせている。
【0004】一方、誘電体と高温超電導体とを積層し、
誘電体の分極により高温超電導体の転移温度や臨界電流
を変化させる試みも行われている(例えば、Analysis o
n electrocal field effect in Al/ SrTiO3 /YBa2 Cu3
O y structure, K.Matsuiet al., Jpn.J.Appl.Phys.,3
1,L1342(1992), In fluence of electric field onpinn
ing in YBa2 Cu3 O 7-d films, J.Mannhart et al., P
hys.Rev.Lett.,67,2099(1991), Electric field effect
in high Tc superconducting ultra thinYBa2 Cu3 O
7-d films,X.X.Xi et al., Appl.Phys.Lett., 59,3470
(1991), Electric field effect in Al/ SrTiO3 /YBa2
Cu3 O y structure in the normal state, K.Sakuta e
t al., Jpn.J.Appl.Phys., 31,L1411(1992), Field-eff
ect conductance of YBa2 Cu3 O 6 , A.Levy et al.,
J.Appl.Phys., 69,4439(1991), Transient behavior an
d memory effet of a PbZrx Ti1-x O 3 /YBa2 Cu3 O
7-x three terminal device, H.Lin et al., Appl.Phy
s.Lett.,65,953(1994) 等参照)。
【0005】しかし、上述したような構成では超電導転
移温度等の性質変化はわずかであり、誘電体を用いた電
界効果を有効に利用し得るデバイスは得られていない。
すなわち、層状ペロブスカイト構造の銅酸化物に代表さ
れる高温超電導体は、その低次元性のために絶縁体から
金属への転移を起こすのに大量のチャージ注入が必要と
なり、誘電体の選択や駆動回路の構成に大きな制限が生
じてしまう。これは複雑な層状の結晶構造を持つ高温超
電導体を導電層に用いていることが一つの原因になって
いる。高温超電導体ではもともと伝導を担う CuO2 面と
電荷の源となる電荷蓄積層が層状に積層しており、外部
電界により誘電体との界面に生成した電荷を伝導面であ
る CuO2 面に有効に注入することができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の誘電体ゲートの分極に基く電荷発生により導電チヤン
ネルの導電率等を変化させるようにしたスイッチング素
子においては、誘電体/導電チャンネル界面にトラップ
された電荷や導電チャンネル自体の性質等に起因して、
導電チャンネルの導電率等を有効に変化させることが難
しいという問題があった。このようなことから、誘電体
ゲートを用いたスイッチング素子においては、誘電体ゲ
ートの分極に基く電荷により導電チャンネルの導電率等
を有効に変化させることを可能にすることが課題とされ
ている。
【0007】本発明は、このような課題に対処するため
になされたもので、誘電体/導電チャンネル界面におけ
る電荷トラップや導電チャンネル自体の性質に由来する
問題を解決することによって、誘電体の分極電荷により
有効に導電チャンネルの導電率を変化させることを可能
にしたスイッチング素子を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチング素
子は、請求項1に記載したように、電荷注入により金属
絶縁体転移を生じる物質と誘電体とを積層した積層膜を
具備し、前記誘電体の分極に伴う界面電荷により前記金
属絶縁体転移を生じる物質の導電率を変化させることを
特徴としている。
【0009】また、本発明の他のスイッチング素子は、
請求項2に記載したように、Si基板上に直接あるいは
下地層を介してエピタキシャル成長させたペロブスカイ
ト酸化物からなる誘電体層と、 一般式:AE1-x REx TO3 (式中、AEはアルカリ土類金属元素から選ばれる少な
くとも 1種を、REはYを含む希土類金属元素から選ば
れる少なくとも 1種を、Tは遷移金属元素から選ばれる
少なくとも 1種を示し、 xは 0≦ x< 1を満足する数で
ある)で実質的に表され、電荷注入により金属絶縁体転
移を生じるペロブスカイト酸化物からなり、前記誘電体
層上にエピタキシャル成長させた導電チャンネルとを具
備し、前記誘電体層の分極に伴う界面電荷により前記導
電チャンネルの導電率を変化させることを特徴としてい
る。
【0010】本発明のスイッチング素子においては、導
電チャンネルに電荷注入により金属絶縁体転移を生じる
物質を用いている。この導電チャンネルとして用いられ
る物質は、電荷を注入することで例えば半導体もしくは
絶縁体から金属へと電子状態が大きく変化し、同時に導
電率が大幅に変化する、例えばペロブスカイト構造を有
する酸化物である。このような物質は主として構成元素
の置換や酸素量の変化により系の過剰電荷量が変化し、
これがいわゆる金属絶縁体転移を引き起こして導電率の
変化が生じると考えられる。本発明においては、このよ
うな物質を誘電体と積層しているため、この誘電体に電
界を印加して界面に分極電荷を発生させることによっ
て、導電チャンネルの界面付近で金属絶縁体転移が起こ
る。この金属絶縁体転移により導電チャンネルの導電率
が大きく変調するため、スイッチング素子としての機能
を得ることが可能となる。
【0011】また、誘電体と導電チャンネルとの界面に
生じるトラップを回避し、誘電体の分極による導電チャ
ンネルの導電率変調を有効に行わせるためには、誘電体
と導電チャンネルとの結晶学的整合性が高く、界面不整
合がきわめて少ない材料を選定することが重要である。
従来用いられてきたSiや化合物半導体のような材料で
は、誘電体として用いられるぺロブスカイト酸化物との
整合性が悪く、また酸化物誘電体との界面に酸化物層が
生成して有効な導電率変調を得ることは極めて困難であ
った。これに対して、本発明では誘電体としてぺロブス
カイト酸化物を用いた際に、導電チャンネルにもぺロブ
スカイト酸化物を用いることができるため、上記問題を
回避して有効な導電率変調を得ることが可能となる。
【0012】なおこの際、導電チャンネルに半導体特性
を示す酸化物や金属導電性を示す酸化物を用いることも
考えられるが、これらの物質では誘電体の分極による導
電率変化が小さく、スイッチング素子として有効な性能
を得ることは難しいのに対し、電荷注入により金属絶縁
体転移を生じる物質を導電チャンネルに用いることによ
って、上述したように導電チャンネルの導電率を大きく
変調させることができ、スイッチング素子として有効な
性能を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施するための形
態について説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態によるスイッ
チング素子の構造を示す図である。同図において、1は
MgO基板等の絶縁性基板であり、この絶縁性基板1上
には導電チヤンネル2として電荷注入により金属絶縁体
転移を生じる物質層が設けられている。この導電チヤン
ネル2上には、誘電体層3が積層形成されている。
【0015】導電チヤンネル2の両端には、それぞれ電
極4、5が設けられており、これら電極4、5は導電チ
ヤンネル2にスイッチング動作電流(ドレイン電流)を
流すための電圧を印加するソース電極およびドレイン電
極である。また、誘電体層3上には電極6が設けられて
おり、この電極6は導電チヤンネル2によるスイッチン
グ動作を制御するための電圧(ゲート電圧)を誘電体層
3に印加するゲート電極である。これらによって、導電
チヤンネル2と誘電体層3との積層膜を有する誘電体ス
イッチング素子7が構成されている。
【0016】上述した導電チャンネル2には、電荷注入
により金属絶縁体転移を生じる物質であれば各種の物質
系を用いることができるが、例えば誘電体層3としてぺ
ロブスカイト酸化物誘電体を用いる場合には、界面での
結晶学的整合性を高めて界面トラップに起因する問題を
回避する上で、同様なぺロブスカイト構造を有する酸化
物を用いることが望ましい。
【0017】このような電荷注入により金属絶縁体転移
を生じるぺロブスカイト酸化物としては、例えば 一般式:AE1-x REx TO3 ……(1) (式中、AEはアルカリ土類金属元素から選ばれる少な
くとも 1種を、REはYを含む希土類金属元素から選ば
れる少なくとも 1種を、Tは遷移金属元素から選ばれる
少なくとも 1種を示し、 xは 0≦ x< 1を満足する数で
ある)で実質的に表される酸化物が挙げられる。なお、
T元素は基本的には遷移金属元素であればよいが、特に
4B族元素、5B族元素、6B族元素、7B族元素およ
び8族元素から選ばれる 1種または 2種以上であること
が好ましい。
【0018】上記 (1)式で表されるペロブスカイト酸化
物において、 xの値が 0あるいは 1付近の組成を有する
物質は多くの場合半導体ないし絶縁体であり、電荷注入
しても導電率変化はほとんど得られない。ところが、 x
値がT元素の種類によって決まる特定の値およびその近
辺になると、系の導電率は xの変化に伴って大きく変化
し、ついには金属絶縁体転移を示して金属状態となる。
このような金属絶縁体転移に伴って、導電チャンネル2
の導電率が大きく変調する。
【0019】導電チャンネル2としては、このような金
属絶縁体転移を示す x値およびその近辺の組成を有する
ペロブスカイト酸化物が用いられる。すなわち、導電チ
ャンネル2に用いる物質は、その系で金属絶縁体転移が
生じる組成もしくはその近傍の組成とし、誘電体層3の
分極変化による僅かな分極電荷の変化で電子状態の変
化、すなわち導電率変調が有効に起こるようにしておく
ことが望ましい。また、(1)式で表されるペロブスカイ
ト酸化物の組成によっては、電界を印加しない状態では
金属状態で、電界を印加することで半導体ないし絶縁体
となるような金属絶縁体転移を示す物質も得られる。導
電チャンネル2には、このような金属絶縁体転移を示す
ペロブスカイト酸化物を用いることもできる。
【0020】なお、上記 (1)式で表されるペロブスカイ
ト酸化物は、上述したように基本的にはT元素の種類に
応じた xの値に基いて金属絶縁体転移を示す(AE1-x
REx TO3 (x:0< x<1))が、AE元素がSrでT元
素がTiである場合には、Tiの一部をNbで置換する
ことによっても金属絶縁体転移を得ることができる。す
なわち、SrTi1-y Nby 3 (y:0< y<1)で表され
るペロブスカイト酸化物を用いることも可能である。
【0021】上記 (1)式で表されるペロブスカイト酸化
物の具体例としては、Ca1-x REx TiO3 (例えば
Ca1-x x TiO3 )、Sr1-x REx TiO3 (例
えばSr1-x Lax TiO3 )、Sr1-x REx VO3
(例えばSr1-x Lax VO3 )、Sr1-x REx Mn
3 (例えばSr1-x Lax MnO3 )、Ba1-x RE
x MnO3 (例えばBa1-x Lax MnO3 )、Sr
1-x REx CoO3 (例えばSr1-x Lax Co
3 )、Sr1-x REx RuO3 (例えばSr1-x La
x RuO3 )、Ba1-x REx RuO3 (例えばBa
1-x Lax RuO3 )、Ca1-x REx RuO3 (例え
ばCa1-x Lax RuO3 )、SrTi1-y Nby 3
等が挙げられる。
【0022】一方、誘電体層3としては各種の誘電体を
用いることが可能であるが、上述した導電チャンネル2
に用いる物質との界面整合性を高める上でペロブスカイ
ト酸化物誘電体を用いることが好ましく、例えばPΖ
Τ、BaTiO3 等の強誘電性材料、SrTiO3 等の
高誘電率材料が用いられる。また、基板や導電チャンネ
ル2としてのペロブスカイト酸化物上等にエピタキシャ
ル成長させ、格子歪により室温で強誘電性を示すBa
1-a Sra TiO3 (a:0< a<1)等を用いることもでき
る。ここで、誘電体層3として上記エピタキシャル成長
させたBa1-a Sra TiO3 を用いることは、誘電体
ゲートとしての誘電体層3と導電チャンネル2との間の
相互拡散による反応層の生成や界面電荷の発生を抑制す
るという観点からきわめて有効である。さらに、導電チ
ャンネル2としても、上記ペロブスカイト酸化物のうち
TiをBサイト元素として含むものを用いることは、界
面整合性の観点から望ましい。なお、導電チャンネル2
や誘電体層3の材質にかかわらず、各層2、3を単結晶
膜とし、かつ各層2、3間がエピタキシャル成長してい
ることが、界面電荷の発生を防止するという観点から望
ましい。
【0023】上述したような構成を有する誘電体スイッ
チング素子7においては、誘電体層(誘電体ゲート)3
に電圧(電界)を印加して分極させて、誘電体層3と導
電チャンネル2との界面に分極電荷を発生させ、この分
極電荷により導電チャンネル2に電荷を注入することに
よって、導電チャンネル2の界面付近で電子状態が大き
く変化し、同時に金属絶縁体転移が起って導電チャンネ
ル2の導電率が大きく変化する。従って、この導電チャ
ンネル2の金属絶縁体転移に伴う導電率の変調によっ
て、導電チャンネル2の電流(ドレイン電流)をオン・
オフさせることができる。すなわち、誘電体層3の分極
電荷により直接導電チャンネル2の導電率を制御したス
イッチング素子7が得られる。
【0024】この際、導電チャンネル2に電荷注入によ
り金属絶縁体転移を生じる物質を用いているため、僅か
な分極電荷の変化によって、導電チャンネル2の導電率
を大きく変調させることができると共に、導電チャンネ
ル2と誘電体層3とを同様なペロブスカイト酸化物で構
成することによって、界面での整合性を高めることがで
きることから、界面にトラップされた電荷による導電チ
ャンネル2の導電率変調の低下を抑制することが可能と
なる。従って、誘電体層3への印加電圧を制御すること
によって、導電チャンネル2の電流(ドレイン電流)を
有効かつ明確にオン・オフさせることが可能となる。
【0025】ここで、例えば導電チャンネル2として電
界を印加しない状態で半導体特性を示す組成を持つ物質
を選択することによって、ノーマリーオフ型のスイッチ
ング素子を構成することができ、また電界を印加しない
状態で金属状態の物質を用いることで、ノーマリーオン
型のスイッチング素子を得ることができる。このよう
に、所望の回路構成に合せた素子が得られることから、
消費電力が小さく、高速の電子回路を構成することが可
能となる。
【0026】また、誘電体層3として常誘電体を使用す
れば、電界を印加したときだけ導電チャンネル2の導電
率が変化するスイッチング素子が得られる。また、誘電
体層3に強誘電体を用いると、抗電界以上の電界を印加
して導電率が変化した後はその状態を保持するメモリ効
果を持つスイッチング素子を得ることができる。前者は
その高速動作を生かして演算回路用デバイスや半導体揮
発性メモリの代替として、後者は不揮発性メモリ素子
(記憶装置)として使用することができる。
【0027】上述したような誘電体スイッチング素子7
の構成のうち、製造上の利点を有し、かつ良好な特性を
示すものとして、導電チャンネル2として希土類金属元
素やNbを添加したSrTiO3 や希土類置換したCa
TiO3 等のTi系ペロブスカイト酸化物を用いると共
に、このような導電チャンネル2上に誘電体層3として
Ba1-a Sra TiO3 をエピタキシャル成長させたス
イッチング素子が挙げられる。
【0028】上記構成において、誘電体層3としてのB
1-a Sra TiO3 に、導電チャンネル2との格子ミ
スマッチに起因する歪により応力誘起強誘電性を示す組
成を選択することによって、強誘電体不揮発性メモリ素
子が得られる。このとき、導電チャンネル2および誘電
体層3に用いる酸化物の格子定数は、誘電体層3として
の酸化物の本来の格子定数を正方晶表記でad 、導電チ
ャンネル2としての酸化物の本来の格子定数を正方晶表
記でas とした場合に、 1.002<ad /as <1.015 を
満足させることが好ましい。例えば、導電チャンネル2
にNd0.2 Ca0.8 TiO3 を用いた場合には、その格
子定数が斜方晶表記でa=0.5430nm ,b=0.555nmである
が、これを正方晶表記に変換したas の値はas =(a2
+b2 1/2 /2=0.39907nmとなり、Ba0.5 Sr0.5
iO3 (ad = 0.391nm)を誘電体層3として用いれば、
上記関係式を満足して応力誘起強誘電性を有効に利用す
ることができる。
【0029】次に、本発明の他の実施形態について、図
2〜図4を参照して説明する。
【0030】本発明のスイッチング素子は、他の素子と
組合せて所望の電子回路を構成する上でSi基板上に形
成する必要が生じる。このような場合には、例えば図2
に示すように、単結晶Si基板8上にまずTiN層等の
下地層9を形成し、この下地層9上に前述したペロブス
カイト酸化物等からなる誘電体層3をエピタキシャル成
長させる。
【0031】ここで、TiN層等の下地層9をSi基板
8上に形成しておくことによって、ペロブスカイト酸化
物等からなる誘電体層3を良好にエピタキシャル成長さ
せることができる。また、誘電体層3としてBa1-a
a TiO3 を用いた場合、TiN層等の下地層9との
格子ミスマッチにより前述した応力誘起強誘電性を有効
に利用することができる。なお、下地層9にはTiN層
等の金属導電性下地層に限らず、誘電体層3と同様な構
造を有するSrVO3 層等の酸化物層を適用することも
可能である。
【0032】そして、上記誘電体層3上に電荷注入によ
り金属絶縁体転移を生じるペロブスカイト酸化物等をエ
ピタキシャル成長させて導電チャンネル2を形成すると
共に、この導電チャンネル2にソース電極4およびドレ
イン電極5を接続することによって、誘電体スイッチン
グ素子10が構成されている。なお、図中11はSiO
2 等の絶縁層であり、また誘電体層3には図示を省略し
たゲート電極が接続されている。
【0033】このように、誘電体スイッチング素子10
をSi半導体回路等と同一のSi基板8上に形成するこ
とによって、本発明のスイッチング素子の実用性が大幅
に向上する。なお、スイッチング動作については前述し
た実施形態と同様である。
【0034】また、誘電体層3としてBa1-a Sra
iO3 を用いることによって、下地層9との格子定数の
組合せで不揮発性メモリ素子および揮発性メモリ素子の
いずれをも容易に得ることができる。この際、導電チャ
ンネル2としては界面での整合性等の観点から、特に希
土類金属元素やNbを添加したSrTiO3 や希土類置
換したCaTiO3 等のTi系ペロブスカイト酸化物が
好ましく用いられる。さらに、誘電体層3としてBa
1-a Sra TiO3 を用いることによって、低融点で拡
散しやすくSi−LSIを製造する上で種々の問題を招
くおそれがあるPbやBi等を含む強誘電体に比べて、
はるかに容易にこの種の大規模集積回路を製造すること
が可能となる。
【0035】図3は、上記誘電体スイッチング素子10
の変形例を示す断面図であり、下地層9と誘電体層3と
の間にゲート電極として機能する導電層12を設けたも
のである。この際、ゲート電極としての導電層12には
種々の導電材料を用いることができるが、例えば誘電体
層3としてBa1-a Sra TiO3 を用いて不揮発性メ
モリ素子を構成する場合には、Ba1-a Sra TiO3
が格子ミスマッチによる応力誘起強誘電性を示すような
格子定数を有する金属材料、例えばPtを用いることが
好ましい。なお、揮発性メモリ素子を構成する場合には
この限りではない。このような誘電体スイッチング素子
10においても、上述した素子と同様な効果を得ること
ができる。
【0036】また、本発明のスイッチング素子をSi基
板上に形成する場合、図2や図3に示すような構成に限
らず、図1と同様な構成を採用することも可能である。
すなわち、図4に示すように、Si基板8上に直接ある
いはCeO2 層等からなる絶縁層13を介して、電荷注
入により金属絶縁体転移を生じるペロブスカイト酸化物
等からなる導電チャンネル2をエピタキシャル成長させ
る。そして、この導電チャンネル2上にペロブスカイト
酸化物等からなる誘電体層3をエピタキシャル成長させ
ると共に、導電チャンネル2および誘電体層3にソース
電極4、ドレイン電極5、ゲート電極6を接続すること
によって、誘電体スイッチング素子14が構成される。
【0037】上述したような構成を有する誘電体スイッ
チング素子14においては、上述した実施形態の誘電体
スイッチング素子10と同様に実用性を大幅に向上させ
ることができる。また、導電チャンネル2として希土類
金属元素やNbを添加したSrTiO3 や希土類置換し
たCaTiO3 等のTi系ペロブスカイト酸化物を用い
ると共に、誘電体層3としてBa1-a Sra TiO3
用いることによって、前述した実施形態で説明したよう
に、これら層2、3間の格子定数の組合せで不揮発性メ
モリ素子および揮発性メモリ素子のいずれをも容易に得
ることができる。さらに、PbやBi等を含む強誘電体
に比べて、はるかに容易に大規模集積回路を製造するこ
とが可能となる。
【0038】なお、いずれの構成においても、下地層や
誘電体層、そして導電チャンネルに用いる物質の格子定
数を適当に選択することによって、歪誘起強誘電性を利
用した不揮発性メモリ素子を得ることができる。また、
強誘電性を発現しない格子定数の組合せによって、揮発
性メモリ素子を得ることもできる。
【0039】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例について説明
する。
【0040】実施例1 図1に示したように、MgO基板1上に導電チャンネル
2として膜厚30nmのSr0.8 La0.2 TiO3 膜をRF
多元スパッタ法で成膜し、この上に誘電体層(誘電体ゲ
ート)3として膜厚 100nmのBa0.1 Sr0.9 TiO3
膜を同様の方法で成膜した。これらはいずれも基板1あ
るいは導電チャンネル2に対してエピタキシャル成長し
た単結晶膜である。そして、導電チャンネル2にソース
電極4およびドレイン電極5を接続形成すると共に、誘
電体層3上にゲート電極6を形成して、誘電体スイッチ
ング素子7を作製した。
【0041】このようにして作製した誘電体スイッチン
グ素子7について、ソース電極4およびドレイン電極5
間に所定の電圧を印加し、このときに流れる電流(ドレ
イン電流)とゲート電極6から誘電体層3に印加した電
圧(ゲート電圧)との関係を測定した。この結果を図5
に示す。図5から明らかなように、ゲート電圧の上昇に
伴って、−定の電圧をしきい値としてドレイン電流の急
激な増加が観測された。従って、上記素子は電界効果ス
イッチング素子として有効に機能することが分かる。
【0042】実施例2 実施例1の誘電体スイッチング素子において、誘電体層
3として膜厚 100nmのBa0.5 Sr0.5 TiO3 膜を形
成する以外は、実施例1と同一構成の誘電体スイッチン
グ素子7を作製した。このとき、誘電体層3としてのB
0.5 Sr0.5TiO3 膜は、導電チャンネル2として
のSr0.8 La0.2 TiO3 膜との格子歪により室温で
強誘電性を示している。
【0043】上記誘電体スイッチング素子7について、
まずソース電極4およびゲート電極6間に電界を印加し
て誘電体層3の分極を反転させ、この電界を除去した後
のソース電極4およびドレイン電極5間の抵抗測定を行
った。その結果、ゲート電極6に +2.5Vの電圧を印加し
た後の測定では 10mΩcmと低い値を示し、ゲート電極6
に -2.5Vの電圧を印加した後の測定では 1.2Ωcmと高い
抵抗を示した。このことから、上記誘電体スイッチング
素子は誘電体層3の分極反転によるメモリ効果を伴うス
イッチング素子として機能することが分かる。
【0044】実施例3 図3に示したように、Si単結晶プラグ8上にマグネト
ロンスパッタ法を適用して、膜厚 400nmのΤiΝ膜を下
地膜9としてエピタキシャル成長させ、その上に導電層
(ゲート電極)12として膜厚50nmのPt膜と誘電体層
3として膜厚200nmのBa0.5 Sr0.5 ΤiO3 膜を順
に成膜した。この誘電体層3上に導電チャンネル2とし
て膜厚30nmのSr0.8 La0.2 TiO3 をRF多元スパ
ッタ法で成膜した。これらはいずれも基板あるいは下層
に対してエピタキシャル成長した単結晶膜である。この
とき、誘電体層3としてのBa0.5 Sr0.5 ΤiO3
は積層による格子歪により室温で強誘電性を示してい
る。そして、導電チャンネル2の両端にソース電極4お
よびドレイン電極5を設けて、誘電体スイッチング素子
10を作製した。
【0045】このような誘電体スイッチング素子10に
ついて、まずソース電極4およびゲート電極12間に電
界を印加して誘電体層3の分極を反転させ、この電界を
除去した後のソース電極4およびドレイン電極5間の抵
抗測定を行った。その結果、ゲート電極12に +2Vの電
圧を印加した後の測定では8mΩcmと低い値を示し、ゲー
ト電極12に -2Vの電圧を印加した後の測定では 1.0Ω
cmと高い抵抗を示した。このことから、上記誘電体スイ
ッチング素子10は誘電体層3の分極反転によるメモリ
効果を伴うスイッチング素子として機能することが分か
る。
【0046】実施例4 実施例3の誘電体スイッチング素子において、導電チャ
ンネル2として膜厚30nmのSr0.1 La0.9 MnO3
を形成する以外は、実施例3と同一構成の誘電体スイッ
チング素子10を作製した。このとき、誘電体層3とし
てのBa0.5 Sr0.5 TiO3 膜は積層による格子歪に
より室温で強誘電性を示している。
【0047】このような誘電体スイッチング素子10に
ついて、まずソース電極4およびゲート電極12間に電
界を印加し誘電体層3の分極を反転させ、この電界を除
去した後のソース電極4およびドレイン電極5間の抵抗
測定を行った。その結果、ゲート電極12に -2.5Vの電
圧を印加した後の測定では 15mΩcmと低い値を示し、ゲ
ート電極12に +2.5Vの電圧を印加した後の測定では
0.9Ωcmと高い抵抗を示した。このことから、上記誘電
体スイッチング素子10は誘電体層3の分極反転による
メモリ効果を伴うスイッチング素子として機能すること
が分かる。
【0048】実施例5 実施例3の誘電体スイッチング素子において、誘電体層
3として膜厚 200nmのBaTiO3 膜を形成すると共
に、導電チャンネル2として膜厚30nmのSr0.2La
0.8 CoO3 膜を形成する以外は、実施例3と同一構成
の誘電体スイッチング素子10を作製した。このとき、
誘電体層3としてのBaTiO3 膜は室温で強誘電性を
示している。
【0049】このような誘電体スイッチング素子10に
ついて、まずソース電極4およびゲート電極12間に電
界を印加して誘電体層3の分極を反転させ、この電界を
除去した後のソース電極4およびドレイン電極5間の抵
抗測定を行った。その結果、ゲート電極12に -2Vの電
圧を印加した後の測定では 20mΩcmと低い値を示し、ゲ
ート電極12に +2Vの電圧を印加した後の測定では 3.0
Ωcmと高い抵抗を示した。このことから、上記誘電体ス
イッチング素子10は誘電体層3の分極反転によるメモ
リ効果を伴うスイッチング素子として機能することが分
かる。
【0050】実施例6 まず、酸化膜を除去したSi(100) 基板上にへリコンス
パッタを用いて膜厚40nmのSrVO3 膜を成膜した。こ
れを下地層として、その上に同じくへリコンスパッタを
用いて、誘電体層として膜厚80nmのBa0.5 Sr0.5
iO3 膜を成膜した。これらの膜はいずれも (100)配向
でSi基板にエピタキシャル成長しており、誘電体層は
歪誘起強誘電性を示している。そして、この誘電体層上
に導電チャンネルとして膜厚30nmのSr0.8 La0.2
iO3 膜をRF多元スパッタ法で成膜し、さらに各電極
を形成して、メモリ効果を有する全酸化物電界効果スイ
ッチング素子とした。
【0051】この全酸化物電界効果スイッチング素子に
ついて、まずソース〜ゲート間に電界を印加して誘電体
層の分極を反転させ、この電界を除去した後のソース〜
ドレイン間の抵抗測定を行った。その結果、ゲート電極
に +2Vの電圧を印加した後の測定では6mΩcmと低い値を
示し、ゲート電極に -2Vの電圧を印加した後の測定では
4Ωcmと高い抵抗を示した。このことから、上記素子は
誘電体層の分極反転によるメモリ効果を伴うスイッチン
グ素子として機能することが分かる。
【0052】実施例7 実施例3と同様にして、Si単結晶プラグ上にマグネト
ロンスパッタ法を適用して、膜厚30nmのΤiΝ膜を下地
膜としてエピタキシャル成長させ、その上に導電層(ゲ
ート電極)として膜厚40nmのPt膜と誘電体層として膜
厚30nmの歪誘起強誘電性を示すBa0.5 Sr0.5 ΤiO
3 膜を順に成膜した。次いで、この誘電体層上に導電チ
ャンネルとして膜厚40nmのSr0.8 La0.2 RuO3
RF多元スパッタ方で成膜し、その上に再び誘電体層と
してBa0.5 Sr0.5 ΤiO3 膜を30nmの厚さでエピタ
キシャル成長させた。その上にゲート電極としてPt膜
を堆積させると共に、導電チャンネルの両端をエッチン
グにより露出させ、これにソース電極およびドレイン電
極を接続した。
【0053】このような誘電体スイッチング素子につい
て、まずソース〜ゲート間に電界を印加して誘電体層の
分極を反転させ、この電界を除去した後のソース〜ドレ
イン間の抵抗測定を行った。その結果、ゲート電極に +
2Vの電圧を印加した後の測定では2mΩcmと低い値を示
し、ゲート電極に -2Vの電圧を印加した後の測定では5
Ωcmと高い抵抗を示した。このことから、上記素子は誘
電体層の分極反転によるメモリ効果を伴うスイッチング
素子として機能することが分かる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスイッチ
ング素子によれば、電荷注入により金属絶縁体転移を示
す導電チャンネルと誘電体との積層膜を利用しているた
め、電界効果により極めて高い導電率変調を得ることが
できる。従って、高性能の誘電体スイッチング素子およ
びメモリ効果を有するスイッチング素子を提供すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスイッチング素子の一実施形態の構
成を示す図である。
【図2】 本発明のスイッチング素子の他の実施形態の
構成を示す断面図である。
【図3】 図2に示すスイッチング素子の変形例を示す
断面図である。
【図4】 本発明のスイッチング素子のさらに他の実施
形態の構成を示す断面図である。
【図5】 実施例1のスイッチング素子におけるゲート
電圧とドレイン電流との関係を示す図である。
【符号の説明】
1……絶縁性基板 2……電荷注入により金属絶縁体転移を生じる物質から
なる導電チヤンネル 3……誘電体層 7、10、14……誘電体スイッチング素子 8……Si基板 9……下地層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷注入により金属絶縁体転移を生じる
    物質と誘電体とを積層した積層膜を具備し、前記誘電体
    の分極に伴う界面電荷により前記金属絶縁体転移を生じ
    る物質の導電率を変化させることを特徴とするスイッチ
    ング素子。
  2. 【請求項2】 Si基板上に直接あるいは下地層を介し
    てエピタキシャル成長させたペロブスカイト酸化物から
    なる誘電体層と、 一般式:AE1-x REx TO3 (式中、AEはアルカリ土類金属元素から選ばれる少な
    くとも 1種を、REはYを含む希土類金属元素から選ば
    れる少なくとも 1種を、Tは遷移金属元素から選ばれる
    少なくとも 1種を示し、 xは 0≦ x< 1を満足する数で
    ある)で実質的に表され、電荷注入により金属絶縁体転
    移を生じるペロブスカイト酸化物からなり、前記誘電体
    層上にエピタキシャル成長させた導電チャンネルとを具
    備し、 前記誘電体層の分極に伴う界面電荷により前記導電チャ
    ンネルの導電率を変化させることを特徴とするスイッチ
    ング素子。
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