JPH09129056A - 押出機クロスヘッド - Google Patents
押出機クロスヘッドInfo
- Publication number
- JPH09129056A JPH09129056A JP7283380A JP28338095A JPH09129056A JP H09129056 A JPH09129056 A JP H09129056A JP 7283380 A JP7283380 A JP 7283380A JP 28338095 A JP28338095 A JP 28338095A JP H09129056 A JPH09129056 A JP H09129056A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crosshead
- mandrel
- base
- bolt
- core metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】調心作業を実質不要とし各パーツの寿命を向上
することを可能にする、押出機クロスヘッドの提供。 【解決手段】心金と口金とを押出側のランド部でボルト
で連結して一体形心口金としてクロスヘッド内に組み込
まれてなり、以て、調整用ボルトを全く不要としてなる
ものである。連結ボルトによる一体化をランド部で行う
ことにより、より正確な中心度が得られる。上記の手段
において、心金を心金ホルダにテーパ嵌合させること
で、ブレの防止をより確実にすることができる。
することを可能にする、押出機クロスヘッドの提供。 【解決手段】心金と口金とを押出側のランド部でボルト
で連結して一体形心口金としてクロスヘッド内に組み込
まれてなり、以て、調整用ボルトを全く不要としてなる
ものである。連結ボルトによる一体化をランド部で行う
ことにより、より正確な中心度が得られる。上記の手段
において、心金を心金ホルダにテーパ嵌合させること
で、ブレの防止をより確実にすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出機クロスヘッ
ドの改良に関し、特に、心金と口金の一体化構造を提供
しようとするものである。この押出機クロスヘッドは、
特に電線を押出成形する際に有用である。
ドの改良に関し、特に、心金と口金の一体化構造を提供
しようとするものである。この押出機クロスヘッドは、
特に電線を押出成形する際に有用である。
【0002】
【従来の技術】押出機クロスヘッドの従来例を図2に示
した。この従来の押出機クロスヘッドでは、心金1と、
口金2とを別々にしてクロスヘッド本体5の中に取り付
けている。即ち、心金1は心金ホルダ4に取り付けら
れ、口金2は口金ホルダ6に支えられている。ここで、
心金1〜口金2間のギャップは均一であることが望まし
いが、心金1、口金2の初期セッティング時には“ズ
レ”を生じがちである。この“ズレ”を修正・補正する
ために、口金2を任意の距離移動させることを目的とし
た調整ボルト3が必要としてなるものである。
した。この従来の押出機クロスヘッドでは、心金1と、
口金2とを別々にしてクロスヘッド本体5の中に取り付
けている。即ち、心金1は心金ホルダ4に取り付けら
れ、口金2は口金ホルダ6に支えられている。ここで、
心金1〜口金2間のギャップは均一であることが望まし
いが、心金1、口金2の初期セッティング時には“ズ
レ”を生じがちである。この“ズレ”を修正・補正する
ために、口金2を任意の距離移動させることを目的とし
た調整ボルト3が必要としてなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術(図
2)によれば、心金1・口金2及びクロスヘッド本体5
を用いて電線の成形製造を行う際、心口金のセッティン
グにより、心金1〜口金2間のギャップが不均一とな
る。これにより、製造する電線の絶縁体肉厚も不均一と
なってしまうのである。これを解消するために、調整ボ
ルト3により調心を行っているが、この調整により少な
からず時間及び調整屑といったロスが発生する。ボルト
押し圧により口金が変形・摩耗するため、口金の寿命に
大きな影響を与える。
2)によれば、心金1・口金2及びクロスヘッド本体5
を用いて電線の成形製造を行う際、心口金のセッティン
グにより、心金1〜口金2間のギャップが不均一とな
る。これにより、製造する電線の絶縁体肉厚も不均一と
なってしまうのである。これを解消するために、調整ボ
ルト3により調心を行っているが、この調整により少な
からず時間及び調整屑といったロスが発生する。ボルト
押し圧により口金が変形・摩耗するため、口金の寿命に
大きな影響を与える。
【0004】さらに、図2に示すように口金2を支える
ために口金ホルダ6〜クロスヘッド本体5は口金をはさ
み、図中破線で示すようなボルト7により押し圧を受け
ている。この押し圧に抗して調整ボルト3で口金を移動
させるため、クロスヘッド本体5及び口金ホルダ6も変
形・摩耗を受け寿命が低下するのである。
ために口金ホルダ6〜クロスヘッド本体5は口金をはさ
み、図中破線で示すようなボルト7により押し圧を受け
ている。この押し圧に抗して調整ボルト3で口金を移動
させるため、クロスヘッド本体5及び口金ホルダ6も変
形・摩耗を受け寿命が低下するのである。
【0005】そこで、本発明の解決すべき課題は、調心
作業を実質不要とし各パーツの寿命を向上することを可
能にする、この種の押出機クロスヘッドを提供すること
にある。
作業を実質不要とし各パーツの寿命を向上することを可
能にする、この種の押出機クロスヘッドを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する押
出機クロスヘッドは、心金と口金とを押出側のランド部
でボルトで連結して一体形心口金としてクロスヘッド内
に組み込まれてなり、以て、調整用ボルトを全く不要と
してなるものである。連結ボルトによる一体化をランド
部で行うことにより、より正確な中心度が得られる。
出機クロスヘッドは、心金と口金とを押出側のランド部
でボルトで連結して一体形心口金としてクロスヘッド内
に組み込まれてなり、以て、調整用ボルトを全く不要と
してなるものである。連結ボルトによる一体化をランド
部で行うことにより、より正確な中心度が得られる。
【0007】上記の手段において、心金を心金ホルダに
テーパ嵌合させることで、ブレの防止をより確実にする
ことができる。
テーパ嵌合させることで、ブレの防止をより確実にする
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例にし
て、押出機クロスヘッドを断面で示している。ここで、
8は、予め精密に製作した心金81と口金82を二重構
造とし、相互を連結ボルト9により予め連結して一体化
してなる一体形心口金である。即ち、連結ボルト9は、
口金81に対して外径側から内径側に一定長さ分を螺通
させ、螺入端が心金82のランド部へそれ自身の肉厚部
分の中で終端するように螺着させることにより、心金8
1と口金82との相互間ギャップを一定に維持しつつ一
体化してなるものである。
て、押出機クロスヘッドを断面で示している。ここで、
8は、予め精密に製作した心金81と口金82を二重構
造とし、相互を連結ボルト9により予め連結して一体化
してなる一体形心口金である。即ち、連結ボルト9は、
口金81に対して外径側から内径側に一定長さ分を螺通
させ、螺入端が心金82のランド部へそれ自身の肉厚部
分の中で終端するように螺着させることにより、心金8
1と口金82との相互間ギャップを一定に維持しつつ一
体化してなるものである。
【0009】上記のようにしてなる一体形心口金8は、
それで一つのセット部品としてクロスヘッド本体11内
へ装着され、心金81と心金ホルダ12とをテーパ嵌合
13させることで心合わせが行われ、さらに口金カップ
10を装着して全体の固定が図られる。
それで一つのセット部品としてクロスヘッド本体11内
へ装着され、心金81と心金ホルダ12とをテーパ嵌合
13させることで心合わせが行われ、さらに口金カップ
10を装着して全体の固定が図られる。
【0010】上記のように装着された一体形心口金8で
あると、押出機から吐き出される溶融樹脂(図示せず)
が、均一な厚みをもって心金81と口金82とのギャッ
プから心金81内を通して通過する導体(図示せず)上
に被覆される。従って、製造した電線の絶縁体厚さは円
周方向で均一にすることができる。また、一体形心口金
8としてからセットするので、セッティングによる個人
差も解消され、セッティング時間、調整時間及び調整屑
も低減される。尚且つ余分な調整を行わないので、各パ
ーツの寿命も向上する。尚また、一体形心口金8におけ
る心金81を心金ホルダ12にテーパ嵌合させること
で、ブレの防止を確実にする。
あると、押出機から吐き出される溶融樹脂(図示せず)
が、均一な厚みをもって心金81と口金82とのギャッ
プから心金81内を通して通過する導体(図示せず)上
に被覆される。従って、製造した電線の絶縁体厚さは円
周方向で均一にすることができる。また、一体形心口金
8としてからセットするので、セッティングによる個人
差も解消され、セッティング時間、調整時間及び調整屑
も低減される。尚且つ余分な調整を行わないので、各パ
ーツの寿命も向上する。尚また、一体形心口金8におけ
る心金81を心金ホルダ12にテーパ嵌合させること
で、ブレの防止を確実にする。
【0011】尚、一体形心口金8においては、本発明の
技術的思想の範囲内で種々の改変があり得る。例えば、
一体形心口金8の先端部分(ランド部)に焼結ダイヤモ
ンドを埋め込むことにより、寿命の更なる向上を図れ
る。また、連結ボルト9については、数量を増すことに
より、先端部(ランド部)の強度の向上を図れるし、逆
に数量を減らすことにより、心金81と口金82とのギ
ャップ内を通過する溶融樹脂の流れを安定させることが
できる。いずれを採用するかは、溶融樹脂等の種類に鑑
みて決定すれば良い。更に、連結ボルト9の形状を流線
型にすることにより、心金81と口金82とのギャップ
の中を通過する溶融樹脂の流れの安定化に寄与させるこ
とができる。
技術的思想の範囲内で種々の改変があり得る。例えば、
一体形心口金8の先端部分(ランド部)に焼結ダイヤモ
ンドを埋め込むことにより、寿命の更なる向上を図れ
る。また、連結ボルト9については、数量を増すことに
より、先端部(ランド部)の強度の向上を図れるし、逆
に数量を減らすことにより、心金81と口金82とのギ
ャップ内を通過する溶融樹脂の流れを安定させることが
できる。いずれを採用するかは、溶融樹脂等の種類に鑑
みて決定すれば良い。更に、連結ボルト9の形状を流線
型にすることにより、心金81と口金82とのギャップ
の中を通過する溶融樹脂の流れの安定化に寄与させるこ
とができる。
【0012】尚また、一体形心口金8の材質は、ニッケ
ル系の合金(例:ハステロイC(商品名))を用いるこ
とで、一体形心口金8を樹脂の付着分とともに焼いても
本体に損傷;腐食は生ずることがなくなり、簡便なクリ
ーンアップ法が確立される。更に、ふっ素樹脂等の腐食
性の強い樹脂の押出しに対しても使用することが可能と
なる。
ル系の合金(例:ハステロイC(商品名))を用いるこ
とで、一体形心口金8を樹脂の付着分とともに焼いても
本体に損傷;腐食は生ずることがなくなり、簡便なクリ
ーンアップ法が確立される。更に、ふっ素樹脂等の腐食
性の強い樹脂の押出しに対しても使用することが可能と
なる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、心
金と口金を連結ボルトで連結して一体形心口金としてこ
れをクロスヘッド本体へ装着するようにしてなるから、
調整屑;調整時間;各パーツのセッティング時間の低
減を図れる。電線上に押出被覆する絶縁体の肉厚が均
一とすることができ、品質の向上に寄与する。調整不
要としたことで各パーツの寿命が向上する。クロスヘ
ッドに対する組み立てパーツ数が減少するため低コスト
となる。という効果を奏することができ、以て、調心作
業を実質不要とし各パーツの寿命を向上することを可能
にする、この種の押出機クロスヘッドを提供するという
所期の目的を達成することができる。
金と口金を連結ボルトで連結して一体形心口金としてこ
れをクロスヘッド本体へ装着するようにしてなるから、
調整屑;調整時間;各パーツのセッティング時間の低
減を図れる。電線上に押出被覆する絶縁体の肉厚が均
一とすることができ、品質の向上に寄与する。調整不
要としたことで各パーツの寿命が向上する。クロスヘ
ッドに対する組み立てパーツ数が減少するため低コスト
となる。という効果を奏することができ、以て、調心作
業を実質不要とし各パーツの寿命を向上することを可能
にする、この種の押出機クロスヘッドを提供するという
所期の目的を達成することができる。
【0014】更に、本発明によれば、連結ボルトによる
連結位置を押出し側(ランド部)で行うことにより、よ
り正確な中心度が得られ、ギャップ精度の更なる向上に
寄与することができる。
連結位置を押出し側(ランド部)で行うことにより、よ
り正確な中心度が得られ、ギャップ精度の更なる向上に
寄与することができる。
【図1】本発明の実施例にして、押出機クロスヘッドの
断面図。
断面図。
【図2】従来例にして、押出機クロスヘッドの断面図。
8 一体形心口金 81 心金 82 口金 9 連結ボルト 10 口金カップ 11 クロスヘッド本体 12 心金ホルダ 13 テーパ嵌合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 政広 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内
Claims (2)
- 【請求項1】心金と口金とを押出側(ランド部)でボル
トで連結して一体形心口金としてクロスヘッド内に組み
込まれた、押出機クロスヘッド。 - 【請求項2】心金を心金ホルダにテーパ嵌合させるよう
にした、請求項1記載の押出機クロスヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7283380A JPH09129056A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 押出機クロスヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7283380A JPH09129056A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 押出機クロスヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09129056A true JPH09129056A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17664766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7283380A Pending JPH09129056A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 押出機クロスヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09129056A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011233313A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Yazaki Corp | 被覆電線および被覆電線の製造方法 |
CN112384352A (zh) * | 2018-07-03 | 2021-02-19 | 康宁股份有限公司 | 具有固定轮廓的挤出装置 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP7283380A patent/JPH09129056A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011233313A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Yazaki Corp | 被覆電線および被覆電線の製造方法 |
CN112384352A (zh) * | 2018-07-03 | 2021-02-19 | 康宁股份有限公司 | 具有固定轮廓的挤出装置 |
JP2021528291A (ja) * | 2018-07-03 | 2021-10-21 | コーニング インコーポレイテッド | 固定プロファイルを有する押出装置 |
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