JP3363188B2 - 射出成形用ノズルの製造方法 - Google Patents

射出成形用ノズルの製造方法

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JP3363188B2
JP3363188B2 JP33160892A JP33160892A JP3363188B2 JP 3363188 B2 JP3363188 B2 JP 3363188B2 JP 33160892 A JP33160892 A JP 33160892A JP 33160892 A JP33160892 A JP 33160892A JP 3363188 B2 JP3363188 B2 JP 3363188B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形装置に係り、よ
り詳しくは隣接するカラー間に外方に延びた一体加熱手
段と一体なノズルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形において、溶融材料をゲートに
導くノズルの中心孔近くに加熱手段として電熱線を用い
ることはよく知られている。また、この電熱線による加
熱効果を上げるために特定の領域にスエージ加工された
電熱線を使用することも知られている。
【0003】勿論、こうしたノズルにおいては電流を電
熱線まで流すためにリード線と接続するターミナルの存
在が不可欠である。
【0004】従来の電熱線はノズルの後端部に備えられ
るカラーの開口を通してその端部を外に引き出すのが一
般的である。この従来例としては、出願人の所有する米
国特許第4,386,262号明細書にみることができ
る。これはベリリウム銅によって作られた、いわゆるホ
ットターミナルとして構成したものである。さらに、電
熱線の端部をカラーの開口を通して外に引き出すように
構成したものは出願人の所有する米国特許第4,40
3,405号明細書にも開示されている。これはカラー
の開口に電熱線を囲むように装着したワッシャでターミ
ナルにかけて流れる熱流を制限しようとするものであ
る。
【0005】また、ノズルにターミナル部を形成すると
きに使われる工程の例が出願人の所有する米国特許第
4,837,925号明細書に開示されている。ここで
電熱線の端部はカラーに穿たれた孔を通して外に引き出
すようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第4,38
6,262号のターミナル構造は極めて堅固ではある
が、ターミナル自身が非常に高温になる難点がある。こ
のため、外部のリード線を含めてこれに隣接する各部が
使用時に過熱状態となり、そこに損傷をもたらす欠点が
ある。
【0007】米国特許第4,403,405号明細書に
述べられたものはターミナルが構造的に弱く、またノズ
ルから真直ぐに外に延ばすことが難しく、配線上の制約
を負うことになる。
【0008】米国特許第4,837,925号のもの
は、ターミナルの反対側で接地を取る低電圧形の用途に
使用されるので、電熱線の端部を引き回す際の難しさは
ないが、単線のターミナルにしか用いることができな
い。
【0009】特に、単線のターミナルと比較して複線の
ターミナルで構成するものは、2本の電熱線の端末線を
相手との距離を保って互いに平行に引き出すことを求め
られるなど、製造上の難しさがある。
【0010】そこで、本発明の目的は2本の電熱線の端
部をノズル本体に強固に固定し、ターミナルでの損傷が
生じにくい、隣接するカラー間に外方に延びた一体加熱
手段と一体のノズルの製造方法を提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、2本の電熱線
の端末線をノズル本体の半径方向に相手との距離を保っ
て互いに平行に引き出す複線のターミナルを構成できる
射出成形用ノズルの製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は後端部、前端部および円筒状の外側表面を有
するノズル本体を備え、ノズル本体に後端部から前端部
にかけて内部を貫く中心孔を形成し、電熱線を外側表面
の螺旋溝に一体にろう付けするようにした射出成形用ノ
ズルの製造方法において、螺旋溝をノズル本体の前端部
近くのU形端部を起点とし、そこから後方にかけて2重
溝として形成し、電熱線のU形曲げ部をU形端部に合わ
せ、かつ2本の端部をノズル本体の後端部近くで外側表
面から半径方向に突出するように装着し、前方カラーに
後面から中心部を貫いてノズル本体の外側表面を挿通可
能な大きさの開口を形成し、後方カラーに後面から中心
部を貫いてノズル本体の外側表面を挿通可能な大きさの
開口を形成し、前方カラーを半径方向に突出させた電熱
線の端部近くにノズル本体の外側表面を囲うように装着
し、後方カラーの前面を前方カラーの後面に当接してノ
ズル本体の外側表面を囲うように装着し、このとき、2
本の電熱線の端部を前方カラーと後方カラーとが当接す
る部分に形成されて半径方向に延びる開口を通して突出
させ、スタッドに内部側端部から内部を貫き、相手との
距離を保って平行に延びる2個の貫通孔を形成し、スタ
ッドを前方カラーと後方カラーとの間の開口から外に延
在するように装着し、このとき2本の電熱線の端部をス
タッドの貫通孔を通して外に突出させ、ろう材をノズル
本体、前方カラー、後方カラーおよびスタッドとの間の
接合部ならびにスタッドの貫通孔に挿入した2本の電熱
線の端部のまわりに付着させ、組立てられたノズル本
体、電熱線、前方カラー、後方カラーおよびスタッドを
ろう材の融点以上に真空炉内で加熱し、これらの各部材
を冶金的に一体化するようにろう付けすることを特徴と
するものである。
【0013】特に、本発明の製造方法は次の特徴を有す
る。
【0014】後端部、前端部、円柱状の外側表面、およ
び前記後端部から前記前端部にかけてその内部を貫く中
心孔を有するノズル本体を形成する工程と、外側ケーシ
ング内に延びる絶縁された加熱用ワイヤを有する絶縁さ
れた電気加熱要素を、前記ノズル本体の外側表面の螺旋
溝内に一体にろう付けする工程と、を備える射出成形用
ノズルの製造方法であって、 (a)前記電気加熱要素を、少なくともその一端部が前
記ノズル本体の後端部の近くにおいて前記螺旋溝から半
径方向外側に突出するように、前記螺旋溝内に巻き付け
る工程と、 (b)後面、および前記ノズル本体の外側表面と嵌合す
るように予め定められた内径を有してその中心を貫通す
る円形開口を備える前方カラーを形成する工程と、 (c)後面、前面および前記ノズル本体の外側表面と嵌
合するように予め定められた内径を有してその中心を貫
通する円形開口を備える後方カラーを形成する工程と、 (d)前記後方カラーの前面が前記前方カラーの後面に
当接したときに前記前方カラーと前記後方カラーとが当
接する部分に画成されて半径方向に延びる開口を、前記
前方カラーおよび前記後方カラーの少なくとも一方に形
成する工程と、 (e)前記電気加熱要素の少なくとも一つの突出部分の
近傍位置において前記ノズル本体の外側表面の周りに前
記前方カラーを取付ける工程と、 (f)前記後方カラーの前面が前記前方カラーの後面に
当接するとともに、前記電気加熱要素の少なくとも一つ
の端部が前記前方カラーと前記後方カラーとが 当接する
部分に画成されて半径方向に延びる前記開口を貫通して
半径方向外側に突出するように、前記前方カラーを前記
ノズル本体の外側表面の周りに取り付ける工程と、 (g)内側端部、外側端部、および前記電気加熱要素の
少なくとも一つの突出する端部を受け入れるように前記
内側端部から延びる少なくとも一つの貫通孔を備えるス
タッドを形成する工程と、 (h)前記電気加熱要素の少なくとも一部分が前記スタ
ッドの少なくとも1つの前記貫通孔を通って所定距離だ
け外側に延びるように、前記スタッドを前記前方カラー
と前記後方カラーとが当接する部分に画成されて半径方
向に延びる前記開口から半径方向外側に延びるように取
り付ける工程と、 (i)前記ノズル本体、前記前方カラー、前記後方カラ
ーおよび前記スタッド間の接合部に沿って、かつ前記ス
タッドの少なくとも一つの前記貫通孔を通って延びる前
記電気加熱要素の少なくとも一部の周りに、ろう付け材
料を付加する工程と、 (j)組み立てられた前記ノズル本体、前記電気加熱要
素、前記前方カラー、前記後方カラーおよび前記スタッ
ドを、真空炉内の酸素低減雰囲気で予め定められたサイ
クルにしたがって前記ろう付材料の溶融温度より高い温
度に加熱し、前記ノズル本体、前記電気加熱要素、前記
前方カラー、前記後方カラーおよび前記スタッドを一体
にろう付けして冶金的に一体構造のノズルを形成する工
程をさらに備える。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1において、符号10は後端部14から前端部16に
かけてその内部を貫いて形成される中心孔12を有した
ノズル本体であって、このノズル本体10は工具鋼から
作られる。本実施例のノズル本体10は1本の素材から
削り出したものであるが、用途に合わせてサイズおよび
長さを変えたものとするために、数個の部分からなるノ
ズル本体をろう付けによって1本のノズル本体として仕
上げることも可能である。
【0016】ノズル本体10の円筒状の外側表面20に
は、螺旋溝18が形成されている。この螺旋溝18はノ
ズル本体10の前端部16近くにU字形の端部21を有
し、ここを起点として後方に延びる2重溝として形成さ
れる。
【0017】図2に示すように、この2重の螺旋溝18
は加熱に必要な熱量を保つために予め定められたパター
ンに従って形成される。本実施例の螺旋溝18は、ノズ
ル本体10の後端部14および前端部16に近い領域に
多量の熱を与えるために、ノズル本体10の中央部より
もこれらの領域に集中する配置となっている。ノズル本
体10の外側表面20は円筒状に形成するが、そこから
前端部16にかけては外側表面20から斜めに削られた
テーパ部22を形成し、また後端部14にかけては外側
表面20との間に段差を有する小径部24を経て内側に
延びる第2のシート面26に接続され、かつその内側寸
法と同じ寸法で後端部14に接続されている。
【0018】電熱線28は螺旋溝18のU字形端部21
に電熱線28のU字形湾曲部29を嵌め込むとともに、
そこから2重の螺旋溝18に沿って電熱線28を巻き付
け、一対の端部30をノズル本体10の後端部14の近
くで半径方向外側に突出するように装着する。
【0019】この電熱線28は、ケーシング38内に酸
化マグネシウムのような絶縁材料36を詰め、そこにワ
イヤ34を引き通したものである。このワイヤ34はワ
イヤ端部32でターミナル40に接続される。各ターミ
ナル40はワイヤ34と比較して径が太く、発熱を生じ
ない。本実施例のケーシング38はワイヤ34とケーシ
ング38との間に発生する短絡を避けるため、絶縁材料
36よりもさらに奥の部分まで剥がされている。
【0020】熱電対を収容する管42は、ノズル本体1
0の外側表面20の電熱線28の上に溶接で仮付けす
る。これはノズル本体10の前端部16に斜めに穿たれ
た熱電対挿入孔44まで延びている。
【0021】一方、前方カラー46は、ノズル本体10
の外側表面20に外嵌可能な開口48を有する。この前
方カラー46は鋼材から削り出される。本実施例の前方
カラー46は後面52を形成した後部フランジ50と、
この後部フランジ50から前方に延びる絶縁フランジ5
4とを形成している。
【0022】前方カラー46の後面52は、後に詳しく
説明される2個のシート面を形成する内側シート面56
および外側シート面58を備えている。この前方カラー
46は、突出する一対の電熱線28の端部30に両シー
ト面56、58が一致するようにノズル本体10に装着
される。
【0023】前方カラー46の開口48は、ノズル本体
10の小径部24を挿通できるようにその大きさが決め
られているが、ノズル本体10の前端部16を挿通でき
るほどの大きさではない。そこで、ノズル本体10に装
着する際には、突出している電熱線28の端部30を後
向きに挿通した後に内側に送って傾け、後端部14を挿
通する際に、後面52が上を向くように回転させて装着
する。
【0024】また、後方カラー60には、後面64から
前面66にかけてその内部を貫通して延びる開口62が
形成されている。この後方カラー60も鋼材から製造さ
れる。開口62の大きさは、ノズル本体10の小径部2
4に外嵌する大きさである。また、本実施例の後方カラ
ー60には、ノズル本体10の第2のシート面26に当
接するフランジ68が形成されている。さらに後方カラ
ー60の前面66には、前方カラー46の後面52と組
み合う内部リム70(図3参照)が形成されている。
【0025】勿論、これらのノズル本体10の外側表面
20、前方カラー46および後方カラー60は、上述し
た形状とは異なる形状で製造することができる。
【0026】さらに、後方カラー60には、前面66か
ら長手方向に切欠かれたスロット72が形成されてい
る。後方カラー60の外側表面74には、内側シート面
76と、スロット72を囲むように形成された外側シー
ト面78とが設けられている。両シート面76、78
は、前方カラー46の後面52に形成される一対のシー
ト面56、58と組み合わせるために、双方の位置を合
わせて形成されている。
【0027】また、後方カラー60の後面64には、熱
電対用管42を挿通するスロット80と、図示しないボ
ルトを挿通するためのボルト孔82とが設けられてい
る。この後方カラー60を組立てる際には、前方カラー
46の内側シート面56および外側シート面58に後方
カラー60の両シート面76、78を合わせながら後端
部14から装着する。
【0028】このとき、後方カラー60の前面66は前
方カラー46の後面52と接し、内部リム70と後面5
2とが組み合う(図3参照)。さらに、フランジ68は
ノズル本体10の第2のシート面26と当接し、後方カ
ラー60の後面64とノズル本体10の後端部14とが
面一となる。
【0029】また、一対の電熱線28の端部30は後方
カラー60のスロット72から外側に突出し、かつ両カ
ラー46、60に分れていた内側および外側シート面7
6、78と内側および外側シート面56、58が1つに
なる。
【0030】前方および後方カラー46、60はこれと
異なるように、双方の間にスロット72あるいは別の形
状の開口を形成することができる。
【0031】スタッド84は、内側端部88から他の端
部92に設けられた中心孔90にかけてその内部を貫く
一対の貫通孔86を有している。このスタッド84は、
鋼材から削り出される。一対の貫通孔86は、相手との
距離を保って互いに平行に形成される。これらの貫通孔
86の内径は、電熱線28の端部30を挿通するに充分
な大きさを有する。スタッド84の外側表面は円筒状に
形成されるが、内側シート面76に収まる内側端部88
の外側表面は段差を付けて、ネック部94として形成さ
れる。図3に示すように、このネック部94は内側シー
ト面76に収まるように、また電熱線28の端部30は
貫通孔86に収まるようにそれぞれ装着される。
【0032】かくして、突出している電熱線28の端部
30をスタッド84で強固に固定することができ、しか
もノズル本体10の半径方向に、相手との距離を保ちつ
つ互いに平行に引き出すことが可能になる。
【0033】組立てられた上記の各要素部材に対して、
部材同士を接合するろう付けを施す。ニッケル粉などの
ろう材による接合は、電熱線28の端部30とスタッド
84の貫通孔86との間のほか、螺旋溝18に巻かれた
電熱線28とノズル本体10との間等も含めて同時に実
施する。これは本願出願人の所有する米国特許第4,5
57,685号明細書に説明される方法と同様なやり方
が可能である。
【0034】組立てられたノズルを真空炉(図示せず)
内に収容し、ろう材が溶融する温度になるまで加熱す
る。真空炉が徐々に加熱される過程で酸素を抽出し、炉
内を真空に維持する。
【0035】ろう材が融点温度に到達する前に、真空の
炉内を部分的にアルゴンないし窒素のような不活性ガス
と置換する。ろう材が溶融すると、金属(ニッケル)は
各要素部材の間に毛細管作用で流れてゆく。すなわち、
電熱線28の端部30とスタッド84の貫通孔86、電
熱線28と螺旋溝18との間が接合される。このろう付
けにより鋼材とニッケルとが冶金的に接合され、一体の
ノズル96として仕上げることができる。
【0036】ノズル96を冷却した後に真空炉から取出
し、滑らかな仕上面を持つノズルとするために機械加工
にかける。
【0037】後方カラー60の後面66にあるスロット
80と熱電対用管42とを結ぶために、両カラー46、
60を貫通する挿入孔(図示せず)が機械加工によって
形成される。熱電対用管42は、上記のろう付け工程に
おいてノズル本体10の外側表面20に一体にろう付け
される。
【0038】図3に示すように、熱電対線97は挿入孔
および熱電対用管42を通して挿入し、スロット80か
ら方向を半径方向に曲げて取り出す。これにより、ノズ
ル本体10の前端部16付近の温度を監視することがで
きる。
【0039】図3に細部を示す一対の金属コネクタ98
には、内側および外側端部100、102、円筒状の外
側表面104ならびにワイヤ40を引き通す中心孔10
6が形成されている。また、各金属コネクタ98には、
外側表面104から中心孔106にかけて横方向にその
内部を貫通し、かつ長手方向に離間したねじ孔108、
110が形成されている。組立ての際には、電熱線28
の端部32から金属コネクタ98を送り込み、その中心
孔106内に露出したワイヤ40が収まるように装着す
る。
【0040】絶縁体112は、内側および外側端部11
4、116、円筒状の外側表面118が形成されてい
る。この絶縁体112は、適当なセラミック材料から製
造される。また、絶縁体112には、その長手方向に内
部を貫通する一対の貫通孔120と、横方向にその内部
を貫通する一対の孔122とが形成されている。一対の
貫通孔120は、互いに相手との距離を保ちつつ互いに
平行に形成される。また、一対の孔122は、それぞれ
外側表面118から貫通孔120にかけて横方向にその
内部を貫通し、かつ長手方向に互いに離間して穿設され
る。
【0041】組立ての際には、スタッド84の中心孔9
0に絶縁体112の内側端部114が内嵌するように、
絶縁体122を金属コネクタ98と組み合わせる。この
とき、金属コネクタ98は2個の貫通孔120に内嵌
し、かつねじ孔108、110と孔122と同軸に並ぶ
ようにする。この後、孔122を通して止めねじ124
をねじ孔108、110に螺着し、固く締付けることに
より電熱線28の端部32を金属コネクタ98に接続す
る。上記とは異なり、初めに金属コネクタ98を絶縁体
122内に挿入しておき、次いで電熱線28の端部30
に装着することもできる。
【0042】図3に示すように、外部と結ぶリード線1
28の露出したワイヤ126を、金属コネクタ98の外
部側端部102からねじ孔110を超えるところまで、
その中心孔106内に挿入する。止めねじ124を孔1
22を通してねじ孔110に螺着した後、固く締付けて
リード線128を金属コネクタ98に接続する。
【0043】電熱線28のワイヤ露出長さ、およびリー
ド線128のワイヤ露出長さについては、金属コネクタ
98の長さを考慮して確実に接続できる長さに決めてお
く。また、電熱線28の端部長さ、スタッド84の長
さ、絶縁体112の長さは、金属コネクタ98を絶縁体
112内に完全に収められるように、各要素部材の長さ
を決めておく必要がある。
【0044】中空の保護スリーブ130に予めリード線
128を引き込んでおき、これを絶縁体112を囲む位
置でスタッド84に装着する。この保護スリーブ130
にはスタッド84に刻まれたねじと螺合するねじ部13
2が形成されており、スロット72を囲む外側シート面
78と当たるところまで螺着して固定する。この保護ス
リーブ130は、金属コネクタ98および絶縁体112
を保護するのみならず、ターミナル部が正常な位置から
曲げられるのを防止する働きがある。
【0045】使用の際には、ゲート形状を仕上げたイン
サート134あるいはノズルを、完成させたノズル96
の前端部16に装着する。そして、キャビティプレート
(図示せず)のシート面に、絶縁フランジ54を合わせ
てノズル96を取付ける。絶縁フランジ54は失われる
熱を少なくするために、ノズル本体10の外側表面20
との間に決められた離間距離を形成しておく。
【0046】ノズル96を加熱して決められた温度にす
るために、リード線128を介して各ノズル96の電熱
線28に電流が供給される。射出成形機から加圧された
溶融材料が射出されてノズル96の中心孔12に導か
れ、そこからゲートを経てキャビティに流れる。
【0047】キャビティが溶融材料で満たされた後も充
填のために射出圧力が保たれ、その後圧力が解放され
る。短い冷却時間を経た後、金型が成形品を取出すため
に開かれる。成形品を取出した後、金型は閉じられ、再
びキャビティを溶融材料で満たすために射出圧力を高め
てゆく。
【0048】この成形サイクルはキャビティの大きさ、
形状および材料の種類によって決まるある周期のもとで
連続して繰り返される。
【0049】図4を参照し、本発明に係る射出成形ノズ
ルの製造方法の他の実施例を説明する。部材のいくつか
は上述した実施例の部材と同一若しくは類似しているた
め、共通の部材は同じ参照番号を用いて説明し図示す
る。本実施例において、加熱要素28はケーシング38
内の絶縁材料36内を延びる一対の電熱線136からな
る。したがって、ケーシング38を含む加熱要素28全
体がU形曲げ部で形成されているというよりもむしろ電
熱線136自体がノズル本体10の前端部16近くでU
形曲げ部(図示せず)を有していることになる。一対の
電熱線136はより大きな直径の端末線40に接続さ
れ、2本の端末線40は加熱要素28の単一端部分13
8から2本の端部32に外方へ突出し、単一端部分13
8はノズル本体10の後方端部14から半径方向外方へ
延びている。
【0050】前方カラー46と後方カラー60は上述し
た実施例と同様に形成され、加熱要素28の単一端部分
138が前方カラーと後方カラーとの間の開口を沿って
延びるように取付けられる。この実施例において、鋼材
からなるスタッド142は、スタッドを貫通する単一孔
144と、外方端部148から小さい円周を有するフラ
ンジ150へ延びるねじ部146とを備えている。
【0051】スタッド142は、前方カラー46と後方
カラー60の座76に単一端部分138から単一孔14
4を貫通させて取付けられる。続いて、部材の組立は、
上述のように真空炉内でろう付されて一体化される。
【0052】本実施例において、全体的に円筒形状のセ
ラミック製スペーサ部分152は、小円筒のフランジ1
54と、内側端部158から外側端部160に互いに間
隔を開けて延びる一対の平行孔156とを備えている。
スペーサ部分152は、フランジ154をスタッド14
2の外方端148に当接させてスタッド142にセラミ
ック接着剤により固定されている。図示のように、加熱
要素28の単一端部分138から延びる2本の端末線4
0はスタッド142内のスペーサ162内に拡開し、ス
ペーサ162内で2個の端末線40はセラミック接着剤
により囲まれている。2本の端末線40は、さらにスペ
ーサ部分152内の2個の平行孔156を貫通してい
る。
【0053】使用の際には、一対のリード線128は、
円盤状シリコンゴムシール164とセラミック製絶縁性
スリーブ166とを、ねじ付鋼製キャップ168に嵌合
させて接続される。シール164と絶縁性スリーブ16
6は、2本のリード線128が貫通する互いに離間した
一対の平行孔を有している。キャップ168、シール1
64及び絶縁性スリーブ166は(邪魔にならないよう
に)リード線128上を摺動し、続いてリード線128
はクランプ174により加熱要素28の突出端末線40
に固着される。続いて、スリープ166、シール164
とキャップ168はクランプ174の廻りに滑り降さ
れ、ねじ付キャップ168はねじ付スタッド142に締
められる。シリコンゴムシール164は湿気が端末線に
入るのを防止し、このような構成は優れた構造上の強度
を有し、リード線128のノズルへの着脱を容易にす
る。
【0054】例えば、更に別の実施例においては、加熱
要素28は鋭角のU形曲げ部を有するケーシング38で
構成して、外方及びケーシング38が単一螺旋溝18内
を並列に接触して延びている。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
ノズル本体から引き出す一対の電熱線の端部をスタッド
に形成した貫通孔を通して外側に突出させ、ろう材を電
熱線の端部のまわりに付着させ、ろう材の融点以上に真
空炉内で加熱して冶金的に一体化するようにしたので、
一対の電熱線の端部をノズル本体に強固に固定すること
ができ、しかも、ノズル本体の半径方向に相手との距離
を保って互いに平行に引き出す複線のターミナルを構成
することが可能である。
【0056】したがって、本発明によれば、電熱線のタ
ーミナルが使用中に損傷することを防止でき、一方、複
線のターミナルとして熱分布を用途に合わせて決めるこ
とができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法に従う幾つかの工程を経た射
出成形用ノズルの分解斜視図。
【図2】本発明のノズル本体の外側表面に形成される電
熱線用螺旋溝の詳細図。
【図3】本発明の製造方法に従う完成した射出成形用ノ
ズルの分解斜視図。
【図4】図3の一部切断透視図であって、本発明のノズ
ルの製造方法の他の実施例の工程を示す。
【符号の説明】
10 ノズル本体 18 螺旋溝 20 外側表面26 第2のシート面 28 電熱線 46 前方カラー56,58 シート面 60 後方カラー76,78 シート面 84 スタッド 98 金属コネクタ 118 絶縁体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−31613(JP,A) 特開 平1−304921(JP,A) 特開 昭57−91868(JP,A) 特開 昭58−74260(JP,A) 特開 平2−169217(JP,A) 特開 平5−318537(JP,A) 特開 平4−211917(JP,A) 米国特許5052100(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/26 - 45/37 B29C 45/73 B29C 33/00 - 33/08 B29C 33/38

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後端部、前端部、円柱状の外側表面、およ
    び前記後端部から前記前端部にかけてその内部を貫く中
    心孔を有するノズル本体を形成する工程と、 外側ケーシング内に延びる絶縁された加熱用ワイヤを有
    する絶縁された電気加熱要素を、前記ノズル本体の外側
    表面の螺旋溝内に一体にろう付けする工程と、を備える
    射出成形用ノズルの製造方法であって、 (a)前記電気加熱要素を、少なくともその一端部が前
    記ノズル本体の後端部の近くにおいて前記螺旋溝から半
    径方向外側に突出するように、前記螺旋溝内に巻き付け
    る工程と、 (b)後面、および前記ノズル本体の外側表面と嵌合す
    るように予め定められた内径を有してその中心を貫通す
    る円形開口を備える前方カラーを形成する工程と、 (c)後面、前面および前記ノズル本体の外側表面と嵌
    合するように予め定められた内径を有してその中心を貫
    通する円形開口を備える後方カラーを形成する工程と、 (d)前記後方カラーの前面が前記前方カラーの後面に
    当接したときに前記後方カラーの前面と前記前方カラー
    の後面とが当接する部分に画成されて半径方向に延びる
    開口を、前記前方カラーおよび前記後方カラーの少なく
    とも一方に形成する工程と、 (e)前記電気加熱要素の少なくとも一つの突出部分の
    近傍位置において前記ノズル本体の外側表面の周りに前
    記前方カラーを取付ける工程と、 (f)前記後方カラーの前面が前記前方カラーの後面に
    当接するとともに、前記電気加熱要素の少なくとも一つ
    の端部が前記後方カラーの前面と前記前方カラーの後面
    とが当接する部分に画成されて半径方向に延びる前記開
    を貫通して半径方向外側に突出するように、前記前方
    カラーを前記ノズル本体の外側表面の周りに取り付ける
    工程と、 (g)内側端部、外側端部、および前記電気加熱要素の
    少なくとも一つの突出する端部を受け入れるように前記
    内側端部から延びる少なくとも一つの貫通孔を備えるス
    タッドを形成する工程と、 (h)前記電気加熱要素の少なくとも一部分が前記スタ
    ッドの少なくとも1つの前記貫通孔を通って所定距離だ
    け外側に延びるように、前記スタッドを前記後方カラー
    の前面と前記前方カラーの後面とが当接する部分に画成
    されて半径方向に延びる前記開口から半径方向外側に延
    びるように取り付ける工程と、 (i)前記ノズル本体、前記前方カラー、前記後方カラ
    ーおよび前記スタッド間の接合部に沿って、かつ前記ス
    タッドの少なくとも一つの前記貫通孔を通って延びる前
    記電気加熱要素の少なくとも一部の周りに、ろう付け材
    料を付加する工程と、 (j)組み立てられた前記ノズル本体、前記電気加熱要
    素、前記前方カラー、前記後方カラーおよび前記スタッ
    ドを、真空炉内の酸素低減雰囲気で予め定められたサイ
    クルにしたがって前記ろう付材料の溶融温度より高い温
    度に加熱し、前記ノズル本体、前記電気加熱要素、前記
    前方カラー、前記後方カラーおよび前記スタッドを一体
    にろう付けして冶金的に一体構造のノズルを形成する工
    程と、をさらに備えることを特徴とする射出成形用ノズ
    ルの製造方法。
  2. 【請求項2】前記ノズル本体の前端部近くのU字形湾曲
    部から後方に向かって所定のパターンで延びる2重溝と
    して前記螺旋溝を形成する工程と、 前記電気加熱要素が、前記螺旋溝のU字形湾曲部内に受
    け入れられたU字形部分と、前記ノズル本体の後端部近
    傍の前記螺旋溝から半径方向外側に突出する一対の端部
    とを有するように、前記電気加熱要素を前記2重溝内に
    巻き付ける工程と、 所定距離だけ離間して互いに平行に延びる一対の貫通孔
    を有するように前記スタッドを形成する工程と、前記後方カラーの前面と前記前方カラーの後面とが当接
    する部分に画成されて半径方向に延びる前記開口 および
    前記スタッドの一対の貫通孔を通って前記電気加熱要素
    の一対の端部が半径方向外側に延びるように、前記前方
    カラー、前記後方カラーおよび前記スタッドを取り付け
    る工程と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の
    射出成形用ノズルの製造方法。
  3. 【請求項3】前記後方カラーの前面と前記前方カラーの
    後面とが当接する部分に画成されて半径方向に延びる前
    記開口の周囲にシート面が画成されるように、前記前方
    カラーおよび前記後方カラーを形成する工程と、 前記スタッドの内側端部が前記シート面に受け入れられ
    るように前記スタッドを取り付ける工程と、をさらに備
    えることを特徴とする請求項2に記載の射出成形用ノズ
    ルの製造方法。
  4. 【請求項4】前記ノズル本体の外側表面から所定距離だ
    け外側に離間して前方に延びる絶縁フランジ部分を前記
    前方カラーに形成する工程、をさらに備えることを特徴
    とする請求項3に記載の射出成形用ノズルの製造方法。
  5. 【請求項5】前記ノズル本体の後端部近傍に小径部を形
    成する工程と、 少なくとも前記後方カラーが前記ノズル本体の小径部に
    嵌合するように形成する工程と、をさらに備えることを
    特徴とする請求項3に記載の射出成形用ノズルの製造方
    法。
  6. 【請求項6】前記ノズル本体の後端部近傍に内側に延び
    第2のシート面を形成する工程と、 前記ノズル本体のシート面に受け入れられると前記後方
    カラーの後面と前記ノズル本体の後端部とが面一とな
    る、内側に延びるフランジを前記後方カラーに形成する
    工程と、をさらに備えることを特徴とする請求項3に記
    載の射出成形用ノズルの製造方法。
  7. 【請求項7】互いに当接して組み合うように前記前方カ
    ラーの後面および前記後方カラーの前面を形成する工
    程、をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の
    射出成形用ノズルの製造方法。
  8. 【請求項8】前記電気加熱要素の半径方向外側に延びる
    端部が長手方向に傾斜しており、 かつ前記後方カラーの前面と前記前方カラーの後面とが
    当接する部分に画成されて前記電気加熱要素の端部が通
    過する前記半径方向に延びる開口が、前記電気加熱要素
    の長手方向に傾斜して延びる端部を受け入れるスロット
    であるように、前記前方カラーおよび前記後方カラーを
    形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項3
    に記載の射出成形用ノズルの製造方法。
  9. 【請求項9】前記スロットが前記後方カラーの前面から
    後方に延びるように前記後方カラーを形成する工程、を
    さらに備えることを特徴とする請求項8に記載の射出成
    形用ノズルの製造方法。
  10. 【請求項10】前記内側端部から延びる一対の貫通孔と
    連通する前記外側端部から延びる中心孔を有するよう
    に、前記スタッドの一部を円筒状に形成する工程、をさ
    らに備えることを特徴とする請求項3に記載の射出成形
    用ノズルの製造方法。
  11. 【請求項11】前記電気加熱要素の各端部が端末に向か
    って外側に延びる露出したターミナルワイヤを備えると
    ともに、(k) 円柱状の外側表面、内側端部、外側端部、前記内
    側端部から前記外側端部まで貫通して延びて前記電気加
    熱要素の露出したターミナルワイヤーをその内部に受け
    入れる長手方向の貫通孔、および前記長手方向の貫通孔
    と前記外側表面との間で貫通して延びてその内部に止め
    ねじを受け入れる長手方向に間隔を開けて配設された内
    側および外側のねじ孔、を有する一対の金属コネクタを
    形成する工程と、(l) 前記電気加熱要素の露出した一つのターミナルワ
    イヤーが、前記金属コネクタの内側端部から前記長手方
    向の貫通孔の内部に入って前記内側のねじ孔を通過する
    ように、前記金属コネクタをそれぞれ取り付ける工程
    と、(m) 円柱状の外側表面、内側端部、外側端部、隙間を
    開けつつ互いに平行に前記内側端部から前記外側端部ま
    で貫通して延びて前記金属コネクタをその内部に受け入
    れる一対の長手方向の貫通孔、および前記長手方向の貫
    通孔と前記外側表面との間でそれぞれ貫通して延びてそ
    の内部に止めねじが挿入される長手方向に間隔を開けて
    配設されたねじ孔、を有する絶縁体を形成する工程と、(n) 前記絶縁体の内部端部が前記スタッドの中心孔内
    に受け入れられるとともに、前記金属コネクタが前記絶
    縁体の一対の長手方向の貫通孔内にそれぞれ受け入れら
    れて前記金属コネクタのねじ孔と前記絶縁体のねじ孔と
    が同軸となるように前記絶縁体を取り付け、 前記絶縁体のねじ孔から同軸な前記金属コネクタ内に止
    めねじを挿入し、 前記金属コネクタの内側のねじ孔の前記止めねじを締め
    付けて前記金属コネクタを前記電気加熱要素の露出した
    ターミナルワイヤーに固定する工程と、(o) 外側のリード線の露出した端部が、前記金属コネ
    クタの外側端部から前記長手方向の貫通孔の内部に入っ
    て前記外側のねじ孔を通過するように、前記リード線を
    前記金属コネクタに取り付けるとともに、 前記金属コネクタの外側のねじ孔の前記止めねじを締め
    付けて、前記リード線の露出した端部を前記金属コネク
    タに固定する工程と、をさらに備えることを特徴とする
    請求項3に記載の射出成形用ノズルの製造方法。
  12. 【請求項12】前記スタッドの外側端部にねじ部を形成
    する工程と、 少なくとも前記絶縁体の外部端部を越えて外側に延びる
    ように前記リード線を接続した後に、前記スタッドの外
    側端部のねじ部と螺合するねじ部をその内側端部に有し
    た保護スリーブを装着する工程と、をさらに備えること
    を特徴とする請求項11に記載の射出成形用ノズルの製
    造方法。
  13. 【請求項13】単一のケーシング内で延びる一対の電熱
    線、および前記一対の電熱線から延びる隙間を開けて配
    設された一対のターミナルワイヤーを有するように前記
    電気加熱要素を形成する工程と、 単一の端部が前記ノズル本体の後端部近傍の溝から半径
    方向外側に突出するとともに隙間を開けて配設された一
    対のターミナルワイヤーが前記単一の端部から外側に突
    出するように前記電気加熱要素を前記螺旋溝内に巻き付
    ける工程と、 単一の貫通孔が貫通するスタッドを形成する工程と、 前記電気加熱要素の単一の端部が、前記後方カラーの前
    面と前記前方カラーの後面とが当接する部分に画成され
    て半径方向に延びる前記開口および前記スタッドの単一
    の貫通孔を通って半径方向外側に突出するように、前記
    前方カラー、前記後方カラーおよび前記スタッドを取り
    付ける工程と、をさらに備えることを特徴とする請求項
    1に記載の射出形成用ノズルの製造方法。
  14. 【請求項14】内側端部、外側端部、および所定の隙間
    を開けつつ互いに平行に前記内側端部から前記外側端部
    まで貫通して延びる一対の貫通孔を有するスペーサを形
    成する工程と、 前記ターミナルワイヤーが前記スペーサの一対の貫通孔
    を通って所定距離だけ外側に伸びるように、前記スペー
    サを前記スタッドに取り付ける工程と、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項13に記載の射出形成用ノズル
    の製造方法。
  15. 【請求項15】前記スペーサがセラミックから製造され
    ることを特徴とする請求項14に記載の射出成形用ノズ
    ルの製造方法。
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