JPH09128895A - 映像音声再生装置における音声処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】入力する信号の性質に応じて映像音声同期処理
装置の動作モードを切り替えることができ、データクロ
ックも切り替えができ、各種の入力信号に対応でき、適
格な処理を得られる。 【解決手段】音声デコーダ部２７は、音声符号をデコー
ダ４１でデコードしバッファ部４２を介して出力する。
ＰＴＳ取込み部４３、比較器４４、タイムスタンプカウ
ンタ部４５は、動画の映像と音声を含む信号処理時に
は、同期処理を実現するためにバッファ部４２のデータ
出力タイミングの制御を行うが、音楽のみ、あるいは連
続する静止画の信号処理時は、同期処理を停止し、連続
してバッファ部４２のデータ出力を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、データ圧縮され
た映像符号列と音声符号列とが時分割で送られてくる再
生符号列を入力とする映像音声再生装置の音声処理部に
用いられて有効な、映像音声再生装置における音声処理
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】光学式ディスクの情報記録方式として、
データ圧縮された映像符号列と音声符号列とを時分割で
記録する方式がある。この種の光学式ディスクを再生す
る場合、ビデオデコーダとオーディオデコーダにおいて
映像符号列、音声符号列をそれぞれデコードし、双方の
同期を取って出力している。

【０００３】従来の方法としては、例えば映像符号列の
同期信号にカウンタを同期させて計数を行わせ、音声符
号の各フレームに付しているフレーム番号と、前記カウ
ンタの計数値との比較を行い、その比較結果に応じて、
デコードしたオーディオ信号の出力タイミングを図って
いた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記のようにデータ圧
縮された映像符号列と音声符号列とが時分割で送られて
くる再生符号列を入力とする映像音声再生装置において
は、ビデオデコーダとオーディオデコーダからのデコー
ド出力の同期を取るための同期処理機能が働いている。

【０００５】しかしながら、上記映像音声再生装置に使
用される光学式ディスクのソフトの内容としては、映画
等のように動画と音声のプログラムもあるが、静止画像
と音楽というプログラムも考えられる。また音楽のみの
ソフトが記録されているプログラムもある。このような
ソフトのディスクを再生した場合、上述したように常に
同期処理機能が働くとかえって不具合が生じる。たとえ
ばディスクの傷、あるいは誇り等により生じるドロップ
アウトが発生したときに、同期処理が不安定となりオー
ディオ出力の乱れを生じることがある。

【０００６】そこでこの発明では、入力する信号の性質
に応じて、映像音声同期処理装置の動作モードを切り替
えることができるとともに、データクロックに関しても
切り替えができるようにし、各種の入力信号に対応で
き、かつ入力信号に対する適格な処理を得られるように
した映像音声再生装置における音声処理装置を提供する
ことを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この発明は、入力情報に
含まれる情報が音声情報のみの場合、若しくは、映像情
報が連続した静止画情報と音声情報である場合には、映
像音声同期処理装置の動作を停止し、また音声情報につ
いては固定の発振クロックを用いてデータ処理を行うよ
うにするものである。

【０００８】具体的には、データ圧縮された映像符号列
の特定のパケット、及びデータ圧縮された音声符号列の
各パケットにはそれぞれ映像と音声との同期をとるため
の時間情報としてプレゼンテーションタイムスタンプ
（以下ＰＴＳと記す）が記述されており、前記映像符号
列と前記音声符号列とが時分割となつて送られてくる再
生符号列が供給される装置であって、前記映像符号列を
取込みデコードするビデオデコーダ部と、前記音声符号
列を取込みデコードするオーディオデコーダ部と、少な
くとも前記オーディオデコーダ部に設けられ、所定の再
生タイミングに同期して基準クロックをカウントするタ
イムスタンプカウンタ手段と、前記音声符号列に含まれ
る前記ＰＴＳを取込み、このＰＴＳの内容と前記タイム
スタンプカウンタ手段のカウント値との関係を判断し、
前記ＰＴＳと前記カウント値とが最初に所定の関係にな
れば、前記オーディオデコーダ部の出力タイミング制御
信号を出力するＰＴＳ制御手段と、前記再生符号列に含
まれる制御情報を読取りこみ、前記再生符号列のデータ
の性質を判断し、前記再生符号列が音楽のみのデータで
ある場合には、前記ＰＴＳ制御手段の動作を停止させ、
前記オーディオデコーダ部の出力を常時出力状態に制御
する制御手段とを有するものである。さらにまた前記制
御手段は、前記再生符号列が音楽のみのデータである場
合には、さらに前記オーディオデコーダ部に供給するデ
ータクロックとして固定の発振器の出力を用いたクロッ
クに切替える切替え手段を含むものである。

【０００９】上記のような手段により、入力する信号の
性質に応じて、映像音声同期処理装置の動作モードを切
り替えることができるとともに、データクロックに関し
ても切り替えができるようにし、各種の入力信号に対応
でき、かつ入力信号に対する適格な処理を得られるもの
である。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図１は、この発明に関わる光学
式ディスクの再生装置を示している。この装置は再生対
象とする光学式ディスクとして、次のような記録情報を
持つディスクを再生することができる。即ち光学式ディ
スクは、データ圧縮された映像符号列の特定のパケッ
ト、及びデータ圧縮された音声符号列の各パケットが記
録され、各パケットにはそれぞれ映像と音声との同期を
とるための時間情報としてプレゼンテーションタイムス
タンプ（以下ＰＴＳと記す）が記述されており、再生時
には映像符号列と前記音声符号列とが時分割となった再
生符号列が得られる。したがって装置内には、映像符号
列を取込みデコードするビデオデコーダ部と、音声符号
列を取込みデコードするオーディオデコーダ部を有す
る。

【００１１】以下、図面に従って説明する。光学式ディ
スク１１は、サーボシステム（図示せず）で制御される
モータ１２により回転制御される。光学式ピックアップ
装置２１でピックアップされた光学信号は電気信号に変
換され、信号処理部２２に導入される。信号処理部２２
には、復調部２３、エラー訂正処理部（ＥＣＣ処理部）
２４が含まれる。信号処理部２２から出力される信号と
しては復調データとエラーフラッグがある。

【００１２】信号処理部２２から出力された復調データ
には、例えば映像符号、音声符号、その他の符号があ
る。そこでデマルチプレクサ２５は、映像符号を映像デ
コーダ部２６に振り分け、また音声符号を音声デコーダ
部２７に振り分けて供給する。

【００１３】３３は、システムコントローラであり、装
置全体の動作を制御するもので、操作入力インターフェ
ース３４も接続されている。リモコン操作器から再生ス
タート信号が送られると、操作入力インターフェース３
４を通じて再生指令信号がシステムコントローラ３３に
入力される。これに応じて、モータ１２の制御及び信号
処理部２２の動作が開始される。システムコントローラ
３３は、再生がスタートするとディスクから読み取った
制御情報に基づいて後述する各種の制御を行う。例えば
タイムスタンプカウンタ部のクロックカウントを行わせ
ることで、絶対時間の設定を行うことができる。

【００１４】ところで、図２に示すように、光学式ディ
スク１１に記録されるビデオ信号やオーディオ信号は符
号化され映像符号、音声符号となりパック化されて変調
されて記録されている。従って、光学式ディスク１１か
ら再生し、復調した信号である各映像符号、音声符号
は、パック化されており、１パックが例えば１パケット
である。そして１パックの先頭には、パックヘッダが配
置されている。さらにパケットの先頭にパケットヘッダ
が配置されている。

【００１５】そして、映像符号の特定のパケット内に
は、プレゼンテーションタイムスタンプ（ＰＴＳ）が記
述されている。また各音声符号のパケットには、それぞ
れにプレゼンテーションタイムスタンプ（ＰＴＳ）が記
述されている。このＰＴＳは、ビデオ信号とオーディオ
信号の出力の同期を取るためのものである。

【００１６】例えば、光学式ディスクの再生をスタート
した時点から、特定のパックの制御情報でリセットさ
れ、基準クロックをカウントするタイムスタンプカウン
タ部が音声系統と映像系統のそれぞれに用意されてい
る。そして、音声系統においては、タイムスタンプカウ
ンタ部のカウンタの値と、音声符号のパケットに含まれ
ているＰＴＳとが一致したときに、オーディオバッファ
部の出力を許可するようにしている。

【００１７】また映像系統においても、特定のパックの
制御情報でリセットされ、基準クロックをカウントする
タイムスタンプカウンタ部が用意されている。そしてこ
のカウンタの値と、映像符号の特定のパケットに含まれ
ているＰＴＳとが一致したときに、ビデオバッファ部の
出力を許可するようにしている。

【００１８】なお、映像系統及び音声系統のタイムスタ
ンプカウンタ部における絶対時間情報は、システムコン
トローラ３３により初期設定される。ただし、早送り
や、スロー再生などの特殊再生を行った場合には、その
修正機能が働き、絶対時間情報の修正が行われる。

【００１９】ここで、上記の装置には、入力情報に含ま
れる情報が音声情報のみ場合、若しくは、映像情報が連
続した静止画情報と音声情報である場合には、映像音声
同期処理装置の動作を停止し、また音声情報については
固定の発振クロックを用いてデータ処理を行う機能を設
けられている。

【００２０】図３は、音声デコーダ部２７の内部をさら
に詳しく示している。デマルチプレクサ２５からの音声
符号列は、デコーダ４１に入力されデコード処理を受け
て、バッファ部４２に入力される。このバッファ部４２
は、映像信号との同期を取るために一時的に出力タイミ
ングの調整を行う部分である。デコーダ部４１からは、
ＰＴＳが取り出され、ＰＴＳ取込み部４３に取込まれ
る。このＰＴＳ取込み部４３に保持されたＰＴＳは比較
器４４の一方に供給される。この比較器４４の他方には
タイムスタンプカウンタ部４５のカウント値が供給され
ている。

【００２１】ここで、光学式ディスク１１として、動画
と音声を含むディスクが再生された場合、このことはシ
ステムコントローラ３３により判定される。このとき
は、ＰＴＳ取込み部４３は、まず、光学式ディスク１１
の再生がスタートしたときに、到来するＰＴＳを取込む
ように設定されている。この設定は、例えば再生スター
ト時点から一定期間、取込み許可を与える論理回路によ
り実現できる。このときのＰＴＳとタイムカウンタ部４
５の出力とが一致すると、比較器４３から一致パルスが
得られる。この一致パルスは、出力タイミング制御信号
としてバッファ部４２に与えられ、デコード出力の許可
を与えるようになっている。タイムスタンプカウンタ部
４５は、システムコントローラ３３からその初期値を設
定され基準クロックをカウントすることによりシステム
がスタートしてからの絶対時間情報を生成している。映
像系統においても、同様な処理が行われている。基準ク
ロックは、映像デコーダ部２６において生成されてお
り、特定の制御パケットに含まれる基準クロック制御情
報に基づいて生成されている。

【００２２】今、光学式ディスクとしてオーディオ情報
のみが記録されているものが再生されたとすると、この
システムは次のように動作する。即ち、光学式ディスク
の種別は、その内周側に記録されている管理情報により
判断することができ、その管理情報に基づいてシステム
を制御するプログラムがシステムコントローラ３３に格
納されてる。

【００２３】このプログラムは、オーディオ情報のみが
記録されている光学式ディスクの再生が開始されると、
システムコントローラ３３は、比較器４４に対して、動
作禁止コマンドを与え、バッファ部４２には強制的な出
力許可信号を与え、これを維持するようにしている。こ
のようにすると、ディスクの傷、あるいは誇り等により
ドロップアウトが発生したとても、同期処理が動作しな
いのでオーディオ出力の乱れが同期処理のために拡散さ
れることはない。ドロップアウトが生じると、データの
補間、あるいは出力音声のミューティングが行われる。

【００２４】図４はさらにこの発明の他の実施の形態で
ある。上記の実施の形態は、音声デコード出力を連続し
て出力するモードと、同期処理を行い出力するモードの
切り替えを示した。しかし、音声デコード出力を連続し
て出力するモードにおいては、音声データの転送クロッ
クについても固定の周波数クロックを用いてもよい。即
ち、図４において、タイムカウンタ部４５には、基準ク
ロックに位相ロックするＰＬＬ回路部４５１とこのＰＬ
Ｌ回路部４５１の出力クロックを計数するカウンタ部４
５２が含まれる。ＰＬＬ回路部４５１の出力はクロック
ジェネレータ４６に入力される。クロックジェネレータ
４６は、光学式ディスクの記録内容が動画と音声のとき
は、ＰＬＬ回路部４５１からのクロックに基づいたデー
タクロックをデコーダ４１及びバッファ部４２で用いる
ようにしている。しかし、光学式ディスクが音楽のみの
ソフト、あるいは静止画と音楽のソフトの場合は、シス
テムコントローラ３３は、クロック切替え信号によりク
ロックジエネレータ４６を制御して、発振器４７からの
固定の周波数の発振出力を利用して、この発振出力を用
いて生成したデータクロックをデコーダ４１及びバッフ
ァ部４２で用いる。

【００２５】上記のようなシステムの場合、特に音楽の
みのソフトの場合、早送りや、リピート処理を行うこと
があるが、ＰＴＳにはなんら煩わされることなく、デコ
ードしたデータ出力を得ることができる。またディスク
の傷やほこりのために、ドロップアウトが生じて、同期
乱れが発生しこれにより出力音声の乱れが生じるという
ようなこともなくなる。

【００２６】図５は、上述した実施の形態を実現するた
めに、システムコントローラ３３内に格納されている制
御フローチャートの例を示している。再生がスタートす
ると制御情報の取り込みが行われ、記録内容の判定処理
が行われる（ステップＡ１〜Ａ３）。そして、記録内容
が音楽のみの場合は、先の説明のようにＰＴＳを用いた
同期処理がオフ状態となり、バッファ部４２は連続出力
状態となり、また使用するデータクロックは固定発振器
４７からのものが利用されるようになる（ステップＡ４
〜Ａ８）。音楽情報のみでない場合には、ＰＴＳを用い
た同期処理が実行され、データクロックはＰＬＬ回路４
５１からのクロックが用いられるようになり、バッファ
部４２は比較器４４から得られる出力タイミング制御信
号に基づいてデータ出力が行われるようになる。

【００２７】図６は、上述した実施の形態を実現するた
めに、システムコントローラ３３内に格納されている制
御フローチャートの他の例を示している。上述した実施
の形態では、光学式ディスクに記録されている情報が、
音楽を主体としたものであるかどうかを判定するのに、
音楽のみの情報かどうかを判断してる。

【００２８】しかし、静止画のみであるかどうかを判断
するようにしてもよい。静止画のみの場合は、比較的音
楽情報のみの場合が多いからである。図６のフローチャ
ートが図５のものと異なる部分は、ステップＡ４とＡ５
の間に位置する判定部であり、このステップＡ１２が静
止画のみであるかどうかを判定している。たの部分は先
のフローチャートと同じである。

【００２９】この発明は上記の実施の形態に限定される
ものではなく、音楽や音声主体のディスク再生の場合、
記録媒体や伝送信号の制御情報として音楽主体である情
報を判定する機能を持たせ、自動的にステップＡ５〜Ａ
７の処理ルーチンへ移行するようにしてもよい。勿論こ
の場合は、入力される制御情報に再生データが音楽や音
声主体の情報であることを示す旨のコードが含まれるこ
とが必要である。さらに、このようなコードが含まれな
いような従来から存在するディスクを再生する場合に
は、視聴者自身が手動により切替え設定できるようにし
てもよいことは勿論である。

【００３０】なお上記の説明では、入力情報は光学式デ
ィスクから再生されたものとして説明しているが、入力
情報の信号源はこれに限るものではなく、通信回線や伝
送路を介して送られてきた情報でもよい。

【００３１】また、比較器４４を用いてＰＴＳとカウン
ト値の双方が一致するかどうかを判定し、一致している
ときに出力タイミング制御信号を出力するようにしてい
るが、双方が所定の範囲内にあれば出力タイミング制御
信号を出力するようにしてもよいことは勿論である。

【００３２】

【発明の効果】上記したようにこの発明によれば、入力
する信号の性質に応じて、映像音声同期処理装置の動作
モードを切り替えることができるとともに、データクロ
ックに関しても切り替えができるようにし、各種の入力
信号に対応でき、かつ入力信号に対する適格な処理を得
られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明が適用された光学式ディスク再生装置
の構成を示す図。

【図２】光学式ディスクから再生した再生符号列の説明
図。

【図３】図１の音声デコーダ部の構成例を示す図。

【図４】図１の音声デコーダ部の他の構成例を示す図。

【図５】図１のシステムコントローラの制御動作の例を
示すフローチャート。

【図６】図１のシステムコントローラの制御動作の他の
例を示すフローチャート。

【符号の説明】

１１…光学式ディスク、１２…モータ、２１…光学式ピ
ックアップ装置、２２…信号処理部、２５…デマルチプ
レクサ、２６…ビデオデコーダ、２７…オーディオデコ
ーダ、３３…システムコントローラ、３４…操作入力イ
ンターフェース、４１…デコーダ、４２…バッファ部、
４３…ＰＴＳ取り込み部、４４…比較器、４５…タイム
スタンプカウンタ部、４５１…ＰＬＬ回路、４５２…カ
ウンタ部。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】データ圧縮された映像符号列の特定のパケ
   ット、及びデータ圧縮された音声符号列の各パケットに
   はそれぞれ映像と音声との同期をとるための時間情報と
   してプレゼンテーションタイムスタンプ（以下ＰＴＳと
   記す）が記述されており、前記映像符号列と前記音声符
   号列とが時分割となつて送られてくる再生符号列が供給
   される装置であって、 前記映像符号列を取込みデコードするビデオデコーダ部
   と、 前記音声符号列を取込みデコードするオーディオデコー
   ダ部と、 少なくとも前記オーディオデコーダ部に設けられ、所定
   の再生タイミングに同期して基準クロックをカウントす
   るタイムスタンプカウンタ手段と、 前記音声符号列に含まれる前記ＰＴＳを取込み、このＰ
   ＴＳの内容と前記タイムスタンプカウンタ手段のカウン
   ト値との関係を判断し、前記ＰＴＳと前記カウント値と
   が最初に所定の関係になれば、前記オーディオデコーダ
   部の出力タイミング制御信号を出力するＰＴＳ制御手段
   と、 前記再生符号列に含まれる制御情報を読取り、前記再生
   符号列のデータの性質を判断し、前記再生符号列が音楽
   のみのデータである場合には、前記ＰＴＳ制御手段の動
   作を停止させ、前記オーディオデコーダ部の出力を常時
   出力状態に制御する制御手段とを有したことを特徴とす
   る映像音声再生装置における音声処理装置。
2. 【請求項２】前記制御手段は、前記再生符号列が音楽の
   みのデータである場合には、さらに前記オーディオデコ
   ーダ部に供給するデータクロックとして固定の発振器の
   出力を用いたクロックに切替える切替え手段を含むこと
   を特徴とする請求項１記載の映像音声再生装置における
   音声処理装置。
3. 【請求項３】データ圧縮された映像符号列の特定のパケ
   ット、及びデータ圧縮された音声符号列の各パケットに
   はそれぞれ映像と音声との同期をとるための時間情報と
   してプレゼンテーションタイムスタンプ（以下ＰＴＳと
   記す）が記述されており、前記映像符号列と前記音声符
   号列とが時分割となつて送られてくる再生符号列が供給
   される装置であって、 前記映像符号列を取込みデコードするビデオデコーダ部
   と、 前記音声符号列を取込みデコードするオーディオデコー
   ダ部と、 少なくとも前記オーディオデコーダ部に設けられ、所定
   の再生タイミングに同期して基準クロックをカウントす
   るタイムスタンプカウンタ手段と、 前記音声符号列に含まれる前記ＰＴＳを取込み、このＰ
   ＴＳの内容と前記タイムスタンプカウンタ手段のカウン
   ト値との関係を判断し、前記ＰＴＳと前記カウント値と
   が最初に所定の関係になれば、前記オーディオデコーダ
   部の出力タイミング制御信号を出力するＰＴＳ制御手段
   と、 前記再生符号列に含まれる制御情報を読取り、前記再生
   符号列のデータの性質を判断し、前記再生符号列が静止
   画が連続しているデータである場合には、前記ＰＴＳ制
   御手段の動作を停止させ、前記オーディオデコーダ部の
   出力を常時出力状態に制御する制御手段とを有したこと
   を特徴とする映像音声再生装置における音声処理装置。
4. 【請求項４】前記制御手段は、前記再生符号列が静止画
   が連続しているデータである場合には、さらに前記オー
   ディオデコーダ部に供給するデータクロックとして固定
   の発振器の出力を用いたクロックに切替える切替え手段
   を含むことを特徴とする請求項１記載の映像音声再生装
   置における音声処理装置。
5. 【請求項５】データ圧縮された映像符号列の特定のパケ
   ット、及びデータ圧縮された音声符号列の各パケットに
   はそれぞれ映像と音声との同期をとるための時間情報と
   してプレゼンテーションタイムスタンプ（以下ＰＴＳと
   記す）が記述されており、前記映像符号列と前記音声符
   号列とが時分割となつて送られてくる再生符号列が供給
   される装置であって、 前記映像符号列を取込みデコードするビデオデコーダ部
   と、 前記音声符号列を取込みデコードするオーディオデコー
   ダ部と、 少なくとも前記オーディオデコーダ部に設けられ、所定
   の再生タイミングに同期して基準クロックをカウントす
   るタイムスタンプカウンタ手段と、 前記音声符号列に含まれる前記ＰＴＳを取込み、このＰ
   ＴＳの内容と前記タイムスタンプカウンタ手段のカウン
   ト値との関係を判断し、前記ＰＴＳと前記カウント値と
   が最初に所定の関係になれば、前記オーディオデコーダ
   部の出力タイミング制御信号を出力するＰＴＳ制御手段
   と、 前記ユーザ操作に基づく切替え信号が入力したときは、
   前記ＰＴＳ制御手段の動作を停止させ、前記オーディオ
   デコーダ部の出力を常時出力状態に制御するとともに、
   前記オーディオデコーダ部に供給するデータクロックと
   して固定の発振器の出力を用いたクロックに切替える制
   御手段とを有したことを特徴とする映像音声再生装置に
   おける音声処理装置。