JPH09127599A - フィルムカートリッジ遮光扉の開閉装置 - Google Patents

フィルムカートリッジ遮光扉の開閉装置

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JPH09127599A
JPH09127599A JP8012912A JP1291296A JPH09127599A JP H09127599 A JPH09127599 A JP H09127599A JP 8012912 A JP8012912 A JP 8012912A JP 1291296 A JP1291296 A JP 1291296A JP H09127599 A JPH09127599 A JP H09127599A
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JP
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light
shielding door
door
state
opening
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JP8012912A
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English (en)
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Yoichi Yamazaki
陽一 山崎
Toshiyuki Nakamura
敏行 中村
Keiji Urata
圭史 浦田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/28Locating light-sensitive material within camera
    • G03B17/30Locating spools or other rotatable holders of coiled film

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カートリッジ遮光扉の状態を簡単な構成で検出
する。 【解決手段】遮光扉操作機構LDMによりカートリッジ
21のフィルム出入口に設けられた遮光扉26が閉状態
と開状態の間で動作する。この遮光扉操作機構LDMに
より遮光扉26が閉状態と開状態の間で動作するとき、
遮光扉開閉状態検出スイッチSW1の出力信号LLSの
レベルはハイ、ロウ、ハイ、ロウと変化する。そのハイ
信号の第1回目と第2回目の時間幅は異なる。制御装置
60は、ハイ信号の第1回目と第2回目の信号の時間幅
の長短によって、第1回目の時間幅が第2回目の時間幅
よりも長いときに遮光扉26が閉じたと認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジのフ
ィルム出入口を開閉する遮光扉の開閉装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のフィルムカートリッジは、フィル
ムの出入口の部分にテレンプと呼ばれる遮光部材を設け
て遮光を行い、未使用フィルムにあってはフィルムの先
端が所定長だけ飛出している。これに対して、フィルム
出入口に開閉可能な遮光扉を設けたカートリッジが提案
されている。このようなカートリッジを使用する場合、
カートリッジを挿入した後で遮光扉を使用者が手動で開
く方式は操作が煩雑であり、カートリッジを装填してカ
ートリッジ蓋を閉じるのに連動して遮光扉を開く方式が
各種提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】後者のようにカートリ
ッジ蓋の閉と連動して遮光扉を開く場合、遮光扉の開閉
状態を検出する一対のスイッチを有し、カートリッジ蓋
閉時に閉検出スイッチが閉状態を検出しているときにモ
ータを起動して遮光扉を開操作し、開検出スイッチが遮
光扉の開を検出したらモータを停止してその操作を終了
する。このような方式では遮光扉の開閉状態をぞれぞれ
別々に検出する一対のスイッチが不可欠であり、カメラ
の小型化、低コスト化を妨げる要因となる。
【0004】本発明は、カートリッジ遮光扉の状態を簡
単な構成で検出するようにした遮光扉開閉装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】実施の形態を示す図1〜
図24に対応づけて説明すると、請求項1に記載の発明
は、カートリッジ21のフィルム出入口に設けられた遮
光扉26を駆動し、遮光扉26を開状態と閉状態との間
で作動させる遮光扉操作手段LDM,PG,4と、遮光
扉操作手段LDM,PG,4に連動してオン・オフ動作
し、遮光扉操作手段LDM,PG,4の1サイクル動作
毎に所定パターンの信号を発生する単一のスイッチ手段
SW1と、遮光扉操作手段LDM,PG,4を動作させ
たときに発生する信号に基づいて、遮光扉操作手段LD
M,PG,4に送出する停止指令のタイミングを決定
し、停止指令の送出により遮光扉26を停止させる制御
手段60と、を備えることにより上述の目的が達成され
る。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のフィル
ムカートリッジ遮光扉の開閉装置において、信号は、幅
の異なる複数のパルスを組合せたパターンを有し、制御
手段60が順次出力されるパルスのパルス幅を監視する
ことによりタイミングを決定するものである。請求項3
に記載の発明は、請求項1または2に記載のフィルムカ
ートリッジ遮光扉の開閉装置において、タイミングの決
定に先立って、遮光扉26の開閉動作を少なくとも1サ
イクル行なうものである。請求項4に記載の発明は、請
求項1〜3のいずれか1項に記載のフィルムカートリッ
ジ遮光扉の開閉装置において、停止指令の送出により停
止した遮光扉26の状態を検出する遮光扉状態検出手段
60,SW1を備え、遮光扉検出手段60により検出さ
れた状態が所望の状態でなければ(ステップS710、
S810)、再度遮光扉操作手段LDM,PG,4の動
作を指令するとともにタイミングを決定して停止指令を
送出するものである。請求項5に記載の発明は、請求項
1〜4のいずれか1項に記載のフィルムカートリッジ遮
光扉の開閉装置において、停止指令の送出により停止し
た遮光扉26の状態を記憶する記憶手段37を備えるも
のである。請求項6に記載の発明は、カートリッジ21
のフィルム出入口に設けられた遮光扉26を駆動し、遮
光扉26を開状態と閉状態との間で作動させる遮光扉操
作手段LDM,PG,4と、遮光扉操作手段LDM,P
G,4に連動してオン・オフ動作し、遮光扉操作手段L
DM,PG,4の1サイクル動作毎に所定パターンの信
号を発生する単一のスイッチ手段SW1と、遮光扉操作
手段LDM,PG,4を動作させる指令を送出し、指令
の送出に応じてスイッチ手段SW1の信号を受けた場合
には遮光扉26の駆動状態が正常であると判定し、指令
の送出にも拘らず信号を受けない場合には異常であると
判定して正常状態の場合とは異なる制御をする制御手段
60と、を備えることにより上述の目的が達成される。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のフィルムカ
ートリッジ遮光扉の開閉装置において、制御手段60
が、遮光扉26の駆動状態が異常であると判定した場合
に、カメラの全動作を禁止するものである。請求項8に
記載の発明は、請求項6に記載のフィルムカートリッジ
遮光扉の開閉装置において、制御手段60が、遮光扉2
6の駆動状態が異常であると判定した場合に、カートリ
ッジ21の取り出しを禁止するものである。請求項9に
記載の発明は、請求項6に記載のフィルムカートリッジ
遮光扉の開閉装置において、制御手段60が、遮光扉2
6の駆動状態が異常であると判定した場合に、再度、遮
光扉操作手段LDM,PG,4を動作させる指令を送出
するものである。請求項10に記載の発明は、請求項6
に記載のフィルムカートリッジ遮光扉の開閉装置におい
て、制御手段60が、遮光扉26の駆動状態が異常であ
ると判定した場合に、遮光扉26を閉状態とする制御に
移行するものである。請求項11に記載の発明は、請求
項6に記載のフィルムカートリッジ遮光扉の開閉装置に
おいて、制御手段60が、遮光扉26の駆動状態が正常
であると判定されるまで、遮光扉操作手段LDM,P
G,4の動作および遮光扉26の駆動状態の判定を所定
回繰返すものである。
【0006】請求項1に記載の発明では、制御手段60
が、遮光扉操作手段LDM,PG,4を動作させたとき
のスイッチ手段SW1により発生する信号に基づいて遮
光扉操作手段LDM,PG,4に送出する停止指令のタ
イミングを決定し、停止指令を送出して遮光扉26を停
止させる。請求項2に記載の発明では、制御手段60が
順次出力されるパルスのパルス幅を監視することにより
タイミングを決定する。請求項3に記載の発明では、タ
イミングの決定に先立って、遮光扉26の開閉動作を少
なくとも1サイクル行なう。請求項4に記載の発明で
は、遮光扉検出手段60,SW1により検出された状態
が所望の状態でなければ(ステップS710、S81
0)、再度遮光扉操作手段LDM,PG,4の動作を指
令するとともにタイミングを決定して停止指令を送出す
る。請求項5に記載の発明では、停止指令の送出により
停止した遮光扉26の状態を記憶手段37に記憶する。
請求項6に記載の発明では、制御手段60が、遮光扉操
作手段LDM,PG,4を動作させる指令を送出し、指
令の送出に応じてスイッチ手段SW1の信号を受けた場
合には遮光扉26の駆動状態が正常であると判定し、指
令の送出にも拘らず信号を受けない場合には異常である
と判定して正常状態の場合とは異なる制御をする。請求
項7に記載の発明では、制御手段60が、遮光扉26の
駆動状態が異常であると判定した場合に、カメラの全動
作を禁止する。請求項8に記載の発明では、制御手段6
0が、遮光扉26の駆動状態が異常であると判定した場
合に、カートリッジ21の取り出しを禁止する。請求項
9に記載の発明では、制御手段60が、遮光扉26の駆
動状態が異常であると判定した場合に、再度、遮光扉操
作手段LDM,PG,4を動作させる指令を送出する。
請求項10に記載の発明では、制御手段60が、遮光扉
26の駆動状態が異常であると判定した場合に、遮光扉
26を閉状態とする制御に移行する。請求項11に記載
の発明では、制御手段60が、遮光扉26の駆動状態が
正常であると判定されるまで、遮光扉操作手段LDM,
PG,4の動作および遮光扉26の駆動状態の判定を所
定回繰返す。
【0007】以上の課題を解決するための手段の項では
実施の形態で使用した符号を付して説明したが、これに
より、本発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】
−第1の実施の形態− 図1〜図20により本発明による遮光ドア開閉装置の第
1の実施の形態を説明する。図1は第1の実施の形態の
遮光ドア開閉装置の構成を示す斜視図である。カメラボ
ディに装填されるフィルムカートリッジ21には、フィ
ルム24が巻き回されるスプール軸22が回転可能に収
容され、スプール軸22の上部係合部がカートリッジ上
面に露出している。図2に示すように、カートリッジ2
1にはフィルム送出口21aを開閉する遮光ドア(LL
ドア)26が設けられ、カートリッジ上面に露出した遮
光ドア軸23の回転により遮光ドア26の開閉が行われ
る。フィルム24は、遮光ドア26が開いているときに
のみカートリッジ21から送出可能とされる。
【0009】図1において、符号25は、スプール軸2
2と一体に回転可能なバーコード円盤であり、その上面
に描かれたバーコードパターンが、カートリッジ上面に
形成された窓21bから露出している。このバーコード
パターンは、フィルム感度や撮影駒数などのフィルム情
報を表すものであり、バーコード円盤25が回転してい
るときに、カメラボディに設けられたフォトリフレクタ
(ディスクセンサ)31によってそのパターンが読み取
られる。
【0010】4はフィルム給送およびカートリッジ21
の遮光ドア26の開閉を行うためのモータであり、モー
タ4の回転は不図示のギア列を介して遊星ギアクラッチ
機構PGに伝達される。遊星ギアクラッチ機構PGは、
太陽ギア3と、これに噛み合う遊星ギア6と、両ギア
3,6を連結する遊星腕5とから成り、太陽ギア3の時
計回り方向の回転により遊星ギア6がギア7と噛み合っ
て遮光ドア開閉機構LDMに動力を伝達し、太陽ギア3
の反時計回り方向の回転により遊星ギア6が回転体10
のギア部10cと噛み合ってフィルム給送力をフォーク
11に伝達する。
【0011】ギア7は遮光ドア開閉機構(以下、LLド
ア開閉機構と呼ぶ)LDMを構成し、ギア7に突設され
たピン7aがレバー9の一端側に形成された長孔9aに
係合される。レバー9は軸9bを中心に揺動可能とさ
れ、他端に形成された長孔9cに遮光ドア開閉部材8の
ピン8aが係合している。遮光ドア開閉部材8のフォー
ク部8cは、カートリッジ21の遮光ドア軸23に係合
される。
【0012】図1の状態でギア7が時計回り方向に所定
量だけ回転すると、レバー9がピン7aを介して図4の
位置まで揺動し、このときピン8aを介して遮光ドア開
閉部材8が反時計回り方向に所定量だけ回転される。こ
れによりフォーク部8cが遮光ドア軸23を回転し、遮
光ドア26が閉じる。図4の状態からギア7が更に時計
回り方向に回転して図1の状態に戻ると、遮光ドア26
は開く。遮光ドア開閉部材8の回転位置、すなわち遮光
ドア26の開閉状態は、開閉部材8の周面に設けられた
導通パターン14と、これに接触されるブラシ50とか
ら成る遮光ドア開閉状態検出スイッチSW1によって検
出される。このスイッチSW1は、遮光ドア駆動機構L
DMの動作に応じて図13に示すような遮光ドア開閉状
態検出出力信号(以下、出力信号LLSと呼ぶ)を出力
する。なお、図21に平面状に展開した導電パターン1
4の形状を示す。
【0013】一方、上述した回転体10はスプール軸駆
動機構を構成し、軸Xを中心に回転可能とされる。ギア
部10cの下方にはカム部10fが一体に形成され、そ
のカム面10dには3箇所に凹部10eが形成される。
図3にも示すように、回転体10にはフォーク部材11
の突起部11bが圧入されており、このためフォーク部
材11は回転体10と一体に回転する。フォーク部材1
1の先端係合部11cはカートリッジ21のスプール軸
22に係合され、フォーク部材11の回転によりスプー
ル軸22が回転してフィルム24がカートリッジ21か
ら送出され、あるいはカートリッジ21内に巻戻され
る。
【0014】フォーク部材11には、回転体10のカム
部10fよりも若干小径の揺動カム15が同軸で遊嵌さ
れており、揺動カム15と回転体10との間にウエーブ
ワッシャ16が介装されている。揺動カム15は、ウエ
ーブワッシャ16によって得られる摩擦力によって当初
は回転体10およびフォーク部材11と一体に回転する
が、周面に突設された腕15c(図1)がストッパST
1またはST2に当接するとその回転を阻止され、以降
は回転体10およびフォーク部材11のみが回転する。
揺動カム15の周面(カム面)15bには1箇所に凹部
15aが形成されている。
【0015】符号12で示す係止部材は、図6に示す係
止位置と図5に示す係止解除位置との間でA,B方向に
直線移動可能に支持され、ばね13によって常にA方向
に付勢されている。係止部材12に突設された腕12c
の先端にはカムフォロア12aおよびストッパ12bが
突設されている。カムフォロア12aは、係止部材12
を付勢するばね13により回転体10の軸心Zを通過す
る方向に付勢され、その周面が回転体10のカム部10
fのカム面10dおよび揺動カム15のカム面15bに
当接される。
【0016】図6は、係止部材12が係止位置にある状
態を示し、この状態では、図6のようにストッパ12b
が遊星ギアクラッチ機構PGの遊星腕5の移動経路に位
置しているので、遊星腕5はストッパ12bに妨げられ
て時計回り方向の回動が阻止される。すなわち、太陽ギ
ア3が時計回り方向に回動しても遊星ギア6はギア部1
0cに噛み合った状態を保持する。一方、図5に示すよ
うに係止部材12が係止解除位置にあるときには、スト
ッパ12bは遊星ギアクラッチ機構PGの遊星腕5の移
動経路から退避しており、したがって遊星腕5はストッ
パ12bに何ら妨げられることなく反時計回転方向に回
動してギア6はギア10cと噛合することができる。す
なわち、遊星ギア6のギア部10cからの離脱が許容さ
れる。
【0017】係止部材12は、回転体10および揺動カ
ム15の回転位相に応じて上記係止位置および係止解除
位置に駆動される。すなわち、図5に示すように揺動カ
ム15が一方のストッパST2により回転を阻止されて
いるときには、カム面15bの凹部15aがカムフォロ
ア12aと対向しており、この状態で回転体10の凹部
10eが凹部15aと軸X方向に重なると、ばね13の
付勢力によりカムフォロア12aが凹部10e,凹部1
5aに落込み、係止部材12は係止位置から係止解除位
置に移動する。
【0018】一方、図6に示すように揺動カム15が他
方のストッパST1により回転を阻止されているとき、
あるいはストッパST2で回転を阻止されていても回転
体10の凹部10eが凹部15aと軸方向に重なってい
ないときには、カムフォロア12aが凹部10e,凹部
15aに落込まないので、係止部材12は係止位置に保
持される。このような係止部材12の位置はスイッチS
W2で検出され、係止部材12が係止位置にあるるとき
にはオフし、係止解除位置に移動するとオンする。
【0019】なお、フィルムカートリッジをカメラに装
填してカートリッジ蓋を閉じるとモータ4が起動してギ
ア3を正転(時計回転方向)し、遊星ギアクラッチ機構
PGから遮光ドア開閉機構LDMに動力を伝達して遮光
ドア26を開く。この詳細は後述する。その後、遮光ド
ア26の開状態を検出したらモータ4を逆転してギア3
を逆転する。これにより遊星ギアクラッチ機構PGが反
時計回転方向に揺動してフォーク駆動機構の回転体10
に動力が伝達され、回転体10が逆転(反時計回転方
向)して揺動カム15とバーコード円盤25が逆転す
る。揺動カム15がストッパST2に係合してその回転
が阻止された後も回転体10は引続き逆転し、図6に示
すように係合部材12のカムフォロア12aが揺動カム
15の凹部15aから脱出すると係合部材12はB方向
に摺動し、そのストッパ12bが遊星腕5の移動経路に
突出して遊星ギアクらッチ機構PGの時計回転方向の揺
動を阻止する。このとき、スイッチSW2がオフするか
ら、このタイミングでモータ4を再度正転してギア3を
正転すると、遊星ギアクラッチ機構PGはストッパ12
bでその揺動が阻止されているからギア6はギア10c
と噛合状態を保持し、回転体10は図6のように逆転し
てフィルムを送り出す。
【0020】図7〜図12は、遮光ドアが閉→開→閉と
操作される際の遮光ドア開閉機構LDMを構成するギア
7、遮光ドア開閉部材8およびレバー9の動作順序と、
各動作順序における遮光ドアスイッチSW1の動作状態
を示す図である。各図を用いて遮光ドア開閉機構による
遮光ドアの開閉動作を説明する。
【0021】カートリッジを装填してカートリッジ蓋が
閉じられるとモータ4が正転駆動され、不図示の駆動ギ
ア系を介してギア3が時計回転方向(正転)に回転す
る。ギア3の正転により遊星ギアクラッチ機構PGは反
時計回転方向に揺動し、ギア6を介してモータ動力がギ
ア7に伝達されてギア7は時計回転方向に回転を始め
る。この時計回転方向のギア7の回転により、ギア7に
植設されたピン7aによってレバー9は回転軸9bを中
心として反時計回転方向に揺動運動する。レバー9の揺
動運動に伴って、レバー9と係合しているピン8aによ
って遮光ドア開閉部材8が所定回転角だけ回転運動を行
う。その回転運動を継続する限り、遮光ドア開閉機構L
DMの動作状態は図12→図11→図10→図9→図8
→図7→図12→…と繰り返される。
【0022】(図13で時点)図9の状態はカートリ
ッジ21がカートリッジ室(不図示)に装填されてカー
トリッジ蓋が閉じられた直後の遮光ドア開閉機構LDM
を示し、このとき遮光ドア26は閉状態であり、スイッ
チSW1の出力信号LLSのレベルは0である。 (図13で時点)図8は、図9の遮光ドア閉状態から
ギア7が時計回転方向に所定量回転し、遮光ドア26の
開動作途中の遮光ドア開閉機構LDMの動作状態を示
す。遮光ドア26は開途中にあるがまだ閉状態であり、
スイッチSW1の出力信号LLSのレベルは0である。 (図13で時点)図7は、図8の遮光ドア26の開動
作途中からさらにギア7が時計回転方向に所定量回転し
た遮光ドア開閉機構LDMの動作状態を示す。遮光ドア
26は開途中にあるがまだ閉状態であり、スイッチSW
1の出力信号LLSのレベルは0である。 (図13で時点)図12は、図7からさらにギア7が
時計回転方向に回転して遮光ドア26が開状態になった
直後の状態を示す。図7から図12の過程でスイッチS
W1の出力信号LLSのレベルは0から1に立上がり、
図12の状態では0に立ち下がる。 (図13で時点)図11は、図12の遮光ドア開状態
からギア7が時計回転方向に所定量回転し遮光ドア26
の閉動作中の遮光ドア開閉機構LDMの状態を示す。遮
光ドア26は閉途中ではあるがまだ開状態であり、スイ
ッチSW1の出力信号LLSのレベルは0を保持する。 (図13で時点)図10は、図11の遮光ドア26の
閉動作途中からさらにギア7が時計回転方向に所定量回
転した遮光ドア開閉機構LDMの動作状態を示す。遮光
ドア26は閉途中であるがまだ開状態であり、スイッチ
SW1の出力信号LLSのレベルは0を保持する。この
図10からさらにギア7が時計回転方向に回転すると図
9の遮光ドア閉状態となる。図10から図9の過程で、
スイッチSW1の出力信号LLSは0から1に立上が
り、図9の状態で0に立下がる。
【0023】図13は、図7〜図11のそれぞれの状態
での遮光ドア開閉状態検出スイッチSW1からの出力信
号LLSの信号波形を示したものである。図13の下段
の符号〜は図7〜図12と対応し、各図の遮光ドア
開閉機構LDMの動作状態の時点を示している。
【0024】この実施の形態においては、LLスイッチ
SW1の導通パターン14は同じだが、遮光ドア開閉機
構LDMのギア7が等速度で回転しても、ギア7の回転
がレバー9の揺動運動に変換されて遮光ドア開閉部材8
が駆動されるからその回転速度が相違し、遮光ドアスイ
ッチSW1の出力信号LLSの波形は図13に示すタイ
ムチャートで繰り返し出力される。ここで、遮光ドアス
イッチSW1の出力信号LLSの時点〜の時間間隔
と、時点〜の時間間隔と、時点〜の時間間隔
と、時点〜の時間間隔がそれぞれおおよそ1:1:
1:2の割合となるように、ギア7と遮光ドア開閉部材
8とレバー9との位置関係が決定されている。本実施の
形態ではこのタイムチャートで示される波形を利用して
遮光ドア26の状態を検出する。すなわち、タイムチャ
ートに示されている遮光ドアスイッチSW1のオフ時間
の違いで遮光ドア26の状態を判断する。長いオフ時間
(〜)の後は遮光ドア26は開状態であって、短い
オフ時間(〜)の後は遮光ドア26は閉状態であ
る。
【0025】図13からわかるように、LLスイッチS
W1は遮光扉26が開状態にある時点〜のパルス
と、開状態から閉状態への移行途中である時点〜の
パルスと、閉状態にある時点〜のパルスと、閉状態
から開状態への移行途中である時点〜のパルスから
なるパルス列信号を発生するものである。
【0026】図14は本発明による遮光扉開閉装置を備
えたカメラの制御系の構成例を示す。60はCPU、タ
イマ、RAM、ROMなどを含む制御装置であり、カメ
ラのシーケンスを制御している。後述するフローチャー
トで示すプログラムは制御装置60のROMに内蔵して
いるプログラムのうち本実施の形態に関わる部分を示し
たものである。制御装置60には、上述した遮光ドア2
6の開閉状態を検出するスイッチSW1と、係止部材1
2の位置を検出するスイッチSW2と、カートリッジ室
の蓋の開閉を検出するスイッチSW3と、カートリッジ
からフィルムに関する情報を読み取るために用いられる
フォトリフレクター(ディスクセンサ)31と、モータ
4のモータ駆動回路32と、フィルム給送制御を行うた
めのフォトリフレクター(パーフォセンサ)33と、露
出制御装置34と、各種撮影情報を表示する液晶表示装
置(LCD)35のドライバ36と、遮光ドア26の開
閉状態を記憶するEEPROM37とが接続されてい
る。
【0027】図15〜図20に基づいて本発明による開
閉装置を備えたカメラで撮影を行なう場合の処理手順を
説明する。図15はメインフローチャート、図16〜図
20は図15のフローチャートのうち詳細な説明が必要
なステップについてのフローチャートである。これらの
プログラムは図14に示した制御装置60内のROMに
格納され実行される。
【0028】<メインルーチン>図15のプログラムは
カメラの電源スイッチ(図示せず)がオンされるとステ
ップS600からスタートする。カートリッジ室を開閉
するカートリッジ蓋(不図示)が開状態から閉状態にな
ったと判定されるとステップS601が肯定される。カ
ートリッジ蓋の開から閉状態への移行はカートリッジ蓋
開閉スイッチSW3がオンからオフすることを確認する
ことで判定される。カートリッジ蓋の閉を検出後、所定
の時間待機してからカートリッジ21の遮光ドア開処理
(以下、LLドア開処理と呼ぶ)を実行する(ステップ
S602)。
【0029】LLドア開処理の詳細は後述するが、遮光
ドア開閉機構LDMを駆動して遮光ドア26を開ける処
理を行う。また、遮光ドア26の開処理はカートリッジ
蓋(不図示)が必ず閉じられている時に行われる。
【0030】ステップS602の開処理によって、遮光
ドア26が開かれるとステップS603が肯定されてス
テップS604に進み、遮光ドア26が開けられる動作
中に何か異常が起こるとステップS603が否定されて
ステップS613へ進む。ステップS603の判定は、
後述するLLドア開処理におけるLLドアエラーフラグ
の状態で判定される。
【0031】遮光ドア26が開いたらカートリッジ21
に記載されているデータディスク25の読取りを行う
(ステップS604)。データディスク25の読取りの
詳細は省略するが、モータ4を逆転させ図5の状態でデ
ータディスク25を反時計回転方向に回転しながらフォ
トリフレクター31によって検出される。データディス
ク25の読取りによってフィルム24の露光状態、フィ
ルム24に関する情報(ISO感度、フィルムの総駒
数)の検出が行われる。データディスク25の読取りが
終了すると、ステップS605において、読み取ったフ
ィルム情報からフィルム24が未使用フィルムであった
り、未露光駒が残っているフィルムである場合と判定さ
れるとステップS606へ進む。また、データディスク
25の読取りが行なわれなかった場合、すなわちカート
リッジ21が装填されていない場合、あるいは未露光駒
がない場合、フィルムに関する情報が読み取れない場合
には、ステップS612へ進んでデータディスク25の
停止処理を行う。
【0032】ステップS604でデータディスク25の
読取りが正しく終了したならばスラスト駆動を行う(ス
テップS606)。スラスト駆動はカートリッジ21か
らフィルム24を送り出し1駒目の位置まで駆動する処
理である。これは、ギア3を逆転させて図6に示すよう
に遊星ギア6をギア10cに噛合させることで回転体1
0に回転力を伝達して行われる。ステップS606でス
ラスト処理が終了したらレリーズされるのを待つ(ステ
ップS607)。
【0033】レリーズがオンされたら撮影を行う(ステ
ップS608)。撮影の詳細な説明は省略するが、公知
の種々の方式によって、被写体の測距、測光を実行し
て、その結果に基づきレンズをピント位置に繰り出し、
シャッタを測光値に応じて所定時間開閉する。また、必
要に応じて閃光装置を発光する。これらの処理によって
撮影処理を完了する。ステップS608で撮影が行われ
たらフィルム24を巻き上げる(ステップS609)。
フィルム24の巻き上げの動作についての詳細は省略す
るが、フィルム24を次の駒まで巻上げて、同時にフィ
ルムに各種データの磁気書込みを実行する。
【0034】巻き上げ処理中には、フィルムが正常に1
駒巻上げられて次の駒の撮影位置で停止する場合と、フ
ィルム巻上げ中にフィルムの終端に到達して巻上げが完
了しない場合があり、ステップS610でいずれである
かを判定する。フィルム24が正しく巻き上げられたら
ステップS607へ戻って再びレリーズを待つ。巻き上
げが完了していなければ、すなわちフィルム終端の場合
にはステップS611へ進む。したがって、フィルム2
4の終端に達するまで、レリーズに押動して応じてステ
ップS607からステップS610をループする。ステ
ップS610でフィルム24の終端と判断されたらフィ
ルム24の巻戻しを行う(ステップS611)。
【0035】巻戻し動作についての詳細は省略するが、
全てのフィルム24がカートリッジ21内に巻き取られ
て巻戻しが完了したらステップS612へ進む。巻戻し
の完了でデータディスク25を露光済みの位置まで回転
操作して停止する(ステップS612)。ステップS6
12でデータディスク25の停止が終了したら遮光ドア
26の閉処理を実行する(ステップS613)。遮光ド
ア26の閉処理の詳細は後述するが、図4の状態で遮光
ドア開閉機構LDMを駆動して遮光ドア26を閉じる処
理を行う。また、遮光ドア26の閉処理はカートリッジ
蓋(不図示)が必ず閉じられている時に行われる。遮光
ドア26の閉処理は、遮光ドア26の開処理が正常に行
われなかった場合、カートリッジ21が挿入されずにカ
ートリッジ蓋が閉じられた場合にも実行される。遮光ド
ア26の閉処理が終了したらステップS614へ進みカ
メラの動作を終了する。
【0036】カメラの使用者は、ここでカートリッジ蓋
(不図示)を開いてカートリッジ21を取り出すことに
なる。カートリッジ蓋開閉スイッチSW3のオンにより
カートリッジ蓋の開を検出し、その後はステップS60
0に戻り、使用者が次に新たなカートリッジ21を装填
することで処理が再開する。以上で、フィルム装填から
撮影、フィルム取りだしの一連のカメラの処理手順の説
明を終了する。
【0037】なお、LCD35はカートリッジ蓋の開の
前は”E”を表示し、遮光ドア26を開動作中は”−
−”を表示し、データディスク25の読取中は”−−”
を表示し、フィルムスラスト中は”−−”を表示し、撮
影中は駒数を表示し、巻戻し中は”−−”を表示し、遮
光ドア26の閉動作中は”−−”を表示し、遮光ドア2
6の駆動後は”E”を表示する。
【0038】<遮光ドア(LLドア)開処理>図16〜
図18を用いて図15のステップS602のLLドア開
処理を説明する。図17、図18は、図16のフローチ
ャートのうちさらに詳細な説明が必要な処理を示したも
のである。図16のプログラムは図15のステップS6
02でコールされると実行される(ステップS70
0)。LLドア開処理がコールされると、制御装置60
のCPUはまずステップS700AでLLドアエラーフ
ラグをリセットし、さらにモータ駆動回路32に信号を
送りモータ4を正転させる(ステップS701)。モー
タ4の駆動により遊星ギアクラッチ機構PGのギア3が
時計回転方向に回転し、ギア6を介して遮光ドア開閉機
構LDMのギア7を駆動する。
【0039】次に、遮光ドア開閉状態検出スイッチSW
1からの出力信号LLSが出力されない時間を計測する
未検出タイマ、すなわちエラー検出タイマ(以下、LL
S未検出タイマと呼ぶ)をセットしスタートする(ステ
ップS702)。次に、ステップS702でスタートさ
せたLLS未検出タイマがタイムアップしたかの確認を
行う(ステップS703)。LLS未検出タイマがタイ
ムアップしたならばステップS712に進み遮光ドア
(LLドア)エラーフラグ(以下、LLドアエラーフラ
グと呼ぶ)をセットする。そして、ステップS714で
モータ4を停止してステップS715でLLドア開処理
を終了して図15のステップS602へ戻る。
【0040】ステップS703でLLS未検出タイマが
タイムアップしていなければ、出力信号LLSの立下が
り(オフからオン)を確認する(ステップS704)。
出力信号LLSの立下がりが確認できたならばステップ
S705へ進む。出力信号LLSの立下がりが確認でき
なければ再びステップS703へ進みLLS未検出タイ
マのタイムアップを確認する。したがって、出力信号L
LSの立下がりが確認できるまでステップS703から
ステップS704をループする。
【0041】ステップS704で出力信号LLSの立下
がりが確認できたならば、確認した回数が所定回数か否
かを確認する(ステップS705)。確認した回数が所
定回数、たとえば2回ならば遮光ドア開閉機構LDMの
回転が安定したと判断してステップS706へ進む。確
認した回数が2回未満であれば再びステップS702へ
進みLLS未検出タイマを更新して再起動する。したが
って、出力信号LLSの立下がりを2回確認するまでス
テップS702からステップS705をループする。
【0042】ステップS705で出力信号LLSの立下
がりを2回確認したらLLスイッチオフ時間計測処理を
コールする(ステップS706)。LLスイッチオフ時
間計測処理の詳細は後述する(図17)が、遮光ドア開
閉機構LDMのギア7の1回転中に出力される出力信号
LLSのオフの時間を計測する処理である。図1に示し
た実施の形態では1回転中に2回オフ状態がある(図1
3参照)。LLスイッチオフ時間計測処理が終了すると
ステップS707に進み、LLスイッチオフ時間計測処
理中にエラーが検出されたか否かを判定する。エラーが
検出されるとステップS712へ進みLLドアエラーフ
ラグをセットする。そして、ステップS714でモータ
4を停止してからステップS715へ進み、LLドア開
処理を終了して図15のステップS602へ戻る。
【0043】LLスイッチオフ時間計測処理後のステッ
プS707においてこの処理が正常に終了したと判定さ
れるとステップS708へ進み、LLドア開位置検出処
理をコールする(ステップS708)。LLドア開位置
検出処理の詳細は後述する(図18)が、ステップS7
06でコールされたLLスイッチオフ時間計測処理で求
められた遮光ドアスイッチSW1の2つのオフ時間、す
なわち出力信号LLSの2つのオフ時間を比較すること
から現在の遮光ドア26の状態を判断し、その状態から
遮光ドア26の開状態まで遮光ドア開閉機構LDMを駆
動する処理である。
【0044】ステップS708で開位置まで遮光ドア2
6が駆動されたらモータ4を停止する(ステップS70
9)。すなわち、所定時間モータ4を逆転することで逆
通電ブレーキをかけ、その後、所定時間モータ4をショ
ートしてショートブレーキをかけることによりモータ4
が停止される。モータ4を停止した後、出力信号LLS
の状態を確認する(ステップS710)。ステップS7
10で出力信号LLSの状態がオン状態(0レベル)で
あれば、EEPROM45へ遮光ドア26が開状態であ
ることを記憶する(ステップS713)。その後、ステ
ップS714でモータ4の停止処理を行なった上でステ
ップS715へ進み、LLドア開処理を終了して図15
のステップS602へ戻る。出力信号LLSの状態がオ
フならばステップS711へ進み、モータの正転開始か
らモータ停止までの処理の回数が所定回か否かを確認す
る。処理の回数が所定回、たとえば2回ならばステップ
S712へ進んでLLドアエラーフラグをセットする。
そのあとステップS714からステップS715へ進
み、LLドア開処理を終了して図15のステップS60
2に戻る。ステップS711で所定回ではないと判定さ
れるとステップS701に戻り、上述の処理を繰返し行
う。
【0045】<遮光ドアスイッチ(LLスイッチ)オフ
時間計測処理>図17は図16のステップS706にお
けるLLスイッチオフ時間計測処理の詳細フローチャー
トである。このLLスイッチオフ時間計測処理はギア7
の1回転中にスイッチSW1から出力される信号LLS
がオフの状態(1レベル)になっている時間を読み取る
処理である。
【0046】図17のプログラムは図16のステップS
706でコールされてステップS900から処理を開始
する。LLスイッチオフ時間計測処理がコールされると
出力信号LLSのオフ時間の計測のためのタイマをセッ
トしスタートする(ステップS901)。次に、LLS
未検出タイマをセットしスタートする(ステップS90
2)。ステップS903では、ステップS902でスタ
ートさせたLLS未検出タイマがタイムアップしたか判
定する。LLS未検出タイマがタイムアップしたと判定
されるとステップS918に進み、LLドアエラーフラ
グをセットする。そして、ステップS919へ進みLL
スイッチオフ時間計測処理を終了して図16のステップ
S706へ戻る。
【0047】ステップS903でLLS未検出タイマが
タイムアップしていなければ、出力信号LLSの立上が
り(オンからオフ)を確認する(ステップS904)。
出力信号LLSの立上がりが確認できたならばステップ
S905へ進む。出力信号LLSの立上がりが確認でき
なければステップS903へ進む。したがって、出力信
号LLSの立上がりが確認できるまでステップS903
からステップS904をループする。
【0048】ステップS904で出力信号LLSの立上
がりが確認できたならば再度LLS未検出タイマをセッ
トしスタートする(ステップS905)。次に、ステッ
プS905でスタートさせたLLS未検出タイマがタイ
ムアップしたか否かの確認を行う(ステップS90
6)。LLS未検出タイマがタイムアップしたならばス
テップS918へ進みLLドアエラーフラグをセットす
る。そして、ステップS919へ進みLLスイッチオフ
時間計測処理を終了し図16のステップS706へ戻
る。
【0049】ステップS906でLLS未検出タイマが
タイムアップしていなければ、出力信号LLSの立下が
りを確認する(ステップS907)。出力信号LLSの
立下がりが確認できなければステップS906へ戻る。
したがって、出力信号LLSの立下がりが確認できるま
でステップS906からステップS907をループす
る。ステップS907で出力信号LLSの立下がりが確
認できたならば、ステップS901でスタートさせた時
間計測タイマの計測値に基づいて、出力信号LLSのオ
フ時間、すなわち立上がりから立下がりまでの時間を計
測する(ステップS908)。計測された値を制御装置
60のCPUのRAMに格納する(ステップS90
9)。ここで計測された値を1回目計測時間とする。
【0050】次に、再度LLS未検出タイマをセットし
スタートする(ステップS910)。ステップS910
でスタートさせたLLS未検出タイマがタイムアップし
たかの確認を行う(ステップS911)。LLS未検出
タイマがタイムアップしたならばステップS918へ進
みLLドアエラーフラグをセットする。そして、ステッ
プS919へ進みLLスイッチオフ時間計測処理を終了
して図16のステップS706へ戻る。ステップS91
1でLLS未検出タイマがタイムアップしていなけれ
ば、出力信号LLSの立上がりを確認する(ステップS
912)。出力信号LLSの立上がりが確認できたなら
ばステップS913へ進み、出力信号LLSの立上がり
変化が確認できなければステップS911へ進む。した
がって、出力信号LLSの立上がりが確認できるまでス
テップS911からステップS912をループする。
【0051】ステップS912で出力信号LLSの立上
がりが確認できたら再度LLS未検出タイマをセットし
スタートする(ステップS913)。次に、ステップS
913でスタートさせたLLS未検出タイマがタイムア
ップしたかの確認を行う(ステップS914)。LLS
未検出タイマがタイムアップしたならばステップS91
8へ進みLLドアエラーフラグをセットする。そして、
ステップS919へ進みLLスイッチオフ時間計測処理
を終了して図16のステップS706へ戻る。ステップ
S914でLLS未検出タイマがタイムアップしていな
ければ、出力信号LLSの立下がりを確認する(ステッ
プS915)。出力信号LLSの立下がりが確認できた
ならばステップS916へ進む。出力信号LLSの立下
がりが確認できなければステップS914へ進む。した
がって、出力信号LLSの立下がりが確認できるまでス
テップS914からステップS915をループする。
【0052】ステップS915で出力信号LLSの立下
がりが確認できたならば、出力信号LLSのオフ時間、
すなわち立上がりから立下がりまでの時間をステップS
908と同様の処理で計測する(ステップS916)。
計測された値を制御装置60のCPUのRAMに格納す
る(ステップS917)。ここで計測された値を2回目
計測時間とする。そのあとステップS919へ進みLL
スイッチオフ時間計測処理を終了する。
【0053】<遮光ドア(LLドア)開位置検出処理>
図18は図16のステップS708のLLドア開位置検
出処理の詳細フローチャートである。このLLドア開位
置検出処理は、ギア7の1回転中にスイッチSW1から
出力される信号LLSがオフの2つの時間を比較するこ
とで現在の遮光ドア26の状態を確認し、その位置から
開位置まで遮光ドア26を駆動するものである。
【0054】図18のプログラムは図16のステップS
708でコールされてステップS1000から処理を開
始する。LLドア開位置検出処理がコールされると、図
16のステップS706でコールされ求められてRAM
に格納されている2つの出力信号LLSのオフ時間を比
較する(ステップS1001)。1回目のLLSオフ時
間が2回目のLLSオフ時間より大きいときはステップ
S1005へ進む。すなわち、現在の遮光ドア26の状
態が閉の位置であるときは、さらに出力信号LLSの立
下がりを1回数える。1回目のLLSオフ時間が2回目
のLLSオフ時間より小さいときはステップS1002
へ進む。すなわち、現在の遮光ドア26の状態が開の位
置であるとき、さらに出力信号LLSの立下がりを2回
数える。換言すると、このLLドア開位置検出処理は、
LLSオフ時間を2個検出し、現在のドアが閉状態であ
れば遮光ドア駆動機構LDMは図10〜図12の状態に
あるからLLS信号の立ち下がりを1度検出すると遮光
ドアが開状態になり、現在のドアが開状態であれば遮光
ドア駆動機構LDMは図7〜図9の状態にあるからLL
S信号の立ち下がりを2度検出すると遮光ドアが開状態
になるように制御するための処理である。
【0055】図18の処理を詳細に説明する。ステップ
S1001で1回目のLLSオフ時間が2回目のLLS
オフ時間より小さいときは(開のときは)、LLS未検
出タイマをセットしスタートし(ステップS100
2)、スタートしたLLS未検出タイマがタイムアップ
したかの確認をステップS1003で行う。LLS未検
出タイマがタイムアップしたならばステップS1008
へ進みLLドアエラーフラグをセットする。そして、ス
テップS1009へ進みLLドア開位置検出処理を終了
して図16のステップS708へ戻る。ステップS10
03でLLS未検出タイマがタイムアップしていなけれ
ば出力信号LLSの立下がりを確認する(ステップS1
004)。出力信号LLSの立下がりが確認できたなら
ばステップS1005へ進む。出力信号LLSの立下が
りが確認できなければステップS1003へ進む。した
がって、出力信号LLSの立下がりが確認できるまでス
テップS1003からステップS1004をループす
る。
【0056】ステップS1004で出力信号LLSの立
下がりが確認できたならば、再度LLS未検出タイマを
セットしスタートする(ステップS1005)。また、
ステップS1001で1回目のLLSオフ時間が2回目
のLLSオフ時間より大きいときもステップS1005
でLLS未検出タイマをセットしスタートする。ステッ
プS1006では、ステップS1005でスタートした
LLS未検出タイマがタイムアップしたかの確認を行
う。LLS未検出タイマがタイムアップしたならばステ
ップS1008へ進み、上記と同様にLLドアエラーフ
ラグをセットする。そして、ステップS1009へ進み
LLドア開位置検出処理を終了して図16のステップS
708へ戻る。ステップS1006でLLS未検出タイ
マがタイムアップしていなければ出力信号LLSの立下
がりを確認する(ステップS1007)。出力信号LL
Sの立下がりが確認できたならばステップS1009へ
進みLLドア開位置検出処理を終了し図16のステップ
S708へ戻る。したがって、出力信号LLSの立下が
りが確認できるまでステップS1006からステップS
1007をループする。
【0057】<遮光ドア(LLドア)閉処理>図19お
よび図20を用いて図16のステップS708における
LLドア閉処理を説明する。図20は図19のフローチ
ャートのうちさらに詳細な処理を示すフローチャートで
ある。図19は図15のステップS613でコールされ
てステップS800より処理を開始する。まず、制御装
置60のCPUはステップS800AでLLドアエラー
フラグをリセットする。またLLドア閉処理がコールさ
れると制御装置60のCPUはモータ駆動回路32に信
号を送りモータ4を正転させる(ステップS801)。
モータ4の駆動により遊星ギアクラッチ機構PGのギア
3が時計回転方向に回転し、ギア6を介して遮光ドア開
閉機構LDMのギア7を駆動する。次に、遮光ドア開閉
状態検出スイッチSW1からの出力信号LLSの未検出
タイマをセットしスタートする(ステップS802)。
次に、ステップS802でスタートさせたLLS未検出
タイマがタイムアップしたかの確認を行う(ステップS
803)。LLS未検出タイマがタイムアップしたなら
ばステップS812に進みLLドアエラーフラグをセッ
トする。そして、ステップS814でモータ4を停止し
てステップS815へ進みLLドア開処理を終了して図
15のステップS613へ戻る。
【0058】ステップS803でLLS未検出タイマが
タイムアップしていなければ、出力信号LLSの立下が
りを確認する(ステップS804)。出力信号LLSの
立下がりが確認できたならばステップS805へ進む。
出力信号LLSの立下がりが確認できなければ再びステ
ップS803へ進みLLS未検出タイマのタイムアップ
を確認する。したがって、出力信号LLSの立下がりが
確認できるまでステップS803からステップS804
をループする。
【0059】ステップS804で出力信号LLSの立下
がりが確認できたならば、確認した回数が所定回か否か
を確認する(ステップS805)。確認した回数が所定
回、たとえば2回ならば遮光ドア開閉機構LDMの回転
が安定したと判断してステップS806へ進む。確認し
た回数が2回未満であれば再びステップS802へ進み
LLS未検出タイマを更新して再起動する。したがっ
て、出力信号LLSの立下がりを2回確認するまでステ
ップS802からステップS805をループする。
【0060】ステップS805で出力信号LLSの立下
がりを2回確認したらLLスイッチオフ時間計測処理を
コールする(ステップS806)。LLスイッチオフ時
間計測処理の詳細は図17により説明したとおりであ
り、遮光ドア開閉機構LDMのギア7の1回転中に出力
される出力信号LLSのオフの時間を計測する処理であ
る。この処理ではギア7の1回転中に2回オフ状態があ
る(図13参照)。ステップS806のLLスイッチオ
フ時間計測処理の終了後はステップS807に進み、L
Lドアエラーの有無を判定する。エラーと判定されると
ステップS812へ進んでLLドアエラーフラグをセッ
トする。
【0061】そして、ステップS814でモータ4を停
止した後でステップS815へ進みLLドア開処理を終
了して図15のステップS613へ戻る。LLスイッチ
オフ時間計測処理が正常に終了したならばステップS8
07が否定されてステップS808へ進む。LLスイッ
チオフ時間計測処理が正常に終了したことでLLドア閉
位置検出処理をコールする(ステップS808)。LL
ドア閉位置検出処理の詳細は後述する(図20)が、ス
テップS806でコールされたLLスイッチオフ時間計
測処理で求められた第1回目と第2回目のLLS信号の
オフ時間を比較することから現在の遮光ドア26の状態
を判断し、その状態から遮光ドア26の閉状態まで遮光
ドア開閉機構LDMを駆動する処理である。
【0062】ステップS808でLLドア閉位置まで遮
光ドア26が駆動されたらモータ4を停止する(ステッ
プS809)。モータ4の停止は、所定時間モータ4を
逆転することで逆通電ブレーキをかけ、その後、所定時
間モータ4をショートしてショートブレーキをかける。
モータ4を停止した後、出力信号LLSの状態を確認す
る(ステップS810)。ステップS810で出力信号
LLSの状態がオン状態であれば、EEPROM37に
記憶していた遮光ドア26が開状態である情報をクリア
する(ステップS813)。そのあとステップS81
4,S815へ進みLLドア閉処理を終了して図15の
ステップS613へ戻る。出力信号LLSの状態がオフ
ならばステップS811へ進みモータの正転開始からモ
ータ停止までの処理の回数を確認する。処理の回数が2
回ならばステップS812へ進みLLドアエラーフラグ
をセットする。そのあとステップS814,S815へ
進みLLドア閉処理を終了し図15のステップS613
に戻る。
【0063】<LLドア閉位置検出処理>図20は図1
9のステップS808におけるLLドア閉位置検出処理
の詳細を示すフローチャートである。このLLドア閉位
置検出処理は、ギア7の1回転中にスイッチSW1から
出力される信号LLSがオフの2つの時間を比較するこ
とで現在の遮光ドア26の状態を確認しその位置から閉
位置まで遮光ドア26を駆動するものである。
【0064】図20は図19のステップS808でコー
ルされてステップS1100より処理を開始する。この
LLドア閉位置検出処理においては、図19のステップ
S806で求められてRAMに格納されている2つのL
LSオフ時間を比較して1回目のLLSオフ時間が2回
目のLLSオフ時間より大きいとき、すなわち、現在の
遮光ドア26の状態が閉の位置であるとき、さらに出力
信号LLSの立下がりを2回数える。1回目のLLSオ
フ時間が2回目のLLSオフ時間より小さいとき、すな
わち、現在の遮光ドア26の状態が開の位置であると
き、さらに出力信号LLSの立下がりを1回数える。換
言すると、このLLドア閉位置検出処理は、LLSオフ
時間を2個検出し、現在のドアが開状態であれば遮光ド
ア駆動機構LDMは図7〜図9の状態にあるからLLS
信号の立ち下がりを1度検出すると遮光ドアが閉状態に
なり、現在のドアが閉状態であれば遮光ドア駆動機構L
DMは図10〜図12の状態にあるからLLS信号の立
ち下がりを2度検出すると遮光ドアが閉状態になるよう
に制御するための処理である。
【0065】図20の処理を詳細に説明する。ステップ
S1101で1回目のLLSオフ時間が2回目のLLS
オフ時間より大きいときは、LLS未検出タイマをセッ
トしスタートする(ステップS1102)。ステップS
1103ではステップS1102でスタートしたLLS
未検出タイマがタイムアップしたか否かを確認し、LL
S未検出タイマがタイムアップしたならばステップS1
108へ進みLLドアエラーフラグをセットする。そし
て、ステップS1109へ進みLLドア閉位置検出処理
を終了して図19のステップS808へ戻る。ステップ
S1103でLLS未検出タイマがタイムアップしてい
なければ出力信号LLSの立下がりを確認する(ステッ
プS1104)。出力信号LLSの立下がりが確認でき
たならばステップS1105へ進む。出力信号LLSの
立下がりが確認できなければステップS1103へ戻
る。したがって、出力信号LLSの立下がりが確認でき
るまでステップS1103からステップS1104をル
ープする。
【0066】ステップS1104で出力信号LLSの立
下がりが確認できたならば、再度LLS未検出タイマを
セットしスタートする(ステップS1105)。また、
ステップS1101で1回目のLLSオフ時間が2回目
のLLSオフ時間より小さいときもLLS未検出タイマ
をセットしスタートする。ステップS1006では、ス
テップS1105でスタートしたLLS未検出タイマが
タイムアップしたかの確認を行う。LLS未検出タイマ
がタイムアップしたならばステップS1108へ進みL
Lドアエラーフラグをセットする。そして、ステップS
1109へ進みLLドア閉位置検出処理を終了して図1
9のステップS808へ戻る。ステップS1106でL
LS未検出タイマがタイムアップしていなければ出力信
号LLSの立下がりを確認する(ステップS110
7)。出力信号LLSの立下がりが確認できたならばス
テップS1109へ進みLLドア閉位置検出処理を終了
して図19のステップS808へ戻る。したがって、出
力信号LLSの立下がりが確認できるまでステップS1
106からステップS1107をループする。
【0067】−第1の実施の形態の変形例− なお、図18のステップS1001が肯定されたことは
LLドアが開状態にあるからモータを直ちに停止して遮
光ドアを開状態に制御することも可能ではあるが、この
場合、モータのオーバーラン現象などによって遮光ドア
が正しく開位置で停止しないおそれもあり、したがっ
て、図18のようにステップS1002〜ステップS1
007を実行するのが好ましい。このことは図20につ
いても同様であり、ステップS1102〜ステップS1
107を省略することもできる。
【0068】以上で説明した実施の形態では、遮光ドア
26が開位置と閉位置のときの出力信号LLSの状態が
オンとしているがこれに限定されるものではない。ま
た、本発明の本実施の形態において、出力信号LLSの
出力信号に具体的なパターンを用いて説明を行ったが、
このパターンに限定されるものではなくその他のパター
ンを用いてもかまわない。さらに、実施例中に具体的な
数値を用いて説明しているが、これらの定数に限定され
るものではなくその他の数値を設定してもかまわない。
【0069】また、LLスイッチの立上がりまたは立下
がりごとにLLS未検出タイマのセットとスタートを行
っているがこれに限定されず、このサブルーチンがコー
ルされたときにLLS未検出タイマをセットしスタート
するようにしてもよい。さらに、遮光ドア26の現在の
位置を出力信号LLSのオフ時間の比較で求めた後、出
力信号LLSの立下がりを数えることで開位置,閉位置
まで駆動させているがこれに限定されるものではなく、
出力信号LLSの立下がり、立下がりをカウントしても
よい。さらにまた、モータの停止に逆通電ブレーキとシ
ョートブレーキを組み合わせて用いているがこれに限定
されるものではない。また、計測された値をRAMに格
納しているがこれに限定されるものではない。
【0070】−第2の実施の形態− 以下、図22〜図24を用いて第2の実施の形態の遮光
ドア開閉装置の動作を説明する。なお、第2の実施の形
態の装置の構成は第1の実施の形態の装置と同一である
ため、その説明は省略する。 <メインルーチン>図22に示すステップS1300に
おいて不図示の電池はすでに装填されており、処理が開
始されている。ステップS1301においてスイッチS
W3の状態を検出し、スイッチSW3がオンからオフに
変化したと判定されればカートリッジ蓋が閉められたも
のと判断してステップS1302へ進み、変化しないも
のと判定されればステップS1301を繰返す。ステッ
プS1302ではカートリッジ蓋の閉状態を検出後、所
定時間待機してカートリッジ21の遮光ドア開処理を行
なうが、遮光ドア開処理については後述する。
【0071】ステップS1303では遮光ドア開処理で
の異常の有無を判断し、異常があったものと判定されれ
ばステップS1313へ進み、異常がなかったものと判
定されればステップS1304へ進む。ステップS13
13において遮光ドア開処理(ステップS1302)を
経由した回数、すなわち遮光ドア開処理での異常動作の
回数をカウントし、所定回数(例えば5回)に達してい
ると判定されればステップS1310へ進み、所定回数
に達していないと判定されれば、ステップS1302へ
戻って再度遮光ドア開処理を行なう。
【0072】上述のようにステップS1303において
遮光ドア開処理での異常がなかったと判定された場合に
はステップS1304へ進み、ステップS1304では
空送り駆動を行なう。空送り駆動の詳細説明は省略する
が、カートリッジ21からフィルム24を送り出しカメ
ラのアパーチャーに1コマ目を対向させるフィルム給送
処理である。ステップS1305ではレリーズされるの
を待ち、レリーズされたらステップS1306へ進む。
【0073】ステップS1306では撮影を行なう。撮
影についての詳細説明は省略するが、公知の種々の方式
によって被写体の測距、測光を実行して、その結果に基
づきレンズをピント位置に繰り出し、シャッタを測光値
に応じて所定時間開閉する。また必要に応じてストロボ
を発光する。これらの処理によって撮影を終了し、ステ
ップS1307へ進む。
【0074】ステップS1307ではフィルム24の巻
上げを行なう。フィルム24の巻上げ動作についての詳
細説明は省略するが、アパーチャーに次のコマが対向す
るまでフィルム24を巻上げるフィルム給送処理であ
る。ステップS1308ではフィルム巻上げ動作中にフ
ィルム終端に到達したか否か判断し、フィルム終端に到
達したと判定されればステップS1309へ進み、フィ
ルム24が正常に1コマ巻上げられ次のコマの撮影位置
に到達したと判定されれば、フィルム給送を停止してス
テップS1305へ戻り、レリーズを待つ。
【0075】上述のように、ステップS1308におい
てフィルム終端に到達したものと判定された場合にはス
テップS1309へ進み、ステップS1309ではフィ
ルム24の巻戻しを行なう。巻戻し動作についての詳細
説明は省略するが、すべてのフィルム24をカートリッ
ジ21内に巻き取って巻戻しが完了したらステップS1
310へ進む。
【0076】ステップS1309で巻戻しが完了した場
合、およびステップS1313で所定回数遮光ドア開閉
処理で異常を検出した場合には、ステップS1310に
おいて遮光ドア閉処理を行なう。遮光ドア閉処理の詳細
については後述する。つづいて、ステップS1311に
おいてLLドアの閉処理に異常があったか否か判断し、
異常があったと判定されればステップS1314へ進
み、異常がなかったと判定されればシーケンスを終了す
る。ステップS1314では遮光ドア閉処理の異常検出
の回数をカウントし、所定回数(例えば5回)に到達し
たと判定されればステップS1315へ進み、所定回数
に到達していないと判定されればステップS1310へ
進む。
【0077】ステップS1315ではレリーズなどのカ
メラの全動作を禁止する。ステップS1316では新た
な電池が装填されたか否か判断し、装填されたと判定さ
れればステップS1317へ進み、装填されないと判定
されればステップS1316を繰返す。ステップS13
17ではカメラの全動作禁止を解除し、シーケンスを終
了する。シーケンス終了により、カメラの使用者はカー
トリッジ蓋を開いてカートリッジ21を取り出すことが
可能となる。カートリッジ21を取り出した際にスイッ
チSW3がオンするとステップS1300へ戻り、使用
者が新たなカートリッジ21を装填することで処理が再
開する。
【0078】<遮光ドア開処理>以下、図23を用いて
遮光ドア開処理について説明する。図22のステップS
1302でステップS1400をコールすることにより
遮光ドア開処理が開始される。ステップS1401では
遮光ドア開閉処理のエラーを示す遮光ドアエラーフラグ
をクリアする。ステップS1402では制御装置60か
らモータ駆動回路32に信号を送出し、モータ4を正転
させる。上述のようにモータ4の正転によりLLドア2
6は開閉動作を繰返す。ステップS1403では遮光ド
アエラー検出タイマを設定して計時を開始する。ステッ
プS1404ではスイッチSW1のオフ時間計測タイマ
を設定して計時を開始する。
【0079】ステップS1405において遮光ドアエラ
ー検出タイマがタイムアップしているか否か判断し、タ
イムアップしていると判定されればステップS1420
へ進み、タイムアップしていないと判定されればステッ
プS1406へ進む。ステップS1406ではスイッチ
SW1の出力の立ち上がりの有無を判断し、立ち上がり
があると判定されればステップS1407へ進み、立ち
上がりがないと判定されればステップS1405へ戻
る。ステップS1407ではオフ時間計測タイマを読み
出して記憶し、ステップS1408へ進む。
【0080】ステップS1408において遮光ドアエラ
ー検出タイマがタイムアップしているか否か判断し、タ
イムアップしていると判定されればステップS1420
へ進み、タイムアップしていないと判定されればステッ
プS1409へ進む。ステップS1409においてスイ
ッチSW1の出力の立ち下がりの有無を判断し、立ち下
がりがあると判定されればステップS1410へ進み、
立ち下がりがないと判定されればステップS1410へ
進む。ステップS1410ではオフ時間計測タイマの時
間を読み出して記憶し、ステップS1411へ進む。ス
テップS1411ではステップS1407およびステッ
プS1410で読み出した時間からスイッチSW1のオ
フしていた時間(スイッチSW1の出力の立ち上がりか
ら立ち下がりまでの時間)を計算し記憶する。
【0081】ステップS1412においてスイッチSW
1のオフしていた時間を2回計算したか否か判断し、す
でに2回計算していると判定されればステップS141
3へ進み、まだ2回計算していないと判定されればステ
ップS1405へ戻る。このようにステップS1405
からステップS1412のシーケンスを2回繰返すこと
によって、スイッチSW1の隣り合った2つのオフ時間
の長さを計算し、ステップS1413へ進む。ステップ
S1413では計算した2つのオフ時間を比較し、2回
目のオフ時間が長いと判定されればステップS1414
へ進み、2回目のオフ時間が短いと判定されればステッ
プS1416へ進む。
【0082】ステップS1414では遮光ドアエラー検
出タイマがタイムアップしているか否か判断し、タイム
アップしていると判定されればステップS1420へ進
み、タイムアップしていないと判定されればステップS
1415へ進む。ステップS1415においてスイッチ
SW1の出力の立ち下がりを検出し、立ち下がりが検出
されたと判定されればステップS1416へ進み、立ち
下がりが検出されないと判定されればステップS141
4へ戻る。
【0083】ステップS1416では遮光ドアエラー検
出タイマがタイムアップしているか否か判断し、タイム
アップしていると判定されればステップS1420へ進
み、タイムアップしていないと判定されればステップS
1417へ進む。ステップS1417においてスイッチ
SW1の出力の立ち下がりを検出し、立ち下がりが検出
されたと判定されればステップS1418へ進み、立ち
下がりが検出されないと判定されればステップS141
6へ戻る。
【0084】上述のように、ステップS1405、ステ
ップS1408、ステップS1414またはステップS
1416において遮光ドアエラー検出タイマがタイムア
ップしていると判定された場合にはステップS1420
へ進み、ステップS1420では遮光ドアエラーフラグ
をセットし、ステップS1418へ進む。ステップS1
418ではモータ4に所定時間逆電圧を印加した後、さ
らにモータ4の電極を所定時間ショートすることにより
モータ4を停止する。ステップS1418においてモー
タ4を停止後、図22のステップS1302へ戻る。
【0085】以上述べたように、本実施の形態のカメラ
では、遮光ドア閉処理(ステップS1302)において
エラーを検出したときには(ステップS1303)、再
度遮光ドア閉処理を試みるようにしている。したがっ
て、例えば微細な塵などがスイッチSW1に付着してL
Lドア26の開閉状態の検出を妨害していても、遮光ド
ア閉処理を繰返す間に塵などが除去されて正常な状態に
回復する場合があるので、結果的に開処理が正常に行わ
れる確率を高めることができる。
【0086】なお、ステップS1413〜ステップS1
417においてスイッチSW1の出力の立ち下がりを2
回検出してからステップS1418においてモータ4を
停止するようにし、LLドア26を開位置で確実に停止
するようにしているが、これらの立ち下がりの検出を省
略し、ステップS1413の状態から直接モータ4を停
止させるようにしてもよい。
【0087】<遮光ドア閉処理>以下、図24を用いて
遮光ドア閉処理について説明する。図22のステップS
1310でステップS1500をコールすることにより
遮光ドア閉処理が開始される。ステップS1501では
遮光ドア開閉処理のエラーを示す遮光ドアエラーフラグ
をクリアする。ステップS1502では制御装置60か
らモータ駆動回路32に信号を送出し、モータ4を正転
させる。上述のようにモータ4の正転によりLLドア2
6は開閉動作を繰返す。ステップS1503では遮光ド
アエラー検出タイマを設定して計時を開始する。ステッ
プS1504ではスイッチSW1のオフ時間計測タイマ
を設定して計時を開始する。
【0088】ステップS1505において遮光ドアエラ
ー検出タイマがタイムアップしているか否か判断し、タ
イムアップしていると判定されればステップS1520
へ進み、タイムアップしていないと判定されればステッ
プS1506へ進む。ステップS1506ではスイッチ
SW1の出力の立ち上がりの有無を判断し、立ち上がり
があると判定されればステップS1507へ進み、立ち
上がりがないと判定されればステップS1505へ戻
る。ステップS1507ではオフ時間計測タイマを読み
出して記憶し、ステップS1508へ進む。
【0089】ステップS1508において遮光ドアエラ
ー検出タイマがタイムアップしているか否か判断し、タ
イムアップしていると判定されればステップS1520
へ進み、タイムアップしていないと判定されればステッ
プS1509へ進む。ステップS1509においてスイ
ッチSW1の出力の立ち下がりの有無を判断し、立ち下
がりがあると判定されればステップS1510へ進み、
立ち下がりがないと判定されればステップS1510へ
進む。ステップS1510ではオフ時間計測タイマの時
間を読み出して記憶し、ステップS1511へ進む。ス
テップS1511ではステップS1507およびステッ
プS1510で読み出した時間からスイッチSW1のオ
フしていた時間(スイッチSW1の出力の立ち上がりか
ら立ち下がりまでの時間)を計算し記憶する。
【0090】ステップS1512においてスイッチSW
1のオフしていた時間を2回計算したか否か判断し、す
でに2回計算していると判定されればステップS151
3へ進み、まだ2回計算していないと判定されればステ
ップS1505へ戻る。このようにステップS1505
からステップS1512のシーケンスを2回繰返すこと
によって、スイッチSW1の隣り合った2つのオフ時間
の長さを計算し、ステップS1513へ進む。ステップ
S1513では計算した2つのオフ時間を比較し、1回
目のオフ時間が長いと判定されればステップS1514
へ進み、1回目のオフ時間が短いと判定されればステッ
プS1516へ進む。
【0091】ステップS1514では遮光ドアエラー検
出タイマがタイムアップしているか否か判断し、タイム
アップしていると判定されればステップS1520へ進
み、タイムアップしていないと判定されればステップS
1515へ進む。ステップS1515においてスイッチ
SW1の出力の立ち下がりを検出し、立ち下がりが検出
されたと判定されればステップS1516へ進み、立ち
下がりが検出されないと判定されればステップS151
4へ戻る。
【0092】ステップS1516では遮光ドアエラー検
出タイマがタイムアップしているか否か判断し、タイム
アップしていると判定されればステップS1520へ進
み、タイムアップしていないと判定されればステップS
1517へ進む。ステップS1517においてスイッチ
SW1の出力の立ち下がりを検出し、立ち下がりが検出
されたと判定されればステップS1518へ進み、立ち
下がりが検出されないと判定されればステップS151
6へ戻る。
【0093】上述のように、ステップS1505、ステ
ップS1508、ステップS1514またはステップS
1516において遮光ドアエラー検出タイマがタイムア
ップしていると判定された場合にはステップS1520
へ進み、ステップS1520では遮光ドアエラーフラグ
をセットし、ステップS1518へ進む。ステップS1
518ではモータ4に所定時間逆電圧を印加した後、さ
らにモータ4の電極を所定時間ショートすることにより
モータ4を停止する。ステップS1518においてモー
タ4を停止後、図22のステップS1310へ戻る。
【0094】なお、ステップS1513〜ステップS1
517においてスイッチSW1の出力の立ち下がりを2
回検出してからステップS1518においてモータ4を
停止するようにし、LLドア26を閉位置で確実に停止
するようにしているが、これらの立ち下がりの検出を省
略し、ステップS1513の状態から直接モータ4を停
止させるようにしてもよい。
【0095】以上述べたように、本実施の形態のカメラ
では、遮光ドア閉処理(ステップS1310)において
エラーを検出したときには(ステップS1311)、再
度遮光ドア閉処理を試みるようにし、所定回数にわたっ
てエラーが連続する場合にはカメラの全動作を禁止する
ようにしている(ステップS1315)。このようにカ
メラの全動作を禁止するので、LLドア26が完全に閉
まっていない場合にカートリッジ室を開放してフィルム
24を露光させてしまう心配がない。また例えば微細な
塵などがスイッチSW1に付着してLLドア26の開閉
状態の検出を妨害していても、遮光ドア閉処理を繰返す
間に塵などが除去されて正常な状態に回復する場合があ
るので、結果的に閉処理が正常に行われる確率を高める
ことができる。
【0096】本実施の形態では、LLドア26の閉処理
が正常に行なえない場合にカメラの全動作を禁止するよ
うにしているが、全動作禁止の代りに、例えばカートリ
ッジ室の開放を禁止するようにしてもよい。この場合、
図25のブロック図に示すようにカートリッジ室を開閉
するカートリッジ蓋にロック機構LMを設け、LLドア
の閉処理が正常に行なえない場合に制御装置60からロ
ック機構LMに禁止指令を送出し、これによりカートリ
ッジ蓋の開放を禁止するようにしてもよい。図25は、
ロック機構LMを設けた点のみが図14のブロック図と
相違する。また、全動作の禁止に代えてレリーズを禁止
するようにしてもよい。レリーズを不可能とすることに
より使用者にLLドアの閉処理での異常を知らせ、不用
意にフィルムを露光させないよう注意を喚起することが
できる。
【0097】実施の形態の記載および請求項の記載にお
いて、遮光ドア開閉機構LDM、遊星ギアクラッチ機構
PGおよびモータ4が遮光扉操作手段に、スイッチSW
1がスイッチ手段に、制御装置60が制御手段に、制御
装置60およびスイッチSW1が遮光扉状態検出手段
に、EEPROM37が記憶手段に、それぞれ対応す
る。
【0098】
【発明の効果】請求項1あるいは2に記載の発明によれ
ば、遮光扉操作手段を動作させたときにスイッチ手段に
より発生する信号に基づいて、遮光扉操作手段に送出す
る停止指令のタイミングを決定して停止指令を送出する
ので、従来のように遮光扉の開状態および閉状態をそれ
ぞれ検出する一対のスイッチが不要となり、カメラの小
型化と低コスト化を図ることができる。請求項3に記載
の発明によれば、遮光扉操作手段の動作を安定させた状
態で停止指令のタイミングを決定できる。請求項4に記
載の発明によれば、遮光扉の状態を確実に制御できる。
請求項5に記載の発明によれば、遮光扉の状態が記憶さ
れるので、遮光扉の開閉状態を検出する一対のスイッチ
を設けなくても遮光扉の状態が判定できる。請求項6に
記載の発明によれば、遮光扉操作手段を動作させる指令
の送出に応じたスイッチ手段の信号の有無を確認するの
で、遮光扉の開閉状態を検出する一対のスイッチを設け
なくても信頼性が高い遮光扉の開閉装置を提供できる。
請求項7に記載の発明によれば、遮光扉の駆動状態が異
常であると判定した場合にカメラの全動作を禁止するの
で、不用意にフィルムを露光してしまうことがない。請
求項8に記載の発明によれば、遮光扉の駆動状態が異常
であると判定した場合に、カートリッジの取り出しを禁
止するので、不用意にフィルムを露光させてしまうこと
がない。請求項9に記載の発明によれば、遮光扉の駆動
状態が異常であると判定した場合に、再度、遮光扉操作
手段を動作させる指令を送出するので、遮光扉の開閉装
置の信頼性を高めることができる。請求項10に記載の
発明によれば、遮光扉の駆動状態が異常であると判定し
た場合に遮光扉を閉状態とする制御に移行するので、不
用意にフィルムを露光させてしまうことがない。請求項
11に記載の発明によれば、遮光扉の駆動状態が正常で
あると判定されるまで遮光扉操作手段の動作および遮光
扉の駆動状態の判定を所定回繰返すので、遮光扉の開閉
装置の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である遮光扉開閉装
置の周辺の装置をカートリッジとともに示す斜視図
【図2】図1に示すカートリッジの全体を示す斜視図
【図3】図1に示すフォーク駆動の断面図
【図4】図1の遮光ドア開閉機構LDMでLLドアを開
閉操作する動作を説明する図
【図5】図1の遊星ギアクラッチ機構PGが係止解除位
置にある場合を示す図
【図6】図1の遊星ギアクラッチ機構PGが係止位置に
ある場合を示す図
【図7】図1の遮光ドア開閉機構LDMの動作を説明す
る図
【図8】図1の遮光ドア開閉機構LDMの動作を示す図
【図9】図1の遮光ドア開閉機構LDMの動作を説明す
る図
【図10】図1の遮光ドア開閉機構LDMの動作を示す
【図11】図1の遮光ドア開閉機構LDMの動作を説明
する図
【図12】図1の遮光ドア開閉機構LDMの動作を示す
【図13】図7〜図12の動作における遮光ドア開閉状
態検出信号LLSの信号波形図
【図14】本発明による遮光ドア開閉機構の制御装置の
第1および第2の実施の形態を示すブロック図
【図15】本発明の第1の実施の形態のメインルーチン
を示したフローチャート
【図16】本発明の第1の実施の形態の遮光ドア開処理
を示したフローチャート
【図17】本発明の第1の実施の形態のLLスイッチオ
フ時間計測処理を示したフローチャート
【図18】本発明の第1の実施の形態の遮光ドア開位置
検出処理を示したフローチャート
【図19】本発明の第1の実施の形態の遮光ドア閉処理
を示したフローチャート
【図20】本発明の第1の実施の形態の遮光ドア閉位置
検出処理を示したフローチャート
【図21】スイッチSW1の導通パターンの形状を示す
展開図
【図22】本発明の第2の実施の形態のメインルーチン
を示したフローチャート
【図23】本発明の第2の実施の形態の遮光ドア開処理
を示したフローチャート
【図24】本発明の第2の実施の形態の遮光ドア閉処理
を示したフローチャート
【図25】本発明による遮光ドア開閉機構の制御装置の
別の実施の形態を示すブロック図
【符号の説明】
4 モータ 21 カートリッジ 26 LLドア 37 EEPROM 60 制御装置 SW1 遮光ドア開閉状態検出スイッチ LDM 遮光ドア開閉機構 PG 遊星ギアクラッチ機構

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジのフィルム出入口に設けら
    れた遮光扉を駆動し、前記遮光扉を開状態と閉状態との
    間で作動させる遮光扉操作手段と、 前記遮光扉操作手段に連動してオン・オフ動作し、前記
    遮光扉操作手段の1サイクル動作毎に所定パターンの信
    号を発生する単一のスイッチ手段と、 前記遮光扉操作手段を動作させたときに発生する前記信
    号に基づいて、前記遮光扉操作手段に送出する停止指令
    のタイミングを決定し、前記停止指令の送出により前記
    遮光扉を停止させる制御手段と、を備えることを特徴と
    するフィルムカートリッジ遮光扉の開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記信号は、幅の異なる複数のパルスを
    組合せたパターンを有し、前記制御手段は順次出力され
    る前記パルスのパルス幅を監視することにより前記タイ
    ミングを決定することを特徴とする請求項1に記載のフ
    ィルムカートリッジ遮光扉の開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記タイミングの決定に先立って、前記
    遮光扉の開閉動作を少なくとも1サイクル行なうことを
    特徴とする請求項1または2に記載のフィルムカートリ
    ッジ遮光扉の開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記停止指令の送出により停止した前記
    遮光扉の状態を検出する遮光扉状態検出手段を備え、 前記遮光扉検出手段により検出された状態が所望の状態
    でなければ、再度遮光扉操作手段の動作を指令するとと
    もに前記タイミングを決定して前記停止指令を送出する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    フィルムカートリッジ遮光扉の開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記停止指令の送出により停止した前記
    遮光扉の状態を記憶する記憶手段を備えることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載のフィルムカー
    トリッジ遮光扉の開閉装置。
  6. 【請求項6】 カートリッジのフィルム出入口に設けら
    れた遮光扉を駆動し、前記遮光扉を開状態と閉状態との
    間で作動させる遮光扉操作手段と、 前記遮光扉操作手段に連動してオン・オフ動作し、前記
    遮光扉操作手段の1サイクル動作毎に所定パターンの信
    号を発生する単一のスイッチ手段と、 前記遮光扉操作手段を動作させる指令を送出し、前記指
    令の送出に応じて前記スイッチ手段により発生する信号
    を受けた場合には前記遮光扉の駆動状態が正常であると
    判定し、前記指令の送出にも拘らず前記信号を受けない
    場合には異常であると判定して前記正常状態の場合とは
    異なる制御をする制御手段と、を備えることを特徴とす
    るフィルムカートリッジ遮光扉の開閉装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記遮光扉の駆動状態
    が異常であると判定した場合に、カメラの全動作を禁止
    することを特徴とする請求項6に記載のフィルムカート
    リッジ遮光扉の開閉装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記遮光扉の駆動状態
    が異常であると判定した場合に、前記カートリッジの取
    り出しを禁止することを特徴とする請求項6に記載のフ
    ィルムカートリッジ遮光扉の開閉装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記遮光扉の駆動状態
    が異常であると判定した場合に、再度、前記遮光扉操作
    手段を動作させる指令を送出することを特徴とする請求
    項6に記載のフィルムカートリッジ遮光扉の開閉装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記遮光扉の駆動状
    態が異常であると判定した場合に、前記遮光扉を閉状態
    とする制御に移行することを特徴とする請求項6に記載
    のフィルムカートリッジ遮光扉の開閉装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記遮光扉の駆動状
    態が正常であると判定されるまで、前記遮光扉操作手段
    の動作および前記遮光扉の駆動状態の判定を所定回繰返
    すことを特徴とする請求項6に記載のフィルムカートリ
    ッジ遮光扉の開閉装置。
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