JPH0912710A - 球状ポリフェノール粒子の製造方法 - Google Patents
球状ポリフェノール粒子の製造方法Info
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- JPH0912710A JPH0912710A JP8096604A JP9660496A JPH0912710A JP H0912710 A JPH0912710 A JP H0912710A JP 8096604 A JP8096604 A JP 8096604A JP 9660496 A JP9660496 A JP 9660496A JP H0912710 A JPH0912710 A JP H0912710A
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- phenol
- water
- organic solvent
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- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Polyethers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 利用に際しての作業性の向上のために球状ポ
リフェノール粒子を製造する。 【解決手段】 水と相溶する有機溶媒、水、ペルオキシ
ダーゼ、分散安定剤を含む溶液中でフェノールと過酸化
水素とを反応させる。
リフェノール粒子を製造する。 【解決手段】 水と相溶する有機溶媒、水、ペルオキシ
ダーゼ、分散安定剤を含む溶液中でフェノールと過酸化
水素とを反応させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は球状ポリフェノール
粒子の製造方法に関する。詳しくは本発明は、分散安定
剤を利用した球状ポリフェノール粒子の製造方法に関す
る。
粒子の製造方法に関する。詳しくは本発明は、分散安定
剤を利用した球状ポリフェノール粒子の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】メチレン鎖を有さないポリフェノールの
粒状樹脂の製造例は殆んど無く、以下に示す1例のみで
ある。逆相ミセル重合系での製造法(Polymeri
c Materials:Science and E
ngineering Preprint,Ameri
can Chemical Society,68,1
71−172(1993))。しかしながら、この製造
法は、幾つかの問題点を有している。まず、モノマー濃
度が希薄であり、工業的生産は非常に困難である。真球
状の樹脂を得るには乳化安定剤(アニオン性界面活性
剤)がモノマーに対しモル比で3倍以上も必要である。
これは重量比に換算すると優に10倍以上であり、残留
する乳化安定剤の除去に労力を要する。更に、水−有機
溶媒からなる反応溶媒は、特に水の多い溶媒系は2層系
であり、そこでは粒子形成が見られない。また、これら
の試験については、p−エチルフェノールについてのみ
しか行われていない。更にこのp−エチルフェノールは
水酸基に対してオルソ位の位置で結合している。この反
応メカニズムは以下のとおりである。まず、イソオクタ
ン、アニオン性界面活性剤と緩衝溶液の混合物を撹拌し
てミセルを形成する。酵素の溶けている緩衝溶液を添加
すると、酵素入りミセルが形成する。過酸化水素水溶液
を添加すると、ミセルの界面で重合がおこり、重合体粒
子がミセル内で成長する。
粒状樹脂の製造例は殆んど無く、以下に示す1例のみで
ある。逆相ミセル重合系での製造法(Polymeri
c Materials:Science and E
ngineering Preprint,Ameri
can Chemical Society,68,1
71−172(1993))。しかしながら、この製造
法は、幾つかの問題点を有している。まず、モノマー濃
度が希薄であり、工業的生産は非常に困難である。真球
状の樹脂を得るには乳化安定剤(アニオン性界面活性
剤)がモノマーに対しモル比で3倍以上も必要である。
これは重量比に換算すると優に10倍以上であり、残留
する乳化安定剤の除去に労力を要する。更に、水−有機
溶媒からなる反応溶媒は、特に水の多い溶媒系は2層系
であり、そこでは粒子形成が見られない。また、これら
の試験については、p−エチルフェノールについてのみ
しか行われていない。更にこのp−エチルフェノールは
水酸基に対してオルソ位の位置で結合している。この反
応メカニズムは以下のとおりである。まず、イソオクタ
ン、アニオン性界面活性剤と緩衝溶液の混合物を撹拌し
てミセルを形成する。酵素の溶けている緩衝溶液を添加
すると、酵素入りミセルが形成する。過酸化水素水溶液
を添加すると、ミセルの界面で重合がおこり、重合体粒
子がミセル内で成長する。
【0003】特公平6−68017号(USP4,64
7,952号)は、有機溶媒(エタノールまたは酢酸エ
チルとリン酸カリウム緩衝液の混合物)中で、フェノー
ルを過酸化物およびペルオキシダーゼまたはオキシダー
ゼ酵素と反応させてフェノール樹脂を製造する技術を開
示している。この反応では界面活性剤や分散安定剤を使
用していない。本発明者らはここで得られるポリマーは
無定形であることを確認した。
7,952号)は、有機溶媒(エタノールまたは酢酸エ
チルとリン酸カリウム緩衝液の混合物)中で、フェノー
ルを過酸化物およびペルオキシダーゼまたはオキシダー
ゼ酵素と反応させてフェノール樹脂を製造する技術を開
示している。この反応では界面活性剤や分散安定剤を使
用していない。本発明者らはここで得られるポリマーは
無定形であることを確認した。
【0004】排水処理技術として特開平4−11009
3がある。これは、水溶液中に存在するフェノール等を
除去する方法である。親水性ポリマーは、添加すること
によって生成物への酵素の巻き込みを抑え、酵素活性を
維持する目的で行われている。水溶液中での反応である
ためフェノールを基質とした場合その限界濃度は50g
/l程度であり、アルキル置換フェノールの場合は更に
基質濃度が低く、とても高分子合成に用いることの出来
る反応ではない。
3がある。これは、水溶液中に存在するフェノール等を
除去する方法である。親水性ポリマーは、添加すること
によって生成物への酵素の巻き込みを抑え、酵素活性を
維持する目的で行われている。水溶液中での反応である
ためフェノールを基質とした場合その限界濃度は50g
/l程度であり、アルキル置換フェノールの場合は更に
基質濃度が低く、とても高分子合成に用いることの出来
る反応ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにこれらの
方法は、工業生産に耐え得るような一般的な方法である
とは言えない。本発明の目的は球状のポリフェノール粒
子を工業的規模で生産することができる方法を提供する
ことである。
方法は、工業生産に耐え得るような一般的な方法である
とは言えない。本発明の目的は球状のポリフェノール粒
子を工業的規模で生産することができる方法を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、任意の粒径
の球状ポリフェノール粒子を分散安定剤の添加によりミ
セルを形成することなく選択的に製造できる方法を見い
だした。
な課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、任意の粒径
の球状ポリフェノール粒子を分散安定剤の添加によりミ
セルを形成することなく選択的に製造できる方法を見い
だした。
【0007】すなわち本発明は、水−有機溶媒中でペル
オキシダーゼの存在下にフェノールと過酸化水素とを反
応させて球状ポリフェノール粒子を製造する方法におい
て、分散安定剤を添加し反応させることを特徴とする球
状ポリフェノール粒子の製造方法である。
オキシダーゼの存在下にフェノールと過酸化水素とを反
応させて球状ポリフェノール粒子を製造する方法におい
て、分散安定剤を添加し反応させることを特徴とする球
状ポリフェノール粒子の製造方法である。
【0008】
【発明の実施の態様】フェノールとしては式(1)で示
されるものである。
されるものである。
【0009】
【化3】 式(1)においてYとZは、水素原子、ハロゲン原子、
アルキル基、アルコキシ基、アリル基、アリール基、フ
ェニルアルキル基、−COOR基(Rは水素原子または
炭素原子数1〜5である低級アルキル基)および−NR
1 R2 基(R1 、R2 は水素原子、炭素原子数1〜5で
ある低級アルキル基、またはフェニルアルキル基のいず
れかである)のいずれかであり、Zは隣接するメタ位置
と共に縮合ベンセン環を形成してもよいが、Yがオルト
位置またはパラ位置にあるときはYおよびZのどちらか
一方が水素原子である。
アルキル基、アルコキシ基、アリル基、アリール基、フ
ェニルアルキル基、−COOR基(Rは水素原子または
炭素原子数1〜5である低級アルキル基)および−NR
1 R2 基(R1 、R2 は水素原子、炭素原子数1〜5で
ある低級アルキル基、またはフェニルアルキル基のいず
れかである)のいずれかであり、Zは隣接するメタ位置
と共に縮合ベンセン環を形成してもよいが、Yがオルト
位置またはパラ位置にあるときはYおよびZのどちらか
一方が水素原子である。
【0010】YまたはZで表されるアルキル基として
は、10個以下の炭素原子を含み、t−ブチル、n−ブ
チル、オクチル基、ノニル基等が挙げられる。Yまたは
Zがアルコキシ基である場合その炭素原子数は1〜10
である。YまたはZがアリール基である場合、その代表
例としては、フェニル基または例えば、ハロゲン、ヒド
ロキシル基、低級アルキル基などの置換フェニル基であ
る。ハロゲン原子の例としては、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素である。
は、10個以下の炭素原子を含み、t−ブチル、n−ブ
チル、オクチル基、ノニル基等が挙げられる。Yまたは
Zがアルコキシ基である場合その炭素原子数は1〜10
である。YまたはZがアリール基である場合、その代表
例としては、フェニル基または例えば、ハロゲン、ヒド
ロキシル基、低級アルキル基などの置換フェニル基であ
る。ハロゲン原子の例としては、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素である。
【0011】フェノールとして、4−t−ブチルフェノ
ール、4−n−ブチルフェノール、4−エチルフェノー
ル、クレゾール、p−フェニルフェノール、p−オクチ
ルフェノール、p−ヒドロキシ安息香酸、4−ヒドロキ
シナフトエ酸、p,p’−ビフェノール、4−アミノサ
リチル酸、サリチル酸、サリチル酸メチル、サリチル酸
エチルまたは4−ヒドロキシ安息香酸エチルなどが挙げ
られる。フェノールとして、フェノール、p−フェニル
フェノールまたはクレゾールがより好ましい。
ール、4−n−ブチルフェノール、4−エチルフェノー
ル、クレゾール、p−フェニルフェノール、p−オクチ
ルフェノール、p−ヒドロキシ安息香酸、4−ヒドロキ
シナフトエ酸、p,p’−ビフェノール、4−アミノサ
リチル酸、サリチル酸、サリチル酸メチル、サリチル酸
エチルまたは4−ヒドロキシ安息香酸エチルなどが挙げ
られる。フェノールとして、フェノール、p−フェニル
フェノールまたはクレゾールがより好ましい。
【0012】ビスフェノールとしては式(2)で示され
るものである。
るものである。
【0013】
【化4】 式(2)においてXは、−CO−、−(R1 )C(R
2 )−、−S−、−O−、−SO−、−SO2 −、−O
R3 −、−R4 O−、−R5 −または−C(R6 )−を
表す。R1 、R2 は、水素原子あるいは直鎖もしくは枝
分かれしても良い炭素原子数1〜5のアルキル基を表
す。R3 、R4 は、直鎖もしくは枝分かれしても良い炭
素原子数1〜5のアルキレン基を表す。R5 は、直鎖も
しくは枝分かれしても良い炭素原子数1〜8のアルキレ
ン基を表す。R6 は、炭素原子数2〜5のアルキレン基
で、結合する炭素原子と飽和脂肪族環を形成する。
2 )−、−S−、−O−、−SO−、−SO2 −、−O
R3 −、−R4 O−、−R5 −または−C(R6 )−を
表す。R1 、R2 は、水素原子あるいは直鎖もしくは枝
分かれしても良い炭素原子数1〜5のアルキル基を表
す。R3 、R4 は、直鎖もしくは枝分かれしても良い炭
素原子数1〜5のアルキレン基を表す。R5 は、直鎖も
しくは枝分かれしても良い炭素原子数1〜8のアルキレ
ン基を表す。R6 は、炭素原子数2〜5のアルキレン基
で、結合する炭素原子と飽和脂肪族環を形成する。
【0014】中でも、芳香環上の水酸基が共に4位に位
置し、Xが−CH2 −またはXが−(CH3 )C(CH
3 )−で表されるビスフェノールFまたはビスフェノー
ルAが好ましい。
置し、Xが−CH2 −またはXが−(CH3 )C(CH
3 )−で表されるビスフェノールFまたはビスフェノー
ルAが好ましい。
【0015】反応は、水−有機溶媒中で行われるが、有
機溶媒としては水と相溶する溶剤を用いる。好ましい有
機溶媒の例としては、メタノール、エタノール、1,4
−ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)、N,N
−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキ
シド(DMSO)、アセトニトリル、アセトン等が挙げ
られる。
機溶媒としては水と相溶する溶剤を用いる。好ましい有
機溶媒の例としては、メタノール、エタノール、1,4
−ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)、N,N
−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキ
シド(DMSO)、アセトニトリル、アセトン等が挙げ
られる。
【0016】水は、蒸留水でも良いが、緩衝溶液でも良
い。pH4〜12の範囲で、リン酸塩緩衝溶液、酢酸塩
緩衝溶液または琥珀酸塩緩衝溶液等を採用することが好
ましい。水と有機溶媒の混合比は、1:9〜9:1(容
積比)が好ましい。
い。pH4〜12の範囲で、リン酸塩緩衝溶液、酢酸塩
緩衝溶液または琥珀酸塩緩衝溶液等を採用することが好
ましい。水と有機溶媒の混合比は、1:9〜9:1(容
積比)が好ましい。
【0017】ペルオキシダーゼはフェノールの酸化重合
触媒として用いる。その最も好ましいペルオキシダーゼ
としては、西洋わさびペルオキシダーゼもしくは大豆ペ
ルオキシダーゼであるが、クロロペルオキシダーゼ、ラ
クトペルオキシダーゼ等でも良い。上記したぺルオキシ
ダーゼの使用量は、通常、基質であるフェノール100
g当り10mg〜10gの範囲である。
触媒として用いる。その最も好ましいペルオキシダーゼ
としては、西洋わさびペルオキシダーゼもしくは大豆ペ
ルオキシダーゼであるが、クロロペルオキシダーゼ、ラ
クトペルオキシダーゼ等でも良い。上記したぺルオキシ
ダーゼの使用量は、通常、基質であるフェノール100
g当り10mg〜10gの範囲である。
【0018】本発明の製造方法においては、二種の酵素
を併用することもできる。一つは酸化重合触媒として、
もう一つは脱水素のための一般的には過酸化水素等の過
酸化物を発生させるための、酵素として用いられる。酸
化重合触媒としての酵素は上記のものであり、過酸化物
発生用としての酵素はオキシダーゼ活性を有する酵素で
ある。オキシダーゼのうち特に好ましいのは、グルコー
スオキシダーゼであるが、アルコールオキシダーゼ、コ
レステロールオキシダーゼ、Acyl−CoAオキシダ
ーゼ、コリンオキシダーゼ、サルコシンオキシダーゼ等
でも良い。
を併用することもできる。一つは酸化重合触媒として、
もう一つは脱水素のための一般的には過酸化水素等の過
酸化物を発生させるための、酵素として用いられる。酸
化重合触媒としての酵素は上記のものであり、過酸化物
発生用としての酵素はオキシダーゼ活性を有する酵素で
ある。オキシダーゼのうち特に好ましいのは、グルコー
スオキシダーゼであるが、アルコールオキシダーゼ、コ
レステロールオキシダーゼ、Acyl−CoAオキシダ
ーゼ、コリンオキシダーゼ、サルコシンオキシダーゼ等
でも良い。
【0019】分散安定剤は、アルキルエーテル型、アル
キルアリールエーテル型、アルキルエステル型、ポリオ
キシエチレンアルキルアミン型、ポリオキシエチレンア
ルキルアマイド型、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレン型、ソルビタンアルキルエステル型、脂肪酸エタ
ノールアミド型、サッカロースエステル型等である。特
に好ましくは、ポリ(メチルビニルエーテル)、ポリ
(N−ビニル−2−ピロリドン)、ポリ(オキシエチレ
ン)、ポリ(2−エチル−2−オキサゾリン)、ポリ
(ビニルアルコール)、ポリ(アクリルアミド)、ヒド
ロキシエチルセルロース、可溶性デンプン等がある。量
としては、原料のフェノール100重量部に対して1〜
100重量部の範囲であるが、好ましくは10〜50重
量部である。また、この分散安定剤を用いる量により生
成する球状ポリフェノール粒子の粒径が決まる。用いる
分散安定剤が多い場合は粒径は小さくなり、少ない場合
は粒径が大きくなる。
キルアリールエーテル型、アルキルエステル型、ポリオ
キシエチレンアルキルアミン型、ポリオキシエチレンア
ルキルアマイド型、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレン型、ソルビタンアルキルエステル型、脂肪酸エタ
ノールアミド型、サッカロースエステル型等である。特
に好ましくは、ポリ(メチルビニルエーテル)、ポリ
(N−ビニル−2−ピロリドン)、ポリ(オキシエチレ
ン)、ポリ(2−エチル−2−オキサゾリン)、ポリ
(ビニルアルコール)、ポリ(アクリルアミド)、ヒド
ロキシエチルセルロース、可溶性デンプン等がある。量
としては、原料のフェノール100重量部に対して1〜
100重量部の範囲であるが、好ましくは10〜50重
量部である。また、この分散安定剤を用いる量により生
成する球状ポリフェノール粒子の粒径が決まる。用いる
分散安定剤が多い場合は粒径は小さくなり、少ない場合
は粒径が大きくなる。
【0020】反応方法は、まず有機溶媒と水を混合した
溶液を調製し、これにフェノール、酵素、分散安定剤を
溶解させ撹拌する。または、フェノールを有機溶媒に溶
解し、酵素は水に溶解し、これらの両溶液を混合し分散
安定剤を加え撹拌しても良い。通常、基質濃度は溶媒1
リットル当り1〜1000gの範囲である。反応は、一
般的には過酸化水素が最も好ましいが、過酸化物を徐々
に滴下する事により反応が開始される。過酸化水素の量
は、フェノール1モル当り0.1〜2.0モルの範囲で
ある。反応温度は通常0〜45℃の範囲である。この
時、反応液中の過酸化物濃度が高くなると、反応の抑制
や酵素の失活が起こるので少量ずつの滴下が望ましい。
反応終了後は遠心分離器、もしくは減圧濾過器によって
ポリマーを分離する。得られたポリマーに反応に使用し
た溶液と同じ組成の溶媒溶液を加え超音波処理によりポ
リマーを洗浄するのも良い方法である。再び遠心分離
器、減圧濾過器等によってポリマーを分離することによ
って目的の球状ポリフェノール粒子を得る事ができる。
溶液を調製し、これにフェノール、酵素、分散安定剤を
溶解させ撹拌する。または、フェノールを有機溶媒に溶
解し、酵素は水に溶解し、これらの両溶液を混合し分散
安定剤を加え撹拌しても良い。通常、基質濃度は溶媒1
リットル当り1〜1000gの範囲である。反応は、一
般的には過酸化水素が最も好ましいが、過酸化物を徐々
に滴下する事により反応が開始される。過酸化水素の量
は、フェノール1モル当り0.1〜2.0モルの範囲で
ある。反応温度は通常0〜45℃の範囲である。この
時、反応液中の過酸化物濃度が高くなると、反応の抑制
や酵素の失活が起こるので少量ずつの滴下が望ましい。
反応終了後は遠心分離器、もしくは減圧濾過器によって
ポリマーを分離する。得られたポリマーに反応に使用し
た溶液と同じ組成の溶媒溶液を加え超音波処理によりポ
リマーを洗浄するのも良い方法である。再び遠心分離
器、減圧濾過器等によってポリマーを分離することによ
って目的の球状ポリフェノール粒子を得る事ができる。
【0021】生成した球状ポリフェノール粒子の粒子径
は、走査型電子顕微鏡(SEM)によって測定を行うこ
とができる。球状ポリフェノール粒子は、一般には、T
GA分析の結果では約350℃まで分解しない。また、
窒素下、TGA分析の結果では1000℃で約40%残
存する。空気下、TGA分析の結果では約500℃で完
全に分解する。DSC分析の結果ではポリマーの融点は
認められない。
は、走査型電子顕微鏡(SEM)によって測定を行うこ
とができる。球状ポリフェノール粒子は、一般には、T
GA分析の結果では約350℃まで分解しない。また、
窒素下、TGA分析の結果では1000℃で約40%残
存する。空気下、TGA分析の結果では約500℃で完
全に分解する。DSC分析の結果ではポリマーの融点は
認められない。
【0022】本発明の球状ポリフェノール粒子は汎用有
機溶媒に不溶である。
機溶媒に不溶である。
【0023】本発明により得られた球状ポリフェノール
粒子のポリマーエマルジョンは低粘度性(作業性の効率
化)であり、塗料分野等で用いられる。具体的にはフェ
ノール性水酸基を利用したHPLC用充填剤、均一空間
用スペーサ等が挙げられる。また、窒素下で焼成して得
られたグラファイトビーズは吸着剤、軽量粒子などに応
用される。
粒子のポリマーエマルジョンは低粘度性(作業性の効率
化)であり、塗料分野等で用いられる。具体的にはフェ
ノール性水酸基を利用したHPLC用充填剤、均一空間
用スペーサ等が挙げられる。また、窒素下で焼成して得
られたグラファイトビーズは吸着剤、軽量粒子などに応
用される。
【0024】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に説明す
る。
る。
【0025】実施例1 10mlのリン酸カリウム緩衝液(pH7.0,0.1
M)と1,4−ジオキサン15mlの混合液に0.47
g(5.0mmol)のフェノール、0.12gのポリ
(メチルビニルエーテル)、10mgの西洋わさびペル
オキシダーゼを溶解させた。約20℃の室温で30wt
%過酸化水素水溶液の28μlずつを15分毎に20回
滴下し撹拌した。24時間後反応液を遠心分離管に移
し、遠心によりポリマーを分離した。上澄液を除去し、
蒸留水と1,4−ジオキサンの混合溶液(20:80v
ol%)を加え、超音波処理によりポリマーを再分散さ
せた。これを再び遠心することにより再分離し、真空乾
燥により0.47gのポリマーを得た。SEMで観察し
た結果、生成ポリマーは球状であった。平均粒径は約2
50nmであった。
M)と1,4−ジオキサン15mlの混合液に0.47
g(5.0mmol)のフェノール、0.12gのポリ
(メチルビニルエーテル)、10mgの西洋わさびペル
オキシダーゼを溶解させた。約20℃の室温で30wt
%過酸化水素水溶液の28μlずつを15分毎に20回
滴下し撹拌した。24時間後反応液を遠心分離管に移
し、遠心によりポリマーを分離した。上澄液を除去し、
蒸留水と1,4−ジオキサンの混合溶液(20:80v
ol%)を加え、超音波処理によりポリマーを再分散さ
せた。これを再び遠心することにより再分離し、真空乾
燥により0.47gのポリマーを得た。SEMで観察し
た結果、生成ポリマーは球状であった。平均粒径は約2
50nmであった。
【0026】実施例2 15mlの蒸留水と1,4−ジオキサン10mlの混合
液に0.47g(5.0mmol)のフェノール、0.
12gのポリ(オキシエチレン)、10mgの西洋わさ
びペルオキシダーゼを溶解させた。約20℃の室温にて
30wt%過酸化水素水溶液を28μlずつ15分毎に
20回滴下し撹拌した。24時間後反応液を遠心分離管
に移し、遠心することによりポリマーを分離した。上澄
液を除去し、蒸留水と1,4−ジオキサンの混合溶液
(20:80vol%)を加え、超音波処理によりポリ
マーを再分散させた。これを再び遠心することにより再
分離し、真空乾燥により0.45gのポリマーを得た。
SEMで観察した結果、生成ポリマーは球状であった。
平均粒径は約500nmであった。
液に0.47g(5.0mmol)のフェノール、0.
12gのポリ(オキシエチレン)、10mgの西洋わさ
びペルオキシダーゼを溶解させた。約20℃の室温にて
30wt%過酸化水素水溶液を28μlずつ15分毎に
20回滴下し撹拌した。24時間後反応液を遠心分離管
に移し、遠心することによりポリマーを分離した。上澄
液を除去し、蒸留水と1,4−ジオキサンの混合溶液
(20:80vol%)を加え、超音波処理によりポリ
マーを再分散させた。これを再び遠心することにより再
分離し、真空乾燥により0.45gのポリマーを得た。
SEMで観察した結果、生成ポリマーは球状であった。
平均粒径は約500nmであった。
【0027】実施例3 10mlのリン酸カリウム緩衝液(pH7.0,0.1
M)と1,4−ジオキサン15mlの混合液に0.47
g(5.0mmol)のフェノール、0.12gのポリ
(オキシエチレン)、10mgの西洋わさびペルオキシ
ダーゼを溶解させた。約20℃の室温で30wt%過酸
化水素水溶液を28μlずつを15分毎に20回滴下し
撹拌した。24時間後反応液を遠心分離管に移し、遠心
することによりポリマーを分離した。上澄液を除去し、
蒸留水と1,4−ジオキサンの混合溶液(20:80v
ol%)を加え、超音波処理によりポリマーを再分散さ
せた。これを再び遠心することにより再分離し、真空乾
燥により0.47gのポリマーを得た。SEMで観察し
た結果、生成ポリマーは球状であった。平均粒径は約3
00nmであった。
M)と1,4−ジオキサン15mlの混合液に0.47
g(5.0mmol)のフェノール、0.12gのポリ
(オキシエチレン)、10mgの西洋わさびペルオキシ
ダーゼを溶解させた。約20℃の室温で30wt%過酸
化水素水溶液を28μlずつを15分毎に20回滴下し
撹拌した。24時間後反応液を遠心分離管に移し、遠心
することによりポリマーを分離した。上澄液を除去し、
蒸留水と1,4−ジオキサンの混合溶液(20:80v
ol%)を加え、超音波処理によりポリマーを再分散さ
せた。これを再び遠心することにより再分離し、真空乾
燥により0.47gのポリマーを得た。SEMで観察し
た結果、生成ポリマーは球状であった。平均粒径は約3
00nmであった。
【0028】実施例4 10mlのリン酸カリウム緩衝液(pH7.0,0.1
M)と1,4−ジオキサン15mlの混合液に0.85
g(5.0mmol)のp−フェニルフェノール、0.
12gのポリ(メチルビニルエーテル)、10mgの西
洋わさびペルオキシダーゼを溶解させた。約20℃の室
温で30wt%過酸化水素水溶液を28μlずつを15
分毎に20回滴下し撹拌した。24時間後反応液を遠心
分離管に移し、遠心することによりポリマーを分離し
た。上澄液を除去し、蒸留水と1,4−ジオキサンの混
合溶液(20:80vol%)を加え、超音波処理によ
りポリマーを再分散させた。これを再び遠心することに
より再分離し、真空乾燥により0.79gのポリマーを
得た。SEMで観察した結果、図1に示す如く生成ポリ
マーは球状であった。平均粒径は約300nmであっ
た。
M)と1,4−ジオキサン15mlの混合液に0.85
g(5.0mmol)のp−フェニルフェノール、0.
12gのポリ(メチルビニルエーテル)、10mgの西
洋わさびペルオキシダーゼを溶解させた。約20℃の室
温で30wt%過酸化水素水溶液を28μlずつを15
分毎に20回滴下し撹拌した。24時間後反応液を遠心
分離管に移し、遠心することによりポリマーを分離し
た。上澄液を除去し、蒸留水と1,4−ジオキサンの混
合溶液(20:80vol%)を加え、超音波処理によ
りポリマーを再分散させた。これを再び遠心することに
より再分離し、真空乾燥により0.79gのポリマーを
得た。SEMで観察した結果、図1に示す如く生成ポリ
マーは球状であった。平均粒径は約300nmであっ
た。
【0029】比較例1 実施例1において分散安定剤なしで実験を行なった他は
同様な操作を繰り返した。収量0.47g、収率100
%であった。SEMで観察した結果、生成ポリマーは無
定形であり、球状にはなっていなかった。
同様な操作を繰り返した。収量0.47g、収率100
%であった。SEMで観察した結果、生成ポリマーは無
定形であり、球状にはなっていなかった。
【0030】比較例2 実施例1において分散安定剤の代わりにカチオン性分散
安定剤として0.12gのポリエチレンイミンを用いて
実験を行なった他は同様な操作を繰り返した。SEMで
観察した結果、図2に示す如く生成ポリマーは無定形で
あり、球状にはなっていなかった。
安定剤として0.12gのポリエチレンイミンを用いて
実験を行なった他は同様な操作を繰り返した。SEMで
観察した結果、図2に示す如く生成ポリマーは無定形で
あり、球状にはなっていなかった。
【0031】比較例3 実施例1において分散安定剤の代わりにアニオン性界面
活性剤として0.12gのビス(2−エチルヘキシル)
スルホ琥珀酸ナトリウムを用いて実験を行なった他は同
様な操作を繰り返した。SEMで観察した結果、図3に
示す如く生成ポリマーは無定形であり、球状にはなって
いなかった。
活性剤として0.12gのビス(2−エチルヘキシル)
スルホ琥珀酸ナトリウムを用いて実験を行なった他は同
様な操作を繰り返した。SEMで観察した結果、図3に
示す如く生成ポリマーは無定形であり、球状にはなって
いなかった。
【0032】
【発明の効果】本発明の方法により球状ポリフェノール
粒子を製造方法することができる。この球状ポリフェノ
ール粒子を用いて球状微粒子エマルジョンないしはサス
ペンジョンが得られる。
粒子を製造方法することができる。この球状ポリフェノ
ール粒子を用いて球状微粒子エマルジョンないしはサス
ペンジョンが得られる。
【図1】 実施例4記載の方法により得られた本発明の
球状ポリフェノール粒子の電子顕微鏡写真による粒子の
形態を示す図である。
球状ポリフェノール粒子の電子顕微鏡写真による粒子の
形態を示す図である。
【図2】 同比較例2記載の方法により得られた生成ポ
リマーの形態を示す図である。
リマーの形態を示す図である。
【図3】 同比較例3記載の方法により得られた生成ポ
リマーの形態を示す図である。
リマーの形態を示す図である。
フロントページの続き (72)発明者 前田 直 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内 (72)発明者 田脇 新一郎 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 三 井東圧化学株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】 水−有機溶媒中でペルオキシダーゼの存
在下にフェノールと過酸化水素とを反応させて球状ポリ
フェノール粒子を製造する方法において、分散安定剤を
添加し反応させることを特徴とする球状ポリフェノール
粒子の製造方法。 - 【請求項2】 フェノールが式(1) 【化1】 (但し式(1)においてYとZは、水素原子、ハロゲン
原子、アルキル基、アルコキシ基、アリル基、アリール
基、フェニルアルキル基、−COOR基(Rは水素原子
または炭素原子数1〜5である低級アルキル基)および
−NR1 R2 基(R1 、R2 は水素原子、炭素原子数1
〜5である低級アルキル基、またはフェニルアルキル基
のいずれかである)のいずれかであり、Zは隣接するメ
タ位置と共に縮合ベンセン環を形成してもよいが、Yが
オルト位置またはパラ位置にあるときはYおよびZのど
ちらか一方が水素原子である)で表されることを特徴と
する請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項3】 フェノールがフェノール、p−フェニル
フェノールまたはクレゾールのいずれかであることを特
徴とする請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項4】 フェノールが式(2) 【化2】 (式(2)においてXは、−CO−、−(R1 )C(R
2 )−、−S−、−O−、−SO−、−SO2 −、−O
R3 −、−R4 O−、−R5 −または−C(R6)−を
表す。R1 、R2 は、水素原子あるいは直鎖もしくは枝
分かれしても良い炭素原子数1〜5のアルキル基を表
す。R3 、R4 は、直鎖もしくは枝分かれしても良い炭
素原子数1〜5のアルキレン基を表す。R5 は、直鎖も
しくは枝分かれしても良い炭素原子数1〜8のアルキレ
ン基を表す。R6 は、炭素原子数2〜5のアルキレン基
で、結合する炭素原子と飽和脂肪族環を形成する。)で
表されることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項5】 フェノールがビスフェノールFまたはビ
スフェノールAであることを特徴とする請求項1に記載
の製造方法。 - 【請求項6】 分散安定剤がポリ(メチルビニルエーテ
ル)またはポリ(オキシエチレン)であることを特徴と
する請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項7】 分散安定剤の濃度がフェノール100重
量部に対して1〜100重量部であることを特徴とする
請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項8】 有機溶媒が水と相溶する有機溶媒であ
り、水と有機溶媒との比率が容積比で1:9〜9:1で
あることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項9】 有機溶媒が低級アルコール、アセトン、
1,4−ジオキサンおよびテトラヒドロフランからなる
群から選ばれたものであることを特徴とする請求項1に
記載の製造方法。 - 【請求項10】 水が蒸留水またはpH4〜12の範囲
の緩衝溶液であることを特徴とする請求項1に記載の製
造方法。 - 【請求項11】 緩衝溶液がリン酸塩緩衝溶液、酢酸塩
緩衝溶液または琥珀酸塩緩衝溶液であることを特徴とす
る請求項10に記載の製造方法。 - 【請求項12】 ペルオキシダーゼが西洋わさびペルオ
キシダーゼまたは大豆ペルオキシダーゼであることを特
徴とする請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項13】 請求項1の方法に基づく球状ポリフェ
ノール粒子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8096604A JPH0912710A (ja) | 1995-04-28 | 1996-04-18 | 球状ポリフェノール粒子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-105380 | 1995-04-28 | ||
JP10538095 | 1995-04-28 | ||
JP8096604A JPH0912710A (ja) | 1995-04-28 | 1996-04-18 | 球状ポリフェノール粒子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0912710A true JPH0912710A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=26437783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8096604A Pending JPH0912710A (ja) | 1995-04-28 | 1996-04-18 | 球状ポリフェノール粒子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0912710A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001081185A (ja) * | 1999-07-15 | 2001-03-27 | Agency Of Ind Science & Technol | フェノール重合物 |
JP2002155132A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-05-28 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 4−置換フェノール重合物 |
JP2010222422A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Toshiba Corp | エポキシ樹脂組成物、エポキシ樹脂硬化物、エポキシ樹脂系導電性組成物およびエポキシ樹脂系導電性硬化物 |
-
1996
- 1996-04-18 JP JP8096604A patent/JPH0912710A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001081185A (ja) * | 1999-07-15 | 2001-03-27 | Agency Of Ind Science & Technol | フェノール重合物 |
JP2002155132A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-05-28 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 4−置換フェノール重合物 |
JP2010222422A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Toshiba Corp | エポキシ樹脂組成物、エポキシ樹脂硬化物、エポキシ樹脂系導電性組成物およびエポキシ樹脂系導電性硬化物 |
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